JP7008868B1 - 無線装置、無線制御方法、制御回路および記憶媒体 - Google Patents

無線装置、無線制御方法、制御回路および記憶媒体 Download PDF

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Abstract

無線装置(100)は、車両に搭載され、各種機能を実現するための超広帯域無線信号の送受信を時分割で行う無線処理部(1)と、無線処理部(1)による超広帯域無線信号の送受信結果に基づいて各種機能を実現するアプリケーション部(5)と、アプリケーション部(5)が実現する機能ごとに異なる超広帯域無線信号の送受信動作を無線処理部(1)が実行する順番をスケジューリングするスケジューラ部(6)と、を備える。

Description

本開示は、UWB(Ultra Wide Band)に対応する無線装置、無線制御方法、制御回路および記憶媒体に関する。
超広帯域無線と呼ばれるUWBは、通信機器同士の通信により、通信機器間の距離を高精度に検出できるという特徴がある。
UWBの上記の特徴を利用した従来技術として自動車のキーレスエントリーシステムが存在する(特許文献1参照)。特許文献1に記載のキーレスエントリーシステムを含む車両用電子キーシステムにおいては、車載器が、車両のユーザが携帯する無線装置である携帯機とUWBによる通信を行い携帯機の位置を検出し、携帯機が定められた範囲内に存在していればドアのロック解除を許容する、エンジンの始動を許容する、といった制御を行う。
特開2018-91071号公報
近年の自動車には、上記のようなキーレスエントリー機能の他にも無線信号処理技術を利用する機能が搭載されるようになってきている。具体的には、レーダ機能、路車間通信機能、車車間通信機能などが自動車に搭載されるようになってきている。しかしながら、これらの各機能を実現するための無線信号処理回路は各機能に対して個別に搭載されるため、部品点数が多くなるという問題があった。無線信号処理技術を利用して実現される各種機能の中には必要な無線信号処理回路の構成が同様のものも存在するが、必要な無線信号処理回路の構成が同様の機能であっても、機能ごとに個別に無線信号処理回路が設けられる構成とされていた。
本開示は、上記に鑑みてなされたものであって、車両に搭載される部品の数を削減することが可能な無線装置を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本開示にかかる無線装置は、車両に搭載され、各種機能を実現するための超広帯域無線信号の送受信を時分割で行う無線処理部を備える。また、無線装置は、無線処理部による超広帯域無線信号の送受信結果に基づいて各種機能を実現するアプリケーション部と、アプリケーション部が実現する機能ごとに異なる役割での超広帯域無線信号の送受信動作、を無線処理部が実行する順番をスケジューリングするスケジューラ部と、を備える。アプリケーション部が実現する各種機能は、車両の周囲に存在する物体を検知するレーダ機能、および、自動運転のために車両の位置を推定するビーコン測距機能の少なくとも一方を含む。スケジューラ部は、車両が停車中の場合、各種機能のうち、レーダ機能およびビーコン測距機能以外の機能を対象としてスケジューリングを行い、車両が走行中の場合はレーダ機能のための送受信動作の実行頻度が他の機能のための送受信動作の実行頻度よりも高くなるようにスケジューリングを行う。
本開示によれば、車両に搭載される部品の数を削減することが可能な無線装置を実現できる、という効果を奏する。
実施の形態1にかかる無線装置の構成例を示す図 実施の形態1にかかる無線装置の無線処理部を構成する複数の送受信部の設置位置の一例を示す図 実施の形態1にかかる無線装置のアプリケーション部が実現する機能を説明するための第1の図 実施の形態1にかかる無線装置のアプリケーション部が実現する機能を説明するための第2の図 実施の形態1にかかる無線装置のアプリケーション部が実現する機能を説明するための第3の図 実施の形態1にかかる無線装置のスケジューラ部によるスケジューリング結果の一例を示す図 実施の形態2にかかる無線装置のスケジューラ部によるスケジューリング結果の第1の例を示す図 実施の形態2にかかる無線装置のスケジューラ部によるスケジューリング結果の第2の例を示す図 実施の形態2にかかる無線装置のスケジューラ部によるスケジューリング結果の第3の例を示す図 実施の形態2にかかる無線装置のスケジューラ部の動作の一例を示すフローチャート 実施の形態3にかかる無線装置の動作の一例を説明するための図 実施の形態3にかかる無線装置のスケジューラ部の動作の一例を示すフローチャート 実施の形態4にかかる無線装置の動作の一例を説明するための図 実施の形態1~4にかかる無線装置を実現するハードウェアの一例を示す図
