JP6998103B2 - 顕微鏡及び機能拡張ユニット - Google Patents

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Description

本発明は、観察対象を観察する観察光学系に加えて、前記観察対象に光源からの光を照射し、前記観測対象から観察による以外の情報を取得するための、または前記観察対象に光による処理を施すための機能拡張用光学系を備えた顕微鏡に関する。
特に本発明は、観察対象の断層画像を取得するためのOCT装置(OCT:Optical Coherence Tomography)が併設された顕微鏡にかかり、このOCT装置の走査機能部を含む測定光の光路(OCT測定光光学系)を、顕微鏡が持つ本来の機能に適合させてコンパクトに組み込むことができる顕微鏡に関する。
本発明は、例えば、眼底カメラ、スリットランプ、眼科手術用顕微鏡等の機能を組み込んだ眼科用顕微鏡に関し、特に、OCT測定光光学系(二次元走査機能部を含むOCT装置の測定光の光路)をOCT機能拡張ユニットとして付加することができる眼科用顕微鏡に関する。
顕微鏡は、光学的な技術を用いることにより、観察対象を拡大して、肉眼で観察することを可能とする装置であり、各種用途のものが開発されている。例えば、眼科用顕微鏡は、患者の被検眼を照明光学系により照明し、レンズ等からなる観察光学系により被検眼を拡大して観察することができる医療用又は検査用の機器である。このような眼科用顕微鏡として、本来の構成に、OCT測定光光学系を組み込むことにより被検眼の断層像を得ることができるようにしたものが開発されている。
OCTとは、コヒーレンスが低い(可干渉距離が短い)光源を用いて、干渉計を構成し、これにより生体の断層像を得る技術である。具体的には、コヒーレンスが低い光源を用いて、この光をビームスプリッタで2分し、一方の光(測定光)を生体組織に照射して反射又は散乱させ、もう一方の光(参照光)をミラーで反射させる。
測定光は、生体組織のいろいろな深さの位置で反射又は散乱し、無数の反射光又は散乱光が戻ってくる。ビームスプリッタに戻ってきた測定光と参照光の反射光を合流させると、参照光と同じ距離だけ経由した測定光の反射光又は散乱光のみが、参照光の反射光と干渉して検出される。
したがって、ビームスプリッタとミラーとの位置を調整して参照光の経路長を様々に変更することにより、生体組織の様々な深さで反射した測定光の強さを検出できる。このようなOCT測定光光学系により、生体組織の断層像を得ることができる。
このOCT測定光光学系を眼科用顕微鏡に設けることにより、被検眼の網膜や角膜、虹彩等の断層像を得ることが可能となり、組織の表面だけでなく内部の状態も観察することが可能となった。これにより眼の疾患の診断精度を高め、また、眼科手術の成功率を高めることができる。
このようなOCT測定光光学系を有する眼科用顕微鏡においては、OCT測定光光学系の光が被検眼に入射できるように、照明光学系と観察光学系を有する顕微鏡にOCT測定光光学系を組み込む必要があり、様々な方式が開発されている。
例えば、観察者の左眼用観察光学系と右眼用観察光学系とからなる観察光学系を有し、左右の観察光学系の光軸が共通して透過する一つの対物レンズを有するガリレオ式の眼科用顕微鏡において、対物レンズの側方から入射したOCT光源の光を、対物レンズの直上で反射部材により反射させ、対物レンズを透過させて被検眼に入射させる方式がある(特許文献1及び2等)。
より詳細に説明すると、図9(特許文献1の図1を引用した図面)に示されるように、眼科用顕微鏡は、左眼用観察光学系の光軸と右眼用観察光学系の光軸をそれぞれ透過させる左右に対となるレンズ群(130,140,150,170,180)からなる観察光学系と、左眼用観察光学系の光軸と右眼用観察光学系の光軸が共通して透過する一つの対物レンズ(110)と、OCT測定光光学系(200,250,450,460,470)と、照明光学系(310,320,330)を有している。OCT測定光光学系においては、OCT光源(200)からの出力光が、光ファイバ(250)を通過して出射され、2枚の走査鏡(450,460)により方向を制御された後、ビームコンバイナ(340)において照明光学系からの照明光と合流して、ビームスプリッタ(120)で反射され、対物レンズ(110)を透過して、被検眼(1000)に入射している。
また、ガリレオ式の眼科用顕微鏡において、対物レンズの上部からOCT光源の光を出射させ、対物レンズを透過させて被検眼に入射させる方式がある(特許文献3)。
さらに、ガリレオ式の眼科用顕微鏡において、OCT測定光光学系の光路を、観察光学系の光路と略同軸に合流させて、対物レンズを透過させて被検眼に入射させる方式がある(特許文献4及び5)。
前記の方式はいずれも、観察光学系の光軸とOCT測定光光学系の光軸とが、共通して一つの対物レンズを透過するものであった。
