JP6979223B2 - 蓋体 - Google Patents

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Description

本発明は、蓋体、特に飲料を保存しておくため使用される飲料容器に使用される蓋体に関する。
茶や水等の飲料を保存しておくために、ウォーターピッチャー、冷水筒等と称される飲料容器が使用される。このような飲料容器の中には、収容スペースを有効活用するため、飲料を取り出すための通液口が上方を向いた縦置き姿勢のみならず、通液口が側方を向いた横置き姿勢でも置いておくことができるものがある。例えば、特許文献1には、横置きの姿勢で冷蔵庫に収納可能な飲料容器が開示されている。
実用新案登録第3158740号公報
特許文献1で開示されている飲料容器は、上方に開口を有する容器本体と、容器本体に着脱可能な蓋体とを備える。蓋体は、側面円弧状のガイド部と、キャップと、パッキンが装着された栓体とを有する。キャップは、ガイド部に沿ってスライド可能である。キャップを開くと、パッキンが蓋体の注ぎ口を開放し、容器本体内の飲料が注ぎ出される。キャップを閉じると、パッキンが蓋体の注ぎ口を封鎖するとともに、ガイド部に設けたロック部材でキャップがロックされる。
しかしながら、特許文献1に開示される飲料容器の蓋体では、パッキンの開閉動作とキャップのスライド動作との対応関係が直感的に把握し難い。このため、初見のユーザーにとってはキャップをどのように操作すれば注ぎ口を開閉することができるのかが分り難く、操作が容易でないことがある。
本発明は、主として飲料容器に用いられ、容易に操作が可能な蓋体を提供することを目的とする。
本発明の第1観点に係る蓋体は、開口を有する飲料容器本体に装着される蓋体であって、蓋本体と、シーソー部材と、弁体と、レバー部材とを備える。蓋本体は、前記開口を覆うように前記飲料容器本体に着脱自在に固定され、前記飲料容器本体内の飲料を注ぎ出すための注ぎ口を有する。シーソー部材は、前後方向に離間した第1端部及び第2端部と、前記第1端部及び前記第2端部の間に配置される支点部とを有し、前記支点部を支点に回転可能である。弁体は、前記支点部及び前記第2端部の間に結合され、前記シーソー部材が前記支点部を支点に回転したときに、前記注ぎ口を密閉する閉位置と、前記注ぎ口を介して前記飲料容器本体の内外を連通させる開位置との間を移動可能に配置される。レバー部材は、前記シーソー部材の前記第1端部が回転可能に連結される軸部と、前記軸部に固定された第1操作部とを有する。
前記弁体が前記閉位置に存在する時に、前記第1操作部に前記第1操作部を第1位置まで押し下げる力を加えると、前記第1操作部が前記第1端部を押し下げ、それにより、前記シーソー部材は、前記軸部の周りで回転しながら、前記支点部の周りで回転して、前記第1端部側に傾き、その結果、前記弁体が前記閉位置から前記開位置へと移動する。
前記第1操作部が前記第1位置まで押し下げられると、前記レバー部材が前記蓋本体にロックされ、それにより、前記弁体が前記開位置にロックされる。
上記観点に係る蓋体では、飲料容器本体の内外が連通した状態をロックすることができる。従って、飲料容器から飲料を取り出す間、ユーザーが開状態を維持するため、蓋体に力を加え続ける必要がない。このため、飲料容器の操作性が向上する。
本発明の第2観点に係る蓋体は、第1観点に係る蓋体であって、前記レバー部材は、第2操作部をさらに有する。第2操作部は、前記シーソー部材の前記第1端部の下方に配置され、前記軸部に固定される。
前記弁体が前記開位置に存在し、かつ、前記第1操作部が前記第1位置に存在する時に、前記第2操作部に前記第2操作部を第2位置まで押し上げる力を加えると、前記第2操作部が前記第1端部を押し上げ、それにより、前記シーソー部材が前記軸部の周りで回転しながら、前記支点部の周りで回転して、前記第2端部側に傾き、その結果、前記弁体が前記開位置から前記閉位置へと移動する。
本発明の第3観点に係る蓋体は、第2観点に係る蓋体であって、前記第2操作部が前記第2位置まで押し上げられると、前記レバー部材が前記蓋本体にロックされ、それにより、前記弁体が前記閉位置にロックされる。
上記観点に係る蓋体では、新たに部品点数を増やすことなく弁体を閉位置にロックすることができる。弁体が閉位置にロックされることにより、蓋体を備える飲料容器の液密が維持され、容器本体内の液体が外部に漏れることが防止される。これにより、飲料容器を様々な姿勢で保存することができる。
本発明の第4観点に係る蓋体は、第3観点に係る蓋体であって、前記蓋本体は、前記シーソー部材の前記第1端部の下方に配置され、前記第2操作部が前記第1位置まで押し上げられたときに、前記第2操作部を受け取り、それにより、前記レバー部材をロックする第1規制部を有する。
本発明の第5観点に係る蓋体は、第1観点から第4観点のいずれかに係る蓋体であって、前記レバー部材は、前記第1操作部の下方に配置される中間部をさらに有し、前記蓋本体は、前記第1操作部が前記第1位置まで押し下げられたときに、前記中間部と係合し、それにより、前記レバー部材をロックする第2規制部を有する。
