JP4482944B2 - 蓋付き飲料用容器 - Google Patents

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Description

本発明は、飲料液等を収容する蓋付き飲料用容器に関し、詳しくは蓋体をしたまま容器本体内の飲料液等を飲むことのできる蓋付き飲料用容器に関するものである。
従来、この種のものとして、容器本体の上部開口を覆う蓋板部を有する飲料用容器の蓋において、蓋板部に周壁を立設するとともに、一側が低くなるように傾斜した蓋板部の一側の周壁寄りに液通孔を形成し、該液通孔を塞ぎ上面の先端側に操作部を設けた開閉キャップを蓋板部の上面に軸受けを介して回動可能に設け、周壁の液通孔対向側に、前記開閉キャップを開いたときに退避させる切り欠き部を形成し、該切り欠き部に前記開閉キャップを係脱可能として、開閉キャップを開いて切り欠き部に退避させて係合し、開閉キャップを開いた状態に保持できるようにしたものが知られている(例えば特許文献1)。またこの従来技術においては、開閉キャップを閉じた状態では、閉塞部が液通孔の係止突起に係合して液通孔が閉塞されるようになっていると共に、開閉キャップの両側に係止突起を設け、開閉キャップを閉じた際には係止突起を蓋板部に係合し、開閉キャップを開いた際には係止突起を切り欠き部の両側の周壁側面に係合するものである。
また、他の従来技術として把手を設けた容器本体の上部開口側の外周壁に、2条のつる巻線で構成する雄ねじ部を設けると共に、上部開口を覆う蓋板部を有する蓋部材の内周壁に、雄ねじ部に螺合する雌ねじ部を設け、蓋部材の雌ねじ部先端を支承する雄ねじ部の始点位置を、容器本体の外周壁の対向する位置に設け、蓋部材の雌ねじ部先端を支承して蓋部材のねじ込みを規制する雄ねじ部の終点位置を、容器本体の外周壁の対向する位置に設けて、液通孔を前記把手を挟んで該把手から略90度ずれた、いずれか一方の位置に配設し、液通孔の位置を把手を挟んで、該把手から略90度ずれた、いずれか一方の位置に配設し、左右どちらの手で把手を持つかによって、液通孔の位置を最適な位置に調整することができる把手付き飲料用容器も知られている(例えば特許文献2)。
特開平7−95907号公報 特開平7−251854号公報
前者従来技術においては、回動する開閉キャップの軸位置から全閉位置/全開位置での各係止部が離れているため、回転軸と各係止部間の距離と、回転軸と開閉キャップの操作部間との距離の差異が比較的小さくなり、各係止部での係止及び係止解除に必要な回転モーメントを得るためには比較的大きめな操作荷重抵抗が指に必要となるおそれがある
また、液通孔に係止部を設けているため、安定した飲料の流出の阻害や衛生上の汚れ溜まりとなる等問題となる。一方、全開時に開閉キャップを退避させ切り欠き及び係止部を設ける必要上切り欠き部の上下段差を確保するために相対的に両脇の周壁の突出量が高くなりかさばり、飲む操作の際に鼻がぶつかったり前方視界が遮られる等、操作性が低下するおそれがある。しかも、前者従来技術においては、常時飲み口部(周壁の外周)は表れているので、開閉キャップを開閉操作する際や蓋を開閉操作する際に飲み口部を手で触れて不衛生になってしまうというおそれもある。
後者従来技術においては、ねじ嵌合構造のため蓋の開閉操作が面倒であり、ねじ部の凸凹構造が衛生上の汚れ溜まりとなる等問題となる。2条ねじ構造のため液通孔は必ず把手に対し90度方向となるが、意図した方向と180度逆方向となる場合も有るため不便となるおそれがある。また、個人の方向の嗜好、例えば把手に対して液通孔、飲み口が斜め60度の角度、といった微調整には対応できないというおそれもある。
