JP2000107698A - 分級装置 - Google Patents

分級装置

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JP2000107698A
JP2000107698A JP10281088A JP28108898A JP2000107698A JP 2000107698 A JP2000107698 A JP 2000107698A JP 10281088 A JP10281088 A JP 10281088A JP 28108898 A JP28108898 A JP 28108898A JP 2000107698 A JP2000107698 A JP 2000107698A
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powder
suction
suction pipe
particle size
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JP10281088A
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Yoshihiro Sojo
義弘 荘所
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Minolta Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 分級された粉体における粒径のバラツキが大
きくなるということがなく、所定の粒径範囲になった粉
体が適切に分級されると共に、粒径が異なる複数種の粉
体を一度にまとめて分級できる分級装置を提供する。 【解決手段】 装置本体11の上部に設けられた供給口12
から供給された粉体を装置本体内で旋回させながら下方
に導くと共に、装置本体内の中心部に上端に吸引口15を
有する吸引管16を設け、上記の旋回しながら下方に導か
れる粉体中における粒径の小さな粉体を吸引口から吸引
管を通して吸引するようにした分級装置において、上記
の吸引管を多重管16a,16b で構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、粉体中から所定
の粒径になったトナー等の粉体を分級するのに使用する
分級装置に係り、特に、装置本体の上部に設けられた供
給口から供給された粉体を装置本体内で旋回させながら
下方に導くと共に、装置本体の中心部に上端に吸引口を
有する吸引管を設け、上記のように旋回しながら下方に
導かれる粉体中における粒径の小さな粉体を上記の吸引
口から吸引管を通して吸引するようにした分級装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、粉体を粉砕させてトナー等の所定
の小粒径になった粉体を得るにあたっては、図1に示す
ように、原料供給装置1からある程度粉砕された原料と
なる粉体を弁2を開いて案内管3に導き、この案内管3
を通して原料となる粉体を分級装置10に導き、この分
級装置10において上記の粉体中から所定の小粒径にな
った粉体を分級して回収する一方、回収されなかった大
きな粒径の粉体を粉砕装置4に導き、この大きな粒径の
粉体を粉砕装置4によって粉砕し、このように粉砕され
た粉体を案内管3に導き、この粉体を上記の原料供給装
置1から供給される粉体と一緒に再度分級装置10に導
き、上記のような操作を繰り返して、所定粒径になった
粉体を得るようにしていた。
【0003】ここで、上記の分級装置10においては、
図1に示すように、その装置本体11の上部に粉体を供
給する供給口12及び装置本体11内の排気を行う排気
管13を設ける一方、この装置本体10内の中心部に円
錐状で中心から下方に傾斜した案内部材14を設け、こ
の案内部材14の下方に上端に吸引口15を有する吸引
管16を配置させると共に、この吸引管16における吸
引口15の周囲に下方に傾斜した案内板17を設け、さ
らに上記の案内部材14や案内板17が設けられた近傍
において、装置本体11内に空気を導入させる導入口1
8を開閉可能に設けている。
【0004】そして、この分級装置10においては、上
