JP7003611B2 - ラック及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ラック及び画像形成装置に関し、特に、画像形成部の下方に設けられたラックに収容されたサーバー装置の盗難を防止する技術に関する。
従来、プリントサーバーやメールサーバー、Webサーバー等のサーバー装置をオフィスに設置する際の省スペース化策として、画像形成部の下方にサーバー装置を着脱可能に格納することができるラックを備えた画像形成装置が注目されている。このようなラック内にサーバー装置を格納すれば、画像形成装置とは別途、サーバー装置の設置場所を設ける場合と比較してオフィス機器の設置面積を低減して省スペース化を図ることができる。
特開平10-124760号公報
サーバー装置は様々な情報処理サービスを提供する必要上、高性能なコンピューターが使用され、そのようなコンピューターは高価であることが多い。このため、サーバー装置が専用のコンピュータールームに設置される場合には、コンピュータールームに施錠して、管理者以外の入室を禁止する等の盗難対策が施される。
しかしながら、画像形成装置内にサーバー装置を格納する場合、画像形成装置は多数のユーザーが利用し易いようにオフィス内に設置され、オフィスへの入室をサーバー装置の管理者のみに制限することはできないため、入室管理による盗難対策は不可能である。
このような問題に対して、例えば、サーバー装置の取り出し口に扉を設けて施錠する対策が考えられる。このようにすれば、解錠手段が無ければ開扉することができないので、ラックからサーバー装置を取り出して持ち去ることができなくなる。
一方、サーバー装置の保守などの必要上、開扉しなければならない場合もあるが、サーバー装置の管理者やユーザーが解錠手段を喪失すると、保守作業などが行えなくなってしまう。このような理由から、サーバー装置を格納するラックを備えた画像形成装置の販売会社もまた鍵を管理しておくのが望ましい。
しかしながら、個々のラックに種類の異なる鍵を設定すると、鍵の紛失に備えて画像形成装置の販売会社はすべての鍵についてスペアキーを保管しなければならず、鍵の管理コストが膨大になるので現実的でない。
一方、鍵の管理を容易にするために、すべてのラックの扉を解錠することができるマスターキーを販売会社が作成した場合、マスターキーをコピーされると、すべてのラックについて扉が解錠できるようになり、サーバー装置が盗み出されるおそれ生じる。また、マスターキーのコピーによって解錠できなくするためには、すべてのラックの錠を交換しなければならなくなり、その手間とコストは膨大である。
更に、暗証番号方式の鍵を採用した場合には、暗証番号を忘れると解錠できなくなるし、マスターキーを用意したのでは上述のようなセキュリティ上の問題の発生を回避することができない。
本発明は、上述のような問題に鑑みて為されたものであって、解錠手段を喪失してもサーバー装置の取り出し口を開扉でき、かつサーバー装置の盗難を防止することができるラック及び画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係るラックは、上部に画像形成部を載置した状態で当該画像形成部を固定することができると共に、内部にコンピューターを収容することができるラックであって、前記画像形成部を載置した状態で前記コンピューターの収容口を開閉する扉と、閉扉した状態で施錠する錠前と、施錠時に前記錠前と係合して、開扉を禁止するロック部材と、を備え、前記ロック部材は、載置された前記画像形成部によって隠蔽される位置に配設されており、かつ、前記画像形成部の載置の有無に関わらず、前記隠蔽の解除を条件とした上で、前記ロック部材は、前記錠前を施錠状態のままで、かつ前記扉を閉扉した状態のままで、前記錠前との係合を解消して、開扉する操作ができることを特徴とする。
このようにすれば、錠前を解錠するための鍵や暗証番号といった解錠手段を喪失した場合であっても、ロック部材と錠前との係合を解消することによって、開扉することができる。
