JP2022129096A - サーバ装置およびプログラム - Google Patents

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真紀 佐藤
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紗世 曹永
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Abstract

【課題】複数の場所から参加するコミュニケーション形態の提供と、飲食物の取り寄せと、を両立可能なサーバ装置およびプログラムを提供する。【解決手段】サーバ装置は、複数の端末からアクセスを受け付け、アクセス元の端末と当該端末を操作するユーザとユーザの参加場所と終了時刻とを関連付けて管理する管理手段と、同一グループに属するユーザの前記端末同士を通信可能に接続する通信制御手段と、前記参加場所に配達可能な商品の情報を含むメニュー情報を、前記通信制御手段で通信可能に接続された前記端末同士で閲覧可能に提供する提供手段と、前記メニュー情報が提供された前記端末の何れかから商品の注文を受け付け、注文された商品に関する情報を、当該商品を取り扱う店舗に通知する注文受付手段と、を備える。【選択図】図16

Description

本発明の実施形態は、サーバ装置およびプログラムに関する。
テレワークやリモートワーク等の普及に伴い、ネットワークを介して会議を行うWeb会議システムが広く利用されるようになってきている。また、ビジネス以外の用途でWeb会議システムを用いることも行われている。例えば、Web会議システムを用いて飲み会やパーティ等を行う所謂リモート飲み会等が行われている。また、例えば、ユーザが互いに異なる店舗に来店し、店舗に置かれた端末を用いてWeb会議を行うことで、店舗が提供する飲食物(商品)を飲食しながら、他の店舗にいるユーザとコミュニケーションを行うことができる。
一方、従来では、実店舗におけるオーダシステムに関し、顧客グループを構成する人数に基づき、一人当たりの支払金額を算出する技術が提案されている(例えば特許文献1)。この従来技術では、一人当たりの支払金額を飲食の実態に応じて算出するために、グループの注文履歴を把握し、注文履歴に含まれる商品を分類するカテゴリに分類し、各カテゴリの商品を飲食したとする顧客の人数を把握する。
しかしながら、従来の技術では、ユーザが集まって飲食する店舗内でオーダや注文が行われることが前提となっているため、上述したように店舗や自宅など複数の参加場所に亘ってリモート飲み会を行う形態や、リモート飲み会を継続しつつ店舗外或いは自宅外から飲食物を取り寄せる形態については何ら想定されていない。そのため、利便性の向上に関して改善の余地がある。
本発明が解決しようとする課題は、複数の場所から参加するコミュニケーション形態の提供と、飲食物の取り寄せと、を両立可能なサーバ装置およびプログラムを提供することである。
実施形態のサーバ装置は、複数の端末からアクセスを受け付け、アクセス元の端末と当該端末を操作するユーザとユーザの参加場所と終了時刻とを関連付けて管理する管理手段と、同一グループに属するユーザの前記端末同士を通信可能に接続する通信制御手段と、前記参加場所に配達可能な商品の情報を含むメニュー情報を、前記通信制御手段で通信可能に接続された前記端末同士で閲覧可能に提供する提供手段と、前記メニュー情報が提供された前記端末の何れかから商品の注文を受け付け、注文された商品に関する情報を、当該商品を取り扱う店舗に通知する注文受付手段と、を備える。
図1は、実施形態にかかるリモート飲食提供システムの構成例を示す図である。 図2は、実施形態に係る席端末のハードウェア構成の一例を示す図である。 図3は、実施形態に係る受注端末のハードウェア構成の一例を示す図である。 図4は、実施形態に係るサーバ装置のハードウェア構成の一例を示す図である。 図5は、実施形態に係るリモートレストラン管理テーブルのデータ構成の一例を示す図である。 図6は、実施形態に係るデリバリー店舗管理テーブルのデータ構成の一例を示す図である。 図7は、実施形態に係るメニュー管理テーブルのデータ構成の一例を示す図である。 図8は、実施形態に係るユーザ管理テーブルのデータ構成の一例を示す図である。 図9は、実施形態に係る予約管理テーブルのデータ構成の一例を示す図である。 図10は、実施形態に係るオーダ管理テーブルのデータ構成の一例を示す図である。 図11は、実施形態に係る配達状況管理テーブルのデータ構成の一例を示す図である。 図12は、実施形態に係るサーバ装置、席端末またはユーザ端末、および受注端末の機能構成の一例を示す図である。 図13は、実施形態に係る各装置間のデータ送受信の一例を示す図である。 図14は、実施形態の席端末またはユーザ端末に表示される画面の一例を示す図である。 図15は、実施形態の席端末またはユーザ端末に表示される画面の他の例を示す図である。 図16は、実施形態の席端末またはユーザ端末に表示される画面の他の例を示す図である。 図17は、実施形態の席端末またはユーザ端末に表示される画面の他の例を示す図である。 図18は、実施形態の席端末またはユーザ端末に表示される画面の一部分の例を拡大して示す図である。 図19は、実施形態における注文可能/不可能の判断を説明する図である。 図20は、実施形態の席端末またはユーザ端末に表示される画面の他の例を示す図である。 図21は、実施形態の席端末またはユーザ端末に表示される画面の他の例を示す図である。 図22は、実施形態の席端末またはユーザ端末に表示される画面の他の例を示す図である。 図23は、実施形態の席端末またはユーザ端末に表示される画面の他の例を示す図である。 図24は、実施形態のサーバ装置が実行するログイン処理の一例を示すフローチャートである。 図25は、実施形態のサーバ装置が実行するメニュー提供処理の一例を示すフローチャートである。 図26は、実施形態のサーバ装置が実行するオーダ処理の一例を示すフローチャートである。 図27は、実施形態のサーバ装置が実行する会計処理の一例を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して、実施形態について詳細に説明する。なお、以下に説明する実施形態によりこの発明が限定されるものではない。
図1は、実施形態にかかるリモート飲食提供システム1の構成例を示す図である。リモート飲食提供システム1は、席端末10やユーザ端末20、サーバ装置30、受注端末40、外部サービスサーバ50、ドライバー端末60、キッチン端末70等を含む。サーバ装置30は、他の各端末(席端末10やユーザ端末20、受注端末40、外部サービスサーバ50、ドライバー端末60、キッチン端末70等)と、インターネットや携帯電話回線網等のネットワークNを介して通信可能に接続される。また、外部サービスサーバ50は、受注端末40やドライバー端末60、サーバ装置30と、ネットワークNを介して通信可能に接続される。
席端末10は、リモートレストラン91の各々に設けられる端末装置である。リモートレストラン91は、外部で調理され配達された飲食物を飲食する場を提供する店舗である。リモートレストラン91は、その性質上、調理場を持たなくともよい。本実施形態のリモートレストラン91は、ドリンクメニューについては店舗内で提供可能であるとする。なお、リモートレストラン91の各々は、チェーン店等の系列店であってもよいし、各々が独立した店舗であってもよい。
席端末10は、例えば、リモートレストラン91内の各席に設けられるセルフオーダ用のオーダ端末であり、タブレット端末等により実現される。なお、リモートレストラン91に設けられる席端末10の台数は特に問わず、複数台であってもよい。
また、リモートレストラン91の各々は、サーバ装置30から通知されるオーダ情報を表示するためのキッチン端末70を備える。また、リモートレストラン91の各々は、席端末10やキッチン端末70を管理する店舗サーバ(図示せず)を備える。
ユーザ端末20は、リモート飲食提供システム1を利用するユーザが使用する端末装置である。ユーザ端末20は、例えばスマートフォンやタブレット端末等の携帯型の端末装置で実現することができる。なお、本実施形態では、説明の便宜上、ユーザ端末20はユーザ自宅92からリモート飲食提供システム1に接続している例について説明するが、実施にあたってはこれに限らない。例えば、ユーザ端末20を使用するユーザが、ユーザ自宅92以外の場所でリモート飲食提供システム1を利用しても構わない。
サーバ装置30は、本実施形態のサーバ装置の一例である。サーバ装置30は、例えばワークステーション等の情報処理装置によって実現される。なお、本実施形態では、サーバ装置30を単体の装置として説明するが、これに限らないものとする。例えば、サーバ装置30は、複数のサーバ装置で分散して機能を動作させる構成としてもよい。
サーバ装置30は、リモート飲食提供システム1が含む他の各端末と協働することで、席端末10およびユーザ端末20を使用するユーザに対し、リモート飲食提供サービスを提供する。より具体的には、サーバ装置30は、複数のリモートレストラン91の各々に設けられた席端末10およびユーザ端末20間の通信を制御することで、居場所が異なるユーザ同士の会話の仲介や画面共有、を行うサービス(リモート飲食提供サービス)を提供する。以下では、席端末10を用いたリモート飲食提供サービス、または席端末10を用いてリモート飲食提供サービスを行う(享受する)ことを、「リモート飲み会」ともいう。
また、サーバ装置30は、席端末10およびユーザ端末20から、デリバリー商品の注文を受け付け、配達完了までを管理する。
受注端末40は、デリバリー店舗93の各々が備える端末装置である。受注端末40は、例えば、タブレット端末等により実現される。デリバリー店舗93は、調理スタッフが調理を行うキッチンおよび顧客が飲食するホールの両方を備える店舗であってもよいし、キッチンのみを備えホールがないテイクアウト販売あるいは受注販売の店舗であってもよい。受注端末40は、キッチンの調理スタッフに対して、商品の受注にかかる情報を報知する。
外部サービスサーバ50は、例えば既存のデリバリーサービスを実施する事業者が備えるサーバ装置であって、サーバ装置30に、各デリバリー店舗93が提供する商品の情報(メニュー)や、各ドライバー94の稼働状況を提供する。
ドライバー端末60は、各ドライバー94が所持する端末装置である。ドライバー端末60は、例えばスマートフォンやタブレット端末等の携帯型の端末装置で実現することができる。
キッチン端末70は、各リモートレストラン91のバックヤードに設けられる端末装置である。キッチン端末70は、例えば、タブレット端末等により実現される。キッチン端末70は、配膳スタッフに対して、リモートレストラン91内のユーザが注文した商品にかかる情報を報知する。報知内容は、例えば、デリバリーされてくる予定の時刻や、商品の画像、適する食器の形状や大きさ、注文者の席を識別するための情報などである。
次に、リモート飲食提供システム1が有する主要な装置の構成について説明する。
図2は、実施形態に係る席端末10のハードウェア構成の一例を示す図である。席端末10は、CPU(Central Processing Circuit)11、ROM(Read Only Memory)12、及びRAM(Random Access Memory)13等のコンピュータ構成を備える。
CPU11は、プロセッサの一例であり、席端末10の各部を統括的に制御する。ROM12は、各種プログラムを記憶する。RAM13は、プログラムや各種データを展開するワークスペースである。
また、席端末10は、通信部14と、記憶部15と、表示部16と、操作部17と、撮像部18と、音声入出力部19とを備える。
通信部14は、ネットワークNに接続可能な通信インタフェースである。通信部14は、ネットワークNを介してサーバ装置30等の外部装置と通信を行う。また、通信部14は、自店舗内の店舗サーバや他の席端末10と通信を行う。
記憶部15は、HDD(Hard Disk Drive)やフラッシュメモリ等の記憶媒体で構成されており、電源を遮断しても記憶内容を維持する。記憶部15は、CPU11が実行することが可能なプログラムや各種の設定情報を記憶する。例えば、記憶部15は、リモート飲み会用に用意されたプログラム(クライアントプログラム)やGUI(Graphical User Interface)の表示に係るコンテンツ等を記憶する。CPU11は、ROM12や記憶部15に記憶されRAM13に展開されたプログラムに従って動作することによって、各種の処理を実行する。
表示部16は、LCD(Liquid Crystal Display)等の表示デバイスであり、CPU11の制御に従って各種の情報や画面を表示する。操作部17は、各種の操作キーを有し、ユーザの操作に応じた操作内容をCPU11に出力する。なお、操作部17は、表示部16の表面に設けられたタッチパネルであってもよい。
撮像部18は、CCD(Charge Coupled Device)等の撮像素子を具備する撮像装置である。撮像部18は、例えば、席端末10を操作するユーザを撮像することで、ユーザの画像データ(静止画、動画)を取得し、取得した画像データをCPU11に出力する。
音声入出力部19は、マイク等の音声入力装置と、スピーカ等の音声出力装置とを具備する。音声入出力部19は、ユーザの音声データを取得し、取得した音声データをCPU11に出力する。また、音声入出力部19は、CPU11から入力される音声データを音声として出力する。
なお、席端末10のハードウェア構成は、図2の構成に限らないものとする。また、ユーザ端末20は、席端末10と同様のハードウェア構成を備えるものとして説明を進める。
図3は、実施形態に係る受注端末40のハードウェア構成の一例を示す図である。受注端末40は、CPU41、ROM42、及びRAM43等のコンピュータ構成を備える。
CPU41は、プロセッサの一例であり、受注端末40の各部を統括的に制御する。ROM42は、各種プログラムを記憶する。RAM43は、プログラムや各種データを展開するワークスペースである。
また、受注端末40は、通信部44と、記憶部45と、表示部46と、操作部47と、を備える。
通信部44は、ネットワークNに接続可能な通信インタフェースである。通信部44は、ネットワークNを介してサーバ装置30や外部サービスサーバ50等の外部装置と通信を行う。
記憶部45は、HDDやフラッシュメモリ等の記憶媒体で構成されており、電源を遮断しても記憶内容を維持する。記憶部45は、CPU41が実行することが可能なプログラムや各種の設定情報を記憶する。例えば、記憶部45は、GUIの表示に係るコンテンツ等を記憶する。CPU41は、ROM42や記憶部45に記憶されRAM43に展開されたプログラムに従って動作することによって、各種の処理を実行する。
表示部46は、LCD等の表示デバイスであり、CPU41の制御に従って各種の情報や画面を表示する。操作部47は、各種の操作キーを有し、ユーザの操作に応じた操作内容をCPU41に出力する。なお、操作部47は、表示部46の表面に設けられたタッチパネルであってもよい。
なお、受注端末40のハードウェア構成は、図3の構成に限らないものとする。また、ドライバー端末60およびキッチン端末70は、受注端末40と同様のハードウェア構成を備えるものとして説明を進める。
図4は、実施形態に係るサーバ装置30のハードウェア構成の一例を示す図である。図4に示すように、サーバ装置30は、CPU31、ROM32、及びRAM33等のコンピュータ構成を備える。
CPU31は、プロセッサの一例であり、サーバ装置30の各部を統括的に制御する。ROM32は、各種プログラムを記憶する。RAM33は、プログラムや各種データを展開するワークスペースである。
また、サーバ装置30は、通信部34と、記憶部35とを備える。通信部34は、ネットワークNに接続可能な通信インタフェースである。通信部34は、ネットワークNを介して席端末10やユーザ端末20等の外部装置と通信を行う。
記憶部35は、HDDやフラッシュメモリ等の記憶媒体で構成されており、電源を遮断しても記憶内容を維持する。記憶部35は、CPU31が実行することが可能なプログラムや各種の設定情報を記憶する。例えば、記憶部35は、リモート飲み会用に用意されたプログラム(サーバプログラム)やGUIの表示に係るコンテンツ等を記憶する。CPU31は、ROM32や記憶部35に記憶されRAM33に展開されたプログラムに従って動作することによって、各種の処理を実行する。
なお、サーバ装置30のハードウェア構成は、図4の構成に限らないものとする。また、外部サービスサーバ50は、サーバ装置30と同様のハードウェア構成を備えるものとして説明を進める。
また、サーバ装置30の記憶部35は、リモートレストラン管理テーブル351と、デリバリー店舗管理テーブル352と、デリバリーメニュー管理テーブル353と、ユーザ管理テーブル354と、予約管理テーブル355と、オーダ管理テーブル356と、配達状況管理テーブル357と、を記憶する。
図5は、実施形態に係るリモートレストラン管理テーブル351のデータ構成の一例を示す図である。リモートレストラン管理テーブル351は、各リモートレストラン91のID(リモートレストランID)に関連付けて、当該リモートレストランIDに対応するリモートレストラン91に関する情報(リモートレストラン情報)を記憶する。
リモートレストランIDは、リモートレストラン91の各々を識別するための識別情報である。リモートレストラン情報は、リモートレストラン91の名称(リモートレストラン名)、住所、連絡先、及び画像(リモートレストラン画像)等の項目を含む。リモートレストラン名は、リモートレストラン91の屋号や支店名等である。住所は、リモートレストラン91の所在地を示す住所を意味する。連絡先は、例えばリモートレストラン91の住所や、IPアドレス等のアドレス情報を意味する。リモートレストラン画像は、リモートレストランIDに対応するリモートレストラン91を表したアイコンやロゴマーク等の画像情報である。なお、リモートレストラン管理テーブル351のデータ構成は、図5の例に限らないものとする。
図6は、実施形態に係るデリバリー店舗管理テーブル352のデータ構成の一例を示す図である。デリバリー店舗管理テーブル352は、各デリバリー店舗93のID(デリバリー店舗ID)に関連付けて、当該デリバリー店舗IDに対応するデリバリー店舗93に関する情報(デリバリー店舗情報)を記憶する。
デリバリー店舗IDは、デリバリー店舗93の各々を識別するための識別情報である。デリバリー店舗情報は、デリバリー店舗93の名称(デリバリー店舗名)、住所、連絡先、及び画像(デリバリー店舗画像)等の項目を含む。デリバリー店舗名は、デリバリー店舗93の屋号や支店名等である。住所は、デリバリー店舗93の所在地を示す住所を意味する。連絡先は、例えばデリバリー店舗93の住所や、IPアドレス等のアドレス情報を意味する。デリバリー店舗画像は、デリバリー店舗IDに対応するデリバリー店舗93を表したアイコンやロゴマーク等の画像情報である。なお、デリバリー店舗管理テーブル352のデータ構成は、図6の例に限らないものとする。
図7は、実施形態に係るデリバリーメニュー管理テーブル353のデータ構成の一例を示す図である。デリバリーメニュー管理テーブル353は、各デリバリー店舗93のデリバリー店舗IDに関連付けて、当該デリバリー店舗IDに対応するデリバリー店舗93が提供(調理)可能な各商品(メニュー)に関するメニュー情報を記憶する。サーバ装置30は、例えば、外部サービスサーバ50を介して取得した各デリバリー店舗93のメニュー情報を、デリバリーメニュー管理テーブル353に記憶する。
メニュー情報は、例えば、商品(メニュー)の商品ID、商品名、一般名、価格、商品画像、説明、調理時間、および配膳時間等を含む。
商品IDは、各デリバリー店舗93で販売される商品を識別するための識別情報である。商品名は、商品IDに対応する商品の商品名(品目、正式名称等)を示す情報である。一般名は、商品名の一般名や略称、呼称を示す情報である。例えば、デリバリー店舗93の一つであるデリバリー店舗Aで販売される「ビール」が「Aビール大」及び「Aビール中」、デリバリー店舗93の他の一つであるデリバリー店舗Bで販売される「ビール」の名称が「Bビール」である場合を想定する。この場合、デリバリー店舗Aのデリバリー店舗IDに関連付けて、「Aビール大」及び「Aビール中」を示す商品ID及び商品名がそれぞれ登録されるとともに、これら商品IDの各々に関連付けて一般名「ビール」が登録される。また、デリバリー店舗Bのデリバリー店舗IDに関連付けて、「Bビール」を示す商品ID及び商品名が登録されるとともに、この商品IDに関連付けて一般名「ビール」が登録される。
価格は、商品IDに対応する商品の単価を示す情報である。商品画像は、商品IDに対応する商品を表す写真やイラスト等の画像データ(商品画像)である。説明は、商品IDに対応する商品の説明文や、調理に要する目安の時間、デリバリー店舗IDに対応する店舗での人気度等を示す情報である。
調理時間は、デリバリー店舗93での調理に要する目安の時間である。配膳時間は、リモートレストラン91での配膳に要する目安の時間である。
なお、デリバリーメニュー管理テーブル353のデータ構成は、図7の例に限らないものとする。また、サーバ装置30は、デリバリーメニュー管理テーブル353のメニュー情報を、外部サービスサーバ50から定期的または随時取得することで、所定のタイミングでメニュー情報を更新する形態としてもよい。
図8は、実施形態に係るユーザ管理テーブル354のデータ構成の一例を示す図である。ユーザ管理テーブル354は、各ユーザのユーザIDに関連付けて、当該ユーザIDに対応するユーザに関するユーザ情報を記憶する。ここで、ユーザIDは、各ユーザを識別するための識別情報である。
ユーザ情報は、例えば、ユーザ名、住所、連絡先、及び決済用情報等を含む。ユーザ名は、ユーザIDに対応するユーザの名前を示す情報である。住所は、ユーザIDに対応するユーザの住所や居所を示す情報である。連絡先は、ユーザIDに対応するユーザの連絡先を示す情報である。連絡先には、ユーザが所持するユーザ端末20の電話番号や端末ID等の識別情報が登録される。決済用情報は、クレジットカード決済や電子マネー決済等の電子決済に係る情報である。決済用情報は、例えばクレジットカード番号等の情報を一または複数保持し、商品の代金を電子決済で支払う際に使用される。
なお、ユーザ管理テーブル354のデータ構成は、図6の例に限らないものとする。例えば、ユーザ管理テーブル354は、各ユーザのユーザIDに関連付けて、そのユーザIDに対応するユーザの性別や年齢、嗜好等の情報を記憶してもよい。
ここで、サーバ装置30は、ユーザ管理テーブル354で管理するユーザのユーザIDに対応付けて、ユーザのアイコン画像を記憶していてもよい。当該アイコン画像は、リモート飲み会の開催中に各端末に表示させる画面において、各種情報に添えて表示されることで、当該情報を修飾する(つまり当該情報にアイコン画像のユーザが関係していることを示す)。なお、アイコン画像は、例えばユーザ管理テーブル354が記憶する。以下、本実施形態では、ユーザ管理テーブル354がアイコン画像を記憶しているとする。
図9は、実施形態に係る予約管理テーブル355のデータ構成の一例を示す図である。予約管理テーブル355は、予約IDに関連付けて、当該予約IDに関する予約情報を記憶する。
ここで、予約IDは、リモート飲み会の利用予約を識別するための識別情報である。サーバ装置30は、ユーザからユーザ端末20等を介してリモート飲み会の利用予約を受け付ける毎に、ユニークな予約ID(例えば、昇順の番号)を発行する。
予約情報は、例えば、予約日時、ユーザID、参加場所(リモートレストランIDまたは自宅)、端末ID、及びログイン日時等の情報を含む。
予約日時は、リモート飲み会を行う予定の日時を示す情報である。予約日時は、例えば、開始日時と終了日時との期間によって表される。
ユーザIDには、リモート飲み会に参加するユーザのユーザIDが登録される。予約IDの各々には、1または複数のユーザIDを関連付けることが可能となっており、同一の予約IDに関連付けられたユーザIDは、同一のリモート飲み会に参加するグループとして管理される。換言すると、予約IDは、各グループを識別するための識別子としても機能する。以下、同一の予約IDに関連付けられたユーザIDまたは当該ユーザIDに対応するユーザを、同一グループの属するユーザ等とも表記する。
端末IDには、リモート飲み会にリモートレストラン91から参加する場合には、当該リモートレストラン91で使用される席端末10の識別情報が登録される。またこの場合、ログイン日時には、端末IDに対応する席端末10の使用を開始した日時が登録される。一方、リモート飲み会に自宅から参加した場合、端末IDには、ユーザ端末20の識別情報が登録される。またこの場合、ログイン日時には、ユーザ端末20でリモート飲食提供システム1にログインした日時が登録される。
本実施形態では、予約情報に含まれる情報のうち、予約日時、ユーザID及び参加場所は、リモート飲み会の開催前に登録されることを想定している。また、予約情報に含まれる情報のうち、端末ID及びログイン日時は、リモート飲み会の開催日当日、つまりユーザIDに対応するユーザが参加場所からリモート飲食提供システム1にログインした際に登録されることを想定している。
参加場所は、自宅でない場合には、リモート飲み会の開催日当日、ユーザがリモートレストラン91に来店した際に、そのリモートレストラン91のリモートレストランIDが登録される形態としてもよい。あるいは、ユーザとユーザが来店するリモートレストラン91を関連付けて登録してもよい。例えば、予約IDの予約情報に登録されるユーザIDと関連付けて、リモートレストラン91を事前に登録してもよい。参加場所が自宅の場合には、自宅であることを示す情報が登録される。自宅であることを示す情報は、例えば、リモートレストランIDと同じコード体系のもので、全リモートレストランIDと重複しない値である。
なお、予約管理テーブル355のデータ構成は、図9の例に限らないものとする。例えば、予約管理テーブル355は、予約IDに関連付けて、そのリモート飲み会の名称や説目を示す情報を記憶してもよい。また、予約管理テーブル355は、ユーザIDに関連付けて、そのリモート飲み会の主催者や幹事を示す情報を記憶してもよい。以下、本実施形態では、予約管理テーブル355は、主催者を示す情報をユーザIDに関連付けて記憶しているとする。
図10は、実施形態に係るオーダ管理テーブル356のデータ構成の一例を示す図である。オーダ管理テーブル356は、予約IDに関連付けて、その予約IDに対応するリモート飲み会でオーダ(注文)された商品に関するオーダ履歴情報を記憶する。
オーダ履歴情報は、例えば、オーダID、オーダ元ユーザID、オーダ先ユーザID、参加場所(リモートレストランIDまたは自宅)、商品ID、数量、支払済フラグ等の情報を含む。
ここで、オーダIDは、各オーダを識別するための識別情報である。サーバ装置30は、ユーザ(席端末10またはユーザ端末20)から商品のオーダを受け付ける毎に、ユニークなオーダID(例えば、昇順の番号)を発行する。
オーダ元ユーザIDには、商品のオーダを行ったユーザのユーザIDが登録される。オーダ先ユーザIDには、オーダされた商品の提供先となるユーザのユーザIDが登録される。例えば、ユーザ自身が自分で飲食する商品をオーダした場合、オーダ元ユーザIDと、オーダ先ユーザIDとには同一のユーザIDが登録される。また、例えば、或るユーザが他のユーザが飲食する商品をオーダした場合、オーダ元ユーザIDと、オーダ先ユーザIDとには異なるユーザIDが登録される。
参加場所には、オーダ先のリモートレストランIDまたは自宅であることを示す情報(上述)が登録される。つまり、オーダ先ユーザIDのユーザが、リモートレストラン91に存在するのであれば、参加場所には、オーダ先ユーザIDのユーザが存在するリモートレストラン91のリモートレストランIDが登録される。また、オーダ先ユーザIDのユーザが、自宅に存在するのであれば、参加場所には、自宅であることを示す情報が登録される。
商品IDには、オーダの対象となった商品の商品IDが登録される。数量には、オーダの対象となった商品の数量が登録される。
また、支払済フラグには、オーダの対象となった商品の支払いが支払済か否かを示すフラグ情報が登録される。本実施形態では、後述するように、或るユーザが他のユーザに商品をプレゼントするような場合に(以下、このオーダ方法を「おごリオーダ」等ともいう)、その商品の支払いを先に行うように構成されている。つまり、支払済フラグには、オーダ元ユーザIDとオーダ先ユーザIDとが異なり、且つオーダ元ユーザIDに対応するユーザが商品の代金を支払う場合に、支払済を示すフラグが登録される。換言すると、支払済フラグは、おごりオーダが行われたか否かを示す指標ともなる。図10では、未支払をフラグ“0”、支払済をフラグ“1”とした場合を示している。
なお、オーダ管理テーブル356のデータ構成は、図10の例に限らないものとする。例えば、オーダ管理テーブル356は、オーダされた日時を示す情報を記憶してもよい。
図11は、実施形態に係る配達状況管理テーブル357のデータ構成の一例を示す図である。配達状況管理テーブル357は、デリバリー注文IDに関連付けて、そのデリバリー注文IDに対応するリモート飲み会でオーダ(注文)された商品に関する配達状況情報を記憶する。
ここで、デリバリー注文IDは、各デリバリー注文を識別するための識別情報である。サーバ装置30は、ユーザ(席端末10またはユーザ端末20)から受け付けたオーダのオーダIDが発行される毎に、ユニークなデリバリー注文ID(例えば、昇順の番号)を発行する。
配達状況情報は、例えば、オーダID、オーダ元ユーザID、オーダ先ユーザID、参加場所(リモートレストランIDまたは自宅)、商品ID、数量、配達状況フラグ、ドライバー連絡先等の情報を含む。オーダID、オーダ元ユーザID、オーダ先ユーザID、参加場所、商品IDおよび数量は、オーダ管理テーブル356と同じ値が転記される。
また、配達状況フラグには、オーダの対象となった商品の配達状況が配達済か否かを示すフラグ情報が登録される。図11では、未配達をフラグ“0”、配達済をフラグ“1”とした場合を示している。
ドライバー連絡先は、ドライバー端末60と通信するための情報であって、例えば、ドライバー専用のアプリケーションを提供するシステムにおけるID情報、或いはメールアドレスや電話番号などである。サーバ装置30は、オーダ毎に、外部サービスサーバ50にドライバー94の割り当てを依頼し、割り当てられたドライバー94の連絡先の提供を外部サービスサーバ50から受け、提供された連絡先を配達状況管理テーブル357に記憶させる。また、サーバ装置30は、ドライバー連絡先を用いて、ドライバー端末60と通信することにより、配達状況を把握するための情報を取得する。
なお、配達状況管理テーブル357のデータ構成は、図11の例に限らないものとする。例えば、配達状況管理テーブル357は、オーダされた日時を示す情報を記憶してもよい。
次に、図12を参照して、サーバ装置30、席端末10またはユーザ端末20、および受注端末40の機能構成について説明する。図12は、実施形態に係るサーバ装置30、席端末10またはユーザ端末20、および受注端末40の機能構成の一例を示す図である。
まず、席端末10(ユーザ端末20)は、通信制御部21と、出力制御部22と、操作受付部23とを機能部として備える。
席端末10が備える機能部の一部又は全ては、席端末10のプロセッサ(例えばCPU11)とメモリ(例えばROM12、記憶部15)に記憶されたプログラムとの協働により実現されるソフトウェア構成であってもよい。また、席端末10が備える機能部の一部又は全ては、席端末10に搭載された専用回路等で実現されるハードウェア構成であってもよい。
席端末10の通信制御部21は、通信部14を制御することで、サーバ装置30や店舗サーバとの間で各種情報(データ)の授受を行う。例えば、通信制御部21は、撮像部18及び音声入出力部19で取得された画像データ及び音声データをサーバ装置30に送信する。また、例えば、通信制御部21は、他の席端末10やユーザ端末20から送信される画像データ及び音声データを、サーバ装置30を介して受信する。
出力制御部22は、表示部16及び音声入出力部19を制御することで、各種情報(データ)の出力を行う。例えば、出力制御部22は、撮像部18で取得された画像データや、他の席端末10或いはユーザ端末20から送信された画像データを表示部16に表示させる。また、出力制御部22は、サーバ装置30と協働することで、各種のGUIを表示部16に表示させる。また、出力制御部22は、音声入出力部19で取得された音声データや、他の席端末10或いはユーザ端末20から送信された音声データを音声入出力部19に出力させる。
操作受付部23は、操作部17を介して入力されたユーザの操作内容を受け付ける。例えば、操作受付部23は、表示部16に表示されたGUIに対する操作を受け付ける。なお、席端末10やユーザ端末20は、本実施形態において、サーバ装置30の入出力インタフェースとして機能する。
次に、受注端末40は、通信制御部411と、出力制御部412と、操作受付部413とを、機能部として備える。
受注端末40が備える機能部の一部又は全ては、受注端末40のプロセッサ(例えばCPU41)とメモリ(例えばROM42、記憶部45)に記憶されたプログラムとの協働により実現されるソフトウェア構成であってもよい。また、受注端末40が備える機能部の一部又は全ては、受注端末40に搭載された専用回路等で実現されるハードウェア構成であってもよい。
受注端末40の通信制御部411は、通信部44を制御することで、サーバ装置30や外部サービスサーバ50との間で、各種情報(データ)の授受を行う。例えば、通信制御部411は、席端末10やユーザ端末20送信されるオーダ情報を、サーバ装置30を介して受信する。
出力制御部412は、表示部46を制御することで、各種情報(データ)の出力を行う。例えば、出力制御部22は、サーバ装置30から受信したオーダ情報を、表示部46に表示させる。また、出力制御部412は、サーバ装置30と協働することで、各種のGUIを表示部46に表示させる。
操作受付部413は、操作部47を介して入力された調理スタッフの操作内容を受け付ける。例えば、操作受付部413は、表示部46に表示されたGUIに対する操作を受け付ける。
そして、サーバ装置30は、予約受付部311と、端末間通信部312と、GUI提供部313と、オーダ受付部314と、会計処理部315とを、機能部として備える。
サーバ装置30が備える機能部の一部又は全ては、サーバ装置30のプロセッサ(例えばCPU31)とメモリ(例えばROM32、記憶部35)に記憶されたプログラムとの協働により実現されるソフトウェア構成であってもよい。また、サーバ装置30が備える機能部の一部又は全ては、サーバ装置30に搭載された専用回路等で実現されるハードウェア構成であってもよい。
予約受付部311は、リモート飲み会の利用予約を受け付け、受け付けた予約の内容を予約管理テーブル355に登録する。予約の受け付け方法は特に問わず、種々の方法を採用することが可能である。
例えば、リモート飲み会の開催日時や利用店舗を指定することが可能なWebサイトをネットワークN上に公開し、そのWebサイトを介して予約を受け付ける形態としてもよい。この場合、主催者又は幹事となるユーザ(以下、幹事ともいう)はユーザ端末20を用いてWebサイトにアクセスし、リモート飲み会の開催日時や、自己のユーザID、自己が利用するリモートレストラン91のID(リモートレストランID)等を入力することで、リモート飲み会の予約(新規予約)を行う。予約受付部311は、新規予約を受け付けると、予約IDを発行し、入力された事項とともに予約管理テーブル355に登録する。また、予約受付部311は、発行した予約IDをユーザのユーザ端末20に通知する。そして、幹事は、リモート飲み会の参加メンバーとなる他のユーザにユーザIDを通知する。なお、新規予約の際に、幹事以外の他のユーザのユーザIDが入力されてもよい。
一方、予約IDの通知を受けた他のユーザは、自己が所持するユーザ端末20を用いて、上記のWebサイトに予約IDを指定したアクセスを行う。予約受付部311では、予約IDを指定したアクセスと受け付けると、その予約IDに対応する予約情報(開催日時等)を予約管理テーブル355から読み出し、アクセス元のユーザ端末20に視認可能に提供する。そして、他のユーザは、自己のユーザIDや自己が利用するリモートレストラン91のID(リモートレストランID)を入力することで、リモート飲み会の予約(追加予約)を行う。予約受付部311は、追加予約を受け付けると、先に入力された予約IDの予約情報に、追加予約された事項を追加登録する。
なお、予約受付部311は、ユーザ情報に記憶された住所と、各リモートレストラン91のリモートレストラン情報に記憶された住所とを比較し、ユーザの住所から所定範囲内(例えば3Km以内等)に存在するリモートレストラン91を、利用候補としてユーザに提示する形態としてもよい。
予約受付部311は、上記の処理(予約処理)を行うことで、同一のリモート飲み会に参加する各ユーザの、ユーザIDと当該ユーザが利用するリモートレストランIDとの組を、共通する予約IDに関連付けて予約管理テーブル355に記憶する。なお、上記の説明では、予約IDの通知を受けた他のユーザが個人で、予約IDの予約情報に自身のユーザID等を登録し、追加登録するとしたが、これに限定されなくてもよい。例えば、代表者が、事前に参加者のユーザIDを取得している場合には、代表者がまとめて参加者のユーザIDを登録してもよい。また、予約処理完了後、ユーザIDの登録が完了したユーザに対しては、予約IDと、ユーザIDとが関連付けられた二次元コード情報あるいは当該二次元コード情報を表示するためのリンク情報をユーザ端末20が取得してもよい。例えば、ユーザ端末20が予約当日に、二次元コード情報を表示し、表示された二次元コード情報を席端末10が読み込むことでログイン処理が実行されるとしてもよい。
端末間通信部312は、予約受付部311とともに管理手段の一例として機能する。端末間通信部312は、リモートレストラン91の席端末10からアクセスを受け付け、アクセス元のリモートレストラン91(リモートレストランID)及び席端末10(端末ID)と、当該席端末10を操作するユーザ(ユーザID)とを関連付けて管理する。また、端末間通信部312は、ユーザ端末20からアクセスを受け付け、アクセス元のユーザ端末20の連絡先(電話番号や端末ID等の識別情報)と、当該ユーザ端末20を操作するユーザ(ユーザID)とを関連付けて管理する。
また、端末間通信部312は、通信制御手段の一例である。端末間通信部312は、同一の予約IDに関連付けられたユーザ、つまり同一グループに属するユーザの席端末10およびユーザ端末20同士を、通信可能に接続する。
具体的には、端末間通信部312は、席端末10から予約ID及びユーザID等の参加情報を指定したアクセスを受け付けると、指定された予約IDに対応する予約情報を予約管理テーブル355から特定する。端末間通信部312は、特定した予約情報に指定されたユーザIDが含まれるか否かを判定するログイン処理を実行する。端末間通信部312は、指定されたユーザIDが予約情報に含まれた場合、そのユーザIDに関連付けて、アクセス元の席端末10の端末IDと、現在の日時(ログイン日時)とを予約情報に追加登録する。
ユーザがユーザ端末20によって参加した場合も同様に、端末間通信部312は、ユーザ端末20から予約ID及びユーザID等の参加情報を指定したアクセスを受け付けると、指定された予約IDに対応する予約情報を予約管理テーブル355から特定する。端末間通信部312は、特定した予約情報に指定されたユーザIDが含まれるか否かを判定するログイン処理を実行する。端末間通信部312は、指定されたユーザIDが予約情報に含まれた場合、そのユーザIDに関連付けて、アクセス元のユーザ端末20の連絡先(電話番号や端末ID等の識別情報)と、現在の日時(ログイン日時)とを予約情報に追加登録する。
そして、端末間通信部312は、予約情報に端末ID及びログイン日時を登録すると、その予約情報に登録された端末ID(または連絡先)の席端末10(またはユーザ端末20)同士を通信可能に接続するための制御を行う。これにより、同一の予約IDに関連付けられた席端末10およびユーザ端末20同士でデータ共有を行うことができるため、同一グループに属するユーザは、席端末10の各々で撮像された画像(顔画像)を見ながら、他のユーザと会話することができる。
なお、端末間通信部312は、席端末10からのアクセス時に、席端末10の端末IDと当該席端末10が属するリモートレストラン91のリモートレストランIDとを予約情報に登録する形態としてもよい。
同様に、端末間通信部312は、ユーザ端末20からのアクセス時に、ユーザ端末20の連絡先(電話番号や端末ID等の識別情報)と、当該ユーザ端末20を所持するユーザの参加場所(例えば自宅であることを示す情報)とを、予約情報に登録する形態としてもよい。
また、端末間通信部312は、席端末10(またはユーザ端末20)から受け付けたユーザIDが、該当する予約IDの予約情報に含まれない場合、アクセスを拒否する形態としてもよいし、予約情報に追加登録する形態としてもよい。
GUI提供部313は、提供手段の一例である。GUI提供部313は、席端末10およびユーザ端末20に対し各種のGUIを提供する。具体的には、GUI提供部313は、各端末(席端末10およびユーザ端末20)の参加場所(リモートレストラン91またはユーザ自宅92)にデリバリー可能な商品を示すメニュー情報を含む画面を、提供する。また、このメニュー情報の画面において、GUI提供部313は、端末間通信部312で通信可能に接続された同一グループの端末同士で各メンバーのメニュー情報を、相互に閲覧可能に提供する。
また、GUI提供部313は、席端末10およびユーザ端末20の各々に対し、商品のオーダを行うための画面や会計を行うための画面等を提供する。GUI提供部313が提供する各種操作画面については後述する。
オーダ受付部314は、注文受付手段の一例である。オーダ受付部314は、メニュー情報が提供された席端末10およびユーザ端末20の何れかから商品のオーダを受け付け、オーダされた商品に関する情報(オーダ情報)を、当該商品を提供するデリバリー店舗93の受注端末40に通知する。
また、オーダ受付部314は、商品のオーダを受け付ける毎に、注文を行った席端末10またはユーザ端末20のユーザのユーザID(オーダ元ユーザID)と、注文された商品を提供する先のユーザのユーザID(オーダ先ユーザID)とを特定する。そして、オーダ受付部314は、特定したユーザIDに対応する予約IDの下、新たに発行したオーダIDに関連付けて、特定したユーザID、注文先の店舗ID、商品ID等の情報をオーダ履歴情報としてオーダ管理テーブル356に登録する。
会計処理部315は、会計手段の一例である。会計処理部315は、オーダ受付部314が受け付けた商品の代金を、当該商品を提供するデリバリー店舗93に支払う会計処理を実行する。具体的には、会計処理部315は、ユーザ管理テーブル354に記憶された決済用情報を用いて、オーダされた商品の代金を支払う会計処理を実行する。
なお、商品代金の支払いは、決済用情報を用いた方法に限らないものとする。例えば、二次元コード情報等を用いたコード決済や現金決済等の他の支払い方法であってもよい。この場合、会計処理部315は、ユーザ端末20や店舗サーバ等の装置から、ユーザIDとともに、商品代金の支払いが完了したことを示す情報を受信したことを条件に、そのユーザの支払が完了したと判断する。
以上のような構成のリモート飲食提供システム1において、システムが含む各装置(席端末10、ユーザ端末20、サーバ装置30、受注端末40、外部サービスサーバ50、ドライバー端末60、キッチン端末70)は、図13に示すようにデータの送受信を行う。これにより、リモート飲食提供システム1が機能する。図13は、実施形態に係る各装置間のデータ送受信の一例を示す図である。この図13で示す一例は、本システムの概要の理解のために単純化したものである。なお、リモート飲み会の予約は事前に行われているものとする。
まず、外部サービスサーバ50は、各デリバリー店舗93の受注端末40から、当該店舗の提供する商品の情報(メニュー情報)を取得し、記憶する(ステップS501)。また、外部サービスサーバ50は、各ドライバー94のドライバー端末60にアクセスして各ドライバー94の稼働状況の情報(稼働情報)を取得し、記憶する(ステップS502)。これらの工程(ステップS501,S502)は、随時行われる。
サーバ装置30は、外部サービスサーバ50にアクセスしてメニュー情報を取得し、記憶部35のデリバリーメニュー管理テーブル353に記憶させる(ステップS301)。この工程は、随時行われる。
席端末10およびユーザ端末20は、リモート飲食提供サービスの利用開始(つまりリモート飲み会の開始)にあたり、サーバ装置30に対し、ログイン操作を行う(ステップS101)。これを受けたサーバ装置30は、ログインに伴い、リモート飲み会開始に際しての所定の処理(後述)を行う(ステップS302)。
席端末10およびユーザ端末20は、表示されたメニューから選択する操作を行うことで、商品の注文を行う(ステップS102)。サーバ装置30は、注文を受け付けると、まず、受注端末40に、当該注文の情報を送信する(ステップS303)。注文の情報を受信した受注端末40は、デリバリー店舗93の調理担当者が見るための画面に、注文にかかる情報を表示する(ステップS401)。調理担当者は、受注端末40に注文を受け付けた旨の操作を行い、注文にかかる商品の調理を行う。
次に、サーバ装置30は、外部サービスサーバ50に対し、ドライバー94の割り当てを依頼する(ステップS304)。外部サービスサーバ50は、割り当て依頼を受信すると、注文の内容に適するドライバー94を選択し(ステップS503)、当該ドライバー94の連絡先をサーバ装置30に送信する(ステップS504)。
サーバ装置30は、外部サービスサーバ50からドライバー94の連絡先を受信すると、当該ドライバー94の連絡先に連絡して、注文された商品の配送(デリバリー)を依頼する(ステップS305)。ドライバー94が所持するドライバー端末60は、サーバ装置30からの依頼を受信すると(ステップS601)、依頼を受託した旨の返信をする(ステップS602)。
受注端末40は、商品が準備できた旨の操作を受けると、サーバ装置30に所定の信号を送信する(ステップS402)。これを受信したサーバ装置30は、オーダ元の端末(席端末10またはユーザ端末20)に、調理完了を報告する(ステップS306)。
また、オーダ先ユーザの参加場所がリモートレストラン91である場合、サーバ装置30は、参加場所のリモートレストラン91のキッチン端末70に、配膳のための情報を報知する(ステップS307)。報知内容は、例えば、デリバリーされてくる予定の時刻や、商品の画像、適する食器の形状や大きさ、注文者の席を識別するための情報などである。キッチン端末70は、サーバ装置30から配膳のための情報を受信すると、当該受信した情報を配膳スタッフに向けた情報として画面表示や音声などにより報知する(ステップS701)。
なお、図13に示していないが、ドライバー端末60は、サーバ装置30に、配達状況を随時報告する。ドライバー端末60から報告を受けたサーバ装置30は、オーダ元の端末(席端末10またはユーザ端末20)に、配達状況を随時報告する。
さて、サーバ装置30は、GUI提供部313が席端末10やユーザ端末20に提供する画面に対応した操作に従って、各種処理を実行する。そのため、以下では、席端末10やユーザ端末20の表示部16に表示される画面(図14~図22、図23)を参照して、サーバ装置30の動作を説明する。なお、リモート飲み会の予約は事前に行われているものとする。
まず、リモート飲み会開始に際しての所定の処理(上述のステップS302)について説明する。端末間通信部312では、席端末10またはユーザ端末20から予約IDとユーザIDとを指定したアクセスを受け付けると、上述したログイン処理を実行することで予約情報を特定する。なお、参加場所がリモートレストラン91の場合、ログイン処理は、ユーザ端末20で表示された二次元コード情報を、席端末10のコードリーダ(不図示)が読み込むことで、二次元コード情報に関連付けられた予約IDとユーザIDとを取得し、予約情報を特定するとしてもよい。また、端末間通信部312は、特定した予約情報に、アクセス元の席端末10の端末IDとログイン日時とを登録する。
次いで、端末間通信部312は、予約情報に含まれる予約日時と現在日時とを比較し、リモート飲み会の開始日時に達した否かを判定する。
ここで、開始日時に達していないと判定した場合、端末間通信部312は、GUI提供部313と協働することで、席端末10(参加場所がユーザ自宅92のユーザの場合にはユーザ端末20)の表示部16に、開始日時に達していないことを通知する待機画面(図示せず)を表示させる。かかる待機画面では、例えば、開始日時までのカウントダウンが表示されてもよい。
また、開始日時に達した又は達していると判定した場合、端末間通信部312は、GUI提供部313と協働することで、席端末10(参加場所がユーザ自宅92のユーザの場合にはユーザ端末20)の表示部16に、リモート飲み会の開始を指示することが可能な開始画面(図14参照)を表示させる。
図14は、実施形態の席端末10またはユーザ端末20に表示される画面の一例を示す図である。図14は、開始画面100の表示例を示している。図14に示すように、開始画面100は、リモート飲み会の開始を指示するための操作子であるスタートボタン101を有する。
端末間通信部312は、席端末10またはユーザ端末20からスタートボタン101の操作を受け付けると、予約情報に登録された端末IDの席端末10およびユーザ端末20間の通信を確立し、同一グループの席端末10およびユーザ端末20間でデータ共有が可能な状態を実現する。
また、GUI提供部313は、席端末10またはユーザ端末20からスタートボタン101の操作を受け付けると、席端末10およびユーザ端末20間で共有されるデータ(画像データ)を表示するためのメイン画面110(図15参照)を、席端末10およびユーザ端末20の表示部16に表示させる。
図15は、実施形態の席端末10またはユーザ端末20に表示される画面の他の例を示す図である。図15では、メイン画面110の表示例を示している。ここで、メイン画面110は、主たる表示画面の一例である。
図15に示すように、メイン画面110は、タイトル表示欄111や、リモート飲み会の参加人数に応じて分割された複数のサブ画面を有する。図15では、ユーザA~ユーザCの3人のユーザに応じて、メイン画面110を3つのサブ画面112,113,114に分割した例を示している。
サブ画面112,113,114の各々には、各ユーザが操作する端末(席端末10またはユーザ端末20)の端末IDや、当該端末を操作するユーザのユーザID、席端末10が所属するリモートレストラン91のリモートレストランID等が対応付けられる。また、サブ画面112,113,114の各々には、対応する端末IDの端末(席端末10またはユーザ端末20)で取得(撮像)された画像データが表示される。また、サーバ装置30から席端末10およびユーザ端末20の各々には、席端末10およびユーザ端末20で取得された音声データが提供され、出力制御部22によって音声入出力部19から出力される。
これにより、席端末10またはユーザ端末20のユーザは、メイン画面110を視聴することで、リモート飲み会の参加者それぞれと、互いの顔を見ながら会話することができる。
また、サブ画面112,113,114の各々には、当該サブ画面112,113,114に対応付けられたユーザIDのユーザの参加場所115や、アイコン画像117が表示される。具体的には、GUI提供部313は、ユーザIDに対応するアイコン画像を、ユーザ管理テーブル354から読み出す。また、GUI提供部313は、各ユーザの参加場所を、予約管理テーブル355から読み出す。そして、GUI提供部313は、読み出したアイコン画像及び参加場所を、アイコン画像117及び参加場所115として、サブ画面112,113,114に重ねて表示させる。
また、サブ画面112,113,114のいずれかに重ねて、主催者ラベル116が表示される。具体的には、GUI提供部313は、主催者を示す情報が関連付けられているユーザIDを、予約管理テーブル355から読み出す。そして、GUI提供部313は、読み出したユーザIDのユーザが表示されるサブ画面112に重ねて、主催者ラベル116を表示させる。
図15では、左のサブ画面112にユーザ名に基づいた「Aさん」と、ユーザAの参加場所115として、ユーザAが利用するリモートレストランAのリモートレストラン名とを表示した例を示している。また、中央のサブ画面にユーザ名に基づいた「Bさん」と、ユーザBの参加場所115として、ユーザBが利用するリモートレストランBのリモートレストラン名とを表示した例を示している。また、右のサブ画面にユーザ名に基づいた「Cさん」と、ユーザCの参加場所115である「自宅」を表示した例を示している。
これにより、席端末10およびユーザ端末20のユーザは、メイン画面110を見ることで、リモート飲み会に参加した各ユーザのアイコン画像117や、各ユーザの参加場所115を、容易に確認することができる。また、各参加者は、主催者ラベル116により主催者を認識することができる。
なお、メイン画面110は、席端末10またはユーザ端末20を操作するユーザ本人以外の画像を表示する設定としてもよい。
メイン画面110には、各参加場所115にデリバリー可能な商品を示すメニュー情報の表示を指示するための注文ボタン121が設けられる。GUI提供部313は、席端末10またはユーザ端末20から注文ボタン121の操作を受け付けると、デリバリー可能なメニュー情報を、デリバリーメニュー管理テーブル353から読み出す。ここで、上述の「デリバリー可能なメニュー情報」の初期状態は、操作者すなわちオーダ元ユーザの参加場所にデリバリー可能な商品を示すものである。そして、GUI提供部313は、読み出したメニュー情報に基づくメニュー画面130(後述、図16)を、操作元の端末(席端末10またはユーザ端末20)の表示部16に表示させる。
注文ボタン121の操作後、サブ画面112,113,114のいずれかの表示領域に触れる等サブ画面を選択する操作が行われた場合には、GUI提供部313は、選択されたサブ画面に表示されたユーザが、商品のデリバリー先として指定されたと認識する。例えば、ユーザAが使用中の席端末10において、注文ボタン121が操作された後に、ユーザCを表示するサブ画面114が選択された場合には、GUI提供部313は、ユーザAが、ユーザCにプレゼントする商品をこれから注文する、と認識する。つまりこの場合、GUI提供部313は、この後の操作において、オーダ元がユーザAでオーダ先がユーザCの注文が行われる、と認識する。
そして、GUI提供部313は、上述のように認識したオーダ先に即したメニュー画面130(後述、図16)を、操作元の端末(席端末10またはユーザ端末20)の表示部16に表示させる。つまり、上記例で言えば、ユーザAの席端末10に、ユーザCの自宅にデリバリー可能なメニュー情報を、表示する。もちろん、注文ボタン121の操作後にサブ画面112,113,114のいずれかの選択操作がない状態では、GUI提供部313は、オーダ元およびオーダ先がともに操作元と同一であると認識し、オーダ元ユーザの参加場所にデリバリー可能な商品を示すメニュー情報を表示させている。
GUI提供部313が行う「デリバリー可能とするメニュー情報」の抽出処理の流れの一例は、以下の通りである。GUI提供部313は、まず、操作を受け付けると、オーダ先となるユーザのユーザIDに関連付けられた参加場所を、予約管理テーブル355で確認し、これを配達場所としてRAM33に一時的に記憶させる。
次にGUI提供部313は、デリバリー店舗管理テーブル352が記憶する各デリバリー店舗93の住所と、上記配達場所とから、各デリバリー店舗93から配達場所までの移動に要する時間(移動時間)を算出し、これらをRAM33に一時的に記憶させる。次にGUI提供部313は、デリバリーメニュー管理テーブル353が記憶する各商品の調理時間および配膳時間を取得し、これらをRAM33に一時的に記憶させる。次にGUI提供部313は、移動時間と調理時間と配膳時間との合計時間を算出する。そして、GUI提供部313は、現在時刻から上記合計時間だけ経過した時刻が、リモート飲み会の終了時刻より所定時間前の時刻(以降、提供完了時刻とする)以前となる商品を、「デリバリー可能な商品を示すメニュー情報」に含める。また、GUI提供部313は、上記提供完了時刻から上記合計時間だけさかのぼった時刻を、受付終了時刻として認識する。受付終了時刻は、いわゆるラストオーダの時刻である。受付終了時刻を超過した商品は、現在時刻から上記合計時間だけ経過後の時刻が提供完了時刻を超過するので、メニューに表示されない。
上述の「所定時間」は、例えばその商品の飲食に最低限要すると考えられる時間であって例えば20分などであるが、リモートレストラン91の裁量で決定されてよく、例えば5分でもよいし、0分としても構わない。以下、本実施形態では、所定時間を20分とする。つまり、リモート飲み会の終了時刻が図15に示す通り22時であれば、GUI提供部313は、21時40分までにオーダ先に提供完了可能な商品を、メニュー情報に含める。
以上により、「デリバリー可能とするメニュー情報」の抽出が行われる。なお、上述の手順は理解しやすさを優先した一例であって、より効率的な抽出手法によってメニュー情報を抽出して構わない。
例えば、上記例では、デリバリー店舗93から配達場所までの移動時間を、デリバリー可能なメニュー情報の抽出に用いたが、実施にあたっては、移動時間に代えて、例えば、デリバリー店舗93と配達場所との間の距離を、メニュー情報の抽出に用いてもよい。この場合、例えば、第1段階として、配達場所からの距離が第1の閾値以下のデリバリー店舗93を抽出する。次に、第2段階として、第1段階で抽出されたデリバリー店舗93が取り扱う商品のうち、調理時間と配膳時間と上記「所定時間」との合計時間が、第2の閾値以下となる商品を抽出し、メニュー情報に含める。この場合の第2の閾値は、例えば、現在時刻からリモート飲み会の終了時刻までの時間から、第1の閾値の距離の移動に要する時間を減算した値である。
図16は、実施形態の席端末10またはユーザ端末20に表示される画面の他の例を示す図である。図16では、メニュー画面130の表示例を示している。メニュー画面130は、メニュー情報を表示するメニュー表示領域131を、主たる表示画面であるメイン画面110の一部を覆うように重ねて、構成される。
図16に示すように、GUI提供部313は、メニュー画面130において、サブ画面112,113,114に重ねて、メニュー表示領域131を表示する。メニュー表示領域131は、オーダ先にデリバリー可能な商品を示すメニュー情報を、表示する。
メニュー表示領域131は、1つの商品の情報を表示する矩形の表示欄132を、1つ以上含む。図示例のメニュー表示領域131では、GUI提供部313は、複数の表示欄132を、サブ画面112,113,114の並び方向に合わせて横一列に並べている。また、GUI提供部313は、図示例のメニュー表示領域131において、表示欄132の並び方向に合わせて指を滑らせるような操作を検知した場合、表示欄132をスクロールする。なお、GUI提供部313は、メニュー表示領域131の左右両端に設けたボタン138が操作を受けた場合にも、表示欄132をスクロールする。
GUI提供部313は、表示欄132に、商品名欄133、価格欄134、店舗画像欄135、商品画像欄136、提供時間欄137等を含める。GUI提供部313は、商品名欄133、価格欄134、商品画像欄136のそれぞれに、デリバリーメニュー管理テーブル353から取得した商品名、価格、商品画像を表示する。また、GUI提供部313は、店舗画像欄135に、デリバリー店舗管理テーブル352から取得したデリバリー店舗画像を表示する。また、提供時間欄137は、提供までの所要時間を示す欄であって、GUI提供部313は、この欄に、デリバリーメニュー管理テーブル353から取得した調理時間と配膳時間と、上述の移動時間との合計時間を表示させる。
図示例のようなメニュー表示領域131を有するメニュー画面130によれば、ユーザがメニュー画面130を閲覧、操作している間も、他のユーザと会話を継続することができる。
図17は、実施形態の席端末10またはユーザ端末20に表示される画面の他の例を示す図である。図17では、メニュー画面130において、1以上の商品が選択され、且つ、注文を送信する前の表示例を示している。図17に示すように、GUI提供部313は、メニュー画面130で1以上の商品の選択があった場合、サブ画面112,113,114に重ねて、未確定注文表示領域141を表示する。未確定注文表示領域141は、商品表示欄142と、注文確定ボタン144とを含む。
なお、商品表示欄142は、メニュー表示領域131で選択操作を受けた商品の商品画像を表示する商品画像欄143と、商品画像欄143に表示された商品を提供するデリバリー店舗93の店舗画像を表示する店舗画像欄135とを有している。
商品表示欄142は、メニュー表示領域131で商品の選択操作がある都度、増える。図17に示す例においては、商品表示欄142は、メニュー表示領域131とともに、メニュー表示領域131の下側に、メニュー画面130に表示される。これにより、ユーザは、参加者との会話を継続しながら、メニュー情報を閲覧するとともに、商品の選択状況を確認することが、容易に可能となる。
また、図17に示す例はユーザAの席端末10における表示例であるが、商品表示欄142に、GUI提供部313は、オーダ先のユーザのアイコン画像117を表示する。これにより、ユーザAは、自身の飲食用に選んだ商品と、ユーザCにプレゼントする商品とを、容易に区別することができる。
注文確定ボタン144は、未確定注文表示領域141に含まれる商品表示欄142に表示された商品の注文を確定する操作を受け付ける(上記ステップS102)。GUI提供部313は、注文確定ボタン144が操作を受けたことを検知すると、未確定注文表示領域141に含まれる商品表示欄142に表示された商品を、各デリバリー店舗93の受注端末40に送信する(上記ステップS303)。
なお、注文確定ボタン144が操作を受けると、GUI提供部313は、未確定注文表示領域141およびメニュー表示領域131を消去するとともに注文を受け付けた旨を伝える簡単なダイアログを所定時間表示した後、表示をメイン画面110(図15参照)に戻す。
図18は、実施形態の席端末10またはユーザ端末20の表示部16に表示される画面の一部分の例を拡大して示す図である。図18は、上述の表示欄132の表示状態の一例を示している。GUI提供部313は、下記の所定の条件が満たされるとき、表示欄132に、受付終了予告139を含める。上記の所定の条件は、例えば、「注文の受付終了時刻までの時間が10分以下」である。つまりこの場合には、注文の受付終了時刻までの時間が10分以下になると、GUI提供部313は、表示欄132に受付終了予告139を含め、ユーザに対して、注文の受付終了までの残り時間(すなわち商品を注文可能な残り時間)を認識可能な情報を、報知する。
図19は、実施形態における注文可能/不可能の判断を説明する図である。GUI提供部313は、リモート飲み会の終了時刻が、例えば22時の場合、所定時間20分を差し引き、提供完了時刻を、21時40分と認識する。また、メニューEの商品は、調理時間8分、移動時間5分、配膳時間2分の合計が15分で、つまり、注文確定から提供までの所要時間が15分の商品である。
この場合、21時15分の時点でメニュー表示領域131を表示させるにあたり、GUI提供部313は、提供完了時刻までの残り時間が25分あるので、メニューEの表示欄132をメニュー表示領域131に含める。また、この時点で、注文確定から提供までの所要時間が15分の商品に対し、提供完了時刻までの残り時間が25分であって、両者の差は10分である。つまり、注文の受付終了時刻まであと10分であるので、その旨を示す受付終了予告139を、表示欄132に含める。この時点での受付終了予告139には、例えば「受付終了まであと10分」などと表示される。なお、図18が示すのは、現在時刻がさらに5分進んだ21時20分時点の表示欄132の例である。
なお、受付終了予告139に示す残り時間は、例えば1分ごとのカウントダウン表示でもよいし、より細かい時間間隔でのカウントダウン表示であってもよい。また、受付終了予告139は、周囲よりも目を引く色合いや形状、動きで表示されてもよい。
さらに、受付終了予告139は、商品を注文可能な残り時間を認識可能な情報として、注文の受付終了時刻までの残り時間でなく、例えば、受付終了時刻を表示してもよい。
このように、受付終了予告139が表示されると、ユーザが、その商品が間もなくメニューに表示されなくなることを前もって知ることができるので、利便性が高く好適である。
図20は、実施形態の席端末10またはユーザ端末20に表示される画面の他の例を示す図である。図20では、GUI提供部313がユーザAの席端末10の表示部16でメニュー画面130に重ねて表示させる確認画面161の一例を示している。図20に示すように、確認画面161には、オーダ先ユーザのユーザ名(ユーザC)や、当該ユーザに商品をプレゼントすることをオーダ元ユーザ(ユーザA)に確認するためのメッセージ145が表示される。また、確認画面161は、オーダ元ユーザ(ユーザA)が操作するボタン146,147を含む。「はい」のボタン146はオーダを行うことを指示する操作を受け付ける。「いいえ」のボタン147は、オーダをキャンセルすることを指示する操作を受け付ける。
