JP7003140B2 - 洗濯兼脱水槽および洗濯機 - Google Patents

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Description

援用記載
本出願は2017年8月25日に出願された日本出願の特願2017-162754に対して、優先権の利益を主張するものであり、その日本出願に記載された全ての記載内容を援用するものである。
この発明は、洗濯兼脱水槽および洗濯機に関する。
従来、洗濯兼脱水槽としては、ステンレス鋼板製の筒状胴部と、筒状胴部の下端に取り付けられた合成樹脂製の底部と備え、洗濯機の水槽内に配置されるものがある(例えば、特開2017-042273号公報(特許文献1))。
特開2017-042273号公報
ところで、上記従来の洗濯兼脱水槽は、筒状胴部の下端の内周面と底部の外周面との間の水密を確保するため、その間の全周にわたって環状のパッキンを配置している。
しかしながら、上記洗濯兼脱水槽では、ステンレス鋼板を曲げて筒状胴部を形成しているため、筒状胴部の継ぎ目部分がハゼ折りや溶接により接続され、滑らかな平面にならずに凸凹形状となる。このため、上記洗濯兼脱水槽では、筒状胴部の継ぎ目部分において、環状のパッキンの形状追従性が悪くなり、水密不良が発生しやすいという問題がある。
そこで、この発明の課題は、筒状胴部の継ぎ目部分による水密性の低下を防ぎ、高い水密性を維持できる洗濯兼脱水槽および洗濯機を提供することにある。
この発明の一態様に係る洗濯兼脱水槽は、
金属製の筒状胴部と、
上記筒状胴部の下端側に配置された合成樹脂製の底部と、
上記筒状胴部の内周面と上記底部の外周面との間に保持された環状のパッキンと、
上記筒状胴部の内周面と上記底部の外周面との間に保持された上記環状のパッキンを下方から上端で押し付けるように、上記底部に取り付けられた環状のパッキン押さえ部材と
を備え、
上記環状のパッキン押さえ部材の外周側かつ上記筒状胴部の縦方向に沿った継ぎ目の下端に対向する領域に凹部が設けられ、
上記筒状胴部の上記継ぎ目の下端を覆うようにシール部材が上記凹部に埋め込まれていることを特徴とする。
以上より明らかなように、この発明によれば、環状のパッキン押さえ部材の外周側かつ筒状胴部の継ぎ目の下端に対向する領域に設けた凹部に、筒状胴部の継ぎ目の下端を覆うようにシール部材を埋め込むことによって、筒状胴部の継ぎ目部分による水密性の低下を防ぎ、高い水密性を維持できる洗濯兼脱水槽および洗濯機を実現することができる。
図1はこの発明の第1実施形態の洗濯機の一例としての縦型洗濯機の外観斜視図である。 図2は上記縦型洗濯機の上面図である。 図3は図2のIII-III線から見た縦断面図である。 図4は図3の要部を拡大した縦断面図である。 図5は上記洗濯兼脱水槽の裏面図である。 図6は図5のVI-VI線から見た縦断面図である。 図7は図6の領域Aの拡大断面図である。 図8は図6の領域Bの拡大断面図である。 図9は上記洗濯兼脱水槽の分解斜視図である。 図10は上記洗濯兼脱水槽の底部を斜め下方から見た斜視図である。 図11は上記洗濯兼脱水槽の筒状胴部の継目部分の側面図である。 図12Aは図11のXIIA-XIIA線から見た断面図である。 図12Bは図11のXIIB-XIIB線から見た断面図である。 図12Cは図11のXIIC-XIIC線から見た断面図である。 図13Aは上記洗濯兼脱水槽の要部を斜め下方から見た斜視図である。 図13Bは上記洗濯兼脱水槽の要部を斜め下方から見た斜視図である。 図14は図13BのXIV-XIV線から見た断面図である。 図15はこの発明の第2実施形態の洗濯機の一例としての縦型洗濯機の洗濯兼脱水槽の要部の断面図である。 図16はこの発明の第3実施形態の洗濯機の一例としての縦型洗濯機の洗濯兼脱水槽の要部の断面図である。
以下、この発明の洗濯兼脱水槽および洗濯機を図示の実施の形態により詳細に説明する。
