JP6980593B2 - 商品評価システム - Google Patents

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Description

本発明は、商品評価システムに関する。
近年、飲食店の評価情報を提供するシステムが提案されている。
特許文献1に記載された情報提供システムは、飲食店の評価情報をユーザから口コミ情報として受け付け、受け付けた口コミ情報を他のユーザに公開するシステムである。この情報提供システムにおいては、単に口コミ情報を公開するだけでなく、各投稿者から得意地域や得意ジャンルの登録を受け付け、各投稿者が自分の得意地域や得意ジャンルに該当する飲食店に対して投稿した口コミ情報を各投稿者に共通する得意地域や得意ジャンルごとに集計することにより、飲食店をランク付けした地域やジャンルごとの評価ランキングに係る情報を生成することとしている。
特開2007−193427号公報
飲食店の評価情報からは、飲食店全体の評価を得ることが可能であるが、その飲食店が提供する料理の良し悪しを得ることは困難である。例えば、評価が悪い飲食店であっても、特定の料理の味は美味しい場合もある。それゆえ、個々の料理の評価に関する情報を取得することが望まれる。
本発明は、個々の料理の評価に関する情報を取得することができる商品評価システムを提供することを目的とする。
かかる目的のもと完成させた本発明は、飲食店に来訪したユーザのユーザ端末からの接続要求を受け付ける受付手段と、前記飲食店にて提供する料理の一覧を前記ユーザ端末に表示させる表示制御手段と、前記ユーザ端末から個々の料理の注文を受ける受注手段と、前記個々の料理の評価に関する情報を、前記ユーザ端末から取得する取得手段と、前記受注手段が注文を受け付けた前記料理の代金を課金する課金手段と、を備え、前記取得手段は、前記ユーザ端末から、前記料理の前記評価に関する情報を、会計処理の前に取得し、前記課金手段は、前記取得手段が前記会計処理の前に前記評価を取得した場合には当該評価を取得していない場合よりもユーザに利点を与えることを特徴とする商品評価システムである。
ここで、前記表示制御手段は、前記飲食店にて提供する料理の一覧を前記ユーザ端末に表示させる際に、前記取得手段が取得した前記個々の料理の評価を当該ユーザ端末に表示させても良い。
また、前記表示制御手段は、前記飲食店にて提供する料理を、前記評価が高い順に前記ユーザ端末に表示させても良い。
また、前記表示制御手段は、前記評価が所定よりも低い場合には、当該評価を表示させることなく前記料理を表示させても良い。
また、前記表示制御手段は、前記ユーザ端末を介する会計時に、注文された前記料理の一覧を表示させるとともに、当該料理の個々に対して前記評価を実行させるための表示を行っても良い。
また、前記飲食店にて提供する料理の一覧とともに、前記取得手段が取得した前記個々の料理の評価をインターネットで閲覧可能にする閲覧手段をさらに備えても良い。
本発明によれば、個々の料理の評価に関する情報を取得することができる商品評価システムを提供することができる。
実施の形態に係るキャッシュレスシステムの概略構成を例示した図である。 ユーザ端末の概略構成を例示した図である。 サーバの機能構成を例示したブロック図である。 ユーザ端末に表示されるアクセス画面の一例を示す図である。 ユーザ端末に表示されるメニュー画面の一例を示す図である。 記憶部が記憶する情報の一例を示す図である。 ユーザ端末に表示される会計画面の一例を示す図である。 ユーザ端末に表示されるまとめ会計画面の一例を示す図である。 ユーザ端末に表示されるまとめ会計時の支払い画面の一例を示す図である。 ユーザ端末に表示される端末毎会計時の支払い画面の一例を示す図である。 ユーザ端末に表示される同等割会計時の支払い画面の一例を示す図である。 ユーザ端末に表示される特殊割会計画面の一例を示す図である。 ユーザ端末に表示される特殊割会計時の支払い画面の一例を示す図である。 まとめ会計時の評価画面の一例を示す図である。 まとめ会計時に評価が行われた後の評価後支払い画面の一例を示す図である。 端末毎会計時の評価画面の一例を示す図である。 端末毎会計時に評価が行われた後の評価後支払い画面の一例を示す図である。 同等割会計時に評価が行われた後の評価後支払い画面の一例を示す図である。 特殊割会計時に評価が行われた後の評価後支払い画面の一例を示す図である。 外部端末に表示される料理一覧画面の一例を示す図である。 店舗端末の機能構成を例示したブロック図である。 本実施の形態に係るキャッシュレスシステムにおける動作例を示したシーケンス図である。 本実施の形態に係るキャッシュレスシステムにおける動作例を示したシーケンス図である。 本実施の形態に係るキャッシュレスシステムにおける動作例を示したシーケンス図である。
以下、添付図面を参照して、実施の形態について詳細に説明する。
図1は、本実施の形態に係るキャッシュレスシステム1の概略構成を例示した図である。
キャッシュレスシステム1は、ユーザが所有するユーザ端末10と、飲食店等の店舗にて提供可能なメニューの管理等を行うサーバ20と、店舗が所有する店舗端末30と、周知のプリンタ40とを備えている。
ユーザ端末10、サーバ20及び店舗端末30は、装置間を通信可能に接続するネットワーク50に接続されており、ネットワーク50を介して互いに通信を行うことが可能となっている。ネットワーク50は、各システム及び装置の間のデータ通信に用いられる通信ネットワークであれば特に限定されず、例えばLAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)、インターネットであることを例示することができる。データ通信に用いられる通信回線は、有線か無線かを問わず、これらを併用しても良い。また、ゲートウェイ装置やルータ等の中継装置を用い、複数のネットワークや通信回線を介して各装置を接続するように構成しても良い。店舗端末30とプリンタ40とは、LAN、bluetooth(登録商標)や赤外線通信等の無線通信又は有線通信にて、互いに通信可能となっている。また、店舗端末30とプリンタ40とは、WAN、インターネットにて、互いに通信可能であっても良い。
<ユーザ端末10>
図2は、ユーザ端末10の概略構成を例示した図である。
ユーザ端末10は、装置全体を制御する制御部11と、データ等の記憶に用いられる記憶部12と、操作受付画面や画像の表示に使用される表示部13と、ユーザの入力操作を受け付ける操作部14と、外部装置との通信に用いられる通信部15とを備えている。また、ユーザ端末10は、カメラ16と、スピーカ17と、マイク18とを備えている。
制御部11は、CPU(Central Processing Unit)11a、ROM(Read Only Memory)11b、RAM(Random Access Memory)11cにより構成される。ROM11bには、CPU11aにより実行される基本プログラム(オペレーションシステム)や各種の設定等が記憶されている。CPU11aは、RAM11cを作業エリアに使用し、ROM11bや記憶部12から読み出したアプリケーションプログラムを実行する。CPU11aがプログラムを実行することにより、ユーザ端末10の各部が制御される。
記憶部12は、半導体メモリなどの記憶装置であることを例示することができる。
表示部13は、静止画像や動画像等を表示するディスプレイ装置である。表示部13は、液晶ディスプレイや有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイであることを例示することができる。
操作部14は、ユーザからの操作を受け付ける入力装置である。操作部14は、ボタン、スイッチ、タッチパネルであることを例示することができる。
通信部15は、通信インターフェースであることを例示することができる。
カメラ16は、静止画又は動画を撮像することができるデジタルカメラであることを例示することができる。
スピーカ17は、制御部11からの電気的な音信号を音に変換して出力する装置であることを例示することができる。
マイク18は、ユーザ端末10の外部から入力される音を電気的な音信号に変換して制御部11に出力する装置であることを例示することができる。
以上のように構成されたユーザ端末10は、多機能携帯電話(所謂「スマートフォン」)、携帯電話(所謂「フィーチャーフォン」)、携帯情報端末(PDA)、タブレット端末、タブレットPC、ノートPC等であることを例示することができる。