特開平8-66421号公報 特開2008-264488号公報 特開2008-268852号公報 特表2010-522055号公報 特開2008-264490号公報
眼科用顕微鏡にOCT測定光光学系を組み込むことで、眼の網膜や角膜、虹彩等の断層像を得ることが可能となり、組織の表面だけでなく内部の状態も観察することが可能となった。これにより眼の疾患の診断精度を高め、また、眼科手術の成功率を高めることができる。
従来のガリレオ式の眼科用顕微鏡においては、特許文献1~5等に示されるように、観察光学系の光軸とOCT測定光光学系の光軸とが、共通して一つの対物レンズを透過する方式が数多く開発されているが、観察光学系とOCT測定光光学系とが独立していないため、OCT測定光光学系と観察光学系とを一体化して設計する必要があった。
このように従来の顕微鏡において、機能を拡張するために、観察光学系に加えて他の光学系を組み入れる場合には、両者を一体化して設計する必要があり、自由な機能の拡張が困難であった。
そこで、本発明は、前記従来の状況に鑑み、観察対象を観察する観察光学系に加えて、前記観察対象に光源からの光を照射し、前記観測対象から観察による以外の情報を取得するための、または前記観察対象に光による処理を施すための機能拡張用光学系を備えた顕微鏡を提供することを目的とする。
さらに、本発明は、観察対象の断層画像を取得するためのOCT装置が併設された顕微鏡にかかり、このOCT装置の走査機能部を含む測定光の光路(OCT測定光光学系)を、顕微鏡が持つ機能に適合させてコンパクトに組み込むことができる顕微鏡を提供することを目的とする。
加えて、本発明は、OCT測定光光学系(二次元走査機能部を含むOCT装置の測定光の光路)をOCT機能拡張ユニットとして付加することができる眼科用顕微鏡を提供することを目的とする。
前記課題を解決するため、本願の発明者らは鋭意研究した結果、観察光学系に加えて、機能拡張用光学系(観察対象に光源からの光を照射し観測対象から観察による以外の情報を取得するための機能、または観察対象に光による処理を施すための機能)を顕微鏡に付加するに際して、導光路を光軸に沿って直交するように2回折り曲げることで、顕微鏡が持つ本来の機能に適合させてコンパクトに組み込むことができることを見出し、本発明をなすに至った。
すなわち、本発明の顕微鏡は、以下を要旨とする。
(1)
観察対象を観察する観察光学系に加えて、前記観察対象に光源からの光を照射し、前記観測対象から前記観察による以外の情報を取得するための、又は前記観察対象に光による処理を施すための機能拡張用光学系を備えた顕微鏡において、
前記機能拡張用光学系は、
前記光源からの光を第1の光軸方向に導光する第1光学部材と、
前記第1の光軸方向に導光された光を前記第1の光軸方向に略直交する第2の光軸方向に導光する第1反射部材と、
前記第2の光軸方向に導光された光をリレーする第2光学部材と、
前記第2光学部材によりリレーされた光を前記第2の光軸方向に略直交する第3の光軸方向に導光する第2反射部材と、
前記第3の光軸方向上に配置され、前記第3の光軸方向に導光された光を前記観察対象の所定箇所に照射する機能拡張用対物レンズと、
を有することを特徴とする顕微鏡。
本発明において、観察光学系とは、照明された被検眼から反射・散乱された戻り光により、被検眼を観察することを可能とするレンズ,プリズム等の光学素子を含んで構成される。本発明において、観察光学系は、左眼用観察光学系と右眼用観察光学系を有しており、左右の観察光学系により得られる像に視差を生じさせた場合には、双眼視により立体的に観察することも可能となる。
また、本発明の観察光学系は、アイピースや接眼レンズ等を通じて観察者の肉眼により被検眼を直接観察できるものであってもよく、また、撮像素子(CCD)等により観察対象からの反射光等を受光してディプレイに表示できるものであってもよく、あるいは、肉眼により直接観察できかつディスプレイに表示できるものであってもよい。
本発明において、「略直交する」とは、2つの光軸のなす角度が、80~100°であることを意味する。2つの光軸のなす角度が90°(直交)に近いほど、反射により位相差が生じることを防ぐことができるため、85~95°の角度で交差させることがより好ましい。
観察光学系(左眼用観察光学系と右眼用観察光学系)は、左眼用観察光学系の光軸と右眼用観察光学系の光軸が共通して透過する対物レンズを含む。
本発明において、対物レンズは、たとえば眼科用顕微鏡において、観察対象(被検眼)の側にあるレンズである。
対物レンズと観察対象との間に挿脱自在に挿入して使用されるレンズ、例えば、前置レンズ(ルーペ)は、本発明における対物レンズではない。
(2)
前記観察光学系用の対物レンズが、一部が切り欠かれた形状をなし、前記切り欠かれた部分に前記機能拡張用対物レンズが配置されることを特徴とする(1)に記載の顕微鏡。