記の供給口12から粉体を気流に乗せて装置本体11内
に供給し、この粉体を装置本体11内において旋回させ
ながら下方に導くと共に、上記の導入口18から装置本
体11内に空気を導入させる一方、上記の吸引管16を
通して吸引を行うようにしている。
【0005】ここで、このように吸引管16を通して吸
引を行うと、上記のように装置本体11内において旋回
しながら下方に導かれる粉体中において、小さな粉体は
上記の案内部材14と案内板17との間に導かれ、この
粉体が上記の吸引口15から吸引管16を通して吸引さ
れて回収される一方、粒径の大きな粉体は案内部材14
と案内板17の間に導かれず、或いは案内部材14と案
内板17との間に導かれたとしても、吸引口15まで到
達せずに案内板17に沿って下方に移動し、粒径の大き
な粉体だけが装置本体11の下部に導かれるようにな
る。
【0006】しかし、上記のような分級装置10によっ
て粉体の分級を行った場合、所定の粒径になった粉体が
得られるようになるが、このようにして得られた粉体中
には所定の粒径よりも小さな粒径の粉体や大きな粒径の
粉体も多く含まれ、分級された粉体における粒径のバラ
ツキが大きくなるという問題があった。
【0007】また、上記のような従来の分級装置10に
おいては、粉体中から所定の粒径になった一種類の粉体
が得られるだけであり、粒径が異なる複数種の粉体を別
に回収するためには、吸引管16による吸引等の分級条
件を変更させて、それぞれ別個に分級を行うことが必要
となり、粒径が異なる複数種の粉体をそれぞれ別に分級
させることが非常に困難になるという問題もあった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、装置本体
の上部に設けられた供給口から供給された粉体を装置本
体内で旋回させながら下方に導くと共に、装置本体の中
心部に上端に吸引口を有する吸引管を設け、上記のよう
に旋回しながら下方に導かれる粉体中における粒径の小
さな粉体を上記の吸引口から吸引管を通して吸引するよ
うにした分級装置における上記のような問題を解決する
ことを課題とするものである。
【0009】すなわち、この発明においては、上記のよ
うな分級装置において、分級された粉体における粒径の
バラツキが大きくなるということがなく、所定の粒径範
囲になった粉体が適切に分級されると共に、粒径が異な
る複数種の粉体を一度にまとめて分級できるようにする
ことを課題とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1にお
ける分級装置においては、上記のような課題を解決する
ため、装置本体の上部に設けられた供給口から供給され
た粉体を装置本体内で旋回させながら下方に導くと共
に、装置本体内の中心部に上端に吸引口を有する吸引管
を設け、上記の旋回しながら下方に導かれる粉体中にお
ける粒径の小さな粉体を上記の吸引口から吸引管を通し
て吸引するようにした分級装置において、上記の吸引管
を多重管で構成した。
【0011】ここで、この請求項1における分級装置の
ように、上記の吸引管を多重管で構成し、この多重管で
構成された吸引管において吸引を行うと、上記のように
旋回しながら下方に導かれる粉体中において、所定の粒
径以上の大きな粉体は多重管で構成された吸引管によっ
て吸引されずに、装置本体の下部に導かれる一方、所定
の粒径以下の粉体はこの多重管からなる吸引管に吸引さ
れるようになる。
【0012】そして、このように吸引される所定粒径以
下の粉体中において、粒径の大きな粉体は多重管からな
る外側の吸引管に吸引されて回収される一方、粒径の小
さな粉体は多重管からなる内側の吸引管に吸引されて回
収されるようになり、多重管で構成された各吸引管を通
して粒径の異なる粉体がそれぞれ別個に吸引されて回収
されるようになる。
【0013】このため、この請求項1における分級装置
においては、多重管で構成された各吸引管を通して回収
された粉体における粒径のバラツキが小さくなり、所定
の粒径範囲になった粉体が適切に分級されると共に、粒
径が異なる複数種の粉体を一度にまとめて分級できるよ
うになる。
【0014】また、上記の請求項1における分級装置に
おいて、請求項2に示すように、多重管で構成された各
