JP6995581B2 - 発光表示装置及びその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は発光表示装置及びその製造方法に関するものである。
情報化社会が発展するにつれて、映像を表示するための表示装置に対する要求が多様な形態に増加している。よって、近年には、液晶表示装置(LCD:Liquid Crystal Display)、プラズマ表示装置(PDP:Plasma Display Panel)、発光表示装置(Light Emitting Display)のような多様な表示装置が活用されている。発光表示装置は、有機発光素子を用いる有機発光表示装置(Organic Light Emitting Display)と、マイクロ発光ダイオード(micro light emitting diode)を含むマイクロ発光表示装置とを含む。
有機発光表示装置を含む発光表示装置は、自己発光型のもので、液晶表示装置(LCD)に比べ、視野角、対照比などに優れ、別途のバックライトが不要であって軽薄短小型が可能であり、消費電力が少なくて有利な利点がある。また、有機発光表示装置は、直流低電圧による駆動が可能であり、応答速度が早く、特に製造コストが低い利点がある。
有機発光表示装置は、アノード電極、アノード電極を区画するバンク、アノード電極上に形成される正孔輸送層、有機発光層、電子輸送層、及び電子輸送層上に形成されるカソード電極を含む。この場合、アノード電極に高電位電圧が印加されるとともにカソード電極に低電位電圧が印加されれば、正孔と電子がそれぞれ正孔輸送層と電子輸送層を介して有機発光層に移動し、有機発光層で互いに結合して発光することになる。
有機発光表示装置において、光を発光する画素は、アノード電極、有機発光層、及びカソード電極が順次積層された領域に形成される。バンクは光を発光しない非発光部に形成される。すなわち、バンクは、画素を画定する画素画定膜としての役目を果たす。
アノード電極はコンタクトホールを介して薄膜トランジスタのソース電極又はドレイン電極に接続され、薄膜トランジスタを介して高電位電圧を受ける。有機発光層はコンタクトホールの段差によってコンタクトホール内で均一に蒸着されにくいから、コンタクトホールに形成されずにバンクで覆われることになる。
一方、近年には、有機発光表示装置を含むヘッド装着型ディスプレイ(HMD:Head Mounted Display)が開発されている。ヘッド装着型ディスプレイは、眼鏡又はヘルメットの方式で着用して使用者の目前の近くの距離に焦点が形成されるバーチャルリアリティー(VR:Virtual Reality)又は拡張現実(AR:Augmented Reality)のモニター装置である。ヘッド装着型ディスプレイ、モバイルなどに使われる小型有機発光表示装置は高解像度を有するので、画素のサイズが次第に小さくなっている。
しかし、コンタクトホールはフォトリソグラフィ工程で形成され、フォトリソグラフィ工程の限界によって所定のサイズ以下に形成できない。すなわち、画素のサイズが小さくなってもコンタクトホールが小さくなるのには限界がある。特に、コンタクトホールは非発光部に配置されるので、画素のサイズが小さくなる場合、画素内での非発光部の面積の比率が高くなり、発光部の面積の比率が低くなる。画素内で発光部の面積の比率が低くなる場合、発光部の減少した比率を補償するために発光部の輝度が高くならなければならない。よって、有機発光層の寿命が縮むことになる。
また、画素のサイズが小さくなる場合、薄膜トランジスタのソース電極又はドレイン電極のサイズがコンタクトホールのサイズより小さくなることがある。この場合、アノード電極がコンタクトホールを通じて露出されたソース電極又はドレイン電極の上面にだけ形成されるものではなく、コンタクトホールの底面とソース電極又はドレイン電極の側面にも形成できる。これにより、アノード電極がコンタクトホールの底面とソース又はドレイン電極間の段差によってソース電極又はドレイン電極の側面で図1A及び図1Bのように断線され得る。よって、画素が発光しない点灯不良が発生し得る。
特開2017-120788号公報
本発明は、有機発光層の寿命が縮むことを防止することができる発光表示装置及びその製造方法を提供することを目的とする。
また、本発明は、点灯不良を防止することができる発光表示装置及びその製造方法を提供することを目的とする。
本発明の一実施例による発光表示装置は、複数の画素とコンタクトホールとを含み、前記複数の画素のそれぞれは、ゲート電極、前記ゲート電極と重畳するアクティブ層、前記アクティブ層の一側に接続されたソース電極、及び前記アクティブ層の他側に接続されたドレイン電極を有するトランジスタ;及び第1電極、前記第1電極上に配置された発光層、及び前記発光層上に配置された第2電極を有する発光素子を含み、少なくとも二つの画素の前記第1電極は、前記コンタクトホールで各ソース電極又は各ドレイン電極に電気的に接続される。
本発明の他の実施例による発光表示装置は、複数の画素とコンタクトホールとを含み、前記複数の画素のそれぞれは、ゲート電極、ソース領域、及びドレイン領域を有するトランジスタ;前記ソース領域に接続されたソース電極;前記ドレイン領域に接続されたドレイン電極;補助電極;及び前記補助電極上に配置された発光素子の第1電極を含み、少なくとも二つの画素の前記補助電極は、前記コンタクトホールで各ソース電極又は各ドレイン電極に電気的に接続される。
本発明の実施例は、隣接した画素が有機発光素子の第1電極と薄膜トランジスタのドレイン電極を接続するための共有コンタクトホールを共有することができる。その結果、本発明の実施例は、共有コンタクトホールによって発光部の面積が減少することを防止することができる。したがって、本発明の実施例は、発光部の面積減少によって有機発光層の寿命が縮むことを防止することができる。
また、本発明の実施例は、共有コンタクトホールで第1電極層を食刻(エッチング)して第1電極を形成することにより、第1電極がコンタクトホールの底面とドレイン電極間の段差によってソース又はドレイン電極の側面で断線されることを防止することができる。したがって、本発明の実施例は、画素が発光しない点灯不良が発生することを防止することができる。
また、本発明の実施例は、第2平坦化膜上に第1電極を形成し、第2平坦化膜上に第1電極の縁部を覆うバンクを形成する。したがって、本発明の実施例は、第1電極を第2平坦化膜まで広く形成することができるので、発光部の面積を増やすことができる。その結果、本発明の実施例は、有機発光層の寿命を伸ばすことができる。
有機発光層がコンタクトホール内に形成される場合において、コンタクトホールの段差によってアノード電極とカソード電極が短絡したことを示す例示図である。 有機発光層がコンタクトホール内に形成される場合において、コンタクトホールの段差によってアノード電極とカソード電極が短絡したことを示す例示図である。 本発明の一実施例による有機発光表示装置を示す斜視図である。 図2の有機発光表示装置を詳細に示す平面図である。 表示領域の画素の一例を示す平面図である。 表示領域の画素の他の例を示す平面図である。 表示領域の画素のさらに他の例を示す平面図である。 図4の線I-I’に沿った断面の一例を示す断面図である。 表示領域の画素のさらに他の例を示す平面図である。 図8の線IV-IV’に沿った断面の一例を示す断面図である。 表示領域の画素のさらに他の例を示す平面図である。 図7の線V-V’に沿った断面の一例を示す断面図である。 本発明の一実施例による有機発光表示装置の製造方法を示すフローチャートである。 本発明の一実施例による有機発光表示装置の製造方法を説明するための図4の線I-I’に沿った断面図である。 本発明の一実施例による有機発光表示装置の製造方法を説明するための図4の線I-I’に沿った断面図である。 本発明の一実施例による有機発光表示装置の製造方法を説明するための図4の線I-I’に沿った断面図である。 本発明の一実施例による有機発光表示装置の製造方法を説明するための図4の線I-I’に沿った断面図である。 本発明の一実施例による有機発光表示装置の製造方法を説明するための図4の線I-I’に沿った断面図である。 本発明の一実施例による有機発光表示装置の製造方法を説明するための図4の線I-I’に沿った断面図である。 本発明の一実施例による有機発光表示装置の製造方法を説明するための図4の線I-I’に沿った断面図である。 本発明の他の実施例による有機発光表示装置の製造方法を示すフローチャートである。 本発明の他の実施例による有機発光表示装置の製造方法を説明するための図8の線IV-IV’に沿った断面図である。 本発明の他の実施例による有機発光表示装置の製造方法を説明するための図8の線IV-IV’に沿った断面図である。 本発明の他の実施例による有機発光表示装置の製造方法を説明するための図8の線IV-IV’に沿った断面図である。 本発明の他の実施例による有機発光表示装置の製造方法を説明するための図8の線IV-IV’に沿った断面図である。 本発明のさらに他の実施例による有機発光表示装置の製造方法を示すフローチャートである。 本発明のさらに他の実施例による有機発光表示装置の製造方法を説明するための図10の線V-V’に沿った断面図である。 本発明のさらに他の実施例による有機発光表示装置の製造方法を説明するための図10の線V-V’に沿った断面図である。 本発明のさらに他の実施例による有機発光表示装置の製造方法を説明するための図10の線V-V’に沿った断面図である。 本発明のさらに他の実施例による有機発光表示装置の製造方法を説明するための図10の線V-V’に沿った断面図である。
