JPH0229241B2 - Taiikitsukarohaki - Google Patents

Taiikitsukarohaki

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JPH0229241B2
JPH0229241B2 JP1415982A JP1415982A JPH0229241B2 JP H0229241 B2 JPH0229241 B2 JP H0229241B2 JP 1415982 A JP1415982 A JP 1415982A JP 1415982 A JP1415982 A JP 1415982A JP H0229241 B2 JPH0229241 B2 JP H0229241B2
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Hiroshi Hatanaka
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Nihon Dengyo Kosaku Co Ltd
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01PWAVEGUIDES; RESONATORS, LINES, OR OTHER DEVICES OF THE WAVEGUIDE TYPE
    • H01P1/00Auxiliary devices
    • H01P1/20Frequency-selective devices, e.g. filters
    • H01P1/201Filters for transverse electromagnetic waves
    • H01P1/205Comb or interdigital filters; Cascaded coaxial cavities

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  • Electromagnetism (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、インタデイジタル形又はコムライン
形帯域通過ろ波器に関するものである。
第1図及び第2図は、従来のインタデイジタル
形帯域通過ろ波器の一例を示す断面図、第3図及
び第4図は、従来のコムライン形帯域通過ろ波器
の一例を示す断面図で、各図において、1は外部
筐体、20及び2N+1(Nは任意の正の整数)は入
出力端子、30及び3N+1は入出力結合線路、41
乃至4Nは共振棒で、これらの帯域通過ろ波器は
入出力結合線路30及び3N+1、共振棒41乃至4N
の形状寸法並びに入出力結合線路と共振棒との間
隔、共振棒相互の間隔等によつて結合係数を定め
得るので、その製作が容易なる利点を有する反
面、上記各部の形状寸法を定めた後は負荷Qを変
えることが出来ず、したがつて、通過帯域幅の一
定なる周波数可変形帯域通過ろ波器を構成し得な
い欠点を有する。
本発明は、製作が容易で、任意の中心周波数に
おいて通過帯域幅を一定に保ち得る帯域通過ろ波
器を実現することを目的とする。
帯域通過ろ波器の伝送特性は種々のものがある
が、通過域がチエビシエフ形特性を呈し、減衰域
がワグナ形特性を有する帯域通過ろ波器が最も多
く用いられているので、以下、この種の帯域通過
ろ波器について本発明帯域通過ろ波器の構成原理
を説明する。
チエビシエフ形帯域通過ろ波器の伝送特性は、
下記各式から求めることが出来る。
L(dB)=10log[1+{(S+1)2/4S−1}T2 o
x)] ……(1) |x|≦1の場合、 To(x)=cos(ncos-1x) =1/2{(x+j√1−2n+(x−j√1−
2n } ……(2) |x|≧1の場合、 To(x)=±cosh(ncosh-1x) =1/2{(x+√2−1)n+(x−√2−1)n
