JP6994318B2 - ポリオキシアルキレン変性オルガノポリシロキサン - Google Patents

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本発明は、ポリオキシアルキレン変性オルガノポリシロキサンに関する。
乳化剤や界面活性剤等として用いられるポリオキシアルキレン変性オルガノポリシロキサンは、オルガノハイドロジェンポリシロキサンと末端炭素-炭素二重結合を有するポリオキシアルキレン誘導体とのヒドロシリル化反応によって製造されている。ポリオキシアルキレン誘導体としては、アリル基を有するものが広く用いられている(例えば、特許文献1)。
上記ポリオキシアルキレン変性オルガノポリシロキサンは経時的な臭いの発生が問題視されており、その解決方法として、例えば抗酸化剤を添加する方法(特許文献2)、ビニル基を有するポリオキシアルキレン誘導体を用いる方法(特許文献3)、加圧下での水素添加反応による方法(特許文献4)、特定の長鎖アルケノールを開始剤としてアルキレンオキシドを付加重合したポリオキシアルキレン誘導体を用いる方法(特許文献5)等が知られている。
特開平2-302438号公報 特開平9-202829号公報 特開2000-128992号公報 国際公開第2002/055588号 特開平7-304627号公報
上記従来法によれば臭いの発生を低減可能であるが、一部の方法では製造工程がより煩雑になる問題がある。また得られるポリオキシアルキレン変性オルガノポリシロキサンは、酸性および塩基性条件下における安定性が不十分である。
本発明の課題は、経時的な臭いの発生が低減され、かつ酸性および塩基性条件下における安定性に優れるポリオキシアルキレン変性オルガノポリシロキサンを提供することである。
本発明者らは鋭意検討した結果、α,α-二置換炭素-炭素二重結合を末端に有するポリオキシアルキレン誘導体により変性されたオルガノポリシロキサンであれば上記課題を解決可能であることを見出し、当該知見に基づいてさらに検討を重ねて本発明を完成した。
本発明は、下記[1]~[4]に関する。
[1]下記一般式(I)または(II)で表されるポリオキシアルキレン変性オルガノポリシロキサン(以下、それぞれ変性オルガノポリシロキサン(I)、(II)と称する)。
Figure 0006994318000001
(一般式(I)および(II)中、Rは炭素数1~10の炭化水素基を表し、AはRまたは-CHCH(CH)-(CH-O-(C2pO)-R’で表される基を表し、R’は水素原子、炭素数1~20の炭化水素基または炭素数2~20のアシル基を表し、nは0以上の整数を表し、pは2~4の整数を表し、aは1~12の整数を表し、bはb(p+1)>30を満たす整数を表す。ただし、全てのAが同時にRとなることはなく、複数存在するAは互いに同一の基である必要はなく、複数存在するRは互いに同一の基である必要はない。)
[2]aが1または2である、[1]の変性オルガノポリシロキサン(I)または(II)。
[3]aが2である、[1]の変性オルガノポリシロキサン(I)または(II)。
[4]下記一般式(III)または(IV)で表されるオルガノハイドロジェンポリシロキサン(以下、それぞれオルガノハイドロジェンポリシロキサン(III)、(IV)と称する)と、下記一般式(V)で表されるポリオキシアルキレン誘導体(以下、ポリオキシアルキレン誘導体(V)と称する)とを反応させる、[1]~[3]のいずれかの変性オルガノポリシロキサン(I)または(II)の製造方法。
Figure 0006994318000002
(一般式(III)、(IV)および(V)中、R、R’、n、p、a、bは前記定義の通りであり、XはRまたは水素原子を表す。ただし、全てのXが同時にRとなることはなく、複数存在するXは互いに同一の基である必要はなく、複数存在するRは互いに同一の基である必要はない。)
