JP6978773B2 - 包装関連装置、代替操作パネル及び包装関連装置システム - Google Patents

包装関連装置、代替操作パネル及び包装関連装置システム Download PDF

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本発明は、ピロー包装機、ラッピング包装機、上包み包装機、箱詰め装置等の包装関連装置、代替操作パネル及び包装関連装置システムに関するものである。
包装関連装置には、筒状に成形された包材の中に被包装品を順次充填し、シールや切断等を施して包装体を製造するピロー包装機、被包装品を裁断された包装材で包むようにして包装するラッピング包装機、包装材料で1個または複数個の被包装品をおおう上包み包装機、製品を箱詰め等する箱詰め装置等があり、ピロー包装機には、包材を上下方向(縦方向)に送って被包装品を充填する縦ピロー包装機と、包材を左右方向(横方向)に送って被包装品を充填する横ピロー包装機等があり、同じ種類の包装機(例えば、縦ピロー包装機)であっても生産速度、被包装品のサイズ等に対応して構造等が異なっており、多くの機種の包装関連装置が存在する。
このような多機種の包装関連装置には、装置本体を制御するための制御装置が設けられ、制御装置にパラメータ等を与えたり、制御装置から情報を受け取って処理するコンピュータを搭載した操作パネルが設置され、操作パネルを操作して、包装関連装置の製造条件等の各種条件の入力・設定、情報の処理等が行われる。
そして、包装関連装置の各種条件の入力・設定における項目や情報の処理内容等は、機種が異なるごとに異なっていることから、操作パネルのコンピュータには、機種に対応した専用のプログラム(ソフトウエア)が組み込まれている。
この場合、包装品の多種多様化、高機能化等に伴って、包装関連装置の操作パネルの操作等も複雑となり、操作パネルに搭載されるコンピュータに組み込まれる専用のプログラムも複雑かつ膨大となり、操作パネルの操作にも熟練を要することから、操作パネルの操作において、各種条件の入力・設定等やトラブル(例えば、操作パネルの故障や動作不良)が生じた場合の対応等に時間がかかり、生産を阻害するといった問題が生じている。
このような生産阻害等を軽減するために、特許文献1(特開2015−137111号公報)には、通信回線で接続された同一種の複数の包装機の夫々に配設される操作装置であって、包装機の運転操作条件を、操作画面のタッチ操作により変更設定し得るタッチパネルと、前記通信回線を介して接続された同一種の他の包装機の中から、接続先として任意の包装機を選択し得る通信制御部と、該通信制御部で選択して接続した接続先の包装機のタッチパネルに表示される操作画面と同じ画像を、接続元の包装機のタッチパネルにおいて操作画面の全画面エリアより小さい接続先操作画面表示エリアに表示する表示制御部とを備え、接続元の操作画面における前記接続先操作画面表示エリアに表示された接続先の操作画面をタッチ操作することで、接続先の包装機)の運転開始および終了を含む動作の開始および終了に係る操作を除いて、接続先の包装機をリモート操作可能に構成した包装機の操作装置が開示されている。
しかしながら、特許文献1の操作装置では、接続元の包装機の操作装置(タッチパネル)から接続先の包装機をリモート操作するものであって、操作装置と操作対象となる包装機が離れており、操作者が包装機の動作等を目で確認しながら操作装置を操作することはできない。
特に、ある包装関連装置の操作パネルが故障した場合、代替の操作パネルが必要となるが、特許文献1の操作装置では、操作パネルが故障した包装関連装置の生産開始時の各種条件の設定は、操作者が包装関連装置の動作や包装品の出来栄え等を目で確認しながら行う必要があり、特許文献1の操作装置は、代替の操作パネルとして機能しない。
次に、包装関連装置の操作パネルは、一般的に包装関連装置本体のフレーム等に固定されていることから、操作上不便であるといった問題点も生じており、これを解消するための提案もなされている。
例えば、特許文献2(実開平5−10304号公報)には、炊事場からでる厨芥を水切りしながらゴミ袋などに直接投棄することができる厨芥処理装置であって、操作部を前パネルと着脱自在に構成し、流し台の任意の位置に取り付けられるようにした厨芥処理装置が開示されている。
また、特許文献3(特開平7−291223号公報)には、食品等の被包装物を合成樹脂製フィルム等からなる包装用袋内に収容して、真空包装するための真空包装装置であって、真空包装装置の操作を行うための操作部を有するコントロールボックスを、真空包装装置本体の側部に、上下に移動可能かつ水平方向に回動可能となるよう、取付手段により取り付けた真空包装装置が開示されている。
しかしながら、特許文献2の厨芥処理装置では、厨芥処理装置自体の操作部を任意の位置に取り付けられるようにしたものであって、ある厨芥処理装置の操作部は、他の厨芥処理装置を操作することができず、故障した操作部の代替となるものではない。
特許文献3の真空包装装置においても、コントロールボックスを移動かつ回動可能にしたにすぎず、ある真空包装装置のコントロールボックスは、他の真空包装装置を操作することができず、故障したコントロールボックスの代替となるものではない。
特開2015−137111号公報 実開平5−10304号公報 特開平7−291223号公報
本発明が解決しようとする課題は、機種に対応した専用のプログラムが組み込まれたコンピュータを搭載した操作パネルを備えた機種の異なる包装関連装置が複数ある場合において、一の機種の包装関連装置の操作パネルが故障しても、他の機種の包装関連装置の操作パネルを使用して、一の機種の包装関連装置の動作等を操作者が目で確認しながら操作でき、直ちに当該一の機種の包装関連装置による生産を継続できるようにすることである。
請求項1の発明は、包装関連装置本体と、該包装関連装置本体を制御する演算制御部を有する包装関連装置制御部と、前記包装関連装置本体に取外し可能に取り付けられた第1の操作パネルを備えた包装関連装置であって、前記第1の操作パネルは、前記包装関連装置本体を操作するための第1の専用プログラムが組み込まれた第1のコンピュータを搭載し、前記包装関連装置本体は、該包装関連装置本体とは異なる機種の他の包装関連装置本体に取外し可能に取り付けられた第2の操作パネルを取り付ける取付け手段を備え、前記第2の操作パネルは、前記他の包装関連装置本体を操作するためのプログラムであって前記第1の専用プログラムと異なる第2の専用プログラムが組み込まれた第2のコンピュータを搭載し、前記包装関連装置制御部は、前記包装関連装置本体を操作するための操作プログラムを記憶するプログラム記憶手段と、前記取付け手段により前記包装関連装置本体に前記第2の操作パネルが取り付けられたときに、前記第2の操作パネルと通信する通信手段を備え、前記第2のコンピュータは、前記包装関連装置制御部と前記第2の操作パネルが前記通信手段により接続されたときに、前記プログラム記憶手段に記憶された前記操作プログラムをダウンロードするダウンロード手段を備え、前記第2の操作パネルは、前記ダウンロード手段がダウンロードした前記操作プログラムを前記第2のコンピュータに組み込み、前記第1の操作パネルの代替として機能する包装関連装置を提供して、上記課題を解決するものである。
請求項2の発明は、前記第1の専用プログラムは、OSと第1のアプリケーションプログラムから構成され、前記第2の専用プログラムは、前記OSと同一種類のOSと、前記第1のアプリケーションプログラムとは異なる第2のアプリケーションプログラムから構成され、前記操作プログラムは、前記第1のアプリケーションプログラムと同一のアプリケーションプログラムである包装関連装置を提供して、上記課題を解決するものである。
請求項3の発明は、第1の包装関連装置本体と、該第1の包装関連装置本体を制御する演算制御部を有する包装関連装置制御部を備えた第1の包装関連装置の前記第1の包装関連装置本体を操作するための代替操作パネルであって、前記第1の包装関連装置は、前記第1の包装関連装置本体に取外し可能に取り付けられた第1の操作パネルを備え、前記第1の操作パネルは、前記第1の包装関連装置本体を操作するための第1の専用プログラムが組み込まれた第1のコンピュータを搭載し、前記第1の包装関連装置制御部は、前記第1の包装関連装置本体を操作するための操作プログラムを記憶するプログラム記憶手段と、前記第1の包装関連装置本体に前記代替操作パネルが取り付けられたときに、前記代替操作パネルと通信する通信手段を備え、前記代替操作パネルは、前記第1の包装関連装置本体とは機種の異なる第2の包装関連装置本体に取外し可能に取り付けられ、前記第2の包装関連装置本体を操作するためのプログラムであって前記第1の専用プログラムと異なる第2の専用プログラムが組み込まれた第2のコンピュータを搭載し、前記第2コンピュータは、前記第1の包装関連装置制御部と前記代替操作パネルが前記通信手段により接続されたときに、前記プログラム記憶手段に記憶された前記操作プログラムをダウンロードするダウンロード手段を備え、前記代替操作パネルは、前記ダウンロード手段がダウンロードした前記操作プログラムを前記第2のコンピュータに組み込み、前記第1の操作パネルの代替として機能する代替操作パネルを提供して、上記課題を解決するものである。
