JP6997970B2 - エレベータの停止装置、エレベータ及びエレベータの停止装置の製造方法 - Google Patents

エレベータの停止装置、エレベータ及びエレベータの停止装置の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、エレベータの停止装置、エレベータ及びエレベータの停止装置の製造方法に関する。
従来、例えば、停止装置は、かごの設定位置に固定される第1及び第2本体部と、第1及び第2本体部と協働してかごレールを把持する第1及び第2把持部と、第1及び第2把持部を連動させて作動させる作動部とを備えている(例えば、特許文献1)。作動部は、第1把持部に接続され且つ回転する第1回転部と、第2把持部に接続され且つ回転する第2回転部と、第1回転部と第2回転部とを接続する長尺部とを備えている。
そして、第1及び第2回転部が回転することによって、第1及び第2把持部は、待機位置から把持位置へ変位する。即ち、第1及び第2把持部の変位量は、第1及び第2回転部の回転角度によって決まっている。また、第1及び第2本体部がかごに固定される設定位置は、かごによって決まっている。即ち、第1及び第2把持部のそれぞれの把持位置は、かごによって決まっている。
ところで、第1及び第2把持部が待機位置から把持位置へ変位する際に、第1把持部の変位量と第2把持部の変位量とが、異なる場合がある。斯かる場合によれば、例えば、第1把持部がかごレールに接するタイミングと、第2把持部がかごレールに接するタイミングとが、異なる場合がある。また、例えば、把持部が待機位置に位置する際に、第1把持部とかごレールとの隙間寸法と、第2把持部とかごレールとの隙間寸法とが、異なる場合がある。
特開2012-162374号公報
そこで、課題は、把持部が待機位置から把持位置へ変位する際の、把持部の変位量を変更することができるエレベータの停止装置、エレベータ及びエレベータの停止装置の製造方法を提供することである。
エレベータの停止装置は、第1及び第2レールをそれぞれ把持することによってかご又は釣合錘を停止させるエレベータの停止装置であって、前記かご又は前記釣合錘の設定位置に固定される第1及び第2本体部と、前記第1レールから離れる待機位置から、前記第1本体部と協働して前記第1レールを把持する把持位置へ変位可能に、前記第1本体部に対して可動な第1把持部と、前記第2レールから離れる待機位置から、前記第2本体部と協働して前記第2レールを把持する把持位置へ変位可能に、前記第2本体部に対して可動な第2把持部と、前記第1及び第2把持部を連動させて作動させる作動部と、を備え、前記作動部は、前記第1把持部を変位させるために、前記第1把持部に接続され且つ回転する第1回転部と、前記第2把持部を変位させるために、前記第2把持部に接続され且つ回転する第2回転部と、前記第1把持部が前記待機位置から前記把持位置へ変位する際の、前記第1回転部の回転角度を変更可能な変更機構と、を備える。
また、エレベータの停止装置においては、前記作動部は、前記第1回転部と前記第2回転部とを接続する長尺部を備え、前記第1回転部は、前記長尺部の第1端部に回転可能に接続される第1被接続部を備え、前記第2回転部は、前記長尺部の第2端部に回転可能に接続される第2被接続部を備え、前記変更機構は、前記長尺部の前記第1端部に接続可能な前記第1被接続部を複数備える、という構成でもよい。
また、エレベータの停止装置においては、複数の前記第1被接続部は、前記第1及び第2把持部がそれぞれ把持位置に位置する際に、前記第2被接続部を中心とする円弧上に配置される、という構成でもよい。
また、エレベータは、かごと、前記かごとかごロープで接続される釣合錘と、前記かご又は前記釣合錘を案内する第1及び第2レールと、前記第1及び第2レールを把持することによって前記かご又は前記釣合錘を停止させる前記の停止装置と、を備える。
また、エレベータの停止装置の製造方法は、第1及び第2レールをそれぞれ把持することによってかご又は釣合錘を停止させるエレベータの停止装置の製造方法であって、前記停止装置は、前記かご又は前記釣合錘の設定位置に固定される第1及び第2本体部と、前記第1レールから離れる待機位置から、前記第1本体部と協働して前記第1レールを把持する把持位置へ変位可能に、前記第1本体部に対して可動な第1把持部と、前記第2レールから離れる待機位置から、前記第2本体部と協働して前記第2レールを把持する把持位置へ変位可能に、前記第2本体部に対して可動な第2把持部と、前記第1及び第2把持部を連動させて作動させる作動部と、を備え、前記作動部は、前記第1把持部を変位させるために、前記第1把持部に接続され且つ回転する第1回転部と、前記第2把持部を変位させるために、前記第2把持部に接続され且つ回転する第2回転部と、前記第1把持部が前記待機位置から前記把持位置へ変位する際の、前記第1回転部の回転角度を変更可能な変更機構と、を備え、前記方法は、前記変更機構によって、前記第1回転部の回転角度を設定角度にすることを含む。
