JP2011160560A - 直流配電機器の入力保護装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】施工時に交流電源や直流電源の誤接続される可能性がある直流配電機器において、直流配電機器の破損の防止を目的とする。
【解決手段】施工時に交流電源の誤接続を検知する交流電圧検知手段2と、直流電源が正常極性で検知する直流電圧検知手段3と、前記交流電圧検知手段2と直流電圧検知手段3の検知信号で電圧供給の開閉できる接点を有した切換え手段4と、前記切換え手段4に並列接続された交流半波電圧防止手段5を設けた構成にしたことにより、交流電源や直流電源の誤接続で、前記切換え手段4と前記交流半波電圧防止手段5により直流配電機器の破損の防止した直流配電機器の入力保護装置を得られる。
【選択図】図1

Description

本発明は、施工時に直流電源の供給で動作可能な機器に使用される入力保護装置に関するものである。
従来、この種の直流配電機器の入力保護装置は、直流電源を接続する電源端子に直列にダイオードを接続することでの電力損失や、直流電源を接続する電源端子に直列に電流ヒューズと並列にダイオードを接続することで直流駆動回路を保護するものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
以下、その直流配電機器の入力保護装置について図12を参照しながら説明する。
図12に示すように、負荷回路101と並列にダイオード102と抵抗103を接続し、このダイオード102は直流電源が逆極性の場合に回路電流が流れる方向に接続し、電源部104と前記負荷回路101の間には直列に電流ヒューズ105を備える。
直流電源が逆極性の場合は、前記ダイオード102と前記抵抗103を通して、前記電流ヒューズ105に電流が流れる。
また、前記抵抗103は逆極性の接続にて前記電流ヒューズ105を溶断できる抵抗値にすることにより、直流電源の逆極性で瞬時に前記電流ヒューズ105が溶断されて、前記負荷回路101の保護ができる。
また、この種の直流配電機器の入力保護装置には、FETを使用して直流駆動回路を保護しているものもある(例えば、特許文献2参照)。
以下、その直流配電機器の入力保護装置について図13を参照しながら説明する。
図13に示すように、PchのFET106が電源の極性が正常接続された方向に電源部104と負荷回路101に直列に接続された構成で、直流電源が逆極性の場合は、前記FET106が回路電流を阻止することで、前記負荷回路101を保護する。
特開平10−32094号公報 特開2000−341848号公報
このような従来の直流配電機器の入力保護装置においては、施工時に家庭内等での配線工事で、直流電圧の逆極性接続や商用電源であるAC100VやAC200Vの交流電圧を誤って接続してしまい、直流配電機器の破損や機器の交換が発生してしまうという課題を有していた。
そこで本発明は、上記従来の課題を解決するものであり、施工時に家庭内等での配線工事での誤接続による破損をなくした直流配電機器の入力保護装置を提供することを目的とする。
そして、この目的を達成するために、本発明は直流電源の供給で動作可能な機器において、直流配電機器の直流電源を接続する電源端子に並列接続され、施工時に家庭内等の交流電源が誤接続された場合に検知する交流電圧検知手段と、前記交流電圧検知手段と同様に機器の直流電源を接続する電源端子に並列接続され、施工時に直流電源が正常極性に接続された場合に検知する直流電圧検知手段と、直流電源を接続する電源端子と負荷回路側の間に直列接続され、前記交流電圧検知手段及び直流電圧検知手段の検知信号により負荷回路側への電圧供給の開閉できる接点を有した切換え手段と、前記切換え手段に並列接続された交流半波電圧防止手段を設けたものであり、これにより所期の目的を達成するものである。
また本発明は機器の直流電源を接続する電源端子に並列接続され、施工時に直流電源の電圧が機器の定格電圧で動作する電圧範囲に接続された場合に検知する直流電圧範囲検知手段と、前記交流半波電圧防止手段に並列接続され、前記交流電圧検知手段及び前記直流電圧範囲検知手段のいずれかの検知信号により負荷回路側への電圧供給の開閉できる接点を有した切換え手段を設けた。
また本発明は直流配電機器の直流電源を接続する電源端子に並列接続され、施工時に直流電源が逆極性に接続された場合に検知する直流逆電圧検知手段と、前記交流半波電圧防止手段に並列接続され、前記交流電圧検知手段及び直流逆電圧検知手段の検知信号により負荷回路側への電圧供給の開閉できる接点を有した切換え手段を設けた。
また本発明は交流電源が誤接続された場合、前記交流電圧検知手段の検知信号により、これを施工者に表示するための交流表示手段と、直流電源の極性が逆に接続された場合、前記切換え手段の切換え構成により施工者に表示するための直流逆電圧表示手段を接続部近傍に設けた。
また本発明は交流電源が誤接続された場合の前記交流表示手段と、直流電源の極性が逆に接続された場合、前記直流逆電圧検知手段の検知信号により、これを施工者に表示するための直流逆電圧表示手段を接続部近傍に設けた。
また本発明は交流電源が誤接続された場合、前記交流電圧検知手段の検知信号により、これを施工者にブザー音等で報知するための交流報知手段と、直流電源の極性が逆に接続された場合、前記切換え手段の切換え構成により施工者にブザー音等で報知するための直流逆電圧報知手段を接続部近傍に設けた。