以下に、本開示の実施の形態にかかる無線装置、無線制御方法、制御回路および記憶媒体を図面に基づいて詳細に説明する。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1にかかる無線装置100の構成例を示す図である。無線装置100は、超広帯域無線信号であるUWBの無線信号(以下、UWB信号と称する)の送信および受信が可能な装置である。また、無線装置100は、自動車に搭載され、UWB信号の送信および受信を行うことにより得られる情報に基づいて複数の機能を実現して自動車のユーザに提供する。無線装置100がユーザに提供する機能の例は、キーレスエントリー機能、レーダ機能、運転補助機能などである。
図1に示すように、無線装置100は、無線処理部1、レーダ信号処理部2、測距部3、通信部4、アプリケーション部5およびスケジューラ部6を備える。無線処理部1は、複数の送受信部11を備え、送受信部11の各々は、UWB信号を送受信する。ここで、送受信部11の各々は、無線装置100が搭載される自動車の例えば図2に示す位置に設置される。図2は、実施の形態1にかかる無線装置100の無線処理部1を構成する複数の送受信部11の設置位置の一例を示す図である。図2に示すように、複数の送受信部11は、例えば、車両200の車室前方の左右および車室後方の左右4箇所に設置される。
レーダ信号処理部2は、無線処理部1を介してパルス状の信号であるパルス波を送信する処理と、送信したパルス波の反射波を受信する処理とを行い、パルス波を反射した物体までの距離を算出する。このレーダ信号処理部2が行う信号処理は、既存のパルスレーダが行うパルス波の送信処理、反射波の受信処理および物体までの距離を算出する処理と同様のものである。
測距部3は、測距対象物が送信するUWB信号の受信結果に基づいて測距対象物までの距離を推定する。ここで、測距対象物はUWB信号を送信可能な機器であり、例えば自動車のドアの自動開錠などを実現するスマートエントリーシステムのスマートキーが該当する。測距部3は、測距対象物からUWB信号を受信すると、UWB信号の送信時刻と受信時刻との差分に基づいて測距対象物までの距離を求める。測距部3は、測距対象物までの距離を推定する処理は上記のスマートエントリーシステムにおいて車両とスマートキーとの距離を推定する処理と同様のものである。
通信部4は、UWBを用いた通信が可能な他の機器と通信を行いデータを送受信する。
アプリケーション部5は、レーダ信号処理部2、測距部3および通信部4のそれぞれが実行した処理の結果に基づいて、無線装置100が搭載された車両200のユーザに提供する各種機能を実現する。アプリケーション部5が実現する機能の例について、図3~図5を用いて説明する。
図3は、実施の形態1にかかる無線装置100のアプリケーション部5が実現する機能を説明するための第1の図である。
図3は、車両200のユーザと紐付けられた車両キー51の位置を推定し、推定結果に基づいてユーザに許可する操作を決定する車両キー機能を示す。この車両キー機能では、車両キー51が正規のものか否かの判定、すなわち、車両キー51が車両200のユーザと紐付けられたものであるか否かの判定を行い、車両キー51が正規のものである場合、車両キー51の位置を推定する。車両キー51が正規のものか否かの判定は、従来のスマートエントリーシステムではLF(Low Frequency)帯およびUHF(Ultra High Frequency)帯を使用して行うのが一般的であったが、本実施の形態の無線装置100は、UWBを使用して行う。すなわち、車両キー51には識別情報としてID(IDentifier)が割り当てられており、アプリケーション部5は、車両キー51に割り当てられているIDを送受信部11および通信部4を介して取得し、取得しているIDが車両200のユーザと紐付けられたIDと一致していれば車両キー51が正規のものであると判断する。また、アプリケーション部5は、車両キー51の位置を三点測位で推定する。すなわち、アプリケーション部5は、複数の送受信部11の中の3つの送受信部11それぞれの設置位置と車両キー51との距離に基づいて、車両キー51の推定位置を算出する。送受信部11それぞれの設置位置と車両キー51との距離は測距部3が算出する。
図4は、実施の形態1にかかる無線装置100のアプリケーション部5が実現する機能を説明するための第2の図である。
図4は、車両200の周囲に存在する障害物を検出するレーダ機能を示す。このレーダ機能では、レーダ信号処理部2が4つの送受信部11それぞれを介してパルス波を送信し、その反射波を受信する。アプリケーション部5は、反射波の受信結果に基づいて障害物を検知すると、例えば、障害物の存在を車両200の運転者であるユーザに報知する、車両200に対して減速または停止を指示する、といった処理を行う。
図5は、実施の形態1にかかる無線装置100のアプリケーション部5が実現する機能を説明するための第3の図である。