この切り欠きは、例えば切断面により切り欠かれており、典型的には光軸に平行又は交差する平面または曲面を切断面として切り欠かれたものである。
機能拡張用の対物レンズを観察光学系用の対物レンズと別体としたことで、機能拡張用光学系の設計自由度が高くなることが期待できる。
(3)
前記機能拡張用光学系が拡張ユニットとして組み込まれる(1)又は(2)に記載の顕微鏡。
本発明の顕微鏡では、導光路を光軸に沿って直交するように2回折り曲げている。これにより、顕微鏡本体に機能拡張ユニットを着脱できるように構成することが容易となる。
(4)
顕微鏡本体を正面から見たときに、
前記第1の光軸方向に沿った光路が前記顕微鏡本体の左又は右の外寄りの位置において後から前に形成され、
前記第2の光軸方向に沿った光路が前記顕微鏡本体の外側から内側に向くように形成され、
前記第3の光軸方向に沿った光路が前記顕微鏡本体の中央において上から下に前記機能拡張用対物レンズを通るように形成されていることを特徴とする(1)から(3)のいずれか1項に記載の顕微鏡。
観察光学系用の対物レンズが切り欠かれた形状をなし、当該切り欠かれた部分に機能拡張用の対物レンズが配置される場合(上記の(2)参照)には、第3の光軸は機能拡張用の対物レンズを通ることになる。
(5)
前記光源が、OCT光源であり、
前記機能拡張用光学系が、前記OCT光源からの測定光の往復導光路を構成し、
前記機能拡張用光学系は、さらに、OCT光源からの測定光を所定の方向に走査する走査機能部を有することを特徴とする、(1)から(4)のいずれか1項に記載の顕微鏡。
本発明の顕微鏡では、OCT測定光光学系に加えて、OCT参照光光学系を組み込むことができるし、OCT光源を組み込みこともできる。
本発明の顕微鏡では、OCT測定光光学系には、機能拡張用の対物レンズが用いられるので、OCT測定光光学系が、観察光学系から独立しており、OCT測定光光学系と観察光学系とが光学的に相互影響することはない。したがって、本発明の顕微鏡では、自由度が高い光学設計を行うことができる。
なお、OCT測定光光学系では、測定光の光路上に走査機能部を設けることができる。この走査機能部は、XY走査機構(二次元走査機構)又はさらにZ走査機構である。これらの走査機構は、たとえばMEMSにより作成することができる。
なお、顕微鏡に複数のOCT測定光光学系を組み込むことで、観測対象のより詳細な三次元断層像を得ることができる光学設計も可能となる。
本発明において、観察光学系、OCT測定光光学系に使用される光学素子として、例えば、レンズ、プリズム、ミラー、光フィルタ、絞り、回折格子、偏光素子等を用いることができる。
(6)
眼科用として使用される(1)~(5)のいずれかに1項に記載の顕微鏡であって、
前記観察対象が被検眼であることを特徴とする眼科用顕微鏡。
本発明において、眼科用顕微鏡とは、観察対象である被検眼を拡大して目視観察することができる医療用又は検査用の機器であり、ヒト用のみならず動物用のものも含む。「眼科用顕微鏡」には、これらに限定されるわけではないが、例えば、眼底カメラ、スリットランプ、眼科手術用顕微鏡等が含まれる。
本発明では、以下に述べるように、上述した機能拡張用光学系をユニットとすることができる。
(7)
観察対象を観察する観察光学系を有する顕微鏡本体に、前記観察対象から前記観察による以外の情報を取得するための、又は前記観察対象に光による処理を施すための機能を付加する機能拡張ユニットにおいて、
光源からの光を第1の光軸方向に導光する第1光学部材と、
前記第1の光軸方向に導光された光をリレーする第2光学部材と、
前記第2光学部材によりリレーされた光を前記第2の光軸方向に略直交する第3の光軸方向に導光する第2反射部材と、
前記第3の光軸方向上に配置され、前記第3の光軸方向に導光された光を前記観察対象の所定箇所に照射する機能拡張用対物レンズと
を有する機能拡張用光学系を備えた機能拡張ユニット。
(8)
前記顕微鏡本体の観察光学系の対物レンズを交換するための交換用対物レンズを有し、
前記交換用対物レンズは、一部が切り欠かれた形状を有しており、
前記対物レンズを前記交換用対物レンズに交換し、前記交換用対物レンズの前記切り欠かれた部分に前記機能拡張用対物レンズが配置されることを特徴とする(7)に記載の機能拡張ユニット。
(9)
前記顕微鏡本体に前記機能拡張ユニットを取り付け、前記顕微鏡本体を正面から見たときに、
前記第1の光軸方向に沿った光路が前記顕微鏡本体の左又は右の外寄りの位置において後から前に形成され、
前記第2の光軸方向に沿った光路が前記顕微鏡本体の外側から内側に向くように形成され、
前記第3の光軸方向に沿った光路が前記顕微鏡本体の中央において上から下に前記機能拡張用対物レンズを通るように形成されていることを特徴とする、(7)又は(8)に記載のOCT機能拡張ユニット。
(10)
前記光源が、OCT光源であり、
前記機能拡張用光学系が、前記OCT光源からの測定光の往復導光路を構成し、
前記機能拡張用光学系は、さらに、前記OCT光源からの測定光を所定の方向に走査する走査機能部を有することを特徴とする、(7)~(9)のいずれか1項に記載の機能拡張ユニット。
(11)
前記顕微鏡本体が眼科用として使用される顕微鏡であり、
前記観察対象が被検眼であることを特徴とする、(7)~(10)のいずれか1項に記載の機能拡張ユニット。
本発明では、観測対象から観察による以外の情報を取得するための、または観察対象に光による処理を施すための機能拡張用光学系を備えた顕微鏡を提供することができる。
本発明では、機能拡張用光学系を顕微鏡に付加するに際して、導光路を光軸に沿って直交するように2回折り曲げることで、顕微鏡が持つ本来の機能に適合させてコンパクトに組み込むことができる。
図1は眼科用顕微鏡の側面模式図である。 図2は眼科用顕微鏡の正面模式図である。 図3はOCT測定光光学系の斜視図である。 図4は、図3に示したOCT測定光光学系の平面図である。 図5は、図3に示したOCT測定光光学系の側面図である。 図6は、図3に示したOCT測定光光学系の正面図である。 図7は、第1の実施形態の眼科用顕微鏡で用いられるOCT装置の光学構成を示す図である。 図8は、観察光学系の対物レンズの他の具体例を示す説明図である。 図9は、従来の眼科用顕微鏡の一例を示すブロック図である。
以下、本発明の実施形態に係る眼科用顕微鏡(以下、単に「顕微鏡」と言う)の一例を、図面を参照しながら説明する。
図1は顕微鏡1の側面模式図であり、図2は同じく正面模式図である。
図1及び図2に示すように、顕微鏡1にはOCT装置5が併設されている。
顕微鏡1は、照明光学系300(図2には示していない)と観察光学系400とOCT測定光光学系500とを備えている。
観察光学系400は、観察対象(図1及び図2では被検眼8)の所定箇所を観察することができる。図1に参照されるように、照明光学系300は、被検眼8の観察すべき部分を照明することができる。
顕微鏡1に併設されたOCT装置5は、後述するように被検眼8の断層画像を取得することができる。OCT測定光光学系500は、OCT装置5の一部として顕微鏡1に組み込まれている。OCT測定光光学系500、前置レンズ14及び被検眼8の反射面(角膜、網膜等)により、測定光の往復導光路が構成される。
図2に明示されるように、観察光学系400は、右眼用観察光学系400Rと左眼用観察光学系400Lを有している。なお、図1では、右眼用観察光学系400Rについては全構成が示され、左眼用観察光学系400Lについては右眼用観察光学系400Rと共用される観察用対物レンズ2のみが示されている。
また、図2に明示されるように、右眼用観察光学系400Rの光軸O-400Rと左眼用観察光学系400Lの光軸O-400Lは、それぞれ観察用対物レンズ2を通過している。
本実施形態では、照明光学系300と、観察光学系400は、顕微鏡本体6に収納されている。また、OCT測定光光学系500は、OCT機能拡張ユニット7に収納されている。図1においては、顕微鏡本体6を一点鎖線で示し、OCT機能拡張ユニット7を破線で示す。
OCT機能拡張ユニット7は、顕微鏡本体6に対し、図示しないジョイント部により、取り外し/取り付けが可能に連結されている。
図1に示した照明光学系300は、照明光源9、光ファイバ301、出射光絞り302、コンデンサレンズ303、照明野絞り304、コリメートレンズ305及び反射ミラー306を含んで構成されている。照明光学系300の光軸をO-300で示す。
図1に示されるように照明光源9は、本実施形態では顕微鏡本体6の外部に設けられている。照明光源9には光ファイバ301の一端が接続されている。光ファイバ301の他端は、顕微鏡本体6の出射光絞り302に臨む位置に配置されている。照明光源9から出射された照明光は、光ファイバ301により導光され、出射光絞り302を介してコンデンサレンズ303に入射する。
出射光絞り302は、光ファイバ301の出射口の一部領域を遮断するように作用する。出射光絞り302による遮断領域が変更されると、照明光の出射領域が変更される。それにより、照明光による照射角度、つまり被検眼8に対する照明光の入射方向と観察用対物レンズ2の光軸とがなす角度を変更することができる。
照明野絞り304は、観察用対物レンズ2の前側焦点位置U0と光学的に共役な位置(×の位置)に設けられている。コリメートレンズ305は、照明野絞り304を通過した照明光を平行光束にする。反射ミラー306は、コリメートレンズ305によって平行光束にされた照明光を観察用対物レンズ2に向けて反射する。反射ミラー306により反射された光は、観察用対物レンズ2を透過して、被検眼8に照射される。
被検眼8に照射された照明光は、角膜や網膜等の被検眼の組織で反射・散乱される。その反射・散乱した戻り光(「観察光」とも呼ばれる)は、観察用対物レンズ2を透過して、観察光学系400に入射する。
観察光学系400は、照明光学系300により照明されている被検眼8を、観察用対物レンズ2を介して観察するために用いられる。
図1及び図2に示されるように、変倍レンズ系401、ビームスプリッタ402(テレビカメラ表示用の画像情報を取得するためのビームスプリッタ)、結像レンズ403、像正立プリズム404、眼幅調整プリズム405、視野絞り406、及び接眼レンズ407を含んで構成されている。観察光学系400の光軸を、O-400で示す。
図1及び図2に示されるように、OCT装置5は、OCT本体ユニット10及びOCT機能拡張ユニット7からなる。
OCT機能拡張ユニット7には、OCT測定光光学系500が収容されている。
図3はOCT測定光光学系500の斜視図、図4は同じく平面図、図5は同じく側面図、図6は同じく正面図である。なお、図4及び図6では、コリメートレンズ502、走査機能部503及び第1光学部材504(後述する)は図示していない。
図3及び図5において、OCT測定光光学系500は、コリメートレンズ502、走査機能部503、第1光学部材504、第1反射部材505、第2光学部材506、第2反射部材507、及び機能拡張用対物レンズ508を含んで構成されている。
走査機能部503はガルバノミラー503a,503bを有する二次元走査機構である。走査機能部503は、顕微鏡本体6の背面側(観測者から遠い側)に設けられている。
第1光学部材504は、OCT結像レンズであり、走査機能部503により走査された光を第1の光軸O-501の方向に導光させる。第1の光軸O-501は、顕微鏡本体6を正面から見たときに、顕微鏡本体6の右の外寄りの位置において奥から手前に形成されており、走査機能部503により走査された光は、第1の光軸O-501を奥から手前側に向けて導光する。
図3,図4,図5及び図6に示すように、第1の光軸O-501を導光する光は第1反射部材505により、第1の光軸O-501の方向に直交する第2の光軸O-502の方向に導光させる。
本実施形態では、図2に参照されるように、第2の光軸O-502は、顕微鏡本体6の右の外側から内側に向くように形成されている。
第2の光軸O-502には第2光学部材506が配置されており、第2光学部材506を通過した光は第2反射部材507により下向きに(第2の光軸O-502に略直交する方向に)反射される。この反射光路は、第3の光軸方向O-503で示されている。
本実施形態においては、観察用対物レンズ2は、図1に示されるように、光軸O-400に略平行な切断面を有するように切り欠かれている。
本実施形態では、この切り欠き部分に、機能拡張用対物レンズ508が収容されている。
第3の光軸方向O-503に導光された光は、機能拡張用対物レンズ508により、被検眼8側の所定位置にて合焦される。
なお、図1及び図2では、観察用対物レンズ2の前側焦点位置U0は、被検眼8の手前にあり、被検眼8と前側焦点位置U0との間に前置レンズ14が配置されている。
前置レンズ14は、眼底の網膜を観察するときに使用するレンズであり、図示しない移動手段により、前置レンズ14が被検眼の眼前の光軸O-300、O-400L、O-400R、O-503上に挿入される。この場合には、対物レンズ2の前側焦点位置(U0)は、眼底の網膜と共役となる。また、角膜、虹彩等の前眼部を観察するときには、前置レンズ14を被検眼8の眼前から脱離させて観察を行う。
上記したようにOCT測定光光学系500の光軸O-500は、機能拡張用対物レンズ508を通っており、OCT測定光光学系500の光軸O-500は、観察光学系400の光軸O-400と離れている。
したがって、OCT測定光光学系500と観察光学系400とは相互に独立している。
本発明においては、機能拡張用光学系として、OCT測定光光学系に限らず、観察対象に光を照射することによって、観察対象から情報を取得し、又は観察対象に処理を施すための光学系を用いることができる。このような光学系としては、これらに限定されるわけではないが、例えば、SLO光学系、光凝固治療用レーザー光学系等を用いることができる。
SLO光学系とは、走査型レーザ検眼鏡(Scanning Laser Ophthalmoscope)を構成する光学系であり、レーザー光を走査して眼球内を照射し、反射光を光検出素子で受光して画像化するための光学系である。SLO光学系は、通常、SLO光源から出力された光を走査する光走査機能部を含み、本発明の第1光学部材、第1反射部材、第2光学部材、第2反射部材、機能拡張用対物レンズを経由して、被検眼にレーザー光を照射することができる。そして、被検眼で反射したレーザー光を、同じ経路を逆向きに経由させて、光検出素子を有する反射高検出器で検出し、検出した信号を画像生成部により画像化することができる。
