JP6998151B2 - 操作ユニット - Google Patents

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Description

本発明は、水栓本体からの吐止水を切り換える操作ユニットに関する。
特許文献1には、水栓本体からの吐止水を切り換える操作ユニットが記載されている。図11に示すように、特許文献1の操作ユニット80は、水栓本体81に取り付けて用いられるものであり、筒状のケーシング82と、ケーシング82に収容される弁部材83と、弁部材83に接続される操作レバー84とを備えている。
また、操作ユニット80は、一方の端部がケーシング82の内周に係合されるとともに他方の端部が水栓本体81の内部に配置されて弁部材83と水栓本体81との間に流路を形成する流路部材85と、流路部材85の外周に配置され、水栓本体81に固定される袋ナット86とを備えている。流路部材85の外周面には径方向外側に膨出する膨出部85Aが形成されている。流路部材85の膨出部85Aと水栓本体81との間にパッキン87が配置された状態で、袋ナット86は、流路部材85の膨出部85Aに係止される。これにより、袋ナット86は、流路部材85に対して抜け止めされた状態かつ相対回転可能な状態に取り付けられている。
特開2000-160611号公報
ところで、図11に示す構造の操作ユニット80では、袋ナット86が流路部材85の膨出部85Aに係止されることにより、流路部材85は袋ナット86に押さえ付けられた状態で水栓本体81に固定されている。そのため、ケーシング82に作業者の体が触れて、流路部材85が傾斜する方向に力が作用した場合、袋ナット86に負荷がかかり、袋ナット86の変形の原因になる虞がある。
本発明は、こうした事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、ナット部材にかかる負荷が小さい操作ユニットを提供することにある。
上記課題を解決するための操作ユニットは、水栓本体に取り付けて用いられ、前記水栓本体からの吐止水を切り換える操作ユニットであって、前記吐止水を切り換える弁部材と、前記弁部材を操作する操作部材と、前記弁部材を収容する筒状のケーシングと、一方の端部が前記ケーシングの内周に係合されるとともに他方の端部が前記水栓本体の内部に配置されて前記弁部材と前記水栓本体との間に流路を形成する流路部材と、前記流路部材の外周に配置されて、前記水栓本体に固定されるナット部材と、を有し、前記流路部材は、外周面に溝部を有し、前記ナット部材は、外周面から内周面に到達する切欠き部を有し、前記ナット部材には、その外周側から前記切欠き部を通じて前記流路部材の前記溝部に係合することにより、前記流路部材に対して前記ナット部材を相対回転可能に固定する固定部材が取り付けられていることを要旨とする。
この構成によれば、ナット部材の切欠き部と、流路部材の溝部との両方に固定部材が係合した状態で流路部材とナット部材とが固定される。そのため、流路部材は、ナット部材に直接押さえ付けられることなく固定された状態となる。これにより、流路部材が傾斜する方向に力が作用しても、固定部材で応力を緩和して、ナット部材にかかる負荷を小さくすることができる。
上記操作ユニットについて、前記ケーシングは、前記ナット部材の外周を覆う被覆部を有していることが好ましい。この構成によれば、ナット部材に取り付けられた固定部材が、ナット部材の径方向外側に移動することが被覆部によって抑制される。これにより、固定部材がナット部材から外れることを抑制することができる。
上記操作ユニットについて、前記ナット部材は、周方向に沿う少なくとも2箇所に前記切欠き部を有していることが好ましい。この構成によれば、周方向に沿う少なくとも2箇所において、ナット部材と流路部材とを固定部材で固定することができる。これにより、切欠き部が1箇所である態様に比べて、ナット部材にかかる負荷を緩和することができる。
上記操作ユニットについて、前記固定部材は、前記切欠き部に挿入される複数の屈曲部と、当該屈曲部同士を接続する接続部とを有するCリング状であることが好ましい。この構成によれば、1つの固定部材を用いて、複数の屈曲部を切欠き部に同時に挿入することができるため、固定部材の取り付け作業が容易になる。
