JPH051071B2 - - Google Patents

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JPH051071B2
JPH051071B2 JP63029773A JP2977388A JPH051071B2 JP H051071 B2 JPH051071 B2 JP H051071B2 JP 63029773 A JP63029773 A JP 63029773A JP 2977388 A JP2977388 A JP 2977388A JP H051071 B2 JPH051071 B2 JP H051071B2
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JP
Japan
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air
classification chamber
classification
powder
chamber
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  • Combined Means For Separation Of Solids (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は分級室に供給した粉体材料に高速旋回
渦流を生起させて微粉と粗粉とに遠心分離させる
気流分級機に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、気流分級機としては、井伊谷式分級機
(日本機械学会誌59〔3〕215(昭31))やクラシク
ロン(名古屋工業技術試験報告〔4〕235(昭
34))等が考案されているが、これらはその固有
の形状で分離粒子径が決まり、分離粒子径を調整
することができない。また、粉体材料を1点から
分級室へ供給する方法があり、分散が悪く、かつ
材料供給速度が上がると著しい分級精度の低下と
分離粒子径が大きくなる等の問題点を有してお
り、この解決手段として特開昭54−48378号公報
のごとく分級室の高さを調整可能にする方法、特
開昭54−79870号公報のごとく分級室上にサイク
ロン形状の案内筒を取り付ける方法が提案されて
おり、これらの提案を組み合わせたものが実用化
されている。この実用化されている気流分級機の
形状を第5図,第6図に示す。
〔発明が解決しようとしている課題〕
しかし、第5図,第6図に示したようなこの種
の気流分級機では、処理量を多くするため、分級
室の径を大きくしたものでは、分離粒子径の下限
が大きくなつてしまうという問題点があつた。
そこで、実開昭54−122477号公報に記載されて
いるように、案内板の径を大きくすることによつ
て、供給溝の径を大きくして微粉排出口7までの
距離を大きくとることができるため、微粉排出口
7よりより排出される微粉中に粗粉が混入するの
を防ぎ、微粉の平均粒子径を小さくすることが提
案されている。
しかしながら、この提案では分級室内での粉体
材料の分散が不十分であり、粗粉中には微粉の凝
集物が混入するため、分級効率の低下を起こして
おり、処理量を多くするという当初の目的から逸
脱したしまうという問題点があつた。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明によれば、案内板の径を大きくすること
により供給溝の径を大きくすると同時に、該分級
室の上部外周囲に粉体材料を旋回流により分散さ
せるための空気流入手段を設けることにより、効
率良く分離粒子径の小さな分級を行うことができ
るようにしたものである。
〔発明の概要〕
具体的には、本発明は、案内筒の下方に分級室
を有し、分級室の上部に中央部が高くなる傾斜状
の案内板を設け、該案内板の下縁外周囲に粉体材
料を分級室に供給するための供給溝を形成し、該
分級室の下部には中央部が高くなる傾斜状の分級
板を設け、該分級板の下縁外周囲には風力分級さ
れた粗粉を排出するための粗粉排出口を形成し、
該分級板の中央部には風力分級された微粉を排出
するための微粉排出口が具備されており、該案内
筒の外径が案内筒の内径よりも大きく、 該分級室の上部周囲には供給された粉体材料を
エアの施回流により分散させるために、分級室上
部に外気からエアを導入するための第1空気流入
口を有する流入路を複数のルーバで形成している
第1空気体流入手段が具備されており、 該分級室の下部周囲には分散された粉体材料を
風力分級するためのエアの旋回流を生じさせるた
めに、分級室下部に外気からエアを導入するため
の第2空気流入口を有する流入路を複数のルーバ
で形成している第2空気体流入手段が具備されて
いることを特徴とする気流分級機に関する。
〔発明の具体的説明〕
以下、図面に基づいて本発明を詳細に説明す
る。
本発明による気流分級機の一例として、外表面
図として第1図、縦断面図として第2図に示す形
のものを例示し得る。第1図,第2図において1
は本体ケーシング、2は該ケーシング1の下部に
接続した下部ケーシングであつて、その下部にホ
ツパー3とを備え、本体ケーシング1の内部には
分級室4が形成されている。本体ケーシング1の
上部に案内筒10が起立し、この案内筒10の上
部外周面に供給筒9が接続されている。案内筒1
0内の下部に中央が高くなる形斜状の案内板15
を取り付け、この案内板15の下縁外周囲に環状
の供給溝11を形成する。ここで、案内板15の
径を大きくし、その下縁外周面、つまり供給溝1
1は、本体ケーシング1の内壁に隣接させ、分級
室4の最外周部とする。
また、分級室4の底部には、中央部が高くなる
傾斜状の分級板5を設け、この分級板5の下縁外
周囲に環状の粗粉排出溝6を形成し、分級板5の
中央部には微粉排出口7を形成する。
分級室4の下部周壁外周囲には、外気をエアを
導入するための第2空気流入口8を有する流入路
が具備されており、この第2空気流入口8は、第
4図に示すように通常複数個の羽根形状の分級ル
ーバー14の間〓により構成されている。第2空
気流入口8より導入される空気の流れは、分級室
4において旋回しながら下降する粉体材料の旋回
方向に噴出するように分級ルーバー14により調
整し、粉体材料を分散させ、かつ旋回速度を加速
させている。
さらに、分級室4の上部周壁外周囲には、供給
された粉体材料を分散するために外気からエアを
導入するための第1空気流入口12を有する流入
路が具備されている。該第1空気流入口12を有
する流入路は、複数個の羽根形状の分散ルーバー
13の間〓により構成されている。第3図に、第
1図,第2図の−視断面図を示すが、この第
3図に示すように空気流入口より導入される空気
の流れは、案内筒10の内部外周囲を旋回しなが
ら下降し、環状の供給溝11より分級室4内に旋
回流入する粉体材料の旋回方向に噴出するように
分散ルーバー13により調整される。
第1空気流入口12及び第2空気流入口8の断
面積、つまり、分級ルーバー14間の間隔および
分散ルーバー13間の間隔、また、それぞれのル
ーバーの高さは、適宜に設定する。
本発明の構成によると、従来装置よりも案内板
15の径を大きくすることによつて環状の供給溝
11の径を大きくし微粉排出口7までの距離を大
きくすることができるため微粉排出口7より排出
される微粉中に粗粉が混入するのを防止し分離微
粉の平均粒子径を小さくすることができる。同時
に、案内筒内壁で遠心力により濃縮されて環状の
供給溝11から分級室4内に旋回流入する粉体材
料を分級室上部の第1空気流入口12より外気か
ら流入する空気により分散し、かつその旋回速度
を加速して、分級室下部へ旋回落下させ、分級室
下部においては、第2空気流入口8より外気から
流入する空気により旋回速度をさらに加速させ
て、粗粉と微粉とに効率良く分級させる。この分
級室4内の粉体材料の分散状態が分級性能に非常
に影響を及ぼすが、従来の装置ではこの分散が不
十分であつた。本発明では、この問題を分級室上
部に第1空気流入口12を設けることにより解消
し、かつ分級室4内での旋回速度を増すことによ
り、前記した大きな案内板による効果とともに分
離粒子径を著しく小さくすることを可能にした。
分級室上部に設ける第1空気流入口12は、分
級室4の全高の中央より上部に設け、環状の供給
溝11の下に設けるのが好ましい。
第1空気流入口12より外気から流入する空気
の周速は、分級室下部に第2空気流入口8より外
気から流入する空気のC風速と同等もしくは遅い
速度になるように調整することが好ましい。これ
は、第1空気流入口12より流入する空気は、粉
体材料を分散させることを主目的としており、一
方、粉体材料に強い旋回力を与え遠心力の違いに
より粗粉と微粉とに分級するための空気流は、分
級室下部の第2空気流入口8より外気から導入す
る空気から得るという技術思想に基づいている。
本発明の装置を第7図のフローチヤートに示す
ように粉砕機と連結させた粉砕−分級システムと
して用いると特に効果的である。
この場合、まず本発明の気流分級機に粉砕原料
を供給し、規定粒度以上の粗粉は粉砕機へ導入
し、粉砕後再度気流分級機に循環させる。規定粒
度以下の微粉は、気流分級機から取り出し粉砕品
とする。
このような粉砕システムにおいて、第5図,第
6図に示すように従来の気流分級機では、粉砕処
理量を多くするため、分級機本体を大きくした場
合、分離粒子径を小さくすることができず、粉砕
品粒径の下限が大きくなつてしまつていた。ま
た、この従来例の気流分級機の案内板15の径を
大きくし、供給溝の径を大きくしただけの気流分
