JP6684368B2 - 洗濯兼脱水槽および洗濯機 - Google Patents

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Description

この発明は、洗濯兼脱水槽および洗濯機に関する。
従来、洗濯兼脱水槽としては、特許第3078684号公報(特許文献1)に開示されているように、ステンレス鋼板製の筒状胴部と、筒状胴部の下端開口周縁部に取り付けられたステンレス鋼板製の底部と備え、洗濯機の水槽内に配置されるものがある。
上記底部の上端開口周縁部は内側に逆U字形状に折り曲げられてハゼ折り部となっている。一方、上記筒状胴部の下端開口周縁部は外側にU字形状に折り曲げられてハゼ折り部となっている。この底部のハゼ折り部と筒状胴部のハゼ折り部とをハゼ折りカシメにより接合し、これらのハゼ折り部の間にシール材を充填することにより、筒状胴部の下端開口周縁部と底部の上端開口周縁部との間の水密が図られている。
また、上記筒状胴部の周壁には貫通孔を設けないことにより、洗い工程時、洗濯兼脱水槽と水槽の間に水が溜まらないようになっている。これにより、上記洗濯兼脱水槽は節水性能を高めることができる。
特許第3078684号公報
ところで、上記従来の洗濯兼脱水槽は、筒状胴部および底部の両方ともステンレス鋼板で形成しているので、そのステンレス鋼板製の底部の代わりに合成樹脂製の底部を用いれば、製造コストを下げることができる。すなわち、上記従来の洗濯兼脱水槽には、低コスト化が十分に図られていなかったという問題がある。
しかしながら、上記問題を解消するため、ステンレス鋼板製の底部の代わりに合成樹脂製の底部を用いると、次のような問題が新たに起きてしまう。
まず、上記合成樹脂製の底部を用いるには、筒状胴部の下端開口周縁部の内周面と底部の外周面との間の水密を確保するため、その間の全周にわたって環状のパッキンを配置しなければならない。
しかしながら、上記ステンレス鋼板を曲げることによって、筒状胴部を形成するため、筒状胴部の下端開口周縁部の内周面と底部の外周面との間の距離を全周にわたって一定にするのは困難である。このため、上記筒状胴部の下端開口周縁部と環状のパッキンとの間に隙間が生じて筒状胴部と底部との水密性が低下するという問題がある。
その結果、筒状胴部の周壁には貫通孔を設けない洗濯兼脱水槽であれば、洗い工程時、水を洗濯兼脱水槽内に溜めても、その隙間から洗濯兼脱水槽と水槽の間に水が漏れ出てしまうので、節水性能が低下する。
そこで、この発明の課題は、簡単な構成で金属製の筒状胴部と合成樹脂製の底部との間の水密性を向上できる洗濯兼脱水槽およびその洗濯兼脱水槽を備えた洗濯機を提供するこ
とにある。
上記課題を解決するため、この発明の洗濯兼脱水槽は、
金属製の筒状胴部と、
上記筒状胴部の下端側に配置され、上記筒状胴部の内周面との間に環状のパッキン保持部を形成する合成樹脂製の底部と、
上記筒状胴部の内周面と上記底部の外周面との間の上記環状のパッキン保持部に保持された環状のパッキンと、
上記環状のパッキン保持部に保持された上記環状のパッキンを下方から上端で押し付けるように、上記底部に取り付けられた環状のパッキン押さえと
を備え、
上記環状のパッキン押さえの上端が上記環状のパッキンを押し付けることによって、上記筒状胴部の内周面に対して上記環状のパッキンが径方向外側に向かって付勢するように、上記環状のパッキンを弾性変形させていることを特徴とする。
また、一実施形態の洗濯兼脱水槽では、
上記底部は、外周面の全周にわたって設けられたフランジ部を有し、
上記フランジ部の下面に上記環状のパッキンが当接している。
また、一実施形態の洗濯兼脱水槽では、
上記底部の上記フランジ部の下面は、外周側から内周側に向かって徐々に低くなるように傾斜または湾曲している。
また、一実施形態の洗濯兼脱水槽では、
上記筒状胴部の下端部には、上記底部の上記フランジ部よりも上側でかつ上記フランジ部の外周縁よりも径方向内側に突出する位置決め部が設けられている。
また、一実施形態の洗濯兼脱水槽では、
上記環状のパッキン押さえの上端部分は、内周側から外周側に向かって徐々に低くなるように傾斜または湾曲している。
また、一実施形態の洗濯兼脱水槽では、
上記環状のパッキン押さえは、上記底部にネジにより取り付けられており、
上記ネジを締め付けることにより、上記環状のパッキン押さえの上端で上記環状のパッキンを押し付けることによって、上記筒状胴部の内周面に対して上記環状のパッキンが径方向外側に向かって付勢するように、上記環状のパッキンを弾性変形させている。
また、一実施形態の洗濯兼脱水槽では、
上記底部は、上記筒状胴部の下端側に上記環状のパッキン押さえを介してネジにより取り付けられている。