吸引管における吸引口の周囲に下方に傾斜した案内板を
設けると、多重管で構成された各吸引管に対応した粒径
の粉体よりも粒径の大きな粉体が導かれても、このよう
に所定の粒径より大きな粉体は各吸引管の吸引口の周囲
に設けられた案内板に沿って下方に導かれるようにな
り、所定の粒径より大きな粉体が各吸引管に吸引されて
回収されるのが防止され、多重管で構成された各吸引管
を通して回収された粉体における粒径のバラツキがより
小さくなり、所定の粒径範囲になった粉体が適切に分級
されるようになる。
【0015】また、この発明の請求項3における分級装
置においては、上記のような課題を解決するため、装置
本体の上部に設けられた供給口から供給された粉体を装
置本体内で旋回させながら下方に導くと共に、装置本体
の中心部に上端に吸引口を有する吸引管を設け、上記の
旋回しながら下方に導かれる粉体中における粒径の小さ
な粉体を上記の吸引口から吸引管を通して吸引するよう
にした分級装置において、吸引口が下端に設けられた上
吸引管を上記の吸引管と対向するように設けた。
【0016】そして、この請求項3に示す分級装置のよ
うに、吸引口が下端に設けられた上吸引管を上記の吸引
管と対向するように設けると、上記のように旋回しなが
ら下方に導かれる粉体中において、所定の粒径以上の大
きな粉体は上記の吸引管や上吸引管によって吸引されず
に装置本体の下部に導かれる一方、所定の粒径以下の粉
体中において、粒径の小さな粉体は上記の上吸引管によ
り吸引されて回収されると共に、この上吸引管に回収さ
れなかった粒径が大きな粉体は上記の吸引管を通して回
収されるようになり、上記の上吸引管と吸引管とを通し
てそれぞれ粒径の粉体が別々に吸引されて回収されるよ
うになる。
【0017】このため、この請求項3における分級装置
においても、上吸引管と吸引管とを通して回収された各
粉体における粒径のバラツキが小さくなり、所定の粒径
範囲になった粉体が適切に分級されると共に、粒径が異
なる複数種の粉体を一度にまとめて分級できるようにな
る。
【0018】また、この請求項3における分級装置にお
いて、上記の吸引管及び上吸引管における各吸引口の周
囲にそれぞれ下方に傾斜した案内板を設けると、上記の
請求項2の場合と同様に、上記の上吸引管や吸引管に対
応した粒径の粉体よりも粒径の大きな粉体が導かれて
も、このように所定の粒径より大きな粉体は各吸引管の
吸引口の周囲に設けられた案内板に沿って下方に導かれ
るようになり、所定の粒径より大きな粉体が上吸引管や
吸引管に吸引されて回収されるのが防止され、上吸引管
や吸引管を通して回収された粉体における粒径のバラツ
キがより小さくなり、所定の粒径範囲になった粉体が適
切に分級されるようになる。
【0019】なお、上記の請求項3における分級装置に
おいては、上記の吸引管や上吸引管をさらに多重管で構
成することも可能である。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態に係る
分級装置を添付図面に基づいて具体的に説明する。
【0021】(実施形態1)この実施形態における分級
装置においても、図2に示すように、前記の図1に示し
た従来の分級装置と同様に、その装置本体11の上部に
粉体を供給する供給口12及び装置本体11内の排気を
行う排気管13を設ける一方、この装置本体10内の中
心部に円錐状で中心から下方に傾斜した案内部材14を
設け、この案内部材14の下方に上端に吸引口15を有
する吸引管16を配置させている。
【0022】ここで、この実施形態における分級装置に
おいては、上記の吸引管16を二重管16a,16bで
構成し、吸引口15aの径が大きい外側の第1吸引管1
6aよりも吸引口15bの径が小さい内側の第2吸引管
16bを上方に突出させると共に、外側の第1吸引管1
6aにおける吸引口15aの周囲に下方に傾斜した案内
板17aを設けている。
【0023】また、この実施形態における分級装置にお
いては、上記の案内部材14や案内板17aが設けられ
た近傍において、装置本体11内に空気を導入させる導
入口18を開閉可能に設けている。
【0024】そして、この実施形態における分級装置に
おいても、上記の供給口12から粉体を気流に乗せて装
