JPH08123579A - 情報処理装置およびプリンター - Google Patents

情報処理装置およびプリンター

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JPH08123579A
JPH08123579A JP6264016A JP26401694A JPH08123579A JP H08123579 A JPH08123579 A JP H08123579A JP 6264016 A JP6264016 A JP 6264016A JP 26401694 A JP26401694 A JP 26401694A JP H08123579 A JPH08123579 A JP H08123579A
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JP
Japan
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case
information processing
housing
upper housing
printer
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Application number
JP6264016A
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English (en)
Inventor
Kazuaki Kasai
一明 河西
Ikuo Ito
郁夫 伊藤
Yoshiki Kinoshita
芳樹 木下
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Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Publication date
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Priority to DE69534415T priority patent/DE69534415T2/de
Priority to US08/549,362 priority patent/US5707162A/en
Priority to CN95120350A priority patent/CN1097245C/zh
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    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
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    • G06F15/02Digital computers in general; Data processing equipment in general manually operated with input through keyboard and computation using a built-in program, e.g. pocket calculators
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
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    • G06F1/00Details not covered by groups G06F3/00 - G06F13/00 and G06F21/00
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 POSステーションに必須の構成のパーソナ
ルコンピュータ(PC)とプリンターをメンテナンス性
を犠牲にすることなく一体として専有面積を削減し機能
的なPOSステーションを実現可能とする。 【構成】 PCの機能を収納した下部ハウジング20の
上に、プリンターを収納した上部ハウジング10を重
ね、これら上下のハウジングによって一体となった情報
処理装置を実現する。上部ハウジング10と下部ハウジ
ング20は簡単に外れ、プリンターのメンテナンスは上
部ハウジング10の下方から可能であり、また、PCの
メンテナンスは下部ハウジング20からPCの各ボード
を収納したケースを引き出すことによって簡単に行え
る。また、ケースには拡張ボードや拡張ユニットを搭載
するスペースを設けてあり、端末のグレードアップを容
易に図れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パーソナルコンピュー
タ(以下においてPCと呼ぶ)と、プリンターとの一体
化を図った情報処理装置に関するものであり、特に、P
OSステーションを構成するために好適な情報処理装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】スーパーマーケットや、デパートなどの
会計に設置されるPOSステーションは、現金を管理す
るドロワ、レシートを発行するプリンター、金額を表示
するディスプレイ、操作用のキーボード、これらを制御
するPCなどの装置によって構成される。さらに、近
年、クレジットカード用のリーダーや、タグを読み取る
バーコードリーダー、あるいは、パーソナルチェックを
読み取るMICRリーダーなど、いっそう多くの装置が
POSステーションに配置されつつある。このため、P
OSステーションを構成するために広い設置面積が必要
となり、オペレータの回りには数多くの装置が並ぶので
作業効率は悪化し、外観も優れない。さらに、これら多
くの装置を接続するケーブルのためのスペースも必要で
あり、これらのケーブルは複雑に絡み合うのでメンテナ
ンスや機器の交換も行い難い。
【0003】POSステーションを狭い面積でも設置で
きように、上記の各装置を1つに纏めたオール・イン・
ワン型の装置も市販されている。このようなオール・イ
ン・ワン型のPOSステーションは外観も優れており、
ケーブルのはみ出しも少ない。その反面、全ての装置が
1つのハウジング内に組み立てられているので、メンテ
ナンスの効率は悪く、例えば、プリンターが故障しただ
けでも全ての装置が使えなくなったり、故障した部分を
交換・修理するためにPOSステーション全体の機能を
停止させる必要がある。さらに、通信機能など、POS
ステーションの機能は今後さらに拡充していくと予想さ
れるが、オール・イン・ワン型のPOSステーションで
は、機能アップするために装置全体を新しくしなくては
ならず、費用がかかりすぎる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明におい
ては、POSステーションを構成する上で必須のPCと
プリンターをコンパクトに纏めて、POSステーション
においてこれらの装置の専有スペースを削減することを
目的としている。さらに、メンテナンスや装置の交換を
短時間で簡単に行えるようにして、これらの装置に故障
が起きた場合であっても業務の中断をできるだけ短時間
に済ませられる情報処理装置を提供することを目的とし
ている。また、本発明は、費用に応じた機能の追加や、
将来の機能アップに対し、柔軟に、また、短時間に対応
可能な情報処理装置の実現することも目的としている。
さらに、コンパクトに纏めても、高い信頼性を保持し、
故障の発生や、記録に障害をおこさないように様々な安
全対策を盛り込んだ情報処理装置を提供することも目的
としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の情報処理装置
は、パーソナルコンピュータ(PC)の上部にプリンタ
ーを設置する構成で装置の一体化を図り、さらに、これ
らを分離可能として個々にメンテナンス、交換、あるい
は機能の拡充を図れるようにしている。このため、本発
明の情報処理装置は、プリンターを収納した上部ハウジ
ングと、パーソナルコンピュータを収納した下部ハウジ
ングと、これら上部ハウジングおよび下部ハウジングを
着脱可能に接続する接続手段とを有し、この接続手段に
より上部ハウジングと下部ハウジングを接続すると、上
部ハウジングの下に下部ハウジングがほぼ収まり、上下
一体となった外観を形成するようにしている。
【0006】
【作用】プリンターの下にPCが収まるように上下のハ
ウジングを構成しておけば、プリンターの専有スペース
にプリンターとPCの2つの装置を設置できる。また、
これらを一体となったデザインで纏められれば、POS
ステーションを構成する機器の数を削減でき、他の機器
との隙間を開けずに機能的な配置が可能となる。プリン
ターおよびPCはそれぞれ上部ハウジングおよび下部ハ
ウジングに収納されているので個別に処理でき、個々に
メンテナンスや部品の交換、あるいは上部ハウジングや
下部ハウジングそのものを新しいものに交換など、状況
に応じてフレキシブルな処理が可能となる。
【0007】これら上部ハウジングおよび下部ハウジン
グは、機器を取り扱うときの安全性などを考慮して、ロ
ック機構を備えた接続手段によって連結しておくことが
望ましい。また、このロック機構は、キー操作、あるい
は上部および下部ハウジングの少なくともいずれかの内
側に設けられた接続ピンの操作によって解除できるよに
しておけば、関係者以外は取扱いできず、不用意にこれ
らのハウジングが外れないので安全である。
【0008】また、プリンターとPCを接続するケーブ
ルは、上部ハウジングおよび下部ハウジングの少なくと
もいずれかに収納されるようにしておけば、外部に表れ
るケーブルの数を削減できるので、配置も簡単となり、
ケーブルの破損などの故障の防止にもなる。上部ハウジ
ングに収納されたプリンターは単独で使用することも可
能であり、上部ハウジングの底面にPCとの接続用ケー
ブルを延ばし、コネクタを露出させて取り外しできるよ
うにしたり、あるいは、このスペースにケーブル及びプ
ラグを収納できるようにすることが望ましい。プリンタ
ーを単独で使用する際にケーブルが邪魔にならず、ま
た、紛失の防止にもなる。
【0009】さらに、下部ハウジングの前面にキーを操
作によって開閉する前方パネルを備けて、この前方パネ
ルを開けると、フロッピーディスク、ハードディスク、
ROMカードなどの記録媒体を装着可能な少なくとも1
つのスロットが表れる配置が有効である。プリンターお
よびPCの搭載された本発明の情報処理装置で行われる
操作が全て前面からできるようになり、また、前方パネ
ルをロックすることによってデータの安全性も確保でき
る。
【0010】上部ハウジングに収納されたプリンターの
メンテナンスを容易にするために、上部ハウジングの底
部の少なくとも1部を覆う取り外し可能な下部カバーで
被い、この下部カバーを取り外すとプリンターの電装系
統が露出するようにしておくことが望ましい。電装系統
を検査、修理あるいは交換する際に、上部ハウジングを
取り外さずに下部カバーさえ取り外せば済むので、短時
間で作業が済む。また、後述するように、静電気対策を
施すためには、下部カバーを導電性として下部ハウジン
グと電気的に接続されるようにすることが望ましい。
【0011】PC側のメンテナンスや機能アップにおい
ては、下部ハウジングに上部ハウジングを支持する1対
の側壁を設け、これら側壁の間にケースを格納し、この
ケースを前方あるいは後方の少なくともいずれかの方向
に抜き取とれるようにすることが望ましい。このケース
には、PCを構成する少なくとも1枚のボードと、電源
ユニットなどが収納される。これにより、PCのメンテ
ナンスや機能アップなどを行うときは、上部ハウジング
を外さなくともケースを下部ハウジングから抜き取れば
良い。従って、上部ハウジングを取り外す手間を省け、
POSステーションを構成するために配置されたその他
の装置を移動させなくてもPC側の作業を行える。
【0012】この際、ケースの前方あるいは後方の少な
くともいずれかの面に周辺装置と接続するインタフェー
スコネクタを設けておけば、ケースを引き抜く際に周辺
装置との接続用ケーブルは邪魔にならないので、PC関
係の作業を行うたびにこれらのケーブルを着脱する手間
を省ける。なお、インタフェースコネクタは、これらが
露出する側の下部ハウジングの輪郭より後退した位置に
用意しておけば、これらのインタフェースコネクタにケ
ーブルのプラグを接続した際に、プラグがハウジングか
らはみ出す長さは短くなる。従って、壁際に情報処理装
置を設置する際などに好都合である。
【0013】プリンターおよびPCには静電気対策を施
し、部品やデータの万一に損傷から保護することが望ま
しい。このために、ケースを導電性とてして金属製のロ
ック機構によって下部ハウジングに固定し、さらに、こ
のロック機構は金属製の鍵を操作することによりロック
を解除できるようにしてある。このような方法でケース
を固定しておけば、ケースを引き出して作業をする前
に、作業員とケースは同電位となるので、電位差によっ
てスパークが発生するとはなく、静電気に起因する部品
の損傷や、ROMやRAMなどのメモリー内容の破壊を
防止できる。また、ケースが前方に記録媒体を装着する
スロットを備え、さらに、前方に向かって開閉可能なパ
ネルと備えている場合は、金属製のロック機構によりケ
ースとパネルをロックすることにより、パネルを開ける
ときの操作によって作業員との電位差をなくせる。この
ため、記録媒体の保護ができる。また、下部ハウジング
から延びてスロットの前方を覆うカバーを、パネルとケ
ースで挟んでロックすれば、このロック機構はケースを
下部ハウジングに固定する機能も果たす。この場合、ケ
ースの後方に周辺装置と接続するインタフェースコネク
タを配置しておけば、これらのインタフェースコネクタ
にケーブルを接続したままでも、ケースを後方に引き抜
ける。
【0014】また、プリンターのアースを取るために
は、ケースに導電性の上部カバーを設け、下部ハウジン
グの上方にこの上部パネルの少なくとも1部を露出さ
せ、さらに、上部ハウジングにその下方に少なくとも1
部が露出した導電性の下部カバーを設けておくことが望
ましい。そして、これら上部ハウジングと下部ハウジン
グを組み立てた際に、下部カバーと上部カバーが電気的
に接続されるとプリンター側をPCのケースを介して接
地できる。
【0015】上部カバーの上に金属板を板バネ状に加工
したコンタクトプレートを設け、このコンタクトプレー
トを介して下部カバーと電気的に接続させれば、ケース
を引き抜く際の邪魔にはならない。そして、ケースを下
部ハウジングに格納したときは、これらのコンタクトプ
レートを介してプリンター側と確実に接続できる。ま
た、コンタクトプレートの上方に突き出た略半球状の接
点を設けておけば、接する面積が少なく摺動による磨耗
も少ないので下部カバーとの接続を保てる。
【0016】情報処理装置の機能を拡張するためのスペ
ースも幾つか用意されている。プリンター側が上部ハウ
ジングの底面のほぼ中央に周辺装置と接続するインタフ
ェースコネクタが前後いずれかの方向に向いて取付られ
ており、これらのインタフェースコネクタの向いた方向
が接続スペースとなっている場合は、このスペースを拡
張ユニットの設置するスペースとして利用できる。その
ため、PC側のケースには、このスペースを向くように
拡張ユニット用のコネクタスロットを設けてある。
【0017】また、ケースの側方には、前後に延びるよ
うに電源部を配置しており、上下に複数のコネクタスロ
ットの配置されたコネクタボードをこの電源部に沿って
鉛直方向に取り付けてある。これらのコネクタスロット
は電源部と反対側を向いて取り付けてあるので、電源部
と反対側がボードやユニットを装着する空間となってい
る。これらのコンタクトスロットのうち、最下段のコネ
クタスロットにはシステムボードが装着され、上段のコ
ネクタスロットには拡張ボードが装着可能としてある。
これによりケースの上方のスペースを機能アップの際な
どに拡張ボードを取り付けるスペースとしてある。ま
た、このコネクタボードの前方にハードディスクユニッ
トと、フロッピーディスクユニットをこの順番に下方か
ら接続すると、抜き差しの機会の多いフロッピーディス
クを操作の行い易い位置に設定できる。ハードディスク
ユニットをコネクタボードに着脱可能にすれば、ハード
ディスク内のデータの整理や保管も行いやすい。
【0018】PCはケース内にコンパクトに纏められて
いるので、その一方の側面から他方の側面に冷却用空気
の流路を形成し、放熱を促すことが望ましい。前方は記
録媒体のスロットによって占められ、後方はインタフェ
ースコネクタで占められるので、側面から側面に空気を
流すほうが効率的である。さらに、記録媒体用のユニッ
トは発熱量が多いので、前方のハードディスクユニット
の側方から、これと対峙する後方の側方に流路を形成す
ることがさらに望ましい。
【0019】
【実施例】以下の実施例によってさらに詳しく本発明を
説明する。
【0020】〔実施例1〕装置の概略構成 図1に本発明の実施例の情報処理装置1を前方2から見
た様子を示してあり、図2に、この情報処理装置1を後
方3から見た様子を示してある。本例の情報処理装置1
は、全体の形状が前後の方向に多少長い直方体であり、
プリンターの機能を収納した上部ハウジング10とパー
ソナルコンピュータ(PC)の機能を収納した下部ハウ
ジング20の2つに大きく分かれている。上部ハウジン
グ10に収納されたプリンターは、後部ハウジング11
に収納された2巻のロール紙のそれぞれにジャーナル印
字およびレシート印字する機能と、さらに、ハウジング
の前方の挿入口12から挿入された単票用紙に印刷する
スリップ印字する機能を備えている。また、上部ハウジ
ング10の前方2に、プリンターのパワースイッチ13
とモード選択スイッチ14を用意してあり、前方2から
全てのオペレーションができるようになっている。さら
に、上部ハウジング10の上方4にロール紙および単票
用紙の排出口15と、動作状態を示す表示ランプ群16
が配置されており、プリンターの操作および機能確認は
前方2と上方4から全てできるようになっている。
【0021】プリンターを収納した上部ハウジング10
の下方5に、PCを収納した下部ハウジング20が収ま
っている。すなわち、下部ハウジング20は上部ハウジ
ング10の床面積と同等あるいはそれ以下となるように
デザインされており、プリンターを設置する面積があれ
ば、本例の情報処理装置1を設置できる。また、上部ハ
ウジング10と下部ハウジング20は、上下に組み合わ
されると一体となった外観を形成できるようにデザイン
されており、これらが組み合わさった状態では1つのユ
ニットとしての取扱いが可能である。
【0022】下部ハウジング20の前方2には、前後に
開閉するフロントパネル21が取り付けられている。こ
のフロントパネル21は、ロック機構を備えており、前
方の鍵穴22に金属製の鍵を差し込んで操作する。ま
た、フロントパネル21からPCのパワースイッチ23
が操作でき、さらに、フロントパネル21を介してPC
の作動状態を示すランプ24が確認できるようになって
いる。このように、本例の装置は、上述したプリンター
の操作も合わせ、全ての操作を前方から可能なようにデ
ザインされている。下部ハウジング20の右側面6に、
上部ハウジング10および下部ハウジング20を固定す
るロック機構の鍵穴25が設けられている。さらに、下
部ハウジング20の後方3には後方パネル26が取り付
けられており、このパネル26の内部で本例の情報処理
装置1と他の装置とを結ぶコネクタケーブルの処理が可
能である。バックパネル26は下部ハウジング20に着
脱可能に取り付けられており、ケーブルの着脱を行うと
きはバックパネル26を取り外せるようになっている。
【0023】図3に本情報処理装置1の左側面を内部の
主要な機構を透かして見える状態で示してある。上部ハ
ウジング10の前方に、モーターやプリンタヘッドなど
を含むプリンター機構30が収納されており、後部ハウ
ジング11にはロール紙をセットする部分31aがあ
り、その上方には印字された記録紙を巻き取る巻取機構
31bがある。また、プリンター機構30の下方5に、
各機構を制御する電装部品を収納したプリンター用の制
御モジュール32が取り付けられている。この制御モジ
ュール32の内部には、制御ボード33などの部品が下
方5からプリンター機構30に向かって取り付けられて
おり、制御モジュール32の下部カバー34を取り外す
だけで上部ハウジング10の下側から制御モジュール3
2の点検、修理、あるいは部品の交換などができるよう
になっている。
【0024】制御モジュール32の後方には、さらに、
上部ハウジング10に収納されたプリンターを単独で使
用する際に他の装置とプリンターを接続するためのコネ
クタ35が後方を向いて用意されている。なお、下部ハ
ウジング20と組み合わされた状態では、これらのコネ
クタ35は使用されず、制御モジュール32から下方に
延びた専用のコネクタケーブルによってPCと接続され
る。本図にて判るようにプリンター機構30は上部ハウ
ジング10の前方に収まり、制御モジュール32も上部
ハウジング10の底部17の前方を占めているだけであ
る。従って、ハウジングの底部17の略中央に位置する
コネクタ35から後方のスペースは開くので、プリンタ
ーを単独で使用する場合は、このスペースがコネクタ3
5に接続するケーブルおよびプラグを処理する空間とな
る。この空間を設けることによって、プリンターの後方
にプラグが飛び出ることはなく、狭い場所や壁際にプリ
ンターを設置できる。下部ハウジング20と組み合わせ
るときは、この上部ハウジング10の底部17の後方の
スペースはプリンター側には不要なので、PCに拡張入
出力ユニットを取り付けるスペースとして利用される。
【0025】下部ハウジング20の内部には、PCのボ
ード類を収納したケース40が収納されている。ケース
40は、金属板によって形成されたほぼ直方体で、その
上部カバー41の上に金属製のコンタクトプレート81
が取り付けられている。このコンタクトプレート81
は、上部ハウジング10の制御モジュール32の底を覆
う金属製の下部カバー34と接触しており、プリンター
のアースがPCを介して取れるようになっている。コン
タクトプレート81の後方には、上部カバー41が若干
盛り上がった形状となった支持部42が設けられてお
り、この支持部42によって上部ハウジング10の下方
に延びた中央支持脚18を下から支えている。
【0026】上部カバー41のさらに後方には拡張入出
力ユニット85が搭載されている。この部分は、上述し
たプリンターの接続コネクタ35の後方の開いたスペー
スにあたるので、上部カバー41の上に拡張ユニットを
搭載できる。さらに、ケースの後面43には、上部に設
置されたプリンター以外の他の装置とPCとを接続する
ためのコネクタ群44が配置されている。ケース40の
前後方向の長さは下部ハウジング20の前後方向の長さ
より短くしてある。これにより、コネクタ群44はハウ
ジング20の後方の端27より内部に後退した位置にあ
る。このため、ハウジング20の後方に、接続ケーブル
およびそのプラグを処理できる空間28が形成されてい
