JP7005113B2 - 同軸避雷器 - Google Patents
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Description
従来の基本的な同軸避雷器100の構成を図16に示す。同軸避雷器100は、図16に示すようにアンテナからの同軸線路が接続される第1端子110と、無線機への同軸線路が接続される第2端子111とを接続する同軸の線路112の中途の接続点に、使用周波数における1/4波長の電気長を持つショートスタブ115が接続されて構成されている。ショートスタブ115は同軸線路からなり、この同軸線路の先端において、外部導体が接続される地中のアースに中心導体が短絡されている。そして、ショートスタブ115の電気長が1/4波長であることから、線路112の接続点から見たショートスタブ115のインピーダンスは使用周波数において高いインピーダンスとなることから、線路112への影響がなく電気特性は良好となる。一方、誘導雷等の周波数成分は直流若しくは直流に近い低域周波数に集中しているので、直流的にショートされているショートスタブ115を介して誘導雷等のエネルギーの大半は地中のアースに誘導されて、雷電流の無線機側への流入が大幅に軽減される。
図17において、実線が挿入損失で点線が反射減衰量であり、160MHzにおいて挿入損失がほぼ0dBで、反射減衰量が約60dBの良好な特性となっている。使用可能周波数帯域をVSWR1.1相当の反射減衰量26.4dB以上とすると、160MHz帯の帯域幅は約19MHzとなり、使用可能周波数帯域が狭くなっている。
図16に示す従来の同軸避雷器100は、ガス入り放電管や半導体などからなる雪サージ保護素子を用いていないことから、高出力の送信通過電力と大きな雷サージ電流に耐えられる利点がある一方で、使用可能な通過周波数帯域幅が狭いという問題点があった。
ショートスタブ115は、1/4波長相当の周波数以外に奇数倍の周波数において同様の電気特性を繰り返す。図17を参照すると、基本通過周波数が160MHzであるが、3倍の480MHzでも使用可能な電気特性になっている。この原理により、条件が揃えば複数の周波数帯域でも同軸避雷器は使用できる場合がある。但し、使用可能周波数は該当周波数の関係が前述の160HHzと480HHzが3倍であるように奇数倍の関係になっている場合であって、図17に示すように、基本通過周波数の2倍の320MHzを含む大凡180MHz~460MHzの周波数帯域では、反射特性や挿入損失損失が劣化して実用上使用できないことが分かる。
この従来の同軸避雷器200は、160MHzと350HHzの周波数で使用可能な同軸避雷器であり、図18に示すように、アンテナからの線路が接続される第1端子210を有し、第1端子210と第1線路212aとの間に第1スタブ213aが接続されている。また、無線機への線路が接続される第2端子211を有し、第2端子211と第2線路212bとの間に第2スタブ213bが接続されている。第1スタブ213a、第1線路212a、第2線路212b、第2スタブ213bは同軸線路から構成されている。そして、第1線路212aと第2線路212bとの中心導体同士の接続点に、同軸線路からなるショートスタブ215の中心導体が接続されている。ショートスタブ215の外部導体はアースされており、先端において、中心導体がアースに短絡されている。また、第1スタブ213a、第1線路212a、第2線路212b、第2スタブ213bの外部導体はアースに接続されている。
図19を参照すると、160MHzにおいて挿入損失がほぼ0dBで、反射減衰量が約60dBとなり、350MHzにおいて挿入損失がほぼ0dBで、反射減衰量が約41dBの良好な特性が得られている。このように、従来の同軸避雷器200は160MHzと350HHzの周波数で使用可能となる。
これらの図に示す同軸避雷器200は、第1端子210である第1接栓220aを有する第1同軸線路220と、第2端子211である第2接栓221aを有する第2同軸線路221と、同軸線路からなるショートスタブ215とから構成されている。ショートスタブ215は、第1同軸線路220と第2同軸線路221との接続部から、第1同軸線路220と第2同軸線路221とに直交して配置されており、同軸避雷器200はT字状とされている。ショートスタブ215の先端に設けられたアース部215aにおいて、中心導体が外部導体であるアースに短絡されている。
さらに、上記本発明の同軸避雷器において、前記インダクタと前記ショートスタブとの直列回路の直列共振周波数が、低域通過周波数FLと高域通過周波数FHとの中央付近に設定されていてもよい。
さらにまた、上記本発明の同軸避雷器において、前記同軸線路は、前記第1端子に一端が接続された第1同軸線路と、前記第2端子に一端が接続された第2同軸線路の2本からなり、前記LC分岐部は筒状の分岐部外部導体を備え、前記第1同軸線路および前記第2同軸線路の外部導体が該分岐部外部導体の対面する側面にそれぞれ接続され、該分岐部外部導体の内部において、前記第1同軸線路および前記第2同軸線路の他端における中心導体が接続されて前記接続点が構成され、前記分岐部外部導体における上部の内部にアース板、ロータおよびステータが配置されて、該ロータは中心軸が前記アース板に回転可能に支持され、前記ロータに対面して配置された前記ステータが前記接続点に接続され、前記分岐部外部導体の下部の内部に前記インダクタを構成する空芯コイルが配置され、該空芯コイルの他端に前記ショートスタブを構成する同軸線路の中心導体が接続されており、前記キャパシタが前記ロータおよび前記ステータとにより構成されていてもよい。
さらにまた、本発明の同軸避雷器において、前記分岐部外部導体の側面に、前記空芯コイルのインダクタンスを調整するための窓が形成されていてもよい。
図1に示す本発明の実施例の同軸避雷器1は、例えば160MHzと350HHzの2波の周波数で使用可能な同軸避雷器であり、アンテナからの線路が接続される第1端子10と無線機への線路が接続される第2端子11とを有している。第1端子10と第2端子11との間は同軸線路16により接続されており、この同軸線路16の中途の接続点16aにLC分岐部12が接続されている。LC分岐部12は、一端が同軸線路16の中途の接続点16aに接続され他端がアースされた容量を可変可能なキャパシタ13と、一端が同軸線路16の中途の接続点16aに接続され他端がショートスタブ15の一端に接続されているインダクタンスを調整可能なインダクタ14とから構成されている。ショートスタブ15は、所定長の同軸線路から構成され、この同軸線路の外部導体はアースされており、同軸線路の内部導体の一端にインダクタ14が接続され、該内部導体の他端は外部導体に短絡されてアースされている。
本発明の実施例の同軸避雷器1は、2つの指定通過周波数、例えば160MHzと350HHzにおいては、LC分岐部12およびショートスタブ15の影響を受けることなく良好な通過特性が得られる。一方、誘導雷等の周波数成分は直流若しくは直流に近い低域周波数に集中しているので、直流的にショートされているインダクタ14とショートスタブ15の直列回路を介して誘導雷等のエネルギーの大半はアースとされる地中に誘導されて、雷電流の無線機側への流入が大幅に軽減される。
次に、図1に示す回路構成の本発明の実施例の同軸避雷器1を具現化した構成を図2(a)(b)、図3および図4に示す。図2(a)は本発明の実施例の同軸避雷器1の構成を示す正面図、図2(b)は本発明の実施例の同軸避雷器1の構成を示す平面図であり、図3は本発明の実施例である同軸避雷器1の寸法例を示す平面図であり、図4は本発明の実施例である同軸避雷器の中央部の構成を拡大した断面図で示す図である。
