JP7009286B2 - 嵌合具及び嵌合具付き袋体 - Google Patents
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Description
本発明の請求項1記載の嵌合具11は、二重のシート材23の周囲と開口部25が封止される袋本体19の一方の前記シート材23の内面に前記開口部25に沿って接合される帯状の第1基部27を有し、該第1基部27の一方の前記シート材23と反対側の面には前記開口部25に沿って第1嵌合部29が形成される第1基材15と、
前記第1基材15と対向して前記袋本体19の他方の前記シート材23の内面に接合される帯状の第2基部35を有し、該第2基部35の他方の前記シート材23と反対側の面には前記第1嵌合部29に嵌合する第2嵌合部37が形成される第2基材17と、
前記第1基材15及び前記第2基材17のいずれか一方の開口部25側の縁部に設けられ、折り畳まれることで前記第1基部27と前記第2基部35とに挟まれるとともに、展開されることで展開側先端縁部が前記第1基材15及び前記第2基材17の開口部25側の縁部よりも内容物側と反対側に延出する延長部13と、
を具備し、前記第1基材15と第2基材17は、前記開口部25側のそれぞれの縁部が同一位置に揃って前記シート材23に接合されており、
前記延長部13は、前記縁部の位置で折り畳まれた状態で該縁部と前記第1,第2嵌合部29,37との間で前記第1基部27と前記第2基部35とに挟まれて収容され、展開された状態で前記展開側先端縁部が前記開口部25の縁部よりも突出しつまみとなることを特徴とする。
前記延長部13が、前記第1基材15及び前記第2基材17のいずれか一方の前記縁部に薄肉ヒンジ部43を介して一体に成形されていることを特徴とする。
前記第1基部27及び前記第2基部35の内容物側となる対向面の少なくとも一方には、厚みの総和を前記延長部13の厚みと等しくする補助縁部55が設けられていることを特徴とする。
前記延長部13には、折り畳まれて前記第2基部35に対向する第2基部対向面45、及び折り畳まれて前記第1基部27に対向する第1基部対向面47に、難融着層が設けられていることを特徴とする。
前記開口部25が封止された状態においては、前記延長部13は折り畳まれ前記開口部25側の縁部よりも内容物側に前記展開側先端縁部が向いており前記第1基材15と第2基材17とに挟まれて収容され、
前記開口部25を開封した後の前記延長部13が展開された状態においては、前記延長部13の展開側先端縁部が前記開口部25の縁部よりも外方に延出し、該開口部25に段差を形成してつまみとなって突出することを特徴とする。
図1は本発明の実施形態に係る嵌合具11の延長部13が展開された状態の平面図である。
本実施形態に係る嵌合具11は、第1基材15と、第2基材17と、延長部13と、を主要な構成として有する。
延長部13は、折り畳まれることで、図2に示すように、第1基部27と第2基部35とに挟まれる。この状態において、第1基部27と第2基部35とは、開口部25側の縁部が同一位置に揃う。延長部13は、展開されることで、図1に示したように、展開側先端縁部が第1基材15及び第2基材17の開口部側の縁部よりも内容物側と反対側に延出する。
本実施形態に係る嵌合具付き袋体21は、二重のシート材23からなる袋本体19の開口部25に、嵌合具11が設けられて形成される。
嵌合具付き袋体21は、嵌合具11と開口部側の封止部49との間が、開口部25を形成するために、非融着のまま密閉空間53となって残されている。この密閉空間53は、ノッチ51により嵌合具11に沿って切り裂かれる(図4中C位置)。
嵌合具57は、第1基部27及び第2基部35の内容物側となる対向面の少なくとも一方に、厚みの総和を延長部13の厚みと等しくする補助縁部55が設けられてもよい。例えば、延長部13の厚みがTである場合、第1基部27及び第2基部35の内容物側となる対向面の双方に、厚みt1(t1=T/2)の補助縁部55と、厚みt2(t2=T/2)の補助縁部55とを設けることができる。この補助縁部55は、基部27,35に対して重ねて接合する帯状部材であってもよく、或いは基材27,35自体を厚みを有して押出成形させる一体構造のものであってもよい。
嵌合具57は、袋本体19との融着時に、ヒートシールバー59にて一対のシート材23の外側からその内側に配置した第1基材15及び第2基材17を挟んで融着を行う。その際、折り畳まれた延長部13を挟む第1基材15及び第2基材17は、延長部13と反対側の対向面に補助縁部55が挟まれる。これにより、第1基材15及び第2基材17は、幅方向両側(図6の左右側)において、厚みに差が出てしまうことが抑制され、バランスよく融着が行われる。
なお、補助縁部55は、延長部13と同一の厚みTのものを、延長部13と反対側の第1基材15の対向面のみに設けてもよい。これによっても、嵌合具61と袋本体19との融着時に、第1基材15及び第2基材17の幅方向両側において、厚みに差が出てしまうことが抑制される。
また、補助縁部55は、延長部13と同一の厚みTのものを、延長部13と反対側の第2基材17の対向面のみに設けてもよい。これによっても、嵌合具63と袋本体19との融着時に、第1基材15及び第2基材17の幅方向両側において、厚みに差が出てしまうことが抑制される。
嵌合具65は、延長部13が、第1基材15及び第2基材17の双方に設けられてもよい。この場合、延長部13は、図9に示すように同一の幅長のものであってもよく、異なる幅長のもの(図示略)であってもよい。
嵌合具65は、第1基材15及び第2基材17の双方に延長部13が設けられる場合においても、それぞれの延長部13が、折り畳まれて、第1基部27と第2基部35との間に収容されて袋本体19に融着される。なお、上述と同様に、それぞれの延長部13には、難融着層が設けられることが好ましく、また、折り畳まれた際の厚みと同等となるように補助縁部を設けることとしてもよい。
嵌合具69は、第1基材15及び第2基材17の双方に延長部13が設けられる場合、それぞれの延長部13の展開側先端縁部に、弧状に突出するつまみ部67を、異なる位置で形成することが好ましい。このような構成とすることにより、嵌合具付き袋体71を開封し、延長部13を引き出したときに、前面と背面のつまみ部67の位置が互い違いとなってずれることにより、指先の挿入や、指先での摘み動作が容易になり、袋本体19の開封がより簡単にできるようになる。
本実施形態に係る嵌合具11では、第1基材15及び第2基材17の少なくとも一方の開口部側の縁部に設けられて折り畳まれた延長部13を引き出すことで、第1基材15及び第2基材17の開口部側の縁部に段差ができる。この段差により、延長部13がつまみとなって、開口部25における前面の縁部と背面の縁部の双方が指で容易に摘むことができるようになり、開口部25を捲りやすくし開封しやすくできる。再使用時には、延長部13が引き出されたままとなって残るので、第1嵌合部29と第2嵌合部37との嵌合が容易に行えるようになる。また、再度開放する際にも、延長部13がつまみとなって突出しているので、容易に開放が行える。さらに、鋏を使うような開封が行われても、内側方向に折り畳まれて延長部13が存在することから、この延長部13を切除してしまうことがない。
13…延長部
15…第1基材
17…第2基材
19…袋本体
21…嵌合具付き袋体
23…シート材
25…開口部
27…第1基部
29…第1嵌合部
35…第2基部
37…第2嵌合部
43…薄肉ヒンジ部
45…第2基部対向面
47…第1基部対向面
55…補助縁部
57,61,63,65,69…嵌合具
Claims (5)
- 二重のシート材の周囲と開口部が封止される袋本体の一方の前記シート材の内面に前記開口部に沿って接合される帯状の第1基部を有し、該第1基部の一方の前記シート材と反対側の面には前記開口部に沿って第1嵌合部が形成される第1基材と、
前記第1基材と対向して前記袋本体の他方の前記シート材の内面に接合される帯状の第2基部を有し、該第2基部の他方の前記シート材と反対側の面には前記第1嵌合部に嵌合する第2嵌合部が形成される第2基材と、
前記第1基材及び前記第2基材のいずれか一方の開口部側の縁部に設けられ、折り畳まれることで前記第1基部と前記第2基部とに挟まれるとともに、展開されることで展開側先端縁部が前記第1基材及び前記第2基材の開口部側の縁部よりも内容物側と反対側に延出する延長部と、
を具備し、前記第1基材と第2基材は、前記開口部側のそれぞれの縁部が同一位置に揃って前記シート材に接合されており、
前記延長部は、前記縁部の位置で折り畳まれた状態で該縁部と前記第1,第2嵌合部との間で前記第1基部と前記第2基部とに挟まれて収容され、展開された状態で前記展開側先端縁部が前記開口部の縁部よりも突出しつまみとなることを特徴とする嵌合具。 - 請求項1記載の嵌合具であって、
前記延長部が、前記第1基材及び前記第2基材のいずれか一方の前記縁部に薄肉ヒンジ部を介して一体に成形されていることを特徴とする嵌合具。 - 請求項1または2に記載の嵌合具であって、
前記第1基部及び前記第2基部の内容物側となる対向面の少なくとも一方には、厚みの総和を前記延長部の厚みと等しくする補助縁部が設けられていることを特徴とする嵌合具。 - 請求項1~3のいずれか1つに記載の嵌合具であって、
前記延長部には、折り畳まれて前記第2基部に対向する第2基部対向面、及び折り畳まれて前記第1基部に対向する第1基部対向面に、難融着層が設けられていることを特徴とする嵌合具。 - 請求項1~4のいずれか1つに記載の嵌合具が、前記二重のシート材からなる前記袋本体の前記開口部に設けられ、
前記開口部が封止された状態においては、前記延長部は折り畳まれ前記縁部よりも内容物側に前記展開側先端縁部が向いており前記第1基材と第2基材とに挟まれて収容され、
前記開口部を開封した後の前記延長部が展開された状態においては、前記延長部の展開側先端縁部が前記開口部よりも外方に延出し、該開口部に段差を形成してつまみとなって突出することを特徴とする嵌合具付き袋体。
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JP3209905U (ja) | 2017-01-31 | 2017-04-13 | 泰介 小原 | 袋体 |
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