光凝固治療用レーザー光学系とは、特定波長のレーザー光を網膜等にある病変組織に照射することにより、眼科疾患の進行を抑制するレーザー凝固治療に用いる光学系である。光凝固治療用レーザー光学系は、通常、治療用レーザー光源から出力されたレーザー光と、照準用レーザー光源から出力されたレーザー光とを、切り替え可能に同一光路を経由させて導光し、本発明の第1光学部材、第1反射部材、第2光学部材、第2反射部材、機能拡張用対物レンズを経由して、被検眼にレーザー光を照射することができる。レーザー凝固治療にあたっては、照準用レーザーにより被検眼の病変部位に照準を合わせたのち、治療用レーザーに切り替えることにより、病変部位に的確に治療用レーザー光を照射することができる。
図2に示されるように、右眼用観察光学系400Rのビームスプリッタ402は、被検眼8から右眼用観察光学系に沿って導光された観察光の一部を分離して撮影光学系1100に導く。撮影光学系1100は、結像レンズ1101、反射ミラー1102、及びテレビカメラ1103を含んで構成されている。テレビカメラ1103が取得した画像情報は図示しないモニターに送られて表示される。
図1及び図2に示されるように、像正立プリズム404は、倒像を正立像に変換する。眼幅調整プリズム405は、観察者の眼幅(左眼と右眼の間の距離)に応じて左右の観察光路の間の距離を調整するための光学素子である。視野絞り406は、観察光の断面における周辺領域を遮断して観察者の視野を制限するものである。視野絞り406は、観察用対物レンズ2の前側焦点位置U0と共役な位置(×の位置)に設けられている。
右眼用観察光学系400R,左眼用観察光学系400Lは、光路から挿脱可能に構成されたステレオバリエータを含んで構成されてもよい。ステレオバリエータは、左右の変倍レンズ系401によってそれぞれ案内される左右の観察光学系の光軸O-400L,O-400Rの相対的位置を変更するための光軸位置変更素子である。ステレオバリエータは、例えば、観察光路に対して観察者側に設けられた退避位置に退避される。
図7は、本実施形態の顕微鏡1で用いられるOCT本体ユニット10の光学構成を模式的に示す図面である。
図7に示されるように、OCT本体ユニット10は、OCT光源ユニット1001から出射された光L0を測定光LSと参照光LRに分割し、別の光路を経た測定光LSと参照光LRの干渉を検出する干渉計を構成している。
OCT光源ユニット1001は、一般的なスウェプトソースタイプのOCT装置と同様に、出射光の波長を走査(掃引)可能な波長走査型(波長掃引型)光源を含んで構成される。OCT光源ユニット1001は、人の眼では視認できない近赤外の波長において、出力波長を時間的に変化させる。OCT光源ユニット1001から出力された光を符号L0で示す。
OCT光源ユニット1001から出力された光L0は、光ファイバ1002により偏波コントローラ1003に導かれてその偏光状態が調整される。偏波コントローラ1003は、たとえばループ状にされた光ファイバ1002に対して外部から応力を与えることで、光ファイバ1002内を導かれる光L0の偏光状態を調整する。
偏波コントローラ1003により偏光状態が調整された光L0は、光ファイバ1004によりファイバカプラ1005に導かれて測定光LSと参照光LRとに分割される。
図7に示されるように、参照光LRは、光ファイバ1006によりコリメータ1007に導かれて平行光束となる。平行光束となった参照光LRは、光路長補正部材1008及び分散補償部材1009を経由し、コーナーキューブ1010に導かれる。光路長補正部材1008は、参照光LRと測定光LSの光路長(光学距離)を合わせるための遅延手段として作用する。分散補償部材1009は、参照光LRと測定光LSの分散特性を合わせるための分散補償手段として作用する。
コーナーキューブ1010は、コリメータ1007により平行光束となった参照光LRの進行方向を逆方向に折り返す。コーナーキューブ1010に入射する参照光LRの光路と、コーナーキューブ1010から出射する参照光LRの光路とは平行である。また、コーナーキューブ1010は、参照光LRの入射光路及び出射光路に沿う方向に移動可能とされている。この移動により参照光LRの光路(参照光路)の長さが変更される。
図7に示されるように、コーナーキューブ1010を経由した参照光LRは、分散補償部材1009及び光路長補正部材1008を経由し、コリメータ1011によって平行光束から集束光束に変換されて光ファイバ1012に入射し、偏波コントローラ1013に導かれて参照光LRの偏光状態が調整される。
偏波コントローラ1013は、例えば、偏波コントローラ1003と同様の構成を有する。偏波コントローラ1013により偏光状態が調整された参照光LRは、光ファイバ1014によりアッテネータ1015に導かれて、演算制御ユニット12の制御の下で光量が調整される。アッテネータ1015により光量が調整された参照光LRは、光ファイバ1016によりファイバカプラ1017に導かれる。
