JP6982090B2 - 粉体分級装置 - Google Patents
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Description
そこで、例えば、旋回流を用いて、粉体に旋回運動を与えて粗粉と微粉とに遠心分離する粉体分級装置が利用されている。
特許文献2では多重管で構成された吸引管を通して、それぞれ粒径の異なる粉体が別個に吸引されて回収される。
また、特許文献2では、1回の分級操作で1つの原料粉体を分級して、上述のような多重管で構成された吸引管を通して、各多重管を構成する各管それぞれで粒径の異なる粉体を回収している。
このため、特許文献2では、多重管を構成する各管それぞれで粉体を回収でき、回収されたそれぞれの粉体の粒径のバラツキを小さくすることができるものの分級点は各吸引管の風量バランスで決まり、分級点の微小化を実現するものではない。
円環状のスリットは、遠心分離室を構成する対向する2つの部材のうち、開口部が設けられていない部材に設けられていることが好ましい。
円環状のスリットは、遠心分離室を構成する対向する2つの部材に設けられており、開口部が設けられた部材に、設けられた円環状のスリットは、開口部と同心円状に配置されていることが好ましい。
円環状のスリットの吸込口は円環状のスリットが設けられた部材に面しているか、または円環状のスリットの吸込口の吸込面は、開口部の開口面と直交していることが好ましい。
円環状のスリットは、屈曲した流路を有することが好ましい。
円環状のスリットは、吸込口よりも幅が広い流路を有することが好ましい。
円環状のスリットの吸引量は、微粉回収部の吸引量よりも小さいことが好ましい。
図1は本発明の実施形態の粉体分級装置の第1の例を示す模式的断面図であり、図2は本発明の実施形態の粉体分級装置の第1の例のスリットの配置位置を示す模式図である。
図1に示す粉体分級装置10は、気体で形成される旋回流により粉体に与えられる遠心力と抗力とのバランスを利用して、粒度分布を持つ原料粉体を所望の粒径(分級点)において微粉と粗粉とに分級するものである。例えば、図1に示す粉体分級装置10は、後述の円環状のスリット50により粗粉Pc2を1方向から取り除く構成である。
略円盤形状の遠心分離室18が上部円盤状部14と下部円盤状部16の間に区画形成され、遠心分離室18は周方向外周がケーシング12の環状部19によって閉鎖されている。このように遠心分離室18は対向する上部円盤状部14と下部円盤状部16に挟まれた空間である。上部円盤状部14と下部円盤状部16は、いずれも遠心分離室18の空間を構成する部材である。
上部円盤状部14は開口部14aの縁に沿って、遠心分離室18内に突出する第1の壁部20が設けられている。第1の壁部20は、例えば、開口部14aと同じ内径を有する円筒部材で構成されている。第1の壁部20と開口部14aとは連通している。第1の壁部20に対向し、かつ所定の間隔をあけて隙間23が生じるように、他方の部材である下部円盤状部16に円筒状の第2の壁部22が設けられている。第1の壁部20と第2の壁部22とは遠心分離室18の方向Wにおける中央部に配置されている。この方向Wは方向Hと直交する方向である。
上部円盤状部14の遠心分離室18に面している表面部24は、例えば、方向Wに平行な平面で構成されている。
下部円盤状部16の遠心分離室18に面している表面部26は、例えば、方向Wに平行な平面で構成されている。
微粉回収管30は、遠心分離室18内で分級された微粉Pfを含む気体を、隙間23を経て遠心分離室18外に排出するためのものである。微粉回収管30は、遠心分離室18とは反対側の端部30cに、例えば、バグフィルター(図示せず)等を介して吸引ブロワ(図示せず)が接続されている。バグフィルター(図示せず)、および吸引ブロワ(図示せず)等により微粉回収装置が構成される。また、微粉回収管30により微粉回収部が構成される。
