JP6998412B2 - 走行制御装置、車両、走行制御方法及びプログラム - Google Patents

走行制御装置、車両、走行制御方法及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、走行制御装置、車両、走行制御方法及びプログラムに関する。
踏切や交差点、公共車両が優先される領域などにおいては、車両の停車を禁止する停車禁止領域が設けられることがある。特許文献1には、自車両の前方に停車禁止領域がある場合に、停車禁止領域の前方に自車両が進入できるスペースがあると判定されたときは自車両の停車禁止領域への進入を案内する車両用制御装置が開示されている。
特開2007-094702号公報
上記従来技術では、前方車両と停車禁止領域との位置関係により、自車両の停車禁止領域への進入の可否をドライバーへ案内している。しかしながら、停車禁止領域には種々の形状のものがあり、その形状や周辺の状況に応じて自車両の走行を制御することが望まれる。
本発明の目的は、停車禁止領域の形状や周辺状況に応じて自車両の走行及び停止を制御する技術を提供することにある。
本発明の一側面によれば、
自車両の前方であって自車両が進入する交差点の手前の停車禁止領域に関する情報を取得する取得手段と、
前記停車禁止領域の前方であって前記交差点の手前に前記自車両が停車可能な停車可能領域が存在するか否かを判定する判定手段と、
前記停車可能領域がある場合には前記停車可能領域に前記自車両を停車させ、前記停車可能領域が無い場合には前記停車禁止領域の手前に前記自車両を停車させる停車制御手段と、を備え、
前記停車制御手段は、前記停車禁止領域が複数の走行車線に跨って存在している場合において、前記複数の走行車線のうち前記自車両が走行する第1車線と異なる第2車線に存在する他車両が前記第1車線へ進入するための動作を行ったときは、前記停車可能領域が存在する場合であっても前記停車禁止領域の手前に前記自車両を停車させる、
ことを特徴とする走行制御装置が提供される。

本発明によれば、停車禁止領域の形状や周辺状況に応じて自車両の走行及び停止を制御することができる。
一実施形態に係る車両用制御装置のブロック図。 停止禁止領域が設けられる車道及びこの車道を走行する車両を模式的に示す図。 ECUの処理例を示すフローチャート。 ECUの処理例を示すフローチャート。 (a)及び(b)は、停車禁止領域の手前で車両が停車する場合の停車位置の一例を示す模式図。
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。尚、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではなく、また実施形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明に必須のものとは限らない。実施形態で説明されている複数の特徴のうち二つ以上の特徴が任意に組み合わされてもよい。また、同一若しくは同様の構成には同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
<第一実施形態>
図1は、本発明の一実施形態に係る車両用制御装置のブロック図であり、車両1を制御する。図1において、車両1はその概略が平面図と側面図とで示されている。車両1は一例としてセダンタイプの四輪の乗用車である。なお、以下の説明において、左右は車両1の前進方向を向いた状態を基準とする。
図1の制御装置は、制御ユニット2を含む。制御ユニット2は車内ネットワークにより通信可能に接続された複数のECU20~29を含む。各ECUは、CPUに代表されるプロセッサ、半導体メモリ等の記憶デバイス、外部デバイスとのインタフェース等を含む。記憶デバイスにはプロセッサが実行するプログラムやプロセッサが処理に使用するデータ等が格納される。各ECUはプロセッサ、記憶デバイスおよびインタフェース等を複数備えていてもよい。また、各ECUは、これらに代えて各ECUによる処理を実行するためのASIC等の専用の集積回路を備えてもよい。
以下、各ECU20~29が担当する機能等について説明する。なお、ECUの数や、担当する機能については適宜設計可能であり、本実施形態よりも細分化したり、あるいは、統合したりすることが可能である。