本発明により、経時的な臭いの発生が低減され、かつ酸性および塩基性条件下における安定性に優れるポリオキシアルキレン変性オルガノポリシロキサンを提供できる。
以下、本発明について詳細に説明する。
変性オルガノポリシロキサン(I)および(II)においてRが表す炭素数1~10の炭化水素基としては、例えばメチル基、エチル基、n-プロピル基、イソプロピル基、n-ブチル基、sec-ブチル基、イソブチル基、tert-ブチル基、n-ペンチル基、n-ヘキシル基、n-ヘプチル基、n-オクチル基、n-ノニル基、n-デシル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基等の炭素数1~10のアルキル基;フェニル基、トリル基、キシリル基等の炭素数6~10のアリール基;ベンジル基、フェネチル基等の炭素数7~10のアラルキル基などが挙げられる。
製造容易性の観点から、中でも、Rは炭素数1~10のアルキル基が好ましく、メチル基、エチル基、n-プロピル基がより好ましく、メチル基がさらに好ましい。
なお、変性オルガノポリシロキサン(I)および(II)においてRは複数存在するが、それぞれのRは同一の基である必要はなく、異なる構造の基、例えばメチル基とエチル基が混在していてもよい。
変性オルガノポリシロキサン(I)および(II)において、AはRまたは-CHCH(CH)-(CH-O-(C2pO)-R’で表される基を表す。ただし、全てのAが同時にRとなることはない。つまり、少なくとも1つのAは-CHCH(CH)-(CH-O-(C2pO)-R’で表される基である。
なお、変性オルガノポリシロキサン(I)および(II)においてAは複数存在するが、それぞれのAは同一の基である必要はなく、異なる構造の基が混在していてもよい。
R’が表す炭素数1~20の炭化水素基としては、例えばメチル基、エチル基、n-プロピル基、イソプロピル基、n-ブチル基、sec-ブチル基、イソブチル基、tert-ブチル基、n-ペンチル基、n-ヘキシル基、n-ヘプチル基、n-オクチル基、n-ノニル基、n-デシル基、n-ウンデシル基、n-ドデシル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基等の炭素数1~20のアルキル基;フェニル基、トリル基、キシリル基等の炭素数6~20のアリール基;ベンジル基、フェネチル基等の炭素数7~20のアラルキル基などが挙げられる。
R’が表す炭素数2~20のアシル基は、-COR”で表される基であることが好ましい。ここで、R”は炭素数1~19の一価の炭化水素基を表す。R”としては、炭素数1~19のアルキル基、炭素数6~19のアリール基、炭素数7~19のアラルキル基などが挙げられる。そのような炭素数2~20のアシル基としては、例えばアセチル基、プロピオニル基、ブチリル基、イソブチリル基、ラウロイル基、ミリストイル基、ステアロイル基などが挙げられる。
製造容易性の観点から、R’は水素原子または炭素数1~20の炭化水素基であることが好ましく、水素原子であることがより好ましい。
入手性の観点から、nが表す0以上の整数としては、0~1000の整数が好ましく、0~100の整数がさらに好ましい。
製造容易性の観点から、pが表す2~4の整数としては、2または3が好ましく、2がより好ましい。
原料の入手容易性並びに変性オルガノポリシロキサン(I)および(II)の乳化性能の観点から、aが表す1~12の整数としては、1~10の整数が好ましく、1または2がより好ましく、2がさらに好ましい。
bはb(p+1)>30を満たす整数である。bがb(p+1)>30を満たすことにより、変性オルガノポリシロキサン(I)および(II)は経時的な臭いの発生が低減され、かつ酸性および塩基性条件下における安定性に優れる。この理由は必ずしも明らかではないが、臭いの原因と考えられる加水分解反応が、長鎖ポリオキシアルキレンの立体障害によって抑制されるためと考えられる。