明細書全般にわたって同じ参照符号は実質的に同一の構成要素を意味する。以下の説明で、本発明の核心構成と関連がない場合及び本発明の技術分野に公知となった構成及び機能についての詳細な説明は省略することができる。本明細書で記述する用語の意味は次のように理解されなければならないであろう。
本発明の利点及び特徴、そして、それらを達成する方法は、添付の図面と共に詳細に後述する実施例を参照すると明らかになるであろう。しかし、本発明は、以下に開示する実施例に限定されるものではなく、互いに異なる様々な形態に具現可能であり、単に本発明の実施例は、本発明の開示を完全になるようにし、本発明の属する技術分野における通常の知識を有する者に発明の範疇を完全に知らせるために提供するものであり、本発明は、請求項の範疇によって定義されるだけである。
本発明の実施例を説明するための図面に開示した形状、大きさ、比率、角度、個数などは例示的なものであるため、本発明が図示の事項に限定されるものではない。明細書全般にわたって同じ参照符号は同一の構成要素を指す。また、本発明の説明において、関連の公知技術についての具体的な説明が本発明の要旨をあいまいにする可能性があると判断される場合には、その詳細な説明を省略する。
本明細書で言及する「含む」、「有する」、「なる」などが使用される場合、「~のみ」が使用されない限り、他の部分が追加されてもよい。構成要素を単数で表現した場合には、特に明示的な記載事項がない限り、複数の場合を含む。
構成要素の解釈において、別途の明示的な記載がなくても誤差範囲を含むものと解釈する。
位置関係についての説明の場合、例えば、「~上に」、「~上部に」、「~下部に」、「~側に」などのように二つの部分の位置関係が説明される場合、「すぐ」又は「直接」が使用されない限り、二つの部分の間に1つ以上の他の部分が位置することもできる。
時間関係についての説明の場合、例えば、「~後に」、「~に次いで」、「~次に」、「~前に」などのように時間的前後関係が説明される場合、「すぐ」又は「直接」が使用されない限り、連続的ではない場合も含むことができる。
第1、第2などが様々な構成要素を記述するために使用されるが、これらの構成要素はこれらの用語によって制限されない。これらの用語は、単に一つの構成要素を他の構成要素と区別するために使用するものである。したがって、例えば、本発明の技術的思想内で、第1構成要素は第2構成要素と称することができるし、同様に第2の構成要素は第1の構成要素と称することもできる。
「X軸方向」、「Y軸方向」及び「Z軸方向」は、相互間の関係が垂直をなす幾何学的な関係のみを有するものと解釈されてはならず、本発明の構成が機能的に作用することができる範囲内でもっと広い方向性を有することを意味し得る。
「少なくとも1つ」という用語は、1つ以上の関連項目から提示可能な全ての組合せを含むものと理解しなければならない。例えば、「第1項目、第2項目、及び第3項目のうち少なくとも1つ」の意味は、第1項目、第2項目、又は第3項目のそれぞれだけでなく、第1項目、第2項目、及び第3項目のうち2つ以上から提示可能な全ての項目の組合せを意味し得る。
本発明の様々な例のそれぞれの特徴が、部分的又は全体的に互いに結合又は組合せ可能であり、技術的に様々な連動及び駆動が可能であり、各実施例が互いに独立して実施されてもよく、関連関係をもって共に実施されてもよい。
以下、添付図面に基づいて本発明の好ましい実施例を詳細に説明する。
図2は本発明の一実施例による有機発光表示装置を示す斜視図である。図3は図2の有機発光表示装置を詳細に示す平面図である。
図2及び図3を参照すると、本発明の一実施例による表示装置100は、表示パネル110、ゲート駆動部120、ソースドライブ集積回路(Integrated Circuit、以下「IC」という)130、軟性(フレキシブル)フィルム140、回路基板150、及びタイミング制御部160を含む。
表示パネル110は、第1基板111及び第2基板112を含む。第2基板112は封止基板であってもよい。第1基板111はプラスチックフィルム又はガラス基板であってもよい。第2基板112はプラスチックフィルム、ガラス基板、又は封止フィルム(保護フィルム)であってもよい。
第2基板112と向き合う第1基板111の一面上には、複数のゲートライン、複数のデータライン、及び複数の画素Pが形成される。画素はゲートラインとデータラインの交差構造によって画定される領域に設けられる。
画素のそれぞれは、薄膜トランジスタと第1電極、有機発光層、及び第2電極を備える有機発光素子を含むことができる。画素のそれぞれは、薄膜トランジスタによってゲートラインからゲート信号が入力される場合、データラインのデータ電圧によって有機発光素子に所定の電流を供給する。これにより、画素のそれぞれの有機発光素子は所定の電流によって所定の明るさで発光することができる。画素についての詳細な説明は図4及び図8を参照して後述する。
表示パネル110は、図3のように、画素が形成されて画像を表示する表示領域DAと画像を表示しない非表示領域NDAに区分することができる。表示領域DAにはゲートライン、データライン、及び画素が形成できる。非表示領域NDAにはゲート駆動部120と複数のパッドが形成できる。
ゲート駆動部120は、タイミング制御部160から入力されるゲート制御信号に応じてゲートラインにゲート信号を供給する。ゲート駆動部120は、表示パネル110の表示領域DAの一側又は両側の外側部の非表示領域NDAにGIP(Gate driver In Panel)方式で形成できる。または、ゲート駆動部120は、駆動チップで製作されて軟性フィルムに実装され、TAB(Tape Automated Bonding)方式で表示パネル110の表示領域DAの一側又は両側の外側部の非表示領域NDAに付着されることもできる。
ソースドライブIC130は、タイミング制御部160からデジタルビデオデータとソース制御信号を受ける。ソースドライブIC130は、ソース制御信号に応じてデジタルビデオデータをアナログデータ電圧に変換してデータラインに供給する。ソースドライブIC130が駆動チップで製作される場合、COF(Chip On Film)又はCOP(Chip On Plastic)方式で軟性フィルム140に実装できる。
表示パネル110の非表示領域NDAには、データパッドのような複数のパッドが形成できる。軟性フィルム140には、パッドとソースドライブIC130を連結する配線、及びパッドと回路基板150の配線を連結する配線が形成できる。軟性フィルム140は異方性導電フィルム(anisotropic conductive film)を用いてパッド上に付着され、これによってパッドと軟性フィルム140の配線が連結できる。
回路基板150は軟性フィルム140に付着できる。回路基板150には駆動チップで具現された多数の回路が実装できる。例えば、回路基板150にはタイミング制御部160が実装できる。回路基板150は、プリント基板(PCB:Printed Circuit Board)又はフレキシブルプリント基板(FPCB:Flexible Printed Circuit Board)であってもよい。
タイミング制御部160は、回路基板150のケーブルを介して、外部のシステムボードからデジタルビデオデータとタイミング信号を受ける。タイミング制御部160は、タイミング信号に応じてゲート駆動部120の動作タイミングを制御するためのゲート制御信号とソースドライブIC130を制御するためのソース制御信号を発生する。タイミング制御部160はゲート制御信号をゲート駆動部120に供給し、ソース制御信号をソースドライブIC130に供給する。
図4は表示領域の画素の一例を示す平面図である。
図4では、説明の便宜のために、画素P、発光部EA、有機発光素子の第1電極AND、トランジスタのドレイン電極SD、及び共有コンタクトホールCTSのみを示した。
図4を参照すると、複数の画素Pが形成され、それぞれの画素Pは少なくとも一つの薄膜トランジスタと有機発光素子を含む。
薄膜トランジスタは、アクティブ層、アクティブ層と重畳するゲート電極、アクティブ層の一側に接続されるソース電極、及びアクティブ層の他側に接続されるドレイン電極SDを含むことができる。アクティブ層は、ソース領域、ドレイン領域、及びソース領域とドレイン領域の間に配置されたチャネル領域を含む。したがって、ソース電極はアクティブ層のソース領域に接続され、ドレイン電極はアクティブ層のドレイン領域に接続できる。一方、薄膜トランジスタは他の適切な種類のトランジスタに取り替えられることができる。
有機発光素子は、アノード電極に相当する第1電極AND、有機発光層、及びカソード電極に相当する第2電極を含むことができる。発光部EAは、第1電極AND、有機発光層、及び第2電極が順次積層されて、第1電極ANDからの正孔と第2電極からの電子が有機発光層で互いに結合して光を発光する領域を提供する。隣接した画素Pの発光部EAはバンクによって区画することができ、これによりバンクは光を発光しない非発光部に相当する。
N(Nは2以上の整数)個の画素Pは図4のように共有コンタクトホールCTSを共有する。共有コンタクトホールCTSは、N個の画素Pのそれぞれの薄膜トランジスタのドレイン電極SDを有機発光素子の第1電極ANDに電気的に接続するために形成されたホールである。N個の画素Pのそれぞれの薄膜トランジスタのドレイン電極SDは共有コンタクトホールCTSを通じて露出することができる。
N個の画素Pのそれぞれの有機発光素子の第1電極ANDは共有コンタクトホールCTSによって薄膜トランジスタのドレイン電極SDに接続できる。