る。本例の情報処理装置1では、さらに、下部ハウジン
グ20の後方にバックパネル26を設けてケーブルを処
理できるスペースを拡張している。従って、情報処理装
置1の後方3を壁や他の機器に押しつけて配置しても、
ケーブル用のスペースは確保できるので、ケーブルが損
傷したりプラグが外れることはない。また、このスペー
ス28を用いて拡張入出力ユニット85にもケーブルを
接続できるようになっている。
【0027】さらに、ケース40の左側面の前方には、
複数の穴45が設けてあり、下部ハウジング20を通っ
てケース40の内部に冷却用の空気を取り入れられるよ
うになっている。
【0028】図4に、本例の情報処理装置1の前方2を
示してある。図示してあるように、フロントパネル21
をロック機構22を用いて開くと、下部ハウジング20
と繋がったフロントベゼル29が表れ、これを通してフ
ロッピーディスクユニット60のスロット61にアクセ
スできる。また、フロントベゼル29の右上に、プリン
ター30とPCを結ぶコネクタケーブル36を、PC上
に用意されたコネクタ71に接続している部分が表れ
る。本例の装置では、下部ハウジング20の前方のスペ
ースを用いてプリンターとPCとを接続するケーブル3
6を処理している。従って、上下のハウジング10およ
び20からケーブル36が外に表れないので、ハウジン
グの外にケーブルを配置するスペースは不要であり、ケ
ーブルが他の機器などと干渉して損傷することもない。
【0029】図5および図6に、上部ハウジング10を
下部ハウジング20から分離する様子を示してある。ま
ず、バックパネルを取り外したのち、フロントパネル2
1のロック機構22を操作してフロントパネル21を開
け、プリンターとPCを接続するケーブル36をコネク
タ71から外す。次に、下部ハウジング20の右側面6
に用意してあるロック機構25をキー25aによって解
除する。さらに、上部ハウジング10と下部ハウジング
20を左右に若干動かすと、これらのハウジング10お
よび20を固定していたフック84が外れ、下部ハウジ
ング20から上部ハウジング20が外れる。組み立てる
ときは、上記と逆の操作を行えば良い。
【0030】上部ハウジングの構成 図7に、プリンターを収納した上部ハウジング10を下
方から見た様子を示してある。本例の上部ハウジング1
0はプラスチックによる成形品であり、底面の下部カバ
ー34を除き、プラスチック製の外装がプリンター機構
のほぼ全面を覆っている。PCとの接続ケーブル36
は、制御モジュール32の下方を覆う下部カバー34を
通って延びており、下部カバー34の一部のパネル37
は、ケーブル36を収納できるように着脱可能になって
いる。また、図8に示すように、ケーブル36を収納す
るスペース38には、ディップスイッチ38aと、RO
M38bが配置されている。従って、これらを操作した
り、取り替えるためには、収納スペース38のパネル3
7を取り外すだけで良く、簡単に設定作業を行える。ケ
ーブル36もコネクタ36aに対し着脱できるので、プ
リンター単独で使用するときは、ケーブル36を取り外
しておいても良い。
【0031】先に述べたように制御モジュール32の下
部カバー34は取り外しができ、カバー34を取り外す
と制御ボードや他の電装品の点検、交換、修理などのメ
ンテナンスが可能である。従って、プリンタの電気関係
のメンテナンスをする場合は、上部ハウジング10を外
す必要はなく、短時間に作業を終了できる。
【0032】また、下部カバー34も含め制御モジュー
ル32は金属製の板材で構成されており、ノイズを遮蔽
できるようになっている。さらに、下部カバー34と、
下部ハウジング20に収納されたケース40の上部カバ
ー41がコンタクトプレート81を介して接触するよう
になっているので、制御モジュール32のアースはケー
ス40を介して取れる。これによって、下部ハウジング
20の上に上部ハウジング10を積み上げた配置として
も、上部ハウジング10における静電気によるトラブル
は防止できる。
【0033】上部ハウジング10の底には、4つの脚1
9が用意されており、プリンター単独で使用するときは
これらの脚19によってハウジングおよびプリンター機
構を保持する設計となっている。これに対し、下部ハウ
ジング20の上に上部ハウジング10を重ねて本例の装
置として使用するときは、これらのハウジング同士が接
触して一体の装置1が組み上がるので、これら4つの脚
19ではなく、ハウジングの外壁に近い部分でプリンタ
ー機構が支持される。従って、組立てられた状態で使用
するとプリンター機構の支持ポイントが変わるので、脚
19で支持する場合と機構内のバランスが変わり印字品
質などに影響を及ぼす恐れがある。そこで、上部ハウジ
ング10の底面の略中央に中央支持脚18を設け、この
脚18をケース40の支持部42に当て、プリンター機
構内のバランスを保持できるようにしてある。
【0034】下部ハウジング 図9に、下部ハウジング20にケース40が収納された
状態を示してある。本例の下部ハウジング20もプラス
チックの成形品であり、上部ハウジング10と組み合わ
されると、本例の装置1のほぼ全面がプラスチックの成
形部品によって覆われる。下部ハウジング20は、略長
方形の底面51と、この底面51の両側に立ち上がった
左右の側壁52aおよび52bと、これらの側壁52a
および52bの前方2を繋ぐ形状のフロントカバー53
を備えている。左右の側壁52aおよび52bの後方3
は壁面を設けてなく、この方向からケース40を抜き差
しできるようになっている。また、後方の開いたスペー
スがケーブルの処理を行えるスペース28となる。
【0035】下部ハウジング20の左右の側壁52aお
よび52bは、鉛直方向に延びた3枚のプラスチック製
の壁面54a、54bおよび54cでそれぞれの側壁の
主な構造体を形成している。例えば、右側の側壁52a
は、これら3枚の壁面が外側から順番に並べられてお
り、外側の壁面54aおよび54bは下方5で主に連結
され、内側の壁面54bおよび54cは上方4で主に連
結されている。この壁面54bおよび54cによって下
方5に向かって開いた空間55が形成され、壁面54a
および54bによって上方に向かって開いた空間が形成
される。左側の側壁52bでも同様であり、ケース40
に近い方の壁面54bおよび54cによって下方に開い
た空間55が形成される。これらの空間55は、ケース
40に設けてある空気の吸気口45および排気口の付近
でハウジング20の内部と繋がっており、これらの空間
55を空気の流路として利用している。すなわち、冷却
用の空気は、ハウジング20の下部から左側壁52bの
空間55を通ってケース40の左前方の吸気穴45から
ケース内に導かれる。そして、ケース40の右後方のフ
ァンから排気され、下部ハウジング20の右後方に用意
された排出用の穴56を通って外気に放出され、その他
に、右側壁52aの空間55を通ってハウジング10の
下部からも排出される。従って、右側壁52aに用意さ
れた排気用の穴56が他の機器や壁などによって塞がれ
た場合であっても、最小限の冷却用の空気の流れは空間
55を通して確保できる。
【0036】ケース40を後方3から側壁52aおよび
bの間に挿入すると、ケース40の前面がフロントカバ
ー53のほぼ中央に当たって止まる。フロントカバー5
3のほぼ中央は、図4で示したようにケースに搭載され
たフロッピーディスクユニット60を覆うフロントベゼ
ル29となっており、フロントカバー53を介してフロ
ッピーディスクが装着できる。さらに、フロントカバー
53の前面にロック機構22の付いたフロントパネル2
1が開閉できるように取り付けられている。フロントパ
ネル21を固定するロック機構22は、フロントパネル
