JP7006863B1 - フレキシブルプリント基板 - Google Patents

フレキシブルプリント基板 Download PDF

Info

Publication number
JP7006863B1
JP7006863B1 JP2021560918A JP2021560918A JP7006863B1 JP 7006863 B1 JP7006863 B1 JP 7006863B1 JP 2021560918 A JP2021560918 A JP 2021560918A JP 2021560918 A JP2021560918 A JP 2021560918A JP 7006863 B1 JP7006863 B1 JP 7006863B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pattern layer
flexible printed
coverlay
resist
view
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2021560918A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2022259425A1 (ja
Inventor
卓郎 品田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Application granted granted Critical
Publication of JP7006863B1 publication Critical patent/JP7006863B1/ja
Publication of JPWO2022259425A1 publication Critical patent/JPWO2022259425A1/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
    • H05K3/22Secondary treatment of printed circuits
    • H05K3/28Applying non-metallic protective coatings
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K1/00Printed circuits
    • H05K1/02Details
    • H05K1/0277Bendability or stretchability details
    • H05K1/028Bending or folding regions of flexible printed circuits
    • H05K1/0281Reinforcement details thereof
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K1/00Printed circuits
    • H05K1/02Details
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K2201/00Indexing scheme relating to printed circuits covered by H05K1/00
    • H05K2201/20Details of printed circuits not provided for in H05K2201/01 - H05K2201/10
    • H05K2201/2009Reinforced areas, e.g. for a specific part of a flexible printed circuit

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Structure Of Printed Boards (AREA)

Abstract

本開示に係るフレキシブルプリント基板は、基板と接続される配線端部を端部に有する第1パターン層と、前記第1パターン層の上に重なるレジストおよびカバーレイと、を備え、前記カバーレイは、平面視で前記第1パターン層のうち前記配線端部よりも内側を覆い、前記レジストは、平面視で、前記第1パターン層のうち前記カバーレイに覆われた部分から前記第1パターン層のうち前記カバーレイから露出した部分にわたって設けられる。

Description

本開示は、フレキシブルプリント基板に関する。
特許文献1にはフレキシブル配線基板が開示されている。このフレキシブル配線基板は、一端と他端を有する基板を備える。基板には、第1配線パターンと、第2配線パターンが配置されている。基板の一端側に位置する第1配線パターンのリード接続部には、第1ロウ材パターンが配置される。基板の一端側に位置する第2配線パターンのリード接続部には、第1ロウ材パターンよりも長く延在してなる第2ロウ材パターンが配置される。これにより、フレキシブル配線基板が折れ曲がった際に、応力が分散される。よって、配線パターンの断線を抑制することができる。
日本特開2011-238883号公報
一般に、フレキシブルプリント基板の折り曲げ時には、フレキシブルプリント基板の根本部分に応力が集中し易い。このため、断線が生じる可能性がある。特許文献1では端部に長い第2ロウ材パターンを設けることで、応力を分散させている。しかし、長い第2ロウ材パターンを設けることで、フレキシブルプリント基板の短尺化が妨げられるおそれがある。
本開示は、断線を抑制しつつ短尺化が可能なフレキシブルプリント基板を得ることを目的とする。
第1の開示に係るフレキシブルプリント基板は、基板と接続される配線端部を端部に有する第1パターン層と、前記第1パターン層の上に重なるレジストおよびカバーレイと、を備え、前記カバーレイは、平面視で前記第1パターン層のうち前記配線端部よりも内側を覆い、前記レジストは、平面視で、前記第1パターン層のうち前記カバーレイに覆われた部分から前記第1パターン層のうち前記カバーレイから露出した部分にわたって設けられ、前記カバーレイのうち信号伝搬方向の端部は、平面視で波型であり、平面視で、前記第1パターン層のうち前記信号伝搬方向での中央部は、前記レジストから露出し、前記レジストのうち前記中央部側の端部は、平面視で波型であり前記カバーレイの前記端部に沿って設けられる。
第2の開示に係るフレキシブルプリント基板は、基板と接続される配線端部を端部に有する第1パターン層と、前記第1パターン層の上に重なるレジストおよびカバーレイと、を備え、前記カバーレイは、平面視で前記第1パターン層のうち前記配線端部よりも内側を覆い、前記レジストは、平面視で、前記第1パターン層のうち前記カバーレイに覆われた部分から前記第1パターン層のうち前記カバーレイから露出した部分にわたって設けられ、前記第1パターン層のうち前記配線端部以外の部分には開口が形成され、前記開口は、平面視で波型である。
第3の開示に係るフレキシブルプリント基板は、基板と接続される配線端部を端部に有する第1パターン層と、前記第1パターン層の上に重なるレジストおよびカバーレイと、を備え、前記カバーレイは、平面視で前記第1パターン層のうち前記配線端部よりも内側を覆い、前記レジストは、平面視で、前記第1パターン層のうち前記カバーレイに覆われた部分から前記第1パターン層のうち前記カバーレイから露出した部分にわたって設けられ、前記カバーレイのうち信号伝搬方向の端部は、平面視で波型であり、前記第1パターン層のうち前記配線端部以外の部分には開口が形成され、前記開口は、平面視で前記カバーレイの前記端部に沿って形成される。
第4の開示に係るフレキシブルプリント基板は、基板と接続される配線端部を端部に有する第1パターン層と、前記第1パターン層の上に重なるレジストおよびカバーレイと、を備え、前記カバーレイは、平面視で前記第1パターン層のうち前記配線端部よりも内側を覆い、前記レジストは、平面視で、前記第1パターン層のうち前記カバーレイに覆われた部分から前記第1パターン層のうち前記カバーレイから露出した部分にわたって設けられ、平面視で、前記第1パターン層のうち信号伝搬方向での中央部は、前記レジストから露出し、前記レジストのうち前記中央部側の端部は、平面視で波型であり、前記第1パターン層のうち前記配線端部以外の部分には開口が形成され、前記開口は、平面視で前記レジストの前記端部に沿って形成される。