} ……(3) x=fp/Bwr(f/fp−fp/f) ……(4) fp=√LH ……(5) Bwr=fH−fL ……(6) 上記各式において、 L:減衰量 S:通過帯域内の許容電圧定在波比(VSWR) n:帯域通過ろ波器を構成する共振器の段数(帯
域通過ろ波器の次数) fp:帯域通過ろ波器の中心周波数 f:任意の伝送周波数 fH:帯域通過ろ波器の通過帯域内における許容電
圧定在波比を与える上限周波数 fL:帯域通過ろ波器の通過帯域内における許容電
圧定在波比を与える下限周波数 Bwr:帯域通過ろ波器の許容電圧定在波比を与え
る通過帯域幅 帯域通過ろ波器の許容電圧定在波比(VSWR)
を与える通過帯域幅Bwrが一定の場合、任意の伝
送周波数における入出力結合線路とこれに対向す
る共振棒との間の結合係数は、近似的に次式で求
めることが出来る。
ここに、 k:任意の伝送周波数fにおける結合係数 fpp:可変同調周波数の中心周波数 kp:周波数fppにおける結合係数 又、負荷Q(QL)、中心周波数fp、帯域通過ろ波
器の通過域における伝送信号の33dB低下の帯域
幅(半値幅)Bw3及び通過帯域幅Bwrの関係は、
次式で与えられる。
QL=fp/Bw3≒fp/Bwr+1/4・Bw3/Bwr
…(8) Bw3/Bwr≒QL+1/2/QL+1/4 QL=100と仮定すると、Bw3/Bwr≒1.0025 QL=50と仮定すると、Bw3/Bwr≒1.005 となるから、 QL≒fp/Bwr+0.25 上式の右辺第1項に比し第2項は一般に極めて
小であるから、第2項を無視すると、 QL≒fp/Bwr ……(9) (9)式から明らかなように、帯域通過ろ波器の通
過帯域幅Bwrを一定ならしめるためには、帯域通
過ろ波器の中心周波数fpが高い場合には、負荷Q
を高くする必要があるので段間結合を疎ならしめ
る必要がある。
逆に帯域通過ろ波器の中心周波数fpが低い場合
には、負荷Qを低くする必要があるので段間結合
を密ならしめる必要がある。
本発明は、このような検討結果に基づいてなさ
れたもので、第5図は本発明の一実施例を示す断
面図(第6図のB−B断面図)、第6図は第5図
のA−A断面図で、両図において、1は外部筐
体、50及び5N+1は入出力端子、60及び6N+1
入出力結合線路、71乃至7Nは可変軸長形共振棒
で、隣り合う可変軸長形共振棒の向き(各接地端
の向き)が互いに逆向きとなるように配設すると
共に、入出力結合線路60と可変軸長形共振棒71
の向き(各接地端の向き)及び可変軸長形共振棒
Nと入出力結合線路6N+1の向き(各接地端の向
き)が、それぞれ逆向きとなるように配設してあ
る。
第7図は、可変軸長形共振棒71乃至7Nの具体
構造を示す拡大断面図で、8は導体より成る固定
筒体で、低端部を外部筐体1の内壁に固着し、他
端の開口周縁に複数個の導体細片より成る接触子
9を設けてある。10は柱状導体或は両端又は内
端を閉じた筒状導体より成る可動体で、固定筒体
8の開口部から固定筒体内に滑動自在に挿入して
ある。11は送り螺子で、その内端を可動体10
の内端壁の中心に固着し、外端を固定筒体8の底
端固着部の中心に対応する外部筐体1の壁面に設
けた螺子孔を介して筐体外に導出し、この送り螺
子11を正方向又は逆方向に回転せしめて可動体
10を前進又は後退せしめることにより筐体外か
らの操作によつて共振棒の軸長を変えることが出
来る。12はロツクナツトである。
尚、接触子9を適当な弾性体を以て形成するこ
とにより固定筒体8と可動体10との電気的接触
を確実ならしめることが出来る。
次に、第5図及び第6図において、131,2乃至
13N-1,Nは段間結合調整素子で、例えば絶縁物よ
り成る回転軸と、その内端に回転軸と直角方向に
取付けた板状又は棒状の容量形成導体とによつて
全体をT字形に形成し、隣接する可変軸長形共振
棒の中間に対応する外部筐体1の側壁に穿つた支
持孔に回転軸の外端部を挿通し、回転軸が可変軸
長形共振棒と直角方向を保ち、容量形成導体が隣