また、一実施形態の洗濯兼脱水槽では、
上記環状のパッキン押さえの材料は、上記底部の材料よりも剛性が高い。
また、一実施形態の洗濯兼脱水槽では、
上記筒状胴部は、筒形に丸められた胴板材を有し、その胴板材の継目部分が上下両端を除いてハゼ折りカシメにより接合されており、
上記筒状胴部の継目部分の上下両端は、上記胴板材を延出させて重ね合わせた部分をネジによって共締めされている。
また、この発明の洗濯機は、
上記のいずれ1つの洗濯兼脱水槽を備えたことを特徴とする。
この発明によれば、金属製の筒状胴部の内周面と合成樹脂製の底部の外周面との間のパッキン保持部に保持された環状のパッキンを、環状のパッキン押さえの上端で上方に押し付け弾性変形させて、筒状胴部の内周面に対して環状のパッキンが径方向外側に向かって付勢することによって、簡単な構成で金属製の筒状胴部と合成樹脂製の底部との水密性を向上できる洗濯兼脱水槽およびその洗濯兼脱水槽を備えた洗濯機を実現することができる。
図1はこの発明の第1実施形態の洗濯機の一例としての縦型洗濯乾燥機の外観斜視図である。 図2は上記縦型洗濯乾燥機の上面図である。 図3は図2のIII−III線から見た縦断面図である。 図4は図3の要部を拡大した縦断面図である。 図5は上記洗濯兼脱水槽の裏面図である。 図6は図5のVI−VI線から見た縦断面図である。 図7Aは図6の領域Aの環状のパッキンを装着していない状態の拡大断面図である。 図7Bは図6の領域Aの環状のパッキンを装着した状態の拡大断面図である。 図8Aは図6の領域Bの環状のパッキンを装着していない状態の拡大断面図である。 図8Bは図6の領域Bの環状のパッキンを装着した状態の拡大断面図である。 図9は上記洗濯兼脱水槽の分解斜視図である。 図10は上記洗濯兼脱水槽の環状のパッキン押さえの斜視図である。 図11は上記環状のパッキン押さえの上面図である。 図12は上記環状のパッキン押さえの側面図である。 図13は図11のXIII−XIII線から見た縦断面図である。 図14は上記洗濯兼脱水槽の筒状胴部の継目部分の側面図である。 図15Aは図14のXVA−XVA線から見た断面図である。 図15Bは図14のXVB−XVB線から見た断面図である。 図15Cは図14のXVC−XVC線から見た断面図である。 図16Aはこの発明の第2実施形態の洗濯機の一例としての縦型洗濯乾燥機の図6の領域Bに対応する要部の拡大断面図である。 図16Bは上記縦型洗濯乾燥機の環状のパッキンを装着した状態の拡大断面図である。
以下、この発明の洗濯兼脱水槽および洗濯機を図示の実施の形態により詳細に説明する。
〔第1実施形態〕
図1はこの発明の第1実施形態の洗濯機の一例としての縦型洗濯乾燥機を前側の斜め上方から見た外観図を示し、図2は上記縦型洗濯乾燥機の上面図を示している。
この第1実施形態の縦型洗濯乾燥機は、図1,図2に示すように、金属または合成樹脂
製の本体ケーシング1と、水槽2(図3に示す)および洗濯兼脱水槽100(図3に示す)の開口を開閉する上蓋4と、本体ケーシング1の上面に設けられた操作表示部5とを備える。ユーザは操作表示部5を操作して運転動作を選択する。また、操作表示部5は運転状態を文字および数字などで表示する。
また、図3は図2のIII−III線から見た縦断面図を示している。
この縦型洗濯乾燥機は、図3に示すように、本体ケーシング1は、四角筒状に成形され、上面に上面開口部を有する一方、下面に下面開口部を有している。本体ケーシング1の上面開口部には、操作表示部5等が設けられた合成樹脂製の上面板11が固定されている。本体ケーシング1の下面開口部には、合成樹脂製のベース12が固定されている。
上記縦型洗濯乾燥機内に洗濯物を投入するための洗濯物投入口1aが上面板11に設けられている。この洗濯物投入口1aを開閉する上蓋4は、縦型洗濯乾燥機の奧側(後側)で上面板11に回動可能に支持されている。この上蓋4を上下に回動させることにより、洗濯物投入口1aが開閉される。
上記本体ケーシング1内には水槽2が配置され、洗濯兼脱水槽100が水槽2内に配置されている。すなわち、本体ケーシング1内には、洗濯兼脱水槽100と、その洗濯兼脱水槽100を収納する水槽2を収容している。この洗濯兼脱水槽100内には、洗濯物を洗うための水、または、洗濯物を濯ぐための水が溜まる。水槽2および洗濯兼脱水槽100は、それぞれ、上側が開口した有底筒状になっており、中心軸が鉛直方向に平行になっている。また、水槽2の中心軸は洗濯兼脱水槽100の中心軸と一致する。
上記洗濯兼脱水槽100の上側開口部の縁には環状のバランサー40を装着している。この環状のバランサー40は、洗濯物の脱水のために洗濯兼脱水槽100を高速回転させたときに振動を抑制する働きをする。また、洗濯兼脱水槽100内の底面には、合成樹脂製の撹拌翼(パルセータ)20を回転可能に配置している。