また本発明は交流電源が誤接続された場合の前記交流報知手段と、直流電源の極性が逆に接続された場合、前記直流逆電圧検知手段の検知信号により、これを施工者にブザー音等で報知するための直流逆電圧報知手段を接続部近傍に設けた。
また本発明は一次電池と、前記交流電圧検知手段や前記直流逆電圧検知手段の検知信号で前記交流表示手段や前記直流逆表示手段、または前記交流報知手段や前記直流逆報知手段が表示や報知中に主電源を切っても表示や報知を継続するための前記一次電池の電源供給するための誤接続電源供給手段を設けた。
本発明によれば、施工時交流電源が誤接続された場合に検知する交流電圧検知手段と、直流電源が正常極性に接続された場合に検知する直流電圧検知手段と、前記交流電圧検知手段及び直流電圧検知手段の検知信号により負荷回路側への電圧供給の開閉できる接点を有した切換え手段と、前記切換え手段に並列接続された交流半波電圧防止手段を設けた直流配電機器の入力保護装置の構成にしたことにより、施工時に誤って交流電源を接続した場合や直流電源の逆接続をした場合に、負荷回路に交流電圧の直接印加や直流電圧の逆電圧の印加がされなくなるので、直流配電機器の破損等を防止できるという効果を得ることができる。
また本発明によれば、施工時に直流電源が逆極性に接続された場合に検知する直流逆電圧検知手段と、前記交流半波電圧防止手段に並列接続され、前記交流電圧検知手段及び直流逆電圧検知手段の検知信号により負荷回路側への電圧供給の開閉できる接点を有した切換え手段を設けた直流配電機器の入力保護装置の構成にしたことにより、正常接続時には前記交流電圧検知手段と前記直流逆電圧検知手段の回路には導通がなく、それぞれの回路電力の消費がない。誤接続した時のみ回路電力を消費することで、省エネな直流配電機器の入力保護装置を提供できるという効果を得ることができる。
また本発明によれば、施工時に交流電源が誤接続された場合、前記交流電圧検知手段の検知信号により、これを施工者に表示するための交流表示手段と、直流電源の極性が逆に接続された場合、施工者に表示するための直流逆電圧表示手段を接続部近傍に設けた直流配電機器の入力保護装置の構成にしたことにより、直流配電機器に通電した場合に施工者が誤接続と表示により判断できるという効果を得ることができる。
また本発明によれば、施工時に交流電源が誤接続された場合、前記交流電圧検知手段の検知信号により、これを施工者にブザー音等で報知するための交流報知手段と、直流電源の極性が逆に接続された場合、施工者にブザー音等で報知するための直流逆電圧報知手段を接続部近傍に設けた直流配電機器の入力保護装置の構成にしたことにより、直流配電機器に通電した場合に施工者が誤接続と報知音で判断できるという効果を得ることができる。
また本発明によれば、一次電池と、前記交流表示手段や前記直流逆表示手段、または前記交流報知手段や前記直流逆報知手段が表示や報知中に主電源を切っても表示や報知を継続するための前記一次電池の電源供給するための誤接続電源供給手段を設けた直流配電機器の入力保護装置の構成にしたことにより、直流配電機器に通電を取り止めても、施工者が誤接続の原因を表示や報知音で判断できるという効果を得ることができる。
本発明の実施の形態1の直流配電機器の入力保護装置を示すブロック図 同各リレー接点の動作接続図 本発明の実施の形態2の直流配電機器の入力保護装置を示すブロック図 同各リレー接点の動作接続図 本発明の実施の形態3の直流配電機器の入力保護装置を示すブロック図 同各リレー接点の動作接続図 本発明の実施の形態3の直流配電機器の入力保護装置を示すブロック図 本発明の実施の形態3の直流配電機器の入力保護装置を示すブロック図 本発明の実施の形態3の直流配電機器の入力保護装置を示すブロック図 本発明の実施の形態3の直流配電機器の入力保護装置を示すブロック図 本発明の実施の形態3の直流配電機器の入力保護装置を示すブロック図 従来の直流配電機器の入力保護装置を示すブロック図 同ブロック図
本発明の請求項1記載の直流配電機器の入力保護装置は、直流配電機器の直流電源を接続する電源端子に並列接続され、施工時に家庭内等の交流電源が誤接続された場合に検知する交流電圧検知手段と、前記交流電圧検知手段と同様に機器の直流電源を接続する電源端子に並列接続され、施工時に直流電源が正常極性に接続された場合に検知する直流電圧検知手段と、直流電源を接続する電源端子と負荷回路側の間に直列接続され、前記交流電圧検知手段及び直流電圧検知手段の検知信号により負荷回路側への電圧供給の開閉できる接点を有した切換え手段と、前記切換え手段に並列接続された交流半波電圧防止手段を設けた構成を有する。
これにより、誤って交流電源が誤接続された場合、前記交流電圧検知手段の検知により前記切換え手段と前記交流半波電圧防止手段により、負荷回路に交流電圧の直接印加がされなくなるので、直流配電機器の破損等を防止できるという効果を奏する。
また、誤って直流電源を逆接続した場合、前記直流電圧検知手段の検知により前記切換え手段と前記交流半波電圧防止手段により、負荷回路に直流電圧の逆電圧の印加がされなくなるので、直流配電機器の破損等を防止できるという効果を奏する。
また、本発明の請求項2記載の直流配電機器の入力保護装置は、機器の直流電源を接続する電源端子に並列接続され、施工時に直流電源の電圧が機器の定格電圧範囲に接続された場合を検知する直流電圧範囲検知手段と、前記交流半波電圧防止手段に並列接続され、前記交流電圧検知手段及び前記直流電圧範囲検知手段のいずれかの検知信号により負荷回路側への電圧供給の開閉できる接点を有した切換え手段を設けた構成を有する。