図1は、一実施形態に係るエレベータの概要図である。 図2は、同実施形態に係る停止装置の要部斜視図である。 図3は、同実施形態に係る停止装置の正面図であって、把持部が待機位置に位置する状態を示す図である。 図4は、同実施形態に係る停止装置の正面図であって、把持部が把持位置に位置する状態を示す図である。 図5は、図4の要部拡大図である。 図6は、図4の要部拡大図である。 図7は、他の実施形態に係る停止装置の要部正面図である。 図8は、同実施形態に係る停止装置の要部正面図である。 図9は、さらに他の実施形態に係る停止装置の要部正面図である。 図10は、同実施形態に係る停止装置の要部正面図である。 図11は、さらに他の実施形態に係る停止装置の要部正面図である。 図12は、同実施形態に係る停止装置の要部正面図である。
以下、停止装置及びエレベータにおける一実施形態について、図1~図6を参照しながら説明する。なお、各図(図7~図12同様)において、図面の寸法比と実際の寸法比とは、必ずしも一致しておらず、また、各図面の間での寸法比も、必ずしも一致していない。
図1に示すように、本実施形態に係るエレベータ1は、ユーザが乗るためのかご2と、かご2に接続されるかごロープ1aと、かごロープ1aに接続される釣合錘1bと、かご2及び釣合錘1bを昇降させる巻上機1cとを備えている。巻上機1cは、かごロープ1aが巻き掛けられる綱車1dと、綱車1dを回転させる駆動源(図示及び採番していない)とを備えている。
本実施形態においては、かごロープ1aの一端部がかご2に固定され、かごロープ1aの他端部が釣合錘1bに固定されている、という構成であるが、斯かる構成に限られない。例えば、かごロープ1aの両端部がそれぞれ昇降路の上部に固定され、かごロープ1aがかご2のシーブ及び釣合錘1bのシーブにそれぞれ巻き掛けられることによって、かごロープ1aがかご2及び釣合錘1bにそれぞれ接続されている、という構成でもよい。
また、本実施形態に係るエレベータ1は、巻上機1cを機械室の内部に配置する、という構成であるが、斯かる構成に限られない。例えば、機械室が備えられておらず、エレベータ1は、巻上機1cを昇降路の内部に配置する、という構成でもよい。
また、本実施形態に係るエレベータ1は、ロープ式の駆動方式である、という構成であるが、斯かる構成に限られない。例えば、エレベータ1は、油圧式の駆動方式である、という構成でもよく、また、リニアモータ式の駆動方式である、という構成でもよい。
エレベータ1は、かご2を案内する第1及び第2かごレール1e,1fと、釣合錘1bを案内する第1及び第2錘レール1g,1hと、かご2の走行速度を検出する調速機3とを備えている。また、エレベータ1は、第1及び第2かごレール1e,1fをそれぞれ把持することによってかご2を停止させる停止装置4を備えている。
調速機3は、無端円状のガバナロープ3aと、ガバナロープ3aが巻き掛けられるガバナ車3bと、ガバナロープ3aに張力が働くように、ガバナロープ3aが巻き掛けられる張車3cとを備えている。そして、停止装置4が、ガバナロープ3aとかご2とを接続しているため、調速機3は、ガバナ車3bの回転速度に基づいて、かご2の走行速度を検出している。
かご2は、かご室2aと、かご室2aを支持するかご枠2bとを備えている。そして、停止装置4は、第1かごレール1eを把持してかご2を停止させる第1停止部41と、第2かごレール1fを把持してかご2を停止させる第2停止部42と、第1停止部41及び第2停止部42を連動させて作動させる作動部43とを備えている。
図2~図4に示すように、第1停止部41は、かご2の設定位置に固定される第1本体部41aと、第1本体部41aに対して可動であって、第1かごレール1e(図1参照)を把持する第1把持部41bとを備えている。第2停止部42は、かご2の設定位置に固定される第2本体部42aと、第2本体部42aに対して可動であって、第2かごレール1fを把持する第2把持部42bとを備えている。
作動部43は、かご2のかご枠2bに回転可能に接続される第1及び第2回転部5,6を備えている。また、作動部43は、第1回転部5と第2回転部6とを接続する長尺部7と、第1及び第2回転部5,6に力を加える加力部8とを備えている。
各回転部5,6は、かご2のかご枠2bに回転可能に接続される回転軸51,61と、把持部41b,42bに接続される接続片52,62とを備えている。接続片52,62は、回転軸51,61から外方に突出しており、接続片52,62の基端部は、回転軸51,61に固定(不動に接続)されている。これにより、接続片52,62は、回転軸51,61と一体となって回転する。また、接続片52,62の先端部は、把持部41b,42bに回転可能に接続されている。