図5は、車両200の自動運転を補助するビーコン測距機能を示す。より詳細には、図5は、車両200を駐車する際に自動運転で車両200を駐車位置に移動させる機能を示す。図5に示すビーコン測距機能では、アプリケーション部5が、駐車位置の近辺に設置されているビーコンとしての複数のUWB端末61それぞれと複数の送受信部11それぞれの設置位置との距離に基づいて車両200の絶対位置を推定する。複数のUWB端末61それぞれと複数の送受信部11それぞれの設置位置との距離は測距部3が求める。アプリケーション部5は、車両200の絶対位置の推定結果を外部に出力する。なお、車両200の絶対位置の推定結果は、車両200に搭載された、図示を省略した自動運転システムに受け渡される。自動運転システムが、車両200の絶対位置の推定結果に基づいて車両200を駐車位置に移動させる。
スケジューラ部6は、レーダ信号処理部2、測距部3および通信部4のそれぞれが時分割で無線処理部1を使用する順番をスケジューリングし、決定結果に従って動作するよう、レーダ信号処理部2、測距部3、通信部4およびアプリケーション部5に指示を行う。レーダ信号処理部2、測距部3および通信部4は、スケジューラ部6から指示された順番に従って無線処理部1を使用してUWB信号の送受信を行い、アプリケーション部5が上述した各機能を実現するために必要な情報を生成する。アプリケーション部5は、レーダ信号処理部2、測距部3および通信部4で生成された情報を使用して上述した各機能を実現する。
スケジューラ部6は、例えば、図6に示す順番でレーダ信号処理部2、測距部3、通信部4およびアプリケーション部5が動作するようスケジューリングを行う。図6は、実施の形態1にかかる無線装置100のスケジューラ部6によるスケジューリング結果の一例を示す図である。
図6に示す例の場合、スケジューラ部6は、6つの区間に分割された1周期のどの区間でどの機能を実現するかを決定する。具体的には、スケジューラ部6は、1周期を構成する6区間のうち、1つの区間で車両キー機能(図3参照)を実現し、3つの区間でレーダ機能(図4参照)を実現し、2つの区間でビーコン測距機能(図5参照)を実現するよう、スケジューリングを行う。なお、1周期あたりの各機能の実現回数および各機能を実現する順番は一例であり図6に示したものに限定されない。例えば、1周期あたりに3つの機能のそれぞれを2区間で実現するようにしてもよい。
スケジューラ部6は、無線装置100が搭載された車両200の状態を示す車両情報201に基づいてスケジューリングを行ってもよい。車両情報201に基づいてスケジューリングを行う場合については実施の形態2以降で説明する。
以上説明したように、実施の形態1にかかる無線装置100は、UWB信号を送受信する無線処理部1と、UWB信号の送受信動作を伴う複数の機能を実現するレーダ信号処理部2、測距部3、通信部4およびアプリケーション部5と、を備え、時分割で無線処理部1を使用して、UWB信号の送受信動作を伴う機能のそれぞれで必要なUWB信号の送受信動作を行う。また、無線装置100は、各機能で必要なUWB信号の送受信動作を実行する順番をスケジューリングするスケジューラ部6を備える。実施の形態1にかかる無線装置100によれば、UWB信号の送受信回路を、UWB信号の送受信動作を伴う機能ごとに個別に準備する必要が無くなり、部品点数の削減が可能となる。すなわち、無線装置100を搭載する車両200に搭載される部品点数を削減することが可能となる。
実施の形態2.
つづいて実施の形態2にかかる無線装置について説明する。実施の形態2にかかる無線装置の構成は実施の形態1と同様である(図1参照)。また、送受信部11の設置位置も実施の形態1と同様である(図2参照)。そのため、本実施の形態においても図1および図2を使用して説明を行う。なお、本実施の形態では実施の形態1と異なる部分について説明を行う。
実施の形態2にかかる無線装置100は、実施の形態1と同様に、車両キー機能、レーダ機能およびビーコン測距機能のそれぞれに対応するUWB信号の送受信動作を時分割で実行するものとする。
実施の形態1にかかる無線装置100では実現する複数の機能のそれぞれに対応するUWB信号の送受信動作を実行する順番および頻度を固定とした。これに対して、実施の形態2にかかる無線装置100は、UWB信号の送受信動作を実行する順番および頻度を車両200の状態に応じて変更する。すなわち、実施の形態2にかかる無線装置100においては、スケジューラ部6が車両情報201に基づいてスケジューリングを行う。
車両情報201は、車両200のエンジンが動作中か否か、車両200が走行中か否か、車両200が自動運転モードか否か、車両200の移動速度、などを示す。車両情報201は、これら以外の車両200の状態を示す情報であってもよい。
スケジューラ部6は、車両200が停車中の場合、例えば、図7に示すパターンP1の動作となるようにスケジューリングを行う。図7は、実施の形態2にかかる無線装置100のスケジューラ部6によるスケジューリング結果の第1の例を示す図である。車両200が停車中の場合はレーダ機能およびビーコン測距機能は必要ないと考えられる。そのため、スケジューラ部6は、図7に示す第1の例のように、全ての区間を、車両キー機能を実現するためのUWB信号の送受信動作に割り当てる。
また、スケジューラ部6は、車両200が走行中の場合、例えば、図8に示すパターンP2の動作となるようにスケジューリングを行う。図8は、実施の形態2にかかる無線装置100のスケジューラ部6によるスケジューリング結果の第2の例を示す図である。車両200が走行中の場合はレーダ機能の重要度すなわち使用頻度が高く、一方、車両キー機能およびビーコン測距機能の使用頻度は低いと考えられる。そのため、スケジューラ部6は、図8に示す第2の例のように、より重要度が高いレーダ機能を実現するためのUWB信号の送受信動作の実行頻度が高くなるようにスケジューリングを行う。図8に示すパターンP2の場合、スケジューラ部6は、1周期内の5区間をレーダ機能を実現するためのUWB信号の送受信動作に割り当て、残りの1区間を車両キー機能を実現するためのUWB信号の送受信動作に割り当てる。
また、スケジューラ部6は、車両200が自動運転モードの場合、例えば、図9に示すパターンP3の動作となるようにスケジューリングを行う。図9は、実施の形態2にかかる無線装置100のスケジューラ部6によるスケジューリング結果の第3の例を示す図である。ここでは、ビーコン測距機能を使用して自動運転を行うものとする。この場合、レーダ機能の使用頻度が最も高く、ビーコン測距機能の使用頻度が次に高く、車両キー機能の使用頻度は最も低いと考えられる。そのため、スケジューラ部6は、図9に示す第3の例のように、レーダ機能を実現するためのUWB信号の送受信動作の実行頻度が最も高く、次にビーコン測距機能を実現するためのUWB信号の送受信動作の実行頻度が高くなるようにスケジューリングを行う。図9に示すパターンP3の場合、スケジューラ部6は、1周期内の3区間をレーダ機能を実現するためのUWB信号の送受信動作に割り当て、残りの3区間のうちの2区間をビーコン測距機能を実現するためのUWB信号の送受信動作に割り当て、残りの1区間を車両キー機能を実現するためのUWB信号の送受信動作に割り当てる。
実施の形態2にかかる無線装置100のスケジューラ部6の動作をフローチャートで示すと図10のようになる。図10は、実施の形態2にかかる無線装置100のスケジューラ部6の動作の一例を示すフローチャートである。
図10に示すように、スケジューラ部6は、まず、車両情報201を取得する(ステップS11)。スケジューラ部6は、車両200内に構築された通信ネットワークを介して、車両200が停車中か否かを示す情報と、自動運転モード中か否かを示す情報とを車両情報201として取得する。車両200が停車中か否かを示す情報は、車両200が停車中か否かを判別可能な情報、例えば車両200の移動速度情報でもよい。自動運転モード中か否かを示す情報は、自動運転モード中か否かを判別可能な情報であればどのような情報であってもよい。
スケジューラ部6は、次に、車両200が停車中か否かを確認し(ステップS12)、車両200が停車中の場合(ステップS12:Yes)、パターンP1を使用することに決定する(ステップS14)。すなわち、スケジューラ部6は、図7に示すパターンP1の動作となるよう、レーダ信号処理部2、測距部3、通信部4およびアプリケーション部5に動作指示を行う。
車両200が停車中ではない場合(ステップS12:No)、スケジューラ部6は、自動運転モードか否かを確認する(ステップS13)。自動運転モードの場合(ステップS13:Yes)、スケジューラ部6は、パターンP3を使用することに決定する(ステップS16)。すなわち、スケジューラ部6は、図9に示すパターンP3の動作となるよう、レーダ信号処理部2、測距部3、通信部4およびアプリケーション部5に動作指示を行う。一方、自動運転モードではない場合(ステップS13:No)、スケジューラ部6は、パターンP2を使用することに決定する(ステップS15)。すなわち、スケジューラ部6は、図8に示すパターンP2の動作となるよう、レーダ信号処理部2、測距部3、通信部4およびアプリケーション部5に動作指示を行う。
スケジューラ部6は以上のステップS11~S16の処理を繰り返し実行し、車両200の状態に対応するパターンで各機能に対応するUWB信号の送受信動作を行うようスケジューリングを行う。スケジューラ部6は、例えば、図7~図9に示す1周期の整数倍の周期でステップS11~S16の処理を繰り返す。
本実施の形態の説明で使用した上記のパターンP1~P3は予め準備されているものとする。
なお、本実施の形態では、車両200が停車中か否か、および、自動運転モードか否か、を考慮して各機能を実現するためのUWB信号の送受信動作の実行順序のパターンを変更する例を説明したが、これら以外の車両200の状態を考慮してパターンを変更するようにしてもよい。例えば、エンジンが動作中か否か、ドアロックが施錠されているか否か、走行速度などをさらに考慮し、各状態に応じてパターンを変更してもよい。
以上説明したように、実施の形態2にかかる無線装置100のスケジューラ部6は、各機能を実現するためのUWB信号の送受信動作を実行する順番を車両200の状態に基づいて決定する。実施の形態2にかかる無線装置100は、実施の形態1と同様に車両200に搭載される部品点数を削減することが可能となり、また、車両200の状態に応じて、その時点で重要度が高い機能を実現するためのUWB信号の送受信動作の実行頻度を高めることができる。
実施の形態3.