また、有機発光素子の第1電極ANDと薄膜トランジスタのドレイン電極SDは同時に食刻して形成することができる。この場合、共有コンタクトホールCTSで有機発光素子の第1電極ANDの一側端と薄膜トランジスタのドレイン電極SDの一側端が一致するように形成できる。
また、第1方向(例えば、Y軸方向)に隣り合うそれぞれの画素Pの薄膜トランジスタのドレイン電極SDは、互いに向き合うように配置できる。これにより、第1方向(例えば、Y軸方向)に隣り合うそれぞれの画素Pの薄膜トランジスタのドレイン電極SDが一つの共有コンタクトホールCTSを通じて露出することができる。したがって、第1方向(例えば、Y軸方向)に隣り合う画素Pが有機発光素子の第1電極と薄膜トランジスタのドレイン電極を接続するための共有コンタクトホールCTSを共有することができる。
また、共有コンタクトホールCTSは第1方向(例えば、Y軸方向)と交差する第2方向(例えば、X軸方向)に長く形成できる。第1方向(例えば、Y軸方向)は有機発光表示装置においてデータラインと整列される方向であり、第2方向(例えば、X軸方向)は有機発光表示装置においてゲートラインと整列される方向であり得る。すなわち、共有コンタクトホールCTSはゲートラインと整列されるように形成できる。これにより、第1方向(例えば、Y軸方向)に隣り合う複数のそれぞれの画素Pの薄膜トランジスタのドレイン電極SDが一つの共有コンタクトホールCTSを通じて露出することができる。したがって、N個の画素Pが有機発光素子の第1電極と薄膜トランジスタのドレイン電極を接続するための共有コンタクトホールCTSを共有することができる。
図4では、“N=8”のものを例示したが、これに限定されない。すなわち、図5のように“N=2”であるか、あるいは、図6のように“N=4”であってもよい。図5のように“N=2”の場合、第1方向(例えば、Y軸方向)に隣り合う2個の画素Pごとに共有コンタクトホールCTSを共有することができる。また、図6のように“N=4”の場合、第1方向(例えば、Y軸方向)及び第2方向(例えば、X軸方向)に隣り合う4個の画素Pごとに共有コンタクトホールCTSを共有することもできる。本発明の実施例において、共有コンタクトホールCTSを共有する画素Pの個数は図4~図6に示した例に限定されない。
以上で説明したように、本発明の実施例は、N個の画素Pが有機発光素子の第1電極と薄膜トランジスタのドレイン電極を接続するための共有コンタクトホールCTSを共有することができる。その結果、本発明の実施例は、共有コンタクトホールCTSによって発光部EAの面積が減少することを防止することができる。したがって、本発明の実施例は、発光部EAの面積減少によって有機発光層の寿命が縮むことを防止することができる。
一方、図4では、それぞれの画素Pの第1電極ANDが少なくとも一つの薄膜トランジスタのドレイン電極SDに接続されたものを例示したが、これに限定されなく、ソース電極に接続されてもよい。この場合、第1方向(例えば、Y軸方向)に隣り合うそれぞれの画素Pの薄膜トランジスタのソース電極は、共有コンタクトホールCTSで互いに向き合うように配置できる。
図7は図4の線I-I’に沿った断面の一例を示す断面図である。
図7を参照すると、第2基板112と向き合う第1基板111の一面上にはバッファー膜が形成される。バッファー膜は、透湿に弱い第1基板111を通じて浸透する水分から複数の薄膜トランジスタ210と複数の有機発光素子260とを保護するために第1基板111の一面上に形成される。バッファー膜は交互に積層された複数の無機膜を含んでいてもよい。例えば、バッファー膜は、シリコン酸化膜(SiOx)、シリコン窒化膜(SiNx)、及びSiONのいずれか一つ以上の無機膜が交互に積層された多重膜で形成できる。バッファー膜は省略してもよい。
バッファー膜上には薄膜トランジスタ210が形成される。図5ではそれぞれの画素Pの第1電極261が少なくとも一つの薄膜トランジスタのドレイン電極214に接続されたものを例示したが、第1電極261はソース電極213に接続されてもよい。
薄膜トランジスタ210は、アクティブ層211、ゲート電極212、ソース電極213及びドレイン電極214を含む。図5ではゲート電極212がアクティブ層211の上部に位置する上部ゲート(トップゲート)方式で形成された薄膜トランジスタ210を例示したが、これに限定されないことに注意しなければならない。すなわち、薄膜トランジスタ210は、ゲート電極212がアクティブ層211の下部に位置する下部ゲート(ボトムゲート)方式又はゲート電極212がアクティブ層211の上部と下部に共に位置するダブルゲート方式で形成できる。
バッファー膜上にはアクティブ層211が形成される。アクティブ層211はシリコン系半導体物質又は酸化物系半導体物質で形成できる。バッファー膜とアクティブ層211との間には、アクティブ層211に入射する外部光を遮断するための遮光層が形成できる。
アクティブ層211上にはゲート絶縁膜220が形成できる。ゲート絶縁膜220は、無機膜、例えばシリコン酸化膜(SiOx)、シリコン窒化膜(SiNx)、又はこれらの多重膜で形成できる。
ゲート絶縁膜220上にはゲート電極212とゲートラインが形成できる。ゲート電極212とゲートラインは、モリブデン(Mo)、アルミニウム(Al)、クロム(Cr)、金(Au)、チタン(Ti)、ニッケル(Ni)、ネオジム(Nd)及び銅(Cu)のいずれか1種又はこれらの合金からなる単一層又は多重層で形成できる。ゲート電極212はゲートラインに接続され、ゲートラインに提供される信号を受信することができる。
ゲート電極212とゲートライン上には層間絶縁膜230が形成できる。層間絶縁膜230は、無機膜、例えばシリコン酸化膜(SiOx)、シリコン窒化膜(SiNx)、又はこれらの多重膜で形成できる。
層間絶縁膜230上にはソース電極213、ドレイン電極214、及びデータラインが形成できる。ソース電極213とドレイン電極214はゲート絶縁膜220と層間絶縁膜230を貫くソースコンタクトホールを介してアクティブ層211に接続できる。ドレイン電極214はゲート絶縁膜220と層間絶縁膜230を貫通するドレインコンタクトホールを介してアクティブ層211に接続できる。ソース電極213、ドレイン電極214、及びデータラインは、モリブデン(Mo)、アルミニウム(Al)、クロム(Cr)、金(Au)、チタン(Ti)、ニッケル(Ni)、ネオジム(Nd)及び銅(Cu)のいずれか1種又はこれらの合金からなる単一層又は多重層で形成できる。データラインはソース電極213に接続され、薄膜トランジスタがゲート電極212に提供されるゲート信号に応じてターンオンされる場合、データラインに提供される駆動信号はドレイン電極214に提供できる。
ソース電極213、ドレイン電極214、及びデータライン上には、薄膜トランジスタ210を絶縁するための保護膜240が形成できる。保護膜240は、無機膜、例えばシリコン酸化膜(SiOx)、シリコン窒化膜(SiNx)、又はこれらの多重膜で形成できる。
保護膜240上には、薄膜トランジスタ210による段差を無くして平坦にするための第1平坦化膜250が形成できる。第1平坦化膜250は、アクリル樹脂、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、ポリアミド樹脂、ポリイミド樹脂などの有機膜で形成できる。
第1平坦化膜250上には有機発光素子260とバンク270が形成される。有機発光素子260は、第1電極261、有機発光層262、及び第2電極263を含む。第1電極261はアノード電極、第2電極263はカソード電極であり得る。
第1電極261は第1平坦化膜250上に形成できる。第1電極261は第1平坦化膜250を貫いて薄膜トランジスタ210のドレイン電極214の一側の縁部を露出する共有コンタクトホールCTSを介して、薄膜トランジスタ210のドレイン電極214に接続できる。
第1電極261とドレイン電極214は同時に食刻して形成することができる。この場合、共有コンタクトホールCTS内で第1電極261の一側端とドレイン電極214の一側端は図7のように一致するように形成できる。すなわち、図7に示したように、ドレイン電極214の一側端は共有コンタクトホールCTSに伸びることができ、共有コンタクトホールCTS内で第1電極の一側端で覆われることができる。また、隣接した画素Pの薄膜トランジスタ210のドレイン電極214は共有コンタクトホールCTSで向き合うように形成できる。例えば、図7のように、共有コンタクトホールCTSの左側に配置された薄膜トランジスタ210のドレイン電極214は共有コンタクトホールCTSの右側に配置された薄膜トランジスタのドレイン電極と向き合うように整列できる。これにより、第1電極261は、共有コンタクトホールCTSを横切るように隣り合う他の第1電極261と連結されないこともある。
第1電極261は、アルミニウム(Al)、銀(Ag)、モリブデン(Mo)、モリブデンとチタンの積層構造(Mo/Ti)、銅(Cu)、アルミニウムとチタンの積層構造(Ti/Al/Ti)、アルミニウムとITOの積層構造(ITO/Al/ITO)、APC合金、又はAPC合金とITOの積層構造(ITO/APC/ITO)で形成できる。APC合金は銀(Ag)、パラジウム(Pd)、及び銅(Cu)の合金である。
バンク270は共有コンタクトホールCTSを満たすように形成できる。よって、複数の発光部EAはバンク270によって区画できる。すなわち、バンク270は発光部EAを画定する役目を果たす。
発光部EAのそれぞれは、アノード電極に相当する第1電極261、有機発光層262、及びカソード電極に相当する第2電極263が順次積層されて、第1電極261からの正孔と第2電極263からの電子が有機発光層262で互いに結合して発光する領域を提供する。この場合、バンク270が形成された領域は、光を発光しないので非発光部と定義することができる。