置本体11内に供給し、この粉体を装置本体11内にお
いて旋回させながら下方に導くと共に、上記の導入口1
8から装置本体11内に空気を導入させる一方、上記の
第1及び第2の二重になった吸引管16a,16bを通
して吸引を行うようにする。
【0025】このようにすると、上記のように装置本体
11内において旋回しながら下方に導かれる粉体中にお
いて、所定の粒径以上の大きな粉体は第1及び第2の各
吸引管16a,16bによって吸引されず、また吸引さ
れて第1吸引管16a側に導かれたとしても、この第1
吸引管16aにおける吸引口15aの周囲に設けられた
案内板17aに沿って下方に移動して装置本体11の下
部に導かれる。
【0026】一方、所定の粒径以下の粉体は第1及び第
2の各吸引管16a,16bによって吸引され、このよ
うに吸引される所定粒径以下の粉体中において、粒径の
小さな粉体は小さな吸引口15bを有する内側の第2吸
引管16bの位置まで導かれて、この第2吸引管16b
に吸引されて回収される一方、粒径の大きな粉体は大き
な吸引口15aを有する外側の第1吸引管16aに吸引
されて回収されるようになる。
【0027】この結果、この実施形態における分級装置
においては、吸引口15aの大きな第1吸引管16aを
通して主として粒径の大きな粉体が回収される一方、吸
引口15bの小さな第2吸引管16bを通して主として
粒径の小さな粉体が回収されるようになり、第1及び第
2の各吸引管16a,16bを通して回収された各粉体
における粒径のバラツキが小さくなり、所定の粒径範囲
になった粉体が適切に分級されると共に、粒径が異なる
2種の粉体を一度にまとめて分級できるようになる。
【0028】なお、この実施形態1における分級装置に
おいては、径の大きな外側の第1吸引管16aにおける
吸引口15aの周囲に下方に傾斜した案内板17aを設
けただけであるが、図3に示すように、径の小さな内側
の第2吸引管16bにおける吸引口15bの周囲にも同
様に下方に傾斜した案内板17bを設けることも可能で
ある。
【0029】そして、このように径の小さな内側の第2
吸引管16bにおける吸引口15bの周囲に下方に傾斜
した案内板17bを設けると、粒径の大きな粉体が吸引
されてこの内側の第2吸引管16b側に導かれたとして
も、この粒径の大きな粉体が第2吸引管16bの吸引口
15bの周囲に設けられた案内板17bに沿ってその下
方に位置する第1吸引管16aの吸引口15aの周囲に
設けられた案内板17aに導かれ、所定の粒径以上の大
きな粉体は上記のようにこの案内板17aに沿って下方
に移動して装置本体11の下部に導かれる一方、所定の
粒径以下の粉体はこの第1吸引管16aに吸引されて回
収されるようになる。
【0030】この結果、第1及び第2の各吸引管16
a,16bを通して回収された各粉体における粒径のバ
ラツキがより小さくなり、所定の粒径範囲になった粉体
が適切に分級されるようになる。
【0031】さらに、この実施形態1における分級装置
においては、吸引管16を二重管16a,16bで構成
したが、この吸引管16をさらに多くの多重管16a,
16b,16c,…で構成することも可能であり、例え
ば、図4に示すように、吸引管16を大,中,小の3つ
の吸引口15a,15b,15cを有する3重の吸引管
16a,16b,16cで構成することも可能である。
【0032】そして、このように吸引管16に三重の吸
引管16a,16b,16cを用いた場合には、粒径の
一番小さい粉体が最も内側に位置する径の小さな第3の
吸引管16cに吸引されて回収され、次に、これより粒
径の少し大きな粉体が中間に位置する第2吸引管16b
に吸引されて回収され、またこれより粒径の大きな粉体
が最も外側に位置する第1吸引管16aに吸引されて回
収されるようになり、さらにこれより粒径の大きな粉体
は装置本体10の下部に導かれるようになる。
【0033】この結果、上記の第1〜第3の各吸引管1
6a,16b,16cを通して回収された各粉体におけ
る粒径のバラツキがさらに小さくなり、所定の粒径範囲
になった粉体が適切に分級されると共に、粒径が異なる
3種の粉体を一度にまとめて分級できるようになる。
【0034】(実施形態2)この実施形態における分級
装置においても、図5に示すように、その装置本体11
