JP7007842B2 - 電動台車 - Google Patents

電動台車 Download PDF

Info

Publication number
JP7007842B2
JP7007842B2 JP2017178947A JP2017178947A JP7007842B2 JP 7007842 B2 JP7007842 B2 JP 7007842B2 JP 2017178947 A JP2017178947 A JP 2017178947A JP 2017178947 A JP2017178947 A JP 2017178947A JP 7007842 B2 JP7007842 B2 JP 7007842B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
unit
electric trolley
obstacle
slit
electric
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017178947A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019054690A (ja
Inventor
弘幸 上松
裕之 笹井
健 安藤
紀章 今岡
ジュイヒン グエン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp, Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP2017178947A priority Critical patent/JP7007842B2/ja
Publication of JP2019054690A publication Critical patent/JP2019054690A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7007842B2 publication Critical patent/JP7007842B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
    • Y02T10/72Electric energy management in electromobility

Description

本発明は、電動台車に関するものである。
従来、電動車いすのような人搭乗型の電動台車において、走行中に、電動台車に搭載された障害物検知センサが障害物を検知すると、電動台車の制御部が電動台車を停止させる制御を行うものがある(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に開示された電動台車の走行制御方法では、まず、障害物検知センサから障害物が検知されたか否かを示す信号が走行許可判断手段に入力される。走行許可判断手段に入力された信号が、障害物が検知されたことを示す信号である場合、走行許可判断手段は、警報発報手段に発報を指示するとともにモータ駆動手段に動作停止を指示して、電動台車を一旦動作停止させる。これにより、電動台車の障害物への衝突が回避される。
その後、走行許可判断手段は、障害物が検知された方向を含む所定の方向への走行指示を操作手段から受け付けた場合、警報発報手段に警報発報指示を出力しつつ、走行許可指示をモータ駆動手段に出力し、電動台車の走行を許可する。
また、上記特許文献1に開示された電動台車では、障害物検知センサが電動台車本体の座面の最前部に配置されている。このような構成とすることにより、障害物検知センサが電動台車の前方にある障害物を検知した場合、電動台車を一旦停止させて衝突を回避することができる。
また、上記特許文献1に開示された電動台車は、障害物が存在する方向を含む所定の方向に電動台車を走行させる操作指示を再度受け付けた場合、搭乗者への注意喚起を行いつつ電動台車の走行を許可する。これにより、電動台車は、障害物が検知されて強制的に停止制御した後、所定の解除操作を行わせずに、障害物近傍へ向かって走行することができる。
特開2011-177205号公報
搭乗者が電動台車に搭乗して電動台車を操作する際、搭乗者がロングスカートのような裾の長い衣類を着用していたり、ひざ掛けを使用したりすると、これらの衣類等が車輪に被さってしまうおそれがある。特許文献1に開示されている電動台車では、障害物検知センサが座面前部に配置されている。そのため、障害物検知センサは、電動台車の周囲の障害物を検知することができるものの、電動台車の側面から車輪付近に垂れ下がった衣類等を検知することはできない。
電動台車の側面から車輪付近に衣類等が垂れ下がった状況で電動台車が走行を続けると、車輪が衣類等を汚したり傷めたりするおそれがある。さらに、車輪に衣類等が巻き込まれてしまい搭乗者が危険な状況に陥る可能性がある。また、電動台車が、公共の施設などに配置された共用の電動台車である場合、搭乗者は日常的に電動台車を使用していない不慣れな搭乗者であることがあるため、上記のような危険な状況が生じる確率が高くなることが懸念される。