つづいて実施の形態3にかかる無線装置について説明する。実施の形態3にかかる無線装置の構成は実施の形態1および2と同様である(図1参照)。また、送受信部11の設置位置も実施の形態1および2と同様である(図2参照)。そのため、本実施の形態においても図1および図2を使用して説明を行う。なお、本実施の形態では実施の形態1および2と異なる部分について説明を行う。
実施の形態3にかかる無線装置100は、実施の形態1および2と同様に、車両キー機能、レーダ機能およびビーコン測距機能のそれぞれを実現するためのUWB信号の送受信動作を時分割で実行するものとする。
実施の形態2にかかる無線装置100ではスケジューラ部6が車両情報201を取得して車両200の状態を確認し、実現する複数の機能のそれぞれを実現するためのUWB信号の送受信動作を実行する順番および頻度を車両200の状態に応じて変更することとした。これに対して、実施の形態3にかかる無線装置100は、外部からの割り込みが発生すると、実現する複数の機能のそれぞれを実現するためのUWB信号の送受信動作を実行する順番および頻度を変更する。すなわち、実施の形態3にかかる無線装置100のスケジューラ部6は、車両200の状態が変化したことを示す割り込みが発生すると、実現する複数の機能のそれぞれを実現するためのUWB信号の送受信動作を実行する順番および頻度を変更する。
図11は、実施の形態3にかかる無線装置100の動作の一例を説明するための図である。図11は、自動バレーパーキングシステムを使用して車両200を駐車場に駐車する場合の動作を示す。図11に示す動作では、車両200に搭載された自動運転システムが無線装置100を介して駐車場内に設置されたUWB端末61と通信を行い駐車位置の状態を確認し、自動運転システムが空車状態の駐車位置を発見すると、無線装置100は運転モードに対応する動作パターンから駐車モードに対応する動作パターンに切り替える。ここでの運転モードとは、車両200の運転をユーザが手動で行うモードである。駐車モードとは、上述したビーコン測距機能を使用した自動運転により車両200を空車状態の駐車位置に駐車させるモードである。無線装置100のスケジューラ部6は、車両200に搭載された自動運転システムから空車状態の駐車位置を発見したことを示す通知すなわち割り込みを受けると、UWB信号の送受信動作の動作パターンを駐車モードに対応する動作パターンに切り替える。図11に示す例では、運転モードに対応する動作パターンは、車両キー機能を実現するためのUWB信号の送受信動作とレーダ機能を実現するためのUWB信号の送受信動作とを含む。一方、駐車モードに対応する動作パターンはビーコン測距機能を実現するためのUWB信号の送受信動作とレーダ機能を実現するためのUWB信号の送受信動作とを含む。
実施の形態3にかかる無線装置100のスケジューラ部6の動作をフローチャートで示すと図12のようになる。図12は、実施の形態3にかかる無線装置100のスケジューラ部6の動作の一例を示すフローチャートである。
図12に示すように、スケジューラ部6は、まず、割り込みがあるか否かを確認し(ステップS21)、割り込みが無い場合(ステップS21:No)、ステップS21を繰り返す。
割り込みがある場合(ステップS21:Yes)、スケジューラ部6は、UWB信号の送受信動作の動作パターンを割り込みに対応する動作パターンに変更する(ステップS22)。例えば、上記の図11に示す動作の場合、すなわち、運転モードから駐車モードに切り替わったことを示す割り込みがある場合、スケジューラ部6は、駐車モードに対応する動作パターンに変更する。
その後、スケジューラ部6は、割り込み発生に伴い開始された動作が完了したか否かを確認する(ステップS23)。例えば、上記の図11に示す動作の場合、スケジューラ部6は、空車状態の駐車位置を発見したことに伴い開始した自動運転動作、すなわち、車両200を自動運転により駐車位置に駐車させる動作が完了したか否かを確認する。
スケジューラ部6は、割り込み発生に伴い開始された動作が完了していない場合(ステップS23:No)、ステップS23を繰り返す。一方、割り込み発生に伴い開始された動作が完了した場合(ステップS23:Yes)、スケジューラ部6は、UWB信号の送受信動作の動作パターンを割り込み発生前の動作パターンに戻し(ステップS24)、ステップS21に戻って割り込みがあるか否かを確認する。
以上説明したように、実施の形態3にかかる無線装置100のスケジューラ部6は、車両200の状態が変化したことを示す割り込みが発生すると、実現する複数の機能のそれぞれに対応するUWB信号の送受信動作を実行する順番および頻度を変更する。実施の形態3にかかる無線装置100は、実施の形態1と同様に車両200に搭載される部品点数を削減することが可能となり、また、実施の形態2と同様に、車両200の状態に応じて、その時点で重要度が高い機能を実現するためのUWB信号の送受信動作の実行頻度を高めることができる。
なお、無線装置100は、実施の形態2で説明した動作を行いつつ本実施の形態で説明した動作を行うようにしてもよい。すなわち、無線装置100は、実施の形態2で説明した動作を行いつつ割り込み発生の有無を確認し、割り込みが発生した場合はUWB信号の送受信動作の動作パターンを割り込みに対応する動作パターンに変更するようにしてもよい。
実施の形態4.