解決しようとする問題点は、開閉キャップの全開、全閉に伴う係止及び係止解除に必要な回転モーメントを僅かな操作荷重抵抗で済むようにして、軽快な開閉操作が可能となるようにする点である。また、開閉キャップの全閉時に飲み口部、すなわち所望方向の周壁の外周に手などが触れるおそれをなくす点である。さらに、開閉キャップを好みの向きにするように蓋体の飲み口・液通孔を取り付けることができるようにする点である。
請求項1の発明は、上部開口を有する容器本体と、前記上部開口を着脱自在に覆うと共に周壁を立設した板部とを備え、前記蓋板部は前記上部開口に着脱自在に取り付けられ該上部開口を覆うと共に前側の前記周壁寄りに液通孔を形成し、左右に設けた回転軸を介して前記蓋板部の上面に前後方向に回動可能に設けられ前記液通孔を塞ぐ開閉キャップを備えた蓋付き飲料用容器において、前記開閉キャップの左右に回転軸を突設し、この回転軸の軸受け部を前記蓋板部に設け、前記回転軸又は前記軸受け部の一方の近傍に係止受け部を設けると共に、他方の近傍に該係止受け部を係止する全閉用或いは/及び全開用の係止部を設け、前記開閉キャップの上面に操作部を設け、この操作部は前記回転軸と離間する側に設けられると共に、この操作部には前記周壁の外周を被覆可能な飲み口保護突起が設けられることを特徴とする蓋付き飲料用容器である。
請求項2の発明は、前記容器本体の外周面に把手が設けられ、前記飲み口保護突起の突出長さは、前記周壁の上端から前記把手の上部までの高さよりも大きく形成されていることを特徴とする請求項1記載の蓋付き飲料用容器である。
請求項3の発明は、前記蓋板部の前側は後側より低くなるように傾斜していることを特徴とする請求項1又は2記載の蓋付き飲料用容器である。
請求項1の発明によれば、開閉キャップの全閉或いは/及び全開に伴う係止及び係止解除に必要な回転モーメントにおける腕の長さを、操作モーメントにおける腕の長さに比較して大幅に小さくすることができ、さらに開閉キャップが閉じているときには、保護突起が飲み口側を覆って衛生的に維持できる。
請求項2の発明によれば、保護突起が把手に乗り上げて定位置より浮き上がり、飲み口が把手に向いていることを知らしめることができる。
請求項3の発明によれば、蓋板部上の飲料水は、液通孔から容器本体内に落下することができる。
本発明における好適な実施の形態について、添付図面を参照して説明する。尚、以下に説明する実施の形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を限定するものではない。また、以下に説明される構成の全てが、本発明の必須要件であるとは限らない。
図は実施例1を示しており、蓋体における前側は飲み口側を示すものである。飲料用容器は、コップ状の容器本体1と、該容器本体1に取り付けられる蓋体2とで構成され、該蓋体2は容器本体1の上部開口3を覆うようになっている。容器本体1は、一体化された有底な外容器4と有底な内容器5間を真空断熱構造としたもので、その底部に底部材6を、上部開口3の外周に肩部材7をそれぞれ設け、該上部開口3に前記蓋体2が着脱可能に嵌合されている。そして、容器本体1には把手8が設けられる。この把手8は、底部材6と肩部材7の外側にそれぞれ一体的に張り出した上横向き部9と下横向き部10の先端間に握り部11が縦向きに接続されたものである。
蓋体2は、容器本体1の上部開口3を覆う蓋板部12とこの蓋板部12に形成された液通孔13を開閉可能に設ける開閉キャップ14を備えている。前記蓋板部12はその外周に周壁15を平面視が円環状になるように立設し、この周壁15は蓋板部12の外縁から上下へ突設しており、周壁15の外周面15A下部に止液用パッキン16を嵌合しており、蓋板部12を容器本体1の上部開口3から少し底部側へ挿入するようにして周壁15の外周面15A下部を上部開口3に回動可能に嵌着すると共に、止液用パッキン16が容器本体1の内周面1Bに嵌合することで、止液を図ることができるようになっている。
