JP6987549B2 - 排泄物吸引装置 - Google Patents

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Description

本発明は、排泄物吸引装置に係り、排泄物収容体を備え、排泄物収容体内を減圧して排泄物を排泄物収容体内に吸引する排泄物吸引装置に関する。
歩行不能な患者や寝たきりの高齢者(以下、ユーザ)が寝たままの状態で便を排泄した際に、その排泄物を自動的に吸引する装置(以下、排泄物吸引装置)は、既に知られている。その一例としては、特許文献1に記載の排泄物吸引装置が挙げられる。特許文献1に記載の排泄物吸引装置は、ユーザの腰臀部を包囲するオムツカップと、オムツカップ内の排泄物を吸引する装置本体とを有する。装置本体は、排泄物を吸引するための負圧を発生するサクションモータと、負圧によってオムツカップから吸引した排泄物を溜める汚物タンクとを有する。また、サクションモータの吸入口と汚物タンクの排出口との間にジョイント部が介在している。このジョイント部は、サクションモータを収納したハウジングによって進退自在に支持されており、ジョイント部を汚物タンクに接続する際に汚物タンク側へ飛び出すように構成されている。
以上のように構成された特許文献1に記載の排泄物吸引装置では、汚物タンクを装置本体に対してワンタッチで脱着することができ、しかもジョイント部において確実な密閉を確保することが可能である。
特開平11−56892号公報
ところで、排泄物吸引装置では、上記のサクションモータのように排泄物を吸引する吸引部が用いられるが、諸処の理由から、より小型化された吸引部を用いることが望まれている。一方、吸引部を小型化しても、排泄物を収容先まで確実に搬送させる必要がある。しかしながら、特許文献1に記載の排泄物吸引装置のように排泄物の流路が収容先までパイプや配管等によって構成されている場合、排泄物搬送時に比較的大きな圧力損失が生じる。このような構成では、排泄物を確実に収容先まで搬送するための吸引力を確保しつつ吸引部を小型化することが困難となる。
また、特許文献1に記載の排泄物吸引装置では、汚物タンクの排出口とサクションモータの吸引口との間がジョイント部によって連結されているために、汚物タンク内の水分等が空気と共に吸い込まれ易くなる。つまり、上記の構成では、汚物タンク内の空気がサクションモータによって吸気される際に、汚物タンク内で水分や排泄物の菌等が空気から分離されず空気と共に吸引されてしまう。この結果、サクションモータ及び吸気された空気の排出路が汚染されてしまう虞がある。
そこで、本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、排泄物収容体の空気を吸引して排泄物を排泄物収容体内まで搬送する構成において、より小さな吸引力であっても排泄物を適切に搬送することが可能な排泄物吸引装置を提供することである。
また、本発明の他の目的は、排泄物収容体内の空気を吸引する際に、水分や排泄物中の菌類が空気と共に吸引されることで吸気口よりも下流の機器等を汚染してしまうのを抑制することである。
前記課題は、本発明の排泄物吸引装置によれば、排気口を備え、排泄物を収容する排泄物収容体と、該排泄物収容体内を減圧して排泄物を前記排泄物収容体内に吸引する排泄物吸引装置本体と、を有し、該排泄物吸引装置本体は、吸気口を備え、前記排泄物収容体を収めることが可能なケース部と、該ケース部内に前記排泄物収容体が収められた状態で前記吸気口から前記ケース部内の空気を吸引する吸引部と、を備え、該吸引部が前記ケース部内の空気を吸引することで、前記排泄物収容体内の空気が前記排気口から排出され、前記排気口と前記吸気口とは、前記排気口及び前記吸気口の間に前記ケース部内の一部の空間が介在していることで、互いに隔てられており、前記排泄物収容体は、排泄物収容器であり、該排泄物収容器は、前記排気口が形成された上壁と、前記排泄物を前記排泄物収容器内に吸引するために前記上壁に設けられた吸引口と、前記排泄物収容器の内部空間を仕切るために、該内部空間において前記排気口と前記吸引口との間に配置された仕切板と、該仕切板の上端と前記上壁との間に形成され、排泄物と共に前記排泄物収容器内に吸引された空気が通過可能な隙間と、前記内部空間において前記隙間と対向するように前記仕切板と前記排気口との間に配置され、前記隙間を通過した空気と当たることで該空気の流路をより長くする流路変更部材と、を有することにより解決される。
上記のように構成された本発明の排泄物吸引装置では、排泄物収容体に設けられた排気口と、排泄物収容体が収められたケース部の吸気口との間にスペースが設けられおり、このスペースによって排気口と吸気口とが互いに隔てられている。このように排気口と吸気口とがパイプや配管によって連結されていないため、排泄物収容体内の空気を吸引する際の圧力損失が軽減される。この結果、吸引部の吸引力がより小さくなっても(換言すると、吸引部がより小型化されたとしても)、排泄物収容体内の空気を適切に吸引し、排泄物を排泄物収容体まで良好に搬送することが可能となる。
さらに、上記の構成では、排泄物収容体内の空気が水分や排泄物中の菌類から分離された状態で吸引されるようになる。この結果、水分や排泄物中の菌等が空気と共に吸引されてしまうために吸気口よりも下流に配置された機器等が汚染されてしまう事態を抑制することが可能となる。
また上記の構成では、排泄物収容器の内部空間に仕切板が設けられている。また、仕切板の上端と排泄物収容器の上壁との間には隙間が設けられている。また、内部空間において隙間と対向する位置には、隙間を通過した空気が当たることで該空気の流路をより長くする流路変更部材が配置されている。このような構成であれば、排泄物と共に排泄物収容器内に吸引された空気が、排泄物や水分(以下、排泄物等)と容易に分離されるようになる。これにより、排泄物収容器内の空気が排泄物等から分離された状態で吸気されるようになり、吸気口よりも下流に配置された機器等が汚染されてしまうのを、より効果的に抑制することが可能となる。
また、上記の排泄物吸引装置において、端部が前記排泄物収容器に接続され、排泄物を吸引する際に該排泄物が内部を通過するホースを有し、前記ケース部には、開閉可能な蓋部が取り付けられており、該蓋部は、閉じた状態で前記ケース部内の前記排泄物収容器を上方から覆い、前記蓋部のうち、前記ケース部内の前記排泄物収容器が有する前記吸引口の上方に位置する部分には、前記ホースの端部を挿入するための孔が形成されており、前記蓋部が閉じると、前記孔に挿入された前記ホースの端部が前記吸引口に入り込むと、より好適である。
上記の構成では、ケース部に取り付けられた蓋部に、排泄物吸引用のホースの端部(以下、ホース端部とも言う)を挿入させるための孔が設けられている。そして、蓋を閉じると、孔に挿入されたホース端部が排泄物収容器の上壁に形成された吸引口に入り込む。このような構成であれば、排泄物収容器に対するホース端部の挿抜が容易となる。また、上記の構成であれば、ホース端部を抜く際に排泄物がホース端部の開口から飛び散ってケース部内を汚してしまう事態を抑えることが可能となる。
また、上記の排泄物吸引装置において、前記排泄物収容器は、前記ケース部に対して着脱可能であり、前記ケース部内に収められた状態から上方に持ち上げられることで前記ケース部から取り外れると、更に好適である。
上記の構成では、ケース部内の排泄物収容器を上方に持ち上げて排泄物収容器をケース部から取り外す。このような構成であれば、ホース端部を抜く際に排泄物がホース端部の開口から飛び散ってケース部内を汚してしまう事態を抑えるという効果が、より有意義に発揮される。つまり、排泄物が溜まった排泄物収容器をケース部から取り外す場合、ホース端部を収容器内から抜くことになるが、この際にホース端部の開口からの排泄物の飛び散りを抑えることができる。この結果、収容器取り外し時にケース部内が排泄物の飛び散りによって汚れてしまう事態が抑えられるようになる。
また、上記の構成において、前記吸気口を覆った状態で前記ケース部に取り付けられた吸引フィルタ、及び、前記排気口を覆った状態で前記排泄物収容器に取り付けられた除塵脱臭フィルタのうち、少なくとも一つを有すると、より一層好適である。
上記の構成では、吸気口を覆う吸引フィルタ、及び、排気口を覆う除塵脱臭フィルタの少なくとも一つが設けられている。これにより、排泄物収容器内の空気を吸気する際に、当該空気内の水分や異物等を適切に捕捉することが可能となる。この結果、吸気口よりも下流に配置された機器等が汚染されてしまう事態をより一層効果的に抑制することが可能となる。
また、上記の構成において、前記吸気口は、前記排気口よりも前記吸引口から離れた位置に設けられていると、更に一層好適である。
上記の構成では、吸気口が排気口よりも吸引口から離れている。このような構成であれば、排泄物と共に排泄物収容器内に吸引された空気の流路がより長く確保される。これにより、排泄物等から空気をより適切に分離することが可能となる。
また、上記の構成において、排泄物を受けるためにユーザに宛がわれる受け器と、ユーザの身体中、前記受け器が宛がわれている部位に向けて洗浄水を供給する洗浄水供給部と、を有し、前記排泄物吸引装置本体は、排泄物を、前記洗浄水供給部によって供給された洗浄水と共に前記排泄物収容体内に吸引すると、尚更好適である。
上記の構成では、排泄物が洗浄水及び空気と共に排泄物収容体内へ吸引される。このような構成では、通常、排泄物収容体内の空気を吸引する際に洗浄水が空気と共に吸引され易くなる。このような状況の下では、排気口と吸気口との間にスペースを設けて排気口及び吸気口を隔てることにより排泄物収容体内の空気を水分や菌等から分離して適切に吸引するという本発明の効果がより際立つようになる。
また、上記の構成において、前記吸引部は、前記ケース部内の空気を吸い込むブロアであり、前記排泄物吸引装置本体は、前記ブロアを収めるブロアケーシングを有し、前記ブロアケーシング内は、前記吸気口を介して前記ケース部内と連通していると、益々好適である。
上記の構成では、ブロアケーシング内が吸気口を介してケース部内と連通している。このような構成であれば、排泄物収容体からブロアまでの間隔がより短くなるため、排泄物収容体内の空気を吸引する際の圧力損失がより小さくなる。これにより、吸引部の吸引力がさらに小さくなっても、排泄物収容体内の空気を適切に吸引し、排泄物を排泄物収容体まで良好に搬送することが可能となる。
また、上記の構成であれば、排泄物収容体内の空気をブロアによって吸気する際に、水分や排泄物中の菌が空気と共にブロアに吸い込まれてブロア内を汚してしまう事態を抑えることが可能となる。
また、上記の構成において、前記ブロアによって吸い込まれた空気は、ユーザの身体中、前記受け器が宛がわれている部位に向けて返送され、前記排泄物吸引装置本体は、排泄物を、前記洗浄水供給部によって供給された洗浄水、及び、前記ブロアによって返送された空気と共に前記排泄物収容体内に吸引すると、一段と好適である。
上記の構成では、ブロアに吸引された空気がユーザの身体中、受け器が宛がわれている部位に向かって返送される。つまり、上記の構成では、排泄物と共に排泄物収容体内に吸引された空気が循環するようになる。このような構成の下では、排泄物収容体内の空気を排泄物等から分離した上で吸気することによって装置内の汚染を抑制するという効果が、より有意義に発揮されることになる。
本発明の排泄物吸引装置によれば、排泄物収容体内の空気を吸気して排泄物を排泄物収容体内へ搬送する際、より小さな吸引力で搬送することが可能となる。これにより、排泄物を排泄物収容体へ適切に搬送するのに必要な吸引力を確保しつつ、吸引部をより小型化することが可能となる。
また、本発明の排泄物吸引装置によれば、排泄物収容体内の空気を吸気する際、水分や排泄物の菌等が空気と共に吸引され難くなる。この結果、吸気口よりも下流に配置された機器等が汚染されてしまうのを抑制することが可能となる。
また、本発明の排泄物吸引装置によれば、排泄物収容体としての排泄物収容器をケース部から取り外す際にケース部内が排泄物の飛び散りによって汚れてしまうのを抑えることが可能となる。
本発明の一実施形態に係る排泄物吸引装置を示す図である。 本発明の一実施形態に係る排泄物吸引装置が利用されている様子を示す図である。 本発明の一実施形態に係る排泄物吸引装置の基本構成を示す模式図である。 排泄物収容器の外観を示す斜視図である。 排泄物吸引装置本体と排泄物収容器とカートリッジタンクとを示す図である。 蓋部が開いたことで露出している状態の排泄物収容器を示す図である。 蓋部が閉じてホースの端部が排泄物収容器の吸引口に入り込んでいる状態を示す図である。 排泄物収容器の内部構造を示す図である。 排泄物吸引装置内における空気の流れを示す図である。
以下、本発明の一実施形態(以下、本実施形態)に係る排泄物吸引装置について、その構成例について説明する。ただし、以下に説明する実施形態は、本発明の理解を容易にするための一例に過ぎず、本発明を限定するものではない。すなわち、本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得る。また、当然ながら本発明にはその等価物が含まれ得る。