また、下部円盤状部16の外端部16aとケーシング12との間には隙間39がある。隙間39は遠心分離室18の外縁部に位置する。ケーシング12の下方に、例えば、中空円錐台状の粗粉回収室28が設けられている。遠心分離室18と粗粉回収室28とは隙間39により連通している。また、遠心分離室18の外縁部は、方向Hにおける高さが中央部に比して高くなっており、遠心分離室18の外縁部は方向Hに広がっている。
第1のエアノズル34は、遠心分離室18の外縁に沿って複数設けられており、それぞれ遠心分離室18の外縁の接線方向に対して所定の角度を有しながら、遠心分離室18の周方向に互いに均等な間隔で、例えば、6個配置されている。
詳細な図示はしないが、第2のエアノズル38も第1のエアノズル34と同様に、遠心分離室18の外縁に沿って複数設けられており、それぞれ遠心分離室18の外縁の接線方向に対して所定の角度を有しながら、遠心分離室18の周方向に互いに均等な間隔で、例えば、6個配置されている。第1のエアノズル34と第2のエアノズル38とにより気体供給部が構成される。
第1のエアノズル34、および第2のエアノズル38を設ける個数は、上述の個数に限定されるものではなく、1つでも複数でもよく、装置構成等に応じて適宜決定される。
また、第2のエアノズル38はノズルに限定されるものではなく、ガイドベーン等でもよく装置構成に応じて適宜決定される。
例えば、微粉回収管30の外周30bに、隙間をあけて管52が配置されている。微粉回収管30と管52との間に規制部材31が配置されて、所定の幅を有する円環状のスリット50が構成される。円環状のスリット50は、微粉回収管30の外周30bに設けられた規制部材31により所定の幅にされているが、規制部材31がない部分では隙間が広くなっている。すなわち、規制部材31がない部分では円環状のスリット50の幅が広くなっており、円環状のスリット50は、吸込口50aよりも幅が広い流路54を有する。
管52は、一部が略90°に曲がっている。管52の曲がった終端の端部52cに、例えば、バグフィルター(図示せず)等を介して吸引ブロワ(図示せず)が接続されている。バグフィルター(図示せず)、および吸引ブロワ(図示せず)等により粗粉回収装置が構成される。
また、円環状のスリット50は、図2に示すように、スリットの内径Drが開口部14aの第1の壁部20の外径Dcよりも大きい。開口部14aと円環状のスリット50とは同心円状に配置されている。
図1に示す粉体分級装置10では、円環状のスリット50を設けることにより、原料粉体Psの中から、粗粉Pc1以外に、微粉Pfよりも粒径の大きい粗粉Pc2を取り除くことができる。これにより、得られる微粉Pfの粒径をより小さいものにすることができる。このことから、分級精度を維持し、かつ分級点をより小さくすることができる。
なお、円環状のスリット50の吸引量は、微粉回収管30(微粉回収部)の吸引量よりも小さいことが好ましい。
円環状のスリット50における吸引量が大きくなると、遠心分離室18内で形成された旋回流に使用される気体が少なくなるので、旋回流自体が弱くなり、旋回流の強さによって決まる微粉Pfの粒径は、かえって大きくなってしまうためである。
図3は本発明の実施形態の粉体分級装置の第2の例を示す模式的断面図である。
図3に示す粉体分級装置10aにおいて、図1に示す粉体分級装置10と同一構成物には、同一符号を付して、その詳細な説明は省略する。
図3に示す粉体分級装置10aは、図1に示す粉体分級装置10に比して、上部円盤状部14の表面部24と、下部円盤状部16の表面部26との構成が異なり、それ以外の構成は図1に示す粉体分級装置10と同様の構成である。図3に示す粉体分級装置10aは、図1に示す粉体分級装置10と同じ効果を得ることができる。
上部円盤状部14の傾斜部24bの角度θと、下部円盤状部16の傾斜部26bの角度θとは、同じであっても違っていてもよい。
図4は本発明の実施形態の粉体分級装置の第3の例を示す模式的断面図である。