蓋板部12は、傾斜して設けられ、周壁15寄りの一側、すなわち飲み口側となる前側が低く、周壁15寄りの反対側、すなわち後側が高くなるように傾斜しており、そして蓋板部12の前側に液通孔13が上下方向を貫通するように形成されると共に、該液通孔13を塞ぐ縦断面略L字形の開閉キャップ14が蓋板部12の上面に回動可能に設けられている。液通孔13の前端は周壁15の内周面15Bの前側に配置され、後端は蓋板部12の中心よりやや前側か、ほぼ中心に配置されており、また左右両縁は内周面15Bに沿うように配置されて、この液通孔13は平面視がほぼ楕円形に形成されており、この液通孔13の開口面積は、蓋板部12の表面積の20〜50%程度、好ましくは略1/3相当の大きめな開口に形成されている。
開閉キャップ14は、平面視が半円状であって、その前側縁14Dは蓋板部12の内周面15Bに沿って円弧状に形成され、後側縁14Cは円曲線上の弧の両端をむすぶ線分のように左右方向に向けた直線状に形成されている。そして、開閉キャップ14の外周面14Aにおける後側縁14C寄りの左右に、回転軸17が左右方向にそれぞれ突設しており、この回転軸17は蓋板部12の左右にそれぞれ設けた軸受け18に回動自在に接続している。軸受け18は周壁15の内周面15Bの上下方向の中間部に軸芯18Aを左右方向に向けた孔19によって形成されており、この孔19に回転軸17が挿入することで、開閉キャップ14が起伏可能に回動できるようになっている。
そして、回転軸17、軸受け18の近傍には開閉キャップ14を全閉・全開のいずれかの状態に選択的に保持するストッパー機構20が設けられている。
次に前記ストッパー機構20について詳述する。尚、位置関係については開閉キャップ14が全閉状態の場合に基づいて説明する。周壁15の内周面15Bにおける軸受け18の前側に係止受け部21を内側に向けて突設しており、この係止受け部21の内側への突出長さAは0.1〜1mm程度であって、蓋板部12の上面の僅か上方に配置されており、この蓋板部12の上面から係止受け部21までの高さBは蓋板部12の厚みCより小さく形成されている。一方、開閉キャップ14における回転軸17の近傍に、係止受け部21に選択的に係止する全閉用の係止部22及び全開用の係止部23を設ける。全閉用の係止部22は、開閉キャップ14が全閉状態にあるとき、開閉キャップ14の外周面14Aにおける回転軸17の前側に設けられた全閉用の段部22Aによって形成されている。この全閉用の段部22Aは上部が凹部22Bであり、下部が凸部22Cであり、これら凹部22Bと凸部22Cの境界によって段部22Aが形成されている。全開用の係止部23は回転軸17の後側に設けられた全開用の段部23Aによって形成されている。この全開用の段部23Aは上部が凹部23Bであり、下部が凸部23Cであり、これらの境界によって段部23Aが形成されている。そして、全閉用の凸部22Cから全開用の凸部23Cまでの間は、回転軸17の下側をまわりこむように中間凸部24Cによって接続している。尚、係止受け部21、全閉用の係止部22及び全開用の係止部23は、合成樹脂によって形成されており、弾性を有するものであって、全閉用の係止部22及び全開用の係止部23が、弾力に抗して係止受け部21を乗り越えることができるようになっている。
