JP7007952B2 - 廃棄物運搬具及び廃棄物の運搬方法 - Google Patents
廃棄物運搬具及び廃棄物の運搬方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP7007952B2 JP7007952B2 JP2018041810A JP2018041810A JP7007952B2 JP 7007952 B2 JP7007952 B2 JP 7007952B2 JP 2018041810 A JP2018041810 A JP 2018041810A JP 2018041810 A JP2018041810 A JP 2018041810A JP 7007952 B2 JP7007952 B2 JP 7007952B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bag body
- waste
- truck
- release
- string
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Description
特に、揮発性有害物質を含む汚染土壌などの廃棄物は、運搬中での揮発性有害物質の大気への拡散を防止するために、フレキシブルコンテナバッグと呼ばれる袋体で梱包した上で、トラックの荷台に積み込んで運搬するのが一般的である。
また、このようなフレキシブルコンテナバックと呼ばれる袋体を用いた廃棄物の運搬方法では、袋体から廃棄物を放出するにあたり、作業者が、クレーン等で吊り上げたれた袋体の底面もしくは側面を手作業で破って廃棄物を取り出す必要があり、安全面で問題があった。
前記トラックの荷台を本体に対して後方下がりに傾斜させる放出操作時の前記袋体の充填物の自重による後方への移動に伴って引張力が付与されるように、前記袋体の後面と前記トラックとを繋ぐ放出用紐状体と、
前記袋体の後面の部分として設けられて、前記放出用紐状体から引張力が伝達されることで破断して開放する放出部と、を備えた点にある。
従って、本発明により、例えば揮発性有害物質を含む土壌等の廃棄物を運搬する場合であっても、揮発性有害物質の大気への拡散を防止しながら、作業者が触れることなく安全にトラックの荷台に載置された袋体から内部に充填された廃棄物を放出することができる廃棄物運搬具を実現することができる。
前記放出用紐状体として、前記放出操作時の前記袋体の充填物の自重による後方への移動に伴って左右に引き離す状態で引張力が付与されるように、前記袋体における前記放出部の左右両側と前記トラックの左右両側とを夫々繋ぐ一対の放出用紐状体を備え、
前記放出部が、前記一対の放出用紐状体から引張力が伝達されることで破断する点にある。
前記トラックの荷台に前記袋体を敷設すると共に、当該袋体の後面と前記トラックとを前記放出用紐状体で繋ぎ、
前記トラックの荷台に敷設された前記袋体に廃棄物を充填した状態で当該トラックの荷台を本体に対して傾斜させる放出操作を実行して、当該放出操作時の前記袋体の充填物の自重による後方への移動に伴って前記放出用紐状体に生じた引張力を前記袋体の後面の部分として設けられた前記放出部に伝達させることで、当該放出部を破断させて開放させる点にある。
従って、本発明により、例えば揮発性有害物質を含む土壌等の廃棄物を運搬する場合であっても、揮発性有害物質の大気への拡散を防止しながら、作業者が触れることなく安全にトラックの荷台に載置された袋体から内部に充填された廃棄物を放出することができる廃棄物の運搬方法を実現することができる。
尚、図1及び図2は、本実施形態の廃棄物搬送具を構成する袋体10の斜視図及び平面図であり、図3~図7は、本実施形態の廃棄物の運搬方法での各工程を示す図であり、図8~図10は、トラック1の荷台3を本体2に対して後方下がりに傾斜させる放出操作時において袋体10の放出部15に付加される力の状態を説明する図である。また、図11及び図12、図13及び図14、図15及び図16、並びに図17及び図18は、夫々、別の実施形態の廃棄物搬送具を構成する袋体10の斜視図及び平面図である。
次に、その袋体10の内部に上方の開口部16から廃棄物Aを投入した後に(図5参照)、その袋体10の開口部16を括り紐17により縛って封鎖する(図6参照)。
そして、廃棄物Aが充填された袋体10を搭載したトラック1は、廃棄物処理場等に移動して、荷台3を本体2に対して後方下がりに傾斜させる放出操作(図7参照)を実行し、袋体10から廃棄物Aを後方に排出する。
更に、図示は省略するが、袋体10の開口部16の周囲に着色を施したり、袋体10の底部に表裏の表示を施すことで、作業者は、袋体10の状態を把握しながら、簡単且つ正確にトラック1の荷台3に袋体10を敷設することができる。
尚、図示は省略するが、袋体10の放出部15に着色を施すことで、作業者は、袋体10の前後を把握して、袋体10を正確にトラック1の荷台3に敷設することができ、更には、放出操作時において廃棄物Aが放出される放出部15の位置を正確に把握することができる。
すると、袋体10の後面側の放出部15の左右両側に貼り付けられた一対の放出用紐状体11bには、左右に引き離す状態で引張力が付与されることになり、この引張力により放出部15が破断して開放される。そして、その開放された放出部15から廃棄物Aが後方に放出されることになる。