21から内側に延びた金属製のアーム22aを備えてお
り、フロントパネル21をロックするときは、このアー
ム22aがケース40に設けられたるスリット40aを
通ってケース40の内部に達する。このようなロック機
構22によって、フロントパネル21と同時にケース4
0もフロントカバー53を介してロックされる。
【0037】PCの点検や、修理、あるいは機能アップ
のために拡張ボードを追加したり、交換するような場合
は、ケース40を抜く必要があり、この際は、フロント
パネル21の前方2からキー操作によってロックを解除
する。このとき、金属製のキーを使用してロックを解除
すれば、作業員とケース40はキーおよび金属製のロッ
ク機構22を介して電気的に接続される。従って、ケー
ス40の内部にアクセスするときに作業員の身体とケー
ス40との間は同電位となり、スパークが発生するなど
のトラブルを防止できるので、安全に作業を行え、ケー
ス内のパーツに損傷を与えることはない。同様に、フロ
ッピーディスクユニットに対しディスクを着脱するとき
も、予めキー操作によってフロントパネル21の開閉を
行うので、ディスクや、その記録データに静電気による
障害が発生することもない。
【0038】図10にケース40を下部ハウジング20
から取り出す様子を示してある。ケース40を下部ハウ
ジング20から後方に引き抜くときは、上記のようにフ
ロントパネル21を止めているキーロック22を外す。
図9に示してあるように輸送時にケースをハウジングに
仮止めしているビス51aがあればこれを外す。さら
に、ハウジングの底面51からケース40の後方を停止
できるように飛び出たタブ51bを下に押しながらケー
ス40を後方3に向かって引く。本例のケース40は、
その後面43にインタフェースコネクタ44を集中して
配置してあるので、これらのコネクタ44にケーブルを
差し込んだままの状態であっても、ケーブルがハウジン
グと干渉せず、ケース40を後方へ引き抜く際の障害と
はならない。従って、ケース40の内部を点検したり、
ボードを交換などの作業の毎にケーブルの着脱を繰り返
す必要はない。
【0039】また、本図では、上部ハウジング10を取
り外した状態でケース40を引き抜いているが、上部ハ
ウジング10が下部ハウジング20の上に載った状態で
もケース40は引き抜ける。すなわち、上部ハウジング
10は、下部ハウジング20の側壁52によって支持さ
れており、これらの側壁52は相互に略平行に延び、こ
れらの間にケース40は収まっている。このため、上部
ハウジング10が下部ハウジング20の上に載ったまま
でも、ケース40の抜き差しの障害にはならない。後述
するように、ケース40の上部カバーと上部ハウジング
10の下部カバーを接続するコンタクトプレート81も
ケース40の抜き差しには障害にならない形状にしてあ
る。このように、本例の情報処理装置1は、上部に載っ
たプリンターを取り外さなくても、ケース40を抜き、
PCを点検したり、機能アップなどの作業を行える。ま
た、上部ハウジング10と下部ハウジング20を連結し
たまま、ケース40をそのまま交換することも簡単にで
きる。
【0040】なお、下部ハウジング20の右側の開口5
1cは、ケース40の底面46から取り付けられるバッ
テリーケースの着脱のために用意されている。これにつ
いては以下でさらに説明する。
【0041】パーソナルコンピュータ(PC)の構成 図11にPC用のシステムボードやメモリーなどを内蔵
したケース40を上から見た様子を示してある。上述し
たように、ケース40は金属製で、上方4と左側7の面
を覆う上部カバー41と、下方5と右側6の面を覆う底
部カバー46とによって主に構成されている。PCの各
ボードの周囲を金属製のケース40で覆うことによりノ
イズシールドとしての機能を果たし、また、上述したよ
うにプリンター側のアースもこのケース40を介して取
れるようになっている。ケース40の後面43には、デ
ィスプレー、キーボードあるいは電話回線用などの標準
的なインタフェースコネクタ44が設けられている。さ
らに、ハードディスクを増設したり、他のPCと接続す
るなどといった拡張ボードを設けることによりインター
フェースコネクタも増設できるように余分に2つのスリ
ット43cおよび43bを設けてある。上部カバー41
の後方には、前後方向に延びたコネクタスロット41a
が表れており、このスロット41aに拡張入出力ユニッ
ト85を接続できる。拡張入出力ユニット85は、上部
カバー41にビス85aで直接止めることができ、図示
されていないが、ユニット85から下に延びたコネクタ
ピンをスロット41aに直接差し込むことでPCと接続
される。この拡張入出力ユニット85は、後面に用意さ
れた標準的なインタフェース44に加え、ページプリン
ターやスキャナーなどを接続するために用いられる。
【0042】ケース40の上面の略中央には、若干上方
に突き出た支持部42が設けられている。この支持部4
2は、上部ハウジング10の底面の略中央にある中央支
持脚に対応した位置にあり、上述したように、この支持
部42で中央支持脚を保持することによりプリンター機
構のバランスが崩れるのを防止している。ケース40の
上面の両側には、さらに、上部ハウジングに収納された
プリンター機構と電気的に接触し、アースを取るための
コンタクトプレート81がビス81aによって取り付け
てある。
【0043】図12に、コンタクトプレート81を拡大
して示してある。本例のコンタクトプレート81は金属
プレートをほぼM字型に折り曲げてあり、その2つの頂
点に半球状の突起81bを設けてある。本例のようなほ
ぼM字型のコンタクトプレートであれば、ケース40を
上部ハウジングの下部カバーの下に抜き差しするときに
下部カバーに沿ってスライドするのでケース40の動き
を阻害しない。また、下部カバーによって上方から圧力
がかかると、コンタクトプレートは板バネとして弾性を
持って縮むので、下部カバーとの接触を確実に保てる。
下部カバーによって上方から継続的に圧力がかかって
も、M字型の裾と谷の部分で下方のケース40と当たっ
ているので、へたりによる変形は少ない。さらに、コン
タクトプレート81の山の部分に設けてある複数の突起
81bによって下部カバーと接触するので、接触面積自
体は小さく、接点荷重が大きいので良好なコンタクトが
得られ、酸化皮膜によって接触不良が起きることはな
い。そして、突起81bは半球状で、接する面積が少な
くなり摺動による磨耗も少ないので下部カバーとの接続
を保てる。従って、トラブルの原因と成りやすい鉄粉が
ケース上に落ちたり、ケース内に溜まるようなことは非
常に少なくなる。このように、コンタクトプレート81
を設けることにより、プリンター側とPC側との間に電
気的な接触を保つことができ、PCの上方に位置するこ
とになるプリンター側の静電気対策を施せる。また、コ
ンタクトプレートによるPC側の弊害も未然に防止でき
る。
【0044】図13に、ケース40の底面カバー46側
から前方を示してある。底面の右側6には、バッテリー
82を収納するスペース46aが用意されており、この
スペース46aは、パネル83をビス83aで固定すれ
ば塞げる。バッテリー82は、停電や誤って電源が抜か
れたときに入力中のデータなどをフロッピーディスクや
ハードディスクにセーブできる程度の容量は十分にあ
り、POSステーションなどの重要なデータを取り扱う
機器としての信頼性を高めてある。また、ケース40の
前面47には、フロッピーディスク用のスロット61が
表れている。
【0045】ケースの内部構成 図14に、ケース40の上部カバー41を取り外した状
態を示してあり、図15に、ボード類や、FDDユニッ
ト60とHDDユニット64を取り外した様子を示して
ある。上部カバー41を取り外すと、ケース40の内部
