JP6977509B2 - 半導体基板の製造方法 - Google Patents

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Description

本明細書では、半導体基板の表面の一部に局所的半導体領域が露出しており、その局所的半導体領域が露出している範囲(以下では「局所的範囲」と呼ぶ)を取囲む囲繞範囲では他の半導体領域が露出している半導体基板を製造する方法を開示する。例えば、表面のほぼ全域に亘ってn型領域が露出しており、その一部の範囲にp型領域が露出している半導体基板を製造する方法を開示する。本明細書では、加工後に局所的半導体領域となる半導体層を上半導体層といい、他の半導体領域となる層を下半導体層という。
半導体装置の製造時に、局所的範囲では局所的半導体領域が露出しており、その周囲を取囲む囲繞範囲では他の半導体領域が露出している半導体基板を製造ことがある。その半導体基板にさらに加工を続けることで、半導体装置を製造する場合がある。その半導体基板を製造する際に、下記の工程を実施することがある。(1)局所的範囲と囲繞範囲に亘って下半導体層が露出している半導体基板を用意し、(2)局所的範囲に凹所を形成し、(3)凹所が形成された下半導体層の表面に上半導体層を積層し、(4)平面研磨して凹所外に積層した上半導体層を除去して下半導体層を露出させる。特許文献1に、CMP(Chemical Mechanical Polishingの略)を利用して半導体基板の表面を平面研磨する技術が開示されている。
特開2012−23144号公報
上記技術では、平面研磨の終了タイミングを管理することが難しい。終了タイミングが早すぎれば凹所外に積層した上半導体層が除去されない。終了タイミングが遅すぎれば凹所内に積層した上半導体層の厚みが不足してしまう。
特に、窒化物半導体の場合は透明であり、下半導体層の表面にマークを形成しておいてもそのマークを視認することが難しく、そのマークを利用して平面研磨の終了タイミングを管理することが難しい。上半導体層と下半導体層の双方が窒化物半導体の場合は、特に難しい。
本明細書では、平面研磨の終了タイミングを管理できる技術を提供する。
本明細書が開示する半導体基板の製造方法では、局所的範囲と囲繞範囲の双方に他の半導体領域が露出している半導体基板を利用する。この製造方法は、その半導体基板の局所的範囲に第1の凹所を形成するとともにオーバーハングをなす側面を備えている第2の凹所を形成する工程と、第1の凹所と第2の凹所が形成された半導体基板の表面上に局所的半導体領域となる半導体層を積層する工程と、オーバーハングをなす側面の下方に残存した空間が露出するまで半導体基板の表面を平面研磨する工程を備える。第2の凹所は局所的範囲から離間した位置に形成する。ここで、「オーバーハング」とは、側面の下方に空間が存在することを意味する。当該空間は、半導体基板の表面側から見たときに、側面となる壁に遮られて見えない。例えば、オーバーハングをなす側面は、半導体基板の表面に直交する面に対して、凹所の深部に向かうほど凹所の入口となる表面開口から遠ざかる向きに傾斜している。
上記の構成によれば、第1の凹所と第2の凹所が形成された半導体基板の表面上に局所的半導体領域となる半導体層を積層した段階で、オーバーハングをなす側面の下方に空間が残存する。このため、平面研磨工程において上記した残存空間が露出したことを検出することによって、凹所外に積層した上半導体層が除去されて下半導体層が露出したタイミングする知ることができ、平面研磨の終了タイミングを管理できるようになる。
本明細書が開示する技術の詳細とさらなる改良は以下の「発明を実施するための形態と実施例」にて説明する。