これにより、誤って交流電源が誤接続された場合、前記交流電圧検知手段の検知により前記切換え手段と前記交流半波電圧防止手段により、負荷回路に交流電圧の直接印加がされなくなるので、直流配電機器の破損等を防止できるという効果を奏する。
また、誤って直流電源を逆接続した場合や複数の直流電源系統がある場合、前記直流電圧範囲検知手段の検知により前記切換え手段と前記交流半波電圧防止手段により、負荷回路に直流電圧の逆電圧や最適な直流電圧範囲以外の印加がされなくなるので、直流配電機器の破損等を防止できるという効果を奏する。
また、本発明の請求項3記載の直流配電機器の入力保護装置は、直流配電機器の直流電源を接続する電源端子に並列接続され、施工時に直流電源が逆極性に接続された場合に検知する直流逆電圧検知手段と、前記交流半波電圧防止手段に並列接続され、前記交流電圧検知手段及び直流逆電圧検知手段の検知信号により負荷回路側への電圧供給の開閉できる接点を有した切換え手段を設けた構成を有する。
これにより、誤って交流電源が誤接続された場合、前記交流電圧検知手段の検知により前記切換え手段と前記交流半波電圧防止手段により、負荷回路に交流電圧の直接印加がされなくなるので、直流配電機器の破損等を防止できるという効果を奏する。
また、誤って直流電源を逆接続した場合、前記直流逆電圧検知手段の検知により前記切換え手段と前記交流半波電圧防止手段により、負荷回路に直流電圧の逆電圧の印加がされなくなるので、直流配電機器の破損等を防止できるという効果を奏する。
さらに、前記交流電圧検知手段および前記直流逆電圧検知手段の回路は、誤接続した時のみ回路電力を消費することで、省エネな入力保護装置を提供できるという効果を奏する。
また、本発明の請求項4記載の直流配電機器の入力保護装置は、交流電源が誤接続された場合、前記交流電圧検知手段の検知信号により、これを施工者に表示するための交流表示手段と、直流電源の極性が逆に接続された場合、前記切換え手段の切換え構成により施工者に表示するための直流逆電圧表示手段を接続部近傍に設けた構成を有する。
これにより、直流配電機器の破損等を防止と直流配電機器に通電した場合、施工者が誤接続の表示により判断できるという効果を奏する。
また、本発明の請求項5記載の直流配電機器の入力保護装置は、交流電源が誤接続された場合の前記交流表示手段と、直流電源の極性が逆に接続された場合、前記直流逆電圧検知手段の検知信号により、これを施工者に表示するための直流逆電圧表示手段を接続部近傍に設けた構成を有する。
これにより、直流配電機器の破損等を防止と直流配電機器に通電した場合、施工者が誤接続の表示により判断できるという効果を奏する。
さらに、前記交流電圧検知手段および前記直流逆電圧検知手段の回路は誤接続した時のみ回路電力を消費することで、省エネな入力保護装置を提供できるという効果を奏する。
また、本発明の請求項6記載の直流配電機器の入力保護装置は、交流電源が誤接続された場合、前記交流電圧検知手段の検知信号により、これを施工者にブザー音等で報知するための交流報知手段と、直流電源の極性が逆に接続された場合、前記切換え手段の切換え構成により施工者にブザー音等で報知するための直流逆電圧報知手段を接続部近傍に設けた構成を有する。
これにより、直流配電機器の破損等を防止と直流配電機器に通電した場合、施工者が誤接続の報知音により判断できるという効果を奏する。
また、本発明の請求項7記載の直流配電機器の入力保護装置は、交流電源が誤接続された場合の前記交流報知手段と、直流電源の極性が逆に接続された場合、前記直流逆電圧検知手段の検知信号により、これを施工者にブザー音等で報知するための直流逆電圧報知手段を接続部近傍に設けた構成を有する。
これにより、直流配電機器の破損等を防止と直流配電機器に通電した場合、施工者が誤接続の報知音により判断できるという効果を奏する。
さらに、前記交流電圧検知手段および前記直流逆電圧検知手段の回路は誤接続した時のみ回路電力を消費することで、省エネな入力保護装置を提供できるという効果を奏する。
また、本発明の請求項8記載の直流配電機器の入力保護装置は、一次電池と、前記交流電圧検知手段や前記直流逆電圧検知手段の検知信号で前記交流表示手段や前記直流逆表示手段、または前記交流報知手段や前記直流逆報知手段が表示や報知中に主電源を切っても表示や報知を継続するための前記一次電池の電源供給するための誤接続電源供給手段を設けた構成を有する。
これにより、直流配電機器の破損等を防止と直流配電機器に通電した場合、施工者が誤接続の表示や報知音により判断できるという効果を奏する。
さらに、直流配電機器に通電を取り止めても、施工者が誤接続の原因を表示や報知音で判断できるという効果を奏する。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1に示すように、本発明の直流配電機器の入力保護装置は、直流配電機器の直流電源を接続する電源端子1に並列接続され、施工時に家庭内等の交流電源が誤接続された場合に検知する交流電圧検知手段2と、前記交流電圧検知手段2と同様に機器の直流電源を接続する電源端子1に並列接続され、施工時に直流電源が正常極性に接続された場合に検知する直流電圧検知手段3と、直流電源を接続する電源端子1と負荷回路6側の間に直列接続され、前記交流電圧検知手段2及び直流電圧検知手段3の検知信号により負荷回路6側への電圧供給の開閉できる接点を有した切換え手段4と、前記切換え手段4に並列接続された交流半波電圧防止手段5が設けられている。
