JP6988625B2 - リチウムイオン二次電池用正極の製造方法 - Google Patents
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Description
(a)湿潤粉体を調製する。
(b)湿潤粉体を一対の回転ロール間の間隙に通すことにより正極合材層を形成する。
(c)正極合材層の表面に親水性導電材の粉末を付着させることにより、親水性導電材層を形成する。
(d)親水性導電材層の表面に、絶縁性耐熱材料と水系溶媒とを含む分散液(水系の絶縁性耐熱層用ペースト)を塗布して、絶縁性耐熱層を形成する。
(e)絶縁性耐熱層の形成後、正極合材層を乾燥する。
そして、親水性導電材は、水に分散させた場合のpHが9以下である。
図1は、本実施形態のリチウムイオン二次電池用正極の製造方法の概略を示すフローチャートである。本実施形態の正極の製造方法は「(a)湿潤粉体の調製」、「(b)正極合材層の形成」、「(c)親水性導電材層の形成」、「(d)絶縁性耐熱層の形成」および「(e)乾燥」を少なくとも含む。
本実施形態の正極の製造方法は、湿潤粉体を調製することを含む。
本実施形態の正極の製造方法は、湿潤粉体を一対の回転ロール間の間隙に通すことにより、正極合材層を形成することを含む。
本実施形態の正極の製造方法は、正極合材層の表面に親水性導電材の粉末を付着させることにより、親水性導電材層を形成することを含む。
本実施形態の正極の製造方法は、親水性導電材層の表面に、絶縁性耐熱材料と水系溶媒とを含む分散液(水系の絶縁性耐熱層用ペースト)を塗布することにより、絶縁性耐熱層を形成することを含む。
本実施形態の正極の製造方法は、絶縁性耐熱層の形成後、正極合材層および絶縁性耐熱層を乾燥することを含む。
<実施例1>
(a)湿潤粉体の調製
正極活物質として、ニッケルコバルトアルミン酸リチウム(「NCA」とも称される)が準備された。正極活物質(NCA)、アセチレンブラック(AB)、ポリフッ化ビニリデン(PVdF)および水が混合されることにより湿潤粉体が調製された。正極合材層の組成は「NCA:AB:PVdF=94.4:4.1:1.5(質量比)」である。
図2に示される装置により正極合材層12が形成された。すなわち一対の回転ロール間の間隙に湿潤粉体8が通されることにより、正極合材層12が形成された。正極合材層12が正極集電体11(Al箔)の表面に転写された。
親水性導電材の粉末が準備された。親水性導電材は、カーボンブラックに対してプラズマ処理により親水性基を付与したものであり、水に分散させた場合のpHが4である。図2に示されるようなロールコータ90を用いて、親水性導電材の粉末を正極合材層12の表面に付着させる方法(粉末法)によって、正極合材層12の表面に親水性導電材層13が形成された。
親水性導電材層の表面に、絶縁性耐熱材料と水系溶媒とを含む分散液(水系の絶縁性耐熱層用ペースト)を塗布することにより、絶縁性耐熱層が形成された。絶縁性耐熱層用ペーストとしては、アルミナ粒子(無機フィラー)、SBR(バインダ)およびCMC(増粘材)を水に分散させてなる分散液が用いられた。絶縁性耐熱層用ペースト中の固形分の組成比は、質量比で、「アルミナ粒子:SBR:CMC=96:2:2」であった。
絶縁性耐熱層の形成後、正極合材層および絶縁性耐熱層が熱風(温度:150℃)によって乾燥された。以上より正極が製造された。水系の絶縁性耐熱層用ペーストの塗布から乾燥完了までの時間(乾燥時間)は10秒である。
親水性導電材として、カーボンブラックに対してプラズマ処理により親水性基を付与したものであり、水に分散させた場合のpHが下記表1に示されるものが使用された。そのことを除いては、実施例1と同様に正極が製造された。
親水性導電材層の形成が行われないことを除いては、実施例1と同様に正極が製造された。
水中に親水性導電材(水に分散させた場合のpH:6)を分散させた分散液(水系の親水性導電材層用ペースト)を正極合材層の表面に塗布し、乾燥させる方法(ペースト法)により、親水性導電材層を形成した。そのことを除いては、実施例1と同様に正極が製造された。
(欠陥数の測定)
上記で得られた各正極について、表面を光学顕微鏡で観察することにより、絶縁性耐熱層の欠陥(絶縁性耐熱層が形成されていない部分)の数をカウントした。測定結果は表1に示される。
上記で得られた各正極を含むリチウムイオン二次電池がそれぞれ製造された。負極活物質は天然黒鉛である。負極合材の組成は「天然黒鉛:CMC=99:1(質量比)」である。セパレータは、ポリエチレン製の多孔質フィルム(厚み:15μm)である。セパレータは15μmの厚さを有する。
Claims (1)
- 有機溶媒を含む湿潤粉体を調製すること、
前記湿潤粉体を一対の回転ロール間の間隙に通すことにより正極合材層を形成すること、
前記正極合材層の表面に親水性導電材の粉末を付着させることにより、親水性導電材層を形成すること、
前記親水性導電材層の表面に、絶縁性耐熱材料と水系溶媒とを含む分散液を塗布して、絶縁性耐熱層を形成すること、
および
前記絶縁性耐熱層の形成後、前記正極合材層および前記絶縁性耐熱層を乾燥すること、
を少なくとも含み、
前記親水性導電材は、水に分散させた場合のpHが9以下である、
リチウムイオン二次電池用正極の製造方法。
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