本発明の第6観点に係る蓋体は、第1観点から第5観点のいずれかに係る蓋体であって、前記飲料を注ぐ時にユーザーが手で握ることができるハンドル部をさらに備える。前記ハンドル部は、前記シーソー部材の前記第1端部の下方において、前記ハンドル部を握った手の指で前記レバー部材にアクセスできる位置に配置される。
上記観点に係る蓋体では、ユーザーが手でハンドル部を握りつつ、指でレバー部材を操作することができ、蓋体の操作が容易である。
本発明の第7観点に係る飲料容器は、第1観点から第6観点のいずれかに係る蓋体と、飲料容器本体とを備える。
以上の観点によれば、ユーザーが容易に操作を行うことができる蓋体が提供される。
一実施形態に係る飲料容器の外観側面図。 一実施形態に係る飲料容器本体の平面図。 一実施形態に係る蓋体の平面図。 一実施形態に係る蓋体が閉じている状態の外観斜視図。 一実施形態に係る蓋体が開いている状態の外観斜視図。 一実施形態に係る蓋本体の平面図。 一実施形態に係る蓋本体の側方断面図。 一実施形態に係る蓋本体の拡大図。 一実施形態に係るシーソー部材の側方断面図。 一実施形態に係るシーソー部材の平面図。 一実施形態に係るシーソー部材の底面図。 一実施形態に係るシーソー部材の側面図。 一実施形態に係るレバー部材の外観斜視図 一実施形態に係るロックの構成を説明する図。 一実施形態に係るロックの構成を説明する図。 蓋体の閉ロック状態における内部構造を示す側方断面図。 蓋体の開ロック状態における内部構造を示す側方断面図。
以下、図面を参照しつつ、本発明の一実施形態に係る蓋体及びこれを備えた飲料容器について説明する。
<1.飲料容器の概要>
図1は、本実施形態に係る飲料容器1の外観側面図である。図2は容器本体60の平面図である。飲料容器1は、ウォーターピッチャーや冷水筒等とよばれる飲料容器であり、茶や水等の飲料を保存しておくために使用される。飲料容器1は、冷蔵庫内の限られたスペースを有効に利用して、縦置きや横置き等、様々な姿勢で冷蔵庫内の空いたスペースに収納することができる。縦置きの姿勢とは、容器本体60の底面部600が鉛直下方を向き、注ぎ口部130が鉛直上方を向く姿勢である。横置きの姿勢とは、容器本体60の側面部601b、601c又は601dが鉛直下方を向き、注ぎ口部130が側方を向く姿勢である。容器本体60及び注ぎ口部130については、後述する。
本実施形態に係る飲料容器1は、容器本体60と、蓋体10とを備える。容器本体60は、上部が開口した容器である。蓋体10は、容器本体60の開口を閉じるように、容器本体60に着脱自在に装着される。なお、以下の説明では、図1のとおりに上下方向及び前後方向を定義する。また、図1の紙面の奥から手前に向かう方向を左、手前から奥へと向かう方向を右とする。以下、これを基準として他の図面の説明も行うこととする。
容器本体60は、飲料を収容可能なように上部が開口した容器である。容器本体60は、底面部600と、底面部600の周囲を囲む筒状の側面部601a〜dとを有する。容器本体60の底面部600は、略矩形状である。図1に示すように、容器本体60は、底面部600の前後の短辺からそれぞれ上方へ起立する側面部601a及び601bと、左側の長辺から上方へ起立する601dとを有する。図1には現れていないが、容器本体60は、601dと同様の形状を有し、底面部600の右側の長辺から上方へ起立する側面部601cをさらに有する。
図2に示すように、側面部601c及び601dは、概ね平面状に形成されている。従って、容器本体60は、底面部600を鉛直下にした状態で安定して起立するとともに、左右の側面部601c及び601dを鉛直下にした状態でも安定する。本実施形態の蓋体10の左右方向の幅は、容器本体60の左右方向の幅の範囲に収まるように構成される。従って、容器本体60の側面部601c、601dを鉛直下に向けることにより、安定した状態で横置きすることができる。
容器本体60の形状は、図2に示す形状に限定されない。例えば、容器本体60は、側面部601b及び底面部600の連続部分と、ハンドル部50(後述する)の後端との前後方向の位置が概ね一致するとともに、ハンドル部50の下方において、側面部601bが概ね平板状になるように形成されてもよい。このようにすると、ハンドル部50と側面部601bの平板状の部分とで飲料容器1全体を支持することができるので、飲料容器1は側面部601bを鉛直下にした姿勢でも安定して収納することができる。
側面部601の上部には、外周面にネジ溝602aが形成された円筒部位602が連続している。円筒部位602は、容器本体60の上部開口S1を規定する周縁部である。以下、円筒部位602を周縁部602と称することがある。飲料容器1内に保存される飲料は、上部開口S1を介して注ぎこまれて、容器本体60内に収容される。ネジ溝602aは、後述される蓋体10のネジ溝110aと螺合し、容器本体60に対する蓋体10の着脱を可能にする。本実施形態の飲料容器1は、上部開口S1を液密に封止するため、上部開口S1を規定する周縁部602と蓋体10との間に配置されるパッキン(不図示)を備えている。
容器本体60の各部の材質は特に限定されないが、例えば、硬質の樹脂製とすることができる。硬質の樹脂の例としては、AS樹脂、ABS樹脂、ポリプロピレン(PP)、飽和ポリエステル、ポリカーボネート、アクリル、ポリエチレン等が挙げられる。好ましくは、容器本体60は、内部を視認可能なように透明に形成される。