上記水槽2の下側には、洗濯兼脱水槽100および撹拌翼20を駆動する駆動ユニット50が設置されている。この駆動ユニット50の回転軸51の先端には撹拌翼20の中央部が取り付けられ、回転軸51において先端よりも下側の箇所には水槽2の底部が取り付けられている。
また、上記縦型洗濯乾燥機は、洗濯兼脱水槽100内に給水するための給水部10を備えている。
図4は上記洗濯兼脱水槽100の要部を拡大した縦断面図を示している。図4では、図3と同一の構成部には同一参照番号を付している。
図4に示すように、洗濯兼脱水槽100は、金属(例えばステンレス鋼)製の筒状胴部101と、筒状胴部101の下端側に配置された合成樹脂(例えばプラスチック)製の底部102とを備えている。この筒状胴部101は、洗濯時水位より上方に脱水用水抜き孔101dを有し、上側に近づくにつれて径が大きくなる周壁からなる(図6参照)。また、底部102は、撹拌翼20を収容する凹部が形成されたカップ形状をしている。
上記筒状胴部101の内周面には、上下方向に延在する複数の排水用溝111が設けられている。脱水運転時に洗濯兼脱水槽100が高速回転したとき、洗濯兼脱水槽100内の水が遠心力を受けて洗濯兼脱水槽100の内周面に沿って上昇する。このとき、洗濯兼
脱水槽100の内周面に沿って上昇する水は、排水用溝111によって上部に設けられた隙間(図示せず)に案内されて、その隙間および脱水用水抜き孔101dから水槽2と洗濯兼脱水槽100の間に出るようになっている。
図5は上記洗濯兼脱水槽100の裏面図を示している。図5では、図3,図4と同一の
構成部には同一参照番号を付している。
また、図6は図5のVI−VI線から見た縦断面図を示している。図6に示す領域A(点線
の円部分)は、底部102に環状のパッキン押さえ103(図7Aに示す)をネジで固定す
る部分を示し、図6に示す領域B(点線の円部分)は、底部102に環状のパッキン押さえ103(図8Aに示す)を介して筒状胴部101をネジで固定する部分を示している。
図7Aは図6の領域Aの拡大断面図(環状パッキン104なし)に示しており、図7Bは図6の領域Aの環状のパッキン104を装着した状態の拡大断面図を示している。図7A,図7Bにおいて、103aは外周壁部、103bは傾斜部、103cは環状底部、103dは内周壁部である(図10参照)。
図7A,図7Bに示すように、底部102の外周面の全周にわたってフランジ部102
aを設けている。また、筒状胴部101の下端部には、底部102のフランジ部102aよりも上側でかつフランジ部102aの外周縁よりも径方向内側に突出する位置決め部110が全周にわたって設けられている。この位置決め部110の断面は、略V字形状をしている。
筒状胴部101の下端開口に、下側から底部102を挿入し、底部102のフランジ部102aの上部が位置決め部110に当接して、筒状胴部101に対して底部102を位置決めしている。このとき、筒状胴部101の位置決め部110よりも下側と底部102の外周面との間に環状のパッキン保持部Hが形成される。このパッキン保持部Hに環状のパッキン104が保持される。この環状のパッキン104の断面は円形状(周囲から圧力
がかかっていない状態)である。なお、環状のパッキン104の断面形状は、円形状に限
らず、筒状胴部や底部の構成などに応じて適宜設定すればよい。
そして、環状のパッキン押さえ103を筒状胴部101の内周面と底部102の外周面との間に下方から挿入し、環状のパッキン押さえ103を底部102にネジ121により取り付ける。このとき、ネジ121を底部102のネジ穴122に下側から締め付けることにより、環状のパッキン押さえ103の上端の傾斜部103bで環状のパッキン104を押し付ける。これによって、筒状胴部101の内周面に対して環状のパッキン104が径方向外側に向かって付勢するように、環状のパッキン104を弾性変形させている。なお、このネジ121による締め付け箇所は、環状のパッキン押さえ103に周方向かつ等間隔に複数設けられており、環状のパッキン押さえ103の上端で環状のパッキン104を均等に押し付けている。
このとき、さらに底部102のフランジ部102aの下面に環状のパッキン104が押し付けられる。したがって、筒状胴部101と底部102との間を確実にシールすることができる。
このように、環状のパッキン押さえ103を底部102に取り付けるネジ121を締め付けると同時に、環状のパッキン押さえ103の上端で環状のパッキン104を押し付けることによって、環状のパッキン104を弾性変形させて、筒状胴部101の内周面に対して環状のパッキン104が径方向外側に向かって付勢するので、組立性がよい。
一方、図8Aは図6の領域Bの拡大断面図(環状パッキン104なし)に示しており、図8Bは図6の領域Bの環状のパッキン104を装着した状態の拡大断面図を示している。図8A,図8Bにおいて、図7Aと同一の構成部には同一参照番号を付している。
図8A,図8Bに示すように、底部102は、筒状胴部101の下端側に環状のパッキ
ン押さえ103を介してネジ123により取り付けられている。このとき、ネジ123を底部102のネジ穴124に筒状胴部101の外周面側から締め付けることにより、筒状胴部の下端側の環状のパッキン104近傍に底部102の固定部分を設けることができ、環状のパッキン押さえ103を筒状胴部101と底部102との固定に兼用できる。なお、このネジ123による締め付け箇所は、筒状胴部101の下端側に周方向かつ等間隔に複数設けられており、環状のパッキン押さえ103の上端の傾斜部103bで環状のパッキン104を筒状胴部101に押し付けている。
図9は上記洗濯兼脱水槽100の分解斜視図を示している。図9に示すように、洗濯兼脱水槽100は、筒状胴部101の下端内周に底部102が取り付けられる。次に、筒状胴部101の内周面と底部102の外周面との間のパッキン保持部H(図7A,図8Aに示す)に環状のパッキン104を挿入した後、筒状胴部101の内周面と底部102の外周
面との間に下方から環状のパッキン押さえ103を挿入する。
次に、ネジ121(図7Aに示す)を下方から締め付けることにより環状のパッキン押さえ103を底部102に取り付けた後、ネジ123(図8Aに示す)を径方向外側から締め付けることにより環状のパッキン押さえ103を介して筒状胴部101と底部102を固定する。
図10は上記洗濯兼脱水槽100の環状のパッキン押さえ103の斜視図を示し、図11は上記環状のパッキン押さえ103の上面図を示している。この環状のパッキン押さえ103は、図10,図11に示すように、短円筒形の外周壁部103aと、その外周壁部103aの上端に設けられた傾斜部103bと、外周壁部103aの下端側の内周面の全周にわたって設けられた環状底部103cと、環状底部103cの内周側に全周にわたって設けられた短円筒形の内周壁部103dと、外周壁部103aの内周面と内周壁部103dの外周面との間を連結する複数のリブ103eとを有する。内周壁部103dの上端は、外周壁部103aの上端に設けられた傾斜部103bよりも低い。
上記傾斜部103bは、内周側から外周側に向かって徐々に低くなるように傾斜した傾斜面を有する。
上記外周壁部103aの周方向に間隔をあけて複数の第1ネジ穴部103fを設けている。この第1ネジ穴部103fは、図8Aのネジ穴124を有する。また、環状底部103cと環状底部103cには、周方向に間隔をあけて複数の第2ネジ穴部103gを設けている。この第2ネジ穴部103gは、図7Aのネジ穴122を有する。
図12は上記環状のパッキン押さえ103の側面図を示し、図13は図11のXIII−XIII線から見た縦断面図である。を示している。図12,図13において、図11と同一の構成部には同一参照番号を付している。
また、図14は上記洗濯兼脱水槽100の筒状胴部101の継目部分の側面図を示している。さらに、図15Aは図14のXVA−XVA線から見た断面図を示し、図15Bは図14のXVB−XVB線から見た断面図を示し、図15Cは図14のXVC−XVC線から見た断面図を示している。
この筒状胴部101の周壁は、洗濯兼脱水槽100の中心軸に対して傾斜するコニカル形状の無孔壁である。筒状胴部101は、まず、例えばステンレス鋼からなる薄板(板厚
0.5〜0.6mm)を扇形状に裁断した後、ロール成形することにより上方に向かって
拡径するコニカル形状の胴板材101aとし、ロール成形した継目部分をハゼ折りカシメによって接合することにより筒状に形成されている。
図14に示す筒状胴部101のハゼ折り部S(図15C参照)の上端部で、筒状胴部101の継目部分における一方の接合端部に周方向に延びる延長片101bを形成し、この延長片101bを他方の接合端部に重合することにより、図15Aに示すように、2枚重ね部分を形成し、この2枚重ね部分に両方の接合端部に貫通孔151,152を形成し、この貫通孔151,152を介してバランサー40(図3に示す)をネジ固定することにより、脱水時の遠心力によってハゼ折り部Sが外れようとするのを防止している。