請求項4の発明は、前記第1の専用プログラムは、OSと第1のアプリケーションプログラムから構成され、前記第2の専用プログラムは、前記OSと同一種類のOSと、前記第1のアプリケーションプログラムとは異なるアプリケーションプログラムから構成され、前記操作プログラムは、前記第1のアプリケーションプログラムと同一のアプリケーションプログラムである代替操作パネルを提供して、上記課題を解決するものである。
請求項5の発明は、第1の包装関連装置本体と、該第1の包装関連装置本体を制御する第1の演算制御部を有する第1の包装関連装置制御部と、前記第1の包装関連装置本体に取外し可能に取り付けられた第1の操作パネルを備えた第1の包装関連装置と、前記第1の包装関連装置本体とは機種の異なる第2の包装関連装置本体と、該第2の包装関連装置本体を制御する第2の演算制御部を有する第2の包装関連装置制御部と、前記第2の包装関連装置本体に取外し可能に取り付けられた第2の操作パネルを備えた第2の包装関連装置とを備えた包装関連装置システムであって、前記第1の操作パネルは、前記第1の包装関連装置本体を操作するための第1の専用プログラムが組み込まれた第1のコンピュータを搭載し、前記第2の操作パネルは、前記第2の包装関連装置本体を操作するためのプログラムであって前記第1の専用プログラムと異なる第2の専用プログラムが組み込まれた第2のコンピュータを搭載し、前記第1の包装関連装置本体は、前記第2の操作パネルを取り付ける第1の取付け手段を備え、前記第1の包装関連装置制御部は、前記第1の包装関連装置本体を操作するための第1の操作プログラムを記憶する第1のプログラム記憶手段と、前記第1の取付け手段により前記第1の包装関連装置本体に前記第2の操作パネルが取り付けられたときに、前記第2の操作パネルと通信する第1の通信手段を備え、前記第2のコンピュータは、前記第1の包装関連装置制御部と前記第2の操作パネルが前記第1の通信手段により接続されたときに、前記第1のプログラム記憶手段に記憶された前記第1の操作プログラムをダウンロードする第1のダウンロード手段を備え、前記第2の操作パネルは、前記第1のダウンロード手段がダウンロードした前記第1の操作プログラムを前記第2のコンピュータに組み込み、前記第1の操作パネルの代替として機能する
包装関連装置システムを提供して、上記課題を解決するものである。
請求項6の発明は、前記第1の専用プログラムは、OSと第1のアプリケーションプログラムから構成され、前記第2の専用プログラムは、前記OSと同一種類のOSと、前記第1のアプリケーションプログラムとは異なる第2のアプリケーションプログラムから構成され、前記第1の操作プログラムは、前記第1のアプリケーションプログラムと同一のアプリケーションプログラムである包装関連装置システムを提供して、上記課題を解決するものである。
請求項7の発明は、前記第2の包装関連装置本体は、前記第1の操作パネルを取り付ける第2の取付け手段を備え、前記第2の包装関連装置制御部は、前記第2の包装関連装置本体を操作するための第2の操作プログラムを記憶する第2のプログラム記憶手段と、前記第2の取付け手段により前記第2の包装関連装置本体に前記第1の操作パネルが取り付けられたときに、前記第1の操作パネルと通信する第2の通信手段を備え、前記第1のコンピュータは、前記第2の包装関連装置制御部と前記第1の操作パネルが前記第2の通信手段により接続されたときに、前記第2のプログラム記憶手段に記憶された前記第2の操作プログラムをダウンロードする第2のダウンロード手段を備え、前記第1の操作パネルは、前記第2のダウンロード手段がダウンロードした前記第2の操作プログラムを前記第1のコンピュータに組み込み、前記第2の操作パネルの代替として機能する包装関連装置システムを提供して、上記課題を解決するものである。
請求項8の発明は、前記第2の操作プログラムは、前記第2のアプリケーションプログラムと同一のアプリケーションプログラムである包装関連装置システムを提供して、上記課題を解決するものである。
請求項1に記載の発明の包装関連装置においては、包装関連装置の第1の操作パネルが故障しても、該包装関連装置とは異なる機種の他の包装関連装置の第2の操作パネルを使用して、当該包装関連装置の動作等を操作者が目で確認しながら操作でき、直ちに当該包装関連装置による生産を継続できるという効果を奏する。
請求項2に記載の発明の包装関連装置は、請求項1に記載の発明と同様の効果を奏する。
請求項3に記載の発明の代替操作パネルにおいては、第1の包装関連装置の第1の操作パネルが故障しても、第1の包装関連装置とは異なる機種の第2の包装関連装置に取り付けられた代替操作パネルを使用して、第1の包装関連装置の動作等を操作者が目で確認しながら操作でき、直ちに第1の包装関連装置による生産を継続できるという効果を奏する。
請求項4に記載の発明の代替操作パネルは、請求項3に記載の発明と同様の効果を奏する。
請求項5に記載の発明の包装関連装置システムにおいては、第1の包装関連装置の第1の操作パネルが故障しても、第1の包装関連装置とは異なる機種の第2の包装関連装置の第2の操作パネルを使用して、第1の包装関連装置の動作等を操作者が目で確認しながら操作でき、直ちに第1の包装関連装置による生産を継続できるという効果を奏する。
請求項6に記載の発明の包装関連装置システムは、請求項5に記載の発明と同様の効果を奏する。
請求項7に記載の発明の包装関連装置システムにおいては、第2の包装関連装置の第2の操作パネルが故障しても、第1の包装関連装置の第1の操作パネルを使用して、第2の包装関連装置の動作等を操作者が目で確認しながら操作でき、直ちに第2の包装関連装置による生産を継続できるという効果を奏する。
請求項8に記載の発明の包装関連装置システムは、請求項7に記載の発明と同様の効果を奏する。
縦ピロー包装機と横ピロー包装機の構成を示すブロック図である。 縦ピロー包装機本体10の概略構成を表した斜視図である。 縦ピロー包装機制御部30の演算制御部31と記憶部32の構成を示すブロック図である。 製品パラメータテーブル32aの構成を説明する説明図である。 生産情報テーブル32bの構成を説明する説明図である。 入力表示部22に表示される基本画面(トップ画面)の構成の例を示した画面構成図である。 入力表示部22に表示される製品切換画面の構成の例を示した画面構成図である。 入力表示部22に表示されるヒータの温度設定変更画面の構成の例を示した画面構成図である。 入力表示部22に表示される目次画面の構成の例を示した画面構成図である。 横ピロー包装機本体40の概略構成を表した正面図、平面図である。 横ピロー包装機制御部60の演算制御部61と記憶部62の構成を示すブロック図である。 製品パラメータテーブル62aの構成を説明する説明図である。 生産情報テーブル62bの構成を説明する説明図である。 入力表示部52に表示される基本画面(トップ画面)の構成の例を示した画面構成図である。 入力表示部52に表示される製品切換画面の構成の例を示した画面構成図である。 入力表示部52に表示されるヒータの温度設定変更画面の構成の例を示した画面構成図である。 入力表示部52に表示される目次画面の構成の例を示した画面構成図である。 操作パネルを取り付けるためのクレードルの斜視図である。 操作パネル20、50をクレードル70に取り付ける前と取り付けた後の状態を示した斜視図である。
[包装関連装置及び包装関連装置システムの構成]
本発明の包装関連装置(第1の包装関連装置)が縦ピロー包装機であり、他の包装関連装置(第2の包装関連装置)が横ピロー包装機ある場合の構成について説明する。
図1は、縦ピロー包装機と横ピロー包装機の構成を示すブロック図である。
図1において、1は本発明における包装関連装置または第1の包装関連装置となる縦ピロー包装機、2は本発明における他の包装関連装置または第2の包装関連装置となる横ピロー包装機、10は本発明における包装関連装置本体または第1の包装関連装置本体となる縦ピロー包装機本体、20は操作パネル、21はコンピュータ、21aはダウンロード部、21bは演算処理部、22は入力表示部、23は送受信部、30は本発明における第1の包装関連装置制御部となる縦ピロー包装機制御部、31は演算制御部、32は記憶部、40は本発明における他の包装関連装置本体または第2の包装関連装置本体となる横ピロー包装機本体、50は操作パネル、51はコンピュータ、51aはダウンロード部、51bは演算処理部、52は入力表示部、53は送受信部、60は本発明における第2の包装関連装置制御部となる横ピロー包装機制御部、61は演算制御部、62は記憶部、L1、L2は通信回線である。