接する可変軸長形共振棒の間において回転可能に
構成してある。141,2乃至14N-1,Nはロツクナツ
トである。
段間結合調整素子131,2乃至13N-1,Nは、前記
のような構成の他、例えば第8図に拡大正面図
を、第9図に拡大側面図を示すように構成しても
よい。
両図において、15は導体より成る回転軸、1
6は回転軸15の内端にT字形を成すように取付
けた絶縁基板、17は導体薄層で、回転軸15と
絶縁状態を保つて絶縁基板16の両面又は片面に
設けてある。
図には絶縁基板16の板面が回転軸15と平行
になるように取付けた場合を例示してあるが、絶
縁基板16の板面が回転軸15と直角になるよう
に取付けてもよい。
第5図及び第6図に戻つて、130,1及び13N,N
+1は入出力結合調整素子で、段間結合調整素子1
1,2乃至13N-1,Nと同様、例えば絶縁物より成る
回転軸と、その内端に回転軸と直角方向に取付け
た板状又は棒状の容量形成導体とによつて全体を
T字形に形成し、入出力結合調整素子130,1は入
出力結合線路60と可変軸長形共振棒71との中間
に、入出力結合調整素子13N,N+1は可変軸長形共
振棒7Nと入出力結合線路6N+1との中間にそれぞ
れ対応する外部筐体1の側壁に穿つた支持孔に回
転軸の外端部を挿通し、回転軸が可変軸長形共振
棒71及びNと直角方向を保ち、入出力結合調整素
子130,1の容量形成導体が入出力結合線路60
可変軸長形共振棒71との間において、入出力結
合調整素子13N,N+1の容量形成導体が可変軸長形
共振棒7Nと入出力結合線路6N+1との間において
それぞれ回転可能に構成してある。140,1及び1
N,N+1はロツクナツトである。
可変軸長形共振棒71乃至7N及び段間結合調整
素子131,2乃至13N-1,Nの各設置位置を定めるに
は、まず、所要の通過帯域幅Bwr、可変周波数範
囲の上限中心周波数及び下限中心周波数を設定
し、可変軸長形共振棒71乃至7Nを形成する可動
体10を後退せしめて可変軸長形共振棒71乃至
Nの各軸長を短くして設定上限中心周波数に共
振せしめると共に、段間結合調整素子131,2乃至
13N-1,Nによる各結合量が最小となるように各回
転軸を回転せしめた場合における通過帯域幅BwrH
が設定通過帯域幅Bwrに一致するか、狭くなるよ
うに可変軸長形共振棒71乃至7Nの各中心間隔を
定め、次に、可変軸長形共振棒71乃至7Nを形成
する可動体10を前進せしめて可変軸長形共振棒
1乃至7Nの各軸長を長くして設定下限中心周波
数に共振せしめると共に、段間結合調整素子13
1,2乃至13N-1,Nによる各結合量が最大となるよう
に各回転軸を回転せしめた場合における通過帯域
幅BwrLが設定通過帯域幅Bwrに一致するか、広く
なるように段間結合調整素子131,2乃至13N-1,N
の各回転軸の長さ、各容量形成導体の長さ、幅及
び厚さ(容量形成導体が棒状を成す場合は、その
長さ及び外径)等を定める。
又、入出力結合線路60及び6N+1並びに入出力
結合調整素子130,1及び13N,N+1の各設置位置を
定める場合も、可変軸長形共振棒71及び7Nを形
成する可動体10を後退せしめて可変軸長形共振
棒71及び7Nの各軸長を短くして設定上限中心周
波数に共振せしめると共に、入出力結合調整素子
130,1及び13N,N+1による各結合量が最小となる
ように各回転軸を回転せしめた場合における通過
帯域幅BwrHが設定通過帯域幅Bwrに一致するか、
狭くなるように入出力結合線路60と可変軸長形
共振棒71との中心間隔及び可変軸長形共振棒7N
と入出力結合線路6N+1との中心間隔を定め、次
に、可変軸長形共振棒71及び7Nを形成する可動
体10を前進せしめて可変軸長形共振棒71及び
Nの各軸長を長くして設定下限中心周波数に共
振せしめると共に、入出力結合調整素子130,1
び13N,N+1による各結合量が最大となるように各
回転軸を回転せしめた場合における通過帯域幅
BwrLが設定通過帯域幅BWrに一致するか、広くな