また、以降の説明中、「高さ方向」とは、排泄物吸引装置1の高さ方向であり、排泄物吸引装置1を水平面に置いたときの鉛直方向に相当する。また、「奥行方向」とは、排泄物吸引装置1の奥行方向であり、厳密には、後述するハウジング31の長手方向に相当する。
<<本実施形態に係る排泄物吸引装置の概略構成>>
先ず、本実施形態に係る排泄物吸引装置(以下、排泄物吸引装置1)の概略構成について図1乃至図3を参照しながら説明する。図1は、排泄物吸引装置1の外観を示す図である。図2は、排泄物吸引装置1が利用されている様子を示す図であり、排泄物吸引装置1のうち、ユーザの下半身に装着される部分を示す図である。図3は、排泄物吸引装置1の基本構成を示す模式断面図である。なお、図3に図示する断面には本来、後述の洗浄水ホース52やエア返送ホース53が現れてこないが、説明の都合上、同図中に破線にて洗浄水ホース52及びエア返送ホース53を図示している。
排泄物吸引装置1は、図1に図示の外観をなしており、歩行困難な患者や寝たきりの高齢者(以下、ユーザ)によって利用される。具体的に説明すると、ユーザは、図2に示すようにオムツPを装着しており、寝たままの状態で排便する。すると、排泄物吸引装置1は、オムツP内の排泄物を検知して吸引するとともに、排便後にユーザの股間部(特に、背側に位置する部分)を洗浄水にて洗浄する。排泄物及び洗浄水は、排泄物吸引装置1内にセットされた排泄物収容器20内に吸引されて同収容器内に溜められる。
より詳しく説明すると、オムツP内にはカップ状の受け器10が仕込まれている。受け器10は、排泄物を受けるためにユーザの身体中の股間部に宛がわれている。また、受け器10のうち、ユーザの股間部と対向する底壁には不図示のセンサが取り付けられている。このセンサによって排泄物(以下、排泄物D)が検知されると、排泄物吸引装置1が作動する。
また、図2に示すように、受け器10には複数種類のホースが接続されている。一つ目のホースは、排泄物吸引用のホース(以下、吸引ホース51)である。吸引ホース51の一端部(受け器10に接続されている側の端部)は、受け器10の底壁を貫通しており、受け器10の底壁とユーザの股間部との間の空間に臨んでいる。吸引ホース51の他端部(受け器10に接続されている側とは反対側の端部)は、排泄物収容器20に接続されている。受け器10が底壁にて受けた排泄物Dは、排泄物吸引装置1によって吸引される際に吸引ホース51の内部を通過して排泄物収容器20まで搬送される。
二つ目のホースは、洗浄水供給用のホース(以下、洗浄水ホース52)である。洗浄水ホース52は、図3に図示した洗浄水供給部としての洗浄水供給ユニット60から供給されてくる洗浄水の流路をなしている。洗浄水ホース52の一端部(受け器10に接続されている側の端部)は、受け器10を貫通しており、受け器10とユーザの股間部(厳密には、股間部中、腹側よりも背側に位置する部分)との間の空間に臨んでいる。したがって、洗浄水供給ユニット60から洗浄水が供給されると、洗浄水がユーザの身体中、受け器10が宛がわれている部位、すなわち、股間部に向けて洗浄水ホース52内を流れ、最終的に洗浄水ホース52の一端側開口から噴出する。
なお、ユーザの身体に向けて噴出した洗浄水は、排泄物Dと同様、受け器10に受けられて吸引ホース51を通じて吸引されて排泄物収容器20まで搬送される。
三つ目のホースは、空気返送用のホース(以下、エア返送ホース53)である。エア返送ホース53は、吸引ホース51を通じて排泄物Dや洗浄水を吸引する際に、これらと一緒に吸引されたオムツP内の空気を再びオムツP内に返送するための流路をなしている。エア返送ホース53の一端部(受け器10に接続されている側の端部)は、受け器10を貫通しており、受け器10とユーザの股間部(厳密には、股間部中、腹側よりも背側に位置する部分)との間の空間に臨んでいる。排泄物Dや洗浄水と共に吸引された空気は、排泄物吸引装置1内部を通過した後に、洗浄水がユーザの身体中、受け器10が宛がわれている部位、すなわち、股間部に向けてエア返送ホース53の内部を流れ、最終的にエア返送ホース53の一端側開口から放出される。
つまり、オムツP内の空気は、オムツP内部と排泄物吸引装置1内部との間で循環することになる。これにより、排便時の臭気をオムツP内部及び排泄物吸引装置1内部に留めておき、当該臭気が外部に漂うのを極力抑えることが可能となる。
<<排泄物吸引装置の機器構成>>
排泄物吸引装置1の機器構成について図1、図3〜図6を参照しながら説明する。図4は、排泄物収容器20の外観を示す斜視図である。図5は、装置本体30と排泄物収容器20とカートリッジタンク61とを示す図であり、装置本体30の第一蓋部32及び第二蓋部33を開いて排泄物収容器20及びカートリッジタンク61をセットする直前の様子を示している。図6は、第一蓋部32が開くことで露出している排泄物収容器20を上方から見た図である。
排泄物吸引装置1は、図1に示すように、受け器10と、吸引ホース51と、洗浄水ホース52と、エア返送ホース53と、排泄物吸引装置本体(以下、単に装置本体30)とを有する。排泄物吸引装置1は、図4に図示の排泄物収容器20をさらに有する。
装置本体30は、排泄物吸引装置1の主要部分であり、図1に示すように直方体形状をなしている。なお、本実施形態に係る装置本体30は、例えばユーザの介護者(補助者)によって運搬可能なサイズとなっている。ただし、装置本体30のサイズについては任意に設定可能である。
装置本体30の機能について説明すると、装置本体30は、その内部に排泄物収容器20を格納し、排泄物収容器20内を減圧することでオムツP内の排泄物Dを排泄物収容器20内に吸引する。より詳しく説明すると、装置本体30が排泄物収容器20内を減圧すると、これに伴って、排泄物収容器20に接続された吸引ホース51内、及び、吸引ホース51の末端部が臨んでいるオムツPの内部(具体的には、受け器10とユーザの股間部との間の空間)が減圧される。これにより、装置本体30は、オムツP内で受け器10が受けた排泄物Dを、吸引ホース51を通じて排泄物収容器20内に吸引する。このとき、装置本体30は、オムツP内で噴出された洗浄水、及び、オムツP内に返送された空気と共に排泄物Dを吸引する。
装置本体30は、図3に示すように、ケース部としてのケースユニット35と、吸排気ユニット40と、洗浄水供給ユニット60とを有する。これらの各ユニットは、装置本体30のハウジング31内に収納されている。以下、排泄物吸引装置1の各構成機器のうち、ケースユニット35、吸排気ユニット40、洗浄水供給ユニット60及び排泄物収容器20について説明する。