図4に示す粉体分級装置10bにおいて、図3に示す粉体分級装置10aと同一構成物には、同一符号を付して、その詳細な説明は省略する。
図4に示す粉体分級装置10bは、図3に示す粉体分級装置10aに比して、円環状のスリット50の構成と、微粉回収管30の構成とが異なり、それ以外の構成は図3に示す粉体分級装置10aと同様の構成である。
図4に示す粉体分級装置10bは、微粉回収管30がストレート管で構成されている。微粉回収管30は先端部30aが遠心分離室18内に突出して配置されている。粉体分級装置10bでは、微粉回収管30の先端部30aが第1の壁部20を構成し、微粉回収管30の先端部30aの開口、すなわち、第1の壁部20の開口が開口部14aとなる。
微粉回収管30の外周30bに、隙間をあけて管52が配置されている。管52は、吸込口50a側において隙間にせり出した張出部52bを有する。微粉回収管30の外周30bと張出部52bとにより円環状のスリット50が構成され、円環状のスリット50が所定の幅にされる。図4に示す粉体分級装置10bは、円環状のスリット50の位置が微粉回収管30の外周30bであっても、図3に示す粉体分級装置10aと同じ効果を得ることができる。
図5は本発明の実施形態の粉体分級装置の第4の例を示す模式的断面図である。
図5に示す粉体分級装置10cにおいて、図3に示す粉体分級装置10aと同一構成物には、同一符号を付して、その詳細な説明は省略する。
図5に示す粉体分級装置10cは、図3に示す粉体分級装置10aに比して、円環状のスリット50の構成が異なり、それ以外の構成は図3に示す粉体分級装置10aと同様の構成である。
図5に示す粉体分級装置10cは、円環状のスリット50の内径が大きく、遠心分離室18の外縁部側に設けられている。管52は円環状のスリット50側の端が拡径しており、拡径部52dを有する。拡径部52dに、微粉回収管30の外周に設けられた規制部材33が配置されている。拡径部52dと規制部材33とにより、円環状のスリット50の流路が屈曲する。また、規制部材33は遠心分離室18側の端面が傾斜しており、規制部材33により傾斜部24bが構成される。
図5に示す粉体分級装置10cは、円環状のスリット50が遠心分離室18の外縁部側に配置され、かつ円環状のスリット50の流路が屈曲しても、上述のように粗粉Pc2を回収することができ、図3に示す粉体分級装置10aと同じ効果を得ることができる。
図6は本発明の実施形態の粉体分級装置の第5の例を示す模式的断面図であり、図7は本発明の実施形態の粉体分級装置の第5の例のスリットの配置位置を示す模式的断面図である。
図6および図7に示す粉体分級装置10dにおいて、図3に示す粉体分級装置10aと同一構成物には、同一符号を付して、その詳細な説明は省略する。
図6に示す粉体分級装置10dは、図3に示す粉体分級装置10aに比して、円環状のスリット50の構成が異なり、それ以外の構成は図3に示す粉体分級装置10aと同様の構成である。
図6に示す粉体分級装置10dは、図7に示すように吸込口50aの吸込面50bと開口部14aの開口面14bとが直交し、上述の屈曲した流路51を有する円環状のスリット50であっても、上述のように粗粉Pc2を回収することができ、図3に示す粉体分級装置10aと同じ効果を得ることができる。
図8は本発明の実施形態の粉体分級装置の第6の例を示す模式的断面図である。
図8に示す粉体分級装置10eにおいて、図3に示す粉体分級装置10aと同一構成物には、同一符号を付して、その詳細な説明は省略する。
図8に示す粉体分級装置10eは、図3に示す粉体分級装置10aに比して、2つの円環状のスリット50、62を有する点が異なり、それ以外の構成は図3に示す粉体分級装置10aと同様の構成である。
円環状のスリット62は、吸込口62aが傾斜部26bに面して設けられている。吸込口62aに連通され、吸込口62aよりも幅の広い流路64を有する。
円環状のスリット62は、円環状のスリット50と同じく、スリットの内径(図示せず)が開口部14aの第1の壁部20の外径Dc(図2参照)よりも大きい。ケーシング12を表面12a側から方向Hに見た場合、例えば、開口部14aと円環状のスリット62とは同心円状に配置されている。すなわち、開口部14aと、円環状のスリット50と、円環状のスリット62とは同心円状に配置されている。
吸引ブロアにより、排出管68内が吸引されると、円環状のスリット62の吸込口62aから、遠心分離室18内に供給された原料粉体Psのうち、粗粉Pc2が遠心分離室18外に排出される。これにより、粗粉Pc2が取り除かれる。
図8に示す粉体分級装置10eでは、円環状のスリット50と、円環状のスリット62とを設け、粗粉Pc2を遠心分離室18の上下方向の2方向から取り除くことができ、図3に示す粉体分級装置10aと同じ効果を得ることができる。
粉体分級装置10fでは、吸引ブロアにより、排出管68内が吸引されると、円環状のスリット62により、遠心分離室18内に供給された原料粉体Psのうち、粗粉Pc2が遠心分離室18外に排出される。これにより、粗粉Pc2が取り除かれる。このように開口部14aが設けられていない部材に、円環状のスリット62を設ける構成でもよく、しかも図3に示す粉体分級装置10aと同じ効果を得ることができる。
また、円環状のスリットは、開口部と同心円状に配置されていることが好ましい。円環状のスリットが、開口部が設けられていない部材(下部円盤状部16)に設けられている場合、ケーシング12を表面12a側から方向Hに見た場合、例えば、開口部14aと円環状のスリット62とは同心円状に配置されていることが好ましい。
図10は本発明の実施形態の粉体分級装置の第8の例を示す模式的断面図である。
図10に示す粉体分級装置10gにおいて、図3に示す粉体分級装置10aと同一構成物には、同一符号を付して、その詳細な説明は省略する。
図10に示す粉体分級装置10gは、図3に示す粉体分級装置10aに比して、第2のエアノズル38に代えてガイドベーン70が設けられている点が異なり、それ以外の構成は図3に示す粉体分級装置10aと同様の構成である。
複数のガイドベーン70の外周部に、空気を溜め、かつ遠心分離室18内に気体を供給するための押し込み室72がある。押し込み室72が加圧気体供給部(図示せず)に接続されている。加圧気体供給部から所定の圧力の気体を、押し込み室72を介して複数のガイドベーン70の間から加圧気体を供給する。第1のエアノズル34およびガイドベーン70にそれぞれ加圧気体を供給することで、遠心分離室18に旋回流が発生する。
本出願人は、本発明の粉体分級装置による分級について確認した。具体的には、上述の図1に示す粉体分級装置10と、図11に示す比較のための粉体分級装置100を用いて、原料粉体に対して分級を試みた。
図11に示す粉体分級装置100は、図1に示す粉体分級装置10に比して、円環状のスリット50が形成されていない点以外は、図1に示す粉体分級装置10と同様の構成である。なお、第1のエアノズル34および第2のエアノズル38の数は6である。
原料粉体には、銀粒子、およびシリコン粒子を用いた。分級の結果を、原料粉体の平均粒子径とともに下記表1に示す。なお、以下に示す粒子径は、全てBET法を用いて得られたBET径である。
また、銀粒子の原料粉体、シリコン粒子の原料粉体、本発明の分級後粒子、比較の分級後粒子を、それぞれ図12(a)〜(c)および図13(a)〜(c)に示す。
図12(a)は分級前の銀粒子の原料粒子のSEM像を示す模式図であり、(b)は本発明の粉体分級装置による分級後の銀粒子のSEM像を示す模式図であり、(c)は比較のための粉体分級装置による分級後の銀粒子のSEM像を示す模式図である。
図13(a)は分級前のシリコン粒子の原料粒子のSEM像を示す模式図であり、(b)は本発明の粉体分級装置による分級後のシリコン粒子のSEM像を示す模式図であり、(c)は比較のための粉体分級装置による分級後のシリコン粒子のSEM像を示す模式図である。
12 ケーシング
14 上部円盤状部