本発明によれば、ナット部材にかかる負荷が小さい操作ユニットを提供することができる。
本実施形態の操作ユニットの斜視図。 本実施形態の操作ユニットの断面図。 (a)は流路部材の斜視図、(b)は流路部材の断面図。 (a)はナット部材の斜視図、(b)はナット部材の部分断面図、(c)はナット部材の別の部分断面図、(d)はナット部材の平面図。 固定部材の斜視図。 (a)は流路部材とナット部材に固定部材を取り付けた状態の平面図、(b)、(c)は流路部材とナット部材に固定部材を取り付ける前の状態の斜視図と断面図、(d)は(a)の斜視図、(e)は(a)のe-e線断面図。 ナット部材の変更例の斜視図。 流路部材の変更例の側面図。 (a)は、固定部材の変更例の斜視図、(b)、(c)は、流路部材とナット部材に固定部材の変更例を取り付ける前の斜視図と、取り付けた後の平面図。 操作ユニットの変更例の断面図。 従来技術の操作ユニットの断面図。
以下、本発明の一実施形態を説明する。
図1、2に示すように、操作ユニット10は、壁面11から突出する筒状の水栓本体12に取り付けて用いられる。操作ユニット10は、筒状のケーシング20を有し、ケーシング20の内部に吐止水の切換を行う弁部材30が収容されている。ケーシング20の上部には、弁部材30に接続されて弁部材30を操作する操作部材40としての操作レバーが取り付けられている。弁部材30の下部には、弁部材30と水栓本体12との間に流路を形成する流路部材50が配置されるとともに、流路部材50の外周には、ナット部材60が固定部材70によって相対回転可能に固定されている。操作ユニット10は、水栓本体12の周面に設けられた開口部13にナット部材60が螺合されていることによって水栓本体12に取り付けられている。
次に、ケーシングについて説明する。
図2に示すように、ケーシング20は、両端が開放された筒状に構成され、弁部材30を収容する収容部20Aと、収容部20Aよりも下側の内周に設けられたネジ溝20Bと、ネジ溝20Bの下側に設けられた被覆部20Cとを有している。
次に、流路部材の構成について説明する。
図3(a)、(b)に示すように、流路部材50は、円柱状の柱状部51と、柱状部51の一方の端部において径方向外側に突出するフランジ部52とで構成されている。フランジ部52の外周にはネジ溝52Aが形成されている。柱状部51の外周面51Aには、全周にわたって径方向内側に縮径された溝部51Bが形成されている。
柱状部51における溝部51Bよりも他方の端部側には、外周面51Aの一部が径方向内側に窪んだ凹部51Cが形成されている。この凹部51Cは、一方の端部側に位置する第1面53と、他方の端部側に位置する第2面54と、第1面53と第2面54とを接続する第3面55とで構成されている。
流路部材50は、流路部材50を軸方向に貫通する第1流路51D及び第2流路51Eを有する。第1流路51Dは、流路部材50の一方の端部側の端面56(第1端面56)から他方の端部側の端面57(第2端面57)に至る流路である。第2流路51Eは、第1端面56から凹部51Cの第1面53に至る流路であり、3個並設されている。流路部材50の第1端面56には、弁部材30を位置決めするための孔58が2個設けられている。
次に、ナット部材の構成について説明する。
図4(a)~(d)に示すように、ナット部材60は、内部に孔部61を有する筒状に形成されている。ナット部材60の孔部61の直径Nは、流路部材50の柱状部51の外径L(図3(b)参照)よりも若干大きく構成され、流路部材50の柱状部51を挿入することができるように構成されている。ナット部材60の外周面60Aにおける軸方向の中央部には、全周にわたって径方向内側に縮径された収容部60Bが設けられている。収容部60Bにおける同一円周上の2箇所には、収容部60Bにおいてナット部材60を径方向に貫通する、すなわち、ナット部材60の外周面60Aから内周面60Cに到達する切欠き部62が形成されている。各切欠き部62は、周方向における切欠き部62間の間隔が全て等しくなるように配置されている。また、ナット部材60の内周面60Cにおける他方の端部側には、水栓本体12の開口部13に取り付けられるネジ溝60Dが形成されている。
次に、固定部材の構成について説明する。
図5に示すように、固定部材70は、全体としてCリング状をなす弾性部材であり、径方向内側に屈曲した4個の屈曲部71と、各屈曲部71同士を接続する接続部72とを有している。各屈曲部71において最も径方向内側に位置する部分、すなわち、各屈曲部71の内側部71Aは、流路部材50の柱状部51の外径Lよりも小さい直径の第1仮想円Pの円周上に等間隔に位置するように設けられている。固定部材70の幅Sは、流路部材50の溝部51Bの幅Hと、ナット部材60の切欠き部62の幅Tの両方よりも小さくなるように設定されている。固定部材70の材質は特に限定されないが、金属製であると強度が高くなるとともに、耐久性が向上する。
次に、流路部材50とナット部材60と固定部材70との組み付け構造について説明する。
図6(a)~(c)に示すように、ナット部材60は、流路部材50の柱状部51の径方向外側であって、ナット部材60の収容部60Bと流路部材50の溝部51Bとが径方向から見て重なる位置に取り付けられる。図6(d)、(e)に示すように、固定部材70は、ナット部材60の収容部60B内に取り付けられる。そして、図6(a)に示すように、固定部材70の各屈曲部71における内側部71Aは、ナット部材60の切欠き部62内及び流路部材50の溝部51B内に挿入される。
図6(a)に示すように、固定部材70が取り付けられた状態において、固定部材70の4個の屈曲部71が、流路部材50の柱状部51の周囲に均等に配置される。そして、固定部材70の屈曲部71における内側部71Aが、流路部材50の溝部51Bに圧接した状態で係止されることにより、ナット部材60は、流路部材50に対して、軸方向に抜け止めされた状態、かつ相対回転可能な状態となる。また、固定部材70は、全体がナット部材60の収容部60B内に収容される。すなわち、固定部材70の接続部72は、ナット部材60の外周面60Aより径方向外側に突出しない状態となる。
次に、操作ユニットを構成する各部材を組み付ける手順について説明する。
まず、図6(b)に示したように、流路部材50の柱状部51をナット部材60に挿入した後、径方向外側から、ナット部材60の収容部60Bに固定部材70を取り付ける。このとき、固定部材70は、自身の弾性に基づいて広がりながら収容部60B内に挿入されて、図6(a)に示すように、各屈曲部71が収容部60Bの切欠き部62内に達したところで位置決めされる。これにより、ナット部材60と流路部材50とが固定部材70により固定される。次に、流路部材50の第1端面56に弁部材30を載置する。この際、弁部材30の下部に設けられた突起部(図示せず)が、流路部材50の第1端面56に設けられた孔58に嵌ることにより、弁部材30は、第1端面56上で位置決めされる。次に、弁部材30に対して一方側からケーシング20を被せるとともに、流路部材50のフランジ部52に設けられたネジ溝52Aを、ケーシング20の内周に設けられたネジ溝20Bに螺合させることによって、ケーシング20に対して弁部材30及び流路部材50を取り付ける。
図2に示すように、ケーシング20に流路部材50が取り付けられた状態において、ケーシング20の他方の端部に設けられた被覆部20Cは、ナット部材60の外周を覆う位置に配置される。これにより、ナット部材60に取り付けられた固定部材70は外部から見えない状態となる。次に、ケーシング20の一方の端部から弁部材30を操作する操作レバーを弁部材30に接続する。
また、図2、図3、図4に示すように、ナット部材60の内周面60Cにおけるネジ溝60Dと、流路部材50の柱状部51の外周面51Aとの間に環状のパッキン59Aを配置するとともに、流路部材50の第2端面57の外周に設けられた壁部57Aの内側に、第1流路51Dと略同じ内径の孔を有する環状のパッキン59Bを配置する。このようにして、操作ユニット10を構成する各部材が組みつけられる。操作ユニット10を構成する各部材を組み付ける順序については、上記の順序に限定されず、適宜、組み付ける順序を変更してもよい。
次に、操作ユニット10を水栓本体12に取り付ける手順について説明する。
まず初めに、操作ユニット10が取り付けられる水栓本体12の内部構造について説明する。図2に示すように、水栓本体12の内部には、上流側の給水路14と、下流側の吐水路15と、給水路14と吐水路15を区画する区画壁16とが設けられている。区画壁16には、給水路14と吐水路15を連通させる連通孔16Aが設けられている。