〔第1実施形態〕
図1はこの発明の第1実施形態の洗濯機の一例としての縦型洗濯機を前側の斜め上方から見た外観図を示し、図2は上記縦型洗濯機の上面図を示している。
この第1実施形態の縦型洗濯機は、図1,図2に示すように、金属または合成樹脂製の本体ケーシング1と、水槽2(図3に示す)および洗濯兼脱水槽100(図3に示す)の開口を開閉する上蓋4と、本体ケーシング1の上面に設けられた操作表示部5とを備える。ユーザは操作表示部5を操作して運転動作を選択する。また、操作表示部5は運転状態を文字および数字などで表示する。
また、図3は図2のIII-III線から見た縦断面図を示している。図3において、60はリント捕獲装置である。
この縦型洗濯機は、図3に示すように、本体ケーシング1は、四角筒状に成形され、上面に上面開口部を有する一方、下面に下面開口部を有している。本体ケーシング1の上面開口部には、操作表示部5等が設けられた合成樹脂製の上面板11が固定されている。本体ケーシング1の下面開口部には、合成樹脂製のベース12が固定されている。
上記縦型洗濯機内に洗濯物を投入するための洗濯物投入口1aが上面板11に設けられている。この洗濯物投入口1aを開閉する上蓋4は、縦型洗濯機の奧側(後側)で上面板11に回動可能に支持されている。この上蓋4を上下に回動させることにより、洗濯物投入口1aが開閉される。
上記本体ケーシング1内には水槽2が配置され、洗濯兼脱水槽100が水槽2内に配置されている。すなわち、本体ケーシング1内には、洗濯兼脱水槽100と、その洗濯兼脱水槽100を収納する水槽2を収容している。この洗濯兼脱水槽100内には、洗濯物を洗うための水、または、洗濯物を濯ぐための水が溜まる。水槽2および洗濯兼脱水槽100は、それぞれ、上側が開口した有底筒状になっており、中心軸が鉛直方向に平行になっている。また、水槽2の中心軸は洗濯兼脱水槽100の中心軸と一致する。
上記洗濯兼脱水槽100は、金属(例えばステンレス鋼)製の筒状胴部101と、筒状胴部101の下端側に配置された合成樹脂(例えばプラスチック)製の底部102とを備えている。
また、上記洗濯兼脱水槽100の上側開口部の縁には環状のバランサー40を装着している。この環状のバランサー40は、洗濯物の脱水のために洗濯兼脱水槽100を高速回転させたときに振動を抑制する働きをする。また、洗濯兼脱水槽100内の底面には、合成樹脂製の撹拌翼(パルセータ)20を回転可能に配置している。
上記水槽2の下側には、洗濯兼脱水槽100および撹拌翼20を駆動する駆動ユニットを構成するクラッチ・ブレーキ機構50および駆動モータ(図示せず)が設置されている。このクラッチ・ブレーキ機構50の回転軸51の先端には撹拌翼20の中央部が取り付けられ、回転軸51において先端よりも下側の箇所には水槽2の底部が取り付けられている。
また、上記縦型洗濯機は、洗濯兼脱水槽100内に給水するための給水部10を備えている。
図4は上記洗濯兼脱水槽100の要部を拡大した縦断面図を示している。図4では、図3と同一の構成部には同一参照番号を付している。
図4に示すように、洗濯兼脱水槽100の筒状胴部101は、洗濯時水位より上方に脱水用水抜き孔101d(図9に示す)を有し、上側に近づくにつれて径が大きくなる周壁からなる(図6参照)。また、底部102は、撹拌翼20を収容する凹部が形成されたカップ形状をしている。
上記筒状胴部101の内周面には、上下方向に延在する複数の排水用溝(図示せず)が設けられている。脱水運転時に洗濯兼脱水槽100が高速回転したとき、洗濯兼脱水槽100内の水が遠心力を受けて洗濯兼脱水槽100の内周面に沿って上昇する。このとき、洗濯兼脱水槽100の内周面に沿って上昇する水は、排水用溝によって上部に設けられた隙間(図示せず)に案内されて、その隙間および脱水用水抜き孔101dから水槽2と洗濯兼脱水槽100の間に出るようになっている。