本開示に係るフレキシブルプリント基板では、第1パターン層のうち応力が集中し易いカバーレイの端部に対応する部分にレジストが設けられる。従って、断線を抑制できる。また、応力を分散させるために基板の端部に長いパターンを設ける必要がない。従って、フレキシブルプリント基板を短尺化できる。
実施の形態1に係るフレキシブルプリント基板の構造を説明する図である。 実施の形態1に係るフレキシブルプリント基板の平面図である。 実施の形態1に係るフレキシブルプリント基板の底面図である。 実施の形態1に係るフレキシブルプリント基板の断面図である。 実施の形態1に係るフレキシブルプリント基板が基板と接続された状態を示す図である。 実施の形態1に係るフレキシブルプリント基板が伝送基板と接続された状態を示す図である。 実施の形態1に係るフレキシブルプリント基板がLDモジュールと接続された状態を示す図である。 実施の形態1に係るフレキシブルプリント基板がPDモジュールと接続された状態を示す図である。 実施の形態1に係るフレキシブルプリント基板が折り曲げられた状態を示す図である。 実施の形態2に係るフレキシブルプリント基板の構造を説明する図である。 実施の形態2に係るフレキシブルプリント基板の平面図である。 実施の形態2に係るフレキシブルプリント基板の底面図である。 実施の形態2に係るフレキシブルプリント基板の断面図である。 実施の形態1に係るフレキシブルプリント基板の各部材の境界となる部分を説明する図である。 実施の形態2に係るフレキシブルプリント基板の各部材の境界となる部分を説明する図である。 実施の形態3に係るフレキシブルプリント基板の構造を説明する図である。 実施の形態3に係るフレキシブルプリント基板の平面図である。 実施の形態3に係るフレキシブルプリント基板の底面図である。 実施の形態3に係るフレキシブルプリント基板の断面図である。 実施の形態4に係るフレキシブルプリント基板の構造を説明する図である。 実施の形態4に係るフレキシブルプリント基板の平面図である。 実施の形態4に係るフレキシブルプリント基板の底面図である。 実施の形態4に係るフレキシブルプリント基板の断面図である。 実施の形態3に係るパターン層において断面積が変化する部分を説明する図である。 実施の形態4に係るパターン層において断面積が変化する部分を説明する図である。 実施の形態5に係るフレキシブルプリント基板の構造を説明する図である。 実施の形態5に係るフレキシブルプリント基板の平面図である。 実施の形態5に係るフレキシブルプリント基板の底面図である。 実施の形態5に係るパターン層を重ねた状態を示す図である。 図28のB-B断面図である。 図28のC-C断面図である。
各実施の形態に係るフレキシブルプリント基板について図面を参照して説明する。同じ又は対応する構成要素には同じ符号を付し、説明の繰り返しを省略する場合がある。以下の説明では、「上」、「下」、「おもて」、「裏」、「左」、「右」、「側」などの特定の位置および方向を意味する用語が用いられる場合がある。これらの用語は、実施の形態の内容を理解することを容易にするために便宜上用いられているものであり、実施される際の位置および方向を限定するものではない。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係るフレキシブルプリント基板100の構造を説明する図である。図2は、実施の形態1に係るフレキシブルプリント基板100の平面図である。図3は、実施の形態1に係るフレキシブルプリント基板100の底面図である。図4は、実施の形態1に係るフレキシブルプリント基板100の断面図である。図4は、図2のA-A断面図である。フレキシブルプリント基板100はベース10、パターン層11、21、レジスト12、22およびカバーレイ13、23、を備えている。
ベース10の第1面には、パターン層21が設けられる。ベース10の第1面と反対側の第2面には、パターン層11が設けられる。パターン層11は、配線端部11aを端部に有する。パターン層21は、基板50と接続される配線端部21aを端部に有する。パターン層11の上には、レジスト12およびカバーレイ13が重なる。パターン層21の下には、レジスト22およびカバーレイ23が重なる。
カバーレイ13は、平面視でパターン層11のうち配線端部11aよりも内側を覆う。同様にカバーレイ23は、平面視でパターン層21のうち配線端部21aよりも内側を覆う。ここで、内側は、信号伝搬方向D1における中央部側である。
レジスト12は、平面視で、パターン層11のうちカバーレイ13に覆われた部分から、パターン層11のうちカバーレイ13から露出した部分にわたって設けられる。同様にレジスト22は、平面視で、パターン層21のうちカバーレイ23に覆われた部分から、パターン層21のうちカバーレイ23から露出した部分にわたって設けられる。
ベース10の厚さは例えば50μmである。パターン層は、ベース10の第1面または第2面の一方に設けられても良い。パターン層11、21は、以下のように形成される。まず、ベース10の第1面または第2面の全体に、金属フィルムを張り付ける。金属フィルムは、例えば厚さ20μmの圧延銅箔である。次に、エッチング等によって、金属フィルムのうち信号線路以外の部分を取り除く。これにより、ベース10の第1面または第2面に信号線路が形成される。さらに、電界めっき等の方法により、信号線路を例えば厚さ10μmの銅または金で覆う。パターン層11とパターン層21とはビア等により、電気的に導通している。
ベース10およびカバーレイ13、23は、ポリイミド等の誘電体材料から形成される。カバーレイ13、23は、それぞれパターン層11、21が形成されたベース10に接着剤等で貼り付けられ固定されている。カバーレイ13、23は信号線路の保護のために設けられる。
レジスト12、22は、例えば感光性樹脂で形成される。レジスト12、22は、信号線路の保護のために設けられる。平面視で、パターン層11のうち信号伝搬方向D1での中央部は、レジスト12から露出している。同様に、平面視で、パターン層21のうち信号伝搬方向D1での中央部は、レジスト22から露出している。
図1に示されるように、配線端部11a、21aの各々は複数のパターンを有する。レジスト12の端部12aは、配線端部11aの複数のパターンの間に設けられる。同様にレジスト22の端部22aは、配線端部21aの複数のパターンの間に設けられる。レジスト12、22は、配線端部11a、21aの複数のパターンを避けるように、ベース10上に印刷等の方法により形成されている。レジスト12、21は、配線端部11a、21a以外の部分ではパターン層11、21を覆うように、印刷等の方法で形成されている。
