JP4405861B2 - 画像処理装置、情報処理装置及びそれらの制御方法、プログラム - Google Patents

画像処理装置、情報処理装置及びそれらの制御方法、プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP4405861B2
JP4405861B2 JP2004173004A JP2004173004A JP4405861B2 JP 4405861 B2 JP4405861 B2 JP 4405861B2 JP 2004173004 A JP2004173004 A JP 2004173004A JP 2004173004 A JP2004173004 A JP 2004173004A JP 4405861 B2 JP4405861 B2 JP 4405861B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image data
vector
image
management
processing apparatus
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004173004A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005354413A (ja
JP2005354413A5 (ja
Inventor
進一 加藤
博之 辻
正和 木虎
博之 矢口
英一 西川
廣義 吉田
賢三 関口
勇志 松久保
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2004173004A priority Critical patent/JP4405861B2/ja
Priority to KR1020050049358A priority patent/KR100747879B1/ko
Priority to US11/149,341 priority patent/US7593120B2/en
Priority to EP05253608A priority patent/EP1605348A3/en
Priority to CN201110306659.6A priority patent/CN102413265B/zh
Publication of JP2005354413A publication Critical patent/JP2005354413A/ja
Publication of JP2005354413A5 publication Critical patent/JP2005354413A5/ja
Priority to US12/509,293 priority patent/US8174724B2/en
Application granted granted Critical
Publication of JP4405861B2 publication Critical patent/JP4405861B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Processing Or Creating Images (AREA)
  • Image Processing (AREA)
  • Facsimiles In General (AREA)
  • Storing Facsimile Image Data (AREA)

Description

本発明は、画像に対して使用することが可能な複数種類の機能を有する画像処理装置及びその制御方法、プログラム、前記画像処理装置とネットワークを介して接続され、該画像処理装置を制御可能な情報処理装置及びその制御方法、プログラムに関するものである。
従来、複写機等の機器には、予め登録された暗証番号を入力して一致した場合に、初めてコピーを許可する暗証モードが備えられているものもある。この時、入力した暗証番号毎に実際にコピーした枚数をカウントし、このカウント枚数で暗証番号毎に利用者がどれだけの枚数をコピーしたかを把握でき、コピー使用料の分担をする場合等の使用管理に利用することができる。
また、それぞれの複写機で予め定められた制限枚数を超えた場合、暗証番号が一致してもコピーを禁止する等の制限を加える機能を設定することもできる。
さらには、最近では、コピー機能とは別に、原稿を読み取った後にビットマップの画像データとして保持するスキャン機能を備える複写機もある。その場合には、原稿をスキャンした枚数をカウントするスキャンカウンタを備え、プリント出力機能を持つ複写機の場合には、同様に画像データをプリントした枚数をカウントするプリントカウンタを備える複写機もあり、この場合には、コピー、スキャン、プリントと独立してカウントを行うことができる(例えば、特許文献1参照)。
スキャン機能を備える複写機のスキャンは、いわゆるラスタスキャンであり、読み取った画像データをJPEGデータや、ポータブルドキュメントフォーマット(以下、PDF)に変換して画像記憶装置に記憶保持することで、データベースとして蓄積し、文書管理システムを構築することが可能である。
特開平11−196212号公報
しかしながら、従来のスキャン機能を備える複写機においては、ラスタスキャン後に原稿をコンパクトな情報量のPDFファイル、もしくは圧縮されたJPEGファイルとして文書保存を行うことが可能で、またそのスキャン毎の枚数管理を行うことが可能であるが、以下のような課題がある。
ラスタスキャン後に生成されるファイル自体はイメージ情報であるので、文書中の任意のオブジェクトを再利用することはできない。
例えば、文書中の文字をテキストとしてテキストアプリケーションにコピーして使用したい場合でも、ラスタスキャンでビットマップとして形成されているためにできない。もしくは使用するためには、その部分を切り抜き、別途TIFFファイル等のファイル形式で保存し、専用のOCRアプリケーションなどで自動文字認識処理を施す必要がある。
また、細線で構成されるイラストなどを切り抜いて、異なる色に変換したり拡大して再利用しようとしても、ビットマップデータであるため、細線の周囲で色がにじんだり、拡大することにより細線はボヤけてしまったりジャギーが発生して画質を保持したまま再利用することができない。
こうしたラスタスキャン時の欠点を解決し、原稿を読み取った際に各オブジェクト毎にベクトル化して再利用可能な形の画像データを生成するベクトルスキャンを複写機に搭載した場合には、原稿を再利用可能な状態に復元することが可能になる。そのため、単純に従来と同じスキャンの位置づけで管理するのではなく、別に管理する必要がある。
即ち、むやみやたらに企業ロゴや著作権物をベクトル化する状況は思わしくなく、部門毎にベクトル化処理の許可/不許可を行える仕組みが必要である。また、ベクトル化を高付加価値サービスとして捉える場合には、その対価、課金の料金を変えてサービスを行う場合もある。
しかしながら、現状の部門管理ではスキャン枚数毎の管理しかできないため、ラスタスキャン、ベクトルスキャン毎の管理、もしくはベクトルスキャン時に生成されるオブジェクト毎の管理を行うことができない。
本発明は上記の課題を解決するためになされたものであり、ラスタスキャン機能とベクトルスキャン機能を利用可能な環境において、その使用管理を適切にかつ効率的に実現することができる画像処理装置、情報処理装置及びそれらの制御方法、プログラムを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するための本発明による画像処理装置は以下の構成を備える。即ち、
少なくとも記憶部への画像データの保存機能を有する画像処理装置であって、
画像読取部から原稿を読み取りラスタ画像データとして入力する入力手段と、
前記ラスタ画像データを属性別のオブジェクトに分割する分割手段と、
前記分割手段で分割された各オブジェクトを、ベクトル画像データに変換する変換手段と、
前記保存機能を、前記ラスタ画像データに使用する場合と、前記ベクトル画像データに使用する場合とで、別々に使用管理情報を管理するとともに、前記保存機能を前記ベクトル画像データに使用する場合に、前記画像処理装置の操作者ごともしくは操作者の部門ごとに、前記分割手段で分割されたオブジェクトの属性別に前記変換手段によるベクトル画像データの生成回数と該生成回数に基づく該変換工程による変換の可否とを管理する管理手段と、
前記管理手段による管理内容を登録する登録手段と
を備える。
また、好ましくは、前記入力手段は、原稿を読み取る画像読取部から読み取られた画像を前記ラスタ画像データとして入力する。
また、好ましくは、前記変換手段は、前記属性別のオブジェクト毎に、該オブジェクトに対応するベクトル化処理を実行する。
また、好ましくは、前記属性の種類としては、Text、Graphic、Table、Image、BackGroundの少なくとも1つを含み、
前記ベクトル化処理は、
前記Text属性のオブジェクトに対して文字認識処理を実行する文字認識手段と、
前記Graphic及びTable属性のオブジェクトに対してアウトライン化/関数近似化を実行するベクトル化手段と、
前記Image属性のオブジェクト画像に対して低圧縮を行う低圧縮手段と、
前記BackGroundのオブジェクトに対して高圧縮を行う高圧縮手段と
を備える。
また、好ましくは、前記変換手段は、
前記ラスタ画像データを属性別に分割されるオブジェクト単位でベクトル画像データを生成するベクトル化処理を行う場合に、ベクトル化処理対象のオブジェクトの属性の種類を選択する選択手段と、
前記選択手段で選択された属性の種類に基づいて、前記ラスタ画像データを属性毎のオブジェクトに分割する分割手段と、
前記分割手段で分割されたオブジェクト画像の各属性に対応するベクトル化処理を、各オブジェクトに対して実行するベクトル化処理手段と、
を備える。
また、好ましくは、前記複数種類の機能別に、その使用回数をカウントするカウンタ手段を更に備え、
前記管理手段は、前記使用管理情報として、前記選択された機能を前記ベクトル画像データに使用した場合の使用回数を管理する。
また、好ましくは、前記使用管理情報は、
前記入力手段の使用回数と、
前記変換手段の使用回数と、
前記変換手段による変換を複数種類のモードのいずれかで実行する場合の各モードの使用回数と、
前記ベクトル画像データに前記複数種類の機能のいずれかを使用する場合の各機能の使用回数と、
前記変換手段によって生成されたベクトル画像データに含まれるオブジェクトに関するオブジェクト情報と、
前記変換手段で生成されたベクトル画像データに関するベクトル画像データ情報と
の少なくとも1つを含む。
また、好ましくは、前記使用管理情報に基づいて、前記複数種類の機能の各機能の使用を、前記ラスタ画像データに使用する場合と、前記ベクトル画像データに使用する場合とで、別々に制限する制限手段とを更に備える。
上記の目的を達成するための本発明による情報処理装置は以下の構成を備える。即ち、
画像読取部から原稿を読み取りラスタ画像データとして入力する入力部を備える画像処理装置とネットワークを介して接続され、前記画像処理装置を制御可能な情報処理装置であって、
前記画像処理装置が有する少なくとも記憶部への画像データの保存機能に対する操作に基づいて、前記画像処理装置より処理対象のラスタ画像データを前記ネットワークを介して受信する受信手段と、
前記ラスタ画像データを属性別のオブジェクトに分割する分割手段と、
前記分割手段で分割された各オブジェクトを、ベクトル画像データに変換する変換手段と、
前記保存機能を、前記ラスタ画像データに使用する場合と、前記ベクトル画像データに使用する場合とで、別々に使用管理情報を管理するとともに、前記保存機能を前記ベクトル画像データに使用する場合に、前記画像処理装置の操作者ごともしくは操作者の部門ごとに、前記分割手段で分割されたオブジェクトの属性別に前記変換手段によるベクトル画像データの生成回数と該生成回数に基づく該変換手段による変換の可否とを管理する管理手段と、
前記管理手段による管理内容を登録する登録手段と
を備える。
上記の目的を達成するための本発明による画像処理装置の制御方法は以下の構成を備える。即ち、
少なくとも記憶部への画像データの保存機能を有する画像処理装置の制御方法であって、
画像読取部から原稿を読み取りラスタ画像データとして入力する入力工程と、
前記ラスタ画像データを属性別のオブジェクトに分割する分割工程と、
前記分割工程で分割された各オブジェクトを、ベクトル画像データに変換する変換工程と、
前記保存機能を、前記ラスタ画像データに使用する場合と、前記ベクトル画像データに使用する場合とで、別々に使用管理情報を管理するとともに、前記保存機能を前記ベクトル画像データに使用する場合に、前記画像処理装置の操作者ごともしくは操作者の部門ごとに、前記分割工程で分割されたオブジェクトの属性別に前記変換工程によるベクトル画像データの生成回数と該生成回数に基づく該変換工程による変換の可否とを管理する管理工程と、
前記管理工程による管理内容を登録する登録工程と
を備える。
上記の目的を達成するための本発明による情報処理装置の制御方法は以下の構成を備える。即ち、
画像読取部から原稿を読み取りラスタ画像データとして入力する入力部を備える画像処理装置とネットワークを介して接続され、前記画像処理装置を制御可能な情報処理装置の制御方法であって、
前記画像処理装置が有する少なくとも記憶部への画像データの保存機能に対する操作に基づいて、前記画像処理装置より処理対象のラスタ画像データを前記ネットワークを介して受信する受信工程と、
前記ラスタ画像データを属性別のオブジェクトに分割する分割工程と、
前記分割工程で分割された各オブジェクトを、ベクトル画像データに変換する変換工程と、
前記保存機能を、前記ラスタ画像データに使用する場合と、前記ベクトル画像データに使用する場合とで、別々に使用管理情報を管理するとともに、前記保存機能を前記ベクトル画像データに使用する場合に、前記画像処理装置の操作者ごともしくは操作者の部門ごとに、前記分割工程で分割されたオブジェクトの属性別に前記変換工程によるベクトル画像データの生成回数と該生成回数に基づく該変換工程による変換の可否とを管理する管理工程と、
前記管理工程による管理内容を登録する登録工程と
を備える。
上記の目的を達成するための本発明によるプログラムは以下の構成を備える。即ち、
少なくとも記憶部への画像データの保存機能を有する画像処理装置の制御をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
画像読取部から原稿を読み取りラスタ画像データとして入力する入力工程と、
前記ラスタ画像データを属性別のオブジェクトに分割する分割工程と、
前記分割工程で分割された各オブジェクトを、ベクトル画像データに変換する変換工程と、
前記保存機能を、前記ラスタ画像データに使用する場合と、前記ベクトル画像データに使用する場合とで、別々に使用管理情報を管理するとともに、前記保存機能を前記ベクトル画像データに使用する場合に、前記画像処理装置の操作者ごともしくは操作者の部門ごとに、前記分割工程で分割されたオブジェクトの属性別に前記変換工程によるベクトル画像データの生成回数と該生成回数に基づく該変換工程による変換の可否とを管理する管理工程と、
前記管理工程による管理内容を登録する登録工程と
をコンピュータに実行させる。
上記の目的を達成するための本発明によるプログラムは以下の構成を備える。即ち、
画像読取部から原稿を読み取りラスタ画像データとして入力する入力部を備える画像処理装置とネットワークを介して接続され、前記画像処理装置を制御可能な情報処理装置の制御をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
前記画像処理装置が有する少なくとも記憶部への画像データの保存機能に対する操作に基づいて、前記画像処理装置より処理対象のラスタ画像データを前記ネットワークを介して受信する受信工程と、
前記ラスタ画像データを属性別のオブジェクトに分割する分割工程と、
前記分割工程で分割された各オブジェクトを、ベクトル画像データに変換する変換工程と、
前記保存機能を、前記ラスタ画像データに使用する場合と、前記ベクトル画像データに使用する場合とで、別々に使用管理情報を管理するとともに、前記保存機能を前記ベクトル画像データに使用する場合に、前記画像処理装置の操作者ごともしくは操作者の部門ごとに、前記分割工程で分割されたオブジェクトの属性別に前記変換工程によるベクトル画像データの生成回数と該生成回数に基づく該変換工程による変換の可否とを管理する管理工程と、
前記管理工程による管理内容を登録する登録工程と
をコンピュータに実行させる。
本発明によれば、ラスタスキャン機能とベクトルスキャン機能を利用可能な環境において、その使用管理を適切にかつ効率的に実現することができる画像処理装置、情報処理装置及びそれらの制御方法、プログラムを提供できる。
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて詳細に説明する。
<実施形態1>
図1は本発明の実施形態1の画像処理システムの構成を示すブロック図である。
図1において、オフィスA内に構築されたLAN102には、複数種類の機能(複写機能、印刷機能、送信(ファイル送信、ファックス送信)機能等)を実現する複合機であるMFP(Multi Function Peripheral)100、MFP100からの送信データを受信したり、MFP100が実現する機能を利用するクライアントPC101及びプロキシサーバ103が接続されている。LAN102は、プロキシサーバ103を介してネットワーク104に接続されている。
このクライアントPC101では、例えば、印刷データをMFP100へ送信することで、その印刷データに基づく印刷物をMFP100で印刷することが可能である。
尚、図1の構成は一例であり、オフィスAと同様の構成要素を有する、複数のオフィスがネットワーク104上に接続されていても良い。
また、ネットワーク104は、典型的にはインターネットやLANやWANや電話回線、専用デジタル回線、ATMやフレームリレー回線、通信衛星回線、ケーブルテレビ回線、データ放送用無線回線等のいずれか、またはこれらの組み合わせにより実現されるいわゆる通信ネットワークであり、データの送受信が可能であれば良い。
また、クライアントPC101、プロキシサーバ103の各種端末はそれぞれ、汎用コンピュータに搭載される標準的な構成要素(例えば、CPU、RAM、ROM、ハードディスク、外部記憶装置、ネットワークインタフェース、ディスプレイ、キーボード、マウス等)を有している。
次に、MFP100の詳細構成について、図2を用いて説明する。
図2は本発明の実施形態1のMFPの詳細構成を示す図である。
図2において、画像入力部110は、例えば、スキャナやリーダで構成される画像読取部であり、特に、画像入力部110がスキャナやリーダで構成される場合には、オートドキュメントフィーダ(ADF)を更に構成される。画像入力部110は、束状のあるいは1枚の原稿画像を光源(不図示)で照射し、原稿反射像をレンズで固体撮像素子上に結像し、固体撮像素子からラスタ状のスキャン画像データを所定密度(600DPI等)のラスタ画像として得る。
尚、画像入力部110は、スキャナやリーダ以外に、デジタルカメラやデジタルビデオ等の撮像装置、PCやPDA等のCPUを有する情報処理装置、移動携帯通信端末やFAX等の通信装置等、ラスタ画像データを入力可能な装置であれば、どのようなものでも良い。
次に、MFP100の主要な機能群について、以下に説明する。
「複写(コピー)機能」
MFP100は、スキャン画像データに対応する画像を印刷部112で記録媒体に印刷する複写機能を有し、原稿画像を1つ複写する場合には、このスキャン画像データをデータ処理部115(CPU、RAM、ROM等から構成される)で各種の補正を行う画像処理を施して、印刷データを生成し、これを印刷部112によって記録媒体上に印刷させる。一方、原稿画像を複数複写する場合には、記憶部111に一旦一ページ分の印刷データを記憶保持させた後、これを印刷部112に順次出力して記録媒体上に印刷させる。
尚、記憶部111に印刷データを保持せずに、スキャン画像データをデータ処理部115にて各種の補正を行う画像処理を施して印刷データを生成して、直接印刷部112によって記録媒体上に印刷させることも可能である。
「保存機能」
MFP100は、画像入力部110からスキャン画像データあるいは画像処理が施されたスキャン画像データを記憶部111に保存する。
「送信機能」
ネットワークI/F114を介する送信機能においては、画像入力部110から得られるスキャン画像データあるいは保存機能で記憶部111に保存されたスキャン画像データを、TIFFやJPEG等の圧縮画像ファイル形式、あるいはPDF等のベクトルデータファイル形式の画像ファイルへと変換し、ネットワークI/F114から出力する。出力された画像ファイルは、LAN102を介してクライアント101へ送信されたり、更にネットワーク104経由でネットワーク上の外部端末(例えば、別のMFPやクライアントPC)に転送されたりする。
また、ここでは図示しないが、FAX I/Fを使用して、スキャン画像データを電話回線を使用してファクシミリ送信する構成も可能である。また、記憶部111にスキャン画像データを保存せずに、そのスキャン画像データをデータ処理部115にて各種の送信に関する画像処理を施した後に、直接送信することも可能である。
「印刷機能」
印刷部112による印刷機能においては、例えば、クライアントPC101から出力された印刷データをネットワークI/F114経由でデータ処理部115が受信し、データ処理部115は、その印刷データを印刷部112で印刷可能なラスタデータに変換した後、印刷部112によって印刷媒体上に画像を形成する。
「ベクトルスキャン機能」
上述のコピー機能、保存機能、送信機能時等で、スキャン画像データを生成し、このスキャン画像データに対して、文字領域はTextコードに変換したり、細線や図形領域は関数化してコード化するベクトル化処理を施す一連の処理を実行する機能を、ベクトルスキャン機能と定義している。つまり、実施形態1では、原稿をスキャンして、それによって得られる入力画像データをベクトルデータに変換するまでの処理を、ベクトルスキャンと定義している。
このベクトルスキャン機能を使用することで、ベクトルイメージのスキャン画像データを容易に生成することができる。
このベクトルスキャン機能では、上述のように、スキャン画像データに対して、文字部分は文字コードやアウトライン化し、細線やイラスト等は、その直線、曲線を関数化し、表等は表データとして処理する。そのため、通常のラスタイメージのスキャン画像データとは異なり、原稿中のオブジェクト個々を再利用することが容易である。
例えば、コピー機能時にベクトルスキャン機能を実行すると、ラスタスキャンでコピーするよりも文字や細線再現で高画質とすることが可能になる。
また、保存機能時には、ラスタスキャン(画像入力部110からの入力)時ではラスタデータとして画像圧縮を行うため、容量が大きくなってしまうが、ベクトルスキャン機能によりコード化や関数化することで、そのファイル容量は非常に小さくなる。
更に、送信機能時においても、ベクトルスキャン機能を実行すると、得られるデータの容量が小さいために送信にかかる時間を短縮でき、さらには各オブジェクトがベクトル化されているので、送信先のクライアントPC101上等の外部端末で、個々のオブジェクトを部品として再利用することが可能になる。
以上、各種機能を実行するためのMFP100への操作者の指示は、MFP100に装備されたキー操作部やタッチパネルからなる操作部113及び表示部116から行われ、これら一連の動作はデータ処理部115内の制御部(不図示)で制御される。また、操作入力の状態表示及び処理中の画像データの表示は、表示部116で行われる。
記憶部111は、例えば、大容量のハードディスクで実現される。また、記憶部111は、画像入力部110で読み取った画像データや、クライアント101から送信された画像データを記憶管理するデータベースを構成している。
特に、本発明では、画像データのイメージデータと、そのイメージデータをベクトル化することによって得られるベクトルデータファイルを対応づけて管理することができ、用途や目的によっては、イメージデータ及びベクトルデータファイルの少なくとも一方を管理する構成としても良い。
また、記憶部111では、後述する処理によって得られる読取原稿画像に対応するベクトルデータをオリジナルベクトルデータとして記憶するオリジナル用バッファと、そのオリジナルベクトルデータに基づく画像編集を行う場合に、そのオリジナルベクトルデータをコピーしたデータを画像編集用データとして記憶する画像編集用バッファが確保されていても良い。
上記各種機能(コピー機能、保存機能、送信機能、印刷機能、ベクトルスキャン機能)を実行した際には、管理カウンタ117にて、その実行回数を各種機能の操作内容に基づいてカウントしておく。これによって、このMFP100における各種機能の使用管理を行うことができる。
[処理概要]
次に、実施形態1の画像処理システムで実行する処理全体の概要を、図3を用いて説明する。
図3は本発明の実施形態1の画像処理システムが実行する処理全体の概要を示すフローチャートである。
まず、ステップS121で、MFP100の画像入力部110に原稿をセットし、操作部113に備わる機能選択キーにより、コピー機能、保存機能、送信機能等の各種機能の内、所望の機能の選択を受け付ける。
ステップS122で、操作部113に備わるベクトルスキャン選択キーによる操作に基づいて、ベクトルスキャンを選択する。
尚、ベクトルスキャンとは、上述した通り、読取原稿画像の入力画像データ(ラスタ画像データ)に対して、文字領域はTextコードに変換したり、細線や図形領域は関数化してコード化するベクトル化処理を施す一連の処理を意味する。つまり、原稿をスキャンして、それによって得られる入力画像データをベクトルデータに変換するまでの処理を、ベクトルスキャンと定義している。また、ベクトルスキャンで実行するベクトル化処理の詳細については、図5以降で説明する。
続けて、ステップS123で、操作部113を介する操作に基づいて、ベクトルモード選択キーから所望のベクトルモードを選択する。
尚、操作部113によるベクトルスキャンに係る操作に関しては、後述する図4A〜図4Cを用いて詳細に説明する。
その後、ベクトルスキャンを動作させるためのスタートキーが操作されると、ステップS124で、画像入力部110にセットされた原稿画像を読み取り、指定されたベクトルモードのベクトルスキャンを実行する。
ベクトルスキャンでは、まず、1枚の原稿をラスタ状に走査して読み取り、例えば、600DPI−8ビットの画像信号を得る。そして、ステップS125で、この画像信号を、データ処理部115で前処理を施し、記憶部111に1ページ分の画像データとして保存する。
データ処理部115のCPUは、記憶部111に保存された画像データに対して、ステップS126及びステップS127でベクトル化処理のための前処理を実行し、また、ステップS128でベクトル化処理を行う。
まず、ステップS126で、データ処理部115において、ブロックセレクション(BS)処理を行う。
具体的には、記憶部111に格納された処理対象の画像信号を、まず、文字/線画部分とハーフトーン画像部分とに領域分割し、文字/線画部分は更に段落で塊として纏まっているブロック毎に、あるいは線で構成された表、図形毎に分割する。
一方、ハーフトーン画像部分は、矩形に分離されたブロックの画像部分、背景部分等の、所謂ブロック毎に独立したオブジェクト(ブロック)に分割する。
この際、ステップS123で選択したベクトルモードに応じて、分割するオブジェクトの属性種類を決定する。
例えば、ベクトルモードとして、Text/Graphic/Table/Imageモードを指定した場合には、Text(文字)、Graphic(細線、図形)、Table(表)、Image(画像)、BackGround(背景)の属性毎のオブジェクト(ブロック)に画像信号を分割する。また、ベクトルモードとして、Textモードを指定した場合には、Text(文字)及びBackGround(背景)の属性毎のオブジェクト(ブロック)に画像信号を分割する。
ここで、BackGround(背景)に関しては、例えば、Textモードの場合には、Text(文字)オブジェクト以外の領域がBackGround(背景)になるので、ベクトルモード選択の表記に入れていない。もちろん、TextモードをText/BackGroundモードという表記にしても良い。
以下、ベクトルモードの具体例について説明する。
1)Text/Graphic/Table/Imageモード
→Text(文字)、Graphic(細線、図形)、Table(表)、Image(画像)、BackGround(背景)の属性毎のオブジェクト(ブロック)に画像を分割。
2)Text/Graphic/Imageモード
→Text(文字)、Graphic(細線、図形、表)、Image(画像)、BackGround(背景)の属性毎のオブジェクト(ブロック)に画像を分割。
3)Text/Imageモード
→Text(文字)、Image(細線、図形、表、画像)、BackGround(背景)の属性毎のオブジェクト(ブロック)に画像を分割。
4)Textモード
→Text(文字)、BackGround(細線、図形、表、画像、背景)の属性毎のオブジェクト(ブロック)に画像を分割。
5)Imageモード
→Image(文字、細線、図形、表、画像)、BackGround(背景)の属性毎のオブジェクト(ブロック)に画像を分割。
このように、ベクトルモードは、ブロックセレクション処理で分割するオブジェクトの属性の種類を規定するとともに、ベクトル化処理においてベクトル化処理を適用するオブジェクトの属性の種類を規定するものである。
尚、実施形態1では、属性の例として、Text(文字)、Graphic(細線、図形)、Table(表)、Image(画像)、BackGround(背景)を挙げたが、属性の種類はこれに限定されるものではなく、用途や目的に応じて、他の種類の属性を使用することも可能であるし、また、すべての属性を使用する必要もない。
また、ベクトルモードの具体例として、Text/Graphic/Table/Imageモード、Text/Graphic/Imageモード、Text/Imageモード、Textモード、Imageモードの5種類を挙げたが、モードの種類はこれに限定されるものではなく、用途や目的に応じて、他の種類のベクトルモードを使用することも可能であるし、またすべてのベクトルモードを使用する必要もない。
属性毎に分割された各オブジェクト(ブロック)は、その後、入力されたイメージ情報全体に対してベクトル化処理を行ない、イメージデータをベクトルデータファイルに変換する。
次に、ステップS127で、ステップS126のブロックセレクション処理で得られた文字ブロックに対してOCR処理を行う。
そして、OCR処理が施された文字ブロックに対しては、更に、ステップS128で、文字のサイズ、スタイル、字体(フォント)を認識し、原稿を走査して得られた文字に可視的に忠実なフォントデータに変換する。一方、線で構成される表、図形ブロックに対しては、アウトライン化/関数近似化する。また、画像ブロックに対しては、イメージデータとして個別のJPEGファイルに変換する。
例えば、ステップS123において、Text/Graphic/Table/Imageモードが指定された場合には、ステップS128では、Text(文字)オブジェクトはフォントデータに変換される。Graphic(細線、図形)オブジェクトは、アウトライン化/関数近似化された関数としてベクトル化変換される。Table(表)オブジェクトは、表内の数値情報はフォントデータに変換し、表部はアウトライン化/関数近似化された関数としてベクトル変換され、各数値情報はセル情報として関連付けられ表オブジェクトとしてコード化される。
更に、Image(画像)オブジェクトは、画像入力部110の読取解像度600DPIのまま低圧縮(例えば、低圧縮JPEG圧縮)を実行して保存される。また、BackGround(背景)オブジェクトは、読取解像度600DPIから低解像度(例えば、解像度300DPI)へ解像度変換を施した後に高圧縮(例えば、高圧縮JPEG圧縮)を実行して保存される。
尚、低圧縮及び高圧縮の定義は、例えば、所定圧縮率(例えば、50%)より高い圧縮率での圧縮を高圧縮、所定圧縮率より低い圧縮率での圧縮を低圧縮とする。
また、ステップS123において、Textモードを指定した場合には、ステップS128では、Text(文字)オブジェクトはフォントデータに変換され、その他のGraphic(細線、図形)オブジェクト、Table(表)オブジェクト及びImage(画像)オブジェクトは、BackGround(背景)オブジェクトと同じ扱いになり、解像度300DPIに解像度変換を施した後に高圧縮でJPEG保存される。
このように、指定するベクトルモードで、ベクトル化処理の処理対象となる属性を変更(制御)することで、生成されるベクトルデータファイルの容量、画質等を、用途や目的に応じて任意に変更することが可能になる。
ステップS128のベクトル化処理の終了後、ステップS129で、各オブジェクト(ブロック)のレイアウト情報を保存して、ベクトルデータファイルとして記憶部111に保存する。
記憶部111に保存されたベクトルデータファイルは、その後、ステップS130で、ベクトルスキャンの目的毎に、後処理を実行する。
後処理としては、例えば、コピー機能の場合には、各オブジェクトに最適な色処理、空間周波数補正等の画像処理が施された後、印刷部112より印刷される。また、保存機能の場合には、記憶部111に記憶保持される。また、送信機能の場合には、汎用のファイル形式として、例えば、RTF(Rich Text Format)形式に変換したり、SVG形式に変換したりして、ファイル送信先で再利用可能なファイル形式にして変換して、ネットワークI/F114を介して送信先(例えば、クライアントPC101)へファイル送信する。
以上の処理によって得られたベクトルデータファイルは、読取原稿画像に可視的に非常に近い状態のベクトル情報が編集可能な形式で全て含まれており、それらを直接加工、再利用したり、あるいは蓄積、伝送、再印刷を行うことが可能になる。
これらの処理で生成されたベクトルデータファイルは、文字や細線等を記述コードで表現するため、単純にイメージデータ(ラスタビットマップデータ)を直接扱う場合と比較して情報量が削減され、蓄積効率が高まり、伝送時間が短縮され、また記録/表示する際には高品位なデータとして非常に優位となる。
そして、これらベクトル化処理を行う属性の種類を、ベクトルモードとして変更可能な構成とすることで、以下のような優位性を得ることができる。
例えば、画像中のText部分のみをベクトル化して再利用したい場合に、ベクトルモードとしてText/Graphic/Table/Imageモードを指定して画像をベクトル化してしまうと、ベクトル化後にText部分以外の部分もベクトル化されてしまい、Text部分を抜き出して使用する際に作業が煩雑になってしまう。そこで、このような場合には、ベクトルモードとしてTextモードを指定することで、Text部分のみがベクトル化されたベクトルデータファイルを自動的に生成することができるので、Text部分のみを抜き出すのが容易になり、後処理が容易になる。
また、ベクトル化処理を適用することで、元のラスタ画像と大きく形状が異なってしまう場合など、例えば、ベクトルモードがない場合のベクトル化処理では、通常、画像中で種別できる全ての属性のオブジェクトに分割するベクトル化処理が実行される(実施形態1では、Text/Graphic/Table/Imageモードに相当)。そのため、このようなベクトル化処理によって、Graphic、Tableオブジェクトの形状がベクトル化処理によって変わってしまう場合には、ベクトル化処理された後、Graphic、Tableオブジェクトの形状を手作業で修正する必要がある。
これに対し、実施形態1では、ベクトルモードとしてText/Imageモードを用意しているので、このText/Imageモードを指定した場合には、Graphic、Tableオブジェクトは、Imageオブジェクト扱いになり、ベクトル化処理を実行しないで、そのラスタ画像をそのままJPEGデータとして保存することができる。つまり、上述のように、ベクトルデータとラスタデータの形状の違いが気になる場合には、このText/Imageモードのベクトルモードを指定するだけで、元のラスタ画像と形状が異なってしまうことを防ぐことができ、利便性が向上すると同時にラスタデータとのマッチングという観点で画質が向上する。
また、ベクトルモードを可変することによって、ステップS130の後処理毎に最適なオブジェクトに対するベクトル属性を適用することが可能になる。
例えば、コピー時には、文字のみベクトル化し文字品位を向上させ、他のオブジェクトは原稿に対する忠実度合いを重視してベクトル化を行わないようにすることができるText/Imageモードを指定して、コピーを実行することができる。また、ファイル送信時には、送信先のクライアントPC101などで、ベクトル化された各オブジェクトの再利用性を考慮して、Text/Graphic/Table/Imageモードを指定して、フィル送信を実行することができる。このように、後処理毎の用途や目的に応じて、最適なベクトルモードを選択することが可能になる。
[操作部113と表示部116の説明]
図4A〜図4Cは本発明の実施形態1の操作画面の一例を示す図である。
特に、この操作画面は、操作部113と表示部116によって構成される操作画面の一例である。
操作画面10000は、操作部113と表示部116が一体になっている操作画面構成であり、この例では、操作部113と表示部116は、LCDとタッチパネルから構成されるものとするが、もちろん操作部113としてのハードキーもしくはマウスポインタ、表示部116としてのCRT等で独立に構成されていても構わない。
図4Aの操作画面10000は、実施形態1のMFP100の基本操作画面である。実施形態1におけるベクトルスキャン機能の選択は、操作画面10000の例では、応用モードキー100000内に入っているものとする。
また、コピー機能を選択する際にはキー100001、送信機能(送信/ファックス機能)を選択する際にはキー100002、保存機能(ボックス機能)を選択する際にはキー100003を押下する(図3のステップS121)と、操作画面10000は、選択された機能に応じた画面表示へと切り替わる。この例では、コピー機能を選択した場合の表示例を示している。
また、応用モードキー100000を押下すると、操作画面10000は、応用モードとしてMFP100で用意されている各種モードからなる、図4Bの応用モード画面10001に切り替わる。
図4Bの応用モード画面10001において、Vectorizeキー100010が、上述のベクトルスキャン機能を動作可能にする選択キーである(図3のステップS122)。このVectorizeキー100010を押下すると、図4Cの操作画面10002が表示される。
操作画面10002において、読込開始キー100020は、原稿読取のスキャン開始を指示するためのキーであり、このキーを押下すると原稿を読み取る。また、ベクトルモード選択キー100021は、上述のベクトルモードを選択するキーである。ベクトルモードを選択(図3のステップS123)した後、読込開始キー100020を押してスキャン動作を開始する。
ベクトルモード選択キー100021は、例えば、押下する毎にその内容(ベクトルモード)が切り替わるキーであり、ここでは、上述の例のように、Text/Graphic/Table/Imageモード、Text/Graphic/Imageモード、Text/Imageモード、Textモード、Imageモードの予め用意されている5種類のいずれかを選択できる構成としているが、モードの選択方法はこれに限定されるものではない。
例えば、Text、Graphic、Table、Imageの4つの属性を任意にチェックすることができるチェックボックスを用意して、操作者が任意の属性の組み合わせをチェックボックスによって選択できる構成としても良い。この場合、例えば、TextとImageをチェックした場合は、Text/Imageモードと同様なモードが実行される。あるいは、各種ベクトルモードからなるプルダウンメニューを構成して、その中から所望のベクトルモードを選択する構成としても良い。
次に、図3のステップS126のブロックセレクション処理の詳細について説明する。
ブロックセレクション処理とは、例えば、図5(a)のラスタ画像を、図5(b)のように、意味のあるブロック毎の塊として認識し、該ブロック各々の属性(Text/Graphic/Image/Table等)を判定し、異なる属性を持つブロックに分割する処理である。
ブロックセレクション処理の実施形態を以下に説明する。
まず、入力画像を白黒に二値化し、輪郭線追跡を行って黒画素輪郭で囲まれる画素の塊を抽出する。面積の大きい黒画素の塊については、内部にある白画素に対しても輪郭線追跡を行って白画素の塊を抽出、さらに一定面積以上の白画素の塊の内部からは再帰的に黒画素の塊を抽出する。
このようにして得られた黒画素の塊を、大きさ及び形状で分類し、異なる属性を持つブロックへ分類していく。例えば、縦横比が1に近く、大きさが一定の範囲のブロックは文字相当の画素塊とし、さらに近接する文字が整列良くグループ化可能な部分を文字ブロック、扁平な画素塊を線ブロック、一定大きさ以上でかつ矩形の白画素塊を整列よく内包する黒画素塊の占める範囲を表ブロック、不定形の画素塊が散在している領域を写真ブロック、それ以外の任意形状の画素塊を図画ブロックとする。
そして、ブロックセレクション処理では、各ブロックを特定するブロックIDを発行し、各ブロックの属性(画像、文字等)、サイズやオリジナル文書内の位置(座標)と各ブロックを関連付けて記憶部111にブロック情報として記憶する。また、これらのブロック情報は、以降に詳細を説明するステップS128のベクトル化処理で利用される。
ここで、ブロック情報の一例について、図6を用いて説明する。
図6は本発明の実施形態1のブロック情報の一例を示す図である。
図6に示すように、ブロック情報は、各ブロックの属性を示すブロック属性(1:TEXT、2:GRAPHIC、3:TABLE、4:LINE、5:IMAGE)、ブロックの位置座標(X,Y)、ブロックの幅W及び高さH、ブロックのOCR情報(テキストデータ)の有無で構成されている。
ここで、ブロックの位置座標(X,Y)とは、例えば、原稿画像の左上角を原点(0,0)とした場合の位置座標である。また、幅W及び高さHは、例えば、画素数で表現される。また、このブロック情報に加えて、ブロックセレクション処理では、原稿画像(入力ファイル)に存在するブロック数Nを示す入力ファイル情報を生成する。図6の例の場合、入力ファイル情報はN=6となる。
次に、図3のステップS127のOCR処理の詳細について説明する。
ここでは公知のOCR処理技術を使用して、文字認識処理を行う。
『文字認識処理』
文字認識処理では、文字ブロックから文字単位で切り出された文字画像に対し、パターンマッチの一手法を用いて文字認識を行い、対応する文字コードを取得する。特に、この文字認識処理は、文字画像から得られる特徴を数十次元の数値列に変換した観測特徴ベクトルと、あらかじめ字種毎に求められている辞書特徴ベクトルとを比較し、最も距離の近い字種を認識結果とするものである。
特徴ベクトルの抽出には種々の公知手法があり、例えば、文字をメッシュ状に分割し、各メッシュブロック内の文字線を方向別に線素としてカウントしたメッシュ数次元ベクトルを特徴とする方法がある。
そして、文字ブロックに対して文字認識処理を行う場合は、まず、該当文字ブロックに対し、横書き/縦書きの判定を行い、各々対応する方向に文字列を切り出し、その後、文字列から文字を切り出して文字画像を取得する。
横書き/縦書きの判定は、該当文字ブロック内で画素値に対する水平/垂直の射影を取り、水平射影の分散が大きい場合は横書き、垂直射影の分散が大きい場合は縦書きと判定する。文字列及び文字への分解は、横書きの文字ブロックである場合には、その水平方向の射影を利用して行を切り出し、さらに切り出された行に対する垂直方向の射影から、文字を切り出すことで行う。一方、縦書きの文字ブロックに対しては、水平と垂直を逆にすれば良い。
尚、この文字認識処理によって、文字のサイズを検出することができる。
次に、図3のステップS128のベクトル化処理の詳細について説明する。
まず、ステップS127のOCR処理によって得られた文字ブロックの各文字に対してフォント認識処理を行う。
『フォント認識処理』
文字認識処理の際に用いる、字種数分の辞書特徴ベクトルを、文字形状種、即ち、フォント種に対して複数用意し、マッチングの際に文字コードとともにフォント種を出力することで、文字のフォントを認識することができる。
『文字のベクトル化処理』
以上の文字認識処理及びフォント認識処理によって得られた、文字コード及びフォント情報を用いて、各々あらかじめ用意されたアウトラインデータを用いて、文字部分の情報をベクトルデータに変換する。尚、原稿画像がカラー画像の場合は、そのカラー画像から各文字の色を抽出してベクトルデータとともに記録する。
以上の処理により、文字ブロックに属するイメージ情報を、ほぼ形状、大きさ、色が忠実なベクトルデータに変換できる。
『文字以外の部分のベクトル化処理』
次に、文字ブロック以外の図画あるいは線、表ブロックについては、そのブロック中で抽出された画素塊の輪郭をベクトルデータに変換する。
具体的には、輪郭をなす画素の点列を角と看倣される点で区切って、各区間を部分的な直線あるいは曲線で近似する。角とは曲率が極大となる点であり、曲率が極大となる点は、図7に示すように、任意点Piに対し左右k個の離れた点Pi−k、Pi+kの間に弦を引いたとき、この弦とPIの距離が極大となる点として求められる。
また、Pi−k、Pi+k間の弦の長さ/弧の長さをRとし、Rの値が閾値以下である点を角とみなすことができる。角によって分割された後の各区間は、直線は点列に対する最小二乗法等の計算式を用いて、また、曲線は3次スプライン関数等の関数を用いてベクトル化することができる。
また、対象が内輪郭を持つ場合、ブロックセレクション処理で抽出した白画素輪郭の点列を用いて、同様に部分的直線あるいは曲線で近似する。
以上のように、輪郭の区分線近似を用いれば、任意形状の図形のアウトラインをベクトル化することができる。尚、原稿画像がカラー画像の場合は、そのカラー画像から図形の色を抽出してベクトルデータとともに記録する。
また、図8に示すように、ある区間で外輪郭と、内輪郭あるいは別の外輪郭が近接している場合、2つの輪郭線をひとまとめにし、太さを持った線として表現することができる。
具体的には、ある輪郭の各点Piから別輪郭上で最短距離となる点Qiまで線を引き、各距離PQiが平均的に一定長以下の場合、注目区間はPQi中点を点列として直線あるいは曲線で近似し、その太さはPQiの平均値とする。線や線の集合体である表罫線は、このような太さを持つ線の集合として効率よくベクトル表現することができる。
尚、先に文字ブロックに対する文字認識処理を用いたベクトル化を説明したが、該文字認識処理の結果、辞書からの距離が最も近い文字を認識結果として用いるが、この距離が所定値以上の場合は、必ずしも本来の文字に一致せず、形状が類似する文字に誤認識している場合が多い。
従って、実施形態1では、このような文字ブロックに対しては、一般的な線画と同じに扱い、その文字ブロックをアウトライン化する。即ち、従来の文字認識処理で誤認識を起こす文字に対しても誤った文字にベクトル化されず、可視的にイメージデータに忠実なアウトライン化によるベクトル化が行える。
また、画像ブロックに対しては、そのままイメージデータとして、ベクトル化は実行しない。
次に、ベクトル化処理によって得られたベクトルデータを図形ブロック毎にグループ化するグループ化処理について、図9を用いて説明する。
図9は本発明の実施形態1のベクトルデータのグループ化処理を示すフローチャートである。
特に、図9では、ベクトルデータを図形ブロック毎にグループ化する処理について説明する。
まず、ステップS700で、各ベクトルデータの始点、終点を算出する。次に、ステップS701で、各ベクトルデータの始点、終点情報を用いて、図形要素を検出する。
ここで、図形要素の検出とは、区分線が構成している閉図形を検出することである。検出に際しては、閉形状を構成する各ベクトルはその両端にそれぞれ連結するベクトルを有しているという原理を応用し、検出を行う。
次に、ステップS702で、図形要素内に存在する他の図形要素、もしくは区分線をグループ化し、一つの図形オブジェクトとする。また、図形要素内に他の図形要素、区分線が存在しない場合は図形要素を図形オブジェクトとする。
次に、図9のステップS701の処理の詳細について、図10を用いて説明する。
図10は本発明の実施形態1のステップS701の処理の詳細を示すフローチャートである。
まず、ステップS710で、ベクトルデータより両端に連結していない不要なベクトルを除去し、閉図形構成ベクトルを抽出する。
次に、ステップS711で、閉図形構成ベクトルの中から該ベクトルの始点を開始点とし、時計回りに順にベクトルを追跡する。そして、この追跡を、開始点に戻るまで行い、通過したベクトルを全て一つの図形要素を構成する閉図形としてグループ化する。また、閉図形内部にある閉図形構成ベクトルも全てグループ化する。さらにまだグループ化されていないベクトルの始点を開始点とし、同様の処理を繰り返す。
最後に、ステップS712で、ステップS710で除去された不要ベクトルの内、ステップS711で閉図形としてグループ化されたベクトルに接合しているもの(閉図形連結ベクトル)を検出し、一つの図形要素としてグループ化する。
以上の処理によって、図形ブロックを個別に再利用可能な個別の図形オブジェクトとして扱うことが可能になる。
次に、上述の図3のステップS126のブロックセレクション処理、ステップS127のOCR処理、ステップS128のベクトル化処理によって得られるデータは、図11に示す中間データ形式のファイルとして変換されている。ここで、このようなデータ形式は、ドキュメント・アナリシス・アウトプット・フォーマット(DAOF)と呼ばれる。
ここで、DAOFのデータ構造について、図11を用いて説明する。
図11は本発明の実施形態1のDAOFのデータ構造を示す図である。
図11において、Header791では、処理対象の原稿画像に関する情報が保持される。レイアウト記述データ部792では、原稿画像中のText(文字)、Title(タイトル)、Caption(キャプション)、Lineart(線画)、Picture(自然画)、Frame(枠)、Table(表)等の属性毎に認識された各ブロックの属性情報とその矩形アドレス情報を保持する。
文字認識記述データ部793では、Text、Title、Caption等のTextブロックを文字認識して得られる文字認識結果を保持する。
表記述データ部794では、Tableブロックの構造の詳細を格納する。画像記述データ部795は、GraphicやImage等のブロックのイメージデータを画像データから切り出して保持する。
このようなDAOFは、中間データとしてのみならず、それ自体がファイル化されて保存される場合もあるが、このファイルの状態では、所謂一般の文書作成アプリケーションで個々のオブジェクト(ブロック)を再利用することはできない。
そこで、実施形態1では、このDAOFから文書作成アプリケーションで利用可能なアプリデータに変換するアプリデータ変換処理を、図3のステップS129のベクトル化処理後に、あるいは図3のステップS130の後処理の一部として実行する。
以下、このアプリデータ変換処理の詳細について、図12を用いて説明する。
図12は本発明の実施形態1のアプリデータ変換処理を示すフローチャートである。
まず、ステップS8000で、DAOFデータの入力を行う。次に、ステップS8002で、アプリデータの元となる文書構造ツリーを生成する。そして、ステップS8004で、文書構造ツリーを元に、DAOF内の実データを流し込み、実際のアプリデータを生成する。
次に、図12のステップS8002の処理の詳細について、図13を用いて説明する。
図13は本発明の実施形態1のステップS8002の処理の詳細を示すフローチャートである。また、図14は本発明の実施形態1の文書構造ツリーの説明図である。
尚、図13の処理において、全体制御の基本ルールとして、処理の流れは、ミクロブロック(単一ブロック)からマクロブロック(ブロックの集合体)へ移行する。
以後、ブロックとは、ミクロブロック及びマクロブロック全体を指す。
まず、ステップS8100で、ブロック単位で縦方向の関連性を元に再グループ化する。スタート直後は、ミクロブロック単位での判定となる。
ここで、関連性とは、距離が近い、ブロック幅(横方向の場合は高さ)がほぼ同一であることなどで定義することができる。また、距離、幅、高さなどの情報はDAOFを参照し、抽出する。
例えば、図14(a)は実際の原稿画像のページ構成、図14(b)はその文書構造ツリーである。ステップS8100の処理によって、ブロックT3、T4、T5が一つのグループV1、ブロックT6、T7が一つのグループV2が同階層グループとして、まず生成される。
ステップS8102で、縦方向のセパレータの有無をチェックする。セパレータとは、例えば、物理的にはDAOF中で線の属性を持つブロックである。また、論理的な意味としては、文書作成アプリケーション中で明示的にブロックを分割する要素である。ここでセパレータを検出した場合は、同じ階層で再分割する。
ステップS8104で、分割がこれ以上存在し得ないか否かを縦方向のグループ長を利用して判定する。具体的には、縦方向のグループ長が原稿画像のページ高さであるか否かを判定する。縦方向のグループ長がページ高さである場合(ステップS8104でYES)、処理を終了する。一方、縦方向のグループ長がページ高さでない場合(ステップS8104でNO)、ステップS8106に進む。
図14(a)の原稿画像の場合は、セパレータもなく、グループ長はページ高さではないので、ステップS8106に進む。
ステップS8106で、ブロック単位で横方向の関連性を元に再グループ化する。ここもスタート直後の第一回目はミクロブロック単位で判定を行うことになる。また、関連性、及びその判定情報の定義は、縦方向の場合と同じである。
図14(a)の原稿画像の場合は、ブロックT1、T2でグループH1、グループV1、V2でグループH2、グループV1、V2の階層の1つ上の同階層グループとして生成される。
ステップS8108で、横方向セパレータの有無をチェックする。図14(a)では、S1が横方向セパレータとなっているので、これを文書構造ツリーに登録し、H1、S1、H2という階層が生成される。
ステップS8110で、分割がこれ以上存在し得ないか否かを横方向のグループ長を利用して判定する。具体的には、横方向のグループ長がページ幅であるか否かを判定する。横方向のグループ長がページ幅である場合(ステップS8110でYES)、処理を終了する。一方、横方向のグループ長がページ幅でない場合(ステップS8110でNO)、ステップS8102に戻り、再びもう一段上の階層で、ステップS8100以降の処理を実行する。
図14の場合は、横方向のグループ長がページ幅となるので、ステップS8110で処理を終了し、最後に、ページ全体を表す最上位階層のV0が文書構造ツリーに付加される。
文書構造ツリーが完成した後、その文書構造ツリーに基づいて、図14のステップS8004で、アプリデータの生成を行う。
図14の場合は、具体的には、以下のようにして、アプリデータを生成する。
即ち、H1は横方向に2つのブロックT1とT2があるので、2カラムとして出力し、ブロックT1の内部情報(DAOFを参照、文字認識結果の文章、画像など)を出力し、その後、カラムを変え、ブロックT2の内部情報を出力、その後、S1を出力する。
次に、H2は横方向に2つのブロックV1とV2があるので、2カラムとして出力し、ブロックV1はT3、T4、T5の順にその内部情報を出力し、その後、カラムを変え、ブロックV2のT6、T7の内部情報を出力する。
以上のようにして、DAOFからアプリデータへの変換処理を実行する。
次に、図3のステップS130の後処理の一部として実行する、MFP100の各種機能の使用管理処理について説明する。この使用管理処理には、管理カウンタ117によるカウント処理を、MFP100の各種機能の使用内容や、操作者に応じて実行する。
以下では、複数の部門が存在する組織において、部門毎に使用管理処理を実行するために、管理カウンタ117が部門管理カウンタとして構成されている場合を例に挙げて説明する。
図15は本発明の実施形態1のMFP100に備わる部門管理カウンタの構成例を示す図である。
1500は、部門別カウンタテーブル1530と、部門別制限値テーブル1540とを比較するカウンタ比較処理部である。カウンタ比較処理部1500は、部門別カウンタテーブル1530からの値と、部門別制限値テーブル1540からの値とを比較する。そして、部門別制限値テーブル1540からの値が、部門別カウンタテーブル1530からの値より上回ってない場合には、操作対象の機能の動作を許可することを示す制御信号をデータ処理部115に送信する。
部門別カウンタテーブル1530の機能切替部1510は、操作部113で指定されたり、クライアントPC101からの印刷データを印刷する際など、データ処理部115からの動作指示を受けて、コピー機能、保存機能等の機能を切り替え、参照するカウンタテーブルを選択する。
ラスタ・ベクトルカウンタ切替部1511は、処理内容がラスタスキャンなのかベクトルスキャンなのかに応じて、参照するカウンタテーブルを選択する。1512〜1519は、各機能毎の部門別機能カウンタテーブルであり、コピー機能、保存機能、送信機能、印刷機能用に、各々ラスタスキャン用、ベクトルスキャン用と用意されている。また、ベクトルスキャン用には、ベクトル化処理時の処理対象のオブジェクトの属性毎のベクトル化用のカウンタテーブルが用意されている。
この部門別機能カウンタテーブル1512〜1519は、部門別に各機能を管理することが可能な部門別、機能別のカウンタテーブルであり、データ処理部115から読出/書込可能なデータベースである。
これらの各テーブルの一例について、図16Aを用いて説明する。
図16Aは本発明の実施形態1の部門別機能カウンタテーブルの一例を示す図である。
1512はコピー機能のラスタスキャン時のカウンタである、ラスタ部門別コピーカウンタテーブルの一例を示している。この例では、現在登録されている部門毎のIDと部門毎のラスタスキャンでのモノクロコピー、カラーコピーの使用された枚数が登録されている様子を示している。
ここでは、現在のところIDが「A」部門では、ラスタスキャンでのモノクロコピー枚数が「499」枚、カラーコピー枚数が「821」枚を使用している状態である。
尚、IDの登録は、操作部113で行うことで順次増やしていくことが可能である。
図16Aでは、IDはA〜Cまで登録されており、IDが「B」部門では、モノクロコピー枚数が「500」枚、カラーコピーが「500」枚を使用している状態である。また、IDが「C」部門では、モノクロコピー枚数が「300」枚、カラーコピーが「234」枚を使用している状態である。
同様に、1513はコピー機能のベクトルスキャン時のカウンタである、ベクトル部門別コピーカウンタテーブルの一例を示している。この例では、現在登録されている部門毎のIDと部門毎のベクトルスキャンでのモノクロコピー、カラーコピーの使用された枚数が登録されている様子を示している。
ここでは、現在のところIDが「A」部門では、ベクトルスキャンでのモノクロコピー枚数が「891」枚、カラーコピー枚数が「998」枚を使用している状態である。また、IDが「B」部門では、モノクロコピー枚数が「500」枚、カラーコピーが「500」枚を使用している状態である。更に、IDが「C」部門では、モノクロコピー枚数が「300」枚、カラーコピーが「789」枚を使用している状態である。
尚、図16Aには示していなが、コピー機能以外の各機能に対するカウンタテーブルも同様に構成される。
一方、部門別制限値テーブル1540の機能切替部1520は、操作部113で指定されたり、クライアントPC101からの印刷データを印刷する際など、データ処理部115からの動作指示を受けて、コピー機能、保存機能等の機能を切り替え、参照する制限値テーブルを選択する。
ラスタ・ベクトルカウンタ切替部1521は、ラスタスキャンなのかベクトルスキャンなのかに応じて、参照する制限値テーブルを選択する。1522〜1529は、各機能毎の部門別機能制限値テーブルであり、コピー機能、保存機能、送信機能、印刷機能用に各々ラスタスキャン用、ベクトルスキャン用と用意されている。また、ベクトルスキャン用には、ベクトル化処理時の処理対象のオブジェクトの属性毎のベクトル化用の制限値テーブルが用意されている。
この部門別機能制限値テーブル1522〜1529は、部門別に各機能の使用回数の制限値を管理することが可能な部門別、機能別の制限値テーブルであり、データ処理部115から読出/書込可能なデータベースである。
これらの各テーブルの一例について、図16Bを用いて説明する。
図16Bは本発明の実施形態1の部門別機能制限値テーブルの一例を示す図である。
1522はコピー機能のラスタ時の制限値である、ラスタ部門別コピー制限値テーブルの一例を示している。この例では、現在登録されている部門毎のIDと部門毎のラスタスキャンでのモノクロコピー、カラーコピーの使用可能な枚数を制限値として登録されている様子を示している。
ここでは、現在のところIDが「A」部門では、ラスタスキャンでのモノクロコピー枚数が「1000」枚、カラーコピー枚数が「1000」枚まで使用可能な状態である。
尚、IDの登録は、操作部113で行うことで順次増やしていくことが可能である。
図16Bでは、IDはA〜Cまで登録されており、IDが「B」部門では、モノクロコピー枚数が「500」枚、カラーコピーが「500」枚を使用可能な状態である。また、IDが「C」部門では、モノクロコピー枚数が「300」枚、カラーコピーが「1000」枚を使用可能な状態である。
同様に、1523はコピー機能のベクトルスキャン時の制限値である、ベクトル部門別コピー制限値テーブルの一例を示している。この例では、現在登録されている部門毎のIDと部門毎のベクトルスキャンでのモノクロコピー、カラーコピーの使用可能な枚数を制限値として登録されている様子を示している。
ここでは、現在のところIDが「A」部門では、ベクトルスキャンでのモノクロコピー枚数が「1000」枚、カラーコピー枚数が「1000」枚まで使用可能な状態である。また、IDが「B」部門では、モノクロコピー枚数が「500」枚、カラーコピーが「500」枚を使用可能な状態である。更に、IDが「C」部門では、モノクロコピー枚数が「300」枚、カラーコピーが「1000」枚を使用可能な状態である。
尚、図16Bには示していなが、コピー機能以外の各機能に対するカウンタテーブルも同様に構成される。
次に、部門管理カウンタの具体的な動作について、以下に説明する。
ここでは、ベクトルスキャンでのコピー機能の管理及び、その使用回数のカウント処理を例に説明を行うが、ラスタスキャンや、他の保存機能、送信機能、印刷機能においても同様の動作となる。
ベクトルスキャンに対する部門別コピーカウンタテーブル1513は、上述したようにデータ処理部115から読出/書込可能なデータベースであり、現在登録されている部門毎のID、部門毎の使用されたモノクロコピーのコピー枚数、部門毎の使用されたカラーコピーのコピー枚数が登録されている。
また、同時に、ベクトルスキャンに対する部門別コピー制限値テーブル1523は、上述したようにデータ処理部115から読出/書込可能なデータベースであり、現在登録されている部門毎のID、部門毎の使用可能なモノクロコピーのコピー枚数、部門毎の使用可能なカラーコピーのコピー枚数が登録されている。
操作者が、MFP100を使用する際に、ベクトルスキャンのコピーを使用する際には、ベクトルスキャンに対する部門別コピーカウンタテーブル1513にIDが登録されている必要がある。また、ラスタスキャンのコピーを使用する際にも同様であり、他の機能に関しても同じである。
MFP100は、ベクトルスキャンでのコピー機能を動作させる際には、操作部113からベクトルスキャンに対する部門別コピーカウンタテーブル1513に登録されてあるIDのいずれかが入力されない限り、コピー動作の指示を受け付けない。そして、操作部113にベクトルスキャンに対する部門別コピーカウンタテーブル1513に登録されてあるIDが入力されると、そのIDのベクトルスキャンのコピー動作可否をチェックする。
ベクトルスキャンに対する部門別コピーカウンタテーブル1513の値と、ベクトルスキャンに対する部門別制限値テーブル1523の値とを比較参照し、入力されたIDのベクトルスキャンに対する部門別コピーカウンタテーブル1513の値が、ベクトルスキャンに対する部門別制限値テーブル1523の値よりも下回っている場合には、動作を許可し、ベクトルスキャンのコピー動作の受け付けが可能となる。
図16Aの部門別コピーカウンタテーブル1513と、図16Bの部門別制限値テーブル1523の例の場合では、IDが「A」部門はモノクロコピー、カラコピー共に動作許可されるが、「B」部門はモノクロコピー、カラコピー共に動作許可されない。また、「C」部門はモノクロコピーは許可されないが、カラコピーは動作許可される。
そして、動作許可を受けた場合に、コピー動作を行うと、印刷部112から排紙した枚数がデータ処理部115へ通知されるので、データ処理部115はベクトルスキャンに対する部門別コピーカウンタテーブル1513の値を更新する。
また、動作不可の場合には、その動作を実行できない旨を表示部116に表示したり、もしくは操作部113の操作を受け付けないようにすることで、動作不可であることを通知する。
以上説明したように、実施形態1によれば、原稿を読み取った際に各オブジェクト毎にベクトル化して再利用可能な形の画像データを生成するベクトルスキャンを、MFP100に搭載することで、いかなる紙文書に対しても紙文書上の情報を消失することなく再利用可能な電子ファイルとして扱える画像処理システムを提供することが可能になる。
また、ラスタスキャン、ベクトルスキャン毎の管理を各機能毎に行うことが可能になるため、ラスタスキャンとベクトルスキャンの使用回数の制限値を変えて部門毎に管理したり、また、ラスタスキャン、ベクトルスキャンに対する課金を変更して料金徴収する場合等の、利用環境の用途目的に応じた自在な課金システムを構築することができる。
また、このベクトル化処理の管理を部門毎に行うことで、ベクトル化処理の許可/不許可を部門毎に制御することが可能になり、原稿の機密情報の保持や、ベクトル化を高付加価値サービスとして捉える場合には、その対価、課金の料金を制御するシステムを構築することが容易になる。
<実施形態2>
実施形態1では、図15、図16A及び図16Bで示したように、ラスタスキャン、ベクトルスキャンで専用のカウンタテーブルと制限値テーブルを各々別々に持つことで、ラスタスキャンかベクトルスキャンかによって使用管理を制御する構成について説明したが、実施形態2においては、特に、ベクトルスキャン時の他の管理形態に関して説明を行う。
図17A及び図17Bは、ベクトルスキャン時の他の管理形態に関するいくつかの例である。
尚、図17A及び図17Bでは、送信機能の使用時にベクトルスキャンを実行して得られるオブジェクトに対する、オブジェクト化カウンタテーブルを例に挙げて説明するが、他の機能(コピー機能や保存機能等)の使用時にベクトルスキャンを実行して得られるオブジェクトに対して、同様のオブジェクト化カウンタテーブルが構成されている。
図17Aにおいて、1517はベクトルスキャン時のカウンタである、ベクトル部門別送信カウンタテーブルの一例を示している。また、1527はベクトルスキャン機能の制限値である、ベクトル部門別送信制限値テーブルの一例を示している。
図17Aのベクトル部門別送信カウンタテーブル1517及びベクトル部門別送信制限値テーブル1527では、上述したベクトルモード選択キー100021で選択するベクトルモードの種類に応じて、Text/Graphic/Table/Image、Text/Graphic/Image、Text/Image、Text、Image毎に、その生成回数をカウントして管理する管理形態を示している。
特に、図17Aのベクトル部門別送信制限値テーブル1527において、「A」部門では、Text/Graphic/Table/Imageモードのベクトルスキャンを許可していることを示している。
また、「B」部門では、Imageモードのベクトルスキャンを許可していることを示している。これは、すなわち、ベクトルスキャンを行っても、スキャン画像データのベクトル化を禁止することと同等である。
更に、「C」部門においては、Text/Imageモードのベクトルスキャンを許可していることを示している。そのため、OCRによる文字のコード化は許可していることになる。
このように、各部門ごとのベクトル化処理のレベル(ベクトルモードの種類)を制御して管理することも可能になる。これにより、ベクトル化処理によって不用意に機密原稿等の原稿が再利用可能な状態に変換されることを防ぐことが可能になる。
別の一例を図17Bに示す。
図17Bでは、ベクトル部門別送信カウンタテーブル1517及びベクトル部門別送信制限値テーブル1527それぞれの別の一例を示している。
図17Bのベクトル部門別送信カウンタテーブル1517及びベクトル部門別送信制限値テーブル1527では、上述したブロックセレクション処理によって生成されるオブジェクトの種類に応じて、Text、Graphic、Table、Image属性毎に、その生成回数をカウントして管理する管理形態を示している。
特に、図17Bのベクトル部門別送信制限値テーブル1527において、「A」部門では、ベクトル化処理後に生成されるオブジェクトの全属性のオブジェク化を許可している(0以外の任意の制限値が設定されている)ことを示している。
また、「B」部門では、Textと、Image属性のみのオブジェクト化を許可している(Graphic、Table属性に対しては0の制限値が設定されている、つまり、これらの属性にのオブジェクト化は許可されていない)ことを示している。これは、すなわち、ベクトルスキャンを行っても、「B」部門の場合には、Graphic、Table属性のオブジェクトは生成を行わずに、Imageとして扱い、ベクトル化データを提供しないことと同等である。
更に、「C」部門においては、ベクトルスキャンを行ってもベクトル化処理は施されずにイメージデータとして生成される。
このように、各部門ごとのベクトルスキャンで生成されるオブジェクト化の可否を管理することで、ベクトルスキャン1枚、2枚と管理する場合とは異なり、ある部門において、Textのベクトル化は実行してしまった場合でも、Graphicのベクトル化はまだ制限値に達していないので、ベクトルスキャンが可能になるといったフレキシブルな運用管理を行うことが可能になる。従って、操作者、部門やオブジェクト毎に柔軟な管理を行うことが可能になる。
また、生成されるオブジェクトの属性毎に管理を行うことが可能であるため、より付加価値の高いGraphicのベクトル化と、付加価値の低いImage属性のオブジェクトとの間で課金料金の差をつけて徴収する場合においても、自在に課金体系に適合させることが可能なシステムを構築することができる。
尚、上記のカウンタテーブル及び制限値テーブルは一例であり、用途や目的に応じて、様々な管理内容のテーブルを構成することができる。
例えば、このテーブルの管理内容には、以下のようなものが考えられる。
・各オブジェクトの属性毎に、モノクロコピー、カラーコピーの使用回数で管理
・例えば、Textオブジェクトに関しては、文字コードに変換した文字数、OCR認識数、処理言語の種類、文字サイズ、フォント形状等を、Textオブジェクトのオブジェクト情報として部門毎に管理
・例えば、Graphicオブジェクトに関しては、関数化を行った際のアンカーポイント数で形状の複雑度合を示し、この複雑度合をGraphicオブジェクトのオブジェクト情報として管理
・Imageオブジェクトに関しては、生成されるオブジェクトの解像度をImageオブジェクトのオブジェクト情報として管理
・全体で生成されるオブジェクトの面積やオブジェクトの総数をオブジェクト情報として管理
・生成されるベクトルデータファイルの容量、日時、作成者等をベクトル画像データ情報として管理
以上の管理内容の種類に関して、操作部113及び表示部116によって操作、表示することが可能である。また、新規に登録することも可能である。さらには、クライアントPC101の外部端末から、ネットワーク104やLAN102を介して、各種機能を実行することも可能である。また、上記各種テーブルの登録、登録内容の検索、閲覧時には、ID及びパスワードの認証を行うことで、セキュリティ性をより向上させた構成としても良い。
また、いくつかの管理形態を保持しておき、必要な管理形態をその都度、管理カウンタ117に設定する構成でも良いし、これらすべての管理種類を同時に持ち、同時に管理する構成でももちろん良い。
また、本発明の主旨は、上述の管理内容の種類だけに限るものではなく、ベクトルスキャン時の管理形態として、ラスタスキャン時の管理とは独立して構成し、また、ベクトルスキャン特有のオブジェクト属性やベクトルモードを管理対象とすることで、再利用という付加価値を持つベクトル化処理の管理を自由に構築することが可能なシステムを提供することができる。
以上説明したように、実施形態2によれば、実施形態1で説明した効果に加えて、用途や目的に応じた管理形態で、MFP100の使用管理を実現することができる。
<実施形態3>
実施形態1では、図1のMFP100内に、入力されたラスタ画像データをベクトルデータファイルに変換するベクトル化処理機能を搭載して、MFP100上の操作部113及び表示部116を介して、ベクトル化処理機能を実行するためのベクトルモードを選択して、その選択されたベクトルモードで規定される属性毎にベクトル化されたベクトルデータファイルを生成する構成について説明した。
これに対し、実施形態3では、図18に示すように、MFP100を制御することが可能なマネージメントPC105を構成し、このマネージメントPC105上の操作部でベクトルモードの選択操作を行い、かつMFP100で入力されたラスタ画像データをマネージメントPC105に転送して、マネージメントPC105上で選択されたベクトルモードのベクトル化処理を行う構成について説明する。
まず、実施形態3の画像処理システムの構成について、図18を用いて説明する。
図18は本発明の実施形態3の画像処理システムの構成を示すブロック図である。
尚、図18において、実施形態1の図1の画像処理システムと同一の構成要素については、同一の参照番号を付加し、その詳細な説明については省略する。
図18におけるMFP100は、原稿を読み取る画像入力部と、画像入力部によって得られる画像信号に対する画像処理の一部を行う画像処理部を有する。また、MFP100とマネージメントPC105を接続する専用のLAN106が構成されている場合には、MFP100で生成された画像信号は、LAN106を介してマネージメントPC105に入力される。一方、LAN106が構成されていない場合には、MFP100で生成された画像信号は、LAN102を介してマネージメントPC105に入力される。
マネージメントPC105は、通常のパーソナルコンピュータと同等の構成要素として、内部に画像記憶部、画像処理部、表示部、操作部等を有するが、その一部はMFP100に一体化して構成されている。
また、クライアントPC101と同様、汎用コンピュータに搭載される標準的な構成要素(例えば、CPU、RAM、ROM、ハードディスク、外部記憶装置、ネットワークインタフェース、ディスプレイ、キーボード、マウス等)を有している。
次に、MFP100の詳細構成について、図19を用いて説明する。
図19は本発明の実施形態3のMFPの詳細構成を示す図である。
尚、図19において、実施形態1の図2のMFPと同一の構成要素については、同一の参照番号を付加し、その詳細な説明については省略する。
図19において、MFP100への操作者の操作指示は、実施形態1と同様、MFP100の操作部113と表示部116から行うことも可能であるが、マネージメントPC105に備わる操作部(例えば、キーボードやマウス等)から操作指示を入力して、マネージメントPC105に備わる表示部に操作指示の状態表示及び処理中の画像データの表示を行う構成としても良い。
また、記憶部111は、マネージメントPC105の外部記憶装置として機能することができ、マネージメントPC105からも制御される。
これらMFP100とマネージメントPC105とのデータの授受及び制御は、LAN106が構成されている場合には、ネットワークI/F117を介してMFP100とマネージメントPC105を直結して実現するが、LAN106が構成されていない場合には、ネットワークI/F114に接続されるLAN102を介して実現する。
[処理概要]
次に、実施形態3の画像処理システムで実行する処理全体の概要を、図20を用いて説明する。
図20は本発明の実施形態3の画像処理システムが実行する処理全体の概要を示すフローチャートである。
まず、ステップS2001で、MFP100の画像入力部110に原稿をセットし、マネージメントPC105上の操作部に備わるベクトルスキャン選択キーによる操作に基づいて、ベクトルスキャンを選択する。
続けて、ステップS2002で、マネージメントPC105の操作部でベクトルモード選択キーから所望のベクトルモードを選択する。
尚、マネージメントPC105の操作部及び表示部では、上述した図4A〜図4Cと同等の機能を実現することができるように構成されている。
この際、MFP100の管理カウンタ117では、マネージメントPC105から動作指示を受けると、各機能の動作許可に必要なIDの入力をマネージメントPC105に要求する。
ここで、各機能に必要なIDがマネージメントPC105から入力されると、MFP100は、機能の動作許可/非許可の指示を、マネージメントPC105へ返信し、その結果に応じて、マネージメントPCからの動作可否を決定する。動作許可がされた場合には、上述のようにベクトルスキャンの選択動作を行った後に、ベクトルスキャンを動作させるためのスタートキーを操作することで、ステップS2003で、MFP100は画像入力部110にセットされた原稿画像を読み取り、マネージメントPC105で指定されたベクトルモードのベクトルスキャンを動作させる。
ベクトルスキャンでは、まず、1枚の原稿をラスタ状に走査して読み取り、例えば、600DPI−8ビットの画像信号を得る。そして、ステップS2004で、この画像信号を、データ処理部115で前処理を施し、記憶部111に1ページ分の画像データとして保存する。
ステップS2005で、記憶部111に保存された画像データを、LAN102もしくはLAN106を介して、マネージメントPC105へ転送する。
マネージメントPC105は、マネージメントPC105上に搭載されたベクトル化処理アプリケーションを起動して、図3のステップS126〜ステップS128の各処理(ブロックセレクション処理、OCR処理、ベクトル化処理)に対応するステップS2006〜ステップS2008の処理を実行する。
ステップS2008のベクトル化処理の終了後、ステップS2009で、各オブジェクト(ブロック)のレイアウト情報を保存して、ベクトルデータファイルとしてマネージメントPC105内の記憶部に保存する。
マネージメントPC105内の記憶部に保存されたベクトルデータファイルは、その後、ステップS2010で、ベクトルスキャンの目的毎に、後処理を実行する。
以上説明したように、実施形態3によれば、マネージメントPC105の操作部及び表示部を介して、MFP100のベクトルスキャンに関する各種指示を行い、MFP100において読み取った画像データをマネージメントPC105に転送し、マネージメントPC105上で一連のベクトル化処理を行う構成とすることで、MFP100にベクトル化処理機能、ベクトルスキャンに関する各種設定(例えば、ベクトルモード選択機能等)が備わっていない場合でも、マネージメントPC105を接続することで、容易に操作者が意図するベクトルモードでのベクトルスキャンを実行することができる。
尚、実施形態3では、マネージメントPC105でベクトル化処理を行う構成を説明したが、MFP100内でベクトル化処理を実行する場合も想定して、MFP100内でのベクトル化処理、マネージメントPC105内でのベクトル化処理別に、管理カウンタ117を持つ構成としても良い。
また、MFP100にベクトル化処理機能、ベクトルモード選択機能が備わっていない場合に、マネージメントPC105を接続することで、MFP100にこれらの機能を提供する場合には、マネージメントPC105内にベクトルスキャン(ベクトル化スキャン機能やベクトルモード選択機能)に関する管理カウンタ117を構成して、ベクトルスキャンに関する使用管理を、マネージメントPCで実現する構成としても良い。
<実施形態4>
上記実施形態1〜3においては、処理対象の画像として、MFP100から読み取った画像に対して、図3の処理を実行する場合を例に挙げて説明したが、例えば、クライアントPC101から受信する印刷データや、ネットワーク104を介して受信した画像データ(例えば、デジタルカメラで撮影された画像データ)に対して、図3の処理を実行することも可能である。
<実施形態5>
上記実施形態1〜4においては、図1のオフィスA内で実現する場合を例に挙げて説明したが、ネットワーク104上の他のオフィス内のMFPや、ネットワーク104上のMFPで実現する構成としても良い。
<実施形態6>
画像処理システムとしては、MFPやマネージメントPCで実現する構成としているが、画像データを扱うことが可能な機器(例えば、デジタルカメラ、携帯端末(PDA、携帯電話等))であれば、その機器で実現する構成としても良い。
<実施形態7>
入力された画像データに対応するオリジナル画像が既にMFP100の記憶部もしくはネットワーク上のサーバで管理されている場合には、そのオリジナル画像に対して、図3の処理を実行する構成としても良い。
<実施形態8>
管理カウンタ117は、MFP100内もしくはマネージメントPC105内に構成する例を示したが、ネットワーク104を介して、アクセス可能な他の外部端末内に構成することも可能である。
以上、実施形態例を詳述したが、本発明は、例えば、システム、装置、方法、プログラムもしくは記憶媒体等としての実施態様をとることが可能であり、具体的には、複数の機器から構成されるシステムに適用しても良いし、また、一つの機器からなる装置に適用しても良い。
尚、本発明は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラム(実施形態では図に示すフローチャートに対応したプログラム)を、システムあるいは装置に直接あるいは遠隔から供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータが該供給されたプログラムコードを読み出して実行することによっても達成される場合を含む。
また、以上の実施形態では、ベクトルモードの指定をMFPやマネージメントPCを操作して行うようにしたが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、原稿にマーカーペンで閉領域を書き込み、その閉領域で囲まれたオブジェクトを所望のベクトルモードに従ってベクトル化するようにするなど種々の変更が可能である。
従って、本発明の機能処理をコンピュータで実現するために、該コンピュータにインストールされるプログラムコード自体も本発明を実現するものである。つまり、本発明は、本発明の機能処理を実現するためのコンピュータプログラム自体も含まれる。
その場合、プログラムの機能を有していれば、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラム、OSに供給するスクリプトデータ等の形態であっても良い。
プログラムを供給するための記録媒体としては、例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、MO、CD−ROM、CD−R、CD−RW、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM、DVD(DVD−ROM,DVD−R)などがある。
その他、プログラムの供給方法としては、クライアントコンピュータのブラウザを用いてインターネットのホームページに接続し、該ホームページから本発明のコンピュータプログラムそのもの、もしくは圧縮され自動インストール機能を含むファイルをハードディスク等の記録媒体にダウンロードすることによっても供給できる。また、本発明のプログラムを構成するプログラムコードを複数のファイルに分割し、それぞれのファイルを異なるホームページからダウンロードすることによっても実現可能である。つまり、本発明の機能処理をコンピュータで実現するためのプログラムファイルを複数のユーザに対してダウンロードさせるWWWサーバも、本発明に含まれるものである。
また、本発明のプログラムを暗号化してCD−ROM等の記憶媒体に格納してユーザに配布し、所定の条件をクリアしたユーザに対し、インターネットを介してホームページから暗号化を解く鍵情報をダウンロードさせ、その鍵情報を使用することにより暗号化されたプログラムを実行してコンピュータにインストールさせて実現することも可能である。
また、コンピュータが、読み出したプログラムを実行することによって、前述した実施形態の機能が実現される他、そのプログラムの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOSなどが、実際の処理の一部または全部を行ない、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現され得る。
さらに、記録媒体から読み出されたプログラムが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行ない、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現される。
本発明の実施形態1の画像処理システムの構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態1のMFPの詳細構成を示す図である。 本発明の実施形態1の画像処理システムが実行する処理全体の概要を示すフローチャートである。 本発明の実施形態1の操作画面の一例を示す図である。 本発明の実施形態1の操作画面の一例を示す図である。 本発明の実施形態1の操作画面の一例を示す図である。 本発明の実施形態1のブロックセレクション処理の概念を説明するための図である。 本発明の実施形態1のブロック情報の一例を示す図である。 本発明の実施形態1のベクトル化処理を説明するための図である。 本発明の実施形態1のベクトル化処理を説明するための図である。 本発明の実施形態1のベクトルデータのグループ化処理を示すフローチャートである。 本発明の実施形態1のステップS701の処理の詳細を示すフローチャートである。 本発明の実施形態1のDAOFのデータ構造を示す図である。 本発明の実施形態1のアプリデータ変換処理を示すフローチャートである。 本発明の実施形態1のステップS8002の処理の詳細を示すフローチャートである。 本発明の実施形態1の文書構造ツリーの説明図である。 本発明の実施形態1のMFPに備わる部門管理カウンタの構成例を示す図である。 本発明の実施形態1の部門別機能カウンタテーブルの一例を示す図である。 本発明の実施形態1の部門別機能制限値テーブルの一例を示す図である。 本発明の実施形態2のベクトルスキャン時の部門別機能カウンタテーブル及び部門別制限値テーブルの一例を示す図である。 本発明の実施形態2のベクトルスキャン時の部門別機能カウンタテーブル及び部門別制限値テーブルの一例を示す図である。 本発明の実施形態3の画像処理システムの構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態3のMFPの詳細構成を示す図である。 本発明の実施形態3の画像処理システムが実行する処理全体の概要を示すフローチャートである。
符号の説明
100 MFP
101 クライアントPC
102 LAN
103 プロキシサーバ
104 ネットワーク
110 画像入力部
111 記憶部
112 印刷部
113 入力部
114 ネットワークI/F
115 データ処理部
116 表示部
117 管理カウンタ

Claims (8)

  1. 少なくとも記憶部への画像データの保存機能を有する画像処理装置であって、
    画像読取部から原稿を読み取りラスタ画像データとして入力する入力手段と、
    前記ラスタ画像データを属性別のオブジェクトに分割する分割手段と、
    前記分割手段で分割された各オブジェクトを、ベクトル画像データに変換する変換手段と、
    前記保存機能を、前記ラスタ画像データに使用する場合と、前記ベクトル画像データに使用する場合とで、別々に使用管理情報を管理するとともに、前記保存機能を前記ベクトル画像データに使用する場合に、前記画像処理装置の操作者ごともしくは操作者の部門ごとに、前記分割手段で分割されたオブジェクトの属性別に前記変換手段によるベクトル画像データの生成回数と該生成回数に基づく該変換手段による変換の可否とを管理する管理手段と、
    前記管理手段による管理内容を登録する登録手段と
    を備えることを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記変換手段は、
    前記ラスタ画像データを属性別に分割されるオブジェクト単位でベクトル画像データを生成するベクトル化処理を行う場合に、ベクトル化処理対象のオブジェクトの属性の種類を選択する選択手段と、
    前記選択手段で選択された属性の種類に基づいて、前記ラスタ画像データを属性毎のオブジェクトに分割する分割手段と、
    前記分割手段で分割されたオブジェクトの各属性に対応するベクトル化処理を、各オブジェクトに対して実行するベクトル化処理手段と、
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 画像読取部から原稿を読み取りラスタ画像データとして入力する入力部を備える画像処理装置とネットワークを介して接続され、前記画像処理装置を制御可能な情報処理装置であって、
    前記画像処理装置が有する少なくとも記憶部への画像データの保存機能に対する操作に基づいて、前記画像処理装置より処理対象のラスタ画像データを前記ネットワークを介して受信する受信手段と、
    前記ラスタ画像データを属性別のオブジェクトに分割する分割手段と、
    前記分割手段で分割された各オブジェクトを、ベクトル画像データに変換する変換手段と、
    前記保存機能を、前記ラスタ画像データに使用する場合と、前記ベクトル画像データに使用する場合とで、別々に使用管理情報を管理するとともに、前記保存機能を前記ベクトル画像データに使用する場合に、前記画像処理装置の操作者ごともしくは操作者の部門ごとに、前記分割手段で分割されたオブジェクトの属性別に前記変換手段によるベクトル画像データの生成回数と該生成回数に基づく該変換手段による変換の可否とを管理する管理手段と、
    前記管理手段による管理内容を登録する登録手段と
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  4. 少なくとも記憶部への画像データの保存機能を有する画像処理装置の制御方法であって、
    画像読取部から原稿を読み取りラスタ画像データとして入力する入力工程と、
    前記ラスタ画像データを属性別のオブジェクトに分割するオブジェクト分割工程と、
    前記分割工程で分割された各オブジェクトを、ベクトル画像データに変換する変換工程と、
    前記保存機能を、前記ラスタ画像データに使用する場合と、前記ベクトル画像データに使用する場合とで、別々に使用管理情報を管理するとともに、前記保存機能を前記ベクトル画像データに使用する場合に、前記画像処理装置の操作者ごともしくは操作者の部門ごとに、前記分割工程で分割されたオブジェクトの属性別に前記変換工程によるベクトル画像データの生成回数と該生成回数に基づく該変換工程による変換の可否とを管理する管理工程と、
    前記管理工程による管理内容を登録する登録工程と
    を備えることを特徴とする画像処理装置の制御方法。
  5. 前記変換工程は、
    前記ラスタ画像データを属性別に分割されるオブジェクト単位でベクトル画像データを生成するベクトル化処理を行う場合に、ベクトル化処理対象のオブジェクトの属性の種類を選択する選択工程と、
    前記選択工程で選択された属性の種類に基づいて、前記ラスタ画像データを属性毎のオブジェクトに分割する分割工程と、
    前記分割工程で分割されたオブジェクトの各属性に対応するベクトル化処理を、各オブジェクトに対して実行するベクトル化処理工程と、
    を備えることを特徴とする請求項に記載の画像処理装置の制御方法。
  6. 画像読取部から原稿を読み取りラスタ画像データとして入力する入力部を備える画像処理装置とネットワークを介して接続され、前記画像処理装置を制御可能な情報処理装置の制御方法であって、
    前記画像処理装置が有する少なくとも記憶部への画像データの保存機能に対する操作に基づいて、前記画像処理装置より処理対象のラスタ画像データを前記ネットワークを介して受信する受信工程と、
    前記ラスタ画像データを属性別のオブジェクトに分割する分割工程と、
    前記分割工程で分割された各オブジェクトを、ベクトル画像データに変換する変換工程と、
    前記保存機能を、前記ラスタ画像データに使用する場合と、前記ベクトル画像データに使用する場合とで、別々に使用管理情報を管理するとともに、前記保存機能を前記ベクトル画像データに使用する場合に、前記画像処理装置の操作者ごともしくは操作者の部門ごとに、前記分割工程で分割されたオブジェクトの属性別に前記変換工程によるベクトル画像データの生成回数と該生成回数に基づく該変換工程による変換の可否とを管理する管理工程と、
    前記管理工程による管理内容を登録する登録工程と
    を備えることを特徴とする情報処理装置の制御方法。
  7. 少なくとも記憶部への画像データの保存機能を有する画像処理装置の制御をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
    画像読取部から原稿を読み取りラスタ画像データとして入力する入力工程と、
    前記ラスタ画像データを属性別のオブジェクトに分割する分割工程と、
    前記分割工程で分割された各オブジェクトを、ベクトル画像データに変換する変換工程と、
    前記保存機能を、前記ラスタ画像データに使用する場合と、前記ベクトル画像データに使用する場合とで、別々に使用管理情報を管理するとともに、前記保存機能を前記ベクトル画像データに使用する場合に、前記画像処理装置の操作者ごともしくは操作者の部門ごとに、前記分割工程で分割されたオブジェクトの属性別に前記変換工程によるベクトル画像データの生成回数と該生成回数に基づく該変換工程による変換の可否とを管理する管理工程と、
    前記管理工程による管理内容を登録する登録工程と
    をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
  8. 画像読取部から原稿を読み取りラスタ画像データとして入力する入力部を備える画像処理装置とネットワークを介して接続され、前記画像処理装置を制御可能な情報処理装置の制御をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
    前記画像処理装置が有する少なくとも記憶部への画像データの保存機能に対する操作に基づいて、前記画像処理装置より処理対象のラスタ画像データを前記ネットワークを介して受信する受信工程と、
    前記ラスタ画像データを属性別のオブジェクトに分割する分割工程と、
    前記分割工程で分割された各オブジェクトを、ベクトル画像データに変換する変換工程と、
    前記保存機能を、前記ラスタ画像データに使用する場合と、前記ベクトル画像データに使用する場合とで、別々に使用管理情報を管理するとともに、前記保存機能を前記ベクトル画像データに使用する場合に、前記画像処理装置の操作者ごともしくは操作者の部門ごとに、前記分割工程で分割されたオブジェクトの属性別に前記変換工程によるベクトル画像データの生成回数と該生成回数に基づく該変換工程による変換の可否とを管理する管理工程と、
    前記管理工程による管理内容を登録する登録工程と
    をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
JP2004173004A 2004-06-10 2004-06-10 画像処理装置、情報処理装置及びそれらの制御方法、プログラム Expired - Fee Related JP4405861B2 (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004173004A JP4405861B2 (ja) 2004-06-10 2004-06-10 画像処理装置、情報処理装置及びそれらの制御方法、プログラム
KR1020050049358A KR100747879B1 (ko) 2004-06-10 2005-06-09 화상 처리 장치, 제어 방법 및 기록 매체
EP05253608A EP1605348A3 (en) 2004-06-10 2005-06-10 Image processing apparatus control method therefor and program
CN201110306659.6A CN102413265B (zh) 2004-06-10 2005-06-10 图像处理装置及其控制方法
US11/149,341 US7593120B2 (en) 2004-06-10 2005-06-10 Image processing apparatus, control method therefor, and program
US12/509,293 US8174724B2 (en) 2004-06-10 2009-07-24 Image processing apparatus, control method therefor, and program

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004173004A JP4405861B2 (ja) 2004-06-10 2004-06-10 画像処理装置、情報処理装置及びそれらの制御方法、プログラム

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2005354413A JP2005354413A (ja) 2005-12-22
JP2005354413A5 JP2005354413A5 (ja) 2007-08-02
JP4405861B2 true JP4405861B2 (ja) 2010-01-27

Family

ID=35588485

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004173004A Expired - Fee Related JP4405861B2 (ja) 2004-06-10 2004-06-10 画像処理装置、情報処理装置及びそれらの制御方法、プログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4405861B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007249411A (ja) * 2006-03-14 2007-09-27 Ricoh Co Ltd データ処理装置、データ処理方法、ドキュメント管理システム、およびプログラム
JP5173278B2 (ja) * 2007-06-25 2013-04-03 キヤノン株式会社 画像処理装置、画像処理方法、及びコンピュータプログラム
JP5106165B2 (ja) * 2008-02-13 2012-12-26 キヤノン株式会社 画像処理装置、画像処理方法、及びプログラム
JP5094551B2 (ja) * 2008-05-20 2012-12-12 キヤノン株式会社 画像形成装置およびその制御方法ならびにそのプログラムおよび記憶媒体

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005354413A (ja) 2005-12-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100747879B1 (ko) 화상 처리 장치, 제어 방법 및 기록 매체
JP4012140B2 (ja) 画像処理装置、情報処理装置及びそれらの制御方法、プログラム
JP4574235B2 (ja) 画像処理装置、及びその制御方法、プログラム
US7551753B2 (en) Image processing apparatus and method therefor
JP4251629B2 (ja) 画像処理システム及び情報処理装置、並びに制御方法及びコンピュータプログラム及びコンピュータ可読記憶媒体
US7876471B2 (en) Image processing apparatus, control method and program thereof which searches for corresponding original electronic data based on a paper document
JP3796500B2 (ja) 画像処理装置及びその制御方法、プログラム
US7596271B2 (en) Image processing system and image processing method
JP4510535B2 (ja) 画像処理装置及びその制御方法、プログラム
US20060008113A1 (en) Image processing system and image processing method
JP2007174270A (ja) 画像処理装置、画像処理方法、記憶媒体、プログラム
JP3862694B2 (ja) 画像処理装置及びその制御方法、プログラム
US8219594B2 (en) Image processing apparatus, image processing method and storage medium that stores program thereof
JP4541770B2 (ja) 画像処理装置及びその制御方法、プログラム
JP4405861B2 (ja) 画像処理装置、情報処理装置及びそれらの制御方法、プログラム
JP2005151455A (ja) 画像処理装置、情報処理装置及びそれらの制御方法、プログラム
JP4185858B2 (ja) 画像処理装置及びその制御方法、プログラム
JP2006163470A (ja) 画像処理装置および画像処理方法およびコンピュータが読み取り可能なプログラムを格納した記憶媒体およびプログラム
JP2005354415A (ja) 画像処理装置及びその制御方法、プログラム
JP5420032B2 (ja) 情報処理装置、情報処理方法、情報処理システム、コンピュータプログラム
JP2006148663A (ja) 画像処理システム

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070611

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070611

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20070611

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20081126

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20081201

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090128

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090515

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090713

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090810

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091009

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20091102

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20091105

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121113

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131113

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees