JP6993858B2 - 画像形成装置とその制御方法、及びプログラム - Google Patents

画像形成装置とその制御方法、及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、画像形成装置とその制御方法、及びプログラムに関する。
従来より、印刷処理のスループットを向上させるために、先行するシートへの印刷が完了する前に、後続のシートの搬送を開始する先行給紙が知られている。例えば特許文献1には、印刷情報から画像が記録されるシート上の記録領域を取得し、記録領域が重ならない量だけシートを重ねて搬送させる画像形成装置が記載されている。また特許文献2には、印刷対象の画像データを解析することにより、シート上で画像の記録領域が重ならない量を算出する技術が記載されている。
特開2000-062975号公報 特開2016-165833号公報
上述の特許文献2に記載の方法では、画像データをビットマップとしてメモリに展開し、1画素ずつ、白(R=255、G=255、B=255)でない画像データが存在するラインまでを重ね合わせ領域として算出している。この方法では、1画素ごとの画像データをメモリから読み出して白かどうか判定しなければならないため多くの時間を要する。また各画素のデータをメモリから読み出して、上述の判定を行う処理をソフトウェアにより実現すると、CPUに多くの負荷をかけてしまうという課題があった。
本発明の目的は、上記従来技術の課題を解決することにある。
本発明の目的は、複数のライン単位の符号データに含まれる余白エリアを示す所定のコードが連続しなくなったラインの位置を求め、所定のコードが符号データの先頭から連続した量と、画像データを復号した画像データにおけるラインの位置までの余白量との加算により、第1のシートの後に搬送される第2のシートの先端側における余白の第2の長さを取得し、第1のシートを搬送し、その第1のシートの後端側における余白の第1の長さと第2の長さに基づいて、第2のシートが第1の長さと第2の長さのうち短い方の長さだけ重なるように第2のシートを搬送することにより、画像形成のパフォーマンスを向上させる技術を提供することにある。
上記目的を達成するために本発明の一態様に係る画像形成装置は以下のような構成を備える。即ち、
シートを搬送する搬送手段と、
画像を形成する画像形成手段と、
圧縮された画像データ内の所定のコードを検知する検知手段と、
第1のシートの後端側における第1の余白のシート搬送方向の第1の長さを、前記圧縮された画像データ内の前記第1のシートに対応する領域内の前記所定のコードの検知結果に基づいて取得する第1の取得手段と、
前記第1のシートの後に搬送される第2のシートの先端側における第2の余白の第2の長さを、前記圧縮された画像データ内の前記第2のシートに対応する領域内の前記所定のコードの検知結果に基づいて取得する第2の取得手段と、を有し、
前記搬送手段は、前記第1のシートを搬送し、前記第1の長さと前記第2の長さに基づいて、前記第2のシートが前記第1の長さと前記第2の長さのうち短い方の長さだけ重なるように前記第2のシートを搬送し、
前記画像形成手段は、前記第1のシート及び前記第2のシートに画像を形成し、
前記圧縮された画像データは、複数のライン単位で符号化された符号データであり、
前記第2の取得手段は、前記複数のライン単位で、前記複数のライン単位の符号データに含まれる余白エリアを示す所定のコードが連続しなくなったラインの位置を求め、前記所定のコードが前記符号データの先頭から連続した量と、前記画像データを復号した画像データにおける前記ラインの位置までの余白量との加算により、前記第2の長さを取得することを特徴とする。
本発明によれば、複数のライン単位の符号データに含まれる余白エリアを示す所定のコードが連続しなくなったラインの位置を求め、所定のコードが符号データの先頭から連続した量と、画像データを復号した画像データにおけるラインの位置までの余白量との加算により、第1のシートの後に搬送される第2のシートの先端側における余白の第2の長さを取得し、第1のシートを搬送し、その第1のシートの後端側における余白の第1の長さと第2の長さに基づいて、第2のシートが第1の長さと第2の長さのうち短い方の長さだけ重なるように第2のシートを搬送することにより、画像形成のパフォーマンスを向上させることができる。
本発明のその他の特徴及び利点は、添付図面を参照とした以下の説明により明らかになるであろう。なお、添付図面においては、同じ若しくは同様の構成には、同じ参照番号を付す。
添付図面は明細書に含まれ、その一部を構成し、本発明の実施形態を示し、その記述と共に本発明の原理を説明するために用いられる。
本発明の実施形態に係る画像形成装置(MFP)の構成を説明するブロック図。 実施形態に係るMFPの外観図。 実施形態に係る画像データ(ビットマップデータ)とJBIG符号の一例を説明する図。 グレースケールをJPEG圧縮する際の例を説明する図。 実施形態に係るMFPによる印刷ジョブの実行時の処理を説明するフローチャート。 図5のS506の先端余白ライン数の算出処理を説明するフローチャート。 図5のS506の先端余白ライン数の算出処理を説明するフローチャート。 図5のS507の後端の余白ライン数の計算処理を説明するフローチャート。 図5のS507の後端の余白ライン数の計算処理を説明するフローチャート。 実施形態に係るプリンタによる印刷処理を説明するフローチャート。
以下、添付図面を参照して本発明の実施形態を詳しく説明する。尚、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る本発明を限定するものでなく、また本実施形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが本発明の解決手段に必須のものとは限らない。
図1は、本発明の実施形態に係る画像形成装置(MFP)の構成を説明するブロック図である。
この実施形態では、画像形成装置として、スキャン機能、ボックス機能、ファクシミリ機能などを有する複合機(MFP)100を例に説明するが、主として印刷機能のみを有するプリンタ(印刷装置)であっても良い。制御部110は、スキャナ130やプリンタ140と接続されており、画像情報の入出力を制御する。また制御部110はLANに接続され、これを経由して印刷ジョブの受信などを行う。
CPU111は、ROM113に格納されているブートプログラムを実行して、記憶部114に格納されているプログラムをRAM112に展開し、その展開したプログラムを実行して、このMFP100の動作を制御する。ROM113はブートROMであり、ブートプログラムや各種設定データ等を格納している。記憶部114は、例えばハードディスクドライブ(HDD)やSDD等の大容量の記憶装置で、ソフトウェア、画像データ、MFP100の動作を制御するためのプログラム等を格納している。
ネットワークI/F115はLANに接続され、LAN経由でPC160などの外部装置と通信を行い、各種情報の入出力を司る。デバイスI/F116は、スキャナ130やプリンタ140と制御部110とを接続し、画像データの同期系/非同期系の変換を行う。操作部I/F117は、操作部150と制御部110とを接続し、操作部150に表示するための画像データを操作部150に出力する。また操作部I/F117は、操作部150からユーザが入力した情報をCPU111に伝達する。操作部150はタッチパネル機能を有している。画像処理部118は、LAN経由で受信した印刷データに対して画像処理を行い、またデバイスI/F116を介して入出力される画像データに対して画像処理を行う。この画像処理部118は、例えばASIC(application specific integrated circuit)等のハードウェアで構成されてもよく、またCPU111とプログラムによるソフトウェアで構成されても良い。画像メモリ119は、画像処理部118によって処理される画像データを画像処理のために一時記憶するためのメモリである。画像メモリ119は、例えばDRAMのような揮発性の記憶媒体で実現される。画像記憶部120は、例えばHDDやSSDのような不揮発性の記憶媒体で実現され、画像メモリ119のデータを継続的に利用する場合、MFP100の電源オフの後に再利用したい場合に使用される。また画像記憶部120を使用するために、オペレーティングシステムが提供するファイルシステムをHDD上などに構築して、ファイル単位での画像データを蓄積できる。画像処理部118は、例えばRGBやCMYKの色空間で表現されたビットマップデータに対して画像処理を実行する。画像メモリ119、画像記憶部120に記憶される画像データは、データ量削減のため、上記のビットマップデータをJPEG、JBIG、PNGなどの画像圧縮方式により圧縮した符号データとして蓄積される。もちろん、メモリの容量が許す限り、無圧縮のビットマップデータそのものを蓄積してもよい。またビットマップデータを圧縮する圧縮方法は、JPEGやJBIGなどの一般的な圧縮方式であっても良く、またMFP100に留まるデータの場合は特殊な圧縮方式を用いてもよい。
図2は、実施形態に係るMFP100の外観図である。
このMFP100は、プリンタ140の上部にスキャナ130を配置している。給紙部201は、印刷に使用する用紙(シート)を格納する。ここでMFP100は3つの給紙部を有しているが、給紙部の数は3つに限らない。搬送ローラ202は、給紙部201に格納されている用紙を印刷部203に給送する。この際、後述の用紙重ね量が設定されている場合は、先行する用紙に、後続の用紙の一部が重なるようにして搬送する。印刷部203は、給送されてきた用紙に画像を印刷する。印刷部203は、インクを用紙に吹き付けて画像を印刷するインクジェット方式、或いはトナーを用紙に定着させて画像を印刷する電子写真方式を採用していてもよい。印刷部203によって画像が印刷された用紙は、搬送ローラ204を経て排紙トレイ205に排紙される。両面印刷の場合、第1の面に画像が印刷された用紙は、搬送ローラ204ではなく給送ローラ206,207を経て一度トレイ208に送られた後に、逆回転した給送ローラ207と209によって両面印刷用搬送パス210に送られる。そして、この用紙は、搬送ローラ211を経由して、再び印刷部203に送られ、その用紙の第2の面に画像が印刷される。ステープル装置212は、排紙トレイ205に出力された用紙をステープルすることができる。
実施形態では、スキャナ130で得られた画像データ、又はネットワークI/F115を介して受信したPDL(ページ記述言語)データをCPU111でレンダリングした画像データから、画像処理部118により必要な画像処理を施した画像データを得る。そして、この画像データ(ビットマップデータ)を圧縮した符号データとして画像メモリ119を経由して画像記憶部120に蓄積する。そして印刷を実行する際は、この画像記憶部120に蓄積された符号データを画像メモリ119に読み出し、画像処理部118により復号、及び印刷に適した画像処理を実施する。そして、その変換後の画像データ(ビットマップデータ)をプリンタ140に出力して印刷させる。
尚、実施形態では、白黒2値のビットマップデータとしてプリンタ140に出力する例で説明するが、本発明は、プリンタ140に出力する画像データを白黒2値のビットマップデータに限定するものではない。また実施形態では、白黒2値の画像データをJBIGで圧縮した画像データとして処理するものとして説明するが、この画像圧縮アルゴリズムをJBIGに限定するものではない。例えば、白黒2値の圧縮方式であれば、MMR/MR/MHなどの圧縮アルゴリズムを使用してもよい。また白黒2値ではない、グレースケール、RGB点順次の画像データの圧縮であれば、JPEGやPNGの圧縮アルゴリズムを使用してもよい。