これらの図に示す本発明の実施例の同軸避雷器1では、同軸線路16が第1同軸線路20と第2同軸線路21とで構成される。第1同軸線路20は、第1端子10である第1接栓20aを端部に備え断面が円形とされ、第2同軸線路21は、第2端子11である第2接栓21aを端部に備え断面が円形とされる。第1同軸線路20と第2同軸線路21との間にLC分岐部12が設けられており、LC分岐部12の端部に、断面が円形のリジッドな同軸線路からなるショートスタブ15が設けられている。第1同軸線路20は、円筒状の金属製とされたリジッドな第1給電線外部導体20bと、第1給電線外部導体20bのほぼ中心軸状に配置された内部が空洞とされたパイプ状の第1給電線内部導体20cとから構成されている。この場合、中央に第1給電線内部導体20cが挿通される挿通孔が形成された絶縁性とされた円板状の第3支持体20eが、第1給電線外部導体20b内に所定間隔で配置され、第3支持体20eにより第1給電線内部導体20cが第1給電線外部導体20bのほぼ中心軸状に配置されている。また、第2同軸線路21は、円筒状の金属製とされたリジッドな第2給電線外部導体21bと、第2給電線外部導体21bのほぼ中心軸状に配置された内部が空洞とされたパイプ状の第2給電線内部導体21cとから構成されている。この場合、中央に第2給電線内部導体21cが挿通される挿通孔が形成された絶縁性とされた円板状の第4支持体21eが、第2給電線外部導体21b内に所定間隔で配置され、第4支持体21eにより第2給電線内部導体21cが第2給電線外部導体21bのほぼ中心軸状に配置されている。
さらに、パイプ状とされた第1給電線内部導体20c内に配置された固定ネジ20dにより、第1給電線内部導体20cは接続内部導体38の一端面に固着されて接続され、パイプ状とされた第2給電線内部導体21c内に配置された固定ネジ21dにより、第2給電線内部導体21cは接続内部導体38の他端面に固着されて接続されている。接続内部導体38と第1給電線内部導体20cおよび第2給電線内部導体21cとの境界部分はハンダ付けされる。ハンダ付けするための窓が、第2外部導体32bの第1側面および第2側面を除く1つの側面に形成されている。この窓にも開閉可能な金属製の蓋がはめられている。
図5に本発明の実施例である同軸避雷器1の解析を行うための等価回路図を示す。図5において、キャパシタ13の容量値をC、インダクタ14のインダクタンス値をL、ショートスタブ15の長さを角度θで特性インピーダンスをZd、第1端子10および第2端子11のインピーダンスをZoと表す。なお、角度θは160MHzにおける角度とされている。
図5において、分岐点Pから見たショートスタブ15側のインピーダンスZ1はリアクタンス成分だけとなり、なので、jX1とすると
Z1=jX1=j(ωL/Zo)+j{(Zd/Zo)・tan(θ)}
=j(1/Zo){ωL+Zd・tan(θ)} (1)
となる。また、分岐点Pから見たキャパシタ13側のインピーダンスZ2もリアクタンス成分だけとなる。
Z2=jX2=1/(jωC・Zo)=-j{(1/(ωC・Zo)}
=-j{(1/Zo)・(1/ωC)} (2)
となる。分岐点PではZ1とZ2とが並列接続されていることから、そのサセプタンスjBを(1)(2)式を用いて求めると、
jB=jZo{ωC(ωL+Zd・tanθ)-1}/(ωL+Zd・tanθ)
(3)
となる。
よって、図5に示す同軸避雷器1の四端子定数( A , B , C , D )は、次の様になる。
SB=20log10(1/2)|A+B+C+D| (5)
である。図5に示す同軸避雷器1は、無損失回路として定義されることから、通過域ではSB=0dBとなるので、A=D=1かつB=C=0が成立すれば、(5)式から、伝送量SBは、
SB=20log10(1/2)|1+1|=20log10(1)=0dB
となる。
してみれば、(4)式においてC項が0、すなわちC項の分子が0になればSB=0dBとなることから、
ωC(ωL+Zd・tanθ)-1=0 (6)
が成立すれば良い。ここで、高域通過周波数をFH、低域通過周波数をFLとして表し、高域通過周波数FHと低域通過周波数FLの比率Nは、FH/FLとなり、
FH=N・FL (7)
