JP5589819B2 - 通信装置及び通信方法 - Google Patents

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Description

本発明は、無線通信装置に関する。
無線LAN(Local Area Network)の標準規格の策定を行うIEEE(The Institute of Electrical and Electronic Engineers)802.11タスクグループにより規定された、IEEE802.11a、IEEE802.11g、IEEE802.11nなどの無線LAN技術は、世界的に、オフィスまたは家庭で普及している。
IEEE802.11aは、5[GHz]の周波数帯域を用いて通信をおこなう仕様である。IEEE802.11gは、2.4[GHz]の周波数帯域を用いて通信をおこなう仕様である。IEEE802.11nは、送信側および受信側にて複数のアンテナを組み合わせることにより、データ送受信の帯域を広げることにより無線通信を行うための仕様である。該無線通信を行う技術は、MIMO(Multiple Input Multiple Output)と呼ばれる。
IEEE802.11a/g/nの仕様においては、その接続形態は、インフラストラクチャーモードとアドホックモードの2つに分けられる。
インフラストラクチャーモードは、アクセスポイントを中心に、無線LAN端末であるステーションが存在し、あるステーションと他のステーションとの間のデータ伝送を、アクセスポイント経由で行うものである。オフィス、家庭などの環境において、多く使用されており、一般的な接続形態である。
アドホックモードは、アクセスポイントが存在せず、ステーション間でのデータ伝送は、ステーション同士で直接行うものである。従って、アクセスポイントの使用を必要としない。ただし、アドホックモードは、IEEE802.11a/g/n仕様においては、補助的な機能としての位置付けを越えていない。例えば、IEEE802.11gにおける、インフラストラクチャーモードでの最大伝送レートが54[Mbps]であるのに対し、アドホックモードでは11[Mbps]に制限されている。また、インフラストラクチャーモードでは、暗号方式としてWEP(Wired Equivalent Privacy)、WPA(Wi-Fi Protected Access)をサポートしているのに対し、アドホックモードではWEP(Wired Equivalent Privacy)のみしかサポートしていない。また、インフラストラクチャーモードでの接続が一般的であることが想定されているため、アドホックモードで接続する際には、その設定が複雑になっている。このような状況から、アドホックモードでの接続形態は、普及していない。
ところが、近年の技術動向から、パソコン、携帯電話、デジタルカメラ、プリンタなどから、キーボードやヘッドフォンに至るまで、無線LAN通信機能を搭載した通信装置、すなわち、Wi−Fi対応機器が増えており、アクセスポイントなしで、各通信装置の間でデータ伝送をする必要性が高くなっている。
このような状況において、無線LAN製品の普及促進を図ることを目的とした業界団体であるWi−Fi Allianceは、2009年10月に、Wi−Fi端末間で直接通信する仕様「Wi−Fi CERTIFIED Wi−Fi Direct」(以下、「Wi−Fi Direct」という)を発表した。該Wi−Fi Directの仕様については、ドラフトの仕様書が策定されている(例えば、非特許文献1参照)。
Wi−Fi Directは、基本概念として、各Wi−Fi対応機器がソフトウェアアクセスポイント機能を搭載し、ネットワークに参加する複数台のWi−Fi対応機器の中で、いずれか一台の通信装置が、実際にソフトウェアアクセスポイントとして動作する。なお、実際にソフトウェアアクセスポイントとして動作する通信装置の決定方法については、Wi−Fi Directの仕様に、Group Owner Negotiationとして定義されている。
ソフトウェアアクセスポイントを使用することにより、IEEE802.11gでの最大伝送レートが、従来のインフラストラクチャーモードと同じ54[Mbps]を実現でき、また、暗号方式も、WPAをサポートできる。
また、Wi−Fi Directの仕様では、ソフトウェアアクセスポイントは、WPS(Wi-Fi Protected Setup)機能を用いることが規定されている。WPS機能は、従来複雑であった、無線LANの接続の事前に必要となる、SSID(Service Set Identifier)の設定、暗号キーの設定を、簡単に行うためのしくみである。WPS機能を有するソフトウェアアクセスポイント機能を搭載することにより、Wi−Fi Directにおける各通信装置間でのデータ伝送を行うための設定は、簡単になる。
Wi−Fi Directの仕様においては、ある一つのネットワークに参加する各通信装置を、P2P Deviceとして定義し、そのネットワークを、P2P Groupとして定義している。P2P Groupにおいて、実際にソフトウェアアクセスポイントの機能を用いるP2P Deviceを、P2P Group Ownerとして定義し、P2P Group Owner以外のP2P Deviceを、P2P Clientとして定義している。複数のP2P DeviceからP2P Group Ownerを選出する手順を、Group Owner Negotiationとして定義している。
Group Owner Negotiationに先立ち、接続したい相手となる通信装置の検出が必要となる。Wi−Fi Direct仕様では、この通信装置の検出をおこなうフェーズを、Find Phaseとして定義している。Find Phaseでは、Listen Stateと、Search Stateと呼ばれる2つのステートが繰り返される。
Listen Stateは、ある1つのチャンネルにおいて、ある通信装置からのProbe Requestフレームを待ち、Probe Requestフレームを受信したらProbe Responseフレームを送出する。
Search Stateは、チャンネルを変更しながら、Probe Requestフレームを送出する。Listen Stateの期間を、1024[μsec]×100×nとして、このnを、1から3の範囲でのランダムな値として選択することにより、一方の通信装置がProbe Requestフレームを送出するSearch Stateとなり、もう一方の通信装置がProbe Requestフレームを受信してProbe Responseフレームを送出するListen Stateとなるという状態が実現されるようにする。
このようにして、Find Phaseにて、接続したい相手となる通信装置を検出した通信装置は、Group Owner Negotiationを開始する。
Group Owner Negotiationは、GO Negotiation Requestフレーム、GO Negotiation Responseフレーム、GO Negotiation Confirmationフレームという、3つ(3−way)の情報の交換から成り立っている。
Group Owner Negotiationが失敗した場合には、パケットキャプチャツールを用いてGO Negotiation Responseフレームをモニタすることにより、Group Owner Negotiationが成功したか失敗したかを把握することができる。さらに、失敗した場合には、その要因がどのようなものであるかを把握することができる。
又は、Group Owner Negotiationが失敗した場合には、ファームウェアで、GO Negotiation Responseフレームを解析することにより、GO Negotiation Responseフレーム中のStatus attributeのStatus Codeの値を調べることにより、Group Owner Negotiationが成功したか失敗したかを把握することができる。さらに、失敗した場合には、その要因がどのようなものであるかを把握することができる。
なお、Status Codeは、Group Owner Negotiationのみならず、接続要求を表すProbe Requestフレームに対する応答を表すProbe Responseフレームにも含まれる。Status Codeは、接続要求を受け付けるか否かを表す。さらに、Status Codeは、接続要求を受け付けない場合には、その要因がどのようなものであるかを表す。