ケースユニット35は、ABS(アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合合成樹脂)製の有底箱状の容器であり、その内部に排泄物収容器20を収めることが可能である。ケースユニット35は、上端に開口端を有する。すなわち、ケースユニット35内の排泄物収容器20は、ケースユニット35の上端開口から取り出すことが可能である。なお、本実施形態において、ケースユニット35は、排泄物収容器20全体を収容するために幾分深底となっており、排泄物収容器20の高さよりも若干大きい高さを有している。
また、ケースユニット35は、図3に示すように、横長なハウジング31の内部のうち、奥行方向(すなわち、ハウジング31の長手方向)における端部に位置する空間に配置されている。より詳しく説明すると、ハウジング31の上壁(ハウジング上壁31a)のうち、奥行方向端部に位置する部分には略方形状の開口(不図示)が設けられている。ケースユニット35は、当該開口からハウジング31内に挿入されることで、ハウジング31の内部中、奥行方向の端部に配置されるようになる。なお、以降の説明では、奥行方向においてケースユニット35が配置される側と同じ側を「手前側」と呼ぶこととし、ケースユニット35が配置される側とは反対側を「奥側」と呼ぶこととする。
また、ケースユニット35が有する側壁のうち、奥行方向において奥側の端部に位置する側壁には、図3に示すように、矩形状の吸気口36が形成されている。この吸気口36は、奥側の端部に位置するケースユニット35の側壁の上側部分に設けられている。さらに、図3に示すように、ケースユニット35の内部において、吸気口36と排泄物収容器20との間のスペースには、吸引フィルタ37が設置されている。吸引フィルタ37は、幾分の厚みを有するパネル状の部材である。
そして、吸引フィルタ37は、ケースユニット35に取り付けられた状態では吸気口36を覆っている。これにより、ケースユニット35内の空気が吸気口36を通過する直前で空気中の異物等が吸引フィルタ37によって捕捉されるようになる。
また、図3及び図5に示すように、ケースユニット35には、ケースユニット35の上端開口を塞ぐ蓋部(以下、第一蓋部32)が取り付けられている。この第一蓋部32は、ハウジング上壁31aの一部を利用して形成され、ヒンジ機構によって開閉自在な状態で設けられている。本実施形態では、図5に示すように、第一蓋部32において奥側に位置する端部を持ち上げることで第一蓋部32が開く。
一方、第一蓋部32が閉じた状態では、ケースユニット35の上端開口が完全に塞がれる。かかる状態においてケースユニット35内に排泄物収容器20が入っている場合、第一蓋部32は、ケースユニット35内の排泄物収容器20を上方から覆うようになる。
また、第一蓋部32において手前側に位置する端部には貫通孔が形成されている。この貫通孔は、吸引ホース51の端部を挿入するために形成された孔であり、以下、ノズル挿入孔32aと呼ぶこととする。なお、図6に示すように、第一蓋部32の裏面(下面)のうち、ノズル挿入孔32aの縁部分には筒状突起部32bが取り付けられている。この筒状突起部32bは、シリコン製の筒状体であり、その内部にはノズル挿入孔32aを通過した吸引ホース51の端部が嵌り込む。また、筒状突起部32bの先端部は、鍔状に拡径している。そして、ケースユニット35内に排泄物収容器20が収められた状態で第一蓋部32が閉められると、鍔状をなす筒状突起部32bの先端部が排泄物収容器20の上壁に当接して排泄物収容器20に密着する。
さらに、ケースユニット35には、排泄物収容器20内における排泄物等の収容量が管理値の上限に達したことを検知するための検知器38が設けられている。この検知器38は、静電容量センサによって構成されており、ケースユニット35内に排泄物収容器20が収められた状態ではケースユニット35の側壁を挟んで排泄物収容器20と並ぶ位置に配置されている。なお、検知器38の検知方式については、静電容量方式に限定されるものではなく、例えば光学式であってもよく、あるいは排泄物収容器20内に設置された電極を用いて検知してもよい。
吸排気ユニット40は、ケースユニット35を減圧するためにケースユニット35内の空気を吸引すると共に、吸引した空気を、エア返送ホース53を通じてオムツP内に排出(返送)する機構である。吸排気ユニット40は、図3に図示のブロア41、制御電源42及びブロアケーシング43によって構成されている。
ブロア41は、ケースユニット35内の空気を吸い込む吸引部であり、制御電源42から供給される電力によって作動する。制御電源42は、一般家庭に給電される商用電源からの電力を装置本体30の受電部(不図示)が受電した際に当該電力をブロア41の起動用に利用する。そして、ブロア41が制御電源42からの供給電力によって作動すると、ケースユニット35内の空気が吸気口36を通じてブロア41に吸引される。本実施形態において、ブロア41は、ケースユニット35内に排泄物収容器20が収められている状態にあるときに限り作動する。
なお、本実施形態に係るブロア41は、出力(換言すると、単位時間における吸気量)を調整することが可能であり、例えば、排泄物Dの種類等に応じて適宜出力を変更することが可能である。
また、ブロア41は、図3に示すように、略直方体状の中空ケースであるブロアケーシング43内に収められている。ブロアケーシング43は、同図に示すように、ハウジング31内において、ケースユニット35と隣り合う位置に配置されている。また、ブロアケーシング43が有する側壁のうち、ケースユニット35と対向する位置にある側壁には貫通孔(以下、連通孔43a)が形成されている。この連通孔43aは、図3に示すように、ケースユニット35の吸気口36と連続する位置に配置されている。つまり、ブロアケーシング43内は、吸気口36及び連通孔43aを介してケースユニット35内と連通している。したがって、ブロア41が作動すると、ケースユニット35内の空気が吸気口36及び連通孔43aを通じて吸気されるようになる。
また、ブロア41よって吸い込まれた空気は、エア返送ホース53を通じてオムツPの内部(厳密にはユーザの身体中、受け器10が宛がわれている股間部)に向けて返送される。より具体的に説明すると、エア返送ホース53は、ハウジング上壁31aを貫通してハウジング31内に進入している。また、図3に示すように、エア返送ホース53の端部(受け器10と接続している側とは反対の端部)は、ブロアケーシング43に繋ぎ込まれている。そして、ブロア41がケースユニット35内から吸引した空気をブロアケーシング43内で排出すると、その空気は、不図示の脱臭装置を経由した後、エア返送ホース53を通じてオムツPの内部に返送されるようになる。