したがって、回転部5,6が回転することによって、把持部41b,42bは、変位する。具体的には、回転部5,6が回転することによって、把持部41b,42bは、かごレール1e,1fから離れる待機位置(図2及び図3)から、本体部41a,42aと協働してかごレール1e,1fを把持する把持位置(図4)へ変位する。
また、各回転部5,6は、長尺部7の端部71,72に接続される回転片53,63を備えている。回転片53,63は、回転軸51,61に固定(不動に接続)されている。これにより、回転片53,63は、回転軸51,61と一体となって回転する。また、回転片53,63は、長尺部7に回転可能に接続されている。これにより、作動部43は、第1及び第2把持部41b,42bを連動させて作動させる。
さらに、第2回転部6は、カバナロープ3aに接続される接続片64を備えている。接続片64は、回転軸61から外方に突出しており、接続片64の基端部は、回転軸61に固定(不動に接続)されている。これにより、接続片64は、回転軸61と一体となって回転する。また、接続片64の先端部は、ガバナロープ3aに回転可能に接続されている。
したがって、作動部43は、調速機3の動作を停止部41,42に伝達する。なお、把持部41b,42bは、通常、加力部8の力によって、かごレール1e,1fから離れる待機位置(図2及び図3)に位置しており、かご2を停止させる際に、本体部41a,42aと協働してかごレール1e,1fを把持する把持位置(図4)に位置する。
例えば、かご2の下降速度が設定速度を超えることによって、ガバナロープ3aが調速機3でロックされ、さらに、かご2が下降し続ける場合には、回転部5,6が回転し、停止部41,42が作動する。具体的には、把持部41b,42bが本体部41a,42aに対して上方に変位し、把持部41b,42bは、待機位置(図2及び図3)から、停止位置(図4)に変位する。
そして、把持部41b,42bは、本体部41a,42aと協働して、かごレール1e,1fを挟んで把持する。これにより、かご2がかごレール1e,1fに停止する。このように、回転部5,6が回転し、把持部41b,42bが待機位置から停止位置に変位することによって、かご2の走行が停止する。
なお、停止部41,42は、斯かる構成に限られない。例えば、把持部41b,42bは、かごレール1e,1fを挟むように一対備えられている、という構成でもよい。要するに、停止部41,42は、回転部5,6が回転し、把持部41b,42bが待機位置から停止位置まで変位することによって、かご2の走行が停止する、という構成であれば、特に限定されない。
加力部8は、弾性変形することによって、回転部5,6に力を加える弾性部8aと、弾性部8aを保持する第1及び第2保持部8b,8cとを備えている。第1保持部8bは、かご枠2bに固定されており、第2保持部8cは、長尺部7に固定されている。そして、弾性部8aは、第1保持部8bと第2保持部8cとの間に配置されている。
長尺部7が第1保持部8bに挿通されているため、長尺部7は、第1保持部8bに対して可動である。そして、弾性部8aが圧縮弾性変形しているため、加力部8は、把持部41b,42bが下方に変位する方向に、回転部5,6に力を加えている。なお、通常、把持部41b,42bが待機位置に位置するように、回転部5,6が所定以上回転することを規制するために、長尺部7は、第1保持部8bに止められる規制部73を備えている。
したがって、回転部5,6が調速機3から力を受けていない場合には、加力部8が回転部5,6に回転する力を加えつつも、回転部5,6の回転が規制部73によって規制されることで、把持部41b,42bは、待機位置(図2及び図3)に位置する。一方、回転部5,6が調速機3から加力部8よりも大きな力を受けた場合には、加力部8の力に反して、回転部5,6が回転するため、把持部41b,42bは、把持位置(図4)に位置する。
なお、加力部8の構成は、特に限定されない。例えば、本実施形態においては、弾性部8aは、長尺部7に挿通される弦巻バネである、という構成であるが、斯かる構成に限られない。例えば、弾性部8aは、板バネ又はゴムである、という構成でもよい。また、加力部8は、弾性部8aの弾性力による力を回転部5,6に加える、という構成だけでなく、例えば、錘の重力による力を回転部5,6に加える、という構成でもよい。
長尺部7は、長さを変更可能な長さ変更部74を備えている。本実施形態においては、長さ変更部74は、端部に雌ねじを有する筒状部74aと、当該雌ねじと螺合する雄ねじを有し、筒状部74aに挿入される棒状部74bとを備えている。なお、長さ変更部74の構成は、特に限定されない。
図5及び図6に示すように、第1回転部5の回転片53は、長尺部7の第1端部71に回転可能に接続される第1被接続部53aを備えており、第2回転部6の回転片63は、長尺部7の第2端部72に回転可能に接続される第2被接続部63aを備えている。また、長尺部7の第1端部71は、第1被接続部53aに接続される第1接続部71aを備えており、長尺部7の第2端部72は、第2被接続部63aに接続される第2接続部72aを備えている。