また、前記交流電圧検知手段2は、リレーコイル2aと抵抗2bとコンデンサ2cの直列接続から構成される。前記リレーコイル2aは交流電圧の励磁で接点を開閉するもので、前記コンデンサ2cは交流電圧だけを前記リレーコイル2aに印加するためで、前記抵抗2bと前記コンデンサ2cは誤接続される交流電圧と前記リレーコイル2aの交流電圧で適正に動作するための交流電圧の分圧を調整するものである。
また、前記直流電圧検知手段3は、リレーコイル3aと抵抗3bとダイオード3cの直列接続から構成される。前記リレーコイル3aは直流電圧の励磁で接点を開閉するもので、前記ダイオード3cは機器の直流電圧の極性が正しい時にだけ前記リレーコイル3aに電圧を印加するためで、前記抵抗3bと前記ダイオード3cは極性が正しい直流電圧で前記リレーコイル3aに印加される電圧で適正に動作するための直流電圧を調整するものである。
また、図では省略したが前記リレーコイル3aが商用電源の誤接続時には、交流電圧の半波電圧が印加されるため、リレーコイル3aにはツェナーダイオード等を並列に接続してリレーコイルの定格外電圧印加の過電圧保護を設ける。
また、前記切換え手段4は、前記リレーコイル2aの励磁により開閉動作するリレー接点4aと、前記リレーコイル3aの励磁により開閉動作するリレー接点4bが直列に接続されている。
そして、図1の各リレーの接点の接続構成としては、各リレーのコイルが無励磁の状態を示し、無励磁にはノーマルクローズであるNC接点側、励磁ではノーマルオープンであるNO接点側に接続される。
また、前記交流半波電圧防止手段5は、ダイオード5aと抵抗5bの直列接続から構成される。前記ダイオード5aは機器の直流電圧が逆極性の時に、負荷回路6に電流が流れないように接続され、前記抵抗5bは交流電圧が誤接続された場合に、交流の半波電圧、すなわち前記ダイオード5aが順方向の負荷回路6に電圧供給ができる場合に負荷回路6の破損防止のために、前記抵抗5bと負荷回路6とを交流電圧の分圧で形成し、負荷回路6が破損しない電圧まで下げるために前記抵抗5bを設ける。つまり、交流半波電圧防止手段5は、負荷回路6に対して逆方向には遮断し、順方向には高抵抗となる特性を有する。
上記構成において、図2にて各リレー接点の動作を一覧表に示し、施工時に想定される接続は交流電圧の誤接続、直流電圧の極性の誤接続、直流電圧の極性の正常接続の3つのパターンがあり、以下に各接続での動作を説明する。
まず、直流電圧の極性が正しく接続された場合について説明する。
前記直流電圧検知手段3の前記リレーコイル3aは直流電圧が印加されるため励磁され、リレー接点4bがNO接点側となり、前記切換え手段4と並列に接続された前記交流半波電圧防止手段5を短絡する構成となり、直流電源からは前記切換え手段4が負荷回路6に直列接続された状態となり、直流電圧をそのまま負荷回路6に印加するため前記ダイオード5a等の電力損失がなく、正常に動作するようになる。
次に、交流電圧を誤接された場合について説明する。
前記交流電圧検知手段2の前記リレーコイル2aは交流電圧のため励磁され、前記切換え手段4のリレー接点4aがNO接点側となり、交流電源からは前記交流半波電圧防止手段5が前記負荷回路6に直列接続された状態になる。また、前記直流電圧検知手段3も交流電圧の半波成分、詳しくは前記ダイオード3cに回路電流が流れる時にリレーコイル3aに直流電圧が印加され励磁されるため、リレー接点4bがNO接点側となるが、前記リレー接点4aがNO接点の状態のため、交流電源からの前記交流半波電圧防止手段5と前記負荷回路6の直列接続は変わりない。
そして、前記交流半波電圧防止手段5は前記負荷回路6との交流電圧の分圧で、負荷回路6が破損しない電圧まで下げることで、直流配電機器の破損の防止をする。
最後に、直流電圧の極性を誤って接続した場合について説明する。
前記交流電圧検知手段2と前記直流電圧検知手段3のいずれのリレーコイルにも励磁されないため、前記切換え手段4はリレー接点4bでNC接点側になり、直流電源からは前記交流半波電圧防止手段5が負荷回路6に直列接続された状態になり、前記ダイオード5aにより逆極性での回路電圧の印加を防止し、直流は配電機器の破損の防止をする。
(実施の形態2)
図3において、図1と同様の構成要素については同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
前記交流電圧検知手段2と同様に機器の直流電源を接続する電源端子1に並列接続され、施工時に直流電源の電圧が機器の定格電圧範囲に接続された場合に検知する前記直流電圧範囲検知手段7と、直流電源を接続する電源端子1と負荷側の間に直列接続され、前記交流電圧検知手段2及び直流電圧範囲検知手段7のいずれかの検知信号により負荷回路6側への電圧供給の開閉できる接点を有した切換え手段8と、前記切換え手段8に並列接続された前記交流半波電圧防止手段5が設けられている。
前記直流電圧範囲検知手段7を設ける主たる目的は、直流電源の電圧が施工時に2系統以上が存在する時で、例えば直流電源の電圧がDC24VとDC48Vの配線工事がされる場合である。
また、前記直流電圧範囲検知手段7は、ダイオード7aと抵抗7bと抵抗7cとの直列接続と、抵抗7bと抵抗7cとの分圧電圧を検知する比較手段7dと、直流電圧が印加されて励磁するリレーコイル7eと、リレーコイル7eを駆動する駆動手段7fから構成される。
また、前記切換え手段8は前記リレーコイル2aの励磁により開閉動作するリレー接点8aと、前記リレーコイル7eの励磁により開閉動作するリレー接点8bとが直列に接続されている。