なお、本実施形態では、オムツP内に空気をスムーズに返送するために、ブロア41が吸引した空気の一部を、排泄物吸引装置1内の脱臭装置に通した後に大気に放出している。これにより、オムツP内からの空気吸引量とオムツP内への空気返送量との間に差が生じ、結果として、オムツP内へ空気が返送され易くなっている。
洗浄水供給ユニット60は、洗浄水供給部に相当し、ユーザの身体中、受け器10が宛がわれている股間部に向けて洗浄水を供給する機構である。本実施形態において、洗浄水供給ユニット60は、温水を生成し、生成した温水を洗浄水として供給する。洗浄水供給ユニット60は、図3に図示のカートリッジタンク61、温水供給装置62及びタンクケーシング63によって構成されている。
カートリッジタンク61は、洗浄水の原水を溜めておくタンクであり、装置本体30に対して着脱自在である。具体的に説明すると、ハウジング31内において、奥側の端部に位置する部分(すなわち、ケースユニット35とは反対側に位置する端部)には、箱状の容器であるタンクケーシング63が配置されている。タンクケーシング63は、その内部にカートリッジタンク61を収めることが可能である。また、タンクケーシング63は、上端に開口端を有する。すなわち、タンクケーシング63内のカートリッジタンク61は、タンクケーシング63の上端開口から取り出すことが可能である。なお、本実施形態において、タンクケーシング63は、カートリッジタンク61全体を収容するのに十分な深さを有している。
また、図3及び図5に示すように、タンクケーシング63には、タンクケーシング63の上端開口を塞ぐ第二蓋部33が取り付けられている。第二蓋部33は、ハウジング上壁31aの一部を利用して形成され、ヒンジ機構によって開閉自在な状態で設けられている。本実施形態では、図5に示すように、第二蓋部33において奥側に位置する端部を持ち上げることで第二蓋部33が開く。一方、第二蓋部33が閉じた状態では、タンクケーシング63の上端開口が完全に塞がれ、タンクケーシング63内のカートリッジタンク61の上方が第二蓋部33によって覆われるようになる。
また、カートリッジタンク61の底部にはタンクキャップ61aが取り付けられている。このタンクキャップ61a内には、タンク状態が所定の状態となったときに開弁する弁(不図示)が組み込まれている。具体的には、カートリッジタンク61の上部に設けられた大気解放用キャップ61bが開けられると、タンクキャップ61a内の弁が開き、タンク内の水がタンク外へ流出する。タンク外に流出した水は、一度、タンクケーシング63に一旦受けられた後、タンクケーシング63から温水供給装置62に向かって流れる。
温水供給装置62は、不図示のヒータを起動させることにより、タンクケーシング63から受け取った水を加温して温水を生成し、その温水を洗浄水として圧送する。温水供給装置62は、図3に示すように、カートリッジタンク61の直下位置に配置されている。そして、温水供給装置62が有する洗浄水の吐出口には、洗浄水ホース52の端部(受け器10に接続されている側とは反対側の端部)が接続されている。これにより、温水供給装置62から吐出された洗浄水は、洗浄水ホース52内を流れ、最終的にオムツPの内部、具体的にはユーザの股間部と受け器10との間のスペースで噴出する。
なお、本実施形態に係る温水供給装置62は、洗浄水の供給量を調整することが可能であり、例えば、排泄物Dの種類や洗浄開始時からの経過時間に応じて適宜供給量を変更することが可能である。
排泄物収容器20は、排泄物収容体の一例であり、吸引ホース51を通じて吸引された排泄物D及び洗浄水を収容する中空容器である。本実施形態に係る排泄物収容器20は、ABS、PP(ポリプロピレン樹脂)、若しくはPVC(ポリ塩化ビニル)等からなる樹脂製容器であり、図4に示すように縦長直方体形状をなしている。排泄物収容器20は、通常、ケースユニット35内に収められた状態で利用される。また、ケースユニット35内に排泄物収容器20が収められている状態では、排泄物収容器20の内部空間と、ケースユニット35の内部スペース(厳密には、ケースユニット35内の、排泄物収容器20の外側に位置する空間)とが連通している。
具体的に説明すると、排泄物収容器20は、図3及び図4に示すように、上壁(以下、容器上壁21)を有している。また、容器上壁21には、矩形状の開口からなる排気口22が形成されている。この排気口22は、ケースユニット35内に排泄物収容器20が収められた状態では、図6に示すように、容器上壁21のうち、奥行方向における奥側の端部に位置している。以上のように排泄物収容器20が排気口22を備えているため、排泄物収容器20の内部空間とケースユニット35の内部スペースとが連通するようになる。
そして、ケースユニット35内に排泄物収容器20が収められている状態でブロア41が作動してケースユニット35内の空気を吸引すると、排泄物収容器20内の空気が排気口22から排出されてケースユニット35内の空気と共にブロア41によって吸引されるようになる。この結果、排泄物収容器20内が減圧される。
なお、図3及び図6に示すように、容器上壁21には、排気口22を覆う位置に除塵脱臭フィルタ23が取り付けられている。除塵脱臭フィルタ23は、サイズが排気口22よりも一回り大きい矩形シート状のフィルタである。排泄物収容器20内の空気が排気口22を通過する際、当該空気中の水分(厳密には、排泄物Dや洗浄水に由来するミスト水)が除塵脱臭フィルタ23によって捕捉される。本実施形態では、上記のように除塵脱臭フィルタ23にて排気口22を覆うこととしているが、除塵脱臭フィルタ23を設けずに排気口22を開口させた状態であってもよい。
また、容器上壁21のうち、排気口22が形成されている端部とは反対側の端部には略長円状の貫通孔(以下、吸引口24)が設けられている。この吸引口24は、排泄物Dや洗浄水を排泄物収容器20内に吸引するために形成されたものである。また、吸引口24には、図3に示すように、吸引ホース51の端部(受け器10に接続されている側とは反対側の端部)が入り込む。