情報交換をおこなった際の失敗要因については、Wi−Fi Directの他の、いくつかの通信技術仕様にも定義されている。例えば、Definitions for Port Access Control MIBとして定義されることもある(例えば、非特許文献2参照)。また、Result Codesとして定義されることもある(例えば、非特許文献3参照)。
GO Negotiation Requestフレーム中のStatus attribute中のStatus Code Fieldを調べることにより、Group Owner Negotiationが成功したかどうかを把握することができる。さらに、失敗した場合にはその要因が何であるかを把握することができる。
しかし、Group Owner Negotiationが成功したかどうかを把握した結果、失敗している場合に、失敗の要因を把握するためには、Wi−Fi Direct仕様について専門的な知識を持っていることが前提となる。一般的なユーザーがこの情報を把握することは困難である。
前述の、Wi−Fi Direct以外の通信仕様についても、例えば、Definitions for Port Access Control MIBとして定義される技術においては、システムを運用する部署の管理者などが、特定のツールを用いて解析するためのものである。従って、一般的にはユーザーに公開される類のものではない。
また、Result Codesとして定義される技術においては、Result Codesの取り扱いについては、ベンダーに依存するとの旨記載されている。しかし、Result Codesとして定義される技術の仕様が記載されているワイヤレスUSB技術が普及していない。具体的に、Result Codesを利用した例は、発見されていない。
つまり、Wi−Fi Directで規定されているStatus Codeの情報をはじめ、失敗要因を示す情報を有効に活用するための障壁が高い。
そこで、本発明は、上述した問題点の少なくとも1つに鑑みてなされたものであり、失敗要因を表す情報を有効に活用することである。
本通信装置は、
複数の通信装置を含む通信システムにおける1の通信装置であって、
他の通信装置との間で、アクセスポイントとして機能するためのネゴシエーションの際に、該他の通信装置から送信されるべき応答信号に基づいて、該他の通信装置との間での情報交換が成功したかどうかを判定する情報交換成功判定部と、
該情報交換成功判定部により情報交換が失敗したと判定された場合に、該情報交換が失敗した要因に応じて、自動的に設定変更を行うべきかどうかを判定する自動設定変更判定部と、
該自動設定変更判定部により自動的に設定変更を行うべきと判定された場合に、自動的に設定変更を行い、該自動設定変更判定部により自動的に設定変更を行うべきでないと判定された場合に、ユーザによる設定変更に従って、設定変更を行う設定変更部と、
該設定変更部により変更された設定に従って、前記他の通信装置との間で、前記ネゴシエーションを再度行う再試行部と
を有する。
本通信方法は、
複数の通信装置を含む通信システムにおける1の通信装置における通信方法であって、
他の通信装置との間で、アクセスポイントとして機能するためのネゴシエーションの際に、該他の通信装置から送信されるべき応答信号に基づいて、該他の通信装置との間での情報交換が成功したかどうかを判定する情報交換成功判定ステップと、
該情報交換成功判定ステップにより情報交換が失敗したと判定された場合に、該情報交換が失敗した要因に応じて、自動的に設定変更を行うべきかどうかを判定する自動設定変更判定ステップと、
該自動設定変更判定ステップにより自動的に設定変更を行うべきと判定された場合に、自動的に設定変更を行い、該自動設定変更判定ステップにより自動的に設定変更を行うべきでないと判定された場合に、ユーザによる設定変更に従って、設定変更を行う設定変更ステップと、
該設定変更ステップにより変更された設定に従って、前記他の通信装置との間で、前記ネゴシエーションを再度行う再試行ステップと
を有する。
開示の実施例によれば、失敗要因を表す情報を有効に活用することができる。
本実施例に従った通信装置の一例を示す図である。 本実施例に従った通信装置の動作を示すシーケンスチャートである。 失敗要因番号と、失敗要因内容との対応を示す図である。 本実施例に従った通信装置における対応方法の表示例を示す図である。 本実施例に従った通信装置における対応方法の表示例を示す図である。 本実施例に従った通信装置の動作を示すシーケンスチャートである。 本実施例に従った通信装置の動作を示すフローチャートである。 本実施例に従った通信装置における失敗要因番号と、失敗要因内容と、対策カテゴリとの対応を示す図である。
次に、本発明を実施するための形態を、以下の実施例に基づき図面を参照しつつ説明する。
なお、実施例を説明するための全図において、同一機能を有するものは同一符号を用い、繰り返しの説明は省略する。
<通信システム>
本通信システムは、複数の通信装置を有する。通信装置同士は、アクセスポイントを介さずに無線通信を行う。ここで、アクセスポイントとは、アクセスポイントとしてのみ機能させる装置であってもよい。例えば、各通信装置は、Wi−Fi Directに従って無線通信を行うようにしてもよい。本実施例では、一例として、各通信装置がWi−Fi Directに従って無線通信を行う場合について説明するが、他の無線通信方式に従った無線通信を行う場合にも適用できる。例えば、Group Owner Negotiationに相当する処理が行われ、該処理が失敗した場合に、該失敗の要因を表す情報を取得できる無線通信方式に適用できる。
<通信装置>
図1は、本実施例に従った通信装置を示すブロック図である。
本通信装置100は、機器制御部102と、該機器制御部102とバス150により接続された通信コントローラ122とを有する。
<機器制御部>
機器制御部102は、メインCPU(Central Processing Unit)104と、メモリ106とを有する。メインCPU104は、メモリ106を用いてオペレーティングシステム108を実行させる。メインCPU104は、オペレーティングシステム108上でドライバ110を実行させる。
機器制御部102は、ドライバ110を有する。該ドライバ110は、レジスタに対して値の読み書きを行うことによりMACハードウェア132を制御する。
機器制御部120は、バスコントローラ120を有する。該バスコントローラ120は、バス150を制御する。
機器制御部102は、アプリケーションソフトウェア112を有する。アプリケーションソフトウェア112は、通信相手となる他の通信装置からのデータを処理する。該アプリケーションソフトウェア112は、通信相手となる他の通信装置へ送出するデータを生成する。
機器制御部102は、表示データ作成部114を有する。該表示データ作成部114は、アプリケーションソフトウェア112に含まれてもよい。該表示データ作成部114は、通信コントローラ122の受信情報解析部130により解析された失敗要因にユーザに向けて表示すべきデータが含まれる場合に、該ユーザに向けて表示すべきデータを作成する。
機器制御部102は、情報表示部118を有する。該情報表示部118は、表示データ作成部114により作成されたデータを表示する。該情報表示部118は、例えば液晶モニタにより構成されてもよい。
機器制御部102は、ユーザI/F116を有する。該ユーザI/F116は、情報表示部118に表示されたデータに対する、ユーザーからの入力を受け付ける。例えば、ユーザI/Fには、上下方向や、左右方向にカーソルを移動させるためのキーが含まれてもよい。
<通信コントローラ>
通信コントローラ122は、MACハードウェア132を有する。該MACハードウェア132は、サブCPU140、メモリ136、PHY(Physical Layer)部142との間で、データフレームの受け渡しや、データフレームのフィルタリング等の処理を行う。例えば、MACハードウェア132は、通信プロトコルの仕様に従って処理を実行する。MACハードウェア132とPHY部142との間の通信は、MAC−PHYインタフェース仕様書の規定に従って通信が実行される。
通信コントローラ122は、PHY部142を有する。該PHY部142は、周波数変換などの処理を行う。該PHY部142は、ベースバンド部144を有する。該ベースバンド部144は、電気信号とディジタルデータとの間で変換を行う。該PHY部142は、RF部146を有する。該RF部146は、電気信号の周波数と無線の電波の周波数との間で周波数変換をおこなう。
通信コントローラ122は、アンテナ148を有する。該アンテナ148は、電波の送受信を行う。
通信コントローラ122は、バスコントローラ140を有する。該バスコントローラ140は、バス150を制御する。
通信コントローラ122は、サブCPU140を有する。該サブCPU140は、メモリ136を用いて、リアルタイムオペレーションシステム134を実行する。該サブCPU140は、リアルタイムオペレーティングシステム134上で、MACハードウェア部132の各部を制御するためのファームウェア124を実行させる。
メモリ136は、受信情報保存部138を有する。該受信情報保存部138は、通信相手となる他の通信装置からの情報を保存する。通信相手となる他の通信装置からの情報を保存することにより、後に参照および比較することができる。
通信コントローラ122は、ファームウェア124を有する。該ファームウェア124は、通信プロトコル制御部126を有する。該通信プロトコル制御部126は、ドライバ110からのデータに基づいて、送信すべきデータフレームを生成する。該ファームウェア124は、設定情報更新部128を有する。該設定情報更新部128は、受信情報解析部130により入力されるべき設定情報に更新する。該ファームウェア124は、受信情報解析部130を有する。該受信情報解析部130は、受信情報を解析する。例えば、該受信情報解析部130は、受信情報を解析することにより、他の通信装置との間での情報交換が成功したかどうかを判定する。さらに、該受信情報解析部130は、情報交換が失敗したと判定された場合に、該情報交換が失敗した要因に応じて、自動的に設定変更を行うべきかどうかを判定する。さらに、該受信情報解析部130は、自動的に設定変更を行うべきと判定された場合に、自動的に設定変更を行う。さらに、該受信情報解析部130は、自動的に設定変更を行うべきでないと判定された場合に、失敗要因を表す情報を表示し、ユーザに設定変更を促す。該受信情報解析部130は、ユーザによる設定変更に従って、設定変更を行う。
<データの送受信>
本通信装置100が、通信相手となる他の通信装置に対してデータを送出する場合について説明する。
アプリケーションソフトウェア112によりデータが生成される。該データは、ドライバ110を経由し、バス150を介して、ファームウェア124に渡される。該ファームウェア124は、データフレームを生成し、MACハードウェア部132に渡す。MACハードウェア部132は、ベースバンド部144に、ファームウェア124からのデータフレームを渡す。ベースバンド部144は、MACハードウェア部132からのデータフレームを電気信号に変換し、RF部146に渡す。RF部146は、無線の電波信号に、ベースバンド部144からの電気信号を変換し、アンテナ148を介して送出する。
本通信装置100が、通信相手となる他の通信装置からデータを受信する場合について説明する。
他の通信装置からの電波信号は、アンテナ148を介して、RF部146に入力される。該RF部146は、該電波信号を電気信号に変換し、ベースバンド部144に入力する。該ベースバンド部144は、該電気信号を0(零)又は1のディジタルデータに変換する。該ベースバンド部144は、該ディジタルデータをMACハードウェア132に渡す。
該MACハードウェア132は、ファームウェア124に、ベースバンド部144からのディジタルデータを渡す。ファームウェア124は、該MACハードウェア部132からのデータフレームを分解する。該分解されたデータは、ドライバ110を経由して、アプリケーションソフトウェア112に渡される。
<Find Phase、Group Owner Negotiation>
図2は、本通信システムに含まれる通信装置の動作を示すシーケンスチャートである。図2には、通信装置(以下、「P2P Device_1」という)と、該通信装置の通信相手となる通信装置(以下、「P2P Device_2」という)との間における、ファインドフェーズ(Find Phase)と、該Find Phaseの後のグループオーナネゴシエーション(Group Owner Negotiation)のシーケンスが示される。
<Find Phase>
P2P Device_1は、サーチ状態(Search State)でプローブリクエスト(Probe Request)(接続要求)を送信し(ステップS202、S204、S208、S214、S218、S222)、リスン状態(Listen State)で、P2P Device_2からのプローブリクエストを受信する。図2には、P2P Device_1がSearch StateでProbe Requestを送信する際に、チャネル1、6、11の順で送信する例が示される。
同様に、P2P Device_2は、Search StateでProbe Requestを送信し(ステップS206、S210、S212、S216、S220、S224、S226)、Listen Stateで、P2P Device_1からのプローブリクエストを受信する。図2には、P2P Device_2がSearch StateでProbe Requestを送信する際に、チャネル1、6、11の順で送信する例が示される。
P2P Device_2がSearch Stateで、チャネル1で送信したProbe Requestが(ステップS226)、P2P Device_1に受信される。該P2P Device_1は、P2P Device_2により送信されたProbe Requestに対する応答として、プローブレスポンス(Probe Response)(接続応答)を、チャネル1で送信する(ステップS228)。
<Group Owner Negotiation>
P2P Device_1により送信されたProbe Responseフレームを受信したP2P Device_2は、ゴーネゴシエーションリクエスト(GO Negotiation Request)(交渉要求)フレームを送出する(ステップS230)。ここで、Probe Requestフレームを受信したP2P Device_1が、Probe Responseフレームの送出を省略して、GO Negotiation Requestフレームを送出してもよいことが、Wi−Fi Direct仕様に記載されている。
GO Negotiation Requestフレームには、P2P IE(Peer-to-Peer Information Element)と、WPS IE(Wi-Fi Protected Setup Information Element)が含まれる。P2P IEの中には、Group Owner Intent、Device Password IDなどの情報が含まれる。Group Owner IntentはP2P Group Ownerになることをどれだけ強く希望するかの度合いを表す。Device Password IDは認証に必要な情報のやりとりを行うProvisioningで用いる情報の出所を表す。該Provisioningは、サポートするチャンネルを表すChannel、Group Owner Negotiationの後に行われる。これらの情報は、attributeとして定義されている。
P2P Device_2からのGO Negotiation Requestフレームを受信したP2P Device_1は、ゴーネゴシエーションレスポンス(GO Negotiation Response)(交渉応答)フレームを送出する(ステップS232)。該GO Negotiation Responseフレームのattributeには、GO Negotiation Requestフレームと同様に、P2P IEの内部に、Group Owner Intent、Channel、Device Password IDなどのattributeが含まれる。該attributeが含まれるとともに、GO Negotiation Requestフレーム中の情報を解析して照合した結果を示すStatus attributeが含まれる。Status attributeの中には、Group Owner Negotiationが成功したか失敗したか、また、失敗した場合には、失敗要因のうちのいずれであるか、を示すStatus Code Fieldが含まれる。例えば、10個の失敗要因が含まれる。
Group Owner Negotiationの成功を表すStatus Codeの値は0であり、Group Owner Negotiationの失敗要因を表すStatus Codeの値は2から11として定義されてもよい。
P2P Device_1により送信されたGO Negotiation Responseフレームを受信したP2P Device_2は、ゴーネゴシエーションコンファメーション(GO Negotiation Confirmation)(交渉確認)フレームを送出する(ステップS234)。
以下の説明では、Group Owner Negotiationを行うにあたって、本通信装置がGO Negotiation Requestフレームを送出し、該GO Negotiation Requestフレームに対して、他の通信装置からGO Negotiation Responseフレームを受信した場合を対象として、説明をおこなう。換言すれば、図2を参照して説明したシーケンスチャートにおいて、P2P Device_2における処理について主に説明される。
Wi−Fi Direct仕様には、GO Negotiation Responseフレーム中のP2P IEに含まれるP2P attributeが定義されており、また、P2P attributeとして取りうる一つの値として、ステータスコード(Status Code)(失敗要因番号)が定義されている。
図3は、失敗要因番号と、該失敗要因番号により表される失敗内容との対応を示す。例えば、失敗要因番号には1−10が含まれ、10種類のGroup Owner Negotiationの失敗要因が含まれる。
本通信装置100は、P2P Device_1からのGO Negotiation Responseフレームを受信情報保存部138に保存する。ファームウェア124は、受信情報保存部138に保存されたGO Negotiation Responseフレームを解析する。例えば、受信情報解析部130は、GO Negotiation Responseに含まれるP2P IEに含まれるP2P attributeの値(失敗要因番号)を抽出する。該受信情報解析部130は、該失敗要因番号により示される失敗要因内容に応じて、その対策として取り得る処理を行う。失敗要因番号により示される失敗要因内容に応じてその対策として取り得る処理を行うことにより、Group Owner Negotiationを再度実施する際に、成功する可能性をより高くすることができる。
<失敗要因内容に応じた処理内容>
本通信装置100は、失敗要因内容に応じて、GO Negotiation Requestフレームに含まれるパラメータの値を自動的に変更し、再度GO Negotiation Requestフレームを送出する。以下、GO Negotiation Requestフレームに含まれるパラメータの値を自動的に変更し、再度GO Negotiation Requestフレームを送出する対策が取られるべきことが好ましい失敗要因内容を「自動再試行カテゴリ」という。
本通信装置100は、失敗要因内容に応じて、情報表示部118に、該失敗要因内容への対策を表示させ、ユーザに設定変更を促す。ユーザによる設定に従って、パラメータの値を変更し、再度GO Negotiation Requestフレームを送出する。
以下、ユーザによる設定に従って、パラメータの値を変更し、再度GO Negotiation Requestフレームを送出する対策が取られることが好ましい失敗要因内容を「ユーザ設定カテゴリ」という。
失敗要因内容が、「自動再試行カテゴリ」に分類されるか「ユーザ設定カテゴリ」に分類されるかは適宜変更可能である。
以下、Wi−Fi Direct仕様に規定されているStatus Code(失敗要因番号)に対応する各失敗要因の内容と、各失敗要因に対する処理内容について説明する。
失敗要因番号が「1」により表される失敗要因内容は、「パラメータの不整合」を表す。「パラメータの不整合」は、Wi−Fi Direct仕様にグループケーパビリティビットマップ(Group Capability Bitmap)(グループ能力ビットマップ)として定義されている値の各ビットが、GO Negotiation RequestフレームとGO Negotiation Responseフレームとのの間で、整合がとれないことを示す。
例えば、Persistent P2P Groupビットは、P2P Groupの形成を解いた後も、そのP2P Groupを再利用するかどうかを表す情報である。GO Negotiation Requestフレームでは、P2P Groupの再利用を希望し、Persistent P2P Groupビットを「1」に設定しているのに対し、GO Negotiation Responseフレームでは、P2P Groupの再利用を望まず、Persistent P2P Groupビットを「0」にする場合がある。
このような場合、通信相手となる通信装置が送出する、GO Negotiation Responseフレームの内容に従い、通信装置100が、P2P Groupの再利用を希望しないように、自動的にPersistent P2P Groupビットを0に設定することも可能である。しかし、ユーザに設定変更を促す方が好ましい。例えば、受信情報解析部130は、情報表示部118に、「再利用を希望しないような設定にしてもよいか?」と表示することにより設定変更を促し、ユーザに、ユーザI/F116への入力を促す。
Group Capability Bitmapの値は、ユーザにより設定された値に依存する部分が大きい。従って、失敗要因内容が、「パラメータの不整合」である場合には、ユーザ設定カテゴリに分類し、不整合であるパラメータを一つ一つ情報表示部118に表示する。不整合であるパラメータを表示する際には、ユーザが、応答し易いような表示内容であることが好ましい。例えば、不整合であるパラメータの設定変更の候補を表示し、「YES」(「はい」)又は「NO」(「いいえ」)を選択させるのが好ましい。不整合であるパラメータの設定変更の候補を表示し、「YES」又は「NO」を選択させることにより、ユーザは、ユーザI/F116を操作することにより設定変更を行うことができる。例えば、ユーザ116を操作することによりカーソルを上下又は左右に動かすことにより、所望する設定ができる。受信情報解析部130は、設定情報更新部128に、ユーザにより設定変更された内容を入力する。設定情報更新部128は、受信情報解析部130により入力された設定変更された内容に従って、設定情報を更新する。
失敗要因番号が「2」により表される失敗要因内容は、「接続可能な台数の最大値を超える」ことを表す。「接続可能な台数の最大値を超える」ことは、Probe Responseフレームを送出する側が、現在接続されている台数以上の数の通信装置がネットワークに参加することを許容できないことを示す。この場合、通信装置が、最も長い間使用されていない装置を自動的に切断するようにしてもよい。また、この場合、通信装置は、既にネットワークに参加している通信装置のリストを表示し、「どの装置を停止させるのがよいか?」を、情報表示部118に表示し、ユーザに、ユーザI/F116による入力に委ねる方が望ましい。なお、既にネットワークに参加している通信装置のリストに表示する通信装置の順序としては、最も長い間使用されていない装置の順序で表示するのが好ましい。これは、使用されていない期間が長くなるに従って停止させる装置として選択される可能性が高くなると想定されるためである。停止させる対象となる可能性の高い装置を、できるだけ早くユーザが選択できるようにするためである。
図4は、停止させる通信装置を選択させる際に表示される通信装置のリストの一例を示す。図4に示される例では、他の通信装置に接続される装置は最大で5台である。他の通信装置に5台の装置が接続されている状況で、本通信装置100が接続要求を行った場合に、通信装置のリストが表示され、停止させるべき通信装置の選択が促される。例えば、他の通信装置には、携帯電話、ファイルサーバ、プリンタ、プロジェクタ、及びディスプレイが接続されている。