ユーザ端末10は、カメラ16にて、QRコード(登録商標)等のコード情報を読み取ることができる機能を備えている。
また、ユーザ端末10は、商品又はサービスの対価としてお金を支払う場合に、電子データをやり取りすることで支払いを行う電子決済機能を備えている。電子決済としては、クレジットカード情報を予め登録しておくと、暗証番号の入力等の認証手続きをすることなく、決済可能な、アップルペイ(登録商標)やグーグルウォレット(登録商標)等の電子決済サービス(電子支払いシステム)を利用するものであることを例示することができる(ただし、例えばアップルペイ(登録商標)のように、指紋認証や顔認証は必要であっても良い)。また、電子決済としては、クレジットカード決済サービスや、商品代金を携帯電話の利用料金とまとめて支払うキャリア決済サービスを利用するものであることを例示することができる。
<サーバ20>
図3は、サーバ20の機能構成を例示したブロック図である。
サーバ20は、ユーザ端末10が備える、制御部11、記憶部12、表示部13、操作部14、通信部15と同様に、制御部21、記憶部22、表示部(不図示)、操作部(不図示)、通信部(不図示)を備えている。記憶部22は、HDD(Hard Disk Drive)であっても良い。
制御部21は、CPU(不図示)、ROM(不図示)、RAM(不図示)等を有しており、CPUがプログラムを実行することにより、以下の機能を実現する。
すなわち、制御部21は、店舗に来訪した一のグループを構成する複数のユーザ(客)が有する複数のユーザ端末10の各々のユーザ端末10からの接続要求を受け付ける受付手段の一例としての受信部211を有している。また、制御部21は、受信部211が受け付けた接続要求から、各々のユーザ端末10を一意に特定して識別する識別手段の一例としての識別部212を有している。また、制御部21は、ユーザ端末10に対して、商品に関する各種情報を有するウェブページを公開するHTML(HyperText Markup Language)文書を生成する生成部213を有している。また、制御部21は、ユーザ端末10から、店舗にて提供可能な商品の注文を受け付ける受注部214と、ユーザ端末10からなされた注文に対して料金を課す課金手段の一例としての課金部215とを有している。また、制御部21は、コード情報を作成する作成部216と、生成部213が生成したHTML文書や作成部216が作成したコード情報を送信する送信部217とを有している。また、制御部21は、店舗にて提供する商品の評価を導出する評価導出部218と、評価導出部218が導出した評価をインターネットで閲覧可能にする閲覧部219とを有している。
(受信部)
受信部211は、ネットワーク50を介して、ユーザ端末10から送信されてきた情報を受信する。
ここで、受信部211がユーザ端末10から最初に受信する情報について例示する。
図4は、ユーザ端末10に表示されるアクセス画面61の一例を示す図である。
図4に示したアクセス画面61は、予め発行された後述するコード情報をユーザ端末10のカメラ16が読み取った後にユーザ端末10の表示部13に表示される画面である。図4に示すように、アクセス画面61には、予め定められたアドレス61aが表示される。
ユーザ端末10を所有するユーザがアドレス61aを押下すると、サーバ20の受信部211は、ユーザ端末10が予め発行しておいたコード情報を読み取った旨の情報と、ユーザ端末10の情報とを受信する。
(識別部)
識別部212は、受信部211が受け付けたユーザ端末10からの情報に基づいて、ユーザ端末10を一意に特定して識別する。
上述したようにして、ユーザ端末10から、予め発行された後述するコード情報を読み取った後に表示されるアドレスにアクセスされると、受信部211が、このユーザ端末10から送信された情報を受信し、識別部212が、受信部211が受信した情報を解析する。識別部212は、ユーザ端末10から送信された情報に基づいて、ユーザ端末10は、店舗内のどのエリアに付与しておいたコード情報を読み込んだかを把握する。言い換えれば、識別部212は、店舗内の所定のエリアにて、ユーザ端末10を所有するユーザが飲食することを把握する。なお、エリアは、テーブル毎に、又は、部屋毎に区画された領域であることを例示することができる。
識別部212は、エリアの識別番号であるエリア番号と、ユーザ端末10の識別番号であるユーザ番号とを関連付けて記憶部22に記憶する。識別部212は、一のエリアに関連付けられたコード情報を読み取ることで表示されるアドレスにアクセスしてきたユーザ端末10がN番目である場合には、当該ユーザ端末10のユーザ番号をNとする。例えば、識別部212は、エリア番号が1であるエリアに関連付けられたコード情報を読み取ることで表示されるアドレスにアクセスしてきたユーザ端末10が1番目である場合には、当該ユーザ端末10のユーザ番号を1とする。
また、識別部212は、同じエリア(同じエリア番号)に関連付けられたコード情報を読み取ることで表示されるアドレスにアクセスしてきたユーザ端末10が複数ある場合には、これらのユーザ端末10を、一のグループを構成する複数のユーザが有する複数のユーザ端末10であると把握する。
このように、エリア番号に基づくことで、一のエリアにて飲食するグループと、他のエリアにて飲食するグループとを区別することが可能となる。また、識別部212がユーザ番号を付与することで、同じエリアにて飲食する複数のユーザを区別することが可能となる。
(生成部)
生成部213は、ユーザ端末10からのアクセスに応じて、店舗にて提供されている商品に関する各種情報を有するウェブページを公開するHTML文書を生成する。
例えば、生成部213は、受信部211がユーザ端末10から最初のアクセス(コード情報を読み込んだ後に表示されるアドレス61aへのアクセス)を受信した場合に、店舗にて提供可能な商品を表示した画面を表示させるためのHTML文書を生成する。
図5は、ユーザ端末10に表示されるメニュー画面71の一例を示す図である。
生成部213が生成したメニュー画面71を表示させるためのHTML文書は、送信部217を介してユーザ端末10に送信される。サーバ20から送信されたHTML文書を受信したユーザ端末10においては、制御部11が、表示部13の表示画面13aにHTML文書に基づく、図5に示したメニュー画面71を表示させる。
メニュー画面71には、店舗にて提供される商品毎に、商品名71a、商品画像71b、商品説明71c及び「注文」と記載された注文ボタン71d等が表示される。また、メニュー画面71には、商品一覧とともに、エリア番号と、ユーザ番号とが表示される。また、メニュー画面71には、「会計」と記載された会計ボタン71eが表示される。また、メニュー画面71には、後述する総合評価値を星の内部を塗ることで示した星印71fが表示される。
なお、図5に例示したメニュー画面71においては、揚げ物、焼物等のカテゴリー毎に、そのカテゴリーに含まれる商品が表示される画面となるように構成されているが、全ての商品を一の画面で表示しても良い。また、一の画面にそのカテゴリーに含まれる全ての商品を表示すると見難くなる場合には、複数の画面にて構成しても良い。
生成部213は、メニュー画面71に表示された会計ボタン71eが押下された場合に、後述する会計画面72(図7参照)を表示させるためのHTML文書を生成する。
(受注部)
図6は、記憶部22が記憶する情報の一例を示す図である。
受注部214は、ユーザ端末10からの注文を受け付ける。
受注部214は、ユーザ端末10の表示部13に表示されたメニュー画面71において、注文ボタン71dが押下された旨の情報を受信部211が受信した場合に、ユーザ端末10から注文があったことを把握する。
受注部214は、注文を受けた商品及びその金額と、注文を行ってきたユーザ端末10のユーザ番号及びエリア番号とを関連付けて記憶部22に記憶する。
なお、図6に示すように、エリア番号が1であるエリアに関連付けられたコード情報を読み取ることで表示されるアドレスに、1番目にアクセスしてきたユーザ端末10をユーザ端末10A、2番目にアクセスしてきたユーザ端末10をユーザ端末10B、3番目にアクセスしてきたユーザ端末10をユーザ端末10Cと称す。
また、受注部214は、注文を受けた商品、注文を行ったユーザ端末10のユーザ番号及びエリア番号等の情報を、送信部217を介して店舗端末30に送信する。
(課金部)