実施例の製造方法によって製造されるダイオードの断面図である。 実施例の製造方法において、n型の半導体層を形成する工程を説明する図である。 実施例の製造方法において、トレンチとマークを形成する工程を説明する図である。 実施例の製造方法において、p型の半導体層を形成する工程を説明する図である。 実施例の製造方法において、平面研磨する工程を説明する図である。 実施例の製造方法において、平面研磨の工程の後に半導体層の表面を加工する工程を説明する図である。 実施例の製造方法において、絶縁膜を形成する工程を説明する図である。 比較例のマークを説明する図である。 実施例のマークを説明する図である。 変形例1のマークを説明する図である。 変形例2のマークを説明する図である。 変形例3のマークを説明する図である。
以下に説明する実施例の特徴を整理しておく。
(特徴1)第2の凹所は、半導体基板の表面と平行な方向から断面視したときに、頂点に開口が位置し、底辺が深部に位置する三角形である。
(特徴2)平面研磨する工程は、オーバーハングをなす側面の下方に残存した空間が露出し、かつ、露出した空間の幅が所定の長さになるまで行われる。
(特徴3)表面研磨の後に、残存した空間を基準にして半導体基板の表面を加工する工程を備える。前記空間は、平面研磨の終了タイミングを示すマークと、その後の加工のためのアライメントマークを兼用する。
図面を参照して、実施例の製造方法を説明する。図1は、実施例の製造方法によって製造されるダイオード100の断面図である。図2〜図7は、実施例の製造方法の各工程を示す図である。図2〜図7は、図1と同じ方向から見た断面図である。
図1に示すダイオード100は、n型のSi基板2の上面に積層されているn型領域4と、n型領域4の上面のうちの局所的範囲R1に積層されているp型領域61を備えている。p型領域61は、n型領域4の上面から突出している凸部63の上端に配置されている。n型領域4は、n型のGaN(窒化ガリウム)を主成分とする半導体領域である。p型領域61は、p型のGaNを主成分とする半導体領域である。n型領域4とp型領域61が接する部分がダイオード100のpn接合となる。なお、n型領域4及びp型領域61は、GaN以外の窒化物半導体(例えば、AlN(窒化アルミニウム))、その他の化合物半導体を主成分としてもよい。
p型領域61の露出面(後記するホール81以外)とn型領域4の露出面は、絶縁膜8に覆われている。絶縁膜8の上方には、アノード電極12が配置されている。アノード電極12は、絶縁膜8の一部に設けられているホール81を通過して、p型領域61と接続されている。また、Si基板2の下面には、カソード電極14が接続されている。
また、n型領域4の表面のうち、局所的範囲R1から離間した位置に、空間S1を有する凹形のマーク42が設けられている。マーク42は、後述するダイオード100の製造方法において利用される。ダイオード100の製造過程において、マーク42は、図1に示される状態まで加工され、マーク42の内側には、p型の半導体層62と絶縁膜8の一部が残存する。マーク42の利用方法については、後述する。
(ダイオード100の製造方法)
まず、図2に示すように、Si基板2を準備し、Si基板2の上面全域に、エピタキシャル成長によって、n型領域4となる半導体層40を成長(堆積)させる。なお、変形例では、Si基板2の上面に半導体層40が予め形成されている基板を準備してもよい。
次に、図3に示すように、半導体層40の上面の局所的範囲R1にトレンチ41を形成する。トレンチ41は、半導体層40の上面と平行な方向から断面視したときに、四角形である。トレンチ41は、例えば、エッチングによって形成される。さらに、半導体層40の上面の局所的範囲R1から離間した位置に凹形のマーク42を形成する。マーク42は、半導体層40の上面と平行な方向から断面視したときに、頂点に開口が位置し、底辺が深部に位置する二等辺三角形である。マーク42の深さD2は、トレンチ41の深さD1より深い。マーク42の開口の幅W1は、マーク42の底面の幅W2よりも狭い。即ち、マーク42は、オーバーハングをなす側面を備えており、マーク42の側面の下方には、空間S0が存在する。別言すれば、半導体層40の上面側から見たときに、マーク42の空間S0は、マーク42の側面となる壁に遮られて見えない。マーク42は、例えば特開2004−152960号公報に開示されている既知のエッチング技術を利用して形成される。