上記筒状胴部101の周壁は、洗濯兼脱水槽100の中心軸に対して傾斜するコニカル形状の無孔周壁である。
図5は上記洗濯兼脱水槽100の裏面図を示している。図5では、図3,図4と同一の構成部には同一参照番号を付している。
また、図6は図5のVI-VI線から見た縦断面図を示している。図6に示す領域A(点線の円部分)は、底部102に環状のパッキン押さえ部材103(図7,図8に示す)をネジで固定する部分を示し、図6に示す領域B(点線の円部分)は、底部102に環状のパッキン押さえ部材103を介して筒状胴部101をネジで固定する部分を示している。
図7は図6の領域Aの環状のパッキン104を装着した状態の拡大断面図を示している。図7の環状のパッキン押さえ部材103において、103aは外周壁部、103bは上端部、103cは環状底部、103dは内周壁部である。
図7に示すように、底部102の上端部の外周面の全周にわたって第1フランジ部102aを設けている。また、底部102の外周面の第1フランジ部102aよりも下側に所定の間隔をあけて全周にわたって第2フランジ部102bを設けている。また、底部102の外周面の第2フランジ部102bよりも下側に所定の間隔をあけて全周にわたって第3フランジ部102cを設けている。また、底部102の第3フランジ部102cの根元側から下方に向かって延びる環状のリブ102dを立設している(図10参照)。
また、筒状胴部101の下端部には、底部102の第1フランジ部102aよりも上側でかつ第1フランジ部102aの外周縁よりも径方向内側に突出する位置決め部110が全周にわたって設けられている。この位置決め部110の断面は、略V字形状をしている。
筒状胴部101の下端開口に、下側から底部102を挿入し、底部102の第1フランジ部102aの上部が位置決め部110に当接して、筒状胴部101に対して底部102を位置決めしている。このとき、筒状胴部101の位置決め部110よりも下側と底部102の環状のリブ102dの外周面との間、かつ、第3フランジ部102cの下側に環状のパッキン保持部Hが形成される。この環状のパッキン保持部Hに環状のパッキン104が保持される。この環状のパッキン104の断面は円形状(周囲から圧力がかかっていない状態)である。なお、環状のパッキン104の断面形状は、円形状に限らず、筒状胴部や底部の構成などに応じて適宜設定すればよい。
そして、筒状胴部101の内周面と底部102の環状のリブ102dの外周面との間に、環状のパッキン押さえ部材103を下方から挿入し、環状のパッキン押さえ部材103を底部102にネジ121により取り付ける。このとき、ネジ121を底部102のネジ穴122に下側から締め付けることにより、環状のパッキン押さえ部材103の上端部103bで環状のパッキン104を押し付ける。これによって、環状のパッキン104を弾性変形させて、筒状胴部101の内周面に対して環状のパッキン104が径方向外側に向かって付勢する。環状のパッキン押さえ部材103の上端部103bは、ほぼ平坦な形状をしており、内周側および外周側の全周にわたって面取りされている。
なお、このネジ121による締め付け箇所は、環状のパッキン押さえ部材103に周方向かつ等間隔に複数設けられており、環状のパッキン押さえ部材103の上端で環状のパッキン104を均等に押し付けている。
このとき、さらに底部102の第3フランジ部102cの下面に環状のパッキン104が押し付けられる。したがって、筒状胴部101と底部102との間を確実にシールすることができる。
このように、環状のパッキン押さえ部材103を底部102に取り付けるネジ121を締め付けると同時に、環状のパッキン押さえ部材103の上端で環状のパッキン104を押し付けることによって、環状のパッキン104を弾性変形させて、筒状胴部101の内周面に対して環状のパッキン104が径方向外側に向かって付勢するので、組立性が向上する。
