JP2011034191A - 販売データ処理装置およびプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】会計処理時に客に手間をかけることなく、客の所望するサービスを提供することができる販売データ処理装置およびプログラムを提供する。
【解決手段】POS端末2は、RFID−RW11により客の携帯型電子端末7から会員IDの入力を受付けて、会員サーバ6に格納された会員マスタファイルF2から、商品の買い上げ時に各客が所望するサービスに係る情報であるリクエストコードを、会員IDに対応させて抽出し、ストアサーバ4から、当該リクエストコードに対応するリクエストデータrを抽出して、店員用ディスプレイ15にリクエストデータrを表示する。
【選択図】図13
【解決手段】POS端末2は、RFID−RW11により客の携帯型電子端末7から会員IDの入力を受付けて、会員サーバ6に格納された会員マスタファイルF2から、商品の買い上げ時に各客が所望するサービスに係る情報であるリクエストコードを、会員IDに対応させて抽出し、ストアサーバ4から、当該リクエストコードに対応するリクエストデータrを抽出して、店員用ディスプレイ15にリクエストデータrを表示する。
【選択図】図13
Description
本発明は、販売データ処理装置およびプログラムに関する。
従来、コンビニエンスストア等の店舗では、会計処理の際に店員が商品の種類に応じて「弁当を温めますか」「割り箸を付けますか」等と、買い上げる商品に関連する付加サービスについて客の要望を逐一聞き、「温めて下さい」「割り箸を付けて下さい」等という客の返答に応じて弁当を温めたり付属品を提供したりして、客各々の要求に対応することで、サービスの向上を図っている。
しかしながら、客にとっては、店舗で商品を購入する度に上述のような店員とのやり取りを行わなければならないため、これを煩わしいと感じることも多い。また、店舗側にとっても、全ての客に対して上述のようなやり取りを行うため、特に昼時等の混雑時には会計処理の効率が下がり、顧客の回転率が低下するという問題がある。これに対して、客との応答を省略し、客の要求に関わらず一律的に付属品を提供することも考えられるが、環境問題への配慮に欠け、また店舗にとっては不要なコストを増やすこととなる。
そこで、特許文献1では、POS(Point Of Sales:販売時点情報管理)端末に備えられたタッチパネル機能付き客用表示器を客がタッチ操作して自身の要求を入力し、受付けた要求を店員用表示器に表示することで、店員は表示された客の要求に従ってサービスを行うことができる技術が開示されている。
しかしながら、特許文献1に開示された技術では、客は会計処理の度にサービス内容を入力する必要があり、客にとって手間がかかりサービスの質が低下するという問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、会計処理時に客に手間をかけることなく、客の所望するサービスを提供することができる販売データ処理装置およびプログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の販売データ処理装置は、商品の販売に係る各種データを処理する販売データ処理装置において、客を識別する識別情報の入力を受付ける識別情報受付手段と、前記客が所望するサービスに係る情報を前記識別情報に対応付けて記憶する第1記憶手段から、前記識別情報受付手段が受付けた前記識別情報に対応する前記サービスに係る情報を抽出する情報抽出手段と、抽出した前記サービスに係る情報を店員用の表示器に表示する表示手段と、を備えることを特徴とする。
また、本発明のプログラムは、商品の販売に係る各種データを処理する販売データ処理装置において、コンピュータを、客を識別する識別情報の入力を受付ける識別情報受付手段と、前記客が所望するサービスに係る情報を前記識別情報に対応付けて記憶する第1記憶手段から、前記識別情報受付手段が受付けた前記識別情報に対応する前記サービスに係る情報を抽出する情報抽出手段と、抽出した前記サービスに係る情報を店員用の表示器に表示する表示手段と、して機能させることを特徴とする。
本発明によれば、識別情報に対応付けて、客が所望するサービスに係る情報を店員用の表示器に表示するので、客が所望するサービスを店員が容易に確認することが可能となり、会計処理時に客に手間をかけることなく、客の所望するサービスを提供してサービス向上を図ることができる。
以下に添付図面を参照して、本発明にかかる販売データ処理装置およびプログラムの最良な実施の形態を詳細に説明する。本実施の形態においては、コンビニエンスストア等の店舗で用いられるPOS端末に販売データ処理装置を適用する場合について説明する。