そして、前記ダイオード7aにより、機器の直流電圧の極性が正しい時にだけ前記抵抗7bと抵抗7cによる分圧電圧が発生する。負荷回路6が動作できる所定電圧範囲を比較検知する前記比較手段7dは前記抵抗の分圧電圧により、前記駆動手段7fに出力して前記リレーコイル7eを励磁させる。これにより、前記切換え手段8の前記リレー接点8bをNO接点側に動作させる。
上記構成において、図4にて各リレー接点の動作を一覧表に示し、施工時に想定される接続は交流電圧の誤接続、直流電圧の極性の誤接続、直流電圧の極性の正常接続の3つのパターンがあり、以下に各接続での動作を説明する。
まず、直流電圧の極性を正しく接続した場合について説明する。
前記直流電圧範囲検知手段7は前記比較手段7dが適正電圧と判断した時に前記リレーコイル7eは直流電圧が印加されるため励磁され、リレー接点8bがNO接点側となる。
そのため、前記切換え手段8と並列に接続された前記交流半波電圧防止手段5を短絡する構成となり、直流電源からは前記切換え手段8が負荷回路6に直列接続された状態となり、直流電圧をそのまま負荷回路6に印加するため前記ダイオード5a等の電力損失がなく、正常に負荷回路6が動作するようになる。
次に、交流電圧を誤接した場合について説明する。
実施形態1と同様な動作で、前記交流電圧検知手段2の前記リレーコイル2aは交流電圧のため励磁され、前記切換え手段8のリレー接点4aがNO接点側となり、交流電源からは前記交流半波電圧防止手段5が負荷回路6に直列接続された状態になる。
また、前記直流電圧範囲検知手段7も交流電圧の半波成分、詳しくは前記ダイオード7aに回路電流が流れ、比較手段7dが適正電圧と判断した時にリレーコイル7eに直流電圧が印加され励磁されるため、リレー接点8bがNO接点側となるが、前記リレー接点4aがNO接点の状態のため、交流電源からの前記交流半波電圧防止手段5と負荷回路6の直列接続は変わりない。
そして、交流半波電圧防止手段5は負荷回路6との交流電圧の分圧で、負荷回路6が破損しない電圧まで下げることで、直流配電機器の破損の防止をする。
最後に、直流電圧の極性を誤って接続した場合について説明する。
前記交流電圧検知手段2と直流電圧範囲検知手段7のいずれのリレーコイルにも励磁されないため、切換え手段8はリレー接点8bでNC接点側になり、直流電源からは前記交流半波電圧防止手段5が負荷回路6に直列接続された状態になり、前記ダイオード5aにより逆極性での回路電圧の印加を防止し、直流配電機器の破損の防止をする。
(実施の形態3)
図5において、図1と同様の構成要素については同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
直流配電機器の直流電源を接続する電源端子1に並列接続され、施工時に直流電源が逆極性に接続された場合に検知する直流逆電圧検知手段9と、前記交流半波電圧防止手段5に並列接続され、前記交流電圧検知手段2及び直流逆電圧検知手段9の検知信号により負荷回路側への電圧供給の開閉できる接点を有した切換え手段10が設けられている。
また、前記直流逆電圧検知手段9はリレーコイル9aと抵抗9bとダイオード9cの直列接続から構成される。前記リレーコイル9aは直流電圧の励磁で接点を開閉するもので、前記ダイオード9cは機器の直流電圧の逆極性の時にだけ前記リレーコイル9aに電圧を印加するためで、すなわち実施形態1での前記直流電圧検知手段3のダイオード3cを逆接続することで、前記抵抗9bと前記ダイオード9cは逆極性の直流電圧で前記リレーコイル9aに印加される電圧で適正に動作するための直流電圧の分圧を調整するものである。
また、前記切換え手段10は、前記リレーコイル2aの励磁により開閉動作するリレー接点10aと前記リレーコイル9aの励磁により開閉動作するリレー接点10bが直列に接続されている。
そして、図1の接続構成と同様、各リレーのコイルが無励磁の状態を示し、無励磁にはノーマルクローズであるNC接点側、励磁ではノーマルオープンであるNO接点側に接続される。
上記構成において、図6にて各リレー接点の動作を一覧表に示し、施工時に想定される接続は交流電圧の誤接続、直流電圧の極性の誤接続、直流電圧の極性の正常接続の3つのパターンがあり、以下に各接続での動作を説明する。
まず、直流電圧の極性を正しく接続した場合について説明する。
前記交流電圧検知手段2と前記直流逆電圧検知手段9のいずれのリレーコイルにも励磁されないため、前記切換え手段10と並列に接続された前記交流半波電圧防止手段5を短絡する構成となり、直流電圧をそのまま負荷回路6に印加するため前記ダイオード5a等の電力損失がなく、正常に負荷回路6が動作するようになる。
また、前記交流電圧検知手段2と前記直流逆電圧検知手段9の回路には導通がなく、それぞれの回路電力の消費がない、誤接続した時のみ回路電力を消費することで、省エネな直流配電機器の入力保護装置を提供できる。
次に、交流電圧を誤接した場合について説明する。
実施形態1と同様な動作で、前記交流電圧検知手段2の前記リレーコイル2aは交流電圧のため励磁され、前記切換え手段10のリレー接点10aがNO接点側となり、交流電源からは前記交流半波電圧防止手段5が負荷回路6に直列接続された状態になる。また、前記直流逆電圧検知手段9も交流電圧の半波成分、詳しくは前記ダイオード9cに回路電流が流れる時にリレーコイル9aに直流電圧が印加され励磁されるため、リレー接点10bがNO接点側となるが、前記リレー接点10aがNO接点の状態のため、交流電源からの交流半波電圧防止手段5と負荷回路6の直列接続は変わりない。
そして、交流半波電圧防止手段5は負荷回路6との交流電圧の分圧で、負荷回路6が破損しない電圧まで下げることで、直流配電機器の破損の防止をする。