るように入出力結合調整素子130,1及び13N,N+1
の各回転軸の長さ、各容量形成導体の長さ、幅及
び厚さ(容量形成導体が棒状を成す場合は、その
長さ及び外径)等を定める。
第10図及び第11図は、本発明帯域通過ろ波
器における可変軸長形共振棒71乃至7Nの各相互
間の給合関係を説明するための要部の拡大断面図
で、第10図は第5図に、第11図は第6図にそ
れぞれ対応し、両図における符号は第5図及び第
6図と同じである。
可変軸長形共振棒71と72間の合成結合係数kT
は、次式で与えられる。
kT=kM+kE+kC ……(10) kM:可変軸長形共振棒71と72間の磁界結合係数 kE:可変軸長形共振棒71と72間の容量CAによる
電界結合係数 kC:可変軸長形共振棒71と段間結合調整素子1
1,2間の容量CB及び段間結合調整素子131,2
可変軸長形共振棒72間の容量CCの合成容量に
よる電界結合係数 そして本発明者は、種々実験を重ねた結果、以
下の実験方式が成立つことを確かめることが出来
た。
kM=10-LH/20 ……(11) LH:可変軸長形共振棒71と72間における磁気リ
アクタンス結合損失で、 LH≒54.6(C−0.3d)/λC{1−(λC/λ)21/2 =54.6(C−0.3d)/2H{1−(2H/λ)21/2 C:可変軸長形共振棒71と72の中心間隔で、 C=0.3d+2H・LH/54.6{1−(2H/λ)21/2 d:可変軸長形共振棒71及び72の直径 λC:遮断波長 λ:任意の伝送波長 H:外部筐体の幅 2H=λC kE=10Le ……(12) Le≒(−1.37C/H+0.91d/H−0.048) kC=Y〓C/YRC=ωCBC/YRC ……(13) Y〓C:可変軸長形共振棒71と段間結合調整素子1
1,2間の容量CB及び段間結合調整素子131,2
可変軸長形共振棒72間の容量CCの合成容量に
よるアドミタンス Y〓RC:可変軸長形共振棒71及び72の特性アドミ
タンス ω:任意の伝送角周波数 CBC:可変軸長形共振棒71と段間結合調整素子1
1,2間の容量CB及び段間結合調整素子131,2
可変軸長形共振棒72間の容量CCの合成容量 可変軸長形共振棒71と72間の磁界結合係数
kM、可変軸長形共振棒71と72間の容量CAによる
電界結合係数kE及び電界結合係数kMとの合成結
合係数kM+Eの関係の一例を示すと第12図のとお
りである。
第12図において、横軸は可変軸長形共振棒7
と72の中心間隔C、縦軸は対数表示による電界
結合係数kM、電界結合係数kE及び両結合係数の
合成結合係数kM+Eである。
磁界結合係数kM、電界結合係数kE及び両結合
係数の合成結合係数kM+Eは、可変軸長形共振棒7
と72の中心間隔Cに応じて定まるが、本発明帯
域通過ろ波器における段間結合調整素子131,2
可変軸長形共振棒71間の容量CB及び段間結合調
整素子131,2と可変軸長形共振棒72間の容量CC
の合成容量CBCは、段間結合調整素子131,2の回
転軸を回転せしめることによつて変化するから段
間結合調整素子131,2の回転軸を回転せしめるこ
とにより合成容量CBCによる電界結合係数kCを変
化せしめることが出来、この電界結合係数kCの変
化に応じて可変軸長形共振棒71及び72間の合成
結合係数kTを変化せしめ得るが、この合成結合係
数kTの変化に伴う負荷Qの変化は、段間結合調整
素子131,2を設けていない場合における各中心周
波数に対応する負荷Qよりも小となる範囲におい
て変化することとなる。
可変軸長形共振棒72乃至7N間における共振棒
相互の結合についても同様である。
したがつて、可変軸長形共振棒71乃至7Nの各
軸長を短くして共振すべき中心周波数fpを高くし
た場合には、段間結合調整素子131,2乃至13N-
1,Nの各回転軸を外部筐体1の外部から操作し、容
量形成導体を回転せしめて段間結合度を疎ならし
め、可変軸長形共振棒71乃至7Nの各軸長を長く
して共振すべき中心周波数fpを低くした場合に
は、段間結合調整素子131,2乃至13N-1,Nの各容
量形成導体を回転せしめて段間結合度を密ならし
めると共に、入出力結合調整素子130,1及び13
N,N+1の各容量形成導体を段間結合調整素子131,
2

乃至13N-1,Nの各容量形成導体の回転に応じて回
転せしめることによつて、任意の中心周波数にお
いて通過帯域幅Bwrを一定ならしめることが出来
る。
第5図及び第6図には、段間結合調整素子13
1,2乃至13N-1,N並びに入出力結合調整素子130,1
及び13N,N+1の各回転軸を外部筐体1の側壁から
筐体内に挿入し、外部筐体1の側壁に平行な面内
において容量形成導体を回転せしめるように構成
した場合を例示したが、段間結合調整素子131,2
乃至13N-1,N並びに入出力結合調整素子130,1
び13N,N+1の各回転軸を外部筐体1の上底壁又は
下底壁から筐体内に挿入し、外部筐体1の上底壁
に平行な面内において容量形成導体を回転せしめ
るように構成しても本発明を実施することが出来
る。
第13図は、本発明をコムライン形帯域通過ろ
波器に実施した一例を示す断面図(第14図のB
−B断面図)、第14図は、第13図のA−A断
面図で、両図において7′1乃至7′Nは可変軸長形
共振棒で、前実施例と同様の構造、即ち、第7図
に示すような構造の共振棒であるが、この実施例
においては可変軸長形共振棒7′1乃至7′Nの向き
がすべて同一となるように配設してある。
第13図及び第14図における他の符号及び各
素子の構成は、第5図及び第6図と同様である。
この実施例においては、可変軸長形共振棒7′1
乃至7′Nの各軸長を適当ならしめることによつて
各段間を磁界又は電界によつて結合せしめ得るこ
と従来同様であるが、各段間に段間結合調整素子
131,2乃至13N-1,Nを設けた本発明コムライン形
帯域通過ろ波器における段間結合は、次式で与え
られる。
k′T=|kM−kE−kC| ……(14) k′T:段間の合成結合係数 kM、kE及びkCは、(10)式におけるkM、kE及びkC
と同じである。
本実施例においても、段間結合調整素子131,2
乃至13N-1,Nの各回転軸を回転せしめることによ
り電界結合係数kCを変化せしめて合成結合係数
k′T変化せしめることが出来る。
第15図は、段間結合調整素子131,2乃至13
N−1,Nの各回転軸を回転せしめて各段間の電界結合
係数kCを変化せしめた場合における合成結合係数
k′Tの変化の傾向を示す概念図で、横軸は電界結
合係数kC、縦軸は合成結合係数k′T、kC1は電界結
合係数kCが最小となる点、電界結合係数kC4は電
界結合係数kCが最大となる点、kCTOはkM=kE+kC
即ちk′T=0となる点、kC2乃至kC3の間は挿入損
失が大となつて帯域通過ろ波器として使用に不適
となる領域である。
この実施例における可変軸長形共振棒7′1乃至
7′N及び段間結合調整素子131,2乃至13N-1,N
各設置位置を定めるには、段間結合調整素子13
1,2乃至13N-1,Nによる電界結合係数kCの変化範囲
が、第15図におけるkCTOより小で、kC1≦kC
kC2である第1の場合、電界結合係数kCの変化範
囲が、第15図におけるkCTOより大で、kC3≦kC
≦kC4である第2の場合及びkC1≦kC≦kC4である
第3の場合毎に定め方が異なるが、まず、第1の
場合について説明すると、前実施例と同様に、所
要の通過帯域幅Bwr、可変周波数範囲の上限中心
周波数及び下限中心周波数を設定し、可変軸長形
共振棒7′1乃至7′Nを形成する可動体10を前進
せしめて可変軸長形共振棒71乃至7Nの各軸長を
長くして設定下限中心周波数に共振せしめると共
に、段間結合調整素子131,2乃至13N-1,Nによる
各結合量が最小、合成結合係数k′Tが最大となる
ように各回転軸を回転せしめた場合における通過
帯域幅BwrHが設定通過帯域幅Bwrに一致するか、