図1は、本実施の形態におけるPOSシステム1の概略構成図である。POSシステム1は、図1に示すように、販売データ処理装置としての複数台(図では2台)のPOS端末2と、これらのPOS端末2をLAN(Local Area Network)3等のネットワークで接続して集中管理するストアサーバ4とで構成される。また、ストアサーバ4は、インターネット5によって会員サーバ6に接続されている。さらに、会員サーバ6には、インターネット5を介して、携帯電話やPDA(Personal Digital Assistants)等の携帯型電子端末7から接続可能となっている。
図2は、本実施の形態におけるPOS端末2の構成を概略的に示した外観斜視図である。POS端末2は、現金等を収容するためのドロワ12の上に載置されており、このドロワ12の引出し12aの開閉を制御する。POS端末2の正面側には、登録、点検、精算、設定などの各種業務モードを選択するためのモードキー14が設けられている。また、POS端末2の正面に設けられたキーボード13には、オペレータ(店員)が、例えば預かり金額などを置数するための置数キーや、1商取引として販売登録が行われた商品の合計出力を指示する小計キーなど、各種操作入力を行うための操作キーが配置されている。さらにPOS端末2には、正面側には店員用ディスプレイ15が、背面側には客用ディスプレイ16が取り付けられており、これらは販売登録された商品の品名、価格や、販売登録の終了が宣言された1商取引の合計金額、釣銭額などを表示するもので、液晶カラーディスプレイ等が用いられる。POS端末2は、レシート及びジャーナルを印字するプリンタ17を内蔵しており、プリンタ17によって印字されたレシートはPOS端末2の正面側に形成されたレシート発行口18から発行される。またPOS端末2には、商品に付与されたバーコードを読取るためのスキャナ19と、RFID機能付き携帯型電子端末7または客のRFID機能付き会員カード等から、客を識別する識別情報(会員ID)の入力を受付けるRFID−RW(リーダライタ)11が接続されている。
図3は、POS端末の電装系の構成を示すブロック図である。POS端末2は、CPU21a(Central Processing Unit)と、CPU21aが実行する各種プログラムや各種データを記憶するROM(Read Only Memory)21bと、RAM(Random Access Memory)21c等(いずれも不図示)で構成されるコンピュータ構成の制御部21を備えている。RAM21cは、CPU21aが各種プログラムを実行する際に一時的にデータやプログラムを記憶するものであり、商品の販売記録を示す販売データや、店員用ディスプレイ15や客用ディスプレイ16に表示する各種の画面表示データを記憶するものである。
制御部21は、I/O機器制御部24およびバス22を介して、キーボード13、店員用ディスプレイ15、客用ディスプレイ16、プリンタ17、スキャナ19、RFID−RW11等のI/O機器を制御し、POS端末2のシステム全体を制御するものである。また、制御部21は、通信I/F23およびLAN3(図1参照)を介してストアサーバ4と相互に通信を行い、さらに、インターネット5を介して会員サーバ6と通信を行う。ここで、制御部21は、識別情報受付部25と、リクエスト情報抽出部26と、表示部27と、商品コード受付部28と、送信部29と、商品情報抽出部30と、を主に備えている。
識別情報受付部25は、識別情報受付手段として機能するものであり、I/O機器制御部24を介して、RFID−RW11が携帯型電子端末7(図1参照)から読取った会員IDの入力を受付けるものである。尚、識別情報受付部25は、RFID機能付き会員カード(不図示)から会員IDの入力を受付けるとしても良い。また、キーボード13から入力されたキーにより会員IDの入力を受付けるとしても良い。
商品コード受付部28は、商品コード受付手段として機能するものであり、スキャナ19により各商品に付与されたバーコードをスキャンして、バーコードのデータから商品コードを抽出して受付ける。尚、商品コード受付部28は、キーボード13から入力されたキーにより商品コードの入力を受付けるとしても良い。
送信部29は、識別情報受付部25が受付けた会員IDを、通信I/F23、LAN3、ストアサーバ4およびインターネット5(図1参照)を介して会員サーバ6に送信する。また、送信部29は、商品コード受付部28が受付けた商品コードを、通信I/F23およびLAN3を介してストアサーバ4に送信する。
商品情報抽出部30は、ストアサーバ4から、ストアサーバ4に送信した商品コードに対応する、商品名、単価、部門コード、後述する商品別リクエストコード(図6参照)等の商品情報を抽出する。