に搭載されたボード類や、フロッピーディスクユニット
などが全て表れ、これらの点検、修理、交換が可能とな
っている。ケース40の右側6は、その壁に沿って前後
に延びた電源ユニット62が配置されている。また、電
源ユニット62の後方に排気ファン89が取り付けられ
ている。ケース40の内部は、電源ユニット62とその
他の領域とが前後にわたって形成された仕切り壁48で
仕切られている。この仕切り壁48の左側7に複数のコ
ネクタスロット72〜76が縦に並んだコネクタボード
63が底面46と略垂直に取り付けられている。これら
のコネクタスロット72〜76は、電源ユニット62と
反対側を向いており、電源ユニットとは別に、システム
ボードなどを収める空間を形作っている。コネクタスロ
ット72〜76にはシステムボード65、フロッピーデ
ィスク(FDD)ユニット60、さらに、ハードディス
ク(HDD)ユニット64が装着されている。また、シ
ステムボード65の左端7には、上方を向いたスロット
77が用意されており、このスロット77に複数のメモ
リーチップ66aの搭載されたメモリーモジュール66
が取り付けられている。このメモリーモジュール66を
交換することにより、4MBから16MBまでメモリー
容量をグレードアップでき、PCのメモリー容量をユー
ザーの要求に適した値に簡単に設定できるようにしてあ
る。
【0046】コネクタボード63の後方には、最下段に
システムボード65用のスロット72が配置され、その
上に拡張ボード用のスロット73および74が配置され
ている。PCとして必須のシステムボード65は常にス
ロット72に差し込まれたままとなるので最下段に置
き、その後差し込まれる可能性のある拡張ボード用のス
ロット73および74を上に配置してグレードアップす
る作業の行い易い環境を作ってある。本例では、中間の
スロット73にPCMCIA拡張ボードを装着でき、上
のスロット74にはISAバス用の拡張ボードを装着で
きるようになっている。
【0047】また、ケースの後面43には、これらのス
ロット72〜74に対応した位置にインタフェースコネ
クタを出せるスリット43a〜cを用意してある。従っ
て、システムボード65を含め、スロット72〜74に
ボードを取り付けると、ボードに搭載されているインタ
フェースコネクタがこれらのスリット43a〜cから後
方に表れ、それぞれのボードにケーブルやカードなどを
接続できる。本例のケース40では、市販されているI
SA拡張モジュールと、PCMCIA拡張モジュールの
大きさと、前方に設置されるFDDユニットおよびHD
Dユニットとの関係から、上記のような順番に拡張ボー
ドを設置できるようにしてある。このような配置に限ら
ず、PCの機能を拡張する対象となる拡張モジュールに
よって積み重ねる順番は自由であり、モジュールの大き
さによっては水平に並べて設置してももちろん良い。い
ずれにしろ、システムボードを最下段とし、その上に拡
張ボードを接続できるスロットを設けることによって、
狭い空間に多くの拡張ボードを交換し易く配置できる。
【0048】ケースの前面47の側にはPCの作動状態
を示すためのLEDユニット69を装着してある。さら
に、電源ユニット62の前面47の側に、プリンターと
の接続ケーブルを挿入するためのコネクタ71を上方に
向けて用意してある。
【0049】ケースの底面46の前方は、HDDユニッ
トを固定するためにレール状の突起46bが設けられて
おり、これによってHDDユニットを左側7に引き出せ
るようになっている。その様子を図16に示してある。
本例のケース40内では、底面46の上にまずHDDユ
ニット64を配置し、その上にFDDユニット60を配
置してある。本例のPCでは、ハードディスクおよびフ
ロッピーディスク等の記録媒体を着脱可能として、大量
のデータやアプリケーションプログラムを記憶し用途に
応じてユーザーが管理できるようにしてある。一般に、
ハードディスクと比較し、フロッピーディスクによって
データを管理することが多く、PCに抜き差しする機会
が多い。そこで、FDDユニット60をHDDユニット
64の上方に設置し、フロッピーディスク用のスロット
61がケースの前面47の略中央の抜き差し易い位置と
なるようにしている。また、HDDユニット64は、ビ
ス64aを外すだけでユニット自体を簡単に引き抜ける
ようにしてあり、HDDの着脱や交換ができるようにな
っている。レール状の突起46bの向きを変えてHDD
ユニットがフロッピーディスクと同様にケースの前方か
ら外れるようにしても良く、これに伴い下部ハウジング
のフロントベゼル29にHDDユニットを着脱するため
のスリットを設けても良い。また、FDDあるいはHD
Dに変わって、ROMカードや、CDROMなどを装着
するスロットを用意することも可能である。
【0050】ケース40に配置されたボードやユニット
のうち、FDDユニット60およびHDDユニット64
からの発熱量が比較的大きい。そこで、図11等に示す
ように、これらのユニットに近いケースの左前方に冷却
用の空気の導入口45を設けてある。この導入口から流
入した空気は、電源ユニット62の右後方にある排気フ
ァン89に向かってケース40を左から右に横断する方
向に流れる。仕切り壁48およびコネクタボード63に
は、冷却用の空気を流すスリットや穴が用意されてお
り、これらの穴やスリットの大きさ、数および位置によ
ってケース40内部の空気の流れを制御できる。
【0051】〔実施例2〕図17に、実施例1と比較し
て小型のプリンター機構で1巻のロール紙を装着でき、
ジャーナル印字とスリップ印字の両方が可能なプリンタ
ーを収納したタイプの情報処理装置の例を示してある。
本例の情報処理装置1は、プリンター機構が小型である
分、上記の実施例と比較し左右の幅が狭くなっており、
上下のハウジング10および20によって構成される情
報処理装置が、よりスリムに、また、コンパクトに纏め
られている。
【0052】図18に示すように上部ハウジング10を
下部ハウジング20に固定するロック機構は、上部ハウ
ジング10のカバー11を開けると底面17に表れ、ロ
ックピン90を取り外すことによって解除できる。この
ロックピン90は、上部ハウジングの底面を貫通して突
き出た下部ハウジングのタブ91と嵌まり込むようにな
っている。本例の装置では、幅の狭い上部ハウジング1
0に対応して下部ハウジング20もできるだけ狭くして
おり、上記の例では側面に用意してあったロック機構を
上方に設けてある。本例の場合でも、上部ハウジング1
0のカバー11を開けないとロックピン90は表れなよ
うにしてあるので、上部ハウジング10と下部ハウジン
グ20が簡単に分離されることはなく安全である。
【0053】図19に、下部ハウジング20からケース
40を引き抜く様子を示してある。上部ハウジング10
の幅が狭くなっても、同等の機能を備えたPCを用いて
情報処理装置を構成すべく、上記実施例1と同じ大きさ
および構成のケース40を下部ハウジング20に収納し
てある。このため、本例の下部ハウジング20の側壁5
2aおよび52bはプラスチック製の一枚の板で構成
し、ハウジングの内部を相対的に広くしてある。そし
て、これらの側壁52aおよびbの強度を上げるため、
下部ハウジング20の後方3をブリッジ状の梁92で連
絡してあり、この梁92を利用して、ロックピン用のタ
ブ91を設けてある。
【0054】上述したように、本例の情報処理装置に用
いられているケース40の構成は上記の実施例と同様な
ので説明を省略する。また、上部ハウジングおよび下部
ハウジングの構成もほぼ同様なので、共通する部分につ
いて同じ符号を図面に付してある。また、本例の装置
は、プリンターに合わせて小型化されているが、ケース