図3は、実施形態に係る画像データ(ビットマップデータ)とJBIG符号の一例を説明する図である。尚、以下で説明する動作は、CPU111にて動作する制御プログラム、及び、制御プログラムによりパラメータが設定されて動作する画像処理部118の動作として実現される。
画像メモリ119に形成されるビットマップデータ300は、一例として、主走査方向128画素、副走査方向1000ラインの画像とする。これは、あくまでも説明のための一例であり、本発明を限定するものではない。ビットマップデータ300をJBIG圧縮する際、128ラインを1ストライプとして圧縮するために、128ラインごとに、ストライプデータ301~308に区分けして符号化する。尚、ここではビットマップデータ300は合計1000ラインであるため、最後のストライプデータは104ラインで構成されている。また、図示されたビットマップ画像は「1」を黒画素、「0」を白画素とするが、「0」を黒画素、「1」を白画素としてもよい。
画像処理部118のJBIG圧縮器は、各ストライプデータ301~308を符号化して符号データ309~316で示すJBIG符号が生成される。JBIG符号は、符号化した1ストライプ中に、「1」のビットが全く存在しない場合は、ストライプ終了符号SDNORM(FF02)、或いは、ストライプ終了でのリセット符号SDRST(FF03)だけが生成されるという特徴をもつ。つまりストライプデータ301~302、及びストライプデータ306~308を符号化したデータは、符号データ309,310,314,315,316で示すように、「FF02」又は「FF03」の2バイトの符号データとなる。よって、符号データ「FF02」、「FF03」が連続している場合、128ラインの余白エリアが、その連続した数分、存在することを表す。例えば、符号データ309,310は、画像データの先端から「FF02」が2回連続しているため、その画像データの先頭の256(=128×2)ラインが余白エリアであることを、その符号データから判別できる。
303-1は、ストライプデータ303を拡大して示している。このストライプデータ303は、1画素1ビットで表現される画像データである。図中「00」は、連続する8つの白画素(1バイト)を表しており、先頭ラインは16バイト(16個の「00」)で128画素分、即ち、1ライン分の余白を表している。303-1のグレー部分320は、ビットマップデータ300が示す文字「F」の上辺部分に対応し、303-1の先頭から1440バイト(90ライン)の位置から「00」が連続しないラインが現れる。つまり、ストライプデータ303の先頭から0でない画素が存在する位置までのバイト数をカウントし、それを1ライン分の画像データ量、16(128画素/8)で割った数値が、このストライプデータ303を解析して得られる余白ライン数となる。従って、この例では、画像データ300の先端から、符号データにより算出される余白分は、128×2と、このストライプデータ303の解析により算出される余白分1440/16=90との合算値、346ラインの先端余白が存在すると判別できる。
また、この文字「F」の後端側の余白ライン数の算出には、画像メモリ119のビットマップデータ及び符号データの後端から同様の判定を行うことで、後端の余白ライン数を求めることができる。但し、先端の余白ライン数の計算と算出方法が異なる点は1点あり、符号データから後端の余白ライン数を算出する場合は、{(連続する「FF02」又は「FF03」のカウント値-1)×128)}ラインで算出される。
図4は、グレースケールをJPEG圧縮する際の例を説明する図である。ここでも、文字「F」を含む画像データ400を例に説明する。
JPEG圧縮時は、圧縮アルゴリズムの都合上、ビットマップデータを8×8画素の矩形(ブロック)に分割して圧縮する。そのため、符号データから余白ライン数を計算するアルゴリズムが異なる。また符号化の際に使用されるハフマンテーブルにより、同じデータを符号化した場合でも符号データが異なる場合がある。従って、JPEG符号から余白ライン数を算出する場合は、予め、使用するハフマンテーブルにより白符号を圧縮した後で算出する必要がある。或いは、事前に動的に白符号データをテスト圧縮し、テンプレートデータとして使ってもよい。例として、白データを圧縮した後の白符号データは、410で示すようになる。ここではブロック401~404は白の領域であるため、その符号データは、白符号データ405~408となる。そして文字「F」の一部が含まれるブロックの符号データは、非白符号データ409となる。
JPEG符号には、画像のサイズや色空間情報を識別するためのヘッダデータが付属する。画像の先端位置は、ブロック401の位置からで、「A28A2800」411が連続する。このパターンの連続性をカウントすることにより、8×8画素ブロックの白データの個数がわかり、これから余白ライン数を算出することができる。
図5は、実施形態に係るMFP100による印刷ジョブの実行時の処理を説明するフローチャートである。尚、このフローチャートで示す処理は、CPU111がRAM112に展開したプログラムを実行することにより達成される。
尚、実施形態では、画像データの蓄積時に余白量を計算せず、印刷の実行時に余白量を計算する例で説明するが、画像データの蓄積時に、その画像データの先端、及び後端の余白量を計算して記憶しておくようにしても良い。また実施形態では、画像データの回転処理を行わない例で説明するが、画像データを回転した後、再度、符号化を実施して、余白量を計算してもよい。また画像データを回転する場合は、符号データからの余白ライン数の算出を行わず、ビットマップデータの解析のみで余白ライン数を算出するようにしてもよい。