リクエスト情報抽出部26は、情報抽出手段として機能するものであり、送信部29が会員サーバ6に送信した会員IDに対応させて、客が所望するサービスに係る情報として後述する客別リクエストコード(図9参照)を会員サーバ6から抽出し、RAM21cに格納する。また、リクエスト情報抽出部26は、抽出した客別リクエストコードに対応するリクエストデータr(図5参照)を、客が所望するサービスに係る情報としてストアサーバ4から抽出する。
ここで、リクエストデータrとは、客が所望するサービスの内容を示すデータであって、具体的には、所定の商品の買い上げ時に割り箸やスプーン等の付属品が必要であるか不要であるか、または、商品の買い上げ時にレジ袋やレシートが必要であるか不要であるか、といった客のリクエストを文字や図を用いてPOS端末2の店員用ディスプレイ15に表示して、オペレータ(店員)に報知するためのデータである。
表示部27は、表示手段として機能するものであり、制御部21から与えられる表示データに対応した文字等を、I/O機器制御部24を介して店員用ディスプレイ15および客用ディスプレイ16にカラー表示させる。また、表示部27は、リクエスト情報抽出部26が抽出したリクエストデータrを店員用ディスプレイ15に表示する(図13参照)。
次に、ストアサーバ4について説明する。ストアサーバ4は、POSシステム1全体の制御を受け持つものである。ここで、図4は、ストアサーバ4の電装系の構成を示したブロック図である。ストアサーバ4は、CPU、ROM、RAM等で構成されるコンピュータ構成の制御部41と、バス42を介して接続された通信I/F431から、LAN3(図1参照)を介して複数台のPOS端末2との間で相互にオンライン通信を実行し得るように構成されている。さらに、バス42を介して接続された通信I/F432から、インターネット5(図1参照)を介して会員サーバ6との間で相互にオンライン通信を実行し得るように構成されている。また、制御部41にはバス42及びI/O機器制御部44を介して、キーボード45、表示器46、プリンタ47及びHDD(Hard Disk Drive)48が接続されている。HDD48には、制御部41のCPUを動作させる各種制御プログラムの他、商品マスタファイルF1およびリクエストテーブルTが格納されている。
リクエストテーブルTは、図5に示すように、リクエストデータrを、各リクエストデータrに付されたコードであるリクエストコードに対応付けて記憶するものである。
商品マスタファイルF1は、第2記憶手段として機能するものであり、図6に示すように、商品の商品コードに対応付けて、商品名や単価、部門コード(不図示)等の商品情報を記憶するファイルである。また、商品マスタファイルF1は、各商品の買い上げ時に客が所望すると考えられるサービスに該当するリクエストコードを商品別リクエストコードとして各商品に対応付けて記憶している。具体的には、図6に示すように、商品コードが「XXXXXXX1」である商品は、商品名「幕の内弁当」、単価「580円」と設定され、商品別リクエストコードとして、01、02、91、92が設定されている。これら各リクエストコードに対応するリクエストデータrは、図5を参照すると、01は「割り箸・要」、02は「弁当温め・要」、91は「レジ袋・要」、92は「レジ袋・不要」となっている。即ち、商品マスタファイルF1では、商品が弁当などの食品である場合には、商品の種類に応じて、箸やスプーンの付与に関するリクエストコード(図5の例では、01、02、03が該当する)が設定されている。また、一回の購入ごとに関係するレジ袋やレシートの付与に関するリクエストコード(図5の例では、91、92が該当する)は、全ての商品に対して対応付けられている。
本実施の形態のPOSシステム1が構築される店舗では、販売対象の各種商品に対して、当該商品に関する各種情報がコード化されて示されるバーコードが各々付与されている。バーコードには、商品の価格を示す価格データが含まれない。このため、各種商品の商品コードにそれぞれ対応して価格データがプリセットされた商品マスタファイルF1がストアサーバ4に設けられている。POS端末2は、スキャナ19で読取ったバーコードのデータから商品コードを抽出し、この商品コードをストアサーバ4に問合せて、当該商品コードに対して設定された価格データを抽出して当該商品の販売登録を行うと共に、商品別リクエストコードを抽出する。
