JP6991456B2 - 照明器具 - Google Patents

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本発明は、照明器具に関し、特に白熱ランプやHIDランプなどの電球形光源を取り付けて使用される照明器具から光源が落下することを防止できる構造を有する照明器具に関するものである。
白熱ランプやHIDランプ、最近ではLED電球などの電球形光源を取り付けて使用される照明器具は古くから知られている。以下、上記の電球形光源を総称して「ランプ」または「電球」と記載する。一般的に「ランプ」という用語は照明器具全体を示す場合もあるが、本発明の説明においては、「ランプ」とは、照明器具に取り付けられて光を発する電球形光源のことを意味する。
上記のような電球形光源を取り付けて使用される照明器具のうち、電球から発する光を重力方向の下方(例えば床方向)に向けて照射させる照明器具に関しては、照明器具の下方が開放されていることが多く、ねじ込み式のソケットなどに取り付けられた電球が、取付の不備や周囲の振動など悪条件が重なると、所望しないタイミングで電球が照明器具のソケットから稀に脱落し、照明器具外に落下することがある。照明器具の下には被照射物が設置されるか人間がいる場合があり、火災や怪我などの事故を発生させることもあり得る。この種の事故を防止するため、例えば特許文献1の第1図から第6図に開示されているような照明器具が公知である。
特許文献1に開示されている照明器具について、特許文献1の第1図に図示されている符号を借用して説明する。器具本体は電球用ソケット2と電球ガード3からなる。この電球ガード下方の開口部に蓋体7を係合離脱自在に取り付けていることで、電球4が電球用ソケット2から脱落したとしても、(実施例では格子状の)複数個の通光部7aを形成した蓋体7により照明器具1の外へ落下することが防止される。
落下防止構造を実現する別の方法として、特許文献2に開示されているように、電球のトップ部(口金と反対側の部分)に排気管のチップオフ部を有する電球を取り付けた照明器具も公知である。この照明器具においては、金属線で作った中間にコイル部を有するハンガー・ホルダーを照明器具に取り付け、このハンガー・ホルダーの先端に形成されたリング部で電球のチップオフ部を支持することにより、電球が照明器具のソケットから外れることを防止する。このハンガー・ホルダーはばね性を有するため、通常はリング部が電球に上向きの力を加えてソケットに押し付けており、電球交換時には片手でハンガー・ホルダーのリング部を押し下げながらもう片方の手で電球を付け外しすることができる。
実公平07-018091号公報 米国特許第1151219号公報
特許文献1に開示されているランプ落下防止構造では、電球ガードと蓋体とが別の部材である。電球を交換する際には、以下の作業が必要となる。
(1) 照明器具から蓋体を外す。
(2) 蓋体を別置の台に置くか、作業者が保持する。
(3) 古い電球を照明器具から外し、作業者が保持する。
(4) 作業者が保持していた新しい電球を照明器具に取り付ける。
(5) 作業者が保持していた蓋体を照明器具に取り付ける。
上記のとおり、作業者は新旧の電球と蓋体とを同時に保持していなければならない。電球交換が高所で行われる場合が多いことを考慮すると、作業者が保持する部材は作業工具も含め、なるべく少なくしたい。
特許文献2のようなハンガー・ホルダーは安価に実現でき、電球の付け外しも容易に行えるが、トップ部にチップオフ部を有する電球を使用する照明器具でなければ適用できない。また、ハンガー・ホルダーのばね性によって元の形状に戻る構造であるため、電球の付け外しの際は片手でハンガー・ホルダーのリング部を押し下げながらもう片方の手で電球を付け外しすることになるので両手が必要となる。電球交換が高所で行われる場合が多いことを考慮すると、作業者が片手のみを使って電球交換を行うことができればさらに望ましい。
上記課題を解決するため、本発明の照明器具は、電球形光源を取り付けて使用される照明器具において、前記照明器具の器具本体の開口部付近に電球形光源の落下を防止するランプガードを有し、このランプガードの一端には、前記器具本体の開口部付近においてランプガードが回転可能に接続する機構を有し、前記ランプガードの他端には前記器具本体の開口部付近においてランプガードを着脱可能に固定する機構を有する照明器具としてよい。
