JP7002826B2 - データ処理装置、情報処理装置、画像形成装置、データ処理方法、及びプリンタドライバ - Google Patents

データ処理装置、情報処理装置、画像形成装置、データ処理方法、及びプリンタドライバ Download PDF

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Description

本発明は、データ処理装置、情報処理装置、画像形成装置、データ処理方法、及びプリンタドライバに関する。
単機能の印刷装置や複合機(Multifunction Peripheral:MFP)などの画像形成装置では、外部のPC(Personal Computer)等の情報処理装置から電子ファイルを印刷させることや、内部又は外部接続されたUniversal Serial Bus(USB:登録商標、以下同様)メモリ等に記憶された電子ファイルを印刷させることが可能になっている。また、画像形成装置にはモノクロ印刷のみならずカラー印刷にも対応した装置が多い。
一方で、電子ファイル上では、その電子ファイルに対応したアプリケーションにより文字のサイズを任意に変えることができる。従って、そのアプリケーションでは、様々なサイズの文字を含む電子ファイルを生成することができる。
例えば、特許文献1には、電子文書の階層構造を反映しつつ文字の視認性を高める効果的な装飾を行う技術が開示されている。この技術では、電子文書内における文書の階層構造を解析し、その階層構造から指定された装飾範囲内における文字及び背景の色を抽出し、その色の明度を用いて装飾に用いる複数の描画色を生成し、その複数の描画色を用いて文字の視認性及び効果的な装飾を考慮した複数の装飾パターンを設定して、それら複数の装飾パターンに基づいて装飾範囲を装飾して表示している。
特開2013-3906号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、特に背景色を伴った文字データの場合、表示装置で表示させた状態で確認した際に問題がなくとも、用紙に印刷した際に色目の違い、縮小印刷などの要因から、著しく文字の視認性が低下することがある。例えば、文字「O」が小さく、その背景色のドットが重なった場合、それを文字「Q」と誤認してしまうことになる。そのような場合、ユーザは、元の文字データの色やサイズを変更して再度印刷する必要がある。
また、印刷実行時でなくとも、ユーザによる個々の文字サイズや文字色の変更操作を行うことなく、電子ファイルを、元のデータのレイアウトに近い状態を維持したまま文字の視認性を向上させるように変換できれば、有益である。
本発明は、上述のような実状に鑑みてなされたものであり、その目的は、電子ファイルのデータをレイアウトが保持されたデータに変換するに際し、ユーザの手を煩わせることなく元データに近い状態を保持しつつ視認性を向上させることにある。
上記の課題を解決するために、本発明の第1の技術手段は、電子ファイルのデータをレイアウトが保持されたデータに変換する変換部を備えたデータ処理装置であって、前記電子ファイルのデータの中から文字データを抽出する抽出部をさらに備え、前記変換部は、前記抽出部で抽出された前記文字データのそれぞれについて、前記文字データをそのまま変換した際の文字サイズに応じて、前記文字データの背景にある背景データを変更し、変更された該背景データを変換時に反映させ、前記文字サイズが小さい程、前記背景データの変更量を大きくすることを特徴とする。
第2の技術手段は、第1の技術手段において、前記背景データの変更は、前記背景データの除去及び/又は色の変更であることを特徴とする。
第3の技術手段は、第1の技術手段において、前記背景データの変更は、前記文字データの縁取りの追加及び/又は変更であることを特徴とする。
第4の技術手段は第1~第のいずれか1の技術手段において、前記変換部は、前記文字サイズが所定サイズより大きい場合、前記背景データの変更を実行しないことを特徴とする。
の技術手段は、第1~第のいずれか1の技術手段において、前記変換部は、前記文字データの色と前記文字データの背景にある前記背景データの色とについての色相及び/又は濃度の差が小さい程、前記背景データの変更量を大きくすることを特徴とする。
の技術手段は、第1~第のいずれか1の技術手段において、前記変換部は、前記文字データの色と前記文字データの背景にある前記背景データの色とについての色相及び/又は濃度の差が所定の閾値より大きい場合、前記背景データの変更を実行しないことを特徴とする。
の技術手段は、第1~第のいずれか1の技術手段におけるデータ処理装置を備えた情報処理装置であって、前記レイアウトが保持されたデータはPDF(Portable Document Format)形式又は他のベクタ形式のデータであることを特徴とする。
の技術手段は、第1~第のいずれか1の技術手段におけるデータ処理装置を備えた画像形成装置であって、前記レイアウトが保持されたデータはラスタ形式のデータであることを特徴とする。
の技術手段は、変換部が、電子ファイルのデータをレイアウトが保持されたデータに変換する変換ステップを有するデータ処理方法であって、抽出部が、前記電子ファイルのデータの中から文字データを抽出する抽出ステップをさらに有し、前記変換ステップは、前記抽出ステップで抽出された前記文字データのそれぞれについて、前記文字データをそのまま変換した際の文字サイズに応じて、前記文字データの背景にある背景データを変更し、変更された該背景データを変換時に反映させ、前記文字サイズが小さい程、前記背景データの変更量を大きくすることを特徴とする。
10の技術手段は、画像形成装置に接続されるコンピュータが、電子ファイルのデータをレイアウトが保持されたデータに変換する変換ステップと、前記コンピュータが、前記変換ステップで変換されたデータを印刷指示と共に前記画像形成装置に送信する送信ステップと、を有するデータ処理方法であって、前記コンピュータが、前記電子ファイルのデータの中から文字データを抽出する抽出ステップをさらに有し、前記変換ステップは、前記抽出ステップで抽出された前記文字データのそれぞれについて、前記文字データをそのまま変換した際の文字サイズに応じて、前記文字データの背景にある背景データを変更し、変更された該背景データを変換時に反映させ、前記文字サイズが小さい程、前記背景データの変更量を大きくすることを特徴とする。
11の技術手段は、画像形成装置に接続されるコンピュータに組み込まれるプリンタドライバであって、該コンピュータに、電子ファイルのデータの中から文字データを抽出する抽出ステップと、前記電子ファイルのデータをレイアウトが保持されたデータに変換する変換ステップと、該変換ステップで変換されたデータを印刷指示と共に前記画像形成装置に送信する送信ステップと、を実行させるためのプログラムであり、前記変換ステップは、前記抽出ステップで抽出された前記文字データのそれぞれについて、前記文字デー
タをそのまま変換した際の文字サイズに応じて、前記文字データの背景にある背景データを変更し、変更された該背景データを変換時に反映させ、前記文字サイズが小さい程、前記背景データの変更量を大きくすることを特徴とする。
本発明によれば、電子ファイルのデータをレイアウトが保持されたデータに変換するに際し、ユーザの手を煩わせることなく元データに近い状態を保持しつつ視認性を向上させることができる。
本発明の第1の実施形態に係るデータ処理装置の一構成例を示すブロック図である。 図1のデータ処理装置におけるデータ処理方法を説明するためのフロー図である。 図1のデータ処理装置で処理対象となる文書ファイルの一例を示す図である。 図3Aの文書ファイルを図1のデータ処理装置で処理した結果の一例を示す図である。 図3Aの文書ファイルを図1のデータ処理装置で処理した結果の一例を示す図である。 図3Aの文書ファイルを本発明の第2の実施形態に係るデータ処理装置で処理した結果の一例を示す図である。 図1のデータ処理装置におけるデータ処理方法の一例を説明するためのフロー図である。 図4Aに続くフロー図である。 図1のデータ処理装置で描画される画像の一例を示す図である。 図1のデータ処理装置におけるデータ処理方法の他の例を説明するためのフロー図である。 本発明の第2の実施形態に係るデータ処理装置におけるデータ処理方法の一例を説明するためのフロー図である。 図7Aに続くフロー図である。
本発明に係るデータ処理装置は、電子ファイルのデータをレイアウトが保持されたデータに変換する変換部を備えた装置であり、PC等の情報処理装置や、単機能の印刷装置、ファクシミリ装置、単機能の複写機、複合機等の画像形成装置などに備えることができる。上記複合機は、例えばスキャナからの原稿読取機能、コピー機能、プリント機能、ファクシミリ(FAX)機能などの複数種類の機能をもつ機器である。
以下、本発明の様々な実施形態について、図面を参照しながら説明する。
(第1の実施形態)
本発明の第1の実施形態について、図1~図6を参照しながら説明する。まず、図1~図3Bに基づきその主たる特徴について説明する。図1は本実施形態に係るデータ処理装置の一構成例を示すブロック図、図2は図1のデータ処理装置におけるデータ処理方法を説明するためのフロー図である。図3Aは図1のデータ処理装置で処理対象となる文書ファイルの一例を示す図、図3B,図3Cは図3Aの文書ファイルを図1のデータ処理装置で処理した結果の例を示す図である。なお、図3Dの説明は第2の実施形態で行う。
本実施形態に係るデータ処理装置1は、その全体を制御する制御部10を備えると共に、記憶部11及び出力部12を備える。なお、図示しないが、データ処理装置1はユーザ操作を受け付ける操作部を備える。
制御部10は、例えば、プログラム保存領域にデータ処理装置1の全体を制御するための制御プログラムを格納し、その制御プログラムを動作させることで各種制御を行う。例えば制御部10は、CPU(Central Processing Unit)又はMPU(Micro Processing Unit)、作業領域としてのRAM(Random Access Memory)、及び上記制御プログラムや各種設定内容を記憶した記憶装置などの制御デバイスで構成することができ、集積回路(Integrated Circuit:IC)/ICチップセットとして搭載することもできる。この記憶装置としては、フラッシュROM(Read Only Memory)、EEPROM(Electrically Erasable and Programmable ROM)、HDD(Hard Disk Drive)等が挙げられ、記憶部11を利用することもできる。
記憶部11は処理対象の電子ファイルのデータを記憶(一時的な記憶も含む)するHDD等の記憶装置である。記憶部11では、図示しない通信部から受信した電子ファイルや外部メモリ接続部から読み取った電子ファイルを非一時的に又は一時的に記憶するようにしてもよい。このように、データ処理装置1は、複数の入手経路から処理対象の電子ファイルを入手できるように構成しておくことができる。なお、上記通信部は、外部のPCや携帯電話機(スマートフォンと呼ばれるものを含む)などと通信するための有線又は無線の通信インターフェースであり、上記外部メモリ接続部は、データ処理装置1にUSBメモリやSD(登録商標)カード等の外部メモリを接続するための接続インターフェースである。
出力部12は、記憶装置(記憶部11を利用可)、表示装置、通信部、印刷部などで構成される。データ処理装置1がPC等の情報処理装置に搭載される場合、出力部12は、記憶装置、表示装置であっても、印刷指示のための印刷ジョブを外部の画像形成装置に送信するための通信部であってもよい。データ処理装置1が画像形成装置に搭載される場合、出力部12は印刷部となる。
本実施形態に係るデータ処理装置1は抽出部10a及び変換部10bを備える。変換部10bは、電子ファイルのデータをレイアウト(ページレイアウト)が保持(固定)されたデータに変換する。以下、この変換後のデータをレイアウト保持データと呼ぶ。レイアウト保持データの主な例としては、ページ記述言語のデータやビットマップデータが挙げられる。
データ処理装置1が情報処理装置に搭載される場合、レイアウト保持データはPDF(Portable Document Format)形式のデータであることが好ましい。これにより、例えば変換部10bはMicrosoft(登録商標;以下同様)のワードファイルを汎用的に使用されているPDFファイルに変換するように構成することができる。また、PDFファイル等のレイアウト保持データは、情報処理装置の表示部でのラスタスキャンによる表示だけでなく、そのままのレイアウトで印刷できる点でも有益である。無論、変換部10bは、レイアウト保持データとして、PDF形式の代わりにその拡張元であるPostScriptなどの他のベクタ形式のデータを採用することもでき、それにより画像形成装置への印刷ジョブに含めることができる。無論、情報処理装置の場合にも、レイアウト保持データとして、ビットマップ形式などのラスタ形式のデータを採用することもできる。
また、データ処理装置1が画像形成装置に搭載される場合、変換部10bは印刷実行時の変換を行うように構成することができる。つまり、この場合、レイアウト保持データは画像形成対象となるビットマップ形式等のラスタ形式のデータとしておけばよい。
抽出部10a及び変換部10bの処理についてその流れと共に説明する。データ処理装置1では、まず、抽出部10aが記憶部11に記憶された電子ファイルのデータの中から文字データを抽出する(ステップS1)。この際、変換部10bでの後述の処理に用いるために、各文字データについてその背景である背景データも抽出しておくとよい。
そして、変換部10bは、抽出部10aで抽出された文字データのそれぞれについて、文字データをそのまま変換した際の文字サイズに応じて(文字サイズ次第で)、その文字データの背景にある背景データを変更し(ステップS2)、変更された背景データを変換時に反映させるように変換を実行する(ステップS3)。以下、この変更に係る処理を背景変更処理と呼ぶ。
ここで、背景データは電子ファイルのデータが階層構造をもっている場合に文字データのレイヤの下層になるデータを指し、例えば塗りつぶしや線等の図形や写真等の絵などのデータが適用できる。文字データの上層(文字データより優先して表示させるレイヤ)に図形等が存在した場合には、それは元々優先させたい図形等であるため、変換部10bで背景変更処理の対象としなければよい。
本実施形態における背景変更処理は、背景データの除去及び/又は色の変更の処理である。背景データの除去は、例えば図3Aで示す文書ファイル31に対し図3Bで示す文書ファイル32のように文字データが所定サイズより小さいものについて施せばよく、これにより小さい文字が見易くなる。背景データの色の変更は、例えば文書ファイル31に対し図3Cで示す文書ファイル33のように文字データが所定サイズより小さいものについて、背景データの色を薄くするなど文字データの色との差が出るように実行すれば、小さい文字が見易くなる。
このように、変換部10bは、文字サイズが所定サイズより大きい場合、背景データの変更を実行しないことが好ましい。できる限り元のデータに近い状態に変換するためである。さらに、変換部10bは、文字サイズが小さい程、その背景データの変更量(背景データの色の変更量や広さ)を大きくすることが好ましい。ここで、背景データの色の変更量とは、元の背景色からの変更量を指すが、文字色との差(色相及び/又は濃度の差)を拡げる方向での変更量を指す。これにより、見難い小さい文字の視認性を向上させながら、できる限り元のデータに近い状態に変換することができる。なお、モノクロの電子ファイルの場合には文字色と背景色との差を濃度で比較することになり、その場合の色の変更量は濃度の変更量を指す。
また、文字サイズに基づき処理を変えた例を挙げたが、それに加えて文字色と背景色との差によっても処理を変えること、或いはそれらを併せて実行することもできる。上記差によって処理を変える例を挙げると、変換部10bは、文字データの色とその文字データの背景にある背景データの色とについての色相及び/又は濃度の差が小さい程(近似している程)、その背景データの変更量を大きくする。
このような処理の代わりに或いはこのような処理と併用し、変換部10bは、上記色相及び/又は濃度の差が所定の閾値より大きい場合、背景データの変更を実行しないようにしてもよい。なお、色相と濃度の双方の差を採用する場合には、それぞれについて色相閾値、濃度閾値と比較し、いずれか一方が閾値を超える場合(或いは双方が閾値を超える場合)に、背景データを変更しないようにすればよい。
なお、文字データに背景データが存在しない場合(換言すれば無色透明な背景データがある場合)、本実施形態では背景変更処理を施さなくてもよい(つまり背景変更処理は背景データが存在する領域のみに施すようにしてもよい)が、背景を追加する(無色透明な背景に文字との差が際立つような色を付ける)などの背景変更処理を施してもよい。
本実施形態によれば、電子ファイルのデータをレイアウト保持データに変換するに際し、元データに近い状態を保持しつつ視認性を向上させることができ、さらにその際、ユーザによる個々の文字サイズや文字色の変更操作が不要で、ユーザの手を煩わせることがない。つまり、本実施形態に係るデータ処理装置によれば、情報処理装置に搭載することでユーザの手を煩わせることなく、視認性を確保して表示できるような電子ファイルを生成でき、画像形成装置に搭載することで、視認性を確保した画像を用紙上に形成することができる。
次に、図4A~図5を参照しながら、背景変更処理例として、画像形成装置で受信したページ記述言語のデータを処理対象として、背景データを除去する例を説明する。ここで例示するように処理対象の文書ファイル自体もページ記述言語で記述されたものであってもよい。図4Aはデータ処理装置1におけるデータ処理方法の一例を説明するためのフロー図、図4Bは図4Aに続くフロー図である。図5はデータ処理装置1で描画される画像の一例を示す図である。
まず、抽出部10aが、処理対象のページ記述言語データの1コマンド読み出す(ステップS11)。読み出しは先頭から行えばよい。次に抽出部10aが、コマンドが終了したか否かを判定し(ステップS12)、NOの場合、読み出したコマンドが文字描画コマンドであるか否かを判定する(ステップS13)。
ここで、ページ記述言語データにおけるコマンドについて、図5の画像50を描画する場合を例に挙げて簡単に説明する。画像50に含まれる“ABCDEFG”といった文字列51を描画する場合、その文字列のテキストデータと共に、カーソル位置の水平方向の座標、垂直方向の座標、文字のフォントサイズ、及び文字の濃度を指定するコマンドが含まれる。また、塗りつぶし画像52を描画する場合、カーソル位置の水平方向の座標、垂直方向の座標、矩形領域の水平方向のサイズ、垂直方向のサイズ、及びその矩形領域への塗りつぶしの濃度を指定するコマンドが含まれる。また、線分画像53を描画する場合、カーソル位置の水平方向の座標、垂直方向の座標、直線の水平方向のサイズ、垂直方向のサイズ、直線の濃度、直線の線幅を指定するコマンドが含まれる。その他、ページ記述言語データには、文字列51、塗りつぶし画像52、線分画像53などのオブジェクトについてレイヤを示す情報を含めてもよいし、優先順位が低い順に記述しておき優先順位の低い画像を高い画像で上書きするようにしてもよい。
ステップS13でYESの場合、変換部10bが、その文字サイズが規定サイズより小さいか否かを判定し(ステップS14)、小さい場合、その文字の展開位置(変換後の描画位置)を計算し(ステップS15)、それを保持するためのテーブル(文字展開位置保持テーブル)にその位置情報と文字色情報を保存する(ステップS16)。文字展開位置保持テーブルは制御部10内のメモリなどに保存しておけばよい。
ステップS13でNOの場合、並びにステップS14でNOの場合、並びにステップS16の処理後は、ステップS11に戻る。ステップS12でYESの場合、つまり全てのコマンドの文字データについての読み出しが終了した段階で、抽出部10aがページ記述言語データの読み出し位置を先頭に戻し(ステップS17)、ステップS11と同様の読み出しを再度実行する(ステップS18)。次にステップS12と同様にコマンドが終了したか否かを判定し(ステップS19)、終了した場合にはこの背景変更処理自体を終了する。
ステップS19でNOの場合、抽出部10aが、読み出したコマンドが塗りつぶし描画コマンドであるか否かを判定する(ステップS20)。次いで変換部10bが、塗りつぶし描画コマンドである場合にはその塗りつぶし位置を計算する(ステップS21)。そして、変換部10bが、文字展開位置保持テーブル中に、その塗りつぶし位置に含まれる位置情報(文字の位置情報)が存在するか否かを判定し(ステップS22)、存在する場合には、その含まれる文字の色の濃度の平均値と塗りつぶし色の濃度の差が規定以上あるか否かを判定する(ステップS23)。
ステップS23でYESの場合、そのままの濃度差で十分文字が視認できるため、そのまま描画を実行する(ステップS24)。ステップS24の処理後はステップS18に戻り、次のコマンドについて同様の処理を継続する。また、ステップS20でNOの場合にも塗りつぶし描画コマンドでなければ(例えば文字描画コマンドや線分描画コマンド等であれば)そのまま描画しても問題ないため、ステップS24に進み、描画を実行する。また、ステップS22でNOの場合にも、その塗りつぶし画像に規定サイズより小さい文字が重なっていないため、ステップS24に進み、そのままその塗りつぶし描画コマンドでの描画を実行する。
一方で、ステップS23でNOの場合、そのままの濃度差では十分文字が視認できないため、変換部10bは、その塗りつぶし描画コマンドを無視し(描画せずに)、そのままステップS18に戻り、次のコマンドについて同様の処理を継続する。なお、この処理例では塗りつぶし描画コマンド毎に処理しているため、文字領域にかかる1枚の塗りつぶし画像の全体を除去しているが、1枚の塗りつぶし画像のうち文字領域にかかる部分だけ塗りつぶし領域から除外するようにしてもよい。
この例では、画像形成装置にデータ処理装置1を搭載している場合を想定しているため、変換部10bにおける上述のような描画は、一般的にはビットマップ画像への展開(変換)及びそのビットマップ画像の印刷を意味する。但し、ビットマップ画像以外のラスタ形式のデータに変換してもよい。さらに、データ処理装置1が情報処理装置に搭載される場合、同じ形式のページ記述言語のデータを用いてそのコマンドの濃度値等を変更していくだけで、描画(変換)を実行してもよいし、別の形式のページ記述言語データをはじめとする他のレイアウト保持データに変更することで描画(変換)を実行してもよい。
次に、図6を併せて参照しながら、背景変更処理例として、画像形成装置で受信したページ記述言語のデータを処理対象として、背景データを薄くする例を説明する。図6はデータ処理装置1におけるデータ処理方法の他の例を説明するためのフロー図である。
この例では、図4BのステップS23でNOの場合に、変換部10bが図6のステップS31~S33)の処理を実行してから、ステップS18に戻る。ステップS31では、文字色が塗りつぶし色より濃いか否かを判定し、YESの場合、塗りつぶし濃度を例えば1/4に変更して描画を実行し(ステップS32)、NOの場合、塗りつぶし濃度を例えば2倍に変更して描画を実行する(ステップS33)。
(第2の実施形態)
本発明の第2の実施形態について、図3A,図3D,図7A,図7Bを参照しながら、第1の実施形態との相違点を中心に説明するが、第1の実施形態で説明した様々な応用例も適用できる。図3Dは、図3Aの文書ファイルを本実施形態に係るデータ処理装置1で処理した結果の一例を示す図である。
本実施形態におけるデータ処理装置1では、第1の実施形態との相違点として、背景変更処理は、文字データの縁取りの追加及び/又は変更の処理とする。ここで縁取りの変更とは、文字装飾としての縁取りの量(幅)及び/又はその縁取りの色の変更を指す。縁取りの追加や変更は、縁取りのデータ自体が文字の下層に位置するデータとなるため、背景データの変更の一例に相当する。
縁取りの追加は、例えば図3Aで示す文書ファイル31に対し図3Dで示す文書ファイル34のように文字データが所定サイズより小さいものについて施せばよく、これにより小さい文字が見易くなる。元々縁取りがあった場合には、文字を際立たせるように縁取り量や色を変更すればよい。
このように、変換部10bは、文字サイズが所定サイズより大きい場合、背景データの変更としての文字データへの縁取りの追加/変更を実行しないことが好ましい。できる限り元のデータに近い状態に変換するためである。さらに、変換部10bは、文字サイズが小さい程、その背景データの変更量としての縁取り量や縁取り色の変更量を大きくすることが好ましい。本実施形態における縁取り色の変更量とは、元の縁取り色からの変更量を指すが、文字色との差を拡げる方向での変更量を指し、さらに元の縁取り色とその更に外側の背景色との差を拡げる方向での変更量も含めてもよい。また、ここでも色の差とは色相及び/又は濃度の差を指す。これにより、見難い小さい文字の視認性を向上させながら、できる限り元のデータに近い状態に変換することができる。
また、文字サイズに基づき処理を変えた例を挙げたが、本実施形態でもそれに加えて文字色と背景色との差によっても処理を変えること、或いはそれらを併せて実行することもできる。上記差によって処理を変える例を挙げると、変換部10bは、文字データの色とその文字データの背景にある背景データの色(縁取りがある場合には縁取りの色、ない場合には他の背景の色)とについての色相及び/又は濃度の差が小さい程、その文字データの縁取り量を大きくしたり、文字色を縁取り色との差が大きいように変更したりする。
このような処理の代わりに或いはこのような処理と併用し、変換部10bは、上記色相及び/又は濃度の差が所定の閾値より大きい場合、縁取りの追加や変更を実行しないようにしてもよい。なお、色相と濃度の双方の差を採用する場合には、それぞれについて色相閾値、濃度閾値と比較し、いずれか一方が閾値を超える場合(或いは双方が閾値を超える場合)に、縁取りの追加や変更を行わないようにすればよい。
本実施形態によれば、第1の実施形態と同様に、電子ファイルのデータをレイアウト保持データに変換するに際し、元データに近い状態を保持しつつ視認性を向上させることができ、さらにその際、ユーザによる個々の文字サイズや文字色の変更操作が不要で、ユーザの手を煩わせることがない。特に本実施形態では、元々縁取りが存在した場合にはその縁取りの色を変えることで、存在しなかった場合には縁取りを追加することで、いずれの場合にもより文字を目立たせることができる。
次に、図7A,図7Bを参照しながら、背景変更処理例として、画像形成装置で受信したページ記述言語のデータを処理対象として、縁取りを追加する例を説明する。図7Aは、本実施形態に係るデータ処理装置1におけるデータ処理方法の一例を説明するためのフロー図で、図7Bは、図7Aに続くフロー図である。
まず、抽出部10aが、処理対象のページ記述言語データの1コマンド読み出す(ステップS41)。読み出しは先頭から行えばよい。次に抽出部10aが、コマンドが終了したか否かを判定し(ステップS42)、NOの場合、読み出したコマンドが塗りつぶし描画コマンドであるか否かを判定し(ステップS43)、塗りつぶし描画コマンドである場合にはその塗りつぶし位置を計算する(ステップS44)。そして、変換部10bが、その計算結果を保持するためのテーブル(塗りつぶし位置保持テーブル)にその位置情報と塗りつぶし色情報を保存する(ステップS45)。塗りつぶし位置保持テーブルは制御部10内のメモリなどに保存しておけばよい。
ステップS43でNOの場合、並びにステップS45の処理後はステップS41に戻る。ステップS42でYESの場合、つまり全てのコマンドの文字データについての読み出しが終了した段階で、抽出部10aがページ記述言語データの読み出し位置を先頭に戻し(ステップS46)、ステップS41と同様の読み出しを再度実行する(ステップS47)。次にステップS42と同様にコマンドが終了したか否かを判定し(ステップS48)、終了した場合にはこの背景変更処理自体を終了する。
ステップS48でNOの場合、抽出部10aが、読み出したコマンドが文字描画コマンドであるか否かを判定する(ステップS49)。次いで変換部10bが、その文字サイズが規定サイズより小さいか否かを判定し(ステップS50)、小さい場合、その文字の展開位置(変換後の描画位置)を計算する(ステップS51)。そして、変換部10bが、塗りつぶし位置保持テーブル中に、その文字位置に含まれる位置情報(塗りつぶしの位置情報)が存在するか否かを判定し(ステップS52)、存在する場合には、その文字展開位置の塗りつぶし色の濃度と文字の色の濃度の差が規定以上あるか否かを判定する(ステップS53)。
ステップS53でYESの場合、そのままの濃度差で十分文字が視認できるため、そのまま描画を実行する(ステップS57)。ステップS57の処理後はステップS47に戻り、次のコマンドについて同様の処理を継続する。また、ステップS49でNOの場合やステップS50でNOの場合やステップS52でNOの場合にも、塗りつぶしと規定サイズより小さい文字が重複した領域ではなく、そのまま描画しても問題ないため、ステップS57に進み、描画を実行する。
一方で、ステップS53でNOの場合、そのままの濃度差では十分文字が視認できない可能性があるため、変換部10bは、まず文字色が規定濃度より濃いか否かを判定し(ステップS54)、YESの場合にはその文字に白色の縁取りを付加して描画し(ステップS55)、NOの場合にはその文字に黒色の縁取りを付加して描画する(ステップS56)。ステップS55,S56の処理後はステップS47に戻り、次のコマンドについて同様の処理を継続する。なお、この処理例では塗りつぶし描画コマンド毎に処理しているため、文字領域にかかる1枚の塗りつぶし画像の全体を除去しているが、1枚の塗りつぶし画像のうち文字領域にかかる部分だけ塗りつぶし領域から除外するようにしてもよい。
なお、この例でも図4A,図4Bの処理例と同様に、画像形成装置にデータ処理装置1を搭載している場合を想定しているため、変換部10bにおける上述のような描画は、一般的にはビットマップ画像への展開(変換)及びそのビットマップ画像の印刷を意味するが、図4A,図4Bの処理例と同様の応用例が適用できる。
(第3の実施形態)
本発明の第3の実施形態について、第1の実施形態との相違点を中心に説明するが、第1の実施形態で説明した、文字サイズに基づく処理や上記色相及び/又は濃度の差に基づく処理など、様々な応用例が適用できる。
本実施形態に係るデータ処理装置1は、第1の実施形態における抽出部10a及び変換部10bを備えるが、変換部10bは、電子ファイルのデータをレイアウト保持データに変換するに際し、背景データを変更するのではなく、文字データの色を変更する。
より具体的には、本実施形態における変換部10bは、抽出部10aで抽出された文字データのそれぞれについて、文字データをそのまま変換した際の文字サイズ及び文字色と文字データの背景にある背景データの色とに応じて、文字データの色を変更し、変更された文字データ(つまり変更された文字データの色)を変換時に反映させる。このような文字色変更処理は、例えば、背景データの色の色相及び/又は濃度との差が所定値以上になるように実行すればよい。
本実施形態のような処理によっても、第1,第2の実施形態と同様、電子ファイルのデータをレイアウト保持データに変換するに際し、ユーザの手を煩わせることなく元データに近い状態を保持しつつ視認性を向上させることができる。
(第4の実施形態)
本発明の第4の実施形態として、情報処理装置の例としてのコンピュータにデータ処理装置1をプリンタドライバとして組み込んだ例について簡単に説明する。本実施形態では主に第1~第3の実施形態との相違点を中心に説明し、他の応用例についてはその説明を省略する。
本実施形態に係るプリンタドライバは、画像形成装置用のプリンタドライバ(プログラム)であり、設置型PC、モバイルPC、タブレット型の端末装置、携帯電話機(スマートフォンと呼ばれるものも含む)等のコンピュータに組み込み、次の抽出ステップ、変換ステップ、及び送信ステップを実行させるためのプログラムである。このプリンタドライバは、そのコンピュータ内のHDD等の記憶部に格納されることで、そのコンピュータに組み込まれ(インストールされ)、そのコンピュータのCPU等の制御部から実行可能になっている。このコンピュータは画像形成装置に直接又はネットワークを介して接続されているものとする。
第1~第3の実施形態のいずれについても、上記抽出ステップは、電子ファイルのデータの中から文字データを抽出するステップであり、上記変換ステップは、上記電子ファイルのデータをレイアウト保持データに変換するステップである。そして、第1,第2の実施形態に対応する上記変換ステップは、上記抽出ステップで抽出された文字データのそれぞれについて、文字データをそのまま変換した際の文字サイズに応じて、その文字データの背景にある背景データを変更し、変更された背景データを変換時に反映させる。第3の実施形態に対応する上記変換ステップは、上記抽出ステップで抽出された文字データのそれぞれについて、文字データをそのまま変換した際の文字サイズ及び文字色とその文字データの背景にある背景データの色とに応じて、その文字データの色を変更し、変更された文字データ(つまり変更された文字データの色)を変換時に反映させる。
第1~第3の実施形態のいずれについても、上記送信ステップは、上記変換ステップで変換されたデータを印刷指示と共に画像形成装置に送信するステップであり、印刷指示ステップとも言える。この印刷指示と共に画像データを送信することは、印刷ジョブを送信することを意味する。
これらの処理は、コンピュータをユーザが操作して、例えば本発明の背景変更処理(又は文字色変更処理)を施した印刷を行うような印刷設定を行い、その後、印刷実行ボタンを選択するなどにより、実行できるようにしておけばよい。そして、このように背景変更処理(又は文字色変更処理)が既に施され印刷ジョブを受信した画像形成装置では、文字の視認性が向上させた画像が印刷された用紙を出力することができる。
(その他)
第1~第4の実施形態として、画像形成装置や情報処理装置に搭載したデータ処理装置における処理の流れや、プリンタドライバにおける処理の流れを説明したように、本発明は、データ処理方法としての形態や、そのデータ処理方法を画像形成装置の制御部や情報処理装置の制御部などのコンピュータに実行させるためのプログラムとしての形態も採り得る。
第1,第2の実施形態に係るデータ処理装置におけるデータ処理方法は、変換部が、電子ファイルのデータをレイアウト保持データに変換する変換ステップを有すると共に、抽出部が、上記電子ファイルのデータの中から文字データを抽出する抽出ステップを有する。そして、上記変換ステップは、上記抽出ステップで抽出された上記文字データのそれぞれについて、上記文字データをそのまま変換した際の文字サイズに応じて、上記文字データの背景にある背景データを変更し、変更された背景データを変換時に反映させる。第3の実施形態に対応するデータ処理方法も第1の実施形態との相違点を反映させるだけで同様に適用できる。その他の応用例については、第1~第4の実施形態において説明した通りであり、その説明を省略する。
なお、第1~第3の実施形態に関する上記データ処理方法を、画像形成装置や情報処理装置の制御部のコンピュータに実行させるためのプログラムは、上記制御部のコンピュータに、上述の抽出ステップ及び変換ステップを実行させるためのプログラムであり、図1の制御部10で説明した制御プログラムに含めておけばよい。
第4の実施形態に係るデータ処理装置(プリンタドライバ)におけるデータ処理方法は、画像形成装置に接続されるコンピュータが、電子ファイルのデータをレイアウト保持データに変換する変換ステップと、上記コンピュータが、上記変換ステップで変換されたデータを印刷指示と共に上記画像形成装置に送信する送信ステップと、を有すると共に、上記コンピュータが、上記電子ファイルのデータの中から文字データを抽出する抽出ステップを有する。そして、上記変換ステップは、上記抽出ステップで抽出された上記文字データのそれぞれについて、上記文字データをそのまま変換した際の文字サイズに応じて、上記文字データの背景にある背景データを変更し、変更された背景データを変換時に反映させる。第3の実施形態を適用した第4の実施形態に対応するデータ処理方法も第1の実施形態との相違点を反映させるだけで同様に適用できる。その他の応用例については、第4の実施形態において説明した通りであり、その説明を省略する。なお、第4の実施形態で説明したプリンタドライバは、上述の抽出ステップ、変換ステップ、及び送信ステップを、画像形成装置に接続されたコンピュータに実行させるためのプログラムに該当する。
また、上述した様々な形態のプログラム(ソフトウエア、ファームウェア、又はプリンタドライバ)を記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体(非一時的な記録媒体)としての形態についても、容易に理解することができる。このコンピュータとしては、汎用のPCに限らず、画像形成装置の制御部として機能するマイクロコンピュータやプログラム可能な汎用の集積回路/チップセットなど、様々な形態のコンピュータが適用できる。上記の記録媒体としては、例えばCD-ROM又はDVD-ROMなどの光ディスクやメモリカード等の不揮発性の半導体メモリや、ハードディスクなど様々なものが挙げられる。また、これらプログラムは、可搬の記録媒体を介して流通させるに限らず、インターネット等のネットワークを介して、また放送波を介して流通させることもできる。ネットワークを介して受信するとは、外部サーバ装置の記憶装置などに記録されたプログラムをダウンロードするなどにより受信することを指す。
1…データ処理装置、10…制御部、10a…抽出部、10b…変換部、11…記憶部、12…出力部。

Claims (8)

  1. 電子ファイルのデータをレイアウトが保持されたデータに変換する変換部を備えたデータ処理装置であって、前記データ処理装置は画像形成装置に接続され、
    前記電子ファイルのデータの中から、文字データと各前記文字データそれぞれについてその背景である各背景データとを抽出する抽出部をさらに備え、
