JP7000216B2 - トランスアクスルのケース部品 - Google Patents

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Description

本発明は、トランスアクスルのケース部品に関する。
特許文献1には、トランスアクスルのケース部品において、発進装置ケースの第1エンジン締結部から、発進装置ケースと変速機ケースとの合わせ面を超えて変速機ケース側に連続して延び、変速機構の軸心から遠い側の領域を通って、変速機ケースと発進装置ケースとの合わせ面を超えて発進装置ケース側に連続して延び、且つ、発進装置ケースの第2エンジン締結部まで延びるようにリブを設けることが開示されている。
特開2015-132358号公報
しかしながら、単にケース部品の広範囲にわたってリブを設ける構成では、ケース部品の剛性を高めることはできるが大幅な質量の増加に繋がってしまう。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであって、その目的は、質量の増加を抑えつつ、高剛性を確保することができるトランスアクスルのケース部品を提供することである。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係るトランスアクスルのケース部品は、軸部材が挿通される貫通孔を有する軸受部と、他の部材が重ね合わされる合わせ面を有する合わせ面部と、前記合わせ面部に設けられた複数のボルト孔部と、を備えたトランスアクスルのケース部品において、前記軸受部の軸心と前記ボルト孔部の軸心とを結ぶ直線に直交する方向で切断した断面がV字状またはU字状であって、前記直線上に谷部が位置し、前記軸受部と前記ボルト孔部とを接続する屈曲壁部と、前記屈曲壁部と接続され、前記ボルト孔部の外周に設けられた、前記軸受部に向かって凸となるV字形状部と、を備えることを特徴とするものである。
また、上記において、隣り合う前記屈曲壁部の間に設けられ、前記軸受部から前記合わせ面部までの一般面を構成する曲面状に形成された曲面壁部を備えており、前記軸受部の軸心から前記合わせ面部に向かって延びる直線と、前記軸受部の軸線と、を通る平面上における前記曲面壁部の断面が、前記軸線まわり方向における前記曲面壁部の何れの位置でも真円の円弧形状となるようにしてもよい。
これにより、曲面壁部の断面が、半径の異なる円を組み合わせた円弧形状である場合よりも高剛性化を図ることができる。
また、上記において、前記屈曲壁部の縁に沿って延在するリブを設けてもよい。
これにより、2次以上の振動モードに有用な剛性を確保することができ、NV性能に寄与することができる。
また、上記において、前記屈曲壁部の凸部分に、前記軸受部の軸心側から前記ボルト孔部の軸心側に向かって延在するリブを設けてもよい。
これにより、リブの高さを抑えつつ、剛性を高めることが可能となる。
本発明に係るトランスアクスルのケース部品は、質量の増加を抑えつつ、高剛性を確保することができるという効果を奏する。
図1は、実施形態に係るトランスアクスルのケース部品の外観図である。 図2は、実施形態に係るケース部品のボルト孔部近傍の拡大図である。 図3(a)は、実施形態に係るケース部品のV字溝の断面位置を示した図である。図3(b)は、図3(a)のB-B断面図である。図3(c)は、図3(a)のC-C断面図である。図3(d)は、図3(a)のD-D断面図である。図3(e)は、図3(a)のE-E断面図である。図3(f)は、図3(a)のF-F断面図である。図3(g)は、図3(a)のA-A断面図である。 図4は、V字状壁部の凸部分にリブを設けた場合を示した図である。 図5は、実施形態に係るケース部品における曲面壁部の断面切断位置を示した図である。 図6(a)は、図5のH-H断面図である。図6(b)は、図5のI-I断面図である。図6(c)は、図5のJ-J断面図である。図6(d)は、図5のK-K断面図である。図6(e)は、図5のL-L断面図である。 図7(a)は、比較例1のケース部品の外側の斜視図である。図7(b)は、比較例1のケース部品の内側の斜視図である。 図8(a)は、比較例1のケース部品を簡略化して示した正面図である。図8(b)は、図8(a)のM-M断面図である。図8(c)は、図8(a)のN-N断面図である。 図9(a)は、実施例1のケース部品の外側の斜視図である。図9(b)は、実施例1のケース部品の内側の斜視図である。 図10(a)は、実施例1のケース部品を簡略化して示した正面図である。図10(b)は、図10(a)のM-M断面図である。図10(c)は、図10(a)のN-N断面図である。 図11(a)は、実施例2のケース部品を簡略化して示した正面図である。図11(b)は、図11(a)のM-M断面図である。図11(c)は、図11(a)のN-N断面図である。 図12(a)は、実施例3のケース部品の外側の斜視図である。図12(b)は、実施例3のケース部品の内側の斜視図である。 図13(a)は、実施例3のケース部品を簡略化して示した正面図である。図13(b)は、図13(a)のM-M断面図である。図13(c)は、図13(a)のN-N断面図である。図13(d)は、図13(a)のO-O断面図である。 図14(a)は、実施例4のケース部品を簡略化して示した正面図である。図14(b)は、図14(a)のM-M断面図である。図14(c)は、図14(a)のN-N断面図である。図14(d)は、図14(a)のO-O断面図である。 図15(a)は、比較例2のケース部品を簡略化して示した正面図である。図15(b)は、図15(a)のM-M断面図である。 図16(a)は、実施例5のケース部品を簡略化して示した正面図である。図16(b)は、図16(a)のM-M断面図である。 図17は、実施例1~5並びに比較例1及び2の各ケース部品の剛性を示したグラフである。
以下に、本発明に係るトランスアクスルのケース部品の一実施形態について説明する。なお、本実施形態により本発明が限定されるものではない。
図1は、実施形態に係るトランスアクスルのケース部品(以下、ケース部品)1の外観図である。実施形態に係るケース部品1は、図1に示すように、軸部材が挿通される貫通孔を有する軸受部であるベアリング保持部2と、他の部材が重ね合わされる合わせ面5(図3及び図6参照)を有する合わせ面部50と、合わせ面部50に設けられた複数のボルト孔部10と、を備えている。また、ケース部品1には、ベアリング保持部2とボルト孔部10とを接続する屈曲壁部であるV字状壁部30が設けられている。V字状壁部30は、ベアリング保持部2の軸心Xと、ボルト孔部10に形成されたボルト孔11の軸心Xと、を結ぶ直線Yに直交する方向で切断した断面がV字状であり、直線Y上に谷部が位置している。なお、前記屈曲壁部としては、前記断面がU字状のU字状壁部でもよい。
図2は、実施形態に係るケース部品1のボルト孔部近傍の拡大図である。図2に示すように、ボルト孔部10の外周には、ベアリング保持部2に向かって凸となるボルトV字形状部12が設けられている。このボルトV字形状部12には、V字状壁部30が接続されている。ボルトV字形状部12は、高剛性部分であるため、ボルトV字形状部12にV字状壁部30を接続することによって、ケース部品1の質量の増加を抑えつつ高剛性化が可能となる。また、この際に、V字状壁部30やボルトV字形状部12のV字の深さを大きくとることによって、よりケース部品1の高剛性化を図ることができる。
図3(a)は、実施形態に係るケース部品1のV字状壁部30近傍の拡大図である。図3(b)は、図3(a)のB-B断面図である。図3(c)は、図3(a)のC-C断面図である。図3(d)は、図3(a)のD-D断面図である。図3(e)は、図3(a)のE-E断面図である。図3(f)は、図3(a)のF-F断面図である。図3(g)は、図3(a)のA-A断面図である。
図3(a)~図3(g)に示すように、実施形態に係るケース部品1には、V字状壁部30の両側の縁に沿って延在する一対のリブ21が設けられている。このように、V字状壁部30の縁に沿ってリブ21を設けることによって、2次以上の振動モードに有用な剛性を確保することができ、NV性能に寄与することができる。
ここで、実施形態に係るケース部品1においては、図3(a)及び図3(d)などからわかるように、V字状壁部30のD-D断面に対応する縁部分にはリブ21が設けられておらず、ベアリング保持部2側からボルト孔部10側にかけてリブ21がV字状壁部30の縁に断続的に延在して設けられている。このように、リブ21が断続的に延在して設けられていても、V字状壁部30の縁にリブ21を全く設けない場合より高剛性化を図ることができる。なお、実施形態に係るケース部品1においては、ベアリング保持部2側からボルト孔部10側にかけて、リブ21をV字状壁部30の縁の全域にわたって連続的に延在させて設けてもよい。
また、実施形態に係るケース部品1においては、図4に示すように、ベアリング保持部2の軸心側からボルト孔部10の軸心側に向かって延在するリブ22を、V字状壁部30の凸部分に設けても良い。このように、V字状壁部30の凸部分にリブ22を設けることによって、曲面壁部40にリブ22を設ける場合よりもリブ22の高さを抑えつつ、剛性を高めることが可能となる。
図5は、実施形態に係るケース部品1における曲面壁部40の断面切断位置を示した図である。実施形態に係るケース部品1においては、図5に示すように、ベアリング保持部2の軸線まわり方向にて隣り合うV字状壁部30間に、ベアリング保持部2から合わせ面部50までの一般面を構成する曲面状に形成された曲面壁部40が設けられている。そして、ベアリング保持部2の軸心Xから合わせ面部50に向かって延びる直線と、ベアリング保持部2の軸線と、を通る平面上における曲面壁部40の断面が、前記軸線まわり方向における曲面壁部40の何れの位置でも真円の円弧形状となっている。
図6(a)は、図5のH-H断面図である。図6(b)は、図5のI-I断面図である。図6(c)は、図5のJ-J断面図である。図6(d)は、図5のK-K断面図である。図6(e)は、図5のL-L断面図である。
ここでは、例として図5に示すように、ケース部品1における3つの曲面壁部40a,40b,40cのベアリング保持部2の軸線まわり方向における5カ所の断面位置に着目する。図6(a)~図6(e)に示すように、合わせ面5から曲面壁部40a,40b,40cの頂部までの高さhは、何れの断面位置でも同じになっている。
次に、曲面壁部40aのH-H断面は、図6(a)に示すように真円Cの円弧形状となっている。また、曲面壁部40bのI-I断面は、図6(b)に示すように真円Cの円弧形状となっている。また、同じく曲面壁部40bのJ-J断面は、図6(c)に示すように真円Cの円弧形状となっている。また、曲面壁部40cのK-K断面は、図6(d)に示すように真円Cの円弧形状となっている。また、同じく曲面壁部40cのL-L断面は、図6(e)に示すように真円Cの円弧形状となっている。なお、真円C~真円Cの各半径の大小関係は、C<C<C<C<Cとなっている。
ここで、図6(a)~図6(e)に示すように、曲面壁部40a,40b,40cにおける湾曲開始位置Rは、何れの断面位置でも同じである。一方で、湾曲開始位置Rから湾曲終了位置Rまでの直線距離H~Lは、断面位置によって異なっている。そのため、実施形態に係るケース部品1においては、真円C~真円Cの半径を変えることによって、何れの断面位置でも曲面壁部40a,40b,40cの断面形状を真円の円弧形状に保持している。このように、何れの断面位置でも真円の円弧形状となるように曲面壁部40を形成することによって、曲面壁部40の断面が半径の異なる円が組み合わされた円弧形状、例えば、楕円の円弧形状の場合よりも高剛性化を図ることができる。
次に、ベアリング保持部2とボルト孔部10とを接続するV字状壁部30、V字状壁部30の縁に設けられたリブ21、及び、真円の円弧形状の断面を有する曲面壁部40の有効性について、実施例1~5並びに比較例1及び2の各ケース部品100A~100Gを比較して説明する。
下記表1は、実施例1~5並びに比較例1及び2の各ケース部品100A~100Gの形状及び特性をまとめて示したものである。
Figure 0007000216000001
図7(a)は、比較例1のケース部品100Aの外側の斜視図である。図7(b)は、比較例1のケース部品100Aの内側の斜視図である。図8(a)は、比較例1のケース部品100Aを簡略化して示した正面図である。図8(b)は、図8(a)のM-M断面図である。図8(c)は、図8(a)のN-N断面図である。なお、M-M断面は、軸受部2Aの軸心X1Aと、ボルト孔部10Aに形成されたボルト孔11Aの軸心X2Aとを通る直線上で切断した切断面である。また、N-N断面は、軸受部2Aの軸心X1Aと、合わせ面部50Aとを通る直線上で切断した切断面である。
比較例1のケース部品100Aには、V字状壁部30が設けられておらず、曲面壁部40Aの断面形状が真円の円弧形状となっている。また、比較例1のケース部品100Aでは、合わせ面部50Aのボルト孔部間形状が円弧形状となっている。また、比較例1のケース部品100Aの一次モード固有値は594[Hz]である。なお、比較例1のケース部品100Aには、リブ21が設けられていない。
図9(a)は、実施例1のケース部品100Bの外側の斜視図である。図9(b)は、実施例1のケース部品100Bの内側の斜視図である。図10(a)は、実施例1のケース部品100Bを簡略化して示した正面図である。図10(b)は、図10(a)のM-M断面図である。図10(c)は、図10(a)のN-N断面図である。なお、M-M断面は、軸受部2Bの軸心X1Bと、ボルト孔部10Bに形成されたボルト孔11Bの軸心X2Bとを通る直線上で切断した切断面である。また、N-N断面は、軸受部2Bの軸心X1Bと、合わせ面部50Bとを通る直線上で切断した切断面である。
実施例1のケース部品100Bには、V字状壁部30Bが設けられており、曲面壁部40Bの断面形状が真円の円弧形状となっている。また、実施例1のケース部品100Bでは、合わせ面部50Bのボルト孔部間形状が円弧形状となっている。なお、実施例1のケース部品100Bには、V字状壁部30Bの縁にリブ21が設けられていない。実施例1のケース部品100Bの比較例1のケース部品100Aとの質量差は、+20[g]である。また、実施例1のケース部品100Bの一次モード固有値は671[Hz]である。
図11(a)は、実施例2のケース部品100Cを簡略化して示した正面図である。図11(b)は、図11(a)のM-M断面図である。図11(c)は、図11(a)のN-N断面図である。なお、M-M断面は、軸受部2Cの軸心X1Cと、ボルト孔部10Cに形成されたボルト孔11Cの軸心X2Cとを通る直線上で切断した切断面である。また、N-N断面は、軸受部2Cの軸心X1Cと、合わせ面部50Cとを通る直線上で切断した切断面である。
実施例2のケース部品100Cには、V字状壁部30Cが設けられており、曲面壁部40Cの断面形状が楕円の円弧形状となっている。V字状壁部30Cの深さは、実施例1のケース部品100Bに設けられたV字状壁部30Bの深さと同じである。また、実施例2のケース部品100Cでは、合わせ面部50Cのボルト孔部間形状が円弧形状となっている。なお、実施例2のケース部品100Cには、V字状壁部30の縁にリブ21が設けられていない。実施例2のケース部品100Cの比較例1のケース部品100Aとの質量差は、+40[g]である。また、実施例2のケース部品100Cの一次モード固有値は614[Hz]である。
図12(a)は、実施例3のケース部品100Dの外側の斜視図である。図12(b)は、実施例3のケース部品100Dの内側の斜視図である。図13(a)は、実施例3のケース部品100Dを簡略化して示した正面図である。図13(b)は、図13(a)のM-M断面図である。図13(c)は、図13(a)のN-N断面図である。図13(d)は、図13(a)のO-O断面図である。なお、M-M断面は、軸受部2Dの軸心X1Dと、ボルト孔部10Dに形成されたボルト孔11Dの軸心X2Dとを通る直線上で切断した切断面である。また、N-N断面は、軸受部2Dの軸心X1Dと、合わせ面部50Dとを通る直線上で切断した切断面である。また、O-O断面は、軸心X1Dから軸心X2Dに向かって距離Pだけ離れた位置での切断面である。
実施例3のケース部品100Dには、V字状壁部30Dが設けられており、曲面壁部40Dの断面形状が真円の円弧形状となっている。V字状壁部30Dの深さは、実施例1のケース部品100Bに設けられたV字状壁部30Bの深さと同じである。また、実施例3のケース部品100Dでは、合わせ面部50Dのボルト孔部間形状が直線形状となっている。なお、実施例3のケース部品100Dには、V字状壁部30Bの縁にリブ21が設けられていない。実施例3のケース部品100Dの比較例1のケース部品100Aとの質量差は、-10[g]である。また、実施例3のケース部品100Dの一次モード固有値は647[Hz]である。
図14(a)は、実施例4のケース部品100Eを簡略化して示した正面図である。図14(b)は、図14(a)のM-M断面図である。図14(c)は、図14(a)のN-N断面図である。図14(d)は、図14(a)のO-O断面図である。なお、M-M断面は、軸受部2Eの軸心X1Eと、ボルト孔部10Eに形成されたボルト孔11Eの軸心X2Eとを通る直線上で切断した切断面である。また、N-N断面は、軸受部2Eの軸心X1Eと、合わせ面部50Eとを通る直線上で切断した切断面である。また、O-O断面は、軸心X1Eから軸心X2Eに向かって距離Pだけ離れた位置での切断面である。
実施例4のケース部品100Eには、V字状壁部30Eが設けられており、曲面壁部40Eの断面形状が真円の円弧形状となっている。V字状壁部30Eの深さは、実施例3のケース部品100Dに設けられたV字状壁部30Dの深さよりも深くなっている。また、実施例4のケース部品100Eでは、合わせ面部50Eのボルト孔部間形状が直線形状となっている。なお、実施例4のケース部品100Eには、V字状壁部30Dの縁にリブ21が設けられていない。実施例4のケース部品100Eの比較例1のケース部品100Aとの質量差は、-10[g]である。また、実施例4のケース部品100Eの一次モード固有値は761[Hz]である。
図15(a)は、比較例2のケース部品100Fを簡略化して示した正面図である。図15(b)は、図15(a)のM-M断面図である。なお、M-M断面は、軸受部2Fの軸心X1Fと、ボルト孔部10Fに形成されたボルト孔11Fの軸心X2Fとを通る直線上で切断した切断面である。
比較例2のケース部品100Fは、V字状壁部30が設けられておらず、曲面壁部40Fの断面形状が真円の円弧形状となっており、曲面壁部40Fに複数のリブ21が設けられている。また、比較例2のケース部品100Fでは、合わせ面部50Aのボルト孔部間形状が円弧形状となっている。比較例2のケース部品100Fの比較例1のケース部品100Aとの質量差は、+116[g]である。また、比較例2のケース部品100Fの一次モード固有値は1237[Hz]である。
図16(a)は、実施例5のケース部品100Gを簡略化して示した正面図である。図16(b)は、図16(a)のM-M断面図である。なお、M-M断面は、軸受部2Gの軸心X1Gと、ボルト孔部10Gに形成されたボルト孔11Gの軸心X2Gとを通る直線上で切断した切断面である。
実施例5のケース部品100Gには、V字状壁部30Gが設けられており、曲面壁部40Gの断面形状が真円の円弧形状となっており、V字状壁部30Gの縁にリブ21が設けられている。V字状壁部30Gの深さは、実施例4のケース部品100Eに設けられたV字状壁部30Eの深さと同じである。また、実施例5のケース部品100Gでは、合わせ面部50Eのボルト孔部間形状が直線形状となっている。実施例5のケース部品100Gの比較例1のケース部品100Aとの質量差は、+87[g]である。また、実施例5のケース部品100Gの一次モード固有値は1412[Hz]である。
図17は、実施例1~5並びに比較例1及び2の各ケース部品100A~100Gの剛性を示したグラフである。
V字状壁部30の有無以外はほぼ同じ形状である、比較例1のケース部品100Aと実施例1のケース部品100Bとを比較すると、図17からわかるように、V字状壁部30Bが設けられた実施例1のケース部品100Bのほうが、V字状壁部30が設けられていない比較例1のケース部品100Aよりも剛性が高くなっている。そのため、V字状壁部30Bが、実施例1のケース部品100Bの高剛性化に寄与していることがわかる。
次に、V字状壁部30の深さ以外はほぼ同じ形状である、実施例3のケース部品100Dと実施例4のケース部品100Eとを比較すると、図17に示すように、V字状壁部30Eの深さが深い実施例4のケース部品100Eのほうが、実施例3のケース部品100Dよりも剛性が高くなっている。そのため、V字状壁部30Eの深さが、実施例4のケース部品100Eの高剛性化に寄与していることがわかる。