最後に、直流電圧の極性を誤って接続した場合について説明する。
前記直流逆電圧検知手段9の前記リレーコイル9aは直流電圧が印加されるため励磁され、リレー接点10bがNO接点側となり、直流電源からは前記交流半波電圧防止手段5が負荷回路6に直列接続された状態になり、前記ダイオード5aにより逆極性での回路電圧の印加を防止し、直流配電機器の破損の防止をする。
(実施の形態4)
図7において、図1と同様の構成要素については同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
交流電源が誤接続された場合、前記交流電圧検知手段2の検知信号より、これを施工者に表示するための交流表示手段11と、直流電源の極性が逆に接続された場合、前記切換え手段4のリレー接点の切換え構成により施工者に表示するための直流逆電圧表示手段12が接続部近傍に設けられている。
また、前記直流逆電圧表示手段12は電源端子1に直流電圧が逆接続された時にLED等で表示させるようにして、前記電源端子1の−極から前記直流逆電圧表示手段12を通り、前記リレー接点4aのNC接点側から前記電源端子1の+極に回路電流が流れる構成に接続され、この時に前記直流逆電圧表示手段12より施工者に表示ができるようにする。
上記構成において、施工時に想定される接続は交流電圧の誤接続、直流電圧の極性の誤接続、直流電圧の極性の正常接続の3つのパターンがあり、誤接続時の直流配電機器の保護は前記実施の形態1または2と同様のため、以下に各接続での表示動作を説明する。
まず、直流電圧の極性を正しく接続した場合について説明する。
前記交流電圧検知手段2の検知信号が働かないため、前記交流表示手段11は表示しない。
そして、前記直流逆電圧表示手段12は前記負荷回路6と並列接続された状態になるが、直流電圧が逆極性の時にだけ表示するため、直流電圧の極性が正しい場合には表示しない。
次に、交流電圧を誤接した場合について説明する。
前記交流電圧検知手段2の前記リレーコイル2aは交流電圧が印加され、この交流電圧で駆動できるLED等により表示をさせる。
この時、前記直流逆電圧表示手段12はリレー接点4aがNO接点側、リレー接点4bは交流電圧の半波成分、詳しくは前記ダイオード3cに回路電流が流れない時にはリレー接点4bがNC接点側となるため、交流電圧からは切り離された状態となる。逆に前記ダイオード3cに回路電流が流れる時にはリレー接点4bがNC接点側となる。この場合は前記負荷回路6と前記直流逆電圧表示手段12は並列接続された状態になるが、前記交流半波電圧防止手段5により回路電流が流れないため、LED等が表示することはない。
最後に、直流電圧の極性を誤って接続した場合について説明する。
前記交流電圧検知手段の検知信号が働かないため、前記交流表示手段11は表示しない。
そして、上記で説明したように前記直流逆電圧表示手段12は表示する。
(実施の形態5)
図8において、図5および図7と同様の構成要素については同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
前記交流表示手段11と、直流電源の極性が逆に接続された場合、前記直流逆電圧検知手段9の検知信号より、これを施工者に表示するための直流逆電圧表示手段13が接続部近傍に設けられている。
上記構成において、施工時に想定される接続は交流電圧の誤接続、直流電圧の極性の誤接続、直流電圧の極性の正常接続の3つのパターンがあり、誤接続時の直流配電機器の保護は前記実施の形態3と同様のため、以下に各接続での表示動作を説明する。
まず、直流電圧の極性を正しく接続した場合について説明する。
前記交流電圧検知手段2と前記直流逆電圧検知手段9のいずれの検知信号はなく、前記交流表示手段11と前記直流逆電圧表示手段13は表示しない。
また、前記交流電圧検知手段2と前記直流逆電圧検知手段9の回路には導通がなく、それぞれの回路電力の消費がない。誤接続した時のみ回路やLED表示の電力を消費することで、省エネな直流配電機器の入力保護装置と誤接続表示を提供できる。
次に、交流電圧を誤接した場合について説明する。
前記交流電圧検知手段2は実施形態4と同様な動作で、前記リレーコイル2aは交流電圧が印加され、この交流電圧で駆動できるLED等により表示をさせる。
また、前記直流逆電圧検知手段9も交流電圧の半波成分、詳しくは前記ダイオード9cに回路電流が流れる時に検知信号が出されるが、前記直流逆電圧表示手段13にてLED等が電源の交流周期での点滅を防止する、具体的には50Hzの交流電圧では10ms以上の検知信号でLED等を点灯表示することで、施工者に点灯と点滅の紛らわしい判断を防止できる。
最後に、直流電圧の極性を誤って接続した場合について説明する。
前記交流電圧検知手段2の検知信号が働かないため、前記交流表示手段11は表示しない。
そして、前記直流逆電圧検知手段9の検知信号でLED等により表示をさせる。
(実施の形態6)
図9において、図1と同様の構成要素については同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
交流電源が誤接続された場合、前記交流電圧検知手段2の検知信号より、これを施工者に表示するための交流報知手段14と、直流電源の極性が逆に接続された場合、前記切換え手段4の切換え構成により施工者に表示するための直流逆電圧報知手段15が接続部近傍に設けられている。
