JP2020006290A - 気流分級装置 - Google Patents
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Abstract
Description
図1は、実施例1の気流分級装置を示す斜視図である。図2は、実施例1の気流分級装置を示す縦断面図である。
図4は、実施例1の気流分級装置1の気流制御板13を示す平面図である。図3及び図4に示すように、気流制御板13は、円環状の金属板として形成されており、分散室6の上部に、水平方向に沿って配置されている。気流制御板13は、気流導入部材15の底板15bの下面に重ねて設けられており、排気部12の排気口12bよりも、分散室6内の上方に配置されている。
R0=R1−(A×B) ・・・(式1)
0.5≦A≦1.5 ・・・(式2)
を満たす。
図3、図4及び図5に示すように、分散室6には、供給口11a側から排気部12の排気口12bへ向かう粉体の流れを遮る遮蔽部材としての遮蔽板21が設けられている。遮蔽板21は、分散室6の周方向に連続する供給口11aの円弧Qの両端と分散室6の径方向の中心O1とを2つの直線L1、L2で結んだとき、これら2つの直線L1、L2と、供給口11aの円弧Qとで囲まれた扇形の範囲に配置されている。
気流分級装置1は、供給部11から分散室6内へ固気混合流が供給されたとき、供給口11aから分散室6内へ流入した粉体が、気流制御板13上に沿って流れて案内される。気流制御板13によって案内される粉体は、分散室6の周方向に沿って気流制御板13上を流れながら、分散室6内の旋回流に徐々に乗せられて分散される。
遮蔽板21は、供給口11aから、分散室6の径方向の中央側へ向かう流れを遮断する。これにより、遮蔽板21は、気流制御板13と同様に、供給口11aから分散室6内へ流入した固気混合流が、自由膨張によって流速が低下することを抑える。加えて、遮蔽板21は、供給口11aから分散室6内へ固気混合流が流入したときに、自由膨張によって拡散した粉体が、分散室6の径方向の中央に配置された排気口12bへ過剰に吸い込まれることを抑える。したがって、遮蔽板21によれば、分散室6内へ供給された粉体が、供給口11aから排気部12の排気口12bへ直接流れることが妨げられるので、粉体が供給口11aから排気口12bへ直接排出されるショートパスが抑えられ、粉体の損失を抑えることができる。
実施例1の気流分級装置を用いて粉体の分級試験を行った結果について説明する。例えば、トナー等の粉体の製造では、中心粒径(メジアン径)が6[μm]〜8[μm]程度、3[μm]以下の粒子が5[個数%]以下とされ、中心粒径が小さく、かつ、粒度分布の範囲が非常に小さい製造条件が要求されるものがある。このような粉体の製造する場合について、本実施例1の気流分級装置1を用いて分級試験を行った実施例A、B、Cと、参考例の気流分級装置を用いて分級試験を行った参考例A、Bを比較する。表1は、実施例A、B、Cと参考例A、Bの分級試験の結果を示す表である。なお、以下の実施例A、B、Cでは、気流制御板13及び遮蔽板21が取り付けられた気流分級装置1を用いた。
実施例Aとして、実施例1の気流分級装置1を用いて粉体の分級試験を行った。原料としては、ポリエステル樹脂を92[重量%]とカーボンブラックを4[重量%]との混合物を、二軸押出機(株式会社池貝製)を用いて溶融混練し、冷却固化した後、孔径が3[mm]のスクリーンを有るロートプレックス粉砕機(株式会社東亜機械製作所製)を用いて粗粉砕した粉体Aを使用した。
参考例Aでは、気流分級装置1として、気流制御板13を取り付けていないDSX−5型分級機を用いて分級処理を行った。参考例Aは、気流制御板13を利用しない点以外、上述の実施例Aと同一条件で粉体Aの分級試験を行った。
実施例Bにおいても、実施例Aと同様に、原料としては、ポリエステル樹脂を92[重量%]とカーボンブラックを4[重量%]との混合物を、二軸押出機(株式会社池貝製)を用いて溶融混練し、冷却固化した後、孔径が3[mm]のスクリーンを有るロートプレックス粉砕機(株式会社東亜機械製作所製)を用いて粗粉砕した粉体Aを使用した。