bはb(p+1)≧60を満たすことがより好ましく、b(p+1)≧90を満たすことがさらに好ましく、b(p+1)≧120を満たすことが特に好ましい。
また、製造容易性の観点から、bは100以下であることが好ましい。
変性オルガノポリシロキサン(I)は、オルガノハイドロジェンポリシロキサン(III)と、ポリオキシアルキレン誘導体(V)とを反応させる方法等により製造できる。また同様に、変性オルガノポリシロキサン(II)は、オルガノハイドロジェンポリシロキサン(IV)と、ポリオキシアルキレン誘導体(V)とを反応させる方法等により製造できる。
上記反応としては、ポリオキシアルキレン誘導体(V)が有する炭素-炭素二重結合と、オルガノハイドロジェンポリシロキサン(III)または(IV)のXのうち水素原子の部分との間における付加反応、すなわちヒドロシリル化反応を採用できる。
ポリオキシアルキレン誘導体(V)の酸化を抑えるため、ヒドロシリル化反応は窒素やアルゴン等の不活性ガス雰囲気下で行うことが好ましい。
ヒドロシリル化反応においては有機溶媒を用いてもよい。有機溶媒としてはポリオキシアルキレン誘導体(V)等を溶解させるものであればよく、例えばエタノール、イソプロピルアルコール、トルエンおよびキシレン等を用いることができる。
ヒドロシリル化反応においては触媒を用いることが好ましい。触媒としては、ポリオキシアルキレン誘導体(V)とオルガノハイドロジェンポリシロキサン(III)または(IV)との反応を促進するものであればよく、例えばルテニウム、ロジウム、パラジウム、オスミウム、イリジウムおよび白金等の金属を含有する触媒を用いることができる。
中でも、白金含有触媒が好ましい。白金含有触媒としては、例えば六水和物型または無水物型のクロロ白金酸;アルコール変性クロロ白金酸;オレフィンとクロロ白金酸との錯体;クロロ白金酸とジビニルテトラメチルジシロキサンとの錯体;ヘキサクロロ白金酸カリウム、ヘキサヨード白金酸カリウム、ヘキサクロロ白金酸ナトリウム六水和物、テトラブロモ白金酸カリウム、テトラクロロ白金酸カリウムおよびテトラクロロ白金酸ナトリウム水和物等のハロゲン化アルカリ金属白金化合物;炭素キャリヤーに吸着させた白金微粒子;および白金黒などを用いることができる。中でも、入手容易性の観点から六水和物型または無水物型のクロロ白金酸が好ましい。
白金含有触媒の使用量は特に限定されず、ポリオキシアルキレン誘導体(V)とオルガノハイドロジェンポリシロキサン(III)または(IV)との反応を促進するのに十分な量であればよい。
ヒドロシリル化反応における反応温度は、好ましくは0~200℃、より好ましくは50~150℃である。
ヒドロシリル化反応における反応時間は、好ましくは10分から20時間であり、より好ましくは3時間から20時間である。
反応生成物から必要に応じて有機溶媒を減圧除去した後、濾過等により、目的の変性オルガノポリシロキサン(I)または(II)が得られる。
なお、ポリオキシアルキレン誘導体(V)は、対応するアルケニルアルコールとアルキレンオキシドを反応させる等の方法により得ることができる。
以下、実施例により本発明をさらに詳細に説明するが、本発明はかかる実施例により何ら限定されない。
(実施例1)
下記式(VI)で表されるポリオキシアルキレン誘導体229gと、六水和物型クロロ白金酸の2%イソプロパノール溶液1mLをフラスコに量り取り、窒素気流中で70℃に加熱した。続いて、平均組成(VII)で表されるオルガノハイドロジェンポリシロキサン343gを70℃で30分かけて滴下した。引き続き110℃まで加熱し、3時間反応させた。
Figure 0006994318000003
得られた反応液から溶媒を留去し、濾過精製することで、340gのポリオキシアルキレン変性オルガノポリシロキサンを得た。生成物をH-NMRで分析した結果、シロキサン由来のSiHのシグナルとポリオキシアルキレン誘導体の末端二重結合のシグナルが消失しており、目的のポリオキシアルキレン変性オルガノポリシロキサンの生成を確認した。