一方、図8は図6の領域Bの環状のパッキン104を装着した状態の拡大断面図を示している。図8において、図7と同一の構成部には同一参照番号を付している。
図8に示すように、底部102は、筒状胴部101の下端側に環状のパッキン押さえ部材103を介してネジ123により取り付けられている。このとき、ネジ123を底部102のネジ穴124に筒状胴部101の外周面側から締め付けることにより、筒状胴部101の下端側の環状のパッキン104近傍に底部102の固定部分を設けることができ、環状のパッキン押さえ部材103を筒状胴部101と底部102との固定に兼用できる。なお、このネジ123による締め付け箇所は、筒状胴部101の下端側に周方向かつ等間隔に複数設けられている。
上記洗濯兼脱水槽100では、底部102の外周面の全周にわたってかつ上下方向に間隔をあけて設けられた複数のフランジ部102a,102b,102cのうち、上側のフランジ部102aは筒状胴部101の位置決め部110に対する位置決めに用いられる。また、複数のフランジ部102a,102b,102cのうち、下側のフランジ部102cは環状のパッキン104の位置決めに用いられる。さらに、中間のフランジ部102bは底部102の強度を補強するのに用いられる。
また、底部102の外周面に複数のフランジ部102a,102b,102cを上下方向に間隔をあけて設けて、環状のパッキン104を位置決めするフランジ部102cを下方に配置することで、環状のパッキン104の位置を低くすることが可能になる。これにより、環状のパッキン押さえ部材103の上下方向の寸法を短くでき、環状のパッキン押さえ部材103の挿入が容易になると共に、環状のパッキン104を強くかつ均一に押さえ付けることができ、シール性能が向上する。
図9は上記洗濯兼脱水槽100の分解斜視図を示している。図9に示すように、洗濯兼脱水槽100は、筒状胴部101の下端内周に底部102が取り付けられる。次に、筒状胴部101の内周面と底部102の外周面との間の環状のパッキン保持部H(図7,図8に示す)に環状のパッキン104を挿入した後、筒状胴部101の内周面と底部102の外周面との間に下方から環状のパッキン押さえ部材103を挿入する。
次に、ネジ121(図7に示す)を下方から締め付けることにより環状のパッキン押さえ部材103を底部102に取り付けた後、ネジ123(図8に示す)を径方向外側から締め付けることにより環状のパッキン押さえ部材103を介して筒状胴部101と底部102を固定する。
また、図10は上記洗濯兼脱水槽100の底部102を斜め下方から見た斜視図を示している。図10において、図7,図8と同一の構成部には同一参照番号を付している。
図10に示すように、底部102の上端部の外周面の全周にわたって第1フランジ部102aと第2フランジ部102bおよび第3フランジ部102cを上下方向に間隔をあけて設けている。また、底部102の第3フランジ部102cの根元側から下方に向かって延びる環状のリブ102dを立設している。
また、図11は上記洗濯兼脱水槽100の筒状胴部101の継目部分の側面図を示している。さらに、図12Aは図11のXIIA-XIIA線から見た断面図を示し、図12Bは図11のXIIB-XIIB線から見た断面図を示し、図12Cは図11のXIIC-XIIC線から見た断面図を示している。
この筒状胴部101は、まず、例えばステンレス鋼からなる薄板(板厚0.5~0.6mm)を扇形状に裁断した後、ロール成形することにより上方に向かって拡径するコニカル形状の胴板材101aとし、ロール成形した継目部分をハゼ折りカシメによって接合することにより筒状に形成されている。
図11に示す筒状胴部101の縦方向に沿ったハゼ折り部S(図12C参照)の上端部で、筒状胴部101の継目部分における一方の接合端部に周方向に延びる延長片101bを形成し、この延長片101bを他方の接合端部に重合することにより、図12Aに示すように、2枚重ね部分を形成し、この2枚重ね部分に両方の接合端部に貫通孔151,152を形成し、この貫通孔151,152を介してバランサー40(図3に示す)をネジ固定することにより、脱水時の遠心力によってハゼ折り部Sが外れようとするのを防止している。この筒状胴部101のハゼ折り部Sは、筒状胴部101の継ぎ目の一例である。