図2に示すように、上記水栓本体12に操作ユニット10を取り付ける際には、まず、水栓本体12の周面に設けられた開口部13に、操作ユニット10における流路部材50の他方の端部を挿入する。このとき、流路部材50の第1流路51Dの他方の端部側の開口が、水栓本体12の区画壁16の連通孔16Aに重なるとともに、流路部材50の第2流路51Eの他方の端部側の開口が水栓本体12の吐水路15内に位置するように、操作ユニット10を配置する。次に、ナット部材60のみを回転させて、水栓本体12の開口部13に形成されたネジ溝13Aに、ナット部材60のネジ溝60Dを螺合させる。これにより、水栓本体12の開口部13に操作ユニット10が取り付けられた状態となる。
図2に示すように、流路部材50の第2端面57にパッキン59Bが配置されていることにより、流路部材50の第2端面57における第1流路51Dと、水栓本体12の区画壁16の連通孔16Aとが水密状態で連結される。また、ナット部材60の内周面60Cにおけるネジ溝60Dと、流路部材50の柱状部51の外周面51Aとの間に環状のパッキン59Aが配置されていることにより、流路部材50の第1面53における第2流路51Eと、水栓本体12の吐水路15とが水密状態で連結される。
操作ユニット10を取り付けた状態において、水栓本体12の給水路14に供給された水は、区画壁16の連通孔16A及び流路部材50の第1流路51Dを通じて弁部材30へと流れ、第2流路51E及び吐水路15を通じて吐水される。そして、操作部材40を操作して弁部材30の開閉状態を切り換えることにより、水栓本体からの吐止水を切り換えることができる。
次に、本実施形態の作用及び効果について説明する。
(1)ナット部材60には、その外周側から切欠き部62を通じて流路部材50の溝部51Bに係合することにより、流路部材50に対してナット部材60を相対回転可能に固定する固定部材70が取り付けられている。これにより、ナット部材60の切欠き部62と、流路部材50の溝部51Bとの両方に固定部材70が係合した状態で流路部材50とナット部材60とが固定された状態となる。流路部材は、ナット部材に直接押さえ付けられることなく固定されているため、流路部材50が傾斜する方向に力が作用しても、固定部材70で応力を緩和して、ナット部材60にかかる負荷を小さくすることができる。
(2)ケーシング20は、ナット部材60の外周を覆う被覆部20Cを有している。これにより、固定部材70が外れることを抑制する抜け止め部材を用いることなく、固定部材70が、ナット部材60から外れることを抑制することができる。また、固定部材70がケーシング20に覆われて外部から見えなくなるため、操作ユニット10の意匠性が向上する。
(3)ナット部材60は、周方向に沿う少なくとも2箇所に切欠き部62を有している。これにより、周方向に沿う少なくとも2箇所において、ナット部材60と流路部材50とを固定部材70で固定することができる。したがって、切欠き部が1箇所である態様に比べて、ナット部材60にかかる応力を緩和することができる。
(4)固定部材70は、切欠き部62に挿入される4個の屈曲部71と、当該屈曲部71同士を接続する接続部72とを有するCリング状である。これにより、1つの固定部材70を用いて、4個の屈曲部71を切欠き部62に同時に挿入することができるため、固定部材70の取り付け作業が容易になる。
(5)固定部材70の4個の屈曲部71は、流路部材50の柱状部51の周囲に均等に配置される。これにより、流路部材50とナット部材60とを固定部材70でバランス良く固定することができるため、固定部材70に作用する応力を分散することができる。
(6)4個の屈曲部71の内側部71Aが、流路部材50の柱状部51の外径Lよりも小さい直径の第1仮想円Pの円周上に等間隔に位置するように設けられている。これにより、固定部材70が、流路部材50の柱状部51から外れにくくすることができる。
本実施形態は、次のように変更して実施することも可能である。また、上記実施形態の構成や以下の変更例に示す構成を適宜組み合わせて実施することも可能である。
・操作部材40は、操作レバーに限定されない。弁部材30の切り換えを行うことができる構成であれば、例えば、押しボタン式や、センサ式の操作部材であってもよい。