さらに、開閉キャップ14の上面の前側には開閉操作部25を設ける。この開閉操作部25は、上面より周壁15の内周面15Bに沿って立ち上がる縦向き部25Aと、この縦向き部25Aの上端側から周壁15の上端を乗り越えるように外側に突設する横向き部25Bを備えており、この横向き部25Bの先端に指を掛けて開閉キャップ14を、回転軸17を回転中心として開閉回動するようになっている。そして、横向き部25Bの下面に周壁15の外周面15Aを覆う飲み口の保護突起26を下向きに設ける。この保護突起26はその上端を横向き部25Bの先端よりやや内側に配置して、横向き部25Bの先端に指掛けが良好に行われるようにしている。そして保護突起26の上下方向長さDは、周壁15の上端と横向き部9との上下方向の高さEよりも大きく形成されている。
尚、前記蓋板部12は上下2枚の蓋上板部27と蓋下板部28を重ね合わせて一体化したものであり、そして、蓋上板部27が周壁15と一体に形成されている。蓋上板部27と蓋下板部28の前部には液通孔上部13Aと液通孔下部13Bとが連通するように形成されている。そして、蓋上板部27の左右と蓋下板部28の左右との間に前記軸受け18を形成する孔19が形成されている。すなわち、蓋上板部27の外縁の左右に上向きに切り欠いた上向き凹部19Bが形成され、蓋下板部28の外縁の左右に下向きに切り欠いた下向き凹部19Aが形成されて、蓋上板部27と蓋下板部28を重ね合わせることで、下向き凹部19Aと上向き凹部19Bとが対向することにより、これら下向き凹部19Aと上向き凹部19Bの間に前記孔19が形成される。尚、これらの組み立てにあっては、上向き凹部19Bに回転軸17を配置し、そして蓋下板部28を蓋上板部27の下方から嵌合させることで、下向き凹部19Aを回転軸17の下側から押し当てて、孔19に回転軸17を回転自在に設けるものである。尚、下向き凹部19Aが周壁15の内側に溝29を介して設けられており、そして、蓋下板部28の外周面Aが蓋上板部27の内周面Bの下部に嵌合すると共に、溝29に上向き凹部19Bが挿入することで蓋下板部28が蓋上板部27に位置決めされて孔19が正確に形成されるようになっている。
開閉キャップ14の全開位置において、補助的に係止し係止クリック感を与える補助係止部30及び補助係止受け部31を、開閉キャップ14及び周壁15(飲み口と対抗する側)にそれぞれ設ける。
このように構成することにより、開閉キャップ14を閉じた状態では、開閉キャップ14の下面が液通孔13を閉塞されている。そして、開閉キャップ14を起立するように開く。したがって、この開閉キャップ14の全閉状態では係止受け部21が凹部22Bに対向して全閉用の段部22Aが係止受け部21に係止した状態となって、開閉キャップ14の全閉用状態が維持される。そして、開閉キャップ14の全閉から全開になる回動に伴って係止受け部21に対向していた凹部22Bから全閉用の段部22Aが対向すると、この全閉用の段部22Aが係止受け部21を乗り越えるように僅かに弾性変形し、さらに回動に伴って係止受け部21から開閉キャップ14が抜け出るようになっている。この際、中間凸部24Cが係止受け部21に圧接状態となって摺動する。したがって、この中間凸部24Cが係止受け部21に圧接することで、例えば開閉キャップ14を斜め上向きにした状態で手を離しても開閉キャップ14は斜め上向きに保持されている。さらに、全開状態とするため開閉キャップ14を回動すると、係止受け部21に対向して乗り越えるようになっていた全開用の凸部23Cから係止受け部21が全開用の凹部23Bに落とし込まれると、係止受け部21に全開用の段部23Aが係止されることとなり、開閉キャップ14は斜め後方に向いた全開状態に保持される。また、この開閉キャップ14の開き作動によって、保護突起26が上昇して周壁15の前側をあらわすようになる。この際、係止補助係止部30が補助係止受け部31に補助的に係止してクリック感を与えるようになっている。
