JP7004593B2 - 電池駆動式の機器 - Google Patents

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Description

本発明は、電力を供給する電池と、前記電池から供給される電力を消費して動作する動作部と、前記電池から供給される電力を消費して、表示する情報を変更可能な表示部とを筐体に備える電池駆動式の機器に関する。
特許文献1(特開平10-283582号公報)には、電池駆動式の警報装置が記載されている。このような電池駆動式の警報装置の利点として、商用交流電源との接続配線が難しいような設置箇所や美観を大切にするような設置箇所に警報装置を設けることが要求された場合に適用可能である点が挙げられる。
電池駆動式の機器は、設置箇所の自由度が高くなるという利点などがあるものの、電池容量に限りがあるため、電力消費を小さくすることが求められる。特に、様々な情報を表示する表示部に用いられることが多いLEDなどのランプは、電池駆動式の機器に搭載するには電力消費が大きいという問題がある。
そのため、特許文献2(実開昭59-20281号公報)に記載のような磁気反転型表示器が用いられることもある。この磁気反転型表示器は、反転し得るように支持された表示ディスクと、その表示ディスクの反転軸の周りにその表示ディスクと共に反転し得るように設けられた永久磁石と、その永久磁石に対向する位置に磁極を有し、その極性を反転し得る電磁石装置とを有する。そして、電磁石装置のコイルに電流を流して磁極の極性を反転させて、永久磁石及び表示ディスクを反転軸周りで反転させることで、表示が変更される。このように、磁気反転型表示器は、反転動作時以外は電力を消費しないという利点がある。
特開平10-283582号公報 実開昭59-20281号公報
しかしながら、特許文献2に記載の磁気反転型表示器は、永久磁石を使用することから価格が高いことが課題としてあった。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、電力消費が小さく且つ安価な電池駆動式の機器を提供する点にある。
上記目的を達成するための本発明に係る電池駆動式の機器の特徴構成は、電力を供給する電池と、
前記電池から供給される電力を消費して動作する動作部と、
前記電池から供給される電力を消費して、表示する情報を変更可能な表示部とを筐体に備える電池駆動式の機器であって、
前記表示部は、熱により変色する感熱材と、前記電池から電力の供給を受けることができる導電体とを有し、前記導電体に通電されることで発生するジュール熱により前記感熱材に所定の模様の変色パターンが現れるように構成され、
前記導電体は、前記電池から電力が供給されることで未使用状態から使用状態になった場合に通電される第1導電体と、前記使用状態になった後、前記電池の残容量が所定の下限値に低下した場合に通電される第2導電体とを有し、
前記感熱材に現れる所定の模様の変色パターンは、
前記未使用状態で前記第1導電体及び前記第2導電体の両方に通電されていない場合の第1状態と、
前記未使用状態から前記使用状態になることで前記第1導電体に通電され且つ前記第2導電体に通電されていない場合の第2状態と、
前記使用状態になった後、前記電池の残容量が前記下限値に低下することで前記第2導電体にも通電された場合の第3状態に遷移する間で順に変化する点にある。
上記特徴構成によれば、筐体の外部からは感熱材が見える。そして、感熱材に現れる変色パターンは、未使用状態で第1導電体及び第2導電体の両方に通電されていない場合の第1状態から、使用状態になることで第1導電体に通電され且つ第2導電体に通電されていない場合の第2状態、及び、使用状態になった後、電池の残容量が下限値に低下することで第2導電体にも通電された場合の第3状態へと遷移する間で順に変化する。
また、感熱材の変色パターンの変化は、第1導電体及び第2導電体への通電に伴う発熱によって行われるので、変色パターンを変化させるために大きな電力が消費されることもない。
従って、電力消費が小さく且つ安価な電池駆動式の機器を提供できる。
本発明に係る電池駆動式の機器の別の特徴構成は、前記第1導電体及び前記第2導電体は前記感熱材よりも前記筐体の内側に設けられ、
前記第1導電体及び前記第2導電体の形状に対応した模様が前記感熱材に現れる変色パターンになる点にある。
上記特徴構成によれば、感熱材の内側に設けた第1導電体及び第2導電体で発生するジュール熱によって、感熱材をそれぞれの形状に対応した模様で変色させることができる。
本発明に係る電池駆動式の機器の更に別の特徴構成は、前記表示部が有する前記感熱材は一つであり、
一つの前記感熱材に、前記第1導電体に通電することで発生するジュール熱によって変色する第1領域と、前記第2導電体に通電することで発生するジュール熱によって変色する第2領域とが各別に設定されている点にある。
上記特徴構成によれば、第1導電体の通電により変色する感熱材の第1領域と、第2導電体により変色する感熱材の第2領域とが、一つの感熱材の中で別々に設定されている。つまり、一つの感熱材を見た使用者は、未使用状態で第1導電体及び第2導電体の両方に通電されていないことで未だ感熱材が変色していない状態(第1状態)から、使用状態になることで第1導電体に通電され且つ第2導電体に通電されていないことで感熱材の第1領域のみが変色した状態(第2状態)、及び、使用状態になった後、電池の残容量が下限値に低下することで第2導電体にも通電されたことで感熱材の第1領域及び第2領域の両方が変色した状態(第3状態)への遷移を区別して認識できる。
本発明に係る電池駆動式の機器の更に別の特徴構成は、前記表示部が有する前記感熱材は第1感熱材と第2感熱材との二つであり、
前記第1感熱材に、前記第1導電体に通電することで発生するジュール熱によって変色する第1領域が設定され、
前記第2感熱材に、前記第2導電体に通電することで発生するジュール熱によって変色する第2領域が設定されている点にある。
上記特徴構成によれば、第1感熱材に、第1導電体の通電により変色する感熱材の第1領域が設定され、第2感熱材に、第2導電体により変色する感熱材の第2領域が設定されている。つまり、二つの感熱材(第1感熱材及び第2感熱材)を見た使用者は、未使用状態で第1導電体及び第2導電体の両方に通電されていないことで未だ第1感熱材及び第2感熱材の両方が変色していない状態(第1状態)から、使用状態になることで第1導電体に通電され且つ第2導電体に通電されていないことで第1感熱材の第1領域のみが変色した状態(第2状態)、及び、使用状態になった後、電池の残容量が下限値に低下することで第2導電体にも通電されたことで第1感熱材の第1領域及び第2感熱材の第2領域の両方が変色した状態(第3状態)への遷移を区別して認識できる。
本発明に係る電池駆動式の機器の更に別の特徴構成は、前記動作部は、火災検出センサ、及び、ガス漏れ検出センサ、及び、一酸化炭素検出センサの内の少なくとも二以上の検出センサを有して構成される点にある。
上記特徴構成によれば、動作部の検出センサが検出した、火災の発生及びガス漏れの発生及び一酸化炭素濃度の上昇の内の少なくとも複数の異常を、外部に報知できる。
第1実施形態の電池駆動式の機器の斜視図である。 第1実施形態の電池駆動式の機器の構成を説明する図である。 第1実施形態の電池駆動式の機器の表示部の構成例を示す図である。 第1実施形態の電池駆動式の機器の表示部の構成例を示す図である。 第1実施形態の電池駆動式の機器の表示部の構成例を示す図である。 第2実施形態の電池駆動式の機器の斜視図である。 第2実施形態の電池駆動式の機器の表示部の構成例を示す図である。 第2実施形態の電池駆動式の機器の表示部の構成例を示す図である。 第2実施形態の電池駆動式の機器の表示部の構成例を示す図である。
<第1実施形態>
以下に図面を参照して本発明の第1実施形態に係る電池駆動式の機器について説明する。
図1は、第1実施形態の電池駆動式の機器の斜視図である。図2は、電池駆動式の機器の構成を説明する図である。尚、本実施形態では、警報装置Aを電池駆動式の機器の一例として示す。図示するように、電池駆動式の警報装置Aは、電力を供給する電池Bと、電池Bから供給される電力を消費して動作する動作部Cと、電池Bから供給される電力を消費して、表示する情報を変更可能な表示部Dとを筐体1に備える。動作部Cは、制御部3及び検出センサ4及び音声出力部5を有している。本実施形態では、筐体1の形状は、筐体1の前面1aから見て矩形である。
検出センサ4は、例えば、ガス検出センサ、及び、CO(一酸化炭素)検出センサなどのセンサを有して構成される。検出センサ4の検出結果は制御部3に伝達される。
ガス検出センサは、例えば都市ガスを検出対象とする場合であれば、都市ガスの主成分であるメタンガス(CH)の濃度を検知するためのメタンガス検出センサを用いて構成される。尚、他のガスを検出対象とする場合には、そのガスを検出可能なセンサを用いればよい。そして、制御部3が、ガス検出センサから伝達される検出結果に基づいて、ガス漏れが発生しているか否か(即ち、検出対象とするガス濃度が所定レベル以上であるか否か)を判定する。
CO検出センサは、一酸化炭素ガス(CO)の濃度を検知するためのガスセンサを用いて構成される。そして、制御部3が、CO検出センサから伝達される検出結果に基づいて、一酸化炭素の濃度が所定レベル以上になっているか否かを判定する。
筐体1の内部には音声出力部5も設けられる。音声出力部5は、音声を出力できるスピーカなどを用いて実現される。制御部3の制御によって音声出力部5から出力された音声は、筐体1の前面1aに設けられた音孔9を通して筐体1の外部に放出される。
筐体1の前面1aに設けられる表示部Dとして、表示窓6、CO用ランプ7、ガス用ランプ8がある。また、筐体1には、筐体1の外部と内部との間でのガスの流通を許容して、筐体1の外部に存在するCOやメタンガスなどが筐体1の内部のガス検出センサ(検出センサ4)に到達できるようにする通気孔(図示せず)が設けられている。筐体1の前面1aにおいて、CO用ランプ7の上には「CO」という文字が記載され、ガス用ランプ8の上には「ガス」という文字が記載されている。その結果、使用者はどのランプが何の情報を表しているのかを知ることができる。各ランプはLEDなどを用いて実現され、制御部3による制御に従って動作する。
例えば、制御部3は、CO検出センサ(検出センサ4)の検出結果に基づいて、所定値以上の濃度のCOが検出されたと判定するとCO用ランプ7を点灯又は点滅させるといった警報表示を行わせ、所定値未満の濃度のCOしか検出されていなければCO用ランプ7を消灯させる。更に、制御部3は、CO濃度の異常を知らせるための音声を音声出力部5から出力させてもよい。
また、制御部3は、ガス検出センサ(検出センサ4)の検出結果に基づいて、所定値以上の濃度のメタンが検出されたと判定するとガス用ランプ8を点灯又は点滅させるといった警報表示を行わせ、所定値未満の濃度のメタンしか検出されていなければガス用ランプ8を消灯させる。更に、制御部3は、ガス(メタン)濃度の異常を知らせるための音声を音声出力部5から出力させてもよい。
筐体1の天面1cにはネジ孔を有する引掛部2が設けられている。特に、引掛部2は、天面1cと背面との境界近傍に設けられている。従って、通常であれば、本実施形態の警報装置Aは、壁面に設けられているネジなどの突起に引掛部2のネジ孔が引掛けられた状態、即ち、筐体1の背面が設置場所となる壁面に相対した状態で設置される。
警報装置Aが備える制御部3及び検出センサ4及び音声出力部5及び表示部Dで消費される電力は全て電池Bから供給される。但し、電池Bから制御部3及び検出センサ4及び音声出力部5及び表示部Dへの電力供給は、使用者が起動指令受付部SWによって警報装置Aの起動指令を行った後から開始され、使用者が起動指令受付部SWによって警報装置Aの起動指令を行っていない間は電力供給が行われない。本実施形態では、この起動指令受付部SWは、筐体1の側面1bで外部に露出している電源スイッチ18である。そして、警報装置Aは、電源スイッチ18を移動させる電源投入操作が行われるのに応じて、電源投入操作が未だ行われていない未使用状態から電源投入操作が行われた後の使用状態へと移行するように構成される。
図3~図5は、第1実施形態の電池駆動式の警報装置Aの表示部Dの構成例を示す図である。
図示するように、表示部Dは、熱により変色する感熱材としての感熱紙10と、電池Bから電力の供給を受けることができる導電体11c,12cとを有し、導電体11c,12cに通電されることで発生するジュール熱により感熱紙10に所定の模様の変色パターンが現れるように構成される。導電体は、電池Bから電力が供給されることで未使用状態から使用状態になった場合に通電される第1導電体11cと、使用状態になった後、電池Bの残容量が所定の下限値に低下した場合に通電される第2導電体12cとを有する。尚、制御部3は、電池Bの残容量を例えば電池電圧を指標として認識できる。
第1導電体11cは、端子11aと端子11bとの間に接続されており、制御部3は、これら端子11a及び端子11bの間に流す電流を制御できる。第2導電体12cは、端子12aと端子12bとの間に接続されており、制御部3は、これら端子12a及び端子12bの間に流す電流を制御できる。例えば、第1導電体11c及び第2導電体12cは、例えば電力ヒューズと同様の材料を用いて構成される。
本実施形態では、表示窓6は、筐体1の前面1aに形成された開口である。筐体1内でその表示窓6に相対する部位に、表示部Dが有する一つの感熱紙10が設定される。感熱紙10の表面(表示面)、即ち、筐体1の外側を向いた面には、例えば白色などの所定の色が付されている。よって、筐体1の外部からは、表示窓6を通して感熱紙10の表面が見えている。第1導電体11c及び第2導電体12cは感熱紙10よりも筐体1の内側に設けられている。具体的には、第1導電体11c及び第2導電体12cは感熱紙10の裏面に近接して配置されている。その結果、第1導電体11cに電流が流れて発熱すると、その熱が感熱紙10に伝わることで、感熱紙10はその第1導電体11cの形状に対応した形状で変色する。同様に、第2導電体12cに電流が流れて発熱すると、感熱紙10はその第2導電体12cの形状に対応した形状で変色する。つまり、第1導電体11c及び第2導電体12cの形状に対応した模様が、感熱紙10に現れる変色パターンになる。本実施形態では、第1導電体11cは、図示するような四角形の感熱紙10の左上と右下との対角線を結ぶような直線形状になっており、第2導電体12cは、四角形の感熱紙10の左下と右上との対角線を結ぶような直線形状になっている。このように、一つの感熱紙10に、第1導電体11cに通電することで発生するジュール熱によって変色する第1領域(図2及び図3の「R1」)と、第2導電体12cに通電することで発生するジュール熱によって変色する第2領域(図3の「R2」)とが各別に設定されている。
〔第1状態〕
図3は、第1状態にあるときの感熱紙10を示している。
制御部3は、未使用状態において電池Bから電力が供給されていない場合には動作できない。そのため、第1状態では、第1導電体11c及び第2導電体12cの何れも通電されず、ジュール熱を発することもない。よって、感熱紙10が第1導電体11c及び第2導電体12cによって変色させられることはない。このように、未使用状態で第1導電体11c及び第2導電体12cの両方に通電されていない状態が、第1状態である。
〔第2状態〕
図4は、第2状態にあるときの感熱紙10を示している。
制御部3は、使用状態において電池Bから電力が供給されている場合には動作できる。そして、制御部3は、未使用状態から使用状態になって電力の供給が開始されると、端子11a及び端子11bの間に流す電流を制御して第1導電体11cに通電し、第2導電体12cには通電しない。よって、感熱紙10には、発熱した第1導電体11cの形状に対応した模様(第1領域R1)が現れる。このように、未使用状態から使用状態になることで第1導電体11cに通電され且つ第2導電体12cに通電されていない状態が、第2状態である。