一方、筒状胴部101のハゼ折り部Sの下端部で、筒状胴部101の継目部分における一方の接合端部に周方向に延びる延長片101cを形成し、この延長片101cを他方の接合端部に重合することにより、図12Bに示すように、2枚重ね部分を形成し、この2枚重ね部分に両方の接合端部に貫通孔153,154を形成し、この貫通孔153,154を介して底部102(図3に示す)をネジ固定することにより、筒状胴部101の継目部分の下端側の強度を高め、脱水時の遠心力によってハゼ折り部Sが外れようとするのを防止している。
図13A,図13Bは上記洗濯兼脱水槽100の要部を斜め下方から見た斜視図を示している。図13Aは環状のパッキン押さえ部材103の凹部105にシール部材111(図13Bに示す)が埋め込まれていない状態を示し、図13Bは凹部105に、シール部材111が埋め込まれている状態を示している。このシール部材111には、水密性を有する接着材を用いている。
図13A,図13Bにおいて、101eは筒状胴部101の下端を内側に折り曲げたフランジ部である。このフランジ部101eは、パッキン押さえ部材103の下側の一部およびネジ121のネジ頭部の一部を覆って、環状のパッキン押さえ部材103の下方への移動およびネジの緩みや脱落を規制している。
図13A,図13Bに示すように、環状のパッキン押さえ部材103の外周側かつ筒状胴部101のハゼ折り部S(継ぎ目)の下端に対向する領域に凹部105を設けている。また、パッキン押さえ部材103のフランジ部101eかつ凹部105に対向する部分に、切り欠き101fを設けている。
この凹部105に、筒状胴部101のハゼ折り部Sの下端を覆うようにシール部材111を埋め込んでいる。凹部105に埋め込まれたシール部材111は、環状のパッキン押さえ部材103の下方に露出している。
また、図14は図13BのXIV-XIV線から見た断面図を示している。図14において、図8と同一の構成部には同一参照番号を付している。また、60はリント捕獲装置である。
図14に示すように、環状のパッキン押さえ部材103の外周側かつ筒状胴部101のハゼ折り部S(継ぎ目)の下端に対向する領域に凹部105を設けている。上記環状のパッキン押さえ部材103の下方に、凹部105に埋め込まれたシール部材111が露出している。
上記構成の洗濯兼脱水槽100によれば、環状のパッキン押さえ部材103の外周側かつ筒状胴部101のハゼ折り部S(継ぎ目)の下端に対向する領域に凹部105を設けて、その凹部105に筒状胴部101のハゼ折り部Sの下端を覆うようにシール部材111を埋め込むことによって、シール部材111が剥がれ落ちないように凹部105に確実に保持され、そのシール部材111によりハゼ折り部S部分の水密性の弱い部分より進入した水が毛細管現象によりハゼ折り部S部分内部を伝って下端より流出することを止めることができるので、筒状胴部101のハゼ折り部S部分による水密性の低下を防ぎ、高い水密性を維持できる。
また、上記凹部105内にシール部材111が入っているので、後の洗濯機の組立工程中に誤ってシール部材111に触れてシール部材111が取れないようにしている。また凹部105のシール部材111は外部よりも視認しやすく作業忘れを防ぐことができる。これにより、水密性が低下して品質が低下するのを防ぐことができる。
また、上記環状のパッキン押さえ部材103の下方に、凹部105に埋め込まれたシール部材111が露出するようになっているので、筒状胴部101のハゼ折り部S(継ぎ目)の下端に向かって下方から凹部105内にシール部材111を容易に充填でき、筒状胴部101のハゼ折り部Sの下端からの水漏れを確実に防ぐことができる。