[縦ピロー包装機1]
縦ピロー包装機1は、縦ピロー包装機本体10、操作パネル20(本発明における第1の操作パネル)及び縦ピロー包装機制御部30から構成されている。
以下、縦ピロー包装機1を構成する各部について説明する。
[縦ピロー包装機本体10]
図2は、縦ピロー包装機本体10の概略構成を表した斜視図である。
図において、11は包材(包装材料)供給部、12は張力調整部、12aは搖動機構、13は印字部、13aは印字装置、14は被包装品供給部、14aはホッパー、14bは充填筒、15は製筒部、15aは製筒器(フォーマ)、15bは押さえ部材、16は包材送り部、16aはプーリー、16bは送りベルト、17は縦シール部、17a、17bは縦シールブロック、18は横シール・切断部、18a、18bは横シールブロック、19は包装体排出部、19aはベルトコンベア、F1は包材(フィルム)、g1はガイドローラー、M1は巻取り包材、P1は包装体、tsは縦シール部分、ysは横シール部分である。
図2に示すように、縦ピロー包装機本体10は、包材(包装材料)供給部11、張力調整部12、印字部13、被包装品供給部14、製筒部15、包材送り部16、縦シール部17、横シール・切断部18、包装体排出部19等から構成される。
包材供給部11は、巻取り包材M1を繰り出す巻取り包材供給装置(図示せず)等を備え、巻取り包材M1から包材F1を繰り出す。
張力調整部12は、複数のローラーやフレーム等を搖動する搖動機構12a等を備え、包材供給部11から繰り出される包材F1に急激な張力がかからないようにその張力を調整する。
印字部13は、印字装置13a等を備え、包材F1に日付印字等を行う。
被包装品供給部14は、上部がホッパー14aとなっている充填筒14b、被包装品投入装置(図示せず)等を備え、被包装品投入装置より投入されるスナック菓子等の被包装品をホッパー14aで受けて充填筒14bに充填する。
製筒部15は、製筒器15a、押さえ部材15b等を備え、包材供給部11より繰り出されて印字部13で印字された包材F1を、製筒器15aで筒状に成形して押さえ部材15bにより充填筒14b外周面に押し付ける。
包材送り部16は、プーリー16a、送りベルト16b、モータ(図示せず)等を備えた一対の包材送り機構を充填筒14bの両側に配置し、充填筒14bの外周面を包んでいる包材F1を、一定の長さだけ下方に送る。
縦シール部17は、縦シールブロック17a、17b、ヒータ(図示せず)等を備え、充填筒14bの外周面包んで重ね合わされた包材F1の両端部分に縦シールを施して縦シール部分tsを形成する。
横シール・切断部18は、横シールブロック18a、18b、ヒータ(図示せず)、切断装置(図示せず)等を備え、被包装品が充填された縦シール済包材に対して横シールを施して横シール部分ysを形成し、横シール部分ysの中央部を切断して、被包装品が袋詰めされた包装体P1を生成する。
包装体排出部19は、ベルトコンベア19a等を備え、包装体P1をベルトコンベア19aにより排出する。
[操作パネル20]
操作パネル20は、コンピュータ21(本発明における第1のコンピュータ)、入力表示部22及び送受信部23を備え、コンピュータ21は、ダウンロード部21aと演算処理部21bを備えている。
ダウンロード部21aは、操作パネル20が、他の包装関連装置本体(第2の包装関連装置である横ピロー包装機本体40に取り付けられたとき、横ピロー包装機制御部60の記憶部62に記憶された第2の操作プログラム(後述する)をダンウロードする機能を有し、ダウンロードした第2の操作プログラムは、演算処理部21bに組み込まれる(インストールされる)。
これにより、操作パネル20を使用して横ピロー包装機本体40を操作することができるようになる。
演算処理部21bには、予め縦ピロー包装機本体10を操作するための専用プログラム(本発明の第1の専用プログラム)PR1が組み込まれている。
専用プログラムPR1は、本発明の第1の専用プログラムとなるもので、ウィンドウズ(登録商標)OS等のOSと、このOSの基で動作するアプリケーションプログラムPR1a(本発明の第1のアプリケーションプログラム)から構成されている。
入力表示部22は、タッチパネル式の表示画面を有し、縦ピロー包装機本体10を操作するために専用プログラムPR1によって作成された各種画面を表示する機能を有する。
送受信部23は、コンピュータ21から送られてくる各種データを通信回線L1を介して縦ピロー包装機制御部30に送信し、縦ピロー包装機制御部30から通信回線L1を介して送信される各種データを受信してコンピュータ21に送る機能を有する。
[縦ピロー包装機制御部30]
縦ピロー包装機制御部30は、演算制御部31(本発明における第1の演算制御部)と記憶部32を備え、操作パネル20と演算制御部31は通信回線L1により接続されている。
図3は、縦ピロー包装機制御部30の演算制御部31と記憶部32の構成を示すブロック図であり、図において、31aは動作制御部、31bは測定情報管理部、31cは生産情報管理部、31dは送受信部、32aは製品パラメータテーブル、32bは生産情報テーブル、S1は操作プログラムである。
[演算制御部31]
演算制御部31は、動作制御部31a、測定情報管理部31b、生産情報管理部31c、送受信部31dを備えている。
動作制御部31aは、操作パネル20で設定された製品について、記憶部32の製品パラメータテーブル32aに登録されたパラメータ、または、送受信部31dから送られてくるパラメータに基づいて、縦ピロー包装機本体10の駆動機器や調整機器、例えば、包材送り部16のモータ、縦シール部17や横シール・切断部18の各種ヒータの動作を制御する。
測定情報管理部31bは、縦ピロー包装機本体10に設けられた測定機器、例えば、縦シール部17や横シール・切断部18の各種ヒータの温度を測定する温度センサーが測定した情報を取得し、送受信部31dに送る。
生産情報管理部31cは、縦ピロー包装機本体10から、生産された包装体P1に関する情報、例えば、出来高(包装体P1の生産数量)、空袋の数量、運転時間等を取得し、送受信部31dに送ると共に記憶部32の生産情報テーブル32bに登録する。
[記憶部32]
記憶部32は、本発明のプログラム記憶手段(第1のプログラム記憶手段)となるもので、操作プログラムSP1を記憶し、さらに、製品パラメータテーブル32a、生産情報テーブル32bを記憶している。
操作プログラムSP1は、専用プログラムPR1のOSと同一種類のOSの基でアプリケーションプログラムPR1aと同一の機能を果たすアプリケーションプログラであり、本実施形態では、アプリケーションプログラムPR1aと同一のアプリケーションプログラム、すなわち、アプリケーションプログラムPR1aそのものである。
この操作プログラムSP1は、操作パネル20が故障して使用できなくなった場合等に、横ピロー包装機2の操作パネル50を操作パネル20の代替操作パネルとして使用できるようにするためのプログラムである。
すなわち、操作パネル50が、操作パネル20の代替操作パネルとして、縦ピロー包装機本体10に取り付けられ、操作パネル50と演算制御部31が通信回線L1に接続されたとき、コンピュータ50のダンロード部51が、記憶部32に記憶された操作プログラムSP1を通信回線L1を介してダウンロードし、ダウンロードされた操作プログラムSP1は、演算制御部51bに組み込まれる。
演算制御部51bには、後述するように専用プログラムPR1のOSと同一種類のOSが組み込まれており、 演算制御部51bに操作プログラムSP1が組み込まれると、専用プログラムPR1が組み込まれたのと同じ状態となり、操作パネル50を使用して、操作パネル20と同じ操作を行うことができる。
次に、記憶部32に記憶された製品パラメータテーブル32a、生産情報テーブル32bについて説明する。
図4は、製品パラメータテーブル32aの構成を説明する説明図である。
製品パラメータテーブル32aには、No.(登録番号)、製品名、生産能力、袋長さ、折り径、ヒータ温度(縦、縦予熱、横前、横後)等が登録されている。但し、「No.(登録番号)」、「製品名」、「生産能力」、「袋長さ」、「折り径」、「ヒータ温度(縦、縦予熱、横前、横後)」といった項目名自体は登録されておらず、登録されているのは項目名を除いた部分である。
No.(登録番号)は、縦ピロー包装機1(縦ピロー包装機本体10)が生産を行う製品を特定する製品情報となり、01〜99まで用意されている。