課金部215は、予め定められた複数の課金方法の中から、ユーザ端末10において選択された会計方法に応じた課金方法にて、ユーザ端末10に課金する。また、課金部215は、ユーザ端末10を用いて支払うべき金額を、送信部217を介して、当該ユーザ端末10に対して送信する。
複数の課金方法の中には、一のエリアで飲食された全商品(全ユーザ端末10を介して注文された商品の全て)の合計金額を、一のユーザ端末10に対して課金するまとめ課金方法がある。
また、複数の課金方法の中には、ユーザ端末10を介して注文された商品のみの合計金額を、当該ユーザ端末10に対して課金する端末毎課金方法がある。
また、複数の課金方法の中には、一のエリアで飲食された全商品(全ユーザ端末10を介して注文された商品の全て)の合計金額を、当該一のエリアに関連付けて記憶されているユーザ端末10の数にて同等割した金額を、各ユーザ端末10に対して課金する同等割課金方法がある。
また、複数の課金方法の中には、一のエリアで飲食された全商品(全ユーザ端末10を介して注文された商品の全て)の合計金額を、ユーザが入力した割合で分割した金額を、各ユーザ端末10に対して課金する特殊割課金方法がある。
言い換えれば、ユーザ端末10を有するユーザは、予め定められた複数の会計方法の中から、一の会計方法を選択可能である。複数の会計方法の中には、一のエリアで飲食した全商品(全ユーザ端末10を介して注文した商品の全て)の合計金額を、一のユーザ端末10を用いて支払うまとめ会計方法がある。また、複数の会計方法の中には、ユーザ端末10を介して注文した商品のみの合計金額を、当該ユーザ端末10を用いて支払う端末毎会計方法がある。ユーザが、まとめ会計方法、端末毎会計方法を選択した場合には、サーバ20は、それぞれ、まとめ課金方法、端末毎課金方法にて課金する。
また、複数の会計方法の中には、一のエリアで飲食した全商品の合計金額を、当該一のエリアに関連付けて記憶されているユーザ端末10の数にて同等割した金額を、各ユーザ端末10を用いて支払う同等割会計方法がある。
また、複数の会計方法の中には、一のエリアで飲食した全商品の合計金額を、ユーザが入力した割合で分割した金額を、各ユーザ端末10を用いて支払う特殊割会計方法がある。ユーザが、同等割会計方法、特殊割会計方法を選択した場合には、サーバ20は、それぞれ、同等割課金方法、特殊割課金方法にて課金する。
図7は、ユーザ端末10に表示される会計画面72の一例を示す図である。
会計画面72は、図5に示したメニュー画面71に表示された会計ボタン71eが押下された場合に表示される。会計画面72には、「まとめ会計」と記載されたまとめ会計ボタン72aと、「端末毎会計」と記載された端末毎会計ボタン72bと、「同等割会計」と記載された同等割会計ボタン72cと、「特殊割会計」と記載された特殊割会計ボタン72dとが表示される。
図8は、ユーザ端末10に表示されるまとめ会計画面73の一例を示す図である。
まとめ会計画面73は、まとめ会計ボタン72aが押下された場合に表示される。まとめ会計画面73には、どのユーザ端末10を用いて支払うかを選択するためのボタンとして、ユーザ番号が記載されたボタンがユーザ端末10の数の分だけ表示される。例えば、エリア番号が1であるエリアにて登録されたユーザ端末10が3個である場合には、図8に示すように、「ユーザ番号:1」、「ユーザ番号:2」、「ユーザ番号:3」と記載された3つのユーザ番号ボタン73aが表示される。
図9は、ユーザ端末10に表示されるまとめ会計時の支払い画面74の一例を示す図である。
支払い画面74は、まとめ会計画面73にていずれかのユーザ番号ボタン73aが押下された場合に表示される。
図8に示したまとめ会計画面73において、例えば「ユーザ番号:2」と記載されたユーザ番号ボタン73aが押下された場合には、サーバ20の課金部215は、ユーザ番号が2であるユーザ端末10を用いてまとめ会計が行われると判断する。そして、課金部215は、ユーザ番号が2であるユーザ端末10に対して、合計金額等の情報を含んだHTML文書を、送信部217を介して送信する。その結果、ユーザ端末10の表示部13には、図9に示した支払い画面74が表示される。支払い画面74には、当該ユーザ端末10を用いて支払うべき金額(例えば12,000円)が請求金額として表示されるとともに、「確認」と記載された確認ボタン74aが表示される。ユーザが、支払い画面74に表示された確認ボタン74aを押下することにより、上述した電子決済サービスを利用して支払いが完了する。つまり、課金部215は、確認ボタン74aが押下された旨の情報を取得した場合には、ユーザ端末10において選択された電子決済サービスに応じた所定の決済処理を実行する。そして、課金部215は、所定の決済処理を実行した場合には、支払いが完了した旨の通知をユーザ端末10に対して送信しても良い。なお、ユーザ端末10が例えばクレジットカード決済サービスやキャリア決済サービスを利用する場合であって、認証手続きが必要なサービスを利用する場合には、課金部215は、ユーザ端末10において所定の認証手続きが行われた後に決済処理を実行する。
また、支払い画面74には、店舗にて飲食した商品の評価を促すための「評価を行うと1品につき20円割り引きします。」との説明とともに、「評価」と記載された評価ボタン74bが表示される。この評価ボタン74bが押下された場合の課金については後で詳述する。
図10は、ユーザ端末10に表示される端末毎会計時の支払い画面75の一例を示す図である。図10(a)には、ユーザ端末10Aの表示部13に表示される支払い画面75を例示し、図10(b)には、ユーザ端末10Bの表示部13に表示される支払い画面75を例示し、図10(c)には、ユーザ端末10Cの表示部13に表示される支払い画面75を例示している。
図7に示した会計画面72において、端末毎会計ボタン72bが押下された場合には、サーバ20の課金部215は、各ユーザ端末10を介して注文された商品のみの合計金額等の情報を含んだHTML文書を、送信部217を介して送信する。その結果、各ユーザ端末10の表示部13には、図10に例示したように、当該ユーザ端末10を用いて支払うべき金額(当該ユーザ端末10を介して注文された商品のみの合計金額(図10においては、ユーザ端末10Aが3,000円、ユーザ端末10Bが4,000円、ユーザ端末10Cが5,000円)が請求金額として表示されるとともに、「確認」と記載された確認ボタン74aが表示される。ユーザが、表示部13に表示された確認ボタン74aを押下することにより支払いが完了する。確認ボタン74aが押下された後の課金部215の処理は、上述した通りである。
また、支払い画面75には、店舗にて飲食した商品の評価を促すための「評価を行うと1品につき20円割り引きします。」との説明とともに、「評価」と記載された評価ボタン74bが表示される。この評価ボタン74bが押下された場合の課金については後で詳述する。
図11は、ユーザ端末10に表示される同等割会計時の支払い画面76の一例を示す図である。図11(a)には、ユーザ端末10Aの表示部13に表示される支払い画面76を例示し、図11(b)には、ユーザ端末10Bの表示部13に表示される支払い画面76を例示し、図11(c)には、ユーザ端末10Cの表示部13に表示される支払い画面76を例示している。
図7に示した会計画面72において、同等割会計ボタン72cが押下された場合には、サーバ20の課金部215は、一のエリアで飲食された全商品(全ユーザ端末10を介して注文された商品の全て)の合計金額を、ユーザ端末10の数にて同等割した金額等の情報を含んだHTML文書を、送信部217を介して全ユーザ端末10に送信する。その結果、各ユーザ端末10の表示部13には、図11に例示したように、当該ユーザ端末10を用いて支払うべき金額(合計金額を同等割した金額(所謂、割り勘した金額))が請求金額として表示されるとともに、「確認」と記載された確認ボタン74aが表示される。ユーザが、表示部13に表示された確認ボタン74aを押下することにより支払いが完了する。確認ボタン74aが押下された後の課金部215の処理は、上述した通りである。
また、支払い画面76には、店舗にて飲食した商品の評価を促すための「評価を行うと1品につき20円割り引きします。」との説明とともに、「評価」と記載された評価ボタン74bが表示される。この評価ボタン74bが押下された場合の課金については後で詳述する。
図12は、ユーザ端末10に表示される特殊割会計画面77の一例を示す図である。