つづいて実施の形態4にかかる無線装置について説明する。実施の形態4にかかる無線装置の構成は実施の形態1~3と同様である(図1参照)。また、送受信部11の設置位置も実施の形態1~3と同様である(図2参照)。そのため、本実施の形態においても図1および図2を使用して説明を行う。なお、本実施の形態では実施の形態1~3と異なる部分について説明を行う。
実施の形態1~3にかかる無線装置100では、複数の送受信部11の全てが、ある機能を実現するためのUWB信号の送受信動作を同時に行うこととした。すなわち、実施の形態1~3にかかる無線装置100は、1周期を複数の区間に分け、複数の機能のそれぞれを実現するためのUWB信号の送受信動作を時分割で行うが、各区間では、全ての送受信部11が同じUWB信号の送受信動作を行う。これに対して、実施の形態4にかかる無線装置100では、1つの区間で各送受信部11が異なるUWB信号の送受信動作を行うことを可能とする。例えば、ある区間において、一部の送受信部11が第1の機能を実現するためのUWB信号の送受信動作を行い、残りの送受信部11が第2の機能を実現するためのUWB信号の送受信動作を行う。
図13は、実施の形態4にかかる無線装置100の動作の一例を説明するための図である。図13に示す動作例では、無線装置100の4つの送受信部11のうち、歩道から離れている側に設置されている2つの送受信部11である車道側の送受信部11aが、レーダ機能を優先的に実現するための動作パターン(以下、レーダ機能優先パターンとする)でUWB信号の送受信動作を行う。また、無線装置100の4つの送受信部11のうち、歩道に近い側に設置されている2つの送受信部11である歩道側の送受信部11bが、通信機能を優先的に実現するための動作パターン(以下、通信機能優先パターンとする)でUWB信号の送受信動作を行う。図13に示す例では、送受信部11aは、1周期の6区間のうち、5区間でレーダ機能を実現するためのUWB信号の送受信動作を行い、1区間で車両キー機能を実現するためのUWB信号の送受信動作を行う。一方、送受信部11bは、1周期の6区間のうち、4区間で通信機能を実現するためのUWB信号の送受信動作を行い、1区間でレーダ機能を実現するためのUWB信号の送受信動作を行い、1区間で車両キー機能を実現するためのUWB信号の送受信動作を行う。
レーダ機能は障害物などを検知するために使用し、通信機能は歩道に存在するUWB端末との間で情報を送受信するために使用する。歩道に存在するUWB端末は、例えば、歩道に存在する人が携帯するスマートフォンである。車両200が自動運転するタクシーである場合、配車を依頼した人を通信機能により探索する。この場合、無線装置100のスケジューラ部6は、タクシー事業者が管理する配車システムから配車依頼が来ると、送受信部11bが通信機能優先パターンでUWB信号の送受信動作を行うようにスケジューリングを行う。スケジューラ部6は、配車依頼が来る前、および、依頼者の探索が終了した後は、送受信部11bもレーダ機能優先パターンでUWB信号の送受信動作を行うようにスケジューリングを行う。すなわち、無線装置100において、送受信部11aおよび11bは、通常はレーダ機能優先パターンでUWB信号の送受信動作を行っており、タクシーの配車依頼を受けると、送受信部11bが、通信機能優先パターンでのUWB信号の送受信動作を開始する。タクシーの配車依頼は、実施の形態3と同様に外部からの割り込みによりスケジューラ部6に通知される。
なお、本実施の形態では、スケジューラ部6は複数の送受信部11を歩道側の送受信部11bと車道側の送受信部11aとに分けてスケジューリングを行うこととしたが、歩道側のいずれか1つの送受信部11と残りの送受信部11とに分けてスケジューリングを行うようにしてもよい。例えば、スケジューラ部6は、タクシーの配車依頼を通知する割り込みが発生した場合に歩道側前方の送受信部11のUWB信号の送受信動作を通信機能優先パターンに切り替え、残りの3つの送受信部11のUWB信号の送受信動作はレーダ機能優先パターンを継続するようにしてもよい。また、複数の送受信部11を2つのグループに分けてグループごとにスケジューリングを行うこととしたが、3つ以上のグループに分けてグループごとにスケジューリングを行うようにしてもよい。さらに、複数の送受信部11のそれぞれについて個別にスケジューリングを行うようにしてもよい。
以上説明したように、実施の形態4にかかる無線装置100のスケジューラ部6は、複数の送受信部11が異なるUWB信号の送受信動作を並行して行うようにスケジューリングを行う。これにより、実施の形態1~3にかかる無線装置100と同様の効果を得ることができ、さらに、異なる機能を同時に実現することができる。