<2.蓋体の構成>
図3は蓋体10の平面図であり、図4は蓋体10の外観斜視図である。蓋体10は、容器本体60の周縁部602に着脱自在に固定される蓋本体11を備える。図5Aは蓋本体11の平面図、図5Bは蓋本体11の側方断面図である。蓋本体11は、全体として左右対称な形状を有する。図5Bに示すように、蓋本体11は、内周面にネジ溝110aを有する円筒部位110と、円筒部位110の上端縁に連続する円板状の上面部111とを有する。ネジ溝110aをネジ溝602aに添わせながら蓋体10を一方向に回転させると、蓋体10を容器本体60の上部開口S1を覆うように容器本体60に装着することができる。同様に、容器本体60に装着された蓋体10を反対方向に回転させると、蓋体10を容器本体60から外すことができる。蓋本体11の材質は特に限定されないが、例えば、硬質の樹脂製とすることができる。硬質の樹脂の例としては、AS樹脂、ABS樹脂、PP、飽和ポリエステル、ポリカーボネート、アクリル、ポリエチレン等が挙げられる。
蓋本体11は、円筒部位110の上縁端に連続する略円板状の上面部111を有する。上面部111の下面120は、上部開口S1を介して容器本体60の内部に面する。
図5Aに示すように、蓋本体11の上面部111は、その中心から径方向前方に外れた位置に、開口S2を規定する周縁部121を有する。開口S2は、蓋体10を容器本体60に装着した状態において、容器本体60の内外を連通させる開口であり、容器本体60内の飲料をコップ等へと注ぎだすための注ぎ口となる。以下、開口S2を注ぎ口S2と称する。
蓋本体11は、注ぎ口S2の前方に形成される傾斜部131と、一対の側壁部132a及び132bと、連結部133とをさらに有する。傾斜部131と、一対の側壁部132a及び132bと、連結部133とは、注ぎ口S2の周囲を囲むように、それぞれが上面部111から立ち上がっている。
傾斜部131と、一対の側壁部132a及び132bと、連結部133とは、蓋本体11の前方において、漏斗状の注ぎ口部130を形成している。注ぎ口部130は、飲料容器1を傾けたとき、その内側面に沿って、飲料容器1からコップ等へと飲料が流れ出す部位である。
傾斜部131は、図5Aに示すように、蓋本体11の前方において平面視U字状にカーブする。傾斜部131は、図5Bに示すように、上面部111から上方に向う程広がるように傾斜している。
側壁部132a及び132bは、傾斜部131の左右方向の端部から連続してそれぞれ後方へと延びている。側壁部132a及び132bは、図4及び図5Bに示すように、前端部においてそれぞれ上面部111から立ち上がった後、上面部111から離れて後方に延び、後端部においてそれぞれが後述するハンドル部50に連続している。
連結部133は、図4及び図5Bに示すように、前端部において上面部111、側壁部132a及び132bに連続するとともに、全体にわたって側壁部132a及び132bにそれぞれ連続している。また、連結部133は、前端部において上面部111から立ち上がった後、上面部111から離れて後方に延び、後端部において後述するハンドル部50に連続している。連結部133と上面部111との間には、指が入るくらいの隙間133aが形成されている(図4参照)。ユーザーは、隙間133aに指を入れ、蓋体10を手前に引くことにより、飲料容器1を冷蔵庫から出し入れしたり、持ち運んだりすることができる。
連結部133は、上面から上方に向かって突出する支持部134を有する。支持部134は、後述するシーソー部材300の支点部310と係合して、シーソー部材300の回転運動の支点となる部位である。図5Aに示すように、支持部134は、側壁部132a及び132bの中間で左右方向に延びている。図5Bに示すように、支持部134は、連結部133の上面から立ち上がる立ち上がり部140と、立ち上がり部140の上端部から前方へ突出する突出部141とを有する。突出部141は、側面視において略円弧状の曲面を有する。
連結部133は、支持部134の左右に配置される一対の補助部135a及び135bをさらに有する。補助部135a及び135bは、それぞれ連結部133の上面から上方に向かって支持部134と同じ高さだけ突出し、上端において突出部141と同様の曲面形状を有する。補助部135a及び135bは、後述するシーソー部材300の回転を補助する。
蓋体10は、注ぎ口S2を開閉する弁体200をさらに備える。弁体200は、上下方向に延びる略円筒形状の本体部201と、本体部201の下端部に結合されるパッキン202とを有する(図10参照)。パッキン202は、本体部201の下端を覆うように本体部201に結合されており、本実施形態では本体部201に着脱自在である。パッキン202は、弾性変形可能な材料で形成され、周縁部121に密着して注ぎ口S2を密閉することができる。また、パッキン202が周縁部121から離れると、注ぎ口S2が開放され、注ぎ口S2を介して容器本体60の内外が連通する。以下、パッキン202が注ぎ口S2を密閉しているときの弁体200の位置を閉位置と称する。また、パッキン202が周縁部121から離れ、注ぎ口S2を介して容器本体60の内外が連通しているときの弁体200の位置を開位置と称する。パッキン202の材質は特に限定されないが、例えばシリコーン製又はエラストマー製とすることができる。パッキン202は、本体部201から取り外し可能に構成されていてもよいし、本体部201と一体的に形成されていてもよい。