特殊割会計画面77は、図7に示した会計画面72にて特殊割会計ボタン72dが押下された場合に表示される。特殊割会計画面77には、全てのユーザ番号が表示されるとともに、各ユーザ番号の横に、当該ユーザ番号のユーザ端末10の割合を入力する入力欄77aと、当該入力欄77aに入力する数字を増加させる増加ボタン77bと、当該入力欄77aに入力する数字を減少させる減少ボタン77cとがユーザ端末10の数の分だけ表示される。また、特殊割会計画面77には、全ての入力欄77aに入力する数字の合計が10となるように入力することを促すために、「合計が10となるように入力してください。」と表示される。また、特殊割会計画面77には、「決定」と記載された決定ボタン77dが表示される。
図12に示した特殊割会計画面77は、ユーザ番号1に対する割合を5、ユーザ番号2に対する割合を3、ユーザ番号2に対する割合を2とする場合の入力例である。
図13は、ユーザ端末10に表示される特殊割会計時の支払い画面78の一例を示す図である。
特殊割会計画面77において、全ユーザ端末10の割合が入力され、決定ボタン77dが押下された場合には、サーバ20の課金部215は、一のエリアで飲食した全商品(全ユーザ端末10を介して注文した商品の全て)の合計金額を、ユーザが入力した割合で分割した金額等の情報を含んだHTML文書を、送信部217を介して全ユーザ端末10に送信する。例えば、課金部215は、図12の特殊割会計画面77に例示したように、ユーザ番号1の割合が5、ユーザ番号2の割合が3、ユーザ番号3の割合が2である場合には、合計金額に5/10を乗算した金額等の情報を含んだHTML文書を、送信部217を介してユーザ番号1のユーザ端末10Aに対して送信する。また、課金部215は、合計金額に3/10を乗算した金額等の情報を含んだHTML文書を、ユーザ番号2のユーザ端末10Bに対して送信する。また、課金部215は、合計金額に2/10を乗算した金額等の情報を含んだHTML文書を、ユーザ番号3のユーザ端末10Cに対して送信する。
その結果、各ユーザ端末10の表示部13には、図13に示した支払い画面78が表示される。支払い画面78には、各ユーザ端末10を用いて支払うべき金額が請求金額として表示される(金額は入力された割合に応じた値となる)とともに、「確認」と記載された確認ボタン74aが表示される。ユーザが、支払い画面78に表示された確認ボタン74aを押下することにより支払いが完了する。確認ボタン74aが押下された後の課金部215の処理は、上述した通りである。
また、支払い画面78には、店舗にて飲食した商品の評価を促すための「評価を行うと1品につき20円割り引きします。」との説明とともに、「評価」と記載された評価ボタン74bが表示される。この評価ボタン74bが押下された場合の課金については後で詳述する。
(作成部)
作成部216は、店舗に予め定められたエリア毎に、当該エリアのエリア番号を含むコード情報を作成する。ユーザ端末10が、作成部216が作成したコード情報を読み取った後に表示されるアドレスにアクセスすることで、識別部212はどのエリアに配置されたコード情報を読み込んでアクセスしてきたかを把握することができる。
作成部216は、あるエリアにて飲食し終え、支払いが完了したことを把握した後に、当該エリアのコード情報を新たに作成する。支払いが完了したことは、例えば、課金部215が決済処理を実行した旨の情報を取得することにより把握することができる。また、作成部216は、店舗の従業員の指示に従ってコード情報を作成しても良い。従業員は、あるエリアにて飲食し終えたグループが店舗を出たことを確認した後にコード情報を作成しても良いし、営業が始まる前に当日必要と考えられる数のコード情報を作成しても良い。
作成部216は、作成したコード情報を含む情報を、送信部217を介して店舗端末30に送信する。店舗端末30からの指示に基づいて、プリンタ40が、例えば用紙にコード情報を含む画像を形成し、出力する(プリントアウトする)。
なお、エリアは、テーブル毎に、又は、部屋毎に区画されていることを例示することができる。ただし、テーブル又は部屋毎にコード情報を含む画像が形成された用紙を配置しておいたとしても、一のグループを構成する人数が、テーブル又は部屋毎に許容される人数を超える場合には、複数のエリアを利用する複数人で一のコード情報を共有させても良い。
(送信部)
送信部217は、生成部213が生成したHTML文書をユーザ端末10に送信する。例えば、送信部217は、メニュー画面71を表示させるためのHTML文書をユーザ端末10に送信する。
また、送信部217は、ユーザ端末10から注文を受けた商品、注文を行ったユーザ端末10のユーザ番号及びエリア番号等の情報を、店舗端末30に送信する。
また、送信部217は、作成部216が作成したコード情報を含む情報を、店舗端末30に送信する。
(評価導出部)
評価導出部218は、店舗にて提供する商品の総合評価値を導出する。
図14は、まとめ会計時の評価画面79の一例を示す図である。図14は、図9に例示したまとめ会計時の支払い画面74に表示された評価ボタン74bが押下された場合に表示される評価画面79の一例である。
評価画面79には、当該評価画面79が表示されたユーザ端末10に対して課金される金額分の商品の内の料理の一覧(一のエリアで飲食した全商品の内の料理)が表示される。また、評価画面79には、商品名79aとともに、商品名79aの横に各商品の評価を入力する評価入力欄79bが表示される。また、評価画面79には、評価入力欄79bに入力する数字を増加させる増加ボタン79cと、評価入力欄79bに入力する数字を減少させる減少ボタン79dとが表示される。評価入力欄79bには、デフォルト値として「3」が入力されており、増加ボタン79cが押下されると数字が増加し、減少ボタン79dが押下されると数字が減少する。評価入力欄79bには、例えば、評価が最も低いことを意味する1〜評価が最も高いことを意味する5の整数を入力することができるように構成することを例示することができる。また、評価画面79には、評価入力欄79bに入力した数字を確定させるための「決定」と記載された決定ボタン79eが表示される。
評価導出部218は、ユーザ端末10の表示部13に表示された評価画面79において、決定ボタン79eが押下された旨の情報とともに評価入力欄79bに入力された各商品の評価値を受信部211が受信した場合に、各商品の総合評価値を導出する。総合評価値は、各商品の評価として入力された評価値の平均値であることを例示することができる。評価導出部218は、今回新たに入力された評価値を加味した総合評価値を算出する。例えば、今回新たに入力される前の総合評価値が3.5で、入力数がnであり、今回新たに入力された評価値が4だった場合には、評価導出部218は、算出式(n×3.5+4)/(n+1)の解を新たな総合評価値として導出する。そして、評価導出部218は、商品と当該商品の総合評価値とを関連付けて記憶部22に記憶する。
総合評価値は、メニュー画面71に表示された星印71fの内部を塗ることで示される。例えば、総合評価値が4である場合には、図5に示したメニュー画面71のように、4つの星の内部が塗りつぶされる。
なお、商品の評価は、料理だけを対象としても良いし、料理と飲み物を対象にしても良い。
(評価が行われた場合の課金)
課金部215は、評価画面79の決定ボタン79eが押下された旨の情報を受信部211が受信した場合、支払い画面74において、評価ボタン74bが押下されることなく確認ボタン74aが押下された場合よりも課金する上での利点を与える。言い換えれば、課金部215は、ユーザ端末10を介して評価が行われた場合には、評価が行われなかった場合よりも課金する上での利点を与える。利点としては、評価を行った各商品の代金を所定の金額(図9では20円)減額することを例示することができる。
図15は、まとめ会計時に評価が行われた後の評価後支払い画面80の一例を示す図である。
評価後支払い画面80は、評価画面79に表示された決定ボタン79eが押下された場合に表示される。課金部215は、評価を行ったユーザ端末10(例えばユーザ番号が1であるユーザ端末10)に対して、合計金額等の情報と、評価を行ったことにより与えた利点の情報とを含んだHTML文書を、送信部217を介して送信する。その結果、ユーザ端末10の表示部13には、図15に示した評価後支払い画面80が表示される。評価後支払い画面80には、与えられた利点の情報とともに、最終的に支払うべき金額が請求金額として表示される。例えば、与えられた利点が評価を行った各商品の代金を所定の金額(図9では20円)減額することである場合には、評価前の請求金額から、(評価を行った商品数)×(所定の金額)を減額した金額が、最終的な請求金額として表示される。また、評価後支払い画面80には、与えられた利点の情報(図15には、140円減額した旨の情報)が表示される。また、評価後支払い画面80には、「確認」と記載された確認ボタン80aが表示される。ユーザが、評価後支払い画面80に表示された確認ボタン80aを押下することにより、上述した電子決済サービスを利用して支払いが完了する。確認ボタン80aが押下された後の課金部215の処理は、上述した確認ボタン74aが押下された後の課金部215の処理と同様である。