より詳しく説明すると、吸引ホース51の端部は、第一蓋部32に形成されたノズル挿入孔32aを通過し、第一蓋部32の裏面に取り付けられた筒状突起部32bの内部に嵌り込んでいる。ここで、ノズル挿入孔32aは、ケースユニット35内に排泄物収容器20が収められて第一蓋部32が閉じている状態では、図7に示すように、排泄物収容器20の吸引口24の直上位置に位置する。そして、同図に示すように、開いた状態にある第一蓋部32が閉じると、ノズル挿入孔32aに挿入された吸引ホース51の端部が吸引口24に入り込んで排泄物収容器20内に至るようになる。図7は、第一蓋部32が閉じて吸引ホース51の端部が吸引口24に入り込んでいる状態を示す図である。
以上のように本実施形態では、第一蓋部32の開閉操作により、排泄物収容器20に対する吸引ホース51の挿抜を簡単に行うことが可能となる。また、以上の構成から、吸引ホース51の端部を排泄物収容器20から抜く際にホース端部に過度な力が掛かり難い。この結果、ホース端部を抜く際にホース端部に過度な力が掛かるために排泄物Dがホース端部の開口から飛び散ってケースユニット35内を汚してしまうような事態を回避することが可能となる。
なお、第一蓋部32が閉じた状態では、吸引ホース51の端部が嵌まり込んでいる筒状突起部32bの先端鍔部が容器上壁21(より具体的には、吸引口24の縁部)に密着する。これにより、排泄物収容器20の気密性が確保され、同収容器内の臭気が吸引口24から排泄物吸引装置1の外に漏れるのを抑えることが可能となる。
そして、第一蓋部32が閉じて吸引ホース51の端部が排泄物収容器20内に至った状態でブロア41がケースユニット35内の空気を吸引すると、排泄物収容器20内が減圧される。この際、受け器10上に排泄物Dが載っていると、排泄物Dが吸引されて吸引ホース51内を移動し排泄物収容器20内まで搬送される。また、洗浄水供給ユニット60からオムツP内に洗浄水が供給されると、洗浄水も吸引ホース51を通じて排泄物収容器20内へ吸引される。
厳密に説明すると、吸引された排泄物Dや洗浄水は、排泄物収容器20内に入り込んでいる吸引ホース51の端部の先端開口を通過すると、排泄物収容器20内で自重落下して同収容器内に溜まっていく。一方、排泄物Dや洗浄水と共に吸引された空気は、排泄物収容器20で排泄物Dや洗浄水から分離し、容器上壁21の排気口22から排泄物収容器20の外へ排出されてブロア41に吸い込まれる。
排泄物収容器20は、その内部に所定量以上の排泄物や洗浄水が溜まった段階でケースユニット35から取り外される。すなわち、排泄物収容器20は、ケースユニット35に対して着脱可能である。より詳しく説明すると、閉じた状態の第一蓋部32を開くことにより、吸引ホース51の端部が排泄物収容器20から抜け、ケースユニット35の上端開口が開放される。その後、排泄物収容器20の取っ手20aを把持しながら排泄物収容器20を上方に持ち上げると、排泄物収容器20がケースユニット35から取り外れる。
<<排泄物収容器の詳細構造>>
排泄物収容器20の構造について図3、図4、図6、図8及び図9を参照しながら、より詳細に説明する。図8は、排泄物収容器20の内部構造を示す図であり、図2中のA−A面にて切断された排泄物収容器20を示している。図9は、排泄物吸引装置1内における空気の流れを示す図であり、図3の排泄物収容器20周りの拡大図である。なお、なお、図9に図示の断面には本来、エア返送ホース53が現れてこないが、説明の都合上、同図中に破線にてエア返送ホース53を図示している。
排泄物収容器20は、その上壁(容器上壁21)に吸引口24及び排気口22を備えている。吸引口24及び排気口22は、容器上壁21において互いに反対側の端部に設けられている。また、排泄物収容器20がケースユニット35内に収められた状態では、図3及び図6等から分かるように、ケースユニット35の吸気口36が排気口22よりも吸引口24から離れた位置にある。より詳しく説明すると、排泄物収容器20がケースユニット35内に収められた状態では、容器上壁21のうち、奥行方向において奥側に位置する端部に排気口22が位置し、手前側の端部に吸引口24が位置する。また、前述したように、ケースユニット35の側壁のうち、奥行方向において奥側の端部に位置する側壁には、矩形状の吸気口36が形成されている。
以上に説明した排気口22、吸引口24及び吸気口36の位置関係により、排泄物収容器20内に入った空気が排気口22から収容器外に出て吸気口36からブロア41に吸引されるまでの間に通過する経路(以下、風路)が、十分に確保される。この結果、排泄物収容器20内において空気が排泄物Dや洗浄水から良好に分離されるようになる。
排泄物収容器20の内部構造について説明すると、排泄物収容器20の内部空間には、図3、図8及び図9に示すように、仕切板25及び邪魔板26が設けられている。
仕切板25は、排泄物収容器20の内部空間を仕切るために設けられた板状部材である。仕切板25は、図8に示すように、排泄物収容器20の内部空間において排気口22と吸引口24との間に位置している。具体的に説明すると、仕切板25は、奥行方向において排泄物収容器20の内部空間の略中央部に配置されている。このため、排気口22及び吸引口24は、仕切板25から見て互いに反対側に位置することになる。
なお、以下では、排泄物収容器20の内部空間のうち、仕切板25よりも吸引口24側に位置する領域を「第一貯留領域」と呼び、仕切板25よりも排気口22側に位置する領域を「第二貯留領域」と呼ぶこととする。
仕切板25は、図8に示すように、排泄物収容器20の底面から垂直に立設されている。この仕切板25が設けられていることにより、第一貯留領域に固形状の排泄物を溜める一方で、第二貯留領域に液状の排泄物や洗浄水を溜めて固形状の排泄物から分離させることが可能となる。また、仕切板25が設けられていることで、第二貯留領域に貯められた液状体の波うちを抑えることが可能となる。かかる効果により、前述した検知器38の検知精度を向上させることができ、結果として、排泄物吸引装置1の動作をより安定化させることが可能となる。
また、仕切板25の上端は、容器上壁21の下面よりもやや低い位置にある。つまり、図3や図9に示すように、仕切板25の上端と容器上壁21との間には隙間27が形成されている。この隙間27は、上述した風路の途中位置にあり、排泄物収容器20内の空気が通過可能である。すなわち、排泄物Dや洗浄水と共に排泄物収容器20内に吸引された空気は、図9に示すように、排泄物収容器20内において第一貯留領域から第二貯留領域に移動する際に隙間27を通過する。