40はケーブルを付けたまま後方3に抜けるようになっ
ているなど、上記の情報処理装置と同じ思想に基づいて
設計され、上記の実施例と同様にメンテナンスや、部品
の交換、あるいは拡張ボードを取り付け易い装置となっ
ている。
【0055】これらの実施例に示すように、本発明に係
る情報処理装置は、プリンターを収納した上部ハウジン
グと、PCを収納した下部ハウジングとを上下一体に組
み立てて構成してある。従って、プリンターを設置する
スペースがあればPC本体も設置できるので、狭い面積
に多数の機器を配置することが多いPOSステーション
を構成する機器として好適である。上部ハウジングと下
部ハウジングは組み立てられると一体感を持つように構
成されているので、あたかも1つの機器でプリンターと
PCの機能を実現できる。
【0056】その一方で、上部ハウジングと下部ハウジ
ングは簡単に分離でき、さらに、PC用のケースがハウ
ジングから容易に引き抜けるようになっている。また、
上部ハウジングを下部ハウジングから分離したのち、上
部ハウジングを分解しなくてもプリンターの点検が行え
るようになっている。このように、本例の情報処理装置
は、ユーザーが使用する際はプリンターとPCを一体と
して取り扱える一方、従来の別々の装置以上にメンテナ
ンスや故障など緊急に対し迅速に、また、簡単に対処で
きるので、店舗の会計業務や顧客のサービスなどへの影
響を最小限に止められる。
【0057】また、発明に係る情報処理装置は、メンテ
ナンスや、部品の交換が行い易いので、短時間に点検な
どの作業を終えられる。他の機器との接続ケーブルなど
を取り外さなくても分解・点検などができるのでこの点
でも効率が良く、点検終了後の新たなトラブルの発生も
防止できる。
【0058】さらに、機能アップを図るための拡張ボー
ドやユニットの追加や交換も簡単にできるので、ユーザ
ーの業務内容や購入価格に合わせた製品を提供できる。
そのために、数多くの種類の製品を設計・製造する必要
はなく、ユーザーへ出荷する段階で本発明の装置に拡張
ボードなどを装着することによりユーザーの要求に合致
した製品を短納期で提供できる。一端、ユーザーに納入
された情報処理装置に対しても、ユーザーの希望によっ
てグレードアップは簡単に行えるので、ユーザー個々の
状況に対応したサービスを容易に提供できる。そして、
グレードアップを図るたびに装置を買い換える必要はな
いので、ユーザーの負担も少なくて済む。
【0059】これらに加え、上述したように本発明の情
報処理装置は、データの安全や、静電気および温度上昇
などに対する対策も施されており、装置の信頼性がより
いっそう向上されている。従って、家庭などにおける個
人的な使用はもちろん、POSステーションなどのよう
に狭い領域に設置され継続的に重要なデータを取り扱う
場所に好適な装置である。
【0060】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の情報処
理装置は、プリンターとPCとの機能をコンパクトに纏
め、これらの機能が必須とされるPOSステーションを
狭い専有面積の中で機能的に纏める際に適したものであ
る。さらに、これらの機能をコンパクトに纏めたにも関
わらず、従来の独立した機器よりもメンテナンスを行い
易くしてあるので、短い時間で簡単に点検でき、万一、
故障などが発生した場合であっても短時間に修理が可能
である。従って、このような場合でも業務に対する影響
を最小限に止められる。さらに、静電気対策など、装置
の信頼性のいっそうの向上が図られている。
【0061】また、本発明に係る情報処理装置は、ユー
ザーの状況や希望に応じて、機能の選択・追加が簡単に
行え、将来の機能アップの要望にも柔軟に対応できる。
従って、ユーザーは、自己に適した機能を備えた情報処
理装置を安価に短時間に導入でき、また、一端導入した
機器を無駄にすることなく将来の業務の拡大や周辺装置
との接続に対処できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の情報処理装置を前方から見
た様子を示す斜視図である。
【図2】図1に示す情報処理装置を後方から見た様子を
示す斜視図である。
【図3】図1に示す情報処理装置の構成を示すために内
部を透かして示す側面図である。
【図4】図1に示す情報処理装置の正面図である。
【図5】図1に示す情報処理装置のキーロックを解除し
ている状態を示す斜視図である。
【図6】図1に示す情報処理装置の上部ハウジングと下
部ハウジングを分離した状態を示す組み立て斜視図であ
る。
【図7】上部ハウジングの底面を示す斜視図である。
【図8】上部ハウジングのケーブル収納スペースを拡大
して示す図である。
【図9】下部ハウジングおよびこれに収納されたケース
を示す斜視図である。
【図10】下部ハウジングからケースを引き出す様子を
示す組み立て斜視図である。
【図11】ケースに拡張入出力ユニットを取り付ける状
態を示す組み立て斜視図である。
【図12】コンタクトプレートを拡大して示す斜視図で
ある。
【図13】ケースの裏面にバッテリーを装着する様子を
示す組み立て斜視図である。
【図14】ケースから上部カバーを取り外した状態を示
す組み立て斜視図である。
【図15】ケースに拡張ボードを取り付ける様子を示す
組み立て斜視図である。
【図16】ケースからHDDユニットを抜き出す様子を
示す組み立て斜視図である。
【図17】本発明の実施例2の情報処理装置の上部ハウ
ジングと下部ハウジングを分離する様子を示す組み立て
斜視図である。
【図18】図17に示す上部ハウジングと下部ハウジン
グのロック機構を拡大して示す斜視図である。
【図19】下部ハウジングからケースを抜き出す様子を
示す組み立て斜視図である。
【符号の説明】
1・・情報処理装置 2・・端末の前方 3・・端末の後方 4・・端末の上方 5・・端末の下方 6・・端末の右側 7・・端末の左側 10・・上部ハウジング 11・・ハウジングの後部 12・・単票用紙の挿入口 13・・パワースイッチ 14・・切換スイッチ 15・・排出口 16・・表示部 17・・ハウジングの底部 18・・中央支持脚 19・・脚 20・・下部ハウジング 21・・フロントパネル 22、25・・ロック 23・・パワースイッチ 24・・表示ランプ 26・・バックパネル 27・・下部ハウジングの後ろ端 28・・ケーブル処理スペース 29・・フロントベゼル 30・・プリンター機構 31・・ロール紙支持 32・・制御モジュール 33・・制御ボード 34・・下部カバー 35・・接続コネクタ 36・・接続ケーブル 37・・ケーブル収納スペース用のパネル 38・・ケーブル収納スペース 40・・PC用のケース 41・・上部カバー 42・・ケースの支持部 43・・ケースの後部 44・・接続コネクタ 45・・通気穴 46・・ケースの底面 47・・ケースの前面 51・・下部ハウジングの底面 52・・下部ハウジングの側壁 53・・下部ハウジングのフロントカバー 54・・壁面 55・・空気の流路 56・・空気の排気口 60・・フロッピーディスクユニット 61・・FFD用スロット 62・・電源ユニット 63・・コネタクボード 64・・ハードディスク(HDD)ユニット 65・・システムボード 66・・メモリーユニット 67・・ISA拡張ボード 68・・PCMCIA拡張ボード 69・・LEDボード 71・・プリンタと接続用のコネクタ 81・・コンタクトプレート 82・・バッテリー 83・・バッテリーカバー 84・・フック 85・・拡張入出力ユニット 89・・排気ファン 90・・ロックピン 91・・ロック用のタブ 92・・梁

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プリンターを収納した上部ハウジング