本発明は、搭乗者の衣類等が電動台車の車輪に被さっている場合には、搭乗者に対して注意を促し、衣類等が車輪に巻き込まれた場合には、搭乗者に衣類等の巻き込み発生を知らせることが可能な電動台車を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明における電動台車は、車輪と、車輪の少なくとも一部を覆い、車輪とともに車輪の上部に水平なスリット状の空間部を形成する車輪外装と、スリット状の空間部に存在する物体を検知する検知部と、検知部がスリット状の空間部に存在する物体を検知したか否かを判定する制御部と、を備える。
以上のように、本発明によれば、搭乗者の衣類等が電動台車の車輪に被さっている場合には、搭乗者に対して注意を促し、衣類等が車輪に巻き込まれた場合には、搭乗者に衣類等の巻き込み発生を知らせることによって、安全に走行することができる。
本発明の実施の形態に係る電動台車の一例を示す側面図 本発明の実施の形態に係る電動台車の一例を示す正面図 本発明の実施の形態に係る補助輪、車輪外装および障害物検知センサの具体的形状を示す平面図 本発明の実施の形態に係る補助輪、車輪外装および障害物検知センサの具体的態様を示す側面図 本発明の実施の形態に係る補助輪、車輪外装および障害物検知センサの具体的態様を示す正面図 本発明の制御部および制御部の入出力に係る各部の機能を示すブロック図 本発明の制御部が実行する障害物検知および特定処理の一例を示すフローチャート 本発明の実施の形態に係る巻込判定エリアと巻込警告エリアの具体的態様の一例を示す平面図 本発明の実施の形態に係る巻込判定エリアと巻込警告エリアの具体的態様の一例を示す側面図
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、同じ構成要素には同じ符号を付している。また、図面は、理解しやすくするためにそれぞれの構成要素を模式的に示している。
図1は、本発明の実施の形態に係る電動台車100の一例を示す側面図である。また、図2は、本発明の実施の形態に係る電動台車100の一例を示す正面図である。
本発明の実施の形態に係る電動台車100は、図1または図2に示すように、左右一対の駆動輪102と、左右一対の補助輪112と、メインフレーム101と、電動駆動部103と電源装置(図示せず)を備えた電動駆動ユニット104と、椅子装置105と、を備える。
駆動輪102は、メインフレーム101の下部に設けられ、補助輪112とともにメインフレーム101を支持する部材である。また、左右一対の駆動輪102は、シャフト(図示せず)に接続され、シャフトはメインフレーム101に回転自在に取り付けられる。
補助輪112は、メインフレーム101の下部に設けられ、上述したように、駆動輪102とともにメインフレーム101を支持する部材である。
メインフレーム101は、左右一対の駆動輪102と左右一対の補助輪112に支持される部材である。メインフレーム101は、内部に、電動駆動部103と電動駆動部103を駆動するための電源装置とを備えた電源駆動ユニット104を備える。電動駆動部103には、駆動輪102の回転速度を減速させるためのブレーキが含まれる。また、メインフレーム101の上方には、搭乗者が着座するための椅子装置105が設けられる。
椅子装置105は、搭乗者の臀部および大腿部を支える着座シート106と、着座シート106を支持するシートフレーム107と、搭乗者の背部を支える背もたれ部108と、背もたれ部108を支持するシートバックフレーム109と、搭乗者の足部を支えるフットレスト110と、フットレスト110を支持するフットレストフレーム111と、搭乗者の腕部を支える左右一対のアームレスト141と、を備える。
左右一対のアームレスト141のうち、一方のアームレスト141の前部にはコントローラケース142と提示部153が設けられる。コントローラケース142は、その上面に、搭乗者が電動台車100の移動方向および移動の速さを入力する操作部143を備える。操作部143は、例えば、レバーの操作方向によって電動台車100の移動方向の指示を受け付けるとともに、レバーの操作量によって電動台車100の速さの指示を受け付けるジョイスティックレバーである。
提示部153は、バッテリの残量や電動台車100の走行可能時間等を搭乗者に提示する。提示部153は、例えば、液晶表示装置などの画像情報を表示する表示装置である。提示部153は、後述するように、補助輪112に衣類等が巻き込まれる可能性があることなどを搭乗者に報知する。
また、提示部153は、音声情報を出力してもよい。この場合、視覚障害のある人が電動台車100に搭乗しても、搭乗者に効果的に情報の伝達を行うことができる。また、提示部153は、振動情報を出力してもよい。この場合、視覚障害や聴覚障害のある人が電動台車100に搭乗しても、搭乗者に効果的に情報の伝達を行うことができる。
シートフレーム107と着座シート106との間には着座センサ123が配置されている。着座センサ123は、搭乗者が椅子装置105に着座しているか否かを示す信号を出力する。