次に、携帯型電子端末7について説明する。図7は、携帯型電子端末7の電装系の構成を示すブロック図である。携帯型電子端末7は、CPU、ROM、RAM等で構成されるコンピュータ構成の制御部71を備えている。そして、制御部71には、キーボードやタッチパネル等によりWebページに対して入力操作を行う入力部75と、表示器76と、電話機能を備え、インターネット5を介して会員サーバ6との通信を行う通信制御部73と、不揮発性メモリから成る記憶部77と、RFID通信部78が、バス72を介して接続されている。記憶部77には会員IDを記憶する会員ID記憶領域77aが設けられている。そして、会計時に客がPOS端末2のRFID−RW11(図2参照)に携帯型電子端末7をかざすと、RFID通信部78は、会員ID記憶領域77aに記憶された会員IDをPOS端末2に送信する。
次に、会員サーバ6について説明する。図8は、会員サーバ6の電装系の構成を示すブロック図である。会員サーバ6は、CPU、ROM、RAM等で構成されるコンピュータ構成の制御部61を備え、バス62を介して接続された通信I/F63から、インターネット5を介してストアサーバ4および携帯型電子端末7との間で相互にオンライン通信を行う。また、制御部61にはバス62およびI/O機器制御部64を介して、キーボード65、表示器66、HDD68等が接続されている。HDD68には、制御部61のCPUとの協働により、会員サーバ6を販売店の顧客管理システムとして動作させるための各種プログラム(例えば、Webアプリケーション、データベースプログラム等)の他、会員マスタファイルF2が格納されている。
ここで、会員マスタファイルF2とは、第1記憶手段として機能するものであり、図9に示すように、各会員の氏名、性別、生年月日、連絡先等の各種会員情報とともに、後述する処理によって各会員が携帯型電子端末7から登録した客別リクエストコードを、各会員IDに対応付けて記憶するものである。
続いて、携帯型電子端末7を操作して、会員サーバ6に客別リクエストコードを登録する処理について、図10および図11を参照して説明する。図10は、客別リクエストコードの登録処理の手順を示すフローチャートである。
まず、客は、携帯型電子端末7からインターネット5を介して、会員サーバ6の提供するWebページにて会員IDおよびパスワードを入力する。会員サーバ6の制御部61は、入力された会員IDおよびパスワードを認証して会員ログイン処理を行う(ステップS1)。会員ログイン処理後は会員専用ページが携帯型電子端末7の表示器76に表示され、会員サーバ6の制御部61は、図11に示すリクエスト設定画面を表示器76に表示させる(ステップS2)。そして、客が携帯型電子端末7の入力部75を操作することによって、リクエスト設定画面に表示された各種サービスからその客が所望するサービスを選択する(ステップS3)。具体的には、図11に示すように、リクエスト設定画面に「お弁当には箸がほしい」「お弁当は温めてほしい」「デザートにはスプーンがほしい」など、会計処理時に店員から受けたいサービスに関する顧客の要望のリストが表示される。客は、入力部75を操作してチェックボックスをチェックすること等により、所望するサービスを選択する。尚、図11に示すリクエスト設定画面では、たばこの銘柄について登録する欄が設けられており、顧客の好みの銘柄を予め登録しておくことも可能となっている。
会員サーバ6の制御部61は、選択されたサービスに対応するリクエストコードを、会員マスタファイルF2に、客別リクエストコードとして客の会員IDに対応付けて登録する(ステップS4)。具体的には、例えば、会員IDがYYYYY001の客がリクエスト設定画面で「お弁当には箸がほしい」と「お弁当は温めてほしい」を選択した場合には、制御部61は、会員マスタファイルF2(図9参照)に、リクエストデータrが夫々「割り箸・要」、「弁当温め・要」であるリクエストコード01、02(図5参照)を客の会員IDに対応する客別リクエストコードに登録する。そして、客別リクエストコードの登録が終了して客が会員専用ページからログアウトすると(ステップS5)、処理は終了する。
尚、上述では、携帯型電子端末7から客別リクエストコードを登録するとしたがこれに限定されるものではなく、PC(Personal Computer)等の顧客端末からインターネット5を介して会員サーバ6に接続して、客別リクエストコードを登録するとしても良い。また、サービスに係る情報としてリクエストコードを会員マスタファイルF2に登録するとしたが、これに限定されず、リクエストデータrそのものを会員IDに対応付けて登録しても良い。
次に、上述のようにして会員マスタファイルF2に登録された客別リクエストコードを用いて、商品販売登録時および商品販売登録締め時に、POS端末2の店員用ディスプレイ15にリクエストデータrを表示する表示処理について、図12および図13を参照して説明する。図12はリクエストデータrの表示処理の手順を示すフローチャートである。
まず、POS端末2のRFID−RW11から、携帯型電子端末7の会員ID記憶領域77aに記憶された会員IDの入力を受付ける(ステップS11)。POS端末2は、会員サーバ6の会員マスタファイルF2から、入力を受付けた会員IDに対応する客別リクエストコードを抽出し、RAM21cに格納する(ステップS12)。
次に、店員がPOS端末2のスキャナ19で商品に付されたバーコードを読み込むと、POS端末2は商品コードの入力を受付ける(ステップS13)。POS端末2は読み取った商品コードに対応する商品別リクエストコードをその他の商品情報とともにストアサーバ4の商品マスタファイルF1(図6参照)から抽出する(ステップS14)。POS端末2の制御部21は、ステップS14で抽出した商品別リクエストコードが、ステップS12でRAM21cに格納した客別リクエストコードに含まれているか判断する(ステップS15)。商品別リクエストコードが、客別リクエストコードに無い場合には(ステップS15:No)、ステップS18に進む。商品別リクエストコードが客別リクエストコードに有る場合には(ステップS15:Yes)、ステップS16に進み、客別リクエストコードに対応するリクエストデータrが、POS端末2の店員用ディスプレイ15に既に表示されているか判断する(ステップS16)。同一のリクエストデータrが既に表示されている場合には(ステップS16:Yes)商品名や価格等の商品情報を店員用ディスプレイ15に表示し、ステップS18へ進む。同一のリクエストデータrが表示されていない場合には(ステップS16:No)、POS端末2は、リクエストデータrをその他の商品情報とともに店員用ディスプレイ15に表示する(ステップS17)。
図13は、店員用ディスプレイ15に表示される表示画面の一例を示す図である。図示するように、店員用ディスプレイ15には、スキャナ19から読み込まれた商品コードや商品名、単価、点数、金額といった販売登録情報や、登録された全商品に対する小計や内税、値引合計金額、そして商品販売登録時に順次算出される合計金額が表示される。また、店員用ディスプレイ15には、商品別リクエストコードおよび客別リクエストコードに基づいて「割り箸・要」「弁当温め・要」「スプーン・要」「レジ袋・不要」など、商品の買い上げ時に客が所望するサービスを示したリクエストデータrが表示される。これにより、店員は、表示されたリクエストデータrに従って各種サービスを提供することができるので、客の要望を逐一聞くことなく、適切かつ速やかに客の所望するサービスを提供することが可能となる。
ステップS18では、店員によってキーボード13の会計ボタンが押下されない間は(ステップS18:No)、ステップS13〜S17の処理をすべての商品が登録されるまで繰り返す。そして、店員によってキーボード13の会計ボタンが押下されると(ステップS18:Yes)、POS端末2は登録した商品の合計金額を計算し、さらに売上登録したデータをストアサーバ4へ送信し、処理を終了する。
本実施形態のPOS端末2で実行されるプログラムは、ROM等に予め組み込まれて提供される。また、本実施形態のPOS端末2で実行されるプログラムを、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供するように構成してもよい。
また、本実施形態のPOS端末2で実行されるプログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成しても良い。また、本実施形態のPOS端末2で実行されるプログラムをインターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成しても良い。また、本実施形態のプログラムを、ROM等に予め組み込んで提供するように構成してもよい。
本実施の形態のPOS端末2で実行されるプログラムは、上述した各部(識別情報受付部25、リクエスト情報抽出部26、表示部27、商品コード受付部28、送信部29、商品情報抽出部30)を含むモジュール構成となっており、実際のハードウェアとしてはCPU(プロセッサ)が上記記憶媒体からプログラムを読み出して実行することにより上記各部が主記憶装置上にロードされ、識別情報受付部25、リクエスト情報抽出部26、表示部27、商品コード受付部28、送信部29、商品情報抽出部30が主記憶装置上に生成されるようになっている。
尚、上述では、客別リクエストコードは会員サーバ6の会員マスタファイルF2に記憶されるとしたが、これに限定されず、携帯型電子端末7の記憶部77に当該会員の客別リクエストコードを記憶させておき、POS端末2が、会員IDとともにRFID−RW11から読み込むようにしても良い。