そして、液通孔13側の周壁15に口Mをつけて容器本体1を傾ければ、液通孔13から容器本体1内の飲料水を飲むことができる。また、液通孔13にストローを差込んで飲むこともできる。さらに、飲み終わって容器本体1を直立させれば、蓋板部12上の飲料水は、蓋板部12が傾斜しており、かつ、蓋板部12の低い側に液通孔13が形成されているので、液通孔13から容器本体1内に落下する。従って、蓋体2を容器本体1から取外すことなく容器本体1内の飲料水を飲むことができる。
このような開閉キャップ14の開閉操作において操作モーメントは、回転軸17の中心から開閉操作部25の先端までの距離Fに指の力をかけたものとなる。一方、開閉キャップ14の全閉に伴う係止状態を解除するに必要な回転モーメントは、回転軸17の中心と全閉用の係止部22との距離Gに、全閉用の係止部22と係止受け部21との乗り越えによる弾性変形による抵抗力をかけた値、開閉キャップ14の全開に伴う係止状態を解除するに必要な回転モーメントは、回転軸17の中心と全開用の係止部23との距離Hに、全開用の係止部23と係止受け部21との摩擦力をかけた値となる。そして、回転軸17の中心から開閉操作部25の先端までの距離Fは、回転軸17の中心と全閉用の係止部22との距離G、回転軸17の中心と全開用の係止部23との距離Hのいずれの数値よりも大幅に大きく形成されている(F>G、F>H)。
一方、全開から全閉に開閉キャップ14が回動するときは、開閉キャップ14は逆方向に回動すると共に、保護突起26が周壁15の前側を覆うこととなる。
また、開閉キャップ14が閉じた状態で、液通孔13が把手8に向いていると、図6に示すように保護突起26の下端が上横向き部9の上面に当接し、この結果開閉操作部25の先端側が上方に押し上げられて開閉操作部25が周壁15の上端より浮き上がって、飲み口が把手8に向いていることを視覚によって示唆し、蓋体2の向きを換えるように示唆するようになっている。
以上のように、前記実施例では軸受け18の近傍に係止受け部21を設けると共に、回転軸17の近傍に該係止受け部21を乗り越えて係止する全閉用の係止部22を設けたことによって、開閉キャップ14の全閉に伴う係止及び係止解除に必要な回転モーメントにおける腕の長さを、操作モーメントにおける腕の長さに比較して大幅に小さくすることができるので、開閉操作部25においては僅かな操作荷重抵抗で済むようにして、軽快な閉操作が可能となる。
また、前記開閉キャップ14の左右に回転軸17を突設し、この回転軸17の軸受け18を蓋板部12に設け、軸受け18の近傍に係止受け部21を設けると共に、回転軸17の近傍に該係止受け部21を乗り越えて係止する全開用の係止部23を設けたことによって、開閉キャップ14の全開に伴う係止及び係止解除に必要な回転モーメントにおける腕の長さを、操作モーメントにおける腕の長さに比較して大幅に小さくすることができるので、開閉操作部25においては僅かな操作荷重抵抗で済むようにして、軽快な開操作が可能となる。
さらに前記蓋板部12の左右に回転軸17を突設し、この回転軸17の軸受け18を前記蓋板部12に設け、前記軸受け18の近傍に係止受け部21を設けると共に、回転軸17の近傍に該係止受け部21に選択的に乗り越えて係止する全閉用の係止部22及び全開用の係止部23を設けたことによって、開閉両操作時の開閉操作部25においては僅かな操作荷重抵抗で済むようにして、軽快な開閉操作が可能となる。
また、前記蓋板部12に軸受け18を設けると共に、該軸受け18の近傍に係止受け部21を設け、開閉キャップ14に回転軸17を設けると共に、該回転軸17の近傍に係止部を設けることによって、周壁15の内周面15B、開閉キャップ14の外周面14Aを利用することで、回転軸17、軸受け18の構造を簡便にすることができる。
さらに、前記軸受け18を上下に2分割するように前記蓋板部12を蓋上板部27と蓋下板部28により形成すると共に、前記回転軸17を上下で挟んで前記蓋上板部27と蓋下板部28とを一体化することによって、上下に2分割された軸受け18で回転軸17を挟んで回動自在に組み立てることができる。
また、前記開閉キャップ14の上面に開閉操作部25を設け、この開閉操作部25は前記回転軸17と離間するように前側に設けられると共に、この開閉操作部25には前記周壁15の外周を被覆可能な飲み口保護突起26が設けられることにより、開閉キャップ14が全閉状態の際には、周壁15の前側、すなわち飲み口側を覆っていることとなり、開閉キャップ14を開閉操作する際や蓋を開閉操作する際に飲み口部を手で触れて不衛生になってしまうというおそれをなくすことができる。
しかも、容器本体1に把手8が設けられ、飲み口保護突起26の突出長さDは、周壁15の上端から把手8の上部までの高さEよりも大きく形成されていることによって、飲み口、すなわち液通孔13が把手8に向いているときには、保護突起26が上横向き部9に乗り上げて定位置より浮き上がり、飲み口が把手8に向いていることを知らしめる。この結果、人は蓋体2を回動して液通孔13、ひいては飲み口が把手8とは異なる方向に向けて、前記浮き上がりをなくすようにして使用する。
さらに、前記蓋板部12の一側は他側より低くなるように傾斜していることにより、飲み終わって飲料用容器を直立させれば、蓋板部12上の飲料水は、液通孔13から容器本体1内に落下することができる。
しかも、係止受け部21、全閉用の係止部22、全開用の係止部23は合成樹脂による弾性材によって形成されるので、 係止受け部21と全閉用の係止部22、全開用の係止部23との係止を弾性、弾性復元力を利用して確実に係止できるようになる。
以上のように本発明に係る蓋付き飲料用容器は、各種の用途に適用できる。
本発明の実施例1を示す開閉キャップを閉じた状態の断面図である。 本発明の実施例1を示す開閉キャップを開いた状態の断面図である。 本発明の実施例1を示す開閉キャップを閉じた状態の分解斜視図である。 本発明の実施例1を示す開閉キャップを開いた状態の分解斜視図である。 本発明の実施例1を示す蓋体の分解斜視図である。 本発明の実施例1を示す正面図である。
1 容器本体
2 蓋体
3 上部開口
8 把手
12 蓋板部
13 液通孔
14 開閉キャップ
15 周壁
17 回転軸
18 軸受け部
21 係止受け部
22 全閉用の係止部
23 全開用の係止部
25 開閉操作部
26 飲み口保護突起
D 突出長さ
E 高さ

Claims (3)

  1. 上部開口を有する容器本体と、前記上部開口を着脱自在に覆うと共に周壁を立設した板部とを備え、前記蓋板部は前記上部開口に着脱自在に取り付けられ該上部開口を覆うと共に前側の前記周壁寄りに液通孔を形成し、左右に設けた回転軸を介して前記蓋板部の上面に前後方向に回動可能に設けられ前記液通孔を塞ぐ開閉キャップを備えた蓋付き飲料用容器において、前記開閉キャップの左右に回転軸を突設し、この回転軸の軸受け部を前記蓋板部に設け、前記回転軸又は前記軸受け部の一方の近傍に係止受け部を設けると共に、他方の近傍に該係止受け部を係止する全閉用或いは/及び全開用の係止部を設け、前記開閉キャップの上面に操作部を設け、この操作部は前記回転軸と離間する側に設けられると共に、この操作部には前記周壁の外周を被覆可能な飲み口保護突起が設けられることを特徴とする蓋付き飲料用容器。
  2. 前記容器本体の外周面に把手が設けられ、前記飲み口保護突起の突出長さは、前記周壁の上端から前記把手の上部までの高さよりも大きく形成されていることを特徴とする請求項1記載の蓋付き飲料用容器。
  3. 前記蓋板部の前側は後側より低くなるように傾斜していることを特徴とする請求項1又は2記載の蓋付き飲料用容器。
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