そして、作動部43は、被接続部53a,63aと接続部71a,72aとを回転可能に接続する軸部43aを備えている。本実施形態においては、軸部43aは、被接続部53a,63a及び接続部71a,72aと別体であって、被接続部53a,63a及び接続部71a,72aは、軸部43aに挿入される孔部である、という構成である。
なお、軸部43aは、被接続部53a,63a及び接続部71a,72aと別体である、という構成に限られない。例えば、軸部43aは、被接続部53a,63aから突出して被接続部53a,63aと一体であって、接続部71a,72aは、軸部43aに挿入される孔部である、という構成でもよい。また、例えば、軸部43aは、接続部71a,72aから突出して接続部71a,72aと一体であって、被接続部53a,63aは、軸部43aに挿入される孔部である、という構成でもよい。
ところで、第1把持部41bが待機位置から把持位置へ変位する際の、第1把持部41bの変位量W1(以下、単に「第1把持部41bの変位量W1」ともいう)と、第2把持部42bが待機位置から把持位置へ変位する際の、第2把持部42bの変位量W2(以下、単に「第2把持部42bの変位量W2」ともいう)とが、異なる場合がある。なお、図5及び図6においては、把持部41b,42bが把持位置に位置する状態を示し、図5及び図6の二点鎖線は、把持部41b,42bが待機位置に位置する状態を示している。
第1把持部41bの変位量W1と第2把持部42bの変位量W2とが異なる要因としては、さまざまな要因が推測される。例えば、各部5~7,41~43間の接続によるガタつきや、加力部8からの力による各部5~7,41~43の弾性変形(伸縮、捻じれ等)等が推測される。
そこで、作動部43は、第1把持部41bが待機位置から把持位置へ変位する際の、第1回転部5の回転角度θ1(以下、単に「第1回転部5の回転角度θ1」ともいう)を変更可能な変更機構43bを備えている。変更機構43bは、長尺部7の第1端部71の第1接続部71aに接続可能な第1被接続部53aを複数備えている。
そして、選択する第1被接続部53aによって、第1回転部5の回転角度θ1は、それぞれ異なっている。これにより、選択する第1被接続部53aによって、第1把持部41bの変位量W1も、それぞれ異なっている。
したがって、長尺部7の第1接続部71aに接続される第1被接続部53aを、複数の第1被接続部53aから選択することによって、第1把持部41bの変位量W1を変更することができる。その結果、第1把持部41bの変位量W1と第2把持部42bの変位量W2とを同じ(完全に同じだけでなく、略同じも含む)にすることができる。
本実施形態においては、第1回転部5の回転片53は、第1被接続部53aを三つ備えているが、斯かる構成に限られない。第1被接続部53aの個数は、特に限定されず、例えば、二つ又は四つ以上でもよい。また、複数の第1被接続部53aと第1回転部5の回転中心P1との距離は、それぞれ異なっている。
なお、第2把持部42bが待機位置から把持位置へ変位する際の、第2回転部6の回転角度θ2(以下、単に「第2回転部6の回転角度θ2」ともいう)は、第2本体部42aの位置と規制部73(図3及び図4参照)の位置とによって、定まる。したがって、長尺部7に対する規制部73の位置が、同じであれば、第2回転部6の回転角度θ2は、略同じである。
次に、本実施形態に係る停止装置4の製造方法について説明する。具体的には、第1回転部5の回転角度θ1の変更方法(即ち、第1把持部41bの変位量W1の変更方法)について、図4~図6を参照しながら説明する。
まず、かご2の設定位置に本体部41a,42aを固定し、把持部41b,42bが接続された回転部5,6を、かご2のかご枠2bに回転可能に接続し、長尺部7の第2端部72の第2接続部72aを、第2回転部6の回転片63の第2被接続部63aに回転可能に接続し、加力部8を長尺部7に接続する(接続工程)。そして、回転部5,6を回転し、把持部41b,42bを把持位置で保持する(把持工程)。なお、接続工程及び把持工程の順番は、特に限定されない。
斯かる状態から、第1回転部5の回転角度θ1を、変更機構43bによって、設定角度にする(設定工程)。具体的には、第1回転部5の回転片53の複数の第1被接続部53aから、選択した第1被接続部53aに、長尺部7の第1端部71の第1接続部71aを回転可能に接続した後、回転部5,6を回転して把持部41b,42bを把持位置に戻し、把持部41b,42bの変位量W1,W2を測定する。
そして、把持部41b,42bの変位量W1,W2を変更したい場合は、異なる第1被接続部53aを選択し、これらの作業を繰り返す。このように、変更機構43bによって、第1回転部5の回転角度θ1を設定角度にすることができる。
