JP7007952B2 - 廃棄物運搬具及び廃棄物の運搬方法 - Google Patents

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本発明は、本体に対して傾斜可能な荷台を有するトラックの前記荷台に敷設されて内部に廃棄物が充填される袋体で構成された廃棄物運搬具、及び、その廃棄物運搬具を用いた廃棄物の運搬方法に関する。
建設工事現場において、有害物質を含む汚染土壌などの廃棄物を場外へ搬出する際は、汚染を拡散させない方法で運搬する必要がある。
特に、揮発性有害物質を含む汚染土壌などの廃棄物は、運搬中での揮発性有害物質の大気への拡散を防止するために、フレキシブルコンテナバッグと呼ばれる袋体で梱包した上で、トラックの荷台に積み込んで運搬するのが一般的である。
また、トラックによる廃棄物の運搬方法として、弾性体で容器状に成形された運搬具やシートを箱形に屈曲させてなる収容体を予めトラックの荷台に設置し、その運搬具や収容体内に廃棄物を投入し、投入後にその廃棄物の上方をカバーで覆うことで、有害物質の放出を抑制する方法が提案されている(例えば特許文献1及び2を参照。)。また、これら特許文献1及び2に記載の運搬方法では、トラックの荷台を本体に対して後方下がりに傾斜させる放出操作時において、運搬具や収容体の後方の縁が外方に倒れるので、作業者が触れることなく安全に、廃棄物を自重により後方に放出することができる。
特開2013-252822号公報 特開2015-098301号公報
前述のように、フレキシブルコンテナバックと呼ばれる袋体を用いた廃棄物の運搬方法では、トラックに積み込む前に廃棄物を袋体で梱包する作業や、廃棄物が充填された袋体をトラックの荷台に積み込む作業が必要となることから、手間やコストの増加が問題となっていた。
また、このようなフレキシブルコンテナバックと呼ばれる袋体を用いた廃棄物の運搬方法では、袋体から廃棄物を放出するにあたり、作業者が、クレーン等で吊り上げたれた袋体の底面もしくは側面を手作業で破って廃棄物を取り出す必要があり、安全面で問題があった。
また、特許文献1及び2に記載の廃棄物の運搬方法では、トラックの荷台に予め運搬具や収容体を設置して、その内部に廃棄物を投入するため、上述のような手間やコストの増加の問題はないが、その運搬具や収容体に収容した廃棄物の上方をカバーで覆うだけでは、運搬中での揮発性有害物質の大気への拡散を十分に防止することはできないという問題がある。
この実情に鑑み、本発明の主たる課題は、例えば揮発性有害物質を含む土壌等の廃棄物を運搬する場合であっても、揮発性有害物質の大気への拡散を防止しながら、作業者が触れることなく安全にトラックの荷台に載置された袋体から内部に充填された廃棄物を放出することができる廃棄物運搬具及び廃棄物の運搬方法を提供する点にある。
本発明の第1特徴構成は、本体に対して傾斜可能な荷台を有するトラックの前記荷台に敷設されて封鎖可能な上方の開口部から内部に廃棄物が充填される袋体で構成された廃棄物運搬具であって、
前記トラックの荷台を本体に対して後方下がりに傾斜させる放出操作時の前記袋体の充填物の自重による後方への移動に伴って引張力が付与されるように、前記袋体の後面と前記トラックとを繋ぐ放出用紐状体と、
前記袋体の後面の部分として設けられて、前記放出用紐状体から引張力が伝達されることで破断して開放する放出部と、を備えた点にある。
本構成によれば、予めトラックの荷台に袋体を敷設し、その上方の開口部から内部に廃棄物を充填した後に、その開口部を封鎖することで、袋体の内部に充填された廃棄物から大気への揮発性有害物質の拡散を抑制することができる。更に、トラックの荷台を本体に対して傾斜させる放出操作時において、荷台に敷設されて内部に廃棄物が充填される袋体の後方側に設けられた放出部を、作業者が直接触れることなく、袋体に取り付けられた放出用紐状体への引張力の付与により開放させることができ、開放した放出部から袋体の充填物を自重により後方に放出することができる。
従って、本発明により、例えば揮発性有害物質を含む土壌等の廃棄物を運搬する場合であっても、揮発性有害物質の大気への拡散を防止しながら、作業者が触れることなく安全にトラックの荷台に載置された袋体から内部に充填された廃棄物を放出することができる廃棄物運搬具を実現することができる。
本構成によれば、トラックの荷台を後方下がりに傾斜させる放出操作時において、その傾斜した荷台に載置された袋体の充填物が自重により後方に移動しようとすることから、袋体とトラックとを接続する放出用紐状体に引張力が生じ、その引張力により放出部を開放させることができる。よって、放出操作時において、作業者が放出用紐状体等に一切触れることなく、トラックの荷台に載置された袋体から内部に充填された廃棄物を一層安全に後方に放出することができる。
本発明の第特徴構成は、前記袋体が、合成樹脂製であり、
前記放出用紐状体として、前記放出操作時の前記袋体の充填物の自重による後方への移動に伴って左右に引き離す状態で引張力が付与されるように、前記袋体における前記放出部の左右両側と前記トラックの左右両側とを夫々繋ぐ一対の放出用紐状体を備え、
前記放出部が、前記一対の放出用紐状体から引張力が伝達されることで破断する点にある。
本構成によれば、放出操作時において、合成樹脂製の袋体の放出部の左右両側に設けた一対の放出用紐状体に対して左右に引き離す状態で引張力を付与して、放出部を破断させることができる。よって、袋体の内部に廃棄物を略密封状態で充填可能としながら、放出操作時において、放出部を容易に破断させて、トラックの荷台に載置された袋体から内部に充填された廃棄物を放出させることができる。
本発明の第特徴構成は、前記袋体の前方側前記トラックとを繋ぐ固定用紐状体が取り付けられている固定用紐状体が取り付けられている点にある。
本構成によれば、袋体の前方側(運転席側)に取り付けられた固定用紐状体をトラックに連結することで、トラックの荷台を本体に対して傾斜させる放出操作時において、トラックの荷台に載置された袋体自体が自重により後方にずれることを防止できる。
本発明の第特徴構成は、前記袋体の放出部に、該放出部の破断を補助する破断補助部が設けられている点にある。
本構成によれば、袋体の放出部に、放出用紐状体への引張力の付与時における放出部の破断を補助する破断補助部が設けられているので、トラックの荷台を本体に対して傾斜させて放出用紐状体へ引張力が付与される放出操作時において、袋体における特定の箇所を放出部として確実に破断させて、袋体から内部に充填された廃棄物を良好に放出させることができる。
本発明の第特徴構成は、上記第1~第特徴構成の何れかを有する廃棄物運搬具を用いた廃棄物の運搬方法であって、
前記トラックの荷台に前記袋体を敷設すると共に、当該袋体の後面と前記トラックとを前記放出用紐状体で繋ぎ、
前記トラックの荷台に敷設された前記袋体に廃棄物を充填した状態で当該トラックの荷台を本体に対して傾斜させる放出操作を実行して、当該放出操作時の前記袋体の充填物の自重による後方への移動に伴って前記放出用紐状体に生じた引張力を前記袋体の後面の部分として設けられた前記放出部に伝達させることで、当該放出部破断させて開放させる点にある。
本構成によれば、予めトラックの荷台に袋体を敷設し、その上方の開口部から内部に廃棄物を充填した後に、その開口部を封鎖することで、袋体の内部に充填された廃棄物から大気への揮発性有害物質の拡散を抑制することができる。更に、トラックの荷台を本体に対して傾斜させる放出操作時において、荷台に敷設されて内部に廃棄物が充填される袋体の後方側に設けられた放出部を、作業者が直接触れることなく、袋体に取り付けられた放出用紐状体への引張力の付与により開放させることができ、開放した放出部から袋体の充填物を自重により後方に放出することができる。
従って、本発明により、例えば揮発性有害物質を含む土壌等の廃棄物を運搬する場合であっても、揮発性有害物質の大気への拡散を防止しながら、作業者が触れることなく安全にトラックの荷台に載置された袋体から内部に充填された廃棄物を放出することができる廃棄物の運搬方法を実現することができる。