一方、筒状胴部101のハゼ折り部Sの下端部で、筒状胴部101の継目部分における一方の接合端部に周方向に延びる延長片101cを形成し、この延長片101cを他方の接合端部に重合することにより、図15Bに示すように、2枚重ね部分を形成し、この2枚重ね部分に両方の接合端部に貫通孔153,154を形成し、この貫通孔153,154を介してネジ固定することにより、筒状胴部101の継目部分の下端側の強度を高めている。
上記構成の洗濯兼脱水槽100によれば、筒状胴部101の内周面と底部102の外周面との間の環状のパッキン保持部Hに保持された環状のパッキン104を、環状のパッキン押さえ103の上端で上方に押し付け弾性変形させて、筒状胴部101の内周面に対して環状のパッキン104が径方向外側に向かって付勢することによって、筒状胴部101の内周面を環状のパッキン104に密着させることができ、筒状胴部101の内周面と環状のパッキン104との間の水密性を向上できる。また、筒状胴部101の内周面と底部102の外周面との間かつ底部102の外周面に環状のパッキン104が外嵌された状態で、環状のパッキン押さえ103を底部102に取り付けるときに、環状のパッキン104を上端で環状のパッキン104に押し付けることで、環状のパッキン104を容易に弾性変形させることができ、組立性よく水密性を確保できる。したがって、簡単な構成で金属製の筒状胴部101と合成樹脂製の底部102との間の水密性を向上できる。
なお、合成樹脂製の底部102を用いることによって、コストを低減できると共に、軽量化を図ることができる。さらに、撹拌翼(パルセータ)20と底部102との隙間にコインなどの異物の混入を防止できるように、撹拌翼20と底部102との隙間を容易に最適化できる。
また、上記環状のパッキン押さえ103の上端で環状のパッキン104を上方に押し付けるときに、底部102の外周面の全周にわたって設けられたフランジ部102aは、環状のパッキン104の軸方向の上方への移動を規制するので、フランジ部102aの下面に環状のパッキン104が密着する。これにより、底部102のフランジ部102aと環状のパッキン104との間の水密性を向上できる。
また、上記筒状胴部101の下端部に設けられた位置決め部110が、底部102のフランジ部102aよりも上側でかつフランジ部102aの外周縁よりも径方向内側に突出していることにより、筒状胴部101の下端側に合成樹脂製の底部102を配置するとき、底部102のフランジ部102aの上側が筒状胴部101の位置決め部110に当接して、筒状胴部101に対して底部102を位置決めすることができる。
また、上記環状のパッキン104が上方にはみ出しても、筒状胴部101の位置決め部
110により隠れて見えないので、美観を保つことができる。
また、上記環状のパッキン押さえ103の上端が、内周側から外周側に向かって徐々に低くなるように傾斜していることによって、環状のパッキン押さえ103の上端で環状のパッキン104を上方に押し付けるときに、環状のパッキン104が径方向外側に押し広げられる。これにより、筒状胴部101の内周面側への環状のパッキン104の接触圧が高くなって、筒状胴部101の内周面を環状のパッキン104により密着させることができ、筒状胴部101の内周面と環状のパッキン104との間の水密性をさらに向上できる。
なお、環状のパッキン押さえ103の上端が、内周側から外周側に向かって徐々に低くなるように湾曲していてもよい。
また、上記環状のパッキン押さえ103に底部102の材料よりも剛性の高い材料を用いることによって、底部102の強度を向上できる。
また、上記胴板材101aのハゼ折りカシメにより接合された筒状胴部101の継目部分の上下両端を、胴板材101aを延出させて重ね合わせて、その重ね合わせた部分をネジによって共締めすることによって、筒状胴部101の継目部分の強度を向上できる。
また、上記構成の縦型洗濯乾燥機によれば、簡単な構成で金属製の筒状胴部101と合成樹脂製の底部102との水密性を向上でき、節水性能の低下を防ぐことができる。
なお、上記第1実施形態では、内周側から外周側に向かって徐々に低くなるように傾斜している環状のパッキン押さえ103を用いたが、環状のパッキン押さえはこれに限らず、上端が平らな面、半球状、外周側傾斜面と内周側傾斜とを有する合掌形状、などであってもよい。言い換えれば、環状のパッキン押さえの上端の形状は、筒状胴部101の内周面に対して環状のパッキン104が径方向外側に向かって付勢するように、環状のパッキン104を弾性変形させるものであればよい。
〔第2実施形態〕
図16Aはこの発明の第2実施形態の洗濯機の一例としての縦型洗濯乾燥機の図6の領域Bに対応する要部の拡大断面図(環状のパッキン104なし)を示しており、図16Bは上記縦型洗濯乾燥機の環状のパッキン104を装着した状態の拡大断面図である。この第2実施形態の洗濯兼脱水槽は、底部のフランジ部1102aと環状のパッキン押さえ1103の上端を除いて第1実施形態の縦型洗濯乾燥機の洗濯兼脱水槽100と同一の構成をしており、図1〜図4を援用する。