図1と図7から把握できるように、ファイバカプラ1005により生成された測定光LSは、光ファイバ501によりコリメートレンズ502に導かれる。図1及び図2に示されるように、コリメートレンズ502に入射した測定光は、ガルバノミラー503a,503b、第1光学部材504、第1反射部材505、第2光学部材506、及び第2反射部材507を経由して、被検眼8に照射される。測定光は、被検眼8の様々な深さ位置において反射・散乱される。被検眼8により測定光の後方散乱光は、往路と同じ経路を逆向きに進行して、図7に示されるように、ファイバカプラ1005に導かれ、光ファイバ1018を経由してファイバカプラ1017に到達する。
ファイバカプラ1017は、光ファイバ1018を介して入射された測定光LSと、光ファイバ1016を介して入射された参照光(LR)とを合成して(干渉させて)干渉光を生成する。ファイバカプラ1017は、所定の分岐比(例えば50:50)で、測定光LSと参照光LRとの干渉光を分岐することにより、一対の干渉光LCを生成する。ファイバカプラ1017から出射した一対の干渉光LCは、それぞれ2つの光ファイバ1019,1020により検出器1021に導かれる。
検出器1021は、例えば一対の干渉光LCをそれぞれ検出する一対のフォトディテクタを有し、これらにより検出結果の差分を出力するバランスドフォトダイオード(Balanced Photo Diode:以下、「BPD」という)である。検出器1021は、その検出結果(検出信号)を演算制御ユニット12に送る。演算制御ユニット12は、例えば、一連の波長走査毎に(Aライン毎に)、検出器1021により得られた検出結果に基づくスペクトル分布にフーリエ変換等を施すことで断面像を形成する。演算制御ユニット12は、形成された画像を表示部13に表示させる。
この実施形態では、マイケルソン型の干渉計を採用しているが、例えば、マッハツェンダー型等の任意のタイプの干渉計を適用することができる。
図8は、観察光学系用の観察用対物レンズ2及び機能拡張用対物レンズ508の他の具体例を示す説明図である。図8(A)は円形の凸レンズを光軸に平行な曲面(平面視形状が部分円)で切り取った観察光学系用の観察用対物レンズ2および切り取った部分に配置された円形の機能拡張用対物レンズ508(凸レンズ)を示す図であり、図8(B)は円形の凸レンズを光軸に平行な平面で切り取った平面視が矩形の観察光学系用の観察用対物レンズ2および切り取った部分に配置された平面視が矩形の機能拡張用対物レンズ508(凸レンズ)を示す図である。
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明は、上記した実施形態に限定されるものでなく、要旨を逸脱しない条件の変更等は、全て本発明の適用範囲である。
1 :顕微鏡
2 :観察用対物レンズ
5 :OCT装置
6 :顕微鏡本体
7 :OCT機能拡張ユニット
8 :被検眼
9 :照明光源
10 :OCT本体ユニット
12 :演算制御ユニット
13 :表示部
14 :前置レンズ
300 :照明光学系
301 :光ファイバ
302 :出射光絞り
303 :コンデンサレンズ
304 :照明野絞り
305 :コリメートレンズ
306 :反射ミラー
400 :観察光学系
400L :左眼用観察光学系
400R :右眼用観察光学系
401 :変倍レンズ系
402 :ビームスプリッタ
403 :結像レンズ
404 :像正立プリズム
405 :眼幅調整プリズム
406 :視野絞り
407 :接眼レンズ
500 :OCT測定光光学系
501 :光ファイバ
502 :コリメートレンズ
503 :走査機能部
503a :ガルバノミラー
503b :ガルバノミラー
504 :第1光学部材
505 :第1反射部材
506 :第2光学部材
507 :第2反射部材
508 :機能拡張用対物レンズ
1001 :OCT光源ユニット
1002 :光ファイバ
1003 :偏波コントローラ
1004 :光ファイバ
1005 :ファイバカプラ
1006 :光ファイバ
1007 :コリメータ
1008 :光路長補正部材
1009 :分散補償部材
1010 :コーナーキューブ
1011 :コリメータ
1012 :光ファイバ
1013 :偏波コントローラ
1014 :光ファイバ
1015 :アッテネータ
1016 :光ファイバ
1017 :ファイバカプラ
1018 :光ファイバ
1019 :光ファイバ
1020 :光ファイバ
1021 :検出器
1100 :撮影光学系
1101 :結像レンズ
1102 :反射ミラー
1103 :テレビカメラ
L0 :光
LC :干渉光
LR :参照光
LS :測定光
O-400 :観察光学系の光軸
O-400L :左眼用観察光学系の光軸
O-400R :右眼用観察光学系の光軸
O-500 :OCT測定光光学系の光軸
O-501 :第1の光軸