が成立する。そして、高域通過周波数FHでは、位相量はNθ,角周波数はNωとなるから、高域通過周波数FHにおけるC項の分子が0になる条件は(6)式から
NωC{NωL+Zd・tan(Nθ)}-1=0 (8)
となる。(6)式と(8)式からキャパシタ13の容量値Cとインダクタ14のインダクタンス値Lを求めると、
C=(N 2 -1)/[NωZd{N・tanθ-tan(Nθ)}] (9)
L=Zd{tanθ-N・tan(Nθ)}/ω(N 2 -1) (10)
となる。ただし、Zd>0でありC≧0,L≧0である。
C=(N 2 -1)/[NωZd{N・tanθ-tan(Nθ)}]
=3.440610976×10-12≒3.4406[pF]
L=Zd{tanθ-N・tan(Nθ)}/ω(N 2 -1)
=73.284015×10-9≒73.284[nH]
が得られる。
本発明の実施例にかかる同軸避雷器1において、上記した電気定数とした際の計算した挿入損失の周波数特性および反射減衰量の周波数特性を図6に、実測した挿入損失の周波数特性および反射減衰量の周波数特性を図7に示す。
図6および図7において実線が挿入損失で点線が反射減衰量であり、図6を参照すると、160MHz(FL)において挿入損失がほぼ0dBで、反射減衰量が約60dBとなり、350MHz(FH)において挿入損失がほぼ0dBで、反射減衰量が約60dBの良好な特性が得られている。使用可能周波数帯域をVSWR1.1相当の反射減衰量26.4dB以上とすると、低域通過周波数FLの通過帯域が、(FL-19.8)~(FL+19.3)の39.1MHzとなり、高域通過周波数FHの通過帯域が、(FH-19.0)~(FH+26.6)の45.6MHzの広帯域な周波数特性が得られている。また、インダクタ14とショートスタブ15からなる直列共振回路の直列共振周波数(インピーダンスZ1が0になる周波数)は、低域通過周波数FLと高域通過周波数FHとの中央付近の約266.090MHzとなっている。
また、図7を参照すると、160MHz(FL)において挿入損失がほぼ0dBで、反射減衰量が約37dBとなり、350MHz(FH)において挿入損失がほぼ0dBで、反射減衰量が約40dBの良好な特性が得られている。使用可能周波数帯域をVSWR1.1相当の反射減衰量26.4dB以上とすると、低域通過周波数FLの通過帯域が約35MHz、高域通過周波数FHの通過帯域が約48MHzの広帯域な周波数特性が得られている。
このように、本発明の実施例にかかる同軸避雷器1は、低域通過周波数FLと高域通過周波数FHで広帯域とすることができると共に、低損失で反射減衰量も良好とすることができる。
なお、以上の電気定数は一例であって、2つの指定通過周波数や入出力インピーダンスあるいは低域周波数と高域周波数の使用可能通過帯域幅の比率等の条件が異なれば、設定される電気定数が異なることは言うまでもない。
図8の図表において、No.1の解析結果は、Zo=50[Ω]、FL=160[MHz]、FH=350[MHz]、Zd=70[Ω]、ショートスタブの電気長L1=0.2λとした時であり、上述した通りの解析結果とされ、その挿入損失の周波数特性および反射減衰量の周波数特性が図6に示されている。
N0.2の解析結果は、Zo=50[Ω]、FL=160[MHz]、FH=350[MHz]、Zd=70[Ω]とし、ショートスタブの電気長L1=0.24λに変えた時であり、キャパシタ13の容量値Cとインダクタ14のインダクタンス値Lを(9)(10)式から求めている。容量値Cは、約0.7104[pF]、インダクタンス値Lは約286.017[nH]となり、この時の本発明の実施例にかかる同軸避雷器1の挿入損失の周波数特性および反射減衰量の周波数特性が図9に示されている。図9に示すように、低域通過周波数FLの通過帯域が、(FL-33.3)~(FL+12.9)の46.2MHzとなり、高域通過周波数FHの通過帯域が、(FH-112.7)~(FH+146.8)の259.5MHzの広帯域な周波数特性が得られている。上記直列共振回路の直列共振周波数は、低域通過周波数FL側に近く高域通過周波数FH側から離れた188.309MHzとなっている。
