JP5106165B2 - 画像処理装置、画像処理方法、及びプログラム - Google Patents

画像処理装置、画像処理方法、及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、ビットマップイメージやPDLページ記述言語に対し、ベクタライズ及びラスタライズ処理を用いて指定された出力設定に最適なデータレベルへと変換する処理を実行する画像処理装置、該装置の制御方法、及び該装置を制御するプログラムに関する。
画像処理装置が入力したビットマップイメージ(BMP)やページ記述言語(PDL)を、同装置内の二次記憶装置にファイルとして保存しておけば、操作者(ユーザ)が任意の時間及び出力設定を選択して、任意のデータフォーマット形式で出力可能である。従来、出力設定に応じて、好適となるデータフォーマットを判定し、そのフォーマットでスプールする技術が開発されている(例えば、特許文献1参照)。
また、再利用を目的として、画像処理装置の二次記憶装置に入力するデータをファイル形式で保存する機能をボックス機能、ファイルシステムをボックスと呼ぶ。ボックス内のファイルはビットマップイメージやページ記述言語であり、これらのファイルは、指定された出力設定および出力データフォーマットに対応すべく、画像処理装置内部で、ベクタライズ、ラスタライズの処理が必要となる。ベクタライズとは、ビットマップイメージを、解像度に依存せず、拡大縮小処理に対しても出力品位を保つベクタデータに変換する処理である(例えば、特許文献2参照)。ラスタライズとは、ベクタデータを、ビットマップイメージのような解像度に依存するラスタデータに変換する処理である。
特開2001−356893号公報 特開2006−23942号公報
特許文献1によると、例えば、ホスト側からの送信時に、ビットマップイメージが最適と判断され、二次記憶装置にビットマップイメージが保存された場合で考える。この場合、画像処理装置内の二次記憶装置に保存されたファイルを、ユーザが指定した出力設定または出力データフォーマット形式によっては、ベクタライズまたはラスタライズ処理が必要になるといった課題がある。つまり、ユーザがそのファイルに対して、拡大印刷を指定した場合、出力品位を保つためには、解像度非依存とするベクタライズ処理が必要となる。
また、特許文献2のように、二次記憶装置に保存されているファイルを、ベクタライズまたはラスタライズするためには、データのパースや近似といった一連の処理が必要となり、変換時間がかかるといった課題がある。
本発明の目的は、データの生成・出力機能とパフォーマンスの最適化を行うことにより、データ変換にかかる処理時間を短縮することができる画像処理装置、画像処理方法、及びプログラムを提供することである。
上記課題を解決するために、本発明の画像処理装置は、記憶装置に記憶されているデータを出力する際に適用される出力設定を設定する出力設定手段と、前記出力設定にしたがって前記データを出力する際に必要となる前記データの基準レベルを決定する基準レベル決定手段と、前記記憶装置に記憶されている前記データのレベルが前記基準レベルより低いか否かを判定する判定手段と、前記判定手段で前記記憶装置に記憶されている前記データのレベルが前記基準レベルより低いと判定した場合、前記データを1レベルずつ前記基準レベルまで段階的に上げていく処理を繰り返すことにより、前記データのレベルを前記基準レベルまで上げたデータを生成する生成手段と、前記判定手段で前記記憶装置に記憶されている前記データのレベルが前記基準レベルより低いと判定した場合は、前記生成手段により生成された前記基準レベルまで上げたデータを、前記出力設定にしたがって出力し、前記判定手段で前記記憶装置に記憶されている前記データのレベルが前記基準レベルより低くないと判定した場合は、前記記憶装置に記憶されている前記データを、前記出力設定にしたがって出力する出力手段と、を備え、前記データのレベルは、ビットマップを含むデータのレベル、前記ビットマップに含まれるオブジェクトの輪郭を直線近似することにより得られる直線近似されたベクタデータのレベル、前記直線近似されたベクタデータを曲線近似することにより得られる曲線近似されたベクタデータのレベル、を少なくとも含むことを特徴とする。
上記課題を解決するために、本発明の画像処理方法は、データを記憶する記憶装置を備える画像処理装置を制御するための画像処理方法であって、出力設定手段が、前記記憶装置に記憶されているデータを出力する際に適用される出力設定を設定する出力設定ステップと、基準レベル決定手段が、前記出力設定にしたがって前記データを出力する際に必要となる前記データの基準レベルを決定する基準レベル決定ステップと、判定手段が、前記記憶装置に記憶されている前記データのレベルが前記基準レベルより低いか否か判定する判定ステップと、生成手段が、前記判定ステップにおいて前記記憶装置に記憶されている前記データのレベルが前記基準レベルより低いと判定された場合、前記データを1レベルずつ前記基準レベルまで段階的に上げていく処理を繰り返すことにより、前記データのレベルを前記基準レベルまで上げたデータを生成する生成ステップと、出力手段が、前記判定ステップにおいて前記記憶装置に記憶されている前記データのレベルが前記基準レベルより低いと判定された場合は、前記生成ステップにおいて生成された前記基準レベルまで上げたデータを、前記出力設定にしたがって出力し、前記判定ステップにおいて前記記憶装置に記憶されている前記データのレベルが前記基準レベルより低くないと判定した場合は、前記記憶装置に記憶されている前記データを、前記出力設定にしたがって出力する出力ステップと、を有し、前記データのレベルは、ビットマップを含むデータのレベル、前記ビットマップに含まれるオブジェクトの輪郭を直線近似することにより得られる直線近似されたベクタデータのレベル、前記直線近似されたベクタデータを曲線近似することにより得られる曲線近似されたベクタデータのレベル、を少なくとも含むことを特徴とする。
上記課題を解決するために、本発明のコンピュータ実行可能なコンピュータプログラムは、コンピュータを、記憶装置に記憶されているデータを出力する際に適用される出力設定を設定する出力設定手段、前記出力設定にしたがって前記データを出力する際に必要となる前記データの基準レベルを決定する基準レベル決定手段、前記記憶装置に記憶されている前記データのレベルが前記基準レベルより低いか否かを判定する判定手段、前記判定手段で前記記憶装置に記憶されている前記データのレベルが前記基準レベルより低いと判定した場合、前記データを1レベルずつ前記基準レベルまで段階的に上げていく処理を繰り返すことにより、前記データのレベルを前記基準レベルまで上げたデータを生成する生成手段、前記判定手段で前記記憶装置に記憶されている前記データのレベルが前記基準レベルより低いと判定した場合は、前記生成手段により生成された前記基準レベルまで上げたデータを、前記出力設定にしたがって出力し、前記判定手段で前記記憶装置に記憶されている前記データのレベルが前記基準レベルより低くないと判定した場合は、前記記憶装置に記憶されている前記データを、前記出力設定にしたがって出力する出力手段、として機能させ、前記データのレベルは、ビットマップを含むデータのレベル、前記ビットマップに含まれるオブジェクトの輪郭を直線近似することにより得られる直線近似されたベクタデータのレベル、前記直線近似されたベクタデータを曲線近似することにより得られる曲線近似されたベクタデータのレベル、を少なくとも含むことを特徴とする。