従って、失敗要因が「接続可能な台数の最大値を超える」ことである場合には、ユーザ設定カテゴリに分類し、既にネットワークに参加している通信装置のリストと、停止させる装置を選択することを促すことを情報表示部118に表示する。既にネットワークに参加している通信装置のリストには、最も長い間使用されていない装置の順序に表示するのが好ましい。ユーザは、上下又は左右に、カーソルを動かすことにより、停止させるべき装置を選択できる。受信情報解析部130は、設定情報更新部128に、ユーザにより選択された停止させるべき通信装置を表す情報を入力する。設定情報更新部128は、受信情報解析部130により入力された停止させるべき通信装置を表す情報に従って、設定情報を更新する。停止させるべき通信装置を表す情報に従って設定情報が更新された際の処理の詳細については後述する。
失敗要因番号が「3」により表される失敗要因内容は、「パラメータの内容が正しくない」ことを表す。「パラメータの内容が正しくない」ことは、GO Negotiation Requestフレームの中の、あるパラメータの値が正しくないことを表す。この場合、通信装置が、正しくないパラメータを、訂正値として考えられる値に自動的に設定するようにしてもよい。また、この場合、通信装置は、正しくないパラメータの内容と、該正しくないパラメータの訂正値の候補とを表示し、ユーザに、ユーザI/F116に入力を委ねる方が望ましい。
図5は、情報表示部118に表示されるべきメッセージの一例を示す。図5には、該メッセージに対応する対策の一例として、ユーザに設定変更を促す際に表示されるべき選択項目の一例が示される。図5に示されるように、複数の選択肢がある場合には、「YES」又は「NO」ではなく、具体的に、選択項目が表示されてもよい。
なお、表示されるべき選択肢のうち、選択することができないパラメータについては、選択することができないことが分かる表示、例えば、グレーで表示してもよい。選択することができないパラメータをグレーで表示することにより、ユーザが、何の選択肢であるかを、より簡単にイメージすることができるためである。また、選択することができない項目は表示しないようにしてもよいし、選択することができない項目の上にカーソルが移動できないようにすることにより選択できないようにしてもよい。
従って、失敗要因が、「パラメータの内容が正しくない」ことである場合には、ユーザ設定カテゴリに分類し、ユーザが、上下又は左右に、カーソルを動かすことにより、正しくないパラメータの訂正値の候補から、訂正値を選択させることにより設定変更できるようにする。受信情報解析部130は、設定情報更新部128に、ユーザにより選択された訂正値を入力する。設定情報更新部128は、受信情報解析部130により入力された訂正値に従って、設定情報を更新する。
失敗要因番号が「4」により表される失敗要因内容は、「他のデバイスとGroup Formation中である」ことを表す。「他のデバイスとGroup Formation中である」ことは、他の通信装置とGroup Formation、すなわち、Group Owner Negotiation又はProvisioningを実施している最中に、別の通信装置からGO Negotiation Requestフレームを受信したことを示す。
従って、失敗要因が、「他のデバイスとGroup Formation中である」ことである場合には、自動再試行カテゴリに分類し、ある一定の時間待機した後、再度GO Negotiation Requestフレームを送出するようにする。
失敗要因番号が「5」により表される失敗要因内容は、「プロトコルエラー」であることを表す。「プロトコルエラー」は、requestフレームとresponseフレームの受け渡しの過程で、何らかの問題が発生したことを表す。この場合は、通信プロトコルが正しくないとみなされた部分の設定を変更して自動的に再試行するようにしてもよい。また、この場合は、通信プロトコルが正しくなかったことと、requestフレームとresponseフレームの受け渡しにおいて発生した問題の要因と、修正案の候補とを表示し、ユーザに、了承するかどうかの入力を促す方が望ましい。
従って、失敗要因が、「プロトコルエラー」である場合には、ユーザ設定カテゴリに分類し、ユーザが、上下又は左右に、カーソルを動かすことにより、プロトコルの設定変更をできるようにする。受信情報解析部130は、設定情報更新部128に、ユーザによる設定変更を入力する。設定情報更新部128は、受信情報解析部130により入力された設定変更に従って、設定情報を更新する。
失敗要因番号が「6」により表される失敗要因内容は、「指定された情報の出所に、情報が見あたらない」ことを表す。「指定された情報の出所に、情報が見あたらない」ことは、WPS1.0仕様(Wi-Fi Protected Setup Specification Version 1.0h)の、Device Password IDとして定義される、「情報の出所がどこであるか」を指定する領域に設定された値、すなわち、その情報の出所に、情報が存在しないことを示す。例えば、Device Password IDがPIN(Personal Identification Number)に設定されているにもかかわらず、通信相手側で、PINを検出できなかった場合に、この失敗要因となる。この場合は、代わりとなる情報の出所の選択肢を表示するようにしてもよい。
従って、失敗要因が、「指定された情報の出所に、情報が見あたらない」ことである場合には、ユーザ設定カテゴリに分類し、ユーザが、上下又は左右に、カーソルを動かすことにより、代わりとなる情報の出所を設定することができるようにする。受信情報解析部130は、設定情報更新部128に、ユーザにより設定された代わりとなる情報の出所を表す情報を入力する。設定情報更新部128は、受信情報解析部130により入力された代わりとなる情報の出所を表す情報に従って、設定情報を更新する。
失敗要因番号が「7」により表される失敗要因内容は、「チャンネルが一致しない」ことを表す。「チャンネルが一致しない」ことは、GO Negotiation Requestフレーム中で設定されたチャンネルが、通信相手となる通信装置により設定されたチャネルと一致しないことを示す。この場合、再度、通信相手となる通信装置が存在するチャンネルを検出し、該チャンネルを設定してGO Negotiation Requestフレームを再送出する必要がある。
従って、失敗要因が、「チャンネルが一致しない」ことである場合には、自動再試行カテゴリに分類し、通信相手となる通信装置を検出した後、再度GO Negotiation Requestフレームを送出するようにする。
失敗要因番号が「8」により表される失敗要因内容は、「P2P Group名が一致しない」ことを表す。これは、GO Negotiation Requestフレーム中で設定したP2P Group名が、通信相手となる通信装置のP2P Groupと一致しないことを示す。この場合、受信情報保存部221に保存したGO Negotiation Responseフレーム中に設定されているP2P Groupの値を設定し、再度GO Negotiation Requestフレームを再送出する必要がある。
従って、失敗要因が、「P2P Group名が一致しない」である場合には、自動再試行カテゴリに分類し、通信相手となる通信装置と同じP2P Groupの値を設定した後、再度GO Negotiation Requestフレームを送出するようにする。
失敗要因番号が「9」により表される失敗要因内容は、「両方のP2P DeviceがP2P Group Ownerになることを希望している」ことを表す。「両方のP2P DeviceがP2P Group Ownerになることを希望している」ことは、GO Negotiation Requestフレームを送出した側も、GO Negotiation Responseフレームを送出した側も、P2P Group Ownerになりたい度合いを表す値を、最も高い設定値として定義されている値15に設定しているために、Group Owner Negotiationが失敗したことを表す。この場合、P2P Group Ownerになりたい度合いを表す値を、自動的に15よりも小さな値に設定して再接続するようにしてもよい。また、元々最大値である15に設定しているのは、P2P Group Ownerにならなければならない何らかの理由があるためであると考えられる。そのため、15以外の値に変更することが可能であるかは、ユーザの判断に委ねた方が望ましい。そこで、情報表示部118に、「15以外の値に設定してよいかどうか」と表示し、ユーザが、15以外の値に設定してよいかどうかを選択できるようにする。