オーダ元のユーザ(ユーザA)は、メッセージ145を確認し、問題ないと判断した場合には、「はい」のボタン146を操作する。また、オーダ元のユーザ(ユーザA)は、メッセージ145を確認し、このオーダを行わないと判断した場合には、「いいえ」のボタン147を操作する。「はい」のボタン146が操作された場合、サーバ装置30は、ユーザCが使用するユーザ端末20に、次に説明する通知画面162(図21参照)を表示させる。
図21は、実施形態の席端末10またはユーザ端末20に表示される画面の他の例を示す図である。図21では、GUI提供部313がユーザCのユーザ端末20の表示部16でメニュー画面130に重ねて表示させる通知画面162の一例を示している。図21に示すように、通知画面162には、オーダ元ユーザ(ユーザA)から商品がプレゼントされることについてオーダ先ユーザのユーザ名(ユーザC)に確認するためのメッセージ148が表示される。また、通知画面162は、オーダ先ユーザ(ユーザC)が操作するボタン146,147を含む。「はい」のボタン146はオーダを行うことを指示する操作を受け付ける。「いいえ」のボタン147は、オーダをキャンセルすることを指示する操作を受け付ける。
オーダ先のユーザ(ユーザC)は、メッセージ148を確認し、問題ないと判断した場合には、「はい」のボタン146を操作する。また、オーダ先のユーザ(ユーザC)は、メッセージ148を確認し、問題があると判断した場合には、「いいえ」のボタン147を操作する。「はい」のボタン146が操作された場合、サーバ装置30は、ユーザAが使用する席端末10と決済に関するデータの送受信を行う。
図22は、実施形態の席端末10またはユーザ端末20に表示される画面の他の例を示図である。図22は、ユーザAの席端末10における表示例である。この図に示すように、例えば、メイン画面110は、当該メイン画面110を表示している端末(席端末10またはユーザ端末20)のユーザ(ここではユーザA)が注文した商品のうち、提供完了前のものの情報および状況を示すオーダ履歴アイコン151を、各商品のオーダ先ユーザのサブ画面112,114に、表示する。オーダ履歴アイコン151は、商品の情報を示す商品画像欄143および店舗画像欄135を有する。また、オーダ履歴アイコン151は、商品の状況を示す状況アイコン152,153を有する。状況アイコン152,153は、例えば「配達中」や「調理中」などの文字でもよいし、同様の意味を伝えるイラストでもよい。これにより、各ユーザは、自身が注文した商品の状況を容易に知ることができる。
ここで、図15~図17が示すように、メイン画面110およびメニュー画面130は、注文状況ボタン122を備える。GUI提供部313は、注文状況ボタン122が操作を受けると、操作を受けた端末(席端末10またはユーザ端末20)の表示部16に、オーダした商品の状況を示す注文状況画面(図23参照)を表示させる。
図23は、実施形態の席端末10またはユーザ端末20に表示される画面の他の例を示す図である。注文状況画面は、メイン画面110に重ねて表示されるものであっても、単独画面として表示されるものであってもよい。図示例では、全注文者の注文の各々にかかる商品名、注文者、配達先、状況、提供目安時刻が、一覧表示されている。状況は、例えば、「調理」欄、「デリバリー」欄、「盛付」欄のそれぞれについて、「未」、「中」、「済」等を表示する。この例では、「調理」欄が「済」であれば「調理済」を意味し、「デリバリー」欄が「中」であれば「デリバリー中」を意味し、「盛付」欄が「未」であれば「未盛付」を意味する。提供目安時刻は、幅を持たせて表示してよい。なお、図示例では全て文字によってオーダした商品の状況を示しているが、それぞれがアイコンなどの画像で示されていてもよい。
以下、図24~図27のフローチャートを参照して、上述したサーバ装置30の動作例について説明する。
図24は、実施形態のサーバ装置30が実行するログイン処理の一例を示すフローチャートである。なお、本処理の前提として、リモート飲み会の予約は行われているものとする。
まず、端末間通信部312は、リモートレストラン91の席端末10または参加場所がユーザ自宅92のユーザ端末20から、当該端末を操作するユーザのユーザID、リモート飲み会の予約ID等を含んだ参加情報が送信されると、当該参加情報を受信する(ステップS11)。次いで、端末間通信部312は、予約管理テーブル355を参照し、参加情報の条件に該当する予約情報を特定する(ステップS12)。
続いて、端末間通信部312は、予約情報に含まれる予約日時(開始日時)と、現在日時とを比較し、予約日時に到達したか否かを判定する(ステップS13)、ここで、予約日時に到達していない場合には(ステップS13;No)、端末間通信部312は、GUI提供部313と協働することで、席端末10またはユーザ端末20に待機画面を提供し(ステップS14)、ステップS13に処理を戻す。
また、予約日時に到達した場合には(ステップS13;Yes)、端末間通信部312は、GUI提供部313と協働することで、リモート飲み会の開始画面100を席端末10またはユーザ端末20に提供する(ステップS15)。
続いて、端末間通信部312は、席端末10またはユーザ端末20から開始指示を受け付けるまで待機する(ステップS16;No)。端末間通信部312は、席端末10またはユーザ端末20から開始指示を受け付けると(ステップS16;Yes)、参加情報を送信した席端末10またはユーザ端末20と、予約情報に登録された他のユーザの席端末10またはユーザ端末20との間の通信を確立し(ステップS17)、端末間でのデータ共有を開始する(ステップS18)。
そして、GUI提供部313は、参加情報を送信した席端末10またはユーザ端末20にメイン画面110を提供し(ステップS19)、本処理を終了する。
サーバ装置30は、上記の処理を行うことで、リモート飲み会を行うことが可能な環境を、参加場所がユーザ自宅92のユーザ端末20に、実現することができる。
図25は、実施形態のサーバ装置30が実行するメニュー提供処理の一例を示すフローチャートである。本処理において、GUI提供部313は、注文ボタン121が操作を受けると(ステップS21)、オーダ先のユーザの参加場所を特定し(ステップS22)する。続いてGUI提供部313は、ステップS22で特定した場所に提供可能なメニューを、オーダ元のユーザの端末(席端末10またはユーザ端末20)に表示させる(ステップS23)。ここで、上記提供可能なメニュー(商品)は、図16に示すメニュー画面130のメニュー表示領域131の表示欄132に、商品毎に表示される。
GUI提供部313は、注文確定ボタン144への操作を検知すると注文を受け付けたとし(ステップS24のYes)、注文処理を行う(ステップS25)。このステップS25は、図13におけるステップS303~S305に相当する。
また、GUI提供部313は、注文確定ボタン144への操作がないとき(ステップS24のNo)、配送先の指定の有無を判断する(ステップS26)。つまり、GUI提供部313は、サブ画面112,113,114のいずれかの表示領域に触れる等サブ画面を選択する操作が行われた場合には、選択されたサブ画面に表示されたユーザが、商品の配送先として指定されたと判断する。
ステップS26において配送先の指定が行われていなかった場合には(ステップS26のNo)、GUI提供部313は処理をステップS24に戻す。また、ステップS26において配送先の指定が行われていた場合には(ステップS26のYes)、GUI提供部313は、指定の配送先に提供可能なメニューを表示し(ステップS27)、処理をステップS24に戻す。
図26は、実施形態のサーバ装置30が実行するオーダ処理の一例を示すフローチャートである。なお、図26では、メニュー画面130に基づくオーダ操作を、席端末10から受け付けた場合の処理の一例を示している。
まず、オーダ受付部314は、席端末10から商品のオーダ操作を受け付ける(ステップS31)。次いで。オーダ受付部314は、オーダ元のユーザIDと、オーダ先のユーザIDとが一致するか否かを判定する(ステップS32)。両ユーザIDが一致する場合、オーダ受付部314は、ユーザ自身が自分で飲食する商品をオーダしたと判断するこの場合、オーダ受付部314は、オーダ先のデリバリー店舗93の受注端末40にオーダ内容(商品ID、オーダ元のユーザID等)を通知する(ステップS33)。また、オーダ受付部314は、受け付けたオーダ内容を含むオーダ履歴情報を、オーダ管理テーブル356の該当する予約IDに関連付けて登録する(ステップS34)。また、GUI提供部313は、オーダ先のサブ画面112,113,114に、オーダ履歴アイコン151を表示させ(ステップS35)、本処理を終了する。
また、ステップS32で両ユーザIDが相違すると判定した場合(ステップS32;No)、オーダ受付部314は、商品の代金をオーダ元のユーザが支払う方式(おごり)が指示されているか否かを判定する(ステップS36)。
ここで、オーダ先のユーザが支払う方式が指示されていた場合(ステップS36;No)、オーダ受付部314は、オーダ先のユーザが操作する端末(席端末10またはユーザ端末20)にオーダ内容を確認するための確認画面を表示させる(ステップS37)。次いで、オーダ受付部314は、オーダ先のユーザから回答を受け付けるまで待機する。
ここで、オーダ内容を拒否する回答を受け付けた場合(ステップS38;No)、オーダ受付部314は、商品のオーダを行わず本処理を終了する。なお、この場合、オーダ受付部314は、その旨を示す結果情報を、オーダ元のユーザが操作する席端末10に提供してもよい。
また、ステップS38で、オーダ内容を受け付ける同意の回答が得られた場合(ステップS38;Yes)、オーダ受付部314は、オーダ先のデリバリー店舗93の受注端末40にオーダ内容(商品ID、オーダ先のユーザID等)を通知する(ステップS39)。また、オーダ受付部314は、受け付けたオーダ内容を含むオーダ履歴情報を、オーダ管理テーブル356の該当する予約IDに関連付けて登録する(ステップS40)。また、GUI提供部313は、オーダ先のサブ画面112,113,114に、オーダ履歴アイコン151を表示させ(ステップS35)、本処理を終了する。
一方、ステップS36において、オーダ元のユーザが支払う方式が指示されていた場合(ステップS36;Yes)、オーダ受付部314は、オーダ元のユーザが操作する端末(席端末10またはユーザ端末20)に、オーダ内容を確認するための確認画面161を表示させる(ステップS40)。また、オーダ受付部314は、オーダ先のユーザが操作する端末(席端末10またはユーザ端末20)に、オーダ内容を確認するための通知画面162を表示させる(ステップS41)。そして、オーダ受付部314は、各ユーザから回答を受け付けるまで待機する。
ここで、オーダ元及びオーダ先のユーザの何れか一方又は両方から、オーダ内容を拒否する回答を受け付けた場合(ステップS42;No)、オーダ受付部314は、商品のオーダを行わず本処理を終了する。なお、オーダ先のユーザがオーダ内容を拒否した場合、オーダ受付部314は、その旨を示す結果情報を、オーダ元のユーザが操作する席端末10に提供してもよい。