図4において基板50は、例えば光モジュール製品に搭載されるセラミック基板である。基板50は、光トランシーバ製品等に搭載される伝送基板であっても良い。フレキシブルプリント基板100は、配線端部21aを介して基板50上に実装される。配線端部21aと基板50は、例えばはんだ材または導電性フィルム等の接合材によって接合されている。
図1では、パターン層11、レジスト12、カバーレイ13の順番で重なっているが、パターン層11、カバーレイ13、レジスト12の順番で重なっても良い。同様に、図1ではパターン層21、レジスト22、カバーレイ23の順番で重なっているが、パターン層21、カバーレイ23、レジスト22の順番で重なっても良い。
フレキシブルプリント基板100は、例えば光通信用モジュールに用いられる。図5は、実施の形態1に係るフレキシブルプリント基板100が基板50と接続された状態を示す図である。図6は、実施の形態1に係るフレキシブルプリント基板100が伝送基板62と接続された状態を示す図である。光通信用モジュール101は、金属等で構成されたパッケージ52を備える。パッケージ52は光通信素子54を内蔵している。パッケージ52には、はんだ等で基板50が接合される。基板50は、例えば電気信号を伝送する伝送線路を備えるパッケージセラミック基板である。基板50とフレキシブルプリント基板100は、はんだ等の導電性材料で接合される。パッケージ52とレセプタクル56は、溶接等で接合される。レセプタクル56は、光コネクタ58を介して光信号を光ファイバ60に伝送する。
一般に、基板間を接続する場合、フレキシブルプリント基板が用いられることが多い。特に、光モジュール製品を光トランシーバに搭載する際に、光トランシーバ側の伝送基板とパッケージセラミック基板との接続にはフレキシブルプリント基板が用いられることが多い。このとき図6に示されるように、フレキシブルプリント基板100は例えば変形部100aにおいて変形する。フレキシブルプリント基板100の端部100b、100cは、それぞれ基板50および伝送基板62と電気的に接続される。
図7は、実施の形態1に係るフレキシブルプリント基板100がLD(Laser Diode)モジュールと接続された状態を示す図である。この場合、光通信用モジュール101にはレーザーダイオード54aが搭載される。光トランシーバからフレキシブルプリント基板100を介して入力された電気信号S1は、レーザーダイオード54aによって光信号S2に変換される。レーザーダイオード54aが光コネクタ58によって光ファイバ60と接続することで、光ファイバ60に光信号S2が伝送される。
図8は、実施の形態1に係るフレキシブルプリント基板100がPD(Photo Diode)モジュールと接続された状態を示す図である。この場合、光通信用モジュール101にはフォトダイオード54bが搭載される。光ファイバ60から光コネクタ58を介して入力された光信号S3は、フォトダイオードによって電気信号S4に変換される。電気信号S4は、フレキシブルプリント基板100を介して伝送基板62に出力される。このように光通信用モジュール101は電気信号と光信号を変換する。
ここで、一般に伝送基板、光通信用モジュール、光コネクタにはそれぞれ製造ばらつきが存在する。このため、伝送基板と光通信用モジュールの基板の位置関係のばらつきにより、電気信号を正常に伝送できないことが想定される。そこで、本実施の形態のようなフレキシブルプリント基板100を用いることで、電気信号を伝送し、かつ、電気信号を接続する位置を調整することができる。つまり、フレキシブルプリント基板100が変形することで、伝送基板62と基板50との位置ばらつきを吸収できる。これにより、光トランシーバからの電気信号を正常に光通信用モジュール101に伝えることができる。
図9は、実施の形態1に係るフレキシブルプリント基板100が折り曲げられた状態を示す図である。一般に、位置調整のために光通信用モジュール101側に接続されたフレキシブルプリント基板100の折り曲げが実施される。折り曲げ時には、基板50近傍のフレキシブルプリント基板100の根本部分100dに応力が集中し易い。この応力は、例えばフレキシブルプリント基板100を基板50から引き剥がす方向の応力である。このような応力により、フレキシブルプリント基板に断線が生じると、電気信号を伝送する機能が損なわれるおそれがある。このため、光通信用モジュールの機能が果たせなくなるおそれがある。
折り曲げ時の断線を抑制する方法として、一般にフレキシブルプリント基板上の配線端部以外の部分に配線保護のためのカバーレイが設けられることがある。この構成では、カバーレイに覆われた部分が折り曲がる。また、カバーレイの代わりにレジストを用いることもある。
カバーレイを用いた場合、カバーレイと配線端部の境界部分に応力が集中し易い。また、カバーレイは屈曲性に優れる一方、一般に貼り合わせの精度が低い。このため、配線端部とカバーレイの干渉を防ぐために、配線端部とカバーレイの隙間を広く確保する必要が生じることがある。この場合、配線端部の近傍にはカバーレイを配置できない。よって、特にフレキシブルプリント基板が短く、配線端部と折り曲げ位置が近い場合、配線端部を保護することができないおそれがある。
一方で、レジストは一般に高い精度で形成できる。このため、配線端部とレジストの隙間を狭くすることができる。しかし、レジストは曲げたときに塑性変形する。このため、繰り返し曲げられた際の補強効果は一般にカバーレイに劣る。
光モジュール製品では信号の高速化に伴い、伝送損失低減の観点から、フレキシブルプリント基板の短尺化が求められることがある。フレキシブルプリント基板が短くなるほど、折り曲げ位置は根本部分に近づいていく。このため、折り曲げ時のフレキシブルプリント基板への負荷が増大し易い。このように、折り曲げ時の断線抑制と、フレキシブルプリント基板の短尺化の両立が求められる。
本実施の形態では、図1~4において線L1で示される部分に応力が集中し易い。線L1で示される部分は、カバーレイ13、23の端部に該当する部分である。これに対し本実施の形態では、カバーレイ13、23および配線端部11a、21aを跨ぐように、レジスト12、22が配置されている。つまり、パターン層11、21のうち応力が集中し易いカバーレイ13、23の端部に対応する部分に、レジスト12、22が設けられる。これにより、レジスト12、22による補強で、線L1で示される部分への応力集中を緩和できる。従ってパターン層11、21の断線を抑制することができる。
また、本実施の形態では応力を分散させるために端部に長いパターン等を設ける必要がない。従って、フレキシブルプリント基板100を短尺化できる。
ここで、レジスト22が配線端部21aのパターンに重なると、基板50と配線端部21aとの接合が阻害されるおそれがある。しかし、レジスト22は一般に高精度で形成できる。このため、配線端部21aのパターン間にレジスト22を精度良く形成することができる。
このように本実施の形態では、配線端部11a、21aに補強用のレジスト12、22を設け、カバーレイ13、23とレジスト12、22を組み合わせることで、構造体として応力集中を緩和できる。
また、フレキシブルプリント基板100を基板50に実装する際は、例えばフレキシブルプリント基板100と基板50を、はんだ等の接合材を介して接触させる。次に、接合材の融点以上まで接合材を加熱し溶融させる。これにより、基板50とパターン層21を接合する。ここで、レジスト22がパターン層21よりも先に基板50に接触すると、パターン層21と基板50との間に隙間が空く。このため、はんだごて等で加熱するときに、基板50側に熱が伝わりにくくなるおそれがある。このため、接合材の基板50上での溶融が阻害され、実装が困難となる可能性がある。
これに対し本実施の形態では、レジスト22はパターン層21よりも薄い。同様にレジスト12はパターン層11よりも薄い。パターン層11、21を圧延銅箔と電界Cuめっきで形成した場合、例えば圧延銅箔が20μm、電界Cuめっきが10μm程度の厚みとなる。このため、パターン層11、21はそれぞれ30μm程度の厚みとなる。一方で、印刷等で形成したレジスト12、22の厚さは、それぞれ例えば15μm程度である。配線端部21aにおいて、ベース10に対するパターン層21の高さは30μmとなる。また、配線端部21aのパターン間に設けられたレジスト22の、ベース10に対する高さは15μmとなる。このように、パターン層21よりレジスト22が低くなる。
このため、フレキシブルプリント基板100の端部100bを基板50上に実装するとき、レジスト22よりもパターン層21が先に基板50に接触する。よって、レジスト22を配線端部21aのパターン間に配置したとしても、実装が阻害されることを抑制できる。
またフレキシブルプリント基板の全体にレジストを設けた場合、フレキシブルプリント基板全体が硬くなるおそれがある。フレキシブルプリント基板全体が硬くなると、力を加えたときに曲がり難くなる。このため、曲げるためにより多くの力が必要となり、結果的に線L1で示される部分により多くの応力が加わることになる。従って、線L1で示される部分に急激な曲げが生じ易くなり、断線が生じ易くなる可能性がある。
これに対し本実施の形態では、レジスト12、22は信号伝搬方向D1において、パターン層11、21の中央部を避けて設けられる。このため、フレキシブルプリント基板100全体に加わる応力の増加を抑えつつ、応力集中が発生し易い部分を補強できる。このため、急激な曲げを抑制でき、断線を抑制することができる。
フレキシブルプリント基板100の構造は図1~4に示されるものに限定されない。例えば、パターン層の上にレジストおよびカバーレイが積層した構造は、ベース10の一方の面にのみに形成されても良い。この場合、ベース10の他方の面では、パターン層をカバーレイまたはレジストの一方のみが覆っても良い。
また、フレキシブルプリント基板100に要求される柔らかさに応じて、レジスト12、22はフレキシブルプリント基板100の全体に設けられても良い。また、レジスト12、22は配線端部11a、21aの複数のパターンの間に設けられなくても良い。レジスト12、22は、平面視でパターン層11、21のうちカバーレイ13、23に覆われた部分からカバーレイ13、23から露出した部分にわたって設けられれば、応力集中が発生し易い部分を補強できる。また、レジスト12、22の形状は互いに異なっていても良い。
上述した変形は、以下の実施の形態に係るフレキシブルプリント基板について適宜応用することができる。なお、以下の実施の形態に係るフレキシブルプリント基板については実施の形態1との共通点が多いので、実施の形態1との相違点を中心に説明する。
実施の形態2.
図10は、実施の形態2に係るフレキシブルプリント基板200の構造を説明する図である。図11は、実施の形態2に係るフレキシブルプリント基板200の平面図である。図12は、実施の形態2に係るフレキシブルプリント基板200の底面図である。図13は、実施の形態2に係るフレキシブルプリント基板の断面図である。図13は、図11のA-A断面図である。
本実施の形態では、カバーレイ13、23のうち信号伝搬方向D1の端部13a、23aは、平面視で波型である。また、レジスト12、22のうち信号伝搬方向D1での中央部側の端部12b、22bは、平面視で波型である。他の構成は実施の形態1の構成と同様である。カバーレイ13、23またはレジスト12、22の端部を波型とすることで、実施の形態1と比較してフレキシブルプリント基板200を曲がり易くすることができる。
基板50からフレキシブルプリント基板200端に向かう方向での各箇所におけるフレキシブルプリント基板200の曲がり難さは、その箇所での各層の断面積に関係する。なお、曲がり難さは硬さを意味する。一般に断面積が大きいほど曲がり難く、断面積が小さいほど曲がり易い。ここで、力=変形量×弾性率である。曲がり難いこと、つまり硬いことは、弾性率が高いことを意味する。同様に、曲がり易いこと、つまり柔らかいことは、弾性率が低いことを意味する。
きつい曲げが生じるということは、ある箇所の前後で変形量が急激に増減することを意味する。変形量=力/弾性率であるため、力を一定とした場合、硬さが急激に変化する箇所の前後では、変形量が急激に変化する。例えば、根本から先端に向かって、ある箇所の前は硬く後ろは急激に柔らくなるような硬さの境界があると、変形量が急激に変化する。このとき、きつい曲げが加わって、断線が生じ易くなるおそれがある。
つまり、フレキシブルプリント基板において、各層の断面積が急激に変化する箇所で、断線が生じ易い。これに対し本実施の形態では、レジストおよびカバーレイの端部を波型にすることで、信号伝搬方向D1での断面積の変化を緩やかにすることができる。これにより、フレキシブルプリント基板200の曲げ形状を緩やかにすることができ、断線を抑制できる。
図14は、実施の形態1に係るフレキシブルプリント基板100の各部材の境界となる部分を説明する図である。図14において、位置P1はカバーレイ13、23の端部に該当し、位置P2はレジスト12、22の端部に該当する。このように、実施の形態1では各層の境界が直線状となる。このため、根本から先端に向かう方向における位置P1、P2のそれぞれの前後において、各層の断面積が急激に変化する。このため、引きはがし方向に強い力でフレキシブルプリント基板100を曲げたとき、きつい曲げが加わる可能性がある。
図15は、実施の形態2に係るフレキシブルプリント基板200の各部材の境界となる部分を説明する図である。カバーレイ13、23の端部およびレジスト12、22の端部は、枠P3に示される範囲に設けられる。このため、枠P3に示される範囲で、各層の断面積が緩やかに変化する。よって、フレキシブルプリント基板200を曲げたとき、曲げ形状が緩やかになる。従って、折り曲げ部への応力集中を緩和でき、断線を抑制できる。