メインフレーム101には、補助輪112を覆う車輪外装121が固定されている。車輪外装121には、図1または図2に示すように、補助輪112の上方を覆う部分と、正面から見て、一対の補助輪112の内側を覆う部分が含まれる。
図3Aは、本発明の実施の形態に係る補助輪112、車輪外装121および障害物検知センサ122の具体的形状を示す平面図である。図3Bは、本発明の実施の形態に係る補助輪112、車輪外装121および障害物検知センサ122の具体的形状を示す側面図である。図3Cは、本発明の実施の形態に係る補助輪112、車輪外装121および障害物検知センサ122の具体的形状を示す正面図である。
車輪外装121における補助輪112の上方を覆う部分には、補助輪112の上方前側を覆う車輪外装前部121aと、補助輪112の上方後側を覆う車輪外装後部121bと、車輪外装前部121aの下方に位置する車輪外装下部121cと、が含まれる。
車輪外装前部121aは、水平方向前方に延びるように形成されており、補助輪112の上方前側部分を覆う。車輪外装後部121bは、補助輪112に沿うように円弧状に形成されており、補助輪112の上方後側部分を覆う。車輪外装下部121cは、車輪外装前部121aの下方に位置し、車輪外装前部121aと略平行に前方に延びるよう形成されている。
車輪外装前部121aおよび車輪外装後部121bと車輪外装下部121cおよび補助輪112とは、電動台車100の側面方向に開放された水平なスリット状の空間部を形成し、このスリット状の空間部は、補助輪112の直上に位置している。また、当該スリット状の空間の前方には、障害物検知センサ122が配置される。
障害物検知センサ122は、電動台車100の周辺に存在する物体、電動台車100近傍に存在し、補助輪112に巻き込まれる可能性のある物体および電動台車100の補助輪112に巻き込まれた物体を検知する。障害物検知センサ122は、レーザを照射してこれらの物体との距離を計測する。
障害物検知センサ122は、例えば、赤外線レーザセンサである。障害物検知センサ122は、障害物検知センサ122を中心とした扇形のフィールド(例えば、その中心角は約270度)に対して0.36度毎などの細かいピッチで、赤外線レーザ光を照射する。そして、障害物検知センサ122は、赤外線レーザ光を照射してからその反射光が検知されるまでの時間に基づいて周囲の物体までの距離を計測する。
また、障害物検知センサ122から照射された赤外線レーザ光は、電動台車100の周辺部に照射されるだけでなく、車輪外装121の車輪外装前部121aおよび車輪外装後部121bと車輪外装下部121cおよび補助輪112との間に形成されたスリット状の空間部を通過する。このため、障害物検知センサ122は、電動台車100の周囲の物体を検知するとともに、上記スリット状空間部に巻き込まれるおそれのある物体および上記スリット上記スリット状空間部に巻き込まれた物体も検知することができる。
なお、障害物検知センサ122から得られる信号に基づいて周辺の壁などの環境情報が生成される場合、生成された環境情報と事前に登録された走行経路の近傍にある壁などの環境情報とマッチングさせることで、電動台車100の現在位置を推定することができる。また、障害物検知センサ122から得られる信号は、走行経路上に存在する人や物などの障害物を迂回するよう電動台車100を走行させたり、電動台車100を停止させて衝突を回避したりするために利用できる。
図4は、本発明の制御部150および制御部150の入出力に係る各部の機能を示すブロック図である。制御部150は、着座センサ123と、障害物検知センサ122と、操作部143とから入力信号を入力する。また、制御部150は、電動駆動部103と、提示部153に出力信号を出力する。また、制御部150は、判定部151と、特定部152と、表示制御部154と、駆動制御部155とを備える。
着座センサ123は、上述したように、椅子装置105への搭乗者の着座を検知するセンサである。着座センサ123は、例えば、搭乗者の体重を検知するセンサである。着座センサ123は、椅子装置105に搭乗者が着座したか否かを示す信号を、制御部150の判定部151に出力する。
障害物検知センサ122は、上述したように、電動台車100の周辺に存在する物体、電動台車100の近傍に存在し、補助輪112に巻き込まれる可能性のある物体、および、補助輪112に巻き込まれた物体を検知するセンサである。障害物検知センサ122は、障害物検知センサ122から障害物までの距離および方向を示す信号を、制御部150の判定部151に出力する。
操作部143は、上述したように、搭乗者が電動台車100の進行方向および進行速度を入力する入力装置である。
判定部151は、所定のサンプリング周期毎に着座センサ123が出力した信号を入力する。また、判定部151は、所定のサンプリング周期毎に障害物検知センサ122が出力した信号を入力する。
判定部151は、着座センサ123から入力される信号に基づいて、着座シート106に搭乗者が着座したか否かを判定する。また、判定部151は、障害物検知センサ122から入力される信号に基づいて、障害物が存在する方向および障害物までの距離を判定する。