O-502 :第2の光軸
O-503 :第3の光軸
U0 :前側焦点位置

Claims (9)

  1. 観察対象を観察する観察光学系に加えて、前記観察対象に光源からの光を照射し、前記観測対象から前記観察による以外の情報を取得するための、又は前記観察対象に光による処理を施すための機能拡張用光学系を備えた顕微鏡において、
    前記機能拡張用光学系は、
    前記光源からの光を第1の光軸方向に導光する第1光学部材と、
    前記第1の光軸方向に導光された光を前記第1の光軸方向に略直交する第2の光軸方向に導光する第1反射部材と、
    前記第2の光軸方向に導光された光をリレーする第2光学部材と、
    前記第2光学部材によりリレーされた光を前記第2の光軸方向に略直交する第3の光軸方向に導光する第2反射部材と、
    前記第3の光軸方向上に配置され、前記第3の光軸方向に導光された光を前記観察対象の所定箇所に照射する機能拡張用対物レンズとを有し
    前記観察光学系用の対物レンズが、一部が切り欠かれた形状をなし、前記切り欠かれた部分に前記機能拡張用対物レンズが配置されること
    を有することを特徴とする顕微鏡。
  2. 前記機能拡張用光学系が拡張ユニットとして組み込まれる請求項に記載の顕微鏡。
  3. 前記観察光学系は右眼用観察光学系と左眼用観察光学系とを有し、
    顕微鏡本体を前記右眼用観察光学系が右に、前記左眼用観察光学系が左に配置される正面から見たときに、
    前記第1の光軸方向に沿った光路が前記顕微鏡本体の左又は右の外寄りの位置において後から前に形成され、
    前記第2の光軸方向に沿った光路が前記顕微鏡本体の外側から内側に向くように形成され、
    前記第3の光軸方向に沿った光路が前記顕微鏡本体の中央において上から下に前記機能拡張用対物レンズを通るように形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の顕微鏡。
  4. 前記光源が、OCT光源であり、
    前記機能拡張用光学系が、前記OCT光源からの測定光の往復導光路を構成し、
    前記機能拡張用光学系は、さらに、OCT光源からの測定光を所定の方向に走査する走査機能部を有することを特徴とする、請求項1~のいずれか1項に記載の顕微鏡。
  5. 眼科用として使用される請求項1~のいずれかに1項に記載の顕微鏡であって、
    前記観察対象が被検眼であることを特徴とする眼科用顕微鏡。
  6. 観察対象を観察する観察光学系を有する顕微鏡本体に、前記観察対象から前記観察による以外の情報を取得するための、又は前記観察対象に光による処理を施すための機能を付加する機能拡張ユニットにおいて、
    光源からの光を第1の光軸方向に導光する第1光学部材と、
    前記第1の光軸方向に導光された光をリレーする第2光学部材と、
    前記第2光学部材によりリレーされた光を前記第2の光軸方向に略直交する第3の光軸方向に導光する第2反射部材と、
    前記第3の光軸方向上に配置され、前記第3の光軸方向に導光された光を前記観察対象の所定箇所に照射する機能拡張用対物レンズと
    前記顕微鏡本体の観察光学系の対物レンズを交換するための交換用対物レンズとを有し、
    前記交換用対物レンズは、一部が切り欠かれた形状を有しており、
    前記対物レンズを前記交換用対物レンズに交換し、前記交換用対物レンズの前記切り欠かれた部分に前記機能拡張用対物レンズが配置される機能拡張用光学系を備えた機能拡張ユニット。
  7. 前記顕微鏡本体の前記観察光学系は右眼用観察光学系と左眼用観察光学系とを有し、
    前記顕微鏡本体に前記機能拡張ユニットを取り付け、前記顕微鏡本体を前記右眼用観察光学系が右に、前記左眼用観察光学系が左に配置される正面から見たときに、
    前記第1の光軸方向に沿った光路が前記顕微鏡本体の左又は右の外寄りの位置において後から前に形成され、
    前記第2の光軸方向に沿った光路が前記顕微鏡本体の外側から内側に向くように形成され、
    前記第3の光軸方向に沿った光路が前記顕微鏡本体の中央において上から下に前記機能拡張用対物レンズを通るように形成されていることを特徴とする、請求項に記載の機能拡張ユニット。
  8. 前記光源が、OCT光源であり、
    前記機能拡張用光学系が、前記OCT光源からの測定光の往復導光路を構成し、
    前記機能拡張用光学系は、さらに、前記光源からの測定光を所定の方向に走査する走査機能部を有することを特徴とする、請求項6又は7に記載の機能拡張ユニット。
  9. 前記顕微鏡本体が眼科用として使用される顕微鏡であり、
    前記観察対象が被検眼であることを特徴とする、請求項のいずれか1項に記載の機能拡張ユニット。

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