レジスト12、22、カバーレイ13、23には、それぞれ製造公差がある。例えばレジスト12、22の製造公差は±0.05mmであり、カバーレイ13、23の製造公差は±0.3mmである。この場合、レジストとカバーレイがオーバーラップしている部分の幅を0.05+0.3=0.35mmとすれば、レジストとカバーレイに隙間が生じない。このため、パターン層11、21が外気に触れることを抑制できる。また、異物の付着によるパターン間のショートを抑制できる。また、レジストとカバーレイがオーバーラップしないことで局所的に柔らかい部分が形成されることを抑制できる。従って、応力集中を回避し、断線耐性を維持できる。
一方で、レジストとカバーレイがオーバーラップする部分の面積を増やすと、フレキシブルプリント基板が曲がり難くなるおそれがある。これにより、曲がり易い部分と曲がり難い部分の境界に応力が集中して、断線が生じやすくなるおそれがある。従って、レジストとカバーレイがオーバーラップする部分は、必要最低限の幅とすると良い。
これに対し本実施の形態では、図10-12に示されるように、レジスト12、22の端部12b、22bは、カバーレイ13、23の端部13a、23aに沿って設けられる。つまり、レジスト12、22の端部12b、22bは、カバーレイ13、23の端部13a、23aに依存した形状である。これにより、レジストとカバーレイの間に隙間が生じることを抑制しつつ、レジストとカバーレイがオーバーラップする部分を必要最低限の幅とすることができる。
また、フレキシブルプリント基板200では、カバーレイとレジストの重なる部分が最も硬い。この部分が緩やかに曲がるような構成とすることが、断線対策上重要となる。図7-9に示されるようにフレキシブルプリント基板200を曲げる場合、レジスト12、22、カバーレイ13、23の波型部分が信号伝搬方向D1に長い方が曲がり易くなる。一方で、波型部分を長くし過ぎると、レジストとカバーレイのオーバーラップする部分の面積が増加する。これにより、フレキシブルプリント基板が硬くなり、曲げに伴う応力が増加し、断線し易くなるおそれがある。このため、波型部分の信号伝搬方向D1の長さを適度に調節すると良い。
ここで、レジストとカバーレイのオーバーラップする部分は硬いため、その前後の部分に応力が集中し易い。このため本実施の形態では、レジスト12、22、カバーレイ13、23の波型部分の形状の調整によって、曲がる箇所をある程度制御することができる。例えばパターン形状の細い部分など、パターン層11、21に断線し易い部分があったとする。このとき、断線し易い部分と、レジストとカバーレイのオーバーラップした部分とを重ねて配置しても良い。断線し易い部分と硬い部分とが重なることで、断線を抑制できる。このように本実施の形態では、パターン層11、21の形状に合わせた断線対策を行うことができる。
本実施の形態の変形例として、レジスト12、22の端部12b、22bは、カバーレイ13、23の端部13a、23aに沿っていなくても良い。例えばカバーレイ13、23とレジスト12、22との何れか一方の端部が波型であっても良い。また、カバーレイ13、23のうち何れか一方の端部が波型であっても良い。また、レジスト12、22のうち何れか一方の端部が波型であっても良い。
また、本実施の形態では、カバーレイ13、23の波型の端部13a、23aは平面視で重なる。これに限らず、端部13a、23aは互いに異なる形状であっても良い。また、本実施の形態では、レジスト12、22の波型の端部12b、22bは平面視で重なる。これに限らず、端部12b、22bは互いに異なる形状であっても良い。
実施の形態3.
図16は、実施の形態3に係るフレキシブルプリント基板300の構造を説明する図である。図17は、実施の形態3に係るフレキシブルプリント基板300の平面図である。図18は、実施の形態3に係るフレキシブルプリント基板300の底面図である。図19は、実施の形態3に係るフレキシブルプリント基板300の断面図である。図19は、図17のA-A断面図である。本実施の形態では、パターン層21のうち配線端部21a以外の部分に開口21bが形成されている。また、ベース10には開口10aが形成される。他の構成は実施の形態2の構成と同様である。
開口21bは例えば端部22b、23aの近傍に形成される。開口21bはパターン層21の中央部に形成されても良い。また、ベース10の開口10aとパターン層21の開口21bは平面視で重なっても良い。
パターン層21に抜きを形成することで、抜き部分が曲がり易くなる。このため、フレキシブルプリント基板300を曲げた際に曲がる箇所を、基板50の根本部分から遠ざけることができる。これにより、フレキシブルプリント基板300を曲げ形状をより緩やかにできる。従って、折り曲げ部への応力集中を緩和でき、断線を抑制できる。
電気信号を伝えるというフレキシブルプリント基板300の機能から、パターン層21は信号伝搬方向D1の一端から他端まで電気的な導通を保つ必要がある。パターン層21は例えば銅等の金属材料で形成される。パターン層21に開口21bを形成することで、金属部分の断面積を減少させ、金属部分を柔らかくすることができる。また、開口21bがパターン層21の端部を避けて形成されることで、フレキシブルプリント基板300の電気的な導通を保つことができる。
また、ベース10にも開口10aを形成することで、さらに折り曲げ部への応力集中を緩和でき、断線を抑制できる。
なお、上述のとおり、硬さが急激に変化する部分ではきつい曲げが生じ易くなる。本実施の形態では、開口21bに対応する部分にきつい曲げが生じたとしても、パターン層11、21の上下にカバーレイ13、23またはレジスト12、22が設けられる。このため、パターン層11、21を保護でき、断線抑制できる。
本実施の形態では開口21bとして、カバーレイ23の端部23aの近傍に長孔が2つ形成された。開口21bの数および配置は、これに限定されない。開口21bは、平面視でカバーレイ13、23あるいはレジスト12、22と重なる位置に形成されれば良い。また、開口21bは1つでも良く3つ以上でも良い。例えば長孔が4つ形成されても良い。また、図16に示される長孔が繋がって大きな一つの開口21bが形成されても良い。また、ベース10の開口10aは形成されなくても良い。
実施の形態4.
図20は、実施の形態4に係るフレキシブルプリント基板400の構造を説明する図である。図21は、実施の形態4に係るフレキシブルプリント基板400の平面図である。図22は、実施の形態4に係るフレキシブルプリント基板400の底面図である。図23は、実施の形態4に係るフレキシブルプリント基板400の断面図である。図23は、図21のA-A断面図である。本実施の形態では、パターン層21の開口21bは、平面視で波型である。また、ベース10の開口10aは平面視で波型である。他の構成は実施の形態3の構成と同様である。ベース10の開口10aとパターン層21の開口21bは平面視で重なっても良い。