弁体200の本体部201は、パッキン202が結合される端部とは反対側の端部(上端部)において、後述するシーソー部材300の支点部310と前端部302との間に結合している(図7参照)。本実施形態では、本体部201とシーソー部材300とは一体的に形成されている。本体部201の材質は特に限定されないが、例えば、硬質の樹脂製とすることができる。硬質の樹脂の例としては、AS樹脂、ABS樹脂、PP、飽和ポリエステル、ポリカーボネート、アクリル、ポリエチレン等が挙げられる。
図5に示すように、蓋本体11は、ハンドル部50をさらに有する。ハンドル部50は、ユーザーが飲料容器1を使用するときに手で握り込んで飲料容器1を把持する部位である。本実施形態では、ハンドル部50は左右方向に貫通する貫通孔を有する環状に形成されている。より具体的には、ハンドル部50は、円筒部位110の一部から連続して下方に延びた後、環を作るように上方に折り返し、折り返した先が側壁部132a及び132bに左右から挟まれるように、側壁部132a及び132bに連続している。ハンドル部50において、一対の側壁部132a及び132bに挟まれ、上方に向いた部分をハンドル部50の上部500と称する。
ハンドル部50は、上部500において、第1規制部510及び第2規制部511を有する。図6は第1規制部510及び第2規制部511の拡大図である。第1規制部510は、後述するレバー部材400とともに、蓋体10の閉状態をロックする。本実施形態の第1規制部510は、全体として上部500から上方に向かって突出している。第1規制部510は、側壁部132a及び132bに連続し、左右方向に延びる概ね平坦な上面520と、上面520の後端部から上方に突出する突出部521と、上部500から上方に立ち上がる立ち上がり部522とを有する。立ち上がり部522の上部は、上面520よりも上方に位置する。
第2規制部511は、第1規制部510の立ち上がり部522の前方に配置されている。第2規制部511は、後述するレバー部材400とともに、蓋体10の開状態をロックする。本実施形態の第2規制部511は、立ち上がり部522の上端部から前方へ突出する部分である。本実施形態の第2規制部511は、側面視において略半円形の形状を有する。
蓋体10は、シーソー部材300をさらに備える。図3に示すように、シーソー部材300は、側壁部132a及び132bの間に配置され、前後方向に延びる略平板状の部材である。シーソー部材300は、全体として左右対称な形状を有し、その対称軸が側壁部132a及び132bの間の中心線と概ね一致するように配置されている。シーソー部材300は、前後方向に離間した前端部(第2端部)302と、後端部(第1端部)301と、前端部302及び後端部301に連続し、両者の間に延びる中部303とを有する。
図7Aはシーソー部材300の側方断面図であり、図7Bはシーソー部材300の平面図である。図7Cはシーソー部材300の底面図であり、図7Dはシーソー部材300の側面図である。図7Aに示すように、シーソー部材300は、中部303の下面側に、支点部310をさらに有する。支点部310は、連結部133の支持部134の突出部141と係合し、シーソー部材300の回転運動の支点として機能する。本実施形態の支点部310は、中部303の下面から下方に延びる第1部分320と、第1部分320の下端から後方に突出する第2部分321とを有し、L字状の断面形状を有する。
図7C及び7Dに示すように、シーソー部材300の上面部304の左右の両端には、それぞれ右側面部305a及び左側面部305bが連続している。支点部310の付近において、右側面部305aには上方に窪んだ凹部360aが、左側面305bには上方に窪んだ凹部360bがそれぞれ形成される。凹部360a及び凹部360bは、それぞれ補助部135a及び135bと係合する。シーソー部材300は、凹部360a及び凹部360bが補助部135a及び135bと係合した状態で回転することができる。
シーソー部材300の前端部302は、注ぎ口部130を開閉する。より具体的には、図3に示すように、前端部302は、注ぎ口S2が密閉されている状態(以下、閉状態と称する)において、注ぎ口部130全体を覆う。また、図4Bに示すように、前端部302は、注ぎ口S2が開放されている状態において、注ぎ口部130を開く。
図7Aに示すように、シーソー部材300は、前端部302と支点部310との間の下面において、弁体200の上端部と結合している。これにより、弁体200はシーソー部材300と一体的に動作する。つまり、弁体200が閉位置に存在する状態からシーソー部材300が回転して後端部301側に傾くと、弁体200が持ち上げられ、弁体200が開位置に移動する。弁体200が開位置に存在する状態からシーソー部材300が前端部302側に傾くように回転し、弁体200が注ぎ口S2を規定する周縁部121に密着すると、弁体200が閉位置に移動した状態となる。
