JP6984284B2 - 通信装置と端末装置のためのコンピュータプログラム - Google Patents

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Description

本明細書では、通信装置が外部装置との無線接続を確立することが可能な技術を開示する。
特許文献1には、一対の通信機器の間で、例えば、NFC(Near Field Communicationの略)通信のような近距離無線通信が実行されることに応じて、Wi−Fi方式に従った無線接続が確立される技術が開示されている。
また、特許文献2には、例えば、Wi-Fi Allianceによって策定されたWi-Fi Direct(登録商標)方式が、いわゆるPersistent機能をサポートしていることが開示されている。Persistent機能は、外部装置が、WFD方式に従って、通信装置との無線接続を確立する場合に、当該無線接続を確立するための無線情報を格納しておき、当該無線接続が切断された後に、格納済みの無線情報を利用して、通信装置との無線接続を再確立することが可能な機能である。
特開2013−214803号公報 特開2012−129898号公報
本明細書では、外部装置の種類(例えばPersistent機能の有無)に応じた動作を実行可能な通信装置を開示する。
本明細書に開示する通信装置は、第1の無線インタフェースと、第2の無線インタフェースであって、前記第2の無線インタフェースを介した無線通信を実行可能な最大の距離は、前記第1の無線インタフェースを介した無線通信を実行可能な最大の距離よりも大きい、前記第2の無線インタフェースと、前記第1の無線インタフェースを介した第1の無線接続が外部装置と確立される場合に、前記第2の無線インタフェースを介した第2の無線接続を前記外部装置と確立して、前記通信装置が親局として動作する前記無線ネットワークに前記外部装置を子局として参加させる確立部と、前記外部装置との前記第2の無線接続が確立される場合に、前記外部装置から所定信号が受信されたのか否かを判断する判断部であって、前記所定信号は、前記外部装置が第1種の外部装置である場合に前記第1種の外部装置から受信され、前記外部装置が前記第1種の外部装置とは異なる第2種の外部装置である場合に前記第2種の外部装置から受信されない信号である、前記判断部と、前記判断の結果に応じて、維持時間を決定する決定部であって、前記維持時間は、前記外部装置との前記第2の無線接続が切断された後に、前記無線ネットワークの子局として動作する子局装置が存在しない状況で、前記通信装置の状態を前記無線ネットワークの前記親局として動作する親局状態に維持するための時間である、前記決定部と、前記子局装置が前記無線ネットワークに参加することなく、決定済みの前記維持時間が経過する場合に、前記通信装置の状態を前記親局状態から、無線ネットワークの親局及び子局として動作しない特定状態に移行させる移行部と、を備える。前記決定部は、前記外部装置から前記所定信号が受信されたと判断される場合に、第1の維持時間と前記第1の維持時間よりも長い第2の維持時間とのうちの一方の維持時間を決定し、前記外部装置から前記所定信号が受信されなかったと判断される場合に、前記第1の維持時間と前記第2の維持時間とのうちの他方の維持時間を決定する。
上記の構成によると、通信装置は、外部装置との第2の無線接続が確立される場合に、当該外部装置からの所定信号の受信の有無に応じて、第1の維持時間と第2の維持時間とのうちのどちらかを維持時間として決定する。そして、当該外部装置が第1種の外部装置である場合には、所定信号が受信され、当該外部装置が第2種の外部装置である場合には、所定信号が受信されない。したがって、通信装置は、外部装置の種類に応じた異なる維持時間を決定することができる。このために、通信装置は、外部装置の種類に応じた動作を実行することができる。
本明細書では、さらに、端末装置のためのコンピュータプログラムを開示する。前記コンピュータプログラムは、前記端末装置のコンピュータを、前記端末装置の第1の無線インタフェースを介した第1の無線接続が通信装置と確立される場合に、前記第2の無線インタフェースを介した第2の無線接続を前記通信装置と確立して、前記通信装置が親局として動作する無線ネットワークに子局として参加する確立部であって、前記第2の無線インタフェースを介した無線通信を実行可能な最大の距離は、前記第1の無線インタフェースを介した無線通信を実行可能な最大の距離よりも大きい、前記確立部と、前記通信装置との前記第2の無線接続が確立される場合に、前記第2の無線接続を利用して、前記第2の無線インタフェースを介して、所定信号を前記通信装置に送信する送信部であって、前記所定信号は、第1の維持時間と前記第1の維持時間よりも長い第2の維持時間とのうちの前記第2の維持時間を前記通信装置の維持時間として利用すべきことを前記通信装置に指示する信号であり、前記維持時間は、前記通信装置が、前記端末装置との前記第2の無線接続が切断された後に、前記無線ネットワークの子局として動作する子局装置が存在しない状況で、前記通信装置の状態を、前記無線ネットワークの親局として動作する親局状態に維持するための時間である、前記送信部と、として機能させる。
上記の構成によると、端末装置は、通信装置との第2の無線接続を確立して、通信装置が親局として動作する無線ネットワークに子局として参加する場合に、所定信号を前記通信装置に送信する。これにより、第1の維持時間よりも長い第2の維持時間を維持時間として利用すべきことを通信装置に指示することができる。このために、通信装置と端末装置との間の第2の無線接続が切断された後に、通信装置の状態は比較的長時間に亘って親局状態に維持される。したがって、端末装置は、通信装置との第2の無線接続を容易に再確立し得る。
上記の通信装置を実現するための制御方法、コンピュータプログラム、及び、当該コンピュータプログラムを格納するコンピュータ読取可能記録媒体も、新規で有用である。上記の端末装置のためのコンピュータプログラムを格納するコンピュータ読取可能記録媒体も新規で有用である。上記の端末装置そのもの、及び、端末装置の制御方法も、新規で有用である。また、上記の通信装置と外部装置(又は端末装置)とを備える通信システムも、新規で有用である。
通信システムの構成を示す。 携帯端末50Aとプリンタ10との間のWi−Fi接続が確立されるケースAのシーケンス図を示す。 携帯端末50Bとプリンタ10との間のWi−Fi接続が確立されるケースBのシーケンス図を示す。 図2及び図3の続きのシーケンス図を示す。 携帯端末50Aとプリンタ100との間のWi−Fi接続が確立されるケースCのシーケンス図を示す。
(通信システム2の構成)