バンク270は、アクリル樹脂、エポキシ樹脂フェノール樹脂、ポリアミド樹脂、ポリイミド樹脂などの有機膜で形成できる。
第1電極261とバンク270上には有機発光層262が形成される。有機発光層262は画素Pに共通して形成される共通層であり、白色光を発光する白色発光層であってもよい。この場合、有機発光層262は2スタック以上のタンデム構造に形成できる。スタックのそれぞれは、正孔輸送層、少なくとも一つの発光層、及び電子輸送層を含むことができる。また、スタックの間には電荷生成層が形成できる。
正孔輸送層は、第1電極261又は電荷生成層から注入された正孔を発光層に円滑に伝達する役目を果たす。発光層は、リン光又は蛍光物質を含む有機物質で形成できるので、所定の光を発光することができる。電子輸送層は、第2電極263又は電荷生成層から注入された電子を有機発光層に円滑に伝達する役目を果たす。
電荷生成層は、下部スタックと隣接して位置するn型電荷生成層と、n型電荷生成層上に形成され、上部スタックと隣接して位置するp型電荷生成層を含むことができる。n型電荷生成層は下部スタックに電子を注入し、p型電荷生成層は上部スタックに正孔を注入する。n型電荷生成層は、電子輸送能力がある有機ホスト物質にLi、Na、K、又はCsのようなアルカリ金属、又はMg、Sr、Ba、又はRaのようなアルカリ土金属がドープされた有機層であってもよい。p型電荷生成層は、正孔輸送能力を有する有機ホスト物質にドーパントがドープされた有機層であってもよい。
図7では、有機発光層262が画素Pに共通して形成される共通層であって、白色光を発光する白色発光層であるものを例示したが、本発明の実施例はこれに限定されない。すなわち、有機発光層262は画素P別に形成できる。この場合、画素Pは、赤色光を発光する赤色発光層を含む赤色画素、緑色光を発光する緑色発光層を含む緑色画素、及び青色光を発光する青色発光層を含む青色画素に区分することができる。
第2電極263は有機発光層262上に形成される。第2電極263は画素Pに共通して形成される共通層である。第2電極263は光透過性のITO、IZOのような透明な金属物質(TCO:Transparent Conductive Material)、又はマグネシウム(Mg)、銀(Ag)、又はマグネシウム(Mg)と銀(Ag)の合金のような半透過金属物質(Semi-transmissive Conductive Material)で形成できる。第2電極263が半透過金属物質で形成される場合、マイクロキャビティによって出光効率を高めることができる。第2電極263上にはキャッピング層が形成できる。
第2電極263上には封止膜280が配置される。封止膜280は、有機発光層262と第2電極263に酸素又は水分が浸透することを防止する役目を果たす。封止膜280は少なくとも一つの無機膜を含むことができる。無機膜は、シリコン窒化物、アルミニウム窒化物、ジルコニウム窒化物、チタン窒化物、ハフニウム窒化物、タンタル窒化物、シリコン酸化物、アルミニウム酸化物又はチタン酸化物で形成できる。また、封止膜280は、異物(パーティクル)が封止膜280を通じて有機発光層262と第2電極263に侵入することを防止するために、少なくとも一つの有機膜をさらに含むことができる。
第2基板112上には、複数のカラーフィルター301、302とブラックマトリックス310が配置され、これらは第2基板112と封止膜280との間に配置できる。カラーフィルター301、302のそれぞれは画素Pのそれぞれに対応するように配置できる。ブラックマトリックス310は部分的に重畳する隣接したカラーフィルター301、302の間に配置でき、バンク270に対応するように配置できる。
第2基板112のカラーフィルター301、302と第1基板111の封止膜280は接着層290を介して接着できる。これにより、第1基板111及び第1基板111上に形成された構造物は、第2基板112及び第2基板112上に形成された構造物と合着できる。接着層290は、透明な接着フィルム又は透明な接着樹脂であり得る。第2基板112は、プラスチックフィルム、ガラス基板、又は封止フィルム(保護フィルム)であり得る。
以上で説明したように、本発明の実施例は、第1電極261とドレイン電極214を同時に食刻して形成することで、共有コンタクトホールCTS内で第1電極261の一側端とドレイン電極214の一側端が一致するように形成し、隣接した画素Pの薄膜トランジスタ210のドレイン電極214が共有コンタクトホールCTSで向き合うように形成することができる。これにより、本発明の実施例は、第1電極261が共有コンタクトホールCTSで隣接した他の第1電極261と連結されないように形成できる。したがって、本発明の実施例は、隣接した画素Pが共有コンタクトホールCTSを共有することができるので、コンタクトホールによって発光部EAの面積が減少することを防止することができ、発光部EAの面積減少によって有機発光層の寿命が縮むことを防止することができる。
一方、図5の線II-II’に沿った断面図と図6の線III-III’に沿った断面図は図4の線I-I’に沿った断面図と実質的に同一であるので、これらについての詳細な説明は省略する。
図8は表示領域の画素のさらに他の例を示す平面図である。
図8では、説明の便宜のために、画素P、発光部EA、有機発光素子の第1電極AND、トランジスタのドレイン電極SD、及び共有コンタクトホールCTSのみを示した。
図8に示した平面図は、有機発光素子の第1電極ANDを除き、図4に基づいて説明したものと実質的に同一である。したがって、図8の画素P、発光部EA、トランジスタのドレイン電極SD、及び共有コンタクトホールCTSについての詳細な説明は省略する。
図8を参照すると、N個のそれぞれの画素Pの有機発光素子の第1電極ANDは、共有コンタクトホールCTSを介して薄膜トランジスタのドレイン電極SDに接続できる。
また、図8のように、共有コンタクトホールCTSにおいて有機発光素子の第1電極ANDの一側端は、薄膜トランジスタのドレイン電極SDの一側端より長く伸びるように形成できる。すなわち、有機発光素子の第1電極ANDは、薄膜トランジスタのドレイン電極SDを完全に覆うように形成できる。
一方、図8では“N=8”のものを例示したが、これに限定されない。すなわち、図5のように“N=2”、又は、図6のように“N=4”であってもよい。図5のように“N=2”の場合、第1方向(例えば、Y軸方向)に隣り合う2個の画素Pごとに共有コンタクトホールCTSを共有することができる。また、図6のように“N=4”の場合、第1方向(例えば、Y軸方向)と第2方向(例えば、X軸方向)に隣り合う4個の画素Pごとに共有コンタクトホールCTSを共有することもできる。本発明の実施例において、共有コンタクトホールCTSを共有する画素Pの個数は図4~図6に示した例に限定されない。
図9は図8の線IV-IV’に沿った断面の一例を示す断面図である。
図9に示した断面図は、有機発光素子260の第1電極261と薄膜トランジスタ210のドレイン電極214の接続構造を除き、図7に基づいて説明したものと実質的に同一である。したがって、図9に示した第1及び第2基板111、112、薄膜トランジスタ210のアクティブ層211、ゲート電極212、ソース電極213、ドレイン電極214、ゲート絶縁膜220、層間絶縁膜230、保護膜240、第1平坦化膜250、有機発光層262、第2電極263、封止膜280、接着層290、カラーフィルター301、302及びブラックマトリックス310についての詳細な説明は省略する。
図9を参照すると、第1電極261は第1平坦化膜250上に形成できる。第1電極261は、第1平坦化膜250を貫いて薄膜トランジスタ210のドレイン電極214の一側端を露出する共有コンタクトホールCTSを介して、薄膜トランジスタ210のドレイン電極214に接続できる。
ドレイン電極214と第1電極261を同時に食刻する図7に示した実施例とは違い、図9に示した実施例ではドレイン電極214と第1電極261を同時に食刻しない。よって、共有コンタクトホールCTSで有機発光素子260の第1電極261の一側端は図9のように薄膜トランジスタ210のドレイン電極214の一側端より長く伸びるように形成できる。すなわち、図9のように、第1電極261が共有コンタクトホールCTSでドレイン電極214の上面と側面を覆うように、第1電極261の一側端はドレイン電極214より共有コンタクトホールCTSの中央に向かってもっと伸びることができる。この場合、有機発光素子260の第1電極261は、薄膜トランジスタ210のドレイン電極214を完全に覆うように形成できる。図9のように、第1電極261の一側端の少なくとも一部は、共有コンタクトホールCTSの底面に接することができる。
または、ドレイン電極214と第1電極261を同時に食刻しない場合、共有コンタクトホールCTSで、薄膜トランジスタ210のドレイン電極214の一側端が、有機発光素子260の第1電極261の一側端より長く延在してもよい。この場合、有機発光素子260の第1電極261は、薄膜トランジスタ210のドレイン電極214の一部を覆うように形成できる。また、隣接した画素Pの薄膜トランジスタ210のドレイン電極214は、共有コンタクトホールCTSで向き合うように形成できる。したがって、第1電極261は、共有コンタクトホールCTSで隣接した他の第1電極261と連結されないこともある。
第1電極261は、アルミニウム(Al)、銀(Ag)、モリブデン(Mo)、モリブデンとチタンの積層構造(Mo/Ti)、銅(Cu)、アルミニウムとチタンの積層構造(Ti/Al/Ti)、アルミニウムとITOの積層構造(ITO/Al/ITO)、APC合金、又はAPC合金とITOの積層構造(ITO/APC/ITO)で形成できる。APC合金は銀(Ag)、パラジウム(Pd)、及び銅(Cu)の合金である。
以上で説明したように、本発明の実施例は、第1電極261が共有コンタクトホールCTSで隣接した他の第1電極261と連結されないように形成することができる。したがって、本発明の実施例は、隣接した画素Pが共有コンタクトホールCTSを共有することができるので、コンタクトホールによって発光部EAの面積が減少することを防止することができ、発光部EAの面積減少によって有機発光層の寿命が縮むことを防止することができる。
図10は表示領域の画素のさらに他の例を示す平面図である。
図10では、説明の便宜のために、画素P、補助電極AE、有機発光素子の第1電極AND、トランジスタのドレイン電極SD、及び共有コンタクトホールCTSのみを示した。
図10を参照すると、複数の画素Pのそれぞれは少なくとも一つの薄膜トランジスタと有機発光素子を含む。
薄膜トランジスタは、アクティブ層、アクティブ層と重畳するゲート電極、アクティブ層の一側に接続されるソース電極、及びアクティブ層の他側に接続されるドレイン電極SDを含むことができる。一方、薄膜トランジスタは他の適切な種類のトランジスタに取り替えられることができる。
有機発光素子は、アノード電極に相当する第1電極AND、有機発光層、及びカソード電極に相当する第2電極を含むことができる。発光部EAは、第1電極AND、有機発光層、及び第2電極が順次積層されて、第1電極ANDからの正孔と第2電極からの電子が有機発光層で互いに結合して光を発光する領域を提供する。隣接した画素Pの発光部EAはバンクによって区画でき、これにより、バンクは光を発光しない非発光部に相当する。
N(Nは2以上の整数)個の画素Pは、図10のように、共有コンタクトホールCTSを共有する。共有コンタクトホールCTSは、補助電極AEを介してN個のそれぞれの画素Pの薄膜トランジスタのドレイン電極SDを有機発光素子の第1電極ANDに電気的に接続するために形成されたホールである。N個の画素Pのそれぞれの薄膜トランジスタのドレイン電極SDは共有コンタクトホールCTSで補助電極AEに接続でき、補助電極AEは第1電極ANDに接続できる。
補助電極AEは有機発光素子の第1電極ANDに接続される。N個のそれぞれの画素Pの補助電極AEは共有コンタクトホールCTSを介して薄膜トランジスタのドレイン電極SDに接続できる。
補助電極AEと薄膜トランジスタのドレイン電極SDは同時に食刻して形成できる。この場合、共有コンタクトホールCTSで補助電極AEの一側端と薄膜トランジスタのドレイン電極SDの一側端は一致するように形成できる。または、共有コンタクトホールCTSで、補助電極AEの一側端は、薄膜トランジスタのドレイン電極SDの一側端より長く延在できる。すなわち、共有コンタクトホールCTSで、補助電極AEは、薄膜トランジスタのドレイン電極SDを完全に覆うように形成できる。または、共有コンタクトホールCTSで、薄膜トランジスタのドレイン電極SDの一側端は、補助電極AEの一側端より長く延在できる。すなわち、共有コンタクトホールCTSで、補助電極AEは、薄膜トランジスタのドレイン電極SDの一部を覆うように形成できる。
また、N個の画素Pのうち、第1方向(例えば、Y軸方向)に隣り合う画素Pが共有コンタクトホールCTSを共有する。このために、第1方向(例えば、Y軸方向)に隣り合うそれぞれの画素Pの薄膜トランジスタのドレイン電極SDは、共有コンタクトホールCTSで互いに向き合うように配置できる。
また、共有コンタクトホールCTSは、第1方向(例えば、Y軸方向)と交差する第2方向(例えば、X軸方向)に長く形成できる。第1方向(例えば、Y軸方向)は有機発光表示装置においてデータラインと整列される方向であり、第2方向(例えば、X軸方向)は有機発光表示装置においてゲートラインと整列される方向であり得る。この場合、共有コンタクトホールCTSはゲートラインと整列されるように形成できる。
図10では“N=8”のものを例示したが、これに限定されない。すなわち、図5のように“N=2”、又は、図6のように“N=4”であってもよい。図5のように“N=2”の場合、第1方向(例えば、Y軸方向)に隣り合う2個の画素Pごとに共有コンタクトホールCTSを共有することができる。また、図6のように“N=4”の場合、第1方向(例えば、Y軸方向)と第2方向(例えば、X軸方向)に隣り合う4個の画素Pごとに共有コンタクトホールCTSを共有することもできる。本発明の実施例において、共有コンタクトホールCTSを共有する画素Pの個数は図4~図6に示した例に限定されない。
以上で説明したように、本発明の実施例は、N個の画素Pが有機発光素子の補助電極と薄膜トランジスタのドレイン電極を接続するための共有コンタクトホールCTSを共有することができる。その結果、本発明の実施例は、共有コンタクトホールCTSによって発光部EAの面積が減少することを防止することができる。したがって、本発明の実施例は、発光部EAの面積減少によって有機発光層の寿命が縮むことを防止することができる。
図11は図7の線V-V’に沿った断面の一例を示す断面図である。
図11に示した断面図は、補助電極264と第2平坦化膜271が付け加わり、第1電極261とバンク272の位置が変更されたことを除き、図7に基づいて説明したものと実質的に同一である。したがって、図11に示した第1及び第2基板111、112、薄膜トランジスタ210のアクティブ層211、ゲート電極212、ソース電極213、ドレイン電極214、ゲート絶縁膜220、層間絶縁膜230、保護膜240、第1平坦化膜250、有機発光層262、第2電極263、封止膜280、接着層290、カラーフィルター301、302及びブラックマトリックス310についての詳細な説明は省略する。また、図11に示した第2平坦化膜271は図7に示したバンク270に対応する。しかし、図11のように、バンク272は第2平坦化膜271上に形成され、隣接した画素Pの発光部EAを区画するので、光を発光しない非発光領域に相当する。よって、バンク272は図11の発明の詳細な説明で“バンク”といい、非発光領域を画定しない第2平坦化膜271は“第2平坦化膜”という。
図11を参照すると、補助電極264は、第1平坦化膜250を貫いて薄膜トランジスタ210のドレイン電極214の一側端を露出する共有コンタクトホールCTSを介して、薄膜トランジスタ210のドレイン電極214に接続できる。
補助電極264とドレイン電極214は同時に食刻して形成できる。この場合、共有コンタクトホールCTSで補助電極264の一側端とドレイン電極214の一側端は図11のように一致するように形成できる。または、共有コンタクトホールCTSで、補助電極264の一側端は、薄膜トランジスタ210のドレイン電極214の一側端より長く延在できる。この場合、共有コンタクトホールCTSで、補助電極264は、薄膜トランジスタ210のドレイン電極214を完全に覆うように形成でき、補助電極264の一側端の一部が共有コンタクトホールCTSで層間絶縁膜230の露出した面に接触するようにドレイン電極214の一側端の縁部を過ぎるように延在できる。または、共有コンタクトホールCTSで、薄膜トランジスタ210のドレイン電極214の一側端は、補助電極264の一側端より長く延在できる。この場合、共有コンタクトホールCTSで、補助電極264は、薄膜トランジスタ210のドレイン電極214の一部を覆うように形成できる。
また、隣接した画素Pの薄膜トランジスタ210のドレイン電極214は、共有コンタクトホールCTSで互いに向き合うように形成できる。また、隣接した画素Pの補助電極264は、共有コンタクトホールCTSで互いに向き合うように形成できる。これにより、補助電極264は、共有コンタクトホールCTSで隣接した他の補助電極264と連結されないこともある。ドレイン電極214は共有コンタクトホールCTSで隣接した他の補助電極264と連結されないこともある。
補助電極264は透明な金属物質又は不透明な金属物質で形成できる。透明な金属物質はITO、IZOのようなTCO(Transparent Conductive Material)、又はマグネシウム(Mg)、銀(Ag)、又はマグネシウム(Mg)と銀(Ag)の合金のような半透過性金属物質(Semi-transmissive Conductive Material)であってもよい。不透明な金属物質は、アルミニウム(Al)、銀(Ag)、モリブデン(Mo)、モリブデンとチタンの積層構造(Mo/Ti)、銅(Cu)、アルミニウムとチタンの積層構造(Ti/Al/Ti)、アルミニウムとITOの積層構造(ITO/Al/ITO)、APC合金、又はAPC合金とITOの積層構造(ITO/APC/ITO)であってもよい。APC合金は銀(Ag)、パラジウム(Pd)、及び銅(Cu)の合金であってもよい。
補助電極264と共有コンタクトホールCTS上には第2平坦化膜271が形成される。第2平坦化膜271は共有コンタクトホールCTSを満たすように形成できる。第2平坦化膜271は、アクリル樹脂、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、ポリアミド樹脂、ポリイミド樹脂などの有機膜で形成できる。