また、ロック部材は画像形成部を載置することによって隠蔽される位置に配設されているので、画像形成部がラック上部に載置されている状態では直ちにロック部材にアクセスすることができない。このため、錠前が施錠されている状態で開扉され、ラック内部に収容されたコンピューターを持ち出すのに要する作業時間が長くなるので、コンピューターの盗難対策として有効である。
この場合において、前記ロック部材は、マイナス形状とプラス形状との何れのドライバービットにも適合しない固定ネジを用いて、前記錠前と係合する位置に固定されていてもよい。
また、前記ロック部材は、前記固定ネジを緩めると、前記錠前と係合する状態から、前記錠前と係合しない状態へ遷移することができてもよい。
また、前記画像形成部をラック本体に固定するための固定部材を備え、前記固定部材は、前記開扉をしなければ、前記画像形成部の固定を解除することができない位置に配設されていてもよい。
また、前記固定部材は、前記開扉をした状態でのみ、外部からアクセスすることができる位置に操作片を有しており、前記操作片を操作することによって、前記画像形成部の固定と固定解除とが行われることを特徴とする請求項4に記載のラック。
また、本発明に係る画像形成装置は、本発明に係るラックと、前記ラックの上部に載置した状態で、前記ラックに固定された画像形成部と、を備えることを特徴とする。
本開示の別の一形態に係る画像形成装置は、上部に画像形成部を載置した状態で当該画像形成部を固定することができると共に、内部にコンピューターを収容することができるラックと、前記ラックの上部に載置した状態で、前記ラックに固定された画像形成部と、を備え、前記ラックは、前記画像形成部を載置した状態で前記コンピューターの収容口を開閉する扉と、閉扉した状態で施錠する錠前と、施錠時に前記錠前と係合して、開扉を禁止するロック部材と、を備え、前記ロック部材は、載置された前記画像形成部によって隠蔽される位置に配設されており、かつ、前記ラックは、前記画像形成部の載置の有無に関わらず、前記隠蔽の解除を条件とした上で、前記ロック部材は、前記錠前を施錠状態のままで、前記錠前との係合を解消して、開扉する操作ができ、前記隠蔽の解除は、前記画像形成部の一部を取り外し又は移動させることによって行われることを特徴とする。
本開示の更に別の一形態に係る画像形成装置は、上部に画像形成部を載置した状態で当該画像形成部を固定することができると共に、内部にコンピューターを収容することができるラックと、前記ラックの上部に載置した状態で、前記ラックに固定された画像形成部と、を備え、前記ラックは、前記画像形成部を載置した状態で前記コンピューターの収容口を開閉する扉と、閉扉した状態で施錠する錠前と、施錠時に前記錠前と係合して、開扉を禁止するロック部材と、を備え、前記ロック部材は、載置された前記画像形成部によって隠蔽される位置に配設されており、かつ、前記ラックは、前記画像形成部の載置の有無に関わらず、前記隠蔽の解除を条件とした上で、前記ロック部材が、前記錠前を施錠状態のままで、前記錠前との係合を解消して、開扉する操作ができ、前記ロック部材は、マイナス形状とプラス形状との何れのドライバービットにも適合しない固定ネジを用いて、前記錠前と係合する位置に固定され、前記隠蔽の解除は、前記画像形成部の一部を取り外し又は移動させることによって行われ、かつ、当該隠蔽の解除によって、前記ロック部材を固定する固定ネジを緩めるために、外部から当該固定ネジに到達するための空間が確保されることを特徴とする
実施の形態に係る画像形成装置の主要な構成を示す外観斜視図である。 ラック100と画像形成部110との連結構造を示す外観斜視図である。 (a)はラック100の天板202を下方から見た外観斜視図であり、(b)はラック100と画像形成部110との連結構造を示す外観斜視図である。 画像形成装置1の正面に向かって右側方から見た扉101の外観斜視図である。 (a)は施錠構造を示す外観斜視図であり、(b)は施錠時におけるダイヤル錠102と扉ロック部材200の係合状態を示す外観斜視図である。 (a)は開口部601周辺を表す外観斜視図であり、(b)は開口部601周辺の拡大図である。 (a)から(h)は特殊ネジの頭部に形成された穴701と突起702の形状を例示する図である。