広くなるように可変軸長形共振棒7′1乃至7′N
各中心間隔を定め、次に、可変軸長形共振棒7′1
乃至7′Nを形成する可動体10を後退せしめて可
変軸長形共振棒7′1乃至7′Nの各軸長を短くして
設定上限中心周波数に共振せしめると共に、段間
結合調整素子131,2乃至13N-1,Nによる各結合量
が最大、合成結合係数k′Tが最小となるように各
回転軸を回転せしめた場合における通過帯域幅
BwrLが設定通過帯域幅Bwrに一致するか、狭くな
るように段間結合調整素子131,2乃至13N-1,N
各回転軸の長さ、各容量形成導体の長さ、幅及び
厚さ(容量形成導体が棒状を成す場合は、その長
さ及び外径)等を定める。
又、入出力結合線路60及び6N+1並びに入出力
結合調整素子130,1及び13N,N+1の各設置位置を
定める場合も、可変軸長形共振棒7′1乃至7′N
形成する可動体10を前進せしめて可変軸長形共
振棒7′1乃至7′Nの各軸長を長くして設定下限中
心周波数に共振せしめると共に、入出力結合調整
素子130,1及び13N,N+1による各結合量が最小と
なるように各回転軸を回転せしめた場合における
通過帯域幅BwrHが設定通過帯域幅Bwrに一致する
か、広くなるように入出力結合線路60と可変軸
長形共振棒7′1との中心間隔及び可変軸長形共振
棒7′Nと入出力結合線路6N+1との中心間隔を定
め、次に、可変軸長形共振棒7′1及び7′Nを形成
する可動体10を後退せしめて可変軸長形共振棒
7′1及び7′Nの各軸長を短くして設定上限中心周
波数に共振せしめると共に、入出力結合調整素子
130,1及び13N,N+1による各結合量が最大となる
ように各回転軸を回転せしめた場合における通過
帯域幅BwrLが設定通過帯域幅BWrに一致するか、
狭くなるように入出力結合調整素子130,1及び1
N,N+1の各回転軸の長さ、各容量形成導体の長
さ、幅及び厚さ(容量形成導体が棒状を成す場合
は、その長さ及び外径)等を定める。
段間結合調整素子131,2乃至13N-1,Nによる電
界結合係数の変化範囲が、第15図におけるkCTO
より大で、kC3≦kC≦kC4である第2の場合には、
可変軸長形共振棒7′1乃至7′Nの各軸長を短くし
て設定上限中心周波数に共振せしめると共に、段
間結合調整素子131,2乃至13N-1,Nによる各結合
量が最小、合成結合係数k′Tが最小となるように
各回転軸を回転せしめた場合における通過帯域幅
BwrHが設定通過帯域幅Bwrに一致するか、狭くな
るように可変軸長形共振棒7′1乃至7′Nの各中心
間隔を定め、次に、可変軸長形共振棒7′1乃至
7′Nの各軸長を長くして設定下限中心周波数に共
振せしめると共に、段間結合調整素子131,2乃至
13N-1,Nによる各結合量が最大、合成結合係数
k′Tが最大となるように各回転軸を回転せしめた
場合における通過帯域幅BwrLが設定通過帯域幅
Bwrに一致するか、広くなるように段間結合調整
素子131,2乃至13N-1,Nの各回転軸の長さ、各容
量形成導体の長さ、幅及び厚さ(容量形成導体が
棒状を成す場合は、その長さ及び外径)等を定め
る。
又、入出力結合線路60及び6N+1並びに入出力
結合調整素子130,1及び13N,N+1の各設置位置を
定める場合も、可変軸長形共振棒7′1乃至7′N
各軸長を短くして設定上限中心周波数に共振せし
めると共に、入出力結合調整素子130,1及び13
N,N+1による各結合量が最小となるように各回転軸
を回転せしめた場合における通過帯域幅BwrHが設
定通過帯域幅Bwrに一致するか、狭くなるように
入出力結合線路60と可変軸長形共振棒7′1との
中心間隔及び可変軸長形共振棒7′Nと入出力結合
線路6N+1との中心間隔を定め、次に、可変軸長
形共振棒7′1及び7′Nの各軸長を長くして設定下
限中心周波数に共振せしめると共に、入出力結合
調整素子130,1及び13N,N+1による各結合量が最
大となるように各回転軸を回転せしめた場合にお
ける通過帯域幅BwrLが設定通過帯域幅BWrに一致