図1に示すように、通信システム2は、プリンタ10と、プリンタ100と、携帯端末50(即ち50A及び50B)と、を備える。プリンタ10は、携帯端末50との無線接続を確立して、プリンタ10及び携帯端末50が所属する無線ネットワークを形成可能である。プリンタ100も同様に、プリンタ100及び携帯端末50が所属する無線ネットワークを形成可能である。なお、以下では、ネットワークのことを「NW」と記載することがある。
(プリンタ10の構成)
プリンタ10は、印刷機能を実行可能な周辺装置(即ち携帯端末50の周辺装置)であり、MACアドレス「M10」を有する。プリンタ10は、操作部12と、表示部14と、印刷実行部16と、Wi−Fiインタフェース(以下では、インタフェースを「I/F」と記載する)20と、NFCI/F22と、制御部30と、を備える。
操作部12は、複数のキーを備える。ユーザは、操作部12を操作することによって、様々な指示をプリンタ10に入力することができる。表示部14は、様々な情報を表示するためのディスプレイである。表示部14は、いわゆるタッチパネル(即ち、操作部)としても機能する。印刷実行部16は、インクジェット方式、レーザ方式等の印刷機構である。
Wi−FiI/F20は、Wi−Fi方式に従った無線通信であるWi−Fi通信を実行するためのI/Fである。Wi−Fi方式は、例えば、IEEE(The Institute of Electrical and Electronics Engineers Inc.の略)の802.11の規格、及び、それに準ずる規格(例えば、802.11a、11b、11g、11n等)に基づく無線通信方式である。Wi−FiI/F20は、特に、Wi-Fi Allianceによって策定されたWFD(Wi-Fi Direct(登録商標)の略)方式をサポートしている。WFD方式は、Wi-Fi Allianceによって作成された規格書「Wi-Fi Peer-to-Peer (P2P) Technical Specification Version1.5」に記述されている無線通信方式である。
プリンタ10は、WFD方式のG/O(Group Ownerの略)状態、CL(Clientの略)状態、及び、デバイス状態のいずれかの状態で動作することができる。プリンタ10がG/O状態で動作する場合には、プリンタ10は、プリンタ10が親局(即ちG/O)として動作すると共に外部装置が子局として動作するWFDNWを形成することができる。また、外部装置がG/O状態で動作する場合には、プリンタ10は、CL状態で動作して、当該外部装置によって形成されたWFDNWに子局(即ちCL)として参加することができる。なお、デバイス状態は、G/O状態及びCL状態のどちらでもない状態、即ち、プリンタ10が外部装置との無線接続を確立していない状態である。
特に、プリンタ10は、WFD方式のG/O状態で動作する場合に、以下のようにWFDNWを形成することができる。例えば、外部装置がWFD方式をサポートしている場合には、プリンタ10は、WFD方式の接続処理を実行してWFD方式の無線接続を確立することによって、外部装置をWFD方式のCLとしてWFDNWに参加させることができる。また、例えば、外部装置がWFD方式をサポートしていない場合(即ち外部装置がいわゆるレガシー機器である場合)には、プリンタ10は、WFD方式ではない通常のWi−Fi方式の接続処理を実行して通常のWi−Fi方式の無線接続を確立することによって、外部装置をWFD方式のCL状態ではないレガシーとしてWFDNWに参加させることができる。以下では、通常のWi−Fi方式の無線接続、WFD方式の無線接続を、それぞれ、「通常Wi−Fi接続」、「WFD接続」と記載する。また、「通常Wi−Fi接続」及び「WFD接続」を総称して単に「Wi−Fi接続」と記載する場合がある。
NFCI/F22は、NFC方式に従ったNFC通信を実行するためのI/Fである。NFC方式は、例えば、ISO/IEC14443、15693、18092などの国際標準規格に基づく無線通信方式である。以下では、NFC方式に従った無線接続を「NFC接続」と記載する。
次いで、Wi−FiI/F20とNFCI/F22との間の相違点を説明しておく。Wi−FiI/F20を介したWi−Fi通信の通信速度(例えば、最大の通信速度が11〜600Mbps)は、NFCI/F22を介したNFC通信の通信速度(例えば、最大の通信速度が100〜424Kbps)よりも速い。また、Wi−FiI/F20を介したWi−Fi通信における搬送波の周波数(例えば、2.4GHz帯または5.0GHz帯)は、NFCI/F22を介したNFC通信における搬送波の周波数(例えば、13.56MHz帯)とは異なる。また、Wi−FiI/F20を介したWi−Fi通信を実行可能な最大の距離(例えば、最大で約100m)は、NFCI/F22を介したNFC通信を実行可能な最大の距離(例えば、最大で約10cm)よりも大きい。
制御部30は、CPU32と、メモリ34と、を備える。CPU32は、メモリ34に格納されているプログラム36に従って、様々な処理を実行する。メモリ34は、揮発性メモリ、不揮発性メモリ等によって構成される。また、メモリ34は、ユーザ情報38を格納する。ユーザ情報38は、ユーザを認証するための情報であり、ユーザ名と認証パスワードとを含む。また、メモリ34は、無線情報WI1を格納し得る。無線情報WI1は、プリンタ10がG/Oとして動作するWFDNWのSSIDとパスワードとを含む。
なお、プリンタ100は、MACアドレス「M100」を有する点、及び、ユーザ情報38を格納していない点を除いて、プリンタ10と同様の構成を備える。
(携帯端末50Aの構成)
携帯端末50Aは、例えば、携帯電話、スマートフォン、PDA、ノートPC、タブレットPC、携帯型音楽再生装置、携帯型画像再生装置等の可搬型の携帯端末である。携帯端末50Aは、操作部52と、表示部54と、Wi−FiI/F70と、NFCI/F72と、制御部80と、を備える。
操作部52は、複数のキーを備える。ユーザは、操作部52を操作することによって、様々な指示を携帯端末50Aに入力することができる。表示部54は、様々な情報を表示するためのディスプレイである。表示部54は、いわゆるタッチパネル(即ち、操作部)としても機能する。
Wi−FiI/F70は、Wi−Fi方式に従った無線通信を実行するためのI/Fである。Wi−FiI/F70は、WFD方式をサポートしていない。即ち、携帯端末50Aは、通常Wi−Fi接続を確立可能であるが、WFD接続を確立不可能であるレガシー機器である。NFCI/F72は、プリンタ10のNFCI/F22と同様である。