特定部152は、判定部151の判定結果に基づいて、障害物検知センサ122が検知した障害物が、電動台車100の周辺に存在する障害物であるのか、補助輪112に巻き込まれるおそれがある障害物であるのか、または、補助輪112に巻き込まれている障害物であるのかを特定し、特定した情報を記憶する。障害物の特定方法については、図5及び図6を用いて、後に詳しく説明する。
表示制御部154は、特定部152が特定した情報に応じた報知情報をアームレスト141に設置されている提示部153に表示させる。例えば、障害物検知センサ122が検知した障害物が、補助輪112への巻き込みの可能性がない、電動台車100の周辺に存在する障害物である場合、表示制御部154は、障害物に注意することを搭乗者に促す表示を提示部153に表示させる。
また、障害物検知センサ122が検知した障害物が、衣類等であると推定され、補助輪112に巻き込まれるおそれがある場合には、表示制御部154は、搭乗者に衣類等の確認を促す表示を提示部153に表示させる。
また、障害物検知センサ122が検知した障害物が、衣類等であると推定され、補助輪112に巻き込まれているおそれがある場合には、表示制御部154は、搭乗者に衣類等が巻き込まれている可能性があることを報知する表示を提示部153に表示させる。また、表示制御部154は、搭乗者に衣類等の確認を促す表示を提示部153に表示させてもよい。
駆動制御部155は、電動駆動部103の駆動制御を行う制御部である。補助輪112に衣類等が巻き込まれていることを特定部152が特定した場合、駆動制御部155は、電動駆動部103の駆動を停止させる。
電動駆動部103は、駆動輪102を駆動する駆動装置である。電動駆動部103は、例えば、サーボモータなどの電動モータである。
提示部153は、上述したように、搭乗者に種々の情報を提示する装置である。種々の情報が表示によって提示される場合、提示部153は、例えば、ディスプレイなどの表示装置である。種々の情報が音によって提示される場合、提示部153は、例えば、スピーカなどの音響装置である。また、種々の情報が振動によって提示される場合、提示部153は、例えば、偏心モータなどの振動発生装置である。
次に、制御部150が実行する障害物の検知および特定処理について説明する。図5は、本発明の制御部150が実行する障害物の検知および特定処理の一例を示すフローチャートである。制御部150は、当該処理を実行することにより、障害物が存在するエリアを特定し、それに応じた表示を提示部153に表示させる。
判定部151は、着座センサ123から入力された入力信号に基づいて、電動台車100の着座シート106に搭乗者が着座しているか否かを判定する(ステップS01)。判定部151が、着座シート106に搭乗者が着座していないと判定した場合(ステップS01においてNoの場合)、制御部150は、当該障害物の検知および特定処理を終了する。搭乗者が存在しないため、電動台車100は停止しており、電動台車100が障害物と衝突する危険性がないからである。
着座シート106に搭乗者が着座していると判定された場合(ステップS01においてYesの場合)、判定部151は、障害物検知センサ122が障害物を検知したか否かを判定する(ステップS02)。障害物検知センサ122が障害物を検知していないと判定された場合(ステップS02においてNoの場合)、制御部150は、当該障害物の検知および特定処理を終了する。電動台車100の周辺に障害物が存在しないため、電動台車100が安全に走行できるからである。
障害物検知センサ122が障害物を検知した場合(ステップS02においてYesの場合)、判定部151は、障害物が巻込判定エリア内に存在するか、巻込警告エリア内に存在するか、または、これらのエリア外に存在するかを判定する。
ここで、巻込判定エリアおよび巻込警告エリアについて説明する。図6Aは、本発明の実施の形態における巻込判定エリア201と巻込警告エリア202の具体的態様の一例を示す平面図である。図6Bは、本発明の実施の形態における巻込判定エリア201と巻込警告エリア202の具体的態様の一例を示す側面図である。
巻込判定エリア201は、補助輪112が何らかの異物を巻き込んだか否かを検知する領域であり、上述したスリット状の空間部に対応する。
巻込判定エリア201の上部には車輪外装121が位置するため、巻込判定エリア201に電動台車100の周囲を歩行する人や什器類が入り込むことはない。したがって、障害物検知センサ122が巻込判定エリア201内に障害物を検知した場合は、補助輪112に搭乗者の衣類等が巻き込まれたものと推定して、これを搭乗者に報知する。
巻込警告エリア202は、補助輪112に異物が巻き込まれるおそれがある領域であり、巻込判定エリア201の側方に隣接する空間である。
巻込警告エリア202は、巻込判定エリア201の端部から車輪外装121の10mm程度外側までの領域に設定することが望ましい。巻込警告エリア202をこのような領域に設定することで、搭乗者の視界に入りにくい位置に障害物(搭乗者の衣類等)が存在することを検知し、搭乗者に補助輪112への衣類等の巻き込みの可能性を報知することができる。