No.と製品名は、操作パネル20の入力表示部22に表示される製品名登録画面(後述する)から入力され、送受信部23から通信回線L1により演算制御部31の送受信部31dに送信され、送受信部31dで受信されて記憶部32の製品パラメータテーブル32aに登録される。
生産能力、袋長さ、折り径、ヒータ温度(縦、縦予熱、横前、横後)等の数値は、縦ピロー包装機本体10の駆動機器(モータ、ヒータ等)や調整機器を動作させるための条件を示す値となるパラメータである。
例えば、「生産能力」のパラメータ「80」は「80bpm」(bpmは1分間に生産される袋の個数である)、すなわち、1分間に80個(袋)生産されることを意味し、「袋長さ」のパラメータ「250」は「250mm」、すなわち、1袋の長さが250mmであることを意味し、「ヒータ温度・縦」に対応するパラメータ「160」は「160℃」、すなわち、縦ヒータの温度が「160℃」であることを意味している。
パラメータは、操作パネル20の入力表示部22に表示される各種パラメータ設定画面、例えば、生産能力・袋仕様設定画面、ヒータの温度設定画面(後述する)から入力され、送受信部23から通信回線L1により演算制御部31の送受信部31dに送信され、送受信部31dで受信されて記憶部32の製品パラメータテーブル32aに登録される。
そして、上述のように動作制御部31aが、製品パラメータテーブル32aに登録された01〜99までのNo.(登録番号)から指定されたNo.のパラメータに基づいて、縦ピロー包装機本体10の駆動機器や調整機器、例えば、包材送り部16のモータ、縦シール部17や横シール・切断部18の各種ヒータの動作を制御する。
図5は、生産情報テーブル32bの構成を説明する説明図である。
生産情報テーブル32bには、実際に生産された製品について、No.(登録番号)、製品名と、出来高、空袋、ロス袋、稼動率、運転時間、停止時間、待機時間等の生産実績が登録されている。但し、「No.(登録番号)」、「製品名」、「出来高」、「空袋」、「ロス袋」、「稼動率」、「運転時間」、「停止時間」、「待機時間」といった項目名自体は登録されておらず、登録されているのは項目名を除いた部分である。
例えば、「出来高」の「16000」は「16000個」、すなわち、16000個(袋)生産したことを意味し、「稼動率」の「91」は「91%」、すなわち、稼動率(運転時間と停止時間と待機時間の合計に対する運転時間の割合)が91%であることを意味する。
この生産実績は、生産情報管理部31cが、縦ピロー包装機本体10から取得し、記憶部32の生産情報テーブル32bに登録される。
[操作パネル20の入力表示部22に表示される画面とこの画面を使用した縦ピロー包装機1の操作]
ここで、操作パネル20の入力表示部22に表示される画面とこの画面を使用した縦ピロー包装機1(縦ピロー包装機本体10)の操作について説明する。
操作パネル20の入力表示部22には各種画面が表示され、この各種画面を使用して縦ピロー包装機1の操作を行うことができる。
[基本画面]
図6は、入力表示部22に表示される基本画面(トップ画面)の構成の例を示した画面構成図であり、図において、100は基本画面、101〜103は表示部、104〜108はボタン(スイッチ)である。
図6に示すように、基本画面100の左側にある表示部101には、No.(登録番号)「01」、製品名「AAAA」、「生産能力80bpm」、「袋長さ250mm」、「出来高16000個」と、縦ピロー包装機1が生産している製品の名称等と生産能力、生産数量「出来高」等の運転状態が表示されている。
基本画面100の右側にある表示部102には、「縦ヒータ 160 160」、「縦予熱ヒータ 105 105」、「横前ヒータ 160 160」、「横後ヒータ 160 160」と、縦シール部17と横シール・切断部18のヒータの設定温度と測定温度が表示されている。
これらの表示部101、102に表示されている情報は、演算制御部31から通信回線L1を介して送られてきた情報である。
基本画面100の上部にある表示部103には、例えば、「起動スイッチで調整できます。」といったメッセージが表示される。
また、基本画面100において、右上部にはボタン104が表示され、左側上部にはボタン105(105a、105b、105c)が表示され、下部にはボタン106〜107が表示されている。
ボタン104は、基本画面100に表示する製品を切り換える製品切換画面に移動するボタンであり、ボタン105(105a、105b、105c)は、表示部102に表示する内容を切り換えるボタンであり、ボタン106は、ヒータの温度設定画面に移動するボタンであり、ボタン107は、位置調整画面に移動するボタンであり、ボタン108は、目次画面に移動するボタンである。
[製品切換画面]
図7は、入力表示部22に表示される製品切換画面の構成の例を示した画面構成図であり、図において、110は製品切換画面、111は表示部、112(112a〜112d)、113はボタン(スイッチ)である。
図6に示す基本画面100において、ボタン104にタッチすると図9に示す製品切換画面110が入力表示部22に表示される。
製品切換画面110の表示部111には、No.(登録番号)と製品名の一覧、例えば、「01 AAAA」、「02 BBBB」、「03 CCCC」が表示されている。
この表示部111に表示されている情報は、記憶部32の製品パラメータテーブル32aに登録されているNo.と製品名の情報であり、演算制御部31から通信回線L1を介して送られてきた情報である。
また、製品切換画面110の左側部には、ボタン112(112a〜112d)、113が表示されている。
ボタン112a〜112dは、表示部111に表示されるNo.と製品名の一覧をスクロールするボタンであり、ボタン112aと112bは上下のスクロールボタンであり、ボタン112cと112dは上下のページスクロールボタンであり、ボタン113は、基本画面100に移動するボタンである。
この製品切換画面110において、表示部111の左側に表示されているNo.の1つ、例えば「02」をタッチすると、品種切換作業確認画面(図示せず)が表示され、製品パラメータテーブル32aに登録されたNo.「02」の製品の特徴を表すパラメータ(例えば、袋長さや折り径等)が表示され、確認ボタン(図示せず)をタッチすると、生産する製品が、No.「02」、製品名「BBBB」の製品に切換えられ、切換えられた製品についての基本画面100が表示される。
この製品切換えにより、演算制御部31のパラメータも切り換えられ、動作制御部31aは、製品パラメータテーブル32aのNo.「02」(製品名「BBBB」)に登録されたパラメータに基づいて各駆動機器を制御する。
[ヒータの温度設定変更画面]
図8は、入力表示部22に表示されるヒータの温度設定変更画面の構成の例を示した画面構成図であり、図において、120は第1温度設定変更画面、121は表示部、122〜126はボタン(スイッチ)、130は第2温度設定変更画面、131は表示部、132〜136はボタン(スイッチ)である。
図6に示す基本画面100において、ボタン106にタッチし、表示部102に表示されている「縦ヒータ」の文字をタッチすると、図8(a)に示す第1温度設定変更画面120が基本画面100に重ねて表示される。
第1温度設定変更画面120の右上部の表示部121には「縦ヒータ」の文字と「160」の数値が表示されている。
また、第1温度設定変更画面120において中央から左下にかけてボタン122が表示され、右側部にボタン123〜126が表示されている。
ボタン122は、12個のテンキーからなり、0〜9の数字と、「・」「+/−」を入力するボタンであり、ボタン123はクリアボタンであり、ボタン124は第2温度設定変更画面130に切り換えるボタンであり、ボタン125は決定ボタンであり、ボタン126は第1温度設定変更画面120を閉じるボタンである。
ここで、第1温度設定変更画面120において、ボタン124をタッチすると、第1温度設変更定画面120に代えて図8(b)に示す第2温度設定変更画面130が基本画面100に重ねて表示される。
第2温度設定変更画面130の右上部の表示部131には、第1温度設定変更画面120と同様に、「縦ヒータ」の文字と「160」の数値が表示されている。
また、第2温度設定変更画面120において中央部にはボタン132、133が表示され、右側部にボタン134〜136が表示されている。
ボタン132は、数値を「+1」変更するボタンであり、ボタン133は、数値を「−1」変更するボタンであり、ボタン134は第1温度設定変更画面120に切り換えるボタンであり、ボタン125は決定ボタンであり、ボタン126は第2温度設定変更画面130を閉じるボタンである。
次に、第1温度設定変更画面120と第2温度設定変更画面130を使用したヒータの設定温度の変更操作について説明する。