なお、本実施形態では、仕切板25の上端全体が容器上壁21の下面から離れた状態で隙間27を構成しているが、これに限定されるものではない。すなわち、隙間27は、仕切板25の上端と容器上壁21の下面との間に形成されていればよい。例えば、仕切板25の上端の一部が切り欠かれており、切り欠き部分が容器上壁21の下面から離れている一方で、それ以外の部分が容器上壁21の下面に当接していてもよい。かかる場合には、仕切板25の切り欠き部分と容器上壁21の下面との間に隙間27が形成されることになる。
また、図8に示すように、仕切板25の下端部には通水孔25aが設けられている。通水孔25aは、仕切板25の下端のうち、排泄物収容器20の横幅方向における中央部分を略矩形状に切り欠くことで形成されている。この通水孔25aが形成されることにより、排泄物収容器20の内部空間では、第一貯留領域に貯められた排泄物Dのうちの液状物や洗浄水が通水孔25aを通過して第二貯留領域に移動して同領域内に溜まるようになる。
邪魔板26は、流路変更部材に相当し、排泄物収容器20の内部空間に形成された風路において仕切板25よりも下流位置に設けられた板状部材である。より詳しく説明すると、邪魔板26は、排泄物収容器20の内部空間において仕切板25と排気口22との間のスペース(すなわち、第二貯留領域)において隙間27と対向する位置に配置されている。また、邪魔板26は、図8に示すように容器上壁21の下面から延出しており、排泄物収容器20の高さ方向に対して傾斜している。より厳密に説明すると、邪魔板26は、下端に近付くにつれて仕切板25から離れるように傾斜している。
そして、隙間27を通過した空気が邪魔板26に当たることで、当該空気の流路がより長く確保されるようになる。分かり易く説明すると、排泄物収容器20内の空気は、図9に示すように、隙間27を通過して第一貯留領域から第二貯留領域へ移った直後に邪魔板26に衝突して邪魔板26に沿って流れるようになる。邪魔板26に沿って流れた空気は、邪魔板26の下端で排泄物収容器20の奥側に回り込んでから上方に向かって移動し、最終的に排気口22を通じて排泄物収容器20の外に排出される。以上のように邪魔板26が設けられることで、その分、排泄物収容器20内における空気の移動距離がより長くなっている。
以上までに説明してきたように本実施形態では、排泄物Dや洗浄水と共に排泄物収容器20内に吸引された空気は、排泄物収容器20の内部空間(特に、内部空間中の上方部分)を移動し、排気口22を通じて排泄物収容器20の外に排出される。ここで、排泄物収容器20内を空気が移動する場合、一般的な配管やホース内を空気が移動する場合と比較して空気の移動速度(流速)が遅くなる。これにより、排泄物収容器20内で空気を排泄物Dや洗浄水から分離させることが一層容易になる。
また、排気口22から排泄物収容器20の外に出た空気は、ケースユニット35内を移動して吸気口36に向かう。やがて、空気は、ケースユニット35内で吸引フィルタ37を通過した後、吸気口36及び連通孔43aを通じてケースユニット35内からブロアケーシング43内に移り、ブロアケーシング43内でブロア41に吸い込まれる。このように本実施形態では、排泄物収容器20の排気口22とケースユニット35の吸気口36とは、これらの間にケースユニット35内の一部の空間が介在していることで、互いに隔てられている。つまり、本実施形態では、排気口22と吸気口36とが直接連結されてなく、排気口22と吸気口36との間を連結するパイプや配管等も設けられていない。かかる点が本実施形態の特徴であり、排泄物吸引装置1における従来装置からの改良内容である。
より詳しく説明すると、従来装置では、排泄物収容器20の排気口22とケースユニット35の吸気口36とが直接連結し、あるいはパイプや配管等を介して連結していた。このような構成では、排泄物収容器20内の空気を吸引する際の圧力損失が比較的大きくなる。一方で、排泄物や洗浄水を適切に吸引するのに必要な吸引力を確保しなければならず、そのために従来装置では比較的大型のブロアが用いられていた。しかし、従来装置においてブロアが起動すると、受け器10が宛がわれているユーザの股間部に大きな吸引力が作用してしまい、ユーザの身体に負担が掛かっていた。
また、排泄物吸引装置を運転する場合には、上記のブロアの他に温水供給装置62のヒータを起動することになるが、従来装置ではブロアとヒータを同時に起動させてしまうと、一般的な家庭に供給される電力では賄いきれないため、ヒータを先に起動させてから一定時間後にブロアを起動させる形になる。つまり、従来装置では、供給電力の制限から直ちにブロアを起動させることが困難であり、ユーザが排泄行為を行ってから排泄物が吸引されまでの間にタイムラグが生じていた。
さらに、従来装置では、上述したように比較的大型のブロアを運転させるため、ブロアの作動熱も比較的多く発生し、これを除去するためのラジエータ(冷却機構)を設ける必要があった。このようにラジエータを設けることで、従来装置は、その分、サイズが大型化したものとなり、装置運搬のし易さ等の利便性において課題を抱えるものであった。
以上の理由から、本実施形態では、従来装置で用いられていたものよりも小型化されたブロア41を用いている。また、本実施形態では、上述したように、排泄物収容器20の排気口22とケースユニット35の吸気口36との間にスペースを設けている。これにより、排泄物収容器20内の空気を吸引する際の圧力損失が軽減され、結果として、ブロア41が小型化しても、排泄物収容器20内の空気を適切に吸引して排泄物を排泄物収容器20内まで良好に搬送することが可能となる。
また、排気口22と吸気口36との間にスペースが設けられていることで、排気口22から排泄物収容器20の外に出た空気は、上記のスペースに一旦放出されてから排気口22を通じてブロア41に吸引されるようになる。これにより、ブロア41が排泄物収容器20内の空気を吸気する際に、水分(排泄物Dや洗浄水に由来するミスト水)や排泄物D中の菌等が空気と共に吸引されてブロア41やエア返送ホース53等が汚染されてしまうのを抑制することが可能となる。
なお、上述したように、排泄物収容器20の外に出た空気は、ケースユニット35内に一旦放出されるので、空気が仮に水分や菌等が混入した状態で排泄物収容器20の外に出たとしても、水分や菌等をケースユニット35内に収めておくことが可能となる。つまり、本実施形態では、汚染箇所の拡大を抑えることが可能である。
また、本実施形態では、排泄物吸引装置1の各部が図3や図9に図示したレイアウトで配置されることで、排泄物吸引装置1全体が比較的コンパクトなものとなり、装置内を空気が流れるときの圧力損失がより小さく抑えられている。これにより、ブロア41が吸気する際の負荷が小さくなるので、ブロア41の出力(消費電力)の大きさも抑えられるようになる。さらに、ブロア41の出力が抑えられることで、ブロア41の作動熱を取り除くための付属機器(例えば、ラジエータ)等も不要となる。