また、上記第1実施形態では、筒状胴部のハゼ折り部S(継ぎ目)部分による水密性の低下を防ぎ、高い水密性を維持できる洗濯兼脱水槽100を備えた縦型洗濯機を実現することができ、節水性能の低下を防ぐことができる。
なお、上記第1実施形態では、環状のパッキン押さえ部材103の外周側かつ筒状胴部101のハゼ折り部S(継ぎ目)の下端に対向する領域に凹部105を設けたが、シール部材を保持する凹部は、環状のパッキン押さえ部材に形成されたリブ等の凸形状で囲まれた凹部でもよい。
〔第2実施形態〕
図15はこの発明の第2実施形態の洗濯機の一例としての縦型洗濯機の洗濯兼脱水槽100の要部の断面図を示し、第1実施形態の図14と同様の断面である。この第2実施形態の洗濯兼脱水槽100は、環状のパッキン押さえ部材103の凹部106とシール部材112を除いて第1実施形態の洗濯兼脱水槽100と同一の構成をしており、図1~図10を援用する。
図15に示すように、環状のパッキン押さえ部材103の外周側かつ筒状胴部101のハゼ折り部S(継ぎ目)の下端に対向する領域に、径方向外側に開口する凹部106を設けている。環状のパッキン押さえ部材103の側方に、凹部106に埋め込まれたシール部材112が露出している。
上記構成の洗濯兼脱水槽100によれば、環状のパッキン押さえ部材103の側方に、凹部に埋め込まれたシール部材112が露出するようになっているので、側方から凹部106内にシール部材112を容易に充填できる。
上記第2実施形態の洗濯兼脱水槽100は、第1実施形態の洗濯兼脱水槽100と同様の効果を有する。
〔第3実施形態〕
図16はこの発明の第3実施形態の洗濯機の一例としての縦型洗濯機の洗濯兼脱水槽100の要部の断面図を示し、第1実施形態の図14と同様の断面である。この第3実施形態の洗濯兼脱水槽100は、環状のパッキン押さえ部材103の凹部107とシール部材113を除いて第1実施形態の洗濯兼脱水槽100と同一の構成をしており、図1~図10を援用する。
図16に示すように、環状のパッキン押さえ部材103の外周側かつ筒状胴部101のハゼ折り部S(継ぎ目)の下端に対向する領域に、下方および径方向外側に開口する凹部107を設けている。環状のパッキン押さえ部材103の下方および側方に、凹部107に埋め込まれたシール部材113が露出している。
上記第3実施形態の洗濯兼脱水槽100は、第1,第2実施形態の洗濯兼脱水槽100と同様の効果を有する。
上記第1~第3実施形態では、洗濯兼脱水槽を備えた縦型洗濯機について説明したが、これに限らず、乾燥機能を有する洗濯乾燥機にこの発明を適用してもよい。
この発明の具体的な実施の形態について説明したが、この発明は上記第1~第3実施形態に限定されるものではなく、この発明の範囲内で種々変更して実施することができる。
この発明および実施形態をまとめると、次のようになる。
この発明の一態様に係る洗濯兼脱水槽100は、
金属製の筒状胴部101と、
上記筒状胴部101の下端側に配置された合成樹脂製の底部102と、
上記筒状胴部101の内周面と上記底部102の外周面との間に保持された環状のパッキン104と、
上記筒状胴部101の内周面と上記底部102の外周面との間に保持された上記環状のパッキン104を下方から上端で押し付けるように、上記底部102に取り付けられた環状のパッキン押さえ部材103と
を備え、
上記環状のパッキン押さえ部材103の外周側かつ上記筒状胴部101の縦方向に沿った継ぎ目Sの下端に対向する領域に凹部105,106,107が設けられ、
上記筒状胴部101の上記継ぎ目Sの下端を覆うようにシール部材111,112,113が上記凹部105,106,107に埋め込まれている。