これにより、パターン層21のうち、開口21bが形成された部分が曲がり易くなる。さらに、開口21bを波型にすることによって、曲げ形状がより緩やかになる。よって、フレキシブルプリント基板400に力が加わった際の折り曲げ部への応力集中が緩和され、断線を抑制できる。
図24は、実施の形態3に係るパターン層21において断面積が変化する部分を説明する図である。図25は、実施の形態4に係るパターン層21において断面積が変化する部分を説明する図である。図24に示される実施の形態3のパターン層21では、位置P4、P5で断面積が変化する。このため、位置P4、P5できつい曲げが生じ易くなる。
これに対し、図25に示される実施の形態4のパターン層21では、位置P6から位置P7の範囲で、断面積が緩やかに変化する。従って、曲げ形状を緩やかにすることができ、断線を抑制できる。
図20~22に示される例では、開口21bは平面視で、カバーレイ13の端部13aまたはカバーレイ23の端部23aに沿うように形成されている。上述したように、カバーレイとレジストのオーバーラップした部分は硬くなり易い。硬くなり易い部分に沿って、フレキシブルプリント基板400を柔らかくする開口21bが形成されることで、フレキシブルプリント基板400の硬さを均一に近づけることができる。これにより、フレキシブルプリント基板400を曲げたときの曲げRを緩やかにし、応力集中および断線を抑制することができる。
例えばカバーレイの製造公差が±0.2mm、開口21bの加工精度が±0.1mmの場合、最小で0.2+0.1=0.3mmの隙間をカバーレイと開口21bとの間に設けると良い。これにより、カバーレイから平面視で開口21bがはみ出すことなく、カバーレイによるパターン層の保護機能を確保できる。なお、カバーレイから開口21bがはみ出した場合、異物がパターン層に付着し、パターン間ショート等の不良が発生するおそれがある。また、カバーレイから開口21bがはみ出した状態で、フレキシブルプリント基板を曲げると、開口21bと重なるカバーレイの端部に引きはがし方向の力が加わる可能性がある。このため、カバーレイが剥離するおそれがある。
一方で、カバーレイと開口21bとの間の隙間を増やすと、開口21bのうち、カバーレイの波型の端部に沿った部分を十分に確保できなくなる。このとき開口21bは、波型ではなく、直線に棘が生えたような形状となることが考えられる。この場合、パターン層21に直線状の開口が形成された場合と同様に、フレキシブルプリント基板400を曲げたときに、開口部分に応力が集中し、急激な曲げが発生するおそれがある。このため、カバーレイと開口21bとの間の隙間は適度に調整されると良い。
上述したように、図7-9に示されるようにフレキシブルプリント基板400を曲げる場合、レジストおよびカバーレイの波型部分が信号伝搬方向D1に長い方が曲がり易くなる。このような波型部分を確保しつつ、カバーレイと開口21bとの隙間を適度に確保することで、フレキシブルプリント基板400を均一に曲げることができ、応力集中および断線抑制の効果が得られる。
一般に、レジスト、カバーレイ、開口の各製造公差は規定である。本実施の形態では、レジストの端部、カバーレイの端部および開口が互いに沿うように形成されることで、製造公差に合わせて、レジストとカバーレイのオーバーラップ部分する幅および、カバーレイと開口の隙間を最小限度に抑えることができる。つまり、パターン層の保護機能を確保しつつ急激な曲げを抑制するための設計を容易に行うことができる。
本実施の形態の変形例として、開口21bは平面視で、レジスト12またはレジスト22の端部に沿うように形成されても良い。開口21bは平面視で、端部13a、23a、12b、22bの何れかに沿うように形成されれば良い。また、開口21bは、端部13a、23a、12b、22bに沿うように形成されていなくても良い。また、2つの開口21bが繋がって、一つの孔を形成しても良い。
実施の形態5.
図26は、実施の形態5に係るフレキシブルプリント基板500の構造を説明する図である。図27は、実施の形態5に係るフレキシブルプリント基板500の平面図である。図28は、実施の形態5に係るフレキシブルプリント基板500の底面図である。図29は、実施の形態5に係るパターン層11、21を重ねた状態を示す図である。本実施の形態では、開口21b、10aの形状が実施の形態4と異なる。他の構成は実施の形態4の構成と同様である。
開口21bは、平面視でカバーレイ23の端部23aとレジスト22の端部22bに沿って形成される。また開口21bは、パターン層21のうち平面視でパターン層11と重なる部分を避けて形成される。ベース10の開口10aとパターン層21の開口21bは平面視で重なっても良い。
図30は、図28のB-B断面図である。図31は、図28のC-C断面図である。本実施の形態では、実施の形態4と比べてパターン層21の開口21bが小さい。このため、フレキシブルプリント基板500の曲がり方を緩やかにする効果は劣る。一方で、パターン層11の直下にパターン層21の電極部分が存在するため、パターン層11を伝わる高周波信号の劣化を抑制できる。よって、高周波特性を確保しつつ、断線を抑制できる。
図26では開口21bは、カバーレイ23の両端部23aに隣接するように2列に並んでいる。これに限らず、開口21bは3列以上に配置されても良い。開口21bはレジスト22の端部22bに重なるように形成されても良い。開口21bは、端部13a、23a、12b、22bの何れかに沿うように形成されれば良い。また開口21bは、端部13a、23a、12b、22bに沿うように形成されていなくても良い。また、信号伝搬方向D1の両側の開口21bが繋がって大きな開口21bを形成していても良い。
各実施の形態で説明した技術的特徴は適宜に組み合わせて用いても良い。
10 ベース、10a 開口、11 パターン層、11a 配線端部、12 レジスト、12a、12b 端部、13 カバーレイ、13a 端部、21 パターン層、21a 配線端部、21b 開口、22 レジスト、22a、22b 端部、23 カバーレイ、23a 端部、50 基板、52 パッケージ、54 光通信素子、54a レーザーダイオード、54b フォトダイオード、56 レセプタクル、58 光コネクタ、60 光ファイバ、62 伝送基板、100 フレキシブルプリント基板、100a 変形部、100b、100c 端部、100d 根本部分、101 光通信用モジュール、200、300、400、500 フレキシブルプリント基板