ECU20は、車両1の自動運転に関わる制御を実行する。自動運転においては、車両1の操舵と、加減速の少なくともいずれか一方を自動制御する。後述する制御例では、ECU20は、少なくとも車両1の加減速を自動制御することで、車両1の停止制御を実行する。このように、ある側面から見れば、ECU20は、車両1の走行制御装置として機能する。
ECU21は、電動パワーステアリング装置3を制御する。電動パワーステアリング装置3は、ステアリングホイール31に対する運転者の運転操作(操舵操作)に応じて前輪を操舵する機構を含む。また、電動パワーステアリング装置3は操舵操作をアシストしたり、あるいは、前輪を自動操舵するための駆動力を発揮したりするモータや、操舵角を検知するセンサ等を含む。車両1の運転状態が自動運転の場合、ECU21は、ECU20からの指示に対応して電動パワーステアリング装置3を自動制御し、車両1の進行方向を制御する。
ECU22および23は、車両の周囲状況を検知する検知ユニット41~43の制御および検知結果の情報処理を行う。検知ユニット41は、車両1の前方を撮影するカメラであり(以下、カメラ41と表記する場合がある。)、本実施形態の場合、車両1のルーフ前部でフロントウィンドウの車室内側に取り付けられる。カメラ41が撮影した画像の解析により、物標の輪郭抽出や、道路上の車線の区画線(白線等)を抽出可能である。
検知ユニット42は、Light Detection and Ranging(LIDAR:ライダ)であり(以下、ライダ42と表記する場合がある)、車両1の周囲の物標を検知したり、物標との距離を測距したりする。本実施形態の場合、ライダ42は5つ設けられており、車両1の前部の各隅部に1つずつ、後部中央に1つ、後部各側方に1つずつ設けられている。検知ユニット43は、ミリ波レーダであり(以下、レーダ43と表記する場合がある)、車両1の周囲の物標を検知したり、物標との距離を測距したりする。本実施形態の場合、レーダ43は5つ設けられており、車両1の前部中央に1つ、前部各隅部に1つずつ、後部各隅部に一つずつ設けられている。
ECU22は、一方のカメラ41と、各ライダ42の制御および検知結果の情報処理を行う。ECU23は、他方のカメラ41と、各レーダ43の制御および検知結果の情報処理を行う。車両の周囲状況を検知する装置を二組備えたことで、検知結果の信頼性を向上でき、また、カメラ、ライダ、レーダといった種類の異なる検知ユニットを備えたことで、車両の周辺環境の解析を多面的に行うことができる。
ECU24は、ジャイロセンサ5、GPSセンサ24b、通信装置24cの制御および検知結果あるいは通信結果の情報処理を行う。ジャイロセンサ5は車両1の回転運動を検知する。ジャイロセンサ5の検知結果や、車輪速等により車両1の進路を判定することができる。GPSセンサ24bは、車両1の現在位置を検知する。通信装置24cは、地図情報や交通情報を提供するサーバと無線通信を行い、これらの情報を取得する。ECU24は、記憶デバイスに構築された地図情報のデータベース24aにアクセス可能であり、ECU24は現在地から目的地へのルート探索等を行う。
ECU25は、車車間通信用の通信装置25aを備える。通信装置25aは、周辺の他車両と無線通信を行い、車両間での情報交換を行う。
ECU26は、パワープラント6を制御する。パワープラント6は車両1の駆動輪を回転させる駆動力を出力する機構であり、例えば、エンジンと変速機とを含む。ECU26は、例えば、アクセルペダル7Aに設けた操作検知センサ7aにより検知した運転者の運転操作(アクセル操作あるいは加速操作)に対応してエンジンの出力を制御したり、車速センサ7cが検知した車速等の情報に基づいて変速機の変速段を切り替えたりする。車両1の運転状態が自動運転の場合、ECU26は、ECU20からの指示に対応してパワープラント6を自動制御し、車両1の加減速を制御する。
ECU27は、方向指示器8(ウィンカ)を含む灯火器(ヘッドライト、テールライト等)を制御する。図1の例の場合、方向指示器8は車両1の前部、ドアミラーおよび後部に設けられている。
ECU28は、入出力装置9の制御を行う。入出力装置9は運転者に対する情報の出力と、運転者からの情報の入力の受け付けを行う。音声出力装置91は運転者に対して音声により情報を報知する。表示装置92は運転者に対して画像の表示により情報を報知する。表示装置92は例えば運転席正面に配置され、インストルメントパネル等を構成する。なお、ここでは、音声と表示を例示したが振動や光により情報を報知してもよい。また、音声、表示、振動または光のうちの複数を組み合わせて情報を報知してもよい。更に、報知すべき情報のレベル(例えば緊急度)に応じて、組み合わせを異ならせたり、報知態様を異ならせたりしてもよい。