本実施形態の廃棄物運搬具を構成する袋体の斜視図 図1に示す袋体の平面図 トラックの荷台へ袋体を敷設する前の状態を示す図 トラックの荷台へ袋体を敷設した後の状態を示す図 袋体に廃棄物を投入した状態を示す図 廃棄物が投入された袋体の開口部を封鎖した状態を示す図 放出操作時でのトラックの状態を説明する図 放出操作時において袋体の放出部に付加される力の状態を説明する平断面図 放出操作時において袋体の放出部に付加される力の状態及び破断補助部の構成を説明する正面図 放出操作時において袋体の放出部に付加される力の状態及び破断補助部の別の構成を説明する正面図 別の実施形態の廃棄物運搬具を構成する袋体の斜視図 図11に示す袋体の平面図 別の実施形態の廃棄物運搬具を構成する袋体の斜視図 図13に示す袋体の平面図 別の実施形態の廃棄物運搬具を構成する袋体の斜視図 図15に示す袋体の平面図 別の実施形態の廃棄物運搬具を構成する袋体の斜視図 図17に示す袋体の平面図
本発明に係る廃棄物運搬具及び廃棄物の運搬方法の実施形態について図面に基づいて説明する。
尚、図1及び図2は、本実施形態の廃棄物搬送具を構成する袋体10の斜視図及び平面図であり、図3~図7は、本実施形態の廃棄物の運搬方法での各工程を示す図であり、図8~図10は、トラック1の荷台3を本体2に対して後方下がりに傾斜させる放出操作時において袋体10の放出部15に付加される力の状態を説明する図である。また、図11及び図12、図13及び図14、図15及び図16、並びに図17及び図18は、夫々、別の実施形態の廃棄物搬送具を構成する袋体10の斜視図及び平面図である。
本実施形態の廃棄物の運搬方法は、詳細については後述するが、トラック1の荷台3に敷設されて内部に建設工事現場から発生した汚染土壌などの廃棄物Aが充填される袋体10で構成された廃棄物運搬具を用いたものとして構成されている。
本実施形態の廃棄物の運搬方法では、建設工事現場において、上方が開口部16として開放された有底の袋状に形成された袋体10を、本体2に対して傾斜可能な荷台3を有するトラック1の荷台3に敷設し(図3参照)、その敷設した袋体10に貼り付けられている紐状体11の端部にある連結部11cを荷台3のフック4a,4bに連結した上で、袋体10の上方縁部を荷台3の外側に折り込んだ状態とする(図4参照)。
次に、その袋体10の内部に上方の開口部16から廃棄物Aを投入した後に(図5参照)、その袋体10の開口部16を括り紐17により縛って封鎖する(図6参照)。
そして、廃棄物Aが充填された袋体10を搭載したトラック1は、廃棄物処理場等に移動して、荷台3を本体2に対して後方下がりに傾斜させる放出操作(図7参照)を実行し、袋体10から廃棄物Aを後方に排出する。
尚、本実施形態では、袋体10の開口部16を封鎖する構造としては、括り紐17による縛る方法を例示したが、巾着のように封鎖する構造やクリップやジッパーや磁石など他の手段で封鎖する構造を採用しても構わない。
更に、図示は省略するが、袋体10の開口部16の周囲に着色を施したり、袋体10の底部に表裏の表示を施すことで、作業者は、袋体10の状態を把握しながら、簡単且つ正確にトラック1の荷台3に袋体10を敷設することができる。
廃棄物Aが充填された袋体10を搭載したトラック1は、廃棄物処理場等に移動して、荷台3を本体2に対して後方下がりに傾斜させる放出操作(図7参照)を実行し、袋体10から廃棄物Aを後方に排出する。
本実施形態の廃棄物の運搬方法で利用する袋体10は、図1及び図2に示すように、平面視においてトラック1の荷台3(図3参照)の略全体に亘る大きさである略直方体の形状を有する。袋体10の材質は、ポリエチレン等の合成樹脂製とされ、厚みは一定以上の張力を付加すると破れる程度の例えば0.05mm~0.20mmとされている。
袋体10の底部よりも若干上方の部分には、紐状体11が接着により貼り付けられている。紐状体11としては、袋体10の前面の左右両側に貼り付けられた一対の固定用紐状体11aと、袋体10の後面の左右両側に貼り付けられた一対の放出用紐状体11bとが設けられている。尚、本実施形態において、袋体10は、前後対称の構造を有することで、前後の区別が無いものとされている。即ち、固定用紐状体11aと放出用紐状体11bとは、同じワイヤー等が用いられており、同じ状態で袋体10に貼り付けられている。そして、図3に示すように、この袋体10をトラック1の荷台3に敷設した状態では、前面側の紐状体11を固定用紐状体11aと呼び、後面側の紐状体11を放出用紐状体11bと呼ぶ。