Claims (9)

  1. 基板と接続される配線端部を端部に有する第1パターン層と、
    前記第1パターン層の上に重なるレジストおよびカバーレイと、
    を備え、
    前記カバーレイは、平面視で前記第1パターン層のうち前記配線端部よりも内側を覆い、
    前記レジストは、平面視で、前記第1パターン層のうち前記カバーレイに覆われた部分から前記第1パターン層のうち前記カバーレイから露出した部分にわたって設けられ
    前記カバーレイのうち信号伝搬方向の端部は、平面視で波型であり、
    平面視で、前記第1パターン層のうち前記信号伝搬方向での中央部は、前記レジストから露出し、
    前記レジストのうち前記中央部側の端部は、平面視で波型であり前記カバーレイの前記端部に沿って設けられることを特徴とするフレキシブルプリント基板。
  2. 前記配線端部は複数のパターンを有し、
    前記レジストは、前記複数のパターンの間に設けられることを特徴とする請求項1に記載のフレキシブルプリント基板。
  3. 前記レジストは、前記第1パターン層よりも薄いことを特徴とする請求項に記載のフレキシブルプリント基板。
  4. 前記第1パターン層のうち前記配線端部以外の部分には開口が形成されていることを特徴とする請求項1からの何れか1項に記載のフレキシブルプリント基板。
  5. 基板と接続される配線端部を端部に有する第1パターン層と、
    前記第1パターン層の上に重なるレジストおよびカバーレイと、
    を備え、
    前記カバーレイは、平面視で前記第1パターン層のうち前記配線端部よりも内側を覆い、
    前記レジストは、平面視で、前記第1パターン層のうち前記カバーレイに覆われた部分から前記第1パターン層のうち前記カバーレイから露出した部分にわたって設けられ、
    前記第1パターン層のうち前記配線端部以外の部分には開口が形成され、
    前記開口は、平面視で波型であることを特徴とするフレキシブルプリント基板。
  6. 基板と接続される配線端部を端部に有する第1パターン層と、
    前記第1パターン層の上に重なるレジストおよびカバーレイと、
    を備え、
    前記カバーレイは、平面視で前記第1パターン層のうち前記配線端部よりも内側を覆い、
    前記レジストは、平面視で、前記第1パターン層のうち前記カバーレイに覆われた部分から前記第1パターン層のうち前記カバーレイから露出した部分にわたって設けられ、
    前記カバーレイのうち信号伝搬方向の端部は、平面視で波型であり、
    前記第1パターン層のうち前記配線端部以外の部分には開口が形成され、
    前記開口は、平面視で前記カバーレイの前記端部に沿って形成されることを特徴とするフレキシブルプリント基板。
  7. 基板と接続される配線端部を端部に有する第1パターン層と、
    前記第1パターン層の上に重なるレジストおよびカバーレイと、
    を備え、
    前記カバーレイは、平面視で前記第1パターン層のうち前記配線端部よりも内側を覆い、
    前記レジストは、平面視で、前記第1パターン層のうち前記カバーレイに覆われた部分から前記第1パターン層のうち前記カバーレイから露出した部分にわたって設けられ、
    平面視で、前記第1パターン層のうち信号伝搬方向での中央部は、前記レジストから露出し、
    前記レジストのうち前記中央部側の端部は、平面視で波型であり、
    前記第1パターン層のうち前記配線端部以外の部分には開口が形成され、
    前記開口は、平面視で前記レジストの前記端部に沿って形成されることを特徴とするフレキシブルプリント基板。
  8. 前記第1パターン層のうち前記配線端部以外の部分には開口が形成され、
    前記開口は、平面視で前記カバーレイの前記端部と前記レジストの前記端部に沿って形成されることを特徴とする請求項に記載のフレキシブルプリント基板。
  9. 第1面に前記第1パターン層が設けられたベースと、
    前記ベースの前記第1面と反対側の第2面に設けられた第2パターン層と、
    を備え、
    前記開口は、前記第1パターン層のうち平面視で前記第2パターン層と重なる部分を避けて形成されることを特徴とする請求項からの何れか1項に記載のフレキシブルプリント基板。
JP2021560918A 2021-06-09 2021-06-09 フレキシブルプリント基板 Active JP7006863B1 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2021/021927 WO2022259425A1 (ja) 2021-06-09 2021-06-09 フレキシブルプリント基板