制御部80は、CPU82と、メモリ84と、を備える。CPU82は、メモリ84に格納されている各プログラム86A,88Aに従って、様々な処理を実行する。OS(Operation Systemの略)プログラム86Aは、携帯端末50Aの種々の基本的な動作を制御するためのプログラムである。本実施例では、OSプログラム86Aは、iOS(登録商標)プラットフォームのOSである。また、iOS用のプリントアプリケーション88Aは、プリンタ10のベンダによって提供されるアプリケーションであり、例えば、インターネット上のサーバから携帯端末50Aにインストールされる。プリントアプリケーション88Aは、携帯端末50Aとプリンタ10との間にWi−Fi接続を確立させたり、携帯端末50Aとプリンタ10の間で対象データ(例えば、印刷データ等)の通信を実行させたりするためのアプリケーションである。以下では、プリントアプリケーションのことを単に「アプリ」と記載する場合がある。
(携帯端末50Bの構成)
携帯端末50Bは、携帯端末50Aとほぼ同様の構成を備える。ただし、携帯端末50BのWi−FiI/Fは、WFD方式をサポートしている。即ち、携帯端末50Bは、通常Wi−Fi接続及びWFD接続を確立可能であるWFD機器である。また、携帯端末50Bのメモリには、OSプログラム86A及びアプリ88Aに代えて、OSプログラム86B及びアプリ88Bが格納されている。本実施例では、OSプログラム86Bは、Android(登録商標)プラットフォームのOSである。Android用のアプリ88Bは、基本的にはiOS用のアプリ88Aと同様の機能を携帯端末50Bに提供するが、後述するように、アプリ88Aとは異なる点も存在する。
(ケースA;図2)
続いて、図2を参照して、プリンタ10の動作状態がデバイス状態である状況において、プリンタ10とレガシー機器である携帯端末50Aとの間のWi−Fi接続が確立されるケースAについて説明する。以下では、理解の容易化のため、各デバイス10,50の各CPU32,82等が実行する動作を、CPUを主体として記載せずに、デバイス(即ち、プリンタ10、携帯端末50A,50B)を主体として記載する。また、以降の各図では、NFC通信を太線矢印で示し、Wi−Fi通信を細線矢印で示す。
プリンタ10は、WFD機能が無効化されている状態(即ち、G/O状態、CL状態及びデバイス状態のいずれでもない状態)において、WFD機能を有効化するための操作が操作部12に実行される場合に、デバイス状態で動作する。CPU32は、デバイス状態に移行する際に、プリンタ10がG/Oとして動作するWFDNWで利用されるべきSSI「X10」及びパスワード「P10」を決定しておく。
携帯端末50Aは、T100において、アプリ88Aを起動させるための操作がユーザによって実行されると、アプリ88Aを起動する。これにより、携帯端末50Aは、アプリ88Aに従って、以降の各処理を実行する。その後、T102において、ユーザが携帯端末50Aをプリンタ10に近づけると、T104において、携帯端末50AのNFCI/F72とプリンタ10のNFCI/F22との間にNFC接続が確立される。
プリンタ10は、T104において、NFC接続が確立されると、T106において、NFC接続を利用して、SSID「X10」とパスワード「P10」とユーザ情報38とを携帯端末50Aに送信する。次いで、プリンタ10は、T108において、デバイス状態からG/O状態に移行する。この際に、プリンタ10は、SSID「X10」及びパスワード「P10」を含む無線情報WI1をメモリ34に記憶する。
プリンタ10は、T112において、携帯端末50Aからブロードキャストによって送信されるProbe要求を受信すると、T114において、SSID「X10」を含むProbe応答を携帯端末50Aに送信する。
携帯端末50Aは、T106において、プリンタ10からSSID「X10」を受信している。このために、携帯端末50Aは、T114において、プリンタ10を含む複数個の装置から複数個のProbe応答を受信する場合に、当該複数個のProbe応答の中から、SSID「X10」を含むProbe応答を特定することができる。そして、携帯端末50Aは、特定済みのProbe応答の送信元であるプリンタ10とのWi−Fi接続を確立するために、以降の各処理を実行する。
携帯端末50Aは、T114において、プリンタ10からProbe応答を受信すると、T116において、SSID「X10」を含むProbe要求(即ちユニキャストのProbe要求)をプリンタ10に送信する。
プリンタ10は、T116において、携帯端末50AからProbe要求を受信すると、T118において、SSID「X10」を含むProbe応答を携帯端末50Aに送信する。
携帯端末50Aは、T118において、プリンタ10からProbe応答を受信すると、T120において、プリンタ10との接続処理(Authentication、Association、4-way Handshake等の通信)を実行する。携帯端末50Aは、T106において、プリンタ10がG/Oとして動作するWFDNWのSSID「X10」とパスワード「P10」とを受信している。従って、携帯端末50Aは、SSID「X10」とパスワード「P10」とをプリンタ10に送信することを含む接続処理を実行する。
プリンタ10は、T120において、携帯端末50Aとの接続処理を実行する過程において、携帯端末50AからSSID「X10」とパスワード「P10」とを受信する。そして、プリンタ10は、これらの情報の認証を実行して成功するので、T122において、携帯端末50Aとの通常Wi−Fi接続を確立して、プリンタ10がG/Oとして動作するWFDNWに携帯端末50Aをレガシー(即ち子局)として参加させる。
携帯端末50Aは、T122において、プリンタ10との通常Wi−Fi接続を確立して、プリンタ10がG/Oとして動作するWFDNWにレガシーとして参加すると、T124において、HTTP(Hyper Text Transfer Protocolの略)要求をプリンタ10に送信する。当該HTTP要求は、ユーザ情報38を含まない。
プリンタ10は、T122において、携帯端末50AからHTTP要求を受信すると、T124において、情報「unauthorized」を含むHTTP応答を携帯端末50Aに送信する。情報「unauthorized」は、ユーザ情報38の認証が成功していないことを示す情報である。即ち、プリンタ10は、T124において、ユーザ情報38を含まないHTTP要求を受信しているので、ユーザ情報38の認証が成功していないことを携帯端末50Aに通知する。
携帯端末50Aは、T106において、プリンタ10からユーザ情報38を受信している。従って、携帯端末50Aは、T128において、受信済みのユーザ情報38を含むHTTP要求をプリンタ10に送信する。
プリンタ10は、T128において、ユーザ情報38を含むHTTP要求を受信すると、T129において、ユーザ情報38の認証を実行する。プリンタ10は、HTTP要求に含まれるユーザ情報38とメモリ34内のユーザ情報38とが一致する場合には、ユーザ情報38の認証に成功したと判断し(T129でYES)、T130において、情報「OK」を含むHTTP応答を携帯端末50Aに送信する。情報「OK」は、ユーザ情報38の認証に成功したことを示す情報である。
携帯端末50Aは、T130において、情報「OK」を含むHTTP応答を受信すると、T132において、長時間G/Oコマンドを含むHTTP要求をプリンタ10に送信する。長時間G/Oコマンドは、第1の維持時間と第1の維持時間よりも長い第2の維持時間とのうちの第2の維持時間をプリンタ10の維持時間として利用すべきことをプリンタ10に指示するコマンドである。維持時間は、プリンタ10と携帯端末50Aとの間に確立されたWi−Fi接続(T122参照)が切断された後に、WFDNWの子局として動作する子局装置が存在しない状況で、プリンタ10の状態をG/O状態に維持するための時間である。具体的には、例えば、携帯端末50Aは、HTTPのPOSTメソッド又はPUTメソッドによって、長時間G/Oコマンドを含むHTTP要求をプリンタ10に送信する。その後、T134の処理に進む。
一方、プリンタ10は、HTTP要求に含まれるユーザ情報とメモリ34内のユーザ情報38とが一致しない場合には、ユーザ情報38の認証に失敗したと判断し(T129でNO)、T130及びT132を実行することなく、T134の処理に進む。例えば、携帯端末50Aがアプリ88Aを備えていない状況において(即ちT100が実行されることなく)、T102〜T106が実行される可能性がある。この場合、携帯端末50Aは、T106で受信されたユーザ情報38を解釈することができず、この結果、T126でHTTP要求を受信する場合に、ユーザ情報38を含むHTTP応答をプリンタ10に送信しない。このような状況では、ユーザ情報38の認証が失敗する。
プリンタ10は、T134において、印刷データを携帯端末50Aから受信する。そして、プリンタ10は、T136において、受信済みの印刷データを印刷実行部16に供給して、当該印刷データによって表わされる画像を印刷媒体に印刷する。
(ケースB;図3)
続いて、図3を参照して、プリンタ10の動作状態がデバイス状態である状況において、プリンタ10とWFD機器である携帯端末50Bとの間のWi−Fi接続が確立されるケースBについて説明する。
T200〜T214は、通信対象が携帯端末50Aに代えて携帯端末50Bであることを除いて、図2のT100〜T114と同様である。携帯端末50BがWFD機器であるので、WFD方式に従ってT216以降の処理が実行される。
具体的には、プリンタ10は、T216において、携帯端末50BからProvision discovery要求を受信することに応じて、T218において、Provision discovery応答を携帯端末50Bに送信する。Provision discovery要求及びその応答は、WFD方式に特有の通信である。そして、プリンタ10は、T220において、携帯端末50BからSSID「X10」を含むProbe要求を受信することに応じて、T222において、SSID「X10」を含むProbe応答を携帯端末50Bに送信する。
次いで、T224では、プリンタ10は、携帯端末50Bとの接続処理を実行する。当該接続処理は、図2のT120の接続処理とは異なり、WSC Exchangeを含む。WSC Exchangeでは、プリンタ10から携帯端末50BにSSID「X10」及びパスワード「P10」が送信される。そして、プリンタ10は、携帯端末50AからSSID「X10」とパスワード「P10」とを受信し、これらの情報の認証を実行して成功する。このように、本ケースBでは、WSC Exchangeにおいてパスワード「P10」が携帯端末50Bに送信されるので、T206のNFC通信においてパスワード「P10」が携帯端末50Bに送信される必要がない。ただし、図2のケースAのように、レガシー機器である携帯端末50Aとの接続処理では、WSC Exchangeが実行されず、プリンタ10から携帯端末50Aにパスワード「P10」が送信されない。このように、本実施例では、プリンタ10がレガシー機器である携帯端末50AとのWi−Fi接続を確立することができるように、プリンタ10は、NFC通信において、パスワード「P10」を携帯端末50A及び50Bに送信する(図2のT106、図3のT206)。T226において、プリンタ10は、携帯端末50BとのWFD接続を確立して、プリンタ10がG/Oとして動作するWFDNWに携帯端末50BをCL(即ち子局)として参加させる。
携帯端末50Bは、T226において、プリンタ10とのWFD接続を確立して、プリンタ10がG/Oとして動作するWFDNWにCLとして参加しても、HTTP要求(図2のT124参照)をプリンタ10に送信しない。このように、Andoroid用のアプリ88Bは、プリンタ10とのWi−Fi接続の確立後にHTTP要求を送信しないように構成されている。その後の実行されるT232及びT234は、図2のT134及びT136と同様である。
(ケースA及びケースBの続き;図4)
続いて、図4を参照して、プリンタ10が印刷処理を実行した後に(即ち図2及び図3のケースA及びBの後に)、各デバイス10,50が実行する処理について説明する。本実施例では、携帯端末50(即ち図2のケースAでは50A、図3のケースBでは50B)とプリンタ10との間のWi−Fi接続が切断された後に、プリンタ10は、第1の維持時間(即ち300秒)と第2の維持時間(即ち24時間)とのうちのどちらかの維持時間を決定する。
プリンタ10は、T300において、携帯端末50とのWi−Fi接続を切断する。例えば、携帯端末50がプリンタ100から離れた位置まで移動し、プリンタ10と携帯端末50との間の距離がWi−Fi通信を実行不可能な距離になると、Wi−Fi接続が切断される。この場合、プリンタ10によって形成されているWFDNWに参加している子局装置の数がゼロになる。
プリンタ10は、WFDNWに参加している子局装置の数がゼロになると、T302において、携帯端末50から長時間G/Oコマンドを受信済みであるのか否かを判断する。図2のケースAを経て図4の処理が実行される状況では、プリンタ10は、図2のT132において、携帯端末50Aから長時間G/Oコマンドを受信済みであるので、T302でYESと判断し、T304において、維持時間として第2の維持時間(即ち24時間)を決定する。
携帯端末50Aは、図2のT122において、プリンタ10との通常Wi−Fi接続を確立した際に、SSID「X10」及びパスワード「P10」を記憶している。その後、携帯端末50Aは、いずれの装置との通常Wi−Fi接続も確立していない状況では、ブロードキャストによってProbe要求を定期的に送信し、携帯端末50Aの周囲に存在する親局を検索する。従って、プリンタ10がG/O状態を維持している間に、携帯端末50Aがプリンタ100の近くまで移動すると、携帯端末50Aは、T306において、ブロードキャストによってProbe要求を送信することに応じて、T308において、プリンタ10からSSID「X10」を含むProbe応答を受信する。
携帯端末50Aは、T308において、プリンタ10からProbe応答を受信すると、当該Probe応答に含まれるSSID「X10」が記憶済みのSSID「X10」に一致すると判断し、当該Probe応答の送信元のプリンタ10との通常Wi−Fi接続を確立することを試みる。即ち、携帯端末50Aは、T310において、SSID「X10」を含むProbe要求を送信することに応じて、T312において、プリンタ10からSSID「X10」を含むProbe応答を受信する。そして、T314において、携帯端末50Aは、記憶済みのSSID「X10」及びパスワード「P10」を利用して、プリンタ10との接続処理(Authentication、Association、4-way Handshake等の通信、図2のT120と同様)を実行する。この結果、T316において、携帯端末50Aは、プリンタ10との通常Wi−Fi接続を再確立して、プリンタ10がG/Oとして動作するWFDNWにレガシーとして再び参加する。
プリンタ10は、T316において、携帯端末50Aとの通常Wi−Fi接続を再確立して、携帯端末50AをWFDNWにレガシーとして参加させると、維持時間のカウントを停止する。そして、プリンタ10は、携帯端末50Aとの通常Wi−Fi接続が再び切断されると、T302でYESと再び判断し、T304において維持時間として第2の維持時間(即ち24時間)を再び決定する。
一方、図3のケースBを経て図4の処理が実行される状況では、プリンタ10は、図3の処理において、携帯端末50Bから長時間G/Oコマンドを受信済みでない。このために、プリンタ10は、T302でNOと判断し、T320において、維持時間として第1の維持時間(即ち300秒)を決定する。そして、プリンタ10は、WFDNWに参加している子局装置が存在しない状況で、第1の維持時間(即ち、300秒)が経過すると、T322において、G/O状態からデバイス状態に移行する。
携帯端末50Bは、図3のT224において、プリンタ10とのWFD接続を確立した際に、SSID「X10」及びパスワード「P10」を記憶している。また、携帯端末50Bは、プリンタ10から受信された各信号(例えばT214のProbe応答等)に含まれるプリンタ10のMACアドレス「M10」を記憶している。特に、WFD機器である携帯端末50Bは、WFD方式で採用されているPersistent機能をサポートしており、Persistent情報として、SSID「X10」、パスワード「P10」、及び、MACアドレス「M10」を記憶する。Persistent機能は、G/OとCLとの間のWFD接続が切断された後に、当該G/Oと当該CLとが存在しない状況(即ち一対の装置のそれぞれがデバイス状態である状況)において、WFD接続を再確立するための機能である。携帯端末50Bは、いずれの装置とのWFD接続も確立していない状況では、ブロードキャストによってProbe要求を定期的に送信し、携帯端末50Bが過去にWFD接続を確立したWFD機器を検索する。従って、プリンタ10がデバイス状態に移行した後に、携帯端末50Bがプリンタ100の近くまで移動すると、携帯端末50Bは、T326において、ブロードキャストによってProbe要求を送信することに応じて、T328において、プリンタ10からMACアドレス「M10」を含むProbe応答を受信する。この段階では、プリンタ10がG/O状態でないので(即ちデバイス状態であるので)、当該Probe応答は、WFDNWのSSID「X10」を含まない。
携帯端末50Bは、T328において、プリンタ10からMACアドレス「M10」を含むProbe応答を受信すると、当該Probe応答に含まれるMACアドレス「M10」が記憶済みのPersistent情報に含まれるMACアドレス「M10」に一致すると判断し、当該Probe応答の送信元のプリンタ10とのWFD接続を再確立することを試みる。即ち、携帯端末50Bは、T340において、MACアドレス「M10」を含むProbe要求を送信することに応じて、T342において、プリンタ10からMACアドレス「M10」を含むProbe応答を受信する。
プリンタ10は、T340及びT342において、MACアドレス「M10」を含むProbe要求及びProbe応答の通信を実行すると、T350において、Invitation要求を携帯端末50Bに送信する。Invitation要求は、WFD方式に特有のコマンドであって、プリンタ10がG/Oとして動作するWFDNWに参加することを要求するためのコマンドである。そして、プリンタ10は、T352において、携帯端末50Bから情報「OK」を含むInvitation応答を受信する。
プリンタ10は、T352において、携帯端末50BからInvitation応答を受信すると、T360において、デバイス状態からG/O状態に移行する。その後、プリンタ10は、図3のT216〜T224と同様の処理を実行することにより、T370において、携帯端末50BとのWFD接続を再確立して、プリンタ10がG/Oとして動作するWFDNWに携帯端末50BをCLとして再び参加させる。
(ケースC(比較例);図5)
次に、比較例として、プリンタ10とは異なるプリンタ100とレガシー機器である携帯端末50Aとの間のWi−Fi接続が確立されるケースCについて説明する。プリンタ100は、デバイス状態に移行する際に、プリンタ100がG/Oとして動作するWFDNWで利用されるべきSSID「X100」及びパスワード「P100」を決定しておく。
T400〜T426は、通信対象がプリンタ10に代えてプリンタ100であること、及び、SSID「X100」及びパスワード「P100」が利用されること、を除いて、図2のT100〜T126と同様である。ただし、プリンタ100がユーザ情報(図1のプリンタ10のユーザ情報38参照)を記憶していないので、T406では、プリンタ100は、ユーザ情報を携帯端末50Aに送信しない。
携帯端末50Aは、T406でユーザ情報38を受信しないので、T426でHTTP応答を受信しても、ユーザ情報を含むHTTP要求をプリンタ100に送信しない。このために、ケースAと異なり、携帯端末50Aは、長時間G/Oコマンドをプリンタ100に送信しない。その後に実行されるT434及びT436は、図2のT134及びT136と同様である。
その後、プリンタ10は、T500において、携帯端末50AとのWi−Fi接続を切断する。この場合、プリンタ100によって形成されているWFDNWに参加している子局装置の数がゼロになる。
上述したように、本ケースCでは、プリンタ100は、携帯端末50Aから長時間G/Oコマンドを受信しないので、WFDNWに参加している子局装置の数がゼロになると、T520において、維持時間として第1の維持時間(即ち、300秒)を決定する。そして、プリンタ100は、WFDNWに参加している子局装置が存在しない状況で、第1の維持時間(即ち、300秒)が経過すると、T522において、G/O状態からデバイス状態に移行する。
その後、携帯端末50Aは、ブロードキャストによってProbe要求を定期的に送信し、携帯端末50Aの周囲に存在する親局を検索する。従って、携帯端末50Aは、T440において、ブロードキャストによってProbe要求を送信することに応じて、T442において、プリンタ100からProbe応答を受信する。プリンタ100がデバイス状態で動作しているので、当該Probe応答は、SSID「X100」を含まず、MACアドレス「M100」を含む。
携帯端末50Aは、T422において、プリンタ100との通常Wi−Fi接続を確立した際に、SSID「X100」及びパスワード「P100」を記憶している。しかしながら、T442で受信されたProbe応答が、記憶済みのSSID「X100」に一致するSSIDを含まないので、携帯端末50Aは、当該Probe応答の送信元のプリンタ100との通常Wi−Fi接続を確立するための処理(T416〜T422に示す処理)を実行することができない。また、携帯端末50Aは、WFD方式をサポートしていないレガシー機器であるので、図4のT340〜T3352に示す処理を実行することもできない。このように、本ケースCでは、携帯端末50Aは、プリンタ100とのWi−Fi接続が切断された後に、プリンタ100とのWi−Fi接続を再確立するためには、プリンタ100とのNFC接続を再確立して、T402〜T422と同様の処理を実行しなければならない。
(本実施例の効果)
これに対して、図2のケースAに示されるように、携帯端末50Aは、プリンタ10との通常Wi−Fi接続が確立される場合(図2のT122)に、長時間G/Oコマンドをプリンタ10に送信する(T132)。このために、プリンタ10は、維持時間として第1の維持時間(即ち、300秒)よりも長い第2の維持時間(即ち、24時間)を決定する(図4のT304)。したがって、プリンタ10と携帯端末50Aとの間のWi−Fi接続が切断されても、プリンタ10がG/O状態に維持される時間が比較的長い。このために、ユーザが携帯端末50Aをプリンタ10に近づけてNFC接続を確立させなくても、携帯端末50Aは、プリンタ10との通常Wi−fi接続を自動的に再確立することができる(図4のT306〜T316)。このために、ユーザの利便性が向上する。
一方、図3のケースBでは、携帯端末50Bは、プリンタ10とのWi−Fi接続が確立される場合(図3のT226)に、長時間G/Oコマンドをプリンタ10に送信しない。このために、プリンタ10は、維持時間として第2の維持時間よりも短い第1の維持時間を決定する(図4のT320)。したがって、プリンタ10と携帯端末50Bとの間のWi−Fi接続が切断された後に、プリンタ10は、G/O状態からデバイス状態に速やかに移行する(T322)。このために、プリンタ10の処理負荷を低減させることができる。プリンタ10がデバイス状態に移行しても、携帯端末50BがPersistent機能をサポートしているので、ユーザの利便性は損なわれない。即ち、ユーザが携帯端末50Bをプリンタ10に近づけてNFC接続を確立させなくても、携帯端末50Bは、デバイス状態のプリンタ10をG/O状態に移行させて、プリンタ10とのWi−Fi接続を自動的に再確立することができる(T326〜T336)。
以上に説明したように、プリンタ10は、接続対象のデバイスが、レガシー機器である携帯端末50Aである場合と、WFD機器である携帯端末50Bである場合と、で異なる維持時間を決定し、デバイスの種類に応じた適切な動作を実行することができる。
また、プリンタ10は、長時間G/Oコマンドを受信済みでない場合には、第1の維持時間としてゼロより大きい値(本実施例では300秒)を決定する(図4のT320)。これにより、例えば、プリンタ10と携帯端末50Bとの間の通信状況が不安定であること等によって、プリンタ10と携帯端末50Bとの間のWi−Fi接続が意図せず切断されても、プリンタ10がG/O状態を維持する。このために、携帯端末50Bは、プリンタ10とのWi−Fi接続を迅速に再確立することができる。具体的には、携帯端末50Bは、図4のT326〜T342及び図3のT224の処理を実行すれば、プリンタ10とのWi−Fi接続を再確立することができる。従って、T350〜T360の処理を実行する必要がなく、Wi−Fi接続を迅速に再確立することができる。
また、プリンタ10は、NFC接続を利用して、ユーザ情報38を携帯端末50Aに送信する(図2のT106)。このために、プリンタ10は、携帯端末50Aのユーザにユーザ情報の入力を実行させなくても、ユーザ情報38を含むHTTP応答を受信することができる(T128)。このために、ユーザの利便性が向上する。また、プリンタ10は、ユーザ情報38の認証が成功する場合に、携帯端末50Aから長時間G/Oコマンドを受信し(T132)、維持時間として第2の維持時間を決定する。換言すると、プリンタ10は、iOS用のアプリ88Aを備えない携帯端末からユーザ情報38を含まないHTTP要求を受信しても、ユーザ情報38の認証が失敗するので、当該携帯端末からのHTTP要求を受け付けない。このため、プリンタ10は、仮に、認証に失敗した当該携帯端末から送信される長時間G/Oコマンドを受信しても、長時間G/Oコマンドに従って第2の維持時間を決定しない。プリンタ10は、iOS用のアプリ88Aを備える携帯端末50Aのみからの指示に従って、長時間に亘ってG/O状態を維持することができる。
(対応関係)
プリンタ10、NFCI/F22、Wi−FiI/F20が、それぞれ、「通信装置」、「(通信装置の)第1の無線インタフェース」、「(通信装置の)第2の無線インタフェース」の一例である。NFC接続、Wi−Fi接続が、それぞれ、「第1の無線接続」、「第2の無線接続」の一例である。携帯端末50A、携帯端末50Bが、それぞれ「第1種の外部装置」、「第2種の外部装置」の一例である。長時間G/Oコマンドが、「所定信号」の一例である。300秒、24時間が、それぞれ、「第1の維持時間」、「第2の維持時間」の一例である。G/O状態、デバイス状態が、それぞれ、「親局状態」、「特定状態」の一例である。図2のT106のNFC接続を利用して送信されるユーザ情報38及びT128のユーザ情報38を含むHTTP要求が、「認証情報」の一例である。図2のT130の情報「OK」を含むHTTP応答が、「成功情報」の一例である。図2のT106のNFC接続を利用して送信されるユーザ情報38が、「特定情報」の一例である。NFCI/F72、Wi−FiI/F70が、それぞれ、「(端末装置の)第1の無線インタフェース」、「(端末装置の)第2の無線インタフェース」の一例である。
