JP6997938B2 - 車両用シート - Google Patents
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Description
図1(A)は、本発明の第1実施形態に係る車両用シートのシートクッション20の平面図であり、図1(B)はシートクッション20内のバネ28R1、28R2、28L1、28L2の配置を示す平面図であり、図1(C)はバネ上にスタビライザー10を配置した状態を示す平面図である。図2(A)はスタビライザー10の平面図であり、図2(B)は図2(A)のb1矢視図である。以下の説明において、「前」、「後」、「右」、「左」、「上」、「下」とは、車両進行方向から見た方向を意味する。
図4(A)は、第1実施形態の第1改変例に係る車両用シートのスタビライザー10の平面図であり、図4(B)は、図4(A)のb2矢視図である。
図5は第2実施形態のスタビライザー110を示す。
第2実施形態では、スタビライザー110が板状の可撓板112の下側にゴム等の弾性部材からなる右弾性部128R、左弾性部128Lが取り付けられて成る。可撓板112は右弾性部128R及び左弾性部128Lよりも高剛性である。スタビライザー110は、シートクッション内に可撓板112が車両進行方向に垂直に沿うように配置される。
図6は第2実施形態の第1改変例に係るスタビライザー110を示す。
第2実施形態の第1改変例では、スタビライザー110の可撓板112の中央部に板厚を薄くした屈曲部112fが設けられ、可撓板112の右部112Rと左部112Lとが曲がり易く構成されている。スタビライザー110は、シートクッション内に可撓板112が車両進行方向に垂直に沿うように配置される。
図7及び図8は、本発明の第3実施形態に係る車両用シートのスタビライザー210の斜視図である。
スタビライザー210は、図示しないシートバックを傾動調整するためのシャフト26に設けられたブラケット218R、218Lの貫通孔218aに挿通され、車両進行方向に対して垂直方向に設けられ、所定範囲で回転可能な支持軸212と、支持軸212に取り付けられた右アーム216R及び左アーム216Lとを備える。右アーム216Rは、略S字(クランク)状の連続するS字状バネから成る右側のバネ部材(右第1バネ28R1、右第2バネ28R2)の直下又は右下で、車両進行方向に沿って設けられ、基端216eが支持軸212に固定され、先端216sが支持軸212の回転に連動して左アーム216Lと共に上下方向へ揺動する。左アーム216Lは、左側のバネ部材(左第1バネ28L1、左第2バネ28L2)の直下又は左下で、車両進行方向に沿って設けられ、基端216eが支持軸212に固定され、先端216sが支持軸212の回転に連動して右アーム216Rと共に上下方向へ揺動する。
第3実施形態のシートクッションでは、図8に示される第3実施形態のスタビライザー210の上に、略S字状の連続するS字状バネから成る右側の右第1バネ28R1と右第2バネ28R2との間に、右側の右第1バネ28R1と右第2バネ28R2との連動部材を構成するL字状の線バネ29が設けられている。また、左側の左第1バネ28L1と左第2バネ28L2との間に、左側の左第1バネ28L1と左第2バネ28L2との連動部材を構成するL字状の線バネ29が設けられている。そして、右第2バネ28R2と左第2バネ28L2との間にはL字状の線バネ29が設けられていない。スタビライザー210の設けられていない従来のシートクッションでは、通常4本のS字状バネの全てに連動部材が設けられている。これに対して、第3実施形態の第1改変例では、中央側の右第2バネ28R2と左第2バネ28L2との間には連動部材を設けず、4本のS字状バネを左右2分割することで、S字状バネの可動域を広げ、乗り心地を高めることができる。
12:コ字状板材
12C:基部
12L:左剛性板
12R:右剛性板
14:連結部材
16:蝶番(屈曲部)
20:シートクッション
28L1:左第1バネ(左側のバネ部材)
28L2:左第2バネ(左側のバネ部材)
28R1:右第1バネ(右側のバネ部材)
28R2:右第2バネ(右側のバネ部材)
112:可撓板(板材)
128L:バネ部材(左側のバネ部材)
128R:バネ部材(右側のバネ部材)
Claims (8)
- 乗員が着座するシートクッション内に、進行方向に対して右側のバネ部材と左側のバネ部材とを備える車両用シートであって、
前記右側のバネ部材と前記左側のバネ部材とを連動させるスタビライザーを前記シートクッションに備え、
前記スタビライザーは、
前記右側のバネ部材の直上又は右上に設けられ、上下方向への可撓性を備え、車両進行方向に沿って設けられた右剛性板と、
前記左側のバネ部材の直上又は左上に設けられ、上下方向への可撓性を備え、車両進行方向に沿って設けられた左剛性板と、
前記右剛性板と前記左剛性板とを連結する連結部材とを有する。 - 請求項1の車両用シートであって、
前記右剛性板と前記左剛性板は、コ字状板材の両端部から成り、前記両端部を延在させる基部は、シートバック側の後方であって、乗員が着座しない位置に配置される。 - 請求項1又は請求項2の車両用シートであって、
前記連結部材は、折れ曲がるための屈曲部を備える。 - 請求項3の車両用シートであって、
前記屈曲部は、前記右剛性板と前記連結部材の継ぎ目と、前記左剛性板と前記連結部材の継ぎ目と、前記連結部材の中央部に設けられる。 - 請求項3の車両用シートであって、
前記屈曲部は蝶番から成る。 - 請求項3の車両用シートであって、
前記屈曲部は前記連結部材の厚みを薄くした部位から成る。 - 乗員が着座するシートクッション内に、進行方向に対して右側のバネ部材と左側のバネ部材とを備える車両用シートであって、
前記右側のバネ部材と前記左側のバネ部材とを連動させるスタビライザーを前記シートクッションに備え、
前記スタビライザーは、
前記右側のバネ部材の上と前記左側のバネ部材の上に左右方向に設けられた前記右側のバネ部材及び前記左側のバネ部材よりも高剛性で可撓性を備える板材から成り、
前記板材は中央部に折れ曲がるための屈曲部を備える。 - 乗員が着座するシートクッション内に、進行方向に対して右側のバネ部材と左側のバネ部材とを備える車両用シートであって、
前記右側のバネ部材と前記左側のバネ部材とを連動させるスタビライザーを前記シートクッションに備え、
前記スタビライザーは、
車両進行方向に対して垂直方向に設けられ、所定範囲で回転可能な支持軸と、
前記右側のバネ部材の直下又は右下で、車両進行方向に沿って設けられ、基端が前記支持軸に固定され、先端が前記支持軸の回転に連動して上下方向へ揺動する右アームと、
前記左側のバネ部材の直下又は左下で、車両進行方向に沿って設けられ、基端が前記支持軸に固定され、先端が前記支持軸の回転に連動して上下方向へ揺動する左アームと、を有し、
前記右側のバネ部材の上に配置され、前記右アームの前記先端に固定され、前記先端との間で前記右側のバネ部材を挟む右部材と、
前記左側のバネ部材の上に配置され、前記左アームの前記先端に固定され、前記先端との間で前記左側のバネ部材を挟む左部材と、を有する。
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- 2018-04-13 JP JP2018077831A patent/JP6997938B2/ja active Active
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Also Published As
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