次に、図4に示すように、トレンチ41とマーク42が形成された半導体層40の表面上に、エピタキシャル成長によって、p型領域61となる半導体層6を成長させる。半導体層6は、局所的範囲R1における半導体層6の上面(即ち、トレンチ41内に堆積する半導体層6の上面)が、半導体層40の上面よりも高くなるまで積層される。即ち、トレンチ41は、p型領域61となる材料によって埋まる。
一方、マーク42の内面にも、材料が堆積して、半導体層62が形成される。しかし、マーク42の側面はオーバーハングを有しているので、マーク42の側面に堆積する材料は、マーク42の外側に堆積する材料よりも少ない。さらに、マーク42の開口が狭いために、マーク42が材料によって埋まる前に、当該開口が材料によって塞がれる。これにより、半導体層6の下にマーク42を構成する空間S1が残存する。図4に示すように、空間S1は、半導体層40の上面と平行な方向から断面視したときに、マーク42と同じ二等辺三角形である。
次に、図5に示すように、CMP(Chemical Mechanical Polishingの略)を利用して半導体層6の表面を研磨する。当該研磨は、半導体層6の下に残存した空間S1が露出するまで、続けられる。空間S1は、半導体層6の下、さらには、半導体層40の表面の下に残存している。このため、空間S1が露出するまで研磨を続けることによって、局所的範囲R1ではp型領域61が露出し、局所的範囲R1を取囲む囲繞範囲R2では半導体層40が露出し、局所的範囲R1の表面と囲繞範囲R2の表面が同一面となる。そして、空間S1が露出するまで研磨を続けることによって、p型領域61の底面から表面までの高さが所定の高さH1となる。
特に、上記の研磨は、空間S1の開口の幅が所定の幅W3となるまで続けられる。上記したように、空間S1は、頂点が半導体層40の表面側に位置する二等辺三角形である。このため、露出した空間S1の開口の幅が大きくなるほど、半導体層40の下面から研磨後の表面までの高さが低くなる線形関係が成立する。この線形関係を利用して、露出した空間S1の開口の幅W3に基づいて研磨後の半導体層40の厚みを調整することができる。マーク42とそこに残存する空間S1を基準にして平面研磨の終了タイミングを管理すると、研磨前の半導体層40の表面(図4での表面)と研磨後の半導体層40の表面(図5での表面)との関係を予定の関係に調整することができる。この結果、研磨後の半導体層40と同一面にあるp型領域61の高さ(厚み)を予定した所定の高さH1に調整することができる。
次に、図6に示すように、局所的範囲R1に露出したp型領域61と囲繞範囲R2に露出した半導体層40を加工する。具体的には、囲繞範囲R2内に位置する空間S1を基準として、p型領域61の位置を特定し、特定済みの位置にマスク70を配置する。そして、局所的範囲R1の表面と囲繞範囲R2の表面をエッチングすることによって、n型領域4の表面から突出すると共に上端にp型領域61を備える凸部63を形成する。エッチング後に残存したn型の半導体層40がn型領域4となる。マスク70は、エッチングの後に除去される。
次に、図7に示すように、凸部63の表面とn型領域4の表面の全域を覆う絶縁膜8を形成する。この際、マーク42の残存する空間S1内にも、絶縁膜8となる材料が入り込む。そして、図1に示すように、絶縁膜8の一部にホール81を形成し、当該ホール81を通過して、p型領域61と接続するアノード電極12を形成する。さらに、Si基板2の下面に、カソード電極14を形成する。これにより、ダイオード100が製造される。
ここで、マーク42が形成されない比較例を想定する。この比較例では、CMPによって研磨した深さを管理することによって、研磨後のp型領域61の高さを管理することになる。この方法だと、積層した半導体層6の厚み(即ち、図4の状態での半導体層40の表面から半導体層6の表面までの高さ)がばらつくと、それが研磨後のp型領域61の高さをばらつかせてしまう。研磨後のp型領域61の高さが、高くなり過ぎたり、低くなり過ぎたりといった問題が生じやすい。あるいは、トレンチ41外に積層したp型の半導体層6が残存してしまうといった現象が生じる。
これに対して、本実施例では、平面研磨の工程(図5参照)において、半導体層6の下に残存した空間S1が露出したことを検知するために、半導体層6の厚みに関わらず、研磨後のp型領域61の高さH1を容易に管理することができる。
図8に示される比較例を参照して、実施例のマーク42の利点をさらに説明する。図8に示す比較例では、(a)に示すように、半導体層40の上面に、実施例のマーク42とは形状が異なるマーク142が形成される。マーク142は、半導体層40の表面と平行な方向から断面視したときに、四角形である。その深さは、マーク42の深さD2と同一である。この比較例において、半導体層40の上面に半導体層6を成長させる。マーク142外の半導体層40の表面に堆積する半導体層6の高さC1がマーク142の幅W2の2分の1よりも小さい初期の段階(b)では、マーク142は、半導体層6となる材料によって埋まっていない。半導体層6の成長が進み、マーク142外の半導体層40の表面に堆積する半導体層6の高さC2がマーク142の幅W2の2分の1と略等しくなる段階(c)では、マーク142は、半導体層6となる材料によって埋まる。そして、マーク142外の半導体層40の表面に堆積する半導体層6の高さC3がマーク142の幅W2の2分の1より大きくなる段階(d)では、マーク142は、半導体層6となる材料によって完全に埋まる。即ち、四角形のマークでは、半導体層6の下に空間が残存しない。半導体層40と半導体層6がともに透明な場合、あるいは半導体層40と半導体層6が共通の半導体材料の場合、図8のマークでは、平面研磨終了タイミングを示す事象が観測できない。
これに対して、本実施例では、図9に示すように、初期の段階(b)では、マーク42の内面に半導体層6となる材料が堆積するものの、マーク42外の半導体層40の表面に堆積する半導体層6の成長がさらに進んだ段階(c)では、マーク42の奥の空間が材料によって埋まることなく、マーク42の開口が材料によって覆われる。そして、半導体層6の成長がさらに進み、半導体層6の高さが、比較例でマーク142が完全に埋まる高さC3と同じとなる段階(d)となっても、半導体層6の下に空間S1が残存する。半導体層40と半導体層6と、空間S1では屈折率等の光学器特性が相違し、空間S1の露出範囲を光学的に観測することができる。これにより、図5に示す平面研磨工程において、残存する空間S1を利用して研磨終了タイミングを管理でき、p型領域61の高さH1を容易に管理することができる。
また、比較例では、半導体層40の表面に堆積する半導体層6の高さが高いとマーク142が半導体層6となる材料で完全に埋まる。このため、半導体層6の形成後に、マーク142を利用することができず、加工対象の範囲を特定することが困難となる。これに対して、実施例の製造方法では、平面研磨後も残存する空間S1を基準として、加工対象の範囲、即ち、p型領域61を含む局所的範囲R1の位置を特定することができる(図6)。マーク42は、その後の加工時に、位置基準となるアライメントマークでもある。
(対応関係)
図3のトレンチ41が請求項の「第1の凹所」の一例であり、マーク42が「第2の凹所」の一例であり、図5のp型領域61が「局所的半導体領域」の一例であり、n型領域4が「他の半導体領域」の一例であり、半導体層40が下半導体層の一例であり、半導体層6が上半導体層の一例である。
(変形例1)
半導体層40の上面に形成されるマークの形状は、二等辺三角形に限らない。例えば、図10に示すように、直角三角形の形状を有するマーク43が形成されてもよい。マーク43は、半導体層40の表面と平行な方向から断面視すると、鋭角の頂点に表面の開口が位置し、当該鋭角と対面する辺が深部に位置する直角三角形である。本変形例では、直角三角形の直角と対面する斜辺に相当する側面が、オーバーハングをなす側面となる。図10に示すように、マーク43のオーバーハングをなす側面の下に空間S2が存在する。このため、本変形例でも、実施例と同様に、残存する空間を利用して、p型領域61の高さH1を容易に管理することができる。特に、本変形例でも、空間S2が実施例と同様に三角形であるので、研磨を空間S2の開口の幅が所定の幅となるまで続けることによって、研磨後のp型領域61の高さを予定の高さH1に調整することができる。実施例の二等辺三角形では、開口の幅は、オーバーハングを有する一対の側面に堆積する各層の間で測定される。上記の一対の側面に堆積する層の厚みは、誤差が大きい傾向にあり、この結果、開口の幅の誤差も大きくなる。これに対して、変形例の直角三角形では、開口の幅は、オーバーハングを有する側面とオーバーハングではない垂直な側面に堆積する各層の間で測定される。垂直な側面に堆積する層の厚みは、開口の近傍において、オーバーハングを有する側面と比べて、誤差が小さい傾向にある。この結果、実施例の構成と比較して、開口の幅の誤差が小さくなる。即ち、実施例の構成と比較して、研磨後のp型領域61の高さを精度よく調整することができる。
(変形例2)
また、例えば、図11に示すように、半導体基板の表面に直交する面に対して斜めに伸びる所定の幅のマーク44が形成されてもよい。本変形例でも、マーク44は、オーバーハングをなす側面を備え、オーバーハングをなす側面の下に空間S3が存在する。このため、本変形例でも、実施例と同様に、残存する空間を利用して、p型領域61の高さH1を容易に管理することができる。
(変形例3)
また、例えば、図12に示すように、半導体層40の上面から直交する方向に伸びる幅の狭いトレンチ45と、トレンチ45の下でトレンチ45と連通している幅の広いトレンチ46を備えるマーク47が形成されてもよい。本変形例でも、幅の狭いトレンチ45の側面と幅の広いトレンチ46の間の段差面の下に空間S4が存在する。即ち、マーク47は、オーバーハングをなす側面を備える。このため、本変形例でも、実施例と同様に、残存する空間を利用して、p型領域61の高さH1を容易に管理することができる。
以下、実施例で示した技術に関する留意点を述べる。実施例で示した技術は、ダイオードの製造だけでなく、トランジスタ、LED(Light Emitting Diodeの略)等の製造にも採用することができる。
本実施例では、図4に示した状態で、トレンチ41内の半導体層6の表面がトレンチ41外の半導体層40の表面より高い関係を示したが、トレンチ41内の半導体層6の表面がトレンチ41外の半導体層40の表面より低い場合にも有用である。この場合でも、空間S1が露出する現象を利用して平面研磨の終了タイミングを管理することで、平面研磨後のp型領域61の高さH1を所定の値に安定させることができる。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成し得るものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
2 :Si基板
4 :n型領域
6 :半導体層
8 :絶縁膜
12 :アノード電極
14 :カソード電極
40 :半導体層
41 :トレンチ
42、43、44、47:マーク
61 :p型領域
62 :半導体層
63 :凸部
70 :マスク
81 :ホール
100 :ダイオード
D1、D2:深さ
H1、C1〜C3:高さ
R1 :局所的範囲
R2 :囲繞範囲
S0〜S4:空間

Claims (1)

  1. 半導体基板の表面の局所的範囲に局所的半導体領域が露出し、その局所的範囲を取囲む囲繞範囲に他の半導体領域が露出している半導体基板を製造する方法であり、
    前記局所的範囲と前記囲繞範囲に前記他の半導体領域が露出している半導体基板の前記局所的範囲に第1の凹所を形成するとともに、オーバーハングをなす側面を備えている第2の凹所を前記局所的範囲から離間した位置に形成する工程と、
    前記第1の凹所と前記第2の凹所が形成された半導体基板の表面上に、前記局所的半導体領域となる半導体層を積層する工程と、
    前記オーバーハングをなす側面の下方に残存した空間が露出するまで、前記半導体基板の表面を平面研磨する工程と、
    を備えている半導体基板の製造方法。
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