図5の説明に戻る。ステップS02において、障害物が検知された場合(Yesの場合)、次に、判定部151は、障害物が巻込判定エリア201で検知されたか否かを判定する(ステップS03)。障害物が巻込判定エリア201内で検知されたと判定された場合(ステップS03においてYesの場合)、特定部152は、補助輪112に障害物が巻き込まれたことを示す状態情報を記憶する(ステップS04)。
特定部152が、補助輪112に障害物が巻き込まれたことを示す情報を記憶した場合、駆動制御部155は、電動駆動部103の駆動を停止させる(ステップS05)。また、表示制御部154は、特定部152が記憶した情報に基づいて、衣類等の巻き込みが発生しているか否かの確認を搭乗者に促す表示と、巻き込まれた衣類等を取り除くことを搭乗者に促す表示を提示部153に表示させる(ステップS06)。その後、制御部150は、当該障害物の検知および特定処理を終了する。
障害物検知センサ122によって検知された障害物が、巻込判定エリア201内に存在しない場合(ステップS03においてNoの場合)、判定部151は、障害物検知センサ122によって検知された障害物が、巻込警告エリア202内に存在するか否かを判定する(ステップS07)。
障害物が巻込警告エリア202内で検知されたと判定された場合(ステップS07においてYesの場合)、特定部152は、障害物が補助輪112に巻き込まれるおそれがあることを示す情報を記憶する(ステップS08)。
特定部152が、障害物が補助輪112に巻き込まれるおそれがあることを示す情報を記憶した場合、駆動制御部155は、電動駆動部103の最高速度を、通常時の最高速度Vmaxよりも遅い速度V1に設定する(ステップS09)。ここで、通常時とは、巻込判定エリア201及び巻込警告エリア202において障害物が検知されていない時を意味する。
特定部152が、障害物が補助輪112に巻き込まれるおそれがあることを示す情報を記憶した場合、表示制御部154は、特定部152が記憶した情報に基づいて、搭乗者に衣類等の確認を促す表示を提示部153に表示させる(ステップS06)。その後、制御部150は、当該障害物の検知および特定処理を終了する。
障害物検知センサ122によって検知された障害物が、巻込警告エリア202内に存在しないと判定された場合(ステップS07においてNoの場合)、特定部152は、電動台車100の周辺に障害物が存在することを示す情報を記憶する(ステップS10)。
特定部152が、障害物が電動台車100の周辺に存在することを示す情報を記憶すると、表示制御部154は、特定部152が記憶した情報に基づいて、搭乗者に対して障害物に注意するような警告表示を提示部153に表示させる(ステップS06)。その後、制御部150は、当該障害物の検知および特定処理を終了する。
このような処理を実行することにより、本発明の実施の形態に係る電動台車100は、障害物が検知されたエリアに応じた走行制御を行うことができる。また、障害物が検知されたエリアに応じた情報を搭乗者に提示することができる。そのため、本発明の電動台車100は、安全に走行することができる。
本発明の実施の形態では、障害物検知センサ122として赤外線レーザセンサを用いたが、超音波センサや他の方式によるTOF(Time of Flight)センサを用いてもよい。また、TOFセンサに限られず、例えば、ステレオカメラを用いてもよい。この場合、奥行き情報に加え、色情報なども取得できるため、搭乗者や障害物についてより詳細な情報を取得することができる。これにより、精度の高い個人認識や的確な障害物回避を実現することができる。
また、特定部152が、補助輪112に衣類等が巻き込まれたことを特定した場合には、電動台車100を停止させた後、電動駆動部103への通電を停止してブレーキを解除してもよい。この場合、電動台車100を手動で容易に動かせるようになり、衣類等の巻き込みを容易に解消させることができる。
また、本発明の実施の形態では、障害物検知センサ122が、補助輪112への衣類等の巻き込みを検知する態様を示したが、これに限らず、駆動輪102側に、車輪外装121と障害物検知センサ122を設け、駆動輪102への衣類等の巻き込みを検知するようにしてもよい。
本発明は、自動運転機能や操縦支援機能を有する電動台車などに広く利用可能である。
100 電動台車
101 メインフレーム
102 駆動輪
103 電動駆動部
104 電動駆動ユニット
105 椅子装置
106 着座シート
107 シートフレーム
108 背もたれ部
109 シートバックフレーム
110 フットレスト
111 フットレストフレーム
112 補助輪
121 車輪外装
122 障害物検知センサ
123 着座センサ
141 アームレスト
142 コントローラケース
143 操作部
150 制御部
151 判定部
152 特定部
153 提示部
154 表示制御部
155 駆動制御部