入力装置93は運転者が操作可能な位置に配置され、車両1に対する指示を行うスイッチ群であるが、音声入力装置も含まれてもよい。
ECU29は、ブレーキ装置10やパーキングブレーキ(不図示)を制御する。ブレーキ装置10は例えばディスクブレーキ装置であり、車両1の各車輪に設けられ、車輪の回転に抵抗を加えることで車両1を減速あるいは停止させる。ECU29は、例えば、ブレーキペダル7Bに設けた操作検知センサ7bにより検知した運転者の運転操作(ブレーキ操作)に対応してブレーキ装置10の作動を制御する。車両1の運転状態が自動運転の場合、ECU29は、ECU20からの指示に対応してブレーキ装置10を自動制御し、車両1の減速および停止を制御する。ブレーキ装置10やパーキングブレーキは車両1の停止状態を維持するために作動することもできる。また、パワープラント6の変速機がパーキングロック機構を備える場合、これを車両1の停止状態を維持するために作動することもできる。
<停車禁止領域の説明>
図2は、停車禁止領域が設けられる車道及びこの車道を走行する車両を模式的に示す図である。図2は、片側3車線の車道の交差点の手前の領域を示している。この車道は、対向車線に隣接する走行車線L1と、3車線の中央の走行車線L2と、車道外側の走行車線L3とを含む。図2では、自車両である車両1が走行車線L1を走行し、車両1の前方において他車両98が停車し、走行車線L3に他車両99が停車している状態が示されている。本実施形態では他車両99はバスである(以下、バス99と呼ぶ)。図2ではバス99がバス停BSで停車している状態が示されているが、バス99は発進後に走行経路P1を通って走行車線L1へと車線変更し交差点を右折する。また、車道には、走行車線L1~L3に跨った停車禁止領域A1が設けられている。
停車禁止領域A1は、車両の停車が禁止される領域である。本実施形態では、交差点の手前のバス停BSで停車したバス99が交差点で右折する際の走行経路P1を確保するために、走行車線L1~L3に跨った停車禁止領域A1が設けられている。つまり、本例では、一般車両は停車禁止領域A1に停車することが禁止されるが、これによりバス99は停車禁止領域A1においてその走行が優先される。停車禁止領域の他の例としては、踏切や、消防署、警察署の出入口付近等が挙げられる。
図2で示す状況のように、車両1の前方に停車禁止領域A1があり、そのさらに前方に停車可能領域A2がある場合、車両1が停車禁止領域A1を通過して停車可能領域A2に停車することが考えられる。しかしながら、車両1が停車可能領域A2に停車するために停車禁止領域A1上を通過しているときに、バス99が走行経路P1を走行しながら走行車線L1へ車線変更してくる可能性がある。この場合、車両1がバス99の走行の妨げになってしまったり、バス99の走行を優先させた結果車両1が停車禁止領域A1に停車せざるを得なくなってしまったりする場合がある。そこで、本実施形態では、ECU20は、以下の処理により、停車禁止領域の形状や周辺状況に応じて車両1の走行及び停止を制御している。
<ECU20の処理例>
図3は、ECU20の処理例を示すフローチャートであって、車両1の停車時の処理の例を示す。図3の処理は、例えばECU20のプロセッサがECU20に格納されたプログラムを実行することによって実現される。これに代えて、専用のハードウェア(例えば、回路)が各ステップの少なくとも一部を実行してもよい
S1で、ECU20は、自車両である車両1の前方の停車禁止領域の情報を取得する。一実施形態において、ECU20は、カメラ41が撮影した画像を解析することにより、道路上の停車禁止領域の有無や、その形状等の情報を取得する。図2の例では、ECU20は、車両1の前方に停車禁止領域A1があること及びその形状を取得する。なお、ECU20は、車両1が走行する走行車線L1のみならず、走行車線L1と異なる走行車線L2及び走行車線L3にまで停車禁止領域A1が跨っているかについての情報や、停車禁止領域A1の形状等の情報も取得し得る。
S2で、ECU20は、S1で取得した情報に基づいて、自車両の前方に停車禁止領域があればS3に進み、自車両の前方に停車禁止領域なければS5に進む。図2の例では、車両1の前方に停車禁止領域A1があるため、ECU20は、S3の処理に進む。
S3で、ECU20は、停車禁止領域の前方に自車両が停車可能な停車可能領域が存在するか否かを判定する。一実施形態において、ECU20は、カメラ41の撮影画像により取得した停車禁止領域の形状や、ライダ42,レーダ43等の検知結果により取得した前方車両との距離等に基づいて判定を行う。図2の例では、ECU20は、停車禁止領域A1の前方において、他車両98と停車禁止領域A1との間に停車可能領域A2が存在すると判定する。
S4で、ECU20は、前方に停車禁止領域がある場合の停車制御を行いフローチャートを終了する。本ステップの詳細は後述する。
S5で、ECU20は、停車可能領域の車両1を停車させてフローチャートを終了する。すなわち、S5に進んだ場合、車両1の前方に停車禁止領域は存在しない。したがって、ECU20は、前方車両や停止線等の関係で停車が可能な領域に車両1を停車させる。
図4は、ECU20の処理例を示すフローチャートであって、S4の具体的な処理例を示す。
S401で、ECU20は、S3の判定結果に基づき、停車禁止領域の前方に停車可能領域がある場合はS402に進み、停車禁止領域の前方に停車可能領域がない場合はS404に進む。図2の例では、ECU20は、停車禁止領域A1の前方に停車可能領域A2があるのでS402に進む。
S402で、ECU20はS1で取得した情報に基づき、停車禁止領域が複数の走行車線に跨って存在していればS403に進み、停車禁止領域が複数の走行車線に跨って存在していなければS405に進む。図2の例では、ECU20は、停車禁止領域A1が複数の走行車線L1~走行車線L3に跨っているためS403に進む。
S403で、ECU20は、他車両が自車両の走行車線に進入するための動作があるか否かを確認し、動作がある場合はS404に進み、動作が無い場合はS405に進む。図2の例では、バス99は走行経路P1を通って走行車線L1に進入するが、バス99が走行車線L1に進入するための動作を行っていればECU20はS404に進む。
一実施形態において、ECU20は、他車両であるバス99が自車両である車両1の走行車線L1に進入する動作を行っているか否かの判断を、バス99の方向指示器の作動に基づいて行ってもよい。ECU20は、カメラ41の撮影画像に基づいてバス99の方向指示器が作動しているか否かを確認し得る。ECU20は、S403の実行時において、バス99が右側の方向指示器を点灯させている場合に走行車線L1に進入する動作を行っていると判断してもよい。また、ECU20は、S403の実行時において、バス99が乗客の乗降待ち等で方向指示器を点灯させずに停車させている場合は走行車線L1に進入する動作を行っていないと判断してもよい。
また、バス99が車両1の走行車線L1に進入する動作を行っているか否かの判断は、バス99の車幅方向の移動速度や加速度等に基づいて行われてもよい。例えばECU20は、検知ユニット41~43の検知結果に基づいてバス99の進行方向右側への移動速度が閾値以上の場合にバス99が車両1の走行車線L1に進入する動作を行っていると判断してもよい。
S404で、ECU20は、停車禁止領域の手前に車両1を停車させる。一実施形態において、ECU20は、停車禁止領域A1の手前の領域A3に車両1を停車させる。図2において、停車可能領域A2に図示しないさらなる他車両が停車している場合、車両1は停車禁止領域の前方に停車することができないので(S401:No)、ECU20は領域A3に車両1を停車させる。また、停車禁止領域A1の前方に停車可能領域A2が存在する場合であっても(S401:Yes)、バス99が車両1の走行車線L1に進入するための動作を行ったときは(S403:Yes)、ECU20は領域A3に車両1を停車させる。これによりバス99等の公共車両の移動を優先することができる。そのため、バス99は停車禁止領域A1を走行して車線変更を行い、その前方の停車可能領域A2に停車することができる。
S405で、ECU20は、停車禁止領域の前方に自車両を停車させる。図2では、ECU20は、停車可能領域A2に車両1を停車させる。バス99が走行車線L1に進入するための動作を行っていない場合(S403:No)には、車両1が停車禁止領域A1を通過して停車可能領域A2に進入してもバス99の進行の妨げになる可能性が低い。したがって、このような場合、車両1は停車禁止領域A1の前方の停車可能領域A2に停車することでより前方まで進むことができる。
図5(a)及び図5(b)は、停車禁止領域A1の手前で車両1が停車する場合の停車位置の一例を示す模式図である。本実施形態では、走行車線L1における停車禁止領域A1とその手前の領域との境界B1は、車幅方向に対して斜めに設けられている。言い換えれば、走行車線L1内において、幅方向の位置によって停車禁止領域A1の境界の前後方向の位置が異なる。
一実施形態において、ECU20は、図5(a)に示すように、斜めの境界B1の前方側の端部B1aが存在する側に、車両1の車幅方向の位置をオフセットさせて車両1を停車させてもよい。より具体的には、車両1の幅方向の中心を通る中心線CVが、走行車線L1の幅方向の中心を通る中心線CLよりも端部B1a側にオフセットした状態で車両1が停車してもよい。これにより、ECU20は、車両1を停車禁止領域A1に進入しない範囲でより前方まで移動させてから停車させることができる。一実施形態において、ECU20は、車両1の前端1aが斜めの境界B1の最も手前側の位置B1bよりも前方に位置し、かつ、車両1が停車禁止領域A1に進入しない位置に車両1を停車させ得る。換言すれば、ECU20は、位置B1bを通り車幅方向に延びる線B1cよりも前端1aが前方に位置するように車両1を停車させてもよい。
一方、一実施形態において、ECU20は、図5(b)に示すように、位置B1bよりも手前に車両1を停車させてもよい。換言すれば、ECU20は、位置B1bを通り車幅方向に延びる線B1cよりも手前側に車両1を停車させてもよい。これにより、車両1が停車禁止領域に対して余裕をもって停車することができる。さらに言えば、車両1が停車した後にバス99が発進して図2の走行経路P1を通過するような場合に、車両1がバス99の走行の妨げになってしまう可能性を低減することができる。
以上説明したように、本実施形態によれば、停車禁止領域A1が複数の走行車線L1~L3に跨って存在している場合において、走行車線L1に進入するための動作を行ったバス99の車線変更及び停車を優先させる。したがって、停車禁止領域の形状や周辺状況に応じて自車両の走行を制御することができる。
なお、上記実施形態では、自車両である車両1の走行車線L1と他車両であるバス99の走行車線L3は隣接せずに走行車線L2を挟んでいるが、他車両が自車両の走行車線に隣接する車線を走行している場合でもECU20は上記処理を実行可能である。また、上記実施形態で示す片側3車線の場合に限らず、片側2車線又は片側4車線以上の場合にもECU20は上記処理を実行可能である。また、停車禁止領域の形状や周辺状況によっては、自車両が車道外側の車線に存在し、他車両が車両中央側の車線に存在する場合であっても上記実施形態に係る構成を実行可能である。
<実施形態のまとめ>
上記実施形態は以下の走行制御装置、車両、走行制御方法及びプログラムを少なくとも開示する。
1.上記実施形態の走行制御装置(例えば20)は、
自車両(例えば1)の前方の停車禁止領域(例えばA1)に関する情報を取得する取得手段(例えばS1)と、
前記停車禁止領域の前方に前記自車両が停車可能な停車可能領域(例えばA2)が存在するか否かを判定する判定手段(例えばS2)と、
前記停車可能領域がある場合には前記停車可能領域に前記自車両を停車させ、前記停車可能領域が無い場合には前記停車禁止領域の手前に前記自車両を停車させる停車制御手段(例えばS3)と、を備え、
前記停車制御手段は、前記停車禁止領域が複数の走行車線に跨って存在している場合において(例えばS402)、前記複数の走行車線のうち前記自車両が走行する第1車線(例えばL1)と異なる第2車線(例えばL3)に存在する他車両(例えば99)が前記第1車線へ進入するための動作を行ったときは(例えばS403)、前記停車可能領域が存在する場合であっても前記停車禁止領域の手前に前記自車両を停車させる(例えばS404)。
この実施形態によれば、停車禁止領域が複数車線に跨って存在している場合に第1車線に進入するための動作を行った他車両の車線変更及び停車を優先させる。したがって、停車禁止領域の形状や周辺状況に応じて自車両の走行及び停止を制御することができる。
2.上記実施形態によれば、前記停車制御手段は、前記他車両の方向指示器の作動に基づいて前記他車両が前記第1車線へ進入するための動作を行ったか否かを判断する。
この実施形態によれば、他車両の方向指示器の作動に基づいて自車両の停車制御を行うことができる。
3.上記実施形態によれば、前記他車両は、前記停車禁止領域において走行が優先される車両である。
この実施形態によれば、停車禁止領域において走行が優先される車両の車線変更及び停車を優先させることができる。
4.上記実施形態によれば、前記停車制御手段は、前記自車両を前記停車禁止領域の手前に停車させる場合において、前記第1車線における前記停車禁止領域と該停車禁止領域の手前側の領域の境界(例えばB1)が車幅方向に対して斜めに設けられているときは、斜めの前記境界の前方側の端部(例えばB1a)が位置する側に、前記自車両を車幅方向にオフセットさせて停車させる。
この実施形態によれば、停車禁止領域の手前且つこれに進入しない範囲でより前方に自車両を停車させることができる幅方向の位置に自車両の幅方向の位置をオフセットさせることができる。
5.上記実施形態によれば、前記停車制御手段は、前記自車両を前記停車禁止領域の手前に停車させる場合に、前記自車両の前端(例えば1a)が前記第1車線における斜めの前記境界の最も手前側の位置(例えばB1a)よりも前方に位置し、かつ、前記自車両が停車禁止領域に進入しない位置に前記自車両を停車させる。
この実施形態によれば、停車禁止領域の手前且つこれに進入しない範囲でより前方に自車両を停車させることができる。
6.上記実施形態によれば、前記自車両を前記停車禁止領域の手前に停車させる場合において、前記第1車線における前記停車禁止領域と該停車禁止領域の手前側の領域の境界(例えばB1)が車幅方向に対して斜めに設けられているときは、進行方向で前記第1車線における前記境界の最も手前側の位置(例えばB1a)よりも手前に前記自車両を停車させる。
この実施形態によれば、停車禁止領域に対して余裕をもって停車することができる。
7.上記実施形態の車両(例えば1)は、上記1.ないし6.のいずれかの走行制御装置を有する。
この実施形態によれば、停車禁止領域の形状や周辺状況に応じて停車することができる車両が提供される。
8.上記実施形態の走行制御方法は、
自車両(例えば1)の前方の停車禁止領域(例えばA1)に関する情報を取得する取得工程(例えばS1)と、
前記停車禁止領域の前方に前記自車両が停車可能な停車可能領域(例えばA2)が存在するか否かを判定する判定工程(例えばS2)と、
前記停車可能領域がある場合には前記停車可能領域に前記自車両を停車させ、前記停車可能領域が無い場合には前記停車禁止領域の手前に前記自車両を停車させる停車制御工程(例えばS3)と、を含み、
前記停車制御工程は、前記停車禁止領域が複数の走行車線に跨って存在している場合において、前記複数の走行車線のうち前記自車両が走行する第1車線(例えばL1)と異なる第2車線(例えばL3)に存在する他車両(例えば99)が前記第1車線へ進入するための動作を行ったときは(例えばS403)、前記停車可能領域が存在する場合であっても前記停車禁止領域の手前に前記自車両を停車させる。
この実施形態によれば、停車禁止領域の形状や周辺状況に応じて自車両を停車させることのできる走行制御方法が提供される。
9.上記実施形態のプログラムは、
走行制御装置のコンピュータを、
自車両の前方の停車禁止領域に関する情報を取得する取得手段、
前記停車禁止領域の前方に前記自車両が停車可能な停車可能領域が存在するか否かを判定する判定手段、
前記停車可能領域がある場合には前記停車可能領域に前記自車両を停車させ、前記停車可能領域が無い場合には前記停車禁止領域の手前に前記自車両を停車させる停車制御手段の各手段として機能させ、
前記停車制御手段は、前記停車禁止領域が複数の走行車線に跨って存在している場合において、前記複数の走行車線のうち前記自車両が走行する第1車線(例えばL1)と異なる第2車線(例えばL3)に存在する他車両(例えば99)が前記第1車線へ進入するための動作を行ったときは(例えばS403)、前記停車可能領域が存在する場合であっても前記停車禁止領域の手前に前記自車両を停車させる(例えばS404)、
この実施形態によれば、停車禁止領域の形状や周辺状況に応じて自車両を停車させることのできるプログラムが提供される。
発明は上記の実施形態に制限されるものではなく、発明の要旨の範囲内で、種々の変形・変更が可能である。
1 車両、2 制御ユニット、20 ECU

Claims (9)

  1. 自車両の前方であって自車両が進入する交差点の手前の停車禁止領域に関する情報を取得する取得手段と、
    前記停車禁止領域の前方であって前記交差点の手前に前記自車両が停車可能な停車可能領域が存在するか否かを判定する判定手段と、