補助電極264と第2平坦化膜271上には第1電極261が形成される。第1電極261は、アルミニウム(Al)、銀(Ag)、モリブデン(Mo)、モリブデンとチタンの積層構造(Mo/Ti)、銅(Cu)、アルミニウムとチタンの積層構造(Ti/Al/Ti)、アルミニウムとITOの積層構造(ITO/Al/ITO)、APC合金、又はAPC合金とITOの積層構造(ITO/APC/ITO)で形成できる。APC合金は、銀(Ag)、パラジウム(Pd)、及び銅(Cu)の合金であってもよい。
バンク272は第2平坦化膜271上に形成される。また、バンク272は共有コンタクトホールCTS上に伸びた第1電極261の縁部を覆うように形成できる。バンク272は発光部EAを画定する役目を果たす。
発光部EAのそれぞれは、アノード電極に相当する第1電極261、有機発光層262、及びカソード電極に相当する第2電極263が順次積層されて、第1電極261からの正孔と第2電極263からの電子が有機発光層262で互いに結合して発光する領域を提供する。この場合、バンク272が形成された領域は、光を発光しないので非発光部と定義することができる。
以上で説明したように、本発明の実施例は、第1電極261の代わりに補助電極264を介して共有コンタクトホールCTSで薄膜トランジスタのソース電極又はドレイン電極214と接続する。この場合、本発明の実施例は、補助電極264が共有コンタクトホールCTSで隣接した他の補助電極264と連結されないように形成される。したがって、本発明の実施例は、隣接した画素Pが共有コンタクトホールCTSを共有することができるので、コンタクトホールによって発光部EAの面積が減少することを防止することができ、発光部EAの面積減少によって有機発光層の寿命が縮むことを防止することができる。
また、本発明の実施例は、第2平坦化膜271上に第1電極261を形成し、第2平坦化膜271上に第1電極261の縁部を覆うバンク270を形成する。したがって、本発明の実施例は、第1電極261を、第2平坦化膜271まで形成し、さらには第2平坦化膜271上に部分的に延在するように形成することができるので、発光部EAの面積を増やすことができる。その結果、本発明の実施例は、有機発光層の寿命を伸ばすことができる。
図12は本発明の一実施例による有機発光表示装置の製造方法を示すフローチャートである。図13A~図13Gは本発明の一実施例による有機発光表示装置の製造方法を説明するための図4の線I-I’に沿った断面図である。
図13A~図13Gに示した断面図は前述した図7に示した有機発光表示装置の製造方法に関するものなので、同じ構成に対して同一の図面符号を付与した。以下では、図12及び図13A~図13Gに基づいて本発明の一実施例による有機発光表示装置の製造方法を詳細に説明する。
ステップS101で、図13Aのように、それぞれの薄膜トランジスタ210のアクティブ層211、ゲート電極212、ソース電極213、及びドレイン金属層214’を形成し、それぞれの薄膜トランジスタ210のソース電極213及びドレイン金属層214’上に保護膜240を形成する。
具体的に、薄膜トランジスタを形成する前、第1基板111を通じて浸透する水分から保護するために、第1基板111上にバッファー膜を形成することができる。バッファー膜は透湿に弱い第1基板111を通じて浸透する水分から薄膜トランジスタ210と有機発光素子260を保護するためのもので、交互に積層された複数の無機膜で形成することができる。例えば、バッファー膜は、シリコン酸化膜(SiOx)、シリコン窒化膜(SiNx)、SiONのいずれか1種以上の無機膜が交互に積層された多重膜で形成できる。バッファー膜はCVD法(Chemical Vapor Deposition)で形成できる。
その後、バッファー膜上に薄膜トランジスタのアクティブ層211を形成する。具体的に、スパッタリング法又はMOCVD法(Metal Organic Chemical Vapor Deposition)などでバッファー膜上の全面にアクティブ金属層を形成することができる。その後、フォトレジストパターンを用いたマスク工程でアクティブ金属層をパターニングしてアクティブ層211を形成することができる。アクティブ層211はシリコン系半導体物質又は酸化物系半導体物質で形成できる。
その後、アクティブ層211上にゲート絶縁膜220を形成する。ゲート絶縁膜220は無機膜、例えばシリコン酸化膜(SiOx)、シリコン窒化膜(SiNx)、又はこれらの多重膜で形成できる。
その後、ゲート絶縁膜220上に薄膜トランジスタ210のゲート電極212を形成する。具体的に、スパッタリング法又はMOCVD法などでゲート絶縁膜220上の全面に第1金属層を形成することができる。その後、フォトレジストパターンを用いたマスク工程で第1金属層をパターニングしてゲート電極212を形成することができる。ゲート電極212は、モリブデン(Mo)、アルミニウム(Al)、クロム(Cr)、金(Au)、チタン(Ti)、ニッケル(Ni)、ネオジム(Nd)及び銅(Cu)のいずれか1種又はこれらの合金からなる単一層又は多重層で形成できる。
その後、ゲート電極212上に層間絶縁膜230を形成する。層間絶縁膜230は、無機膜、例えばシリコン酸化膜(SiOx)、シリコン窒化膜(SiNx)、又はこれらの多重膜で形成できる。
その後、ゲート絶縁膜220と層間絶縁膜230を貫いてアクティブ層211のソース及びドレイン領域を露出するソース及びドレインコンタクトホールを形成する。
その後、層間絶縁膜230上に薄膜トランジスタ210のソース電極213とドレイン金属層214’を形成する。具体的に、スパッタリング法又はMOCVD法などで層間絶縁膜230上の全面とソース及びドレインコンタクトホール内に第2金属層を形成することができる。その後、フォトレジストパターンを用いたマスク工程で第2金属層をパターニングしてソース電極213とドレイン金属層214’を形成することができる。ソース電極213はゲート絶縁膜220と層間絶縁膜230を貫くソースコンタクトホールを介してアクティブ層211の一側のソース領域に接続できる。ドレイン金属層214’はゲート絶縁膜220と層間絶縁膜230を貫くドレインコンタクトホールを介してアクティブ層211の他側のドレイン領域に接続できる。ソース電極213とドレイン金属層214’は、モリブデン(Mo)、アルミニウム(Al)、クロム(Cr)、金(Au)、チタン(Ti)、ニッケル(Ni)、ネオジム(Nd)及び銅(Cu)のいずれか1種又はこれらの合金からなる単一層又は多重層で形成できる。一方、図13Aのように隣接した画素Pにおいてドレイン金属層214’は互いに連結されるように形成できる。
その後、薄膜トランジスタ210のソース電極213とドレイン金属層214’、及び層間絶縁膜230上に保護膜240を形成する。保護膜240は、無機膜、例えばシリコン酸化膜(SiOx)、シリコン窒化膜(SiNx)、又はこれらの多重膜で形成できる。保護膜240はCVD法で形成できる。
ステップS102で、図13Bのように、保護膜240とドレイン金属層214’上に第1平坦化膜250を形成し、ドレイン金属層214’を露出する共有コンタクトホールCTSを形成する。
具体的に、保護膜240とドレイン金属層214’上に薄膜トランジスタ210による段差を平坦化するための第1平坦化膜250を形成する。第1平坦化膜250は、アクリル樹脂、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、ポリアミド樹脂、ポリイミド樹脂などの有機膜で形成できる。
その後、第1平坦化膜250上にフォトレジストパターンを形成する。この時、フォトレジストパターンは、共有コンタクトホールCTSを形成する領域を除いた領域に形成できる。
その後、フォトレジストパターンで覆われなかった第1平坦化膜250を食刻して、ドレイン金属層214’が露出するように、共有コンタクトホールCTSを形成する。その後、フォトレジストパターンを除去する。
ステップS103で、図13Cのように、第1平坦化膜250と共有コンタクトホールCTSのドレイン金属層214’上に第1電極層261’を形成する。
ステップS104で、図13Dのように、第1電極層261’上にフォトレジストパターンPRを形成し、フォトレジストパターンPRで覆われなかった第1電極層261’とドレイン金属層214’を同時に食刻して第1電極261とドレイン電極214を形成する。すなわち、フォトレジストパターンPRは共有コンタクトホールCTSを通じて第1電極層261’を露出するように形成される。その後、共有コンタクトホールCTSにおいて第1電極層261’の露出した部分は食刻され、共有コンタクトホールCTSにおいて第1電極層261’の露出部分の下側に配置されたドレイン金属層214’の一部は同じ工程で食刻される。食刻によって第1電極261とドレイン電極214が形成される。この場合、第1電極261の一側端とドレイン電極214の一側端は図13Cのように一致するように形成できる。
ステップS105で、フォトレジストパターンPRを除去し、共有コンタクトホールCTSを満たすバンク270を形成する。
具体的に、図13Eのように、第1電極261と共有コンタクトホールCTS上にバンク層270’を形成する。バンク層270’は共有コンタクトホールCTSを満たすように形成される。バンク層270’は、アクリル樹脂、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、ポリアミド樹脂又はポリイミド樹脂で形成することができる。バンク層270’は、スリットコーティング、スピンコーティング、又は蒸発法によって第1平坦化膜250と第1電極261上に形成できる。バンク層270’はコンタクトホール(CTS)に満たされるように形成される。