14a 開口部
14b 開口面
16 下部円盤状部
18 遠心分離室
20 第1の壁部
22 第2の壁部
23 隙間
28 粗粉回収室
30 微粉回収管
30a 先端部
34 第1のエアノズル
38 第2のエアノズル
40 原料供給部
50、62 スリット
50a、62a 吸込口
52 管
66 回収室
68 排出管
70 ガイドベーン
72 押し込み室
100 粉体分級装置
Dc 第1の壁部の外径
Dr スリットの内径
H 方向
Pc1 粗粉
Pf 微粉
Pc2 粗粉
Ps 原料粉体
W 方向
Claims (7)
- 粒度分布を有する原料粉体を微粉と粗粉に分級する粉体分級装置であって、
対向する2つの部材に挟まれた空間として構成される円盤状の遠心分離室と、
前記遠心分離室内に気体を供給して旋回流を発生させる気体供給部と、
前記遠心分離室内に発生された前記旋回流に前記原料粉体を供給する原料供給部と、
前記遠心分離室の一方の部材の中央部に、前記遠心分離室内に連通して設けられた、前記遠心分離室内で分級された前記微粉を含む気体を前記遠心分離室外に排出する開口部を有する微粉回収部と、
前記微粉回収部が設けられた前記一方の部材と前記遠心分離室を挟んで対向する他方の部材側であり、かつ前記遠心分離室の外縁部に、前記遠心分離室内に連通して設けられ、前記遠心分離室内で分級された前記粗粉を前記遠心分離室外に排出する粗粉回収部と、
前記遠心分離室を構成する前記対向する2つの部材のうち、少なくとも一方の部材において、前記遠心分離室の前記中央部と前記遠心分離室の前記外縁部との間の領域に、前記遠心分離室内に連通して設けられ、前記遠心分離室内の気体を前記遠心分離室外に排出する円環状のスリットと、
微粉回収管により形成された前記遠心分離室の開口部に前記遠心分離室内に向かって突出して設けられた円筒状の第1の壁部と、
前記第1の壁部に対向し、かつ所定の隙間をあけて前記遠心分離室の前記他方の部材に設けられた円筒状の第2の壁部とを有し、
前記円環状のスリットは、内径が前記開口部の外径よりも大きく、
前記円環状のスリットは、吸込口と、前記吸込口よりも幅が広い流路を有し、
前記円環状のスリットの吸引量は、前記微粉回収部の吸引量よりも小さいことを特徴とする粉体分級装置。 - 前記円環状のスリットは、前記遠心分離室を構成する前記対向する2つの部材のうち、前記開口部が設けられた部材に設けられており、
前記開口部と前記円環状のスリットとは同心円状に配置されている請求項1に記載の粉体分級装置。 - 前記円環状のスリットは、前記遠心分離室を構成する前記対向する2つの部材のうち、前記開口部が設けられていない部材に設けられている請求項1に記載の粉体分級装置。
- 前記円環状のスリットは、前記遠心分離室を構成する前記対向する2つの前記部材にそれぞれ設けられており、前記開口部が設けられた部材に、設けられた前記円環状のスリットは、前記開口部と同心円状に配置されている請求項1に記載の粉体分級装置。
- 前記円環状のスリットの前記吸込口は前記円環状のスリットが設けられた部材に面しているか、または前記円環状のスリットの前記吸込口の吸込面は、前記開口部の開口面と直交している請求項1〜4のいずれか1項に記載の粉体分級装置。
- 前記円環状のスリットは、屈曲した流路を有する請求項1〜5のいずれか1項に記載の粉体分級装置。
- 前記粗粉回収部は、複数の第1のエアノズルと、前記複数の第1のエアノズルに対して前記他方の部材側に設けられた複数の第2のエアノズルまたは複数のガイドベーンとで構成されており、
前記複数の第2のエアノズルに対して前記他方の部材側または前記複数のガイドベーンに対して前記他方の部材側、かつ前記遠心分離室の外縁部にある隙間により、前記遠心分離室と、前記粗粉を前記遠心分離室外に排出するための粗粉回収室とが連通されている請求項1〜6のいずれか1項に記載の粉体分級装置。
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