例えば、縦ヒータ(縦シール部17のヒータ)の設定温度を160℃から170℃に大きく変更する場合は、第1温度設定変更画面120において、ボタン122の「1」、「7」、「0」の数値を順にタッチし、表示部121に「170」と表示されるのを確認して、ボタン125をタッチすると、縦ヒータ(縦シール部17のヒータ)の設定温度が160℃から170℃に変更される。
また、例えば、縦ヒータ(縦シール部17のヒータ)の設定温度を160℃から161℃と1℃ずつ変更する場合は、第2温度設定変更画面130において、ボタン132をタッチし、表示部131に「161」と表示されるのを確認して、ボタン135をタッチすると、縦ヒータ(縦シール部17のヒータ)の設定温度が160℃から161℃に変更される。
この場合、第1温度設定変更画面120と第2温度設定変更画面130を使用して変更された設定温度(例えば、「170℃」あるいは「161℃」)は、縦ヒータ温度を示すパラメータとして、送受信部23から通信回線L1により演算制御部31の送受信部31dに送信され、送受信部31dで受信されて動作制御部31aに送られ、動作制御部31aにより縦シール部17のヒータ温度が変更され、併せて、記憶部32の製品パラメータテーブル32aの「ヒータ温度・縦」のパラメータが「160」から「170」あるいは「161」に変更される。
[目次画面]
図9は、入力表示部22に表示される目次画面の構成の例を示した画面構成図であり、図において、140は目次画面、141はボタン群、142はボタン(スイッチ)である。
図6に示す基本画面100において、ボタン108にタッチすると図9に示す目次画面140が入力表示部22に表示される。
目次画面140には、「1.製品名登録」、「2.生産能力・袋仕様」、「3.タイミング」等の文字が付された18個のボタンからなるボタン群141が表示され、目次画面140の右下隅に、基本画面100に移動するボタン142が表示されている。
ボタン群141の1つのボタン、例えば、「1.製品名登録」の文字が付されたボタンにタッチすると、製品名登録画面(図示せず)が入力表示部22に表示される。
この製品名登録画面においては、縦ピロー包装機1で生産する製品の名称等を入力することができ、入力した製品の名称は、送受信部23から通信回線L1により演算制御部31の送受信部31dに送信され、送受信部31dで受信されて記憶部32の製品パラメータテーブル32aに登録される。
また、ボタン群141の1つのボタン、例えば、「2.生産能力・袋仕様」の文字が付されたボタンにタッチすると、生産能力・袋仕様設定画面(図示せず)が入力表示部22に表示される。
この生産能力・袋仕様設定画面においては、製品名登録画面で入力し、記憶部32の製品パラメータ登録テーブルに登録されているNo.(登録番号)の製品について、生産能力と袋仕様(袋長さ、折り径)を入力することができ、入力した生産能力と袋仕様は、パラメータとして送受信部23から通信回線L1により演算制御部31の送受信部31dに送信され、送受信部31dで受信されて記憶部32の製品パラメータテーブル32aに登録される。
このようにボタン群141の1つのボタンにタッチすると、そのボタンに付与されている文字で表される画面が表示され、各種パタメータの入力等を行うことができる。
以上のような基本画面100、製品切換画面110、第1温度設定変更画面120、第2温度設定変更画面130、目次画面140等の表示、表示された各画面において各種ボタンがタッチされた場合の処理等は、コンピュータ21に組み込まれたアプリケーションプログラムPR1aによって実行される。
[横ピロー包装機2]
横ピロー包装機2は、横ピロー包装機本体40、操作パネル50(本発明における第2の操作パネル)及び横ピロー包装機制御部60から構成されている。
以下、横ピロー包装機2を構成する各部について説明する。
[横ピロー包装機本体40]
図10は、横ピロー包装機本体40の概略構成を表した図であり、同図(a)は正面図、同図(b)は平面図である。
図において、41は包材(包装材料)供給部、42は包材送り部、42aは駆動ローラー、42bは押えローラー、43は被包装品供給部、43aは供給コンベア、44は製筒部、44aは製筒器(フォーマ)、45は紙引き部、45aは駆動ローラー、45bは押えローラー、46はセンターシール部、46a、46bはセンターシールブロック、47は目付け部、47a、47bは目付けローラー、48はエンドシール・切断部、48a、48bはエンドシールブロック、49は包装体排出部、49aは排出コンベア、CPは被包装品、F2は包材(フィルム)、g2a、g2bはガイドローラー、M2は巻取り包材、P2は包装体、TFは筒状包材、csはセンターシール部分、esはエンドシール部分である。
図10に示すように、横ピロー包装機本体40は、包材(包装材料)供給部41、包材送り部42、被包装品供給部43、製筒部44、紙引き部45、センターシール部46、目付け部47、エンドシール・切断部48、包装体排出部49等から構成される。
包材供給部41は、巻取り包材M2を繰り出す巻取り包材供給装置(図示せず)等を備え、巻取り包材M2から包材F2を繰り出す。
包材送り部42は、駆動ローラー42aと押えローラー42bで包材F2を挟み込み、モータ(図示せず)により駆動ローラー42aを回転させて、包材F2を一定長さだけ送り出す。
製筒部43は、製筒器(フォーマ)44aにより包材F2を筒状包材TFに成形(製筒)する。
被包装品供給部44は、ベルトコンベア44a上に被包装品CPを載せ、筒状包材TFの中に被包装品CPを充填する。
紙引き部45は、駆動ローラー45aと押えローラー45bで筒状包材TFの重ね合せされた端部を挟み込み、モータ(図示せず)により駆動ローラー45aを回転させて、筒状包材TFを一定長さだけ送り出す。
センターシール部46は、ヒータ(図示せず)で加熱したセンターシールブロック46a、46bで重ね合せされた筒状包材TFの端部を挟み込み、筒状包材TFにセンターシールcsを施す。
目付け部47は、目付けローラー47a、47bで筒状包材TFのセンターシールcsを挟み込み、モータ(図示せず)により一方の目付けローラー47aを回転させてセンターシールcsに目付けを施す。
エンドシール・切断部48は、ヒータ(図示せず)で加熱したエンドシールブロック48a、48bで筒状包材TFの先端部を挟み込んでエンドシールを施してエンドシール部分esを形成し、エンドシール部分esの中央部を切断して、被包装品CPが袋詰めされた包装体P2を生成する。
包装体排出部49は、包装体P2を排出コンベア49aにより排出する。
[操作パネル50]
操作パネル50は、コンピュータ51(本発明における第2のコンピュータ)、入力表示部52及び送受信部53を備え、コンピュータ51は、ダウンロード部51aと演算処理部51bを備えている。
ダウンロード部51aは、操作パネル50が、操作パネル20の代替として縦ピロー包装機本体10に取り付けられたとき、縦ピロー包装機制御部30の記憶部32に記憶された操作プログラムS1をダンウロードする機能を有し、ダウンロードした操作プログラムS1は、演算処理部51bに組み込まれる(インストールされる)。
これにより、操作パネル50を使用して縦ピロー包装機本体10を操作することができるようになる。
演算処理部51bには、予め横ピロー包装機本体40を操作するための専用プログラム(本発明の第2の専用プログラム)P2が組み込まれている。
専用プログラムP2は、本発明の第2の専用プログラムとなるもので、専用プログラムPR1のOSと同一種類のウィンドウズ(登録商標)OS等のOSと、このOSの基で動作するアプリケーションプログラムPR2a(本発明の第2のアプリケーションプログラム)から構成されている。
この場合、専用プログラムPR1のアプリケーションプログラムPR1aと専用プログラムPR2のアプリケーションプログラムPR2aは異なっている。
入力表示部52は、タッチパネル式の表示画面を有し、横ピロー包装機本体40を操作するために専用プログラムPR2によって作成された各種画面を表示する機能を有する。
送受信部53は、コンピュータ51から送られてくる各種データを通信回線L2を介して横ピロー包装機制御部60に送信し、横ピロー包装機制御部60から通信回線L2を介して送信される各種データを受信してコンピュータ51に送る機能を有する。
[横ピロー包装機制御部60]
横ピロー包装機制御部60は、演算制御部61(本発明における第2の演算制御部)と記憶部62を備え、操作パネル50と演算制御部61は通信回線L2により接続されている。
図11は、横ピロー包装機制御部60の演算制御部61と記憶部62の構成を示すブロック図であり、図において、61aは動作制御部、61bは測定情報管理部、61cは生産情報管理部、61dは送受信部、62aは製品パラメータテーブル、62bは生産情報テーブル、S2は操作プログラムである。
[演算制御部61]
演算制御部61は、縦ピロー包装機制御部30の演算制御部31と同様に、動作制御部61a、測定情報管理部61b、生産情報管理部61c、送受信部61dを備えている。
動作制御部61aは、演算制御部31の動作制御部31aと同様の機能を果し、操作パネル50で設定された製品について、記憶部62の製品パラメータテーブル62aに登録されたパラメータ、または、送受信部61dから送られてくるパラメータに基づいて、横ピロー包装機本体40の駆動機器や調整機器、例えば、包材送り部42、筒状包材送り部45、目付け部47のモータ、センターシール部46やエンドシール・切断部48の各ヒータの動作を制御する。
測定情報管理部61bは、演算制御部31の測定情報管理部31bと同様の機能を果し、横ピロー包装機本体40に設けられた測定機器、例えば、センターシール部46やエンドシール・切断部48の各ヒータの温度を測定する温度センサーが測定した情報を取得し、送受信部61dに送る。
生産情報管理部61cは、、演算制御部31の生産情報管理部31cと同様の機能を果し、横ピロー包装機本体40から、生産された包装体P2に関する情報、例えば、出来高(包装体P2の生産数量)、空袋の数量、運転時間等を取得し、送受信部61dに送ると共に記憶部62の生産情報テーブル62bに登録する。
[記憶部62]
記憶部62は、本発明の第2のプログラム記憶手段となるもので、操作プログラムSP2を記憶し、さらに、製品パラメータテーブル62a、生産情報テーブル62bを記憶している。
操作プログラムSP2は、専用プログラムPR2のOSと同一種類のOSの基でアプリケーションプログラムPR2aと同一の機能を果たすアプリケーションプログラムであり、本実施形態では、アプリケーションプログラムPR2aと同一のアプリケーションプログラム、すなわち、アプリケーションプログラムPR2aそのものである。
この操作プログラムSP2は、操作パネル50が故障して使用できなくなった場合等に、縦ピロー包装機1の操作パネル20を操作パネル50の代替操作パネルとして使用できるようにするためのプログラムである。
すなわち、操作パネル20が、操作パネル50の代替操作パネルとして、横ピロー包装機本体40に取り付けられ、操作パネル20と演算制御部61が通信回線L2に接続されたとき、コンピュータ21のダンロード部21aが、記憶部62に記憶された操作プログラムPS2を通信回線L2を介してダウンロードし、ダウンロードされた操作プログラムSP2は、演算制御部21bに組み込まれる。
演算制御部21bには、専用プログラムPR2のOSと同一種類のOSが組み込まれており、演算制御部21bに操作プログラムSP2が組み込まれると、専用プログラムPR2が組み込まれたのと同じ状態となり、操作パネル20を使用して、操作パネル50と同じ操作を行うことができる。
次に、記憶部62に記憶された製品パラメータテーブル62a、パラメータテーブル62b、生産情報テーブル62cについて説明する。
図12は、製品パラメータテーブル62aの構成を説明する説明図である。
製品パラメータテーブル62aには、No.(登録番号)、製品名、生産能力、袋長さ、製品長さ、ヒータ温度(ヒータバー手前、ヒータバー奥、エンドシーラ上、エンドシーラ下)等が登録されている。但し、「No.(登録番号)」、「製品名」、「生産能力」、「袋長さ」、「製品長さ」、「ヒータ温度(ヒータバー手前、ヒータバー奥、エンドシーラ上、エンドシーラ下)」といった項目名自体は登録されておらず、登録されているのは項目名を除いた部分である。これは、縦ピロー包装機1の記憶部32に記憶された製品パラメータテーブル32aと類似した内容となっている。
No.(登録番号)は、横ピロー包装機2(横ピロー包装機本体40)が生産を行う製品を特定する製品情報となり、01〜99まで用意されている。
No.と製品名は、操作パネル50の入力表示部52に表示される製品名登録画面(後述する)から入力され、送受信部53から通信回線L2により演算制御部61の送受信部61dに送信され、送受信部61dで受信されて記憶部62の製品パラメータテーブル62aに登録される。
生産能力、袋長さ、製品長さ、ヒータ温度(ヒータバー手前、ヒータバー奥、エンドシーラ上、エンドシーラ下)等の数値は、横ピロー包装機本体40の駆動機器(モータ、ヒータ等)や調整機器を動作させるための条件を示す値となるパラメータである。
これらのパラメータは、操作パネル50の入力表示部52に表示される各種パラメータ設定画面、例えば、生産能力・袋仕様設定画面、ヒータの温度設定画面(後述する)から入力され、送受信部53から通信回線L2により演算制御部61の送受信部61dに送信され、送受信部61dで受信されて記憶部62の製品パラメータテーブル62aに登録される。
そして、上述のように動作制御部61aが、製品パラメータテーブル62aに登録された01〜99までのNo.(登録番号)から指定されたNo.のパラメータに基づいて、横ピロー包装機本体40の駆動機器や調整機器、例えば、駆動ローラー45a、センターシール部46、エンドシール・切断部48の各種ヒータの動作を制御する。
図13は、生産情報テーブル62bの構成を説明する説明図である。
生産情報テーブル62bには、実際に生産された製品について、No.(登録番号)、製品名と、出来高、空袋、ロス袋、稼動率、運転時間、停止時間、待機時間等の生産実績が登録されている。但し、「No.(登録番号)」、「製品名」、「出来高」、「空袋」、「ロス袋」、「稼動率」、「運転時間」、「停止時間」、「待機時間」といった項目名自体は登録されておらず、登録されているのは項目名を除いた部分である。これは、縦ピロー包装機1の記憶部32に記憶された生産情報テーブル32bと同じ内容となっている。
この生産実績は、生産情報管理部61cが、横ピロー包装機本体40から取得し、記憶部62の生産情報テーブル62bに登録される。
[操作パネル50の入力表示部52に表示される画面とこの画面を使用した横ピロー包装機2の操作]
ここで、操作パネル50の入力表示部52に表示される画面とこの画面を使用した横ピロー包装機2(横ピロー包装機本体40)の操作について説明する。
操作パネル50の入力表示部52には各種画面が表示され、この各種画面を使用して横ピロー包装機2の操作を行うことができる。
[基本画面]
図14は、入力表示部52に表示される基本画面(トップ画面)の構成の例を示した画面構成図であり、図において、200は基本画面、201〜203は表示部、204〜208はボタン(スイッチ)である。
図14に示すように、基本画面200の左側にある表示部201には、No.(登録番号)「01」、製品名「aaaa」、「生産能力300bpm」、「袋長さ80mm」、「出来高30000個」と、横ピロー包装機2が生産している製品の名称等と生産能力、生産数量「出来高」等の運転状態が表示されている。
基本画面200の右側にある表示部202には、「ヒータバー手前 110 110」、「ヒータバー奥 110 110」、「エンドシーラ上 120 120」、「エンドシーラ下 120 120」と、センターシール部46とエンドシール・切断部48のヒータの設定温度と測定温度が表示されている。
これらの表示部201、202に表示されている情報は、演算制御部61から通信回線L2を介して送られてきた情報である。
基本画面200の上部にある表示部203には、例えば、「起動スイッチで調整できます。」といったメッセージが表示される。
また、基本画面200において、右上部にはボタン204が表示され、左側上部にはボタン205(205a、205b、205c)が表示され、下部にはボタン206〜207が表示されている。
ボタン204は、基本画面100に表示する製品を切り換える製品切換画面に移動するボタンであり、ボタン205(205a、205b、205c)は、表示部102に表示する内容を切り換えるボタンであり、ボタン206は、ヒータの温度設定画面に移動するボタンであり、ボタン207は、メモ設定画面に移動するボタンであり、ボタン108は、目次画面に移動するボタンである。
この基本画面200は、縦ピロー包装機1における基本画面100と類似しているが、表示部202の内容やボタン205b、207の種等が基本画面100と異なっている。
[製品切換画面、ヒータの温度設定変更画面、目次画面]
図15は、入力表示部52に表示される製品切換画面の構成の例を示した画面構成図であり、図16は、入力表示部52に表示されるヒータの温度設定変更画面の構成の例を示した画面構成図であり、図17は、入力表示部52に表示される目次画面の構成の例を示した画面構成図である。
図において、210は製品切換画面、211は表示部、212(212a〜212d)、213はボタン(スイッチ)、220は第1温度設定変更画面、221は表示部、222〜226はボタン(スイッチ)、230は第2温度設定変更画面、231は表示部、232〜236はボタン(スイッチ)、240は目次画面、241はボタン群、242はボタン(スイッチ)である。