その後、図13Fのように、マスクなしにバンク層270’を乾式食刻(ドライエッチング)してバンク270を形成する。乾式食刻物質はバンク層270’を食刻することができるが、第1電極261は食刻することができない物質から選択することが好ましい。バンク270は第1電極261と実質的に同一面上に形成できる。
ステップS106で、図13Gのように、第1電極261とバンク270上に有機発光層262と第2電極263を形成する。
具体的に、第1電極261とバンク270上に有機発光層262を蒸着工程又は溶液工程で形成する。有機発光層262は画素Pに共通して形成される共通層であり得る。この場合、有機発光層262は白色光を発光する白色発光層で形成できる。
有機発光層262が白色発光層の場合、2スタック以上のタンデム構造に形成できる。スタックのそれぞれは正孔輸送層、少なくとも一つの発光層、及び電子輸送層を含むことができる。また、スタックの間には電荷生成層が形成できる。
正孔輸送層は、第1電極261又は電荷生成層から注入された正孔を発光層に円滑に伝達する役目を果たす。発光層は、リン光又は蛍光物質を含む有機物質で形成できるので、所定の光を発光することができる。電子輸送層は、第2電極263又は電荷生成層から注入された電子を有機発光層に円滑に伝達する役目を果たす。
電荷生成層は、下部スタックと隣接して位置するn型電荷生成層と、n型電荷生成層上に形成され、上部スタックと隣接して位置するp型電荷生成層を含むことができる。n型電荷生成層は下部スタックに電子を注入し、p型電荷生成層は上部スタックに正孔を注入する。n型電荷生成層は、電子輸送能力がある有機ホスト物質にLi、Na、K、又はCsのようなアルカリ金属、又はMg、Sr、Ba、又はRaのようなアルカリ土金属がドープされた有機層であってもよい。p型電荷生成層は正孔輸送能力を有する有機ホスト物質にドーパントがドープされた有機層であってもよい。
その後、有機発光層262上に第2電極263を形成する。第2電極263は画素Pに共通して形成される共通層であり得る。第2電極263は光を透過させることができるITO、IZOのような透明な金属物質(TCO:Transparent Conductive Material)で形成できる。第2電極263が半透過金属物質で形成される場合、マイクロキャビティによって出光効率が高くなることができる。第2電極263はスパッタリング法のような物理的気相蒸着法で形成できる。第2電極263上にはキャッピング層が形成できる。
その後、第2電極263上に封止膜280を形成する。封止膜280は有機発光層262と第2電極263に酸素又は水分が浸透することを防止する役目をする。このために、封止膜280は少なくとも一つの無機膜を含むことができる。無機膜は、シリコン窒化物、アルミニウム窒化物、ジルコニウム窒化物、チタン窒化物、ハフニウム窒化物、タンタル窒化物、シリコン酸化物、アルミニウム酸化物、又はチタン酸化物で形成できる。
また、封止膜280は少なくとも一つの有機膜をさらに含むことができる。有機膜は、異物(パーティクル)が封止膜280を通じて有機発光層262と第2電極263に浸入することを防止するために、十分な厚さで形成できる。
その後、カラーフィルター301、302とブラックマトリックス310が形成された第2基板112を第1基板111に合着する。第2基板112上のカラーフィルター301、302と第1基板111上の封止膜280は接着層290を介して接着できる。接着層290は透明な接着フィルム又は透明な接着樹脂でなることができる。
以上で説明したように、本発明の実施例は、共有コンタクトホールCTSにおいてドレイン金属層214’と第1電極層261’を同時に食刻してドレイン電極214と第1電極261を形成する。その結果、本発明の実施例は、第1電極261が共有コンタクトホールCTSにおいて隣接した他の第1電極261と連結されないように形成できる。したがって、本発明の実施例は、隣接した画素Pが共有コンタクトホールCTSを共有することができるので、コンタクトホールによって発光部EAの面積が減少することを防止することができ、発光部EAの面積減少によって有機発光層の寿命が縮むことを防止することができる。
また、本発明の実施例は、共有コンタクトホールCTSにおいてドレイン金属層214’と第1電極層261’を同時に食刻してドレイン電極214と第1電極261を形成することにより、第1電極261がコンタクトホールの底面とドレイン電極214間の段差によってソース又はドレイン電極の側面で断線されることを防止することができる。したがって、本発明の実施例は、画素が発光しない点灯不良が発生することを防止することができる。
図14は本発明の他の実施例による有機発光表示装置の製造方法を示すフローチャートである。図15A~図15Dは本発明の他の実施例による有機発光表示装置の製造方法を説明するための図8の線IV-IV’についての断面図である。
図15A~図15Dに示した断面図は前述した図9に示した有機発光表示装置の製造方法に関するものなので、同じ構成に対して同一の図面符号を付与した。以下では、図14及び図15A~図15Dに基づいて本発明の他の実施例による有機発光表示装置の製造方法を詳細に説明する。
ステップS201で、図15Aのように、それぞれの薄膜トランジスタ210のアクティブ層211、ゲート電極212、ソース電極213、及びドレイン電極214を形成し、それぞれの薄膜トランジスタ210のソース電極213及びドレイン電極214上に保護膜240を形成する。
それぞれの薄膜トランジスタ210のアクティブ層211とゲート電極212、ゲート絶縁膜220、及び層間絶縁膜230を形成する方法は図13Aに基づいて説明した図12のステップS101と実質的に同一であるので省略する。
層間絶縁膜230上に薄膜トランジスタ210のソース電極213とドレイン電極214を形成する。具体的に、スパッタリング法又はMOCVD法などで層間絶縁膜230上の全面に第2金属層を形成することができる。その後、フォトレジストパターンを用いたマスク工程で第2金属層をパターニングしてソース電極213とドレイン電極214を形成することができる。ソース電極213はゲート絶縁膜220と層間絶縁膜230を貫くソースコンタクトホールを介してアクティブ層211の一側のソース領域に接続できる。ドレイン電極214はゲート絶縁膜220と層間絶縁膜230を貫くドレインコンタクトホールを介してアクティブ層211の他側のドレイン領域に接続できる。ソース電極213とドレイン電極214は、モリブデン(Mo)、アルミニウム(Al)、クロム(Cr)、金(Au)、チタン(Ti)、ニッケル(Ni)、ネオジム(Nd)及び銅(Cu)のいずれか1種又はこれらの合金からなる単一層又は多重層で形成できる。
その後、薄膜トランジスタ210のソース電極213とドレイン電極214、及び層間絶縁膜230上に保護膜240を形成する。保護膜240は、無機膜、例えばシリコン酸化膜(SiOx)、シリコン窒化膜(SiNx)、又はこれらの多重膜で形成できる。保護膜240はCVD法で形成できる(図14のステップS201)。
ステップS202で、図15Bのように、保護膜240上に第1平坦化膜250とドレイン電極214を形成し、ドレイン電極214を露出する共有コンタクトホールCTSを形成する。
具体的に、保護膜240上に薄膜トランジスタ210による段差を平坦化するための第1平坦化膜250を形成する。第1平坦化膜250は、アクリル樹脂、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、ポリアミド樹脂、ポリイミド樹脂などの有機膜で形成できる。
その後、第1平坦化膜250上にフォトレジストパターンを形成する。この時、フォトレジストパターンは、共有コンタクトホールCTSを形成する領域を除いた領域に形成できる。
その後、フォトレジストパターンで覆われなかった第1平坦化膜250を食刻してドレイン電極214が露出するように共有コンタクトホールCTSを形成した後、フォトレジストパターンを除去する。
ステップS203で、図15Cのように、第1平坦化膜250と共有コンタクトホールCTSのドレイン電極214上に第1電極層261’を形成する(図14のステップS203)。
ステップS204で、図15Dのように、第1電極層261’上にフォトレジストパターンPRを形成し、フォトレジストパターンPRで覆われなかった第1電極層261’を食刻して第1電極261を形成する。
一例として、共有コンタクトホールCTSにおいて、有機発光素子260の第1電極261の一側端は、図15Dのように、薄膜トランジスタ210のドレイン電極214の一側端より長く延在できる。この場合、有機発光素子260の第1電極261は、薄膜トランジスタ210のドレイン電極214を完全に覆うように形成できる。または、共有コンタクトホールCTSにおいて、薄膜トランジスタ210のドレイン電極214の一側端は、有機発光素子260の第1電極261の一側端より長く延在できる。この場合、有機発光素子260の第1電極261は、薄膜トランジスタ210のドレイン電極214の一部を覆うように形成できる。
ステップS205で、フォトレジストパターンPRを除去し、共有コンタクトホールCTSを満たすバンク270を形成する。
図14のステップS205は図13E及び図13Fに基づいて説明した図12のステップS105と実質的に同一である。したがって、図14のステップS205についての詳細な説明は省略する。
ステップS206で、第1電極261とバンク270上に有機発光層262と第2電極263を形成する。
図14のステップS206は図13Gに基づいて説明した図12のステップS106と実質的に同一である。したがって、図14のステップS206についての詳細な説明は省略する(図14のステップS206)。