つづいて、各実施の形態で説明した無線装置100のハードウェア構成について説明する。無線装置100は、例えば、図14に示すハードウェア、具体的には、プロセッサ101と、メモリ102と、複数のUWBモジュール103とで実現される。図14は、実施の形態1~4にかかる無線装置100を実現するハードウェアの一例を示す図である。
プロセッサ101は、CPU(Central Processing Unit、中央処理装置、処理装置、演算装置、マイクロプロセッサ、マイクロコンピュータ、DSP(Digital Signal Processor)ともいう)、システムLSI(Large Scale Integration)などである。メモリ102は、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、EEPROM(登録商標)(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)などである。UWBモジュール103は超広帯域無線信号の送信および受信を行うための電子回路が一纏めにされた部品である。
無線装置100無線処理部1は複数のUWBモジュール103で実現される。すなわち、無線処理部1の複数の送受信部11のそれぞれは複数のUWBモジュール103で実現され、より詳細には、1つの送受信部11が1つのUWBモジュール103で実現される。
無線装置100のレーダ信号処理部2、測距部3、通信部4、アプリケーション部5およびスケジューラ部6は、プロセッサ101およびメモリ102で実現される。すなわち、レーダ信号処理部2、測距部3、通信部4、アプリケーション部5およびスケジューラ部6として動作するためのプログラムをメモリ102に格納しておき、このプログラムをプロセッサ101が読み出して実行することにより、無線装置100のレーダ信号処理部2、測距部3、通信部4、アプリケーション部5およびスケジューラ部6が実現される。
なお、メモリ102に格納される、レーダ信号処理部2、測距部3、通信部4、アプリケーション部5およびスケジューラ部6として動作するためのプログラムは、例えば、CD(Compact Disc)-ROM、DVD(Digital Versatile Disc)-ROMなどの記憶媒体に書き込まれた状態でユーザ等に提供される形態であってもよいし、ネットワークを介して提供される形態であってもよい。
また、図14は汎用のプロセッサ101およびメモリ102により無線装置100を実現する場合のハードウェアの例であるが、プロセッサ101およびメモリ102の代わりに専用の処理回路で無線装置100を実現してもよい。すなわち、専用の処理回路でレーダ信号処理部2、測距部3、通信部4、アプリケーション部5およびスケジューラ部6を実現してもよい。ここで、レーダ信号処理部2、測距部3、通信部4、アプリケーション部5およびスケジューラ部6を実現する専用の処理回路は、単一回路、複合回路、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)、またはこれらを組み合わせた回路である。
以上の実施の形態に示した構成は、一例を示すものであり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、実施の形態同士を組み合わせることも可能であるし、要旨を逸脱しない範囲で、構成の一部を省略、変更することも可能である。
1 無線処理部、2 レーダ信号処理部、3 測距部、4 通信部、5 アプリケーション部、6 スケジューラ部、11,11a,11b 送受信部、51 車両キー、61 UWB端末、100 無線装置、200 車両、201 車両情報。

Claims (8)

  1. 車両に搭載され、各種機能を実現するための超広帯域無線信号の送受信を時分割で行う無線処理部と、
    前記無線処理部による前記超広帯域無線信号の送受信結果に基づいて前記各種機能を実現するアプリケーション部と、
    前記アプリケーション部が実現する機能ごとに異なる役割での前記超広帯域無線信号の送受信動作、を前記無線処理部が実行する順番をスケジューリングするスケジューラ部と、
    を備え、
    前記アプリケーション部が実現する各種機能は、前記車両の周囲に存在する物体を検知するレーダ機能、および、自動運転のために前記車両の位置を推定するビーコン測距機能の少なくとも一方を含み、
    前記スケジューラ部は、前記車両が停車中の場合、前記各種機能のうち、前記レーダ機能および前記ビーコン測距機能以外の機能を対象として前記スケジューリングを行い、前記車両が走行中の場合は前記レーダ機能のための送受信動作の実行頻度が他の機能のための送受信動作の実行頻度よりも高くなるように前記スケジューリングを行う、