    前記変換部は、前記抽出部で抽出された前記文字データのそれぞれについて、前記文字データをそのまま変換した際の文字サイズに応じて、前記抽出部で抽出された前記背景データのそれぞれを変更し、変更された該背景データのそれぞれを変換時に反映させ、
    前記文字サイズが小さい程、前記文字データの色と前記背景データの色との色相及び/又は濃度の差を拡げ
    前記文字サイズが所定サイズより大きい場合、前記背景データの変更を実行しないことを特徴とするデータ処理装置。
  2. 前記変換部は、前記文字データの色と前記背景データの色とについての色相及び/又は濃度の差が所定の閾値より大きい場合、前記背景データの変更を実行しないことを特徴とする請求項1に記載のデータ処理装置。
  3. 電子ファイルのデータをレイアウトが保持されたデータに変換する変換部を備えたデータ処理装置であって、前記データ処理装置は画像形成装置に接続され、
    前記電子ファイルのデータの中から、文字データと各前記文字データそれぞれについてその各縁取りとを抽出する抽出部をさらに備え、
    前記変換部は、前記抽出部で抽出された前記文字データのそれぞれについて、前記文字データをそのまま変換した際の文字サイズに応じて、前記抽出部で抽出された前記縁取りのそれぞれを変更し、変更された該縁取りのそれぞれを変換時に反映させ、
    前記文字サイズが小さい程、前記文字データの色と前記縁取りの色との色相及び/又は濃度の差を拡げ
    前記文字サイズが所定サイズより大きい場合、前記背景データの変更を実行しないことを特徴とするデータ処理装置。
  4. 請求項1~のいずれか1項に記載のデータ処理装置を備えた情報処理装置であって、前記レイアウトが保持されたデータはPDF(Portable Document Format)形式又は他のベクタ形式のデータであることを特徴とする情報処理装置。
  5. 請求項1~のいずれか1項に記載のデータ処理装置を備えた画像形成装置であって、前記レイアウトが保持されたデータはラスタ形式のデータであることを特徴とする画像形成装置。
  6. 画像形成装置に接続されるデータ処理装置が実行するデータ処理方法であって、
    前記データ処理装置の抽出部が、電子ファイルのデータの中から文字データと各前記文字データそれぞれについてその背景である各背景データとを抽出する抽出ステップを実行し、
    前記抽出ステップの後に、前記データ処理装置の変換部が、前記電子ファイルのデータをレイアウトが保持されたデータに変換する変換ステップを実行し、
    前記変換ステップは、前記抽出ステップで抽出された前記文字データのそれぞれについて、前記文字データをそのまま変換した際の文字サイズに応じて、前記抽出部で抽出された前記背景データのそれぞれを変更し、変更された該背景データのそれぞれを変換時に反映させ、
    前記文字サイズが小さい程、前記文字データの色と前記背景データの色との色相及び/又は濃度の差を拡げ
    前記文字サイズが所定サイズより大きい場合、前記背景データの変更を実行しないことを特徴とするデータ処理方法。
  7. 画像形成装置に接続されるコンピュータが実行するデータ処理方法であって、
    前記コンピュータが、電子ファイルのデータの中から文字データと各前記文字データそれぞれについてその背景である各背景データとを抽出する抽出ステップを実行し、
    前記抽出ステップの後に、前記コンピュータが、前記電子ファイルのデータをレイアウトが保持されたデータに変換する変換ステップを実行し、
    前記変換ステップの後に、前記コンピュータが、前記変換ステップで変換されたデータを印刷指示と共に前記画像形成装置に送信する送信ステップを実行し、
    前記変換ステップは、前記抽出ステップで抽出された前記文字データのそれぞれについて、前記文字データをそのまま変換した際の文字サイズに応じて、前記抽出ステップで抽出された前記背景データのそれぞれを変更し、変更された該背景データのそれぞれを変換時に反映させ、
    前記文字サイズが小さい程、前記文字データの色と前記背景データの色との色相及び/又は濃度の差を拡げ
    前記文字サイズが所定サイズより大きい場合、前記背景データの変更を実行しないことを特徴とするデータ処理方法。
  8. 画像形成装置に接続されるコンピュータに組み込まれるプリンタドライバであって、該コンピュータに、
    電子ファイルのデータの中から文字データと各前記文字データそれぞれについてその背景である各背景データとを抽出する抽出ステップと、
    前記抽出ステップの後に、前記電子ファイルのデータをレイアウトが保持されたデータに変換する変換ステップと、
    前記変換ステップの後に、該変換ステップで変換されたデータを印刷指示と共に前記画像形成装置に送信する送信ステップと、
    を実行させるためのプログラムであり、
    前記変換ステップは、前記抽出ステップで抽出された前記文字データのそれぞれについて、前記文字データをそのまま変換した際の文字サイズに応じて、前記抽出ステップで抽出された前記背景データのそれぞれを変更し、変更された該背景データのそれぞれを変換時に反映させ、
    前記文字サイズが小さい程、前記文字データの色と前記背景データの色との色相及び/又は濃度の差を拡げ
    前記文字サイズが所定サイズより大きい場合、前記背景データの変更を実行しないことを特徴とするプリンタドライバ。
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