実施例Cでは、原料としては、ポリエステル樹脂を80[重量%]とカーボンブラックを5[重量%]との混合物を、二軸押出機(株式会社池貝製)を用いて溶融混練し、冷却固化した後、孔径が3[mm]のスクリーンを有るロートプレックス粉砕機(株式会社東亜機械製作所製)を用いて粗粉砕した粉体Bを使用した。
参考例Bでは、気流分級装置1として、気流制御板13を取り付けていないDSX−5型分級機を用いて分級処理を行った。参考例Bは、気流制御板13を利用しない点以外、上述の実施例Cと同一条件で粉体Bの分級試験を行った。
6 分散室
7 分級室
8 分散盤(円錐体)
9 分級盤
11 供給部
11a 供給口
12 排気部
13 気流制御板(気流制御部材)
13a 開口
15 気流導入部材
15a 案内羽根(羽根)
21 遮蔽板(遮蔽部材)
G1 環状間隙
O1 中心
L1、L2 直線
Claims (8)
- 粉体を遠心力で分散させる円筒状の分散室と、
前記分散室の下方に設けられて前記分散室から流入した粉体を遠心力で分級する円筒状の分級室と、
前記分散室と前記分級室とを仕切ると共に前記分散室と前記分級室とを連通させる環状間隙を外周側に形成する円錐体と、
前記分散室の内周面に接続された供給口を有し、粉体を気流と共に前記分散室の周方向に沿って前記分散室へ供給する供給部と、
前記分散室の上方に連通されて前記分散室から排気する排気部と、
前記分散室の内周面の全周にわたって設けられ、前記供給部から流入した粉体及び気流を、前記分散室の周方向に沿って案内する気流制御部材と、
を備える気流分級装置。 - 前記分散室の外周側には、環状に配列された複数の羽根を有し、各羽根の間から前記分散室内へ旋回流を導入する気流導入部材が設けられている、
請求項1に記載の気流分級装置。 - 前記気流制御部材は、前記供給口から前記分散室の内周面の全周にわたって延ばされ、前記分散室と前記分級室を投影した水平面上において、前記供給口から、前記分散室の内周面の円周の少なくとも1/4以上にわたって前記環状間隙を覆うように形成されている、
請求項1または2に記載の気流分級装置。 - 前記気流制御部材は、前記供給口から前記分級室側へ向かって螺旋状に延びている、
請求項3に記載の気流分級装置。 - 前記気流制御部材は、前記分散室の内周面の全周にわたって形成された開口を有し、
前記開口は、前記分散室の径方向において、前記分散室の中心と前記分散室の内周面との間の最大半径をR1、前記分散室の中心と前記開口の内周縁との間の最小半径をR0、前記最小半径R0に沿う方向における前記供給口の幅をBとしたとき、
R0=R1−(A×B)、0.5≦A≦1.5を満たす、
請求項1ないし4のいずれか1項に記載の気流分級装置。 - 前記分散室の径方向において前記分散室の内周面から突出する前記気流制御部材の内周部の幅は、前記供給口側から前記分散室の周方向に沿って連続的又は段階的に小さくなるように形成されている、
請求項1ないし5のいずれか1項に記載の気流分級装置。 - 前記分散室には、前記供給口側から前記排気部へ向かう粉体の流れを遮る遮蔽部材が設けられている、
請求項1ないし6のいずれか1項に記載の気流分級装置。 - 前記供給口は、前記分散室の周方向に沿って形成され、
前記遮蔽部材は、前記分散室の周方向に沿って連続する前記供給口の円弧の両端と前記分散室の径方向の中心とを2つの直線で結んだとき、当該2つの直線と前記円弧とで囲まれた扇形の範囲に配置されている、
請求項7に記載の気流分級装置。
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN113894937A (zh) * | 2021-10-12 | 2022-01-07 | 南宁腾宁商品混凝土有限公司 | 一种有效控制人工砂石粉含量的投放装置及方法 |
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2018
- 2018-07-03 JP JP2018127075A patent/JP7137378B2/ja active Active
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