JP6977520B2 - 燃料電池セル - Google Patents

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本発明は、燃料電池セルに関する。
電解質膜を含む電極のカソード側の周縁領域を露出するように設けられた膜電極接合体と、膜電極接合体を挟む二枚のセパレータと、二枚のセパレータに挟持され電極の周縁領域に接着されたシール用接着積層体とを備えた燃料電池セルが知られている。シール用接着積層体は、例えばポリエチレンナフタレート(PEN)で形成された樹脂製のコア層と、その両面に設けられており短絡防止のために絶縁性を有する例えばポリプロピレン(PP)で形成された接着層とから成る3層シート構造を成しており、両接着層はそれぞれ対応するセパレータに接着されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2017−103126号公報
燃料電池においては、電極とセパレータとを接着しているシール用接着積層体は、シール用接着積層体の層端面及び当該層端面に隣接するシール用接着積層体の周縁面が接着剤によって膜電極に接着されている。シール用接着積層体のうち接着剤と接している接着層はPP製であるので一般に接着性が悪く、燃料電池の特性上、電極が収縮すると、接着剤に対して接着層の層端面での接着が剥がれ、剥がれた箇所を起点に電極に亀裂が生じることがある。また、電極を極力小さくすると、シール用接着積層体と接着剤との接触面積が小さくなり、塗布量のバラツキに起因して接着剤の量が多くなる場合、シール用接着積層体を電極に積層したときに接着剤がシール用接着積層体からはみ出し、燃料電池のガス流路を狭めてガス圧損が発生する。
本発明の目的は、シール用接着積層体と、当該シール用接着積層体を電極に接着するための接着剤との接触面積を広く確保して、シール用接着積層体の電極への接着性を向上させた燃料電池セルを提供することである。
上記課題を解決する本発明の燃料電池セルは、膜電極を含む膜電極接合体と、該膜電極接合体を挟む二つのセパレータと、該二つのセパレータ同士を接着させる枠状のシール用接着積層体と、該シール用接着積層体を前記膜電極接合体に接着する接着剤と、を備えている燃料電池セルであって、前記シール用接着積層体は、ポリエチレンナフタレートで形成されているコア層と、該コア層を挟むポリプロピレンで形成されている二つの接着層からなる3層構造を有し、前記コア層の前記膜電極側に配されている一方の前記接着層の枠内側端縁部が前記コア層の枠内側端縁部よりも枠外側方向に後退しており、前記コア層は、前記二つの接着層の枠内側端縁部間で露出した枠内側の接着領域で前記接着剤に接着されており、前記接着領域の接着面積は、当該接着領域を枠外側方向に見たときの投影面積よりも広い面積となっていることを特徴とする。
この燃料電池セルによれば、枠状のシール用接着積層体において、二つの接着層の枠内側端縁部間で露出して接着剤に接着されているコア層の接着領域の接着面積は、当該接着領域を枠外側方向に見たときの投影面積よりも広い面積となっている。接着性の良いポリエチレンナフタレートで形成されているコア層は、二つの接着層間で垂直な層端だけで接着剤と接着されている場合と比べて、大きな面積で接着剤と接触する。したがって、シール用接着積層体の全体と接着剤との接着力が向上する。
接着性の良いポリエチレンナフタレートで形成されているコア層と接着剤との接触面積を、電極の面積を変えることなく、より大きくすることができるため、シール用接着積層体の接着剤、延いては電極との接着力が向上するので、燃料電池の特性上、電極が伸縮しても、コア層が接着剤から剥れることに起因した電極の亀裂を防止することができるとともに、接着剤の塗布量が多くなっても、接着剤のシール用接着積層体からのはみ出しに起因したセパレータ内のガス流路を流れるガスの通りを妨げることによる圧損が発生するのを防止可能とする燃料電池セルを提供することができる。
図1は、燃料電池セルである単セルの分解斜視図である。 図2は、燃料電池の単セルの部分断面図である。 図3は、燃料電池の単セルに用いられるシール用接着積層体の枠内側構造の例を示す断面図である。 図4は、比較例の説明図である。
本発明による燃料電池セルの実施例を説明するに際して、図1を参照して、燃料電池セルの基本的な構造について説明する。図1は燃料電池セルである単セル60の分解斜視図である。燃料電池は、単セル60が複数積層されることで構成される。この燃料電池は、反応ガスとして燃料ガス(例えば水素)と酸化剤ガス(例えば酸素)の供給を受けて発電する固体高分子型燃料電池である。単セル60は、膜電極接合体20と、膜電極接合体20を両側から挟むアノード側セパレータ33a及びカソード側セパレータ33cとを含む。膜電極接合体20は、電極のアノード側とカソード側にそれぞれアノード側ガス拡散層22aとカソード側ガス拡散層22cを有しているので膜電極ガス拡散層接合体とも称される。膜電極接合体20の周縁領域には、詳しくは後述するが、形状が略枠状であり、電気的な絶縁性を有し、シール機能を奏するシール用接着積層体40が設けられている。
アノード側セパレータ33aの2つの短辺の一方側には孔a1〜a3が形成され、他方側には孔a4〜a6が形成されている。同様に、カソード側セパレータ33cの2つの短辺の一方側には孔c1〜c3が形成され、他方側には孔c4〜c6が形成されている。シール用接着積層体40の2つの短辺の一方側には孔s1〜s3が形成され、他方側には孔s4〜s6が形成されている。孔a1、s1及びc1は連通してカソード入口マニホールドを画定している。同様に、孔a2、s2及びc2は冷媒出口マニホールドを、孔a3、s3及びc3はアノード出口マニホールドを、孔a4、s4及びc4はアノード入口マニホールドを、孔a5、s5及びc5は冷媒入口マニホールドを、孔a6、s6及びc6はカソード出口マニホールドをそれぞれ画定している。
膜電極接合体20に対向するアノード側セパレータ33aの面には、アノード入口マニホールドとアノード出口マニホールドとを連通して燃料ガスが流れるアノード流路34aが形成されている。同様に、膜電極接合体20に対向するカソード側セパレータ33cの面には、カソード入口マニホールドとカソード出口マニホールドとを連通して酸化剤ガスが流れるカソード流路34cが形成されている。アノード側セパレータ33aのアノード流路34aとは反対側の面、及びカソード側セパレータ33cのカソード流路34cとは反対側の面には、冷媒入口マニホールドと冷媒出口マニホールドとを連通し冷媒が流れる冷媒流路35a及び35cがそれぞれ形成されている。
図2は、本発明による燃料電池セルの一実施例を示す図であって、燃料電池の単セルの一部を拡大して示す。図2(a)は燃料電池セルの膜電極接合体とシール用接着積層体との接着構造を示す断面図であり、図2(b)は、(a)に示す接着構造を二つのセパレータで挟んだ燃料電池セルを示す断面図である。なお、図2では、一つの単セル60のみを図示し、その他の単セルについては省略してある。膜電極接合体20は、詳細を省略するが、一般的には上述したように、アノード側ガス拡散層(AnGDL)22a及びカソード側ガス拡散層(CaGDL)22cと、両拡散層に挟まれて接合された電極(膜電極)10を含むことができる。拡散層22a,22cは、ガス透過性及び導電性を有する材料、例えば炭素繊維や黒鉛繊維などの多孔質の繊維基材で形成することができ、電極10は、略矩形状の電解質膜と、電解質膜のアノード側とカソード側の面にそれぞれ形成された触媒層を含むことができる。電解質膜は、湿潤状態で良好なプロトン伝導性を示す、例えばフッ素系のイオン交換膜のような固体高分子薄膜から形成され、触媒層は、例えば白金(Pt)などを担持したカーボン担体とプロトン伝導性を有するアイオノマとを、電解質膜に塗布することにより形成することができる。
カソード側拡散層22cは、その端部が電極10の端縁部10eよりも、シール用接着積層体40が画定する枠の内側の位置に設けられている。カソード側拡散層22cは、電極10の中央領域10cに重なるが、電極10の周縁領域10pには重ならず、周縁領域10pを露出するように設けられている。したがって、膜電極接合体20の周縁部には、段部25が形成される。なお、アノード側拡散層22aは、電極10の中央領域10cのみならず周縁領域10pにも重なるように設けられている。
シール用接着積層体40は、クロスリークや電極10の触媒電極同士の電気的短絡を防ぐための部材である。シール用接着積層体40は、枠状であり樹脂製のコア層41と、コア層41の両面に設けられた二つの接着層、即ち、第1接着層42と第2接着層43とを含む。第1接着層42及び第2接着層43は、コア層41と同様に、コア層41の両面に枠状に設けられている。シール用接着積層体40は、電極10とはその平面からオフセットした位置で電極10と平行に延びている。枠状のシール用接着積層体40の内側周縁部分と電極10の周縁領域10pとの間には接着剤50が配置されて、両者を接着している。
コア層41は、後述する単セル60の製造工程での熱圧着時の温度条件下でも構造が変化しない材料により形成されている。具体的には、コア層41の材料は、例えばPEN(ポリエチレンナフタレート)、PES(ポリエーテルサルホン)、PET(ポリエチレンテレフタラート)等である。接着層42,43は、コア層41とアノード側セパレータ33a及びカソード側セパレータ33cとを接着してシール性を確保するために、他の物質との接着性が高く、熱圧着時の温度条件下で軟化し、コア層41よりも粘度及び融点が低い性質を有する。具体的には、接着層42,43は、ポリエステル系や変性オレフィン系の熱可塑性樹脂であるが、変性エポキシ樹脂である熱硬化性樹脂であってもよい。
図2(b)に示すように、単セル60のアノード側セパレータ33a及びカソード側セパレータ33cは、膜電極接合体20を挟持した一対のセパレータの一例であり、シール用接着積層体40をも狭持している。アノード側セパレータ33a及びカソード側セパレータ33cは、ガス遮断性及び導電性を有する材料によって形成され、プレス成形されたステンレス鋼や、チタンやチタン合金といった金属によって形成される薄板状部材、又は緻密質カーボン等のカーボン製部材によって形成してもよい。
シール用接着積層体40において、2つの接着層42,43は、それぞれアノード側セパレータ33a及びカソード側33cと接着する部分にのみに設けられている。コア層41の一方の面(図において上側の反電極側に向いた面)に設けられた第1接着層42は、カソード側セパレータ33cと接着している。コア層41の他方の面(図において下側の電極側に向いた面)に設けられた第2接着層43は、アノード側セパレータ33aと接着している。シール用接着積層体40は、一対のセパレータ33a及び33cにより挟持されている。
シール用接着積層体40において、接着剤50と接着される枠内側領域では、コア層41と接着層42,43が段差構造に形成されている。即ち、特に、第2接着層43の枠内側端縁部43eは、コア層41の枠内側端縁部41eよりも枠外側方向に後退した位置にある。コア層41の枠内側端縁部41eと当該枠内側端縁部41eに繋がって延びている枠内側周縁部41pは、二つの接着層42,43の枠内側端縁部42e,43e間で電極10側に露出した、コア層41の接着領域Rとなっている。したがって、コア層41の枠内側端縁部41e及び枠内側周縁部41pと、接着層42,43の枠内側端縁部42e,43eとは、接着剤50が適用されたとき、電極10の周縁領域10pに接着される。
接着剤50は、例えば熱硬化性樹脂であるが、紫外線硬化性樹脂であってもよい。接着剤50の塗布前の状態は、例えば、ゲル状、ジェル状、クリーム状の何れであってもよい。第2接着層43の枠内側端縁部43eがコア層41の枠内側端縁部41eよりも枠外側方向に後退した位置にあるので、接着剤50が塗布されるスペースが充分広くなっており、接着剤50の塗布量にバラツキがあって多い量が塗布される場合であっても、接着剤50は、第1接着層42を超えてはみ出ることがなく、図2(b)でカソード側拡散層22cと第1接着層42の端縁を結ぶ点線で示す塗布限界線L内に納まるものとなる。したがって、はみ出た接着剤50が、セパレータ33c内で酸化剤ガスが流れるカソード流路34cにはみ出して当該流路34cを狭めることがなく、カソード流路34cを流れる酸化剤ガスの流れFに圧損が生じるのを防止することができる。
図3は、シール用接着積層体40の枠内側構造の例を示した断面図である。図3(a)は、図2に示したシール用接着積層体40の枠内側構造を取り出して示している。コア層41の接着領域Rの接着面積Saは、当該接着領域Rを枠内側周縁部41pの面に垂直方向に見たときの投影面積Spと、当該接着領域Rを枠外側方向に見たときの投影面積Se(コア層41の枠内側層端を正面にして枠外側方向に見たときの層厚tcに対応した層端面積)との和である。この接着領域Rの接着面積Saは、枠内側端縁部41eの投影面積Seよりも広い面積となっているので、接着剤50は、接着性の良いポリエチレンナフタレートから形成されているコア層41に対して広い範囲で接着される。このように、コア層41が接着剤50と接触する接触面積を広くすることで、電極10に対してシール用接着積層体40をより高い接着力で接着させることができる。
図3(b)〜図3(d)を参照して、シール用接着積層体の変形例を説明する。図3(a)に示した段差構造の形態以外に、例えば図3(b)〜(d)のような形態が考えられる。図3(b)に示す形態は、コア層41の層端が、一部の枠内側周縁部41p1と傾斜面41s1とを有する構造となっている。接着領域Rの接着面積Sa1は、枠内側周縁部41p1の面積Sp1と傾斜面41s1の面積Ss1との和であるが、当該接触面積Sa1は当該接着領域Rを枠外側方向に見たときの投影面積Seよりも広い面積となっているので、接着剤50は、接着性の良いポリエチレンナフタレートから形成されているコア層41に対して広い範囲で接着される。このように、コア層41が接着剤50と接触する接触面積を広くすることで、電極10に対してシール用接着積層体40をより高い接着力で接着させることができる。
図3(c)に示す形態は、コア層41の層端が、一部の枠内側端縁部41e2と傾斜面41s2を有する構造となっている。接着領域Rの接着面積Sa2は、枠内側周縁部41e2の面積Se2と傾斜面41s2の面積Ss2との和であるが、当該接触面積Sa2は当該接着領域Rを枠外側方向に見たときの投影面積Seよりも広い面積となっている。更に、図3(d)に示す形態は、コア層41の層端構造が、傾斜面41s3によってのみ形成されている。接着領域Rの接着面積Sa3は、傾斜面41s3の面積Ss3であるが、当該接触面積Sa3は当該接着領域Rを枠外側方向に見たときの投影面積Seよりも広い面積となっている。コア層41の層端構造は、その他、種々の変形例も考えられる。接着性を良好にするために、接着領域Rを粗面に形成することもできる。いずれも、接着面積Saは、内側端縁部から枠外側方向に見た投影面積Seよりも広く設定されている。したがって、接着剤50は、接着性の良いポリエチレンナフタレートから形成されているコア層41に対して広い範囲で接着される。したがって、電極10に対してシール用接着積層体40をより高い接着力で接着させることができる。
次に、本実施例とは異なる比較例で起こり得る問題について説明する。図4は、本発明による燃料電池セルに対する比較例の説明図である。なお、比較例については本実施例と同一の構成については同一の符号を付することにより重複する説明を省略する。
図4に示す燃料電池の単セル70は、図4(a)に示すように、シール用接着積層体80のコア層41と第1接着層42及び第2接着層43の枠内側端縁部41e,42e,43eが共通のストレートな面となるように面一に形成されている。したがって、接着剤50は、シール用接着積層体80のコア層41についてはその端縁部41eでのみ接着されている。コア層41が接着性の良いPEN(ポリエチレンナフタレート)であっても、充分な接着力が得られない可能性がある。
燃料電池の特性として電極10に収縮が生じて、電極10とセパレータ33a,33cで挟まれているシール用接着積層体80との間で引っ張り力Tが生じることがある。引っ張り力Tが生じると、図4(b)に示すように、シール用接着積層体80の各端縁部41e,42e,43eが接着剤50から剥がれる可能性がある。このような剥がれが生じると、剥がれた箇所を起点Pとして電極10に亀裂Crが生じる可能性がある。
更に、接着剤50の塗布量にバラツキがあって、塗布量が多くなると、図4(c)に示すように、カソード側ガス拡散層22cと単セル70の枠内側端縁部との間で接着剤50がはみ出ることがある。例えばカソード側セパレータ33c内部のカソード流路34cに接着剤のはみ出し50aが生じると、カソード流路34cの流路が狭くなってカソード流路34cを流れるガスの流れF’に圧損が生じ、燃料電池の性能の低下を引き起こす可能性がある。
以上、本発明による燃料電池セルに関して、好ましい実施形態について詳述したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形、変更が可能であることは明らかである。
10 電極(膜電極) 10e 端縁部
10c 中央領域 10p 周縁領域
20 膜電極接合体
22a アノード側ガス拡散層 22c カソード側ガス拡散層
25 段部
33a アノード側セパレータ 33c カソード側セパレータ
34a アノード流路 34c カソード流路
35a,35c 冷媒流路
40,80 シール用接着積層体
41 コア層 41e,41e2 枠内側端縁部
41p 枠内側周縁部 41p1 枠内側周縁部
41s1,41s2,41s3 傾斜面
42 第1接着層 42e 枠内側端縁部
43 第2接着層 43e 枠内側端縁部
50 接着剤 50a 接着剤のはみ出し
60,70 単セル
a1〜a3,a4〜a6 アノード側セパレータ33aの孔
c1〜c3,c4〜c6 カソード側セパレータ33cの孔
s1〜s3,s4〜s6 シール用接着積層体40の孔
R 接着領域 L 塗布限界線
Sa,Sa1,Sa2,Sa3 接着面積
Sp,Se 投影面積 Sp1,Ss1,Se2,Ss2,Ss3 面積
T 引っ張り力 P 起点
Cr 亀裂 F,F’ ガスの流れ

Claims (1)

  1. 膜電極を含む膜電極接合体と、該膜電極接合体を挟む二つのセパレータと、該二つのセパレータ同士を接着させる枠状のシール用接着積層体と、該シール用接着積層体を前記膜電極接合体に接着する接着剤と、を備えている燃料電池セルであって、
    前記シール用接着積層体は、ポリエチレンナフタレートで形成されているコア層と、該コア層を挟むポリプロピレンで形成されている二つの接着層からなる3層構造を有し、
    前記コア層の前記膜電極側に配されている一方の前記接着層の枠内側端縁部が前記コア層の枠内側端縁部よりも枠外側方向に後退しており、
    前記コア層は、前記二つの接着層の枠内側端縁部間で露出した枠内側の接着領域で前記接着剤に接着されており、
    前記二つの接着層は、該二つの接着層の枠内側端縁部において前記接着剤に接着されており、
    前記接着領域の接着面積は、当該接着領域を枠外側方向に見たときの投影面積よりも広い面積となっていること
    を特徴とする燃料電池セル。
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