また、前記直流逆電圧報知手段15は電源端子1に直流電圧が逆接続された時にLED等で表示させるようにして、前記電源端子1の−極から前記直流逆電圧報知手段15を通り、前記リレー接点4aのNC接点側から前記電源端子1の+極に回路電流が流れる構成に接続される。
上記構成において、施工時に想定される接続は交流電圧の誤接続、直流電圧の極性の誤接続、直流電圧の極性の正常接続の3つのパターンがあり、誤接続時の直流配電機器の保護は前記実施の形態1または2と同様のため、以下に各接続での報知動作を説明する。
まず、直流電圧の極性を正しく接続した場合について説明する。
前記交流電圧検知手段2の検知信号が働かないため、前記交流報知手段14は報知しない。
そして、前記直流逆電圧報知手段15は前記負荷回路6と並列接続された状態になるが、直流電圧が逆極性の時にだけ表示するため、直流電圧の極性が正しい場合には表示しない。
次に、交流電圧を誤接した場合について説明する。
前記交流電圧検知手段2の前記リレーコイル2aは交流電圧が印加され、この交流電圧で駆動できるブザー等により報知する。
この時、前記直流逆電圧報知手段15はリレー接点4aがNO接点側、リレー接点4bは交流電圧の半波成分、詳しくは前記ダイオード3cに回路電流が流れない時にはリレー接点4bがNC接点側となるため、交流電圧からは切り離された状態となる。逆に前記ダイオード3cに回路電流が流れる時にはリレー接点4bがNC接点側となる。この場合は前記負荷回路6と前記直流逆電圧報知手段15は並列接続された状態になるが、前記交流半波電圧防止手段5により回路電流が流れないため、ブザー等が報知することはない。
最後に、直流電圧の極性を誤って接続した場合について説明する。
前記交流電圧検知手段2の検知信号が働かないため、前記交流報知手段14は報知しない。
そして、上記で説明したように前記直流逆電圧報知手段15は報知する。
(実施の形態7)
図10において、図3および図9と同様の構成要素については同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
前記交流報知手段14と、直流電源の極性が逆に接続された場合、前記直流逆電圧検知手段9の検知信号により、これを施工者に報知するための直流逆電圧報知手段16が接続部近傍に設けられている。
上記構成において、施工時に想定される接続は交流電圧の誤接続、直流電圧の極性の誤接続、直流電圧の極性の正常接続の3つのパターンがあり、誤接続時の直流配電機器の保護は前記実施の形態3と同様のため、以下に各接続での報知動作を説明する。
まず、直流電圧の極性を正しく接続した場合について説明する。
前記交流電圧検知手段2と前記直流逆電圧検知手段9のいずれの検知信号もなく、前記交流報知手段14と前記直流逆電圧報知手段16は報知しない。
また、前記交流電圧検知手段2と前記直流逆電圧検知手段9の回路には導通がなく、それぞれの回路電力の消費がない。誤接続した時のみ回路やブザー報知の電力を消費することで、省エネな直流配電機器の入力保護装置と誤接続報知を提供できる。
次に、交流電圧を誤接した場合について説明する。
前記交流電圧検知手段2は実施形態4と同様な動作で、前記リレーコイル2aは交流電圧が印加され、前記交流報知手段14は、この交流電圧で駆動できるブザー等により報知をさせる。
また、前記直流逆電圧検知手段9も交流電圧の半波成分、詳しくは前記ダイオード9cに回路電流が流れる時に検知信号が出されるが、前記直流逆電圧報知手段16にてブザー等が電源の交流周期での報知を防止する、具体的には50Hzの交流電圧では10ms以上の検知信号でブザー等を報知することで、施工者に報知音の紛らわしい判断を防止できる。
最後に、直流電圧の極性を誤って接続した場合について説明する。
前記交流電圧検知手段2の検知信号が働かないため、前記交流報知手段14は報知しない。
そして、前記直流逆電圧検知手段9の検知信号で前記直流逆電圧報知手段16のブザー等により報知をさせる。
(実施の形態8)
図11において、図3および図5と同様の構成要素については同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
一次電池17と、前記交流電圧検知手段2や前記直流逆電圧検知手段9の検知信号で前記交流表示手段11や前記直流逆電圧表示手段13、または前記交流報知手段14や前記直流逆電圧報知手段16が表示や報知中に主電源を切っても表示や報知を継続するための前記一次電池17の電源供給するための誤接続電源供給手段18を設けられている。
上記構成において、前記交流電圧検知手段2や前記直流逆電圧検知手段9の検知信号で、前記誤接続電源供給手段18は前記一次電池17から前記交流表示手段11や前記直流逆電圧表示手段13、または前記交流報知手段14や前記直流逆電圧報知手段16に電源供給をすることで、主電源を切っても表示や報知を継続することができる。
また、正常接続時には前記交流電圧検知手段2と前記直流逆電圧検知手段9の回路には導通がなく、それぞれの回路電力の消費がなく、誤接続した時のみ回路やブザー報知の電力を消費することで、省エネな直流配電機器の入力保護装置と誤接続報知を提供できる。
特に複数台の施工時には電源ブレーカを切っても誤接続機器が簡単に判定できる。
また、図には示さなかったが表示や報知により、施工者が誤接続を認識した場合、表示や報知音の継続を止めるリセットスイッチ、もしくは前記一次電池17を取り外すことができる構成にする。
本実施の形態では主な目的が施工時のため、機器の商品出荷から施工されるまでの期間を想定し、安価な一次電池を使用したが、充電可能な二次電池でもその作用効果に差異を生じない。