袋体10の後面及び前面の夫々において、一対の紐状体11は、略中央から左右外方に夫々延びる状態で貼り付けられている。尚、本実施形態では、これら一対の紐状体11の間に隙間を設けているが、当該隙間を開けずに一対の紐状体11を略中央部で接する状態で配置しても構わない。そして、図8~図10にも示すように、袋体10の後面に貼り付けられた一対の放出用紐状体11bの間の部分が、トラック1の荷台3を本体2に対して後方下がりに傾斜させる放出操作時において開放されて内部から廃棄物Aが放出される放出部15となる。
尚、図示は省略するが、袋体10の放出部15に着色を施すことで、作業者は、袋体10の前後を把握して、袋体10を正確にトラック1の荷台3に敷設することができ、更には、放出操作時において廃棄物Aが放出される放出部15の位置を正確に把握することができる。
トラック1の荷台3に敷設された袋体10の後面に貼り付けられた放出用紐状体11bは、トラック1の荷台3の後方側のフック4bに連結されており、トラック1の荷台3を本体2に対して後方下がりに傾斜させる放出操作時(図7参照)において、引張力が付与されるものとして構成されている。そして、袋体10の後面に設けられた放出部15は、この放出用紐状体11bへの引張力の付与時に開放するものとして構成されている。
即ち、図8に示すように、放出操作時にトラック1の荷台3が後方下がりに傾斜すると、その荷台3に載置された袋体10に充填されている廃棄物Aが自重により後方に移動しようとし、トラック1の荷台3と袋体10とを接続する紐状体11には、自動的に引張力が生じることになる。
すると、袋体10の後面側の放出部15の左右両側に貼り付けられた一対の放出用紐状体11bには、左右に引き離す状態で引張力が付与されることになり、この引張力により放出部15が破断して開放される。そして、その開放された放出部15から廃棄物Aが後方に放出されることになる。
袋体10の後面側の放出部15には、図9に示すように、袋体10が破断し易いようにするためのミシン目20を設けることで、それを放出用紐状体11bへの引張力の付与時における当該放出部15の破断を補助する破断補助部として機能させることができる。また、このようなミシン目20の代わりに、図10に示すように、一対の放出用紐状体11bの端部にプレート21を貼り付けておくことで、放出用紐状体11bへ付与された引張力によりプレート21の姿勢が変化して、プレート21の角部等で袋体10を押し破るように構成しても構わない。また、このプレート21の代わりに、袋体10の放出部15の両脇に接着剤などの硬化させた部分を設けても構わない。
尚、本実施形態では、このようなミシン目20やプレート21等の破断補助部を設けたが、このような破断補助部については適宜省略又は改変しても構わない。
トラック1の荷台3に敷設された袋体10の前面に貼り付けられた固定用紐状体11aは、トラック1の荷台3の前方側のフック4aに連結されている。このことで、トラック1の荷台3を本体2に対して傾斜させる放出操作時において、荷台3に載置された袋体10自体が自重により後方にずれることが防止されている。また、この固定用紐状体11aに加えて又はその代わりに、袋体10のずれの防止のための構成を採用しても構わない。例えば、袋体10の底面の例えば四隅に磁石を固定しておき、その磁石が荷台3に吸着することで、袋体10のずれを防止することができる。
〔別実施形態〕
本発明の他の実施形態について説明する。尚、以下に説明する各実施形態の構成は、それぞれ単独で適用することに限らず、他の実施形態の構成と組み合わせて適用することも可能である。
(1)上記実施形態において、袋体10に対する紐状体11の貼付構成については、例えば図11~図16に示すような形態を採用しても構わない。
以下に、図11及び図12に示す形態、図13及び図14に示す形態、図15及び図16に示す形態、及び、図17及び図18に示す形態について、順に説明を加える。
図11及び図12に示す形態では、各紐状体11の連結部11cとは反対側の端部を二又に構成し、その二又となる部分を袋体10の各角部を構成する2面の夫々に貼り付けている。
図13及び図14に示す形態では、袋体10の前面側及び後面側の夫々において、一対の紐状体11は、袋体10の左右両側の最外部に端部が位置し、その位置から内方の略中央部付近まで延びる状態で袋体10に貼り付けられている。その中央部付近から袋体10に貼り付けられていない部分が延び、その先端部に連結部11cが設けられている。