図2のT122、図3のT226が、「(通信装置の)確立部」によって実行される処理の一例である。図4のT302が、「判断部」によって実行される処理の一例である。図4のT304及びT320が、「決定部」によって実行される処理の一例である。図4のT322が、「移行部」によって実行される処理の一例である。図2のT122が、「(端末装置の)確立部」によって実行される処理の一例である。図2のT132が、「送信部」によって実行される処理の一例である。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。上記の実施例の変形例を以下に列挙する。
(変形例1)携帯端末50Aに代えて、携帯端末50BがHTTP要求を送信してもよい。すなわち、アプリ88AがHTTP要求を送信しないように構成されており、アプリ88BがHTTP要求を送信するように構成されていてもよい。この場合、プリンタ10は、アプリ88Bを備える携帯端末50B(即ちWFD機器)から長時間G/Oコマンドを受信した場合に、第1の維持時間(即ち、300秒)を決定し、アプリ88Aを備える携帯端末50A(即ちレガシー機器)から長時間G/Oコマンドを受信しなかった場合に、第2の維持時間(即ち、24時間)を決定してもよい。即ち、「一方の維持時間」、「他方の時間」は、それぞれ、実施例のように、「第2の維持時間」、「第1の維持時間」であってもよいし、本変形例のように「第1の維持時間」、「第2の維持時間」であってもよい。
(変形例2)プリンタ10は、図2のT106において、ユーザ情報38を送信しなくてもよい。この場合、プリンタ10は、T124において、HTTP要求を受信した後に、T126〜T132を実行しなくてもよい。そして、プリンタ10は、図4のT302に代えて、HTTP要求を受信済みであるのか否かを判断する。プリンタ10は、HTTP要求を受信済みであると判断する場合に、第2の維持時間を決定し、HTTP要求を受信済みでないと判断する場合に、第1の維持時間を決定する。本変形例では、HTTP要求が「所定信号」の一例である。
(変形例3)携帯端末50Aは、図2のT104において確立されたNFC接続を利用して、長時間G/Oコマンドをプリンタ10に送信してもよい。換言すると、プリンタ10は、NFC接続を利用して、携帯端末50Aから長時間G/Oコマンドを受信してもよい。即ち、「所定信号」は、実施例のように、第2の無線接続を利用して受信されてもよいし、本変形例のように、第1の無線接続を利用して受信されてもよい。また、本変形例では、T124〜T132を省略可能である。即ち、「認証情報受信部」及び「成功情報送信部」を省略可能である。
(変形例4)プリンタ10は、図2のT106において、ユーザ情報38を送信しなくてもよい。この場合、携帯端末50Aは、T126でHTTP応答を受信する場合に、ユーザ情報38を入力するための画面を表示し、T128において、入力済みのユーザ情報を含むHTTP要求をプリンタ10に送信してもよい。即ち、「第1の無線インタフェース」は、認証情報を外部装置に送信しなくてもよい。
(変形例5)プリンタ10は、T132において、HTTP要求に代えて、SNMP(Simple Network Management Protocolの略)に従った通信を利用して、携帯端末50Aから長時間G/Oコマンドを受信してもよい。即ち、「所定信号」は、HTTPに従った信号に限られない。
(変形例6)携帯端末50Aは、WFD方式をサポートするWFD機器であってもよい。この場合、携帯端末50A及び50Bのいずれもが、プリンタ10とのNFC接続を確立することなく、プリンタ10とのWi−Fi接続を自動的に再確立することができるが、携帯端末50Aは、長時間G/Oコマンドをプリンタ10に送信する。このために、携帯端末50Aとプリンタ10との間のWi−Fi接続が切断された場合には、プリンタ10は、維持時間として第2の維持時間(即ち、24時間)を決定する。このような構成では、プリンタ10がG/O状態に維持される時間が比較的長いため、プリンタ10と携帯端末50Aとの間のWi−Fi接続を再確立する際に、プリンタ10がデバイス状態からG/O状態に移行するための時間を削減することができる。したがって、プリンタ10を使用する頻度が比較的高いユーザにとって利便性が向上する。本変形例では、「第1種の外部装置」及び「第2種の外部装置」のいずれもが、「通信装置の状態が親局状態から特定状態に移行した後に、第1の無線接続を通信装置と再確立しなくても、第2の無線接続を通信装置と再確立可能な装置」である。
(変形例7)「通信装置」は、プリンタ10に限られず、スキャナ、MFP、PC、サーバ、携帯端末等であってもよい。
(変形例8)「(通信装置の)第1の無線インタフェース」及び「(端末装置の)第1の無線インタフェース」は、NFC通信を実行するためのI/Fでなくてもよく、例えば、BlueTooth(登録商標)、赤外線、トランスファージェット等の他の通信方式に従った無線通信を実行するためのI/Fであってもよい。
また、本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成するものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
2:通信システム、10:プリンタ、12:操作部、14:表示部、16:印刷実行部、20:Wi−FiI/F、22:NFCI/F、30:制御部、32:CPU、34:メモリ、36:プログラム、38:ユーザ情報、50:携帯端末、52:操作部、54:表示部、70:Wi−FiI/F、72:NFCI/F、80:制御部、82:CPU、84:メモリ、86A:OSプログラム、86B:OSプログラム、88A:プリントアプリケーション、88B:プリントアプリケーション、100:プリンタ


Claims (9)

  1. 通信装置であって、
    第1の無線インタフェースと、
    第2の無線インタフェースであって、前記第2の無線インタフェースを介した無線通信を実行可能な最大の距離は、前記第1の無線インタフェースを介した無線通信を実行可能な最大の距離よりも大きい、前記第2の無線インタフェースと、