以上説明した本発明にかかる同軸避雷器の通過周波数は160MHz及び350MHzに設定したが、2つの指定通過周波数はこれに限ることはない。そして、2つの指定通過周波数や入出力インピーダンスあるいは低域通過周波数と高域通過周波数の通過帯域幅の比率等の条件が異なる場合は、それに合わせるよう異なる電気定数が設定される。また、インダクタのインダクタンス値とキャパシタのキャパシタンス値を調整することにより、本発明の実施例にかかる同軸避雷器1においては、組み立て後に電気特性のバラ付きがあっても、調整作業を施すことで電気特性の改善を図れるようになる。
また、本発明にかかる同軸避雷器においては、高域通過周波数FHと低域通過周波数FLの比率Nは、3.0未満であっても実現可能となる。ただし、比率Nが1.5以下位になると高域通過周波数FHと低域通過周波数FLとが近接して挿入損失の増加やVSWRの劣化が顕著になることから、比率Nは約1.5~約2.5とするのが好適である。さらに、ショートスタブの特性インピーダンスZdは高いほど通過帯域の幅が広帯域化されるが、製作上の都合や機械的な安定性等を総合的に勘案すると、特性インピーダンスZdは70[Ω]とするのが好適である。
Claims (5)
- 第1端子と第2端子との間を接続する同軸線路と、
該同軸線路の中途の接続点に接続されたLC分岐部と、
該LC分岐部に接続され、一端が短絡されているショートスタブとを備え、
前記LC分岐部は、容量を可変可能なキャパシタと、インダクタンスを調整可能なインダクタとの並列回路からなり、前記キャパシタおよび前記インダクタの一端が、前記接続点とされる前記同軸線路の中心導体に接続され、前記キャパシタの他端がアースに、前記インダクタの他端が前記ショートスタブの他端に接続されており、低域通過周波数FLと高域通過周波数FHとが通過域とされていることを特徴とする同軸避雷器。 - 低域通過周波数FLと高域通過周波数FHとが、通過域となるように前記キャパシタの容量値および前記インダクタのインダクタンス値が設定され、低域通過周波数FLにおける自由空間の波長をλとした際に、前記ショートスタブの長さが0.16λ~0.24λとされていることを特徴とする請求項1に記載の同軸避雷器。
- 前記インダクタと前記ショートスタブとの直列回路の直列共振周波数が、低域通過周波数FLと高域通過周波数FHとの中央付近に設定されることを特徴とする請求項1または2に記載の同軸避雷器。
- 前記同軸線路は、前記第1端子に一端が接続された第1同軸線路と、前記第2端子に一端が接続された第2同軸線路の2本からなり、前記LC分岐部は筒状の分岐部外部導体を備え、前記第1同軸線路および前記第2同軸線路の外部導体が該分岐部外部導体の対面する側面にそれぞれ接続され、該分岐部外部導体の内部において、前記第1同軸線路および前記第2同軸線路の他端における中心導体が接続されて前記接続点が構成され、
前記分岐部外部導体における上部の内部にアース板、ロータおよびステータが配置されて、該ロータは中心軸が前記アース板に回転可能に支持され、前記ロータに対面して配置された前記ステータが前記接続点に接続され、
前記分岐部外部導体の下部の内部に前記インダクタを構成する空芯コイルが配置され、該空芯コイルの他端に前記ショートスタブを構成する同軸線路の中心導体が接続されており、
前記キャパシタが前記ロータおよび前記ステータとにより構成されることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の同軸避雷器。 - 前記分岐部外部導体の側面に、前記空芯コイルのインダクタンスを調整するための窓が形成されていることを特徴とする請求項4に記載の同軸避雷器。
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