以下、本発明に係る画像形成装置の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
[1]画像形成装置の構成
まず、本実施の形態に係る画像形成装置の構成について説明する。
図1に示すように、画像形成装置1は、ラック100とラック110の上部に配置された画像形成部110とからなっている。ラック100は、両側方に扉101を有している。扉101は下方に揺動軸(開閉支点)を有しており、当該揺動軸を中心として矢印A方向に揺動することによって開閉する。
扉101を開いた状態では、ラック100にサーバー装置を出し入れすることができる。ラック100におけるサーバー装置の取り付け幅は、本実施の形態では19インチ(482.6mm)であるが、このサイズには限定されない。扉101の上方には、暗証番号によって施錠、解錠することができるダイヤル錠102が取り付けられている。
また、画像形成部110は所謂カラー複合機(MFP: Multi-Function Peripheral)であって、カラープリント機能、コピー機能、ファクシミリ通信機能などの機能を兼ね備えている。
ラック100は、上部を画像形成部110の下部に固定される。図2及び図3に示すように、ラック100の上部に天板202が取着されている。天板202の四隅にはそれぞれネジ201a、201b、201c及び201dの軸部が下方から上方へ向かって螺合すると共に、画像形成部110側へネジ先が突出している。
ネジ201a、201b、201c及び201dの頭部は、ラック100の天板202の下方に位置しており、指でつまんで回せるように滑り止めの溝が多数側面に刻まれた円筒形状のツマミ部になっている。ラック100の扉101を閉じた状態では、ラック100の外部からネジ201a、201b、201c及び201dの頭部に触れることはできないが、扉101を開いた状態では、画像形成装置1の側方からネジ201a、201b、201c及び201dの頭部をつまんで回すことができるようになっている。
画像形成部110の下部には連結部材211a、211b、211c及び211dが取着されており、ネジ201a、201b、201c及び201dがそれぞれ連結部材211a、211b、211c及び211dに螺合することによって、ラック100が画像形成部110に固定される。
画像形成部110は構造部材301を有しており、連結部材211bは、3本のネジ302によって構造部材301に固定されている。連結部材211bと同様にして、連結部材211cもまた構造部材301に固定されている。固定部材211b及び固定部材211cと同様にして、連結部材211a及び211dは画像形成部110の別の構造部材に固定されている。
画像形成部110は重量が大きく、画像形成部110を移動させるためには大きな労力が必要になる。このため、ラック100を画像形成部110に固定した状態でサーバー装置を持ち去ろうとすれば、画像形成装置1ごと移動させなければならないので、サーバー装置の持ち去るのが困難になる。
天板202には、扉ロック部材200がネジ203を用いて固定されている。ダイヤル錠102の施錠時に、扉ロック部材200がダイヤル錠102と係合することによって、扉101の開扉が禁止される。扉ロック部材200の上方には、画像形成部110を支持する支持部材220が配設されており、支持部材220に設けられた貫通孔を通してネジ203を締結したり弛緩したりすることができる。
[2]ラック100の扉101の施錠構造
次に、ラック100の扉101の施錠構造について説明する。
以下においては、画像形成装置1の正面側から見て右側面の扉101を施錠するための施錠構造について説明するが、左側面の扉101も同様の施錠構造を有しているので、右側面の扉101の施錠構造の説明を以て左側面の扉101の施錠構造の説明に代える。
図4に示すように、扉101の上部にはダイヤル錠102が設けられている。後述のように、ダイヤル錠102は扉ロック部材200と係合することによって扉101を施錠する。
