JPH11138103A - 気流分級機 - Google Patents
気流分級機Info
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- JPH11138103A JPH11138103A JP30422697A JP30422697A JPH11138103A JP H11138103 A JPH11138103 A JP H11138103A JP 30422697 A JP30422697 A JP 30422697A JP 30422697 A JP30422697 A JP 30422697A JP H11138103 A JPH11138103 A JP H11138103A
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Abstract
図る。 【解決手段】 分級カバー4と分級板5とを上下に配置
する。分級カバー4の円錐形下面4aと分級板5の円錐
形上面5a間に形成された分級室6の外周部に複数のル
ーバー7を環状に配置して隣接するルーバー7間に二次
エアの流入路を設ける。分級カバー4における円錐形下
面4aの傾斜角を分級板5における円錐形上面5aの傾
斜角より大きくして、分級室6において旋回する気流の
旋回速度の向上を図り、粉体の分級点を低下させる。
Description
れる現像用トナー等の粉体を微粉と粗粉とに遠心分離す
る気流分級機に関するものである。
たものが従来から知られている。この気流分級機は、分
級カバー30と分級板31間に形成された分級室32の
外周に、角度調整自在に設けられた複数のルーバー33
を環状に配置して隣接するルーバー33間に二次エアを
分級室32内に旋回流入させる流入路を設け、上記分級
カバー30上には粉体供給筒34を配置し、その粉体供
給筒34の内周下部と分級カバー30の外周間に粉体供
給口35を形成している。
6を接続し、かつ分級板31の外周囲に粗粉排出口37
を設けている。
6にブロワーの吸引力を付与する状態において、粉体供
給筒34内の外周上部に粉体と圧縮エアの固気混合流体
を供給し、上記粉体供給筒34内を旋回しつつ下降する
固気混合流体を粉体供給口35から分級室32内に供給
して、ルーバー33間の流入路から分級室32内に流入
する二次エアにより固気混合流体の旋回速度を高めて粉
体を遠心分離し、分級室32の中心部に移行する微粉を
微粉排出筒36から排出し、分級室32内の外周部で旋
回する粗粉を粗粉排出口37から排出させるようにして
いる。
いて、粉体の分級点は、分級室32において旋回する気
流の旋回速度に影響を受け、上記旋回速度を大きくする
ことによって分級点を小さくし得ることは従来から知ら
れている。
度分布曲線と粗粉の粒度分布曲線の交点での粒子径をい
う。
級室32内に旋回流入させる固気混合流体の供給圧を高
くすることによって高めることができるが、供給圧の圧
力上昇に限度がある。
気混合流体の供給圧を一定とする状態においてルーバー
33の角度を調整し、分級室32内に流入する二次エア
の流速の変化により分級室32内における気流の旋回速
度を調整しており、微粉を製品とする粉体の分級に際し
ては、ルーバー33間に形成される流通路を小さくして
分級室32内における気流の旋回速度を高め、粉体の分
級点を下げるようにしている。
2における気流の旋回速度を測定したところ、図5に示
す結果を得た。
表1に示す。
31の円錐形上面の傾斜角度 条件として、微粉排出筒36に−0.3kg/cm2 の
吸引力を付与し、かつ粉体供給筒34内に2kg/cm
2 の高圧エアを噴射した。
隔を1mmとしたときの測定結果を示し、(ロ) 、(ハ) 、
(ニ) の速度曲線は上記間隔を3mm、5mm、7mmと
したときの測定結果を示す。
分級機においては、図4に示すように、分級室32にお
いて気流を高速で旋回させることができるため、ガラス
粉やトナー等の粉体においては、ミクロンオーダの分級
を可能とすることができるという特徴を有するが、現像
用トナーにおいては粒子径が小さい程、鮮明な画像が得
られるため、分級点をさらに低くして欲しいという要求
がある。
る気流の旋回速度を高めるため種々の実験を行なったと
ころ、分級カバーにおける円錐形下面の傾斜角を大きく
することにより、分級室内での気流の旋回速度を高める
ことができることを見出したのである。
体の分級に際し、その分級点の低下を図ることである。
めに、この発明においては、分級カバーと分級板とを上
下に設け、分級カバーの下面および分級板の上面を中心
に向けて高くなる円錐形とし、その円錐形下面と円錐形
上面間に形成された分級室の外周部に複数のルーバーを
環状に配置して隣接するルーバー間に二次エアの流入路
を設け、上記分級室内に供給された粉体を高速度で旋回
させて微粉と粗粉とに遠心分離し、微粉を分級板の中心
部に接続された微粉排出筒から排出し、粗粉を分級板の
外周囲に形成された粗粉排出口から排出させるようにし
た気流分級機において、前記分級カバーにおける円錐形
下面の傾斜角を、分級板における円錐形上面の傾斜角よ
り大きくした構成を採用している。
1乃至図3に基づいて説明する。図1に示すように、ケ
ーシング1は、上部ケーシング2と下部ケーシング3と
から成り、上部ケーシング2の内部には分級カバー4と
分級板5とが上下に設けられている。
上面5aは、中心に向けて高くなる円錐形とされ、分級
カバー4における円錐形下面4aの傾斜角αは、分級板
5における円錐形上面5aの傾斜角βより大きくなって
いる。
の分割面間に複数のルーバー7が分級室6の周方向に間
隔をおいて環状に配置されている。
自在とされ、隣接するルーバー7間に流通路が形成され
ている。この流通路は分級室6内において旋回される粉
体の旋回方向に向けて分級室6内に二次エアを流入させ
るようになっている。
され、この微粉排出筒8は下部ケーシング3を貫通して
いる。また、分級板5の外周と上部ケーシング2の内周
面間に環状の粗粉排出口9が設けられている。
0が接続され、その粉体供給筒10の内周下部と分級カ
バー4の外周間に粉体供給口11が形成されている。粉
体供給筒10は、外周上部に接続方向に延びる粉体導入
筒12を有し、その粉体導入筒12に粉体と圧縮エアの
固気混合流体が供給されるようになっている。
から成り、粉体の供給に際しては、微粉排出筒8内に吸
引力を付与する状態で粉体導入筒12から粉体供給筒1
0内に粉体と圧縮エアの固気混合流体を供給する。
体は、粉体供給筒10内を旋回しつつ下降して分級室6
内に流入し、その分級室6内で旋回する。
室6内に二次エアが流入し、その二次エアによって分級
室6で旋回する粉体は加速され、粉体は微粉と粗粉とに
遠心分離される。
微粉排出筒8から排出される。一方、粗粉は分級室6の
外周部に向けて移動し、粗粉排出口9から下部ケーシン
グ3内に排出される。
す気流分級機とは分級カバー4における円錐形下面4a
の傾斜角αのみが相違し、実施の形態では、上記傾斜角
αを分級板5における円錐形上面5aの傾斜角βより大
きくしている。
の分級点がどのように変化するかを調べるため、炭酸カ
ルシウムを分級し、その分級点を測定したところ、表2
に示す結果を得た。
/cm2 の圧縮エアを供給し、炭酸カルシウムの供給量
を5kg/hrとした。また、微粉排出筒8内に−0.
3kg/cm3 の吸引力を付与した。
円錐形下面4aの傾斜角αは60°としており、他の各
部の寸法は、図4に示す気流分級機と同じであるため、
その寸法の記載を省略する。
を用い、同じ試験条件でもって炭酸カルシウムを分級し
た際の分級点の測定結果を表2に示す。
態における気流分級機においては分級点を小さくするこ
とができる。
級機の他の例を示す。図2に示す気流分級機において
は、分級カバー4を円錐形として分級室6の上部を全体
にわたって閉塞している。また、隣接するルーバー7間
に粉体噴射ノズル13を設け、その粉体噴射ノズル13
から分級室6内の外周部接線方向に粉体と圧縮エアの固
気混合流体を供給するようにしている。
ー4における円錐形下面4aの傾斜角αを24°、45
°、60°とした3種類の気流分級機を製作してガラス
粉を分級し、その分級点を測定したところ、表3に示す
結果を得た。
g/hr、供給圧:2kg/cm2、微粉排出筒8内の
吸引力:−0.3kg/cm2 とした。
4aの傾斜角αを大きくすることによって分級点を小さ
くすることが理解できるが、このとき、粒子に働く遠心
力は常に水平方向に働いており、上記傾斜角を大きくす
ると、分級カバー4の円錐形下面4aに対する粒子の接
触力が大きくなり、分級カバー4への付着、摩耗が促進
される可能性が高くなるため、75°以下とするのが好
ましい。
6の上部を全体にわたって閉塞する分級カバー4の中心
部上に粉体供給装置14を設けている。粉体供給装置1
4は、分級カバー4の中心部に接続した粉体供給筒15
の上部にホッパ16を接続し、そのホッパ16内に設け
たエア噴射ノズル17から粉体供給筒15内に圧縮エア
を噴射し、ホッパ16内の粉体を粉体供給筒15内に吸
引して送るようにしている。
を形成し、そのエア噴射孔18から粉体供給筒15内の
外周部に向けて圧縮エアを噴射し、その圧縮エアによっ
て粉体供給筒15内を下向きに流れる固気混合流体を旋
回させるようにしており、その旋回する固気混合流体を
粉体供給筒15の下端開口に設けたコーン19の外周に
沿って分級室6内に供給している。
すように、分級室において旋回する気流の旋回速度は微
粉排出筒8の内径位置より中心側に少し片寄った位置で
大きく、外径方向に至るに従って次第に小さくなるた
め、図3に示す気流分級機のように、分級室6の中心部
に固気混合流体を供給することにより、粉体にきわめて
大きい分散力を付与することができ、各粒子に大きい旋
回力を付与することができる。
止し、粉体を効果的に分級することができると共に、分
級点を小さくすることができる。
酸カルシウムの分級を行ない、その分級点を測定したと
ころ、表4に示す結果を得た。
5に示す。
kg/cm2 の圧縮エアを供給し、微粉排出筒8に−
0.3kg/cm2 の吸引力を付与した。
斜角αを分級板5の円錐形上面5aの傾斜角より大きく
し、分級室6の中心部上から固気混合流体を供給するこ
とにより、粉体の分級点をさらに小さくすることができ
ることがわかる。
級カバーの円錐形下面の傾斜角を分級板の円錐形上面の
傾斜角より大きくしたので、分級点を小さくすることが
できると共に、分級された微粉の最大粒子径の縮小化を
図ることができる。
縦断正面図
示す縦断正面図
形態を示す縦断正面図
置での接線方向流速の測定結果を示すグラフ
Claims (2)
- 【請求項1】 分級カバーと分級板とを上下に設け、分
級カバーの下面および分級板の上面を中心に向けて高く
なる円錐形とし、その円錐形下面と円錐形上面間に形成
された分級室の外周部に複数のルーバーを環状に配置し
て隣接するルーバー間に二次エアの流入路を設け、上記
分級室内に供給された粉体を高速度で旋回させて微粉と
粗粉とに遠心分離し、微粉を分級板の中心部に接続され
た微粉排出筒から排出し、粗粉を分級板の外周囲に形成
された粗粉排出口から排出させるようにした気流分級機
において、前記分級カバーにおける円錐形下面の傾斜角
を、分級板における円錐形上面の傾斜角より大きくした
ことを特徴とする気流分級機。 - 【請求項2】 前記分級カバーの上方に、粉体と圧縮エ
アの固気混合流体を旋回させ乍ら分級室内の中心部に供
給する粉体供給装置を設けたことを特徴とする請求項1
に記載の気流分級機。
Priority Applications (1)
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JP30422697A JP3902845B2 (ja) | 1997-11-06 | 1997-11-06 | 気流分級機 |
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JP30422697A JP3902845B2 (ja) | 1997-11-06 | 1997-11-06 | 気流分級機 |
Related Child Applications (1)
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Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
1997
- 1997-11-06 JP JP30422697A patent/JP3902845B2/ja not_active Expired - Lifetime
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JP3902845B2 (ja) | 2007-04-11 |
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