JP6976049B2 - 油圧駆動装置用エンジンの制御システム及び制御方法 - Google Patents
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前記コントローラは、第1コントローラと、第2コントローラとにより構成され、前記第1コントローラは、前記状態検出手段からの信号がロック解除状態にあるか又はロック状態にあるかを判定する第1判定手段と、前記回転数検出手段からの信号が、あらかじめ設定された所定のエンジン回転数よりも高いか低いかを判定する第2判定手段とを備え、前記第2コントローラは、前記停止機構がロック状態にあると前記第1判定手段により判定されたときに、前記エンジンの回転数を前記所定の回転数よりも低い回転数まで下げるエンジン回転数制御手段を備え、
前記第1コントローラは、前記第1判定手段がロック状態にあると判定したときに前記第2コントローラに前記所定の回転数よりも低い回転数まで下げるための信号を送り、該信号に基づいて、前記第2コントローラの前記エンジン回転数制御手段が前記エンジンの回転数を前記所定の回転数よりも低い回転数まで下げ、
前記第1判定手段がロック状態にあると判定し、且つ、前記第2判定手段が前記所定のエンジン回転数よりも低いと判定した場合に、前記第1コントローラは前記第2コントローラに対し前記エンジンを停止させるための信号を送り、該信号に基づいて、前記第2コントローラは前記エンジンへの燃料の供給を遮断する、ことを特徴とする。
前記制御工程は、第1制御工程と第2制御工程とにより構成され、前記第1制御工程は、前記状態検出工程からの信号がロック解除状態にあるか又はロック状態にあるかを判定する第1判定工程と、前記回転数検出工程からの信号が、あらかじめ設定された所定のエンジン回転数よりも高いか低いかを判定する第2判定工程とを備え、前記第2制御工程は、前記停止機構がロック状態にあると前記第1判定工程により判定されたときに、前記エンジンの回転数を前記所定の回転数よりも低い回転数まで下げるエンジン回転数制御工程を備え、
前記第1制御工程は、前記第1判定工程がロック状態にあると判定したときに前記第2制御工程に前記所定の回転数よりも低い回転数まで下げるための信号を送り、該信号に基づいて、前記第2コントローラの前記エンジン回転数制御工程が前記エンジンの回転数を前記所定の回転数よりも低い回転数まで下げ、
前記第1判定工程がロック状態にあると判定し、且つ、前記第2判定工程が前記所定のエンジン回転数よりも低いと判定した場合に、前記第1判定工程は前記第2制御工程に対し前記エンジンを停止させるための信号を送り、該信号に基づいて、前記第2制御工程は前記エンジンへの燃料の供給を遮断する、ことを特徴とする。
本発明に係る制御システムは、エンジン50で油圧ポンプP1,P2を作動し、油圧ポンプP1,P2から油圧回路200に送り出された作動油を利用して、操作部69での操作により作動され、油圧回路200上に存在する図示しない油圧アクチュエータを備えている。エンジン50は、操作部69に設けられた停止機構65の操作に基づいて停止されるように構成されている。本発明に係る制御システムは、このような油圧駆動装置のエンジン50の制御システム(以下、「制御システム」という。)である。この制御システムは、油圧ロック機構30、ロック状態検出センサー40、回転数検出センサー55、及びコントローラ100を備えている。
図1は、油圧ショベルにおける制御システムの概要を示したブロック図であり、図2は、オートデセル機能、すなわち、ジョイスティックレバー66が中立位置に存在するときにエンジン回転を自動的にアイドリングまで下げるシステムの概要を示すブロック図である。図1に示すように、油圧ショベルは、エンジン50と、エンジン50により駆動されるポンプP1,P2と、図示しない、油圧シリンダや油圧モータ等の油圧アクチュエータが設けられた油圧回路200とを備えている。
油圧ロック機構30は、図1に示すように、パイロットライン202に作動油を流すか、又は作動油の流れを遮断させるかを制御するための構成要素である。具体的に、油圧ロック機構30は、停止機構65の操作に基づいてロック解除状態にされたときには、ロック状態検出センサー40からの信号に基づいて、パイロットライン202に作動油が流れる状態を形成する。一方、油圧ロック機構30は、ロック状態にされたときには、ロック状態検出センサー40からの信号に基づいて、パイロットライン202の作動油の流れを遮断する。
第1コントローラ10は、上述したように第1判定部11と第2判定部12とを備えている。第1判定部11は、ロック状態検出センサー40からの信号がロック解除状態にあるか又はロック状態にあるかを判定している。第1判定部11は、例えば、ロック状態検出センサー40から信号が送られている場合には、油圧ロック機構30がロック解除状態にあると判定し、ロック状態検出センサー40から信号が送られていない場合には、油圧ロック機構30がロック状態にあると判定する。第1コントローラ10は、ロック状態検出センサー40からの信号に基づいて、油圧ロック機構30の動作を制御している。具体的に、ロック状態検出センサー40から信号が送られているときには、第1コントローラ10は、油圧ロック機構30をロック解除状態に維持する。この場合、作動油がパイロットライン202を流れ、バルブ70を動作させることにより、種々の操作をすることが可能な状態となる。これに対し、ロック状態検出センサー40から信号が送られていないときには、第1コントローラ10は、油圧ロック機構30をロック状態にする。この場合、パイロットライン202を流れていた作動油が遮断され、バルブ70を動作させることができなくなり、種々の操作をすることが不能な状態となる。
第2コントローラ20は、エンジンコントロールユニット(ECU)であり、エンジン50の回転数を制御するエンジン回転数制御部21を備えている。具体的に、第2コントローラ20のエンジン回転数制御部21は、エンジン50への燃料供給系統を構成する燃料噴射ポンプの動作を制御している。エンジン回転数制御部21は、エンジン50の回転数を上げたい場合には、燃料噴射ポンプに供給する燃料の流量を増加させる。一方、エンジン50の回転数を下げたい場合には、燃料噴射ポンプに供給する燃料の流量を減少させる。第2コントローラ20のエンジン回転数制御部21は、燃料噴射ポンプへの燃料供給量を制御することにより、エンジン50の回転数を制御している。
第1コントローラ10は、エンジンコントロールユニット(ECU)である第2コントローラ20と接続されており、第2コントローラ20に対し、エンジン50の回転数を下げること、及びエンジン50を停止させることを制御するための指令を出している。
この制御システムにより実行される上記の工程の手順を、図4に示すフローチャートを参照し、詳細に説明する。
次いで、第1コントローラ10は、第2コントローラ20に対し、エンジン50を停止する制御を実行するための指令を送る(ステップS107)。
11 第1判定部(第1判定手段)
12 第2判定部(第2判定手段)
20 第2コントローラ
21 エンジン回転数制御部(エンジン回転数制御手段)
30 油圧ロック機構(油圧ロック手段)
40 ロック状態検出センサー(ロック状態検出手段)
50 エンジン
55 回転数検出センサー(回転数検出手段)
60 座席
61 座部
62 バックレスト
63 ヘッドレスト
65 停止機構(アームレスト)
66 ジョイスティックレバー
69 操作部
70 バルブ
71 コントロールバルブ
72 絞り
80 圧力センサー
100 コントローラ
200 油圧回路
201 メイン回路
202 パイロットライン
P1 第1ポンプ
P2 第2ポンプ
Claims (2)
- エンジンで油圧ポンプを作動し、該油圧ポンプから油圧回路に送り出された作動油を利用して操作部での操作により作動され、前記油圧回路上に存在する油圧アクチュエータを備え、前記操作部に設けられた停止機構の操作に基づいて前記エンジンを停止させる、油圧駆動装置のエンジンの制御システムであって、
前記停止機構の操作に基づいて、前記作動油を前記油圧回路に送り出すことを許可するか又は送り出しを遮断する油圧ロック手段と、
前記停止機構が作動油の供給を許可するロック解除状態にあるか、又は遮断するロック状態にあるかを検出する状態検出手段と、
前記エンジンの回転数を検出する回転数検出手段と、
前記状態検出手段からの信号と前記回転数検出手段からの信号とに基づいて、前記エンジンの動作を制御するコントローラと、を備え、
前記コントローラは、第1コントローラと、第2コントローラとにより構成され、
前記第1コントローラは、前記状態検出手段からの信号がロック解除状態にあるか又はロック状態にあるかを判定する第1判定手段と、前記回転数検出手段からの信号が、あらかじめ設定された所定のエンジン回転数よりも高いか低いかを判定する第2判定手段とを備え、
前記第2コントローラは、前記停止機構がロック状態にあると前記第1判定手段により判定されたときに、前記エンジンの回転数を前記所定の回転数よりも低い回転数まで下げるエンジン回転数制御手段を備え、
前記第1コントローラは、前記第1判定手段がロック状態にあると判定したときに前記第2コントローラに前記所定の回転数よりも低い回転数まで下げるための信号を送り、該信号に基づいて、前記第2コントローラの前記エンジン回転数制御手段が前記エンジンの回転数を前記所定の回転数よりも低い回転数まで下げ、
前記第1判定手段がロック状態にあると判定し、且つ、前記第2判定手段が前記所定のエンジン回転数よりも低いと判定した場合に、前記第1コントローラは前記第2コントローラに対し前記エンジンを停止させるための信号を送り、該信号に基づいて、前記第2コントローラは前記エンジンへの燃料の供給を遮断する、ことを特徴とする油圧駆動装置用エンジンの制御システム。 - エンジンで油圧ポンプを作動し、該油圧ポンプから油圧回路に送り出された作動油を利用して操作部での操作により作動され、前記油圧回路上に存在する油圧アクチュエータを備え、前記操作部に設けられた停止機構の操作に基づいて前記エンジンを停止させる、油圧駆動装置のエンジンの制御方法であって、
前記停止機構の操作に基づいて、前記作動油を前記油圧回路に送り出すことを許可するか又は送り出しを遮断する油圧ロック工程と、
前記停止機構が作動油の供給を許可するロック解除状態にあるか、又は遮断するロック状態にあるかを検出する状態検出工程と、
前記エンジンの回転数を検出する回転数検出工程と、
前記状態検出工程からの信号と前記回転数検出工程からの信号とに基づいて、前記エンジンの動作を制御する制御工程と、含み、
前記制御工程は、第1制御工程と第2制御工程とにより構成され、
前記第1制御工程は、前記状態検出工程からの信号がロック解除状態にあるか又はロック状態にあるかを判定する第1判定工程と、前記回転数検出工程からの信号が、あらかじめ設定された所定のエンジン回転数よりも高いか低いかを判定する第2判定工程とを備え、
前記第2制御工程は、前記停止機構がロック状態にあると前記第1判定工程により判定されたときに、前記エンジンの回転数を前記所定の回転数よりも低い回転数まで下げるエンジン回転数制御工程を備え、
前記第1制御工程は、前記第1判定工程がロック状態にあると判定したときに前記第2制御工程に前記所定の回転数よりも低い回転数まで下げるための信号を送り、該信号に基づいて、前記第2コントローラの前記エンジン回転数制御工程が前記エンジンの回転数を前記所定の回転数よりも低い回転数まで下げ、
前記第1判定工程がロック状態にあると判定し、且つ、前記第2判定工程が前記所定のエンジン回転数よりも低いと判定した場合に、前記第1判定工程は前記第2制御工程に対し前記エンジンを停止させるための信号を送り、該信号に基づいて、前記第2制御工程は前記エンジンへの燃料の供給を遮断する、ことを特徴とする油圧駆動装置用エンジンの制御方法。
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JP2016211509A JP6976049B2 (ja) | 2016-10-28 | 2016-10-28 | 油圧駆動装置用エンジンの制御システム及び制御方法 |
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JP2016211509A JP6976049B2 (ja) | 2016-10-28 | 2016-10-28 | 油圧駆動装置用エンジンの制御システム及び制御方法 |
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Family Applications (1)
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JP2016211509A Active JP6976049B2 (ja) | 2016-10-28 | 2016-10-28 | 油圧駆動装置用エンジンの制御システム及び制御方法 |
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