するか、広くなるように入出力結合調整素子13
0,1及び13N,N+1の各回転軸の長さ、各容量形成導
体の長さ、幅及び厚さ(容量形成導体が棒状を成
す場合は、その長さ及び外径)等を定める。
段間結合調整素子131,2乃至13N-1,Nによる電
界結合係数の変化範囲が、kC1≦kC≦kC4である第
3の場合には、帯域通過ろ波器の所要の電気的特
性、機械的寸法等に応じて第2又は第3の場合の
定め方を適宜用いる。
第16図は、電界結合係数kCを変化せしめた場
合における負荷Q(QL)の変化の傾向を示す概念
図で、横軸は電界結合係数kC、縦軸は負荷Q
(QL)である。
第15図及び第16図に示すように、電界結合
係数kCを最小値から大ならしめるにしたがつて合
成結合係数k′Tは小、負荷Q(QL)は高くなり、
kCTO点に到ると合成結合係数k′Tは零、負荷Q
(QL)は無限大となり、更に、電界結合係数kC
大ならしめると合成結合係数k′Tは再び大となり、
負荷Q(QL)は低くなる。
即ち、この実施例においては前実施例に比し、
負荷Qを高める方向から低める方向に亙つて広範
囲に合成結合係数k′Tを変化せしめることが出来、
通過帯域幅Bwrを一定ならしめるための電界結合
係数kCの調整点が2個所存在することとなる。
第13図及び第14図には、段間結合調整素子
131,2乃至13N-1,N並びに入出力結合調整素子1
0,1及び13N,N+1の各回転軸を外部筐体1の底壁
から筐体内に挿入し、外部筐体1の底壁に平行な
面内において容量形成導体を回転せしめるように
構成した場合を例示したが、第5図及び第6図に
示したように、段間結合調整素子131,2乃至13
N−1,N並びに入出力結合調整素子130,1及び13N
,N

+1の各回転軸を外部筐体1の側壁から筐体内に挿
入し、外部筐体1の側壁に平行な面内において容
量形成導体を回転せしめるように構成してもよ
い。
以上の説明から明らかなように、本発明帯域通
過ろ波器は、製作が容易で、任意の中心周波数に
おいて通過帯域幅を一定ならしめ得るもので、実
用に供して効果甚だ大である。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図、第3図及び第4図は、従来の
帯域通過ろ波器を示す断面図、第5図及び第6図
は、本発明の一実施例を示す断面図、第7図は、
可変軸長形共振棒の具体構造を示す拡大断面図、
第8図は、段間結合調整素子の具体構造を示す拡
大正面図、第9図は、段間結合調整素子の具体構
造を示す拡大側面図、第10図及び第11図は、
本発明の一実施例の作動説明のための要部の拡大
断面図、第12図は、本発明の一実施例の作動説
明のための曲線図、第13図及び第14図は、本
発明の他の実施例を示す断面図、第15図及び第
16図は、本発明の他の実施例の作動説明のため
の図で、1:外部筐体、20及び2N+1:入出力端
子、30及び3N+1:入出力結合線路、41乃至4
:共振棒、50及び5N+1:入出力端子、60及び
N+1:入出力結合線路、71乃至7N及び7′1
至7′N:可変軸長形共振棒、8:固定筒体、9:
接触子、10:可動体、11:送り螺子、12:
ロツクナツト、131,2乃至13N-1,N:段間結合調
整素子、141,2乃至14N-1,N:ロツクナツト、1
0,1及び13N,N+1:入出力結合調整素子、140,1
及び14N,N+1:ロツクナツト、15:回転軸、1
6:絶縁基板、17:導体薄層である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 入力(又は出力)端子を介して外部回路に接
    続される第1の入出力結合線路と、 出力(又は入力)端子を介して外部回路に接続
    される第2の入出力結合線路と、 前記第1及び第2の入出力結合線路間に設けた
    複数個の可変軸長形共振棒と、 前記第1及び第2の入出力結合線路並びに前記