図5(a)に示すように、扉ロック部材200は、板金部材であって、平板な本体部501と本体部501から折り曲げられた平板状の係合部502とを有している。本体部501にはネジ穴が2つ設けられており、扉ロック部材200は2本のネジ203を用いて天板220に固定されている。
扉ロック部材200は、ネジ203を緩めた状態では、矢印B方向にスライドすることができる。扉ロック部材200を画像形成装置1の正面側にスライドさせると、係合部502がダイヤル錠102のカムプレート513と係合して、施錠することができる状態になる(図5(b))。カムプレート513は揺動軸514に固定されている。揺動軸514に固定されたツマミ512を回すと、カムプレート513は揺動軸514を揺動中心として矢印C方向に揺動して、施錠位置及び解錠位置へ移動することができる。
扉ロック部材200を画像形成装置1の背面側にスライドさせると、係合部502もまた背面側にスライドして、ダイヤル錠102のカムプレート513の揺動範囲外へ退避する。このため、ツマミ512を回して回転軸514を回転させ、カムプレート513を揺動させても、カムプレート513は扉ロック部材200の係合部502と係合することができない。
このように、ネジ203を緩めて、扉ロック部材200を背面側へスライドさせれば、ダイヤル錠102を施錠した状態でも、扉101を開扉することができる。なお、ネジ203は、頭部が特殊な形状になっているため、ネジ203の頭部に適合した特殊ビットを有する工具を使用しなければ、取り外すことができない。
ダイヤル錠102は、例えば、ツマミ512を回してカムプレート513を倒し、解錠した状態で4桁のダイヤル値を適当に設定し、再度ツマミ512を回してカムプレート513を扉ロック部材200の係合部502に係合させると、その状態でのダイヤル値が暗証番号として設定される。その後、ダイヤル値を変更すると、ダイヤル値を暗証番号に合わせなければ、ツマミ512を回して解錠することができなくなる。
[3]ネジ203へのアクセス
ダイヤル錠102の暗証番号を失念すると、ダイヤル錠102を解錠することができなくなる。このような場合には、扉ロック部材200を固定するネジ203を緩めれば、ダイヤル錠102を解錠しなくても扉101を開扉することができる。
なお、図5(a)に示すように、ネジ203は扉ロック部材200をラック100の天板202の上面に載置した状態で固定する。従って、ネジ203にアクセスするためには、画像形成装置1の化粧板等の外装部材を取り外す必要がある。外装部材を固定するネジは、一般的な工具に適合する頭部を有しており、一般的な工具を用いて取り外すことができる。
従って、画像形成部110の製造や保守の際には特殊な工具が不要であるという意味で画像形成部110の製造や保守に関わる作業効率を低下させることなく、ネジ203へのアクセスを確保することができると共に、ネジ203へのアクセスを困難にすることができる。
[4]本実施の形態の効果
本実施の形態では、サーバー装置を収容したラック100が画像形成部110に固定するためのネジ201a、201b、201c及び201dは、ラック100の扉101を開扉しなければアクセスできないが、扉101はダイヤル錠102を用いて施錠することができるので、ダイヤル錠102の暗証番号を知らずに扉101を開扉することは困難になっている。
一方、画像形成部110は重量が大きいので、画像形成部110をラック100に固定した画像形成装置1もまた重量が大きく、移動させるのが容易ではない。このようなラック100にサーバー装置を収容すれば、ラック100に収容された状態でサーバー装置を持ち出すのが困難になる。従って、サーバー装置の盗難を防止することができる。
当然ながら、暗証番号を知らなければダイヤル錠102を解錠することができないので、扉101を開扉してサーバー装置を持ち出すことも困難になっている。
また、ダイヤル錠102の暗証番号を失念した場合であっても、画像形成装置1の外装部材を取り外して扉ロック部材200を固定するネジ203にアクセスできるようにし、ネジ203を緩めて扉ロック部材200の係合部502がダイヤル錠102のカムプレート513と係合できない位置まで扉ロック部材200をスライド移動させることができるので、ダイヤル錠102を解錠することなく扉101を開扉することができる。
従って、暗証番号を失念しても、ラック100からサーバー装置を取り出したり、ラック100を画像形成部110から取り外したりすることができるので、ユーザーの利便性を高めることができる。
なお、どの外装部材を取り外せば扉ロック部材200を固定するネジ203にアクセスできるようになるかを一般に公開せず、また、複数の部材を取り外さなければネジ203にアクセスできないように画像形成部110が構成されている。また、外装部材を固定するネジ等の部品点数を多くするだけでも外装部材を取り外すための作業時間を長くすることができる。
このため、ネジ203にアクセスするには作業時間が長くかかり、さらに、ネジ203を取り外すためには特殊な工具が必要になるので、ネジ203にアクセスして、これを取り外し、扉ロック部材200を移動させて扉101を開扉し、ラック100内に収容されているサーバー装置を持ち出すのが困難な構成になっている。
[5]変形例
以上、本発明を実施の形態に基づいて説明してきたが、本発明が上述の実施の形態に限定されないのは勿論であり、以下のような変形例を実施することができる。
(5-1)上記実施の形態においては、扉ロック部材200を固定するネジ203にアクセスするために画像形成部110の外装部材を取り外す場合を例にとって説明したが、本発明がこれに限定されないのは言うまでもなく、これに代えて次のようにしてもよい。
例えば、扉ロック部材200を固定するネジ203にアクセスするための開口部を画像形成装置1に設けてもよい。具体的には、図6(a)に示すように、画像形成装置1の右側方の外壁部600の下方には開口部601が設けられている。図6(b)に示すように、開口部601の周囲には外壁部600の他の部分よりも陥凹した段部611になっており、段部611にはネジ穴612a、612b、612c及び612dが設けられている。
蓋部材602は、開口部601並びに段部611を覆うように外壁部600に取着される。蓋部材602は、段部611のネジ穴612a、612b、612c及び612dに対応する位置にネジ穴613a、613b、613c及び613dを有しており、ネジ603a、603b、603c及び603dを用いて段部611に固定される。ネジ603a、603b、603c及び603dは一般的な工具に適合する頭部を有している。
外壁部600から蓋部材602を取り外した状態では、画像形成装置1の外部から開口部601を経由してネジ203にアクセスすることができる。
扉101を開扉する必要があるもののダイヤル錠102の暗証番号を失念した場合に、扉ロック部材200を固定するネジ203に速やかにアクセスして、開扉を図ることができるのでユーザーの利便性や保守作業員の作業効率を高めることができる。
なお、扉ロック部材200を固定するネジ203へのアクセスを困難にして、より確実にサーバー装置の盗難を防止するためには、蓋部材602を段部611に固定するネジの本数を多くするのが望ましい。
(5-2)上記実施の形態においては詳述しなかったが、扉ロック部材200を固定するネジ203の頭部としては例えば以下のようなものを採用することができる。ネジの頭部がすりわり(図7(a))や十字穴(図7(b))、プラスマイナス穴(図7(c))である場合には、一般的なマイナスドライバーやプラスドライバーを用いて回すことができるので、このような頭部以外の頭部を有するネジが望ましい。
そのようなネジの頭部としては、例えば、六角穴(図7(d))や四角穴(図7(e))といった穴701を1つだけ有するものや、図7(f)に示すように、複数の穴701を有するものが挙げられる。なお、マイナスドライバーやプラスドライバーほどではないが、近年では六角ドライバーも一般的になりつつあるため、ネジ203はマイナスドライバーやプラスドライバーの他、六角ドライバーにも適合しない頭部を有するのが望ましい。
更に、図7(g)に示すように、一般的なドライバーの差し込みを防止するための突起702を穴の中に有していれば更に好適である。