次に、曲面壁部40の断面形状以外はほぼ同じ形状である、実施例1のケース部品100Bと実施例2のケース部品100Cとを比較すると、図17からわかるように、曲面壁部40Bの断面形状が真円の円弧形状である実施例1のケース部品100Bのほうが、曲面壁部40Cの断面形状が楕円の円弧形状である実施例2のケース部品100Cよりも剛性が高くなっている。そのため、真円の円弧形状である曲面壁部40Bの断面形状が、実施例1のケース部品100Bの高剛性化に寄与していることがわかる。
また、表1に示したように、リブ21が設けられていない実施例1~実施例4及び比較例1を比較すると、図17からわかるように、比較例1のケース部品100Aに対して、実施例1~実施例4のケース部品100B~100Eの何れも剛性が高くなっている。
次に、表1に示したように、リブ21が設けられた比較例2のケース部品100Fと実施例5のケース部品100Gとを比較すると、図17からわかるように、V字状壁部30Gの縁にリブ21Gを設けた実施例5のケース部品100Gのほうが、曲面壁部40Fにリブ21Fを設けた比較例2のケース部品100Fよりも剛性が高くなっている。また、表1から、実施例5のケース部品100Gのほうが、比較例2のケース部品100Fよりも軽くなっている。そのため、V字状壁部30を設けて、そのV字状壁部30の縁にリブ21を設けることによって、質量の増加を抑えつつ、高剛性化を図ることができるのがわかる。
1 トランスアクスルのケース部品
2 ベアリング保持部
5 合わせ面
10 ボルト孔部
11 ボルト孔
12 ボルトV字形状部
21 リブ
22 リブ
30 V字状壁部
40 曲面壁部
50 合わせ面部
100A 比較例1のケース部品
100B 実施例1のケース部品
100C 実施例2のケース部品
100D 実施例3のケース部品
100E 実施例4のケース部品
100F 比較例2のケース部品
100G 実施例5のケース部品

Claims (3)

  1. 軸部材が挿通される貫通孔を有する軸受部と、
    他の部材が重ね合わされる合わせ面を有する合わせ面部と、
    前記合わせ面部に設けられた複数のボルト孔部と、
    を備えたトランスアクスルのケース部品において、
    前記軸受部の軸心と前記ボルト孔部の軸心とを結ぶ直線に直交する方向で切断した断面がV字状またはU字状であって、前記直線上に谷部が位置し、前記軸受部と前記ボルト孔部とを接続する屈曲壁部と、
    前記屈曲壁部と接続され、前記ボルト孔部の外周に設けられた、前記軸受部に向かって凸となるV字形状部と、
    を備えており、
    前記屈曲壁部の縁に沿って延在するリブを設けたことを特徴とするトランスアクスルのケース部品。
  2. 軸部材が挿通される貫通孔を有する軸受部と、
    他の部材が重ね合わされる合わせ面を有する合わせ面部と、
    前記合わせ面部に設けられた複数のボルト孔部と、
    を備えたトランスアクスルのケース部品において、
    前記軸受部の軸心と前記ボルト孔部の軸心とを結ぶ直線に直交する方向で切断した断面がV字状またはU字状であって、前記直線上に谷部が位置し、前記軸受部と前記ボルト孔部とを接続する屈曲壁部と、
    前記屈曲壁部と接続され、前記ボルト孔部の外周に設けられた、前記軸受部に向かって凸となるV字形状部と、
    を備えており、
    前記屈曲壁部の凸部分に、前記軸受部の軸心側から前記ボルト孔部の軸心側に向かって延在するリブを設けたことを特徴とするトランスアクスルのケース部品。
  3. 隣り合う前記屈曲壁部の間に設けられ、前記軸受部から前記合わせ面部までの一般面を構成する曲面状に形成された曲面壁部を備えており、
    前記軸受部の軸心から前記合わせ面部に向かって延びる直線と、前記軸受部の軸線と、を通る平面上における前記曲面壁部の断面が、前記軸線まわり方向における前記曲面壁部の何れの位置でも真円の円弧形状であることを特徴とする請求項1または2に記載のトランスアクスルのケース部品。
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