図16Aに示すように、この第2実施形態の底部1102のフランジ部1102aの下面は、外周側から内周側に向かって徐々に低くなるように傾斜した傾斜面1102bが形成されている。なお、底部1102のフランジ部1102aの下面は、外周側から内周側に向かって徐々に低くなるように湾曲していてもよい。また、環状のパッキン押さえ1103は、上端に平らな面1103bを有している。この環状のパッキン押さえ1103は、上端の平らな面1103bを除いて第1実施形態の環状のパッキン押さえ103と同一の構成をしている。
上記第2実施形態によれば、図16Bに示すように、底部1102のフランジ部1102aの下側の傾斜面1102bが、外周側から内周側に向かって徐々に低くなるように傾斜していることによって、環状のパッキン押さえ1103の上端の平らな面1103bで環状のパッキン104を上方に押し付けるときにフランジ部1102aの傾斜面1102bにより、環状のパッキン104が径方向外側に押し広げられる。これにより、筒状胴部101の内周面側への環状のパッキン104の接触圧が高くなって、筒状胴部101の内周面を環状のパッキン104により密着させることができ、筒状胴部101の内周面と環状のパッキン104との間の水密性をさらに向上できる。
なお、上記第2実施形態では、上端が平らな面1103bの環状のパッキン押さえ1103を用いたが、環状のパッキン押さえはこれに限らず、上端が内周側から外周側に向かって徐々に低くなるように傾斜または湾曲しているものであってもよい。言い換えれば、環状のパッキン押さえの上端の形状は、筒状胴部101の内周面に対して環状のパッキン104が径方向外側に向かって付勢するように、環状のパッキン104を弾性変形させるものであればよい。
上記第2実施形態の洗濯兼脱水槽では、第1実施形態の洗濯兼脱水槽100と同様の効果を有する。
〔第3実施形態〕
この発明の第3実施形態の洗濯兼脱水槽は、位置決め部を除いて第1実施形態の縦型洗濯乾燥機の洗濯兼脱水槽100と同一の構成をしており、図1〜図4を援用する。
この第2実施形態の洗濯兼脱水槽では、筒状胴部101の下端部には、底部102のフランジ部102aよりも上側でかつフランジ部102aの外周縁よりも径方向内側に突出する複数の位置決め部(図示せず)が径方向に間隔をあけて設けられている。
上記第3実施形態の洗濯兼脱水槽では、第1実施形態の洗濯兼脱水槽100と同様の効果を有する。
なお、上記第1〜第3実施形態では、無孔周壁からなる金属製の筒状胴部を備えた縦型洗濯乾燥機について説明したが、これに限らず、周壁に複数の孔を有する筒状胴部を備えた洗濯兼脱水槽およびその洗濯兼脱水槽を備えた洗濯機にこの発明を適用してもよい。
また、上記第1〜第3実施形態では、洗濯兼脱水槽を備えた縦型洗濯乾燥機について説明したが、これに限らず、乾燥機能を有しない洗濯機にこの発明を適用してもよい。
この発明の具体的な実施の形態について説明したが、この発明は上記第1〜第3実施形態に限定されるものではなく、この発明の範囲内で種々変更して実施することができる。例えば、上記第1〜第3実施形態で記載した内容を適宜組み合わせたものを、この発明の一実施形態としてもよい。
この発明および実施形態をまとめると、次のようになる。
この発明の洗濯兼脱水槽は、
金属製の筒状胴部101と、
上記筒状胴部101の下端側に配置され、上記筒状胴部101の内周面との間に環状のパッキン保持部Hを形成する合成樹脂製の底部102,1102と、
上記筒状胴部101の内周面と上記底部102,1102の外周面との間の上記環状の
パッキン保持部Hに保持された環状のパッキン104と、
上記環状のパッキン保持部Hに保持された上記環状のパッキン104を下方から上端で押し付けるように、上記底部102,1102に取り付けられた環状のパッキン押さえ1
03,1103と
を備え、
上記環状のパッキン押さえ103,1103の上端が上記環状のパッキン104を押し
付けることによって、上記筒状胴部101の内周面に対して上記環状のパッキン104が径方向外側に向かって付勢するように、上記環状のパッキン104を弾性変形させていることを特徴とする。
上記構成によれば、筒状胴部101の内周面と底部102,1102の外周面との間の