〔端末毎会計時の評価〕
図16は、端末毎会計時の評価画面81の一例を示す図である。図16は、図10に例示した端末毎会計時の支払い画面75に表示された評価ボタン74bが押下された場合に表示される評価画面81の一例である。評価画面81には、当該評価画面81が表示されたユーザ端末10に対して課金される金額分の商品の内の料理の一覧(端末毎会計の場合には、当該ユーザ端末10にて注文した全商品の内の料理)が表示される。例えば、図16に示すように、ユーザ端末10Aを介して注文した料理が3品である場合には、3品が表示される。また、評価画面81には、商品名79a、評価入力欄79b増加ボタン79c、減少ボタン79d、決定ボタン79eが表示される。
評価導出部218は、ユーザ端末10の表示部13に表示された端末毎会計時の評価画面81において、決定ボタン79eが押下された旨の情報とともに評価入力欄79bに入力された各商品の評価値を受信部211が受信した場合に、各商品の総合評価値を導出する。そして、評価導出部218は、商品と当該商品の総合評価値とを関連付けて記憶部22に記憶する。
(評価が行われた場合の課金)
課金部215は、評価画面81の決定ボタン79eが押下された旨の情報を受信部211が受信した場合、支払い画面75において、評価ボタン74bが押下されることなく確認ボタン74aが押下された場合よりも課金する上での利点を与える。
図17は、端末毎会計時に評価が行われた後の評価後支払い画面82の一例を示す図である。図17(a)〜(c)には、それぞれ、ユーザ端末10A〜10Cの表示部13に表示される評価後支払い画面82を例示している。
評価後支払い画面82は、評価画面81に表示された決定ボタン79eが押下された場合に表示される。課金部215は、評価を行ったユーザ端末10に対して、合計金額等の情報と、評価を行ったことにより与えた利点の情報とを含んだHTML文書を、送信部217を介して送信する。その結果、ユーザ端末10の表示部13には、図17に示した評価後支払い画面82が表示される。評価後支払い画面82には、与えられた利点の情報とともに、最終的に支払うべき金額が請求金額として表示される。例えば、与えられた利点が評価を行った各商品の代金を所定の金額(図10では20円)減額することである場合には、評価前の請求金額から、(評価を行った商品数)×(所定の金額)を減額した金額が、最終的な請求金額として表示される。また、評価後支払い画面82には、与えられた利点の情報(図17(a)には、60円減額した旨の情報)が表示される。また、評価後支払い画面82には、「確認」と記載された確認ボタン80aが表示される。ユーザが、評価後支払い画面82に表示された確認ボタン80aを押下することにより、上述した電子決済サービスを利用して支払いが完了する。確認ボタン80aが押下された後の課金部215の処理は、上述した確認ボタン74aが押下された後の課金部215の処理と同様である。
〔同等割会計時の評価〕
図11に例示した同等割会計時の支払い画面76に表示された評価ボタン74bが押下された場合には、図14に例示した評価画面79が表示される。同等割会計の場合には、一のエリアで飲食した全商品が全て同等割されるとして、図14に例示した評価画面79と同様に、当該全商品の内の料理全ての一覧が表示される。
評価導出部218は、ユーザ端末10の表示部13に表示された同等割会計時の評価画面79において、決定ボタン79eが押下された旨の情報とともに評価入力欄79bに入力された各商品の評価値を受信部211が受信した場合に、各商品の総合評価値を導出する。そして、評価導出部218は、商品と当該商品の総合評価値とを関連付けて記憶部22に記憶する。
(評価が行われた場合の課金)
課金部215は、評価画面79の決定ボタン79eが押下された旨の情報を受信部211が受信した場合、支払い画面76において、評価ボタン74bが押下されることなく確認ボタン74aが押下された場合よりも課金する上での利点を与える。言い換えれば、課金部215は、評価が行われた場合には、評価が行われなかった場合よりも課金する上での利点を与える。
図18は、同等割会計時に評価が行われた後の評価後支払い画面83の一例を示す図である。図18(a)〜(c)には、それぞれ、ユーザ端末10A〜10Cの表示部13に表示される評価後支払い画面83を例示している。
評価後支払い画面83は、評価画面79に表示された決定ボタン79eが押下された場合に表示される。課金部215は、評価を行ったユーザ端末10に対して、合計金額等の情報と、評価を行ったことにより与えた利点の情報とを含んだHTML文書を、送信部217を介して送信する。その結果、ユーザ端末10の表示部13には、図18に示した評価後支払い画面83が表示される。評価後支払い画面83には、与えられた利点の情報とともに、最終的に支払うべき金額が請求金額として表示される。例えば、与えられた利点が評価を行った各商品の代金を所定の金額(図11では20円)減額することである場合には、評価前の請求金額から、(評価を行った商品数)×(所定の金額)を減額した金額が、最終的な請求金額として表示される。また、評価後支払い画面83には、与えられた利点の情報(図18(a)には、140円減額した旨の情報)が表示される。また、評価後支払い画面83には、「確認」と記載された確認ボタン80aが表示される。ユーザが、評価後支払い画面83に表示された確認ボタン80aを押下することにより、上述した電子決済サービスを利用して支払いが完了する。確認ボタン80aが押下された後の課金部215の処理は、上述した確認ボタン74aが押下された後の課金部215の処理と同様である。
〔特殊割会計時の評価〕
図13に例示した特殊割会計時の支払い画面78に表示された評価ボタン74bが押下された場合には、図14に例示した評価画面79が表示される。特殊割会計の場合には、一のエリアで飲食した全商品全てが、ユーザが指定した割合にて分割されるとして、図14に例示した評価画面79と同様に、当該全商品の内の料理全ての一覧が表示される。
評価導出部218は、ユーザ端末10の表示部13に表示された特殊割会計時の評価画面79において、決定ボタン79eが押下された旨の情報とともに評価入力欄79bに入力された各商品の評価値を受信部211が受信した場合に、各商品の総合評価値を導出する。そして、評価導出部218は、商品と当該商品の総合評価値とを関連付けて記憶部22に記憶する。
(評価が行われた場合の課金)
課金部215は、評価画面79の決定ボタン79eが押下された旨の情報を受信部211が受信した場合、支払い画面78において、評価ボタン74bが押下されることなく確認ボタン74aが押下された場合よりも課金する上での利点を与える。言い換えれば、課金部215は、評価が行われた場合には、評価が行われなかった場合よりも課金する上での利点を与える。
図19は、特殊割会計時に評価が行われた後の評価後支払い画面84の一例を示す図である。図19(a)〜(c)には、それぞれ、ユーザ端末10A〜10Cの表示部13に表示される評価後支払い画面84を例示している。
評価後支払い画面84は、評価画面79に表示された決定ボタン79eが押下された場合に表示される。課金部215は、評価を行ったユーザ端末10に対して、合計金額等の情報と、評価を行ったことにより与えた利点の情報とを含んだHTML文書を、送信部217を介して送信する。その結果、ユーザ端末10の表示部13には、図19に示した評価後支払い画面84が表示される。評価後支払い画面84には、与えられた利点の情報とともに、最終的に支払うべき金額が請求金額として表示される。例えば、与えられた利点が評価を行った各商品の代金を所定の金額(図13では20円)減額することである場合には、評価前の請求金額から、(評価を行った商品数)×(所定の金額)を減額した金額が、最終的な請求金額として表示される。また、評価後支払い画面84には、与えられた利点の情報(図19(a)には、140円減額した旨の情報)が表示される。また、評価後支払い画面84には、「確認」と記載された確認ボタン80aが表示される。ユーザが、評価後支払い画面84に表示された確認ボタン80aを押下することにより、上述した電子決済サービスを利用して支払いが完了する。確認ボタン80aが押下された後の課金部215の処理は、上述した確認ボタン74aが押下された後の課金部215の処理と同様である。