    前記停車可能領域がある場合には前記停車可能領域に前記自車両を停車させ、前記停車可能領域が無い場合には前記停車禁止領域の手前に前記自車両を停車させる停車制御手段と、を備え、
    前記停車制御手段は、前記停車禁止領域が複数の走行車線に跨って存在している場合において、前記複数の走行車線のうち前記自車両が走行する第1車線と異なる第2車線に存在する他車両が前記第1車線へ進入するための動作を行ったときは、前記停車可能領域が存在する場合であっても前記停車禁止領域の手前に前記自車両を停車させる、
    ことを特徴とする走行制御装置。
  2. 前記停車制御手段は、前記他車両の方向指示器の作動に基づいて前記他車両が前記第1車線へ進入するための動作を行ったか否かを判断することを特徴とする請求項1に記載の走行制御装置。
  3. 前記他車両は、前記停車禁止領域において走行が優先される車両であることを特徴とする請求項1又は2に記載の走行制御装置。
  4. 前記停車制御手段は、前記自車両を前記停車禁止領域の手前に停車させる場合において、前記第1車線における前記停車禁止領域と該停車禁止領域の手前側の領域の境界が車幅方向に対して斜めに設けられているときは、前記自車両の幅方向の中心を通る中心線が、前記第1車線の幅方向の中心を通る中心線よりも斜めの前記境界の前方側の端部が位置する側に位置するように、前記自車両を車幅方向にオフセットさせて停車させることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の走行制御装置。
  5. 前記停車制御手段は、前記自車両を前記停車禁止領域の手前に停車させる場合に、前記自車両の前端が前記第1車線における斜めの前記境界の最も手前側の位置よりも前方に位置し、かつ、前記自車両が停車禁止領域に進入しない位置に前記自車両を停車させることを特徴とする請求項4に記載の走行制御装置。
  6. 前記停車制御手段は、前記自車両を前記停車禁止領域の手前に停車させる場合において、前記第1車線における前記停車禁止領域と該停車禁止領域の手前側の領域の境界が車幅方向に対して斜めに設けられているときは、進行方向で前記第1車線における前記境界の最も手前側の位置よりも手前に前記自車両を停車させることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の走行制御装置。
  7. 請求項1ないし6のいずれか1項に記載の走行制御装置を有することを特徴とする車両。
  8. 自車両の前方であって自車両が進入する交差点の手前の停車禁止領域に関する情報を取得する取得工程と、
    前記停車禁止領域の前方であって前記交差点の手前に前記自車両が停車可能な停車可能領域が存在するか否かを判定する判定工程と、
    前記停車可能領域がある場合には前記停車可能領域に前記自車両を停車させ、前記停車可能領域が無い場合には前記停車禁止領域の手前に前記自車両を停車させる停車制御工程と、を含み、
    前記停車制御工程は、前記停車禁止領域が複数の走行車線に跨って存在している場合において、前記複数の走行車線のうち前記自車両が走行する第1車線と異なる第2車線に存在する他車両が前記第1車線へ進入するための動作を行ったときは、前記停車可能領域が存在する場合であっても前記停車禁止領域の手前に前記自車両を停車させる、
    ことを特徴とする走行制御方法。
  9. 走行制御装置のコンピュータを、
    自車両の前方であって自車両が進入する交差点の手前の停車禁止領域に関する情報を取得する取得手段、
    前記停車禁止領域の前方であって前記交差点の手前に前記自車両が停車可能な停車可能領域が存在するか否かを判定する判定手段、
    前記停車可能領域がある場合には前記停車可能領域に前記自車両を停車させ、前記停車可能領域が無い場合には前記停車禁止領域の手前に前記自車両を停車させる停車制御手段の各手段として機能させ、
    前記停車制御手段は、前記停車禁止領域が複数の走行車線に跨って存在している場合において、前記複数の走行車線のうち前記自車両が走行する第1車線と異なる第2車線に存在する他車両が前記第1車線へ進入するための動作を行ったときは、前記停車可能領域が存在する場合であっても前記停車禁止領域の手前に前記自車両を停車させる、
    ことを特徴とするプログラム。
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