図14に示す基本画面200において、ボタン204にタッチすると図15に示す製品切換画面210が入力表示部52に表示され、製品切換画面210の構成・操作は、縦ピロー包装機1における製品切換画面110の構成・操作と同じである。
また、図14に示す基本画面200において、ボタン206にタッチし、表示部202に表示されている「ヒータバー手前」の文字をタッチすると、図16(a)に示す第1温度設定変更画面220が基本画面200に重ねて表示され、ボタン224にタッチすると、第1温度設定変更画面220に代えて、図16(b)に示す第2温度設定変更画面230が表示される。
第1温度設定変更画面220と第2温度設定変更画面230の構成・操作は、縦ピロー包装機1における第1温度設定変更画面120と第2温度設定変更画面130の構成・操作と同じである。
さらに、図14に示す基本画面200において、ボタン208にタッチすると図17に示す目次画面240が入力表示部52に表示される。
目次画面240には、「1.製品名登録」、「2.生産能力・袋仕様」、「3.同期速度調整」等の文字が付された18個のボタンからなるボタン群241が表示され、目次画面240の右下隅に、基本画面200に移動するボタン242が表示されている。
目次画面240の構成は、縦ピロー包装機1における目次画面140の構成と同じであるが、ボタン群241のボタンの種類や、各ボタンがタッチされた場合に表示される画面やその画面で入力されるパラメータは、目次画面140の場合と一部異なっている。
例えば、「2.生産能力・袋仕様」の文字が付されたボタンにタッチすると、目次画面140の場合と同様に、生産能力・袋仕様設定画面(図示せず)が入力表示部52に表示されるが、袋仕様として入力するパラメータは、袋長さと製品長さであり、目次画面140の場合に袋仕様として入力するパラメータが袋長さ、折り径であるのと異なっている。
すなわち、目次画面140の場合にと同様に、ボタン群241の1つのボタンにタッチすると、そのボタンに付与されている文字で表される画面が表示され、各種パタメータの入力等を行うことができるが、表示される画面や入力されるパラメータは、目次画面140の場合と一部異なっている。
以上のような基本画面200、製品切換画面210、第1温度設定変更画面220、第2温度設定変更画面230、目次画面240等の入力表示部52への表示、表示された各画面において各種ボタンがタッチされた場合の処理等は、コンピュータ51に組み込まれたアプリケーションプログラムPR2aによって実行される。
そして、入力表示部52へ表示される画面の種類・構成、表示された各画面において各種ボタンがタッチされた場合の処理等は、縦ピロー包装機1の場合と異なっており、アプリケーションプログラムPR2aは、縦ピロー包装機1の操作パネル20のコンピュータ21に組み込まれたアプリケーションプログラムPR1aとは異なっている。
[操作パネルのクレードル]
図18は、操作パネルを取り付けるためのクレードルの斜視図であり、図において、70はクレードル、71は基台、71aは溝部、72は枠体、73ははめ込み部である。
クレードル70は、本発明の第2の操作パネルを取り付ける取付け手段となるもので、基台70とその溝部71にはめ込み固定された断面コの字状の枠体72等から構成され、溝部71と枠体72から操作パネル20、50をはめ込むためのはめ込み部73が形成されている。
クレードル70は、縦ピロー包装機本体10と横ピロー包装機本体40の所定の位置にネジ等(図示せず)で固定され、LANケーブル等で演算制御部31、61の送受信部31d、61dと接続されると共に、電源(図示せず)とも接続され、操作パネル20、50と通信接続する通信接続部(図示せず)と、操作パネル20、50を電源に接続する電源接続部(図示せず)を備えている。
図19は、操作パネル20、50をクレードル70に取り付ける前と取り付けた後の状態を示した斜視図であり、同図(a)は取り付ける前を表し、同図(b)は取り付けた後を表している。
図19に示すように、操作パネル20、50をはめ込み部73にはめ込むだけでクレードル70に取り付けることができる。
クレードル70に取り付けられた操作パネル20、50の通信接続部(図示せず)は、クレードル70の通信接続部に接続し、これにより、操作パネル20、50の送受信部23、53は、演算制御部31、61の送受信部31d、61dと通信回線L1、L2で接続される。
また、クレードル70に取り付けられた操作パネル20、50の電源接続部(図示せず)は、クレードル70の電源接続部に接続し、これにより、操作パネル20、50は電源に接続され、操作パネル20、50に電力が供給される。
一方、クレードル70に取り付けられた操作パネル20、50をはめ込み部73から抜き取るだけで、クレードル70から操作パネル20、50を取り外すことができる。
このようにクレードル70を介することにより、操作パネル20、50を縦ピロー包装機本体10、横ピロー包装機本体40にワンタッチで取り付けて、通信回線と電源の接続を行うことができ、また、操作パネル20、50を縦ピロー包装機本体10、横ピロー包装機本体40からワンタッチで取り外すことができる。
今、縦ピロー包装機本体10のクレードル70に取り付けられている操作パネル20が故障した場合、操作パネル20をクレードル70から抜き取って取り外し、横ピロー包装機本体40のクレードル70に取り付けられている操作パネル50を取り外し、取り外した操作パネル50を、縦ピロー包装機本体10のクレードル70に取り付ける。
これにより、操作パネル50と演算制御部31が通信回線L1に接続され、記憶部32に記憶された操作プログラムSP1を通信回線L1を介してダウンロードしてコンピュータ51に組み込むことにより、操作パネル50は操作パネル20の代替操作パネルとなる。
そして、縦ピロー包装機本体10の近傍で、その動作等を操作者が目で確認しながら縦ピロー包装機本体10を操作してその生産を継続することができる。
また、横ピロー包装機本体40のクレードル70に取り付けられている操作パネル50が故障した場合、操作パネル50をクレードル70から抜き取って取り外し、縦ピロー包装機本体10のクレードル70に取り付けられている操作パネル20を取り外し、取り外した操作パネル20を、横ピロー包装機本体40のクレードル70に取り付ける。
これにより、操作パネル20と演算制御部61が通信回線L2に接続され、記憶部62に記憶された操作プログラムSP2を通信回線L2を介してダウンロードしてコンピュータ21に組み込むことにより、操作パネル20は操作パネル50の代替操作パネルとなる。
そして、横ピロー包装機本体40の近傍で、その動作等を操作者が目で確認しながら縦ピロー包装機本体40を操作してその生産を継続することができる。
本発明の包装関連装置、代替操作パネル及び包装関連装置システムは、機種に対応した専用のプログラムが組み込まれたコンピュータを搭載した操作パネルを備えた機種の異なる包装関連装置が複数ある場合において、一の機種の包装関連装置の操作パネルが故障しても、他の機種の包装関連装置の操作パネルを使用して、一の機種の包装関連装置の動作等を操作者が目で確認しながら操作でき、直ちに当該一の機種の包装関連装置による生産を継続できるものであり、ピロー包装機、ラッピング包装機、上包み包装機、箱詰め装置等に利用できる。
1 縦ピロー包装機(第1の包装関連装置)
2 横ピロー包装機(第2の包装関連装置)
10 縦ピロー包装機本体(第1の包装関連装置本体)
11 包材(包装材料)供給部
12 張力調整部
12a 昇降機構
13 印字部
13a 印字装置
14 被包装品供給部
14a ホッパー
14b 充填筒
15 製筒部
15a 製筒器(フォーマ)
15b 押さえ部材
16 包材送り部
16a プーリー
16b 送りベルト
17 縦シール部
17a、17b 縦シールブロック
18 横シール・切断部
18a、18b 横シールブロック
19 包装体排出部
19a ベルトコンベア
20 操作パネル(第1の操作パネル)
21 コンピュータ
22 入力表示部
23 送受信部
30 縦ピロー包装機制御部(第1の包装関連装置制御部)
31 演算制御部
31a 動作制御部
31b 測定情報管理部
31c 生産情報管理部
31d 送受信部
32 記憶部
32a 製品パラメータテーブル
32b 生産情報テーブル
40 横ピロー包装機本体(第2の包装関連装置本体)
41 包材(包装材料)供給部
42 包材送り部
42a 駆動ローラー
42b 押えローラー
43 被包装品供給部
43a 供給コンベア
44 製筒部
44a 製筒器(フォーマ)
45 紙引き部
45a 駆動ローラー
45b 押えローラー
46 センターシール部