<<その他の実施形態>>
上記の実施形態では、本発明の排泄物吸引装置の構成について一例を挙げて説明した。ただし、上記の実施形態は一例に過ぎず、他の実施形態も考えられる。例えば、上記の実施形態では、ケース部としてのケースユニット35と、排泄物収容器20と、吸引部としてのブロア41とが一つのハウジング31内に収まっていることとした。ただし、これに限定されるものではなく、排泄物収容器20及びケースユニット35がハウジング31内に収められている一方で、ブロア41がハウジング31の外に設けられてもよい。
また、上記の実施形態では、ユーザが寝たままの状態で排泄した排泄物を吸引するために本発明の排泄物吸引装置を利用するケースを例に挙げて説明したが、これに限定されるものではない。例えば、被災地等に設置される非水洗式の簡易トイレで排泄した人の排泄物を吸引するために本発明の排泄物吸引装置を利用してもよい。
また、上記の実施形態では、排泄物を吸引する際に排泄物と共に吸引された空気をオムツP内に返送することとしたが、これに限定されるものではなく、排泄物と共に吸引された空気を装置内から大気へ放出してもよい。
また、上記の実施形態では、吸引された排泄物や温水を収容する排泄物収容体として、略直方体状の樹脂製タンクからなる排泄物収容器20を用いることとしたが、これに限定されるものではなく、例えば、袋体や筒状体、その他排泄物等を収容可能なスペースを内部に有する器を排泄物収容体として利用してもよい。
1 排泄物吸引装置
10 受け器
20 排泄物収容器(排泄物収容体)
20a 取っ手
21 容器上壁
22 排気口
23 除塵脱臭フィルタ
24 吸引口
25 仕切板
25a 通水孔
26 邪魔板(流路変更部材)
27 隙間
30 装置本体(排泄物吸引装置本体)
31 ハウジング
31a ハウジング上壁
32 第一蓋部(蓋部)
32a ノズル挿入孔(孔)
32b 筒状突起部
33 第二蓋部
35 ケースユニット(ケース部)
36 吸気口
37 吸引フィルタ
38 検知器
40 吸排気ユニット
41 ブロア
42 制御電源
43 ブロアケーシング
43a 連通孔
51 吸引ホース(ホース)
52 洗浄水ホース
53 エア返送ホース
60 洗浄水供給ユニット(洗浄水供給部)
61 カートリッジタンク
61a タンクキャップ
61b 大気解放用キャップ
62 温水供給装置
63 タンクケーシング
D 排泄物
P オムツ

Claims (8)

  1. 排気口を備え、排泄物を収容する排泄物収容体と、
    該排泄物収容体内を減圧して排泄物を前記排泄物収容体内に吸引する排泄物吸引装置本体と、を有し、
    該排泄物吸引装置本体は、
    吸気口を備え、前記排泄物収容体を収めることが可能なケース部と、
    該ケース部内に前記排泄物収容体が収められた状態で前記吸気口から前記ケース部内の空気を吸引する吸引部と、を備え、
    該吸引部が前記ケース部内の空気を吸引することで、前記排泄物収容体内の空気が前記排気口から排出され、
    前記排気口と前記吸気口とは、前記排気口及び前記吸気口の間に前記ケース部内の一部の空間が介在していることで、互いに隔てられており、
    前記排泄物収容体は、排泄物収容器であり、
    該排泄物収容器は、
    前記排気口が形成された上壁と、
    前記排泄物を前記排泄物収容器内に吸引するために前記上壁に設けられた吸引口と、
    前記排泄物収容器の内部空間を仕切るために、該内部空間において前記排気口と前記吸引口との間に配置された仕切板と、
    該仕切板の上端と前記上壁との間に形成され、排泄物と共に前記排泄物収容器内に吸引された空気が通過可能な隙間と、
    前記内部空間において前記隙間と対向するように前記仕切板と前記排気口との間に配置され、前記隙間を通過した空気と当たることで該空気の流路をより長くする流路変更部材と、を有することを特徴とする排泄物吸引装置。
  2. 端部が前記排泄物収容器に接続され、排泄物を吸引する際に該排泄物が内部を通過するホースを有し、
    前記ケース部には、開閉可能な蓋部が取り付けられており、
    該蓋部は、閉じた状態で前記ケース部内の前記排泄物収容器を上方から覆い、
    前記蓋部のうち、前記ケース部内の前記排泄物収容器が有する前記吸引口の上方に位置する部分には、前記ホースの端部を挿入するための孔が形成されており、
    前記蓋部が閉じると、前記孔に挿入された前記ホースの端部が前記吸引口に入り込むことを特徴とする請求項に記載の排泄物吸引装置。
  3. 前記排泄物収容器は、前記ケース部に対して着脱可能であり、前記ケース部内に収められた状態から上方に持ち上げられることで前記ケース部から取り外れることを特徴とする請求項に記載の排泄物吸引装置。
  4. 前記吸気口を覆った状態で前記ケース部に取り付けられた吸引フィルタ、及び、前記排気口を覆った状態で前記排泄物収容器に取り付けられた除塵脱臭フィルタのうち、少なくとも一つを有することを特徴とする請求項乃至のいずれか一項に記載の排泄物吸引装置。
  5. 前記吸気口は、前記排気口よりも前記吸引口から離れた位置に設けられていることを特徴とする請求項乃至のいずれか一項に記載の排泄物吸引装置。
  6. 排泄物を受けるためにユーザに宛がわれる受け器と、
    ユーザの身体中、前記受け器が宛がわれている部位に向けて洗浄水を供給する洗浄水供給部と、を有し、
    前記排泄物吸引装置本体は、排泄物を、前記洗浄水供給部によって供給された洗浄水と共に前記排泄物収容体内に吸引することを特徴とする請求項1乃至のいずれか一項に記載の排泄物吸引装置。
  7. 前記吸引部は、前記ケース部内の空気を吸い込むブロアであり、
    前記排泄物吸引装置本体は、前記ブロアを収めるブロアケーシングを有し、
    前記ブロアケーシング内は、前記吸気口を介して前記ケース部内と連通していることを特徴とする請求項に記載の排泄物吸引装置。
  8. 前記ブロアによって吸い込まれた空気は、ユーザの身体中、前記受け器が宛がわれている部位に向けて返送され、
    前記排泄物吸引装置本体は、排泄物を、前記洗浄水供給部によって供給された洗浄水、及び、前記ブロアによって返送された空気と共に前記排泄物収容体内に吸引することを特徴とする請求項に記載の排泄物吸引装置。
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