〔第3状態〕
図5は、第3状態にあるときの感熱紙10を示している。
制御部3は、使用状態になった後、電池Bの残容量が下限値に低下した場合には、端子12a及び端子12bの間に流す電流を制御して第2導電体12cに通電する。よって、感熱紙10には、発熱した第2導電体12cの形状に対応した模様(第2領域R2)が現れる。電池Bの残容量が下限値に低下したという事象は警報装置Aが故障した状態であるとも言える。このように、使用状態になった後、電池Bの残容量が下限値に低下することで第2導電体12cにも通電された状態が、第3状態である。
以上のように、筐体1の外部から見ることができる感熱紙10に現れる変色パターンは、未使用状態で第1導電体11c及び第2導電体12cの両方に通電されていない場合の第1状態から、使用状態になることで第1導電体11cに通電され且つ第2導電体12cに通電されていない場合の第2状態、及び、使用状態になった後、電池Bの残容量が下限値に低下することで第2導電体12cにも通電された場合の第3状態へと遷移する間で順に変化する。また、感熱紙10の変色パターンの変化は、第1導電体11c及び第2導電体12cへの通電に伴う発熱によって行われるので、変色パターンを変化させるために大きな電力が消費されることもない。
また、第1導電体11cの通電により変色する感熱紙10の第1領域R1と、第2導電体12cにより変色する感熱紙10の第2領域R2とが、一つの感熱紙10の中で別々に設定されている。つまり、一つの感熱紙10を見た使用者は、未使用状態で第1導電体11c及び第2導電体12cの両方に通電されていないことで未だ感熱紙10が変色していない状態(第1状態)から、使用状態になることで第1導電体11cに通電され且つ第2導電体12cに通電されていないことで感熱紙10の第1領域R1のみが変色した状態(第2状態)、及び、使用状態になった後、電池Bの残容量が下限値に低下することで第2導電体12cにも通電されたことで感熱紙10の第1領域R1及び第2領域R2の両方が変色した状態(第3状態)への遷移を区別して認識できる。
<第2実施形態>
第2実施形態の電池駆動式の機器は表示部Dの構成が上記実施形態と異なっている。以下に第2実施形態の電池駆動式の機器について説明するが、上記実施形態と同様の構成については説明を省略する。
図6は、第2実施形態の電池駆動式の機器の斜視図である。本実施形態では、表示窓6として、第1表示窓6a及び第2表示窓6bとが筐体1の前面1aに設けられる。そして、第1表示窓6a及び第2表示窓6bのそれぞれの筐体1の内側には、第1感熱紙10a及び第1導電体11cの組と、第2感熱紙10b及び第2導電体12cの組とが設けられる。つまり、表示部Dが有する感熱紙10は第1感熱紙10a(第1感熱材)と第2感熱紙10b(第2感熱材)との二つである。加えて、第1表示窓6aの横の筐体1の外面には「電源」と記載され、第2表示窓6bの横の筐体1の外面には「故障」と記載されている。よって、使用者は、第1表示窓6aによって電源に関する情報が表示され、第2表示窓6bによって故障に関する情報が表示されることを認識できる。
第1導電体11cは、電池Bから電力が供給されることで未使用状態から使用状態になった場合に通電される。第2導電体12cは、使用状態になった後、電池Bの残容量が所定の下限値に低下した場合に通電される。第1導電体11cは、端子11aと端子11bとの間に接続されており、制御部3は、これら端子11a及び端子11bの間に流す電流を制御できる。第2導電体12cは、端子12aと端子12bとの間に接続されており、制御部3は、これら端子12a及び端子12bの間に流す電流を制御できる。例えば、第1導電体11c及び第2導電体12cは、例えば電力ヒューズと同様の材料を用いて構成される。