環状のパッキン保持部Hに保持された環状のパッキン104を、環状のパッキン押さえ103,1103の上端で上方に押し付け弾性変形させて、筒状胴部101の内周面に対して環状のパッキン104が径方向外側に向かって付勢することによって、筒状胴部101の内周面を環状のパッキン104に密着させることができ、筒状胴部101の内周面と環状のパッキン104との間の水密性を向上できる。筒状胴部101の内周面と底部102,1102の外周面との間かつ底部102,1102の外周面に環状のパッキン104が外嵌された状態で、環状のパッキン押さえ103,1103を底部102,1102に取り付けるときに、環状のパッキン104を上端で環状のパッキン104に押し付けることで、環状のパッキン104を容易に弾性変形させることができ、組立性よく水密性を確保できる。したがって、簡単な構成で金属製の筒状胴部101と合成樹脂製の底部102,1102との間の水密性を向上できる。
なお、合成樹脂製の底部102,1102を用いることによって、コストを低減できる
と共に、軽量化を図ることができる。さらに、撹拌翼(パルセータ)20と底部102,1
102との隙間にコインなどの異物の混入を防止できるように、撹拌翼20と底部102,1102との隙間を容易に最適化できる。
また、一実施形態の洗濯兼脱水槽では、
上記底部102,1102は、外周面の全周にわたって設けられたフランジ部102a,1102aを有し、
上記フランジ部102a,1102aの下面に上記環状のパッキン104が当接してい
る。
上記実施形態によれば、環状のパッキン押さえ103,1103の上端で環状のパッキ
ン104を上方に押し付けるときに、底部102,1102の外周面の全周にわたって設
けられたフランジ部102a,1102aは、環状のパッキン104の軸方向の上方への
移動を規制するので、フランジ部102a,1102aの下面に環状のパッキン104が
密着する。これにより、底部102,1102のフランジ部102a,1102aと環状のパッキン104との間の水密性を向上できる。
また、一実施形態の洗濯兼脱水槽では、
上記底部1102の上記フランジ部1102aの下面は、外周側から内周側に向かって徐々に低くなるように傾斜または湾曲している。
上記実施形態によれば、底部1102のフランジ部1102aの下面が、外周側から内周側に向かって徐々に低くなるように傾斜(または湾曲)していることによって、環状のパッキン押さえ1103の上端で環状のパッキン104を上方に押し付けるときにフランジ部1102aの下面により、環状のパッキン104が径方向外側に押し広げられる。これにより、筒状胴部101の内周面側への環状のパッキン104の接触圧が高くなって、筒状胴部101の内周面を環状のパッキン104により密着させることができ、筒状胴部101の内周面と環状のパッキン104との間の水密性をさらに向上できる。
また、一実施形態の洗濯兼脱水槽では、
上記筒状胴部101の下端部には、上記底部102,1102の上記フランジ部102
a,1102aよりも上側でかつ上記フランジ部102a,1102aの外周縁よりも径方向内側に突出する位置決め部110が設けられている。
上記実施形態によれば、筒状胴部101の下端部に設けられた位置決め部110が、底部102,1102のフランジ部102a,1102aよりも上側でかつフランジ部102a,1102aの外周縁よりも径方向内側に突出していることにより、筒状胴部101の
下端側に底部102,1102を配置するとき、底部102,1102のフランジ部102a,1102aの上側が筒状胴部101の位置決め部110に当接して、筒状胴部101
に対して底部102,1102を位置決めすることができる。
また、上記環状のパッキン104が上方にはみ出しても、筒状胴部101の位置決め部110により隠れて見えないので、美観を保つことができる。
また、一実施形態の洗濯兼脱水槽では、
上記環状のパッキン押さえ103の上端部分は、内周側から外周側に向かって徐々に低くなるように傾斜または湾曲している。
上記実施形態によれば、環状のパッキン押さえ103の上端が、内周側から外周側に向かって徐々に低くなるように傾斜または湾曲していることによって、環状のパッキン押さえ103の上端で環状のパッキン104を上方に押し付けるときに、環状のパッキン104が径方向外側に押し広げられる。これにより、筒状胴部101の内周面側への環状のパッキン104の接触圧が高くなって、筒状胴部101の内周面を環状のパッキン104により密着させることができ、筒状胴部101の内周面と環状のパッキン104との間の水密性をさらに向上できる。
また、一実施形態の洗濯兼脱水槽では、
上記環状のパッキン押さえ103,1103は、上記底部102,1102にネジ121により取り付けられており、
上記ネジ121を締め付けることにより、上記環状のパッキン押さえ103,1103
の上端で上記環状のパッキン104を押し付けることによって、筒状胴部101の内周面に対して上記環状のパッキン104が径方向外側に向かって付勢するように、上記環状のパッキン104を弾性変形させている。
