JP7000960B2 - ヘッドアップディスプレイ装置 - Google Patents
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Description
下記特許文献1では、防塵シートで反射した外来光が、ウィンドシールドを経由してアイレンジに到達することを抑制するために、防塵シートを湾曲させることで、HUD装置を支持する車両部位(以下、ベゼル)の壁面に、外来光の反射光を集光させる技術が開示されている。なお、ここでのベゼルは、インストルメントパネル(以下、インパネ)の上面からHUD装置が保持される位置までの奥行きを形成する壁面である。
即ち、防塵シートは、平板状のシートを弾性変形によって湾曲させているため、元の形状に戻ろうとする反発力が発生する。その結果、筐体の開口縁部に固定される防塵シートの周縁部から離れるほど、即ち、防塵シートの中央付近ほど、防塵シートの反発力を拘束することができず、筐体に固定された防塵シートの形状は、設計された湾曲面より、凹面側に浮き上がる。この問題は、防塵シートの曲率を大きくするほど、より顕著なものとなる。
筐体は、表示用の光信号を通過させる開口部(2a)を有する。防塵シートは、平板状に形成され、対向する2つの辺を特定辺として、二つの特定辺を接近させて湾曲した形状に弾性変形させた状態で、開口部に取り付けられる。そして、二つの特定辺が取り付けられる開口部の二つの縁部(21,22)のうち少なくとも一方の縁部は、湾曲した防塵シートが元の形状に戻ろうとする反発力が作用する方向とは反対方向に湾曲した補正形状を有する。
[1.第1実施形態]
[1-1.構成]
図1及び図2に示すヘッドアップディスプレイ(以下、HUD)装置1は、車両に搭載され、車両の前方に位置するウィンドシールドまたはコンバイナーを被投影部材7として表示光を投影することにより、表示光が示す情報を、車両の前景に重畳された虚像Vとしてドライバに認識させる装置である。HUDは、Head-Up Displayの略である。なお、本実施形態では、被投影部材7がウィンドシールドである場合について説明する。
筐体2は、表示ユニットを収納する収納空間を形成する。筐体2は、車両に設置された状態で、インパネ開口部8aを介してウィンドシールド7と対向する上面(以下、筐体上面)に、収納空間と外部空間とを連通させる筐体開口部2aを有する。以下では、筐体2の上面の開口縁部のうち、車両に設置した状態で車両の前方側に位置する部位を前縁部21、車両の後方側に位置する部位を後縁部22、前縁部21と後縁部22の間に位置する部位を側縁部23,24という。
β=α×K (1)
αは、シート取付面21aを平面にした場合に、防塵シート3の浮き量が最も大きくなる部位での浮き量である。Kは、補正係数であり、浮き量αを取得したY-Z断面で、防塵シート3を平面形状とするために必要な最大へこみ量βを実験またはシミュレーションによって求め、その結果を用いて予め算出された値を用いる。
図1に戻り、防塵シート3は、複数のピン4を用いて筐体開口部2aを覆うように固定される。複数のピン4は、少なくとも、前縁部21のシート取付面21aに形成された凹部のY軸方向の両端付近、同じくシート取付面21aに形成された凹部のへこみ量が最大となる部位付近、側縁部23,24の後縁部22側端付近、及び側縁部23,24において側縁形状の曲率が最も大きくなる部位(或いは浮き量が最大となる部位)付近のそれぞれにて防塵シート3の特定辺および側辺を固定する。
[1-2.効果]
以上詳述した第1実施形態によれば、以下の効果を奏する。
[2-1.第1実施形態との相違点]
第2実施形態は、基本的な構成は第1実施形態と同様であるため、相違点について以下に説明する。なお、第1実施形態と同じ符号は、同一の構成を示すものであって、先行する説明を参照する。
β1=α1×K1 (2)
β2=α2×K2 (3)
β3=α3×K3 (4)
K1~K3は、補正係数であり、浮き量α1~α3を取得したY-Z断面で、防塵シート3を平面形状とするために必要なへこみ量β1~β3を実験またはシミュレーションによって求め、その結果を用いて予め算出された値を用いる。
なお、浮き量を計測する地点の数、ひいてはへこみ量を算出する地点の数は、3点に限るものではなく、2点でもよいし、4点以上であってもよい。各地点の配置は、均等間隔でもよいし、不均等な間隔でもよいし、左右対称でもよいし、左右で非対称であってもよい。
以上詳述した第2実施形態によれば、前述した第1実施形態の効果(1a)(1b)を奏し、さらに、以下の効果を奏する。
[3-1.第1実施形態との相違点]
第3実施形態は、基本的な構成は第1実施形態と同様であるため、相違点について以下に説明する。なお、第1実施形態と同じ符号は、同一の構成を示すものであって、先行する説明を参照する。
以上詳述した第3実施形態によれば、前述した第1実施形態の効果(1a)(1b)を奏し、さらに、以下の効果を奏する。
[4-1.第1実施形態との相違点]
第3実施形態は、基本的な構成は第1実施形態と同様であるため、相違点について以下に説明する。なお、第1実施形態と同じ符号は、同一の構成を示すものであって、先行する説明を参照する。
以上詳述した第4実施形態によれば、前述した第1実施形態の効果(1a)(1b)及び第3実施形態の効果(3a)を奏し、さらに、以下の効果を奏する。
以上、本開示の実施形態について説明したが、本開示は上述の実施形態に限定されることなく、種々変形して実施することができる。
Claims (7)
- 表示用の光信号を通過させる開口部(2a)を有する筐体(2)と、
平板状に形成され、対向する2つの辺を特定辺として、前記二つの特定辺を接近させて湾曲した形状に弾性変形させた状態で、前記開口部に取り付けられる防塵シート(3)と、
を備え、
前記二つの特定辺が取り付けられる前記開口部の二つの縁部(21,22)のうち少なくとも一方の縁部は、湾曲した前記防塵シートが元の形状に戻ろうとする反発力が作用する方向とは反対方向に湾曲した補正形状を有する
ヘッドアップディスプレイ装置。 - 請求項1に記載のヘッドアップディスプレイ装置であって、
前記開口部に固定された前記防塵シートは、前記二つの特定辺のうちの一つである第1特定辺から、他の一つである第2特定辺に向けて曲率が変化する形状を有する
ヘッドアップディスプレイ装置。 - 請求項2に記載のヘッドアップディスプレイ装置であって、
前記防塵シートにおいて前記二つの特定辺とは異なる2つの辺を側辺とし、前記二つの側辺が取り付けられる前記開口部の二つの縁部を側縁部(23,24)として、
前記防塵シートは、少なくとも、前記二つの側縁部のそれぞれにおいて曲率が最も大きくなる地点にて前記筐体に固定される
ヘッドアップディスプレイ装置。 - 請求項2または請求項3に記載のヘッドアップディスプレイ装置であって、
前記二つの縁部のうち、前記防塵シートにおいて曲率が最も大きい部位により近い側の特定辺が取り付けられる第1縁部(21)が前記補正形状を有する
ヘッドアップディスプレイ装置 - 請求項4に記載のヘッドアップディスプレイ装置であって、
前記第1縁部では、前記補正形状の少なくとも中心にて、前記防塵シートが固定される
ヘッドアップディスプレイ装置。 - 請求項4に記載のヘッドアップディスプレイ装置であって、
前記第1縁部では、前記第1縁部の補正形状に対して相補的な形状を有する挟持部材(5)を用いて、前記防塵シートの前記特定辺を挟持することで前記防塵シートが固定される
ヘッドアップディスプレイ装置。 - 請求項4に記載のヘッドアップディスプレイ装置であって、
前記第1縁部では、前記防塵シートの前記特定辺が差し込まれる差込溝(6a)を有した保持部材(6)を用いて、前記防塵シートが固定され、
前記差込溝は、差し込まれた前記防塵シートの端部を前記補正形状に保持する形状を有する
ヘッドアップディスプレイ装置。
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