級機では、粉砕品の平均粒径を小さくすることは
できるが、分級室内での粉体の分散が不十分であ
るため、極微粒子で構成される凝集体あるいは粗
粉に付着している微粒子を完全にほぐすことが困
難であり、かかる凝集体は分級機で粗粉側に混入
し、粉砕機に再度循環されるため、過粉砕を引き
起こし粉砕効率の低下を招くとともに、粉砕品は
微細粒子が多く幅広い粒度分布になつてしまつて
いた。
このような問題に対し、本発明の分級機を用い
た場合、粉砕品粒子径をより小さくし、かつ分級
室内の粉体の分散が十分に行われるため、かかる
凝集体をほぐすことができ微粉は微粉として分級
されるため粉砕効率をより向上させることができ
る。また、粉砕品は粒度分布の幅の狭い精緻なも
のが得られる。
以上説明したように、案内板の径を大きくする
ことによつて、供給溝の径を大きくすると同時
に、分級室の上部外周囲にを旋回流により分散さ
せるための第1空気流入手段を設けることによ
り、分離粒子径の小さな分級を効率良く行うこと
を可能にした。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る装置を実施した気流分級
機の外表面図を示し、第2図は縦断正面図を示
す。第5図,第6図はそれぞれ従来例の気流分級
機の外表面図、縦断正面図を示す。第3図は第1
図,第2図の−視断面図であり、第4図は第
1図,第2図,第5図,第6図の−視断面図
である。第7図は本発明に係る装置を粉砕システ
ムに適用したフローチヤート図である。 1……本体ケーシング、2……下部ケーシン
グ、3……ホツパー、4……分級室、5……分級
板、6……粗粉排出溝、7……微粉排出口、8…
…第2空気流入口、9……供給筒、10……案内
筒、11……供給溝、12……第1空気流入口、
13……分散ルーバー、14……分級ルーバー、
15……案内板。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 案内筒の下方に分級室を有し、分級室の上部
    に中央部が高くなる傾斜状の案内板を設け、該案
    内板の下縁外周囲に粉体材料を分級室に供給する
    ための供給溝を形成し、該分級室の下部には中央
    部が高くなる傾斜状の分級板を設け、該分級板の
    下縁外周囲には風力分級された粗粉を排出するた
    めの粗粉排出口を形成し、該分級板の中央部には
    風力分級された微粉を排出するための微粉排出口
    が具備されており、該案内筒の外径が案内筒の内
    径よりも大きく、 該分級室の上部周囲には供給された粉体材料を
    エアの施回流により分散させるために、分級室上
    部に外気からエアを導入するための第1空気流入
    口を有する流入路を複数のルーバで形成している
    第1空気流入手段が具備されており、 該分級室の下部周囲には分散された粉体材料を
    風力分級するためのエアの旋回流を生じさせるた
    めに、分級室下部に外気からエアを導入するため
    の第2空気流入口を有する流入路を複数のルーバ
    で形成している第2空気流入手段が具備されてい
    ることを特徴とする気流分級機。 2 外気から第1空気流入手段を経由して流入さ
    れるエアの風速は、外気から第2空気流入手段を
    経由して流入されるエアの風速と同等または遅く
    なるように流入路が調整されている特許請求の範
    囲第1項の気流分級機。
JP63029773A 1988-02-09 1988-02-11 気流分級機 Granted JPH01207178A (ja)

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KR1019890001287A KR930004539B1 (ko) 1988-02-09 1989-02-03 기류 분급기
EP89102158A EP0328074B1 (en) 1988-02-09 1989-02-08 Gas current classifying separator
DE89102158T DE68911161T2 (de) 1988-02-09 1989-02-08 Gasstrom-Klassierabscheider.
FR898901641A FR2626788B1 (fr) 1988-02-09 1989-02-08 Separateur pour le classement d'une poudre par courant d'air
US07/771,527 US5165549A (en) 1988-02-09 1991-10-07 Gas current classifying separator

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