JP2020061250A - 燃料電池セル - Google Patents
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Abstract
【課題】樹脂シートの端面に当接するように紫外線硬化接着剤が塗布されても、燃料電池セルの各構成要素が熱圧縮される際に、紫外線硬化接着剤により燃料電池セパレータの流路断面積が縮小されるのを防ぐことができる燃料電池セルを提供する。【解決手段】燃料電池セル10は、MEA21と、接着層14bを表面に有する樹脂シート14と、カソード側セパレータ12とにより構成され、樹脂シート14は、紫外線硬化接着剤16によってMEA21と接着されるものであり、紫外線硬化接着剤16は、樹脂シート14の端面14tに当接するように塗布されるものであり、カソード側セパレータ12は、樹脂シート14と当接する部分で、かつMEA21に近接する部分に、樹脂シート14側に突出する凸部12bを有する。【選択図】図2
Description
本発明は、膜電極接合体と樹脂シートとを接着剤で接合する燃料電池セルに関する。
この種の燃料電池セルとして、一対の燃料電池セパレータと、一対の燃料電池セパレータの間に挟まれる膜電極接合体と、熱可塑性樹脂層を表面に有する樹脂シートとを備え、膜電極接合体と樹脂シートとを紫外線硬化接着剤によって接着するものが開示されている(特許文献1参照)。
特許文献1に記載の燃料電池セルにおいては、膜電極接合体と樹脂シートとの接着強度を高めるために、樹脂シートの端面にも紫外線硬化接着剤が当たるように接着する必要がある。しかしながら、膜電極接合体と樹脂シートとの構造体を一対の燃料電池セパレータで挟んで熱圧着する際に、樹脂シートが発電領域側に膨張してしまうことで紫外線硬化接着剤が燃料電池セパレータに形成されている流路内に押し出されてしまう。紫外線硬化接着剤が押し出されると、流路断面積が紫外線硬化接着剤によって狭められてしまうおそれがあるという問題がある。
具体的には、図7(a)、図7(b)および図7(c)に示すように、燃料電池セル1は、膜電極接合体2と、熱可塑性樹脂層を表面に有する樹脂シート3と、膜電極接合体2の表裏に接合された一対のガス拡散層4と、一対の燃料電池セパレータ5とにより構成されている。これらの構成要素を熱圧着する際に、図7(b)および図7(c)に示すように、紫外線硬化接着剤Sが燃料電池セパレータ5の流路内に押し出されてしまう。
燃料電池セル1の各構成要素が熱圧着される際に、図7(d)の紙面左側に示す状態から、図7(d)の紙面右側に示すように、樹脂シート3が矢印a方向に膨張してしまう。樹脂シート3が膨張すると、樹脂シート3は矢印a方向に動き、樹脂シート3の端面とガス拡散層4の端面との間の紫外線硬化接着剤Sを押圧することになる。紫外線硬化接着剤Sが押圧されると、紙面の上側、即ち燃料電池セパレータ5の流路内に突出してしまい、燃料電池セパレータ5の流路が狭められてしまうおそれがあるという問題がある。
本発明は、このような問題を解決するためになされたもので、樹脂シートの端面に当接するように紫外線硬化接着剤が塗布されても、燃料電池セルの各構成要素が熱圧縮される際に、紫外線硬化接着剤により燃料電池セパレータの流路断面積が縮小されるのを防ぐことができる燃料電池セルを提供することを課題とする。
本発明に係る燃料電池セルは、膜電極接合体と、熱可塑性樹脂層を表面に有する樹脂シートと、燃料電池セパレータとにより構成される燃料電池セルであって、前記樹脂シートは、紫外線硬化接着剤によって前記膜電極接合体と接着されるものであり、前記紫外線硬化接着剤は、前記樹脂シートの端面に当接するように塗布されるものであり、前記燃料電池セパレータは、前記樹脂シートと当接する部分で、かつ前記膜電極接合体に近接する部分に、前記樹脂シート側に突出する凸部を有する、ことを特徴とする。
本発明に係る燃料電池セルは、燃料電池セパレータが、樹脂シートと当接する部分で、かつ膜電極接合体に近接する部分に樹脂シート側に突出する凸部を有している。燃料電池セパレータが凸部を有していると、紫外線硬化接着剤が樹脂シートの端面に当接するように塗布されていても、燃料電池セルの各構成要素が熱圧縮される際に、紫外線硬化接着剤により燃料電池セパレータの流路断面積が縮小されることが防止される。
即ち、燃料電池セルの各構成要素が熱圧縮される際に、燃料電池セパレータの凸部により、樹脂シートが膜電極接合体に近接する方向に膨張することが阻止される。その結果、樹脂シートの端面に当接するように塗布された紫外線硬化接着剤が樹脂シートにより押圧されることがなく、紫外線硬化接着剤の流路内への突出が阻止され、燃料電池セパレータの流路断面積の縮小が防止される。
本発明によれば、樹脂シートの端面に当接するように紫外線硬化接着剤が塗布されても、燃料電池セルの各構成要素が熱圧縮される際に、紫外線硬化接着剤により燃料電池セパレータの流路断面積が縮小されるのを防ぐことができる燃料電池セルを提供することができる。
本発明に係る燃料電池セルを適用した実施形態に係る燃料電池セル10について図面を参照して説明する。
燃料電池セル10は、図1に示すように、膜電極ガス拡散層接合体(MEGA:Membrane Electrode & Gas Diffusion Layer Assembly、以下MEGAという。)11と、カソード側セパレータ12と、アノード側セパレータ13と、樹脂シート14と、図2(a)に示すガスケット15と、図2(b)に示す紫外線硬化接着剤16とにより構成されている。
燃料電池セル10は、複数個が積層されることにより、図示しない燃料電池スタックが製造される。なお、本実施形態のカソード側セパレータ12およびアノード側セパレータ13は、本発明に係る燃料電池セルの燃料電池セパレータを構成する。
MEGA11は、図2(b)に示すように、膜電極接合体(MEA:Membrane Electrode Assembly、以下MEAという。)21と、カソード側ガス拡散層(GDL:Gas Diffusion Layer、以下GDLという。)22と、アノード側GDL23とにより構成されている。
MEA21は、電解質膜31と、カソード側触媒層32と、アノード側触媒層33との接合体で構成されている。電解質膜31は、パーフルオロスルホン酸(PFSA)アイオノマーなどの固体高分子材料である高分子電解質樹脂で形成されており、イオン伝導性を有する高分子膜を電解質とするイオン交換膜からなる。電解質膜は、電子および気体の流通を阻止するとともに、プロトンをアノード側触媒層からカソード側触媒層に移動させる機能を有している。
電解質膜31は、図2(b)に示すように、紫外線硬化接着剤16により樹脂シート14と接着され、カソード側触媒層32は、紫外線硬化接着剤16により樹脂シート14と接着されている。
カソード側触媒層32は、白金や白金合金などの触媒を担持した導電性の担体からなり、例えば、触媒担持カーボン粒子などのカーボン粒子を、プロトン伝導性を有するアイオノマーで被覆して形成された電極触媒層からなる。なお、アイオノマーは、電解質膜と同質のフッ素系樹脂などの固体高分子材料である高分子電解質樹脂からなり、イオン交換基によりプロトン伝導性を有する。カソード側触媒層は、プロトンと電子と酸素から水を生成する機能を有している。
アノード側触媒層33は、カソード側触媒層32と同様の材料で形成されているが、カソード側触媒層と異なり、水素ガス(H2)をプロトンと電子に分解する機能を有している。
カソード側GDL22は、ガス透過性および導電性を有する材料、例えば、カーボンペーパーなどの炭素繊維や黒鉛繊維などの多孔質の繊維基材で形成されている。カソード側GDL22は、カソード側触媒層32の外側に接合されており、酸化剤ガスとしての空気を拡散させて均一にし、カソード側触媒層32に行き渡らせる機能を有している。
アノード側GDL23は、カソード側GDL22と同様に、ガス透過性および導電性を有する材料、例えば、カーボンペーパーなどの炭素繊維や黒鉛繊維などの多孔質の繊維基材で形成されている。アノード側GDL23は、アノード側触媒層33の外側に接合されており、燃料ガスとしての水素ガスを拡散させて均一にし、アノード側触媒層33に行き渡らせる機能を有している。
カソード側セパレータ12は、鉄鋼板、ステンレス鋼板およびアルミニウム板などの金属板で形成されている。カソード側セパレータ12は、カソード側GDL22および樹脂シート14の接着領域14cに接着されており、カソード側GDL22の表面に沿って酸化剤ガスとしての空気を流す酸化剤ガス流路12aが形成されている。カソード側セパレータ12の表面は、チタン(Ti)薄膜が形成され、チタン薄膜に炭素層が形成されている。なお、酸化剤ガス流路12aは、図4(b)に示される。
カソード側セパレータ12には、図2(b)、図3、図4(b)および図5(a)に示すように、樹脂シート14に当接する部分で、かつMEA21に近接する部分に、樹脂シート14側に突出する凸部12bが形成されている。
具体的には、凸部12bは、樹脂シート14のカソード側GDL22の端面22tに対向する端面14tから距離L1(mm)だけ離隔した位置に、直径D(μm)で、高さ約50μmで形成されており、凸部12bの頂部は樹脂シート14の後述するコア材14aに当接している。なお、凸部12bの高さは、樹脂シート14の後述する接着層14bの厚さ以上の厚さに形成され、樹脂シート14のコア材14aが凸部12bにより直接固定されるように構成されている。
また、MEA21の端面21tは樹脂シート14の端面14tから距離L2(mm)の位置にあり、凸部12bは、MEA21に近接している。なお、距離L1、距離L2、直径Dは、カソード側セパレータ12、樹脂シート14の構造、大きさ、材質などの設定諸元や実験値などのデータに基づいて適宜選択される。
アノード側セパレータ13は、カソード側セパレータ12と同様、鉄鋼板、ステンレス鋼板およびアルミニウム板などの金属板で形成されている。アノード側セパレータ13は、アノード側GDL23および樹脂シート14の接着領域14cに接合されており、アノード側GDL23の表面に沿って燃料ガスとしての水素を流す燃料ガス流路13aが形成されている。アノード側セパレータ13の表面は、カソード側セパレータ12の表面と同様、表面にチタン(Ti)薄膜が形成され、チタン薄膜に炭素層が形成されている。なお、燃料ガス流路13aは、図5(a)、図5(b)に示される。
樹脂シート14は、図2(b)および図3に示すように、合成樹脂で枠状に形成されたコア材14aと、コア材14aの表面および裏面に形成された各接着層14bを有する3層構造で構成されており、カソード側セパレータ12およびアノード側セパレータ13を接着するとともに、MEGA11を構成する膜電極接合体21と紫外線硬化接着剤16を介して接合されている。
樹脂シート14は、具体的には、図3に示すように、コア材14aの厚みが約160μm、各接着層14bの厚みがそれぞれ約50μmで形成されている。
樹脂シート14は、具体的には、図3に示すように、コア材14aの厚みが約160μm、各接着層14bの厚みがそれぞれ約50μmで形成されている。
樹脂シート14は、燃料極の水素ガス(H2)や空気極の酸素ガス(O2)が、微量ながら電解質膜を通過してしまうという、いわゆるクロスリークや触媒電極同士の電気的短絡を防ぐための機能を有している。
接着層14bは、電解質膜よりも高い剛性、弾性や粘性を有する接着部材からなる。接着部材としては、例えばエポキシ樹脂からなる接着剤が挙げられる。なお、本実施形態の接着層14bは、本発明に係る燃料電池セルの熱可塑性樹脂層に対応する。
ガスケット15は、ゴムや熱可塑性エラストマーなどの弾性を有する材料で形成されており、図2(a)に示すように、カソード側セパレータ12の酸化剤ガス流路12a側に接着されている。
ガスケット15は、複数個の燃料電池セル10を積層した際に、隣接する他の燃料電池セル10の表面に当接し、二つの燃料電池セル10の間を封止するように構成されている。
ガスケット15は、燃料電池セル10を複数積層して燃料電池セルを製造する際に、隣接する燃料電池セル10同士が密着して、かつ、温度変化などの環境変化で燃料電池セルが膨張、収縮するのに追従して、隣接する燃料電池セルと離れないようにする密着性を有している。
ガスケット15が密着性を有することにより、燃料ガス、酸化剤ガスや冷却媒体の各流路からの漏洩が阻止される。
ガスケット15が密着性を有することにより、燃料ガス、酸化剤ガスや冷却媒体の各流路からの漏洩が阻止される。
紫外線硬化接着剤16は、図2(b)、図5(a)および図5(b)に示すように、樹脂シート14のカソード側GDL22の端面22tと対向する端面14tに当接するように塗布されている。紫外線硬化接着剤16は、カソード側GDL22の端面22tと樹脂シート14の端面14tとの間に介在し、硬化することでMEA21および樹脂シート14の気密性が確保されている。
紫外線硬化接着剤16は、紫外線を照射することにより硬化するUV(紫外線)硬化型の接着剤からなる。紫外線硬化接着剤16は、例えば、エポキシ樹脂などのカチオン重合性樹脂からなるUV硬化性の接着剤で構成されている。
紫外線硬化接着剤16は、例えば、スクリーン印刷法やディスペンサで塗布する方法で樹脂シート14などの塗布領域に塗布される。塗布後、塗布領域に所定の紫外線が照射されると、照射条件に応じた時間経過により徐々に硬化が進み流動性を有する状態から流動性を殆ど有さない状態になり硬化が完了する。
次いで、本実施形態に係る燃料電池セル10を構成するセル化工程について、図面を参照して簡単に説明する。
次いで、本実施形態に係る燃料電池セル10を構成するセル化工程について、図面を参照して簡単に説明する。
本実施形態に係る燃料電池セル10は、図6に示すように、セル化工程を経て完成する。セル化工程は、UV硬化樹脂塗布、積層、UV硬化、積層、加熱の各工程により構成されている。各工程は順に行われ、比較的に高速で燃料電池セル10が生産される。完成した燃料電池セル10は、燃料電池セル10を複数個積層して燃料電池スタックを製造するスタック化工程などの次工程に送られる。
UV硬化樹脂塗布の工程においては、前工程で製造されたMEGA11の所定の領域に対し、紙面から見て裏側の面に紫外線硬化接着剤16が塗布装置TSにより塗布される。積層の工程においては、前工程で製造された樹脂シート14と、紫外線硬化接着剤16が塗布されたMEGA11とが積層され積層体S1が形成される。
UV硬化の工程においては、紫外線照射装置SSにより、樹脂シート14とMEGA11との積層体における紫外線硬化接着剤16が塗布された所定の領域に向けて紫外線が照射される。紫外線照射により、紫外線硬化接着剤16が照射条件に応じた時間経過を経て硬化し、樹脂シート14とMEGA11との積層体S1が完成する。
次の積層の工程においては、完成した積層体S1を、前工程で製造されたカソード側セパレータ12およびアノード側セパレータ13により挟み込んで、積層体S1、カソード側セパレータ12およびアノード側セパレータ13の積層体S2が形成される。
積層体S2は、加熱の工程において、上型UKと、下型SKとにより加圧されるとともに加熱され熱圧縮される、いわゆるホットプレスが行われる。ホットプレスにより、積層体S1、カソード側セパレータ12およびアノード側セパレータ13が接合されて燃料電池セル10が完成する。
以上のように構成された実施形態に係る燃料電池セル10の効果について説明する。
本実施形態に係る燃料電池セル10は、カソード側セパレータ12が、樹脂シート14と当接する部分で、かつMEA21に近接する部分に樹脂シート14側に突出する凸部12bを有している。即ち、凸部12bの位置は、いわゆる水素極のアノード側セパレータ13と空気極のカソード側セパレータ12で樹脂シート14を直接挟み込んでいる場所の中で、MEA21からなる電極端部に最も近い位置に設けられているので、樹脂シート14の凸部12bによる拘束力が最大限発揮されるという効果が得られる。
本実施形態に係る燃料電池セル10は、カソード側セパレータ12が、樹脂シート14と当接する部分で、かつMEA21に近接する部分に樹脂シート14側に突出する凸部12bを有している。即ち、凸部12bの位置は、いわゆる水素極のアノード側セパレータ13と空気極のカソード側セパレータ12で樹脂シート14を直接挟み込んでいる場所の中で、MEA21からなる電極端部に最も近い位置に設けられているので、樹脂シート14の凸部12bによる拘束力が最大限発揮されるという効果が得られる。
本実施形態に係る燃料電池セル10は、カソード側セパレータ12が凸部12bを有しているので、紫外線硬化接着剤16が樹脂シート14の端面14tに当接するように塗布されていても、燃料電池セル10の各構成要素が熱圧縮される際に、紫外線硬化接着剤16によりカソード側セパレータ12の酸化剤ガス流路12aの断面積が縮小されることが防止されるという効果が得られる。
即ち、本実施形態に係る燃料電池セル10は、燃料電池セル10の各構成要素が熱圧縮される際に、カソード側セパレータ12の凸部12bにより、樹脂シート14がMEA21に近接する方向に膨張して動いてしまうことが阻止される。その結果、樹脂シート14の端面14tに当接するように塗布された紫外線硬化接着剤16が樹脂シート14により押圧されることがなくなり、紫外線硬化接着剤16の酸化剤ガス流路12a内への突出が阻止され、カソード側セパレータ12の流路断面積の縮小が防止されるという効果が得られる。
以上、本発明の実施形態について詳述したが、本発明は、前記の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の精神を逸脱しない範囲で、種々の設計変更を行うことができるものである。
10・・・燃料電池セル、11・・・MEGA、12・・・カソード側セパレータ(燃料電池セパレータ)、12a・・・酸化剤ガス流路、12b・・・凸部、13・・・アノード側セパレータ(燃料電池セパレータ)、13a・・・燃料ガス流路、14・・・樹脂シート、14a・・・コア材、14b・・・接着層(熱可塑性樹脂層)、14c・・・接着領域、14t、22t・・・端面、15・・・ガスケット、16・・・紫外線硬化接着剤、21・・・MEA(膜電極接合体)、22・・・カソード側GDL、23・・・アノード側GDL、31・・・電解質膜、32・・・カソード側触媒層、33・・・アノード側触媒層
Claims (1)
- 膜電極接合体と、熱可塑性樹脂層を表面に有する樹脂シートと、燃料電池セパレータとにより構成される燃料電池セルであって、
前記樹脂シートは、紫外線硬化接着剤によって前記膜電極接合体と接着されるものであり、
前記紫外線硬化接着剤は、前記樹脂シートの端面に当接するように塗布されるものであり、
前記燃料電池セパレータは、前記樹脂シートと当接する部分で、かつ前記膜電極接合体に近接する部分に、前記樹脂シート側に突出する凸部を有する、ことを特徴とする燃料電池セル。
Priority Applications (1)
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN113714209A (zh) * | 2020-05-26 | 2021-11-30 | 丰田自动车株式会社 | 燃料电池单元的制造方法 |
-
2018
- 2018-10-09 JP JP2018191021A patent/JP2020061250A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN113714209A (zh) * | 2020-05-26 | 2021-11-30 | 丰田自动车株式会社 | 燃料电池单元的制造方法 |
US11658312B2 (en) | 2020-05-26 | 2023-05-23 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Manufacturing method for fuel cell |
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