この処理は、印刷ジョブの開始がユーザによって指示されることにより開始される。まずS501でCPU111は、その印刷ジョブの情報を取得する。この印刷ジョブの情報には、印刷を実施するページ数、カラー或いはモノクロ印刷の情報、印刷する画像データの画像サイズ、印刷を実行する用紙サイズなどの情報が含まれる。次にS502に進みCPU111は、その印刷ジョブにより印刷される総印刷ページ数を取得して、RAM112に確保した変数Pmaxに保存する。次にS503に進みCPU111は、印刷済みのページ数を保存するPpをRAM112に変数として確保し、そのPpを「0」で初期化する。尚、これら変数Pp,Pmaxの値は、印刷ジョブの終了判定に使用される。次にS504に進みCPU111は、先行する用紙の後端余白ライン数を保存する変数W_prebをRAM112に確保し、それを「0」で初期化する。
尚、実施形態では、先行する用紙の後端余白数と、後続する用紙の先端余白数の小さい方を、重ね搬送可能な余白量として使用する。
次にS505に進みCPU111は、印刷が終了したかどうかを判定するために、PmaxとPpとを比較し、Pmaxの値とPpの値とが一致すれば印刷が終了したものとして、この処理を終了する。一方、S505でPmaxの値とPpの値とが一致しなかった場合は、後続ページの印刷が必要であるためS506に進む。S506でCPU111は、次に印刷する用紙の先端余白ライン数(W_t)を求める。次にS507に進みCPU111は、次に印刷する用紙の後端余白ライン数(W_b)を求める。尚、S506,S507の処理の詳細は、図6~図9のフローチャートを参照して後述する。
こうしてS506,S507を実行した後S508に進みCPU111は、先行する用紙の後端余白ライン数(W_preb)と、S506で求めた先端余白ライン数(W_t)とを比較する。これは前述したように、先行する用紙の後端余白ライン数と、後続の用紙の先端余白ラインの小さい方を、重ね搬送可能な余白量とするためである。S508での比較の結果、先端余白ライン数(W_t)と前ページの後端余白ライン数(W_preb)の内、小さい方の余白量をプリンタ140に通知する。即ち、先端余白ライン数(W_t)の方が小さい場合はS509に進みCPU111は、重ね搬送可能な余白量として先端余白ライン数(W_t)をプリンタ140に通知する。一方、先行する用紙の後端余白ライン数(W_preb)の方が小さい場合はS510に進みCPU111は、重ね搬送可能な余白量として、先行する用紙の後端余白ライン数(W_preb)をプリンタ140に通知する。尚、この重ね搬送可能な余白量を受取って印刷を実行するプリンタ140の処理は、図10のフローチャートを参照して後述する。
尚、実施形態では、W_preb、W_t、W_bは、いずれも余白エリアのライン数としているが、本発明は、これに限定するものではない。例えば、cmやmm等の長さの単位に変換して通知してもよい。また或いは、用紙全体を複数のブロックに分割し、どのブロックまで重ね合わせ可能というように、ブロック単位に換算して通知してもよい。
こうしてS509或いはS510を実行した後S511に進み、CPU111は、次ページの余白量を求めるために、S507求めた後続の用紙の後端余白ライン数(W_b)を、先行の用紙の後端余白ライン数(W_preb)に記憶する。次にS512に進みCPU111は、1ページの印刷処理を実行した後、印刷済みページ数Ppをカウントアップ(+1)する。そしてS513に進みCPU111は、次のページのデータを処理するために印刷ページ情報を取得してS505に戻る。
以上の処理を繰り返すことにより、印刷ジョブの先頭ページから最終ページまでの印刷を、先行する用紙の後端側と後続の用紙の先端側とを重ね合わせて搬送する先行給紙を行いながら実行することができる。尚、印刷ジョブの先頭ページについての重ね合わせは、重ね合わせる対象のページが存在しない。従って、プリンタ140に通知したとしても、プリンタ140で無視されるという前提である。また或いは、印刷ジョブの先頭ページの場合は、重ね合わせライン数をプリンタ140に通知しないようにしても良い。また印刷ジョブの最終ページの場合も後端余白のライン数の計算を行っているが、印刷ジョブの最終ページの場合は、先行する用紙の後端余白を重ねる対象の用紙の給紙(印刷データも存在しない)がないため、その処理は不要となる。
図6及び図7は、図5のS506の先端余白ライン数の算出処理を説明するフローチャートである。尚、この実施形態では、原稿が白紙を含んでいた場合、即ち、1ページの画像データが全て白の場合を考慮していないが、例えば白紙が含まれる場合は、前述の先端余白量及び後端余白量を、その白紙の用紙サイズの半分の位置として計算する。
まずS601でCPU111は、先端余白ライン数を保存する変数W_tをRAM112に確保し、それを「0」で初期化する。次にS602に進みCPU111は、画像データの詳細が含まれたジョブ情報を取得する。次にS603に進みCPU111は、画像情報を取得するために必要な符号データの読み出し用の符号データメモリを画像メモリ119に確保する。次にS604に進みCPU111は、その符号データを復号した画像データを格納する画像データメモリを画像メモリ119に確保する。そしてS605に進みCPU111は、画像記憶部120に格納されている符号データを符号データメモリに読み出す。そして、その符号データを画像処理部118のJBIG復号器を使用してビットマップデータに復号し、そのビットマップデータを画像データメモリに格納する。具体的な例としては、符号データメモリに配置されるデータは図3の309~316で、画像データメモリに配置されるデータは図3の301~308となる。