(5-3)上記実施の形態においては、ダイヤル錠102を用いて扉101を施錠する場合を例にとって説明したが、本発明がこれに限定されないのは言うまでもなく、ダイヤル錠102に代えて他の錠を用いてもよい。ダイヤル錠102以外の錠であっても、扉ロック部材200に係合して、扉101を施錠することができれば本発明の効果を得ることができる。
(5-4)上記実施の形態においては、画像形成部110の外装部材を取り外せば扉ロック部材200を固定するネジ203にアクセスすることができる場合を例にとって説明したが、本発明がこれに限定されないのは言うまでもなく、外装部材を取り外すことなく移動させたり、外装部材に加えて内装部材の一部を取り外したり、移動させたりすることによって、ネジ203へのアクセスを確保してもよい。
例えば、扉101の真上の外装部材を開いた状態で、ラックの天板202の真上にある給紙カセットをスライド移動させることによって、ネジ203へのアクセスを確保してもよい。ネジ203へのアクセスの確保の仕方に関わらず、ネジ203へのアクセスの確保に作業時間や作業スキルが必要になればなるほどサーバー装置の持ち去りを防止する効果を高めることができる。
(5-5)上記実施の形態においては、扉101が画像形成装置1の両側方に設けられている場合を例にとって説明したが、本発明がこれに限定されないのは言うまでもなく、一方の側面にのみ扉101を設けてもよい。また、扉101を画像形成装置1の正面側に設けてもよく、扉101の個数や配置に関わらず本発明の効果を得ることができる。
(5-6)上記実施の形態においては、扉ロック部材200がラック100の天板202にネジ203を用いて固定される場合を例にとって説明したが、本発明がこれに限定されないのは言うまでもなく、これに代えて、扉ロック部材200は画像形成部110の底部に固定し、かつ当該固定を解除した状態でダイヤル錠102のカムプレート513との係合を解除することができるようにしてもよい。
このようにすれば、画像形成部110の構成上、ラック100の天板202に扉ロック部材200を固定するネジ203へのアクセスを確保するのが困難であっても、画像形成部110の底部に扉ロック部材200を固定するネジへのアクセスを確保するのが可能である場合には、本発明を実施できるようにするうえで有効である。
なお、この場合においても、扉ロック部材200を画像形成部110の底部に固定するために用いるネジは、頭部が特殊形状であれば、サーバー装置の盗難を防止する上で好適である。
(5-7)上記実施の形態においては、画像形成部110が自動原稿搬送装置(ADF: Automatic Document Feeder)を備えていない場合を例にとって説明したが、本発明がこれに限定されないのは言うまでもなく、画像形成部110は自動原稿搬送装置を備えていてもよい。図1においては、画像形成部110の上部に自動原稿搬送装置を載置して利用することができる。
(5-8)上記実施の形態においては、画像形成部110がカラー複合機である場合を例にとって説明したが、本発明がこれに限定されないのは言うまでもなく、モノクロ複合機であってもよい。また、画像形成部110は、プリント機能のみを有するプリンター装置やスキャナーを有するコピー装置、更にファクシミリ通信機能を有するファクシミリ装置といった単機能機であってもよい。
また、例えば、ステープル機能やパンチ機能を有する後処理装置を追加したり、給紙カセットを増やしたりすれば、画像形成部110の重量を大きくすることができるので、サーバー装置の盗難を防止する上で有効である。
本発明に係るラック及び画像形成装置は、画像形成部の下方に設けられたラックに収容されたサーバー装置の盗難を防止することができる装置として有用である。
1………画像形成装置
100…ラック
101…扉
102…ダイヤル錠
110…画像形成部
200…扉ロック部材
203…特殊ネジ

Claims (8)

  1. 上部に画像形成部を載置した状態で当該画像形成部を固定することができると共に、内部にコンピューターを収容することができるラックであって、
    前記画像形成部を載置した状態で前記コンピューターの収容口を開閉する扉と、