の上部に粉体を供給する供給口12及び装置本体11内
の排気を行う排気管13を設けている。
【0035】ここで、この実施形態における分級装置に
おいては、装置本体10内の中心部に上端に吸引口15
が設けられた吸引管16を配置させ、この吸引管16に
おける吸引口15の周囲に下方に傾斜した案内板17を
設けると共に、この吸引管16における吸引口15より
も小さな吸引口19が下端に設けられた上吸引管20を
上記の吸引管16と対向するように設けている。
【0036】そして、この上吸引管20を上記の排気管
13を通して装置本体10の外に導くと共に、この上吸
引管20における吸引口19の周囲に下方に傾斜した案
内板21を設け、さらに上記の各案内板17,21が設
けられた近傍において、装置本体11内に空気を導入さ
せる導入口18を開閉可能に設けている。
【0037】ここで、この実施形態における分級装置に
おいても、上記の供給口12から粉体を気流に乗せて装
置本体11内に供給し、この粉体を装置本体11内にお
いて旋回させながら下方に導くと共に、上記の導入口1
8から装置本体11内に空気を導入させる一方、上記の
吸引管16及び上吸引管20を通して吸引を行うように
する。
【0038】このようにすると、上記のように装置本体
11内において旋回しながら下方に導かれる粉体中にお
いて、所定の粒径以上の大きな粉体は上記の吸引管16
及び上吸引管20によって吸引されず、また吸引されて
吸引管16側に導かれたとしても、この吸引管16にお
ける吸引口15の周囲に設けられた案内板17に沿って
下方に移動し、装置本体11の下部に導かれる。
【0039】一方、所定の粒径以下の粉体は上記の吸引
管16及び上吸引管20によって吸引され、このように
吸引される所定粒径以下の粉体中において、粒径の小さ
な粉体は上吸引管20の吸引口19の周囲に設けられた
案内板21の下側に回り込んで、この上吸引管20に吸
引されて回収される一方、粒径の大きな粉体は上記の吸
引管16に吸引されて回収されるようになる。
【0040】この結果、この実施形態における分級装置
においても、上記の吸引管16を通して主として粒径の
大きな粉体が回収される一方、上記の上吸引管20を通
して主として粒径の小さな粉体が回収されるようにな
り、上記の吸引管16と上吸引管20とを通して回収さ
れた各粉体における粒径のバラツキが小さくなり、所定
の粒径範囲になった粉体が適切に分級されると共に、粒
径が異なる2種の粉体を一度にまとめて分級できるよう
になる。
【0041】なお、この実施形態2における分級装置に
おいては、上記の吸引管16と上吸引管20とを直接対
向するようにして設けたが、図6に示すように、上記の
吸引管16と上吸引管20との間に、円錐状で中心から
下方に傾斜した案内部材14を設けることも可能であ
る。
【0042】そして、このように吸引管16と上吸引管
20との間に上記の案内部材14を設けると、上記のよ
うに吸引管16及び上吸引管20によって吸引される所
定粒径以下の粉体中において、粒径の小さな粉体と粒径
の大きな粉体とがこの案内部材14によって分離される
ようになる。
【0043】このため、粒径の大きな粉体が上吸引管2
0に吸引されるのが抑制されると共に、粒径の小さな粉
体が吸引管16に吸引されるのも抑制され、吸引管16
と上吸引管20を通して回収された各粉体における粒径
のバラツキがより小さくなり、所定の粒径範囲になった
粉体が適切に分級されるようになる。
【0044】また、この実施形態2における分級装置に
おいては、上記の吸引管16及び上吸引管20を単管で
構成したが、この吸引管16や上吸引管20を多重管で
構成することも可能である。
【0045】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明の請求項
1における分級装置においては、装置本体内において旋
回しながら下方に導かれる粉体中における粒径の小さな
粉体を吸引管を通して吸引するにあたり、この吸引管を
多重管で構成し、この多重管で構成された吸引管におい
て吸引を行うようにしたため、吸引管を通して吸引され
る所定の粒径以下の粉体中において、粒径の大きな粉体
は多重管からなる外側の吸引管に吸引されて回収される