・切欠き部62の数は、固定部材70の屈曲部71を挿入することができる範囲であれば、特に限定されない。3箇所以上設けられていてもよいし、1個であってもよい。また、切欠き部62と、切欠き部62に挿入される固定部材70の屈曲部71の数は同じでなくてもよい。すなわち、1個の切欠き部62に複数の屈曲部71が挿入されていてもよいし、1個の切欠き部62に1個の屈曲部71が挿入されていてもよい。
・切欠き部62の形状は孔に限定されない。流路部材50の溝部51Bと共に固定部材70を係合することができれば、例えば、図7に示すように、切欠き部62の一部が、ナット部材60の一方側の端部に連通していてもよい。
・流路部材50の外周面51Aにおける溝部51Bの形状は特に限定されない。例えば、図8に示すように、流路部材50の軸方向に所定の間隔をおいて、周方向に沿った2つの帯状の凸部59を形成し、この凸部59の間を溝部51Bとして、固定部材70が係合するようにしてもよい。すなわち、図3に示す実施形態では、流路部材50の外周面51Aに径方向内側に窪んだ溝部51Bを形成したが、流路部材50の外周面51Aから突出した2つの凸部59を設け、2つの凸部59に挟まれた外周面を溝部51Bとしてもよい。
・固定部材70の形状は、切欠き部62に挿入される複数の屈曲部71と、当該屈曲部71同士を接続する接続部72とを有するCリング状に限定されない。例えば、図9(a)~(c)に示すように、固定部材75が、片方の切欠き部76のみに挿入される屈曲部77を有するように構成されていてもよい。また、複数の固定部材を取り付けてもよい。
・ケーシング20はナット部材60の外周を覆う被覆部20Cを有していなくてもよい。すなわち、図10に示すように、ケーシング20を取り付けた際に、固定部材70が見える状態になっていてもよい。この場合、固定部材70がナット部材60の外周面60Aからはみ出していてもよい。また、被覆部20Cは、全周を覆う態様に限定されず、固定部材70が抜け落ちない程度に固定部材70を覆うように構成されていてもよい。また、被覆部20Cは、ナット部材60を全て被覆するように設けられていてもよい。
・固定部材70には、固定部材70が外れることを抑制する抜け止め部材が取り付けられていてもよい。例えば、対向する2つの屈曲部71の両方の開放された先端をバンドで繋ぐことにより、抜け止めしてもよい。
次に、上記実施形態及び別例から把握できる技術的思想について、以下に記載する。
(イ)ケーシングの被覆部は、ナット部材の一方の端部側における固定部材が取り付けられた箇所の外周のみを覆う操作ユニット。
10…操作ユニット、12…水栓本体、20…ケーシング、30…弁部材、40…操作部材、50…流路部材、51A…外周面、51B…溝部、60…ナット部材、60A…外周面、60C…内周面、62…切欠き部、70…固定部材。

Claims (3)

  1. 水栓本体に取り付けて用いられ、前記水栓本体からの吐止水を切り換える操作ユニットであって、
    前記吐止水を切り換える弁部材と、
    前記弁部材を操作する操作部材と、
    前記弁部材を収容する筒状のケーシングと、
    一方の端部が前記ケーシングの内周に係合されるとともに他方の端部が前記水栓本体の内部に配置されて前記弁部材と前記水栓本体との間に流路を形成する流路部材と、
    前記流路部材の外周に配置されて、前記水栓本体に固定されるナット部材と、を有し、
    前記流路部材は、外周面に溝部を有し、
    前記ナット部材は、外周面から内周面に到達する切欠き部を有し、
    前記ナット部材には、その外周側から前記切欠き部を通じて前記流路部材の前記溝部に係合することにより、前記流路部材に対して前記ナット部材を相対回転可能に固定する固定部材が取り付けられており、
    前記ケーシングによって、前記弁部材は前記流路部材に対して固定されており、
    前記ケーシングは、前記ナット部材の外周を覆う被覆部を有していることを特徴とする操作ユニット。
  2. 前記ナット部材は、周方向に沿う少なくとも2箇所に前記切欠き部を有している請求項1に記載の操作ユニット。
  3. 前記固定部材は、前記切欠き部に挿入される複数の屈曲部と、当該屈曲部同士を接続する接続部とを有するCリング状である請求項1又は2に記載の操作ユニット。
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