次にCPU111は、さらに必要な変数をRAM112に確保して初期化を実行する。まずS606でCPU111は、ストライプ終了符号連続数MC_numをRAM112に確保し「0」で初期化する。このMC_numは、実施形態では、JBIG圧縮された例として説明するため、JBIG符号のSDRST,SDNORMの連続する数をカウントする変数である。次にS607に進みCPU111は、1ストライプのライン数を示す変数StripeLineをRAM112に確保し「128」で初期化する。これはJBIG圧縮時のパラメータであり、変更可能である。一般的なJBIG符号は128ラインが推奨されており、本実施形態もそれに倣う。
こうして必要な変数の確保及び初期化を行った後、S608に進みCPU111は、ジョブ情報を参照して、印刷ジョブの画像データがPDLで記述されているかどうか判定する。ここでPDLで記述されていないと判定するとS614(図7)に進み、PDLで記述されていると判定するとS609に進む。これは、コピージョブの場合、スキャナ130が原稿を読み取って得られた画像データを印刷するが、スキャナ130は、読み取りに使用するCCDやCIS等のセンサの読み取り誤差がある。また読み取り時の光源のムラもあり、完全な白データが保証できないため、余白量を算出することが困難なためである。また、これは現状のハードウェア制御に依存した処置であるため、将来的なスキャナの技術的な進歩により、コピー時にも符号データから余白ライン数を算出することが可能となった場合はこの限りではない。
S609~S613の処理は、符号データから余白ライン数を算出するための処理である。S609でCPU111は、オフセット位置OffをRAM112に確保し、それを「0」で初期化する。これは、符号データメモリの先頭からのオフセット位置を指定するものである。次にS610に進みCPU111は、符号データメモリからオフセット位置Offのデータを2バイト取得する。そしてS611に進みCPU111は、その2バイトのデータが「0xFF02」或いは「0xFF03」かどうか判定する。これは図3を参照して前述したように、「0xFF02」或いは「0xFF03」は、128ライン分の余白エリアが存在してることを示している。S611で「0xFF02」或いは「0xFF03」であると判定するとS612に進みCPU111は、ストライプ終了符号連続数MC_numを1カウントアップする。そしてS613に進みCPU111は、オフセット位置Offを2カウントアップ(2バイトずつ読み出すため)してS610に進む。
一方、S611でCPU111は、「0xFF02」、「0xFF03」以外のデータであると判定すると、余白以外のデータであると判定してS614に進み、画像データの解析処理に移行する。
ここで、例えば符号データメモリに読み出された符号データが、図3の309~316であった場合、オフセット位置Offは「4」、ストライプ終了符号連続数MC_numが「2」となる。
次に図7に進みS614でCPU111は、ビットマップデータの解析のための主走査画素数Pixをジョブ情報から取得する。図3の画像データの場合は「128」である。そしてS615に進みCPU111は、その主走査画素数Pixを「8」で除算し、その結果を、RAM112に確保されている主走査方向のバイト数Bnum_mに記憶する。これは、ビットマップデータが白黒2値画像データであるため、1画素を1ビットで表現していることに起因する。尚、実施形態では、1画素を1ビットとして計算するが、例えば1画素を2ビット、4ビット等、1ビット以外の数値としても構わない。また、例えばJPEG圧縮符号データを復号した後のRBG24ビットのビットマップデータであれば3バイトと固定値としてもよい。
次にS616に進みCPU111は、ビットマップデータ解析のためのオフセット位置を算出する。この算出の方法として、前段で計算された、ストライプ終了符号連続数MC_num、StripeLine及び主走査方向のバイト数Bnum_mを用いる。(MC_num)×(StripeLine)が余白ライン数であり、この余白ライン数に、1ラインのバイト数Bnum_mを乗算した値がオフセット位置となる。こうして求めたオフセット位置の計算値を、RAM112に確保した変数Off_iに記憶する。
次にS617に進みCPU111は、画像データの副走査ライン数Lを取得する。これは、ビットマップエリア外を算出対象としないための保護処理である。次にS618に進みCPU111は、RAM112に確保している、画像データの白が連続する回数をカウントするための変数Bnum_tを「0」で初期化する。そしてS619に進みCPU111は、画像データの解析開始位置Offを、オフセット位置Off_iのオフセット位置とする。こうして、画像データの解析開始位置Offを、符号データメモリの解析によって得られた余白分スキップさせることで、余白量の決定処理の高速化を図っている。
次にS620に進みCPU111は、解析開始位置Offのデータが白かどうか判定する。そうであればS621に進みCPU111は、白が連続する回数を示す変数Bnum_tを+1する。次にS622に進みCPU111は、ビットマップデータの後端まで調べ終わったかどうか判定し、後端でなければS623に進み、解析開始位置Offを+1してS620に進む。S620~623まで処理は、白以外のデータに行き当たるまでループし、白が連続する回数を示す変数Bnum_tを計算する。
S622でビットマップデータの後端まで調べ終わったか、或いは、S620で解析開始位置Offのデータが白でないときはS624に進む。S624でCPU111は、Bnum_tをBnum_mで除算した数値が、ビットマップメモリから算出される連続する白ライン数であるため、これと符号データ解析によって算出される余白ライン数とを加算した数値を、先端余白ライン数W_tとする。そして、この処理を終了する。
尚、実施形態では、1バイトずつビットマップデータを読み出して解析する処理として説明したが、本発明はこれに限定されない。CPU111と接続されたRAM112のメモリバスによっては、2バイト、4バイトを同時に読み出して判定するほうが高速な場合もあり得る。また128ライン単位などのストライプ単位での余白長のみが必要な場合は、ビットマップデータの解析を飛ばして、余白長を計算するようにしても良い。ビットマップデータの解析においては、0x00を白画素のデータとして白画素の判定を行ったが、グレースケールビットマップの場合は0xFF、RGBビットマップの場合は0xFFFFFFのように、画像データの色空間によって、S620の判定条件をかえてもよい。
図8及び図9は、図5のS507の後端の余白ライン数の計算処理を説明するフローチャートである。この後端余白ライン数の算出処理の原理は、前述の先端余白ラインの算出処理と同じ原理であるため、差分のある点を重点的に説明する。
まずS801~S807の処理は、後端余白ライン数W_bを初期化する点のみが異なるだけで、前述のS601~S607の処理と同じである。ここでは、各種変数の初期化と必要なデータ及びメモリの確保、更に、画像データのデコード処理等を実施する。画像データのデコード、及び符号データの読み出しは、先端余白ラインの計算処理を実行した後に、この後端余白ライン数の計算処理を実施するため、前述の先端余白ラインの計算処理で使用した変数やメモリをそのまま使用してもよい。また、この画像データ及び符号データは、そのまま印刷データをプリンタ140に渡すデータとして使用してもよい。
S808でCPU111は、符号データメモリの後端判定処理に必要な符号データサイズSize_codeを取得する。この符号データサイズは、画像記憶部120から画像メモリ119に確保された符号データメモリに符号データを読み出した際に、ファイルシステムから取得されるファイルサイズを用いる。
次にS809に進みCPU111は、図6のS608と同様に、PDLデータかどうか判定する。ここではPDLで記述されていない画像データを含む印刷ジョブに対して、符号メモリからの余白ライン数算出を実施しないように判定する。S810~S815は、符号データから後端余白ライン数を算出する処理である。
まずS810でCPU111は、オフセット位置Offの初期化を行う。ここでは後端余白ライン数を算出するため、符号データの後端から処理を行う。従って、オフセット位置Offを、S808で取得した符号データサイズSize_codeよりも「2」小さい(Size_code-2)とする。この「-2」は、JBIGのマーカコードが「FF02」、「FF03」の2バイトであることに起因している。もし他の符号、例えばJPEGなどの場合、図4の例では、「A28A2800」の数をカウントするため、4をオフセットした位置から検索を実施する。
次にS811に進みCPU111は、符号データメモリの先端からのオフセット位置Offのデータを2バイト取得する。図3の例でいえば、符号316のデータが取得される。そしてS812に進みCPU111は、その2バイトのデータが「0xFF02」或いは「0xFF03」かどうか判定する。そうであればS813に進みCPU111は、ストライプ終了符号連続数MC_numの値を+1する。JBIG符号では、符号の終端に必ず「0xFF02」又は「0xFF03」が存在するため、データの末端に余白が存在しなかったとしても、必ず1つのストライプ終了符号連続数MC_numが存在する。従って、1回は必ず、S813以降の処理が実施される。この後端1回分の判定処理は、S810でオフセットされる位置を-4バイトの位置にし、S806の初期化を「0」ではなく「1」で初期化することによってスキップできる。実施形態では、先端余白ライン数の算出処理との共通化のため、同じ初期化を実施して説明を省略する。この後端の余白ライン数の算出処理における「FF02」、「FF03」の判定処理と回数のカウント処理は、前述の先端余白ラインの数の算出処理と同じであるが、S814で、オフセット位置Offを2ずつデクリメントしていくことが異なる。そしてS815でオフセット位置Offが0以下となったときは、符号データメモリの先端まで調べて全てが白データであることが算出されたものとしてS816(図9)に進む。しかし、前述したように、全てが白データである場合は別の手段により検出し、先端、後端の余白ライン数の算出処理を飛ばしてもよい。
S81~S818の処理は、S816で、処理終了判別のために画像データの副走査ライン数Lをジョブ情報より取得する点以外は、前述の先端余白ライン数の算出処理のS614~S615と同等であるため、その説明を省略する。
次にS819に進みCPU111は、画像メモリ上のビットマップデータの後端位置を示すオフセット位置Offを算出する。これは、S816で取得した副走査ライン数Lと主走査方向のバイト数Bnum_mの乗算値から、(MC_num-1)×StripeLine×Bnum_mを引いた値から、更に-1して計算される。これは、符号データメモリから解析された、後端余白ラインの位置を処理対象から外し、計算を高速に行うためである。
次にS820に進みCPU111は、後端白画素バイト数Bnum_bをRAM112に確保し、それを「0」で初期化する。そしてS821に進みCPU111は、画像メモリの後端からオフセット位置Offのデータを画像メモリから読み出し、それが「0」(白)か否か判定する。ここで「0」であると判定した場合はS822に進みCPU111は、後端白画素バイト数Bnum_bを+1する。そしてS823に進みCPU111は、オフセット位置Offを-2する。これは判定位置を後端から先端方向に2バイト分進めるためである。そしてS824に進みCPU111は、画像メモリの先端までビットマップデータを判定し終わったかどうか判定する。こうしてS821~S824の処理をループすることで、ビットマップデータの後端から先端に向けて、白でない画素値がある位置までのバイト数を算出する。