上記実施形態によれば、環状のパッキン押さえ103,1103を底部102,1102に取り付けるネジ121を締め付けると同時に、環状のパッキン押さえ103,1103
の上端で上記環状のパッキン104を押し付けることによって、環状のパッキン104を弾性変形させて、筒状胴部101の内周面に対して環状のパッキン104が径方向外側に向かって付勢するので、組立性がよい。
また、一実施形態の洗濯兼脱水槽では、
上記底部102,1102は、上記筒状胴部101の下端側に上記環状のパッキン押さ
え103,1103を介してネジ123により取り付けられている。
上記実施形態によれば、底部102,1102が筒状胴部101の下端側に環状のパッ
キン押さえ103,1103を介してネジ123により取り付けられているので、筒状胴
部101の下端側の環状のパッキン104近傍に底部102,1102の固定部分を設け
ることができ、環状のパッキン押さえ103,1103を底部102,1102と筒状胴部101との固定に兼用できる。
また、一実施形態の洗濯兼脱水槽では、
上記環状のパッキン押さえ103,1103の材料は、上記底部102,1102の材料よりも剛性が高い。
上記実施形態によれば、環状のパッキン押さえ103に底部102,1102の材料よ
りも剛性の高い材料を用いることによって、底部102,1102の強度を向上できる。
また、一実施形態の洗濯兼脱水槽では、
上記筒状胴部101は、筒形に丸められた胴板材101aを有し、その胴板材の継目部分が上下両端を除いてハゼ折りカシメにより接合されており、
上記筒状胴部101の継目部分の上下両端は、上記胴板材101aを延出させて重ね合わせた部分をネジによって共締めされている。
上記実施形態によれば、胴板材101aのハゼ折りカシメにより接合された筒状胴部101の継目部分の上下両端を、胴板材101aを延出させて重ね合わせて、その重ね合わせた部分をネジによって共締めすることによって、筒状胴部101の継目部分の強度を向上できる。
また、この洗濯機では、
上記のいずれ1つの洗濯兼脱水槽を備えたことを特徴とする。
上記構成によれば、簡単な構成で金属製の筒状胴部101と合成樹脂製の底部102,
1102との水密性を向上できる洗濯兼脱水槽を備えた洗濯機を実現することができ、節水性能の低下を防ぐことができる。
1…本体ケーシング
2…水槽
4…上蓋
5…操作表示部
11…上面板
12…ベース
20…撹拌翼
40…環状のバランサー
50…駆動ユニット
100…洗濯兼脱水槽
101…筒状胴部
101a…胴板材
101b,101c…延長片
102,1102…底部
102a,1102a…フランジ部
103,1103…環状のパッキン押さえ
103a…外周壁部
103b…傾斜部
103c…環状底部
103d…内周壁部
104…環状のパッキン
110…位置決め部
111…排水用溝
121,123…ネジ
122,124…ネジ穴
1103b…平らな面
H…環状のパッキン保持部

Claims (5)

  1. 金属製の胴板材を接合して形成される筒状胴部と、
    脱水時に上記筒状胴部内の水を排水するため、上記筒状胴部の上部に洗濯時水位よりも上方に設けられた水抜き部と、
    上記筒状胴部の下端側に配置される合成樹脂製の底部と、
    上記筒状胴部の周縁部と上記底部の周縁部との間に装着された環状のパッキンと、
    上記筒状胴部と上記底部との間に挿入されて上記環状のパッキンを押し付ける環状のパッキン押さえと、を備え、
    上記環状のパッキン押さえが上記環状のパッキンを押し付けることによって、上記環状のパッキンを弾性変形させていることを特徴とする洗濯兼脱水槽。
  2. 脱水時に上記筒状胴部内の水を上記水抜き部へ案内する排水用溝が上記筒状胴部の内周面に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の洗濯兼脱水槽。
  3. 上記排水用溝が上下方向に延在する複数の溝からなることを特徴とする請求項2に記載の洗濯兼脱水槽。
  4. 上記筒状胴部の内周面が上記筒状胴部の中心軸に対して上方に向かって拡径する筒状に形成されていることを特徴とする請求項1から3の何れか1項に記載の洗濯兼脱水槽。
  5. 上記環状のパッキン押さえは、上記底部にネジにより取り付けられており、
    上記ネジを締め付けることにより、上記環状のパッキンを弾性変形させて上記筒状胴部の周縁部に押し付けていることを特徴とする請求項1から4の何れか1項に記載の洗濯兼脱水槽。
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