また前記照明器具において、前記ランプガードの一端には連結部を介してこの連結部と略直角に延びる回転軸を有し、前記器具本体には前記回転軸部を納めて前記ランプガードを前記器具本体に対して回転可能に支持する本体軸受け部を有する構造であってよい。
また前記照明器具において、前記ランプガードのガード部は線対称の形状であり、前記連結部は前記ガード部の対称軸である中心線上にあって前記ガード部から外周方向に延出する1本の棒状部分であり、前記連結部と前記ガード部を挟んで反対側となる一端には、前記ガード部の中心線と平行に外周方向に延出し最外部に複数の凸部を有する前記ガード爪が設けられた構造であってよい。
また前記照明器具において、前記ランプガードは金属製のワイヤを折り曲げ、又は部分的に溶接して形成された構造であり、前記ガード爪は金属製の線状部材であり、前記ガード爪は前記ランプガードの中心部をなすガード部に固定されて外周方向に延出する基部とこの基部の先端側を折り曲げて形成された先端部からなり、前記基部と前記先端部の境界が前記凸部を形成している構造であってよい。
また前記照明器具において、前記ランプガードのガード部は線対称の形状であり、前記連結部は前記ガード部の中心線上にあって前記ガード部から外周方向に延出する1本の棒状部分であり、前記連結部と前記ガード部を挟んで反対側となる一端には、前記ガード部の中心線と平行に外周方向に延出し最外部に凸部を有する複数の前記ガード爪を有する構造であってよい。
また前記照明器具において、前記器具本体の一方に固定された前記本体軸受け部には複数の軸受凹部を有し、前記器具本体の反対側には前記複数の軸受凹部にそれぞれランプガードが取り付けられた場合にそれぞれのランプガードが略水平に支持される位置に複数の取付凹部または本体取付穴を有する構造であってよい。
また前記照明器具において、前記複数の取付凹部または本体取付穴の代わりに前記器具本体の内壁に取付部材が固定されており、前記取付部材の固定部は器具本体の内壁と溶接などで脱着不能に固定されており、前記ガード爪の凸部を納めるための取付長穴が前記固定部より前記内壁から離間して設けられている構造であってよい。
また前記照明器具において、前記ランプガードのガード部は、前記器具本体に収納されるランプを前記器具本体の開口端から見たときの器具本体内壁の形状に対応した形状であり、前記内壁との間隔を3mmから20mm程度あけている構造であってよい。
また前記照明器具において、前記ランプガードのガード部は、前記器具本体に収納されるランプを前記器具本体の開口端から見たときの投影面積よりも小さな開口面積のみを有する構造であってよい。
また本発明を実施する一例としては、電球形光源を取り付けて使用される照明器具において、前記照明器具の器具本体の開口部付近に電球形光源の落下を防止するランプガードを有し、このランプガードの中央部はランプ最大径より小さな開口部を有するガード部であり、このガード部の一端には連結部を介して回転軸部を有し、この回転軸部は前記器具本体の開口部付近に設けられた本体軸受部に納められてヒンジ機構を形成することで回転可能に支持され、前記ガード部の他端には凸部を有するガード爪を有し、このガード爪の凸部が器具本体の開口部付近に設けられた本体取付穴に入り込むことで前記ランプガードが器具本体の開口部付近に固定される照明器具であってよい。
本発明によれば、低コストでランプ付け外しの手順が簡便で片手のみでも作業可能なランプ落下防止構造を有する照明器具を実現可能である。
本発明を適用した照明器具の一例を示す正面図。 図1の照明器具を開口側(下方)から見た図。 図1の照明器具の構成部材を示す図。 図1のガード部材の部品図(平面図)。 図1のガード部材の部品図(正面図)。 本発明の変形例を示す照明器具のガード部材付近の図。 本発明の別の変形例を示す照明器具のガード部材付近の図であり、 (A)は正面から見た図、 (B)は器具本体下側から見た図、 (C)は取付部材単体を器具本体中心側から見た図、 (D)はC図を縦軸周りに90度回転して見た図。
以下、本発明に係る実施形態に関して、添付の図面を参照しながら詳細に説明する。なお図中の同じ要素に対しては同じ参照符号を付して、重複した説明を省略する。
図1から図3に、本発明を適用した照明器具の一例を示す。図1は照明器具の外観図であり、1は天井面を有する筒状の器具本体、2は壁などの構造物に本照明器具を固定する本体固定部であり壁などに打ち込まれたアンカーボルトの先を本体固定ナット3で締め付けて照明器具を固定する。4は本照明器具に適用する電球形光源であるランプを示す。ランプ4はその光照射部と反対側にねじ式の口金を有し、ソケット5にねじ込むことで照明器具に取り付けられている。実施例に示す照明器具は屋外使用を想定しているため、ソケットの上下にそれぞれ上パッキン6及び下パッキン7を設けてソケット内に雨水などが浸入しない構造をとっている。
図2は図1の照明器具を重力方向下方の開口側から見た図であり、10は本発明に係るランプガードである。本実施例においては、ランプガード10のガード部11及び器具本体を下から見た形状は図2に示す中心線CLに対して線対称になっている。すなわち中心線CLがガード部11の対称軸を表している。ランプガード10の取付位置は図1では隠れているが、図1においては、器具本体の下方、開口部付近であって、2点鎖線で示すランプ4の下方でランプ4に接触しない程度の位置に取り付けられている。ランプ4とランプガード10が軽く接触する程度であっても特に問題は無い。このような構造を有することでランプ4の落下を防止できる。ランプガード10の取付高さに関しては後で詳細に説明する。
図3は図1の照明器具の主な構成部材を示す図であり、器具本体1からランプ4を取り外した状態を表している。この状態ではランプガード10は器具本体1のヒンジ構造(図示せず)で支持され、器具本体の下方にぶら下がっているので、ランプ4の付け外しが容易に行える。ランプを取り付ける際には、ランプガード10の固定を外した状態(図3の状態)でランプ4を器具本体1のソケット5に取り付けた後、ランプガード10を起こして器具本体の下面を閉じる。この時ランプガード10を上方向に押すだけで、ランプガード10の先端にある凸部16を器具本体1の開口部付近の本体取付穴9に納まり、ランプガード10が開かないように固定される。この状態では器具本体1に取り付けられたランプ4の口金がソケット5から外れる方向に緩んでも、ランプ4が器具本体1から落下することが無い。一方、使用済みランプを取り外す際にはランプガード10を図3において下方に引くと、凸部16が本体取付穴から外れてランプガード10は再び図3の状態になり、ランプ4を器具本体1から容易に取り外すことができる。すなわちランプガード10は器具本体1に着脱可能に固定されている。
図4及び図5に本発明を適用したランプガード10の一例を示す。図4は図3の構成において、ランプガード10を閉じたときに図3の上方からランプガード単体を見た状態の図であり、2点鎖線の2重円で描かれている1aは図1にも示された器具本体1の開口端面である。図5は図4の状態を図4の下方から見た図である。ランプガード10は全体が金属製のワイヤに折り曲げなどの加工を施し、それら複数の部材を溶接接合などで合成して形成されている。
ランプガード10の中央部にはガード部11がある。図2を見れば明らかなように、ガード部11は円環状である。これは器具本体1の内壁面が円形であることに対応している。器具本体1の内壁面が角形であれば、角形のガード部であってもよいし、ランプが器具本体1の開口部から抜け落ちない形状であればどのような形状でもよい。要するにランプ最大径より小さな開口部を有するガード部であればよい。ガード部の内部に十字の線状部分を設けてもよいし、網目状にしてもよい。2重・3重の同心円であってもよい。
本実施例においては、ガード部11の外辺と器具本体1の内壁面との間隔は全周に渡って15mm程度としている。間隔が小さすぎるとランプガード10が器具本体の内壁と干渉してランプガード10の開閉に支障がでる。逆に間隔が大きすぎる(ガード部の大きさが器具本体の内壁と比較して小さい)とランプ落下時にガードが変形してランプが抜け落ちるなどの支障がでる。器具本体の内壁面形状に対応したガード部形状とする場合、前記の間隔寸法は実用上3mm~30mm程度が適当で、10mmから20mm程度が好ましい。これらの条件はランプガード10と器具本体1との取付・固定方法によって変わるので、それぞれの照明器具においてランプガードの取付方法を決定する際に間隔寸法を決めればよい。
本実施例のように、円筒形状の器具本体1に1重の円環のみのガード部11を採用した場合に限定して最適な円環の大きさを考察する。ランプ4の最大外径は当然器具本体1の内径より少し小さい。ガード部11の円環の大きさがランプ4の最大外径より大きいと、ランプ4がソケットから外れた場合の落下防止は不可能であるため、当然ガード部11の円環の大きさはランプ4の最大外径より小さくする必要がある。そうすると、ガード部11と器具本体1の内壁との間に適当な間隔が生じるので、その間隔を利用してランプガード10を器具本体1に回転可能に支持する機構及びランプガード10を閉じた状態で器具本体1に固定する機構を設けることができる。またガード部11の円環が大きいほどランプ4から放出された光を邪魔せず、被照射物に影を作りにくいので、円環の寸法はランプ4が円環内部を通って抜け落ちない程度に小さい範囲内でできるだけ大きくするのが最適だとわかる。
図4において、ランプガード10の中心部をなすガード部11の一端(左側)には連結部12、回転軸部13、折返し部14が設けられている。本実施例の場合、ガード部11は上下方向の中心線CLに対して線対称である。連結部12は中心線CLの線上にある。連結部12はガード部10から外周方向に延出する1本の棒状部分であり、器具本体1の内壁に届く直前の寸法でほぼ直角に曲げられ、回転軸部13が形成されている。さらに先端をガード部11の方向に折り曲げて折返し部14が形成されている。器具本体1に取り付けられた状態では回転軸部の部分は本体軸受部8の軸受凹部に収められ、器具本体1に対して回転可能に支持される。このようにランプガード10の一端に設けられた回転軸部13と、器具本体1の一方に設けられた本体軸受部8とで、ヒンジ機構が形成されている。
本体軸受部8は、器具本体1とは別の板金を矩形の略中央部に回転軸部13が納まるような軸受凹部ができる形状に曲げ成形し、この凹部に回転軸部13を入れた状態で器具本体1の内壁面に溶接又はねじ止めで固定することにより形成される。この場合軸受の両側を固定したヒンジ構造ができる。矩形の端部に凹部を形成した板金を使って片側固定のヒンジ構造としてもよい。
本実施例の場合、連結部12と回転軸部がなす角度は本実施例では90度よりわずかに小さく、器具本体1の内壁の湾曲に沿った角度となっている。本体軸受部8がランプガード10の中心軸からずれた位置に取り付けられるため、本体軸受部8の巾及び回転軸部13の長さは短めに設定されている。
回転軸部13に連なる2本の連結部12を設ければ、しかも連結部同士の間隔を広く取るほどランプガード10の支持は安定する。しかしながら、本実施例のような円筒形の器具本体に取り付けられる場合、複数の連結部の間隔を広くするほど、回転軸部が長くなると共に器具本体の中心側に寄った位置に回転軸部を設ける必要がある。このような構造にすると、照明器具の使用時にランプから放出される光が回転軸部で邪魔されるばかりでなく、ランプの付け外しにランプが接触してランプが傷つけられる恐れもある。
器具本体の端面形状が角形の場合は連結部が複数で間隔をあけても器具本体内面への張り出し寸法は変わらない。また器具本体形状に関わらず器具本体の内側に回転軸部が張り出しても問題にならない場合には連結部本数を2本とすればランプガードの回転支持は安定するため、固定側の凸部を1箇所にすることもできる。
図4において、ガード部11の他端(右側)にはガード爪15が設けられておりランプガード10の外周方向に延出している、ガード爪15の先端とは限らないが、ガード爪15の範囲でランプガード10の最外部に位置する箇所には凸部16が設けられている。本実施例においてはコの字形に折り曲げた線状部材の両端部をガード部に溶接によって固定され、コの字の中間部をコの字平面内とは異なる方向へ折り曲げることにより2個の凸部16を形成している。この凸部16が図3に示された本体取付穴9に入り込むことでランプガード10は固定され、またランプガード10に下向きの適度な力を加えることで、凸部16が本体取付穴9から外れ、ランプガード10を器具本体1の下方に開くことができる。凸部16の形状は他に、ガード爪15の先に円錐状や笠状の先端部を設けてもよいし、球状の先端部を設けてもよい。また本体取付穴9は長穴状のスリットであってもよいし、通し穴を開けなくとも凸部16が納まる取付凹部であってよい。
図5を参照して、本実施例のランプガード10について、 ガード爪15をさらに詳しく説明する。コの字形の線状部材のうち、ガード部11に溶接された両端部からガード部11の中心線と平行に外周方向に延出している部分を基部15aとし、図5において上方に折り曲げられている先端側の部分を先端部15bとする。基部15aと先端部15bとの境界が凸部16となる。ランプガード10を器具本体1にフタを閉めた状態で固定した時、ランプガード10は器具本体の開口端面1aと略平行になるように固定されている。ガード部11及び基部15aも同様に開口端面1aと平行な状態になっているが先端部15bは基部15aと角度αをなしている。凸部16の先端は円弧状であり、その両側に直線状の基部15a及び先端部15bが連結しているため、本体取付穴に収まった状態ではランプガード10のがたつきが無い。
また凸部16は材料である線状部材の径より大きな円弧状となっているため、器具本体1の内壁に当たっても内壁の塗装が剥がれ落ちることが無い。
基本的にランプガードの連結部及び凸部の本数が多いほどランプガードの固定は安定するが、数が多いほどランプから放出される光を邪魔するため、できるだけ少なくするほうが好ましい。本実施例では図4に示すとおり、連結部12は1本のみとなっている。この場合、連結部12を回転軸としたガード部11の回転を抑制することができない。ガード部11が回転すると器具本体1の内壁との隙間が大きくなり、ランプ4が抜け落ちる危険がある。そこで本実施例ではガード爪15に連なる凸部16を2箇所設け、ランプガード10が閉じた状態での固定力を倍増すると共に、ガード部11が連結部を軸とする方向に回転しないように配慮している。
上述のとおり、回転軸部13に連なる連結部12が2本あれば、凸部16は1箇所でよい。連結部が1本であれば、凸部16は2箇所以上必要となる。このように、ランプガード10の回転軸部13とガード部11をつなぐ連結部12の本数と、凸部16とガード部をつなぐガード爪の基部15aとの本数の合計は少なくとも3本必要である。この時、固定側の凸部16及び本体取付穴9の数が多いほうがランプガード10の固定力が大きくなるため、本実施例のように連結部1本とガード爪の基部15a2本の組み合わせが最も好ましい。
ランプガード10の取付高さについては、上述のとおりランプガード10を閉じた状態でランプ4に接触しない程度またはランプ4とランプガード10が軽く接触する程度に取り付ければいい。しかしより好ましい条件としては、ランプガード10を閉じた状態でガード部11がランプ4に接触しないが、ランプが脱落しかけた時にランプの口金がソケットから抜け落ちる前にランプがガード部に当たってそれより下に移動することを防ぐような位置に設定するのがよい。特にねじ込み式のソケットを使用する器具及び適合ランプでは、ランプの口金がソケットに少しでもねじ込まれている間はランプの自重全体がランプガードに加わることがないため、ランプ落下のショックでランプガードが開いてしまうことがない。
また電球形光源を取り付けて使用される照明器具においては、一つの器具に複数種のランプを取り付けることができるため、通常は器具に適用可能な最大の大きさのランプに合わせて器具の寸法を設定する。例えば図1に示す本実施例の器具本体1では2点鎖線で示すランプ4の大きさが適用可能な最大寸法となっているが、もっと小さいランプも適用可能とすることがある。その場合、上述のように最大寸法のランプ4に対して口金から外れる前にガード部11に接触するような高さにランプガード10の取付位置を設定すると、最も小さい寸法のランプを取り付けた場合にはランプガード10のガード部11に接触する前にランプがソケットから抜け落ち、小さいランプに合わせてランプガード高さを設定しようとしても大きいランプを取り付けた場合にガード部11がランプにぶつかってランプガード10を閉じることができないという条件もあり得る。
そのような場合には、図6に示すように、本体軸受部8に2段の軸受凹部を設け、それぞれの軸受凹部を使用した場合にランプガード10が開口端面と平行に固定されるように本体取付穴9または取付凹部を2段に設けることで対応できる。本実施例のランプガードでは折返し部14は線状部材を折り曲げて形成しているので、大きなランプで使用している器具に小さなランプを取り付ける必要が生じた場合でも、折返し部14を回転軸部13と直線状になる程度に戻すことで下の段に取り付けた実線で描かれたランプガード10を外し、2点鎖線で描かれた上の段に取り付けることができる。このような構造を有することで、取付高さを変更しても、ランプガードがそれぞれの高さで略水平に支持される。器具に適用されるランプの種類が多ければ、さらに段数を増やして3段、4段とすることもできる。
なお本実施例においては、ランプガード部の回転軸部と組み合わせる本体軸受け部を器具本体の外径を構成する部材とは別に作成して器具本体に接合しているが、器具本体が板金製の場合、器具本体の一部を切断・折り曲げ成形して軸受け部を一体成形することも可能である。
前項のような構造では、器具本体の側面の一部を折り曲げ加工するため、本体軸受部の近くに開口ができる。しかしながら図3に示す本体取付穴9と同様、器具本体の開口端面近くの側面に小さな開口部があっても、器具全体としての影響はほとんど無い。
逆に、外観デザインなどの都合で、器具本体の側面に加工箇所を設けないという条件が必要な場合もある。その際に利用できる構造を図7に示す。
図7において、1は器具本体であり、4は本器具に適用できるランプである。これらは図1から図6に示す器具本体1およびランプ4と同じものであってもよい。またランプガード20、ガード部21、連結部22、回転軸部23、折り返し部24、本体軸受部28も多少形状や取付位置が異なっているが、作用効果は同じと考えてよい。
図7に示す実施例において、新規な部分はガード取付部材29であり、ガード爪25及び凸部26はガード取付部材の構造に対応した形状となっている。ガード取付部材29単体の詳細を図7(C)及び(D)に示す。ガード取付部材29を器具本体の中心から見ると略長方形であり、上方に取付長穴29aが設けられている。ガード取付部材29の下方は器具本体の開口付近の内壁に溶接などで固定される固定部29bとなっている。ガード取付部材29の上方と下方では図7(D)に示すとおり段差が設けられ、固定部29bを器具本体1に固定した状態では取付長穴が設けられているガード取付部材29の上方部が器具本体1の内壁から離間した状態になり、取付長穴29aにランプガード20の凸部26が入り込んだ時に、凸部26がガード取付部材29から突出してがたつき無く取付長穴29aに収まり、図7(A)のようにランプガード20が器具本体1に固定される。従って、図3のように器具本体に穴を開けることなく、ランプガード20を器具本体1に固定することができる。
図7(B)を参照して、ガード爪25とガード取付部材29の取付位置について説明する。本実施例においては本体軸受部28及び連結部22を1箇所としているため、ガード爪25は2箇所以上設けることが好ましい。ガード取付部材29の取付位置は連結部22からある程度離れた箇所ならどこでもよいが、回転軸部23から遠いほどランプガード20の固定力が増すことから、図7(B)において右半分の領域にガード取付部材29を設けることが好ましい。もちろん図4に示すランプガード10の凸部16が納まる位置にガード取付部材29を2個取り付けることも不可能ではない。
1 器具本体
1a 開口端面
2 本体固定部
3 本体固定ナット
4 ランプ
5 ソケット
6 上パッキン
7 下パッキン
8,28 本体軸受部
9 本体取付穴
10,20 ランプガード
11,21 ガード部
12,22 連結部
13,23 回転軸部
14,24 折返し部
15,25 ガード爪
15a 基部
15b 先端部
16,26 凸部
29 ガード取付部材
29a 取付長穴
29b 固定部

Claims (4)

  1. 電球形光源を取り付けて使用される照明器具において、
    前記照明器具の器具本体の開口部付近に電球形光源の落下を防止するランプガードを有し、
    このランプガードの一端には、連結部を介してこの連結部と略直角に延びる回転軸部を有し、前記器具本体には前記回転軸部を納めて前記ランプガードを前記器具本体に対して回転可能に支持する本体軸受け部を有し、
    前記ランプガードの他端には凸部16が設けられたガード爪15を有し、
    前記連結部及び前記ガード爪はそれぞれ金属製のワイヤで構成され、
    前記連結部12の本数と前記ガード爪の基部15aの本数との合計が3本であり、
    前記器具本体には前記凸部を納めて前記ランプガードを着脱可能に支持する取付凹部または本体取付穴を有することで、
    前記器具本体の開口部付近において前記ランプガードを前記器具本体に着脱可能に固定する機構を有する照明器具。
  2. 前記ガード爪は前記ランプガードの中心部をなすガード部に固定されて外周方向に延出する前記基部とこの基部の先端側を折り曲げて形成された先端部からなり、前記基部と前記先端部の境界が前記凸部を形成している請求項1に記載された照明器具。
  3. 前記ランプガードのガード部は線対称の形状であり、前記連結部は前記ガード部の対称軸である中心線上にあって前記ガード部から外周方向に延出する1本の棒状部分であり、前記連結部と前記ガード部を挟んで反対側となる一端には、前記ガード部の中心線と平行に外周方向に延出し最外部に複数の凸部を有する前記ガード爪が設けられている請求項1から2のいずれかに記載された照明器具。
  4. 前記器具本体の一方に固定された前記本体軸受け部には複数の軸受凹部を有し、前記器具本体の反対側には前記複数の軸受凹部にそれぞれ前記ランプガードが取り付けられた場合にそれぞれの前記ランプガードが略水平に支持される位置に複数の取付凹部または本体取付穴を有する請求項1から3のいずれかに記載された照明器具。
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