本実施形態でも、第1感熱紙10a及び第2感熱紙10bの表面(表示面)、即ち、筐体1の外側を向いた面には、例えば白色などの所定の色が付されている。第1導電体11cは第1感熱紙10aの裏面に近接して配置されている。その結果、第1導電体11cに電流が流れて発熱すると、第1感熱紙10aはその第1導電体11cの形状に対応した形状で変色する。同様に、第2導電体12cは感熱紙10の裏面に近接して配置されている。その結果、第2導電体12cに電流が流れて発熱すると、感熱紙10はその第2導電体12cの形状に対応した形状で変色する。つまり、第1導電体11c及び第2導電体12cの形状に対応した模様が、感熱紙10に現れる変色パターンになる。本実施形態では、第1導電体11cは、四角形の第1感熱紙10aを水平方向に横切る直線形状になっており、第2導電体12cも、四角形の第2感熱紙10bを水平方向に横切る直線形状になっている。このように、第1感熱紙10aには、第1導電体11cに通電することで発生するジュール熱によって変色する第1領域(図8及び図9の「R1」)が設定され、第2感熱紙10bには、第2導電体12cに通電することで発生するジュール熱によって変色する第2領域(図9の「R2」)が設定されている。
〔第1状態〕
図7は、第1状態にあるときの第1感熱紙10a及び第2感熱紙10bを示している。
制御部3は、未使用状態において電池Bから電力が供給されていない場合には動作できない。そのため、第1状態では、第1導電体11c及び第2導電体12cの何れも通電されず、ジュール熱を発することもない。よって、第1感熱紙10a及び第2感熱紙10bが第1導電体11c及び第2導電体12cによって変色させられることはない。このように、未使用状態で第1導電体11c及び第2導電体12cの両方に通電されていない状態が、第1状態である。
〔第2状態〕
図8は、第2状態にあるときの第1感熱紙10a及び第2感熱紙10bを示している。
制御部3は、使用状態において電池Bから電力が供給されている場合には動作できる。そして、制御部3は、未使用状態から使用状態になって電力の供給が開始されると、端子11a及び端子11bの間に流す電流を制御して第1導電体11cに通電し、第2導電体12cには通電しない。よって、第1感熱紙10aには、発熱した第1導電体11cの形状に対応した模様(第1領域R1)が現れる。このように、未使用状態から使用状態になることで第1導電体11cに通電され且つ第2導電体12cに通電されていない状態が、第2状態である。
〔第3状態〕
図9は、第3状態にあるときの第1感熱紙10a及び第2感熱紙10bを示している。
制御部3は、使用状態になった後、電池Bの残容量が下限値に低下した場合には、端子12a及び端子12bの間に流す電流を制御して第2導電体12cに通電する。よって、第2感熱紙10bには、発熱した第2導電体12cの形状に対応した模様(第2領域R2)が現れる。電池Bの残容量が下限値に低下したという事象は警報装置Aが故障した状態であるとも言える。このように、使用状態になった後、電池Bの残容量が下限値に低下することで第2導電体12cにも通電された状態が、第3状態である。
以上のように、第1感熱紙10aに、第1導電体11cの通電により変色する感熱紙10の第1領域が設定され、第2感熱紙10bに、第2導電体12cにより変色する感熱紙10の第2領域が設定されている。つまり、二つの第1感熱紙10a及び第2感熱紙10bを見た使用者は、未使用状態で第1導電体11c及び第2導電体12cの両方に通電されていないことで未だ第1感熱紙10a及び第2感熱紙10bの両方が変色していない状態(第1状態)から、使用状態になることで第1導電体11cに通電され且つ第2導電体12cに通電されていないことで第1感熱紙10aの第1領域のみが変色した状態(第2状態)、及び、使用状態になった後、電池Bの残容量が下限値に低下することで第2導電体12cにも通電されたことで第1感熱紙10aの第1領域及び第2感熱紙10bの第2領域の両方が変色した状態(第3状態)への遷移を区別して認識できる。
<別実施形態>
<1>
上記実施形態では、本発明の電池駆動式の機器としての警報装置Aの構成について具体例を挙げて説明したが、その構成は適宜変更可能である。例えば、感熱材として感熱紙10を例示したが、紙以外の感熱材料を用いてもよい。
他にも、感熱紙10、第1導電体11c、第2導電体12c等の形状及び大きさ及び設置位置などは上記実施形態で説明した具体例には限定されず、適宜変更可能である。
また、上記実施形態では、検出センサ4としてガス検出センサ及びCO(一酸化炭素)検出センサを例示したが、他の種類のセンサであってもよい。
<2>
上記実施形態(別実施形態を含む)で開示される構成は、矛盾が生じない限り、他の実施形態で開示される構成と組み合わせて適用することが可能であり、また、本明細書において開示された実施形態は例示であって、本発明の実施形態はこれに限定されず、本発明の目的を逸脱しない範囲内で適宜改変することが可能である。
本発明は、電力消費が小さく且つ安価な電池駆動式の機器に利用できる。
1 筐体
4 検出センサ
5 音声出力部
10 感熱紙(感熱材)
10a 第1感熱紙(第1感熱材)
10b 第2感熱紙(第2感熱材)
11c 第1導電体
12c 第2導電体
A 警報装置(機器)
B 電池
C 動作部
D 表示部

Claims (5)

  1. 電力を供給する電池と、
    前記電池から供給される電力を消費して動作する動作部と、
    前記電池から供給される電力を消費して、表示する情報を変更可能な表示部とを筐体に備える電池駆動式の機器であって、
    前記表示部は、熱により変色する感熱材と、前記電池から電力の供給を受けることができる導電体とを有し、前記導電体に通電されることで発生するジュール熱により前記感熱材に所定の模様の変色パターンが現れるように構成され、
    前記導電体は、前記電池から電力が供給されることで未使用状態から使用状態になった場合に通電される第1導電体と、前記使用状態になった後、前記電池の残容量が所定の下限値に低下した場合に通電される第2導電体とを有し、
    前記感熱材に現れる所定の模様の変色パターンは、
    前記未使用状態で前記第1導電体及び前記第2導電体の両方に通電されていない場合の第1状態と、
    前記未使用状態から前記使用状態になることで前記第1導電体に通電され且つ前記第2導電体に通電されていない場合の第2状態と、
    前記使用状態になった後、前記電池の残容量が前記下限値に低下することで前記第2導電体にも通電された場合の第3状態に遷移する間で順に変化する電池駆動式の機器。
  2. 前記第1導電体及び前記第2導電体は前記感熱材よりも前記筐体の内側に設けられ、
    前記第1導電体及び前記第2導電体の形状に対応した模様が前記感熱材に現れる変色パターンになる請求項1に記載の電池駆動式の機器。
  3. 前記表示部が有する前記感熱材は一つであり、
    一つの前記感熱材に、前記第1導電体に通電することで発生するジュール熱によって変色する第1領域と、前記第2導電体に通電することで発生するジュール熱によって変色する第2領域とが各別に設定されている請求項1又は2に記載の電池駆動式の機器。
  4. 前記表示部が有する前記感熱材は第1感熱材と第2感熱材との二つであり、
    前記第1感熱材に、前記第1導電体に通電することで発生するジュール熱によって変色する第1領域が設定され、
    前記第2感熱材に、前記第2導電体に通電することで発生するジュール熱によって変色する第2領域が設定されている請求項1又は2に記載の電池駆動式の機器。
  5. 前記動作部は、火災検出センサ、及び、ガス漏れ検出センサ、及び、一酸化炭素検出センサの内の少なくとも二以上の検出センサを有して構成される請求項1~4の何れか一項に記載の電池駆動式の機器。

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