(閲覧部)
図20は、外部端末に表示される料理一覧画面90の一例を示す図である。
閲覧部219は、店舗にて提供する商品の一覧とともに、当該商品の評価をインターネットで閲覧可能にする。閲覧部219は、ネットワーク50に接続可能な多機能携帯電話(所謂「スマートフォン」)等の外部端末からのアクセスに応じて、例えば、図20に示した料理一覧画面90を、外部端末の表示部に表示させるHTML文書を生成する。料理一覧画面90には、店舗にて提供可能な料理毎に、料理名90a、料理画像90b、料理説明90c及び総合評価値を星の内部を塗ることで示した星印90fが表示される。
なお、図20に例示した料理一覧画面90においては、揚げ物、焼物等のカテゴリー毎に、そのカテゴリーに含まれる商品が表示される画面となるように構成されているが、特にかかる構成に限定されない。閲覧部219は、店舗にて提供可能な全料理を、カテゴリーに関係なく評価が高い順に外部端末に表示させても良い。また、閲覧部219は、カテゴリー毎に、店舗にて提供可能な料理を評価が高い順に外部端末に表示させても良い。また、閲覧部219は、店舗にて提供可能な全料理を一の料理一覧画面90に表示させるのではなく、複数の画面(ページ)に亘って表示させても良い。
また、閲覧部219は、評価が所定よりも低い場合には、評価を表示させることなく料理を表示させても良い。例えば、閲覧部219は、総合評価値が3未満である場合には、料理一覧画面90に、料理名90a、料理画像90b、料理説明90cを表示させ、評価を示す星印90fを表示させないようにしても良い。
なお、外部端末は、上記コード情報を読み取った後に表示されるアドレスにアクセスしてきたユーザ端末10とは異なり、店舗のウェブサイトにアクセスしてきた端末を意味する。
<店舗端末30>
図21は、店舗端末30の機能構成を例示したブロック図である。
店舗端末30は、ユーザ端末10が備える、制御部11、記憶部12、表示部13、操作部14、通信部15、スピーカ17に相当する、制御部31、記憶部(不図示)、表示部33、操作部(不図示)、通信部(不図示)、スピーカ37を備えている。
店舗端末30は、携帯情報端末(PDA)、タブレット端末、タブレットPC、ノートPC、デスクトップPC等であることを例示することができる。
店舗端末30は、例えば、店舗の厨房に配置されていることを例示することができる。
制御部31は、CPU(不図示)、ROM(不図示)、RAM(不図示)等を有しており、CPUがプログラムを実行することにより、以下の機能を実現する。
すなわち、制御部31は、サーバ20から、商品の注文を受け付けた旨の情報等を取得する取得部311を有している。また、制御部31は、表示部33を制御する表示制御部312と、スピーカ37を制御する音響制御部313と、プリンタ40に画像を出力させる出力部314とを備えている。
取得部311は、サーバ20から、商品の注文に関する情報である、注文を受けた商品、注文を行ったユーザ端末10のユーザ番号及びエリア番号等を取得する。
表示制御部312は、取得部311が取得した注文に関する情報を表示部33の表示画面に表示させるように表示部33を制御する。例えば、表示制御部312は、注文を受けた商品名や商品番号、当該注文を行ったユーザ番号及びエリア番号を、表示部33の表示画面に表示させる。
音響制御部313は、取得部311が取得した注文に関する情報についての音を出力させるようにスピーカ37を制御する。例えば、音響制御部313は、注文を受けた商品名や商品番号、当該注文を行ったユーザ番号及びエリア番号を、スピーカ37から音声出力させる。
出力部314は、取得部311が取得した注文に関する情報である、注文を受けた商品名や商品番号、当該注文を行ったユーザ番号及びエリア番号の画像をプリンタ40に出力させる。また、出力部314は、サーバ20の作成部216が作成したコード情報と、当該コード情報に関連付けられているエリア番号の画像をプリンタ40に出力させる。
商品名、商品番号、ユーザ番号、エリア番号等が、表示部33の表示画面に表示されることにより、又は、スピーカ37から音声が出力されることにより、調理人は、商品の注文を受けたことを把握することが可能となり、配膳人は、当該商品を、注文を行ったエリアに届けることが可能となる。また、プリンタ40により出力された、商品名、商品番号、ユーザ番号、エリア番号等が記載された紙を見ることにより、調理人は、商品の注文を受けたことを把握することが可能となり、配膳人は、当該商品を、注文を行ったエリアに届けることが可能となる。
なお、コード情報等が記載された紙は、店舗の従業員(例えば配膳人)にて、該当するエリアに配置される。
図22−1、図22−2及び図22−3は、本実施の形態に係るキャッシュレスシステム1における動作例を示したシーケンス図である。図22−1〜図22−3に示した動作例は、ユーザA、ユーザB、ユーザCの3人を含んで一のグループが構成され、ユーザAが所有するユーザ端末10A、ユーザBが所有するユーザ端末10B、ユーザCが所有するユーザ端末10Cにて注文や会計が行われる場合の動作例を示している。
先ず、ユーザAが、案内されたエリア(エリア番号は1とする)に予め置かれていたコード情報を、自身が所有するユーザ端末10Aにて読み取るとともに、読み込んだ後に表示されるアドレスにアクセスする(S2201)。
サーバ20は、エリア番号とユーザ端末10Aとを関連付けて記憶する(S2202)。より具体的には、エリア番号が1であるエリアに配置されていたコード情報を読み取ることで表示されるアドレスに基づいて最初にアクセスしてきたのがユーザ端末10Aであることから、ユーザ端末10Aの識別番号であるユーザ番号を1として、エリア番号に関連付けて記憶部22に記憶する。これは、識別部212が行う処理である。そして、サーバ20においては、生成部213がメニュー画面を表示させるためのHTML文書を生成して、ユーザ端末10Aに送信する(S2203)。ユーザ端末10Aは、表示部13にメニュー画面を表示する(S2204)。
ユーザBが、案内されたエリア(エリア番号:1)に予め置かれていたコード情報を、自身が所有するユーザ端末10Bにて読み取るとともに、読み込んだ後に表示されるアドレスにアクセスする(S2205)。
サーバ20は、エリア番号とユーザ端末10Bとを関連付けて記憶する(S2206)。より具体的には、エリア番号が1であるエリアに配置されていたコード情報を読み取ることで表示されるアドレスに基づいて、ユーザ端末10Aの次にアクセスしてきたのがユーザ端末10Bであることから、ユーザ端末10Bの識別番号であるユーザ番号を2として、エリア番号に関連付けて記憶部22に記憶する。そして、サーバ20は、メニュー画面を表示させるためのHTML文書を生成して、ユーザ端末10Bに送信する(S2207)。ユーザ端末10Bは、表示部13にメニュー画面を表示する(S2208)。
ユーザCが、案内されたエリアに予め置かれていたコード情報を、自身が所有するユーザ端末10Cにて読み取るとともに、読み込んだ後に表示されるアドレスにアクセスする(S2209)。
サーバ20は、エリア番号とユーザ端末10Cとを関連付けて記憶する(S2210)。より具体的には、エリア番号が1であるエリアに配置されていたコード情報を読み取ることで表示されるアドレスに基づいて、ユーザ端末10Bの次にアクセスしてきたのがユーザ端末10Cであることから、ユーザ端末10Cの識別番号であるユーザ番号を3として、エリア番号に関連付けて記憶部22に記憶する。そして、サーバ20は、メニュー画面を表示させるためのHTML文書を生成して、ユーザ端末10Cに送信する(S2211)。ユーザ端末10Cは、表示部13にメニュー画面を表示する(S2212)。
その後、ユーザAが、ユーザ端末10Aの表示部13に表示されているメニュー画面に表示されている商品群の中から一の商品(例えばビール)を選択して、その商品の注文ボタン71dを押下したとする(S2213)。サーバ20は、その商品の注文を受け付け、注文を受けた商品と、注文を行ってきたユーザ端末10のユーザ番号及びエリア番号とを関連付けて記憶部22に記憶する(S2214)。そして、サーバ20は、注文を受けた商品、注文を行ったユーザ端末10のユーザ番号及びエリア番号等の情報を、店舗端末30に送信する(S2215)。これらは、受注部214が行う処理である。