    閉扉した状態で施錠する錠前と、
    施錠時に前記錠前と係合して、開扉を禁止するロック部材と、を備え、
    前記ロック部材は、載置された前記画像形成部によって隠蔽される位置に配設されており、かつ、
    前記画像形成部の載置の有無に関わらず、前記隠蔽の解除を条件とした上で、前記ロック部材は、前記錠前を施錠状態のままで、かつ前記扉を閉扉した状態のままで、前記錠前との係合を解消して、開扉する操作ができる
    ことを特徴とするラック。
  2. 前記ロック部材は、マイナス形状とプラス形状との何れのドライバービットにも適合しない固定ネジを用いて、前記錠前と係合する位置に固定される
    ことを特徴とする請求項1に記載のラック。
  3. 前記ロック部材は、前記固定ネジを緩めると、前記錠前と係合する状態から、前記錠前と係合しない状態へ遷移することができる
    ことを特徴とする請求項2に記載のラック。
  4. 前記画像形成部をラック本体に固定するための固定部材を備え、
    前記固定部材は、前記開扉をしなければ、前記画像形成部の固定を解除することができない位置に配設されている
    ことを特徴とする請求項1に記載のラック。
  5. 前記固定部材は、前記開扉をした状態でのみ、外部からアクセスすることができる位置に操作片を有しており、
    前記操作片を操作することによって、前記画像形成部の固定と固定解除とが行われる
    ことを特徴とする請求項4に記載のラック。
  6. 請求項1から5の何れかに記載のラックと、
    前記ラックの上部に載置した状態で、前記ラックに固定された画像形成部と、を備える
    ことを特徴とする画像形成装置。
  7. 上部に画像形成部を載置した状態で当該画像形成部を固定することができると共に、内部にコンピューターを収容することができるラックと、
    前記ラックの上部に載置した状態で、前記ラックに固定された画像形成部と、を備え、
    前記ラックは、
    前記画像形成部を載置した状態で前記コンピューターの収容口を開閉する扉と、
    閉扉した状態で施錠する錠前と、
    施錠時に前記錠前と係合して、開扉を禁止するロック部材と、を備え、
    前記ロック部材は、載置された前記画像形成部によって隠蔽される位置に配設されており、かつ、
    前記ラックは、前記画像形成部の載置の有無に関わらず、前記隠蔽の解除を条件とした上で、前記ロック部材は、前記錠前を施錠状態のままで、前記錠前との係合を解消して、開扉する操作ができ、
    前記隠蔽の解除は、前記画像形成部の一部を取り外し又は移動させることによって行われる
    ことを特徴とする画像形成装置。
  8. 上部に画像形成部を載置した状態で当該画像形成部を固定することができると共に、内部にコンピューターを収容することができるラックと、
    前記ラックの上部に載置した状態で、前記ラックに固定された画像形成部と、を備え、
    前記ラックは、
    前記画像形成部を載置した状態で前記コンピューターの収容口を開閉する扉と、
    閉扉した状態で施錠する錠前と、
    施錠時に前記錠前と係合して、開扉を禁止するロック部材と、を備え、
    前記ロック部材は、載置された前記画像形成部によって隠蔽される位置に配設されており、かつ、
    前記ラックは、前記画像形成部の載置の有無に関わらず、前記隠蔽の解除を条件とした上で、前記ロック部材が、前記錠前を施錠状態のままで、前記錠前との係合を解消して、開扉する操作ができ、
    前記ロック部材は、マイナス形状とプラス形状との何れのドライバービットにも適合しない固定ネジを用いて、前記錠前と係合する位置に固定され、
    前記隠蔽の解除は、前記画像形成部の一部を取り外し又は移動させることによって行われ、かつ、
    当該隠蔽の解除によって、前記ロック部材を固定する前記固定ネジを緩めるために、外部から当該固定ネジに到達するための空間が確保される
    ことを特徴とする画像形成装置。
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