    複数個の可変軸長形共振棒の外周に設けた外部筐
    体と、 前記複数個の可変軸長形共振棒相互間並びに前
    記第1及び第2の入出力結合線路とこれらに各対
    向する可変軸長形共振棒間に介在せしめられ、回
    転軸の内端に長方形の容量形成導体を直角方向に
    取付けてT字形に形成された結合調整素子とを備
    えると共に、前記複数個の可変軸長形共振棒のう
    ち、前記第1の入出力結合線路と対向する可変軸
    長形共振棒の向きと前記第1の入出力結合線路の
    向きとを互いに逆向きならしめ、前記複数個の可
    変軸長形共振棒のうち、前記第2の入出力結合線
    路と対向する可変軸長形共振棒の向きと前記第2
    の入出力結合線路の向きとを互いに逆向きならし
    め、かつ前記複数個の可変軸長形共振棒のうち、
    互いに隣り合う可変軸長形共振棒の向きを逆向き
    ならしめてインタデイジタル形ろ波器と成したこ
    とを特徴とする帯域通過ろ波器。 2 結合調整素子を、 絶縁物より成る回転軸の内端に、回転軸と直角
    方向に長方形の容量形成導体を取付けて形成した
    特許請求の範囲第1項記載の帯域通過ろ波器。 3 結合調整素子を、 導体より成る回転軸の内端に、回転軸と直角方
    向に絶縁基板を取付けると共に、この絶縁基板の
    表面に、回転軸と絶縁状態を保つて長方形の導体
    薄層を設けて形成した特許請求の範囲第1項記載
    の帯域通過ろ波器。 4 結合調整素子の回転軸が、 可変軸長形共振棒並びに第1及び第2の入出力
    結合線路と直角方向をなすように外部筐体の側壁
    から筐体内に挿入された特許請求の範囲第1項記
    載の帯域通過ろ波器。 5 結合調整素子の回転軸が、 可変軸長形共振棒並びに第1及び第2の入出力
    結合線路と平行となるように外部筐体の底壁から
    筐体内に挿入された特許請求の範囲第1項記載の
    帯域通過ろ波器。 6 入力(又は出力)端子を介して外部回路に接
    続される第1の入出力結合線路と、 出力(又は入力)端子を介して外部回路に接続
    される第2の入出力結合線路と、 前記第1及び第2の入出力結合線路間に設けた
    複数個の可変軸長形共振棒と、 前記第1及び第2の入出力結合線路並びに前記
    複数個の可変軸長形共振棒の外周に設けた外部筐
    体と、 前記複数個の可変軸長形共振棒相互間並びに前
    記第1及び第2の入出力結合線路とこれらに各対
    向する可変軸長形共振棒間に介在せしめられ、回
    転軸の内端に長方形の容量形成導体を直角方向に
    取付けてT字形に形成された結合調整素子とを備
    えると共に、前記複数個の可変軸長形共振棒の各
    向きを同一ならしめてコムライン形ろ波器と成し
    たことを特徴とする帯域通過ろ波器。 7 結合調整素子を、 絶縁物より成る回転軸の内端に、回転軸と直角
    方向に長方形の容量形成導体を取付けて形成した
    特許請求の範囲第6項記載の帯域通過ろ波器。 8 結合調整素子を、 導体より成る回転軸の内端に、回転軸と直角方
    向に絶縁基板を取付けると共に、この絶縁基板の
    表面に、回転軸と絶縁状態を保つて長方形の導体
    薄層を設けて形成した特許請求の範囲第6項記載
    の帯域通過ろ波器。 9 結合調整素子の回転軸が、 可変軸長形共振棒並びに第1及び第2の入出力
    結合線路と直角方向をなすように外部筐体の側壁
    から筐体内に挿入された特許請求の範囲第6項記
    載の帯域通過ろ波器。 10 結合調整素子の回転軸が、 可変軸長形共振棒並びに第1及び第2の入出力
    結合線路と平行となるように外部筐体の底壁から
    筐体内に挿入された特許請求の範囲第6項記載の
    帯域通過ろ波器。
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