H-NMRスペクトルは以下の通りであった(400MHz、CDCl、TMS)。
δ=0.1ppm (447H、m、Si-CH
δ=0.3~0.7ppm (6H、m、Si-CH
δ=1.0ppm (9H、d、CH
δ=1.3~1.9ppm (9H、m、CHCH)
δ=1.3~1.9ppm (6H、m、CHO)
δ=3.4ppm (600H、m、OCHCHO)
δ=4.5 (3H、s、OH)
得られたポリオキシアルキレン変性オルガノポリシロキサンについて、後述する方法により臭い評価と乳化安定性評価を実施した。結果を表1に示す。
(実施例2)
上記式(VI)で表されるポリオキシアルキレン誘導体229gに代えて、下記式(VIII)で表されるポリオキシアルキレン誘導体227gを用いた点の他は実施例1と同様の手順で301gのポリオキシアルキレン変性オルガノポリシロキサンを得た。
生成物をH-NMRで分析した結果、シロキサン由来のSiHのシグナルとポリオキシアルキレン誘導体の末端二重結合のシグナルが消失しており、目的のポリオキシアルキレン変性オルガノポリシロキサンの生成を確認した。
得られたポリオキシアルキレン変性オルガノポリシロキサンについて、後述する方法により臭い評価と乳化安定性評価を実施した。結果を表1に示す。
Figure 0006994318000004
(比較例1)
上記式(VI)で表されるポリオキシアルキレン誘導体229gに代えて、下記式(IX)で表されるポリオキシアルキレン誘導体226gを用いた点の他は実施例1と同様の手順で311gのポリオキシアルキレン変性オルガノポリシロキサンを得た。
生成物をH-NMRで分析した結果、シロキサン由来のSiHのシグナルとポリオキシアルキレン誘導体の末端二重結合のシグナルが消失しており、目的のポリオキシアルキレン変性オルガノポリシロキサンの生成を確認した。
得られたポリオキシアルキレン変性オルガノポリシロキサンについて、後述する方法により臭い評価と乳化安定性評価を実施した。結果を表1に示す。
Figure 0006994318000005
(比較例2)
上記式(VI)で表されるポリオキシアルキレン誘導体229gに代えて、下記式(X)で表されるポリオキシアルキレン誘導体53gを用いた点の他は実施例1と同様の手順で238gのポリオキシアルキレン変性オルガノポリシロキサンを得た。
生成物をH-NMRで分析した結果、シロキサン由来のSiHのシグナルとポリオキシアルキレン誘導体の末端二重結合のシグナルが消失しており、目的のポリオキシアルキレン変性オルガノポリシロキサンの生成を確認した。
得られたポリオキシアルキレン変性オルガノポリシロキサンについて、後述する方法により臭い評価と乳化安定性評価を実施した。結果を表1に示す。
Figure 0006994318000006
臭い評価と乳化安定性評価は下記の手順で行った。
[臭い評価]
5本の10mLのガラス瓶に試料をそれぞれ約2mL入れ、約30℃のオーブンに2時間静置後、5人の評者が開封直後の臭いを官能評価した。評価基準は以下の通りである。
◎:ほとんど無臭(0~1人が臭いありとした)
○:わずかに臭いあり(2~3人が臭いありとした)
×:臭いあり(4人以上が臭いありとした)
[乳化安定性評価]
まず、以下の1~5の手順で油中水型乳化組成物を調製した。
1.容量150mLの容器に、流動パラフィン23gおよびポリオキシアルキレン変性オルガノポリシロキサン2gを仕込んだ。
2.加温と撹拌を行い、均一分散又は溶解させた(油相A)。
3.pH3の希硫酸およびpH12の水酸化ナトリウム水溶液をそれぞれ75g準備し、それぞれ水相B、水相Cとした。
4.油相Aを1000rpmで撹拌しながら、水相BまたはCをほぼ定速で約40秒かけて油相A中に注ぎ込んだ。