46a、46b センターシールブロック
47 目付け部
47a、47b 目付けローラー
48 エンドシール・切断部
48a、48b エンドシールブロック
49 包装体排出部
49a 排出コンベア
50 操作パネル(第2の操作パネル)
51 コンピュータ
52 入力表示部
53 送受信部
60 横ピロー包装機制御部(第2の包装関連装置制御部)
61 演算制御部
61a 動作制御部
61b 測定情報管理部
61c 生産情報管理部
61d 送受信部
62 記憶部
62a 製品パラメータテーブル
62b 生産情報テーブル
70 クレードル
71 基台
71a 溝部
72 枠体
73 はめ込み部
CP 被包装品
F1、F2 包材(フィルム)
g1、g2a、g2b ガイドローラー
M1、M2 巻取り包材
P1、P2 包装体
TF 筒状包材
ts 縦シール部分
ys 横シール部分
cs センターシール部分
es エンドシール部分


Claims (8)

  1. 包装関連装置本体と、該包装関連装置本体を制御する演算制御部を有する包装関連装置制御部と、前記包装関連装置本体に取外し可能に取り付けられた第1の操作パネルを備えた包装関連装置であって、
    前記第1の操作パネルは、前記包装関連装置本体を操作するための第1の専用プログラムが組み込まれた第1のコンピュータを搭載し、
    前記包装関連装置本体は、該包装関連装置本体とは異なる機種の他の包装関連装置本体に取外し可能に取り付けられた第2の操作パネルを取り付ける取付け手段を備え、
    前記第2の操作パネルは、前記他の包装関連装置本体を操作するためのプログラムであって前記第1の専用プログラムと異なる第2の専用プログラムが組み込まれた第2のコンピュータを搭載し、
    前記包装関連装置制御部は、前記包装関連装置本体を操作するための操作プログラムを記憶するプログラム記憶手段と、前記取付け手段により前記包装関連装置本体に前記第2の操作パネルが取り付けられたときに、前記第2の操作パネルと通信する通信手段を備え、
    前記第2のコンピュータは、前記包装関連装置制御部と前記第2の操作パネルが前記通信手段により接続されたときに、前記プログラム記憶手段に記憶された前記操作プログラムをダウンロードするダウンロード手段を備え、
    前記第2の操作パネルは、前記ダウンロード手段がダウンロードした前記操作プログラムを前記第2のコンピュータに組み込み、前記第1の操作パネルの代替として機能すること
    を特徴とする包装関連装置。
  2. 前記第1の専用プログラムは、OSと第1のアプリケーションプログラムから構成され、
    前記第2の専用プログラムは、前記OSと同一種類のOSと、前記第1のアプリケーションプログラムとは異なる第2のアプリケーションプログラムから構成され、
    前記操作プログラムは、前記第1のアプリケーションプログラムと同一のアプリケーションプログラムであること
    を特徴とする請求項1記載の包装関連装置。
  3. 第1の包装関連装置本体と、該第1の包装関連装置本体を制御する演算制御部を有する包装関連装置制御部を備えた第1の包装関連装置の前記第1の包装関連装置本体を操作するための代替操作パネルであって、
    前記第1の包装関連装置は、前記第1の包装関連装置本体に取外し可能に取り付けられた第1の操作パネルを備え、
    前記第1の操作パネルは、前記第1の包装関連装置本体を操作するための第1の専用プログラムが組み込まれた第1のコンピュータを搭載し、
    前記第1の包装関連装置制御部は、前記第1の包装関連装置本体を操作するための操作プログラムを記憶するプログラム記憶手段と、前記第1の包装関連装置本体に前記代替操作パネルが取り付けられたときに、前記代替操作パネルと通信する通信手段を備え、
    前記代替操作パネルは、前記第1の包装関連装置本体とは機種の異なる第2の包装関連装置本体に取外し可能に取り付けられ、前記第2の包装関連装置本体を操作するためのプログラムであって前記第1の専用プログラムと異なる第2の専用プログラムが組み込まれた第2のコンピュータを搭載し、
    前記第2コンピュータは、前記第1の包装関連装置制御部と前記代替操作パネルが前記通信手段により接続されたときに、前記プログラム記憶手段に記憶された前記操作プログラムをダウンロードするダウンロード手段を備え、
    前記代替操作パネルは、前記ダウンロード手段がダウンロードした前記操作プログラムを前記第2のコンピュータに組み込み、前記第1の操作パネルの代替として機能すること
    を特徴とする代替操作パネル。
  4. 前記第1の専用プログラムは、OSと第1のアプリケーションプログラムから構成され、
    前記第2の専用プログラムは、前記OSと同一種類のOSと、前記第1のアプリケーションプログラムとは異なるアプリケーションプログラムから構成され、
    前記操作プログラムは、前記第1のアプリケーションプログラムと同一のアプリケーションプログラムであること
    を特徴とする請求項3記載の代替操作パネル。
  5. 第1の包装関連装置本体と、該第1の包装関連装置本体を制御する第1の演算制御部を有する第1の包装関連装置制御部と、前記第1の包装関連装置本体に取外し可能に取り付けられた第1の操作パネルを備えた第1の包装関連装置と、
    前記第1の包装関連装置本体とは機種の異なる第2の包装関連装置本体と、該第2の包装関連装置本体を制御する第2の演算制御部を有する第2の包装関連装置制御部と、前記第2の包装関連装置本体に取外し可能に取り付けられた第2の操作パネルを備えた第2の包装関連装置と
    を備えた包装関連装置システムであって、
    前記第1の操作パネルは、前記第1の包装関連装置本体を操作するための第1の専用プログラムが組み込まれた第1のコンピュータを搭載し、
    前記第2の操作パネルは、前記第2の包装関連装置本体を操作するためのプログラムであって前記第1の専用プログラムと異なる第2の専用プログラムが組み込まれた第2のコンピュータを搭載し、
    前記第1の包装関連装置本体は、前記第2の操作パネルを取り付ける第1の取付け手段を備え、
    前記第1の包装関連装置制御部は、前記第1の包装関連装置本体を操作するための第1の操作プログラムを記憶する第1のプログラム記憶手段と、前記第1の取付け手段により前記第1の包装関連装置本体に前記第2の操作パネルが取り付けられたときに、前記第2の操作パネルと通信する第1の通信手段を備え、
    前記第2のコンピュータは、前記第1の包装関連装置制御部と前記第2の操作パネルが前記第1の通信手段により接続されたときに、前記第1のプログラム記憶手段に記憶された前記第1の操作プログラムをダウンロードする第1のダウンロード手段を備え、
    前記第2の操作パネルは、前記第1のダウンロード手段がダウンロードした前記第1の操作プログラムを前記第2のコンピュータに組み込み、前記第1の操作パネルの代替として機能すること
    を特徴とする包装関連装置システム。
  6. 前記第1の専用プログラムは、OSと第1のアプリケーションプログラムから構成され、
    前記第2の専用プログラムは、前記OSと同一種類のOSと、前記第1のアプリケーションプログラムとは異なる第2のアプリケーションプログラムから構成され、
    前記第1の操作プログラムは、前記第1のアプリケーションプログラムと同一のアプリケーションプログラムであること
    を特徴とする請求項5記載の包装関連装置システム。
  7. 前記第2の包装関連装置本体は、前記第1の操作パネルを取り付ける第2の取付け手段を備え、
    前記第2の包装関連装置制御部は、前記第2の包装関連装置本体を操作するための第2の操作プログラムを記憶する第2のプログラム記憶手段と、前記第2の取付け手段により前記第2の包装関連装置本体に前記第1の操作パネルが取り付けられたときに、前記第1の操作パネルと通信する第2の通信手段を備え、
    前記第1のコンピュータは、前記第2の包装関連装置制御部と前記第1の操作パネルが前記第2の通信手段により接続されたときに、前記第2のプログラム記憶手段に記憶された前記第2の操作プログラムをダウンロードする第2のダウンロード手段を備え、
    前記第1の操作パネルは、前記第2のダウンロード手段がダウンロードした前記第2の操作プログラムを前記第1のコンピュータに組み込み、前記第2の操作パネルの代替として機能すること
    を特徴とする請求項5又は請求項6記載の包装関連装置システム。
  8. 前記第2の操作プログラムは、前記第2のアプリケーションプログラムと同一のアプリケーションプログラムであることを特徴とする請求項7記載の包装関連装置システム。
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