図7B及び7Cに示すように、シーソー部材300は、後端部301において空間S3を規定する周縁部330を有する。これにより、後端部301は左右方向の中央部が一部切り欠かれたような形状を有する。空間S3は、後述するレバー部材400が嵌め込まれるための空間である。本実施形態の周縁部330は、曲線部分が前方に配置された平面視U字状を有する。周縁部330において、前方に位置する部分には、受け部331がシーソー部材300の上面部304に対して下方に下がった段差を形成するように連続している。受け部331は、後述するレバー部材400が押し下げられると、レバー部材400に当接し、シーソー部材300を回転させる力を伝達する部位である。受け部331は、図7Aに示すように、周縁部330の下面から下方に延びる第1部分340と、第1部分340の先端から後方に突出する第2部分341とを有する。
周縁部330の左右の直線部分には、受け部331と同様に、シーソー部材300の上面部304に対して下方に下がった段差を形成するように受け部332a及び332bがそれぞれ連続している。受け部332a及び332bは、受け部331と同様に、レバー部材400が押し下げられると、レバー部材400に当接し、シーソー部材300を回転させる力を伝達する。図7Bに示すように、受け部331、受け部332a及び332bは、シーソー部材300の平面視において、空間S3を介してそれぞれ視認可能である。
シーソー部材300は、後端部301において、一対の連結部350a及び350bをさらに有する。連結部350a及び350bは、後述するレバー部材400の軸部403と連結可能に構成される部位である。連結部350a及び350bは、シーソー部材300がレバー部材400に対して相対的に回転可能となるよう、シーソー部材300をレバー部材400に連結する。本実施形態の連結部350a及び350bは、左右方向に延びる共通の軸を中心とする略円筒状の外観を有する。連結部350a及び350bは、互いに左右方向に間隔を空けて、周縁部330からそれぞれ空間S3内に突出している。
蓋体10は、レバー部材400をさらに備える。後述するように、ユーザーは、レバー部材400を介して注ぎ口S2の開閉をするための操作を行うことができる。同様に、ユーザーは、レバー部材400を介して弁体200を開位置及び閉位置にロック及び解除することができる。レバー部材400の材質は特に限定されないが、例えば、硬質の樹脂製とすることができる。硬質の樹脂の例としては、AS樹脂、ABS樹脂、PP、飽和ポリエステル、ポリカーボネート、アクリル、ポリエチレン等が挙げられる。
図8は、レバー部材400の外観斜視図である。レバー部材400は、軸部403と、軸部403に固定される第1操作部401と、軸部403に固定される第2操作部402とを有し、全体として左右対称な形状を有する。軸部403は、シーソー部材300の連結部350a及び350bに回転可能に連結される。本実施形態の軸部403は、左右方向に貫通する貫通孔410を有し、左右両側からシーソー部材300の連結部350a及び350bを受け入れる。連結部350a及び350bと軸部403とは、着脱可能に構成されてもよいし、着脱不能に構成されてもよい。ユーザーは、第1操作部401及び第2操作部402を介して、シーソー部材300を回転させることにより、弁体200を移動させることができる。
図8に示すように、本実施形態の第1操作部401は、軸部403から前方に延びている。第1操作部401は、ユーザーにより第1位置まで押し下げられる力を加えられることにより、シーソー部材300の後端部301を押し下げる。これにより、シーソー部材300が軸部403の周りで回転しながら支点部310の周りで回転し、後端部301側に傾く。その結果、弁体200が閉位置から開位置へと移動する。
第1操作部401は、上面から隆起する略長円形のボタン部420を有する。図3及び図4に示すように、ボタン部420はシーソー部材300の後端部301において、空間S3を介して外に現れている。ボタン部420は、弁体200が閉位置に存在する時、シーソー部材300の上面から突出するように構成されている。これにより、ユーザーは、ボタン部420を介して容易に第1操作部401に力を加えることができる。ボタン部420が押し下げられると、第1操作部401の下面421は、シーソー部材300の受け部331、受け部332a及び332bに当接し、シーソー部材300に力を伝達する。本実施形態のボタン部420は、第1操作部401が第1位置まで押し下げられた状態において、完全にシーソー部材300の上面部304の下方に下がりきることがないように構成されている(図9B参照)。
本実施形態のレバー部材400は、第1操作部401の下方に配置される中間部404をさらに有する。中間部404は、第1操作部401及び第2操作部402に連続している。中間部404は、前方を向き、側面視においてカーブ形状を有する湾曲部440と、湾曲部440の下端から連続し、後方に向かって突出する突出部441とを有する。湾曲部440には、後方に窪んだ第1凹部450及び第2凹部451が形成されている。第1凹部450は、第2凹部451の下方に位置する。
第1操作部401が第1位置まで押し下げられると、他の動作なしにレバー部材400が蓋本体11にロックされ、図9Bに示すような開ロック状態となる。第1位置において、中間部404の突出部441は、蓋本体11の第2規制部511と係合する。これにより、レバー部材400が蓋本体11に対して係止された状態となる。開ロック状態では、弁体200が開位置にロックされている(図10B参照)。
