JP6684368B2 - 洗濯兼脱水槽および洗濯機 - Google Patents
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Description
とにある。
金属製の筒状胴部と、
上記筒状胴部の下端側に配置され、上記筒状胴部の内周面との間に環状のパッキン保持部を形成する合成樹脂製の底部と、
上記筒状胴部の内周面と上記底部の外周面との間の上記環状のパッキン保持部に保持された環状のパッキンと、
上記環状のパッキン保持部に保持された上記環状のパッキンを下方から上端で押し付けるように、上記底部に取り付けられた環状のパッキン押さえと
を備え、
上記環状のパッキン押さえの上端が上記環状のパッキンを押し付けることによって、上記筒状胴部の内周面に対して上記環状のパッキンが径方向外側に向かって付勢するように、上記環状のパッキンを弾性変形させていることを特徴とする。
上記底部は、外周面の全周にわたって設けられたフランジ部を有し、
上記フランジ部の下面に上記環状のパッキンが当接している。
上記底部の上記フランジ部の下面は、外周側から内周側に向かって徐々に低くなるように傾斜または湾曲している。
上記筒状胴部の下端部には、上記底部の上記フランジ部よりも上側でかつ上記フランジ部の外周縁よりも径方向内側に突出する位置決め部が設けられている。
上記環状のパッキン押さえの上端部分は、内周側から外周側に向かって徐々に低くなるように傾斜または湾曲している。
上記環状のパッキン押さえは、上記底部にネジにより取り付けられており、
上記ネジを締め付けることにより、上記環状のパッキン押さえの上端で上記環状のパッキンを押し付けることによって、上記筒状胴部の内周面に対して上記環状のパッキンが径方向外側に向かって付勢するように、上記環状のパッキンを弾性変形させている。
上記底部は、上記筒状胴部の下端側に上記環状のパッキン押さえを介してネジにより取り付けられている。
上記環状のパッキン押さえの材料は、上記底部の材料よりも剛性が高い。
上記筒状胴部は、筒形に丸められた胴板材を有し、その胴板材の継目部分が上下両端を除いてハゼ折りカシメにより接合されており、
上記筒状胴部の継目部分の上下両端は、上記胴板材を延出させて重ね合わせた部分をネジによって共締めされている。
上記のいずれ1つの洗濯兼脱水槽を備えたことを特徴とする。
図1はこの発明の第1実施形態の洗濯機の一例としての縦型洗濯乾燥機を前側の斜め上方から見た外観図を示し、図2は上記縦型洗濯乾燥機の上面図を示している。
製の本体ケーシング1と、水槽2(図3に示す)および洗濯兼脱水槽100(図3に示す)の開口を開閉する上蓋4と、本体ケーシング1の上面に設けられた操作表示部5とを備える。ユーザは操作表示部5を操作して運転動作を選択する。また、操作表示部5は運転状態を文字および数字などで表示する。
脱水槽100の内周面に沿って上昇する水は、排水用溝111によって上部に設けられた隙間(図示せず)に案内されて、その隙間および脱水用水抜き孔101dから水槽2と洗濯兼脱水槽100の間に出るようになっている。
構成部には同一参照番号を付している。
の円部分)は、底部102に環状のパッキン押さえ103(図7Aに示す)をネジで固定す
る部分を示し、図6に示す領域B(点線の円部分)は、底部102に環状のパッキン押さえ103(図8Aに示す)を介して筒状胴部101をネジで固定する部分を示している。
aを設けている。また、筒状胴部101の下端部には、底部102のフランジ部102aよりも上側でかつフランジ部102aの外周縁よりも径方向内側に突出する位置決め部110が全周にわたって設けられている。この位置決め部110の断面は、略V字形状をしている。
がかかっていない状態)である。なお、環状のパッキン104の断面形状は、円形状に限
らず、筒状胴部や底部の構成などに応じて適宜設定すればよい。
ン押さえ103を介してネジ123により取り付けられている。このとき、ネジ123を底部102のネジ穴124に筒状胴部101の外周面側から締め付けることにより、筒状胴部の下端側の環状のパッキン104近傍に底部102の固定部分を設けることができ、環状のパッキン押さえ103を筒状胴部101と底部102との固定に兼用できる。なお、このネジ123による締め付け箇所は、筒状胴部101の下端側に周方向かつ等間隔に複数設けられており、環状のパッキン押さえ103の上端の傾斜部103bで環状のパッキン104を筒状胴部101に押し付けている。
面との間に下方から環状のパッキン押さえ103を挿入する。
0.5〜0.6mm)を扇形状に裁断した後、ロール成形することにより上方に向かって
拡径するコニカル形状の胴板材101aとし、ロール成形した継目部分をハゼ折りカシメによって接合することにより筒状に形成されている。
110により隠れて見えないので、美観を保つことができる。
図16Aはこの発明の第2実施形態の洗濯機の一例としての縦型洗濯乾燥機の図6の領域Bに対応する要部の拡大断面図(環状のパッキン104なし)を示しており、図16Bは上記縦型洗濯乾燥機の環状のパッキン104を装着した状態の拡大断面図である。この第2実施形態の洗濯兼脱水槽は、底部のフランジ部1102aと環状のパッキン押さえ1103の上端を除いて第1実施形態の縦型洗濯乾燥機の洗濯兼脱水槽100と同一の構成をしており、図1〜図4を援用する。
この発明の第3実施形態の洗濯兼脱水槽は、位置決め部を除いて第1実施形態の縦型洗濯乾燥機の洗濯兼脱水槽100と同一の構成をしており、図1〜図4を援用する。
金属製の筒状胴部101と、
上記筒状胴部101の下端側に配置され、上記筒状胴部101の内周面との間に環状のパッキン保持部Hを形成する合成樹脂製の底部102,1102と、
上記筒状胴部101の内周面と上記底部102,1102の外周面との間の上記環状の
パッキン保持部Hに保持された環状のパッキン104と、
上記環状のパッキン保持部Hに保持された上記環状のパッキン104を下方から上端で押し付けるように、上記底部102,1102に取り付けられた環状のパッキン押さえ1
03,1103と
を備え、
上記環状のパッキン押さえ103,1103の上端が上記環状のパッキン104を押し
付けることによって、上記筒状胴部101の内周面に対して上記環状のパッキン104が径方向外側に向かって付勢するように、上記環状のパッキン104を弾性変形させていることを特徴とする。
環状のパッキン保持部Hに保持された環状のパッキン104を、環状のパッキン押さえ103,1103の上端で上方に押し付け弾性変形させて、筒状胴部101の内周面に対して環状のパッキン104が径方向外側に向かって付勢することによって、筒状胴部101の内周面を環状のパッキン104に密着させることができ、筒状胴部101の内周面と環状のパッキン104との間の水密性を向上できる。筒状胴部101の内周面と底部102,1102の外周面との間かつ底部102,1102の外周面に環状のパッキン104が外嵌された状態で、環状のパッキン押さえ103,1103を底部102,1102に取り付けるときに、環状のパッキン104を上端で環状のパッキン104に押し付けることで、環状のパッキン104を容易に弾性変形させることができ、組立性よく水密性を確保できる。したがって、簡単な構成で金属製の筒状胴部101と合成樹脂製の底部102,1102との間の水密性を向上できる。
と共に、軽量化を図ることができる。さらに、撹拌翼(パルセータ)20と底部102,1
102との隙間にコインなどの異物の混入を防止できるように、撹拌翼20と底部102,1102との隙間を容易に最適化できる。
上記底部102,1102は、外周面の全周にわたって設けられたフランジ部102a,1102aを有し、
上記フランジ部102a,1102aの下面に上記環状のパッキン104が当接してい
る。
ン104を上方に押し付けるときに、底部102,1102の外周面の全周にわたって設
けられたフランジ部102a,1102aは、環状のパッキン104の軸方向の上方への
移動を規制するので、フランジ部102a,1102aの下面に環状のパッキン104が
密着する。これにより、底部102,1102のフランジ部102a,1102aと環状のパッキン104との間の水密性を向上できる。
上記底部1102の上記フランジ部1102aの下面は、外周側から内周側に向かって徐々に低くなるように傾斜または湾曲している。
上記筒状胴部101の下端部には、上記底部102,1102の上記フランジ部102
a,1102aよりも上側でかつ上記フランジ部102a,1102aの外周縁よりも径方向内側に突出する位置決め部110が設けられている。
下端側に底部102,1102を配置するとき、底部102,1102のフランジ部102a,1102aの上側が筒状胴部101の位置決め部110に当接して、筒状胴部101