以上で説明したように、本発明の実施例は、共有コンタクトホールCTSにおいて第1電極層261’を食刻して第1電極261を形成する。その結果、本発明の実施例は、第1電極261が共有コンタクトホールCTSにおいて隣接した他の第1電極261と連結されないように形成できる。したがって、本発明の実施例は、隣接した画素Pが共有コンタクトホールCTSを共有することができるので、コンタクトホールによって発光部EAの面積が減少することを防止することができ、発光部EAの面積減少によって有機発光層の寿命が縮むことを防止することができる。
また、本発明の実施例は、共有コンタクトホールCTSにおいてドレイン金属層214’上に第1電極層261’を形成し、ドレイン金属層214’と第1電極層261’を同時に食刻してドレイン電極214と第1電極261を形成することにより、第1電極261がコンタクトホールの底面とドレイン電極214間の段差によってソース又はドレイン電極の側面で断線されることを防止することができる。したがって、本発明の実施例は、画素が発光しない点灯不良が発生することを防止することができる。
図16は本発明のさらに他の実施例による有機発光表示装置の製造方法を示すフローチャートである。図17A及び図17Dは本発明のさらに他の実施例による有機発光表示装置の製造方法を説明するための図10の線V-V’についての断面図である。
図17A~図17Dに示した断面図は前述した図11に示した有機発光表示装置の製造方法に関するものなので、同じ構成に対して同一の図面符号を付与した。以下では、図16及び図17A~図17Dに基づいて本発明のさらに他の実施例による有機発光表示装置の製造方法を詳細に説明する。
ステップS301で、それぞれの薄膜トランジスタ210のアクティブ層211、ゲート電極212、ソース電極213、及びドレイン金属層214’を形成し、それぞれの薄膜トランジスタ210のソース電極213及びドレイン金属層214’上に保護膜240を形成する。
図16のステップS301は図13Aに基づいて説明した図12のステップS101と実質的に同一である。したがって、図16のステップS301についての詳細な説明は省略する。
ステップS302で、保護膜240上に第1平坦化膜250を形成し、ドレイン金属層214’を露出する共有コンタクトホールCTSを形成する。
図16のステップS302は図13Bに基づいて説明した図12のステップS102と実質的に同一である。したがって、図16のステップS302についての詳細な説明は省略する。
ステップS303で、第1平坦化膜250と共有コンタクトホールCTSのドレイン金属層214’上に補助電極層264’を形成する。
図16のステップS303は、図13Cで第1電極層261’が補助電極層264’に変更されたことを除き、図13Cに基づいて説明した図12のステップS103と実質的に同一である。
ステップS304で、補助電極層264’上にフォトレジストパターンPRを形成し、フォトレジストパターンPRで覆われなかった補助電極層264’とドレイン金属層214’を同時に食刻して補助電極264とドレイン電極214を形成する。
図16のステップS304は、図13Dで第1電極層261’が補助電極層264’に変更され、第1電極261が補助電極264に変更されたことを除き、図13Dに基づいて説明した図12のステップS104と実質的に同一である。
ステップS305で、図17A及び図17Bのように、フォトレジストパターンPRを除去し、共有コンタクトホールCTSを満たす第2平坦化膜271を形成する。
具体的に、図17Aのように、補助電極264と共有コンタクトホールCTS上に第2平坦化層271’を形成する。第2平坦化層271’は、アクリル樹脂、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、ポリアミド樹脂又はポリイミド樹脂で形成することができる。第2平坦化層271’は、スリットコーティング、スピンコーティング、又は蒸発法で第1平坦化膜250と補助電極264上に形成できる。第2平坦化層271’は共有コンタクトホールCTSを満たすように形成される。
その後、図17Bのように、マスクなしに第2平坦化層271’を乾式食刻(ドライエッチング)して第2平坦化膜271を形成する。乾式食刻物質は第2平坦化層271’を食刻することができるが、補助電極264は食刻することができない物質から選択することが好ましい。
ステップS306で、図17Cのように、補助電極264と第2平坦化膜271上に第1電極261を形成する。
ステップS307で、図17Dのように、第2平坦化膜271上に第1電極261の縁部を覆うバンク272を形成する。バンク272は発光部EAを画定する役目を果たす。この場合、バンク272が形成された領域は、光を発光しないので非発光部と定義することができる。
ステップS308で、第1電極261とバンク272上に有機発光層262と第2電極263を形成する。
図16のステップS308は図13Gに基づいて説明した図12のステップS106と実質的に同一である。したがって、図16のステップS308についての詳細な説明は省略する。
以上で説明したように、本発明の実施例は、第2平坦化膜271上に第1電極261を形成し、第2平坦化膜271上に第1電極261の縁部を覆うバンク272を形成する。これにより、本発明の実施例は、第1電極261を、第2平坦化膜271まで形成し、さらには第2平坦化膜271上に部分的に延在するように形成することができるので、発光部EAの面積を増やすことができる。その結果、本発明の実施例は有機発光層の寿命を伸ばすことができる。
以上、添付図面に基づいて本発明の実施例をより詳細に説明したが、本発明は、必ずしもこのような実施例に限定されるものではなく、本発明の技術思想を逸脱しない範疇内で様々に変形して実施可能である。したがって、本発明で開示した実施例は、本発明の技術思想を限定するためのものではなく、説明するためのものであり、このような実施例によって本発明の技術思想の範囲が限定されるものではない。したがって、以上で記述した実施例は全ての面で例示的なものであり、限定的なものではないと理解しなければならない。本発明の保護範囲は、特許請求の範囲によって解釈されなければならず、それと同等な範囲内にある全ての技術思想は本発明の権利範囲に含まれるものと解釈されなければならない。
100 有機発光表示装置
110 表示パネル
111 下部基板
112 上部基板
120 ゲート駆動部
130 ソースドライブIC
140 軟性フィルム
150 回路基板
160 タイミング制御部
210 薄膜トランジスタ
211 アクティブ層
212 ゲート電極
213 ソース電極
214 ドレイン電極
220 ゲート絶縁膜
230 層間絶縁膜
240 保護膜
250 第1平坦化膜
261 第1電極
262 有機発光層
263 第2電極
264 補助電極
270、272 バンク
271 第2平坦化膜
280 封止膜
290 接着層
301、302 カラーフィルター
310 ブラックマトリックス

Claims (3)

  1. 複数の画素と、前記複数の画素の内の隣接する2つの画素の間に設けられたコンタクトホールとを含み、
    前記複数の画素のそれぞれは、
    ゲート電極、前記ゲート電極と重畳するアクティブ層、前記アクティブ層の一側に接続されたソース電極、及び前記アクティブ層の他側に接続されたドレイン電極を有するトランジスタ;及び
    第1電極、前記第1電極上に配置された発光層、及び前記発光層上に配置された第2電極を有する発光素子を含み、
    少なくとも二つの画素の前記第1電極は、前記コンタクトホールによって第1平坦化膜から露出された各ソース電極又は各ドレイン電極に電気的に接続され、さらに
    前記コンタクトホールを少なくとも部分的に満たし、かつ前記コンタクトホールで前記発光層と接する第1の部分と、前記コンタクトホールと反対側の前記第1電極の一側端で、隣接する2つの画素の間に配置される第2の部分とを備え、前記画素における発光領域画定するバンクをさらに備え、前記バンクの前記第1及び第2の部分の全表面は前記第1電極と実質的に同一面上に配置され、
    隣接した画素は前記コンタクトホールを共有し、前記隣接したそれぞれの画素の前記トランジスタのソース電極又はドレイン電極は前記コンタクトホールで互いに向き合い、
    前記少なくとも二つの画素の前記トランジスタの前記ソース電極又は前記ドレイン電極は、前記コンタクトホールで第1方向に互いに向き合うように配置され、
    前記コンタクトホールは、前記第1方向と交差する第2方向に長く延在し、
    前記少なくとも二つの画素の前記第1電極の一側端は、前記コンタクトホールで前記各ソース電極又は前記各ドレイン電極の一側端と一致することを特徴とする、発光表示装置。
  2. 前記トランジスタは、前記アクティブ層と前記ゲート電極の間に配置されたゲート絶縁膜、前記ゲート電極、前記ソース電極及び前記ドレイン電極の間に配置された層間絶縁膜、及び前記ソース電極及び前記ドレイン電極上に配置された前記第1平坦化膜を含み、
    前記コンタクトホールは、前記第1平坦化膜を貫いて前記トランジスタの前記ソース電極又は前記ドレイン電極を露出することを特徴とする、請求項1に記載の発光表示装置。
  3. 前記少なくとも二つの画素は2対で配列された4個の画素を含み、前記第1電極を有する各対の画素のそれぞれは第1方向に向き合うことを特徴とする、請求項1に記載の発光表示装置。
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