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP7006863B1 true JP7006863B1 (ja) 2022-01-24
JPWO2022259425A1 JPWO2022259425A1 (ja) 2022-12-15

Family

ID=80624145

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021560918A Active JP7006863B1 (ja) 2021-06-09 2021-06-09 フレキシブルプリント基板

Country Status (4)

Country Link
US (1) US20240121891A1 (ja)
JP (1) JP7006863B1 (ja)
CN (1) CN117337617A (ja)
WO (1) WO2022259425A1 (ja)

Citations (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6336075U (ja) * 1986-08-25 1988-03-08
JPH0964489A (ja) * 1995-08-25 1997-03-07 Olympus Optical Co Ltd フレキシブルプリント基板
JP2003046213A (ja) * 2001-07-31 2003-02-14 Optrex Corp 液晶パネル用可撓配線板
JP2005183464A (ja) * 2003-12-16 2005-07-07 Nitto Denko Corp 配線回路基板
JP2005311106A (ja) * 2004-04-22 2005-11-04 Nitto Denko Corp 配線回路基板
US20060027395A1 (en) * 2004-08-04 2006-02-09 Arima Computer Corporation Flexible printed circuit board
JP2007103631A (ja) * 2005-10-04 2007-04-19 Fujifilm Corp フレキシブルプリント配線板
JP2008294290A (ja) * 2007-05-25 2008-12-04 Epson Imaging Devices Corp 基板及び電気光学装置並びに電子機器
JP2010129803A (ja) * 2008-11-28 2010-06-10 Nitto Denko Corp 配線回路基板およびその製造方法
JP2012049369A (ja) * 2010-08-27 2012-03-08 Arisawa Mfg Co Ltd フレキシブルプリント配線板
JP2012089710A (ja) * 2010-10-20 2012-05-10 Toshiba Corp 電子機器およびフレキシブルプリント配線板
JP2013045818A (ja) * 2011-08-23 2013-03-04 Sumitomo Electric Printed Circuit Inc フレキシブルプリント配線板及び該フレキシブルプリント配線板の製造方法
JP2016057567A (ja) * 2014-09-12 2016-04-21 日本オクラロ株式会社 光モジュール、光送受信モジュール、及びフレキシブル基板
JP6336075B2 (ja) 2014-03-26 2018-06-06 エルジー・ケム・リミテッド 局地的脱色領域を含む偏光部材、偏光部材ロールおよび枚葉型偏光部材の製造方法
JP2019036617A (ja) * 2017-08-14 2019-03-07 住友電気工業株式会社 フレキシブルプリント配線板
WO2020026959A1 (ja) * 2018-07-31 2020-02-06 株式会社村田製作所 樹脂基板、および樹脂基板の製造方法

Patent Citations (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6336075U (ja) * 1986-08-25 1988-03-08
JPH0964489A (ja) * 1995-08-25 1997-03-07 Olympus Optical Co Ltd フレキシブルプリント基板
JP2003046213A (ja) * 2001-07-31 2003-02-14 Optrex Corp 液晶パネル用可撓配線板
JP2005183464A (ja) * 2003-12-16 2005-07-07 Nitto Denko Corp 配線回路基板
JP2005311106A (ja) * 2004-04-22 2005-11-04 Nitto Denko Corp 配線回路基板
US20060027395A1 (en) * 2004-08-04 2006-02-09 Arima Computer Corporation Flexible printed circuit board
JP2007103631A (ja) * 2005-10-04 2007-04-19 Fujifilm Corp フレキシブルプリント配線板
JP2008294290A (ja) * 2007-05-25 2008-12-04 Epson Imaging Devices Corp 基板及び電気光学装置並びに電子機器
JP2010129803A (ja) * 2008-11-28 2010-06-10 Nitto Denko Corp 配線回路基板およびその製造方法
JP2012049369A (ja) * 2010-08-27 2012-03-08 Arisawa Mfg Co Ltd フレキシブルプリント配線板
JP2012089710A (ja) * 2010-10-20 2012-05-10 Toshiba Corp 電子機器およびフレキシブルプリント配線板
JP2013045818A (ja) * 2011-08-23 2013-03-04 Sumitomo Electric Printed Circuit Inc フレキシブルプリント配線板及び該フレキシブルプリント配線板の製造方法
JP6336075B2 (ja) 2014-03-26 2018-06-06 エルジー・ケム・リミテッド 局地的脱色領域を含む偏光部材、偏光部材ロールおよび枚葉型偏光部材の製造方法
JP2016057567A (ja) * 2014-09-12 2016-04-21 日本オクラロ株式会社 光モジュール、光送受信モジュール、及びフレキシブル基板
JP2019036617A (ja) * 2017-08-14 2019-03-07 住友電気工業株式会社 フレキシブルプリント配線板
WO2020026959A1 (ja) * 2018-07-31 2020-02-06 株式会社村田製作所 樹脂基板、および樹脂基板の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
WO2022259425A1 (ja) 2022-12-15
US20240121891A1 (en) 2024-04-11
CN117337617A (zh) 2024-01-02
JPWO2022259425A1 (ja) 2022-12-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1499167B1 (en) Folded flex circuit interconnect having a grid array interface
US8611094B2 (en) Optical module
JP6982962B2 (ja) 光モジュール
JP5247880B2 (ja) 光電気配線基板および光モジュール
US20130027762A1 (en) Circuit board and optical modulator
JP7368932B2 (ja) 光モジュール及び光伝送装置
US8110929B2 (en) Semiconductor module
JP6570976B2 (ja) 光モジュール
TWI636290B (zh) Photoelectric hybrid substrate
JP7028587B2 (ja) 光モジュール及び光伝送装置
JP2011013646A (ja) 光変調器モジュールおよびその製造方法
JP7153509B2 (ja) 光モジュール、光伝送装置、及び配線基板
JP2009252918A (ja) 光データリンク
JP7006863B1 (ja) フレキシブルプリント基板
WO2016129278A1 (ja) フレキシブル基板、フレキシブル基板付き部品、及びフレキシブル基板付き部品の製造方法
JP6347758B2 (ja) フレキシブルプリント配線基板
JP7457497B2 (ja) 光モジュール
JP2013097147A (ja) フレキシブル光電配線モジュール
JP2013092689A (ja) 光モジュールおよびfpcホルダ
JP6958396B2 (ja) フレキシブル基板及び光デバイス
JP6308870B2 (ja) 光モジュール
TWI748427B (zh) 電路板及其製造方法
CN112563339B (zh) 光模块
JPH11346036A (ja) 電気基板および電気実装装着方法
JP7092520B2 (ja) 光モジュール

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20211013

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20211013

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20211013

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20211207

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20211220

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7006863

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150