上記構成によれば、環状のパッキン押さえ部材103の外周側かつ筒状胴部101の継ぎ目Sの下端に対向する領域に凹部105,106,107を設けて、その凹部105,106,107に筒状胴部101の継ぎ目Sの下端を覆うようにシール部材111,112,113を埋め込むことによって、シール部材111,112,113が剥がれ落ちないように凹部105,106,107に確実に保持され、そのシール部材111,112,113により筒状胴部101の継ぎ目S部分による水密性の低下を防ぎ、高い水密性を維持できる。
また、一実施形態の洗濯兼脱水槽100では、
上記凹部105,107に埋め込まれた上記シール部材111,113は、上記環状のパッキン押さえ部材103の下方に露出している。
上記実施形態によれば、環状のパッキン押さえ部材103の下方に、凹部105,107に埋め込まれたシール部材111,113が露出するようになっているので、筒状胴部101の継ぎ目Sの下端に向かって下方から凹部105,107内にシール部材111,113を容易に充填でき、筒状胴部101の継ぎ目Sの下端からの水漏れを確実に防ぐことができる。
また、一実施形態の洗濯兼脱水槽100では、
上記凹部106,107に埋め込まれた上記シール部材112,113は、上記環状のパッキン押さえ部材103の側方に露出している。
上記実施形態によれば、環状のパッキン押さえ部材103の側方に、凹部106,107に埋め込まれたシール部材112,113が露出するようになっているので、側方から凹部106,107内にシール部材112,113を容易に充填できる。
また、この発明の一態様に係る洗濯機は、
上記のいずれか1つの洗濯兼脱水槽100を備えることを特徴とする。
上記構成によれば、筒状胴部101の継ぎ目S部分による水密性の低下を防ぎ、高い水密性を維持できる洗濯兼脱水槽100を備えた洗濯機を実現することができ、節水性能の低下を防ぐことができる。
1…本体ケーシング
2…水槽
4…上蓋
5…操作表示部
11…上面板
12…ベース
20…撹拌翼
40…環状のバランサー
50…クラッチ・ブレーキ機構
60…リント捕獲装置
100…洗濯兼脱水槽
101…筒状胴部
101a…胴板材
101b…延長片
101c…延長片
101d…脱水用水抜き孔
101e…フランジ部
101f…切り欠き
102…底部
102a…第1フランジ部
102b…第2フランジ部
102c…第3フランジ部
102d…環状のリブ
103…環状のパッキン押さえ部材
103a…外周壁部
103b…上端部
103c…環状底部
103d…内周壁部
104…環状のパッキン
105,106,107…凹部
110…位置決め部
111,112,113…シール部材
121,123…ネジ
122,124…ネジ穴
H…環状のパッキン保持部
S…ハゼ折り部

Claims (4)

  1. 金属製の筒状胴部と、
    上記筒状胴部の下端側に配置された合成樹脂製の底部と、
    上記筒状胴部の内周面と上記底部の外周面との間に保持された環状のパッキンと、
    上記筒状胴部の内周面と上記底部の外周面との間に保持された上記環状のパッキンを下方から上端で押し付けるように、上記底部に取り付けられた環状のパッキン押さえ部材と
    を備え、
    上記環状のパッキン押さえ部材の外周側かつ上記筒状胴部の縦方向に沿った継ぎ目の下端に対向する領域に凹部が設けられ、
    上記筒状胴部の上記継ぎ目の下端を覆うようにシール部材が上記凹部に埋め込まれていることを特徴とする洗濯兼脱水槽。
  2. 請求項1に記載の洗濯兼脱水槽において、
    上記凹部に埋め込まれた上記シール部材は、上記環状のパッキン押さえ部材の下方に露出していることを特徴とする洗濯兼脱水槽。
  3. 請求項1または2に記載の洗濯兼脱水槽において、
    上記凹部に埋め込まれた上記シール部材は、上記環状のパッキン押さえ部材の側方に露出していることを特徴とする洗濯兼脱水槽。
  4. 請求項1から3までのいずれか1つに記載の洗濯兼脱水槽を備えることを特徴とする洗濯機。
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