また、上述では、ストアサーバ4のHDD48が商品マスタファイルF1およびリクエストテーブルTを記憶するとしたが、これに限定されず、POS端末2においてRAM21C等の記憶手段が商品マスタファイルF1およびリクエストテーブルTを記憶するとしてもよい。
また、上述では、商品マスタファイルF1を参照して、商品の品目に対応するリクエストデータrを表示させるとしたが、これに限定されるものではない。その他の例として、商品マスタファイルF1を参照せずに、会員マスタファイルF2のみ参照して、受付けた会員IDに係る客別リクエストコード全てに対応するリクエストデータrを一度に、店員用ディスプレイ15に表示させるとしても良い。
また、上述では、図13に示したように、店員用ディスプレイ15の下部にリクエストデータrを表示するとしたが、これに限定されるものではない。その他の例として、店員用ディスプレイ15の中央部にリクエストデータrをポップアップ表示して、店員に対して注意を促すとしてもよい。
上述のように、本実施の形態のPOS端末2は、会員サーバ6から客別リクエストコードを抽出して、この客別リクエストコードに対応するリクエストデータrを店員用ディスプレイ15に表示させるため、客が所望するサービスを店員が容易に確認することが可能となり、会計処理時に客に手間をかけることなく、客が所望するサービスを提供してサービス向上を図ることができる。
また、本実施の形態のPOS端末2は、商品に付与されたバーコードから商品コードを受付けて、受付けた商品コードに基づいて、店員用ディスプレイ15にリクエストデータrを表示するので、購入する商品に関する要望のみ表示することが可能となり、店員は、速やかに表示内容を確認して的確なサービスを提供することが可能となる。
1 POSシステム
2 POS端末
3 LAN
4 ストアサーバ
5 インターネット
6 会員サーバ
7 携帯型電子端末
T リクエストテーブル
F1 商品マスタファイル
F2 会員マスタファイル
2 POS端末
3 LAN
4 ストアサーバ
5 インターネット
6 会員サーバ
7 携帯型電子端末
T リクエストテーブル
F1 商品マスタファイル
F2 会員マスタファイル
Claims (6)
- 商品の販売に係る各種データを処理する販売データ処理装置において、
客を識別する識別情報の入力を受付ける識別情報受付手段と、
前記客が所望するサービスに係る情報を前記識別情報に対応付けて記憶する第1記憶手段から、前記識別情報受付手段が受付けた前記識別情報に対応する前記サービスに係る情報を抽出する情報抽出手段と、
抽出した前記サービスに係る情報を店員用の表示器に表示する表示手段と、
を備えることを特徴とする販売データ処理装置。 - 前記販売データ処理装置は、
各商品に付与された商品情報である商品コードの入力を受付ける商品コード受付手段をさらに備え、
前記情報抽出手段は、さらに、前記商品コードに対応付けて前記サービスに係る情報を記憶する第2記憶手段を用いて、前記商品コード受付手段が受付けた前記商品の品目に対応する前記サービスに係る情報を抽出する、
ことを特徴とする請求項1に記載の販売データ処理装置。 - 前記第1記憶手段は、ネットワークで接続されたサーバ装置に備えられる、
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の販売データ処理装置。 - 前記識別情報受付手段は、RFIDを用いた通信により前記識別情報の入力を受付ける、
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の販売データ処理装置。 - 前記第2記憶手段は、ネットワークで接続されたサーバ装置に備えられる、
ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1つに記載の販売データ処理装置。 - 商品の販売に係る各種データを処理する販売データ処理装置において、
コンピュータを、
客を識別する識別情報の入力を受付ける識別情報受付手段と、
前記客が所望するサービスに係る情報を前記識別情報に対応付けて記憶する第1記憶手段から、前記識別情報受付手段が受付けた前記識別情報に対応する前記サービスに係る情報を抽出する情報抽出手段と、
抽出した前記サービスに係る情報を店員用の表示器に表示する表示手段と、
して機能させることを特徴とするプログラム。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2009177765A JP2011034191A (ja) | 2009-07-30 | 2009-07-30 | 販売データ処理装置およびプログラム |
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