上記各態様の本願発明によれば、例えばボックス内のファイルを出力(プリントや送信)する場合において、ユーザにより指定される様々な出力設定において、十分な出力品質を保つことができ、且つ、必要以上の処理時間がかからないようにできる。また、データを段階的に変換しながらその都度、必要なレベルを満たしたかどうか判定することで、変換処理にかかる時間を短縮できる。これにより、出力機能とパフォーマンスの最適化が実現できる。
(実施形態1)
以下、本発明を実施するための最良の形態であるMFPのボックスに格納してあるドキュメントのプリント処理について、図面を参照して説明する。
本実施形態を適用するに好適な1Dカラー系MFP(Multi Function Peripheral:マルチファンクション周辺機器)の構成について、図1を用いて説明する。
図1に示す1Dカラー系MFP100は、スキャナ部110、レーザ露光部120、感光ドラム131、作像部130、定着部140、給紙/搬送部150及び、これらを制御するプリンタ制御部(不図示)から構成される。
スキャナ部110は、原稿台に置かれた原稿に対して、照明を当てて原稿画像を光学的に読み取り、その像を電気信号に変換して画像データを作成する工程を担う。
レーザ露光部120は、上記画像データに応じて変調されたレーザ光などの光線を等角速度で回転する回転多面鏡(ポリゴンミラー)に入射させ、反射走査光として感光ドラム131に照射する。
作像部130は、感光ドラム131を回転駆動し、帯電器によって帯電させ、レーザ露光部120によって感光ドラム131上に形成された潜像をトナーによって現像化し、そのトナー像をシートに転写する。さらに作像部130は、その際に転写されずに感光ドラム131上に残った微小トナーを回収するといった一連の電子写真プロセスを実行して作像する。その際、シートが転写ベルトの所定位置に巻きつき4回転する間に、マゼンタ(M)、シアン(C)、イエロー(Y)、ブラック(K)のトナーを持つ各現像ユニット(現像ステーション)132〜135が交互に前述の電子写真プロセスを繰り返し実行する。4回転の後、4色のフルカラートナー像を転写されたシートは、転写ドラム136を離れ、定着部140へ搬送される。
定着部140は、ローラ142,143やベルトの組み合わせによって構成され、ハロゲンヒータなどの熱源を内蔵し、作像部130によってトナー像が転写されたシート上のトナーを、熱と圧力によって溶解、定着させる。
給紙/搬送部150は、シートカセットやペーパーデッキに代表されるシート収納庫を一つ以上持っており、上記プリンタ制御部の指示に応じてシート収納庫に収納された複数のシートの中から一枚分離し、作像部130/定着部140へ搬送する。シートは作像部130の転写ドラムに巻きつけられ、4回転した後に定着部140へ搬送される。4回転する間に前述のYMCK各色のトナー像がシートに転写される。また、シートの両面に画像形成する場合は、定着部140を通過したシートを再度作像部130へ搬送する搬送経路を通るように制御する。
プリンタ制御部は、MFP100全体を制御するMFP制御部(不図示)と通信し、その指示に応じて制御を実行し、且つ前述のスキャナ、レーザ露光、作像、定着、給紙/搬送の各部の状態を管理しつつ、全体が調和を保って円滑に動作できるよう指示を行う。
図2は、本実施形態におけるMFPのコントロールユニット(コントローラ)の一構成例を示すブロック図である。図2において、コントロールユニット200は、画像入力デバイスであるスキャナ201や画像出力デバイスであるプリンタエンジン202と接続し、画像データの読み取りやプリント出力のための制御を行う。また、コントロールユニット200は、LAN203や公衆回線204と接続することで、画像情報やデバイス情報をLAN203経由で入出力するための制御を行う。
CPU205はMFP全体を制御するための中央処理装置である。RAM206は、CPU205が動作するためのシステムワークメモリであり、入力された画像データを一時記憶するための画像メモリでもある。さらに、ROM207はブートROMであり、システムのブートプログラムが格納されている。HDD208はハードディスクドライブであり、各種処理のためのシステムソフトウェア及び入力された画像データを等格納する。操作部I/F209は、画像データ等を表示可能な表示画面を有する操作部210に対するインタフェース部であり、操作部210に対して操作画面データを出力する。また、操作部I/F209は、操作部210から操作者が入力した情報をCPU205に伝える役割をする。ネットワークインタフェース211は、例えばLANカード等で実現され、LAN203に接続して外部装置との間で情報の入出力を行う。さらにまた、モデム212は公衆回線204に接続し、外部装置との間で情報の入出力を行う。以上のユニットがシステムバス213上に配置されている。
イメージバスI/F214は、システムバス213と画像データを高速で転送する画像バス215とを接続するためのインタフェースであり、データ構造を変換するバスブリッジである。画像バス215上には、ラスタイメージプロセッサ216、デバイスI/F217、スキャナ画像処理部218、プリンタ画像処理部219、画像編集用画像処理部220、カラーマネージメントモジュール230が接続される。
ラスタイメージプロセッサ(RIP)216は、ページ記述言語(PDL)コードや後述するベクトルデータをイメージに展開する。デバイスI/F部217は、スキャナ201やプリンタエンジン202とコントロール200とを接続し、画像データの同期系/非同期系の変換を行う。
また、スキャナ画像処理部218は、スキャナ201から入力した画像データに対して、補正、加工、編集等の各種処理を行う。プリンタ画像処理部219は、プリント出力する画像データに対して、プリンタエンジンに応じた補正、解像度変換等の処理を行う。画像編集用画像処理220は、画像データの回転や、画像データの圧縮伸長処理等の各種画像処理を行う。CMM230は、画像データに対して、プロファイルやキャリブレーションデータに基づいた、色変換処理(色空間変換処理ともいう)を施す専用ハードウェアモジュールである。プロファイルとは、機器に依存した色空間で表現したカラー画像データを機器に依存しない色空間(例えばLabなど)に変換するための関数のような情報である。キャリブレーションデータとは、カラー複合機3におけるスキャナ部201やプリンタエンジン202の色再現特性を修正するためのデータである。
図3は、本実施形態に係る画像処理装置を含む画像処理システムの全体構成を示すブロック図である。図3において、画像処理システムは、互いにLAN(Local Area Network)301等を介して接続された、MFP1である302、MFP2である303、MFP3である304で構成されている。