尚、本実施形態では、このようなミシン目20やプレート21等の破断補助部を設けたが、このような破断補助部については適宜省略又は改変しても構わない。
本発明の他の実施形態について説明する。尚、以下に説明する各実施形態の構成は、それぞれ単独で適用することに限らず、他の実施形態の構成と組み合わせて適用することも可能である。
(1)上記実施形態において、袋体10に対する紐状体11の貼付構成については、例えば図11~図16に示すような形態を採用しても構わない。
以下に、図11及び図12に示す形態、図13及び図14に示す形態、図15及び図16に示す形態、及び、図17及び図18に示す形態について、順に説明を加える。
そして、このような構成では、袋体10の後面側の放出用紐状体11bに引張力が付加された際に、その引張力が略直接的に放出部15に伝達されることになり、放出部15の開放が容易となる。
そして、このような構成では、袋体10の後面側の放出用紐状体11bに引張力が付加された際に、その引張力が放出部15に形成された穴H1を左右に拡張させて引き破るように作用して、放出部15が開放されることになる。
2 本体
3 荷台
10 袋体
11 紐状体
11a 固定用紐状体
11b 放出用紐状体
15 放出部
17 紐
20 ミシン目(破断補助部)
21 プレート(破断補助部)
A 廃棄物
Claims (5)
- 本体に対して傾斜可能な荷台を有するトラックの前記荷台に敷設されて封鎖可能な上方の開口部から内部に廃棄物が充填される袋体で構成された廃棄物運搬具であって、
前記トラックの荷台を本体に対して後方下がりに傾斜させる放出操作時の前記袋体の充填物の自重による後方への移動に伴って引張力が付与されるように、前記袋体の後面と前記トラックとを繋ぐ放出用紐状体と、
前記袋体の後面の部分として設けられて、前記放出用紐状体から引張力が伝達されることで破断して開放する放出部と、を備えた廃棄物運搬具。 - 前記袋体が、合成樹脂製であり、
前記放出用紐状体として、前記放出操作時の前記袋体の充填物の自重による後方への移動に伴って左右に引き離す状態で引張力が付与されるように、前記袋体における前記放出部の左右両側と前記トラックの左右両側とを夫々繋ぐ一対の放出用紐状体を備え、
前記放出部が、前記一対の放出用紐状体から引張力が伝達されることで破断する請求項1に記載の廃棄物運搬具。 - 前記袋体の前方側と前記トラックとを繋ぐ固定用紐状体が取り付けられている請求項1又は2に記載の廃棄物運搬具。
- 前記袋体の放出部に、当該放出部の破断を補助する破断補助部が設けられている請求項1~3の何れか1項に記載の廃棄物運搬具。
- 上記請求項1~4の何れか1項に記載の廃棄物運搬具を用いた廃棄物の運搬方法であって、
前記トラックの荷台に前記袋体を敷設すると共に、当該袋体の後面と前記トラックとを前記放出用紐状体で繋ぎ、
前記トラックの荷台に敷設された前記袋体に廃棄物を充填した状態で当該トラックの荷台を本体に対して傾斜させる放出操作を実行して、当該放出操作時の前記袋体の充填物の自重による後方への移動に伴って前記放出用紐状体に生じた引張力を前記袋体の後面の部分として設けられた前記放出部に伝達させることで、当該放出部を破断させて開放させる廃棄物の運搬方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018041810A JP7007952B2 (ja) | 2018-03-08 | 2018-03-08 | 廃棄物運搬具及び廃棄物の運搬方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018041810A JP7007952B2 (ja) | 2018-03-08 | 2018-03-08 | 廃棄物運搬具及び廃棄物の運搬方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019156411A JP2019156411A (ja) | 2019-09-19 |
JP7007952B2 true JP7007952B2 (ja) | 2022-02-10 |
Family
ID=67996692
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018041810A Active JP7007952B2 (ja) | 2018-03-08 | 2018-03-08 | 廃棄物運搬具及び廃棄物の運搬方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7007952B2 (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000355241A (ja) | 1999-06-14 | 2000-12-26 | Ishii Seisakusho:Kk | 籾殻運搬排出装置 |
JP2008213899A (ja) | 2007-03-06 | 2008-09-18 | Nishihara Shoji:Kk | 排出装置 |
JP2009196664A (ja) | 2008-02-20 | 2009-09-03 | Sanyo:Kk | 粒状物搬送容器 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS54115821A (en) * | 1978-02-27 | 1979-09-08 | Shin Meiwa Ind Co Ltd | Foreign material transport vehicle |
JPS5842313Y2 (ja) * | 1979-06-02 | 1983-09-24 | 株式会社 ナシヨナルマリンプラスチツク | 粉粒体等の輸送体 |
JP3043647B2 (ja) * | 1997-01-27 | 2000-05-22 | 成徳 斎藤 | 穀粒運搬車における穀粒袋のダンプ装置 |
-
2018
- 2018-03-08 JP JP2018041810A patent/JP7007952B2/ja active Active
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000355241A (ja) | 1999-06-14 | 2000-12-26 | Ishii Seisakusho:Kk | 籾殻運搬排出装置 |
JP2008213899A (ja) | 2007-03-06 | 2008-09-18 | Nishihara Shoji:Kk | 排出装置 |
JP2009196664A (ja) | 2008-02-20 | 2009-09-03 | Sanyo:Kk | 粒状物搬送容器 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2019156411A (ja) | 2019-09-19 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7213710B2 (en) | Package for compressible flat articles | |
KR20110095239A (ko) | 의료장치용 포장재를 구비한 조립체 및 포장재 | |
US4691371A (en) | Receptacle having improved discharge spout | |
KR101042447B1 (ko) | 패키징 방법 및 패키징 용기 | |
AU2013101620A4 (en) | Materials Handling Bag, Bag System and Method of Materials Handling using a Bag or Bag System. | |
JP7007952B2 (ja) | 廃棄物運搬具及び廃棄物の運搬方法 | |
JPH07156990A (ja) | コンテナ内装袋 | |
JP2018058634A (ja) | フレキシブルコンテナバッグおよびそれへの充填物の充填方法 | |
JPH03640A (ja) | 開放装置を設けられた包装容器 | |
JP2005015047A (ja) | 着脱手段を備えたチューインガム容器 | |
KR20200097212A (ko) | 호일-라이닝된 fibc(벌크 백)용 기밀 밀봉부 | |
CA2246195C (en) | Packaging material for pourable contents | |
JP4267661B2 (ja) | 圧縮可能で平坦な物品のための包装 | |
JP7366021B2 (ja) | 結合の緩い物質のためのバッグ | |
JP3101993U (ja) | 緩衝包装具 | |
US5823684A (en) | Protective belt for a drum formed by a transport bag for powdery materials | |
JP3028931U (ja) | 揮発性材料包装体 | |
JP3816915B2 (ja) | ワンタッチフレキシブルコンテナー | |
JP3240001U (ja) | 揚重機器用運搬袋 | |
JP6817668B1 (ja) | フレキシブルコンテナバッグ、収容体、収容物の排出方法、及び飛散防止部材 | |
JPH048146Y2 (ja) | ||
JPH0223591Y2 (ja) | ||
JP3778504B2 (ja) | フィルム内袋入り紙袋 | |
JP2002128189A (ja) | フレキシブルコンテナ | |
JPS5933820Y2 (ja) | 可撓性コンテナ− |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20201126 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20211008 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20211027 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20211206 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20211215 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20220107 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7007952 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |