JP6978256B2 - 化合物 - Google Patents

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Description

本発明は、フィラー、重合性モノマー、又は重合性モノマーの製造中間体として好適な化合物に関する。
縮合多環式化合物は、種々の優れた機能を有し、様々な用途に用いられている。例えば、縮合多環式芳香族化合物であるフルオレン骨格(9,9−ビスフェニルフルオレン骨格等)を有する化合物は、光透過率、屈折率等の光学的特性、耐熱性等の熱的特性において優れた機能を有することが知られている。そのため、フルオレン骨格を有する化合物は、レンズ、プリズム、フィルター、画像表示材料、光ディスク用基板、光ファイバー、光導波路、ケーシング材料、フィルム、コーティング材料等の光学部材の原料として用いられている。このようなフルオレン骨格を有する化合物としては、例えば、特許文献1、2に開示されているものが挙げられる。
コーティング剤、フォトレジスト等の種々の用途に使用される各種組成物に含有させて、組成物の光学特性、耐熱性を向上させる充填材(フィラー)が求められている。
特開2011−201791号公報 国際特許公開第2014/157675A1号
本発明は、耐熱性が良好な化合物の提供を目的とする。
本発明者らは、環構成原子にイオウ原子を含む含イオウ芳香族基を有する特定構造のフルオレン化合物が、フィラー、特に、耐熱性を高めるフィラーとして好適であることを見出し、本発明を完成するに至った。すなわち、本発明は以下の通りである。
本発明の第1の態様は、
下記一般式(1)で表される化合物である。
Figure 0006978256
(式中、環Z及び環Zは、それぞれ独立に、芳香族炭化水素環を表し、環Y及び環Yはそれぞれ独立に芳香族炭化水素環を表し、X及びXはそれぞれ独立に単結合又はチオエーテル結合(−S−)を表し、Rは単結合、置換基を有していてもよいメチレン基、置換基を有してもよく、2個の炭素原子間にヘテロ原子を含んでいてもよいエチレン基、エーテル結合(−O−)、−NH−で表される基、又は−S−を表し、R1a及びR1bはそれぞれ独立に単結合又は炭素数1以上4以下のアルキレン基を表し、R2a及びR2bはそれぞれ独立に1価の炭化水素基、水酸基、−OR4aで表される基、−SR4bで表される基、アシル基、アルコキシカルボニル基、ハロゲン原子、ニトロ基、シアノ基、メルカプト基、カルボキシル基、アミノ基、カルバモイル基、−NHR4cで表される基、−N(R4dで表される基、(メタ)アクリロイルオキシ基もしくはスルホ基を表すか、又は置換基Aを有する、1価の炭化水素基、−OR4aで表される基、−SR4bで表される基、アシル基、アルコキシカルボニル基、−NHR4cで表される基もしくは−N(R4dで表される基を表し、置換基Aが1価炭化水素基、水酸基、−OR4aで表される基、−SR4bで表される基、アシル基、アルコキシカルボニル基、ハロゲン原子、ニトロ基、シアノ基、メルカプト基、カルボキシル基、アミノ基、カルバモイル基、−NHR4cで表される基、−N(R4dで表される基、(メタ)アクリロイルオキシ基、メシルオキシ基もしくはスルホ基を表し、R3a及びR3bは、それぞれ独立に、環構成原子にイオウ原子を含む1価の含イオウ芳香族基、シアノ基、ハロゲン原子、又は1価炭化水素基を表し、R3a及びR3bは、それぞれ独立に、少なくとも1つが含イオウ芳香族基であり、含イオウ芳香族基はイオウ原子以外のヘテロ原子を含んでいてもよく、置換基を有していてもよく、R4a〜R4dはそれぞれ独立に1価の炭化水素基を表し、m1及びm2は独立に0以上の整数を表し、n1及びn2はそれぞれ独立に1以上4以下の整数を表す。)
本発明の化合物は、耐熱性が良好である。また、光学特性及び耐熱性を高めるフィラー、特に、耐熱性を高めるフィラーとして好適である。
また、本発明の化合物は、重合性モノマー、又は重合性モノマーの製造中間体としても好適である。
以下、本発明の実施態様について詳細に説明するが、本発明は、以下の実施態様に何ら限定されるものではなく、本発明の目的の範囲内において、適宜変更を加えて実施することができる。
また、本明細書において、「〜」は特に断りがなければ以上から以下を表す。
≪化合物≫
第1の態様に係る化合物は、上記一般式(1)で表される。
上記一般式(1)において、環Z及び環Zとしては、例えば、ベンゼン環、縮合多環式芳香族炭化水素環[例えば、縮合二環式炭化水素環(例えば、ナフタレン環等のC8−20縮合二環式炭化水素環、好ましくはC10−16縮合二環式炭化水素環)、縮合三環式芳香族炭化水素環(例えば、アントラセン環、フェナントレン環等)等の縮合2乃至4環式芳香族炭化水素環]等が挙げられる。環Z及び環Zは、ベンゼン環又はナフタレン環であることが好ましく、ナフタレン環であることがより好ましい。なお、環Z及び環Zは、同一でも異なっていてもよく、例えば、一方の環がベンゼン環、他方の環がナフタレン環等であってもよいが、いずれの環もナフタレン環であることが特に好ましい。また、X及びXの両方が直結する炭素原子にX又はXを介して結合する環Z又は環Zの置換位置は、特に限定されない。例えば、環Z又は環Zがナフタレン環の場合、上記炭素原子に結合する環Z又は環Zに対応する基は、1−ナフチル基、2−ナフチル基等であってもよい。
上記一般式(1)において、環Y及び環Yとしては、例えば、ベンゼン環、縮合多環式芳香族炭化水素環[例えば、縮合二環式炭化水素環(例えば、ナフタレン環等のC8−20縮合二環式炭化水素環、好ましくはC10−16縮合二環式炭化水素環)、縮合三環式芳香族炭化水素環(例えば、アントラセン環、フェナントレン環等)等の縮合2乃至4環式芳香族炭化水素環]等が挙げられる。環Y及び環Yは、ベンゼン環又はナフタレン環であることが好ましい。なお、環Y及び環Yは、同一でも異なっていてもよく、例えば、一方の環がベンゼン環、他方の環がナフタレン環等であってもよい。
上記一般式(1)において、X及びXは、独立に単結合又は−S−を示し、典型的には単結合である。
上記一般式(1)において、Rは単結合、置換基を有してもよいメチレン基、置換基を有してもよく、2個の炭素原子間にヘテロ原子を含んでもよいエチレン基、−O−、−NH−で示される基、又は−S−を示し、典型的には単結合である。ここで、置換基としては、例えば、シアノ基、ハロゲン原子(フッ素原子、塩素原子、臭素原子等)、1価炭化水素基[例えば、アルキル基(メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、t−ブチル基等のC1−6アルキル基)、アリール基(フェニル基等のC6−10アリール基)等]等が挙げられ、ヘテロ原子としては、例えば、酸素原子、窒素原子、イオウ原子、珪素原子等が挙げられる。
上記一般式(1)において、R1a及びR1bとしては、例えば、単結合;メチレン基、エチレン基、トリメチレン基、プロピレン基、ブタン−1,2−ジイル基等の炭素数1以上4以下のアルキレン基が挙げられ、単結合;C2−4アルキレン基(特に、エチレン基、プロピレン基等のC2−3アルキレン基)が好ましく、単結合がより好ましい。なお、R1aとR1bとが同一であってもよく、異なっていてもよい。
上記一般式(1)において、R2a及びR2bとしては、例えば、アルキル基(例えば、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基等のC1−12アルキル基、好ましくはC1−8アルキル基、より好ましくはC1−6アルキル基等)、シクロアルキル基(シクロへキシル基等のC5−10シクロアルキル基、好ましくはC5−8シクロアルキル基、より好ましくはC5−6シクロアルキル基等)、アリール基(例えば、フェニル基、トリル基、キシリル基、ナフチル基等のC6−14アリール基、好ましくはC6−10アリール基、より好ましくはC6−8アリール基等)、アラルキル基(ベンジル基、フェネチル基等のC6−10アリール−C1−4アルキル基等)等の1価炭化水素基;水酸基;アルコキシ基(メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、ブトキシ基等のC1−12アルコキシ基、好ましくはC1−8アルコキシ基、より好ましくはC1−6アルコキシ基等)、シクロアルコキシ基(シクロへキシルオキシ基等のC5−10シクロアルコキシ基等)、アリールオキシ基(フェノキシ基等のC6−10アリールオキシ基)、アラルキルオキシ基(例えば、ベンジルオキシ基等のC6−10アリール−C1−4アルキルオキシ基)等の−OR4aで示される基[式中、R4aは1価炭化水素基(上記例示の1価炭化水素基等)を示す。];アルキルチオ基(メチルチオ基、エチルチオ基、プロピルチオ基、ブチルチオ基等のC1−12アルキルチオ基、好ましくはC1−8アルキルチオ基、より好ましくはC1−6アルキルチオ基等)、シクロアルキルチオ基(シクロへキシルチオ基等のC5−10シクロアルキルチオ基等)、アリールチオ基(フェニルチオ基等のC6−10アリールチオ基)、アラルキルチオ基(例えば、ベンジルチオ基等のC6−10アリール−C1−4アルキルチオ基)等の−SR4bで示される基[式中、R4bは1価炭化水素基(上記例示の1価炭化水素基等)を示す。];アシル基(アセチル基等のC1−6アシル基等);アルコキシカルボニル基(メトキシカルボニル基等のC1−4アルコキシ−カルボニル基等);ハロゲン原子(フッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子等);ニトロ基;シアノ基;メルカプト基;カルボキシル基;アミノ基;カルバモイル基;アルキルアミノ基(メチルアミノ基、エチルアミノ基、プロピルアミノ基、ブチルアミノ基等のC1−12アルキルアミノ基、好ましくはC1−8アルキルアミノ基、より好ましくはC1−6アルキルアミノ基等)、シクロアルキルアミノ基(シクロへキシルアミノ基等のC5−10シクロアルキルアミノ基等)、アリールアミノ基(フェニルアミノ基等のC6−10アリールアミノ基)、アラルキルアミノ基(例えば、ベンジルアミノ基等のC6−10アリール−C1−4アルキルアミノ基)等の−NHR4cで示される基[式中、R4cは1価炭化水素基(上記例示の1価炭化水素基等)を示す。];ジアルキルアミノ基(ジメチルアミノ基、ジエチルアミノ基、ジプロピルアミノ基、ジブチルアミノ基等のジ(C1−12アルキル)アミノ基、好ましくはジ(C1−8アルキル)アミノ基、より好ましくはジ(C1−6アルキル)アミノ基等)、ジシクロアルキルアミノ基(ジシクロへキシルアミノ基等のジ(C5−10シクロアルキル)アミノ基等)、ジアリールアミノ基(ジフェニルアミノ基等のジ(C6−10アリール)アミノ基)、ジアラルキルアミノ基(例えば、ジベンジルアミノ基等のジ(C6−10アリール−C1−4アルキル)アミノ基)等の−N(R4dで示される基[式中、R4dは独立に1価炭化水素基(上記例示の1価炭化水素基等)を示す。];(メタ)アクリロイルオキシ基;スルホ基;下記置換基Aを有する、上記の1価炭化水素基、−OR4aで示される基、−SR4bで示される基、アシル基、アルコキシカルボニル基、−NHR4cで示される基、もしくは−N(R4dで示される基等が挙げられる。
上記置換基Aとしては、上記の1価炭化水素基、水酸基、−OR4aで示される基、−SR4bで示される基、アシル基、アルコキシカルボニル基、ハロゲン原子、ニトロ基、シアノ基、メルカプト基、カルボキシル基、アミノ基、カルバモイル基、−NHR4cで示される基、−N(R4dで示される基、(メタ)アクリロイルオキシ基、メシルオキシ基、もしくはスルホ基等が挙げられる。
下記置換基Aを有する、上記の1価炭化水素基、−OR4aで示される基、−SR4bで示される基、アシル基、アルコキシカルボニル基、−NHR4cで示される基、もしくは−N(R4dで示される基としては、例えば、アルコキシアリール基(例えば、メトキシフェニル基等のC1−4アルコキシC6−10アリール基)、アルコキシカルボニルアリール基(例えば、メトキシカルボニルフェニル基、エトキシカルボニルフェニル基等のC1−4アルコキシ−カルボニルC6−10アリール基等)が挙げられる。
これらのうち、代表的には、R2a及びR2bは、1価炭化水素基、−OR4aで示される基、−SR4bで示される基、アシル基、アルコキシカルボニル基、ハロゲン原子、ニトロ基、シアノ基、−NHR4cで示される基、−N(R4dで示される基等であってもよい。
好ましいR2a及びR2bとしては、1価炭化水素基[例えば、アルキル基(例えば、C1−6アルキル基)、シクロアルキル基(例えば、C5−8シクロアルキル基)、アリール基(例えば、C6−10アリール基)、アラルキル基(例えば、C6−8アリール−C1−2アルキル基)等]、アルコキシ基(C1−4アルコキシ基等)等が挙げられる。特に、R2a及びR2bは、アルキル基[C1−4アルキル基(特にメチル基)等]、アリール基[例えば、C6−10アリール基(特にフェニル基)等]等の1価炭化水素基(特に、アルキル基)であるのが好ましい。
なお、m1が2以上の整数である場合、R2aは互いに異なっていてもよく、同一であってもよい。また、m2が2以上の整数である場合、R2bは互いに異なっていてもよく、同一であってもよい。更に、R2aとR2bとが同一であってもよく、異なっていてもよい。
上記一般式(1)において、R2aの数m1は、環Zの種類に応じて選択でき、例えば、0以上4以下、好ましくは0以上3以下、より好ましくは0以上2以下であってもよい。また、上記一般式(1)において、基R2bの数m2は、環Zの種類に応じて選択でき、例えば、0以上4以下、好ましくは0以上3以下、より好ましくは0以上2以下であってもよい。なお、m1及びm2は、同一でも異なっていてもよい。
上記一般式(1)において、R3a及びR3bとしては、それぞれ独立に、環構成原子にイオウ原子を含む1価の含イオウ芳香族基、シアノ基、ハロゲン原子(フッ素原子、塩素原子、臭素原子等)又は1価炭化水素基[例えば、アルキル基、アリール基(フェニル基等のC6−10アリール基)等]を表し、R3a及びR3bは、少なくとも1つが上記含イオウ芳香族基であり、上記含イオウ芳香族基はイオウ原子以外のヘテロ原子(例えば、酸素原子、窒素原子等)を含んでいてもよく、置換基を有していてもよい。
3a及びR3bとしては、それぞれ独立に、環構成原子にイオウ原子を含む1価の含イオウ芳香族基、シアノ基又はアルキル基であることが好ましく、環構成原子にイオウ原子を含む1価の含イオウ芳香族基、アルキル基であることが特に好ましく、環構成原子にイオウ原子を含む1価の含イオウ芳香族基であることが最も好ましい。
アルキル基としては、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、t−ブチル基等のC1−6アルキル基(例えば、C1−4アルキル基、特にメチル基)等が例示できる。
なお、n1が2以上の整数である場合、R3aは互いに異なっていてもよく、同一であってもよい。また、n2が2以上の整数である場合、R3bは互いに異なっていてもよく、同一であってもよい。更に、R3aとR3bとが同一であってもよく、異なっていてもよい。また、環Y及び環Yに対するR3a及びR3bの結合位置(置換位置)は、特に限定されない。好ましい置換数n1及びn2は、1又は2、特に1である。なお、n1及びn2は、互いに同一でも異なっていてもよい。
3a及びR3bについての環構成原子にイオウ原子を含む1価の含イオウ芳香族基としては、環構成原子にイオウ原子を含み芳香族性を有する限り特に制限はない。
含イオウ芳香族基は、例えばジベンゾチオフェン環基のように2以上の単環が縮合した基であってもよく、フェニル基で置換されたチオフェン環基のように2以上の単環が単結合で連結された基であってもよい。
また、含イオウ芳香族基は、その構造中に脂肪族環を含んでいてもよい。ただし、含イオウ芳香族基が有する結合手は、含イオウ芳香族基中の芳香族環に結合している。脂肪族環は、芳香族環と縮合していてもよく、芳香族環と単結合により結合していてもよい。脂肪族環を含む含イオウ芳香族基としては、例えば、4,5,6,7−テトラヒドロベンゾ[b]チオフェン−2−イル基や、4−シクロヘキシルチオフェン−2−イル基等が挙げられる。
含イオウ芳香族基が、芳香族単環、又は芳香族単環と脂肪族単環とを2以上含む場合、含イオウ芳香族基に含まれる単環の数は、5以下が好ましく、3以下がより好ましい。
含イオウ芳香族基としては、炭素原子数3以上30以下(好ましくは4以上15以下、より好ましくは4以上10以下)の含イオウ芳香族基(例えば、チオフェン環構造を含む基、チアゾール環構造を含む基等)が好ましく、チオフェン環構造を含む基がより好ましい。
含イオウ芳香族基の環構成原子数は、5以上50以下が好ましく、5以上40以下がより好ましく、5以上30以下が特に好ましい。なお、含イオウ芳香族環基が、含イオウ芳香族環とともに、イオウ原子を含まない単環を1以上含む場合、イオウ原子を含まない単環を構成する原子数も、含イオウ芳香族基の環構成原子数に含める。
なお、含イオウ芳香族基が、メチル基やメトキシ基等の置換基を有する場合、当該置換基の原子数は、含イオウ芳香族基の環構成原子数に含まれない。
例えば、ベンゾチオフェニル基では、環構成原子数は9であり、4−フェニルチオフェン−2−イル基では、環構成原子数は11である。
チオフェン環構造を含む基としては、ジベンゾチオフェン環基、チオフェン環基、ベンゾチオフェン環基等が挙げられ、下記式(2)で表されるジベンゾチオフェン環基、下記式(3)で表されるチオフェン環基、又は下記式(4)で表されるベンゾチオフェン環基であることが好ましく、下記式(2)で表されるジベンゾチオフェン環基であることがより好ましい。
Figure 0006978256
(式中、R11、R12及びR13はそれぞれ独立に水素原子、ハロゲン原子、シアノ基、ニトロ基、水酸基、アルキル基、シクロアルキル基、アシル基、アルコキシ基、アミノ基、アリール基、アラルキル基、アルケニル基又はアルキニル基を表し、*は結合手を表す。)
11、R12及びR13についてのハロゲン原子としては、フッ素原子、塩素原子、臭素原子等が挙げられる。
11、R12及びR13についてのアルキル基としては、炭素原子数1以上12以下(好ましくは炭素原子数1以上8以下、より好ましくは炭素原子数1以上6以下)のアルキル基が挙げられ、例えば、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基等が挙げられる。
11、R12及びR13についてのシクロアルキル基としては、炭素原子数5以上10以下(好ましくは炭素原子数5以上8以下、より好ましくは炭素原子数5以上6以下)のアルキル基が挙げられ、例えば、シクロへキシル基等が挙げられる。
11、R12及びR13についてのアシル基としては、炭素原子数2以上6以下(好ましくは炭素原子数3以上5以下)のアシル基が挙げられ、例えば、アセチル基等が挙げられる。
11、R12及びR13についてのアルコキシ基としては、炭素原子数1以上6以下(好ましくは炭素原子数1以上4以下)のアルコキシ基が挙げられ、例えば、メトキシ基、エトキシ基等が挙げられる。
11、R12及びR13についてのアリール基としては、炭素原子数6以上10以下のアリール基が挙げられ、例えば、フェニル基、ナフチル基等が挙げられる。
11、R12及びR13についてのアラルキル基としては、炭素原子数7以上11以下のアラルキル基が挙げられ、例えば、ベンジル基等が挙げられる。
11、R12及びR13についてのアルケニル基としては、炭素原子数2以上10以下(好ましくは炭素原子数2以上6以下、より好ましくは炭素原子数2以上4以下)のアルケニル基が挙げられ、例えば、エテニル基、プロペニル基、ブテニル基等が挙げられる。
11、R12及びR13についてのアルキニル基としては、炭素原子数2以上10以下(好ましくは炭素原子数2以上6以下、より好ましくは炭素原子数2以上4以下)のアルキニル基が挙げられ、例えば、エチニル基等が挙げられる。
11、R12及びR13としては、水素原子、アルキル基、アシル基又はアリール基であることが好ましい。
上記一般式(1)で表される化合物としては、下記一般式(1−1)で表される化合物であることが好ましい。
Figure 0006978256
(式中、X、X、Z、Z、R1a、R1b、R2a、R、R3a、R3b、m1及びm2は式(1)と同じである。)
上記一般式(1)で表される化合物の具体例を以下に例示するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
Figure 0006978256
<用途>
上記一般式(1)で表される化合物は、フィラー、特に、耐熱性を高めるフィラーとして好適に用い得る。
本発明は、上記一般式(1)で表される化合物を含むフィラーにも関する。
上記フィラーを各種組成物に含有させることにより、組成物に耐熱性及び高屈折率製を付与することができる。
上記組成物は、種々の用途、例えば、コーティング剤、フォトレジスト、配向膜及び平坦化膜(例えば、液晶表示ディスプレイや有機ELディスプレイ等に用いられる配向膜及び平坦化膜);反射防止膜、層間絶縁膜、カーボンハードマスク等のレジスト下層膜;液晶表示ディスプレイや有機ELディスプレイ等のスペーサ及び隔壁;液晶表示ディスプレイのカラーフィルタの画素やブラックマトリクス;液晶表示ディスプレイや有機ELディスプレイ等の表示装置;レンズ(例えば、マイクロレンズ等)、光ファイバー、光導波路、プリズムシート、ホログラム、高屈折フィルム、再帰反射フィルム等の光学部材;低透湿膜(例えば、水蒸気バリア層として用いられる低透湿膜);光学材料;半導体用材料に用いることができる。
さらに、上記一般式(1)で表される化合物は、種々の機能性化合物の合成原料としても好適に用いることができる。
例えば、上記一般式(1)で表される化合物は、ジオール化合物であるので、ポリエステル樹脂やポリカーボネート樹脂製造用のモノマーとしても使用し得る。この場合、一般式(1)で表される化合物の優れた性質に基づいて、耐熱性や光学特性に優れるポリエステル樹脂やポリカーボネート樹脂が製造され得る。
また、上記一般式(1)で表される化合物中の水酸基に、(メタ)アクリロイル基や、グリシジル基等の架橋性基を導入して、架橋性のフルオレン化合物を得ることもできる。
さらに、上記一般式(1)で表される化合物をカップラートして用い、種々のジアゾニウム塩とジアゾカップリングさせることにより、顔料等の色素として有用なビスアゾ化合物を合成することもできる。この場合も、一般式(1)で表される化合物の優れた性質に基づいて、耐熱性の良好なビスアゾ化合物を製造し得る。
上記一般式(1)で表される化合物は、ビニルオキシ基を有するビニルエーテル化合物と任意の重合反応により重合体を形成し得る重合性モノマーとして使用することができ、得られる重合体の耐熱性を向上させることができる。上記重合体を含有させた組成物は、上記種々の用途に用い得る。
上記一般式(1)で表される化合物と重合反応させ得る上記ビニルエーテル化合物としては、下記一般式(5)で表されるビニルエーテル化合物が挙げられる。
Figure 0006978256
(上記一般式(5)中、Z21、Z22、Y21、Y22、X21、X22、R20、R21a、R21b、R22a、R22b、m21及びm22は、それぞれ、式(1)におけるZ、Z、Y、Y、X、X、R、R1a、R1b、R2a、R2b、m1及びm2と同義であり、R23a及びR23bは、それぞれ独立に、シアノ基、ハロゲン原子、又は1価炭化水素基を表し、n21及びn22はそれぞれ独立に0以上4以下の整数を表す。)
また、上記一般式(1)で表される化合物は、例えば、国際特許公開第2014/157674A1号の段落0088に記載の製造方法に従い、遷移元素化合物触媒及び無機塩基の存在下、下記一般式(6)で表されるビニルエステル化合物と反応させることにより、重合性モノマーである下記一般式(7)で表されるビニルオキシ基を有するビニルエーテル化合物を製造することができる重合性モノマーの製造中間体として使用することができる。上記重合性モノマーを含有させた組成物は、上記種々の用途に用い得る。

−CO−O−CH=CH (6)
(式中、Rは、水素原子又は有機基を示す。)

Figure 0006978256
(上記一般式(7)中、X、X、Y、Y、Z、Z、R、R1a、R1b、R2a、R2b、R3a、R3b、m1、m2、n1及びn2は式(1)と同じである。)
≪上記一般式(1)で表される化合物の製造方法≫
上記一般式(1)で表される化合物の製造方法としては特に制限はないが、例えば、下記一般式(8)で表されるハロゲン化化合物と、環構成原子にイオウ原子を含む含イオウ芳香族ボロン酸(例えば、4−ジベンゾチエニルボロン酸(4−ジベンゾチオフェンボロン酸)、7−ベンゾチエニルボロン酸、2−チオフェンボロン酸)との任意のクロスカップリング反応(例えば、パラジウム触媒等の任意の触媒を用いたクロスカップリング反応)により製造することができる。
上記反応後、任意の精製方法(例えば、HPLC、シリカゲルクロマトグラフィー、濾過等)により精製してもよい。
Figure 0006978256
(上記一般式(8)中、X、X、Y、Y、Z、Z、R、R1a、R1b、R2a、R2b、m1、m2、n1及びn2は式(1)と同義であり、R33a及びR33bは、それぞれ独立に、シアノ基、ハロゲン原子、又は1価炭化水素基を表し、R33a及びR33bは、それぞれ独立に、少なくとも1つがハロゲン原子である。)
なお、上記一般式(8)で表されるハロゲン化化合物は、例えば、国際特許公開公報WO2014/157674A1公報の段落0091〜0093に記載の製造方法に準じて、下記一般式(9−1)又は(9−2)で表される化合物及び下記一般式(10−1)又は(10−2)で表される化合物と、下記一般式(11)で表されるハロゲン化化合物とを反応させることにより製造することができる。
Figure 0006978256

(上記一般式(9−1)、(9−2)、(10−1)、(10−2)、及び(11)中、Z、Z、Y、Y、R、R1a、R1b、R2a、R2b、R33a、R33b、m1、m2、n1、及びn2は上記の通りである。)
以下、実施例を挙げて本発明を説明するが、本発明は以下の実施例に限定されない。
<製造例>化合物1の製造
2Lセパラブルフラスコ中に、2,7−ジブロモ−9−フルオレノン67.60g、2−ナフトール138.40g、3−メルカプトプロピオン酸16.90g及びトルエン337.98gを加えた。フラスコの内容物を撹拌しながら、98質量%濃硫酸59.48gを滴下してフラスコ内に仕込んだ。その後、反応液を除々に60℃まで昇温し、同温度で11時間反応させた。HPLC(島津製作所製、検出器波長:210nm)により、2,7−ジブロモ−9−フルオレノンの残存が仕込み量に対して25%以下になったのを確認した後、反応液にトルエン400.00g及び蒸留水120.00gを加えた。フラスコ内の液を分液ロートに移し、分液を行った。採取した有機相に、1N水酸化ナトリウム水溶液870gを加え中和させた後、有機相を再度採取した。中和された有機相を、蒸留水140gにより計5回繰り返し水洗した。水洗された有機相を固形分濃度が25質量%になるまで減圧濃縮し、下記に示す9,9−ジ(6−ヒドロキシナフタレン−2−イル)−2,7−ジブロモフルオレンのトルエン溶液770gを得た。
Figure 0006978256
次に、50mL三口フラスコに、得られた9,9−ジ(6−ヒドロキシナフタレン−2−イル)−2,7−ジブロモフルオレンのトルエン溶液7.96g、4−ジベンゾチエニルボロン酸0.86g、ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)ジクロリド0.05g、トルエン6.78g、エタノール3.95g及び2M炭酸ナトリウム水溶液8.22mLを加えた。フラスコの内容物を除々に80℃まで昇温した後、同温度で4時間反応させた。HPLC(島津製作所製、検出器波長:210nm)により、反応液中の9,9−ジ(6−ヒドロキシナフタレン−2−イル)−2,7−ジブロモフルオレン及び4−ジベンゾチエニルボロン酸の残存が、それぞれ仕込み量に対して10%以下になったのを確認した。析出した固体を濾過により回収し、減圧乾燥することで、下記に示す9,9−ジ(6−ヒドロキシナフタレン−2−イル)−2,7−ジ(ジベンゾチオフェン−4−イル)フルオレン0.18g(収率13%、黄色粉末固体)を得た。
Figure 0006978256
<耐熱性試験>
15mgの化合物1について、開始温度30℃、測定温度範囲30〜500℃、昇温速度2℃/分の条件下で、同時熱重量測定−示差走査熱量測定計(STA 449 F1 Jupiter(登録商標);NETZSCH社製)を用いて熱重量−示差走査熱量同時測定を行い耐熱性を試験した。比較例として、下記比較化合物を用いて同様に耐熱性を試験した。
Figure 0006978256
化合物1の融点は339.6℃であった。比較化合物の融点はα、β、γの異なる結晶構造を有するため、220℃〜233℃の範囲で観測された。
また、化合物1は、500℃における重量減少が13%であったのに対し、比較化合物は、500℃における重量減少が19.6%であった。
この結果から、化合物1は、耐熱性が高いことがわかる。

Claims (5)

  1. 下記一般式(1)で表される化合物。
    Figure 0006978256
    (式中、環Z及び環Zは、それぞれ独立に、芳香族炭化水素環を表し、環Y及び環Yはそれぞれ独立に芳香族炭化水素環を表し、X及びXはそれぞれ独立に単結合又はチオエーテル結合(−S−)を表し、Rは単結合、置換基を有していてもよいメチレン基、置換基を有してもよく、2個の炭素原子間にヘテロ原子を含んでいてもよいエチレン基、エーテル結合(−O−)、−NH−で表される基、又は−S−を表し、R1a及びR1bはそれぞれ独立に単結合又は炭素数1以上4以下のアルキレン基を表し、R2a及びR2bはそれぞれ独立に1価の炭化水素基、水酸基、−OR4aで表される基、−SR4bで表される基、アシル基、アルコキシカルボニル基、ハロゲン原子、ニトロ基、シアノ基、メルカプト基、カルボキシル基、アミノ基、カルバモイル基、−NHR4cで表される基、−N(R4dで表される基、(メタ)アクリロイルオキシ基もしくはスルホ基を表すか、又は置換基Aを有する、1価の炭化水素基、−OR4aで表される基、−SR4bで表される基、アシル基、アルコキシカルボニル基、−NHR4cで表される基もしくは−N(R4dで表される基を表し、前記置換基Aが1価炭化水素基、水酸基、−OR4aで表される基、−SR4bで表される基、アシル基、アルコキシカルボニル基、ハロゲン原子、ニトロ基、シアノ基、メルカプト基、カルボキシル基、アミノ基、カルバモイル基、−NHR4cで表される基、−N(R4dで表される基、(メタ)アクリロイルオキシ基、メシルオキシ基もしくはスルホ基を表し、R3a及びR3bは、それぞれ独立に、環構成原子にイオウ原子を含む1価の含イオウ芳香族基、シアノ基、ハロゲン原子、又は1価炭化水素基を表し、R3a及びR3bは、それぞれ独立に、少なくとも1つが前記含イオウ芳香族基であり、前記含イオウ芳香族基はイオウ原子以外のヘテロ原子を含んでいてもよく、置換基を有していてもよく、R4a〜R4dはそれぞれ独立に1価の炭化水素基を表し、m1及びm2は独立に0以上の整数を表し、n1及びn2はそれぞれ独立に1以上4以下の整数を表し、前記含イオウ芳香族基が、チオフェン環構造を含む基である。
  2. 前記含イオウ芳香族基が、下記式(2)で表されるジベンゾチオフェン環基、下記式(3)で表されるチオフェン環基、又は下記式(4)で表されるベンゾチオフェン環基である、請求項1に記載の化合物。
    Figure 0006978256
    (式中、R11、R12及びR13はそれぞれ独立に水素原子、ハロゲン原子、シアノ基、ニトロ基、水酸基、アルキル基、シクロアルキル基、アシル基、アルコキシ基、アミノ基、アリール基、アラルキル基、アルケニル基又はアルキニル基を表し、*は結合手を表す。)
  3. 前記環Y及び環Yで表される芳香族炭化水素環が、それぞれベンゼン環である、請求項1又は2に記載の化合物。
  4. 下記一般式(1−1)で表される化合物である、請求項に記載の化合物。
    Figure 0006978256
    (式中、X、X、Z、Z、R1a、R1b、R2a、R2b、R3a、R3b、m1及びm2は式(1)と同じである。)
  5. 前記環Z及び環Zが、それぞれベンゼン環又はナフタレン環である、請求項1〜のいずれか1項に記載の化合物。
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