以下、図面を参照して、実施形態について詳細に説明する。実施形態では、店内で飲食をする居酒屋等の飲食店を店舗の例に説明する。また、実施形態では、ステーションを情報処理装置の一例として説明する。また、POS端末を販売データ処理装置の一例として説明する。また、定額メニューとして、飲み放題メニューを一例として説明する。飲み放題メニューとは、個別に注文可能な複数の飲料の中から予め定められた商品を定額料金で飲むことができるメニューである。また、店内で注文する飲み物を飲料といい、店内で注文する食べ物を食料という。また、飲料と食料とを総称して商品という。また実施形態では、飲み放題メニューとして、3種類のレベルの飲み放題メニューを例に説明する。なお、以下に説明する実施形態によりこの発明が限定されるものではない。
図1は、実施形態に係るシステムを示す図である。図1に示すように、店舗Sには、ステーション3、POS端末4、無線中継器5、ハンディターミナル1が設置されている。
ステーション3とPOS端末4と無線中継器5は、通信回線(例えばLAN(Local Area Network))2を介して互いに接続されている。無線中継器5とハンディターミナル1は、無線通信回線(例えば無線LAN)6を介して互いに接続されている。
ハンディターミナル1は、複数の商品の入力キーと表示部とを備える(詳細は図2で後述する)。ハンディターミナル1は、顧客から注文を取る店員が1台ずつ携帯する。店員は、顧客から注文を受けてハンディターミナル1を操作する。ハンディターミナル1は、商品の入力が操作されると、注文された商品の入力を受け付ける。また、ハンディターミナル1は、送信キー19a(図2を参照)が操作されると、注文情報(注文を受け付けた商品の商品情報と注文を受けたテーブルを特定するテーブル番号)をステーション3に送信する。また、ハンディターミナル1は、会計キーが操作されると、顧客による飲食が終了したことを示す会計信号(テーブル番号の情報を含む)をステーション3に送信する。
ステーション3は、例えば店舗Sのバックヤードに設置されるサーバである。ステーション3は、システム全体を制御する。ステーション3は、店舗Sで販売する商品の商品情報(商品を特定する商品コード、商品の名称、価格、商品の画像等)を記憶する商品マスタ342(図5を参照)を備える。ステーション3は、例えば一日に1回、商品マスタ342に記憶されている商品情報を各ハンディターミナル1に送信する。
また、ステーション3は、各ハンディターミナル1からの注文情報を受信する。ステーション3は、受信した注文情報に含まれるテーブル番号に対応付けて、受信した注文情報を注文情報部331(図5を参照)に記憶する。
また、ステーション3は、ハンディターミナル1から会計信号を受信すると、受信した会計信号に含まれるテーブル番号に対応付けて注文情報部331に記憶されている注文情報を読み出して、会計情報としてPOS端末4に送信する。
POS端末4は、ステーション3から会計情報を受信する。POS端末4は、受信した会計情報に基づいて、注文された商品の会計処理を実行する。会計処理は、受信した注文情報に含まれる商品の商品情報に基づいて、商品の金額を合計した合計額、当該取引に係る税額の算出、総額と税額とを合計した税込合計金額(これらを総称して会計情報という)を表示する処理を含む。また、会計処理は、顧客から預かった預り金に基づいて釣銭を計算して表示する処理、釣銭の発行を釣銭機に指示する処理を含む。
また、POS端末4は、会計処理した商品の商品情報や会計情報を印字したレシートを発行するレシート発行処理を実行する。
続いて、店員が注文を受注する際に使用するハンディターミナル1の構成について説明する。
図2は、ハンディターミナル1を見開いた状態を示す図である。ハンディターミナル1は、ハンディターミナル1を正面から見て左側に配置された左ユニット102と、右側に配置された右ユニット103と、を備えている。左ユニット102と右ユニット103とは、ヒンジ104によって回動開閉自在に連結されている。
左ユニット102は、樹脂製の筐体102aを有する。筐体102aの右ユニット103によって閉じられる面には、例えばLCD(Liquid Crystal Display)で形成された表示部20が設けられている。表示部20は、ハンディターミナル1を使用して顧客の注文を取る店員に対して情報表示を提供する。表示部20は、図3で後述する注文画面が表示される。また、表示部20の表示面には、タッチパネルで形成される操作部18が積層して設けられている。
また、操作部18の下側には、キーシートで構成される操作部19が設けられている。操作部19は、数字が表示され、店員が注文を受けるテーブルを特定するテーブル番号等の情報を入力するためのテンキー19a、上下の矢印が表示され、表示部20に表示されたカーソルを移動させるための矢印キー19b、「切替」と表示され、表示部20に表示された画面を切り替えるための切替キー19c、および「送信」と表示され、注文データの送信を指示するための送信キー19d等を含む。
右ユニット103は、樹脂製の筐体103aを有する。筐体103aの左ユニット102によって閉じられる面には、キーボードで構成された操作部17が設けられている。操作部17は、12行×5列=60個のキーを有するメンブレンキーボードである。操作部17が有するキーの一部は、メニューキー17a、確認キー17d、エンターキー17e、追加キー17f、送信キー17g、会計キー17hである。
追加キー17fは、店内で飲食が可能な食べ物や飲み物等の商品を表示する文字が上面に印刷され、当該商品の注文を入力するための複数個のキーである。確認キー17dは、「確認」という文字が上面に印刷され、入力されたメニュー品目の注文を確認するためのキーである。エンターキー17eは、「Enter」という文字が上面に印刷され、入力されたメニュー品目の注文を確定するためのキーである。追加キー17fは、「追加」という文字が上面に印刷され、メニュー品目の注文を追加するためのキーである。
次に、表示部20に表示される注文画面について説明する。図3は、ハンディターミナル1における注文画面の表示例を示す図である。図3に示すように、表示部20は、新規キーB1、追加キーB2、飲み放題レベル1キーB3、飲み放題レベル2キーB4、飲み放題レベル3キーB5、飲み放題終了キーB6、食べ放題コースキーB7の各種キー(総称して注文キーBという)を表示する。これらの表示されたキー上に設けられた操作部18を操作することで各キーの操作を受け付ける。
新規キーB1は新規に注文を入力するときに操作する。追加キーB2は、追加の注文を入力するときに操作する。飲み放題レベル1キーB3は、レベル1の飲み放題メニューを注文するときに操作する。飲み放題レベル3キーB5は、レベル3の飲み放題メニューを注文するときに操作する。飲み放題レベル2キーB4は、レベル1とレベル3の間の中間レベル2の飲み放題メニューを注文するときに操作する。
また、表示部20は、テーブルNo入力部N1、伝票No入力部N2、人数入力部N3、担当者番号入力部N4を表示する。テーブルNo入力部N1には、注文する顧客が着座しているテーブルを特定するテーブル番号を入力する。伝票No入力部N2には、発行する伝票の番号を入力する。人数入力部N3には、テーブル番号で特定されるテーブルに着座している人の人数を入力する。担当者番号入力部N4には、ハンディターミナル1を操作する店員を特定する店員番号を入力する。
ここで、飲み放題メニューと飲み放題メニューのレベルについて説明する。飲み放題メニューとは、個別に注文することが可能な複数の商品の中から予め定められた商品を定額料金で飲むことができるメニューである。そして、レベル1の飲み放題メニューとは、飲み放題メニューに含まれる商品の数が最も少ない飲み放題メニューをいう。レベル2の飲み放題メニューとは、レベル1の放題メニューに含まれるすべての商品を包含し、レベル1の飲み放題メニューに含まれる商品よりも多くの商品を含む飲み放題メニューをいう。レベル3の飲み放題メニューとは、レベル2の飲み放題メニューに含まれるすべての商品を包含し、レベル2の飲み放題メニューに含まれる商品よりも多くの商品を含む飲み放題メニューをいう。すなわち、レベル1の飲み放題メニューとレベル2の飲み放題メニューとレベル3の飲み放題メニューは、段階的なレベルに多段に構成されている。
飲み放題メニューレベルの上位下位は、飲み放題メニューに含まれる商品の数の大小で決まる。含まれる商品の数が多い飲み放題メニューは、含まれる商品の数が少ない放題メニューよりレベルが上位である。含まれる商品の数が少ない飲み放題メニューは、含まれる商品の数が多い放題メニューよりレベルが下位である。すなわち、レベル1の飲み放題メニューは、レベル2の飲み放題メニューよりレベルが下位である。レベル2の飲み放題メニューは、レベル3の飲み放題メニューよりレベルが下位である。レベル1の飲み放題メニューは、レベル3の飲み放題メニューよりレベルが下位である。
実施形態では、3段階のレベルの飲み放題メニュー(飲み放題レベル1、飲み放題レベル2、飲み放題レベル3)が設定されている。最もレベルが低いレベル1の飲み放題メニューである飲み放題レベル1は、例えば10種類の飲料が包含されている。次にレベルが低い飲み放題メニューである飲み放題レベル2は、飲み放題レベル1の10種類をすべて含む10種類より多い種類(例えば15種類)の飲料を包含されている。最もレベルが高い飲み放題メニューである飲み放題レベル3は、飲み放題レベル2の15種類をすべて含む15種類より多い種類(例えば20種類)の飲料が包含されている。
そして、店内で販売するすべての飲料は、それぞれに対応して、いずれかのレベルの飲み放題メニューで指定することが可能かを指定する情報が対応付けされている。飲み放題レベル1に含まれる飲料に対応してレベル1を示す「1」が対応付けて記憶されている。飲み放題レベル2に含まれる飲料に対応してレベル2を示す「2」が対応付けて記憶されている。飲み放題レベル3に含まれる飲料に対応してレベル3を示す「3」が対応付けて記憶されている。また、いずれのレベルの飲み放題にも対応付けされていない飲料に対して「0」が対応付けて記憶されている。詳細は図6で説明する。
ここで、飲み放題レベル1で飲み放題の飲料(すなわちレベル「1」が対応付けられている飲料)は、飲み放題レベル2および飲み放題レベル3においても飲み放題の飲料である。換言すると、飲み放題レベル1、飲み放題レベル2および飲み放題レベル3の飲み放題メニューは、飲み放題レベル1が含む飲料を包含している。飲み放題レベル2および飲み放題レベル3の飲み放題メニューは、飲み放題レベル2が含む飲料を包含している。飲み放題レベル3の飲み放題メニューは、飲み放題レベル3が含む飲料を包含している。換言すると、レベル3の飲み放題メニューに含まれる飲料は、レベル2の飲み放題メニューに含まれる飲料に含まれる。また、レベル2の飲み放題メニューに含まれる飲料は、レベル1の飲み放題メニューに指定されている飲料を含む。
また、飲み放題レベル1には含まれないが飲み放題レベル2で飲み放題の飲料(すなわちレベル「2」が対応付けられている飲料)は、飲み放題レベル3の飲み放題メニューでも飲み放題の飲料であるが、飲み放題レベル1では飲み放題ではない。換言すると、飲み放題レベル2および飲み放題レベル3の飲み放題メニューは、レベル「2」に対応する飲料を包含する。
また、飲み放題レベル2には含まれないが飲み放題レベル3のみで飲み放題の飲料(すなわちレベル「3」が対応付けられている飲料)は、飲み放題レベル3の飲み放題メニューでのみ飲み放題の飲料である。
なお、操作部17に設けられた送信キー17gは、メニューキー17aで指定された商品や、飲み放題キーで指定された飲み放題メニューと飲み放題のレベルや、テーブル番号等を含む注文情報をステーション3に送信するためのキーである。また、会計キー17hは、顧客が店内での飲食を終了して会計を希望する際に、会計信号(テーブル番号を含む)を送信するためのキーである。
続いて、ハンディターミナル1のハードウェア構成について説明する。図4は、ハンディターミナル1のハードウェア構成を示すブロック図である。図4に示すように、ハンディターミナル1は、CPU(Central Processing Unit)11、ROM(Read Only Memory)12、RAM(Random Access Memory)13、メモリ部14等を備えている。CPU11は制御主体となる。ROM12は各種プログラムを記憶する。RAM13はプログラムや各種データを展開する。メモリ部14は各種プログラムを記憶する。CPU11、ROM12、RAM13、メモリ部14は、互いにバス15を介して接続されている。CPU11とROM12とRAM13が、制御部100を構成する。すなわち、制御部100は、CPU11がROM12やメモリ部14に記憶されRAM13に展開された制御プログラムに従って動作することによって、後述する制御処理を実行する。
RAM13は、注文テーブル131を備えている。注文テーブル131は、顧客がメニューキー17aを操作して指定した商品の商品情報や、表示部20に表示された注文キーBを操作して得られた情報を記憶する。すなわち、注文テーブル131には、操作した飲み放題キーによって注文された飲み放題メニューと飲み放題のレベルが記憶される。
メモリ部14は、電源を切っても記憶情報が保持されるHDD(Hard Disc Drive)やフラッシュメモリ等の不揮発性メモリで構成され、制御プログラムを記憶する制御プログラム部141、商品マスタ142を備える。商品マスタ142は、商品を特定する商品コードに対応して、当該商品の商品情報を記憶する。また、商品マスタ142は、複数種類の飲み放題メニューにそれぞれ対応付けた飲み放題のレベルを記憶する。
また、制御部100は、バス15およびコントローラ16を介して、操作部17、操作部18、操作部19、表示部20と接続している。コントローラ16は、制御部100からの指示を受けて、操作部17、操作部18、操作部19、表示部20を制御する。ただし、説明の都合上、コントローラ16が行う制御を制御部100が行うとして説明する。
また、制御部100は、バス15を介して、通信部19と接続している。通信部19は、通信回線2および無線通信回線6を介して、ステーション3およびPOS端末4と接続している。
続いて、ステーション3のハードウェア構成について説明する。図5は、ステーション3のハードウェア構成を示すブロック図である。図5に示すように、ステーション3は、CPU31、ROM32、RAM33、メモリ部34等を備えている。CPU31は制御主体となる。ROM32は各種プログラムを記憶する。RAM33はプログラムや各種データを展開する。メモリ部34は各種プログラムを記憶する。CPU31、ROM32、RAM33、メモリ部34は、互いにバス35を介して接続されている。CPU31とROM32とRAM33が、制御部300を構成する。すなわち、制御部300は、CPU31がROM32やメモリ部34に記憶されRAM33に展開された制御プログラムに従って動作することによって、後述する制御処理を実行する。
RAM33は、注文情報部331を備える。注文情報部331は、ハンディターミナル1から受信した注文情報を、テーブル番号別に記憶する。メモリ部34は、電源を切っても記憶情報が保持されるHDDやフラッシュメモリ等の不揮発性メモリで構成され、制御プログラムを記憶する制御プログラム部341、商品マスタ342、商品集計部343を備える。
また、制御部300は、バス35およびコントローラ36を介して、操作部37、表示部38と接続している。また、制御部300は、バス35を介して、通信部39と接続している。通信部39は、通信回線2を介して、POS端末4と接続している。また、通信部39は、通信回線2および無線通信回線6を介して、ハンディターミナル1と接続している。
次に、商品マスタ342について説明する。図6は、ステーション3のメモリ部34に設けられた商品マスタ342の構成を示すメモリマップである。図6に示すように、商品マスタ342は、商品コード部3421、商品名部3422、単価部3423、飲み放題レベル部3424を備える。商品コード部3421は、店内で飲食する商品を特定する商品コードを特定する。商品名部3422は、商品コードで特定される商品の商品名を商品コードと対応付けて記憶する。単価部3423は、商品コードで特定される商品の単価を商品コードと対応付けて記憶する。飲み放題レベル部3424は、商品コードで特定される商品を予め包含する飲み放題メニューのレベルのうち最も低いレベルを商品コードに対応付けて記憶する。
予め包含する飲み放題メニューのレベルのうち最も低いレベルを商品コードに対応付けて記憶する、とは、例えば、商品コード「0001」の飲料は、飲み放題レベル1と飲み放題レベル2と飲み放題レベル3の飲み放題メニューに含まれる飲料である。そのため、この3種類の飲み放題メニューのレベルのうち最低レベルの「1」が対応付けて記憶される。また、商品コード「0002」の飲料は、飲み放題レベル2と飲み放題レベル3の飲み放題メニューに含まれる飲料である。そのため、この2種類の飲み放題メニューのレベルのうち最低レベルの「2」が対応付けて記憶される。また、商品コード「0003」の飲料は、飲み放題レベル3の飲み放題メニューに含まれる飲料である。そのため、この1種類の飲み放題メニューのレベルのうち最低レベルの「3」が対応付けて記憶される。
例えば、商品コード「0001」の飲料は、商品名が「商品A」であり、単価は「500円」であり、対応付けて記憶している飲み放題のレベルは「1」である。また、商品Bの飲料に対応付けて記憶している飲み放題のレベルは「2」である。また、商品Cの飲料に対応付けて記憶している飲み放題のレベルは「3」である。また、商品Dの飲料に対応付けて記憶している飲み放題のレベルは「0」である。レベル「0」が対応付けられている商品Dは、いずれの飲み放題メニューにも包含されていない飲料であることを示す。すなわち、商品Dを注文する場合は、常に単品として注文する。
次に、商品集計部343について説明する。商品集計部343は、店内で飲食した商品を商品別に集計して管理するファイルである。図7は、ステーション3のメモリ部34に設けられた商品集計部343の構成を示すメモリマップである。図7に示すように、商品集計部343は、商品コード部3431、商品名部3432、単価部3433、飲み放題レベル集計部3434を備える。商品コード部3431は、店内で飲食する商品を特定する商品コードを特定する。商品名部3432は、商品コードで特定される商品の商品名を商品コードと対応付けて記憶する。単価部3433は、商品コードで特定される商品の単価を商品コードと対応付けて記憶する。
飲み放題レベル集計部3434は、注文された飲料が、どのレベルの飲み放題のレベルにおいて注文されたかを、商品コード別に集計する。飲み放題レベル集計部3434は、飲み放題レベル1部34341、飲み放題レベル2部34342、飲み放題レベル3部34343、単価部34344を備える。飲み放題レベル1部34341は、飲み放題レベル1の飲み放題メニューを注文している顧客が注文した、飲み放題レベル1に対応付けられた飲料の数を商品コード毎に集計して記憶する。飲み放題レベル2部34342は、飲み放題レベル2の飲み放題メニューを注文している顧客が注文した、飲み放題レベル1または飲み放題2に対応付けられた飲料の数を商品コード毎に集計して記憶する。飲み放題レベル3部34343は、飲み放題レベル3の飲み放題メニューを注文している顧客が注文した、飲み放題レベル1または飲み放題レベル2または飲み放題レベル3に対応付けられた飲料の数を商品コード毎に集計して記憶する。単価部34344は、単品として注文された飲料の数を集計して記憶する。すなわち、単価部34344は、飲み放題レベルが「0」に設定されている飲料の注文数、および、注文された飲み放題レベルには含まれない飲料の注文数を集計して記憶する。
例えば、商品コード「0001」の商品を顧客が飲み放題レベル1の飲み放題メニューを注文した顧客が注文した場合、当該商品は飲み放題レベル1部34341に集計される。商品コード「0001」の商品を顧客が飲み放題レベル2の飲み放題メニューを注文した顧客が注文した場合、当該商品は飲み放題レベル2部34342に集計される。商品コード「0001」の商品を顧客が飲み放題レベル3の飲み放題メニューを注文した顧客が注文した場合、当該商品は飲み放題レベル3部34343に集計される。
また、商品コード「0002」の商品を顧客が飲み放題レベル2の飲み放題メニューを注文した顧客が注文した場合、当該商品は飲み放題レベル2部34342に集計される。商品コード「0002」の商品を顧客が飲み放題レベル3の飲み放題メニューを注文した顧客が注文した場合、当該商品は飲み放題レベル3部34343に集計される。また、商品コード「0002」の商品を顧客が飲み放題レベル1の飲み放題メニューを注文した顧客が注文した場合、商品コード「0002」の飲料は飲み放題レベル1の飲み放題メニューには含まれていないので、当該商品は単品部34344に集計される。
次に、注文情報部331について説明する。注文情報部331は、ハンディターミナル1から受信した注文情報を、テーブル番号別に記憶する(この処理を売上登録処理という)。図8は、ステーション3のRAM33に設けられた注文情報部331の構成を示すメモリマップである。注文情報部331は、テーブル番号部3311、単品部3312、飲み放題レベル部3313、飲み放題商品部3314、開始時刻部3315、終了時刻部3316、合計金額部3317を備える。
テーブル番号部3311は、ハンディターミナル1から受信した注文情報に含まれるテーブル番号を記憶して、テーブル毎に管理する。単品部3312は、ハンディターミナル1から受信した注文情報に含まれる商品情報のうち、飲み放題メニューに含まれない(すなわち単品扱いの)飲料および食料の商品情報を記憶する。飲み放題レベル部3313は、ハンディターミナル1から受信した注文情報に含まれる飲み放題メニューに対応した飲み放題のレベルを記憶する。受信した注文情報に含まれる飲み放題メニューが飲み放題レベル1の場合は、飲み放題レベル部3313はレベル1を示す「1」を記憶する。受信した注文情報に含まれる飲み放題メニューが飲み放題レベル2の場合は、飲み放題レベル部3313は、レベル2を示す「2」を記憶する。受信した注文情報に含まれる飲み放題メニューが飲み放題レベル3の場合は、飲み放題レベル部3313は、レベル3を示す「3」を記憶する。また、受信した注文情報に飲み放題メニューが含まれていない場合は、飲み放題レベル部3313は、飲み放題が注文されていないことを示す「0」を記憶する。
飲み放題商品部3314は、単品扱いではなく飲み放題メニューに含まれる飲料の商品コードを含む商品情報を記憶する。開始時刻部3315は、飲み放題の開始時刻を記憶する。具体的には、開始時刻部3315は、いずれかの飲み放題キーが操作され、送信キー19dを操作した時刻を飲み放題の開始時刻として記憶する。終了時刻部3316は、飲み放題の終了時刻を記憶する。具体的には、終了時刻部3316は、飲み放題終了キーB6が操作され、送信キー19dを操作した時刻を飲み放題の開始時刻として記憶する。また、終了時刻部3316は、飲み放題の開始時刻から予め定められた時間(例えば2時間)を経過した場合に、当該経過した時刻を終了時刻として記憶する。
合計金額部3317は、単品部3312に記憶された商品の合計額と飲み放題レベル部3313に記憶された飲み放題レベルに該当する飲み放題メニューの金額との合計金額を記憶する。単品部3312に商品が記憶される毎に合計金額部3317に記憶される合計金額は増加する。しかしながら、飲み放題レベル部3313に記憶された飲み放題レベルの飲み放題メニューに包含された飲料が注文された場合、飲み放題商品部3314に記憶される飲料は増加するが、合計金額部3317に記憶されている合計金額は増加しない。
続いて、POS端末4のハードウェア構成について説明する。図9は、POS端末4のハードウェア構成を示すブロック図である。図9に示すように、POS端末4は、CPU41、ROM42、RAM43、メモリ部44等を備えている。CPU41は制御主体となる。ROM42は各種プログラムを記憶する。RAM43はプログラムや各種データを展開する。メモリ部44は各種プログラムを記憶する。CPU41、ROM42、RAM43、メモリ部44は、互いにバス45を介して接続されている。CPU41とROM42とRAM43が、制御部400を構成する。すなわち、制御部400は、CPU41がROM42やメモリ部44に記憶されRAM43に展開された制御プログラムに従って動作することによって、後述する制御処理を実行する。
メモリ部44は、電源を切っても記憶情報が保持されるHDDやフラッシュメモリ等の不揮発性メモリで構成され、制御プログラムを記憶する制御プログラム部441を備える。また、メモリ部44は、商品マスタ442を備える。
RAM43は、会計情報部431を備えている。会計情報部431は、ステーション3から受信したテーブル番号単位の会計情報を記憶する。
また、制御部400は、バス45およびコントローラ46を介して、操作部51、オペレータ用表示部52、客用表示部53、印字部54と接続している。操作部51は、会計キー511を備える。会計キー511は、会計処理を実行する際に操作するキーである。オペレータ用表示部52は、例えば液晶表示器で構成され、オペレータに対して情報を表示する。客用表示部53は、例えば液晶表示器で構成され、顧客に対して情報を表示する。印字部54は、会計処理された飲食の取引について、取引された商品の商品情報や会計情報をレシート用紙に印字する。
また、制御部400は、バス45を介して、通信部55と接続している。通信部55は、通信回線2を介して、ステーション3と接続している。また、通信部55は、通信回線2および無線通信回線6を介して、ハンディターミナル1と接続している。
ここからは、ハンディターミナル1、ステーション3、POS端末4の制御処理について説明する。まず、ハンディターミナル1の制御処理について説明する。図10は、ハンディターミナル1の制御処理の流れを示すフローチャートである。テーブルに顧客が着座すると、店員は、ハンディターミナル1を操作して、顧客から注文を取る。新規の顧客から注文を取る際には、店員は、新規キーB1を操作する。次に店員は、ハンディターミナル1のテンキー19aを操作して、まずテーブルNo入力部N1にテーブル番号を入力する。また店員は、伝票No入力部N2に伝票番号を入力する。また店員は、人数入力部N3に顧客の人数を入力する。また店員は、担当者番号入力部N4に店員番号を入力する。そして店員は、顧客から注文された商品を入力する。また、追加の注文のときには、店員は追加キーB2を操作し、続いて店員は、テーブル番号を入力する。そして店員は、顧客から注文された商品を入力する。
制御部100は、新規キーB1が操作されたか否かを判断する(S11)。新規キーB1が操作されたと判断した場合には(S11のYes)、制御部100は、入力されたテーブル番号、伝票番号、顧客の人数、担当者番号を注文テーブル131に記憶する初期設定を実行する(S12)。そして制御部100は、メニューキー17aが操作されたか否かを判断する(S21)。メニューキー17aが操作されたと判断した場合は(S21のYes)、制御部100は、メニューキー17aに対応して入力された商品の商品コードを含む商品情報を注文テーブル131に記憶する(S22)。そして制御部100は、S11に戻る。
一方、メニューキー17aは操作されていないと判断した場合には(S21のNo)、制御部100は、飲み放題レベル1キーB3が操作されたか否かを判断する(S31)。飲み放題レベル1キーB3が操作されたと判断した場合には(S31のYes)、制御部100は、注文テーブル131に、飲み放題のレベルがレベル1である飲み放題レベル1を飲み放題メニューとして記憶する(S32)。そして制御部100は、S11に戻る。
また、飲み放題レベル1キーB3は操作されていないと判断した場合には(S31のNo)、制御部100は、飲み放題レベル2キーB4が操作されたか否かを判断する(S33)。飲み放題レベル2キーB4が操作されたと判断した場合には(S33のYes)、制御部100は、注文テーブル131に、飲み放題のレベルがレベル2である飲み放題レベル2を飲み放題メニューとして記憶する(S34)。そして制御部100は、S11に戻る。
また、飲み放題レベル2キーB4は操作されていないと判断した場合には(S33のNo)、制御部100は、飲み放題レベル3キーB5が操作されたか否かを判断する(S35)。飲み放題レベル3キーB5が操作されたと判断した場合には(S35のYes)、制御部100は、注文テーブル131に、飲み放題のレベルがレベル3である飲み放題レベル3を飲み放題メニューとして記憶する(S36)。そして制御部100は、S11に戻る。
また、飲み放題レベル3キーB5は操作されていないと判断した場合には(S35のNo)、制御部100は、食べ放題キーB7が操作されたか否かを判断する(S41)。食べ放題キーB7が操作された場合には(S41のYes)、制御部100は、注文テーブル131に、食べ放題メニューを記憶する(S42)。そして制御部100は、S11に戻る。
また、食べ放題キーB7は操作されていないと判断した場合には(S41のNo)、制御部100は、送信キー19d(あるいは送信キー17g)が操作されたか否かを判断する(S51)。送信キー19d(あるいは送信キー17g)が操作されたと判断した場合には(S51のYes)、制御部100は、注文テーブル131に記憶されている商品の商品情報、注文された食べ放題メニューおよび飲み放題のレベル情報、テーブル番号等を、注文情報としてステーション3に送信する(S52)。そして制御部100は、送信したテーブル番号の注文情報をクリアする(S53)。そして制御部100は、S11に戻る。
また、送信キー19dは操作されていないと判断した場合には(S51のNo)、制御部100は、会計キー17hが操作されたか否かを判断する(S54)。会計キー17hが操作されたと判断した場合には(S54のYes)、制御部100は、顧客による飲食が終了したことを示す会計信号(飲食が終了した顧客が着座するテーブルのテーブル番号の情報を含む)をステーション3に送信する(S55)。そして制御部100は、S11に戻る。なお、会計キー17hは操作されていないと判断した場合には(S54のNo)、制御部100は、S11に戻る。
一方、S11において、新規キーB1は操作されていないと判断した場合には(S11のNo)、制御部100は、追加キーB2が操作されたか否かを判断する(S13)。追加キーB2が操作されたと判断した場合には(S13のYes)、制御部100は、S12の処理を実行することなく、追加の注文についてS21以降の処理を受け付ける。なお、追加キーB2は操作されていないと判断した場合には(S13のNo)、制御部100は、S11に戻る。
ここからは、ステーション3の制御処理について説明する。図11は、ステーション3の機能構成を示す機能ブロック図である。制御部300は、ROM32やメモリ部34の制御プログラム部341に記憶された制御プログラムに従うことで、定額メニュー受付手段301、商品受付手段302、判断手段303、売上登録手段304、集計手段305として機能する。
定額メニュー受付手段301は、個別に注文することが可能な複数の商品の中から予め定められた飲料を定額料金で提供する複数レベルに設定された飲み放題メニューであって、下位レベルに含まれる飲料を上位のレベルが包含するよう多段に設定された飲み放題メニューから、一つのレベルの飲み放題メニューを受け付ける機能を有する。
商品受付手段302は、複数の飲料の中から、飲料の注文を受け付ける機能を有する。
判断手段303は、飲料毎に当該飲料が含まれる飲み放題メニューの最低レベルを対応付けて記憶した商品マスタ342に基づいて、商品受付手段302が注文を受け付けた飲料の最低レベルと、定額メニュー受付手段301が受け付けた飲み放題メニューのレベルとを比較し、飲料の最低レベルが飲み放題メニューのレベル以下かを判断する判断する機能を有する。
売上登録手段304は、飲料の最低レベルが飲み放題メニューのレベル以下と判断されたことを条件に、商品受付手段302が注文を受け付けた飲料を、定額メニュー受付手段が受け付けた飲み放題メニューに含まれる商品として売上登録する機能を有する。
集計手段305は、売上登録手段304が売上登録処理した飲料を飲み放題メニューのレベル別に集計する機能を有する。
図12は、ステーション3の制御処理の流れを示すフローチャートである。図12に示すように、ステーション3の制御部300は、ハンディターミナル1から注文情報を受信したか否かを判断する(S61)。注文情報を受信したと判断した場合には(S61のYes)、制御部300(商品受付手段302)は、受信した注文情報を注文情報部331に記憶する(S62)。次に制御部300は、受信した注文情報が新規の注文であるか否かを判断する(S63)。受信した注文情報が新規の注文であるか否かは、受信した注文情報に含まれるテーブル番号が既に注文情報部331に記憶されているか否かで判断する。受信した注文情報に含まれるテーブル番号が既に注文情報部331に記憶されている場合には、制御部300は、新規の注文ではないと判断する。受信した注文情報に含まれるテーブル番号がまだ注文情報部331に記憶されていない場合には、制御部300は、新規の注文であると判断する。
受信した注文情報が新規の注文であると判断した場合には(S63のYes)、制御部300(定額メニュー受付手段301)は、受信した注文情報に含まれるテーブル番号に基づいて、新たに注文情報部331に当該テーブル番号のテーブルエリアを作成し、受信した飲み放題メニューのレベルである「1」「2」「3」のいずれか、または、飲み放題が注文されていないことを示す「0」を飲み放題レベル部3313に記憶する(S64)。また、制御部300は、受信した注文情報を作成した注文情報部331に記憶する。
次に制御部300は、受信した注文情報に含まれる商品情報の個々の商品について、飲み放題レベル部3313に記憶している飲み放題レベルと、商品マスタ342の飲み放題レベル部3424に記憶されている飲み放題レベルとを検索する(S65)。そして制御部300(判断手段303)は、検索した個々の商品について、当該商品が飲み放題に含まれるか否かを判断する(S66)。
具体的には、飲み放題レベル部3313に記憶している飲み放題レベルと、注文情報に含まれている個々の商品に対応した商品マスタ342の飲み放題レベル部3424に記憶されている飲み放題レベルとを比較する。そして、商品マスタ342の飲み放題レベル部3424に記憶されている飲み放題レベルが飲み放題レベル部3313に記憶している飲み放題レベルより高いか否かを判断する。そして、飲み放題レベル部3424に記憶されている飲み放題レベルが飲み放題レベル部3313に記憶している飲み放題レベル以下の場合には、当該飲料は飲み放題には含まれると判断する。一方、飲み放題レベル部3424に記憶されている飲み放題レベルが飲み放題レベル部3313に記憶している飲み放題レベルより高い場合には、当該飲料は飲み放題には含まれないと判断する。また、飲み放題レベル3424に記憶されている飲み放題レベルが「0」である場合には、当該商品は飲み放題対象外の商品であるため、当該商品は飲み放題には含まれないと判断する。
例えば、飲み放題レベル部3313に記憶している飲み放題のレベルが「2」の場合、比較した飲料のレベルが「1」または「2」の場合には、当該飲料は飲み放題に含まれると判断する。一方、飲み放題レベル部3313に記憶している飲み放題レベルが「2」で、比較した商品のレベルが「3」または「0」の場合には、当該商品は飲み放題に含まれないと判断する。
検索した飲料が飲み放題に含まれると判断した場合には(S66のYes)、制御部300は、当該飲料の商品情報を飲み放題商品部3314に記憶する。すなわち、制御部300(売上登録手段304)は、当該飲料について、飲み放題に含まれる飲料として売上登録処理を実行する(S68)。また、制御部300は、売上登録処理された飲料ついて、飲み放題レベル集計部3434に集計する。すなわち、制御部300は、売上登録処理された飲料について、飲み放題レベル1部34341、飲み放題レベル2部34342、飲み放題レベル3部34343のうち、飲み放題のレベルが一致するエリアの集計数字を+1する。そして制御部300は、S61に戻る。
一方、検索した商品が飲み放題に含まれないと判断した場合には(S66のNo)、制御部300は、当該商品の商品情報を単品部3312に記憶する。すなわち、制御部300(売上登録手段304)は、当該商品について、飲み放題に含まれない商品(すなわち単品)として売上登録処理を実行する(S67)。また、制御部300は、売上登録処理された当該商品ついて、飲み放題レベル集計部3434に集計する。すなわち、制御部300は、当該商品について、単品部34344の集計数字を+1する。そして制御部300は、S61に戻る。このようにして、制御部300は、個々の商品について、当該商品の注文数を飲み放題のレベル毎に集計する。
一方、S61において、注文情報は受信していないと判断した場合には(S61のNo)、制御部300は、ハンディターミナル1から会計信号を受信したか否かを判断する(S71)。会計信号を受信したと判断した場合には(S71のYes)、制御部300は、受信した会計信号に含まれるテーブル番号に対応付けられて注文情報部331に記憶されている商品情報(すなわち、単品部34344に記憶されている商品情報、飲み放題レベル部3313に記憶されている飲み放題のレベル)と当該テーブル番号とを含めた会計情報として、POS端末4に送信する(S72)。そして制御部300は、注文情報部331に記憶されている、POS端末4に送信した会計情報に対応したテーブル番号のすべての情報を、クリアする(S73)。そして制御部300は、S61に戻る。なお、会計信号は受信していないと判断した場合には(S71のNo)、制御部300は、S61に戻る。なお、S73の処理は、後述するS84の会計処理が終了した後で行ってもよい。
次に、POS端末4の制御処理について説明する。図13は、POS端末4の制御処理の流れを示すフローチャートである。図13に示すように、制御部400は、ステーション3から会計情報を受信したか否かを判断する(S81)。会計情報を受信するまで待機し(S81のNo)、会計情報を受信したと判断した場合には(S81のYes)、制御部400は、受信した会計情報を会計情報部431に記憶する(S82)。次に制御部400は、会計キー511が操作されたか否かを判断する(S83)。操作されるまで待機し(S83のNo)、操作されたと判断した場合には(S83のYes)、制御部400は、会計処理を実行する(S84)。そして制御部400は、受信した商品情報や会計処理した会計情報を印字部54で印字したレシートを発行する(S85)。そして制御部400は、S81に戻る。
以上説明したように、実施形態によれば、飲み放題レベル部3313に記憶している飲み放題レベルと、個々の商品に対応した飲み放題レベル部3424に記憶されている飲み放題レベルとを比較し、商品マスタ342の飲み放題レベル部3424に記憶されている飲み放題レベルが飲み放題レベル部3313に記憶している飲み放題レベルより高いか否かを判断する。そのため、定額料金で飲料を提供する飲み放題メニューにおいて、複数レベルの飲み放題メニューが存在しても、正確な注文として処理することが可能となる。また、飲み放題のレベルが異なる飲み放題メニュー毎に、飲み放題メニュー含まれる飲料を個別に飲み放題として指定しなくてもいいため、飲み放題に含まれる飲料の指定が容易に行える。また、ある飲料が飲み放題である飲み放題メニューを変更する場合に、当該飲料に対応付けられている飲み放題のレベルを変更するだけで、当該飲料が含まれる飲み放題メニューを変更することができる。
また、実施形態では、飲み放題を3種類のレベルとしたが、必用に応じてその種類の数を増減させてもよい。この場合、レベルの種類を増減させるだけで、容易に飲み放題の種類を増減させることができる。
なお、実施形態では、定額料金で飲料または食料を提供する定額メニューとして飲み放題メニューを例に説明した。しかしながら、定額料金で飲料または食料を提供する定額メニューは、例えば食べ放題メニューであってもよい。また、定額料金で飲料または食料を提供する定額メニューは、飲み放題メニューと食べ放題メニューの組み合わせであってもよい。この場合、すべての食べ放題のレベルの飲み放題メニューとすべての飲み放題のレベルの食べ放題メニューとを任意に組み合わせ可能としてもよい。また、食べ放題のレベルに合った飲み放題レベルを組み合わせるようにしてもよい。例えば、3種類のレベルの食べ放題メニューと3種類のレベルの飲み放題メニューがあった場合、最上位のレベルの食べ放題メニューには、上位2種類の飲み放題が組み合わせ可能であり、最下位のレベルの飲み放題メニューは組み合わせることができないようにしてもよい。
また、顧客が注文した飲み放題のレベルと、注文された飲料が含まれる飲み放題のレベルとを比較することで、現在そのテーブルに設定されている飲み放題のレベルより上位の飲み放題のレベルに含まれる飲料を顧客が注文した場合、当該飲料が飲み放題に含まれないことを報知するか、あるいは飲み放題レベルを変更するかを顧客に問い合わせて、顧客による飲み放題の注文後に飲み放題のレベルを変更可能としてもよい。
以上、本発明の実施形態を説明したが、この実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。この新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。この実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
例えば、実施形態では、ハンディターミナル1を用いて商品の注文を入力するようにしたが、これに限らず、例えば各テーブルに設置された顧客が操作するオーダー端末から商品の注文や定額メニューを入力するようにしてもよい。
また、実施形態では、ステーション3を情報処理装置の一例として説明したが、これに限らず、例えばPOS端末4を情報処理装置としてもよい。
また、実施形態では、記憶部である商品マスタ342をステーション3に設けたが、これに限らず、商品マスタ342は例えばPOS端末4に設けてもよい。
また、システムの発明では、定額メニュー受付手段、商品受付手段、判断手段、売上登録手段は、ステーション3とPOS端末4のいずれが備えていてもよい。
なお、実施形態のPOS端末4で実行されるプログラムは、インストール可能な形式または実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録されて提供される。
また、実施形態のPOS端末4で実行されるプログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成しても良い。また、実施形態のPOS端末4で実行されるプログラムをインターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成しても良い。
また、実施形態のPOS端末4で実行されるプログラムを、ROM等に予め組み込んで提供するように構成してもよい。