第1操作部401が第1位置まで押し下げられ、レバー部材400が蓋本体11にロックされると同時に、シーソー部材300の受け部331の第2部分341がレバー部材400の第2凹部451に受け入れられ、両者が係合する。これにより、「カチッ」という操作感がユーザーに伝わる。ユーザーは、感触としての操作感を得ることにより、弁体200が開位置にロックされたことを知覚することができる。
第2操作部402は、軸部403を基準として概ね下方向に延びており、本実施形態では、略平板状に形成されている。第2操作部402は、図4に示すように、シーソー部材300の後端部301の下方に配置される。第2操作部402は、弁体200が開位置に存在し、かつ、第1操作部401が第1位置に存在する時に、ユーザーによって第2位置まで押し上げられる力を加えられると、シーソー部材300の後端部301を押し上げる。これにより、シーソー部材300が軸部403の周りで回転しながら、かつ支点部310の周りで回転して、前端部302側に傾く。その結果、弁体200が開位置から閉位置へと移動する。
第2操作部402が第2位置まで押し上げられると、他の動作なしにレバー部材400が蓋本体11にロックされ、図9Aに示すような閉ロック状態となる。第2操作部402は、第2位置において第1規制部510の突出部521と立ち上がり部522との間に受け取られ、上面520上に起立する。これにより、レバー部材400が蓋本体11に対して係止された状態となる。閉ロック状態では、弁体200が閉位置にロックされている(図10A参照)。
第2操作部402が第2位置まで押し上げられ、レバー部材400が蓋本体11にロックされると同時に、シーソー部材300の受け部331の第2部分341がレバー部材400の第1凹部450に受け入れられ、両者が係合する。これにより、「カチッ」という操作感がユーザーに伝わる。ユーザーは、感触としての操作感を得ることにより、弁体200が閉位置にロックされたことを知覚することができる。
<3.蓋体の使用方法>
以下では、蓋体10の使用方法について説明する。図10Aは、閉ロック状態の蓋体1 0側方断面図であり、図10Bは開ロック状態の蓋体10の側方断面図である。
蓋体10が図10Aの閉ロック状態であるとき、弁体200のパッキン202が注ぎ口S2の周縁部121に密着し、注ぎ口S2をシールした状態を維持する。閉状態のロックを解除する力がレバー部材400のボタン部420に加わらない限り、蓋体10を備える飲料容器1の容器本体60内は液密に保たれる。これにより、飲料容器1は冷蔵庫内に様々な姿勢で収納可能となり、例え横置きされたとしても、容器本体60内の飲料が外部に漏れることはない。
飲料容器1から飲料を取り出すとき、ユーザーは、ハンドル部50を握り、その手の指でレバー部材400のボタン部420を下方に押し込み、ボタン部420を第1位置まで押し下げる力をボタン部420に加える。一定以上の力がボタン部420に加わると、第2操作部402の下端部430が第1規制部510の突出部521を乗り越え、レバー部材400が可動となり、閉ロックが解除される。このとき、シーソー部材300の受け部331の第2部分341と、レバー部材400の第1凹部450との係合が外れ、ユーザーに「カチッ」という操作感が伝わる。
閉ロックが解除されるとともに、シーソー部材300が軸部403の周りに回転し、支点部310の周りで回転する。また、レバー部材400に力が加わることにより、軸部403自体も移動する。第1操作部401が下面421においてシーソー部材300の受け部331、受け部332a及び332bに当接すると、シーソー部材300に、後端部301を押し下げる力が伝達される。シーソー部材300が後端部301側に傾くと、これに伴って弁体200が持ち上げられ、注ぎ口S2が開放される。同時に、シーソー部材300の前端部302が注ぎ口部130を開放する。
第1操作部401が第1位置まで押し込まれると、中間部404の突出部441が蓋本体11の第2規制部511と係合し(図9B参照)、図10Bに示すように弁体200が開位置にロックされる。このとき、受け部331の第2部分341がレバー部材400の第2凹部451と係合し、上述のような操作感をユーザーに与える。ユーザーは、上述の操作感により開状態がロックされたことを確認すると、ボタン部420から指を離す。そして、ユーザーは、ハンドル部50を握ったまま、飲料容器1を傾けて、注ぎ口部130を介して飲料をカップ等に注ぐ。
ユーザーは、飲料を注ぎ終わると、ハンドル部50を握ったまま、その手の指で第2操作部402を第2位置まで押し上げる力を第2操作部402に加える。一定以上の力が第2操作部402に加わると、中間部404の突出部441と第2規制部511との係合が外れ、レバー部材400が可動となり、開ロックが解除される。このとき、シーソー部材300の受け部331の第2部分341とレバー部材400の第2凹部451との係合が外れ、ユーザーに「カチッ」という操作感が伝わる。