こうしてS824で画像メモリの先端までビットマップデータを判定したか、或いはS821でオフセット位置Offのデータが「0」でないときはS825に進む。S825でCPU111は、後端余白ライン数W_bを、{Bnum_b/Bnum_m+(MC_num-1)/StripeLine×Bnum_m}で算出する。これにより、後端余白ライン数を求めることができる。これらのビットマップデータからの余白量計算は、画像データの高解像度化が進めば進むほど処理効率が高くなる。
例えば、A4(210mmx297mm)の横向き画像の場合で考える。そして、600dpiとして計算した場合で、先端128ラインに存在する余白を算出する例で説明する。ビットマップデータから解析する場合、(7015画素×128ライン/8)で得られた112240バイトのデータを読み出して、「0」以外のデータが存在するかどうかを調べなくてはならない。これに対して符号データの解析であれば、高々、2バイトの判定で済む。また1200dpiの場合は、(14030×128/8=224480)バイトのデータを解析して白画素を判定しなければならず、高解像度のデータの余白ライン数を算出する際に有効な方法となる。
また画像データの解像度に応じて、ビットマップデータの解析のみで余白ライン数を求めるか、或いは、ビットマップデータの解析で余白量を求めないかを切り替えるようにしても良い。
以上説明したように実施形態によれば、ビットマップデータの解析量、RAM112へのアクセス回数、CPUの演算回数等を減らして、高速に余白ライン数を求めることができる。
次に実施形態に係るプリンタ140の動作を説明する。このプリンタ140は、用紙重ね量が設定されている場合は、印刷時、先行する用紙に、後続の用紙の一部が重なるようにして搬送することを前提としている。
図10は、実施形態に係るプリンタ140による印刷処理を説明するフローチャートである。この処理は、制御部110から出力される印刷データと、図5のS509或いはS510で重ね領域を示すデータをプリンタ140が受取ることにより開始される。
まずS1001でプリンタ140は、印刷データの最初のページを印刷する先行シートの給紙を開始する。つぎにS1002でシート検知センサで、そのシートの先端が検知されるのを待ってS1003に進み、そのシートの斜行を補正する。そしてS1004に進み、そのページの印刷データに基づいて、そのシートの頭出しを行う。そしてS1005で、そのシートへの印刷を開始する。
次にS1006に進みプリンタ140は、次のページの印刷データがあるかどうか判定し、次のページの印刷データが無いと判定すると、そのページの印刷終了を待ち、印刷済のシートを排紙して、この処理を終了する。一方、次のページの印刷データがあると判定するとS1007に進み、次のページの印刷データを印刷する後続のシートの給紙を開始する。そしてS1008でシート検知センサで、後続シートの先端が検知されるのを待ってS1009に進み、後続のシートの先端部を先行するシートの後端部に、指定された重ね領域に相当する長さ分重なるように後続のシートを給紙する。そしてS1010で、その後続シートの斜行を補正する。
次にS1011に進み、先行シートへの印刷が終了したかどうか判定し、先行シートへの印刷が終了したときはS1012に進み、後続シートの頭出しを行う。そしてS1013で、後続シートへの印刷を開始する。そして1014に進み,S1006と同様に、次のページの印刷データがあるかどうか判定し、次のページの印刷データがあると判定するとS1007に進み、前述と同様の処理を実行する。一方、次のページの印刷データが無いときはS1015に進み、そのページの印刷終了を待ち、S1016で印刷済のシートを排紙して、この処理を終了する。
尚、上述の実施形態では、全てが「0」でない符号を発見した後、その符号における連続する余白ラインの数を求め、その求めた余白ライン数と、それまでに連続していた全て「0」を示す符号に対応するライン数との合計で余白量を求めていた。しかし、全てが「0」でない符号を発見したとき、それまでに連続していた全て「0」を示す符号の数だけから先端或いは後端側の余白量を求めても良い。これは例えば前述のJBIG圧縮された符号の例では、1つの符号は128ラインに対応している。従って、全てが「0」でない符号を発見するまでの連続する符号の数で余白量を求めると、上述の実施形態で求めた余白量との誤差は最大128ライン分となる。これは、例えば1600dpiで印刷する場合、その長さは25.4mm×(128/1600)=2.032となり、その誤差は約2mmとなる。従って、全てが「0」でない符号を発見したとき、それまでに連続していた全て「0」を示す符号の数だけから先端或いは後端側の余白量を求めても、それほど支障はないと考えられる。
(その他の実施形態)
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
本発明は上記実施形態に制限されるものではなく、本発明の精神及び範囲から離脱することなく、様々な変更及び変形が可能である。従って、本発明の範囲を公にするために、以下の請求項を添付する。
100…複合機(MFP),111…CPU、112…RAM、113…ROM、120…画像記憶部、118…画像処理部、119…画像メモリ、130…スキャナ、140…プリンタ、150…操作部

Claims (8)

  1. シートを搬送する搬送手段と、
    画像を形成する画像形成手段と、
    圧縮された画像データ内の所定のコードを検知する検知手段と、
    第1のシートの後端側における第1の余白のシート搬送方向の第1の長さを、前記圧縮された画像データ内の前記第1のシートに対応する領域内の前記所定のコードの検知結果に基づいて取得する第1の取得手段と、