に対して底部102,1102を位置決めすることができる。
上記環状のパッキン押さえ103の上端部分は、内周側から外周側に向かって徐々に低くなるように傾斜または湾曲している。
上記環状のパッキン押さえ103,1103は、上記底部102,1102にネジ121により取り付けられており、
上記ネジ121を締め付けることにより、上記環状のパッキン押さえ103,1103
の上端で上記環状のパッキン104を押し付けることによって、筒状胴部101の内周面に対して上記環状のパッキン104が径方向外側に向かって付勢するように、上記環状のパッキン104を弾性変形させている。
の上端で上記環状のパッキン104を押し付けることによって、環状のパッキン104を弾性変形させて、筒状胴部101の内周面に対して環状のパッキン104が径方向外側に向かって付勢するので、組立性がよい。
上記底部102,1102は、上記筒状胴部101の下端側に上記環状のパッキン押さ
え103,1103を介してネジ123により取り付けられている。
キン押さえ103,1103を介してネジ123により取り付けられているので、筒状胴
部101の下端側の環状のパッキン104近傍に底部102,1102の固定部分を設け
ることができ、環状のパッキン押さえ103,1103を底部102,1102と筒状胴部101との固定に兼用できる。
上記環状のパッキン押さえ103,1103の材料は、上記底部102,1102の材料よりも剛性が高い。
りも剛性の高い材料を用いることによって、底部102,1102の強度を向上できる。
上記筒状胴部101は、筒形に丸められた胴板材101aを有し、その胴板材の継目部分が上下両端を除いてハゼ折りカシメにより接合されており、
上記筒状胴部101の継目部分の上下両端は、上記胴板材101aを延出させて重ね合わせた部分をネジによって共締めされている。
上記のいずれ1つの洗濯兼脱水槽を備えたことを特徴とする。
1102との水密性を向上できる洗濯兼脱水槽を備えた洗濯機を実現することができ、節水性能の低下を防ぐことができる。
2…水槽
4…上蓋
5…操作表示部
11…上面板
12…ベース
20…撹拌翼
40…環状のバランサー
50…駆動ユニット
100…洗濯兼脱水槽
101…筒状胴部
101a…胴板材
101b,101c…延長片
102,1102…底部
102a,1102a…フランジ部
103,1103…環状のパッキン押さえ
103a…外周壁部
103b…傾斜部
103c…環状底部
103d…内周壁部
104…環状のパッキン
110…位置決め部
111…排水用溝
121,123…ネジ
122,124…ネジ穴
1103b…平らな面
H…環状のパッキン保持部
Claims (5)
- 金属製の胴板材を接合して形成される筒状胴部と、
脱水時に上記筒状胴部内の水を排水するため、上記筒状胴部の上部に洗濯時水位よりも上方に設けられた水抜き部と、
上記筒状胴部の下端側に配置される合成樹脂製の底部と、
上記筒状胴部の周縁部と上記底部の周縁部との間に装着された環状のパッキンと、
上記筒状胴部と上記底部との間に挿入されて上記環状のパッキンを押し付ける環状のパッキン押さえと、を備え、
上記環状のパッキン押さえが上記環状のパッキンを押し付けることによって、上記環状のパッキンを弾性変形させていることを特徴とする洗濯兼脱水槽。 - 脱水時に上記筒状胴部内の水を上記水抜き部へ案内する排水用溝が上記筒状胴部の内周面に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の洗濯兼脱水槽。
- 上記排水用溝が上下方向に延在する複数の溝からなることを特徴とする請求項2に記載の洗濯兼脱水槽。
- 上記筒状胴部の内周面が上記筒状胴部の中心軸に対して上方に向かって拡径する筒状に形成されていることを特徴とする請求項1から3の何れか1項に記載の洗濯兼脱水槽。
- 上記環状のパッキン押さえは、上記底部にネジにより取り付けられており、
上記ネジを締め付けることにより、上記環状のパッキンを弾性変形させて上記筒状胴部の周縁部に押し付けていることを特徴とする請求項1から4の何れか1項に記載の洗濯兼脱水槽。
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2019
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