Claims (7)

  1. 車輪と、
    前記車輪の少なくとも一部を覆い、前記車輪とともに前記車輪の上部に水平なスリット状の空間部を形成する車輪外装と、
    前記スリット状の空間部に存在する物体を検知する検知部と、
    前記検知部が前記スリット状の空間部に存在する物体を検知したか否かを判定する制御部と、
    を備えたことを特徴とする電動台車。
  2. 前記検知部は、さらに、前記スリット状の空間部の側方に存在する物体を検知することを特徴とする請求項1に記載の電動台車。
  3. 前記検知部は、さらに、前記電動台車の周辺に存在する物体を検知することを特徴とする請求項1または2に記載の電動台車。
  4. 前記車輪を駆動する駆動部をさらに備え、
    前記検知部によって前記スリット状の空間部に存在する物体が検知された場合、前記制御部は、前記駆動部の停止制御を行うことを特徴とする請求項1~3のいずれか1項に記載の電動台車。
  5. 前記駆動部は、ブレーキを備え、
    前記検知部によって、前記スリット状の空間部に存在する物体が検知され、前記制御部が、前記駆動部の停止制御を行った場合、前記制御部は、前記駆動部の停止制御の後、前記ブレーキを解除することを特徴とする請求項4に記載の電動台車。
  6. 前記車輪を駆動する駆動部をさらに備え、
    前記検知部によって、前記スリット状の空間部の側方に存在する物体が検知された場合、前記制御部は、前記駆動部の最高速度を、物体が前記スリット状の空間部及び前記スリット状の空間部の側方において検知されない場合の最高速度よりも遅い速度に設定することを特徴とする請求項2に記載の電動台車。
  7. 前記検知部で検知された物体の位置を特定する特定部と、
    前記特定部が特定した物体の位置に応じて異なる報知情報を提示する提示部と、
    を備えたことを特徴とする請求項1~6のいずれか1項に記載の電動台車。
JP2017178947A 2017-09-19 2017-09-19 電動台車 Active JP7007842B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017178947A JP7007842B2 (ja) 2017-09-19 2017-09-19 電動台車