    前記第1のシートの後に搬送される第2のシートの先端側における第2の余白の第2の長さを、前記圧縮された画像データ内の前記第2のシートに対応する領域内の前記所定のコードの検知結果に基づいて取得する第2の取得手段と、を有し、
    前記搬送手段は、前記第1のシートを搬送し、前記第1の長さと前記第2の長さに基づいて、前記第2のシートが前記第1の長さと前記第2の長さのうち短い方の長さだけ重なるように前記第2のシートを搬送し、
    前記画像形成手段は、前記第1のシート及び前記第2のシートに画像を形成し、
    前記圧縮された画像データは、複数のライン単位で符号化された符号データであり、
    前記第2の取得手段は、前記複数のライン単位で、前記複数のライン単位の符号データに含まれる余白エリアを示す所定のコードが連続しなくなったラインの位置を求め、前記所定のコードが前記符号データの先頭から連続した量と、前記画像データを復号した画像データにおける前記ラインの位置までの余白量との加算により、前記第2の長さを取得することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記第の取得手段は、前記複数のライン単位の符号データに含まれる余白エリアを示す所定のコードが、前記符号データの後端から連続する量に基づいて、前記第の長さを取得することを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
  3. 前記第の取得手段は、更に、前記複数のライン単位で、前記符号データに含まれる前記所定のコードが連続しなくなったラインの位置を求め、前記所定のコードが前記符号データの後端から連続した量と、前記画像データを復号した画像データにおける前記ラインの位置までの余白量との加算により、前記第の長さを取得することを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
  4. 前記符号データは、JBIG圧縮された符号データであることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. シートを搬送する搬送手段と、
    画像を形成する画像形成手段と、
    圧縮された画像データ内の所定のコードを検知する検知手段と、
    第1のシートの後端側における第1の余白のシート搬送方向の第1の長さを、前記圧縮された画像データ内の前記第1のシートに対応する領域内の前記所定のコードの検知結果に基づいて取得する第1の取得手段と、
    前記第1のシートの後に搬送される第2のシートの先端側における第2の余白の第2の長さを、前記圧縮された画像データ内の前記第2のシートに対応する領域内の前記所定のコードの検知結果に基づいて取得する第2の取得手段と、を有し、
    前記搬送手段は、前記第1のシートを搬送し、前記第1の長さと前記第2の長さに基づいて、前記第2のシートが前記第1の長さと前記第2の長さのうち短い方の長さだけ重なるように前記第2のシートを搬送し、
    前記画像形成手段は、前記第1のシート及び前記第2のシートに画像を形成し、
    前記圧縮された画像データは、矩形のブロック単位で符号化された符号データであり、
    前記第の取得手段は、前記ブロック単位の符号データに含まれる余白エリアを示す所定のコードが、前記符号データの先頭から連続する量に基づいて、前記第の長さを取得することを特徴とする画像形成装置。
  6. 前記第の取得手段は、更に、前記ブロック単位で、前記符号データに含まれる前記所定のコードが連続しなくなったラインの位置を求め、前記所定のコードが前記符号データの先頭から連続した量と、前記画像データを復号した画像データにおける前記ラインの位置までの余白量との加算により、前記第の長さを取得することを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
  7. シートを搬送する搬送手段と、画像を形成する画像形成手段と、圧縮された画像データ内の所定のコードを検知する検知手段とを有する画像形成装置の制御方法であって、
    第1のシートの後端側における第1の余白のシート搬送方向の第1の長さを、前記圧縮された画像データ内の前記第1のシートに対応する領域内の前記所定のコードの検知結果に基づいて取得する第1の取得工程と、
    前記第1のシートの後に搬送される第2のシートの先端側における第2の余白の第2の長さを、前記圧縮された画像データ内の前記第2のシートに対応する領域内の前記所定のコードの検知結果に基づいて取得する第2の取得工程と、
    前記搬送手段により前記第1のシートを搬送させ、前記第1の長さと前記第2の長さに基づいて、前記第2のシートが前記第1の長さと前記第2の長さのうち短い方の長さだけ重なるように前記第2のシートを搬送させる搬送工程と、
    前記画像形成手段により、前記第1のシート及び前記第2のシートに画像を形成させる工程と、を有し、
    前記圧縮された画像データは、複数のライン単位で符号化された符号データであり、
    前記第2の取得工程では、前記複数のライン単位で、前記複数のライン単位の符号データに含まれる余白エリアを示す所定のコードが連続しなくなったラインの位置を求め、前記所定のコードが前記符号データの先頭から連続した量と、前記画像データを復号した画像データにおける前記ラインの位置までの余白量との加算により、前記第2の長さを取得することを特徴とする制御方法。
  8. コンピュータ、請求項に記載の制御方法を実行させるためのプログラム。
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