これに伴い、シーソー部材300の受け部331、受け部332a及び332bを押し下げる力が開放され、シーソー部材300が軸部403の周りに回転し、支点部310の周りで回転する。また、レバー部材400に力が加わることにより、軸部403自体も移動する。同時に、弁体200のパッキン202が注ぎ口S2の周縁部121に近づく。第2操作部402が第2位置まで押し上げられると、第1規制部510により第2操作部402の動きが規制され、再度閉ロック状態となる。このとき、シーソー部材300の受け部331の第2部分341とレバー部材400の第1凹部450とが係合し、上述の操作感をユーザーに与える。ユーザーは、上述の操作感により閉状態がロックされ、容器本体60内が再度液密に保たれたことを確認する。
本実施形態の蓋体10は、全体を回転させることで、容器本体60から取り外すことができる。蓋体10は、シーソー部材300の支点部310と蓋本体11の支持部134との係合を外すことで、蓋本体11と、シーソー部材300及びレバー部材400とに容易に分解することができる。ユーザーは、容器本体60の比較的広い上部開口S1を介して、手や柄付きのスポンジを容器本体60内に挿入し、容器本体60内を直接洗浄することができる。同様に、ユーザーは蓋本体11と、シーソー部材300及びレバー部材400とを個別に洗浄することができる。
<4.特徴>
上記実施形態では、ユーザーがレバー部材400を押し下げるように力を加えると、シーソー部材300が後端部301側に傾くとともに、弁体200が持ち上がり、開位置に移動する。また、ユーザーがレバー部材400を押し上げるように力を加えると、シーソー部材300が前端部302側に傾くとともに、弁体200が周縁部121に近づき、閉位置に移動する。このように、ユーザーがレバー部材400に力を加える操作から想起される方向と、シーソー部材300の回転方向が一致しているため、ユーザーは直感的に飲料容器1を扱うことができる。このため、子供や、飲料容器1を始めて扱うユーザーにとっても操作が容易である。
上記実施形態では、蓋本体11の第1規制部510と、レバー部材400の第2操作部402とによって蓋体10が閉ロック状態となる。これにより、外部からロックを解除する力が加わらない限り、容器本体60内の液密が保たれ、様々な姿勢で飲料容器1を保存することができる。
上記実施形態では、立ち上がり部522は、レバー部材400の第2操作部402が上面520上に乗り上げた状態からさらに前方へ移動することを阻止し、ユーザーにレバー部材400の可動域の限界を伝える。これにより、ユーザーは閉状態のロックが既に完了していることを知覚することができ、第2操作部402に無理な力を加えることがない。
上記実施形態では、蓋本体11の第2規制部511と、レバー部材400の第2操作部402とによって蓋体10が開ロック状態となる。これにより、ユーザーがボタン部420から指を離し、飲料容器1全体を傾けても注ぎ口S2が自動的に閉まらないため、ユーザーは飲料をカップ等に注ぐ動作に集中することができる。
上記実施形態では、レバー部材400のボタン部420は、第1操作部401が第1位置に押し込まれた状態において、完全にシーソー部材300の上面部304の下方に下がりきることがない。これにより、ユーザーの爪や指が、空間S3に嵌まりこんでしまうことが防止される。
上記実施形態では、ユーザーがハンドル部50を握った手の指でレバー部材400のボタン部420と、第2操作部402とにアクセスできるようにハンドル部50が配置される。これにより、ユーザーは片手で容易に飲料容器1を扱うことができる。
上記実施形態では、シーソー部材300が蓋本体11から取り外し可能に構成されている。これにより、特に飲料が接触しやすい部位である弁体200のパッキン202付近や、注ぎ口部130付近をユーザーが容易に洗浄することができる。
上記実施形態では、シーソー部材300の受け部331の第2部分341がレバー部材400の第1凹部450又は第2凹部451のいずれかに係合することにより、ユーザーに操作感を与える。これにより、ユーザーに対して操作性に優れた感触を印象付けることができる。
上記実施形態によれば、少ない部品点数で簡易な構成の横置きが可能な飲料容器1が提供される。これにより、飲料容器1の製造コストが軽減される。また、ユーザーは飲料容器1の操作及び手入れを容易に行うことができる。
<5.変形例>
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて、種々の変更が可能である。例えば、以下の変更が可能である。
<5−1>
上記実施形態に係る蓋体10は、横置きが可能な飲料容器1に使用されたが、蓋体10が使用される飲料容器は上述のものに限られない。例えば、特に横置きされることを想定していない飲料容器に用いることも可能である。
<5−2>
シーソー部材300の支点部310と蓋本体11の支持部134との構成は、上記実施形態のような構成に限られず、シーソー部材300が支点部310を支点として回転できる限り、どのような形状であってもよい。支点部310は、シーソー部材300の左右方向の中央に配置されるのではなく、シーソー部材300の左右方向の端部に一対の支点部310が形成されて配置されてもよい。支持部134についても同様に、連結部133の左右方向の端部に一対の支持部134が形成されて配置されてもよい。上記実施形態では、支点部310と支持部134とは取り外しが可能に構成されたが、支点部310と支持部134とは取り外しができないように構成されてもよい。