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017178947A JP7007842B2 (ja) 2017-09-19 2017-09-19 電動台車

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019054690A JP2019054690A (ja) 2019-04-04
JP7007842B2 true JP7007842B2 (ja) 2022-01-25

Family

ID=66015179

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017178947A Active JP7007842B2 (ja) 2017-09-19 2017-09-19 電動台車

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7007842B2 (ja)

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000189464A (ja) 1998-12-25 2000-07-11 Matsushita Electric Ind Co Ltd 電動車椅子
JP2002264619A (ja) 2001-03-06 2002-09-18 Railway Technical Res Inst 障害警報装置
JP2004041518A (ja) 2002-07-12 2004-02-12 Noble Furniture Industry Co Ltd 車椅子
JP2006274676A (ja) 2005-03-29 2006-10-12 Sumitomo Heavy Ind Ltd 車輪異常検出装置及び入出庫装置
JP2006334082A (ja) 2005-06-01 2006-12-14 Hiroshi Fujimoto 電動車椅子用着脱可能な安全停止装置
JP2011177205A (ja) 2010-02-26 2011-09-15 Quest Engineering:Kk 電動車椅子の走行制御方法
JP2014226194A (ja) 2013-05-20 2014-12-08 シャープ株式会社 障害物認識装置およびそれを備えた電動車両
JP2016013214A (ja) 2014-07-01 2016-01-28 株式会社豊田自動織機 電動車両

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH079979A (ja) * 1993-06-29 1995-01-13 Mitsubishi Motors Corp 路面検知装置

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000189464A (ja) 1998-12-25 2000-07-11 Matsushita Electric Ind Co Ltd 電動車椅子
JP2002264619A (ja) 2001-03-06 2002-09-18 Railway Technical Res Inst 障害警報装置
JP2004041518A (ja) 2002-07-12 2004-02-12 Noble Furniture Industry Co Ltd 車椅子
JP2006274676A (ja) 2005-03-29 2006-10-12 Sumitomo Heavy Ind Ltd 車輪異常検出装置及び入出庫装置
JP2006334082A (ja) 2005-06-01 2006-12-14 Hiroshi Fujimoto 電動車椅子用着脱可能な安全停止装置
JP2011177205A (ja) 2010-02-26 2011-09-15 Quest Engineering:Kk 電動車椅子の走行制御方法
JP2014226194A (ja) 2013-05-20 2014-12-08 シャープ株式会社 障害物認識装置およびそれを備えた電動車両
JP2016013214A (ja) 2014-07-01 2016-01-28 株式会社豊田自動織機 電動車両

Also Published As

Publication number Publication date
JP2019054690A (ja) 2019-04-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6331875B2 (ja) 車載制御装置
WO2016021142A1 (ja) 運転者監視装置
JP2013079048A (ja) 駐車領域自動可変型駐車補助システム及びその方法
JP2010149767A (ja) 車両の乗客監視装置
JP2016085563A (ja) 車載制御装置
WO2021166317A1 (ja) 電動モビリティおよび施設内におけるシステム
CN211023584U (zh) 电动移动车
JP5316142B2 (ja) 倒立車輪型移動体
JP7259356B2 (ja) 制御装置及び電動車両
JP2020122365A (ja) 車両制御装置
JPWO2018190189A1 (ja) 電動車両の制御方法および電動車両
JP6796499B2 (ja) 電動車いす
JP6593486B2 (ja) 車載制御装置及び車載システム
JP2018122647A (ja) 車両用警報装置
KR101850108B1 (ko) 안전 유모차
JP6601903B2 (ja) 報知装置、及び移動システム
JP2010215064A (ja) 移動体
JP7007842B2 (ja) 電動台車
JP6326240B2 (ja) 移動体及びその最高速度の制御方法
JP6344331B2 (ja) 報知装置
KR102278027B1 (ko) 전동 휠체어 및 그 제어방법
JP6967444B2 (ja) 移動車両
JP6846692B2 (ja) 電動車いす
JP6841411B2 (ja) 歩行補助車及び歩行補助システム
KR101534918B1 (ko) 시트 진동을 이용한 주차 자세 알림 장치 및 방법

Legal Events

Date Code Title Description
RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20190718

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20191121

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200825

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210610

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210622

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210818

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220104

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220107