なお、実施の形態8では表示と報知を同時にしても、その作用効果に差異を生じない。
なお、実施の形態4では交流表示手段11をLEDにしたが、交流で点灯するネオンランプを用いても、その作用効果に差異を生じない。
なお、実施の形態5では前記交流表示手段11をなくして、直流逆電圧検知手段9の交流電圧の半波成分で、直流逆電圧表示手段13の表示のみにして、点滅では交流の誤接続、点灯では直流の誤接続である旨を工事説明書等に記載することで、その作用効果に差異を生じない。
本発明にかかる直流配電機器の入力保護装置は、近年家庭内のさらなる省エネの促進のため、住宅に設置された太陽光発電設備等により発電・蓄電された直流電力を、電力変換ロスの低減のために家庭内で使用する機器、例えばLED照明や換気扇等に直流電圧を直接供給して駆動させるシステムが検討されている。
また、施工時の直流電圧用の屋内配線の種類は商用電源時に使用する一般のビニル外装ケーブル等でも問題なく、直流配電機器の電源接続部、例えばネジ端子台にコンセントプラグを介さずに直接接続が想定される。
また、直流電圧も複数の系統の電圧を配線することも想定される。
そのため、施工時での配線工事では、施工者は機器が直流配電機器と理解していても、接続する配線を誤って交流電圧を接続し、通電することで機器の破壊をしまうことになる。
施工時に直流配電機器が誤って商用電源に誤接されても、機器の破壊防止を可能とするものであるので、施工時の直流配電機器の入力保護装置等として有用である。
2 交流電圧検知手段
3 直流電圧検知手段
4 切換え手段
5 交流半波電圧防止手段
7 直流電圧範囲検知手段
8 切換え手段
9 直流逆電圧検知手段
10 切換え手段
11 交流表示手段
12 直流逆電圧表示手段
13 直流逆電圧表示手段
14 交流報知手段
15 直流逆電圧報知手段
16 直流逆電圧報知手段
17 一次電池
18 誤接続電源供給手段

Claims (8)

  1. 直流配電機器の直流電源を接続する電源端子に並列接続され、施工時に家庭内等の交流電源が誤接続された場合に検知する交流電圧検知手段と、前記交流電圧検知手段と同様に機器の直流電源を接続する電源端子に並列接続され、施工時に直流電源が正常極性に接続された場合に検知する直流電圧検知手段と、直流電源を接続する電源端子と負荷回路側の間に直列接続され、前記交流電圧検知手段及び直流電圧検知手段の検知信号により負荷回路側への電圧供給の開閉できる接点を有した切換え手段と、前記切換え手段に並列接続された交流半波電圧防止手段を設けた直流配電機器の入力保護装置。
  2. 機器の直流電源を接続する電源端子に並列接続され、施工時に直流電源の電圧が機器の定格電圧範囲に接続された場合を検知する直流電圧範囲検知手段と、前記交流半波電圧防止手段に並列接続され、前記交流電圧検知手段及び前記直流電圧範囲検知手段のいずれかの検知信号により負荷回路側への電圧供給の開閉できる接点を有した切換え手段を設けた請求項1記載の直流配電機器の入力保護装置。
  3. 直流配電機器の直流電源を接続する電源端子に並列接続され、施工時に直流電源が逆極性に接続された場合に検知する直流逆電圧検知手段と、前記交流半波電圧防止手段に並列接続され、前記交流電圧検知手段及び直流逆電圧検知手段の検知信号により負荷回路側への電圧供給の開閉できる接点を有した切換え手段を設けた請求項1に記載の直流配電機器の入力保護装置。
  4. 交流電源が誤接続された場合、前記交流電圧検知手段の検知信号により、これを施工者に表示するための交流表示手段と、直流電源の極性が逆に接続された場合、前記切換え手段の切換え構成により施工者に表示するための直流逆電圧表示手段を接続部近傍に設けた請求項1または2に記載の直流配電機器の入力保護装置。
  5. 交流電源が誤接続された場合の前記交流表示手段と、直流電源の極性が逆に接続された場合、前記直流逆電圧検知手段の検知信号により、これを施工者に表示するための直流逆電圧表示手段を接続部近傍に設けた請求項3に記載の直流配電機器の入力保護装置。
  6. 交流電源が誤接続された場合、前記交流電圧検知手段の検知信号により、これを施工者にブザー音等で報知するための交流報知手段と、直流電源の極性が逆に接続された場合、前記切換え手段の切換え構成により施工者にブザー音等で報知するための直流逆電圧報知手段を接続部近傍に設けた請求項1または2に記載の直流配電機器の入力保護装置。
  7. 交流電源が誤接続された場合の前記交流報知手段と、直流電源の極性が逆に接続された場合、前記直流逆電圧検知手段の検知信号により、これを施工者にブザー音等で報知するための直流逆電圧報知手段を接続部近傍に設けた請求項3に記載の直流配電機器の入力保護装置。
  8. 一次電池と、前記交流電圧検知手段や前記直流逆電圧検知手段の検知信号で前記交流表示手段や前記直流逆表示手段、または前記交流報知手段や前記直流逆報知手段が表示や報知中に主電源を切っても表示や報知を継続するための前記一次電池の電源供給するための誤接続電源供給手段を設けた、請求項5または7に記載の直流配電機器の入力保護装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015100250A (ja) * 2013-11-20 2015-05-28 三菱電機株式会社 パワーコンディショナ
JP2015154508A (ja) * 2014-02-10 2015-08-24 三菱電機株式会社 系統連系インバータ装置

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