    と、パーソナルコンピュータを収納した下部ハウジング
    と、これら上部ハウジングおよび下部ハウジングを着脱
    可能に接続する接続手段とを有し、この接続手段により
    前記上部ハウジングと下部ハウジングを接続すると、前
    記上部ハウジングの下に前記下部ハウジングがほぼ収ま
    り、上下一体となった外観を形成することを特徴とする
    情報処理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記接続手段はロッ
    ク機構を備えており、このロック機構は、キー操作、あ
    るいは前記上部および下部ハウジングの少なくともいず
    れかの内側に設けられた接続ピンの操作によって解除可
    能であることを特徴とする情報処理装置。
  3. 【請求項3】 請求項1において、前記プリンターと前
    記パーソナルコンピュータを接続するケーブルが、前記
    上部ハウジングおよび下部ハウジングの少なくともいず
    れかに収納されることを特徴とする情報処理装置。
  4. 【請求項4】 請求項1において、前記下部ハウジング
    は前面にキー操作によって開閉する前方パネルを備え、
    この前方パネルを開けると記録媒体を装着可能な少なく
    とも1つのスロットが表れることを特徴とする情報処理
    装置。
  5. 【請求項5】 請求項1において、前記上部ハウジング
    は、その底部の少なくとも1部を覆う取り外し可能な下
    部カバーを備えており、この下部カバーを取り外すと前
    記プリンターの電装系統の少なくとも1部が露出するこ
    とを特徴とする情報処理装置。
  6. 【請求項6】 請求項1において、前記下部ハウジング
    は前記上部ハウジングを支持する1対の側壁と、これら
    側壁の間に、前方あるいは後方の少なくともいずれかの
    方向に抜き取とれるように格納されたケースとを備えて
    おり、このケースには、前記パーソナルコンピュータを
    構成する少なくとも1枚のボードと、電源ユニットとが
    少なくとも収納されていることを特徴とする情報処理装
    置。
  7. 【請求項7】 請求項6において、前記ケースは前記前
    方あるいは後方の少なくともいずれかの面に周辺装置と
    接続するインタフェースコネクタを備えていることを特
    徴とする情報処理装置。
  8. 【請求項8】 請求項6において、前記ケースは周辺装
    置と接続するインタフェースコネクタを備えており、こ
    れらのインタフェースコネクタは、これらが露出する側
    の前記下部ハウジングの輪郭より、その内部に後退した
    位置にあることを特徴とする情報処理装置。
  9. 【請求項9】 請求項6において、前記上部ハウジング
    は、その底面のほぼ中央に周辺装置と接続するインタフ
    ェースコネクタが前記上部ハウジングの前後いずれかの
    方向に向いて取付られており、これらのインタフェース
    コネクタの向いた方向の前記底面はこれらに接続するた
    めの接続スペースであり、 さらに、前記ケースは、前記接続スペースへ向いた方向
    に拡張ユニット用のコネクタスロットを備えており、前
    記接続スペースを前記拡張ユニットを設置するスペース
    として利用できることを特徴とする情報処理装置。
  10. 【請求項10】 請求項6において、前記ケースは導電
    性であり、金属製のロック機構によって前記下部ハウジ
    ングに固定されており、このロック機構は金属製の鍵を
    操作することによりロックを解除できることを特徴とす
    る情報処理装置。
  11. 【請求項11】 請求項10において、前記ケースは前
    記前方に記録媒体を装着するスロットを備え、 さらに、前記下部ハウジングは前記前方に前記スロット
    を覆うカバーと、このカバーから前記前方に向かって開
    閉可能なパネルとを備え、前記金属製のロック機構は前
    記ケースと前記パネルを前記カバーを挟んだ状態でロッ
    クすることを特徴とする情報処理装置。
  12. 【請求項12】 請求項11において、前記ケースは前
    記後方に周辺装置と接続するインタフェースコネクタを
    備え、前記金属製のロック機構を解除すると、前記後方
    に引き抜けることを特徴とする情報処理装置。
  13. 【請求項13】 請求項6において、前記ケースは導電
    性の上部カバーを備え、前記下部ハウジングの上方にこ
    の上部カバーの少なくとも1部が露出しており、 さらに、前記上部ハウジングはその下方に少なくとも1
    部が露出した導電性の下部カバーを備えており、これら
    上部ハウジングと下部ハウジングを組み立てると前記下
    部カバーと上部カバーが電気的に接続されることを特徴
    とする情報処理装置。
  14. 【請求項14】 請求項13において、前記上部カバー
    の上に板バネ状で金属製のコンタクトプレートが取り付
    けられており、このコンタクトプレートを介して下部カ
    バーと電気的に接続されることを特徴とする情報処理装
    置。
  15. 【請求項15】 請求項14において、前記コンタクト
    プレートは上方に突き出た略半球状の接点を備えている
    ことを特徴とする情報処理装置。
  16. 【請求項16】 請求項6において、前記ケースは、そ
    の側方に前後に延びるように配置された電源部と、この
    電源部に沿って鉛直方向に取り付けられたコネクタボー
    ドとを備え、このコネクタボードには上下に複数のコネ
    クタスロットが前記電源部の反対側を向いて配置されて
    おり、これらのコネクタスロットのうち、最下段の前記
    コネクタスロットにはシステムボードが装着され、上段
    の前記コネクタスロットには拡張ボードが装着可能であ
    ることを特徴とする情報処理装置。
  17. 【請求項17】 請求項16において、前記コネクタボ
    ードの前記前方にハードディスクユニットと、フロッピ
    ーディスクユニットがこの順番に下方から装着されてい
    ることを特徴とする情報処理装置。
  18. 【請求項18】 請求項17において、前記ハードディ
    スクユニットは、前記コネクタボードに着脱可能である
    ことを特徴とする情報処理装置。
  19. 【請求項19】 請求項17において、前記ケースは、
    その一方の側面から他方の側面に冷却用空気の流路が形
    成されていることを特徴とする情報処理装置。
  20. 【請求項20】 請求項18において、前記ケースは、
    前記前方のハードディスクユニットの側方から、これと
    対峙する後方の側方に冷却用空気の流路が形成されてい
    ることを特徴とする情報処理装置。
  21. 【請求項21】 請求項1、5、または9のいずれかに
    記載の上部ハウジングを有するプリンター。
  22. 【請求項22】 請求項23において、前記上部ハウジ
    ングの底面から延びる接続ケーブルと、前記底面の少な
    くとも1部を欠いて前記接続ケーブルのコネクタが露出
    する接続スペースと、この接続スペースを閉じるパネル
    とを有することを特徴とするプリンター。
  23. 【請求項23】 請求項24において、前記接続スペー
    スにディップスイッチあるいはROMソケットの少なく
    ともいずれかが配置されていることを特徴とするプリン
    ター。
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