    ことを特徴とする無線装置。
  2. 前記無線処理部が前記送受信動作を実行する順番のパターンを前記車両の状態ごとに予め準備しておき、
    前記スケジューラ部は、予め準備されているパターンのうち、前記車両の状態に対応するパターンに従って前記スケジューリングを行う、
    ことを特徴とする請求項に記載の無線装置。
  3. 前記スケジューラ部は、前記車両の状態の変化を示す通知を外部から受け取った場合に前記スケジューリングを行う、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の無線装置。
  4. 前記無線処理部は前記超広帯域無線信号を送受信する送受信部を複数備え、
    前記スケジューラ部は、前記機能ごとに異なる前記超広帯域無線信号の送受信動作を実行する順番を、前記送受信部ごとに個別にスケジューリングする、
    ことを特徴とする請求項1からのいずれか一つに記載の無線装置。
  5. 複数の前記送受信部が前記車両の車室前方の左右および車室後方の左右に設置され、
    前記スケジューラ部は、歩道に近い側に設置されている前記送受信部と、歩道から離れている側に設置された前記送受信部とに分けて前記スケジューリングを行う、
    ことを特徴とする請求項に記載の無線装置。
  6. 車両に搭載された無線装置が、前記車両のユーザに提供する各種機能を実現するための超広帯域無線信号の送受信を行う場合の無線制御方法であって、
    実現する機能ごとに異なる役割での前記超広帯域無線信号の送受信動作、を実行する順番のスケジューリングを行うステップと、
    前記送受信動作を前記スケジューリングの結果に従って時分割で行うステップと、
    を含み、
    前記各種機能は、前記車両の周囲に存在する物体を検知するレーダ機能、および、自動運転のために前記車両の位置を推定するビーコン測距機能の少なくとも一方を含み、
    前記スケジューリングを行うステップでは、前記車両が停車中の場合、前記各種機能のうち、前記レーダ機能および前記ビーコン測距機能以外の機能を対象として前記スケジューリングを行い、前記車両が走行中の場合は前記レーダ機能のための送受信動作の実行頻度が他の機能のための送受信動作の実行頻度よりも高くなるように前記スケジューリングを行う、
    ことを特徴とする無線制御方法。
  7. 車両に搭載された状態で各種機能を実現するための超広帯域無線信号の送受信を行う無線装置を制御する制御回路であって、
    実現する機能ごとに異なる役割での前記超広帯域無線信号の送受信動作、を実行する順番のスケジューリングを行うステップと、
    前記送受信動作を前記スケジューリングの結果に従って時分割で行うステップと、
    を前記無線装置に実行させ、
    前記各種機能は、前記車両の周囲に存在する物体を検知するレーダ機能、および、自動運転のために前記車両の位置を推定するビーコン測距機能の少なくとも一方を含み、
    前記スケジューリングを行うステップにおいて、前記無線装置は、前記車両が停車中の場合、前記各種機能のうち、前記レーダ機能および前記ビーコン測距機能以外の機能を対象として前記スケジューリングを行い、前記車両が走行中の場合は前記レーダ機能のための送受信動作の実行頻度が他の機能のための送受信動作の実行頻度よりも高くなるように前記スケジューリングを行う、
    ことを特徴とする制御回路。
  8. 車両に搭載された状態で各種機能を実現するための超広帯域無線信号の送受信を行う無線装置を制御するプログラムを記憶する記憶媒体であって、
    前記プログラムは、
    実現する機能ごとに異なる役割での前記超広帯域無線信号の送受信動作、を実行する順番のスケジューリングを行うステップと、
    前記送受信動作を前記スケジューリングの結果に従って時分割で行うステップと、
    を前記無線装置に実行させ、
    前記各種機能は、前記車両の周囲に存在する物体を検知するレーダ機能、および、自動運転のために前記車両の位置を推定するビーコン測距機能の少なくとも一方を含み、
    前記スケジューリングを行うステップにおいて、前記無線装置は、前記車両が停車中の場合、前記各種機能のうち、前記レーダ機能および前記ビーコン測距機能以外の機能を対象として前記スケジューリングを行い、前記車両が走行中の場合は前記レーダ機能のための送受信動作の実行頻度が他の機能のための送受信動作の実行頻度よりも高くなるように前記スケジューリングを行う、
    ことを特徴とする記憶媒体。
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