JP2018007148A - 無線通信システムおよび無線通信装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ユーザーの利便性を高める。【解決手段】無線通信システムは、第1の無線接続または第2の無線接続に対応する第1の無線通信装置と、前記第1の無線接続に用いられる第1識別情報および前記第2の無線接続に用いられる第2識別情報を含むネットワーク識別情報により識別されるアクセスポイントとして動作する第2の無線通信装置と、を含み、前記第1の無線通信装置は、前記ネットワーク識別情報に含まれる前記第1識別情報または前記第2識別情報に基づいて前記第2の無線通信装置と無線接続する。【選択図】図1

Description

本発明は、無線通信システムおよび無線通信装置に関する。
無線通信装置は、無線LAN(Local Area Network)に参加するには、当該無線LANの中継装置(ルーターあるいはアクセスポイントと呼ばれる機器)に接続するための接続設定を行う必要がある。
ここで、中継装置を介さずに他の通信機器と無線通信するための仮通信路を形成する通信部を備え、当該通信部は、前記中継装置を介するインフラストラクチャモードによって前記他の通信機器と通信するために、前記中継装置に接続するための接続設定情報を前記仮通信路を介して前記他の通信機器に送信する、無線通信装置が知られている(特許文献1参照)。
特開2013‐219430号公報
ある無線通信装置が、所定のプロトコル(通信手順)に従って他の無線通信装置に対して前記接続設定に必要な接続設定情報の送信を試みる場面を想定する。
この場合、前記他の無線通信装置が前記プロトコルに対応していなければ、前記他の無線通信装置は前記接続設定情報を得ることができない。そのため、前記他の無線通信装置における前記接続設定の実現のために、更なる改善の余地があったと言える。
本発明は上述した課題に鑑みてなされたものであり、複数の異なる無線接続に対応することでユーザーの利便性を高める無線通信システムおよび無線通信装置を提供する。
本発明の態様の1つは、無線通信システムは、第1の無線接続または第2の無線接続に対応する第1の無線通信装置と、前記第1の無線接続に用いられる第1識別情報および前記第2の無線接続に用いられる第2識別情報を含むネットワーク識別情報により識別されるアクセスポイントとして動作する第2の無線通信装置と、を含み、前記第1の無線通信装置は、前記ネットワーク識別情報に含まれる前記第1識別情報または前記第2識別情報に基づいて前記第2の無線通信装置と無線接続する。
当該構成によれば、第2の無線通信装置は、第1識別情報および第2識別情報を含むネットワーク識別情報により識別されるアクセスポイントとして動作する。従って、第1の無線通信装置は、第1の無線接続に対応していれば、前記ネットワーク識別情報に含まれる第1識別情報に基づいて第2の無線通信装置と無線接続することができ、第2の無線接続に対応していれば、前記ネットワーク識別情報に含まれる第2識別情報に基づいて第2の無線通信装置と無線接続することができる。このように、第2の無線通信装置を複数の異なる無線接続に対応させることにより、第1の無線通信装置と第2の無線通信装置との無線接続を利用するユーザーの利便性が向上する。
本発明の態様の1つは、前記ネットワーク識別情報は、前記第1の無線接続に対応するネットワーク識別情報の記述形式における自由記述部分に前記第2識別情報が記述され、かつ前記第2の無線接続に対応するネットワーク識別情報の記述形式における自由記述部分に前記第1識別情報が記述されているとしてもよい。
当該構成によれば、第2の無線通信装置(アクセスポイント)のネットワーク識別情報に実質的に2種類のネットワーク識別情報の役割を持たせることができる。
本発明の態様の1つは、前記第1の無線通信装置は、外部の無線中継装置に接続するための接続設定情報を、前記第2の無線通信装置との無線接続により前記第2の無線通信装置へ送信し、前記第2の無線通信装置は、前記第1の無線通信装置から送信された前記接続設定情報に基づいて前記無線中継装置を介して前記第1の無線通信装置と無線通信するとしてもよい。
当該構成によれば、第1の無線通信装置と第2の無線通信装置との無線接続を利用して第2の無線通信装置に無線中継装置へ接続するための接続設定をさせることが容易になり、ユーザーの利便性が向上する。
本発明の態様の1つは、前記第2の無線通信装置は、前記無線中継装置との接続が未設定である場合に、前記第1識別情報および前記第2識別情報を含むネットワーク識別情報により識別されるアクセスポイントとして動作するとしてもよい。
当該構成によれば、第2の無線通信装置は、無線中継装置との接続が未設定である場合に、一時的に前記アクセスポイントとして振る舞い、その結果、第1の無線通信装置から受信した前記接続設定情報に基づいて、無線中継装置に接続するための接続設定を行うことができる。
前記第1の無線通信装置は、前記第1の無線接続および前記第2の無線接続のうちいずれか一方に対応していることもあれば、前記第1の無線接続および前記第2の無線接続のいずれにも対応していることもある。そこで、前記第1の無線通信装置は、前記第1の無線接続および前記第2の無線接続に対応している場合に、前記第1識別情報を含む前記ネットワーク識別情報を探索する第1の探索を実行し、当該第1の探索により、前記第1識別情報を含む前記ネットワーク識別情報を1つ検出した場合に、当該検出した前記ネットワーク識別情報によって識別される前記第2の無線通信装置と無線接続し、前記第1の探索により、前記第1識別情報を含む前記ネットワーク識別情報を複数検出した場合には、前記第2識別情報を含む前記ネットワーク識別情報を探索する第2の探索を実行し、当該第2の探索により検出した前記第2識別情報を含む前記ネットワーク識別情報を所定の表示部にリスト表示させる、としてもよい。
当該構成によれば、第1の無線接続および第2の無線接続のいずれにも対応している第1の無線通信装置による第2の無線通信装置への無線接続の具体的工程の一つを提示することができる。
あるいは、前記第1の無線通信装置は、前記第1の無線接続および前記第2の無線接続に対応している場合に、前記第1識別情報および前記第2識別情報を含むネットワーク識別情報を検出したら、前記第1の無線接続および前記第2の無線接続のうちセキュリティの程度が相対的に高い接続として予め定められている方の接続により、前記検出した前記ネットワーク識別情報によって識別される前記第2の無線通信装置と無線接続するとしてもよい。
当該構成によれば、第1の無線接続および第2の無線接続のいずれにも対応している第1の無線通信装置による第2の無線通信装置へのより安全な無線接続の具体的工程の一つを提示することができる。
本発明の技術的思想は、無線通信システムというカテゴリー以外によっても実現される。例えば、当該システムを構成する個々の無線通信装置を発明として捉えることが可能である。また、システムや、各無線通信装置によって実現される各処理を、それぞれ方法の発明として捉えたり、各方法をハードウェア(システムや各無線通信装置)に実行させる各プログラムの発明や、各プログラムを記憶したコンピューター読み取り可能な記憶媒体等を、夫々に発明として捉えることができる。
システムの構成を簡易的に示す図。 第1設定プロトコルに従った処理を示すフローチャート。 第2設定プロトコルに従った処理を示すフローチャート。
以下、各図を参照しながら本発明の実施形態を説明する。なお各図は、本実施形態を説明するための例示に過ぎない。
1.システムの概略的説明:
図1は、本実施形態にかかるシステム10を簡易的に示している。システム10は、例えば、端末20または端末30、更にはデバイス40を含む。端末20、端末30およびデバイス40はそれぞれが、無線中継装置であるルーター50が管理する無線LANへ参加する無線通信機能を有する無線通信装置である。端末20,30は、第1の無線通信装置の具体例に該当し、デバイス40は、第2の無線通信装置の具体例に該当する。
ルーター50は、無線LANを外部のネットワークNWに接続する。ネットワークNWは、インターネットを含んでいる。無線通信装置(20,30,40)は、ルーター50を介してネットワークNW上のサーバー(例えば、クラウドサーバー)60へ接続することも可能である。システム10の構成の少なくとも一部を、無線通信システムと呼ぶ。図1内の破線の各矢印は、本実施形態において実現されている或いは実現される可能性のある無線通信装置(20,30,40)やルーター50間での無線接続を示している。
端末20,30は、例えば、パーソナルコンピューター(PC)、スマートフォン、タブレット型端末、携帯電話、あるいはそれらと同様の性能を有する端末によって実現される。端末20は、制御部21、表示部23、無線通信インターフェイス(I/F)24等を含んで構成される。制御部21は、例えば、CPU、ROM、RAM等を有するICや、その他の記憶媒体等により構成される。制御部21では、CPUが、ROM等に保存されたプログラムに従った演算処理を、RAM等をワークエリアとして用いて実行することにより、端末20の挙動を制御する。制御部21には、このようなプログラムの一種としての第1アプリケーション22が搭載(インストール)されている。
表示部23は、視覚的情報を表示するための手段であり、例えば、液晶ディスプレイ(LCD)や、有機ELディスプレイ等により構成される。表示部23は、ディスプレイと、当該ディスプレイを駆動するための駆動回路とを含む構成であってもよい。むろん、表示部23は、ユーザーの操作を受け付けるためのタッチパネルとしても機能し得る。
無線通信I/F24は、例えば、Wi‐Fi方式による無線通信を実現する。Wi‐Fi方式は、無線LANの規格であるIEEE802.11の規格群に準拠した無線通信方式であり、Wi‐Fi Allianceによって認証されている。また、無線通信I/F24において、通信データの暗号化及び復号化が行われるとしてもよい。
端末30は、制御部31、表示部33、無線通信I/F34等を含んで構成される。端末30の基本的な構成は、上述した端末20に関する説明において、制御部21を制御部31に、表示部23を表示部33に、無線通信I/F24を無線通信I/F34に、第1アプリケーション22を第2アプリケーション32に、それぞれ置き換えて理解すればよい。
第1アプリケーション22は、第1設定プロトコルに従って被設定クライアントにおける無線LANの接続設定を実現させるためのアプリケーションソフトウェアである。被設定クライアントとは、本実施形態において無線LANの接続設定がなされる無線通信装置であり、図1ではデバイス40が該当する。ただし、第1アプリケーション22と同等の機能が、端末20が搭載するOS(Operating System)の一つの拡張機能によって実現されるとしてもよい。一方、第2アプリケーション32は、第1設定プロトコルとは異なる第2設定プロトコルに従って被設定クライアントにおける無線LANの接続設定を実現させるためのアプリケーションソフトウェアである。第2アプリケーション32と同等の機能が、端末30が搭載するOSの一つの拡張機能によって実現されるとしてもよい。
第1設定プロトコルとは、概略的には、アクセスポイント(以下、AP)として動作している被設定クライアントへWi‐Fi接続し、所定のプロトコル(例えば、UDP(User Datagram Protocol))を用いて被設定クライアントにおける無線LANの接続設定に必要なデータ転送を実行するプロトコルである。
第2設定プロトコルとは、概略的には、APとして動作している被設定クライアントへWi‐Fi接続し、前記所定のプロトコルとは異なる所定のプロトコル(例えば、HTTP(Hyper Text Transfer Protocol))を用いて被設定クライアントにおける無線LANの接続設定に必要なデータ転送を実行するプロトコルである。
第1設定プロトコルに従って実行される通信を第1の無線接続とも呼ぶ。一方、第2設定プロトコルに従って実行される通信を第2の無線接続とも呼ぶ。従って、端末20,30は、第1の無線接続または第2の無線接続に対応する第1の無線通信装置である。具体的には、端末20は、第1アプリケーション22(あるいは第1アプリケーション22と同等の機能)を搭載しているために、第1の無線接続に対応する第1の無線通信装置に該当する。一方、端末30は、第2アプリケーション32(あるいは第2アプリケーション32と同等の機能)を搭載しているために、第2の無線接続に対応する第1の無線通信装置に該当する。
本実施形態では、端末20,30においては、ルーター50が管理する無線LANへの接続設定が既になされているものとする。つまり端末20,30は、当該無線LANへ接続するために必要な接続設定情報を公知の手法により既に有しており、この接続設定情報を用いてルーター50へWi‐Fiで接続している。ここで言う接続設定情報とは、ルーター50を識別するためのネットワーク識別情報および、当該ネットワーク識別情報に一対一で対応付けられたパスワードを含む情報である。ネットワーク識別情報とは、例えば、SSID(Service Set Identifier)である。
デバイス40も端末20,30と同様に、例えば、PC、スマートフォン、タブレット型端末、携帯電話、あるいはそれらと同様の性能を有する端末であってもよいが、ここでは、デバイス40は、プリンター、スキャナー、複合機(マルチファンクションプリンター)、デジタルスチルカメラ、等といった装置であるとする。デバイス40は、制御部41、無線通信I/F44、表示部45、記憶部46等を含んで構成される。制御部41は、例えば、CPU、ROM、RAM等を有するICや、その他の記憶媒体等により構成される。制御部41では、CPUが、ROM等に保存されたプログラムに従った演算処理を、RAM等をワークエリアとして用いて実行することにより、デバイス40の挙動を制御する。制御部41は、機能の一部として、第1設定処理部42や、第2設定処理部43を有する。第1設定処理部42は、第1設定プロトコルに従って送信されたデータに応じて処理を行う。一方、第2設定処理部43は、第2設定プロトコルに基づいて送信されたデータに応じて処理を行う。
表示部45は、表示部23,33と同様に、視覚的情報を表示するための手段である。無線通信I/F44は、無線通信I/F24,34と同様に、Wi‐Fi方式による無線通信を実行可能なI/Fである。記憶部46は、ハードディスクドライブやフラッシュメモリー等の記憶装置や、制御部41の一部分によって構成される。
言うまでもないが、無線通信装置(20,30,40)が有する図1に示した各構成は、無線通信装置(20,30,40)が夫々有する構成の一部分に過ぎない。無線通信装置(20,30,40)は、夫々が該当する具体的製品が有する公知の構成を有する。
2.第1設定プロトコルに従った処理:
次に、第1設定プロトコルに従った処理について説明する。ここでは、被設定クライアント(デバイス40)における無線LANの接続が未設定の状態であり、デバイス40の無線通信I/F44は、APとして動作しているものとする。言い換えると、デバイス40は、ルーター50等の無線中継装置との無線LANの接続が未設定である場合に、状態が、無線通信I/F44がAPとして動作する特定のモード(APモード)に移行する。
APモードにおいては、無線通信I/F44は、例えばWi‐Fi Direct方式に従った無線通信におけるAPとして動作する。無線通信I/F44は、APとしての自身が管理する無線LANを識別するためのネットワーク識別情報を有している。Wi‐Fi Direct方式は、Wi‐Fi方式と同様にIEEE802.11の規格群による無線通信方式でありWi‐Fi Allianceによって認証されている。
APモードにおいては、無線通信I/F44は、第1の無線接続に用いられる第1識別情報および第2の無線接続に用いられる第2識別情報を含むネットワーク識別情報(SSID)により識別されるAPとして動作する。このようにAPとして動作する無線通信I/F44のSSIDを、複数形式対応SSIDとも呼ぶ。複数形式対応SSIDは、少なくとも第1形式のSSIDおよび第2形式のSSIDを兼ねている。
前記第1形式とは、第1の無線接続に対応するSSIDの形式(第1設定プロトコルに対応して予め規定されたSSIDの形式)である。第1形式のSSID(以下、SSID‐1)は、例えば、以下のように表現される。
SSID‐1=AABBBBCCDDDDDDDDDD
SSID‐1の左から1,2番目の桁“AA”は、被設定クライアント(AP)が対応する設定プロトコルが何であるかを識別するための識別部分である。ここでは一例として、識別部分に“P1”と記述されている場合に、第1設定プロトコルに対応している旨を示すものとする。このような識別部分に記述され得る識別情報“P1”は、第1の無線接続に用いられる第1識別情報の一例に該当する。
SSID‐1の左から3〜6番目の桁“BBBB”は、規定に基づいて被設定クライアントの機種を特定する情報を記述するための機種記述部分である。
SSID‐1の左から7,8番目の桁“CC”は、規定に基づいて被設定クライアントの状態を示す情報を記述するための状態記述部分である。
SSID‐1の左から9〜18番目の桁“DDDDDDDDDD”は、規定の範囲で被設定クライアントが任意に記述可能な自由記述部分である。
前記第2形式とは、第2の無線接続に対応するSSIDの形式(第2設定プロトコルに対応して予め規定されたSSIDの形式)である。第2形式のSSID(以下、SSID‐2)は、例えば、以下のように表現される。
SSID‐2=DDDDDDDDDDAABBBBCC
SSID‐2の右から8,7番目の桁“AA”は前記識別部分である。ここでは一例として、識別部分に“P2”と記述されている場合に、第2設定プロトコルに対応している旨を示すものとする。このような識別部分に記述され得る識別情報“P2”は、第2の無線接続に用いられる第2識別情報の一例に該当する。
SSID‐2の右から6〜3番目の桁“BBBB”は前記機種記述部分である。
SSID‐2の右から2,1番目の桁“CC”は前記状態記述部分である。
SSID‐2の右から18〜9番目の桁“DDDDDDDDDD”は前記自由記述部分である。