店舗端末30においては、サーバ20からの商品の注文に関する情報を取得し、取得した情報である、注文を受けた商品(例えばビール)、注文を行ったユーザ端末10Aのユーザ番号(ユーザ番号:1)及びエリア番号(エリア番号:1)を報知する(S2216)。報知手法としては、上述した、表示部33の表示画面に表示させること、スピーカ37から音声出力させること、プリンタ40に出力させることの少なくともいずれかであることを例示することができる。
そして、店舗の従業員(例えば配膳人)が、注文を受けた商品(例えばビール)をユーザAに届けることで、ユーザAは、注文した商品を受け取る(S2217)。
上記S2213〜S2217の処理が、ユーザA、ユーザB、ユーザCの全てのユーザからの注文が終了するまで注文毎に繰り返される。
一のグループを構成するいずれかのユーザが、ユーザ端末10の表示部13に表示されているメニュー画面71に表示されている会計ボタン71eを押下すると(S2218)、サーバ20においては、生成部213が会計画面72を表示させるためのHTML文書を生成し(S2219)、送信部217がHTML文書をユーザ端末10Aに送信する(S2220)。ユーザ端末10Aは、表示部13に会計画面72を表示する(S2221)。
その後、ユーザAが、ユーザ端末10Aの表示部13に表示されている会計画面72に表示されている同等割会計ボタン72cを押下したとする(S2222)。サーバ20においては、課金部215が、エリア番号が1であるエリアで飲食された全商品の合計金額を、ユーザ端末10の数である3にて同等割した金額を算出し(S2223)、その金額等の情報を含んだHTML文書を、送信部217を介して全ユーザ端末10(ユーザ端末10A、ユーザ端末10B、ユーザ端末10C)に送信する(S2224)。全ユーザ端末10(ユーザ端末10A、ユーザ端末10B、ユーザ端末10C)は、表示部13に、同等割した金額と、確認ボタン74aと、評価ボタン74bとを表示する(S2225)。
その後、ユーザAが、ユーザ端末10Aの表示部13に表示されている評価ボタン74bを押下した場合には(S2226)、サーバ20は、生成部213が評価画面79を表示させるためのHTML文書を生成し(S2227)、送信部217がHTML文書をユーザ端末10Aに送信する(S2228)。ユーザ端末10Aは、表示部13に評価画面79を表示する(S2229)。その後、ユーザAが、ユーザ端末10Aの表示部13に表示されている評価入力欄79bに、増加ボタン79c又は減少ボタン79dを用いて評価値を入力した後に決定ボタン79eを押下した場合には(S2230)、サーバ20においては、課金部215が、評価に対する利点を考慮してユーザ端末10Aの請求金額を算出し(S2231)、その金額等の情報と利点の情報とを含んだHTML文書を、送信部217を介してユーザ端末10Aに送信する(S2232)。ユーザ端末10Aは、表示部13に、利点を考慮した請求金額と、確認ボタン80aとを表示する(S2233)。その後、ユーザAが、ユーザ端末10Aの表示部13に表示されている確認ボタン80aを押下した場合には(S2234)、サーバ20は、決済処理を行う(S2235)。これにより、ユーザ端末10Aを用いた支払いが終了する。
ユーザBが、ユーザ端末10Bの表示部13に表示されている評価ボタン74bを押下することなく、確認ボタン74aを押下した場合には(S2236)、サーバ20は、決済処理を行う(S2237)。これにより、ユーザ端末10Bを用いた支払いが終了する。同様に、ユーザCが、ユーザ端末10Cの表示部13に表示されている評価ボタン74bを押下することなく、確認ボタン74aを押下した場合には(S2238)、サーバ20は、決済処理を行う(S2239)。これにより、ユーザ端末10Cを用いた支払いが終了する。
以上のように構成された本実施の形態に係るキャッシュレスシステム1は、飲食店に来訪したユーザのユーザ端末10からの接続要求を受け付ける受付手段の一例としての受信部211と、飲食店にて提供する料理の一覧をユーザ端末10に表示させる表示制御手段の一例としての生成部213と、を備える商品評価システムの一例である。そして、キャッシュレスシステム1は、ユーザ端末10から個々の料理の注文を受ける受注手段の一例としての受注部214と、個々の料理の評価に関する情報を、ユーザ端末10から取得する取得手段の一例としての評価導出部218とを備えている。
つまり、サーバ20は、図7に示した会計画面72に表示された評価ボタン74bが押下された場合に、評価画面79をユーザ端末10に表示させる。評価画面79には、飲食した個々の料理の評価を入力する評価入力欄79bが表示される。そして、サーバ20の評価導出部218は、例えば評価画面79において、決定ボタン79eが押下された旨の情報とともに評価入力欄79bに入力された個々の料理の評価値を受信部211が受信した場合に、各商品の評価値を取得する。このように、本実施の形態に係るキャッシュレスシステム1によれば、サーバ20が、個々の料理の評価に関する情報を、ユーザ端末10から取得することができる。その結果、店舗において、例えば評価が高い料理を看板メニューとしてアピールすることができる。また、店舗において、例えば評価が低い料理の改善を行なうことができる。
サーバ20の生成部213は、飲食店にて提供する料理の一覧をユーザ端末10に表示させる際に、評価導出部218が取得した個々の料理の評価をユーザ端末10に表示させる。個々の料理に対する評価値を複数取得した場合には、評価導出部218は、複数の評価値の平均値である総合評価値を算出し、生成部213は、個々の料理の総合評価値をユーザ端末10の表示部13に表示されたメニュー画面71に表示させる。これにより、サーバ20は、個々の料理の評価を来店したユーザに公表することができる。ユーザは、個々の料理の評価を参考にして料理の注文を行うことが可能となる。
サーバ20の生成部213は、飲食店にて提供する料理を、評価が高い順にユーザ端末10に表示させても良い。これにより、ユーザは、料理を注文する際に、評価が高い料理から順に注文する等、簡便に注文をすることが可能となる。
サーバ20の生成部213は、評価が所定よりも低い場合には、当該評価を表示させることなく料理を表示させても良い。生成部213は、例えば総合評価値が3未満である場合には、メニュー画面71に、商品名(料理名)71a、商品画像71b、商品説明71cを表示させ、評価を示す星印71fを表示させないようにしても良い。これにより、店舗は、評価が低い(例えば総合評価値が3未満である)ことに起因して、ユーザが注文しなくなることを抑制することができる。
また、サーバ20の生成部213は、例えば自信のある料理に限定する等、特定の料理に対してのみ評価してもらうようにしても良い。
サーバ20の評価導出部218は、ユーザ端末10から、料理の評価に関する情報を、会計処理の前に取得すると良い。例えば、サーバ20は、図7に示した会計画面72において、確認ボタン74aとともに評価ボタン74bを表示させ、会計前(支払いを確定させる確認ボタン74aを押下する前)に店舗にて飲食した商品の評価を促す。そして、サーバ20は、評価ボタン74bが押下された場合に、例えば評価入力欄79bを含む評価画面79をユーザ端末10に表示させる。そして、サーバ20において、評価導出部218は、例えば評価画面79において、決定ボタン79eが押下された旨の情報とともに評価入力欄79bに入力された各商品の評価値を受信部211が受信した場合に、各商品の評価値を取得する。このように、サーバ20の評価導出部218が、料理の評価に関する情報を、ユーザ端末10から、会計処理の前に取得することで、会計処理の後に取得する場合よりも確度が高い情報を取得することができる。つまり、料理を飲食した後に経過した時間が短いほど、評価を行う者の記憶は鮮明である。他方、料理を飲食した後に経過した時間が長いほど、評価を行う者の記憶は曖昧となり、料理の良し悪しなどを正確に評価できないおそれがある。それゆえ、サーバ20の評価導出部218が、料理を飲食した後の経過時間が短いときに評価に関する情報を取得することで確度が高い情報を取得することができる。また、実際に飲食したユーザから、評価に関する情報を取得することができるので正確な情報を取得することができる。その結果、不正確な評価が行われることに起因して、例えば自慢の料理を食べてもらえないこと等の不利益が生じることを抑制することが可能となる。