5.回転数を3000rpmに上げ、撹拌を更に1分間継続して油中水型乳化組成物を得た。
続いて、E型粘度計(東京計器(株)製)を用い、25℃にて組成物の粘度を測定した。
各組成物を40℃にて1ヶ月間静置し、静置前後の乳化状態の変化を評価した。評価基準は以下の通りである。
◎:粘度変化が5%以下であり、かつ外観が変化なく均一。
○:粘度変化が5%超10%以下であり、かつ外観が変化なく均一。
△:粘度変化が10%超20%以下であるか、または外観がやや不均一。
×:粘度変化が20%超であるか、または水滴の発生や水相の分離あり。
Figure 0006994318000007
表1の結果から、本発明の変性オルガノポリシロキサンは経時的な臭いの発生が低減され、かつ酸性および塩基性条件下における安定性に優れることがわかる。
本発明の変性オルガノポリシロキサンは経時的な臭いの発生が低減され、かつ酸性および塩基性条件下における安定性に優れるため、外用剤、医薬品又は化粧料用の原料として好適に使用できるほか、例えば繊維処理剤、コーティング剤、プライマー、粘着剤、整泡剤や改質剤、離型剤や剥離剤、消泡剤、グリースやオイルコンパウンド、絶縁/艶出し/熱媒・冷媒/潤滑用等のオイル、ゴムや樹脂用の改質剤や添加剤や表面処理剤、シランカップリング剤用の配合物や改質剤や前駆体、建築/ライニング用のコーティング材やシーリング材、潤滑剤などとしても好適に使用できる。

Claims (6)

  1. 下記一般式(I)または(II)で表されるポリオキシアルキレン変性オルガノポリシロキサン。
    Figure 0006994318000008



    (一般式(I)および(II)中、Rは炭素数1~10の炭化水素基を表し、AはRまたは-CHCH(CH)-(CH-O-(C2pO)-R’で表される基を表し、R’は水素原子、メチル基、エチル基、n-プロピル基、イソプロピル基、n-ブチル基、sec-ブチル基、イソブチル基、tert-ブチル基、n-ペンチル基、n-ヘキシル基、n-へプチル基、n-オクチル基、n-ノニル基、n-デシル基、n-ウンデシル基、n-ドデシル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基、フェニル基、トリル基、キシリル基、ベンジル基、フェネチル基または炭素数2~20のアシル基を表し、nは0以上の整数を表し、pはを表し、aは1~12の整数を表し、bはb(p+1)≧120を満たす整数を表す。ただし、全てのAが同時にRとなることはなく、複数存在するAは互いに同一の基である必要はなく、複数存在するRは互いに同一の基である必要はない。)
  2. bが100以下である、請求項1に記載のポリオキシアルキレン変性オルガノポリシロキサン。
  3. aが1または2である、請求項1または請求項2に記載のポリオキシアルキレン変性オルガノポリシロキサン。
  4. aが2である、請求項1または請求項2に記載のポリオキシアルキレン変性オルガノポリシロキサン。
  5. R’が水素原子である、請求項1~4に記載のポリオキシアルキレン変性オルガノポリシロキサン。
  6. 下記一般式(III)または(IV)で表されるオルガノハイドロジェンポリシロキサンと、下記一般式(V)で表されるポリオキシアルキレン誘導体とを反応させる、請求項1~のいずれかに記載のポリオキシアルキレン変性オルガノポリシロキサンの製造方法。
    Figure 0006994318000009




    (一般式(III)、(IV)および(V)中、R、R’、n、p、a、bは前記定義の通りであり、XはRまたは水素原子を表す。ただし、全てのXが同時にRとなることはなく、複数存在するXは互いに同一の基である必要はなく、複数存在するRは互いに同一の基である必要はない。)
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