これにより、第1把持部41bの変位量W1と第2把持部42bの変位量W2とを同じ(完全に同じだけでなく、略同じも含む)にすることができる。なお、回転部5,6の回転角度θ1,θ2を把持部41b,42bの変位量W1,W2に替えて測定する、という方法だけでなく、回転部5,6の回転角度θ1,θ2を直接測定する、という方法でもよい。
また、設定工程のうち、長尺部7の第1端部71を第1回転部5に接続させる(及び、必要に応じて長尺部7の長さを変更させる)作業の際に、把持部41b,42bの位置は、特に限定されない。但し、かご2を停止させる機能を満足させるためには、把持部41b,42bが同時に停止位置に位置することが好ましい。したがって、当該作業を行う際には、把持部41b,42bが停止位置に位置する状態で行うことが好ましい。
そこで、第1及び第2把持部41b,42bがそれぞれ把持位置に位置する際に、複数の第1被接続部53aは、第2被接続部63aの回転中心P2を中心とする(仮想の)円弧L1上に配置されている。これにより、長尺部7の第1接続部71aとの接続を、第1回転部5の或る第1被接続部53aから、他の第1被接続部53aに変更する際に、長尺部7の長さを変更する必要がない。これにより、設定工程の作業が容易となる。
以上より、本実施形態に係るエレベータ1は、かご2と、前記かご2とかごロープ1aで接続される釣合錘1bと、前記かご2又は前記釣合錘1b(本実施形態においては、かご2)を案内する第1及び第2レール1e,1f(本実施形態においては、第1及び第2かごレール1e,1f)と、前記第1及び第2レール1e,1fを把持することによって前記かご2又は前記釣合錘1bを停止させる停止装置4と、を備える。
そして、本実施形態に係るエレベータ1の停止装置4は、第1及び第2レール1e,1f(本実施形態においては、第1及び第2かごレール1e,1f)をそれぞれ把持することによってかご2又は釣合錘1b(本実施形態においては、かご2)を停止させるエレベータ1の停止装置4であって、前記かご2又は釣合錘1bの設定位置に固定される第1及び第2本体部41a,42aと、前記第1レール1eから離れる待機位置から、前記第1本体部41aと協働して前記第1レール1eを把持する把持位置へ変位可能に、前記第1本体部41aに対して可動な第1把持部41bと、前記第2レール1fから離れる待機位置から、前記第2本体部42aと協働して前記第2レール1fを把持する把持位置へ変位可能に、前記第2本体部42aに対して可動な第2把持部42bと、前記第1及び第2把持部41b,42bを連動させて作動させる作動部43と、を備え、前記作動部43は、前記第1把持部41bを変位させるために、前記第1把持部41bに接続され且つ回転する第1回転部5と、前記第2把持部42bを変位させるために、前記第2把持部42bに接続され且つ回転する第2回転部6と、前記第1把持部41bが前記待機位置から前記把持位置へ変位する際の、前記第1回転部5の回転角度θ1を変更可能な変更機構43bと、を備える。
斯かる構成によれば、第1把持部41bが待機位置から把持位置へ変位する際の、第1回転部5の回転角度θ1を、変更機構43bによって、変更することができる。これにより、第1把持部41bが待機位置から把持位置へ変位する際の、第1把持部41bの変位量W1を変更することができる。
また、本実施形態に係るエレベータ1の停止装置4においては、前記作動部43は、前記第1回転部5と前記第2回転部6とを接続する長尺部7を備え、前記第1回転部5は、前記長尺部7の第1端部71に回転可能に接続される第1被接続部53aを備え、前記第2回転部6は、前記長尺部7の第2端部72に回転可能に接続される第2被接続部63aを備え、前記変更機構43bは、前記長尺部7の前記第1端部71に接続可能な前記第1被接続部53aを複数備える、という構成である。
斯かる構成によれば、長尺部7の第1端部71に接続可能な第1被接続部53aが、複数備えられているため、長尺部7の第1端部71を接続する第1被接続部53aを、複数の第1被接続部53aから選択することができる。これにより、第1把持部41bが待機位置から把持位置へ変位する際の、第1回転部5の回転角度θ1を、変更することができる。
また、本実施形態に係るエレベータ1の停止装置4においては、複数の前記第1被接続部53aは、前記第1及び第2把持部41b,42bがそれぞれ把持位置に位置する際に、前記第2被接続部63aを中心とする円弧L1上に配置される、という構成である。
斯かる構成によれば、第1及び第2把持部41b,42bをそれぞれ把持位置に位置した場合に、複数の第1被接続部53aは、第2被接続部63aを中心とする円弧L1上に配置されることになる。これにより、長尺部7の第1端部71を接続する第1被接続部53aを、複数の第1被接続部53aから選択する際に、長尺部7の長さを変える必要がなくなる。