<5−3>
シーソー部材300とレバー部材400との連結機構は、上記実施形態のものに限られず、シーソー部材300がレバー部材400に対して相対的に回転可能であれば、どのように構成されてもよい。例えば、シーソー部材300の連結部350a及び350bがそれぞれ円筒状に形成され、レバー部材400の軸部403が円柱状に形成され、連結部350a及び350bが軸部403の左右端部を内部にそれぞれ受け入れるような構成であってもよい。
<5−4>
レバー部材400、第1規制部510及び第2規制部511の構成は、上記実施形態の構成に限られない。開状態において、レバー部材400と蓋本体11とが係合する限り、どのような構成であってもよい。
<5−5>
上記実施形態では、シーソー部材300の受け部331の第2部分341がレバー部材400の第1凹部450及び第2凹部451に受け入れられたが、このような構成によらず、操作感を出してもよい。例えば、レバー部材400の第1凹部450及び第2凹部451を、それぞれ前方に突出するような第1凸部450及び第2凸部451とし、代わりに第2部分341に凸部を受け入れるような凹部を形成してもよい。また、第1凹部450及び第2凹部451の形成を省略してもよい。
1 飲料容器
10 蓋体
11 蓋本体
50 ハンドル部
110 円筒部位
110a ネジ部
111 上面部
120 内側面
130 注ぎ口部
200 弁体
300 シーソー部材
301 後端部(第1端部)
302 前端部(第2端部)
310 支点部
400 レバー部材
401 第1操作部
402 第2操作部
403 軸部
510 第1規制部
511 第2規制部
S1 開口
S2 注ぎ口
S3 空間

Claims (7)

  1. 開口を有する飲料容器本体に装着される蓋体であって、
    前記開口を覆うように前記飲料容器本体に着脱自在に固定され、前記飲料容器本体内の飲料を注ぎ出すための注ぎ口を有する蓋本体と、
    前後方向に離間した第1端部及び第2端部と、前記第1端部及び前記第2端部の間に配置される支点部とを有し、前記支点部を支点に回転可能なシーソー部材と、
    前記支点部及び前記第2端部の間に結合され、前記シーソー部材が前記支点部を支点に回転したときに、前記注ぎ口を密閉する閉位置と、前記注ぎ口を介して前記飲料容器本体の内外を連通させる開位置との間を移動可能に配置される弁体と、
    前記シーソー部材の前記第1端部が回転可能に連結される軸部と、前記軸部に固定された第1操作部とを有するレバー部材と、
    を備え、
    前記弁体が前記閉位置に存在する時に、前記第1操作部に前記第1操作部を第1位置まで押し下げる力を加えると、前記第1操作部が前記第1端部を押し下げ、それにより、前記シーソー部材は、前記軸部の周りで回転しながら、前記支点部の周りで回転して、前記第1端部側に傾き、その結果、前記弁体が前記閉位置から前記開位置へと移動し、
    前記第1操作部が前記第1位置まで押し下げられると、前記レバー部材が前記蓋本体にロックされ、それにより、前記弁体が前記開位置にロックされる、
    蓋体。
  2. 前記レバー部材は、前記シーソー部材の前記第1端部の下方に配置され、前記軸部に固定された第2操作部をさらに有し、
    前記弁体が前記開位置に存在し、かつ、前記第1操作部が前記第1位置に存在する時に、前記第2操作部に前記第2操作部を第2位置まで押し上げる力を加えると、前記第2操作部が前記第1端部を押し上げ、それにより、前記シーソー部材が前記軸部の周りで回転しながら、前記支点部の周りで回転して、前記第2端部側に傾き、その結果、前記弁体が前記開位置から前記閉位置へと移動する、
    請求項1に記載の蓋体。
  3. 前記第2操作部が前記第2位置まで押し上げられると、前記レバー部材が前記蓋本体にロックされ、それにより、前記弁体が前記閉位置にロックされる、
    請求項2に記載の蓋体。
  4. 前記蓋本体は、前記シーソー部材の前記第1端部の下方に配置され、前記第2操作部が前記第位置まで押し上げられたときに、前記第2操作部を受け取り、それにより、前記レバー部材をロックする第1規制部を有する、
    請求項3に記載の蓋体。
  5. 前記レバー部材は、前記第1操作部の下方に配置される中間部をさらに有し、
    前記蓋本体は、前記第1操作部が前記第1位置まで押し下げられたときに、前記中間部と係合し、それにより、前記レバー部材をロックする第2規制部を有する、
    請求項1から4のいずれか一項に記載の蓋体。
  6. 前記飲料を注ぐ時にユーザーが手で握ることができるハンドル部
    をさらに備え、
    前記ハンドル部は、前記シーソー部材の前記第1端部の下方において、前記ハンドル部を握った手の指で前記レバー部材にアクセスできる位置に配置される、
    請求項1から5のいずれか一項に記載の蓋体。
  7. 請求項1から6のいずれか一項に記載の蓋体と、
    飲料容器本体と、
    を備える、
    飲料容器。

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