各MFPは、それぞれHDD(Hard Disk Drive:二次記憶装置)を具備している。この具備しているHDD内部に、ドキュメント(Document)をスキャンジョブやコピージョブやプリントジョブとして保存しておき、後で、再度、ジョブの設定や出力方式を変更して再出力するボックス(BOX)機能を実現することが可能となる。各MFPは、それぞれドキュメントを保存できるHDD305、306、307を有しており、その中には、さまざまなデータ形式、データレベルのドキュメントが保存されている。MFP1、MFP2、MFP3はネットワークプロトコルを使用して互いに通信することができる。なお、LAN301上に接続されるこれらのMFPは上記のような物理的な配置に限定されなくても良い。また、LAN301上にはMFP以外の機器(例えばPC、各種サーバ、プリンタなど)が接続されていても良い。各MFPは、自身のHDD内部のドキュメントに対するボックス機能をのみに留まらない。LAN(Local Area Network)301を介することで、接続された他のMFPにおけるHDD内部のドキュメントに対しても、同様のボックス機能の実現が可能である。さらに、各MFPは、自身のHDD内部のドキュメントに対するボックス機能を、LAN(Local Area Network)301を介することで、接続された他のMFPに対して、プリントや送信といった機能の実現が可能である。
図4は、MFPの動作を制御するコントローラソフトウェアの構成を示すブロック図である。プリンタインターフェイス401は、外部との入出力を司る。プロトコル制御部402は、ネットワークプロトコルを解析・送信することによって外部との通信を行う。データレベル制御部403は、ドキュメント記憶部410に保存されているデータを、再出力時に必要十分とされる精度にするようにデータレベルを制御する。ベクタライズ処理部404は、ビットマップイメージから解像度に依存しない描画記述であるベクタデータを生成(ベクタライズ)するものである。ラスタライズ処理部405は、解像度に依存しない描画記述であるベクタデータからビットマップイメージを生成(ラスタライズ)するものである。ベクタライズ処理に対して逆の処理に該当する。PDL解析部406は、PDL(Page Description Language)を解析し、MFPでビットマップ展開して印刷するのに適した、より処理しやすい形式の中間コード(DisplayList)に変換する。PDL解析部406において生成された中間コードはデータ描画部407に渡されて処理される。データ描画部407は上記中間コードをビットマップデータに展開するものであり、展開されたビットマップデータはページメモリ408に逐次描画されて行く。ページメモリ408は、レンダラが展開するビットマップデータを一次的に保持する揮発性のメモリである。
パネル入出力制御部409は、操作パネルからの入出力を制御するものである。ドキュメント記憶部410は、入力文書の一塊(ジョブ)単位に、PDL、ビットマップイメージなどさまざまなデータレベル、データフォーマットを記憶するもので、ハードディスク等の二次記憶装置によって実現される。なお、このデータファイルを本明細書では「ドキュメント(またはDocument)」と呼ぶ。
スキャン制御部411はスキャナから入力した画像データに対して、補正、加工、編集などの各種処理を行う。印刷制御部412は、ページメモリ407の内容をビデオ信号に変換処理し、プリンタエンジン部413へ画像転送を行う。プリンタエンジン部413は受け取ったビデオ信号を記録紙に画像形成(印刷)するための印刷機構部である。
図5は、操作者が、ボックスに格納されたドキュメントを選択し、プリントする場合におけるローカル機器の操作部の表示部へ表示される画面の一例である。図5の501はボックス設定および開始を行うために操作部に表示される画面であり、ユーザ(操作者)がボックスモードボタン502を押した時に表示される。このとき、選択中のボックス内に格納されているドキュメントデータ(ジョブ)が一覧表示504される。操作者がボックス選択ボタン503を押すと、閲覧可能なボックスのプルダウンリストが表示され(不図示)、操作者はそのリストの中から所望のボックスの選択が可能である。プルダウンリストからボックスが選択されると、その選択されたボックスに格納されているドキュメントの一覧504が表示される。また、LANに接続された他のMFPのボックスを選択可能にし、その選択された他のMFPのボックス内のデータを閲覧できるようにしてもよい。504は、選択されたMFPのボックスデータの表示であり、ボックス番号とドキュメントの名称が確認でき、その中からプリントするドキュメントを選択できる。操作者によりプリンタ選択ボタン505が押されると、プリント出力先として指定可能なMFPのプルダウンリストが表示され(不図示)、操作者はそのリストの中から所望のMFPの選択が可能である。出力先として指定可能なMFPのリストは、あらかじめ機器内に保持されている。なお、LANに接続された、指定可能なMFPのリストを管理する構成管理サーバ(不図示)に問い合わせることで取得してもよい。さらに、指定可能なMFPのリストは、プリント受付可能な出力装置を検索するパケットをLAN上へブロードキャストし、当該パケットに対して応答のあった出力装置をリストしてもよい。プリント設定(出力設定)ボタン506は、選択したドキュメントを選択したプリンタ(もしくはその他の装置)へ出力する際に設定するプリント出力設定画面(不図示)を表示するボタンである。プリント出力設定画面で設定可能な設定項目に関しては、次の表1および表2を用いて説明する。
Figure 0005106165
表1は本実施形態におけるプリント設定可能な項目の一例を示し、ボックスに格納されたデータをプリントや送信する場合に、プリント設定可能な項目をリスト化したものである。用紙選択は、印刷出力を行う用紙選択する項目であり、各給紙段に対して、印刷出力時に選択可能な用紙サイズのリストが表示される。ソートは、出力された用紙に対する出力順番を指定するものであり、フィニッシャ設定の有無の指定も含む。両面は、出力用紙に対する印字を両面・片面などに設定することができる。表紙合紙は、表紙または合紙を入れて出力するか、しないかの設定を行うことができる。混載は、入力データの用紙サイズが混載の場合、出力搬送方向の補正などを行う、行なわない設定が可能である。プリント種別部は、ボックス内部に保存されているドキュメントを、複数選択して、結合するなどのジョブ操作が可能である。表1に示した機能だけならば、ボックス内部に保存されているデータに対して、スケーリング(拡大・縮小)に関する処理が入ることがない。従って、表1に示した機能に関する設定だけであれば、図4に示したベクタライズ処理部およびラスタライズ処理部を用いて、格納されているデータのデータレベルを変更する必要がなく、データレベルの制御を行わず出力可能である。
Figure 0005106165
表2は本実施形態におけるより高度なプリント設定項目の一例を示し、ボックスに格納されたデータをプリントや送信する場合に、プリント設定可能な項目をリスト化したものである。変倍は、プリント時において、ボックスに保存されているドキュメントに適用される拡大・縮小倍率を指定するものである。縮小レイアウトは、ボックスに保存されているドキュメントのページを複数の用紙に貼り付けることであり、各ドキュメントのページは、縮小されて出力される。枠消しは、ボックスに保存されているドキュメントのページに枠が描画されている場合に、出力時には消去して出力するように指定することである。画処理は、ボックスに保存されているドキュメントに対して、画像処理を行うことを意味し、解像度変換は、拡大・縮小に相当する処理が行われる。文書編集は、ボックスに保存されているドキュメントに対して、文書名や描画オブジェクトを編集する機能である。表2に示した機能は、ボックス内部に保存されているデータに対して、スケーリング(拡大・縮小)の処理が行われる。従って、十分な画像出力品位を保つためには、格納されているデータのデータレベルをスケーリングするのに必要十分なレベルへと、ベクタライズ処理部404およびラスタライズ処理部405を用いて変更する必要がある。そこで、データレベル制御部403によってデータのレベルを制御する。
図6は、ボックスに格納されたデータにおけるデータレベルと、出力時に設定する機能および適するデータ形式の相関図である。ボックス内部に最初に格納されるデータのレベルは、どのようにして格納されたデータであるか(例えば、スキャン時に格納されたスキャンデータであるか、プリント時にコンピュータから受信したPDLデータであるかなど)に依存し、そのレベルは様々である。本実施形態では、そのデータレベルを5段階に分類している。
レベル1は、スキャンデータをボックス保存した場合や、PDLデータをラスタライズ処理した後の状態で保存される場合などに、このデータレベルとなる。このレベル1のデータは、ビットマップイメージデータである。レベル1は、出力設定において、スケーリングの伴わない画像処理を行う場合には、このレベルで十分な出力品位を満たせる。
レベル2は、スキャンデータをOCR(Optical Character Recognition)処理した後にボックスへ保存する場合に、このデータレベルとなる。レベル2のデータは、ビットマップデータにOCR結果の文字列が、文字ブロックの付加情報として加えられたデータである。レベル2は、出力設定において、検索可能なPDF(Portable Document Format)を生成するとしている場合には、このレベルで十分な出力品位を満たせる。この検索可能PDF(サーチャブルPDF)は、OCR結果を検索用の透明テキストにし、スキャン画像上の対応する文字画像の位置に重ねて保存したPDFファイルである。
レベル3は、スキャンデータやPDLデータをレンダリングしたデータ(すなわち、ビットマップイメージ)からオブジェクトの輪郭を検出し、その輪郭を直線近似することにより各オブジェクトを点列で表したデータである。このような直線近似によるベクタライズ処理を行った結果の点列データをボックスへ保存する場合、このデータレベルとなる。すなわち、レベル3のデータは、点列を線分でつないだ情報の集合である。レベル3は、出力設定において、大きな変倍を行わないオブジェクト編集や枠消しといった処理が選択された場合には、このレベルで十分な出力品位を満たせる。
レベル4は、レベル3の点列データを短い区間ごと(例えば点列の5点ごと)にベジエ曲線にて近似した場合のデータレベルである。したがって、レベル4のデータは、ベジエ曲線の集合で表現される。レベル4は、出力設定において、ある程度の変倍や縮小レイアウトといった処理が選択された場合に、このレベルで十分な出力品位を満たせる。
レベル5は、レベル4のベジエ曲線の集合データを結合・近似して、更に滑らかなベジエ曲線(更に高品位なベジエ曲線)に変換した場合のデータレベルである。レベル5のデータは、ベジエ曲線で表現されるベクタデータである。レベル5は、出力設定において、スケーラブルPDF出力が選択された場合に、このレベルで十分な出力品位を満たせる。なお、スケーラブルPDFとは、ベクタデータを含むPDFデータであり、本実施形態では、後でオブジェクト単位で再利用する場合や大きく変倍する場合など、様々な処理に耐えうるデータであるとする。
図7は、本実施形態に係るボックスデータをプリント実行する処理のフローチャートである。本フローチャートは、MFP操作画面から、ボックスに格納されているデータをプリントする場合が該当する。これは、図2におけるMFPのコントロールユニット200のCPU205によって、あるいはCPU205による制御のもとでコントロールユニット200内のいずれかのユニットによって実行される。
まず、ステップS701において、ユーザからの指示に基づいて、プリントするドキュメントが格納されているボックス(ユーザ所望のMFPのボックス)を選択する。ネットワーク接続などにより複数のMFPの中から選択できる。次に、ステップS702において、ユーザからの指示に基づいて、選択したボックスからボックス番号およびドキュメントを選択し、プリント出力対象のドキュメントを決める。次に、ステップS703において、ユーザからの指示に基づいて、出力先のプリンタを選択する。次に、ステップS704において、ユーザからの指示に基づいて、プリント出力設定を行う。
次に、ステップS705において、ボックスに保存されている出力対象ドキュメントのデータレベルを、MFPコントローラ内部で取得する。次に、ステップS706において、ステップS705で取得したデータレベルが最大かどうか判定する。最大である場合は、ステップS729に進み、プリント設定に基づきデータ処理を開始する。最大でない場合は、ステップS707に進み、ステップS704で設定したプリント設定情報をMFPコントローラ内部で取得する。次に、ステップS708において、指定されたプリント設定で出力する際の出力品位を保つのに必要となるデータレベルをパラメータとして決定(最低基準レベル決定)する。
次に、ステップS709において、現在ボックス内部で保存されているデータのデータレベルが、指定されたプリント設定で必要となるデータレベルに対して、十分かどうかを判定する。ここではS705で取得したボックスに保存されているデータのデータレベルと、S708で決定した、出力時に必要となるデータレベルのパラメータとを比較することによって判定を行う。十分であると判定した場合(すなわち保存されているデータのレベルが、出力時に必要となるデータの基準レベル以上である場合)、ステップS729に進み、当該設定されている出力設定に基づきデータ処理を開始する。
一方、ステップS709で十分ではない(基準レベルより低い)と判定した場合は、ステップS710に進む。ステップS710では、ボックスに保存されている出力対象のドキュメントデータが、ビットマップイメージであるかどうか(データレベルが1であるかどうか)を判定する。ビットマップイメージ(レベル1)ではない場合、ステップS715に進む。ビットマップイメージであると判定された場合、ステップS711に進み、ビットマップイメージのブロック分割(領域分割)を行う。次に、ステップS712において、ブロック分割によってテキスト領域と分類された領域に対して、OCR処理を行い、文字列を抽出する。次に、ステップS713において、ビットマップイメージに抽出されたブロック情報(OCR結果の文字列、各OCR結果を得た文字領域の位置情報)を付加する。この時点で、データレベルが2(ビットマップ+文字領域に含まれる文字の文字コード)となる。次に、ステップS714において、この時点でのデータレベル(レベル2)が、S708で決定した出力時に必要となるデータレベルを満たしているかどうかを判定する。ステップS714で満たしていると判定した場合は、ステップS729に進み、プリント出力設定に基づきデータ処理を開始する。なお、ステップS714で満たしていると判定したときに、S713の処理後に生成されたデータを、ボックスに保存されているデータに差替えて保存するように構成するのが望ましい。このようにすれば、そのデータを再度出力する際、そのデータのレベルを上げる処理を行わなくて済むためである。
一方、ステップS714で満たしていないと判定した場合は、ステップS716へ進む。また、ステップS715において、保存データが、ビットマップイメージとブロック情報であるかどうか(レベル2であるかどうか)を判定し、ビットマップイメージとブロック情報でない場合は、ステップS721に進む。ビットマップイメージとブロック情報である(レベル2である)場合は、ステップS716に進む。ステップS716では、ビットマップイメージをスキャンしてビットマップイメージに含まれるオブジェクト(描画部分)を検出する。例えば、輪郭検出処理を行うことにより、ビットマップイメージに含まれる描画部分の輪郭を検出する。次に、ステップS717において、その検出した描画部分の輪郭を抽出する。本実施形態では、ラインアートなどの図形領域や表罫線などの表領域や文字領域などに含まれる各オブジェクトの輪郭を抽出する。次に、ステップS718において、抽出した描画部分を点列で表現する。ここでは、描画部分の粗輪郭を直線近似して、各線分の端点を示す点を点列データとして得る。次に、ステップS719において、ビットマップイメージを点列データで上書きする。なお、写真・自然画などの写真領域に関しては、点列データ(ベクタ)へ変換するとデータ量が非常に多くなってしまうので、当該写真領域部分をJPEGデータ(もしくはビットマップデータ)として保存するのが好適である。そして、この時点で、データレベルが3(直線近似によるベクタライズ処理を行った結果の点列ベクタデータ)となる。次に、ステップS720において、この時点でのデータレベル(レベル3)が、S708で決定した出力時に必要となるデータレベルを満たしたかどうか判定する。満たしている場合は、ステップS729に進み、プリント出力設定に基づきデータ処理を開始する。なお、ステップS720で満たしていると判定したときに、S719の処理後に生成されたデータを、ボックスに保存されているデータに差替えて保存するように構成するのが望ましい。
一方、ステップS720で満たしていないと判定した場合は、ステップS722に進む。また、ステップS721において、保存データが点列の集合かどうか(レベル3であるかどうか)を判定する。点列の集合でない場合は、ステップS726に進む。点列の集合である(レベル3である)場合は、ステップS722に進む。ステップS722では、点列データを曲率の近い点データを所定区間ごとにグループ化する。次にステップS723に進み、点列グループをベジエ曲線にて近似する。次にステップS724に進み、隣接する点列グループのベジエ曲線同士が繋がるように補正し、区間ごとのベジエ曲線にて表現する。そして、この時点で、データレベルが4(短い区間ごとにベジエ曲線にて近似したベクタデータ)となる。次にステップS725に進み、この時点でのデータレベル(レベル4)が、S708で決定した出力時に必要となるデータレベルを満たしたかどうか判定する。満たしている場合は、ステップS729に進み、プリント出力設定に基づきデータ処理を開始する。なお、ステップS725で満たしていると判定したときに、S724の処理後に生成されたデータを、ボックスに保存されているデータに差替えて保存するように構成するのが望ましい。
一方、ステップS724で満たしていないと判定した場合は、ステップS727へ進む。また、ステップS726において、保存データがベジエ曲線の集合かどうか(レベル4であるかどうか)を判定する。ベジエ曲線の集合でない場合は、ステップS729に進む。ベジエ曲線の集合である(レベル4である)場合は、ステップS727に進む。ステップS727では、ベジエ曲線の集合から、連続して接するベジエ曲線を抽出する。次にステップS728に進み、連続している複数のベジエ曲線をひとつのベジエ曲線へと近似し、表現する。この時点で、データレベルが5(更に滑らかに近似されたベジエ曲線で表されるベクタデータ)となる。なお、S728の処理後に生成されたデータは、ボックスに保存されているデータに差替えて保存することで、再印刷時に再度データ変換を行わなくて済むように構成するのが望ましい。次に、ステップS729に進んで、プリント設定に基づきデータ処理を開始する。ステップS729で処理されたデータを、ステップS730において、プリント出力することで一連の処理を終了する。
このように、保存されているデータのレベルが低い場合は、段階的にデータのレベルを上げていき、指定されたプリント設定で出力する場合の出力品位を保つのに十分なレベルになったと判断した時点で、データ変換処理を終了して出力する。すなわち、必要以上にデータ変換(データのレベルを上げるためのデータ生成処理(近似処理など))を行わないので、変換にかかる処理時間を短縮できる。
(実施形態2)
以下、本発明を実施するための最良の形態であるMFPのボックスに格納してあるドキュメントの電子データの送信処理について、図面を参照して説明する。
図8は、MFPの動作を制御するコントローラソフトウェアの構成を示すブロック図である。プリンタインターフェイス801は、外部との入出力を司る。プロトコル制御部802は、ネットワークプロトコルを解析・送信することによって外部との通信を行う。データレベル制御部803は、ドキュメント記憶部810に保存されているデータを、再出力時に必要十分とされる機能までデータレベルを制御する。ベクタライズ処理部804は、ビットマップイメージから解像度に依存しない描画記述であるベクタデータを生成(ベクタライズ)するものである。ラスタライズ処理部805は、解像度に依存しない描画記述であるベクタデータからビットマップイメージを生成(ラスタライズ)するものである。ベクタライズ処理に対して逆の処理に該当する。PDL解析部806は、PDL(Page Description Language)を解析する。PDL解析部806において生成された結果は、ページメモリ807に格納された後、データフォーマット変換部812へ通知される。データフォーマット変換部812は、任意の電子データに変換し、電子データ送信部813へ転送を行う。電子データ送信部813は、受け取った電子データを、ネットワーク経由によって、指定された外部プロトコルへと送信する。
図9は、操作者が、ボックスに格納されたドキュメントを選択し、電子データとして送信する場合におけるローカル機器の操作部の表示部へ表示される画面の一例である。図9の901はボックス設定および開始を行うために操作部に表示される画面であり、ユーザ(操作者)がボックスモードボタン902を押した時に表示される。このとき、選択中のボックス内に格納されているドキュメントデータ(ジョブ)が一覧表示504される。操作者がボックス選択ボタン903を押すと、閲覧可能なボックスのプルダウンリストが表示され(不図示)、操作者はそのリストの中から所望のボックスの選択が可能である。プルダウンリストからボックスが選択されると、その選択されたボックスに格納されているドキュメントの一覧904が表示される。また、LANに接続された他のMFPのボックスを選択可能にし、その選択された他のMFPのボックス内のデータを閲覧できるようにしてもよい。904は、選択されたMFPのボックスデータの表示であり、ボックス番号とドキュメントの名称が確認でき、その中からプリントするドキュメントを選択できる。操作者により送信先選択ボタン905が押されると、送信先として指定可能な宛先のプルダウンリストが表示され(不図示)、操作者はそのリストの中から所望の宛先の選択が可能である。送信出力先として指定可能な宛先のリストは、あらかじめ機器内に保持されている。なお、LANに接続された、指定可能な宛先のリストを管理する構成管理サーバ(不図示)に問い合わせることで取得してもよい。また、LANに接続された装置を検索するパケットをブロードキャストし、当該パケットに対して応答のあった装置を該リストに表示してもよい。また、新規の宛先の登録も可能である。SEND設定(出力設定)ボタン906は、選択したドキュメントを選択した送信先へ出力する際に設定するSEND設定画面(不図示)を表示するボタンである。SEND設定画面で設定可能な設定項目に関しては、次の表3および表4を用いて説明する。
Figure 0005106165
表3は本実施形態における送信設定可能な項目の一例を示し、ボックスに格納されたデータを送信する場合に、SEND設定可能な項目をリスト化したものである。出力フォーマットは、送信する電子データのフォーマットを指定するものである。画像モードは、画像処理を行う際に、優先する画質の属性を選択するものである。付加機能は、生成される電子データに対する付加する追加機能である。例えば、文字列検索ができるように、OCR結果を埋め込んだ電子データを生成するように指定する、サーチャブルPDF生成機能がある。表3に示した機能だけ行うのであれば、生成される電子データは、スケーリング(拡大・縮小)を行うのに適したベクタデータ(スケーラブルデータ)である必要がない。従って、図4に示したベクタライズ処理部およびラスタライズ処理部を用いて、格納されているデータのベクタデータを生成せずに出力することも可能である。
Figure 0005106165
表4は本実施形態におけるより高度な送信設定項目の一例を示し、ボックスに格納されたデータを送信する場合に、SEND設定可能な項目をリスト化したものである。付加機能は、生成される電子データに対する付加する追加機能である。例えば、拡大・縮小を行ったときに、画質の劣化が少ない解像度非依存なスケーラブルPDF生成機能がある。ここでスケーラブルPDFとは、オブジェクトをベクタデータで表現したデータであるので、送信先でスケーリングしたとしても画質劣化が少なく、オブジェクトを再利用するような編集作業に適したデータである。また、スケーラブルなデータ(オブジェクトをベクタデータで表現したデータ)に、文字列で検索可能にするための文字列データを加えた、スケーラブル且つサーチャブルなPDFを生成する機能もある。このようなデータを生成する際、十分な出力品位を保つためには、格納されているデータのデータレベルを必要十分なレベルへと、ベクタライズ処理部404およびラスタライズ処理部405を用いて変更する必要がある。そこで、データレベル制御部403によってデータのレベルを制御する。
図10は本実施形態に係るボックスに格納されているデータを送信実行する処理のフローチャートである。本フローチャートは、MFP操作画面から、ボックスに格納されているデータを送信する場合に該当する。図2におけるMFPのコントロールユニット200のCPU205によって、あるいはCPU205による制御のもとでコントロールユニット200内のいずれかのユニットによって実行される。
まず、ステップS1001において、ユーザからの指示に基づいて、送信するドキュメントデータが格納されているボックス(ユーザ所望のMFPのボックス)を選択する。ネットワーク接続などにより複数のMFPの中から選択できる。次に、ステップS1002において、ユーザからの指示に基づいて、選択したボックスからボックス番号およびドキュメントを選択し、送信出力対象のドキュメントを決める。次に、ステップS1003において、ユーザからの指示に基づいて、送信先の装置を選択する。次に、ステップS1004において、ユーザからの指示に基づいて、送信(SEND)設定を行う。
次に、ステップS1005において、ボックスに保存されている出力対象ドキュメントのデータレベルを、MFPコントローラ内部で取得する。次に、ステップS1006において、ステップS1005で取得したデータレベルが最大かどうか判定する。最大である場合は、ステップS1029に進み、送信(SEND)設定に基づきデータ処理を開始する。最大でない場合は、ステップS1007に進み、ステップS1004で設定した送信(SEND)設定情報をMFPコントローラ内部で取得する。次に、ステップS1008において、指定された送信(SEND)設定で出力する際の出力品位を保つのに必要となるデータレベル(最低基準レベル)をパラメータとして決定する。
次に、ステップS1009において、現在ボックス内部で保存されているデータのデータレベルが、指定された送信(SEND)設定で必要となるデータレベルに対して、十分かどうかを判定する。ここではS1005で取得したボックスに保存されているデータのデータレベルと、S1008で決定した、出力時に必要となるデータレベルのパラメータとを比較することによって判定を行う。データレベルが十分であると判定した場合(すなわち保存されているデータのレベルが、出力時に必要となるデータの基準レベル以上である場合)、ステップS1029に進み、送信(SEND)設定に基づきデータ処理を開始する。
一方、ステップS1009でデータレベルが十分ではないと判定した場合は、ステップS1010に進む。ステップS1010では、ボックスに保存されている出力対象のドキュメントデータがビットマップイメージであるかどうか(データレベルが1であるかどうか)を判定する。ビットマップイメージ(レベル1)ではない場合、ステップS1015に進む。ビットマップイメージであると判定された場合、ステップS1011に進み、ビットマップイメージのブロック分割(領域分割)を行う。次に、ステップS1012において、ブロック分割によってテキスト領域と分類された領域に対して、OCR処理を行い、文字列を抽出する。次に、ステップS1013において、ビットマップイメージに抽出されたブロック情報(OCR結果の文字列、各OCR結果を得た文字領域の位置情報)を付加する。この時点で、データレベルが2(ビットマップ+文字領域に含まれる文字の文字コード)となる。次に、ステップS1014において、この時点でのデータレベル(レベル2)が、S1008で決定した出力時に必要となるデータレベルを満たしているかどうかを判定する。ステップS1014で満たしていると判定した場合は、ステップS1029に進み、送信(SEND)設定に基づきデータ処理を開始する。なお、ステップS1014で満たしていると判定したときに、S1013の処理後に生成されたデータを、ボックスに保存されているデータに差替えて保存するように構成するのが望ましい。このようにすれば、そのデータを再度出力する際、そのデータのレベルを上げる処理を再度行わなくて済むためである。
一方、ステップS1014で満たしていないと判定した場合は、ステップS1016へ進む。また、ステップS1015において、保存データが、ビットマップイメージとブロック情報であるかどうか(レベル2であるかどうか)を判定し、ビットマップイメージとブロック情報でない場合は、ステップS1021に進む。ビットマップイメージとブロック情報である(レベル2である)場合は、ステップS1016に進む。ステップS1016dえは、ビットマップイメージをスキャンしてビットマップイメージに含まれるオブジェクト(描画部分)を検出する。例えば、輪郭検出処理を行うことにより、ビットマップイメージに含まれる描画部分の輪郭を検出する。次に、ステップS1017において、その検出した描画部分の輪郭を抽出する。本実施形態では、ラインアートなどの図形領域や表罫線などの表領域や文字領域などに含まれる各オブジェクトの輪郭を抽出する。次に、ステップS1018において、抽出した描画部分を点列で表現する。ここでは、描画部分の粗輪郭を直線近似して、各線分の端点を示す点を点列データとして得る。次に、ステップS1019において、ビットマップイメージを点列データで上書きする。なお、写真・自然画などの写真領域に関しては、点列データ(ベクタ)へ変換するとデータ量が非常に多くなってしまうので、当該写真領域部分をJPEGデータ(もしくはビットマップデータ)として保存するのが好適である。そして、この時点で、データレベルが3(直線近似によるベクタライズ処理を行った結果の点列ベクタデータ)となる。次に、ステップS1020において、この時点でのデータレベル(レベル3)が、S1008で決定した出力時に必要となるデータレベルを満たしたかどうか判定する。満たしている場合は、ステップS1029に進み、送信(SEND)設定に基づきデータ処理を開始する。なお、ステップS1020で満たしていると判定したときに、S1019の処理後に生成されたデータを、ボックスに保存されているデータに差替えて保存するように構成するのが望ましい。
一方、ステップS1020で満たしていないと判定した場合は、ステップS1022に進む。また、ステップS1021において、保存データが点列の集合かどうか(レベル3であるかどうか)を判定する。点列の集合でない場合は、ステップS1026に進む。点列の集合である(レベル3である)場合は、ステップS1022に進む。ステップS1022では、点列データを曲率の近い点データを所定区間ごとにグループ化する。次にステップS1023に進み、点列グループをベジエ曲線にて近似する。次にステップS1024に進み、隣接する点列グループのベジエ曲線同士が繋がるように補正し、区間ごとのベジエ曲線にて表現する。そして、この時点で、データレベルが4(短い区間ごとにベジエ曲線にて近似したベクタデータ)となる。次にステップS1025に進み、この時点でのデータレベル(レベル4)が、S708で決定した出力時に必要となるデータレベルを満たしたかどうか判定する。満たしている場合は、ステップS1029に進み、送信(SEND)設定に基づきデータ処理を開始する。なお、ステップS1025で満たしていると判定したときに、S1024の処理後に生成されたデータを、ボックスに保存されているデータに差替えて保存するように構成するのが望ましい。
一方、ステップS1024で満たしていないと半tネイした場合は、ステップS1027へ進む。また、ステップS1026において、保存データがベジエ曲線の集合かどうか(レベル4であるかどうか)を判定する。ベジエ曲線の集合でない場合は、ステップS1029に進む。ベジエ曲線の集合である(レベル4である)場合は、ステップS1027に進む。ステップS1027では、ベジエ曲線の集合から、連続して接するベジエ曲線を抽出する。次にステップS1028に進み、連続している複数のベジエ曲線をひとつのベジエ曲線へと近似し、表現する。この時点で、データレベルが5(更に滑らかに近似されたベジエ曲線で表されるベクタデータ)となる。なお、S1028の処理後に生成されたデータは、ボックスに保存されているデータに差替えて保存することで、再印刷時に再度データ変換を行わなくて済むように構成するのが望ましい。次に、ステップS1029に進んで、送信(SEND)設定に基づきデータ処理を開始する。ステップS1030において、ステップS1029で処理済のデータを送信することで一連の処理を終了する。
このように、保存されているデータのレベルが低い場合は、段階的にデータのレベルを上げていき、指定された送信設定で出力する場合の出力品位を保つのに十分なレベルになったと判断した時点で、データ変換処理を終了して出力する。すなわち、必要以上にデータ変換(データのレベルを上げるための処理(近似処理など))を行わないので、変換にかかる処理時間を短縮できる。
<他の実施形態>
実施形態1及び実施形態2で説明した、プリント出力処理および送信出力処理は、ユーザからの指示により切り替えて実行できるようにしてもよい。例えば、図5で説明したプリント設定ボタン及び出力先プリンタ選択ボタンと、図9で説明した送信設定ボタン及び送信先選択ボタンとを、同時に表示(もしくは切り替え表示)できるようにしてもよい。
また、上述した実施形態では、ベジエ曲線を用いて近似したが、これに限るものではなく、他の曲線近似の手法を用いても構わない。
本発明は上述のように、複数の機器(例えばホストコンピュータ、インタフェース機器、リーダ、プリンタ等)から構成されるシステムに適用しても一つの機器(例えば複写機、ファクシミリ装置)からなる装置に適用してもよい。
また、前述した実施形態の機能を実現するように各種のデバイスを動作させるように該各種デバイスと接続された装置あるいはシステム内のコンピュータに、前記実施形態機能を実現するためのソフトウェアのプログラムコードを供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(CPUあるいはMPU)を格納されたプログラムに従って前記各種デバイスを動作させることによって実施したものも本発明の範疇に含まれる。
またこの場合、前記ソフトウェアのプログラムコード(コンピュータ実行可能なコンピュータプログラム)自体が前述した実施形態の機能を実現することになる。したがって、そのプログラムコード自体、およびそのプログラムコードをコンピュータに供給するための手段、例えばかかるプログラムコードを格納したコンピュータ読取り可能な記憶媒体は、本発明を構成する。
かかるプログラムコードを格納する記憶媒体としては例えばフロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等を用いることができる。
またコンピュータが供給されたプログラムコードを実行することにより、前述の実施形態の機能が実現されるだけではなく、そのプログラムコードがコンピュータにおいて稼働しているOS(オペレーティングシステム)、あるいは他のアプリケーションソフト等と共同して前述の実施形態の機能が実現される場合にもかかるプログラムコードは本発明の実施形態に含まれることは言うまでもない。
さらに供給されたプログラムコードが、コンピュータの機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに格納された後そのプログラムコードの指示に基づいてその機能拡張ボードや機能格納ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も本発明に含まれることは言うまでもない。
本発明に係る画像処理装置の一実施形態である印刷装置(MFP)の構造を示す側断面図である。 実施形態における各機器のコントロールユニットの構成例を示すブロック図である。 実施形態における異なるハード構成を持つ印刷装置で構成されたシステムへの適用を示す図である。 実施形態におけるコントローラソフトウェアの構成の一例を示すブロック図である。 実施形態における操作部に表示される画面の一例を示す図である。 実施形態における出力データ形式の相関図である。 実施形態におけるボックスデータを印刷実行する処理のフローチャートである。 実施形態におけるコントローラソフトウェアの構成の一例を示すブロック図である。 実施形態における操作部に表示される画面の一例を示す図である。 実施形態におけるボックスデータを送信実行する処理のフローチャートである。