また、オーダ元及びオーダ先のユーザの両方で、オーダ内容を受け付ける同意の回答が得られた場合(ステップS42;Yes)、オーダ受付部314は、オーダ先のデリバリー店舗93の受注端末40にオーダ内容(商品ID、オーダ先のユーザID等)を通知する(ステップS44)。また、オーダ受付部314は、受け付けたオーダ内容を含むオーダ履歴情報を、オーダ管理テーブル356の該当する予約IDに関連付けて登録する(ステップS45)。また、GUI提供部313は、オーダ先のサブ画面112,113,114に、オーダ履歴アイコン151を表示させ(ステップS35)、本処理を終了する。
なお、オーダ元及びオーダ先のユーザの両方で、オーダ内容を受け付ける同意の回答が得られた場合(ステップS42;Yes)、会計処理部315は、オーダ元のユーザの決済用情報等に基づいて、オーダされた商品の会計処理(支払い)を実行する。また、会計処理部315は、ステップS45で登録したオーダ履歴情報の支払い済フラグを支払い済み“1”に設定する。
図27は、実施形態のサーバ装置30が実行する会計処理の一例を示すフローチャートである。なお、図27では、席端末10またはユーザ端末20から受け付けたオーダに係るオーダ履歴情報が、オーダ管理テーブル356に登録済みであるとする。
まず、予約受付部311は、予約管理テーブル355に登録された予約情報に基づき、終了日時に到達した予約ID(リモート飲み会)が存在するか否かを判定する(ステップS51)。ここで、終了日時に到達した予約IDが存在する場合(ステップS51;Yes)、予約受付部311は、その予約IDに関連付けられた端末IDの各々に終了報知画面を提供し(ステップS52)、ステップS53に移行する。また、終了日時に到達した予約IDが存在しないと判定した場合も(ステップS51;No)、ステップS53に移行する。
ステップS53では、会計処理部315が、メイン画面110やメニュー画面130に設けられた会計ボタン123(図15~図17参照)を介して、リモート飲み会の会計が指示されたか否かを判定する(ステップS53)。ここで、会計指示を受け付けない場合には(ステップS53;No)、会計処理部315は、ステップS51に処理を戻す。
また、ステップS53で、会計指示を受け付けた場合(ステップS53;Yes)、会計処理部315は、会計対象の予約IDに係るオーダ履歴情報のうち、支払い済フラグが“1”のオーダ履歴情報を除いた、残りのオーダ履歴情報に基づいて支払総額を算出する(ステップS54)。次いで、会計処理部315は、ステップS54の算出結果等に基づき、会計対象の予約IDに係る端末(席端末10またはユーザ端末20)の各々に会計画面を提供する(ステップS55)。
続いて、会計処理部315は、会計画面を提供した席端末10またはユーザ端末20の何れかから支払方法を指定する操作を受け付けると(ステップS56)、指定された支払い方法が「個別支払い」及び「割り勘支払い」の何れであるかを判定する(ステップS57)。
ここで、指定された支払い方法が個別支払いの場合(ステップS57;Yes)、会計処理部315は、指定された金額を、その支払操作を行ったユーザの支払金額に設定し(ステップS58)、ステップS60に移行する。
一方、指定された支払い方法が割り勘支払いの場合(ステップS57;No)、会計処理部315は、支払総額、又は支払総額から支払金額を減算した残額を、未支払いのユーザの人数で除算した割り勘金額を、当該ユーザの支払金額に設定し(ステップS59)、ステップS60に移行する。
ステップS60では、会計処理部315が、支払総額から支払金額を減算した残額がゼロか否かを判定する(ステップS60)。ここで、残額がゼロでない場合には(ステップS60;No)、ステップS55に処理を戻すことで、残金等を更新した会計画面を席端末10またはユーザ端末20に提供する。
また、ステップS60で、残額がゼロと判定した場合(ステップS60;Yes)、会計処理部315は、各ユーザの決済用情報を用いて、当該ユーザに設定した支払金額を取得する会計処理を実行し(ステップS61)、本処理を終了する。
以上のように、本実施形態のサーバ装置30およびサーバ装置30が備えるコンピュータが実行するプログラムによれば、複数の場所から参加するコミュニケーション形態の提供と、飲食物の取り寄せと、を両立することができる。つまり、リモート飲み会において参加メンバーとのコミュニケーションを中断することなしに、使用中端末(席端末10またはユーザ端末20)の表示部16にオーダ先へデリバリー可能な商品の情報を表示させて、商品を注文することができる。
なお、上述した実施形態は、上述した各装置が有する構成又は機能の一部を変更することで、適宜に変形して実施することも可能である。そこで、以下では、上述した実施形態に係るいくつかの変形例を他の実施形態として説明する。なお、以下では、上述した実施形態と異なる点を主に説明することとし、既に説明した内容と共通する点については詳細な説明を省略する。また、以下で説明する変形例は、個別に実施されてもよいし、適宜組み合わせて実施されてもよい。
また、上述の実施形態の各装置で実行されるプログラムは、ROMや記憶部等に予め組み込まれた状態で提供される。上述の実施形態の各装置で実行されるプログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD-ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD-R、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供するように構成してもよい。
さらに、上述の実施形態の各装置で実行されるプログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成してもよい。また、上述の実施形態の各装置で実行されるプログラムをインターネット等のネットワーク経由で提供又は配布するように構成してもよい。
以上、本発明の実施形態を説明したが、この実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これらの新規な実施形態やその変形例は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これらの実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1 …リモート飲食提供システム、
10 …席端末、
11 …CPU、12…ROM、13…RAM、14…通信部、15…記憶部、
16 …表示部、17…操作部、18…撮像部、19…音声入出力部、
20 …ユーザ端末、
21 …通信制御部、22…出力制御部、23…操作受付部、
30 …サーバ装置、
31 …CPU、32…ROM、33…RAM、34…通信部、35…記憶部、
311…予約受付部(管理手段の一例を構成)、
312…端末間通信部(管理手段の一例を構成、通信制御手段の一例)、
313…GUI提供部(提供手段の一例)、
314…オーダ受付部(注文受付手段の一例)、
315…会計処理部、
351…リモートレストラン管理テーブル、
352…デリバリー店舗管理テーブル、
353…デリバリーメニュー管理テーブル、
354…ユーザ管理テーブル、
355…予約管理テーブル、
356…オーダ管理テーブル、
357…配達状況管理テーブル、
40 …受注端末、
41 …CPU、42…ROM、43…RAM、
44 …通信部、45…記憶部、46…表示部、47…操作部、
411…通信制御部、412…出力制御部、413…操作受付部、
50 …外部サービスサーバ、
60 …ドライバー端末、
70 …キッチン端末、
91 …リモートレストラン、92…ユーザ自宅、
93 …デリバリー店舗、94…ドライバー、
100…開始画面、101…スタートボタン、
110…メイン画面(主たる表示画面)、111…タイトル表示欄、
112,113,114…サブ画面、115…参加場所、
116…主催者ラベル、117…アイコン画像、
121…注文ボタン、122…注文状況ボタン、123…会計ボタン、
130…メニュー画面、
131…メニュー表示領域、132…表示欄、
133…商品名欄、134…価格欄、135…店舗画像欄、
136…商品画像欄、137…提供時間欄、138…ボタン、
139…受付終了予告、
141…未確定注文表示領域、142…商品表示欄、143…商品画像欄、
144…注文確定ボタン、
151…オーダ履歴アイコン、152…状況アイコン、
161…確認画面、145…メッセージ、146,147…ボタン、
162…通知画面、148…メッセージ。
特開2015-176335号公報

Claims (6)

  1. 複数の端末からアクセスを受け付け、アクセス元の端末と、当該端末を操作するユーザと、ユーザの参加場所と、終了時刻と、を関連付けて管理する管理手段と、
    同一グループに属するユーザの前記端末同士を通信可能に接続する通信制御手段と、
    前記参加場所に配達可能な商品の情報を含むメニュー情報を、前記通信制御手段で通信可能に接続された前記端末同士で閲覧可能に提供する提供手段と、
    前記メニュー情報が提供された前記端末の何れかから商品の注文を受け付け、注文された商品に関する情報を、当該商品を取り扱う店舗に通知する注文受付手段と、
    を備えるサーバ装置。
  2. 前記提供手段は、前記終了時刻までに前記参加場所に配達可能な商品の情報を、前記メニュー情報として提供する
    請求項1に記載のサーバ装置。
  3. 前記提供手段は、オーダ先として前記参加場所のいずれかを指定する操作を受け付け、指定されたオーダ先に配達可能な商品の情報を、前記メニュー情報として提供する
    請求項1または2に記載のサーバ装置。
  4. 前記提供手段は、前記メニュー情報を、主たる表示画面の一部を覆うように重ねて、表示デバイスに表示させる
    請求項1~3のいずれか1つに記載のサーバ装置。
  5. 前記提供手段は、前記メニュー情報に、商品を注文可能な残り時間を認識可能な情報を含める
    請求項1~4のいずれか1つに記載のサーバ装置。
  6. サーバ装置のコンピュータを、
    複数の端末からアクセスを受け付け、アクセス元の端末と、当該端末を操作するユーザと、ユーザの参加場所と、終了時刻と、を関連付けて管理する管理手段と、
    同一グループに属するユーザの前記端末同士を通信可能に接続する通信制御手段と、
    前記参加場所に配達可能な商品の情報を含むメニュー情報を、前記通信制御手段で通信可能に接続された前記端末同士で閲覧可能に提供する提供手段と、
    前記メニュー情報が提供された前記端末の何れかから商品の注文を受け付け、注文された商品に関する情報を、当該商品を取り扱う店舗に通知する注文受付手段と、
    として機能させるためのプログラム。
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