従って、失敗要因が、「両方のP2P DeviceがP2P Group Ownerになることを希望している」ことである場合には、ユーザ設定カテゴリに分類し、ユーザが、カーソルを上下又は左右に動かすことにより、設定することができるようにする。受信情報解析部130は、設定情報更新部128に、ユーザによる設定変更を表す情報を入力する。設定情報更新部128は、受信情報解析部130により入力された設定変更を表す情報に従って、設定情報を更新する。
失敗要因番号が「10」により表される失敗要因内容は、「指定された情報の出所が、使用できる状態にない」ことを表す。「指定された情報の出所が、使用できる状態にない」ことは、Provisioning informationが見あたらないことを示す。具体的には、WPS1.0仕様(Wi-Fi Protected Setup Specification Version 1.0h)の、Device Password IDとして定義される、「情報の出所がどこであるか」を指定する領域に設定された値、すなわち、その情報の出所として指定された対象が、使用できる状態にないことを示す。例えば、Device Password IDがPIN(Personal Identification Number)に設定されているにもかかわらず、通信相手側で、PINが有効ではないと判断された場合に、この失敗要因となる。この場合は、代わりとなる情報の出所の選択肢を表示し、ユーザが、所望の情報の出所となる対象に情報を書き込み、選択肢の中から、対象となる出所を選択するのが望ましい。
従って、失敗要因が、「指定された情報の出所が、使用できる状態にない」である場合には、ユーザ設定カテゴリに分類し、ユーザが、上下又は左右に、カーソルを動かすことにより、代わりとなる情報の出所を設定することができるようにする。受信情報解析部130は、設定情報更新部128に、ユーザにより選択された代わりとなる情報の出所を表す情報を入力する。設定情報更新部128は、受信情報解析部130により入力された代わりとなる情報の出所を表す情報に従って、設定情報を更新する。
上述した失敗要因内容のうち、失敗要因番号が「2」により表される失敗要因内容については、Probe Responseを送信した通信装置に、停止させるべき通信装置を表す情報を通知する必要がある。例えば、グループオーナ(Group Owner)に、停止させるべき通信装置を表す情報を通知する。この場合、Probe Responseを送信した通信装置がGroup Ownerである場合に該当する。
ここで、P2P Group Ownerに、ユーザにより選択された停止させるべき通信装置を表す情報を通知する方法について説明する。
一例として、ユーザが独自で利用することが可能な領域であるベンダースペシフィックアトリビュート(Vendor specific attribute)を、P2P Group Owner側とP2P Client側で、共通に用いることを前提にする。
P2P Group Ownerから送出されるBeaconフレーム又はProbe Responseフレームには、該P2P Group OwnerのP2P Groupに参加している全通信装置に対する、カテゴリID(Category ID)及びサブカテゴリID(Sub Category ID)と、P2P Deviceが含まれている。P2P Group Ownerから送出されるBeaconフレーム又はProbe Responseフレームに、該P2P Group OwnerのP2P Groupに参加している全通信装置に対する、カテゴリID及びサブカテゴリIDと、P2P Deviceが含まれているため、通信装置の種類とMACアドレスとの対応を把握することが可能となる。
接続を要求した通信装置においては、ユーザが選択した通信装置に対応するMACアドレスを、Vendor specific attributeに設定し、再度Probe Requestフレームを送出する。該Probe Requestフレームを受信したP2P Group Ownerは、Vendor specific attribute中のMACアドレスを解析することにより、ユーザにより指定された通信装置を特定できる。P2P Group Ownerは、該ユーザにより指定された通信装置に対して、切断要求となるディスアドシエーション(Disassociation)フレームを送出する。該Disassociationフレームを受信した通信装置は、P2P Group OwnerのP2P Groupから離れる。
図6は、ユーザにより停止させるべき通信装置が選択された際の処理を示すシーケンスチャートである。
P2P Group Ownerは、接続を要求したP2P クライアントに、Probe Responseを送出する(ステップS602)。該Probe Responseには、P2P Group OwnerのP2P Groupに参加している全通信装置を表す情報と、該全通信装置の種類と、MACアドレスとが含まれる。
接続を要求したP2P クライアントは、通信装置のリストを表示する(ステップS604)。ユーザは、該通信装置のリストを参照し、停止させるべき通信装置を選択できる。
接続を要求したP2Pクライアントは、ユーザにより選択された停止させるべき通信装置を設定する(ステップS606)。
接続を要求したP2Pクライアントは、P2P Group Ownerに、ProbeRequestを送出する(ステップS608)。該Probe Requestには、ユーザにより選択された停止させるべき通信装置を表す情報が含まれる。例えば、Vender Specific IEに、停止させるべき通信装置のMACアドレスが設定される。
P2P Group Ownerは、P2PクライアントからのProbe Requestに含まれる停止させるべき通信装置を表す情報に従って、該停止させるべき通信装置に、切断要求を送信する(ステップS610)。
なお、ここでは、表示される通信装置のリストに対し、ユーザが停止させるべき通信装置を選択してP2P Group Ownerに伝える手法について述べた。勿論、表示される通信装置のリストを参照して、ユーザ自身が、いずれかの通信装置を手動で停止させた後、再度、Probe Requestフレームを送出するように操作してもよい。
<通信装置の動作>
図7は、本通信装置100の動作を示すフローチャートである。
図7には、Group Owner Negotiationにおいて、失敗要因に応じて処理を振り分けるフローが示される。
本通信装置100は、他の通信装置からのGO Negotiation Responseフレームに基づいて、Group Owner Negotiationが成功したか失敗したかを判定する(ステップS702)。例えば、他の通信装置からのGO Negotiation Responseフレームは、受信情報保存部138に保存される。受信情報解析部130は、受信情報保存部138に保存された他の通信装置からのGO Negotiation ResponseフレームのStatus Code Fieldを参照し、Status Codeが、Group Owner Negotiationが失敗したことを表す「1」−「10」に該当するかどうかを判定する。
Group Owner Negotiationが成功したと判定した場合(ステップS702:NO)、本通信装置100は失敗要因内容に応じて、その対策として取り得る処理を行わない。この場合、本通信装置100は、Group Owner Negotiationが成功しているので、他の通信装置に、GO Negotiation Conformationを送信する。
Group Owner Negotiationが失敗したと判定した場合(ステップS702:YES)、本通信装置100はStatus Code(失敗要因番号)に基づいて、失敗要因内容をチェックする(ステップS704)。例えば、受信情報解析部130は、失敗要因番号に対応する失敗要因内容をチェックする。
本通信装置100は、ステップS604によりチェックされた失敗要因内容が、「ユーザ設定カテゴリ」に分類されるかどうかを判定する(ステップS706)。例えば、受信情報解析部130は、失敗要因内容が「ユーザ設定カテゴリ」に分類されるかどうかを判定する。
図8は、失敗要因番号と、該失敗要因番号に対応する失敗要因内容と、該失敗要因内容に対する対策のカテゴリとを対応付けたテーブル示す。失敗要因番号と、該失敗要因番号に対応する対策のカテゴリとを対応付けたテーブルであってもよい。該テーブルは、例えば、メモリ136に格納される。受信情報解析部130は、該テーブルを参照し、ステップS704によりチェックされた失敗要因内容が、「ユーザ設定カテゴリ」に分類されるかどうかを判定する。
「ユーザ設定カテゴリ」に分類されると判定された場合(ステップS706:YES)、本通信装置100は、ユーザに、失敗要因内容と、該失敗要因内容を回避するための設定案とを通知するために表示する。例えば、情報表示部118は、失敗要因内容と、該失敗要因内容を回避するための設定案とを通知するために表示する。なお、情報表示部118は、表示に使用する言語を設定したり、変更できたりできるのが好ましい。例えば、表示に使用する言語は、ユーザI/F116を操作することにより選択できるようにしてもよい。
「ユーザ設定カテゴリ」に分類されると判定されない場合(ステップS706:NO)、本通信装置100は、失敗要因内容が「自動再試行カテゴリ」に分類されると判定する(ステップS710)。例えば、受信情報解析部130は、失敗要因内容を「自動再試行カテゴリ」に分類する。
本通信装置100は、失敗要因内容に応じて適切な処理を行い、再度GO Negotiation Requestフレームを発行する(ステップS712)。受信情報解析部130は、自動的に設定変更を行う。受信情報解析部130は、設定情報更新部128に、設定変更された内容を入力する。設定情報更新部128は、受信情報解析部130により入力された設定変更された内容に従って、設定情報を更新する。
図7に示されるフローチャートのステップS706において、自動再試行カテゴリへの分類に該当するかどうかが判定されてもよい。この場合、自動再試行カテゴリに分類されると判定された場合に、失敗要因内容に応じて適切な処理を行うようにしてもよい。自動再試行カテゴリに分類されないと判定された場合に、失敗要因の通知および、再試行のための設定案をユーザに通知するようにしてもよい。
本実施例によれば、失敗要因内容に応じて、適切な対策を取ることができるため、Wi−Fi DirectにおけるGroup Owner Negotiationの再実施時の成功率を向上させることができる。
本通信装置は、
複数の通信装置を含む通信システムにおける1の通信装置であって、
他の通信装置との間で、アクセスポイントとして機能するためのネゴシエーションの際に、該他の通信装置から送信されるべき応答信号に基づいて、該他の通信装置との間での情報交換が成功したかどうかを判定する受信情報解析部としての、情報交換成功判定部と、
該情報交換成功判定部により情報交換が失敗したと判定された場合に、該情報交換が失敗した要因に応じて、自動的に設定変更を行うべきかどうかを判定する受信情報解析部としての、自動設定変更判定部と、
該自動設定変更判定部により自動的に設定変更を行うべきと判定された場合に、自動的に設定変更を行い、該自動設定変更判定部により自動的に設定変更を行うべきでないと判定された場合に、ユーザによる設定変更に従って、設定変更を行う受信情報解析部及び設定情報更新部としての、設定変更部と、
該設定変更部により変更された設定に従って、前記他の通信装置との間で、前記ネゴシエーションを再度行う通信プロトコル制御部としての、再試行部と
を有する、通信装置。
ユーザが失敗要因を意識することなく、自動的にネットワークへの参加の再試行を行うことができる。さらに、再試行の際に成功する確率を向上させることができる。
これまでの無線LANでは、初めから、ステーション、アクセスポイントの役割が決まっていた。ところが、Wi−Fi Directでは、P2P Group Ownerを決定する必要があるため、Group Owner Negotiationを実施する必要がある。本実施例では、Group Owner Negotiationが失敗した場合に、その失敗要因に応じた最適な対策をおこなった後、Group Owner Negotiationを再実施する際の成功率を向上させる効果がある。すなわち、Wi−Fi Directにおいて、特に大きな効果を奏する。
さらに、
情報交換が失敗した要因と、自動的に設定変更を行うべきであることを表す情報又はユーザによる設定変更に従うことを表す情報とを対応付けたテーブル
を有し、
前記自動設定変更判定部は、前記情報交換成功判定部により情報交換が失敗したと判定された場合に、前記テーブルを参照し、自動的に設定変更を行うべきかどうかを判定する。
さらに、
該自動設定変更判定部により自動的に設定変更を行うべきでないと判定された場合に、前記情報交換が失敗した要因と、該情報交換が失敗した要因に対応する設定の変更を促すための表示データを作成する表示データ作成部と、
該表示データ作成部により作成された表示データに従って、表示を行う表示部と
を有する。
ユーザが意図しない内容に自動的に設定されてしまうことを回避することができる。また、ユーザが再試行のため設定を行うため、より再試行時のネットワークへの参加の成功率を向上させることができる。
さらに、
前記自動設定変更判定部は、前記情報交換成功判定部により情報交換が失敗したと判定され、且つ前記情報交換が失敗した要因が前記他の通信装置との間で設定されているプロトコルが異なることである場合に、自動的に設定変更を行うべきでないと判定し、
前記設定変更部は、ユーザにより了承されたプロトコルに従って、設定変更を行い、
前記再試行部は、前記設定変更部により変更されたプロトコルに従って、前記他の通信装置との間で、前記ネゴシエーションを再度行う。
さらに、
前記自動設定変更判定部は、前記情報交換成功判定部により情報交換が失敗したと判定され、且つ前記情報交換が失敗した要因が前記他の通信装置の接続可能な通信装置の数を超えることである場合に、自動的に設定変更を行うべきでないと判定し、
前記表示データ作成部は、前記情報交換が失敗した要因に対応する設定の変更を促すための表示データとして、前記他の通信装置に接続されている装置から、停止させる装置を選択させるための装置のリストを作成する。
さらに、
前記装置のリストに含まれる通信装置は、最も長い間利用されていない順である。
停止させる対象となる可能性の高い装置を、できるだけ早くユーザが選択できることが可能となる。
さらに、
前記ネゴシエーションは、Wi−Fi Direct仕様に従ったものである。
失敗要因がStatus Codeとして規定されているため、失敗要因について互換性を有し、異なるベンダーの通信装置との接続および再試行を可能にできる。失敗要因情報が規定されている他の通信プロトコルを用いる通信装置に適用することもできる。
さらに、
前記応答信号を保存する受信情報保存部
を有し、
前記情報交換成功判定部は、前記受信情報保存部に保存された応答信号に基づいて、前記他の通信装置との間での情報交換が成功したかどうかを判定する。
情報交換相手となる他の通信装置からの情報と、当該通信装置が送出した情報とを比較することが可能となる。
さらに、
表示データ作成部は、アプリケーション層で、前記情報交換が失敗した要因と、該要因に対応する設定の変更を促すための表示データを作成する。
ユーザへの通知の対象となる失敗要因については、通信プロトコルにおける再試行のための処理の追加が不要であるという効果を奏する。
さらに、
前記設定変更を入力するためのユーザI/F
を有し、
前記表示データ作成部は、前記情報交換が失敗した要因に対応する設定の変更を促すための表示データとして、1又は複数の選択肢を表す情報を表示し、
前記設定変更部は、ユーザI/Fにより入力されるべき設定変更に従って設定変更を行う。
ユーザ側での操作がし易く、設定内容を入力しやすい、という効果を奏する。
さらに、
前記表示データ作成部は、ユーザにより設定された言語に従って、前記情報交換が失敗した要因と、該要因に対応する設定の変更を促すための表示データを作成する。
より多くのユーザにとって、再試行のための設定が可能となる。
本通信方法は、
複数の通信装置を含む通信システムにおける1の通信装置における方法であって、
他の通信装置との間で、アクセスポイントとして機能するためのネゴシエーションの際に、該他の通信装置から送信されるべき応答信号に基づいて、該他の通信装置との間での情報交換が成功したかどうかを判定する情報交換成功判定ステップと、
該情報交換成功判定ステップにより情報交換が失敗したと判定された場合に、該情報交換が失敗した要因に応じて、自動的に設定変更を行うべきかどうかを判定する自動設定変更判定ステップと、
該自動設定変更判定ステップにより自動的に設定変更を行うべきと判定された場合に、自動的に設定変更を行い、該自動設定変更判定ステップにより自動的に設定変更を行うべきでないと判定された場合に、ユーザによる設定変更に従って、設定変更を行う設定変更ステップと、
該設定変更ステップにより変更された設定に従って、前記他の通信装置との間で、前記ネゴシエーションを再度行う再試行ステップと
を有する。
以上、本発明は特定の実施例を参照しながら説明されてきたが、各実施例は単なる例示に過ぎず、当業者は様々な変形例、修正例、代替例、置換例等を理解するであろう。説明の便宜上、本発明の実施例に従った装置は機能的なブロック図を用いて説明されたが、そのような装置はハードウェアで、ソフトウエアで又はそれらの組み合わせで実現されてもよい。本発明は上記実施例に限定されず、本発明の精神から逸脱することなく、様々な変形例、修正例、代替例、置換例等が包含される。
100 通信装置
102 機器制御部(CPU: Central Processing Unit)
104 メインCPU(Central Processing Unit)
106 メモリ
108 オペレーティングシステム
110 ドライバ
112 アプリケーションソフトウェア
114 表示データ作成部
116 ユーザI/F
118 情報表示部
120 バスコントローラ
122 通信コントローラ
124 ファームウェア
126 通信プロトコル制御部
128 設定情報更新部
130 受信情報解析部
132 MACハードウェア
134 リアルタイムオペレーティングシステム
136 メモリ
138 受信情報保存部
140 サブCPU
142 PHY(Physical Layer)部
144 ベースバンド部
146 RF(Radio Frequency)部
148 アンテナ
150 バス
Wi−Fi Peer−to−Peer(P2P)Technical Specification Version 1.1 IEEE Standard for Local and metropolitan area networks Port−Based Network Access Control Wireless Universal Serial Bus Specification Version 1.0

Claims (12)

  1. 複数の通信装置を含む通信システムにおける1の通信装置であって、
    他の通信装置との間で、アクセスポイントとして機能するためのネゴシエーションの際に、該他の通信装置から送信されるべき応答信号に基づいて、該他の通信装置との間での情報交換が成功したかどうかを判定する情報交換成功判定部と、
    該情報交換成功判定部により情報交換が失敗したと判定された場合に、該情報交換が失敗した要因に応じて、自動的に設定変更を行うべきかどうかを判定する自動設定変更判定部と、
    該自動設定変更判定部により自動的に設定変更を行うべきと判定された場合に、自動的に設定変更を行い、該自動設定変更判定部により自動的に設定変更を行うべきでないと判定された場合に、ユーザによる設定変更に従って、設定変更を行う設定変更部と、
    該設定変更部により変更された設定に従って、前記他の通信装置との間で、前記ネゴシエーションを再度行う再試行部と
    を有する、通信装置。
  2. 請求項1に記載の通信装置において、
    情報交換が失敗した要因と、自動的に設定変更を行うべきであることを表す情報又はユーザによる設定変更に従うことを表す情報とを対応付けたテーブル
    を有し、
    前記自動設定変更判定部は、前記情報交換成功判定部により情報交換が失敗したと判定された場合に、前記テーブルを参照し、自動的に設定変更を行うべきかどうかを判定する、通信装置。
  3. 請求項1又は2に記載の通信装置において、
    該自動設定変更判定部により自動的に設定変更を行うべきでないと判定された場合に、前記情報交換が失敗した要因と、該情報交換が失敗した要因に対応する設定の変更を促すための表示データを作成する表示データ作成部と、
    該表示データ作成部により作成された表示データに従って、表示を行う表示部と
    を有する、通信装置。
  4. 請求項1ないし3のいずれか1項に記載の通信装置において、
    前記自動設定変更判定部は、前記情報交換成功判定部により情報交換が失敗したと判定され、且つ前記情報交換が失敗した要因が前記他の通信装置との間で設定されているプロトコルが異なることである場合に、自動的に設定変更を行うべきでないと判定し、
    前記設定変更部は、ユーザにより了承されたプロトコルに従って、設定変更を行い、
    前記再試行部は、前記設定変更部により変更されたプロトコルに従って、前記他の通信装置との間で、前記ネゴシエーションを再度行う、通信装置。
  5. 請求項3に記載の通信装置において、
    前記自動設定変更判定部は、前記情報交換成功判定部により情報交換が失敗したと判定され、且つ前記情報交換が失敗した要因が前記他の通信装置の接続可能な通信装置の数を超えることである場合に、自動的に設定変更を行うべきでないと判定し、
    前記表示データ作成部は、前記情報交換が失敗した要因に対応する設定の変更を促すための表示データとして、前記他の通信装置に接続されている装置から、停止させる装置を選択させるための装置のリストを作成する、通信装置。
  6. 請求項5に記載の通信装置において、
    前記装置のリストに含まれる通信装置は、最も長い間利用されていない順である、通信装置。
  7. 請求項1ないし6のいずれか1項に記載の通信装置において、
    前記ネゴシエーションは、Wi−Fi
    Direct仕様に従ったものである、通信装置。
  8. 請求項1に記載の通信装置において、
    前記応答信号を保存する受信情報保存部
    を有し、
    前記情報交換成功判定部は、前記受信情報保存部に保存された応答信号に基づいて、前記他の通信装置との間での情報交換が成功したかどうかを判定する、通信装置。
  9. 請求項3に記載の通信装置において、
    表示データ作成部は、アプリケーション層で、前記情報交換が失敗した要因と、該要因に対応する設定の変更を促すための表示データを作成する、通信装置。
  10. 請求項3に記載の通信装置において、
    前記設定変更を入力するためのユーザI/F
    を有し、
    前記表示データ作成部は、前記情報交換が失敗した要因に対応する設定の変更を促すための表示データとして、1又は複数の選択肢を表す情報を表示し、
    前記設定変更部は、ユーザI/Fにより入力されるべき設定変更に従って設定変更を行う、通信装置。
  11. 請求項3に記載の通信装置において、
    前記表示データ作成部は、ユーザにより設定された言語に従って、前記情報交換が失敗した要因と、該要因に対応する設定の変更を促すための表示データを作成する、通信装置。
  12. 複数の通信装置を含む通信システムにおける1の通信装置における通信方法であって、
    他の通信装置との間で、アクセスポイントとして機能するためのネゴシエーションの際に、該他の通信装置から送信されるべき応答信号に基づいて、該他の通信装置との間での情報交換が成功したかどうかを判定する情報交換成功判定ステップと、
    該情報交換成功判定ステップにより情報交換が失敗したと判定された場合に、該情報交換が失敗した要因に応じて、自動的に設定変更を行うべきかどうかを判定する自動設定変更判定ステップと、
    該自動設定変更判定ステップにより自動的に設定変更を行うべきと判定された場合に、自動的に設定変更を行い、該自動設定変更判定ステップにより自動的に設定変更を行うべきでないと判定された場合に、ユーザによる設定変更に従って、設定変更を行う設定変更ステップと、
    該設定変更ステップにより変更された設定に従って、前記他の通信装置との間で、前記ネゴシエーションを再度行う再試行ステップと
    を有する、通信方法。
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