符号の説明
100 1Dカラー系MFP
110 スキャナ部
120 レーザ露光部
130 作像部
140 定着部
150 給紙/搬送部
200 コントロールユニット
203 LAN
204 公衆回線
205 CPU
206 RAM
207 ROM
208 ハードディスクドライブ(HDD)
209 操作部I/F
210 操作部
211 ネットワークインタフェース
212 モデム
213 システムバス
214 イメージバスI/F
215 画像バス
216 ラスタイメージプロセッサ
217 デバイスI/F
218 スキャナ画像処理部
219 プリンタ画像処理部
220 画像編集用画像処理部
230 カラーマネージメントモジュール

Claims (8)

  1. 記憶装置に記憶されているデータを出力する際に適用される出力設定を設定する出力設定手段と、
    前記出力設定にしたがって前記データを出力する際に必要となる前記データの基準レベルを決定する基準レベル決定手段と、
    前記記憶装置に記憶されている前記データのレベルが前記基準レベルより低いか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段で前記記憶装置に記憶されている前記データのレベルが前記基準レベルより低いと判定した場合、前記データを1レベルずつ前記基準レベルまで段階的に上げていく処理を繰り返すことにより、前記データのレベルを前記基準レベルまで上げたデータを生成する生成手段と、
    前記判定手段で前記記憶装置に記憶されている前記データのレベルが前記基準レベルより低いと判定した場合は、前記生成手段により生成された前記基準レベルまで上げたデータを、前記出力設定にしたがって出力し、前記判定手段で前記記憶装置に記憶されている前記データのレベルが前記基準レベルより低くないと判定した場合は、前記記憶装置に記憶されている前記データを、前記出力設定にしたがって出力する出力手段と、
    を備え
    前記データのレベルは、ビットマップを含むデータのレベル、前記ビットマップに含まれるオブジェクトの輪郭を直線近似することにより得られる直線近似されたベクタデータのレベル、前記直線近似されたベクタデータを曲線近似することにより得られる曲線近似されたベクタデータのレベル、を少なくとも含む
    ことを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記出力設定手段は、前記記憶されているデータを印刷出力する際、もしくは前記記憶されているデータを送信出力する際に前記出力設定を設定することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記ビットマップを含むデータのレベルは、更に、ビットマップのみを含むデータのレベルと、前記ビットマップと前記ビットマップをOCR処理した結果の文字コードとを含むデータのレベルとで構成されることを特徴とする請求項1または2に記載の画像処理装置。
  4. 前記データのレベルは、前記曲線近似されたベクタデータを更に滑らかに曲線近似することにより得られる更に高品位な曲線からなるデータのレベルを更に含むことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  5. 前記生成手段で生成された前記基準レベルまで上げたデータを、前記記憶装置に記憶させる制御手段を更に備えることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  6. データを記憶する記憶装置を備える画像処理装置を制御するための画像処理方法であって、
    出力設定手段が、前記記憶装置に記憶されているデータを出力する際に適用される出力設定を設定する出力設定ステップと、
    基準レベル決定手段が、前記出力設定にしたがって前記データを出力する際に必要となる前記データの基準レベルを決定する基準レベル決定ステップと、
    判定手段が、前記記憶装置に記憶されている前記データのレベルが前記基準レベルより低いか否か判定する判定ステップと、
    生成手段が、前記判定ステップにおいて前記記憶装置に記憶されている前記データのレベルが前記基準レベルより低いと判定された場合、前記データを1レベルずつ前記基準レベルまで段階的に上げていく処理を繰り返すことにより、前記データのレベルを前記基準レベルまで上げたデータを生成する生成ステップと、
    出力手段が、前記判定ステップにおいて前記記憶装置に記憶されている前記データのレベルが前記基準レベルより低いと判定された場合は、前記生成ステップにおいて生成された前記基準レベルまで上げたデータを、前記出力設定にしたがって出力し、前記判定ステップにおいて前記記憶装置に記憶されている前記データのレベルが前記基準レベルより低くないと判定した場合は、前記記憶装置に記憶されている前記データを、前記出力設定にしたがって出力する出力ステップと、
    を有し、
    前記データのレベルは、ビットマップを含むデータのレベル、前記ビットマップに含まれるオブジェクトの輪郭を直線近似することにより得られる直線近似されたベクタデータのレベル、前記直線近似されたベクタデータを曲線近似することにより得られる曲線近似されたベクタデータのレベル、を少なくとも含む
    ことを特徴とする画像処理方法。
  7. コンピュータを、
    記憶装置に記憶されているデータを出力する際に適用される出力設定を設定する出力設定手段、
    前記出力設定にしたがって前記データを出力する際に必要となる前記データの基準レベルを決定する基準レベル決定手段、
    前記記憶装置に記憶されている前記データのレベルが前記基準レベルより低いか否かを判定する判定手段、
    前記判定手段で前記記憶装置に記憶されている前記データのレベルが前記基準レベルより低いと判定した場合、前記データを1レベルずつ前記基準レベルまで段階的に上げていく処理を繰り返すことにより、前記データのレベルを前記基準レベルまで上げたデータを生成する生成手段、
    前記判定手段で前記記憶装置に記憶されている前記データのレベルが前記基準レベルより低いと判定した場合は、前記生成手段により生成された前記基準レベルまで上げたデータを、前記出力設定にしたがって出力し、前記判定手段で前記記憶装置に記憶されている前記データのレベルが前記基準レベルより低くないと判定した場合は、前記記憶装置に記憶されている前記データを、前記出力設定にしたがって出力する出力手段、
    として機能させ
    前記データのレベルは、ビットマップを含むデータのレベル、前記ビットマップに含まれるオブジェクトの輪郭を直線近似することにより得られる直線近似されたベクタデータのレベル、前記直線近似されたベクタデータを曲線近似することにより得られる曲線近似されたベクタデータのレベル、を少なくとも含む
    ことを特徴とするコンピュータ実行可能なコンピュータプログラム。
  8. 請求項7に記載のコンピュータプログラムを格納した、コンピュータ読取り可能な記憶媒体。
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