    前記第1の無線インタフェースを介した第1の無線接続が外部装置と確立される場合に、前記第2の無線インタフェースを介した第2の無線接続を前記外部装置と確立して、前記通信装置が親局として動作する前記無線ネットワークに前記外部装置を子局として参加させる確立部と、
    前記外部装置との前記第2の無線接続が確立される場合に、前記外部装置から所定信号が受信されたのか否かを判断する判断部であって、前記所定信号は、前記外部装置が第1種の外部装置である場合に前記第1種の外部装置から受信され、前記外部装置が前記第1種の外部装置とは異なる第2種の外部装置である場合に前記第2種の外部装置から受信されない信号であり、前記第1種の外部装置は、前記通信装置の状態が、前記無線ネットワークの前記親局として動作する親局状態から、無線ネットワークの親局及び子局として動作しない特定状態に移行した後に、前記第1の無線接続を前記通信装置と再確立しなければ、前記第2の無線接続を前記通信装置と再確立不可能な装置であり、前記第2種の外部装置は、前記通信装置の状態が前記親局状態から前記特定状態に移行した後に、前記第1の無線接続を前記通信装置と再確立しなくても、前記第2の無線接続を前記通信装置と再確立可能な装置である、前記判断部と、
    前記判断の結果に応じて、維持時間を決定する決定部であって、前記維持時間は、前記外部装置との前記第2の無線接続が切断された後に、前記無線ネットワークの子局として動作する子局装置が存在しない状況で、前記通信装置の状態を前記親局状態に維持するための時間である、前記決定部と、
    前記子局装置が前記無線ネットワークに参加することなく、決定済みの前記維持時間が経過する場合に、前記通信装置の状態を前記親局状態から前記特定状態に移行させる移行部と、
    を備え、
    前記決定部は、
    前記外部装置から前記所定信号が受信されたと判断される場合に、前記維持時間を、第1の維持時間よりも長い第2の維持時間決定し、
    前記外部装置から前記所定信号が受信されなかったと判断される場合に、前記維持時間を、前記第1の維持時間決定する、
    通信装置。
  2. 前記通信装置は、さらに、
    前記外部装置が前記第1種の外部装置である場合に、前記第2の無線接続を利用して、前記第2の無線インタフェースを介して、前記第1種の外部装置から前記所定信号を受信する所定信号受信部を備える、請求項1に記載の通信装置。
  3. 前記通信装置は、さらに、
    前記外部装置が前記第1種の外部装置である場合に、前記第2の無線接続を利用して、前記第2の無線インタフェースを介して、前記第1種の外部装置から認証情報を受信する認証情報受信部と、
    前記認証情報の認証が成功する場合に、前記第2の無線接続を利用して、前記第2の無線インタフェースを介して、前記認証が成功したことを示す成功情報を前記第1種の外部装置に送信する成功情報送信部と、を備え、
    前記所定信号受信部は、前記成功情報が前記第1種の外部装置に送信されることに応じて、前記第1種の外部装置から前記所定信号を受信する、請求項2に記載の通信装置。
  4. 前記第1の無線インタフェースは、前記第1の無線接続を利用して、前記認証情報を前記外部装置に送信する、請求項3に記載の通信装置。
  5. 前記所定信号受信部は、前記第1種の外部装置からHTTP(Hyper Text Transfer Protocolの略)に従った前記所定信号を受信する、請求項2から4のいずれか一項に記載の通信装置。
  6. 前記第1の無線インタフェースは、前記第1の無線接続を利用して、前記通信装置の前記維持時間として前記第1の維持時間及び前記第2の維持時間のうちのどちらかを決定可能であることを示す特定情報を前記外部装置に送信し、
    前記所定信号受信部は、前記外部装置が前記第1種の外部装置である場合に、前記特定情報が前記第1種の外部装置に送信されることに応じて、前記第1種の外部装置から前記所定信号を受信する、請求項2から5のいずれか一項に記載の通信装置。
  7. 前記特定情報は、認証情報を含み、
    前記通信装置は、さらに、
    前記第2の無線接続を利用して、前記第2の無線インタフェースを介して、前記第1種の外部装置から前記認証情報を受信する認証情報受信部と、
    前記認証情報の認証が成功する場合に、前記第2の無線接続を利用して、前記第2の無線インタフェースを介して、前記認証が成功したことを示す成功情報を前記第1種の外部装置に送信する成功情報送信部と、
    を備え、
    前記所定信号受信部は、前記成功情報が前記第1種の外部装置に送信されることに応じて、前記第1種の外部装置から前記所定信号を受信する、請求項6に記載の通信装置。
  8. 前記第1の維持時間は、0以上の時間である、請求項1〜のいずれかに記載の通信装置。
  9. 端末装置のためのコンピュータプログラムであって、
    前記端末装置のコンピュータを、
    前記端末装置の第1の無線インタフェースを介した第1の無線接続が通信装置と確立される場合に、前記第2の無線インタフェースを介した第2の無線接続を前記通信装置と確立して、前記通信装置が親局として動作する無線ネットワークに子局として参加する確立部であって、前記第2の無線インタフェースを介した無線通信を実行可能な最大の距離は、前記第1の無線インタフェースを介した無線通信を実行可能な最大の距離よりも大きい、前記確立部と、
    前記通信装置との前記第2の無線接続が確立される場合に、前記第2の無線接続を利用して、前記第2の無線インタフェースを介して、所定信号を前記通信装置に送信する送信部であって、前記所定信号は、第1の維持時間と前記第1の維持時間よりも長い第2の維持時間とのうちの前記第2の維持時間を前記通信装置の維持時間として利用すべきことを前記通信装置に指示する信号であり、前記維持時間は、前記通信装置が、前記端末装置との前記第2の無線接続が切断された後に、前記無線ネットワークの子局として動作する子局装置が存在しない状況で、前記通信装置の状態を、前記無線ネットワークの親局として動作する親局状態に維持するための時間であり、前記第1の維持時間は、前記通信装置の状態が、前記親局状態から、無線ネットワークの親局及び子局として動作しない特定状態に移行した後に、前記第1の無線接続を前記通信装置と再確立しなくても、前記第2の無線接続を前記通信装置と再確立可能な装置から前記所定信号を受信しないことに応じて前記通信装置の前記維持時間として利用される時間であり、前記端末装置は、前記通信装置の状態が、前記親局状態から前記特定状態に移行した後に、前記第1の無線接続を前記通信装置と再確立しなければ、前記第2の無線接続を前記通信装置と再確立不可能な装置である、前記送信部と、
    として機能させるコンピュータプログラム。


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