また、サーバ20の生成部213は、ユーザ端末10を介する会計時に、注文された料理の一覧を表示させるとともに、個々の料理に対して評価を実行させるための表示を行うと良い。つまり、生成部213は、評価を行う旨の情報を取得した場合(評価ボタン74bが押下されたことを把握した場合)には、図14に示すように、注文された料理の一覧を表示させ、個々の料理に対して評価を実行させるための表示を行う。これにより、ユーザ端末10を所有するユーザに、飲食した料理全てに対して漏れなく評価を行わせることができるとともに、簡易に評価を行わせることができる。
また、本実施の形態に係るキャッシュレスシステム1は、飲食店にて提供する料理の一覧とともに、評価導出部218が取得した個々の料理の評価をインターネットで閲覧可能にする閲覧手段の一例としての閲覧部219をさらに備える。これにより、飲食店が、特定の料理に強みを有する場合には、その料理をアピールすることが可能となる。例えば、接客態度が悪いために飲食店全体の評価が低くても、特定の料理に強みを持ち、その特定の料理の評価が高い場合には、その特定の料理を目的とする顧客を獲得することができる。その結果、飲食店の経営を向上させることが可能となる。また、ユーザは、特定の料理の評価が高い店舗に訪れることで、好みの料理を美味しく食べたいという要求を満たすことが可能となる。
なお、サーバ20の閲覧部219は、飲食店にて提供する料理を、評価が高い順に外部端末に表示させても良い。これにより、外部端末を所有する者は、料理をチェックする際に、簡便に評価が高い料理をチェックすることが可能となる。
また、本実施の形態に係るキャッシュレスシステム1は、受注部214が注文を受け付けた商品の代金を課金するとともに、評価が行われた場合には行われない場合よりも課金する上での利点を与える課金手段の一例としての課金部215をさらに備える。課金部215が課金する際に、評価が行われた場合には行われない場合よりも課金する上での利点を与え、評価のためのインセンティブを与えるので、ユーザに確度高く評価を行わせることが可能となる。
例えば、上述したように、課金部215は、評価が行われた場合には行われない場合よりも減額すると良い。ユーザは、会計前に評価を行うことで、直後の会計時に支払う金額が減額されるので、評価を行う意欲が湧く。
なお、評価が行われた場合に与える利点は、評価を行った各商品の代金を、所定の割合(例えば1%)減額すること(割り引くこと)であっても良い。また、利点は、金銭的価値を有するポイントを付与することであっても良い。ポイントは、今回飲食した店舗にて、次回の飲食の際に減額を受けるものであることを例示することができる。また、ポイントは、今回飲食した店舗の提携先で減額を受けることが可能な、Tポイント、楽天ポイント、Pontaポイント、dポイントなどであることを例示することができる。課金部215は、評価が行われた場合にのみ上記ポイントを付与するようにしても良いし、評価が行われた場合には行われない場合よりもポイントを多くすることであっても良い。
なお、上述した実施の形態に係るキャッシュレスシステム1においては、図14を用いて説明したように、1〜5の数字を入力させることで評価を行わせる態様であるが、特にかかる態様に限定されない。入力可能な数字は1〜5でなくても良いし、入力させるのは「良」等の文字であっても良い。また、例えば、「美味しかった」などの文章を入力させることで評価を行わせる態様であっても良い。
また、上述した実施の形態に係るキャッシュレスシステム1においては、一のグループを構成する複数のユーザが所有する複数のユーザ端末10の全ての表示部13に表示されるメニュー画面71に、会計ボタン71eを表示させているが、特にかかる態様に限定されない。例えば、一のグループを構成する複数のユーザの内の一人を会計権限者として設定し、当該会計権限者が所有するユーザ端末10(会計権限者端末)の表示部13にのみ、メニュー画面71に会計ボタン71eを表示させるようにしても良い。そして、当該会計権限者端末においてのみ会計画面72を表示させ、まとめ会計、端末毎会計、同等割会計、特殊割会計を選択可能にしても良い。なお、会計権限者は、一のグループを構成する複数のユーザが決定可能にしても良いし、コード情報を読み取ることで表示されるアドレスに最初にアクセスしてきたユーザ端末10を所有する者を会計権限者(当該ユーザ端末10を会計権限者端末)として決定しても良い。
また、上述した実施の形態に係るキャッシュレスシステム1においては、店舗の配膳人が注文された商品(料理や飲み物など)を配膳する態様であるが特にかかる態様に限定されない。商品の準備が整ったら、注文を行ったユーザ端末10に対して電話をするかメッセージを送るなどして報知し、ユーザが商品を取りに来る態様であっても良い。かかる態様である場合、店舗端末30に、ユーザ端末10に対して電話やメッセージを送る機能を持たせても良い。
また、上述した実施の形態に係るキャッシュレスシステム1において、店舗端末30は、厨房等の店舗内に配置されていることが好ましいが、サーバ20は、店舗内に配置されていても良いし、店舗外に配置されていても良い。サーバ20が店舗内に配置される場合には、サーバ20と店舗端末30とは一体であって良い。また、店舗端末30とプリンタ40とは一体であって良いし、サーバ20、店舗端末30及びプリンタ40が一体であっても良い。
また、プリンタ40にてコード情報を含む画像が形成された用紙をエリアに配置する態様に限定されない。例えば、エリアに設置された、液晶パネルなどの表示装置にコード情報を表示させ、表示装置に表示されたコード情報を、ユーザ端末10にて読み取らせるようにしても良い。
また、上述の実施形態に係るキャッシュレスシステム1では、ユーザ端末10が、サーバ20から取得するHTML文書を解釈することでメニュー画面71等を表示部13に表示させる、いわゆるブラウザ形式によって本発明が実現される場合について説明したが、特にかかる態様に限定されない。ユーザ端末10がダウンロードしたプログラムを実行することでメニュー画面71等を表示させる、いわゆるネイティブアプリケーション形式によって実現しても良い。
1…キャッシュレスシステム、10…ユーザ端末、20…サーバ、30…店舗端末、40…プリンタ、21…制御部、211…受信部、212…識別部、213…生成部、214…受注部、215…課金部、216…作成部、217…送信部、218…評価導出部、219…閲覧部

Claims (6)

  1. 飲食店に来訪したユーザのユーザ端末からの接続要求を受け付ける受付手段と、
    前記飲食店にて提供する料理の一覧を前記ユーザ端末に表示させる表示制御手段と、
    前記ユーザ端末から個々の料理の注文を受ける受注手段と、
    前記個々の料理の評価に関する情報を、前記ユーザ端末から取得する取得手段と、
    前記受注手段が注文を受け付けた前記料理の代金を課金する課金手段と、
    を備え、
    前記取得手段は、前記ユーザ端末から、前記料理の前記評価に関する情報を、会計処理の前に取得し、
    前記課金手段は、前記取得手段が前記会計処理の前に前記評価を取得した場合には当該評価を取得していない場合よりもユーザに利点を与えることを特徴とする商品評価システム。
  2. 前記表示制御手段は、前記飲食店にて提供する料理の一覧を前記ユーザ端末に表示させる際に、前記取得手段が取得した前記個々の料理の評価を当該ユーザ端末に表示させる
    請求項1に記載の商品評価システム。
  3. 前記表示制御手段は、前記飲食店にて提供する料理を、前記評価が高い順に前記ユーザ端末に表示させる
    請求項2に記載の商品評価システム。
  4. 前記表示制御手段は、前記評価が所定よりも低い場合には、当該評価を表示させることなく前記料理を表示させる
    請求項2又は3に記載の商品評価システム。
  5. 前記表示制御手段は、前記ユーザ端末を介する会計時に、注文された前記料理の一覧を表示させるとともに、当該料理の個々に対して前記評価を実行させるための表示を行う
    請求項1から4のいずれか1項に記載の商品評価システム。
  6. 前記飲食店にて提供する料理の一覧とともに、前記取得手段が取得した前記個々の料理の評価をインターネットで閲覧可能にする閲覧手段をさらに備える請求項1から4のいずれか1項に記載の商品評価システム。
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