一方、粒径の小さな粉体は多重管からなる内側の吸引管
に吸引されて回収されるようになり、多重管で構成され
た各吸引管を通してそれぞれ粒径の異なる粉体が別個に
吸引されて回収されるようになった。
【0046】この結果、この請求項1の分級装置を用い
ると、多重管で構成された各吸引管を通して回収された
粉体における粒径のバラツキが小さくなり、所定の粒径
範囲になった粉体が適切に分級されると共に、粒径が異
なる複数種の粉体を一度にまとめて分級できるようにな
った。
【0047】また、この発明の請求項3における分級装
置においては、装置本体内において旋回しながら下方に
導かれる粉体中における粒径の小さな粉体を吸引管を通
して吸引するにあたり、吸引口が下端に設けられた上吸
引管を上記の吸引管と対向するように設け、この吸引管
と上吸引管とにおいて吸引を行うようにしたため、この
吸引管や上吸引管によって吸引される所定の粒径以下の
粉体中において、粒径の小さな粉体は上吸引管により吸
引されて回収される一方、この上吸引管に回収されなか
った粒径が大きな粉体は吸引管を通して回収されるよう
になり、上吸引管と吸引管とを通してそれぞれ所定範囲
の粒径の粉体が吸引されて回収されるようになった。
【0048】この結果、この請求項3の分級装置におい
ても、上吸引管と吸引管とを通して回収された各粉体に
おける粒径のバラツキが小さくなり、所定の粒径範囲に
なった粉体が適切に分級されると共に、粒径が異なる複
数種の粉体を一度にまとめて分級できるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】粉体を粉砕させてトナー等の所定の小粒径にな
った粉体を得るにあたり、従来の分級装置を用いて粉体
の分級を行う状態を示した概略説明図である。
【図2】この発明の実施形態1における分級装置の概略
断面図である。
【図3】実施形態1における分級装置の第1の変更例を
示した概略断面図である。
【図4】実施形態1における分級装置の第2の変更例を
示した概略断面図である。
【図5】この発明の実施形態2における分級装置の概略
断面図である。
【図6】実施形態2における分級装置の第1の変更例を
示した概略断面図である。
【符号の説明】 11 装置本体 12 供給口 15,15a,15b,15c 吸引口 16,16a,16b,16c 吸引管 17,17a,17b 案内板 19 吸引口 20 上吸引管 21 案内板

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 装置本体の上部に設けられた供給口から
    供給された粉体を装置本体内で旋回させながら下方に導
    くと共に、装置本体内の中心部に上端に吸引口を有する
    吸引管を設け、上記の旋回しながら下方に導かれる粉体
    中における粒径の小さな粉体を上記の吸引口から吸引管
    を通して吸引するようにした分級装置において、上記の
    吸引管を多重管で構成したことを特徴とする分級装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載した分級装置において、
    上記の多重管からなる各吸引管における吸引口の周囲に
    下方に傾斜した案内板を設けたことを特徴とする分級装
    置。
  3. 【請求項3】 装置本体の上部に設けられた供給口から
    供給された粉体を装置本体内で旋回させながら下方に導
    くと共に、装置本体の中心部に上端に吸引口を有する吸
    引管を設け、上記の旋回しながら下方に導かれる粉体中
    における粒径の小さな粉体を上記の吸引口から吸引管を
    通して吸引するようにした分級装置において、吸引口が
    下端に設けられた上吸引管を上記の吸引管と対向するよ
    うに設けたことを特徴とする分級装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載した分級装置において、
    上記の吸引管及び上吸引管における各吸引口の周囲に下
    方に傾斜した案内板を設けたことを特徴とする分級装
    置。
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