そして、このような構成では、袋体10の後面側の放出用紐状体11bに引張力が付加された際に、その引張力が略直接的に放出部15に伝達されることになり、放出部15の開放が容易となる。
図15及び図16に示す形態では、図13及び図15に示す形態に対して、袋体10に貼り付けられた紐状体11の端部が、袋体10の各角部を越えて側方にまで延出している。このことで、袋体10に対して紐状体11を強固に貼り付けることができ、袋体10から紐状体11が剥ぎ取られることを抑制できる。
図17及び図18に示す形態では、袋体10の後面及び前面の夫々に、中央付近に配置された1つの穴H1と、その穴H1の左右外方夫々の端付近に配置された2つの穴H2とが形成されている。そして、袋体10の前面側及び後面側の夫々において、一対の輪状の紐状体11の夫々が、中央付近の穴H1と端付近の穴H2とを挿通する状態で取り付けられている。尚、これら穴H1,H2は、紐状体11を挿通した後にシール材Sなどで封鎖される。そして、一対の輪状の紐状体11において、穴H1を挿通する部分とは反対側の端部分が、連結部11cとして荷台3のフック4a,4b(図4参照)に連結される。
そして、このような構成では、袋体10の後面側の放出用紐状体11bに引張力が付加された際に、その引張力が放出部15に形成された穴H1を左右に拡張させて引き破るように作用して、放出部15が開放されることになる。
(2)上記実施形態では、袋体10の後面側に貼り付けられた放出用紐状体11bの連結部11cを、トラック1の荷台3に連結することにより、トラック1の荷台3を後方下がりに傾斜させる放出操作時において、袋体10の充填物(廃棄物A)の自重により自動的に放出用紐状体11bに引張力が付与される構成を採用したが、例えば、放出用紐状体11bをトラック1の本体2に連結して、荷台3が傾斜して本体2から離間した際に放出用紐状体11bに引張力が生じるように構成したり、他の方法で放出用紐状体11bを引っ張って引張力を付与する構成を採用しても構わない。
1 トラック
2 本体
3 荷台
10 袋体
11 紐状体
11a 固定用紐状体
11b 放出用紐状体
15 放出部
17 紐
20 ミシン目(破断補助部)
21 プレート(破断補助部)
A 廃棄物

Claims (5)

  1. 本体に対して傾斜可能な荷台を有するトラックの前記荷台に敷設されて封鎖可能な上方の開口部から内部に廃棄物が充填される袋体で構成された廃棄物運搬具であって、
    前記トラックの荷台を本体に対して後方下がりに傾斜させる放出操作時の前記袋体の充填物の自重による後方への移動に伴って引張力が付与されるように、前記袋体の後面と前記トラックとを繋ぐ放出用紐状体と、
    前記袋体の後面の部分として設けられて、前記放出用紐状体から引張力が伝達されることで破断して開放する放出部と、を備えた廃棄物運搬具。
  2. 前記袋体が、合成樹脂製であり、
    前記放出用紐状体として、前記放出操作時の前記袋体の充填物の自重による後方への移動に伴って左右に引き離す状態で引張力が付与されるように、前記袋体における前記放出部の左右両側と前記トラックの左右両側とを夫々繋ぐ一対の放出用紐状体を備え、
    前記放出部が、前記一対の放出用紐状体から引張力が伝達されることで破断する請求項に記載の廃棄物運搬具。
  3. 前記袋体の前方側前記トラックとを繋ぐ固定用紐状体が取り付けられている請求項1又は2に記載の廃棄物運搬具。
  4. 前記袋体の放出部に、該放出部の破断を補助する破断補助部が設けられている請求項1~の何れか1項に記載の廃棄物運搬具。
  5. 上記請求項1~の何れか1項に記載の廃棄物運搬具を用いた廃棄物の運搬方法であって、
    前記トラックの荷台に前記袋体を敷設すると共に、当該袋体の後面と前記トラックとを前記放出用紐状体で繋ぎ、
    前記トラックの荷台に敷設された前記袋体に廃棄物を充填した状態で当該トラックの荷台を本体に対して傾斜させる放出操作を実行して、当該放出操作時の前記袋体の充填物の自重による後方への移動に伴って前記放出用紐状体に生じた引張力を前記袋体の後面の部分として設けられた前記放出部に伝達させることで、当該放出部破断させて開放させる廃棄物の運搬方法。
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