JP6984254B2 - カラオケユニット - Google Patents
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Description
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、その目的の一つは、既存のオーディオ装置と機能の重複を抑え、かつ、気軽にカラオケを楽しむことが可能なカラオケユニットを提供することにある。
図1は、第1実施形態に係るカラオケユニット30Aを含むカラオケシステム10Aの全体の構成を示す図である。
処理部260は、加算部250により加算されたミキシング信号にイコライジングなどの処理を施し、信号FとしてDAC270およびカラオケユニット30Aに供給し、DAC270は、当該信号Fをアナログに変換する。DAC270によりアナログに変換された信号は、不図示のアンプにより増幅された上で、スピーカー280に供給される。スピーカー280は、例えばクルマのドアやダッシュボードなどに取り付けられ、増幅された信号を空気の振動、すなわち音に変換して出力する。
詳細には、ハウリングキャンセラー360は、適応フィルター362、設定部364および減算部366を有する。このうち、適応フィルター362は、スピーカー280からマイクロフォン32に至るまでの伝達経路(図において太線矢印で示される)の音響特性を推定して、当該推定した音響特性を信号F(オーディオ装置20Aの処理部260で処理された後に供給されるミキシング信号)に付与する。ここでいう音響特性は、スピーカー280からマイクロフォン32に至るまでの伝達経路で発生する遅延および反射等を含む。適応フィルター362は、典型的にはFIR(Finite Impulse Response)フィルターであり、特に図示しないが、縦続接続された複数個の遅延要素と、遅延要素の各出力に係数を乗算する複数個の乗算器と、各乗算器の出力同士の和を求めて出力する加算器とを含む。
なお、設定部364は、減算信号Sが、すなわち誤差信号が小さくなるように、適応フィルター(乗算器)における各係数を適応的に設定する。このため、マイクロフォン32の設置位置の変更や、窓の開閉などによって、上記音響特性が時間的に刻々と変化しても、適応フィルター362の特性が当該変化に合わせて逐次更新されることになる。
また、カラオケシステム10Aのうち、オーディオ装置20Aについては、クルマに既存の装置をほぼそのまま用いることができる場合があり、また、オーディオ装置20Aに接続されるカラオケユニット30Aについては、当該オーディオ装置20Aと無駄に重複する機能がほとんどない。このため、カラオケシステム10Aを構築するにあたって、オーディオ装置20Aに追加するカラオケユニット30Aのコストを低く抑えることができる。
そこで、オーディオ装置20Aにカラオケユニットとの接続用コネクタなどを設ける必要がなく、オーディオ装置20Aに接続する手間が生じない第2実施形態について説明する。
この図に示されるカラオケシステム10Bは、オーディオ装置20Bとカラオケユニット30Bとを含む。
このうち、オーディオ装置20Bは、カラオケユニット30Bから減算信号Sが供給されず、また、処理部260から出力される信号Fは、カラオケユニット30Bに供給されない。すなわち、第2実施形態におけるオーディオ装置20Bは、加算器250を有さず、カラオケユニット30Bとの接続を考慮する必要のない構成となっている。
すなわち、第1に、カラオケユニット30Bは、DAC370およびスピーカー380を有する。カラオケユニット30Bでは、減算信号Sがオーディオ装置20Bに供給されない代わりにDAC370に供給され、当該DAC370は、当該減算信号Sをアナログに変換する。なお、DAC370によりアナログに変換された信号は、不図示のアンプにより増幅された上で、スピーカー380に供給される。スピーカー380は、増幅された信号を音に変換して出力する。
第2に、カラオケユニット30Bは、オーディオ装置20Bから信号Fの供給を受けない。代わりに、カラオケユニット30Bでは、減算信号Sがハウリングキャンセラー360の適応フィルター362に供給される。
なお、第2実施形態において、スピーカー280が第1スピーカーの一例であり、スピーカー380が第2スピーカーの一例である。
ユーザーが、当該演奏音にしたがって歌唱すると、当該歌唱は、マイクロフォン32によって収音され、当該収音信号には、効果付与部350によって効果が付与されて、当該効果が付与された収音信号がハウリングキャンセラー360に供給される。
くわえて、ユーザーは、第2実施形態に係るカラオケユニット30Bを、上述したように、オーディオ装置20Bに接続しないで済む。このため、カラオケユニット30Bによれば、第1実施形態と比較して、ユーザーに面倒な手間を強いずに手軽にカラオケを提供することができる。
例えば、マイクロフォン32として、カーナビゲーション装置に備えられ(または、付随し)、音声入力および音声認識により当該カーナビゲーション装置に各種命令や指示などするためのマイクを有するモジュールが適用可能である。このモジュールは、上記カラオケユニット30Aまたは30Bの機能を併せ持っても良い。
また例えば、マイクロフォン32として、eCallのマイクが適用可能である。なお、eCallとは、緊急時に車室内のマイクにより緊急通報センターと通話可能な車両緊急通報システムであり、当該マイクを有するシステムに上記カラオケユニット30Aまたは30Bの機能を併せ持たせても良い。
マイクロフォン32としては、特に図示しないが、例えば歌唱者の両耳にまたがって掛けられるフレームと、当該マイクフレームの一端から歌唱者の口元近くまで延長されたマイク部とを有するヘッドマイクが適用可能である。
マイクロフォン32は、カラオケユニット30A(または30B)とは別体ではなく、カラオケユニット30A(または30B)にマイクロフォン32を内蔵させた構成でも良い。
本発明の好適な態様1に係るカラオケユニットは、受け付けた減算信号と自己で再生した再生信号とをミキシングしたミキシング信号をスピーカーで発音させるオーディオ装置に対し、マイクロフォンに基づく収音信号から、前記スピーカーによる発音の成分を低減して、前記減算信号を出力するハウリングキャンセラーを含む。
態様1に係るカラオケユニットによれば、既存のオーディオ装置と機能の重複を抑え、かつ、ハウリングの発生が抑えられた状態で、ユーザーは、気軽にカラオケを楽しむことが可能となる。
態様2に係るカラオケユニットは、態様1に係るカラオケユニットにおいて、前記ハウリングキャンセラーは、前記オーディオ装置から前記ミキシング信号を受け付け、前記スピーカーから前記マイクロフォンに至るまでの音響特性を前記ミキシング信号に付与し、前記マイクロフォンに基づく収音信号から、当該特性を付与した再生信号を減算し、前記減算信号を出力する。態様2に係るカラオケユニットによれば、マイクロフォンに基づく収音信号から、スピーカーから当該マイクロフォンに収音された成分が減算されることによってハウリングの発生が抑えられる。
態様3に係るカラオケユニットは、態様2に係るカラオケユニットにおいて、前記ハウリングキャンセラーは、適応フィルターと設定部と減算部とを含み、前記適応フィルターは、前記音響特性を前記ミキシング信号に付与し、前記設定部は、前記減算信号が小さくなる方向に、前記適応フィルターに付与する音響特性を設定し、前記減算部は、前記マイクロフォンに基づく収音信号から前記適応フィルターの出力を減算して、前記減算信号を出力する。態様3に係るカラオケユニットによれば、適応フィルターによって、再生信号に、スピーカーからマイクロフォンに至るまでの音響特性が付与され、設定部によって、前記減算信号が小さくなる方向に音響特性が設定され、減算部によって、マイクロフォンに基づく収音信号から適応フィルターの出力を減算することによってハウリングの発生が抑えられる。
態様4に係るカラオケユニットは、態様1乃至3のいずれかに係るカラオケユニットにおいて、前記マイクロフォンにより収音された信号に所定の効果を付与する効果付与部を含む。態様4に係るカラオケユニットによれば、マイクロフォンにより収音された信号に所定の効果が付与されるので、カラオケの雰囲気を盛り上げることが可能となる。
本発明の好適な態様5に係るカラオケユニットは、再生信号に基づいて第1スピーカーで発音させるオーディオ装置と組み合わせられ、所定の減算信号に基づいて発音する第2スピーカーと、マイクロフォンに基づく収音信号から、前記第2スピーカーによる発音の成分を低減して、前記減算信号を出力するハウリングキャンセラーと、を含む。態様5に係るカラオケユニットによれば、既存のオーディオ装置と機能の重複を抑え、当該オーディオ装置との接続を考慮することなく、かつ、ハウリングが抑えられた状態で、ユーザーは、気軽にカラオケを楽しむことが可能となる。
Claims (3)
- 受け付けた減算信号と自己で再生した再生信号とをミキシングしたミキシング信号をスピーカーで発音させるオーディオ装置に対し、
マイクロフォンに基づく収音信号から、前記スピーカーによる発音の成分を低減して、前記減算信号を出力するハウリングキャンセラーと、
前記マイクロフォンにより収音された信号に所定の効果を付与する効果付与部と、を含む、
カラオケユニット。
- 前記ハウリングキャンセラーは、
前記オーディオ装置から前記ミキシング信号を受け付け、
前記スピーカーから前記マイクロフォンに至るまでの音響特性を前記ミキシング信号に付与し、前記マイクロフォンに基づく収音信号から、当該特性を付与したミキシング信号を減算し、前記減算信号を出力する、
請求項1に記載のカラオケユニット。
- 前記ハウリングキャンセラーは、
適応フィルターと設定部と減算部とを含み、
前記適応フィルターは、前記音響特性を前記ミキシング信号に付与し、
前記設定部は、前記減算信号が小さくなる方向に、前記適応フィルターに付与する音響
特性を設定し、
前記減算部は、前記マイクロフォンに基づく収音信号から前記適応フィルターの出力を
減算して、前記減算信号を出力する
請求項2に記載のカラオケユニット。
Priority Applications (1)
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JP2017172683A JP6984254B2 (ja) | 2017-09-08 | 2017-09-08 | カラオケユニット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2017172683A JP6984254B2 (ja) | 2017-09-08 | 2017-09-08 | カラオケユニット |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2019049599A JP2019049599A (ja) | 2019-03-28 |
JP6984254B2 true JP6984254B2 (ja) | 2021-12-17 |
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ID=65905645
Family Applications (1)
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JP2017172683A Active JP6984254B2 (ja) | 2017-09-08 | 2017-09-08 | カラオケユニット |
Country Status (1)
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