また、本実施形態に係るエレベータ1の停止装置4の製造方法は、第1及び第2レール1e,1f(本実施形態においては、第1及び第2かごレール1e,1f)をそれぞれ把持することによってかご2又は釣合錘1b(本実施形態においては、かご2)を停止させるエレベータ1の停止装置4の製造方法であって、前記停止装置4は、前記かご2又は前記釣合錘1bの設定位置に固定される第1及び第2本体部41a,42aと、前記第1レール1eから離れる待機位置から、前記第1本体部41aと協働して前記第1レール1eを把持する把持位置へ変位可能に、前記第1本体部41aに対して可動な第1把持部41bと、前記第2レール1fから離れる待機位置から、前記第2本体部42aと協働して前記第2レール1fを把持する把持位置へ変位可能に、前記第2本体部42aに対して可動な第2把持部42bと、前記第1及び第2把持部41b,42bを連動させて作動させる作動部43と、を備え、前記作動部43は、前記第1把持部41bを変位させるために、前記第1把持部41bに接続され且つ回転する第1回転部5と、前記第2把持部42bを変位させるために、前記第2把持部42bに接続され且つ回転する第2回転部6と、前記第1把持部41bが前記待機位置から前記把持位置へ変位する際の、前記第1回転部5の回転角度θ1を変更可能な変更機構43bと、を備え、前記方法は、前記変更機構43bによって、前記第1回転部5の回転角度θ1を設定角度にすることを含む。
斯かる方法によれば、第1把持部41bが待機位置から把持位置へ変位する際の、第1回転部5の回転角度θ1を、変更機構43bによって、設定角度に変更することができる。これにより、第1把持部41bが待機位置から把持位置へ変位する際の、第1把持部41bの変位量W1を変更することができる。
なお、エレベータ1、停止装置4及びその製造方法は、上記した実施形態の構成に限定されるものではなく、また、上記した作用効果に限定されるものではない。また、エレベータ1、停止装置4及びその製造方法は、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。例えば、下記する各種の変更例に係る構成や方法等を任意に一つ又は複数選択して、上記した実施形態に係る構成や方法等に採用してもよいことは勿論である。
(1)上記実施形態に係る停止装置4においては、変更機構43bは、第1回転部5に、長尺部7の第1端部71に接続可能な第1被接続部53aを複数備えている、という構成である。しかしながら、停止装置4は、斯かる構成に限られない。例えば、変更機構43bは、第2回転部6に、長尺部7の第2端部72に接続可能な第2被接続部63aを複数備えている、という構成でもよい。また、例えば、変更機構43bは、それぞれの回転部5,6に、複数の被接続部53a,63aを備えている、という構成でもよい。
なお、本明細書で使用する「第1」及び「第2」は、説明の便宜のために使用したものである。したがって、停止装置4においては、例えば、本明細書の「第1」及び「第2」が、特許請求の範囲の「第1」及び「第2」と同じである、という構成でもよく、また、例えば、本明細書の「第1」及び「第2」が、特許請求の範囲の「第1」及び「第2」と反対である、という構成でもよい。
(2)また、上記実施形態に係る停止装置4においては、変更機構43bは、第1回転部5に、長尺部7の第1端部71に接続可能な第1被接続部53aを複数備えている、という構成である。しかしながら、停止装置4は、斯かる構成に限られない。例えば、変更機構43bは、所定方向に延びる長穴状に形成される第1被接続部53aと、長尺部7の第1端部71を、第1被接続部53aに対して変位せず且つ回転可能に接続する接続機構とを備えている、という構成でもよい。
また、例えば、図7~図10に示すように、変更機構43bは、長尺部7の第1端部71に接続される第1被接続部53aが、回転片53の端部に配置され、且つ、回転片53が、回転片53の長さを変更可能な長さ変更機構を備えている、という構成でもよい。また、例えば、図11及び図12に示すように、変更機構43bは、歯車機構を備えている、という構成でもよい。なお、図7~図12に係る変更機構43bについて、以下に詳細を説明する。
(2-1)図7及び図8に係る変更機構43bは、連接される複数の連接片53b,53cを備えてる。具体的には、回転片53は、回転軸51に固定(不動に接続)される第1連接片53bと、第1連接片53bに固定(不動に接続)される第2連接片53cとを備えている。これにより、連接片53b,53cは、回転軸51と一体となって回転する。
第2連接片53cは、長尺部7の第1端部71に回転可能に接続される第1被接続部53aを備えている。そして、第1連接片53bは、第2連接片53cに固定される被固定部53dを備え、第2連接片53cは、第1連接片53bの被固定部53dに固定される固定部53eを備え、回転片53は、固定部53eを被固定部53dに固定する固定手段53fを備えている。
ところで、第1連接片53bは、固定部53eに固定可能な被固定部53dを複数備えている。これにより、固定部53eに固定される被固定部53dを、複数の被固定部53dから選択することができる。そして、固定部53eに固定される被固定部53dを変更することによって、回転片53は、伸縮する、即ち、回転片53の長さは、変更する。
これにより、選択される被固定部53dによって、回転軸51に対する第1被接続部53aの位置は、それぞれ異なっている。したがって、第2連接片53cの固定部53eに固定される被固定部53dを、複数の被固定部53dから選択することによって、第1把持部41bが待機位置から把持位置へ変位する際の、第1回転部5の回転角度を変更することができる。
なお、被固定部53d、固定部53e及び固定手段53fの構成は、特に限定されない。例えば、固定手段53fは、ボルト及びナットとし、被固定部53d及び固定部53eは、ボルトに挿入される孔部とすることができる。また、連接片53b,53cの個数は、特に限定されず、例えば、三つ以上である、という構成でもよい。
(2-2)図9及び図10に係る変更機構43bは、連接される複数の連接片53b,53cを備えている。具体的には、回転片53は、回転軸51に固定(不動に接続)される第1連接片53bと、第1連接片53bに接続される第2連接片53cとを備えている。これにより、連接片53b,53cは、回転軸51と一体となって回転する。
第2連接片53cは、長尺部7の第1端部71に回転可能に接続される第1被接続部53aを備えている。そして、第1連接片53bは、第2連接片53cに固定される被固定部53dを備え、第2連接片53cは、第1連接片53bの被固定部53dに固定される固定部53eを備えている。
被固定部53d及び固定部53eは、第2連接片53cが第1連接片53bに対して可動な状態と不動な状態とを切り替可能な構成である。なお、被固定部53d及び固定部53eの構成は、特に限定されない。
例えば、複数の連接片53b,53cは、互いにネジ機構によって、接続されている、という構成でもよい。例えば、第1連接片53bは、筒状に形成され、被固定部53dは、第1連接片53bの端部に配置される雌ねじであり、第2連接片53cは、第1連接片53bに挿入されるように棒状に形成され、固定部53eは、被固定部53dの雌ねじと螺合する雄ねじである、という構成でもよい。
これにより、回転片53は、伸縮する。即ち、回転片53の長さは、変更する。したがって、回転片53の長さが変更することによって、回転軸51に対する第1被接続部53aの位置は、異なる。その結果、回転片53の長さを変更することによって、第1把持部41bが待機位置から把持位置へ変位する際の、第1回転部5の回転角度を変更することができる。なお、連接片53b,53cの個数は、特に限定されず、例えば、三つ以上である、という構成でもよい。
(2-3)図11及び図12に係る変更機構43bは、かご2のかご枠2bに回転可能に接続される第3回転部9を備えている。第1回転部5は、かご2のかご枠2bに回転可能に接続される回転軸51と、把持部41bに接続される接続片52とを備えている。第3回転部9は、かご2のかご枠2bに回転可能に接続される回転軸91と、長尺部7の第1端部71に接続される第1被接続部92aを有する回転片92とを備えている。
そして、第1回転部5は、回転軸51に着脱可能な第1歯車54を備えており、第3回転部9は、回転軸91に着脱可能で且つ第1歯車54と噛合する第2歯車93を備えている。そして、歯車54,93が回転軸51,91に着脱可能であるため、第1歯車54と第2歯車93との歯車比(ギア比)を変更することによって、第1把持部41bが待機位置から把持位置へ変位する際の、第1回転部5の回転角度を変更することができる。
(3)また、上記実施形態に係る停止装置4においては、複数の第1被接続部53aは、把持部41b,42bがそれぞれ把持位置に位置する際に、第2被接続部63aを中心とする円弧L1上に配置されてる、という構成である。しかしながら、停止装置4は、斯かる構成が好ましいものの、斯かる構成に限られない。例えば、複数の第1被接続部53aは、把持部41b,42bがそれぞれ把持位置に位置する際に、第2被接続部63aを中心とする円弧L1上に配置されていない、という構成でもよい。
(4)また、上記実施形態に係る停止装置4においては、複数の第1被接続部53aと第1回転部5の回転中心P1との距離は、それそれ異なっている、という構成である。しかしながら、停止装置4は、斯かる構成に限られない。例えば、複数の第1被接続部53aと第1回転部5の回転中心P1との距離は、それそれ同じである、という構成でもよい。
(5)また、上記実施形態に係る停止装置4は、かご2を停止させるために、かご2に取り付けられている、という構成である。しかしながら、停止装置4は、斯かる構成に限られない。例えば、停止装置4は、釣合錘1bを停止させるために、釣合錘1bに取り付けられている、という構成でもよい。斯かる構成においては、ガバナロープ3aは、釣合錘1bと接続され、停止装置4は、第1及び第2錘レール1g,1hをそれぞれ把持することによって釣合錘1bを停止させる。なお、停止装置4は、かご2及び釣合錘1bの両方に取り付けられている、という構成でもよい。
1…エレベータ、1a…かごロープ、1b…釣合錘、1c…巻上機、1d…綱車、1e…第1かごレール、1f…第2かごレール、1g…第1錘レール、1h…第2錘レール、2…かご、2a…かご室、2b…かご枠、3…調速機、3a…ガバナロープ、3b…ガバナ車、3c…張車、4…停止装置、5…第1回転部、6…第2回転部、7…長尺部、8…加力部、8a…弾性部、8b…第1保持部、8c…第2保持部、9…第3回転部、41…第1停止部、41a…第1本体部、41b…第1把持部、42…第2停止部、42a…第2本体部、42b…第2把持部、43…作動部、43a…軸部、43b…変更機構、51…回転軸、52…接続片、53…回転片、53a…第1被接続部、53b…第1連接片、53c…第2連接片、53d…被固定部、53e…固定部、53f…固定手段、54…第1歯車、61…回転軸、62…接続片、63…回転片、63a…第2被接続部、64…接続片、71…第1端部、71a…第1接続部、72…第2端部、72a…第2接続部、73…規制部、74…長さ変更部、74a…筒状部、74b…棒状部、91…回転軸、92…回転片、92a…第1被接続部、93…第2歯車

Claims (5)

  1. 第1及び第2レールをそれぞれ把持することによってかご又は釣合錘を停止させるエレベータの停止装置であって、
    前記かご又は前記釣合錘の設定位置に固定される第1及び第2本体部と、
    前記第1レールから離れる待機位置から、前記第1本体部と協働して前記第1レールを把持する把持位置へ変位可能に、前記第1本体部に対して可動な第1把持部と、
    前記第2レールから離れる待機位置から、前記第2本体部と協働して前記第2レールを把持する把持位置へ変位可能に、前記第2本体部に対して可動な第2把持部と、
    前記第1及び第2把持部を連動させて作動させる作動部と、を備え、
    前記作動部は、前記第1把持部を変位させるために、軸によって前記第1把持部に回転可能に接続され且つ回転する第1回転部と、前記第2把持部を変位させるために、軸によって前記第2把持部に回転可能に接続され且つ回転する第2回転部と、前記第1把持部が前記待機位置から前記把持位置へ変位する際の、前記第1回転部の回転角度を変更可能な変更機構と、を備える、エレベータの停止装置。
  2. 前記作動部は、前記第1回転部と前記第2回転部とを接続する長尺部を備え、
    前記第1回転部は、前記長尺部の第1端部に回転可能に接続される第1被接続部を備え、
    前記第2回転部は、前記長尺部の第2端部に回転可能に接続される第2被接続部を備え、
    前記変更機構は、前記第1回転部の回転中心に対する前記第1被接続部の位置を変更可能に構成される、請求項1に記載のエレベータの停止装置。
  3. 前記変更機構は、前記長尺部の前記第1端部に接続可能な前記第1被接続部を複数備え、
    複数の前記第1被接続部は、前記第1及び第2把持部がそれぞれ把持位置に位置する際に、前記第2被接続部を中心とする円弧上に配置される、請求項2に記載のエレベータの停止装置。
  4. かごと、
    前記かごとかごロープで接続される釣合錘と、
    前記かご又は前記釣合錘を案内する第1及び第2レールと、
    前記第1及び第2レールを把持することによって前記かご又は前記釣合錘を停止させる請求項1~3の何れか1項に記載の停止装置と、を備える、エレベータ。
  5. 第1及び第2レールをそれぞれ把持することによってかご又は釣合錘を停止させるエレベータの停止装置の製造方法であって、
    前記停止装置は、前記かご又は前記釣合錘の設定位置に固定される第1及び第2本体部と、前記第1レールから離れる待機位置から、前記第1本体部と協働して前記第1レールを把持する把持位置へ変位可能に、前記第1本体部に対して可動な第1把持部と、前記第2レールから離れる待機位置から、前記第2本体部と協働して前記第2レールを把持する把持位置へ変位可能に、前記第2本体部に対して可動な第2把持部と、前記第1及び第2把持部を連動させて作動させる作動部と、を備え、
    前記作動部は、前記第1把持部を変位させるために、軸によって前記第1把持部に回転可能に接続され且つ回転する第1回転部と、前記第2把持部を変位させるために、軸によって前記第2把持部に回転可能に接続され且つ回転する第2回転部と、前記第1把持部が前記待機位置から前記把持位置へ変位する際の、前記第1回転部の回転角度を変更可能な変更機構と、を備え、
    前記方法は、前記変更機構によって、前記第1回転部の回転角度を設定角度にすることを含む、エレベータの停止装置の製造方法。
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