無線通信I/F44は、APとして動作する自身のSSID(以下、SSID‐AP)として、例えば、以下のようなSSIDを発行する。
SSID‐AP=P112340000P2456700
このようなSSID‐APを、SSID‐1として見たとき、識別部分に識別情報“P1”が記述されており、かつ自由記述部分に“00P2456700”が記述されている。また、当該SSID‐APを、SSID‐2として見たとき、識別部分に識別情報“P2”が記述されており、かつ自由記述部分に“P112340000”が記述されている。従って、このようなSSID‐APは、SSID‐1およびSSID‐2を兼ねた複数形式対応SSIDであると言える。また、SSID‐AP(複数形式対応SSID)は、第1の無線接続に対応するネットワーク識別情報の記述形式(第1形式)における自由記述部分に第2識別情報(識別情報“P2”)が記述され、かつ第2の無線接続に対応するネットワーク識別情報の記述形式(第2形式)における自由記述部分に第1識別情報(識別情報“P1”)が記述されている。
図2は、第1設定プロトコルに従った処理を、端末20が実行するフローチャートとデバイス40が実行するフローチャートとにより示している。
ステップS100では、端末20の制御部21は、第1アプリケーション22を起動させる。制御部21は、第1アプリケーション22を起動させている間は、ルーター50とのWi‐Fi接続を切断するとしてもよい。
次に、第1アプリケーション22(第1アプリケーション22を実行する制御部21、以下同様。)は、第1設定プロトコルに対応したAPの探索を実行する(ステップS110)。第1アプリケーション22は、例えば、送信先を特定しない所定の探索信号を無線通信I/F24から発信させる。APモードで動作中の被設定クライアントは、前記探索信号を受信した場合、前記探索信号への応答として、APとして動作する自身のSSIDを送信する。第1アプリケーション22は、前記探索信号への応答としてSSIDを受信した場合、当該受信したSSIDが第1設定プロトコルに対応するAPのSSIDであるか否かを判定する。つまり、当該受信したSSIDをSSID‐1とみなしたとき、その識別部分(左から1,2番目の桁)に識別情報“P1”が記述されていれば、当該受信したSSIDが第1設定プロトコルに対応するAPのSSIDであると判定できる。
第1アプリケーション22は、前記探索の結果、第1設定プロトコルに対応するAPのSSIDを1つだけ検出できた場合、つまり第1設定プロトコルに対応するAPを1台だけ発見できた場合に、ステップS120において“Yes”と判定してステップS130へ進む。一方、第1アプリケーション22は、前記探索の結果、第1設定プロトコルに対応するAPのSSIDを1つも検出できないか或いは複数検出できた場合(第1設定プロトコルに対応するAPを1台も発見できないか或いは複数台発見できた場合)、ステップS120において“No”と判定し、ステップS130,S140をスキップしてステップS150へ進む。
ここで一例として、第1アプリケーション22は、あるデバイスのメーカー(例えば、プリンターメーカー)が、ある特定の機種のデバイス(例えば、ある機種のプリンター)の無線LAN接続設定のために、当該機種のデバイスを購入したユーザー向けにリリースしたアプリケーションであると想定する。この場合、第1アプリケーション22は、一度に1台のデバイス(被設定クライアント)を対象として無線LAN接続設定を行う。そのため、第1アプリケーション22は、ステップS110,S120では、第1設定プロトコルに対応するAPを1台だけ発見できた場合に、ステップS130へ進むようにしている。
第1アプリケーション22は、ステップS110,S120では、第1設定プロトコルに対応し且つ前記特定の機種に該当するAPを1台だけ発見できた場合に限り、ステップS130へ進むとしてもよい。第1アプリケーション22は、前記探索信号への応答として受信したSSIDをSSID‐1とみなしたとき、その識別部分(左から1,2番目の桁)に識別情報“P1”が記述されており、且つ、その機種記述部分(左から3〜6番目の桁)に第1アプリケーション22に対応する前記特定の機種に割り当てられている既知の機種番号(型番号)が記述されていれば、当該受信したSSIDが第1設定プロトコルに対応し且つ前記特定の機種に該当するAPのSSIDであると判定できる。
ここでは、デバイス40は、第1アプリケーション22に対応する前記特定の機種であるとする。そして、ステップS130〜を説明する前提として、第1アプリケーション22は、前記探索信号への応答としてデバイス40の無線通信I/F44から受信したSSID(SSID‐AP)を、第1設定プロトコルに対応し且つ前記特定の機種に該当するAPのSSIDであると判定し、そのようなAPを1台だけ発見した(ステップS120において“Yes”と判定した)と仮定する。
ステップS130では、第1アプリケーション22は、上述のように発見した1台のAPへの無線接続を無線通信I/F24に実行させる(ステップS130)。つまり、無線通信I/F24は、前記探索信号への応答として受信したSSID‐APにより識別されるAP(デバイス40の無線通信I/F44)へWi‐Fiにより接続する。その上で、第1アプリケーション22は、UDPを用いて、無線通信I/F24を介して無線通信I/F44へ無線LAN設定要求を送信する(ステップS140)。第1アプリケーション22は、無線LAN設定要求には被設定クライアント(デバイス40)における無線LAN接続設定に必要なデータ、つまり接続設定情報(ルーター50を識別するためのSSIDおよび、当該SSIDに対応付けられたパスワード)を含ませる。
また、第1アプリケーション22は、前記無線LAN設定要求には、UDPに対応する予め定められたポート番号を付し、そのように生成した無線LAN設定要求(パケット)を、無線通信I/F24から無線通信I/F44へ送信させる。前記探索により第1アプリケーション22が無線接続先としたAP(無線通信I/F44)のSSID‐APには、第1識別情報(識別情報“P1”)が含まれている。従って、端末20(第1の無線通信装置)は、ネットワーク識別情報に含まれる第1識別情報に基づいてデバイス40(第2の無線通信装置)と無線接続するとも言える。
ステップS140による無線LAN設定要求の送信後、制御部21は、第1アプリケーション22を終了させる(ステップ150)。これにより、端末20側の処理(図2)が終了する。なお、ステップS120からステップS130,S140をスキップしてステップS150へ進む場合、第1アプリケーション22は、被設定クライアントの探索に失敗した旨や被設定クライアントの無線LAN接続設定に失敗した旨を通知するためのエラーメッセージを、表示部23に表示させた上で終了してもよい。また、このようなメッセージは、端末20が有する不図示のスピーカーから音声により出力してもよい。
デバイス40側では、受信した無線LAN設定要求に基づく無線LANの接続設定処理を実行する(ステップS200)。先ず、無線通信I/F44は、受信した無線LAN設定要求に付されているポート番号に従って、無線LAN設定要求を第1設定処理部42または第2設定処理部43に振り分ける。無線LAN設定要求に付されているポート番号がUDPに対応する予め定められたポート番号であれば、この無線LAN設定要求を第1設定処理部42へ振り分ける。
第1設定処理部42は、無線通信I/F44から振り分けられた無線LAN設定要求に含まれている接続設定情報を、記憶部46の所定領域に書き込む。これにより、デバイス40において無線LAN接続設定が完了したことになる。なお、デバイス40では、制御部41は、無線LAN設定要求を受信してから当該無線LAN設定要求に基づく無線LAN接続設定が完了するまでの間、表示部45に、無線LAN接続設定を現在実行中である旨の所定のメッセージを表示させるとしてもよい。
無線LAN接続設定の完了後、無線通信I/F44は、APモードからWi‐Fiモードへ移行する。Wi‐Fiモードへ移行した無線通信I/F44は、記憶部46の前記所定領域に書き込まれた接続設定情報に基づいてルーター50へ無線接続する(ステップS210)。つまり、無線通信I/F44は、APとして動作することを終えてルーター50へWi‐Fi接続する。この結果、デバイス40は、ルーター50が管理する無線LANに参加している他の無線通信装置(端末20等)と、ルーター50を介して無線通信することが可能となる。
3.第2設定プロトコルに従った処理:
次に、第2設定プロトコルに従った処理について説明する。ここでも、被設定クライアント(デバイス40)における無線LANの接続は未設定の状態であり、デバイス40の無線通信I/F44はAPモードで動作しているものとする。
図3は、第2設定プロトコルに従った処理を、端末30が実行するフローチャートとデバイス40が実行するフローチャートとにより示している。
ステップS300では、端末30の制御部31は、第2アプリケーション32を起動させる。制御部31は、第2アプリケーション32を起動させている間は、ルーター50とのWi‐Fi接続を切断するとしてもよい。
次に、第2アプリケーション32(第2アプリケーション32を実行する制御部31、以下同様。)は、第2設定プロトコルに対応したAPの探索を実行する(ステップS310)。第2アプリケーション32は、例えば、送信先を特定しない所定の探索信号を無線通信I/F34から発信させる。APモードで動作中の被設定クライアントは、前記探索信号を受信した場合、前記探索信号への応答として、APとして動作する自身のSSIDを送信する。第2アプリケーション32は、前記探索信号への応答としてSSIDを受信した場合、当該受信したSSIDが第2設定プロトコルに対応するAPのSSIDであるか否かを判定する。つまり、当該受信したSSIDをSSID‐2とみなしたとき、その識別部分(右から8,7番目の桁)に識別情報“P2”が記述されていれば、当該受信したSSIDが第2設定プロトコルに対応するAPのSSIDであると判定できる。
第2アプリケーション32は、前記探索の結果、第2設定プロトコルに対応するAPのSSIDを1つ以上検出できた場合、つまり第2設定プロトコルに対応するAPを1台以上発見できた場合に、ステップS320において“Yes”と判定してステップS330へ進む。一方、第2アプリケーション32は、前記探索の結果、第2設定プロトコルに対応するAPのSSIDを1つも検出できない場合(第2設定プロトコルに対応するAPを1台も発見できない場合)、ステップS320において“No”と判定し、ステップS330〜S390をスキップしてステップS400へ進む。
ここでは、ステップS330〜を説明する前提として、第2アプリケーション32は、前記探索信号への応答としてデバイス40の無線通信I/F44から受信したSSID(SSID‐AP)を、第2設定プロトコルに対応するAPのSSIDであると判定し、そのようなAPを発見した(ステップS320において“Yes”と判定した)と仮定する。
ステップS330では、第2アプリケーション32は、上述のように発見した1台以上のAPを、表示部33にリスト表示する。例えば、第2アプリケーション32は、上述のように発見したAP毎のSSIDや把握できる範囲での機種名等を列挙する。そして、第2アプリケーション32は、リスト表示した1台以上のAPの中から1台のAPの選択を受け付ける(ステップS340)。つまりユーザーは、端末30の表示部33を見ながら不図示の入力手段(タッチパネル、物理ボタン、マウス、キーボード等)を操作することにより、前記リスト表示された1台以上のAPの中から被設定クライアントとしたい1つの対象を任意に選択し、その選択の旨を端末30へ指示する。ここでは、ユーザーは、前記リスト表示された1台以上のAPの中からデバイス40を選択したものとする。
第2アプリケーション32は、上記のように選択された1台のAPへの無線接続を無線通信I/F34に実行させる(ステップS350)。つまり、無線通信I/F34は、SSID‐APにより識別されるAP(デバイス40の無線通信I/F44)へWi‐Fiにより接続する。その上で、第2アプリケーション32は、HTTPを用いて、無線通信I/F34を介して無線通信I/F44へ無線LANの設定開始要求を送信する(ステップS360)。第2アプリケーション32は、HTTPを用いて送信するデータ(パケット)には、HTTPに対応する予め定められたポート番号を付す。
デバイス40側では、無線通信I/F44は、受信した無線LANの設定開始要求に付されているポート番号に従って、当該設定開始要求を第1設定処理部42または第2設定処理部43に振り分ける。当該設定開始要求に付されているポート番号はHTTPに対応する予め定められたポート番号であるため、当該設定開始要求を第2設定処理部43へ振り分ける。
第2設定処理部43は、無線通信I/F44から無線LANの設定開始要求を得た場合に、認証用のパスワードを生成して表示部45に表示させる(ステップS500)。ステップS500で第2設定処理部43が生成する認証用のパスワードは、文字(数字やアルファベット等)がランダムに並んだ一時的に使用されるものである。
ステップS360で無線LANの設定開始要求を送信した後、第2アプリケーション32は、認証用のパスワードの入力を受け付ける(ステップS370)。つまりユーザーは、デバイス40の表示部45に表示された認証用のパスワードを、端末30の不図示の入力手段を操作することにより、端末30へ入力する。なお、第2アプリケーション32は、ステップS330でAPをリスト表示した状態で所定時間以上、APの選択を受け付けることができなかった場合や、ステップS360で無線LANの設定開始要求を送信した後、所定時間以上、認証用のパスワードの入力を受け付けることができなかった場合、それ以降の処理をスキップしてステップS400へ進んでもよい。
ステップS380では、第2アプリケーション32は、HTTPを用いて、無線通信I/F34を介して無線通信I/F44へ認証要求を送信する。第2アプリケーション32は、当該認証要求にはステップS370で入力された認証用のパスワードを含ませる。
デバイス40側では、無線通信I/F44は、受信した認証要求に付されているポート番号に従って、この認証要求を第2設定処理部43へ振り分ける。第2設定処理部43は、無線通信I/F44から認証要求を得た場合に、この認証要求に含まれている認証用のパスワードと、ステップS500で生成した認証用のパスワードとが一致するか否か比較する。そして、当該比較の結果が一致する場合に、認証要求を受け入れる(認証)。一方、当該比較結果が一致しない場合に、認証要求を却下する(不認証)。第2設定処理部43は、このような認証または不認証の判断を行い、その結果を、無線通信I/F44を介して、前記認証要求への応答として端末30の無線通信I/F34へ送信する(ステップS510)。
第2アプリケーション32は、前記認証要求への応答として認証を受けた場合、HTTPを用いて、無線通信I/F34を介して無線通信I/F44へ無線LAN設定要求を送信する(ステップS390)。第2アプリケーション32は、無線LAN設定要求には被設定クライアント(デバイス40)における無線LAN接続設定に必要なデータ、つまり接続設定情報(ルーター50を識別するためのSSIDおよび、当該SSIDに対応付けられたパスワード)を含ませる。前記探索の後、第2アプリケーション32が無線接続先としたAP(無線通信I/F44)のSSID‐APには、第2識別情報(識別情報“P2”)が含まれている。従って、端末30(第1の無線通信装置)は、ネットワーク識別情報に含まれる第2識別情報に基づいてデバイス40(第2の無線通信装置)と無線接続するとも言える。なお、第2アプリケーション32は、前記認証要求への応答として不認証を受けた場合は、ステップS390をスキップしてステップS400へ進む。
ステップS390による無線LAN設定要求の送信後、制御部31は、第2アプリケーション32を終了させる(ステップ400)。これにより、端末30側の処理(図3)が終了する。ステップS320からステップS330以降をスキップしてステップS400へ進む場合、第2アプリケーション32は、被設定クライアントの探索に失敗した旨や被設定クライアントの無線LANの接続設定に失敗した旨を通知するためのエラーメッセージを、表示部33に表示させた上で終了してもよい。当然、第2アプリケーション32は、上述したようにAPの選択を受け付けることができなかった場合や、認証用のパスワードの入力を受け付けることができなかった場合や、前記認証要求への応答として不認証を受けた場合にも、それぞれに対応する所定のエラーメッセージを表示部33に表示させた上で処理を終了してもよい。また、このようなメッセージは、端末30が有する不図示のスピーカーから音声により出力してもよい。
デバイス40側では、受信した無線LAN設定要求に基づく無線LANの接続設定処理を実行する(ステップS520)。無線通信I/F44は、受信した無線LAN設定要求に付されているポート番号に従って、無線LAN設定要求を第2設定処理部43に振り分ける。第2設定処理部43は、無線通信I/F44から振り分けられた無線LAN設定要求に含まれている接続設定情報を、記憶部46の所定領域に書き込む。これにより、デバイス40において無線LAN接続設定が完了したことになる。上述したように、デバイス40では、制御部41は、無線LAN設定要求を受信してから当該無線LAN設定要求に基づく無線LAN接続設定が完了するまでの間、表示部45に、無線LAN接続設定を現在実行中である旨の所定のメッセージを表示させるとしてもよい。
無線LAN接続設定の完了後、無線通信I/F44は、APモードからWi‐Fiモードへ移行する。Wi‐Fiモードへ移行した無線通信I/F44は、記憶部46の前記所定領域に書き込まれた接続設定情報に基づいてルーター50へ無線接続する(ステップS530)。つまり、無線通信I/F44は、APとして動作することを終えてルーター50へWi‐Fi接続する。この結果、デバイス40は、ルーター50が管理する無線LANに参加している他の無線通信装置(端末30等)と、ルーター50を介して無線通信することが可能となる。
4.まとめ:
このように本実施形態によれば、無線通信システムは、第1の無線接続または第2の無線接続に対応する第1の無線通信装置(端末20,30の少なくともどちらか)と、第1の無線接続に用いられる第1識別情報および第2の無線接続に用いられる第2識別情報を含むネットワーク識別情報(例えば、識別情報“P1”および識別情報“P2”を含むSSID‐AP)により識別されるAPとして動作する第2の無線通信装置(デバイス40)とを含む。そして、第1の無線通信装置は、前記ネットワーク識別情報(SSID‐AP)に含まれる第1識別情報または第2識別情報に基づいて第2の無線通信装置と無線接続する。つまり、第1の無線接続に対応している第1の無線通信装置(第1アプリケーション22を搭載している端末20)であれば、デバイス40のSSID‐APに含まれる第1識別情報(識別情報“P1”)に基づいて、このデバイス40を第1設定プロトコルに対応した接続先のAPとして認識し、無線接続することができる。一方、第2の無線接続に対応している第1の無線通信装置(第2アプリケーション32を搭載している端末30)であれば、デバイス40のSSID‐APに含まれる第2識別情報(識別情報“P2”)に基づいて、このデバイス40を第2設定プロトコルに対応した接続先のAPとして認識し、無線接続することができる。このように、第2の無線通信装置(デバイス40)を複数の異なる無線接続に対応させることにより、第1の無線通信装置と第2の無線通信装置との無線接続を利用するユーザーの利便性が向上する。
また本実施形態では、APとして動作するデバイス40のSSID‐APは、第1の無線接続に対応するSSIDの記述形式(第1形式)における自由記述部分に第2識別情報(識別情報“P2”)が記述され、かつ第2の無線接続に対応するSSIDの記述形式(第2形式)における自由記述部分に第1識別情報(識別情報“P1”)が記述されている。つまり、APとして動作するデバイス40のSSID‐APに、実質的に2種類のネットワーク識別情報の役割を持たせることができる。これにより、第1の無線接続に対応している第1の無線通信装置(第1アプリケーション22を搭載している端末20)であれば、デバイス40のSSID‐APを、SSID‐1とみなし、このSSID‐1の自由記述部分(第2識別情報が記述されている部分)の影響を受けずに、このSSID‐1に含まれる第1識別情報に基づいて、デバイス40を第1設定プロトコルに対応したAPとして認識する。一方、第2の無線接続に対応している第1の無線通信装置(第2アプリケーション32を搭載している端末30)であれば、デバイス40のSSID‐APを、SSID‐2とみなし、このSSID‐2の自由記述部分(第1識別情報が記述されている部分)の影響を受けずに、このSSID‐2に含まれる第2識別情報に基づいて、デバイス40を第2設定プロトコルに対応したAPとして認識する。
また本実施形態では、第1の無線通信装置は、外部の無線中継装置(ルーター50)に接続するための接続設定情報を、第2の無線通信装置との無線接続により第2の無線通信装置へ送信し、第2の無線通信装置は、第1の無線通信装置から送信された接続設定情報に基づいてルーター50を介して第1の無線通信装置と無線通信する。つまりユーザーは、第1の無線接続に対応する第1の無線通信装置(端末20)と、第2の無線接続に対応する第1の無線通信装置(端末30)のいずれか一方を有していれば、第1の無線通信装置と第2の無線通信装置との無線接続を利用して第2の無線通信装置にルーター50へ接続するための無線LAN接続設定をさせることができ、ユーザーの利便性が向上する。
また本実施形態では、第2の無線通信装置は、無線中継装置(ルーター50)との接続が未設定である場合に、APモードへ移行し、第1識別情報および第2識別情報を含むネットワーク識別情報(SSID‐AP)により識別されるAPとして動作する。これにより、ルーター50との接続が未設定である第2の無線通信装置は、APとして一時的に振る舞うことで第1の無線通信装置から受信する前記接続設定情報に基づいて、ルーター50へ接続するための無線LAN接続設定を容易かつ確実に実行することができる。
5.変形例:
本発明は、これまで説明した実施形態に限定されず、例えば、以下に説明する各変形例を採用することができる。
第1の無線通信装置は、上述したように第1の無線接続および第2の無線接続のうちいずれか一方に対応していることもあれば、第1の無線接続および第2の無線接続のいずれにも対応していることもある。例えば、端末20の制御部21が第1アプリケーション22および第2アプリケーション32を搭載している場合が想定される。このような場合、端末20の制御部21は、先ずステップS100〜S120(図2)を実行する。そして、ステップS120において“No”と判定した場合、第1設定プロトコルに対応するAPを複数台発見したのであれば、ステップS150で第1アプリケーション22を終了した後、ステップS300以降の処理(図3)を実行する。
つまり、第1の無線通信装置(例えば端末20)は、第1の無線接続および第2の無線接続に対応している場合に、第1識別情報を含むネットワーク識別情報を探索する第1の探索(ステップS110)を実行し、当該第1の探索により、第1識別情報を含むネットワーク識別情報を1つ検出した場合(ステップS120において“Yes”)、当該検出したネットワーク識別情報(SSID‐AP)によって識別される第2の無線通信装置(デバイス40)と無線接続する(ステップS130,S140)。一方、第1の無線通信装置(端末20)は、前記第1の探索により、第1識別情報を含むネットワーク識別情報を複数検出した場合には(ステップS120において“No”)、第2識別情報を含むネットワーク識別情報を探索する第2の探索(ステップS310)を実行し、当該第2の探索により検出した第2識別情報を含むネットワーク識別情報を所定の表示部23にリスト表示させる(ステップS330)。このような構成によれば、第1の無線接続および第2の無線接続のいずれにも対応している第1の無線通信装置による第2の無線通信装置への無線接続の具体的工程の一つを提示することができる。また、このような構成によれば、最終的に第2の無線通信装置(デバイス40)においてルーター50へ接続するための無線LAN接続設定に成功する可能性が高まる。
あるいは、第1の無線通信装置は、第1の無線接続および第2の無線接続に対応している場合に、第1識別情報および第2識別情報を含むネットワーク識別情報を検出したら、第1の無線接続および第2の無線接続のうちセキュリティの程度が相対的に高い接続として予め定められている方の接続により、前記検出したネットワーク識別情報によって識別される第2の無線通信装置と無線接続するとしてもよい。
例えば、端末20の制御部21が第1アプリケーション22および第2アプリケーション32を搭載している場合を再び想定する。このような場合、端末20の制御部21は、ステップS100〜S120(図2)を実行し、ステップS120において“Yes”と判定したとき、発見した1台のAPのSSIDをSSID‐2とみなして識別部分(右から8,7番目の桁)に識別情報“P2”が記述されているか否かを更に判定する。そして、当該識別部分(右から8,7番目の桁)に識別情報“P2”が記述されている場合、当該発見した1台のAPのSSIDが、第1識別情報および第2識別情報を含むネットワーク識別情報であると判断できる。制御部21は、このように第1識別情報および第2識別情報を含むネットワーク識別情報を検出できた場合、当該ネットワーク識別情報により識別されるAP(デバイス40)を対象として第1の無線接続つまりステップS130,S140を実行するのではなく、替わりに、当該ネットワーク識別情報により識別されるAP(デバイス40)を対象として、よりセキュリティの強度が高い第2の無線接続(ステップS350〜S390)を実行する。このような構成によれば、第1の無線接続および第2の無線接続のいずれにも対応している第1の無線通信装置による第2の無線通信装置へのより安全な無線接続の具体的工程の一つを提示することができる。
これまでに挙げたUDPやHTTPといった各プロトコルはあくまで例に過ぎない。本実施形態ではこれらに替えて、TCP(Transmission Control Protocol)等の他のプロトコルを、被設定クライアントにおける無線LAN接続設定に必要なデータ転送に採用してもよい。
10…システム、20…端末、21…制御部、22…第1アプリケーション、23…表示部、24…無線通信I/F、30…端末、31…制御部、32…第2アプリケーション、33…表示部、34…無線通信I/F、40…デバイス、41…制御部、42…第1設定処理部、43…第2設定処理部、44…無線通信I/F、45…表示部、46…記憶部、50…ルーター、60…サーバー、NW…ネットワーク

Claims (7)

  1. 第1の無線接続または第2の無線接続に対応する第1の無線通信装置と、
    前記第1の無線接続に用いられる第1識別情報および前記第2の無線接続に用いられる第2識別情報を含むネットワーク識別情報により識別されるアクセスポイントとして動作する第2の無線通信装置と、を含み、
    前記第1の無線通信装置は、前記ネットワーク識別情報に含まれる前記第1識別情報または前記第2識別情報に基づいて前記第2の無線通信装置と無線接続することを特徴とする無線通信システム。
  2. 前記ネットワーク識別情報は、前記第1の無線接続に対応するネットワーク識別情報の記述形式における自由記述部分に前記第2識別情報が記述され、かつ前記第2の無線接続に対応するネットワーク識別情報の記述形式における自由記述部分に前記第1識別情報が記述されていることを特徴とする請求項1に記載の無線通信システム。
  3. 前記第1の無線通信装置は、外部の無線中継装置に接続するための接続設定情報を、前記第2の無線通信装置との無線接続により前記第2の無線通信装置へ送信し、
    前記第2の無線通信装置は、前記第1の無線通信装置から送信された前記接続設定情報に基づいて前記無線中継装置を介して前記第1の無線通信装置と無線通信する、ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の無線通信システム。
  4. 前記第2の無線通信装置は、前記無線中継装置との接続が未設定である場合に、前記第1識別情報および前記第2識別情報を含むネットワーク識別情報により識別されるアクセスポイントとして動作することを特徴とする請求項3に記載の無線通信システム。
  5. 前記第1の無線通信装置は、前記第1の無線接続および前記第2の無線接続に対応している場合に、前記第1識別情報を含む前記ネットワーク識別情報を探索する第1の探索を実行し、当該第1の探索により、前記第1識別情報を含む前記ネットワーク識別情報を1つ検出した場合に、当該検出した前記ネットワーク識別情報によって識別される前記第2の無線通信装置と無線接続し、前記第1の探索により、前記第1識別情報を含む前記ネットワーク識別情報を複数検出した場合には、前記第2識別情報を含む前記ネットワーク識別情報を探索する第2の探索を実行し、当該第2の探索により検出した前記第2識別情報を含む前記ネットワーク識別情報を所定の表示部にリスト表示させる、ことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の無線通信システム。
  6. 前記第1の無線通信装置は、前記第1の無線接続および前記第2の無線接続に対応している場合に、前記第1識別情報および前記第2識別情報を含むネットワーク識別情報を検出したら、前記第1の無線接続および前記第2の無線接続のうちセキュリティの程度が相対的に高い接続として予め定められている方の接続により、前記検出した前記ネットワーク識別情報によって識別される前記第2の無線通信装置と無線接続することを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の無線通信システム。
  7. 第1の無線接続に用いられる第1識別情報と第2の無線接続に用いられる第2識別情報とを含むネットワーク識別情報により識別されるアクセスポイントとして動作することを特徴とする無線通信装置。
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